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株式会社サイバーエージェント 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂一丁目 12 番 1 号 渋谷マークシティウエスト 21 階 R EP OR T .9 0 20 0 7 06.1 0 2 IN E S BUS 07 S 証券コード:4751 株主の皆さまへ VI 株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長 SION & M IS CyberAgent Vision SION 21 世紀を代表する 会社を創る CyberAgent Mission Statement TOP MESSAGE 国内No.1ブログサービスに成長したAmeba(アメーバ ただし連動する分野にはどんどん参入していく。 ブログ)を中心に、インターネット総合サービス企業として 採用には全力をつくす。 高収益なビジネスモデルの構築に向け前進 「チーム・サイバーエージェント」の意識を忘れない。 インターネットという成長産業から軸足はぶらさない。 有能な社員が長期にわたって働き続けられる環境を実現。 サイバーエージェントグループ 2007 年 9 月期の連結業績は、創業 若手の台頭を喜ぶ組織で、年功序列は禁止。 以来 9 期連続で増収し、営業利益、経常利益は 5 期連続の増益とな 法令順守を徹底したモラルの高い会社に。 りました。第 10 期を迎えた節目にこのような業績のご報告ができ、 ライブドア事件を忘れるな。 これもひとえに皆様のご指導とご支援の賜物と御礼申し上げます。 世界に通用するインターネットサービスを 株式会社電通の発表によると、国内では約 6 兆円といわれる総広 開発し、グローバル企業になる。 告費は近年横ばい傾向にあり、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌のマス コミ四媒体がふるわない中、2007 年インターネット広告費は前年 比 24.9%増と急成長が予想されています。ブロードバンドの普及 を背景に、携帯電話のモバイル広告、サイトリスティング(検索連 動型)広告等が市場成長を牽引しています。 同時にインターネットユーザー(利用者)の利用動向は日々変化を 続けており、インターネットビジネスをとりまく環境は大きく進化し ています。この変化の中にあってブログはインターネットユーザー認 知度 98%の優良インターネットサービスとなりました。 当社グループは国内売上高No.1のインターネット広告代理事業、好調 「アメーバをモチーフにしたロゴ」 インターネットという新しいフィールドを舞台に常に成長 と進化を続ける当社の企業イメージを、いろいろなものを 吸収し、柔軟に形を変え成長するアメーバで表しています。 01 な投資育成事業の発展を図ると共に、注力事業 Ameba(アメーバブロ グ)を中心としたインターネットメディア事業の高収益化を目指し、イ ンターネット総合サービス企業として成長を続けていく所存です。 02 2007 年 9 月期事業報告 既存事業(インターネットメディア事業、インターネット ・既存事業、下期以降に増益基調に回復 *1 、 広告代理事業) 、注力事業 Ameba(アメーバブログ ) ・Ameba(アメーバブログ)に先行投資を継続 投資育成事業の大きく3つの考え方に分けて経営判断 ・投資育成事業の利益貢献により 5 期連続増収増益 ●既存事業(インターネットメディア事業)は、インターネット広告の 順調な拡大、ネットプライスグループのリサイズ等により増益基調 既存事業 インターネット 広告代理 事業 インターネット メディア 事業 増益基調 投資育成 事業 ●既存事業(インターネット広告代理事業)は特定業種による広告出 稿手控えの影響等はあったものの、前年比 24.7%増収と好調 発掘、育成力の強みを活かした 継続的な投資業績 (アメーバブログ) メディアの確立を目指す ● Ameba(アメーバブログ)へ先行投資をし、国内 No.1ブログ サービスへ成長 NOW AND FUT UR 2008 年 9 月期業績見通し ●投資育成事業は株式会社ミクシィなどの株式売却益により、 大きく利益貢献 E ■ 2008 年 9月期営業利益の業績見通し 7,264 ・引き続き既存事業からの増収増益を見込む 投資育成事業 *2 ・Ameba(アメーバブログ)は月間 30 億 PV 以上を 目指す 6,983 既存事業 ・投資育成事業は期初の業績予想におりこまず ●既存事業(インターネット広告代理事業)は、SEO*3 等の粗利率の高 い商材の拡販、生産性向上により増収増益を目指す ’07 年 9 月期 80,000 2007年9月期実績 増減率 19 営業利益 2,000 ’98 年 9 月期 1,800 800 5,501 5,143 2,016 5.3% -63.6% -65.0% -60.3% 