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神戸市「インターネット安全教室」

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神戸市「インターネット安全教室」
神戸市「インターネット安全教室」と
その効果測定
取組報告書
2015 年 3 月 31 日
ソフトバンクモバイル株式会社
神戸市教育委員会
兵庫県立大学 環境人間学部 竹内研究室
NPO法人企業教育研究会
内
容
はじめに ………………………………………………………………………………………
-3-
1.取組の背景 ………………………………………………………………………………
-4-
2.取組の概要 ……………………………………………………………………………… - 43.取組の結果 ……………………………………………………………………………… - 64.結果の考察 ……………………………………………………………………………… - 85.来期に向けた課題と今後の対策 ………………………………………………………… -11関係者の取り組みへのコメント……………………………………………………………… -13受講した子どもの感想文……………………………………………………………………… -14参考:関連ページURL……………………………………………………………………… -18参考:ILAS 神戸版設問集……………………………………………………………………… -19参考:神戸市教育委員会作成:教職員対象の副教材・指導案入りDVD……………… -23-
はじめに
インターネット上の青少年保護に関して、保護者の役割や官民一体での情報モラル・リテラシー啓発取組の重
要性が指摘されています。
これらを受け、総務省がインターネット上の危険・脅威に対応するための能力とその現状を可視化、数値化す
る指標ILAS (Internet Literacy Assessment indicator for Students /青少年がインターネットを安
全に安心して活用するためのリテラシー指標)を開発し、高等学校の生徒を対象に調査を実施し、結果を公表
しています。
本書で報告する取り組みではこのILASを小学校高学年向けの情報モラル・リテラシー教育の実施前後に生
徒に受けてもらうことで、生徒の理解度を指標化し、また、授業の効果検証を行うことにつなげたはじめての
試みとなります。
1.取組の背景
携帯電話やスマートフォン等の急速な普及に伴い、無料アプリによる誹謗中傷や個人情報の掲載等の
トラブルが発生しています。また、携帯電話やスマートフォン所持の低年齢化が進み、利用機器の多様
化も進む中、今後トラブルの増加や深刻化が懸念されており、適切な使用方法や情報モラルを伝える啓
発が急務となっています。
2.取組の概要
これらの状況を受け、神戸市教育委員会では平成26年より大学・警察・通信事業者等と連携し、
「ネットいじめ防止プログラム」の一環としてインターネットやスマートフォン等の適切な使用方法や
情報モラルを伝える「インターネット安全教室」を市内の全小学校の高学年児童向けに実施していま
す。
通信事業者であるソフトバンクモバイルはこの啓発取り組みの効果測定のために、啓発対象児童の一
人一人のネット利用理解度を測定し、関連する安心安全対策の指南を提供するツールを提供することで
啓発効果の可視化や啓発活動の改善に協力しています。
<実施内容>
(1)外部講師による出前授業
ネット問題等に詳しい研究グループ(兵庫県立大学 環境人間学部
竹内和雄准教授及び研究グルー
プ、NPO法人企業教育研究会)と関係機関(兵庫県警生活安全部サイバー犯罪対策課・少年育成課)
を講師に招き、問題のある投稿・課金によるトラブル・ネット依存・人間関係のトラブルなどの事例を
映像教材を使って分かりやすく説明しています。
(2)事前・事後授業
担任教員が、出前授業までに子供たちの状況把握を行う事前指導、また出前授業後に子供たちに、今
後ネットやスマートフォンとどう付き合っていけばよいかを考えさせる事後授業を行っています。
また自立的な啓発活動の推進のために、教職員を対象とした研修会の実施や、副教材・指導案を格納
したDVDの配布作成も行っています。
(DVDは教育委員会より市内の全小中高等学校、特別支援学校へ配布)
(3)効果測定
授業の前後に、子どものネット理解度をクイズ形式で判定するILASテスト(*1)を実施し、 上記
の事前の現状理解度、授業後の理解度の把握と比較分析を行います。
事前テストは紙アンケート方式で実施し、事後テストはタブレット機器を活用してソフトバンクモバ
イル株式会社がヤフー株式会社と共同で企画開発した、有害サイトから子どもを守るスマートフォン用
