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2015 鈴鹿Mini-Moto4時間耐久レース Mini-Moto ST
2015 鈴鹿Mini-Moto4時間耐久レース Mini-Moto STクラス 開催報告書 2015.4.12 ■開催概要 ●大会名称 ●開催場所 : 2015 鈴鹿Mini-Moto4時間耐久レース Mini-Moto STクラス : 鈴鹿サーキット 国際レーシングコース(5.821km) 三重県鈴鹿市稲生町7992 ●開催日 : 2015年4月12日 (日) ●天候 : 晴れのち曇り/路面: ドライ ●開催クラス: 総参加台数/134台 APE100&XR100Motard-ST ……………………93台 GROM-ST …………………………………………25台 KSR-ST ……………………………………………10台 HOPPER-ST ………………………………………6台 ●気象データ ; 最高気温16.0℃ /最低気温9.2℃ 降水量/0.5mm 最大風速/6.9m/s 【参加台数・人数】 2名で参加/62チーム 3名で参加/54チーム 4名で参加/18チーム 合計/134チーム…352名 【所属県】 宮城………… 1 神奈川……… 3 千葉………… 5 東京………… 5 静岡………… 8 福井………… 3 長野………… 2 愛知………… 53 岐阜………… 6 三重………… 64 大阪………… 84 京都………… 17 ★レースリザルトは、 インターネットでご覧いただけます。 リザルトページ http://www.suzukacircuit.jp/result_s/ 奈良………… 28 兵庫………… 25 和歌山……… 7 滋賀………… 13 石川………… 2 岡山………… 3 高知………… 2 山口………… 2 広島………… 3 長崎………… 2 福岡………… 7 熊本………… 1 大分………… 6 決勝周回数が70周に到達! GROMの活躍が目立った今年の大会 “バイクの祭典” 鈴鹿8時間耐久ロードレースが開催される 鈴鹿サーキット 国際レーシングコースにてミニバイクの4時間 耐久レースが開催されるようになったのは2005年の夏のこ と。 多くの参加台数が集まったため、 翌2006年からは 「MiniMoto OPEN」 と 「Mini-Moto ST」 の2クラスに分けて行われ るようになり、 開催時期も秋に。 その後も毎年進化を遂げてき たこのレースイベントは昨年からクラスが 「Mini-Moto ST」 の みに。開催時期も4月になった。 昨年の大会で話題となったのが2013年にホンダより発売 されたGROMの参加が認められたことだ。 改造範囲が厳しく 管理されるだけに、 マシンのもともと持つポテンシャルが問わ れるこの 「Mini-Moto ST」 で、 GROMは早くもポテンシャルの 高さを披露した。 そして今年の大会でもGROMが公式予選から活躍すること となった。 マシンの性能差が少ないため、Mini-Motoの公式 予選ではいかに他車の背後につき、 いかにスリップストリーム を利用して良いタイムをマークするかがポイントとなるが、 この 公式予選のAグループではGROMがトップタイムをマーク。 そ の後のフリー走行でもGROMが3番手タイムまでを独占した。 また、 レース初心者やティーンエイジャー、女性ライダーも多 く参加するこのレースの決勝ではGROMを駆るローティーンコ ンビが独走状態を築いてトップチェッカー。 その後方ではこち らもGROMをライディングする15歳の若手ライダーがファイナ ルラップで3分14秒968をマーク。GROMのコースレコードを 更新するとともにそれまで2位3位を走っていた前走車をパス し、逆転で2位に入賞するという劇的なチェッカーとなった。 思い思いにペイントされたマシンを前にチームのみんなで記念撮影。 このように和気藹々とレースを楽しむ姿が見られるのもMini-Motoならでは スリップストリームを使ってタイムを削るMini-Motoらしい公式予選 昨年のポールタイムを大幅に上回るタイムはそのままコースレコードに 最大140台の決勝出場台数に対し、 134台の総参加台数 を集めた2015年のMini-Moto4耐。 昨年の参加台数は118 台であり、 GROMの追加分がそのまま全体の台数を押し上げ た格好だ。 決勝日の朝行われた公式予選は、 Aグループ、 Bグループに 分かれ、 30分間ずつのタイムアタックを行った。 どのチームも 第1ライダーが出走するこの公式予選からMini-Motoの一日 が始まった。 まずAグループの第1ライダー67名がコースイン。 スタート 早々、GROMを駆る♯10井手翔太が昨年のポールタイムであ る3分21秒277を上回る3分20秒934をマークしてタイミング ボードのトップに。 その後、他のライダーがそれを更新するタイ ムを続々とマークするが、井手が8周目にGROMのコースレ コードとなる3分16秒139までタイムを短縮。昨年のポールタ イムを5秒以上も短縮するそのタイムがAグループのトップタ イムとなった。 15分のインターバルを経て行われたBグループの予選では APE100をライディングする♯86原田悠平が7周目にマークし た3分17秒818がトップタイム。Aグループ、Bグループの合算 により、 ♯10井手翔太/大庭飛輝組(Realize Racing) が ポールポジションを獲得することとなった。 