...

関谷 石川 丸山 健太 イナムラシンヤ デザイナー 堅田 山倉 あゆみ

by user

on
Category: Documents
30

views

Report

Comments

Transcript

関谷 石川 丸山 健太 イナムラシンヤ デザイナー 堅田 山倉 あゆみ
特集:
アートディレクター
関谷 隆
アートディレクター/デザイナー
石川 竜太
デザイナー
イナムラシンヤ
ディレクター
丸山 健太
プロダクトデザイナー
堅田 佳一
フードプランナー
山倉 あゆみ
私 た ち の 身 の 回 り に 溢 れ る『 デ ザ イ ン 』。
目に飛び込んでくる広告やイラストだけでなく、
毎 日 使 う 机 や イ ス 、料 理 や お 酒 に 至 る ま で
す べ て は 誰 か が 生 み 出 し た『 デ ザ イ ン 』か ら で き て い る 。
今 回 は 、様 々 な ジ ャ ン ル で デ ザ イ ン に 関 わ る キ ー パ ー ソ ン 達 に フ ォ ー カ ス 。
新潟を舞台にデザインを繰り出すクリエイターたちの言葉には、
業 種 の 壁 を 越 え 、働 く 私 た ち の 意 欲 と 想 像 力 を 掻 き 立 て る メ ッ セ ー ジ が あ っ た 。
そのメッセージを受け取ったとき、
ビジネスライフはもっとおもしろくなっていく。
Photographer:cozi(studio roop)
Editor:Haruka Matsunaga , Jun Igarashi
広告枠
特集:
Works
Fr@me
アートディレクター / デザイナー
石川 竜太
Ryuta Ishikawa
1976年、新潟県三条市生まれ。2006年 Frame:株式会社フレーム設立。既成概念にとらわれることなく、常
新潟県長岡市生まれ。1992年 有限会社インテグレート・グラフィックスを設立。
「インテグレートされた企業コ
に新しい仕組みや仕掛けを考え、新しい価値観を生み出すコミュニケーションを創り出すべく商品・ブランド開
ミュニケーションの創造」
を念頭に、C.I.、広告計画、
セールスプロモーション、
イベント等のプロデュース・制作
発、広告制作、C.I・V.I計画、SPなど、
デザイン全般にあたる。麒麟山酒造ブランディング及びパッケージデザイ
業務にあたる。1989年 フジテレビジョン
「F-1」
テレビタイトル制作。以降、
テレビタイトル多数制作/1995年
ン、
ギフトラインプロジェクト
“cotomoto”
アートディレクション、
キリンビバレッジ
「生茶」
のパッケージデザインなど
サッカークラブ
「ALBIREX新潟」V.I計画監修/1997年 株式会社テレビ新潟 「TeNY」V.I計画/2002
を手がける。主な賞歴に新潟広告賞 優秀賞制作社賞(2012)、新潟広告賞 奨励賞(2006・2008・
年 株式会社新潟総合テレビ 「NST」V.I.計画/2005年 フジテレビジョン 「SPORT」
シンボルマーク・タ
2010)新潟ADC グランプリ
(2007・2012・2013)、新潟ADC 準グランプリ
(2011・2013)2014年
イトルロゴタイプ・ブロードキャストデザイン/2012年 鼓童「アースセレブレーション2012」 クリエイティブ
Graphic Design in Japan 2014「JAGDA賞(2部門)」受賞。
ディレクション/2013年「北陸ガス株式会社」 V.I計画。JAGDA会員、新潟ADC会員。
Integrate Graphics
アートディレクター
関谷 隆
Takashi Sekiya
2.
1.
3.
4.
7.
8.
5.
9.
6.
10.
1. まいどや酒ロゴ 2. 越後亀紺屋藤岡染工場ロゴ&パッケージデザイン 3. キリン生茶パッケージデザイン(2014.3.11 発売)
4. しろくまのお米パッケージデザイン 5. 麒麟山紅葉パッケージデザイン 6. 麒麟山大吟醸梅酒パッケージデザイン
7. 共栄堂薬局グループロゴ 8. リビングギャラリーロゴ 9. キューブデザインロゴ 10. 灯りの食邸 KOKAJIYA ロゴ
12
11
特集:
ア ート デ ィレ ク タ ー / デ ザ イ ナ ー
関
深いモノができると思う。
浴 び る こ と が で き る よ う に、広
店が入るものだから、﹁僕らがデ
変 更 し た ん だ っ た か な。デ ザ イ
良い仕事はできないね。社長の悩
新 潟アートディレクターズクラ ブ
ザ イ ン し た﹂と は 言 え る 訳 も な
ンを学んでいた頃はちょうど広
みを僕らはデザインで解決してい
く認めてもらうことを目的に立
考 え を 引 き 出 し、そ の 言 葉 を 具
新潟が誇るデザイン界の巨匠・関
告 デ ザ イ ン の 輝 か し い 時 で、西
く。デザインが商品になって、そ
︵NADC︶を立ち上げた目的は?