フィルタリングアプリケーション「Yahoo!あんしんねっと」内の1機能「ネットあんぜん検定」を活用
しています。
(*1)ILAS・・
総務省が提供する青少年のインターネット利用理解度を図る指標(Internet Literacy Assessment
indicator for Students)
。本取組ではILAS指標で定義されたリテラシー項目の分類(詳細後述)
に準拠し安心ネットづくり促進協議会(http://www.good-net.jp/)で作成した全 21 問のインターネッ
トリテラシーに関連する検定問題を使用しています。
図表1:神戸市「インターネット安全教室」とその効果測定 取組スキーム
2014~15年度 神戸市内全小学校167校の
高学年に授業実施
神戸市教育委員会
調整、助言
・学校、関係部署(県警など)
との連絡調整
・全体に対する
指導助言
神戸市内小学校
・安全教室実施
・効果検証
(授業前/後)
連
携
兵庫県立大学 竹内研究室
NPO法人企業教育研究会
・講師派遣、授業実施
・効果検証の実施、集計
ソフトバンクモバイル(株)
連携
教材提供
・効果測定ツール(ILAS)提供
・機材の貸出
NHKエンタープライズ
・映像教材DVDの提供
(スマートフォンドラマ)
3.取組の結果
(1)出前授業
-神戸市内の小学校167校のうち、平成26年度は1学期から3学期まで合計83校で実施。
-対象学年:4年~6年生、 受講者総数
11,511名
-取り上げているテーマ・・・
問題のある投稿、お金(課金)の問題、長時間使用、人間関係(コミュニケーション)
図表2:「インターネット安全教室」授業実施風景
(2)効果測定
上記のうちから前後の効果測定、授業へのタブレット導入にご賛同いただける学校を募集し、
17校で実施。(検定受講者総数
876名)
① 事前テストは紙アンケート方式で実施
② 事後テストは iPad タブレット機器を子どもに配布、
「ネットあんぜん検定」ツールを活用し、
ILASリテラシー項目分類ごとに各3問、全21問のクイズを実施。(1学期は紙で実施)
回答は「○正しい」
「×誤っている」の選択肢以外に、小学生などが語句や設問の意図が分からない
状態で適当に回答することを防ぐため、
「△意味がわからない」という選択肢を入れて、問題毎の理解度
を詳細に把握できるように設定をした。
図表3:ILASのリテラシー項目分類
1.インターネット上の違法コンテンツ、有害コンテンツに適切に対処できる能力
1-a
違法コンテンツの問題を理解し、適切に対処できる
1-b
有害コンテンツの問題を理解し、適切に対処できる
2.インターネット上で適切にコミュニケーションができる能力
2-a
情報を読み取り、適切にコミュニケーションができる
2-b
電子商取引の問題を理解し、適切に対処できる
2-c
利用料金や時間の浪費に配慮して利用できる
3.プライバシー保護や適切なセキュリティ対策ができる能力
3-a
プライバシー保護を図り利用できる
3-b
適切なセキュリティ対策を講じて利用できる
図表4:タブレットを使った「ネットあんぜん検定」受講風景
図表5:「ネットあんぜん検定」画面イメージ
スタート画面
問題、回答(〇×)、解説画面
採点結果とアドバイス
カテゴリ別正答率グラフ
(「?わからない」は問題の意味
(保護者向けに対策のヒント
が分からない、単語や漢字が分か
「推奨する安全対策」リスト
らない場合に選択)
へもリンク)
③ 実施後に解説を紙で配布(復習用)
④ 実施結果を集計、前後比較分析し、学校へフィードバック
図6:「ネットあんぜん検定」実施結果:前後比較集計
<17校分データの合算集計>
実施タイミング
正答率
不明率
授業前
73%
17%
授業後
87%
4%
※:上表の「不明率」=問題の意味が分からない、単語や漢字が分からない場合
4.結果の考察
実施各校にて授業前後に正答率の向上、不明率の低減が認められ、問題ごとの比較分析においても
安全教室で取り上げているテーマにかかる設問の正答率、不明率に有意の変化がみられ、理解度アップ
のための授業の有効性が認められた。一方で理解度の低いカテゴリ(テーマ)にも一定の傾向が見られ
たことから、子供の利用理解度の現状に沿った今後の授業テーマ追加選定の必要性もみとめられた。
(1)学校別集計 問題別正答率(例)
-各問正答率がアップ、5問は20%以上アップ
-安全教室でとりあげているテーマとの関連・・・
~「長時間利用」
、
「お金の問題」の正答率が向上(赤丸)
図表7:学校別集計 問題別正答率の前後比較
(2)学校別集計 不明率(例)
-用語や問題の意味がわからない率もダウン
図表8:学校別集計 問題別不明率の前後比較
