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2005/11/02

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2005/11/02
目論見書 2005.11
セレブリティ・ファンド・シリーズ
ブ
リ
ッ
ク
ス
BRICs通貨連動 元本確保型ファンド
米ドル建て元本確保型・バーミューダ籍オープンエンド型外国投資信託
ムーア・マネジメント・サービシズ(バーミューダ)リミテッド
セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動 元本確保型ファンド
(Celebrities Fund Series – BRICs Currencies Linked Principal Protected Fund)
米ドル建て元本確保型・バーミューダ籍オープンエンド型外国投資信託
交付目論見書
2005.10
ムーア・マネジメント・サービシズ(バーミューダ)リミテッド
(Moore Management Services (Bermuda) Limited)
交付目論見書は、証券取引法第15条第2項の規定により、あらかじめまたは同時に交付しなければ
ならない目論見書です。
1.本届出目論見書に係るセレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連
動
元本確保型ファンドの受益証券の募集については、管理会社は、証
券取引法(昭和23年法第25号)第5条の規定により有価証券届出書を平
成17年10月17日に関東財務局長に提出し、また、同法第7条の規定によ
り有価証券届出書の訂正届出書を平成17年10月27日に提出しており、そ
の届出の効力は平成17年11月2日に生じております。
2.交付目論見書は、証券取引法第15条第2項の規定により、あらかじめま
たは同時に交付しなければならない目論見書です。
3.請求目論見書(記載項目等については交付目論見書「第二部
情報
第4
ファンド
ファンドの詳細情報の項目」をご参照下さい。)は、投資
者の皆様から請求された場合に交付されるものであり、請求を行った場
合には投資者の皆様がその旨の記録をしておくこととなっております
が、便宜上、交付目論見書と併せて掲載しておりますので御留意下さ
い。
4.投資信託は銀行預金ではなく、預金保険の対象外です。また、投資者保
護基金の支払いの対象外です。投資信託は、シティバンクまたはシティ
グループの債務ではなく、それらによる保証もありません。投資信託は
値動きがあり、元本の保証はなく、値下がりのリスクがあります。
5.セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動
元本確保型ファン
ドの受益証券の価格は、同ファンドが組入れている有価証券の値動きの
ほか為替変動による影響を受けますが、これら運用による損益はすべて
投資者の皆様に帰属します。
交 付 目 論 見 書
セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動
元本確保型ファンド
(Celebrities Fund Series – BRICs Currencies Linked Principal Protected Fund)
平成17年10月17日有価証券届出書提出
平成17年10月27日有価証券届出書の訂正届出書提出
発
行
者
名
:
ムーア・マネジメント・サービシズ(バーミューダ)リミテッド
(Moore Management Services (Bermuda) Limited)
代 表 者 の 役 職 氏 名
: 取締役
ケビン・チャールズ・ジリー
(Kevin Charles Gilley)
本 店 の 所 在 の 場 所
: バーミューダ、ハミルトン HM11、チャーチ・ストリート2番、クラレンドン・ハ
ウス
(Clarendon House, 2 Church Street, Hamilton HM11, Bermuda)
代理人の氏名又は名称
:
弁 護 士
中
野
春
芽
代理人の住所又は所在地
:
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
森・濱田松本法律事務所
届出の対象とした募集
届出の対象とした募集(売出)外国投資信託受益証券に係るファンドの名称:
セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動
元本確保型ファンド
(Celebrities Fund Series – BRICs Currencies Linked Principal Protected
Fund)
届出の対象とした募集(売出)外国投資信託受益証券の金額:
4億アメリカ合衆国ドル(453億円)
(注)アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」といいます。)の円貨換算は、平成17年9月30日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧
客電信売買相場の仲値(1米ドル=113.19円)によります。
有価証券届出書の写しを縦覧に供する場所
該当事項なし
目
次
頁
第一部
証券情報
……………………………………………………………………………………………………………
第二部
ファンド情報
………………………………………………………………………………………………………
1
4
第1
ファンドの状況
……………………………………………………………………………………………………
4
1
ファンドの性格
……………………………………………………………………………………………………
4
2
投資方針
……………………………………………………………………………………………………………
8
3
投資リスク
4
手数料等及び税金
5
運用状況
6
手続等の概要
7
管理及び運営の概要
………………………………………………………………………………………………
25
第2
財務ハイライト情報
………………………………………………………………………………………………
27
第3
外国投資信託受益証券事務の概要
第4
ファンドの詳細情報の項目
別紙A
定義
…………………………………………………………………………………………………………
19
…………………………………………………………………………………………………
21
……………………………………………………………………………………………………………
24
………………………………………………………………………………………………………
25
………………………………………………………………………………
28
………………………………………………………………………………………
29
………………………………………………………………………………………………………………
30
第一部
証券情報
(1)ファンドの名称
セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動
元本確保型
ファンド
(Celebrities Fund Series – BRICs Currencies Linked Principal
Protected Fund)
(注)BRICs通貨連動
元本確保型ファンド(以下「サブ・ファンド」といいま
す。)は、アンブレラ・ファンドであるセレブリティ・ファンド・シリーズ
(以下「ファンド」といいます。)のサブ・ファンドです。現在、ファンド
は、本サブ・ファンドのみにより構成されています。なお、アンブレラとは、
1つの投資信託を傘と見立て、その傘の下で一または複数の投資信託(サ
ブ・ファンド)を設定できる仕組みのものを指します。
(2)外国投資信託受益証券の形態等
記名式無額面受益証券で、すべて同一種類です。
(以下「ファンド証券」または「受益証券」といいます。)
ファンド証券は、単位型です。
ファンド証券について、格付は取得していません。
(3)発行(売出)価額の総額
4億米ドル(約453億円)
(注1)米ドルの円貨換算は、平成17年9月30日現在の株式会社東京三菱銀行の対
顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=113.19円)によります。
(注2)ファンドは、バーミューダの法律に基づいて設立されていますが、ファン
ド証券は、米ドル建てのため以下の金額表示は別段の記載がない限り米ド
ル貨をもって行います。
(注3)本書の中で金額および比率を表示する場合、四捨五入してあります。従っ
て、合計の数字が一致しない場合があります。また、円貨への換算は、本
書の中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のうえ、必要
な場合四捨五入してあります。従って、本書中の同一情報につき異なった
円貨表示がなされている場合もあります。
(4)発行(売出)価格
受益証券一口当たり100米ドル(以下「発行価格」または「募集価
格」ということがあります。)
(5)申込手数料
申込手数料はありません。
(6)申込単位
300口(30,000米ドル)以上1口(100米ドル)単位
ただし、日本における販売会社(以下に定義します。)はこれと異な
る取扱いをすることがあります。
(7)申込期間
平成17年11月2日(水曜日)から
平成17年11月28日(月曜日)まで
(注1)申込受付時間は、原則として午後3時までですが、状況により異なる申込
受付時間を設けることがあります。
(注2)代行協会員(以下に定義します。)が募集の取扱いを行うことが適当でな
いと判断する取引日(以下「取扱除外日」といます。)には、例外的に募
集の取扱いが行われないことがあります。
(8)申込取扱場所
シティコープ証券会社
東京支店
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号東京銀行協会ビル8階
- 1 -
(以下「シティコープ証券」または「日本における販売会社」といい
ます。)
(注)日本における販売会社と受益証券の取扱業務に係る契約を締結する販売・買
戻取扱会社は、東京都港区赤坂五丁目2番20号所在のシティバンク、エヌ・
エイの日本における各支店および出張所とします。
(1)シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、一部の支店等
で取扱いを行わないこととしている場合があります。
(2)シティバンク、エヌ・エイの東京支店川崎出張所においては、電話によ
る申込みのみを受付けます。
(3)インターネット取引では、申込みおよび買戻請求を取り扱いません。
(9)払込期日
平成17年11月30日(水曜日)(以下「払込期日」または「設定日」と
いいます。)
(10)払込取扱場所
シティコープ証券
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号東京銀行協会ビル8階
発行価額の総額は、日本における販売会社によって払込期日に主たる
副保管受託銀行であるHSBC インスティテューショナル・トラス
ト・サービシズ(アジア)リミテッド(HSBC Institutional Trust
Services (Asia) Limited)のファンド口座に米ドル貨で払い込まれ
ます。
(11)振替機関に関する事項
該当事項はありません。
(12)その他
(イ)申込証拠金はありません。
(ロ)引受等の概要
①
シティコープ証券は、ムーア・マネジメント・サービシズ(バーミューダ)リミテッド(Moore
Management Services (Bermuda) Limited)(以下「管理会社」または「ムーア」といいます。)との間の、
日本における受益証券の販売および買戻しに関する平成17年10月13日付受益証券販売・買戻契約に基づき、
受益証券の募集を行います。
なお、上記契約には、日本における募集開始日現在において、日本における販売会社の判断において異常
な経済、通貨情勢の変更等があった場合、日本における販売会社は、募集の取扱いを行わないことができる
旨の規定があります。管理会社は、サブ・ファンドの存続が投資者の利益に反するまたは商業的に経済的で