い。そ ん な 状 況 を 無 く し、少 し
谷隆氏と石川竜太氏。師弟関係に
武 デ パ ー ト の 広 告 と か、糸 井 重
れが売れるか、売れないかはデザ
現化できるかが求められている
ある2人は、デザインシーンをど
里 と か、ス タ ー の 出 て 来 た 時 代
イナーの腕に掛かっている。デザ
フィールドの仕事ができるこの
クライアントの数だけ違う
があるんだよね。
完成に至るまでのストーリーに核
りが注目されがちだけど、実際は
のイスのような、形あるものばか
インって言うと今、座っているこ
受けるような注目を集めること
か り だ っ た の で、こ ん な 取 材 を
で す か ら。裏 方 と し て の 仕 事 ば
デザイナーなんてあくまで黒子
当 初 は す ご く 辛 か っ た で す よ。
け て 立 ち 上 げ た も の。立 ち 上 げ
関 NADCは 若 い 人 た ち に 向
若い子にそれを知って欲しいとい
ンピック以降から脈々とあって。
は古く、1960年代、東京オリ
関
はなかったですけどね︵笑︶。
石
たちが持ってやるんだぞと。
ち 上 げ ま し た。評 価 基 準 は 自 分
仕 事 は、す ご く お も し ろ い と 思
デ ザ イ ン は、相 手 に 自 分 の
企業の根幹を知らなければ、
のように見ているのか?
だ っ た。マ ス コ ミ 志 望 の 人 間 も
でも若手クリエイターが脚光を
関 係 者 な ら ず と も、こ の 2 人 の
たくさんいたような気がするな。
のではないでしょうか。
対談は見逃せない。
う。い ろ ん な こ と を 知 れ て、い
石
石 川︵以 下
いっぱいいた方が楽しいでしょ?
意外と新潟のデザインの歴史
関谷さんは当時から裏方で
石︶印 刷 会 社 で の
ろ ん な 人 と 出 逢 え る。ク ラ イ ア
考えを伝えるためのものですか
石
歳の時から働い
ン ト と の 関 わ り が 浅 か っ た ら、
う の も あ っ た。そ れ に 同 業 者 が
年前に関谷さん
仕 事 を 経 て、
大 し た も の が で き な か っ た り、
は な か っ た。企 業 の 間 に は 代 理
石 川 さ ん は、
て い ま し た。当 時 か ら 雲 の 上 の
ら ね。ど れ だ け ク ラ イ ア ン ト の
の会社で働いていたそうですね。
人 の よ う な 存 在 で、同 じ 社 内 に
深 い 関 わ り を 作 れ た か ら こ そ、
Takashi Sekiya
いてもなかなか話すことはあり
ストーリーに核がある」
ます。
関谷︵以下 関︶当時はデータじゃ
な く て フ ィ ル ム だ っ た か ら、面
倒だってブーブー言ってたよね
あ、そ れ は 冗 談 じ ゃ な か っ
︵笑︶。
石
たんですけどね︵笑︶。
き っ か け は、関 谷 さ ん に デ
デザインを仕事にしたきっかけは?
石
ザインの楽しさを教えてもらっ
た か ら。こ れ、お 世 辞 じ ゃ な く
て 本 当 で す よ。デ ザ イ ン 方 面 に
進んだこと自体に明確な理由は
なかったけど、インテグレート・
グ ラ フ ィ ッ ク ス︵IG︶で 働 く
よ う に な っ て、た く さ ん の こ と
を学びましたから。
関 昔、本当は画家になりたかっ
た ん だ。で も、稼 げ な い の が 現
関谷氏との共同制作でデ
Design in Japan
ザインしたロゴ作品。
記
陸ガス創立 100 周年を記
2014』掲載作品選考会に
20
念して制作された。
て
て、JAGDA 賞パッケージ
部門を受賞。
部
(※
若手のためにも騎手を石川に渡し
たんだよね。
衝撃を受けた作品は?