3,276 -34 ’99 年 9 月期 ’00 年 9 月期 ❸ -1,700 ’08 年 9 月期 ❷既存事業営業利益の収益改善 2007 年9月期 1Q-1.6 億、2Q-2.1億、3Q+2.1億、4Q+4.4 億 ❸ Ameba 関連事業は 横ばい 26,728 16,202 営業利益 1,726 -106 -278 -142 ’01年 9 月期 ’02 年 9 月期 ’03 年 9 月期 80,000 76,007 17.1 60,115 %増 投資育成事業 売上高を除いた 増収率 43,273 56,351 売上高 10,824 6,392 -1,636 3,700 当期純利益 76,007 452 -2 経常利益 3,700 ❷ 投資育成事業売上高 投資育成事業以外の売上高 売上高 ❶投資育成事業は期初の業績 予想にはおりこまず ■連結決算概要と業績予想 ● Ameba(アメーバブログ)は先行投資を継続しつつ、収益化への取組 みを同時に行う ■連結業績見通し ❶ 281 0 Ameba 関連事業 *4 -1,762 ●既存事業(インターネットメディア事業)は、引き続き人員を抑制し、 成長軌道に 単位:百万円 2008年9月期業績見通し 41,669 4,342 68,325 5,501 2,651 2,000 (百万円) ’04 年 9 月期 ’05 年 9 月期 ’06 年 9 月期 ’07 年 9 月期 ’08 年 9 月期(予想) 1.ブログ 日記風の簡易型ホームページ メールを書くことが出来る人であれば誰でも簡単に情報発信が可能 3.SEO Search Engine Optimization 検索エンジン最適化 検索結果のページの上位に自らの Web サイトが表示されるようにする技術 2.月間 30 億PV 広告販売に加速度がつくメディア規模の目安 4.Ameba 関連事業 Ameba 関連事業のコストにAmeba 広報(PR 費)2007 年 9月期 582 百万円、 2008 年 9月期 851万円を含む 03 04 1,876 200 万件突破 へ! 個別事業の概況 – (アメーバブログ)- PV 億 ・PV*5 は加速度をつけて増加 ●著名人ブロガーの増加、モバイル機能の積極的な 拡充等が功を奏し PV 拡大 ●国内 No.1 ブログの地位を着実にし、 新しいメディアポジションを確立 806 654 45 48 107 291 287 286 313 301 348 351 381 400 440 502 話題創出のための広報活動を活発に! 698 AmebaCafe 若槻千夏の 1日店長 536 公開録画スタジオ「アメスタ」OPEN! 2007年2月Ameba(アメーバブログ) の広報拠点として原宿に新設 68 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 2005 年 9月期 5月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 2006 年 9月期 2007 年 9月期 W H AT I S “ 2007 年 8 月渋谷近辺のカ フェをジャック。 著名人ブログ No.1の若槻 千夏を起用し、TV 等に多く とりあげられる 2008 年 9月期 ”? 2007年9月期 売上構成比(%) 〜収益化への取組み〜 新しい広告商材の開発 ・ブログを使った新しい広告商材の開発に着手 440 ● Ameba 広告手法例 〜パーソナルメディアアライアンス〜 著名人のブログスキン等にクライアントの広告を独占的に表示す る広告手法 2.5 % 459 413 ■ブログ・SNS市場予想 *8 1,706 1,522 倍 322 330 著名人によっては日に100万以上のPVを持つブログもあり、中には一般企業のホームページより広 告効果が高いものも。ターゲットと読者層が一致した商品などの広告は高い効果が期待できます。 ■パーソナルメディアアライアンス広告掲載例 553 8 向けた取組みを行う ■ Ameba(アメーバブログ) 関連四半期売上高推移 *7 209 148 で 約 ・PV 増加を引き続き最重要指標とし、収益化に 1,186 5年 (百万PV) 95 260 1,349 1,303 1,157 1,164 100 万件突破 224 1,498 914 903 ブログ開設数 50 万件突破 71 間 月 150 万件突破 ■ Ameba(アメーバブログ)PV 推移 *6 172 3 0 ・メディアとしての確立を目指し、先行投資を継続 138 1,663 1,672 824 484 佐藤江梨子 「SATOERI TIMES」 竹原慎二 「竹原慎二はブタっ鼻」 au by KDDI 社 キャンペーンサイト (百万円) ’06/ ’06/ ’06/ ’06/ ’07/ ’07/ ’07/ ’07/ 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 222 ’06 ’07 ’08 ’09 5.PV Page View の略。