ない(市況の変化により、サブ・ファンドの資産の購入条件に悪影響が及ぶ場合、申込が不完全であった場
合またはその他の理由による場合を含みますが、これらに限りません。)と考える場合、サブ・ファンドの
受益証券を発行せず、投資者に対して、当該募集期間の終了後14営業日以内に、利息をつけることなく、ま
た為替手数料の払戻しをすることなく受領済の申込金額を返還することができます。この場合、サブ・ファ
ンドは、運用を開始しなかったものとみなされます。
②
日本における販売会社は、直接または他の販売・買戻取扱会社(以下、日本における販売会社と併せて
「販売取扱会社」といいます。)を通じて間接に受けた受益証券の買戻請求を管理事務代行会社であるHS
BC インスティテューショナル・トラスト・サービシズ(アジア)リミテッドへ取り次ぎます。
(注)販売・買戻取扱会社とは、販売会社と受益証券の取次業務にかかる契約を締結し、投資者からの受益証券の申込みまたは
買戻しを販売会社に取り次ぎ、投資者からの申込金額の受入れまたは投資者に対する買戻代金の支払等にかかる事務等を
取り扱う取次証券会社および(または)取次登録金融機関をいいます。
③
管理会社は、シティコープ証券をサブ・ファンドに関して日本における代行協会員に指定しています。
(注)代行協会員とは、外国投資信託証券の発行者と契約を締結し、一口当たり純資産価格の公表を行い、また決算報告書その
他の書類を日本証券業協会および販売取扱会社に提出または送付する等の業務を行う協会員をいいます。
- 2 -
(ハ)申込みの方法
ファンド証券の申込みを行う投資者は、販売取扱会社と外国証券の取引に関する契約を締結します。このた
め、販売取扱会社は、「外国証券取引口座約款」その他所定の約款(以下「口座約款」といいます。)を投資
者に交付し、投資者は、当該約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込書を提出します。申込
金額は、円貨または米ドル貨で支払うものとし、米ドル貨と円貨との換算は、各申込みについての約定日にお
ける東京外国為替市場の外国為替相場に準拠したものであって、販売取扱会社が決定するレートによるものと
します。なお、販売取扱会社の定めるところにより、上記の払込期日以前に申込金額等の支払を投資者に依頼
する場合があります。また、販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所は、通常、
申込日に申込金額等の引落としを行います。
申込金額は、日本における販売会社により払込期日に主たる副保管受託銀行であるHSBC インスティ
テューショナル・トラスト・サービシズ(アジア)リミテッドのファンド口座に米ドル貨で払い込まれます。
(ニ)日本以外の地域における発行
該当事項はありません。
- 3 -
第二部
第1
1
ファンド情報
ファンドの状況
ファンドの性格
(1)ファンドの目的及び基本的性格
a.ファンドの目的、信託金の限度額および基本的性格
BRICs通貨連動
元本確保型ファンド(以下「サブ・ファンド」といいます。)は、アンブレラ・ファン
ドとしてバーミューダの法律に基づき構成されているユニット・トラストであるセレブリティ・ファンド・
シリーズ(以下「ファンド」といいます。)のサブ・ファンドです。
現在、ファンドは、サブ・ファンドのみにより構成されています。なお、アンブレラとは、1つの投資信
託を傘と見立て、その傘の下で一または複数の投資信託(サブ・ファンド)を設定できる仕組みのものを指
します。追加のサブ・ファンドは、受託会社と管理会社との間の信託証書の補遺により設定することができ
ます。
サブ・ファンドの目的は、2008年11月28日(以下「元本確保日」といいます。)における米ドル建てでの
投資元本の確保を図りつつ、ブラジル連邦共和国、ロシア連邦、インドおよび中華人民共和国(以下、英語
の国名の頭文字をとって「BRICs」と総称します。)の通貨各25%ずつで構成されるバスケット(以下
「BRICs通貨バスケット」といいます。)に、一定の比率で連動したリターンを投資者に提供することです。
サブ・ファンドは、バークレイズ・バンク・ピーエルシー(Barclays Bank PLC)(以下「本社債発行会
社」といいます。)が発行するBRICs通貨連動社債(以下「BRICs通貨連動債」または「本社債」といいま
す。)にサブ・ファンドのほぼすべての資産を投資することによりかかる目的の達成を追求します。
b.ファンドの特色
ファンドは、1998年バーミューダ金融庁(Bermuda Monetary Authority)(集団投資スキームの分類に関
する)規則(以下「BMA規則」といいます。)により規制されており、バーミューダ標準スキーム
(Bermuda Standard Scheme)として分類されています。したがって、バーミューダ標準スキームに関する
BMA規則に規定されている規則および監督に服します。しかし、バーミューダ金融庁(以下「BMA」と
いいます。)は、BMA規則により付与された権限に基づき、またファンドの受益証券の日本の公衆に対す
る予定された募集を考慮に入れて、ファンドについて付加的な要項および条件を課しました。その結果、
ファンドは、ファンドがバーミューダ公認スキーム(Bermuda Recognised Scheme)に分類されている場合
と同様に、バーミューダ公認スキームに関する多数の規則を遵守することを義務づけられています。しかし、
ファンドは、ファンドに伴うリスクを完全に判断することができ、リスクを負担できる投資者のみに適する
投資ビークルとみなされるべきです。また、ファンドは、英国の2000年金融業および市場法(Financial
Services and Markets Act 2000)の関連規定に基づき、公認スキームとしての資格を有しておらず、した
がって、英国において公認スキームとして公認されるための申請を行うことを予定していません。その結果、
受益証券は、英国の一般公衆に対して募集・販売することができません。管理会社および受託会社は、BM
A規則に基づき、ファンドのために行為します。
為替管理目的上、バーミューダ非居住者に対するサブ・ファンドの受益証券の4,000,000口を上限とする
英文目論見書に基づく発行に関して、1972年バーミューダ為替管理法(Exchange Control Act 1972)に基
づく認可が、BMAから取得されています。BMAの承認または認可は、ファンドの業績またはファンドの
信用性に関してBMAによる何らの保証を構成するものでもありません。また、かかる承認または認可を付
与するに際して、BMAは、ファンドの業績もしくは不履行または行われた言明もしくは述べられた意見に
ついて責任を負うものではありません。
受益証券について、上場またはその他の取引手段の取得は、現在のところ考えられていません。ただし、
管理会社は、将来において上場を目指す可能性があります。
BMAは、BMA規則に規定された状況がある場合、管理会社に対する書面による通知によりいつでも、
ファンドのバーミューダ標準スキームとしての承認を取り下げることができます。
ファンドは、バーミューダの法律に基づき、2005年10月10日付信託証書により約100年を期限として設立
されたユニット・トラストです。信託証書は、ファンドの設定を定めています。信託証書に基づき、管理会
- 4 -
社および受託会社は、英文目論見書に記載された行為を行う権限を有します。管理会社および受託会社は、
各々に関係するBMA規則の規定に拘束されることについて、各々同意しています。
BMA規則の写しは、受託会社において閲覧の用に供されており、写しを取得することができます。
- 5 -
(2)ファンドの仕組み
①
ファンドの仕組み
フ ァ
ン ド
セレブリティ・ファンド・シリーズ
サブ・ファンド:
BRICs通貨連動
元本確保型ファンド
受
託
会
社
登録事務代行会社
保 管 受 託 銀 行
管 理 会 社
ムーア・マネジメント・サービシズ
(バーミューダ)リミテッド
ザ・バンク・オブ・バーミューダ・
信託証書
リミテッド
(ファンド資産の運用管理、ファンド証
(ファンドの受託業務、保管業務および
登録事務代行業務)
券の発行・買戻し)
管理事務代行業務契約
代行協会員契約
受益証券販売・買戻契約
主たる副保管受託銀行、登録
事務代行会社の代行会社およ
び名義書換事務代行会社の任
命に関する委任契約
管理事務代行会社
主たる副保管受託銀行
登録事務代行会社の代行会社
名義書換事務代行会社
日本における販売会社
代
行
協
会
員
HSBC インスティテューショナル・
トラスト・サービシズ(アジア)
シティコープ証券会社 東京支店
リミテッド
(管理事務代行業務、副保管業務、登録事
務代行業務および名義書換事務代行業務)
(日本におけるファンド証券の販売・買戻
しの取扱業務および代行協会員業務)
- 6 -
② 管理会社とファンドの関係法人の名称、ファンドの運営上の役割および契約等の概要
名称
ファンド運営上の役割
ムーア・マネジメント・サービシ
ズ(バーミューダ)リミテッド
(Moore Management Services
(Bermuda) Limited)
管理会社
ザ・バンク・オブ・バーミュー
ダ・リミテッド
(The Bank of Bermuda Limited)
HSBC インスティテューショ
ナル・トラスト・サービシズ(ア
ジア)リミテッド
(HSBC Institutional Trust
Services (Asia) Limited)
受託会社
保管受託銀行
登録事務代行会社
シティコープ証券会社 東京支店
代行協会員
日本における販売会社
契約等の概要
2005年10月10日付で信託証書(信託証書補遺により
改訂済)を受託会社と締結。ファンド資産の運用、
管理、ファンド証券の発行、買戻しならびにファン
ドおよびサブ・ファンドの終了について規定してい
ます。
2005年10月10日付で信託証書(信託証書補遺により
改訂済)を管理会社と締結。上記に加え、サブ・
ファンドの資産の保管について規定しています。
管理事務代行会社
主たる副保管受託銀行
登録事務代行会社の代行
会社
名義書換事務代行会社
2005年10月10日付で管理事務代行業務契約(注1)を
管理会社と締結。ファンドの管理事務代行業務につ
いて規定しています。
2005年10月10日付で主たる副保管受託銀行、登録事
務代行会社の事務代行会社および名義書換事務代行
会社の任命に関する委任契約を受託会社と締結。
ファンドの資産の保管業務およびファンド証券に関
する管理事務代行業務についてそれぞれ規定してい
ます。
2005年10月13日付で管理会社との間で代行協会員契
約(注2)および受益証券販売・買戻契約(注3)を締
結。代行協会員業務およびファンド証券の販売・買
戻しの取扱業務についてそれぞれ規定しています。
(注1)管理事務代行業務契約とは、管理会社によって任命された管理事務代行会社が計算および評価ならびにその
他の管理事務代行業務をファンドに提供することを約する契約です。
(注2)代行協会員契約とは、管理会社によって任命された代行協会員が、ファンドに対し、ファンド証券に関する
目論見書の日本証券業協会に対する提出、一口当たり純資産価格の公表ならびに決算報告書その他の書類の
日本証券業協会に対する提出等代行協会員業務を提供することを約する契約です。
(注3)受益証券販売・買戻契約とは、管理会社によって任命された日本における販売会社が、ファンド証券の日本
における募集の目的で管理会社から交付を受けたファンド証券を日本の法令・規則および目論見書に準拠し
て販売することを約する契約です。
③ 管理会社の概要
(ⅰ)設立準拠法
バーミューダの法律に基づき、バーミューダにおいて2002年2月13日に設立されました。
(ⅱ)会社の目的
会社の目的は、バーミューダおよび他の管轄領域の法律に基づき設定された投資信託等の管理運営を行
うことです。
(ⅲ)資本の額(2005年9月末日現在)
資本の額
400,000米ドル(約4,528万円)
発行済株式総数
40万株
管理会社が発行する株式総数の上限については制限がありません。
ただし、上記資本金の増減については、附属定款の規定に基づく株主の決議を要します。
(ⅳ)会社の沿革