石 関谷さんが作った
﹃北陸ガス
﹄の
) デザインはさすがだなって、
冗談抜きで思った。
TVや新聞で
見 た と き、頭 一 つ 出 て い る な っ
て。﹁この差は何なんだろう﹂と
よ く 思 い ま す が、そ れ が 未 だ に
分からないから自分はまだまだ
な ん で し ょ う ね。ロ ゴ の デ ザ イ
ン は、一 生 懸 命 や っ て い る 部 分
で も あ る か ら、す ご く 目 に 止 ま
う ー ん。や っ ぱ り セ ン ス で
るんです。
関
すよ︵笑︶。俺は広告ベースでやっ
て き た か ら、石 川 の よ う に 小 さ
な仕事からコツコツとやってき
た 奴 は 偉 い な っ て 思 う。ど ち ら
かと言うとメジャー志向があっ
て、できるだけ露出していった
目 が 怖 く て 話 し 辛 い の に、指 導
ま あ、人 に 教 え る っ て い う
も優しくないんだから︵笑︶。
関
の は 難 し い よ ね。特 に デ ザ イ ン
というものは。
俺はもう新潟をどうしよう
今後の活動について
関
と か 考 え て い な い か ら、あ と は
好 き な こ と を や る だ け か な。こ
そ う な ん で すか︵笑︶?最 近
れからのことは、石川に任せた。
石
は小さな仕事をコツコツやって
い る 訳 で す が、そ こ で も デ ザ イ
ンの魅力を最大限に伝えられる
よ う な 仕 事 が し た い。関 谷 さ ん
が 言 っ て い た よ う な﹁デ ザ イ ン
は完成するまでのストーリーに
核 が あ る﹂と い う こ と、本 来 の
プロセスやデザインの可能性が
伝わる作品づくりを進めていき
そ う い え ば、
JAGDA賞 を
たいと思う。
関
取った﹃越後亀紺屋藤岡染工場﹄
るんじゃないかなって思ってた。
らデザインの存在感が高められ
です。
石
え!そ う な ん で す か。初 耳
業訓練校でデザインを教えてて。
人たちと同じくらいの努力と経
達 に 追 い つ け る 訳 が な い。そ の
だ け ど、た だ 年 を 重 ね て も 先 人
方が有利になるに決まっている。
いと思うよ。
人付き合いの上手い石川はすご
で 一 番 大 切 に な っ て く る け ど、
人脈を作ることは仕事をする上
のパッケージ︵ 2
※︶は友達から
の依頼なんだって?
石川のように純粋にデザインを
審査と受賞イベントを開催。
また、
年鑑
験が必要だから。
資格で参加・運営する
「クリエイター
関 いつも言ってるんだよね。﹁何
僕が関谷さんの元で働いていた
の課外活動」。年1回の作品公開
でもいいから趣味や自分のこだ
頃 は﹁お 前 は 世 の 中 に ア ン テ ナ
新潟のクリエイターがデザインと自ら
楽しんでもいいじゃない。
若 手 デ ザ イ ナ ー 達 に も、自
わりを持ったらいいんじゃない
度的にクロスオーバーしていく時代、
石
分の殻を破って挑戦して欲しい
を 張 っ て 生 き ろ﹂と し か 教 え て
かな﹂って。
もらえなかったですけどね︵笑︶。
で す ね。世 間 は 意 外 と 若 手 の ア
僕と関谷さんが同じテーマ
石
を 出 さ れ て も、絶 対 に 同 じ デ ザ
プローチを待っていることに気
IGを 辞 め る 直 前 に 関 谷 さ ん へ
の発行も行う。
が付いて欲しい。
インはできあがらないでしょう。
を し て あ げ な い と、分 か っ て く
れ ま せ ん よ﹂っ て 言 っ た こ と が
﹁もっと分かりやすく新人へ説明
あ る の、覚 え て い ま す か?見 た
そ れ は、相 手 が 誰 で あ ろ う と 同
ものが創り出すものに大きく影
デザインを指導する時、まず知っ
響 す る か ら、経 験 値 の 高 い 人 の
じ こ と。自 分 の 見 聞 き し て き た
実 は 俺、年 に 2 回 く ら い 職
さまざまなメディアやフィールドが加速
をしまくっていたのを覚えてい
悩んでも、アドバイスをくれる仲
ま せ ん で し た。そ の 頃 は ア シ ス
「デ ザインは、 完 成するまでの
間がいたり、意見交換が出来たり。
Ryuta Ishikawa
タ ン ト だ っ た の で、ひ た す ら 写
深いモノができる」
真 の ス キ ャ ン な ど、地 道 な 作 業
「 深い関わりを作ることで
ていて欲しいことは?
関
の可能性を広げていくために個人の
石川氏制作。
『 Graphic
13
14
18
20
石川氏が IG にいた当時、
関谷氏が手掛けた作品。北
1
新潟アート
ディレクターズクラブ
(NADC)
とは?
スポルト ロゴ
北陸ガス ロゴ
越
越後亀紺屋
藤岡染工場
藤
パッケージデザイン
パ
(※1)
Integrate Graphics
Fr@me
実 だ か ら、専 攻 を デ ザ イ ン 科 に
(※2)
ア ート デ ィレ ク タ ー
関谷 隆
石川 竜太
Xross Talk
特集:
Works
SOLU MEDIAGE inc.
代表取締役・ディレクター
丸山 健太
Kenta Maruyama
映像、
グラフィック、Web、
デジタルサイネージ、
アプリケーション開発などあらゆる媒体をフィー
新潟大学に在学中、
グラフィックデザインやウェブデザイン、
プログラミングなどを独学で学び、
ルドとするスペシャリスト集団SOLU MEDIAGE代表。様々な最新技術を融合させ様々なソ
東京を中心に企業や広告代理店よりデザイナーとしてのオファーを受けるようになる。現在は
リューション、
アートワークスを新潟から全国、世界で展開。地方都市ではいち早く着手したプロ
フリーランスのクリエイターとして、
ロゴデザイン、
グラフィックデザイン、
ウェブデザイン、
プログラ
ジェクションマッピング。
各地で手掛けた演出はメディアでも大きく取り上げられている。
ミング、
イラストレーション、
プロダクトなど、多岐にわたりクリエイティブワークを展開している。
デザイナー
イナムラシンヤ
Shinya Inamura
VERY Rice!