Web サイトの1ページのアクセスを1回とカウントした単位 7.Ameba(アメーバブログ)関連売上高 売上高は内部取引控除前の参考数値 Click! Click! 6.Ameba(アメーバブログ) PV 計測ツール「Analog」を利用した当社算出数値 8. ブログ/ SNS 市場予想 出所:NRI予想 2006年12月21日 05 ’10 (億円) ’11 06 No.1 ブログサービス (アメーバブログ)の全容 ■ Ameba PR Ameba(アメーバブログ)はブログの枠を超え、 SNS(コミュニケーション)*9 機能等を拡充し 今までにない新しいメディアに成長 Click サエコ 「サエコ栽培」 つんく 「つんブロ 芸能コース」 千秋 「苺同盟」 クチコミネタ一覧画面 ブロガーはキャラクターの成長を 楽しむためにクチコミ記事を更新 提供したブログネタ が書かれた記事 ブログネタの詳細を 提供する画面 ブロガーに書きやすい ブログネタを提供する ” T オープンなブログに 記事限定公開機能を追加 アメンバー (限定したコミュニ ティ)にだけ見せたい 記事を書いて・・・ 若槻千夏 「マーボー豆腐は飲み物です。 」 アメンバーに 限定公開する! 9.SNS Social Networking Service ソーシャルネットワーキングサイト 人と人とのつながりを促進・サポートするコミュニティ型の Web サイト H IS IS “ 07 ブログ管理画面 Ameba PR。 ブログネタを提供する クライアント *10 からは 広告収入を見込む ブログ画面 1,000 人を超える著名人 のブログは記者会見の 代わりに自らの情報を ブログで発信する等、 新しいメディアとして確立 avex 松浦社長 「仕事が遊びで遊びが仕事」 DeNA 南場社長 「DNA of DeNA」 魔裟斗 「MASATO’S LIFE」 Amebaモバイルは ブログサービスとして 初めて i-mode 公式サイト(コミュニティ /SNSカテゴリ)に認定 安田美沙子 「MICHAEL(ミチャエル) 」 10. クライアント 広告主 08 ■インターネットメディア事業広告関連売上高 *13 個別事業の概況 – 既存事業(インターネットメディア事業)– 13,864 11,491 国内のインターネット利用者のうち 62.3%が PC から利用している一 2,316 方、携帯電話・PHS による利用は 69.2%(重複あり)*11 となり、携帯電話 12,342 735 7.4 %増 12.3 %増 507 PC(メール)広告 4,074 PC(Web)広告 3,673 1,721 からのインターネット利用者の増加が加速。インターネット利用者動向 5,474 の変化に伴い、サイバーエージェントグループのメディア戦略も PC、 4,057 4,939 1,020 857 携帯電話共にメール媒体から Web 媒体にシフト。 広告 ● Ameba(アメーバブログ)をはじめとする自社で保有するインター ネットメディアの広告収入 モバイル広告 898 リサーチ事業 その他(アフィリエイト広告含む) 2,911 2,377 2,138 2005年9月期 2006年9月期 (百万円) 2007年9月期 ・2007年9月期売上高13,863 百万円(前期比12.3%増) インターネットメディア事業 ・インターネット利用者動向にあわせ、メール媒体から Web 媒体への移行に成功 ・特定業種の広告出稿手控えによる影響はあった ものの、ナショナルクライアント *12 をはじめとする 他業種からの出稿が増加 2007年9月期 売上構成比(%) IN T E R NE T 50.4 % IA BUSINESS MED Netprice(ネットプライスグループ) EC ●連結子会社株式会社ネットプライスドットコム運営の EC サイトを 中心としたモバイル、PC を使った通信販売 ・2007年9月期売上高24,411百万円(前期比16.3%増) ・ネットプライスグループのリサイズの影響により、 一時的に増収スピードが減速 固定費削減、不採算事業から撤退、在庫を持たないビジネスモデルへ ・2007 年 9 月期 2Q 在庫評価損を計上 ・在庫を持たないフロー型のビジネスモデルに変更 ・固定費を大幅に削減し、3Q より黒字転換 ■ネットプライスグループの再構築 〜四半期連結売上高及び営業利益の推移〜 モバイルECランキング *14 (当社グループが 2 社ランクイン) 3,781 3. ニッセン 2,915 売上高 2,769 4. ネットプライスドットコム 5. ゼイヴェル ・ネットプライスグループの黒字化により増益基調 仲介・課金 ●モバイルの着メロ等をユーザーに提供することによる月額使用料 や、オンラインゲームのアイテム課金、外国為替証拠金取引等 67 169 (百万円) -79 営業利益 ’07/2Q 6. シーエー・モバイル (サイバーエージェント グループ) 7. イマージュ ホールディングス 8. セシール 9. 