2002年2月13日設立。
(ⅴ)大株主の状況
名称
ムーア・マネジメント・サービシズ・
リミテッド
(Moore Management Services
Limited)
住所
英国属領チャンネル諸島
ジャージー島、サンテリエ市
ジ・エスプラネード45 私書箱1363
(郵便番号 JE42YQ)
- 7 -
所有株式数
比率
40万株
100%
2
投資方針
(1)投資方針
サブ・ファンドの投資目的は、元本確保日における米ドル建てでの投資元本の確保を図りつつ、BRICs通
貨バスケットのリターンに、一定の比率で連動したリターンを投資者に提供することです。サブ・ファンド
は、本社債発行会社が発行するBRICs通貨連動債にサブ・ファンドのほぼすべての資産を投資することによ
りかかる目的の達成を追求します。ただし、受益者は、元本確保日までファンド証券を保有していることを
要し、サブ・ファンドの一口当たり純資産価格は、約3年間にわたるBRICs通貨のバスケットの全リターン
に基づき決定されます。
BRICsとは、ブラジル連邦共和国、ロシア連邦、インドおよび中華人民共和国の各国名の頭文字をとった
もので、BRICs通貨とは、ブラジル・レアル、ロシア・ルーブル、インド・ルピーおよび中国人民元をいい
ます。BRICsは、米国の投資銀行により発表されたレポートにおいて急激な経済成長の可能性を指摘されて
いる、2003年秋以降注目の国々です。中国とインドは、それぞれ人口において世界第1位と第2位で、イン
ドが農業と共に、情報技術についての多くのエキスパートによるハイテクノロジー産業に卓越しているのに
対し、中国は、製造に関して特に高い能力をもって「世界の工場」となっています。ブラジルは、豊かな農
業、牧畜業および鉱業を擁しており、ロシアは、莫大なエネルギー源を保有しています。これらは、強力な
経済成長がBRICs諸国で予測できるほんの一部の理由です。
ファンドまたはサブ・ファンドは、その資産をいかなる種類の株式および株式関連商品にも投資しません。
サブ・ファンドの投資成果は、BRICs通貨バスケットの変動に応じて償還価格が決定される仕組みの米ド
ル建てのBRICs通貨連動債への投資により、元本確保日までの約3年間のBRICs通貨バスケットの変動率(以
下「BRICs通貨バスケット変動率」といいます。)に応じて決まります。本社債の最終為替観測日のBRICs通
貨バスケットが上昇していれば、一定の最終連動率でBRICs通貨バスケット変動率に連動した投資成果が得
られ、下落していれば、額面で償還されます。
(2)投資対象
サブ・ファンドは、ほぼすべての資産を本社債発行会社が発行するBRICs通貨連動債に投資します。本社債
および本社債発行会社の概要は以下のとおりです。
Ⅰ.本社債の内容
投資目的の充足を追求するサブ・ファンドのパフォーマンスは、全体として、投資元本の確保を図りつつ、
本社債発行会社により発行される、BRICs通貨バスケットに連動するリターンを提供する構造を有するBRICs
通貨連動債のパフォーマンスに依拠します。
本社債は、BRICs通貨バスケットの上昇率に連動する元本保証型債券です。本社債のリターンは、BRICs通
貨バスケットの上昇率を参照して決定されます。本社債は、社債満期日まで保有される場合に限り、元本が
保証されます。本社債が社債満期日前に売却される場合や早期償還により社債満期日前に償還される場合、
本社債の保有者は、本社債における支払保証額を下回る金額を受領することとなる可能性があります。
以下は、本社債の要項の要約であり、本社債の実際の要項によりその全体が限定されます。
BRICs通貨連動債
発行会社:
バークレイズ・バンク・ピーエルシー
担保/無担保:
本社債発行会社のすべての既存上位無担保債券と劣後関係のない無担保債券
一社債当たり額面金額:
100米ドル
額面金額:
100米ドル
発行価格:
100.00%
販売価格:
95.5%乃至97.8%(条件決定日終了時に確定されます。100%との差額はサ
ブ・ファンドの当初募集報酬およびその他の手数料等の原資となります。)
条件決定日(当初為替観
2005年11月30日
測日):
発行日:
2005年12月8日
販売/決済日
2005年12月16日
社債評価日(最終為替観
2008年11月10日
測日):
- 8 -
社債満期日:
2008年11月28日
利息:
2005年12月16日から(同日を含みます。)社債満期日まで(同日を除きま
す。)の利払期間について、年率0.80%。四半期毎の各利息支払日に当該四半
期の実日数/365の日割計算により分割払いされます。本社債所持人への支払
額は、利息支払日が翌営業日についての協定に従って延期される場合にも増減
されません。利息は、サブ・ファンドの管理報酬等の信託期間中の手数料の原
資となります。
利払期間:
2005年12月16日から(同日を含みます。)社債満期日まで(同日を除きま
す。)。
利払日:
2006年2月28日から(同日を含みます。)社債満期日まで(同日を含みま
す。)毎年2月28日、5月28日、8月28日および11月28日
一社債当たり償還価格:
すべての未償還社債は、社債満期日に償還されます。最終バスケット価格が
100%に等しいかまたはこれを上回る場合、償還価格は下記の金額に相当しま
す。
償還価格=
一社債当たり額面金額×{1+最終連動率×(最終バスケット価格-1)}
最終バスケット価格が100%を下回る場合、償還価格は、一社債当たり額面金
額に相当します。
最終連動率:
本書の日付現在、100%と見積もられており、条件決定日終了時に確定されま
す。(左記の最終連動率は、本書の日付現在で見積もられた値であり、決定代
理人により、その責任において発行総額、金利、通貨のボラティリティ等を考
慮して決定されます。)
連動先バスケット:
下記のBRICsの4通貨の対米ドル為替レートの等配分(25%ずつ)のバスケッ
ト
USD-BRL ロイター画面のBRFRページに表示される米ドル/ブラジル・レアル
為替(何らかの理由により当該為替が公表されない場合には、決定代理人が
その完全な裁量にて決定します。)
USD-RUB シカゴ商業取引所の計算およびエマージング・マーケット取引協会
の公表に基づきロイター画面のEMTAページに表示される米ドル/ロシア・
ルーブル為替(何らかの理由により当該為替が公表されない場合には、決定
代理人がその完全な裁量にて決定します。)
USD-INR ロイター画面のRBIBページに表示される米ドル/インド・ルピー為
替(何らかの理由により当該為替が公表されない場合には、決定代理人がそ
の完全な裁量にて決定します。)
USD-CNY 中国人民銀行の計算に基づきロイター画面のSAECページに表示され
る米ドル/中国人民元為替(何らかの理由により当該為替が公表されない場
合には、決定代理人がその完全な裁量にて決定します。)
最終バスケット価格:
以下の数式で決定される、連動先バスケットの社債評価日(最終為替観測日)
付けの最終価格;
USD-BRL(当初)
25% ×
USD-RUB(当初)
+ 25% ×
USD-BRL(最終)
USD-INR(当初)
+ 25% ×
USD-RUB(最終)
USD-CNY(当初)
+ 25% ×
USD-INR(最終)
USD-CNY(最終)
ただし、「USD-BRL(当初)」、「USD-RUB(当初)」、「USD-INR(当初)」
および「USD-CNY(当初)」とあるものは条件決定日(当初為替観測日)に決
定される為替により「USD-BRL(最終)」、「USD-RUB(最終)」、「USD-INR
(最終)」および「USD-CNY(最終)」とあるものは、最終為替観測日に決定
される為替によります。
決定代理人:
バークレイズ・バンク・ピーエルシー
決済機関:
ユーロクリア/クリアストリーム・バンキング
- 9 -
上場:
非上場
営業日の拠点:
ロンドン、ニューヨーク、サンパウロ、モスクワ、ムンバイ、北京および関係
決済機関
営業日協定:
翌営業日
繰上償還条項:
本社債発行会社には繰上償還する選択肢はありません。
主幹事会社:
バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド
準拠法:
英国
転売の制限
本社債は、日本の証券取引法に基づく開示義務に服しておらず、服すことがありません。同法第23条の14
第1項に従い、日本の外国為替及び外国貿易法第6条第1項第6号に規定された非居住者に対し譲渡される
場合または本社債を一括して一人の者に対し譲渡される場合を除いて、本社債の譲渡が行われないことが本
社債の購入上の一条件です。
リスク警告
上記の米ドルに対するバスケットのBRICs通貨の為替基準如何により、投資者は社債満期日に米ドルによ
る社債元本額を超える金額を受領できないことがある旨を警告します。したがって、投資者はこれに伴うリ
スクと意味することを承知している必要があります。本簡易的記載は、網羅的または完全なものではなく、
投資者は該当する法律、税制および会計上の取扱いについて自身で精査する必要があります。本社債は、社
債満期日まで保有された場合においてのみ元本確保されるものです。発行会社の税金に関する事由または法
改正に関する事由により本社債が社債満期日よりも前に早期償還される場合には、償還価格は決定代理人の
完全な裁量により決定され、かかる償還価格は額面金額を下回る場合があります。
期中評価
本社債の期中価格は、とりわけ、連動先バスケットの絶対水準(つまり、バスケットを構成するBRICs通
貨の対米ドルの為替水準)、市場価格の変動、予約取引水準、金利、為替換算レートおよびコントロール等
の要因により変化します。投資者は、本社債が額面価格未満で取り引きされると予想するべきです。
米ドル建て元本確保の仕組み
サブ・ファンドは、その元本と同金額額面の本社債を組み入れます。本社債は、元本確保日に満期が設定
され、本社債発行会社には、満期時に元本金額以上の支払義務があります。この仕組みにより、サブ・ファ
ンドの元本確保日における米ドル建て投資元本の確保を目指します。
本社債は、本社債発行会社のすべての既存の上位無担保債券と劣後関係のない無担保債券であり、信用格
付機関から格付を付与されていないことを受益者は認識しておくべきです。また、四半期毎の利息および社
債満期日における元本の支払は、本社債発行会社の能力と意思に左右されます。本社債の要項は、前記に要
約されています。
管理会社の取締役は、本社債発行会社が社債上の義務を履行すると合理的に信じているものの、受益者は、
分散投資とリスク拡散の原則が前記の投資目的の達成には採用されていないという事実を認識するべきです。
詳しくは、下記「リスク要因」の項を参照下さい。
管理会社またはその適式に任命された代理人の裁量により、本社債への投資に充当されないサブ・ファン
ドの資産は、短期金融商品に投資されるか、またはファンドが所有する資産の主たる副保管受託銀行である
HSBC インスティテューショナル・トラスト・サービシズ(アジア)リミテッドによって維持される保
管口座に預託されます。かかるサブ・ファンドの資産は、ファンドの運用および管理に関わるあらゆる費用
の支払に充当され、また本社債の一部売却の際にサブ・ファンドが受領する金額と合わせて、取引日におけ
る受益証券の買戻しのために充当されることもあります。
ファンドまたはサブ・ファンドは、その資産をいかなる種類の株式および株式関連商品にも投資しません。
ファンドまたはサブ・ファンドがその目的を達成し、または損失を回避することは保証されていません。
Ⅱ.本社債発行会社
本社債発行会社は、銀行業務、投資銀行業務、投資運用業務を主に営む英国を本拠地とする金融サービス
グループです。同社は、顧客のニーズの変化と世界的な金融サービスの展開に対応して、小口金融業務、プ
ライベート・バンキング・サービス、バークレイカード、法人向銀行業務、バークレイズ・アフリカ、バー
- 10 -
クレイズ・キャピタルおよびバークレイズ・グローバル・インベスターズとして運営される7つの業務グ
ループを擁しています。資産規模の面では、本社債発行会社は、英国内で最大手の金融サービスグループの
一つであって、世界中の多数の他の国々で営業し、世界の主要金融センターで多国籍企業や金融機関に対し
総合的なグローバルサービスを提供しています。
投資銀行部門であるバークレイズ・キャピタルを通して、本社債発行会社は、借主がファンディング・コ