ブランドデザイン(2014年)
©2014 VERY RICE.
浅葉克己デザイン室
ウェブサイト(2010年)
©2010 KATSUMI ASABA DESIGN STUDIO.
「新潟市歴史博物館みなとぴあ」
プロジェクションマッピング
「第65回十日町雪まつり」
プロジェクションマッピング
沖縄県「南城市ハーブフェスティバル」
プロジェクションマッピング
雪像にプロジェクションマッピングを投
ユインチホテル南城で開催された、沖縄
2013
た、新潟市歴史博物館みなとぴあの壁面
影するのは初めての挑戦。多くの方が十
県内の大規模イベントでは初の建物に映
とぴあ 新潟市民芸術文化会館での「ラ・
年
4/26∼4/28
の
3
日間、りゅー
を使ったプロジェクションマッピング。
日町ならではの歴史・文化を取り入れた
像を投射させるプロジ ェクションマッピ
フォル・ジュルネ新潟 2013」本公演開催
いつもとは異なるイメージ、非日常的空
映像を制作。マスコミに取り上げられた
ングを実施。色鮮やかな映像美で幻想的
に合わせプロジェクションマッピングに
間を生み出すのもプロジェクションマッ
こともあり大きな話題を呼んだ。
な空間を演出した。
よる連動企画で光のアートを実施。
キリンビール大学 芸術学部
ウェブサイト(2007年)
©2007 KIRIN COMPANY, LIMITED.
16
©2007 KDDI CORPORATION.
「ラ・フォル・ジュルネ新潟2013」
プロジェクションマッピング
二代目新潟市庁舎の外観をモチーフにし
ピングの力。
LISMO Q
ウェブサイト(2007年)
トリビュート・トゥ・シェリル・クロウ
ジャケットデザイン
(2006年)
©2006 GET OVER THE RECORDS.
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2013
メインビジュアル
(2013年)
©2013 SPACE SHOWER NETWORKS INC. 15
特集:
代 表 取 締 役・デ ィレ ク タ ー
学生の時に、学内の部局で事務の
いに迫る。
ザ イ ン、そ し て 仕 事 に 対 す る 想
ジ ー。二 人 の 間 で 交 わ さ れ た デ
でいてクリエイティブでエッ
人 間 味 が あ り 好 奇 心 の 塊、そ れ
互 い に 認 め 合 う﹃似 た 者 同 士﹄。
で、新 し い も の が 好 き な ん だ よ
イ
小さい時から好奇心が旺盛
手が早い︵笑︶。
互い時代の流れには敏感だよね。
ト を 始 め た の も 早 い 方 だ し、お
丸山健太︵以下 丸︶インターネッ
上げたんだ。それが1998年で
て、ようやくウェブサイトを立ち
ングの本を買い込んで猛勉強をし
てもらおうと。本屋でプログラミ
うもので、世界中の人に作品を見
い人も多かったウェブサイトとい
貯まってたので、当時まだ知らな
ジ ェ ッ ト 好 き な イ メ ー ジ。常 に
イ
し て い っ た ん だ よ ね。本 当 に
に な っ てVJ か ら 映 像 に 傾 倒
ら も っ と 面 白 い﹂と 思 う よ う
が音に合わせて動いたりした
た。そ の う ち﹁こ の デ ザ イ ン
し な が ら 、独 学 で 勉 強 し て い っ
印刷所の人に怒られたり失敗
作 り 方 な ん て 全 然 分 か ら な い。
か 作 っ て た ん だ け ど、最 初 は
トポスターやフライヤーなん
買ってアルバイト先のイベン
生 時 代 、 お 金 貯 め てM A C を
丸
健太は昔から機材とかガ
好奇心で動いてた。
めり込んでたよね。
ン グ は、そ れ を 多 く の 人 と 共 有
中でのプロジェクションマッピ
が あ る と 思 う ん だ よ ね。特 に 街
慣れているイメージを変える力
ク シ ョ ン マ ッ ピ ン グ は、普 段 見
として認識しているし。プロジェ
いうよりは仕掛けや手法の一つ
に や っ て は い た ん だ よ。映 像 と
プロジェクションマッピング︵ ※
1︶に 近 い よ う な 表 現 は 実 験 的
方が面白いと思って。当時から、
よ り、凹 凸 の あ る 建 物 に 映 し た
のスクリーンに映像を映し出す
が 元 々 大 好 き で。平 面 な 長 方 形
丸
空間に何かを仕掛けること
イ
と人。
や 発 想 力、そ し て 大 切 な の は 人
丸
なってくる。
ら ね。だ か ら ア イ デ ア が 重 要 に
の限界に縛られることになるか
来 自 由 で あ る 発 想 の 枠 が、道 具
の で、使 わ れ ち ゃ い け な い。本
性 を 広 げ る け ど、道 具 は 使 う も
イ
通じて楽しい毎日に繋がる一つ