日本オプティカル -511 ’07/1Q 1. ファミマ・ドットコム 2. 千趣会 3,789 ’07/3Q ’07/4Q 10.ヨドバシカメラ 11. インターネット利用者の動向 出所:インターネット白書 2007 13. インターネットメディア事業 広告関連売上高 売上高は内部取引控除前の参考数値 12. ナショナルクライアント 大きな広告予算を使う大手企業の通称 14. モバイル EC ランキング 出所:日経MJ 2007年10月17日 09 10 個別事業の概況 – 既存事業(インターネット広告代理事業)– ・Google、Overture 等のサイトリスティング広告は、 クライアントからのニーズも高く増収を牽引 ●営業人員と生産性が指標となるビジネスモデル。インターネットメ ディアを総合的にプランニングし、広告枠をクライアントに直接販売 ■インターネット広告代理事業売上高 *19 24.7%増 ・2007年9月期売上高 35,588 百万円(前期比24.7%増) ・インターネット広告代理店売上高国内 No.1 サイトリスティング 28,538 48.5%増 ・生産性の向上、SEO*15 35,588 12,761 8,611 19,223 拡販による粗利益率 2007年9月期 売上構成比(%) 改善へ 5,945 10,731 9,290 6,147 インターネット広告代理事業 46.8 460 6,128 466 % 1,895 75 837 2005年9月期 INT インターネット広告代理店他社比較 ●サイトリスティング広告 *16、Yahoo! Japan の取扱増により引き続 き国内売上高 No.1*17 ■インターネット広告代理店売上高(2006 年 10月〜 2007 年 9月)*18 ER N 647 2,034 7,669 236 1,371 ERT 自社媒体・提携媒体 SEO アフィリエイト その他 2007年9月期 2006年9月期 ADV ET 8,042 他社媒体 ISING AGENCY B US IN E S S ・一人当たりの売上高生産性は積極的な新卒採用に より毎年 4 月に一次的に悪化するが、 毎年ベースアップ ■営業一人当たりの売上高 四半期生産性 45.4 44.0 四半期生産性 195 38.1 355 億円 277 億円 (JASDAQ 2389) 218 営業社員数 *20 億円 (東証 1 部 4324) 208 億円 (JASDAQ 4293) 166 145 (百万円) (人) 2005年9月期 15.SEO Search Engine Optimization 検索エンジン最適化 粗利率の高い商品。検索結果のページの上位に自らのWebサイトが表示されるようにする技術 2006年9月期 2007年9月期 19. インターネット広告代理事業売上高 売上高は内部取引控除前の参考数値 20.営業社員数 インターネット広告事業本部の9月末の営業社員数 16. サイトリスティング広告 Google、Yahoo! に代表される検索サイトの検索結果に表 示される広告 17. 当社インターネット広告代理事業国内売上 No.1 2007 年 11月当社調べ 18. インターネット広告代理店売上高 出所:当社決算期に合わせ各社決算資料より算出 11 12 個別事業の概況 -投資育成事業- 株主還元策・配当予想 ・2007 年 9月期売上高 7,681百万円(104.0%増) ・新興市場の低迷を受け、2008 年 9月期の期初の 業績予想には投資育成事業をおりこまず ・2007 年 9月期株式会社ミクシィの株式売却が 大きく業績寄与 配当額は本業による継続的な利益をベースとし、算出しています。 2008 年 9 月期は Ameba 事業に投資を継続する一方、インター ネット広告の順調な拡大により、既存事業は引き続き増益傾向 にありますが、投資育成事業を期初の業績予想におりこんでい ないため、減益予想となります。 ■ビジネスモデル 変換をはかり、本質的な企業価値 年度 配当予想 ’07/9 1,000 円 向上に努めてまいります。 ’08/9 インターネット メディア事業 インターネット 広告代理事業 メディア運営の ノウハウ 取引社数 約 2,000 社 広告販売 メディア提供等 V 育成 O IC E O F AREHOLDER SH 上場 企業 2007年9月期 In 売上構成比(%) ve s 2007 年11月7日 インタビュー 男性・会社員 t 投資育成事業 10.1 % m e n t DE VE LOP U MENT B SI S NE 300 円(予想) 上記配当予想は2007 年 9月末の発行済 株式数 660,224 株を使用して算出 売却 有望 企業 注力事業 Ameba(アメーバブログ)をメディアとして確立し、 高収益なビジネスモデルへの 投資育成事業 ファインディング 考えております。 ●インターネットビジネスにおける当社の実績、ノウハウを活かし、将来期 待のある企業を発掘、投資。