ストを削減できるように、また貸主が個々の需要に対応する商品による投資対象にかかるリターンの増加を
図る手助けをするため、ほぼすべての金融市場で活動し、株式、外国為替、商品先物および金利等のすべて
の種類の資産にわたるデリバティブについて、高い評価を受けています。本社債発行会社は、優良企業、金
融機関(本社債発行会社を含みます。)政府および世界中の国際機関によるデリバティブ、株式指数連動社
債等各種通貨建て金融商品の設計に長年にわたり多くの経験を有します。
本社債発行会社は、60か国以上で78,800人超のフルタイムの従業員を擁します。2004年には、本社債発行
会社は、税引前利益46億1,200万英ポンド(株主資本176億英ポンド)を達成しました。
Tier1の資本比率は7.6%でした。
設立年度:
現バークレイズ・バンク・ピーエルシーの前身は、銀行20行の合
併により1896年に設立されました。
本店の所在地(バークレイズ・ピーエ
連合王国、ロンドンEC3P
ルシーおよびバークレイズ・バンク・
54番
3AH、ロンバード・ストリート
ピーエルシー):
取締役および役員(バークレイズ・
- 取締役
ピーエルシーおよびバークレイズ・
マシューウィリアム・バレット、会長兼エグゼクティブ・
バンク・ピーエルシー)
ディレクター
(2004年12月31日現在):
ジョン・シルベスター・ヴァーリー、グループ・チーフ・エ
グゼクティブ代行
ロジャー・ウィリアム・ジョン・デイビス、チーフ・エグゼ
クティブ(UKバンキング)
ギャリー・アンドリュー・ホフマン、チーフ・エグゼクティ
ブ(バークレイガード)
ナグイブ・ケラ、グループ・ファイナンス・ディレクター
デイビッド・ロートン・ロバーツ、チーフ・エグゼクティブ
(インターナショナル・リテール・アンド・コマーシャル・
バンキング)
- 独立非執行取締役
サー・リチャード・ブロードベント、シニア・インディペン
デント・ディレクター
トーマス・ディビット・ガイ・アークルスリチャード・レ
イ・アークルス
リチャード・レイ・アルクルス
プロフェッサー・ディム・サンドラ・ジューン・ノーブル・
ドーソン
サー・アンドリュー・リッカーマン
サー・ナイジェル・ラッドDL、会長代行
ステファン・ジョージ・ラッセル
ドクター・ジャーゲン・ゼッハ
- グループ・エグゼクティブ・コミッティ・メンバー
ジョン・シルベスター・ヴァーリー、グループ・チーフ・エ
グゼクティブ代行
ロジャー・ウィリアム・ジョン・デイビス、チーフ・エグゼ
クティブ(UKバンキング)
- 11 -
ロバート・エドワード・ダイアモンド・ジュニア、チーフ・
エグゼクティブ(バークレイズ・キャピタル(会長)、バー
クレイズ・グローバル・インベスターズ、チーフ・エグゼク
ティブ、プライベート・クライアンツ)
ギャリー・アンドリュー・ホフマン、チーフ・エグゼクティ
ブ(バークレイカード)
ホール・トーマス・アイジック、チーフ・オペレーティン
グ・オフィサー
ナグイブ・ケラ、グループ・ファイナンス・ディレクター
デイビッド・ロートン・ロバーツ、チーフ・エグゼクティブ
(インターナショナル・リテール・アンド・コマーシャル・
バンキング、プライベート・クライアントおよびインターナ
ショナル)
- オフィサー
ローレンス・ディッキンソン、グループ・セクレタリー
パトリック・ゴンサルベス、ジョイント・セクレタリー
(バークレイズ・バンク・ピーエルシー)
マーク・ハーディング、グループ・ジェネラル・カウンセル
ロバート・ル・ブラン、リスク、ディレクター
コリン・ウォークリン、グループ・ファイナンス・ディレク
ター
信用格付(バークレイズ・バンク・
ピーエルシー):
格付機関
長期
短期
スタンダード・アンド・プアーズ
AA
A-1+
ムーディーズ
Aa1
P-1
フィッチ・レーティングス
AA+
F1+
- 12 -
財務概要(バークレイズ・バンク・ピーエルシー):
連結貸借対照表
2004年12月31日および2003年12月31日現在
2004年
百万ポンド
2003年
億円
百万ポンド
億円
資産:
現金及び中央銀行預け金
1,753
3,489
1,726
3,435
他の銀行から取立中の債権
1,772
3,527
2,006
3,993
6,658
13,252
7,177
14,285
24,986
49,732
17,254
34,342
50,145
99,809
44,670
88,911
75,131
149,541
61,924
123,254
189,847
377,871
167,858
334,105
財務省短期証券及びその他の適格証券
銀行に対する貸付金-銀行業務
-トレーディング業務
顧客に対する貸付金-銀行業務
-トレーディング業務
65,099
129,573
58,961
117,356
254,946
507,445
226,819
451,461
127,428
253,633
97,393
193,851
12,177
24,237
7,871
15,666
147
293
266
529
(119)
(237)
(208)
(414)
28
56
58
115
関連会社持分
381
758
370
736
無形固定資産
4,295
8,549
4,406
8,770
有形固定資産
1,921
3,824
1,790
3,563
その他の資産
22,307
44,400
19,835
39,480
債券
持分株式
合弁企業持分-総資産に対する持分
-総負債に対する持分
前払金額および未収利益
保険加入者に対する一般顧客向け生命保険
資金資産
総資産
5,078
10,107
3,921
7,804
513,875
1,022,817
435,296
866,413
8,378
16,676
8,077
16,076
522,253
1,039,492
443,373
882,490
- 13 -
2004年
百万ポンド
2003年
億円
百万ポンド
億円
負債:
銀行預り金-銀行業務
-トレーディング業務
顧客預り金-銀行業務
-トレーディング業務
発行債券
他銀行への未決済項目
その他の負債
74,211
147,710
57,641
114,729
36,813
73,273
36,451
72,552
111,024
220,982
94,092
187,281
171,963
342,275
155,814
310,132
45,755
91,071
29,054
57,829
217,718
433,346
184,868
367,961
67,806
134,961
49,569
98,662
1,205
2,398
1,286
2,560
76,550
152,365
69,497
138,327
バークレイズ・ピーエルシーへの不足額
1,026
2,042
879
1,750
未収支収益および繰延収益
6,582
13,101
4,983
9,918
負債および費用引当金-繰延税金
738
1,469
646
1,286
負債および費用引当金-その他
467
930
369
734
6,149
12,239
6,310
12,559
15
30
17
34
6,113
12,167
6,012
11,966
6,128
12,197
6,029
12,000
495,393
986,030
418,528
833,038
211
420
283
563
劣後債務:
無期限資本性借入金-非転換
期限付資本性借入金-優先株への転換権付
-非転換
少数株主およびその他持分等ならびに株主
資本:
少数株主持分-普通株式
発行済株主資本
2,316
4,610
2,302
4,582
株式割増金勘定
6,531
12,999
5,743
11,431
24
48
24
48
9,400
18,710
8,416
16,751
17,581
34,993
16,485
32,812
再評価準備金
損益勘定
株主資本-普通株式
-非普通株式
保険加入者に帰する個人生命保険基金負債
負債および株主資本合計
690
1,373
-
-
18,271
36,367
16,485
32,812
18,482
36,787
16,768
33,375
513,875
1,022,817
435,296
866,413
8,378
16,676
8,077
16,076
522,253
1,039,492
443,373
882,490
303
603
671
1,336
30,011
59,734
24,596
48,956
8,245
16,411
8,427
16,773
38,559
76,748
33,694
67,065
134,051
266,815
114,847
228,591
備忘損益:
偶発債務
引受手形および裏書
代用証券として供された担保および資産
その他の偶発債務
支払授権額-予備設備、貸出限度額および
その他
- 14 -
連結損益計算書
2004年度および2003年度
2004年
百万ポンド
2003年
億円
百万ポンド
億円
受取利息
債券から発生する受取利息および類似収入
その他の受取利息および類似収入
支払利息
2,414
4,805
2,384
4,745
11,251
22,394
10,043
19,990
13,665
27,199
12,427
24,735
(6,823)
(13,580)
(5,823)
(11,590)
利息収入純額
6,842
13,618
6,604
13,145
未収報酬および手数料収入
5,672
11,290
4,896
9,745
控除:
未払報酬および未払手数料
(706)
(1,405)
(633)
(1,260)
ディーリング収益
1,493
2,972
1,054
2,098
その他の営業収益
653
1,300
490
975
営業収益
13,954
27,774
12,411
24,703
一般管理費-人件費
(4,998)
(9,948)
(4,295)
(8,549)
一般管理費-その他
(2,758)
(5,490)
(2,404)
(4,785)
減価償却
(295)
(587)
(289)
(575)
営業権償却費
(299)
(595)
(265)
(527)
(8,350)
(16,620)
(7,253)
(14,436)
5,604
11,154
5,158
10,266
(1,091)
(2,172)
(1,347)
(2,681)
営業費用
引当金計上前営業利益
貸倒引当金繰入額
偶発債務及び契約債務引当金繰入額
引当金
営業利益
(2)
(4)
(1,093)
(2,176)
(1,346)
(2,679)
4,511
8,979
3,812
7,587
1
2
2
合併企業による(損失)/利益
(3)
関連会社による利益/(損失)
59
117
28
56
例外的項目
45
90
4
8
4,612
9,180
3,845
7,653
(1,289)
(2,566)
(1,076)
(2,142)
3,323
6,614
2,769
5,511
税引前経常利益
経常利益にかかる税金
税引後経常利益
少数株主持分-普通株式
バークレイズ・バンク・ピーエルシーの株
主に帰属する利益
非普通株主に帰属する利益
バークレイズ・ピーエルシーへの未払配当
金
当期留保利益
(44)
3,279
(6)
1
(88)
6,527
(25)
(50)
2,744
5,462
-
-
(2)
(4)
(2,247)
(4,472)
(1,580)
(3,145)
1,030
2,050
1,164
2,317
- 15 -
連結準備金変動計算書
2004年度および2003年度
2004年
百万ポンド
2003年
億円
百万ポンド
億円
株式払込剰余金勘定
期首残高
5,743
11,431
5,603
11,152
788
1,568
140
279
6,531
12,999
5,743
11,431
期首残高
24
48
24
48
為替換算差額
-
-
2
4
第三者との取引による取崩
-
-
(2)
(4)
期末残高
24
48
24
48
期首残高
8,416
16,751
7,285
14,500
留保利益
1,030
2,050
1,164
2,317
発行株式に伴う剰余金
期末残高
再評価準備金
損益勘定
為替換算差額
(58)
(115)
(31)
(62)
処分に伴う営業権戻入
-
-
-
-