る な っ て。み ん な が﹁驚 き﹂を
に面白くなるツールになってい
じ ゃ な い。た だ 何 だ か 街 が 元 気
に見えるけどそんな大層なもの
い な か っ た﹂と 言 わ れ た り 身 近
アルバイトをしていて、そこで初
ね。新 し い も の っ て ド キ ド キ、
新 し い ア イ デ ア を 考 え て い て、
出 来 る 点 に 面 白 さ が あ る。最 近
ンだよね。デザインは人と人を
に な っ た こ と は 嬉 し い で す ね。
めてパソコンを触ったのがキッカ
ワ ク ワ ク す る し、す ご い 発 見 や
それを様々なテクノロジーで実
は新潟でも携わる機会が増え﹁ま
丸山さんが最近プロジェクション
ケなんだ。小さい時から工作や絵
発明に触れると、やっぱり人間っ
現してきたよね。
さか新潟県内で観れると思って
プロジェクションマッピングは
の描くのが好きだったので﹁何だ
て す ご い な っ て 実 感 す る ん だ。
テクノロジーは、沢山の可能
マ ッ ピ ン グ を、手 掛 け る よ う に
これは!﹂という強い衝撃を受け
ク リ エ イ タ ー だ か ら こ そ﹃今﹄
丸
は、か な り 勉 強 し た よ。も し か
ん だ。プ ラ ス チ ッ ク や 金 型 の 事
も 大 き い け ど、そ の 分 や り が い
を与えられた時はプレッシャー
て 助 け よ う か っ て。大 き な 舞 台
そうか、困っている人をどうやっ
だ ね。見 た 人 を ど う や っ て 驚 か
テクノロジーは表現の可能
になれば良いよね。
そ こ な ん だ よ ね。ア イ デ ア
お米由来のバイオマスプラスチックを使
用した iPhone ケースをリリースした。
VERY Rice! STOREより購入可能。
http://veryrice.stores.jp/
©2014 VERY RICE.
つまりはコミュニケーショ
Rice!』を設立。第1弾のプロダクトとして、
覧者を集客する。
だ か ら、こ れ か ら の 時 代 に
思う。
の両方で完成するものなんだと
と い う も の は、作 り 手 と 受 け 手
ト ー リ ー を つ く っ て い く。作 品
合 わ せ て、そ れ ぞ れ に 自 分 の ス
で、見 た 人 が 自 分 の 経 験 と 重 ね
吹 き 込 み、キ ッ カ ケ を つ く る 事
だ と 思 う。作 品 に メ ッ セ ー ジ を
大 切 な の は﹃ス ト ー リ ー﹄な ん
イ
のもデザインだよね。
人が何かを感じて進む方向を導く
もデザインだと思っている。結局、
丸 そう。大げさに言うと
﹁生き方﹂
を持つ言葉だね。
いう言葉はとても広い意味合い
た く さ ん あ る。本 来 デ ザ イ ン と
な ど、目 に 見 え な い デ ザ イ ン も
コミュニケーションやシステム
指 し て 言 わ れ て い る け ど、実 は
力を持ち、街中での開催になると多くの観
携わることに?
したら工場で働けるレベルかも
も 大 き い。た く さ ん の 人 に 喜 ん
ケーション不足と言われ人間関係
ン 、製 造 、販 売 す るブ ランド『 V E R Y
イ︶大
毎年約
を 使 っ た 事 で、非 常 に 難 し い 問
︵笑︶。バ イ オ マ ス と い う 新 素 材
で ほ し い か ら、僕 は そ の た め の
が希薄な社会と言われているけど
お米を使ったプロダクトや食品をデザイ
マッピング。見慣れた普段の風景を変える
イ ナ ム ラ シ ン ヤ︵以 下
の た め 焼 却 処 分 さ れ て い る。そ
題 が た く さ ん あ っ た け ど、だ か
努力を惜しまない。
して、映像を投影 するプロジェクション
ど っ ぷ り だ っ た ね。大 学
てね。とにかくこのパソコンとい
を 知 ら な き ゃ。お 互 い 好 奇 心 で
性を実現化させる力があるから。
の捨てるお米を使って衣食住が
らこそパイオニアになれると信
丸
言 葉 だ け 先 立 っ て、特 別 な 技 術
う道具にハマっちゃって、バイト
生 き て る か ら、出 会 っ た ん だ ろ
デザインを通じて人と人が繋
まかなえたらすごくいい事だよ
じてやってるんだ。そのモチベー
VERY Rice!
歳の頃。
先の職員さんから特別に鍵を借り
う ね。あ の 頃、健 太 は 映 像 に の
がり合うって素晴らしい事だと思
ね。だ か ら﹁ VERY Rice!
﹂プ ロ
ジェクトを立ち上げたんだ。
ションが多くの問題を乗り越え
いるから常に失敗と挑戦の繰り
(※2)
お 二 人 は、何 故﹃デ ザ イ ン﹄に
て、毎日朝までパソコンに向かっ
なったキッカケは?
