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1. 概要 2. このツールに含まれるもの 3. 動作環境
2008 年 7 月 (株)ソリトンシステムズ InfoTrace V2 除外プロセス追加ツール(MergeProject)V2.2.2 説明書 1. 概要 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツール(MergeProject)とは、任意の除外プロセスを Smart Disk Management Console の Agent ディスク設定の、[InfoTrace 設定]-[ファイルイベント]-[除外プロセス]に表示されている除 外プロセスのリストへ一括で追加するツールです。 Smart Disk Management Console では Agent 設定の除外プロセスにプロセスを設定することはできません でしたが、このツールをご利用いただくことで、新しく Agent ディスクを作成する度に逐一監視ゾーンに 入力する必要のあった任意の除外プロセスを、除外プロセスのデフォルトとして設定できます。 2. このツールに含まれるもの 「MergeProject_v222.exe」は自己解凍形式になっています。 「MergeProject_v222.exe」をダブルクリックし解凍先フォルダを指定して実行すると、指定したフォルダ に以下のファイルが解凍されます。 z MergeProject.exe z DefaultProcessList.ini z ITV20V22MergeProjectV222.pdf (本書) 3. 動作環境 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールは、InfoTrace V2.x に対応しています。また、InfoTraceV2 除外プロ セス追加ツールは、以下の条件を満たしている必要があります。 z Soliton Smart Security V1.x Smart Disk Management Console がインストール済みであること z Soliton Smart Security V1.x Smart Disk Management Console の動作環境に準拠していること Soliton Smart Security V1.x Smart Disk Management Console の 動 作 環 境 に つ い て は 、 「SolitonSmartSecurityV1.2 ユーザーズガイド」を参照してください。 1 4. 使用方法 「Smart Disk Management Console」を起動している場合は、終了してください。 4.1 起動と終了 4.1.1 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールの起動 1. 「2. このツールに含まれるもの」で解凍した MergeProject.exe をダブルクリックしてください。 図 4.1.1 2. MergeProject.exe InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールが起動します。必要項目を設定し<保存(S)>または、<閉じる(X)> ボタンをクリックしてください。 ユーザー除外プロセスリスト欄には、任意に指定した除外プロセスのリストが表示されますが、初回 起動時はユーザー除外プロセスリスト欄には、何も表示されません。 図 4.1.2 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツール 2 表 4.1.1 項目 ユーザー除外プロセスリスト InfoTraceV2 除外プロセス追加ツール項目 <上へ>ボタン 説明 任意の除外プロセスがリスト表示されます。 初回起動時、任意の除外プロセスを指定していない場合は、何も表示 されません。 リストが表示されている場合は、任意の行をクリックすることでその 行を選択することが出来ます。 ユーザー除外プロセスリストで選択した行を一行上へ移動します。 <下へ>ボタン ユーザー除外プロセスリストで選択した行を一行下へ移動します。 <追加>ボタン ユーザー除外プロセスリストへ除外プロセスを追加します。 <変更>ボタン ユーザー除外プロセスリストで選択した行の内容を変更します。 <削除>ボタン ユーザー除外プロセスリストで選択した行を削除します。 <設定ファイルから取り込む> ボタン 既存の InfoTrace Agent 設定ファイル(project.ini)より、任意に追加した除 外プロセスを、ユーザー除外プロセスリストへ取り込みます。 <SDMC へ適用>ボタン <SDMC の除外プロセスをデフ ォルトに戻す> <保存>ボタン Smart Disk Management Console の Agent ディスク設定の除外プロセス リストへ、ユーザー除外プロセスリストの内容を追加します。 Smart Disk Management Console の Agent ディスク設定の除外プロセス リストを、デフォルトの状態へ戻します。 ユーザー除外プロセスリストを ProcessList.ini に保存します。 <閉じる>ボタン InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールを終了します。 プロセス名が半角 15 文字を超えた場合は、16 文字目以降の文字について表示はされますが、InfoTrace Agent では無視されます。また、全角文字については無効となります。 4.1.2 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールの終了 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールの設定が完了したら、<閉じる(X)>ボタンをクリックしてください。 