第三者との取引により生じた利益/(損
失)
13
26
(4)
(8)
その他の損益
(1)
(2)
2
4
期末残高
準備金合計
9,400
18,710
8,416
16,751
15,955
31,757
14,183
28,230
- 16 -
連結キャッシュ・フロー計算書
2004年度および2003年度
2004年
百万ポンド
営業活動からのキャッシュ・インフロー/(ア
ウトフロー)純額
合弁企業および関連会社からの配当金受領額
2003年
億円
百万ポンド
6,122
12,185
15
30
(2,379)
7
億円
(4,735)
14
投資および金融業務にかかる収益
貸付資本およびその他の劣後債務への利息支払
額
優先配当金支払額
(652)
(1,298)
(606)
(1,206)
-
-
-
-
(19)
(38)
(14)
(28)
投資および金融業務にかかる収益からのキャッ
シュ・アウトフロー純額
(671)
(1,336)
(620)
(1,234)
支払税額
(690)
(1,373)
(910)
(1,811)
(532)
(1,059)
(310)
(617)
少数株主への配当金支払額
資本的支出および財務投資
資本的支出
不動産および設備の売却
125
249
97
193
投資有価証券の購入
(47,520)
(94,584)
(36,886)
(73,418)
投資有価証券の償還
18,441
36,705
17,137
34,109
投資有価証券の売却
22,722
45,226
21,394
42,583
資本的支出および財務投資からのキャッシュ・
(アウトフロー)/インフロー純額
(6,764)
(13,463)
1,432
2,850
-
買収および処分
ファーストカリビアン・インターナショナル・
バンク・リミテッドの設立によるキャッシュ・
アウトフロー純額
-
-
-
(211)
(420)
(985)
(21)
(42)
-
-
グループ会社の買収
-
-
39
78
他の関連会社の売却
47
94
16
32
(185)
(368)
(930)
(1,851)
支払済株式配当金
(2,139)
(4,257)
(1,400)
(2,787)
財務活動前のキャッシュ・アウトフロー純額
(4,312)
(8,583)
(4,800)
(9,554)
1,926
3,834
子会社の買収
関連会社および合弁企業の買収
買収および処分からのキャッシュ・(アウトフ
ロー)/インフロー純額
(1,961)
財務活動
貸付資本およびその他の劣後債務の発行(費用
純額)
666
1,326
貸付資本およびその他の劣後債務の償還/買戻
し
(611)
(1,216)
ノンリコース融資による純キャッシュ・インフ
ロー
(974)
(1,939)
4,264
8,487
3,262
6,493
普通株式の発行
61
121
149
297
優先株式の償還
-
-
-
-
優先株式の発行
688
1,369
-
-
52
104
65
129
5,120
10,191
4,428
8,813
808
1,608
少数株主持分への株式発行
財務活動からのキャッシュ・インフロー純額
現金による増価/(減少)
- 17 -
(372)
(740)
(3)運用体制
上記(1)記載の投資方針の通り、サブ・ファンドは、元本確保日までの保有を目的として、本書の日付現
在上記「(2)投資対象」に記載された通り高格付の本社債発行会社が発行するBRICs通貨連動債を取得しま
す。管理会社の取締役会は、投資制限および借入制限に反してサブ・ファンドの資産が使用または投資され
ることを回避するため合理的な措置を講じかつすべてのデュー・デリジェンスを尽くしつつ規定されたサ
ブ・ファンドの投資目的を誠実に遂行します。
管理事務代行会社が受益証券の買戻し請求を受領した際には、管理会社は本社債の一部またはすべてを現
金化する旨を本社債発行会社へ迅速に伝えます。なお、本社債発行会社は本社債満期日に計算式に従って計
算される償還価格をサブ・ファンドに対して速やかに支払う義務を負っています。
(4)分配方針
ファンドの存続期間中、サブ・ファンドについて分配の支払は可能ですが、本書の日付現在、分配金は支
払われない予定です。したがって、サブ・ファンドについて得られた純利益は、受益証券の価額に事実上反
映されます。
(5)投資制限
ファンド資産の運用は、下記の投資制限の範囲内で管理会社により行われます。投資制限の遵守は、投資
または借入時(場合によります。)に入手可能なサブ・ファンドの最終の純資産価格を参照して、監視され
ます。
管理会社が管理会社または第三者の利益を図る目的で行う取引等、受益者の保護に欠け、またはファンド
もしくはサブ・ファンドの資産の運用の適正を害する取引は、禁止されています。
「有価証券」への最低限の投資割合
サブ・ファンドは、以下に記載する更なる投資制限に従う限りにおいて、日本国証券取引法(昭和23年法
律第25号)によって定義される「有価証券」(社債、国債、コマーシャル・ペーパー、証券投資信託の受益
証券もしくは有価証券に関するデリバティブ取引等)にサブ・ファンドの資産総額の50%超を投資します。
ただし、ファンドまたはいずれのサブ・ファンドも、その資産をいかなる種類の株式および株式関連商品に
も投資しません。
空売りの制限
空売りされる有価証券の時価総額は、いつでも、サブ・ファンドの純資産価額の総額を超えてはなりませ
ん。
借入れの制限
借入残高の総額がサブ・ファンドの純資産の10%を超えることとなる借入れは行ってはなりません。ただ
し、合併等により、一時的に10%を超える場合はこの限りではありません。
流動性の低い有価証券への投資制限
ファンドまたはサブ・ファンドは、即時に換金できない私募株式、未上場株式または不動産等の市場価格
の形成および算定の方法が透明でないとみなされる場合、当該流動性に欠ける資産にファンドまたはサブ・
ファンドの純資産の15%を超えて投資することはできません。
(注)上記の料率の計算は、買付時点基準または市場価格基準のいずれでもよいこととします。
株式投資の制限
管理会社は、ファンドまたはサブ・ファンドのために、いかなる種類の株式または一切の出資持分に対し
て投資できません。
投資信託への投資制限
管理会社は、ファンドまたはサブ・ファンドのために、(ⅰ)株式もしくは出資持分に対する投資を行う契
約型投資信託、または(ⅱ)会社型投資信託に投資できません。
- 18 -
3
①
投資リスク
リスク要因
受益証券への投資に伴う一定のリスクが存在します。本項は、受益証券への投資に伴うすべてのリスクを網
羅するリストの提供を意図するものではありません。投資を行おうとする者は、本書全体を精査し、必要な場
合には、受益証券の申込みを行う前に自身の専門アドバイザーに相談するべきです。また、ファンドおよび受
益者が服する課税のレベルおよびベースならびに税負担の軽減措置は変更されることがあります。
一口当たり純資産価格は、上昇することもまたは下落することもあり、投資者が投資額またはこれに対する
リターンを取り戻せないことがあります。ファンドまたはサブ・ファンドが投資目的を達成する保証または損
失を回避する保証はありません。
サブ・ファンドに関する主なリスクは以下の通りです。
1.受益証券の流動性に関するリスク
受益証券が取引される市場は存在しません。受益証券は、毎月の取引日を除いて買い戻されません。なお、
下記「4
手数料等及び税金
(2)買戻し手数料」に記載する特別買戻事由が生じた場合を除き、2006年12
月29日まで取引日はありません。
受益者が受益証券を現金化する際の買戻代金の支払には、通常、買戻申請日の直後の取引日から起算して
8営業日を要します。
サブ・ファンドのほぼすべての資産は、BRICs通貨バスケットに連動する元本確保型の本社債に投資され
ます。管理会社は、買戻申請日に大量の買戻請求を受領した場合、その独自の裁量に基づき、当該買戻請求
が受領された買戻申請日以後における買戻申請日(翌買戻申請日であることは必要とされていません。)に
これらの買戻請求が受領されたものとして取り扱うことができます。これに伴い、受益証券の買戻請求の取
扱いおよび買戻代金の支払は延期されることがあります。
2.サブ・ファンドの運用実績が存在しないリスク
サブ・ファンドは、過去の運用実績を有していません。
3.本社債への投資に関するリスク
サブ・ファンドは、純資産総額の大部分を本社債に投資します。従って、サブ・ファンドのリターンは、
本社債のリターンによって決定されます。ひいてはサブ・ファンドのリターンは、本社債のリターン、すな
わちBRICs通貨バスケットのリターン、米ドルの利回り曲線の変動、本社債発行会社の経営・財務状況なら
びに本社債の価格に影響を与えうるその他の要因の影響を受けることになります。
世界各地の政治的および経済的自称の影響、米国および各地の金利の動向、BRICs通貨についての需給の
ギャップ、米ドルに対するBRICs通貨の為替変動は、非常に不安定なことがあります。
4.本社債発行会社の信用性に関するリスク
投資額およびその利払いの返還を請求するためサブ・ファンドが保有する権利は、担保により保証されて
いません。本社債発行会社が債務の支払を履行しない場合、投資額がファンドに返済されないリスクが存在
します。かかる状況において、受益証券の買戻しやサブ・ファンドの満金日後の分配が不可能になることが
あります。
5.外国為替レートの変動リスク
受益証券の純資産価格は米ドルで計算されるため、投資者の金融資産が米ドル以外の通貨で評価される場
合、投資者は、外国為替レートの変動にさらされることになります。受益証券の純資産価格が米ドルで当初
投資された元本を上回る場合でさえ、当該受益証券の純資産価格が投資者の通貨建てでは下落していること
があります。
6.早期買戻し(途中換金)のリスク
受益証券の当初発行価格は、当該受益証券が元本確保日まで保有され、元本確保日に換金される場合にの
み保全されます。受益証券の一口当たり純資産価格は、元本確保日までの約3年間に当初発行価格を下回る
可能性があり、このため元本確保日より前に買い戻される受益証券は、当初発行価格を下回る一口当たり純
資産価格で換金されることがあります。
7.政治的リスクおよび規制上のリスク
ファンド資産の価値は、政治不安、政策および税制の変更、海外投資および為替の本国送金に関する制限、
ならびにその他適用法令の推移等の不確定要因により影響を受けることがあります。
- 19 -
②
リスクに対する管理体制
サブ・ファンドに固有のリスクは、管理会社の取締役会により管理されます。特に、サブ・ファンドの唯一
の投資対象である本社債の発行会社の財務状態については、本社債発行会社について公表されている情報(財
務諸表、年次報告書、プレス・リリース、マスメディアで報道されるニュースを含みますが、これに限定され
ません。)に基づき定期的に精査します。
法令および投資制限の遵守は、管理事務代行業務契約に基づきファンドに対して一般的な管理事務代行業務
(会計および評価業務の提供ならびに年次報告書および半期報告書の作成を含みます。)を提供する管理事務
代行会社の協力を得て、管理会社の取締役会により監督されます。
- 20 -
4
手数料等及び税金
(1)申込手数料
①
海外における申込手数料
海外における申込手数料は徴収されません。ただし、日本における販売会社は、サブ・ファンドの資産か
ら募集価格の2.00%を上限とする当初募集報酬を受領するため、設定日後直ちに、一口当たり純資産価格は、
当初募集報酬相当分下落します。
②
日本国内における申込手数料
日本国内における申込手数料は徴収されません。ただし、日本における販売会社は、サブ・ファンドの資
産から募集価格の2.00%を上限とする当初募集報酬を受領するため、設定日後直ちに、一口当たり純資産価
格は、当初募集報酬相当分下落します。
(2)買戻し手数料
①
海外における買戻し手数料
海外における買戻し手数料は徴収されません。
②
日本国内における買戻し手数料
日本国内における買戻し手数料は徴収されません。
(3)管理報酬等
(a) 管理報酬
管理会社は、サブ・ファンドから、サブ・ファンドの取引日と一致する評価日における発行済受益証券口
数と募集価格の積の年率0.30%を上限とする管理報酬を受領します。管理報酬は、2005年12月8日から2008