撮 影 協 力:I t a l i a n B a r t - t e e
てたよ。そうしてるうちに作品が
う。そんな力を持っているのもデ
丸 元 々、 iPhone Caseを 作 ろ
うと思って立ち上げたんじゃな
は、イ ナ ム ラ の 素 晴 ら し い セ ン
ス だ よ ね。僕 は デ ザ イ ン っ て 毎
イ
返 し だ け ど、ま ず は 挑 戦 す る 事
デ ザ イ ン と い う 言 葉 は、一
お米でつくる、衣・食・住 をコンセプトに、
建物や物体、
あるいは空間をスクリーンと
﹁ 作 品の 中の
ストーリ ーを 感 じて 欲 しい﹂
﹁ 人 の 感 情 を 揺 さぶるツール﹂
ザ イ ン だ よ ね。現 代 は コ ミ ュ ニ
い ん だ ね。試 行 錯 誤 し な が ら 作
させてくれた。
万トンが賞味期限切れ
凄く使命感は感じるよね。伝える
り上げていったの?
日 を 楽 し く し た り、人 に 驚 き を
繋ぐ大切な役割も兼ねている。
デザインから人と人をつなぐデザ
イ
今までの話を聞いて振り返ると、
与 え た り、動 き を 変 え る ツ ー ル
丸
インと、関係や環境を考えた背景
クで何を作ったら喜んでもらえ
楽しみながらデザインに携わっ
だと思っている。昔から、﹁どう
イナムラさんが現在取り組んで
そう考えることが出来るの
を作り上げるのも僕たちの仕事だ
るだろうという所からだね。ター
て き た よ う に 感 じ ま す。お 二 人
やってこの人をビックリさせよ
出会った
で発見がある。
iPhone
︵ 2
※︶で行こうという事
Case
に な っ た。東 区 の 金 型 工 場 の 坂
デザインの事を考えない日はな
イ
向性を検討して、まずは
井精機さんに協力をお願いしな
いくらい︵笑︶。だから仕事をし
般的にはビジュアルデザインを
﹂とは?
VERY Rice!
ま ず は、お 米 の プ ラ ス チ ッ
と思っている。
ゲ ッ ト と ニ ー ズ、ブ ラ ン ド の 方
にとってデザインとは?
いる話題の﹁
数 年 前 か ら 友 人 た ち と﹁何
が ら、プ ラ ス チ ッ ク ペ レ ッ ト の
て い る 時 は、ワ ク ワ ク し な が ら
う か な﹂っ て い う の を 常 に 考 え
か 面 白 い こ と や り た い﹂と 話 し
仕 入 れ や、3Dモ デ リ ン グ の 制
パズルを解いているような感覚
て い る よ。見 え な い 事 を や っ て
て い る 時 に、お 米 を 原 料 と し た
作、金 型 の 製 作、プ ラ ス チ ッ ク
歳 の 頃 か ら 今 ま で、
プラスチックがあることを知っ
の 成 型 ま で、全 て 一 か ら 始 め た
大 好 き な も の。デ ザ イ ン に
た ん だ。そ の お 米 は、国 が 非 常
イ
時 の た め に 備 蓄 し て い る 米 で、
18
(※1)
プロジェクションマッピング
Shinya Inamura
Kenta Maruyama
20
17
18
20
デ ザイナ ー
イナムラシンヤ
SOLU MEDIAGE inc.
丸山 健太
Xross Talk
特集:
﹁ 美 しさや 機 能 性 な どの
バランスがとれ た 頂 点 を
目 指 すこと 。そ れがデザイン。﹂
営 業 。今 は 異 な る 会 社 の デ ザ イ
元 々は 同 じ 会 社 の デ ザ イ ナー と
統 木 工 技 術・組 子 って一般 の 方
テ ー ション の デ ザ イ ン で す ね 。木
染 織 物・小 千 谷 縮 を 使 った パー
だ か ら こ そ 、後 世 に 残 し て 欲 しい
そ う で す よ ね 。素 晴 ら しい 技 術
堅 小 千 谷 縮 のパー テ ー ション も
ま し たから 。
佐 想 い を コン セ プ ト に 込 め て 、
です 。
を 組 み 合 わせて 模 様 を 作 る 伝
て 、程 遠 い 存 在 だ と 思 う ん で
に とって 、高 級 な イ メー ジ が あっ
ている の は 、
﹃ プロダ ク ト デ ザ イン
デ ザ イ ン の 在 り 方 、そ し て 軌 跡
最 近 手 掛 け た デ ザ インの 中 で 、
佐 藤︵ 以 下 佐 ︶私 も そ う 思って
う 役 割 も あ る と 思 う んで す 。
に し た く て 。デ ザ インに は そ うい
の に 。だ か ら も っと 身 近 な 存 在
す 。誰 が 見 て も ス テ キ な も の な
な イメー ジ し か 伝 え ないの で 、案
く じゃないで す か?いつ も 抽 象 的
らって 、最 終 的 に二 人 で 詰 め てい
す 。堅 田 さ ん に 数 案 出 し て も
開 発 し てい く 行 程 は 楽 しい で
き 出 さ れ る と 思 う ん で す よ 。だ
トのカタチは あ る 程 度 自 然 に 導