サイバーエージェントグループとシナジー効 果を活かして共に成長し、最大の投資パフォーマンスを勘案して売却。 発掘・投資 当社は株主還元策について、 「中長期的な株価上昇+配当」と S Q&A 株主の声 Q. 当社株式購入のきっかけは? 2005 年に初めて購入。知り合いが何人か社員として働いているので、安心して任せ られると思いました。また、メディアでよく見る経営陣からはパワーを感じています。 他にもインターネット関連銘柄に投資中。 Q. 当社経営陣のどんなところに注目していますか? 過去の主な投資実績 上場日 株式会社フルスピード(2159) 株式会社 AQインタラクティブ(3838) 株式会社ウェブドゥジャパン(2138) 株式会社インタースペース(2122) 株式会社ミクシィ(2121) 株式会社オウケイウェイヴ(3808) 株式会社ドリコム(3793) 株式会社エスグラントコーポレーション(8943) 株式会社ディー・エヌ・エー(2432)* 株式会社ウェブクルー(8767)* 株式会社サミーネットワークス(3745)* 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(4331)* 2007 年 8月 2日 2007 年 2月28日 2007 年 2月14日 2006 年 9月19日 2006 年 9月14日 2006 年 6月20日 2006 年 2月 9日 2005 年12月20日 2005 年 2月16日 2004 年 9月21日 2004 年 9月 1日 2001年12月12日 * 特別利益に計上していた純投資目的銘柄も記載 13 特に藤田社長は同じ社会人として尊敬しています。比較的早いタイミングで自他共 に認める結果を出しているからです。何もないところから起業し、若くして上場。上 場もゴールとは認識せずに、着実に事業拡大。ズバ抜けた成功をしている人だと思 います。 Q. サイバーエージェントグループのサービスは何を利用していますか? アメーバブログです。藤田社長のブログや数名の社員のブログをチェックしています。 Q. サイバーエージェントに期待することは? サイバーエージェントはインターネット広告業界を切り開いており市場開拓者とし て期待しています。楽天などインターネットの競合会社は他にもありますが、サイ バーエージェントにはそれらとは一線を画した新しい方向で成功して欲しいです。 14 営業概況 2007 年 9 月期の連 結業績は、売上高 76,007 百万円 (前年比 連結財務諸表 連結損益計算書 (単位:百万円) (前年比 26.7%増) 、経常利益 26.4%増)、営業利益 5,501百万円 (前年比 38.2%増) 、当期純利益 2,016 百万円 (前年 5,143 百万円 となりました。 比53.1%減) 第9期 第10期 自 2005年10月 1日 至 2006年 9月30日 自 2006年10月 1日 至 2007年 9月30日 インターネットを取り巻く環境は、ブロードバンドの普及や携帯電 売上高 60,115 76,007 話の定額料金制度導入等によりユーザーの利用動向等変化し、更な 売上原価 36,514 46,854 る市場拡大につながっております。株式会社電通の発表によれば、イ 売上総利益 23,600 29,153 (前年比 24.9%増) 、 ンターネット広告市場は 2007 年 4,534 億円 販売費及び一般管理費 19,257 23,652 (19.8%増) と引き続き市場拡大が予想されてお 2008年5,434億円 営業利益 4,342 5,501 り、当社グループも市場の成長に合わせ増収を続けております。アメ 営業外収益計 165 123 リカのインターネット広告市場の半分を占めるサイトリスティング広 営業外費用計 785 480 告や Web2.0メディアの代表とされるブログ関連広告等によりサイバ 経常利益 3,722 5,143 ーエージェントグループの売上高は順調に拡大を続けております。 特別利益計 5,766 2 一方、利益に関しては、粗利率の高い広告を多く扱っていた特定 特別損失計 1,921 1,466 業種による広告出稿手控えなどの影響、連結子会社ネットプライス 税金等調整前当期純利益 7,567 4,137 グループの在庫評価損の計上等により、既存事業 (インターネットメ 法人税、住民税及び事業税 3,359 2,575 ディア事業、インターネット広告代理事業)は減益となりましたが、 法人税等調整額 ▲△ 128 4 株式会社ミクシィの株式売却益等により投資育成事業が大きく利 少数株主利益 ▲35 △ 458 益貢献する結果となりました。 当期純利益 4,300 2,016 1 460 2008 年 9 月期は、新興市場の低迷を受け期初の業績予想には (前年比 5.3% 投資育成事業をおりこまず、売上高 80,000 百万円 増)、営業利益 2,000 百万円 (前年比 63.6%減)、経常利益 1,800 百万円 (前年比65.0%減)、当期純利益800百万円 (前年比60.3% 減 )を予想しております。