Comments
Description
Transcript
東北大学 交換留学報告書(2009-2010)
東北大学 氏 交換留学報告書(2009-2010) 名 留 学 先 吉田 真理子 国(地域)名:フランス 機 関 名:ストラスブール大学 留学期間 2009 年 9 月~2010 年 帰国日 2010 年 6月 留学開始時の本学の在籍 文学部 身分 留学費用 ルイ・パスツール校 6 月(合計 10 か月間) 19 日 人文社会学科 4年 研究科 1. 奨学金は受けましたか。 ( 専攻 前期・後期 はい いいえ 年 ) 2. 受けた奨学金名:日本学生支援機構 留学生支援制度(短期派遣) 奨学金月額:約 3. 志望動機 80,000 円 留学にかかった総費用:約 200 万円 1. あなたがこの大学を選んだ理由は? フランスの協定校の中でも留学生への制度がしっかりして おり、前半は語学学校、後半は専門の授業を受けられると いったように、勉強しやすい体制が整っていると感じたか ら。また、ストラスブールは EU の機関があるためヨーロ ッパ中の人が集まってくる。せっかく留学するならそのよ うな国際性豊かな街で学んでみたいと思ったから。 語学力 1.どのような準備をしましたか。 仏検対策をしてモチベーションを維持した。また、NHK の 語学講座や Podcast の番組を利用しフランス語に多く触れるよ うに心がけた。 さらに@HOME のイベントでフランス人の友達をつくり、 一緒に遊んだり conversation partner を作って話す機会を設け た。 2.TOEFL等の公的試験の最終得点は、何点でしたか。 試験の名称:フランス語検定 スコア: 準2級 3.現地生活を開始した当初、日常生活の面で外国語能力は十分 でしたか。当てはまるものに○をつけてください。 ( )ほとんど困らなかった。 ( )すこし困った。 1 ( )かなり困った。 (○)全く何も分からなかった。 日常生活で困らなくなるまで何ヶ月ぐらいかかりましたか? ( 3 )ヵ月ぐらい 4.現地での大学の授業を受け始めたとき、外国語能力は十分で したか。 ■授業を聞いて理解する場面: ( )ほとんど困らなかった ( )すこし困った。 (○)かなり困った。 ( )全く何も分からなかった。 困らなくなるまで何ヶ月ぐらいかかりましたか? (4)ヵ月ぐらい ■授業で発言する場面: ( )ほとんど困らなかった。 ( )すこし困った。 (○)かなり困った。 ( )全く何も発言できなかった。 困らなくなるまで何ヶ月ぐらいかかりましたか? (10)ヵ月ぐらい ■授業の準備で本を読む場合: ( )ほとんど困らなかった。 (○)すこし困った。 ( )かなり困った。 ( )全く何も分からなかった。 困らなくなるまで何ヶ月ぐらいかかりましたか? (4)ヵ月ぐらい ■授業のレポート等、文章を書く場合: ( )ほとんど困らなかった。 ( )すこし困った。 2 (○)かなり困った。 ( )全く何も分からなかった。 困らなくなるまで何ヶ月ぐらいかかりましたか? (10)ヵ月ぐらい 留学先大学の魅力 あなたが感じた留学先の ・ヨーロッパ中の学生が集まって学んでいるのでいるので、各 大学の魅力は? 国の留学生と知り合える。 ・文化・芸術活動を促進していて、学生向けの割引が多いので 美術館やコンサート・オペラなどに気軽に行くことができる。 留学時に関しての質問 履修登録・単位認定 1. 出発前の履修登録は出来ましたか。 ( はい いいえ ) 2. 到着後の履修科目の変更・追加はできましたか。 ( はい いいえ ) 「はい」の場合、どのような方法で変更・追加しましたか。 ( 電話 FAX インターネット 郵送 その他:直接 3. 一学期あたりの履修科目・単位数は: ( 多すぎた ちょうど良かった ) 3科目 少なかった ) 4. 履修登録に関するカウンセリング等はありましたか。 ( はい いいえ ) 「はい」の場合、具体的にどのようなものでしたか。 5. 留学先での単位認定はありましたか。( 「はい」の場合、認定された科目・単位数: 授業内容 はい いいえ 1科目 ) 3単位 1. あなたが履修した科目の概要・内容などを具体的に教えて ください。また、語学面の習得で努力した点を記述して下 さい。 語学学校で institutions européennes EU 機関をはじめ、ヨーロッパの国々の機関を中心に世界の国 際機関について学んだ。 société française フランス国内の制度や社会についての授業 Histoire du monde 世界の戦後史について。とりわけ戦後~冷戦の崩壊まで。 3 大学の学部授業 Psychopharmacologie 精神薬理学の概論。生理学や生物の知識がなかったので苦労し たが、心理『学部』という枠組みなだけあって幅広く学べる授 業を受けることができて良かった。 