ユーザー除外プロセスリストの編集後に保存されていない場合は、図 4.1.3 が表示されます。<はい(Y)> ボタンをクリックすると、InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールと同一のフォルダに ProcessList.ini ファイ ルが作成され、指定したユーザー除外プロセスリストの情報を保持します。<いいえ(N)>ボタンをクリック すると、編集内容を保存せずに InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールを終了します。 図 4.1.3 保存確認メッセージ 3 4.2 除外プロセスの新規追加 除外プロセスの新規に追加する手順は、以下のとおりです。 1. ユーザー除外プロセスリストに任意の除外プロセスを追加するには、<追加(I)>ボタンをクリックして ください。 図 4.2.1 2. InfoTraceV2 除外プロセス追加ツール初回起動時 図 4.2.2 が表示されます。プロセス名欄に除外するプロセス名、必要に応じて備考欄を入力して、<OK> ボタンをクリックしてください。 項目 プロセス名 備考 図 4.2.2 除外プロセスの新規追加 表 4.2.1 除外プロセスの新規追加 説明 追加するプロセス名を入力します。必須入力項目です。 追加するプロセスの備考を入力します。 4 3. 図 4.2.3 が表示されます。ユーザー除外プロセスリスト欄に追加したプロセス名、備考が表示されて いることを確認してください。 図 4.2.3 除外プロセスの追加確認 5 4.3 除外プロセスの変更 ユーザー除外プロセスリスト欄に表示されている除外プロセスを変更する手順は、以下のとおりです。 1. ユーザー除外プロセスリストから、変更するプロセスを選択し、<変更(E)>ボタンをクリックしてく ださい。 図 4.3.1 2. 変更する除外プロセスの選択 図 4.3.2 が表示されます。必要項目を変更し、<OK>ボタンをクリックしてください。 図 4.3.2 3. 除外プロセスの変更 ユーザー除外プロセスリスト欄に変更したプロセス名、備考が表示されていることを確認してくださ い。 6 4.4 除外プロセスの削除 ユーザー除外プロセスリスト欄に表示されている除外プロセスを削除する手順は、以下のとおりです。 1. ユーザー除外プロセスリストから、削除するプロセスを選択し、<削除(D)>ボタンをクリックしてく ださい。 図 4.4.1 2. 削除する除外プロセスの選択 図 4.4.2 が表示されます。表示された内容を確認し、<はい(Y)>ボタンをクリックしてください。 図 4.4.2 3. プロセスの削除確認 ユーザー除外プロセスリスト欄からプロセスが削除されていることを確認してください。 7 4.5 InfoTrace Agent設定ファイルから取り込む Smart Disk Management Console の Agent ディスク設定で、すでに追加されている任意の除外プロセスを InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールに取り込むことができます。除外プロセスとして取り込むことができ るのは、ディスク情報の[InfoTrace 設定]-[ファイルイベント]の監視ゾーンに以下のように追加したもので す。 z 「監視ゾーン」に、” 除外” 設定かつ、”プロセス名”と”備考(任意)”のみで登録した監視ゾーン ただし、上記の条件に当てはまっても、弊社がデフォルトの除外プロセスとして設定しているプロセス については、取り込みは行いません。 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールに取り込む手順は、以下のとおりです。 1. Smart Disk Management Console の Agent ディスク発行より、取り込みたい Agent ディスクの InfoTrace Agent の設定ファイルを発行します。取り込みたい Agent ディスクを右クリックしメニューを表示さ せ、[設定ファイルの作成]を選択し、画面の指示に従って InfoTrace Agent の設定ファイルを発行して ください。 図 4.5.1 2. 設定ファイルの作成 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールを起動し、<設定ファイルから取り込む(A)>ボタンをクリックし てください。 8 3. 図 4.5.2 が表示されます。手順 1 で発行した「project.ini」を選択し<開く(O)>ボタンをクリックしてく ださい。 図 4.5.2 4. 設定ファイルの取り込み 図 4.5.3 が表示されます。設定ファイルから読み込んだ任意に追加したプロセスが表示されます。取 り込むプロセスにチェックがついていることを確認し、<OK>ボタンをクリックしてください。取り 込む欄のチェックをはずすとそのプロセスは、取り込まれなくなります。 図 4.5.3 表 4.5.1 項目 取り込む除外プロセス <すべて選択>ボタン <すべて解除>ボタン <OK>ボタン <キャンセル>ボタン 除外プロセスの取り込み 除外プロセスの取り込みダイアログ項目 説明 設定ファイルより読み込んだ、任意に追加したプロセスが表示さ れます。 [取り込む]列のチェックをはずすと、<OK>ボタンをクリックした 際にそのプロセスは取り込まれません。 取り込む除外プロセスの[取り込む]列のチェックボックスすべて にチェックがつきます。 取り込む除外プロセスの[取り込む]列のチェックボックスすべて のチェックがはずれます。 取り込む除外プロセスの[取り込む]列にチェックがついているす べての行のプロセスと備考を、メイン画面のユーザー除外プロセ スリストへ追加します。 