引き続き、注力事業Amebaへの投資を継 続しつつも、増益基調の既存事業の利益計上により業績予想を達 成してまいります。 15 Point 1 Point 2 売上高 インターネット広告順調に拡大 特別利益 連結子会社の増資に伴う持分変動益 2,346 百万円及び 関係会社株式売却益1,999百万円の売却 16 連結貸借対照表 Point 3 Point 4 17 (単位:百万円) 第9期 第10期 第9期 第10期 自 2005年10月 1日 至 2006年 9月30日 自 2006年10月 1日 至 2007年 9月30日 自 2005年10月 1日 至 2006年 9月30日 自 2006年10月 1日 至 2007年 9月30日 資産の部 現金及び預金 受取手形及び売掛金 有価証券 棚卸資産 営業投資有価証券 預託金 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 流動資産合計 建物及び構築物 車両運搬具 工具器具及び備品 建設仮勘定 その他 有形固定資産合計 営業権 のれん ソフトウエア ソフトウエア仮勘定 連結調整勘定 その他 無形固定資産合計 投資有価証券 長期貸付金 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 (単位:百万円) 19,937 7,670 232 670 15,881 4,190 380 1,600 ▲△ 82 50,483 413 8 826 13 — 1,260 90 — 1,058 106 1,230 6 2,492 3,197 226 288 1,687 ▲△ 224 5,175 8,928 59,411 17,206 9,159 1,207 207 3,000 6,214 377 2,128 △ 108 39,393 464 — 1,160 — 33 1,658 — 1,489 994 — — 233 2,717 3,034 7 285 2,081 △ 17 5,391 9,768 49,162 現金及び預金 納税4,025百万円支払いにより減少 営業投資有価証券 投資育成事業における株式会社ミクシィ株式の時価評 価の減少5,107百万円及び 7,252百万円の売却 3 負債の部 支払手形及び買掛金 短期借入金 預り取引保証金 4 未払法人税等 ポイント引当金 繰延税金負債 その他 流動負債合計 社債 長期借入金 繰延税金負債 リース資産減損勘定 その他 固定負債合計 負債合計 4,599 142 4,440 2,590 494 5,426 2,758 20,451 200 50 72 14 14 351 20,803 5,571 187 7,124 1,121 457 373 2,701 17,536 200 251 1 — 2 455 17,992 6,722 6,057 10,754 8,435 ▲6 0 6,631 38,608 59,411 6,746 6,081 12,172 516 △2 0 5,655 31,170 49,162 5 6 純資産の部 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 新株予約権 少数株主持分 純資産合計 負債純資産合計 Point 5 Point 6 預り取引保証金 連結子会社株式会社サイバーエージェントFXが提供する外 国為替証拠金取引の預り金取引拡大により預り金が増加 繰延税金負債 保有株式の時価評価の減少により 18 連結キャッシュフロー計算書 (単位:百万円) 第9期 第10期 自 2005年10月 1日 至 2006年 9月30日 自 2006年10月 1日 至 2007年 9月30日 営業活動によるキャッシュフロー 2,171 2,912 投資活動によるキャッシュフロー 1,073 △ 4,694 財務活動によるキャッシュフロー 5,452 △ 102 現金同等物の増減 8,841 △ 2,180 現金等同等物の期末残高 20,028 17,848 Point 7 投資活動によるキャッシュフロー 固定資産取得及び連結子会社による自己株式の取得 7 連結株主資本変動計算書 (単位:百万円) 株主資本 第9期 自 2005年10月 1日 至 2006年 9月30日 2005年9月30日残高 資本金 評価・換算差額 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計 6,591 131 — — — — — 6,815 19,332 5,926 その他有価証券 評価差額金 為替換算 調整勘定 451 新株予約権 評価・換算 差額等合計 △2 449 少数株主持分 0 純資産合計 2,035 21,817 連結会計年度中の変動額 新株の発行 剰余金の配当 利益処分による役員賞与 当期純利益 連結子会社の減少による増加 持分法適用会社の減少に伴う増加 株主資本以外の項目の連結 (純額) 会計年度中の変動額 