年11月28日まで毎日発生し、サブ・ファンドにより負担され、サブ・ファンドの資産から毎月後払いされま
す。
(b) 管理事務報酬
受託会社および管理事務代行会社は、サブ・ファンドから、1,000米ドルの固定月次報酬と、サブ・ファ
ンドについて、取引日と一致する評価日における発行済受益証券口数と募集価格の積の年率0.10%を上限と
する管理事務報酬を受領します。固定月次報酬および管理事務報酬は、サブ・ファンドが終了する日まで毎
日発生し、サブ・ファンドにより負担され、サブ・ファンドの資産から毎月後払いされます。
(c) 販売報酬
日本における販売会社は、サブ・ファンドから、サブ・ファンドについて、取引日と一致する評価日にお
ける発行済受益証券口数と募集価格の積の年率0.35%を上限とする販売報酬を受領します。販売報酬は、
2005年12月8日から2008年11月28日まで毎日発生し、サブ・ファンドにより負担され、サブ・ファンドの資
産から毎月後払いされます。
日本における販売会社は、受領した報酬の一部または全部を、日本における販売会社の単独の裁量で、他
の当事者(他の販売取扱会社を含みますが、それらに限られません。)に分配することができます。
(d) 当初募集報酬
日本における販売会社は、サブ・ファンドから、募集価格に払込期日に発行された受益証券口数を乗じた
金額の2.00%を上限とする当初募集報酬を、払込期日から5営業日以内に受領します。当初募集報酬は、サ
ブ・ファンドにより負担され、サブ・ファンドの資産から支払われます。日本における販売会社は、受領し
た報酬の一部または全部を、日本における販売会社の単独の裁量で、他の当事者(他の販売取扱会社を含み
ますが、それらに限られません。)に分配することができます。
(e) 代行協会員報酬
代行協会員は、サブ・ファンドから、サブ・ファンドについて、取引日と一致する評価日における発行済
受益証券口数と募集価格の積の年率0.05%を上限とする代行協会員報酬を受領します。代行協会員報酬は、
2005年12月8日から2008年11月28日まで毎日発生し、サブ・ファンドにより負担され、サブ・ファンドの資
産から毎月後払いされます。
- 21 -
(4)その他の手数料等
ファンドは、もっぱらファンドの資産から、弁護士費用、監査費用および会計費用、コンピュータ・ソフ
トウェア・サービス、公告、通知、宣伝、ならびに受託会社および管理事務代行会社がファンドの運営に際
して被った立替費用を含むその他の管理事務費用を含む、ファンドの直接的運営費用を負担します。サブ・
ファンドに関する信託期間中におけるかかる費用は、約21万米ドル(毎年約7万米ドル)となると予想され、
各受益証券の募集手取金から、サブ・ファンドの申込金の総額に按分して支払われます。かかる方法でサ
ブ・ファンドに帰属する金額は、最初の会計年度末まで毎月均等に償却されます。
副保管受託銀行の任命に関するすべての報酬および費用ならびにかかる副保管受託銀行が支払ったすべて
の費用は、受託会社により負担されます。
特定のサブ・ファンドに直接帰属する費用は、当該サブ・ファンドに配分され、当該サブ・ファンドによ
り負担されます。特定のサブ・ファンドに帰属しない費用は、各サブ・ファンドの当該時点の純資産価額に
比例して、または管理会社がファンドの監査人との協議の上決定するその他の基準に基づき、各サブ・ファ
ンド間で配分されます。
受益者は、保有する受益証券に関連して設定されたサブ・ファンドの資産に対してのみ請求権を有します。
ファンドの債権者は、サブ・ファンドの資産を含むファンドの資産のすべてに対して請求権を有します。た
だし、受託会社および管理会社ならびにそれらの適式に授権された代理人は、潜在的債権者との取引等にお
いて、当該取引等の結果、現在または将来において支払期限が到来する債権について、当該債権者が、関連
するサブ・ファンドの資産に対してのみ債権行使を行うことを確保するため、最善の努力を払います。
サブ・ファンドに関する設立、発行および募集のための費用は、約25万米ドルになると予想され、各受益
証券の募集手取金から、サブ・ファンドの申込金の総額に按分して支払われます。かかる方法でサブ・ファ
ンドに帰属する金額は、最初の会計年度末まで毎月均等に償却されます。
(5)課税上の取扱い
(A)日本
ファンドは、証券取引法第2条第3項に規定する公募の方法によって募集された公募外国投資信託であり、
日本の受益者に対する課税については、本書の日付現在、以下のような取扱いとなります。
Ⅰ.ファンドが税法上公募外国公社債投資信託である場合
(1)ファンドの分配金は、公募国内公社債投資信託の分配金と同じ取扱いとなります。
(2)日本の個人受益者が支払を受けるファンドの分配金(表示通貨ベースの償還金額と元本相当額との差
額を含みます。以下同じです。)については、分離課税となり、20%(所得税15%、地方税5%)の
税率による源泉徴収が日本国内で行われ、この場合支払調書は提出されません。
(3)日本の法人受益者が支払を受けるファンドの分配金については、20%(所得税15%、地方税5%)の
税率による源泉徴収が日本国内で行われ、一定の場合支払調書が税務署長に提出されます。
(4)法人の益金不算入の適用は認められません。
(5)ファンド証券の売買および買戻しに基づく損益は、公募国内公社債投資信託の売買損益と同様に取扱
われ、個人の受益者の売買益については課税されません。
Ⅱ.ファンドが税法上公募外国株式投資信託である場合
(1)ファンドの分配金は、公募国内株式投資信託の分配金と同じ取扱いとなります。
(2)平成20年3月31日までの間に、個人に支払われるファンドの分配金は、10%(所得税7%、地方税
3%)の税率による源泉徴収が行われます(平成20年4月1日以降の源泉徴収税率については、20%
(所得税15%、地方税5%)とされます。)。受益者の選択により、分配金額にかかわらず申告不要
とすることも、確定申告により配当所得として総合課税とすることもできます。申告不要とした場合
は源泉徴収された税額のみで課税関係は終了します。
(3)法人(公共法人等を除きます。)が分配金を受け取る場合は、7%(所得税のみ)の源泉徴収が行わ
れます(平成20年4月1日以降の源泉徴収税率については、15%(所得税のみ)とされます。)。法
人の益金不算入の適用は認められません。
(4)個人が受益証券を譲渡・買戻し請求した場合、その課税方法は以下のとおりとなります。
①
受益証券の譲渡価額(邦貨換算額)から当該受益者の取得価額(邦貨換算額)を控除した金額が株
式等の譲渡所得の金額となり、平成19年12月31日までの間は10%(所得税7%、地方税3%)の税
- 22 -
率による申告分離課税となります(平成20年1月1日以降は20%(所得税15%、地方税5%)の税
率となります。)。また、損益が生じた場合には、当該損益は、他の株式等の譲渡損益との損益通
算が可能となります。
②
受益証券は、特定口座において取り扱うことができます。また、譲渡による損失については、上場
株式等に係る譲渡損失の繰越控除の対象となります。
(5)分配金および譲渡・買戻しの対価につき、一定の場合、支払調書が税務署長に提出されます。
(6)償還損益については、2つに区分して取り扱われます。
①
表示通貨ベースの償還価額が元本相当額(管理会社が算出します。)を上回る額は、配当所得とさ
れ、分配金と同じ扱いになります(上記(2)および(3)参照)。
②
上記の元本相当額(邦貨換算額)と取得価額(邦貨換算額)との差額は、譲渡所得として取り扱わ
れます(上記(4)参照)。
Ⅲ.ファンドは、税法上、公募外国公社債投資信託として取扱われます。ただし、将来における税務当局の
判断によりこれと異なる取扱いがなされる可能性もあります。
また、課税上の取扱いは変更されることがあります。
(B)バーミューダ諸島
本書の提出日現在、ファンドまたは受益者(バーミューダ諸島に通常居住する受益者を除きます。)に
よって支払われるバーミューダ諸島の所得税、法人税、収益税、源泉徴収税、キャピタル・ゲイン税、資本
移転税、遺産税、または相続税は存在しません。ファンドは、受益証券の発行、譲渡または買戻しに関して、
印紙税を課せられません。
ファンドは、バーミューダ諸島において、所得もしくは収益について計算される税金、または元本資産、
キャピタル・ゲイン、もしくは価格上昇について計算される税金、または遺産税もしくは相続税の性質を有
する税金を課する法律が制定された場合、バーミューダ諸島に通常居住する者で受益証券、ファンドの債務
証書もしくはその他のファンドに対する債務、またはファンドに対して賃貸している土地を保有している者
に対して適用される場合を除き、2016年3月28日まで、ファンドもしくはその事業、または受益証券、債務
証書もしくはファンドのその他の債務について当該税金が課されないことを確保するよう、1966年免税事業
課税防止法に基づき、バーミューダ諸島の大蔵省に対して申請をしており、かかる措置を受けられることが
見込まれています。
管理会社は、ファンドの管理会社として行為することに関して、バーミューダにおいて年次手数料(現在
のところ2,595米ドル)を支払う義務を負っています。かかる年次手数料は、ファンドに対して請求されま
す。
ファンドは、BMAによる為替管理目的上、バーミューダ非居住者と分類され、ファンドは、受益証券の
発行についてBMAからの承認を取得済です。バーミューダにおいて為替管理目的上居住者または非居住者
とみなされる者に対する、かかる者による、およびかかる者の間での受益証券の発行、買戻しおよび譲渡は、
1972年バーミューダ為替管理法および同法規則に基づき、個別の同意を得ることなく行うことができます。
ファンドは、為替管理目的上非居住者であるため、制限なく外貨および有価証券を取得、保有および売却
することができます。
- 23 -
5
運用状況
サブ・ファンドは、2005年11月30日から運用を開始します。
(1)投資状況
該当事項はありません。
(2)投資資産
①
投資有価証券の主要銘柄
該当事項はありません。
②
投資不動産物件
該当事項はありません。
③
その他投資資産の主要なもの
該当事項はありません。
(3)運用実績
①
純資産の推移
該当事項はありません。
②
分配の推移
該当事項はありません。
③
収益率の推移
該当事項はありません。
- 24 -
6
手続等の概要
(1)日本における申込(販売)手続
本書「第一部
証券情報
(7)申込期間」に記載される募集期間の各日に本書「第一部
証券情報」に従っ
て取扱いが行われます。
(2)日本における買戻し手続
①
買戻日
各買戻申請日に、買戻しを請求することができます。
②
買戻価格と買戻手数料
受益証券一口当たりの買戻価格は、当該評価日現在計算される一口当たり純資産価格とします。
③
買戻単位
100口以上1口単位(ただし、保有するすべての受益証券を買い戻す場合は、1口以上1口単位)
④
買戻代金の支払
買戻価格は、外国証券取引口座約款その他所定の約款の定めるところに従って、販売取扱会社を通じて、
円貨または米ドル貨で支払われるものとします。
7
管理及び運営の概要
①
資産の評価
(ⅰ)純資産価格の計算
各評価日における関係市場の取引終了時(および管理事務代行会社との協議の上で管理会社がその裁量に
より決定する他の時点)現在のサブ・ファンドの純資産価格は、管理会社による委託に基づき管理事務代行
会社が決定し、前払費用の償却を除いて、各々の場合サブ・ファンドのすべての現金と現金等価物およびそ
の他全資産の適正市場価格の合計額から全負債(手数料、報酬、費用等)を控除した額に相当します。一口
当たり純資産価格は、評価日現在のサブ・ファンドの純資産価格を当該評価日に発行済みの受益証券口数で
除して決定されます。サブ・ファンドの資産には、現金、本社債、サブ・ファンドのその他投資対象が含ま
れます。サブ・ファンドの負債には、手数料や報酬を含みますが、これらに限定されない発生済み負債が含
まれます。
サブ・ファンドの純資産価格および一口当たり純資産価格は、管理事務代行会社が評価日の午後6時(ロ
ンドン時間)までにサブ・ファンドが保有する本社債の価格を受領する場合、当該評価日の2営業日後の営
業日の午後5時(香港時間)までにファクシミリまたは電子通信により日本の販売会社および代行協会員に
対し管理事務代行会社が伝えます。
(ⅱ)純資産価格の決定の中止