ポールポジションの#10 井手 翔太/大庭 飛輝組 (GROM/Realize Racing)。決勝も劇的な逆転を演じた スリーワイド、フォーワイド状態でのコーナー突入は当たり前 ファイナルラップまでMini-Motoらしい熱く激しいバトルが展開! 4時間後のゴールを目指し、 13時丁度にレースがスタート。 まず前半の65台がル・マン式スタートにより1コーナーに突 入。 その後、 日章旗が振られ、 後半の69台がスタートしていく。 序盤は20台ほどがトップグループを形成。 スリップストリー ムを利用し、 コーナーごとに激しく順位を入れ替えるバトルを 展開する。 そこから♯10井手翔太/大庭飛輝組 (Realize Racing) の井手、 ♯150濱名透/矢崎敬志組 (Grip マフラー 屋) の矢崎、 ♯72海老名輝悦/水口智廣組 (Team WADATAKU+Y.U.E.) の海老名の3台が一時的に抜け出す が、 その3台は再び集団に飲み込まれる。 9周が終了する頃、 バックマーカーが出始めたことにより、 よ うやく集団がばらけはじめる。 ♯10井手、 ♯150矢崎、 ♯3佐藤大 輔/藤村太磯組 (チームマムシ+スピードハート) の佐藤の オーダーで10周目を終了。 11周目の裏ストレートで♯72海老 名を含む3台が転倒。 16周目のS字で2台がコースアウトした ことにより、 トップグループは10台ほどに。 ♯150矢崎が18周 目終了時点でピットイン。 続いて♯10井手もピットに入る。 30周終了時点でトップの♯10大庭は2位を走る♯150濱名 以降に9秒925のアドバンテージを築くと、 その後も差を広げ 続ける。 ♯10大庭と♯150濱名はそれぞれ50分ほどを走行し た後、 前者は井手に、 後者は矢崎にライダーチェンジしてコー スイン。 この時点で♯10井手と♯150矢崎のタイム差は30秒以 上に。 ♯150矢崎の背後に♯86原田悠平/岸田慶一/上西英 仁組(RS-ZERO) の岸田が接近し、 その2台はテールtoノーズ のバトルを展開することとなる。 トップ3の中では♯86岸田がい ち早くピットイン。岸田から原田へと最後のライダーチェンジを する。53周終了時点でトップの♯10井手も最後のピットイン。 大庭にライダーチェンジする。 ♯150矢崎からライダーチェンジ した濱名も最終スティントに入る。 63周目、 ♯150濱名より2秒近いペースで周回を重ねる♯86 原田が♯150濱名とサイドbyサイドの状態に。 ♯86原田が頭ひ とつ抜け出すが、 67周目になるとその2台は再びテールtoノー ズの状態となる。 危なげない走りで独走状態を築いた♯10井手/大庭組が トップチェッカー。 ローティーンコンビがGROMを初めて表彰 台の頂点に導いた。 その後方ではファイナルラップの西コース区間で驚異的な 追い上げを見せた♯220成田彬人/南本宗一郎組 (Wiruswin Racing) の南本が♯86原田、 ♯150濱名に急接 近。 スリーワイド状態でファイナルラップの130Rに突入すると、 ♯220南本、 ♯86原田、 ♯150濱名のオーダーでシケインに。 そ のままのオーダーでチェッカーを受けた。 ♯220南本がファイナ ルラップでマークした3分14秒968はGROMのコースレコー ドを更新することとなった。 グリッドもピリピリムードと言うよりは、 どちらかと言えば和気あいあいとした雰囲気を醸し出している Mini-Motoならではの各賞も設定されている 今回は以下のように決定 ◎ジャンプアップ賞 完走者の中で予選順位から最も順位を上げたチーム ♯28 チームKOHSAKA & Pathfinder (予選107位→決勝56位) ◎バンジージャンプ賞 完走者の中で予選順位から最も順位を落としたチーム ♯60 居酒屋・政&チームトータス 30th anniversary (予選10位→決勝94位) ◎最年賞 チーム員平均年齢が最も若かったチーム ♯220 Wiruswin Racing (成田彬人:17歳/南本宗一郎:15歳) ◎今でもバリバリ賞 チーム員平均年齢が最も高かったチーム ♯46 Team Gorilla (山村朗:56歳/山村地由:61歳) ◎First Lady賞 完走チームの中で女性最上位に贈られる。 ♯39 糟井由美子(チーム三河屋+ケイサービス) スタート前に記念撮影。結果はどうだったのでしょうか? GROM-STクラス別表彰式 優勝:♯10 Realize Racing(井手翔太/大庭飛輝) 2位:♯220 Wiruswin Racing(成田彬人/南本宗一郎) (有)石蔵(松浦幸大/小川雅之) 3位:♯773 真加部レーシング&T-Tech& APE100&XR100Motard-STクラス別表彰式 優勝:♯86 RS-ZERO(原田悠平/岸田慶一/上西英仁) 2位:♯150 Grip マフラー屋(濱名透/矢崎敬志) (佐藤大輔/藤村太磯) 3位:♯3 チームマムシ+スピードハート KSR-STクラス別表彰式 優勝:♯73 ティ・クラフト レーシング (高松宏幸/安福央樹) (安藤勝司/袋谷直哉) 2位:♯74 本町ラジコン (前田茂/高瀬敬次/今西晃士/杉本功) 3位:♯88 マックウェスタン HOPPER-STクラス別表彰式 優勝:♯108 MOTOINE RACING with ts-FARM HOPPER(山下浩司/北野元祥/江口忠征) 2位:♯91 チームホッパーミナミ&コウスケ組(森田宏祐/南賢史/南義人) 3位:♯109 MOTOINE・RACING&HOPPER瀧北組(久保登夫/瀧北智夫/安原秀信)