連結会計年度中の変動額合計 2006年9月30日残高 — 131 6,722 — △ 393 △ 15 4,300 11 34 263 △ 393 △ 15 4,300 11 34 — — — 4,202 3,938 131 6,057 10,754 23,535 — — — — — — 資本金 6,722 23 — — — — — — — — — 8 8 6 — — — — — — 7,992 7,992 8,441 — — — — — — △0 △0 0 263 △ 393 △ 15 4,300 11 34 4,595 4,595 6,631 12,588 16,790 38,608 — — — — — — 評価・換算差額 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計 7,983 7,983 8,435 株主資本 第10期 自 2006年10月 1日 至 2007年 9月30日 2006年9月30日残高 131 — — — — — 6,057 10,754 23,535 その他有価証券 評価差額金 為替換算 調整勘定 8,435 新株予約権 評価・換算 差額等合計 6 8,441 少数株主持分 0 純資産合計 6,631 38,608 連結会計年度中の変動額 新株の発行 剰余金の配当 当期純利益 連結子会社の減少による減少 株主資本以外の項目の連結 (純額) 会計年度中の変動額 連結会計年度中の変動額合計 2007年9月30日残高 19 — 23 6,746 23 — — — — △ 593 2,016 △4 46 △ 593 2,016 △4 — — — — — △ 7,918 — — 1,465 △ 7,918 1,418 23 516 6,081 12,172 25,000 — — — — — — — — △ 8 △ 7,927 △ 8 △ 7,927 514 △2 — — — — 0 0 0 — — — — 46 △ 593 2,016 △4 △ 975 △ 8,903 △ 975 △ 7,437 5,655 31,170 20 会社・株式概要 株式状況 会社概要 (2007年9月30日現在) 660,224 株 45,554 名 発行済株式の総数 株主数 N 大株主 持株数(株) 持株比率(%) 168,334 藤田 晋 バンクオブニューヨークジーシーエムクライアントアカウント ジエイピーアールデイアイエスジーエフイー-エイシー モルガンスタンレーアンドカンパニーインク 25.50 16,888 11,226 8,000 7,308 5,300 2.56 1.70 1.21 1.11 0.81 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 個人株主 野村證券株式会社 4,820 4,634 4,400 4,161 0.73 0.71 0.67 0.63 エービーエヌアムロバンクエヌブイヨーロピアンハブ 日高 裕介 個人株主 資産管理サービス信託銀行株式会社 (金銭信託課税口) ※持株比率は小数点第3位を切上げにて表記しております 『個人株主』 と表記しております ※個人情報保護の観点から、株主さまの個人名を記載する代わりに、 商 号 株式会社 サイバーエージェント 容 インターネットメディア事業・ インターネット広告代理事業・投資育成事業 社 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト21階 (代表) FAX: 03-5459-0222 TEL: 03-5459-0202 西 日 本 事 業 部 大 阪 支 社 〒530-0001 大阪市北区梅田三丁目3番20号 明治安田生命大阪梅田ビル14階 TEL: 06-6456-4500(代表) FAX: 06-6456-4511 西 日 本 事 業 部 名 古 屋 営 業 所 〒460-0003 名古屋市中区錦二丁目4番3号 錦パークビル15階 TEL: 052-205-5618(代表) FAX: 052-205-5619 西 日 本 事 業 部 福 岡 営 業 所 〒810-0001 福岡市中央区天神一丁目13番2号 福岡興銀ビル9階 (代表) FAX: 092-716-9337 TEL: 092-716-9333 ※受付時間 10:00~18:00 (土・日・祝日を除く) 設 立 1998年3月18日 金 (2007年9月末現在) 6,746,167,584円 CyberAgent, Inc. 