プ ト を 設 定 し た 段 階 で プロ ダ ク
素 材 、背 景 な ど を 考 慮 し 、コンセ
は 異 なって き ま す 。製 造 方 法 や
堅 物 に よって 、両 者 の バラ ンス
財 に も 指 定 さ れ てい る 小 千 谷 の
使った 壁 時 計 。そ れ と 重 要 文 化
作 し た 、家 庭 で も 使 え る 組 子 を
堅 ︶佐 藤 さ ん と 制
が しっか り し てい て 、形 状 も 美 し
き ま せん で し た︵ 笑 ︶。コンセ プト
a w a rを
d 受 賞 し た じゃ ない で す
か? そ れ を 聞いて 、実 は あ ま り 驚
も 称 される 国 際 的 な
も﹃ デ ザ イ ン 界 の オ ス カ ー 賞 ﹄と
が一番 苦 労 し た と 思い ま す が 。で
り ま す よ ね 。コンセ プ ト を 練 る 時
さ せ たい ﹂とい う 想い で 取 り 組 み
現 代 生 活 に 合 う 形 で もっと 普 及
想いで す よ ね 。
﹁ 日 本の伝 統 美 を
い ま す 。あ と 、何 よ り 大 事 な の は
の ブース 。佐 藤 さ ん と一緒 に 仕 事
け ど 、重 厚 で 品 が あ る デ ザ イ ン
が 表 現 し た かった の は 控 え 目 だ
ア プロー チ を し てい た ん で す 。僕
を 手 掛 け ていま し た よ ね ?
の 表 現 を 施 し た デ ザ イ ン ブ ース
見 本 市・アン ビエンテ で 新 しい 和
と って 挑 戦 だ と 思 ってい ま す
堅 佐 藤 さ んか ら の 依 頼 は 僕 に
驚 く こ と も 多いで す ね 。
が 出 て き た 時 に﹁コレ 良い! ﹂
って
し た か?
あ の よ う な 表 現 が 出 来 た と 思っ
色 々 な 引 き 出 し が 増 え ていって 、
を し てい る 中 で 、木 や 布 を 使った
く て 、ど こ の 会 社 も 同 じ よ う な
堅 和 の 表 現って 型 にハマり や す
か ら 、見 た 目 の 姿 、カ タ チ とい う
かった の で 。本 人 的 に はいか が で
い ま す 。プロダ ク ト を 開 発 す る に
想い も あ り ま し た し 、職 人 さ ん 達
堅 製 品 作 り に 携 わった 皆 さ んの
く て 、嬉 し かった で す ね 。
てい ま す 。現 地 の 方 の 評 価 が 高
を 何 か し ら 解 決 す る こ と も 、デ
失 敗 を 繰 り 返 し て 。そ し て 新 しい
と 作 り 方 か ら 検 討 し て 、試 作 と
製 造 方 法 を 見 出 し て 、作 り 上 げ
最 後 に お 二 人 が 今 後 、目 指 す 先
芸 大 出 身 じ ゃ な く 、大 学 の 理 工
学 部 で 物 理 を 学 ん でい た の で 、
と は?
れ てい る と 思 う ん で す よ 。だ か
た ん で す 。だ か ら こ う やって 評 価
ら 、そ うい う 意 味 で デ ザ インの 定
使いや す さ やコンセ プト にこ だ わ
ラ ン ス を と る ん で す 。例 え ば
佐 ﹁ 自 分の 生 活に取り 入 れた
す ね 。製 造 方 法 も デ ザインに 含 ま
﹁ T o j i r o O R I G A M﹂Iシ リ ー ズ
だ と 、元 々﹁ 藤 次 郎 ﹂シ リ ー ズ は
い ﹂と か﹁ ワ クワ ク ﹂を 感 じ る こ と
さ れ た の は 、本 当 に 嬉 し かった で
業 務 用 包 丁 としては 有 名 でした
が 出 来 れ ば 、カ タ チ の 無いサ ー ビ
ら ない とい け ない と 思って 。そ れ
が 、家 庭 用 と し て は 認 知 さ れ て
スな ど を 生 み 出 すこ と も デザイ
能 性 と デ ザ インの バランス を とっ
堅 はい 、僕 は プロ ダ ク ト だ け で
ンの 定 義 に 当 て は ま り ま す よ ね 。
略 も 考 え ていま す よ 。
な く 、展 示 会 や 店 舗 で の 販 売 戦
佐 そ うい え ば 、ド イツ で 開 催 さ
た んで す 。
ク ト の あ る デ ザ イン を 考 え て 、機
義って 、す ご く 広いと 思っていて 。
が あった か ら 、見 た 目 で も イ ンパ
い な く て 。包 丁 の 品 質 に は 自 信
に 見 た 目 の 美 し さ も 加 え て 、バ
ザ イ ナ ー の 仕 事 。僕 は 美 大 と か
あ たって 、今 ま で 抱 え ていた 問 題
iF design
練って 進 め る こ と が 大 事 だ と 思
よ り も 、コ ン セ プ ト を し っ か り
堅 田︵ 以 下
印 象 的 だった も の は ?