Anthropologie 民俗の風習についての論文をまとめ、授業の最後にポスター発 表をした(グループワーク)。 Fonction de Lobe Frontal 前頭葉 語学面の修得で努力した点 大学で第 2 外国語としてはじめた語学なので、聞き取りが不十 分で授業でしゃべっている内容がなかなか理解できず苦労し た。授業は録音してあとえ聞きなおしたり、友達の力を借りて ノートをその日中に完成させ復習しやすいようにした。また、 授業中の板書を素早く読めるようにするため筆記体を習得し た。 2. 学年暦(学期・休暇)と現地での授業スタイル、予習・復 習、試験等の準備について具体的に教えてください。 学年暦: 1 セメスター:9 月~1 月上旬(語学学校は 12 月まで) 2セメスター:1 月下旬~5 月中旬 11 月上旬、クリスマス、2 月中旬、4 月上旬に 1 週間のバカン スがある。 授業スタイル: 大人数の講義と少人数でのゼミのような授業がセットになって いる。 予習・復習: 試験: 4 学内施設・環境等 1. 留学先大学の International Office 等のサポート体制 (充実している 普通 充実していない) 具体的に: 学部によってだいぶ違うので何ともいえない。法学部など ERASMUS の学生が多い学部では充実しているようだった。 2. 図書館 (充実している 普通 充実していない) 3. 学内通信環境 (充実している 普通 充実していない) 4. 運動施設 (充実している 普通 充実していない) 5. 学生食堂 (充実している 普通 充実していない) 6. クリニック (充実している 普通 充実していない) 7. 大学内は安全ですか。 ( 安全 注意をすれば安全 よく事件がある ) 8. 安全に付いて特に気をつけていたことはありますか。 貴重品は分けて持つこと。かばんからは常に目を離さないこと。 交通事情と留意点 1. 通学などに関しての交通事情や留意点について記述して下 さい。 自転車はあると便利だが、徒歩でも十分であった。 医療事情 1. 渡航前、海外留学生保険には加入 ( した しなかった ) 加入した保険名: 保険料:約 円 2. 渡航先の医療保険には加入(した しなかった 強制加入 ) 保険料:約 35,000 円 留学先の医療情報: 居住環境 寮:1人部屋(1 日0食)、民間アパート、その他( ) 1. 住居はどのようにして探しましたか。 大学側が大学寮の手配をしてくれた。シャワールーム共同の部 屋か、シャワールーム付の部屋かが選べる。キッチンはいずれ も共同。 5 生活費(月額) 232 ユーロ(8 か月分は住宅補助で 90 ユーロほど 宿舎費:約 返金される) 食 30,000 費:約 10 通信費:約 交通費: 円(宿舎費の以外の外食等で) ユーロ 20 ユーロほど その他:旅行代、荷物の運送費など 通信事情 日本への主な通信手段について (複数回答可) ( E-メール 電話 Fax ) お薦めできる日本への通信方法はありますか。 Skype 治安状況 渡航先の治安は ( 良い 普通 やや悪い 悪い ) 特に近づかない方がよい、危険な場所はありましたか。 ストラスブールはあまり危険ではないが、夜中の一人歩きなど はやめたほうがよい。また、Marché de Noël の時期はスリが増 えるのでいつも以上に気をつけること。 その他 1. 課外活動・学外交流などについて実践したことがあれば、記 述して下さい。 日本のような大学で認めているサークル団体はなかった(学生 オーケストラはあった) 。 スポーツ施設が年間15ユーロで登録できるので、スポーツの 授業にいくつか通った。 帰国後に関しての質問 留学の感想 1. 留学したことによる成果と課題を教えてください。 ・フランス語力の向上。ただ、語学力の維持と今後の向上は必 要である。 ・様々な価値観の人と触れあう中で、考え方の幅が広がった ・外国人とのコミュニケーションに慣れた。 ・陸続きのヨーロッパで生活することで国境の壁をあまり感じ なくなった ・言葉が通じなくてもそれ以上に態度や意思が重要だというこ とを体感した。) ・交渉力・説得力がついた ・ヨーロッパの一流のオーケストラや有名な美術館を鑑賞する 6 ことが出来た。 2. これから留学する方にアドバイスをお願いします。 フランス語での出国前の準備や、渡仏語の事務手続きに苦労 することは多いが、それ以上に10ヶ月の留学生活では得るも のが多い。学部での交換留学は、語学力に自信がなくても留学 できるようなシステムなのでぜひ興味のある人は行ってみるべ きだと思う。 ただ、行くと決まったら目標をしっかりと決め、語学力をで きるだけ高めておいた方が渡仏後の伸びも大きいと思う。 今後の進路予定 就職 東北大学国際交流センターによるサポートについて改善すべき点など 提案・意見があればお願いします。 7