(3)学校別集計(ILAS カテゴリ別)正答率(例)
-カテゴリ別には「適切なセキュリティ対策」、
「電子商取引への対応」、
「プライバシー保護」にか
かる設問の正答率が低い傾向が見られた。
⇒学校へフィードバックし、今後の授業テーマ選定の参考としていただく。
図表9:学校別集計 ILAS カテゴリ別正答率
神戸市実施分の全体集計では
・違法コンテンツの問題を理解し、適切に対処できる
・プライバシー保護を図り利用できる
例)著作権違反
例)ID 不正利用なりすまし、のっとり
カテゴリの正答率が低い傾向が見られた。
⇒同様に今後の授業テーマ選定の参考としていただく。
図表10:全体集計 ILAS カテゴリ別正答率
カテゴリ
正答率
1a
違法コンテンツの問題を理解し、適切に対処できる
78%
1b
有害コンテンツの問題を理解し、適切に対処できる
81%
2a
情報を読み取り、適切にコミュニケーションができる
93%
2b
電子商取引の問題を理解し、適切に対処できる
94%
2c
利用料金や時間の浪費に配慮して利用できる
93%
3a
プライバシー保護を図り利用できる
74%
3b
適切なセキュリティ対策を講じて利用できる
92%
(4)個人別集計
ILAS カテゴリ別正答率(例)
-子供により理解しているポイント(カテゴリ)が異なる。
⇒個票を学校およびご家庭にフィードバックし、レーダーチャートの低いところを考慮しながら、
指導ポイントの個別見直しや、学校連絡帳、3 者面談などへの活用、家庭のルールづくり、安全
対策の参考としていただく。
図表11:個人別集計
ILAS カテゴリ別正答率
※フィードバック例:
間違い(またはわからない)の多かったカテゴリをグラフのチャートで確認し、以下の説明を確
認のうえ、関連する安心安全対策やご家庭のルール作りを検討ください。
グラフカテゴリ
いほう
違法コンテンツの理解
説
か
明
し
ホームページにのっている歌詞を無断で使ったり、音楽を勝手に公開してい
ほうりつ
ちょさくけん
るページからダウンロードするのは法律(著作権)で禁止されています。
ゆうがい
有害コンテンツの理解
ひがいしゃ
かがいしゃ
スマホでもゲーム機でもネット犯罪の被害者になったり加害者になる危険が
あります。利用にふさわしいホームページやコンテンツだけを利用いただく
ためにフィルタリングサービスを利用しましょう。
ろうひ
料金・時間の浪費に配慮
スマホやゲームに夢中になると、ついつい夢中になり、寝不足になったり、
体調をくずしてしまうこともあります。きちんと使う時間を決めて使うよう
にしましょう。
で ん し しょうとりひき
電子 商 取 引 への対応
ネットでお金を使うときはかならず相談するようにしましょう。
ネットでショッピングしたり、追加アイテムを買う場合は事前に家族に相談
し、利用のための ID やパスワードもしっかり管理しましょう。
ほ
ご
プライバシー保護
仲の良い友だちでも勝手に写真や名前、メールアドレスなどをネットにアッ
プしてはいけません。
てきせつ
適切なコミュニケーション
ネットでも現実社会でも、人の悪口言ってはいけません。ネット上に一度書
きこんだことは、すべてを消すことはできません。こまったことがあった
ら、すぐにおうちの人や、先生に相談をしましょう。
たいさく
セキュリティ対策
スマホでホームページを見たり、メールなどで受け取ったファイルを経由し
かんせん
たいさく
て感染してしまうウィルスもあります。ウィルス対策ソフトをいれて、悪質
なサイトなどに十分注意しましょう。
5.来期に向けた課題と今後の対策
本活動の結果として、神戸市の「インターネット安全教室」対象児童のネット利用理解度の可視化と授
業の効果分析、今後取組改善につながる情報の収集が出来たことは大きな成果と言える。
今後は子どもの理解度の向上に加え、子どものネット利用のリスク現状や対策方法を保護者に提供し、
家庭でのルール作り(例:利用時間、ネットにのせて良い内容、課金、困ったときの相談先、必要な対策・
心構え)や安心安全対策の実施につなげていき、かつ対策の実施状況を把握したうえでリスクの低減状況
のモニタリングをしていくことが必要となる。
今回の成果と課題を更なる調査、分析、啓発活動、対策のモニタリングによって一人ひとりのインター
ネット・リテラシーを高める循環的取組みとしていくのかが次の課題として課せられている。
図表12:情報モラル・リテラシー教育の循環的取組み
学校
ご家庭
インターネット安全教室
現状把握
検定実施
-生徒理解度現状を知る
安全教室1時限
(ACE出前授業)
• 問題のある投稿
• お金の問題
• 長時間使用
• 人間関係
安全教室2時限
• 先生によるおさらい
• ネットあんぜん検定を
使った効果測定
集計レポートを授業の見直しに活用