管理会社または受託会社が受益者の利益を顧慮した上でサブ・ファンドの純資産価格の決定の停止が好ま
しくかつ十分な理由があると判断する場合、管理会社は、いつでも、受託会社の事前の同意を得て停止する
ことができます。
②
保管
日本の投資者に販売される受益証券の確認書は、日本における販売会社の保管者名義で保管されます。
③
信託期間
サブ・ファンドは、2008年12月10日(当該日が営業日でない場合、その直後の営業日)までの約3年間存続
します。
④
信託証書の変更
受益者または影響を受けるすべてのサブ・ファンドの受益者の最善の利益となると考えられる態様および限
度において、受託会社および管理会社は、信託証書の補遺に基づき、信託証書の規定に修正、改訂、変更また
は追加をする権限を有します。
⑤
開示制度の概要
(ⅰ)バーミューダ諸島における開示
ファンドは、目論見書を発行しなければなりません。目論見書は、1981年バーミューダ会社法第27(1)条
ならびにBMA規則第28(3)条および第44条の要件を遵守しなければならず、目論見書が1981年バーミュー
ダ会社法を遵守している旨を証明する弁護士によりバーミューダ会社登記官に提出しなければなりません。
受益証券の継続募集について、目論見書の記載中重大な事項について真正でなくなる場合、補足目論見書を
- 25 -
バーミューダ会社登記官に届け出なければなりません。
ファンドはBMAが承認した監査人を選任しなければなりません。監査人は、監査の過程において、ファ
ンドに一定の事由があると信ずべき理由があることを知った場合、BMAに報告する法的義務を負っていま
す。
監査済年次報告書および未監査半期報告書は、決算日から4か月以内および半期終了時から2か月以内に、
それぞれ受益者に送付され、管理会社の登記上の事務所において、閲覧または入手可能です。
(ⅱ)日本における開示
受益証券の販売取扱会社は、有価証券届出書の第一部および第二部と実質的に同一の内容を記載した目論
見書(以下「交付目論見書」といいます。)を投資者に交付します。また、投資者から請求があった場合は、
有価証券届出書の第三部と実質的に同一の内容を記載した目論見書(以下「請求目論見書」といいます。)
を交付します。
管理会社は、その財務状況等を開示するために、各事業年度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、
各半期終了後3か月以内に半期報告書を、さらに、サブ・ファンドに関する重要な事項について変更があっ
た場合にはその都度臨時報告書を、それぞれ関東財務局長に提出します。投資者およびその他希望する者は、
これらの書類を財務省関東財務局の閲覧室または証券取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する
電子開示システム(以下「EDINET」といいます。)において閲覧することができます。
管理会社は、信託証書を変更しようとする場合、その変更の内容が重大なものである場合は、あらかじめ、
変更しようとする旨およびその内容を変更30日前に公告し、かつ、これらの事項を記載した書面を日本の知
られたる受益者に交付しなければなりません。ただし、かかる書面をすべての日本の受益者に交付したとき
は、公告することを要しません。
管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は販売取扱会社を通じて日本の受益者に
通知されます。
上記のサブ・ファンドの運用報告書は、日本の知られたる受益者に交付されます。
⑥
受益者の権利等
(ⅰ)受益者の権利等
受益者が管理会社および受託会社に対し受益権を直接行使するためには、ファンド証券名義人として、登
録されていなければなりません。従って販売取扱会社にファンド証券の保管を委託している日本の受益者は
ファンド証券の登録名義人でないため、自ら管理会社および受託会社に対し直接受益権を行使することはで
きません。これらの日本の受益者は販売取扱会社との間の口座約款に基づき販売取扱会社をして受益権を自
己のために行使させることができます。
受益者の有する主な権利は次のとおりです。
イ
分配金請求権
ロ
買戻請求権
ハ
残余財産分配請求権
ニ
損害賠償請求権
ホ
議決権
(ⅱ)為替管理上の取扱い
日本の受益者に対するファンドの受益証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、バーミューダ諸島にお
ける外国為替管理上の制限はありません。
(ⅲ)本邦における代理人
森・濱田松本法律事務所
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
(ⅳ)裁判管轄等
ファンド証券の取引に関連して日本の投資者が提起する訴訟に限って、その裁判管轄権は、下記の裁判所
が有し、適用法は日本法であることを管理会社は承認しています。
東京地方裁判所
東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
- 26 -
第2
財務ハイライト情報
サブ・ファンドの会計年度は毎年11月30日に終了しますが、第一会計年度は2006年11月30日に終了します。従っ
て、未だ第一会計年度に関する財務諸表は作成されていません。ファンドの会計監査は、アーンスト・アンド・ヤ
ングの香港事務所が行います。
1
貸借対照表
該当事項はありません。
2
損益計算書
該当事項はありません。
- 27 -
第3
外国投資信託受益証券事務の概要
(イ)ファンド証券の名義書換
ファンドの記名式証券の名義書換機関は次のとおりです。
取扱機関
HSBC インスティテューショナル・トラスト・サービシズ(アジア)リミテッド
取扱場所
香港、クオリイ・ベイ、キングス・ロード 979、ドーセット・ハウス 39階
日本の受益者については、ファンド証券の保管を日本における販売会社または販売取扱会社に委託している場
合、その販売取扱会社の責任で必要な名義書換手続がとられ、それ以外のものについては本人の責任で行います。
名義書換の費用は受益者から徴収されません。
(ロ)受益者名簿の閉鎖の時期
特に定めていません。
(ハ)受益者集会
受託会社または管理会社は、いつでも(アメリカ以外で)受益者集会を招集することができます。受託会社は、
合計で発行済ファンド証券の10%以上の受益者から要請があった場合、かかる集会を招集しなければなりません。
21日以上前の通知が、受益者に送付されなければなりません。
すべての受益者集会についての出席、定足数および多数決に関する条件および受益者の議決権は、信託証書に
記載されているとおりです。受益者は、各ファンド証券ごとに1議決権を有します。
(ニ)受益者に対する特典、譲渡制限
受益者に対する特典はありません。
管理会社は、いかなる者(米国人および(制限付例外があります。)バーミューダ諸島の居住者または管理事
務代行会社を含みます。)によるファンド証券の取得も制限することができます。
(ホ)ファンド証券の出庫
ファンド証券は、出庫できません。
- 28 -
第4
ファンドの詳細情報の項目
1.第1
ファンドの追加情報
1
ファンドの沿革
2
ファンドに係る法制度の概要
3
監督官庁の概要
第2
手続等
1
申込(販売)手続等
2
買戻し手続等
第3
管理及び運営
1
資産管理等の概要
(1)資産の評価
(2)保管
(3)信託期間
(4)計算期間
(5)その他
2
開示制度の概要
3
受益者の権利等
(1)受益者の権利等
(2)為替管理上の取扱い
(3)本邦における代理人
(4)裁判管轄等
第4
1
ファンドの経理状況
財務諸表
(1)貸借対照表
(2)損益計算書
(3)投資有価証券明細表等
2
第5
ファンドの現況
販売及び買戻しの実績
2.目論見書の概要として後記「目論見書の概要」を使用します。
- 29 -
別紙A
定義
「管理事務代行会社」
HSBC インスティテューショナル・トラスト・サービシズ(アジア)リ
ミテッドまたはその承継人をいいます。
「代行協会員」
シティコープ証券会社
東京支店およびその承継人をいいます。
「ファンドの監査人」
公認会計士事務所であるアーンスト・アンド・ヤングの香港事務所をいいま
す。
「実質上の受益者」
受益証券の実質上の保有者をいいます。
「BMA規則」
1998年バーミューダ金融庁(Bermuda Monetary Authority)(集団投資ス
キームの分類に関する)規則をいいます。
「BRICs通貨」
ブラジル・レアル、ロシア・ルーブル、インド・ルピーおよび中国人民元と
いう、ブラジル連邦共和国、ロシア連邦、インドおよび中華人民共和国の通
貨をいいます。
「営業日」
土曜日および日曜日を除く、東京、ロンドン、ニューヨークおよび香港にお
いて銀行が通常の営業を行っている日で、かつ日本において証券会社が通常
の営業を行っている日(ただし、シグナル8以上の危険信号が発令された台
風や暴風雨警告等によって、香港における銀行がその通常の営業を行う時間
が短縮された場合、受託会社および管理会社が別途定めない限り、当該日は
営業日となりません。)、または、新規のサブ・ファンドの設定時に受託会
社および管理会社が随時決定する間隔による、その他の日をいいます。
「元本確保日」
2008年11月28日(当該日が営業日でない場合には、当該日の直後の営業日)
をいいます。
「クローズド期間」
設定日から2006年11月30日までの、ファンド証券の買戻しが制限されている
期間をいいます。
「払込期日」
2005年11月30日をいいます。
「取引日」
ファンドの存続期間中で2006年12月以降2008年11月までの毎月の最終金曜日
(当該日が営業日でない場合、当該日の直前の営業日)、2008年11月28日以
降2008年12月10日までのファンドの存続期間中の毎営業日、ならびに/また
は、管理会社がその独自の裁量により随時決定する、上記に追加される、ま
たは上記に代わるその他の日をいいます。
「決定代理人」
バークレイズ・バンク・ピーエルシーおよびその承継人をいいます。
「販売会社」
シティコープ証券会社
「ファンド」
バーミューダ法に従った信託証書に基づき、「セレブリティ・ファンド・シ
東京支店またはその承継人をいいます。
リーズ」と称するアンブレラ型ファンドとして設定されたユニット・トラス
トをいいます。
「管理会社」
ムーア・マネジメント・サービシズ(バーミューダ)リミテッドまたはその
承継人をいいます。
「ファンド償還日」
2008年12月10日(当該日が営業日でない場合には、当該日の直後の営業日)
をいいます。ファンドの存続期間は、管理会社がその絶対的裁量により決定
する状況の下で、同様に決定する期間、延長することができます。
「純資産価格」
各サブ・ファンドに関し、信託証書に基づき決定され、「資産の評価」の項
において記述されるところに従い、サブ・ファンドの資産からサブ・ファン
ドの負債を控除した額をいいます。
- 30 -
「一口当たり純資産価格」または
サブ・ファンドの純資産価額をサブ・ファンドに関する発行済受益証券口数
「基準価額」
で除し、0.01米ドルまで切下げを行った額をいいます。
「本社債」
サブ・ファンドに関して、各額面100米ドルで本社債発行会社により発行さ
れるBRICs通貨連動社債をいいます。
「本社債発行会社」
英国法に基づき設立された公開有限会社であるバークレイズ・バンク・ピー
エルシーをいいます。
「社債満期日」
2008年11月28日(当該日が営業日でない場合には、当該日の直後の営業日)
をいいます。
「募集期間」
サブ・ファンドの受益証券が日本において販売される期間である、2005年11
月2日午前0時(東京時間)から2005年11月28日午後3時(東京時間)まで
をいいます。管理会社は、募集期間に際して他の受益証券の発行を行わない
予定です。募集期間の後に受益証券が発行される場合には、信託証書補遺が
作成され、英文目論見書が更新されます。
「バーミューダ規則」
バーミューダ標準スキームおよび一定の例外を条件としてバーミューダ金融
庁によりファンドに課せられた追加的な要項および条件に関連するBMA規
則をいいます。
「買戻申請日」
ファンドの存続期間中の2006年12月以降2008年11月までの各取引日の2営業
日前、2008年11月28日以降2008年12月10日までの毎営業日および/または、