このダイアログを閉じます。 プロセスの取り込みは行いません。 9 5. 図 4.5.4 が表示されます。表示された内容を確認し、<OK>ボタンをクリックしてください。 図 4.5.4 6. 設定ファイル取り込み完了 必要に応じて、除外プロセスの設定を行ってください。 4.6 Smart Disk Management Consoleのディスク情報設定への適用 InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールで設定した除外プロセスを Smart Disk Management Console の Agent ディスク設定の除外プロセスリストへ適用する手順は、以下のとおりです。 1. ユーザー除外プロセスリスト欄で、除外するプロセスが表示されていることを確認し、<SDMC へ適 用(O)>ボタンをクリックしてください。 図 4.6.1 除外プロセスの適用 10 2. 図 4.6.2 が表示されます。表示された内容を確認し、<OK>ボタンをクリックしてください。 図 4.6.2 適用の完了 ディスク情報の除外プロセスリストに、適用するプロセスと同じプロセスが既に存在した場合、備考は上 書きされます。 3. Smart Disk Management Console のディスク情報の除外プロセスを確認し、除外プロセスに指定したプ ロセスが表示されていることを確認してください。 図 4.6.3 4. Agent ディスク設定 InfoTrace Agent の発行または、InfoTrace Agent の設定ファイルの更新を行ってください。 11 4.7 Smart Disk Management Consoleの除外プロセスリストをデフォルトに戻す Smart Disk Management Console の Agent ディスク設定の除外プロセスリストへ一度適用してしまったプ ロセスは、Smart Disk Management Console からは削除することができません。 そのため、一度追加したプロセスを削除したい場合には以下の手順に従い、除外プロセスをデフォルト に戻してから再度必要なプロセスを適用する、という操作をする必要があります。 Smart Disk Management Console の Agent ディスク設定の除外プロセスをデフォルトに戻す手順は以下の 通りです。 1. InfoTraceV2 除外プロセス追加ツールを起動し、<SDMC の除外プロセスをデフォルトに戻す>ボタン をクリックしてください。 図 4.7.1 2. Smart Disk Management Console の除外プロセスをデフォルトに戻す 図 4.7.2 が表示されます。表示された内容を確認し、<はい(Y)>ボタンをクリックしてください。 図 4.7.2 確認ダイアログ 12 3. 図 4.7.3 が表示されます。表示された内容を確認し、<OK>ボタンをクリックしてください。 図 4.7.3 4. デフォルトに戻す作業の完了 Smart Disk Management Console のディスク情報の除外プロセスに任意で追加したプロセスが表示され ていないことを確認してください。 図 4.7.4 Agent ディスク設定 5.除外プロセス追加ツールの応用例 ProcessList.ini を別のフォルダにコピーしておくことで、ユーザー除外プロセスリストのバックアップを 取ることができます。 バックアップした ProcessList.ini を、InfoTrace V2 除外プロセス追加ツールが起動していない状態の時に MergeProject.exe と同フォルダに上書きコピーし、InfoTrace V2 除外プロセス追加ツールを起動すると、そ の ProcessList.ini に保存した時のユーザー除外プロセスリストの状態を利用できます。 複数のディスクにそれぞれ別の除外プロセスを適用させたい場合などに、この方法でバックアップを取 っておくことで設定を簡単に適用できます。 13 6. バージョン確認 InfoTrace V2 除外プロセス追加ツールのバージョン情報は、起動画面から確認できます。 InfoTrace V2 除外プロセス追加ツールを起動し、InfoTrace V2 除外プロセス追加ツールのアイコンをクリ ックし、メニューから[InfoTrace V2 除外プロセス追加ツールのバージョン情報(A)]をクリックしてください。 図 6.1 除外プロセス追加ツールのメニュー 図 6.2 バージョン情報 14 7. 注意事項と制限事項 InfoTrace Agent 設定ファイル(project.ini)または、InfoTrace V2 除外プロセス追加ツールの設定ファイル (DefaultProcessList.ini,ProcessList.ini)を、直接エディタなどで編集することはしないでください。 InfoTrace V2 除外プロセス追加ツール以外で編集した場合は、サポート対象外となりますので注意してく ださい。 8. お問い合わせ 「InfoTrace V2 除外プロセス追加ツール(MergeProject)V2.2.2」の使用方法についてご不明な点がござい ましたら下記までご連絡ください。 ◆ 評価版 InfoTrace ご使用の場合 販売代理店、もしくは株式会社ソリトンシステムズ Web ページよりお問い合わせください。 U R L : http://www.soliton.co.jp/contact/index.html ◆ 製品版 InfoTrace ご使用の場合 株式会社ソリトンシステムズ コンタクトセンター U R L : http://www.soliton.co.jp/contact/index.html F A X :03-3356-3698 e-mail:[email protected] 以 15 上