事 内 本 資 N 所有者別状況 本 株主メモ 事 役 員 (2007年9月30日現在) 代表取締役社長 藤田 晋 取締役 宇佐美進典 専務取締役 日高 裕介 取締役 高村 彰典 専務取締役 外川 穣 取締役 渡辺健太郎 専務取締役 西條 晋一 監査役 塩月 燈子 常務取締役 中山 豪 監査役 堀内 雅生 監査役 沼田 功 21 業 業 年 度 毎年10月1日から翌年9月30日まで 定時株主総会 毎年12月開催 基 定時株主総会 毎年12月 期末配当金 毎年9月30日 そのほか必要があるときは、あらかじめ公告して定めた日 準 日 株式の売買単位 1株 株主名簿管理人 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友信託銀行株式会社 同 事 務 取 扱 所 東京都千代田区丸の内一丁目4番 4号 住友信託銀行株式会社 証券代行部 ( 郵便物送付 電話紹介先 ) 〒183-8701 東京都府中市日鋼町1番10 住友信託銀行株式会社 証券代行部 (住所変更等用紙のご請求)7 0120-175-417 (その他のご照会) 7 0120-176-417 ホ ー ム ペ ー ジ http://www.sumitomotrust.co.jp/STA/retail/ service/daiko/index.html 同 取 次 所 住友信託銀行株式会社 本店および全国各支店 公 告 方 法 当社のホームページに掲載。<http://ir.cyberagent.co.jp/> ただし、電子公告によることができない事故その他やむを得な い事由が生じた場合には、日本経済新聞に掲載して行います。 上場証券取引所 東京証券取引所 22 アンケート集計 2 0 0 6年9月期事業報告書 株主様アンケート報告 今後の意向 2006 年 9月期事業報告書に添付いたしましたアンケートにご協力い ただき、ありがとうございました。ここにアンケート結果のご報告をさ せていただきます。 年齢別比 購入のポイント(複数回答あり) 23 (%) 期待すること (%) IR送付資料の評価 (%) 24 IR スケジュール 通期(第 4四半期) 9月 ・第 3四半期決算発表 第1四半期 10月 8月 個人投資家の皆様に向け Ameba (アメーバブログ) 初めて講座を開催 11月 2007年 8月多くの個人投資家の皆様にご 参加いただき、当社注力事業Ameba (ア メーバブログ)の初心者講座を実施いたし ました。ブログの開設の仕方から、同じ趣 味の人とのコミュニケーション、写真、動 画の掲載方法、アクセス数アップの秘訣ま で。多くの疑問にお答えし、Ameba (アメー バブログ)についてご理解いただきました。 ・通期 (第4四半期) 決算発表 ・株主総会 7月 12月 6月 1月 第 3 四半期 ・中間期(第 2四半期) 決算発表 5月 2月 4月 3月 中間期(第2四半期) ・第1四半期決算 発表 「第 5 回 (平成18 年度)個人株主拡大 表彰」を受賞いたしました 株式会社サイバーエージェントはこの度、 株式会社東京証券取引所の 「上場会社表 彰制度」において、 「第5回 (平成18年度)個 人株主拡大表彰」を受賞いたしました。 2007年9月期 第1四半期 (2006年10月〜2006年12月) 11月 11月 8日 2006年9月期通期(第4四半期)決算発表 12月 12月20日 第9回定時株主総会 2007年9月期 中間期 (第2四半期) 1月 1月16日 2月 2月 5日 (2007年1月〜2007年3月) 個人投資家説明会(日本証券新聞社主催) 「第5回(平成18年度)個人株主拡大表彰」表彰式 2月 7日 2月21日 (祝)「東証上場会社ディスクロージャーフェア」に参加 2007年9月期第1四半期決算発表 2007年9月期 第3四半期 (2007年4月〜2007年6月) 5月 5月 9日 2007年9月期第2四半期機関投資家向け決算説明会 2007年9月期業績予想(個別)の上方修正 5月11日 2007年9月期 通期 (第4四半期) 2007年9月期第3四半期機関投資家向け決算説明会 2007年9月期業績予想(個別)の上方修正 2008年9月期 第1四半期 (2007年10月〜2007年12月) 11月 11月12日 2007年9月期業績予想(個別)の上方修正 11月13日 2007年9月期通期(第4四半期)決算発表 2008年9月期業績見通し開示 自己株式取得に係る事項の決定 11月15日 自己株式の取得終了 12月 12月20日 第10回定時株主総会 25 投資家情報 (英語版) http://ir.cyberagent.co.jp/ir_e/ (2007年7月〜2007年9月) 8月 8月 9日 8月14日 公平な適時開示を行うため、インターネッ ト総合サービス企業として、メールやイン ターネットを使って随時情報を開示してい ます。投資家情報のメール配信 (英語版も 含む)は無料でご登録いただけます。 ぜひご利用下さい。 投資家情報 http://ir.cyberagent.co.jp/ モバイル IR サイト http://m-ir.jp/c/4751/ 26 株式会社サイバーエージェント 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂一丁目 12 番 1 号 渋谷マークシティウエスト 21 階 R EP OR T .9 0 20 0 7 06.1 0 2 IN E S BUS 07 S 証券コード:4751