に迫 る 。
への 想い ﹄だ 。そ れ ぞ れ が 考 え る
ナ ー と 経 営 者 。二 人 を 結 び つ け
Akira Sato
佐 実 績 の あ るメーカーが 、尖った
堅田 佳一
1984年生まれ、大阪府出身。プロダクト
を中心に、
グラフィック、空間デザインなど
を手掛ける。手掛けたオールステンレス包
丁シリーズ「Tojiro ORIGAMI」でiF
design awardをはじめ、
グッドデザイン賞
を受賞。現在は燕市の藤寅工業(株)
で
プロダクトデザイナーとして在籍している
が、今年7月からはフリーのプロダクトデザ
イナーとして、新潟県内で活動予定。
ん 、色 々 な 方 と一緒 に 物 作 り を し
これから も 佐 藤 さんは も ち ろ
ら を 世 界 に 発 信 し てい く た め 、
しい 土 地 だ と 思ってい ま す 。そ れ
力的な物を発信出来る素晴ら
た 。新 潟 県 、そ し て 燕 三 条って 魅
携 わりた くて 独 立 を 決 めまし
も っと 幅 広 い 分 野 の デ ザ イ ン に
今 の 環 境 に 不 満 は 無いの で す が 、
堅 あ り が と う ご ざい ま す 。僕 は
と 製 品 を 開 発 し ないと︵ 笑 ︶。
いで す ね 。だから もっと 、堅 田 さ ん
今 後 は 海 外 に も 提 案 し てい き た
とい う 想い が あった ん で す け ど 、
て 消 費 者 の 生 活 を 豊 かにし たい ﹄
佐 元々、
﹃ 和 風 インテリア を 通 し
う に とって いま す か ?
と デ ザ イ ン の バ ラ ンス を ど の よ
んの 中 で 再 構 築し た 後 に 機 能 性
い う 事 が 大 前 提 で す が 、堅 田 さ
プ ロ ダ ク ト は 使 用 す る も の ﹂と
すいで す ね 。
ンを して く れ るので 僕 も 進 めや
提 案 す る と 、しっか り リ ア ク ショ
﹁ こ うい う の や り ま し ょ う よ ﹂と
ん でい き ま す 。
いつ も 佐 藤 さ ん に
再 構 築 し て デ ザ イ ンに 落 と し 込
事 な 要 素 だ け ピック アップ し て 、
︵ 笑 ︶。自 分 な り に 噛 み 砕いて 、大
Yoshihito Katata
ていき たいで す ね 。
2月にドイツ・フランクフルトで開催された世界最大級の国際消費財見本市・アンビエンテでは、
日本の伝
統工芸を取り入れた新しい和の表現で、世界各国から賞賛を受けた。
建具の技術を用いた組子の
時計は、
シンプルでデザイン性
が高く、一般家庭での使用を
視野に入れたプロダクトだ。
Works
堅田氏が藤寅工業(株)
に入
社してから最初に手掛けたと
いう包丁の簡易シャープナー。
細部までこだわったシャープな
デザインが印象的だ。
「Tojiro ORIGAMI」
は、
一枚の金属板を使用する
事で、溶接をせず、柄の部分
まで全てを一枚の金属板で製
造。
日本の伝統である折り紙をイ
メージさせるデザインは、海外から
も評価が高い。
料理研究家・有元葉子氏がプ
ロデューサーを務めるLABASE
ブランドの製品シリーズ。
ナイフ
は8種あり、発売された今も生産
が追いつかない状態。現在は、
ナイフ以外の製品を開発中。
小千谷市の伝統工芸・
小千谷縮を用いたパー
テーション。見た目が美
しく、パーテーションを隔
てた先に人の雰囲気を
感じられる。
撮 影 協 力:L U X U O S O
イメージが 出 来 るかど う か 。﹂
Akira Sato
Yoshihito Katata
﹁ プロダクトを 使 用 す る
れた 世 界 最 大 級の 国 際 消 費 材
1971年生まれ、新潟市出身。輸入菓子
バイイングマネージャーから燕市庖丁メー
カーで商品企画・海外貿易部の経験を
経て
(株)和佐美を設立。現在は職人さん
が作る高級和風木製インテリア、雑貨の
企画販売を国内外に向けて行なってお
り、
自社製品はデザインコンペにも積極
的に出品。
Tojiro Japan
19
20
T o j i r o O R I G A M﹂I
シ リーズを 作ったこ と に 意 味 が あ
デ ザ インの﹁
佐藤 輝
プ ロ ダ クト デ ザ イ ナ ー
堅田 佳一
和佐美 代表取締役
佐藤 輝
Xross Talk
Fly UP