授業後
• 生徒感想文・まとめ
• 学校便りで家庭へ
 注意喚起 ※
 対策のご案内
効果検証、カイゼン
• 生徒の理解度、
• 授業効果の把握
安全対策の実施
• 家庭でのルール
づくり
• フィルタリング
• 迷惑メール対策
等
リスク低減
<関係者の取り組みへのコメント>
(兵庫県立大学
竹内和雄 准教授)
神戸市の取り組みは全国のモデルケースだと考えている。
小学生に対して大学生が「ナナメの関係」から教えていることも特筆すべきことだが、産官学が協力し
て子どもたちを支えていることが何より素晴らしい。官(神戸市教委)が中心になって学校の課題を吸い
上げ調整を行い、学(ACE、兵庫県立大学竹内研究室等)が授業内容の精選や学生講師の授業スキル向
上に力を入れ、産(SoftBank)は、子どもたちの授業の効果測定に取り組んだ。この取り組みは2つの点
で画期的と言える。
まず「産」の関与。
「官」「学」の取り組みはこれまでも様々な地域で行われてきたが、今回、
「産」と
して SoftBank が効果測定に取り組んだ。教育の世界では、これまでこれだけ大がかりに市をあげて取り
組んだことは珍しく、これ自体が大きな成果だろう。さらに効果測定にエビデンスベースで取り組んだこ
と。子どもたちの情報モラル向上の必要性は以前から指摘されていたが、今回のように市単位で、数値と
してはっきりと示すことができる形として行われたことは画期的なことだ。指標として、国際的に評価の
高い総務省 ILAS 準拠版を活用している点も評価できる。今後への取り組みとして、個別のデータを示
し、保護者に示すことに着手しているが、今後の目指すべき方向性だと考えている。
(神戸市教育委員会)
ここ数年、学校で起こるトラブルの大半が、ネットの問題を含んでいます。そこで、神戸市教育委員会
では、兵庫県立大や兵庫県警、通信事業者等と連携して「ネットいじめ防止プログラム」を平成 26 年度
から始めました。その中でも、2 年間で神戸市内の全 167 校に実施する「インターネット安全教室」で
は、小学生の高学年に対し大学生を中心とした講師がわかりやすくネットトラブルを説明し、その後学級
担任が子供たちと共にネット問題を考えるというものでした。事後の感想を見ると、受講した子供たち
も、学級担任教員も共に「今後ネット社会で生きていくために大変有意義なものだった」という意見が多
く聞かれました。今後とも事業の効果を検証しながら産・官・学との連携をとり、子供たちの健全育成に
努めていきたいと考えています。
(受講した子どもの感想文)①
(受講した子どもの感想文)②
(受講した子どもの感想文)③
(受講した子どもの感想文)④
<以下参考情報>
◆関連ページURL
-ソフトバンクモバイル「いつも安心安全を」
http://www.softbank.jp/corp/csr/internet/
-教育委員会 指導部人権教育課(当取組のリリース)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2014/05/20140502843001.html
-兵庫県立大学 環境人間学部 竹内研究室
http://www.u-hyogo.ac.jp/shse/takekaz0205/index.html
-企業教育研究会 ACE 関西
http://ace-npo.org/npo/kansai/
◆ILAS 神戸版設問集
安心協ILAS神戸 Version1
1
2
3
4
~2014.11までの設問
ゲームでアイテムなどを買う時に、ゲーム会社に先にお金を払っておいてその分しか買えないように
するなど、お金を使いすぎないようにした。
インターネットで他の人とチームを作ってゲームをしていたので、チームの人に迷惑をかけてはいけ
ないと思って、3 日間寝ないでゲームをした。
けいたい電話を使い始めてから、勉強に集中できないことが多くなったので、先生やおうちの人に相
談して、1 日に使ってもいい時間を決めて、その時間だけ使うようにした。
インターネットに書いてあること全部が安心・安全とはいえないので、自分たちでしっかりインター
ネットのことを勉強して、トラブルに巻き込まれないようにしなければならない。
トモダチ
5
6
7
8
9
ナカマ
インターネットの中でなら、友達の悪口を言ったり仲間はずれにしたりするような「いじめ」をして
もよい。
おうちの人のクレジットカードを勝手に使って、インターネットで買い物をしてもよい。
ブログに今日あった出来事のほかに、友達の悪口など他の人が嫌な思いをすることを書いた。今まで
誰にも注意されていないので、続けている。
パソコンに USB メモリをさすだけなら、危険なウイルスが入ってパソコンがこわれてしまうことはな
い。
