Comments
Description
Transcript
ADAS 調査
ADAS 調査 : ADAS ユーザーのシステムに 関する理解と評価(英国・米国・ドイツ) ADASシステムに対するユーザーの誤解 …複数のユーザーが実際には搭載されていない下記のシステムを搭載されていると回答 12% 22% ACC アダプティブ クルーズ コントロール CWA 衝突警告/ 衝突防止 11% 33% 29% 35% 39% LDW BSM SAPA SSR 360CV 車線逸脱 警告 死角 モニタリング 半自律駐車 アシスト 速度制限 標識認識 360 度カメラ ビジョン % 実際には搭載していないシステムを搭載していると回答したユーザーの割合 混乱するユーザー 米国、英国、ドイツで ADAS ユーザー 600 人を対象として 行った今回の調査で、ユーザーの多くは運転支援システム の機能を正しく理解していないことが分かりました。実際 に車に搭載されているシステムとユーザー認識を比較する と、多くのユーザーが実際には搭載されていないシステム が自分の車に搭載されていると誤って認識していました。 こうした認識のずれは特に死角モニタリング(BSM)、半 自律駐車アシスト(SAPA)、速度制限標識認識(SSR)に 多く見られました。これらの機能はバックモニターやナビ ゲーションシステム上に表示される制限速度情報といった 基本的な機能と間違えやすく、誤った認識を持ったとして も不思議ではありません。 混乱はあるものの ADAS 全体に対する関心は高い システム理解に対するユーザー認識にはずれがあるものの、 ADAS 全体への関心は高くなっています。自動車メーカー 各社の ADAS システムの販売数が伸び悩んでいる理由には、 ただ単純にユーザーがどのシステムが自車に搭載されてい るか正しく理解していないことがあると考えられます。死 角モニタリングおよび速度制限標識認識はユーザーニーズ の高い機能ですが、ユーザー認識と実際の搭載状況のずれ が大きく自動車メーカーは同システムの潜在ユーザーを逃 している可能性もあります。 ユーザー認識の向上とディーラー教育 運転支援システムのユーザーニーズを販売数に結び付け、 研究や開発に費やされた多額の費用を回収するには自動車 メーカー各社は宣伝活動ならびにディーラー教育に力を入 れる必要があります。ドライバーの多くはシステムが高額 であることに懸念を示しますが、ユーザーの僅かな認識不 足が自動車メーカーに損失を及ぼしています。 SBD は ADAS に対するユーザーニーズが高まっている今、 ショールームに訪れた人々にシステムを正しく理解しても らうことが自動車メーカーとして重要と考えています。 「販売ディーラーがもう少し詳し く車両に搭載されている技術につ いて説明してくれれば良かったの に」 - 米国の Ford 所有者 SBD が行った先進運転支援システム(ADAS)に関する最新調査では、様々な ADAS システムに対す るユーザーニーズが高まっていることが分かりました。一方、自動車メーカー各社は正確にユーザー ニーズが把握できていないことで、単純に潜在ユーザーを逃していることが考えられます。 レポート名 : ADAS 調査 : ADAS ユーザーの システムに関する理解と評価(英国・米国・ドイツ) (SAF/559/2013) 発行日 : 2013 年 12 月 本書では、英国、米国、ドイツにおいて ADAS システムを早期に購入したユーザー反応を分析しています。 現在ユーザーが使用中の各 ADAS システムについて、ユーザー認識が実際のシステム機能と合致しているか、 システム仕様がユーザーニーズに対応しているか、ユーザーが次回も当該 ADAS システムの再購入を検討す るかなどについて検証しています。 本書の構成 : 要旨 ユーザー認識と事実の対比 OEM 別の比較 利用状況・認識 ADAS 重視の度合い & 購入・支払意欲 詳細に関するお問い合わせは、下記にて承っております。 SBD ジャパン e-mail : [email protected] Tel : 052-253-6201 本調査の調査方法、目的、サンプリング、 調査対象地域、ADAS システムの各機能の 説明 調査回答と SBD の ADAS システムデータ ベースとの照合で、ADAS ユーザーの認識 と実際に所有するシステムにずれがあるこ とが判明 高級ブランドと量産車ブランド別に回答を 比較すると興味深い違いが見えてくる ADAS 使用実態がシステム性能とマッチし ているかを道路種別ごとに検討し、また ユーザーが HMI デザインをどのように見て いるか、さらに今後のシステムにどのよう な機能を期待しているかを調査 各地域の調査対象者をグループ分けして タイプ別の ADAS 購入意欲レベルを調査