友達がたくさんほしいと思ったので、Facebook(Twitter)や LINE、ブログなどに自分のメールアド
レス・電話番号・自分の写真などを書きこんだ。
メールに書いてあった、ホームページのアドレスをクリックしたら、「あなたはお金のかかるサイト
10
を見ました。いくらお金がかかるか連絡するので、電話番号を教えてください。」と画面に出てきた
が、電話番号を教えず、何もしなかった。
11
パスワードは忘れてしまうといけないので、分かりやすいもの(たん生日や続いている数字 1111、
1234 など)を使うとよい。
12
友達にゲームを紹介するために、自分のユーザーID とパスワードを教えてもいい。
13
インターネットに他の人の ID を書きこむだけで、お金がもらえる方法があったのでやってみた。
14
15
CD を作っている会社や、歌を歌っている歌手がきちんとみとめているものではないと思ったが、
『無料(お金がかからない)』『タダ』と書いてあるサイトから音楽や動画をダウンロードした。
テレビ会社などがみとめていないのに、内緒で勝手にアニメが見られるようにしているインターネッ
トのサイトから、気に入ったアニメをダウンロードした。
16
17
18
19
友達からかりたゲームソフトをパソコンでコピーし、自分でやってみた。
(Twitter や)LINE に自分や友達の顔が写っている写真や名前をのせると、その写真や名前が悪いこ
とに使われるかもしれないので気をつけなければならない。
自分の名前をかくしてインターネットに書き込みをすると、誰も自分のことがどこのだれだかはわか
らないので大丈夫だ。
使ったことのないインターネットサイトから「すぐにお金をはらうか、連絡をしてください」という
ト ド イ タ
メールが届いた。しかし、お金もはらわず、連絡もしなかった。
20
21
スマートフォンのアプリの中には大切な情報(自分や友達の電話番号・アドレスなど)が、勝手に他
の人に知られてしまうものがあるので、十分に気をつけなければならない。
インターネットをしていると、よくない情報がでてきたので、おうちの人や先生に相談した。
安心協ILAS神戸 Version 2014.12~現在の設問
1
ゲーム機で遊ぶときは、はじめる前に、やめる時間をきめておくとよい。
2
インターネットを使うときは、パソコンやスマホより、ゲーム機から使うほうが安全。
3
4
5
音楽をダウンロードをするとき、無料でダウンロードするだけなら、どんなサイトからでも問題はな
い。
インターネットを使うときは、パソコンやスマホより、ゲーム機から使うほうが安全。
音楽をダウンロードをするとき、無料でダウンロードするだけなら、どんなサイトからでも問題はな
い。
6
インターネット上では、どんな悪口をかきこんでも、犯罪(はんざい)にはならない。
7
スマホにアプリをダウンロードするとき、どんな質問でも「はい」や「Yes」を選べばよい。
8
自分がとった写真でも、友だちが写っている写真を、勝手に自分のブログにのせてはいけない。
9
自動車や自転車の運転中に、スマホを使ってはいけない。
10
11
12
13
14
15
16
インターネット上で連絡先(れんらくさき)をきかれたら、メールアドレスではなく、ID を教えれば安
全。
好きなアーティストの歌の歌詞(かし)を、自分のブログに書くと、法律違反(ほうりついはん)にな
る。
「無料」と書いてあるゲームサイトで遊べば、けっしてお金がかからない。
友だちや恋人(こいびと)をさがすための「出会い系(であいけい)サイト」は、子どもは使ってはい
けない。
どんなときでもスマホが気になり、ついつい一日中使っていると、「ネット依存(いぞん)」になる可
能性(かのうせい)がある
メールやネット上で、友だちとケンカをしたときは、おうちの人や先生にすぐに相談する。
自分のケータイやスマホの「フィルタリング」を外したいときは、おうちの人と相談しないといけな
い。
17
18
19
ネットの掲示板(けいじばん)で、友だちの悪口を発見。かわいそうだったので、掲示板の管理者(か
んりしゃ)に消すようにメールをした。
インターネットを見ていたら、「このページは有料です。いますぐ 5000 円はらってください」と画面
に出たので、すぐにおうちの人に相談した。
友だちがイタズラをしているようすを写真にとった。この写真をネットにのせてもとった人はおこられ
ない。
20
おうちの人のクレジットカードなら、子どもはネットで買い物をしてかまわない。
21
ウィルス対策(たいさく)ソフトは、パソコンには必要だが、スマホにはいらない。
◆神戸市教育委員会作成:教職員対象の副教材・指導案入りDVD
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