管理会社がその独自の裁量により随時決定する、上記に追加される、または
上記に代わるその他の日をいいます。
「販売・買戻取扱会社」
シティバンク、エヌ・エイの日本の各支店およびその承継人をいいます。
「サブ・ファンド」
信託証書に基づき設定される、ファンドの分離された資産および負債のプー
ルである、BRICs通貨連動
「信託証書」
元本確保型ファンドをいいます。
管理会社および受託会社の間で作成される、ファンドを設立する2005年10月
10日付信託証書(信託証書補遺により改訂済)をいいます。
「受託会社」
ザ・バンク・オブ・バーミューダ・リミテッドおよびその承継人をいいま
す。
「受益証券」
サブ・ファンドの持分権をいいます。
「受益者」
受益証券の法的所有者をいいます。
「評価日」
ファンドの存続期間中の毎週金曜日(当該日が営業日でない場合、当該日の
直前の営業日)、2008年11月28日以降2008年12月10日までの毎営業日および
/または、管理会社がその独自の裁量により随時決定する、上記に追加され
る、または上記に代わるその他の日をいいます。
- 31 -
セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動 元本確保型ファンド
(Celebrities Fund Series – BRICs Currencies Linked Principal Protected Fund)
米ドル建て元本確保型・バミューダ籍オープンエンド型外国投資信託
請求目論見書
2005.10
ムーア・マネジメント・サービシズ(バーミューダ)リミテッド
(Moore Management Services (Bermuda) Limited)
請求目論見書は、証券取引法第15条第3項の規定により、投資者から交付の請求があったときに、
直ちに、交付する目論見書です。
1.本届出目論見書に係るセレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連
動
元本確保型ファンドの受益証券の募集については、管理会社は、証
券取引法(昭和23年法第25号)第5条の規定により有価証券届出書を平
成17年10月17日に関東財務局長に提出し、また、同法第7条の規定によ
り有価証券届出書の訂正届出書を平成17年10月27日に提出しており、そ
の届出の効力は平成17年11月2日に生じております。
2.請求目論見書は、証券取引法第15条第3項の規定により、投資者の皆様
から請求された場合に交付されるものであり、請求を行った場合には投
資者の皆様がその旨の記録をしておくこととなっております。なお、便
宜上、証券取引法の規定に基づいて投資者に交付しなければならない目
論見書(交付目論見書)と併せて掲載しておりますので、御留意下さ
い。
3.本書において用いられている用語は、本書中で別段の定めがある場合を
除いて、交付目論見書において使用される用語と同様の意味を有するも
のとします。
4.投資信託は銀行預金ではなく、預金保険の対象外です。また、投資者保
護基金の支払いの対象外です。投資信託は、シティバンクまたはシティ
グループの債務ではなく、それらによる保証もありません。投資信託は
値動きがあり、元本の保証はなく、値下がりのリスクがあります。
5.セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動
元本確保型ファン
ドの受益証券の価格は、同ファンドが組入れている有価証券の値動きの
ほか為替変動による影響を受けますが、これら運用による損益はすべて
投資者の皆様に帰属します。
請 求 目 論 見 書
セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動
元本確保型ファンド
(Celebrities Fund Series – BRICs Currencies Linked Principal Protected Fund)
平成17年10月17日有価証券届出書提出
平成17年10月27日有価証券届出書の訂正届出書提出
発
行
者
名
:
ムーア・マネジメント・サービシズ(バーミューダ)リミテッド
(Moore Management Services (Bermuda) Limited)
代 表 者 の 役 職 氏 名
:
取締役
ケビン・チャールズ・ジリー
(Kevin Charles Gilley)
本 店 の 所 在 の 場 所
: バーミューダ、ハミルトン HM11、チャーチ・ストリート2番、クラレンドン・ハ
ウス
(Clarendon House, 2 Church Street, Hamilton HM11, Bermuda)
代理人の氏名又は名称
:
弁 護 士
中
野
春
芽
代理人の住所又は所在地
:
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
森・濱田松本法律事務所
届出の対象とした募集
届出の対象とした募集(売出)外国投資信託受益証券に係るファンドの名称:
セレブリティ・ファンド・シリーズ-BRICs通貨連動
元本確保型ファンド
(Celebrities Fund Series – BRICs Currencies Linked Principal Protected
Fund)
届出の対象とした募集(売出)外国投資信託受益証券の金額:
4億アメリカ合衆国ドル(453億円)
(注)アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」といいます。)の円貨換算は、平成17年9月30日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧
客電信売買相場の仲値(1米ドル=113.19円)によります。
有価証券届出書の写しを縦覧に供する場所
該当事項なし
目
次
頁
ファンドの詳細情報
第1 ファンドの追加情報
………………………………………………………………………………………………
1
……………………………………………………………………………………………………
1
1
ファンドの沿革
2
ファンドに係る法制度の概要
3
監督官庁の概要
第2
1
……………………………………………………………………………………………………
2
………………………………………………………………………………………………………………
3
手続等
……………………………………………………………………………………
1
申込(販売)手続等
………………………………………………………………………………………………
3
2
3
買戻し手続等
………………………………………………………………………………………………………
4
乗換え手続等
………………………………………………………………………………………………………
6
第3
管理及び運営
………………………………………………………………………………………………………
7
1
資産管理等の概要
…………………………………………………………………………………………………
7
2
開示制度の概要
……………………………………………………………………………………………………
9
3
受益者の権利等
……………………………………………………………………………………………………
11
第4
ファンドの経理状況
………………………………………………………………………………………………
13
……………………………………………………………………………………………………………
13
1
財務諸表
2
ファンドの現況
第5
……………………………………………………………………………………………………
販売及び買戻しの実績
……………………………………………………………………………………………
13
13
ファンドの詳細情報
第1
1
2
ファンドの追加情報
ファンドの沿革
2002年2月13日
管理会社設立
2005年10月10日
信託証書締結
2005年10月14日
信託証書第一補遺締結
2005年11月2日
日本におけるサブ・ファンドの募集開始
2005年11月30日
サブ・ファンドの運用開始
ファンドに係る法制度の概要
(ⅰ)準拠法の名称
ファンドは、バーミューダ諸島の法律に基づき設立されています。ファンドは、1969年バーミューダ金融庁
の法律およびBMA規則に準拠しています。
(ⅱ)準拠法の内容
①
1969年バーミューダ金融庁の法律
BMAは、1969年バーミューダ金融庁の法律に基づき、バーミューダ諸島内において、またはバーミュー
ダ諸島内から事業を行っている金融機関を監督、規制および検査する義務を負います。かかる趣旨において
は、集団投資スキームは、BMAの監督および検査権限に従う金融組織です。上記の規定は、とりわけ集団
投資スキームに該当する金融組織を規制するという観点から制定されています。
BMAは、集団投資スキームを監督、規制し、各集団投資スキームの受託会社または取締役に対して、当
該集団投資スキームがBMA規則を遵守していることを毎年確認し、違反があった場合には、当該違反事項
を記載して報告するよう要求しています。
各集団投資スキームは、BMAに対してBMAが指定する様式、方法および頻度にて情報を提供すること
を要求されています。集団投資スキームが、BMA規則に基づいてBMAが要求する情報を提出することを
拒絶した場合、BMAまたはBMAがかかる目的のために適法に授権した者は、集団投資スキームの検査を
実施することができます。
②
BMA規制
大蔵大臣は、バーミューダ諸島のファンドに係るサービス提供企業と協議のうえ、1998年にBMA規則を
公布しました。BMA規則は、すべての集団投資スキーム(英国型スキームを除きます。)につき、バー
ミューダ標準スキーム(Bermuda Standard Scheme)、バーミューダ法人向けスキーム(Bermuda
Institutional Scheme)またはバーミューダ公認スキーム(Bermuda Recognised Scheme)に分類するよう
に要求しています。集団投資スキームは、1969年バーミューダ金融庁の法律では、1981年会社法第156条A
に定める「ミューチュアル・ファンド」または1976年印紙税法第1条に定める「ユニット・トラスト」を指
すものとして定義されています。パートナーシップはBMA規則の対象とはされていません。
BMA規則は、BMAが集団投資スキームを規制、監督および検査する枠組を定めており、個別具体的な
場面に応じた柔軟な手法の採用能力を有するBMAの既存の方針および慣行の多くを法制化しています。こ
れにより、BMAは集団投資スキームにつき、BMA規則に定められている規定または要件の全部または一
部を免除する権限を有します。またBMAは、集団投資スキームおよびそれに係るサービス提供企業による
BMA規則の遵守を支援する目的で、随時ガイダンス・ノートを交付することができます。BMAは、(a)
主として標準的な主要サービス・プロバイダーおよび法人向けスキームのための基準に関する事項を含む、
バーミューダ規則上の義務からの免除事項および(b)2000年分離アカウント会社法の規定に基づいて設立さ
れる投資信託の分類のための申請に関するBMAの手法に関連する、BMAの現行の方針による手法を記載
したガイダンス・ノートを交付しています。BMAはまた、集団投資スキーム会社および分類申請手続に関
する不必要な遅延を防ぐという観点から、多くの取決めを定めたガイダンス・ノートも交付しています。
BMA規則の目的は、投資家の利益を保護するという観点から、バーミューダ諸島における集団投資ス
キームの設立および運営に適用される標準および基準を確立する点に存します。BMA規則は、各集団投資
- 1 -
スキームがBMAに対し、BMAが指定する様式、方法および頻度により、BMAが要求する情報を提供す
ること、さらにこのようにBMAの要求する期間および方法の範囲内で、BMAが集団投資スキームの業務、
運営もしくは活動を適切に理解するために必要と思料し、またはBMAが集団投資スキームの監督、規制も
しくは検査についてその職務を遂行するために必要とするその他の情報をBMAに提出することを定めてい
ます。
3
監督官庁の概要
管理会社およびファンドは、BMAの監督に服しています。監督の主な内容は次の通りです。
①
規制およびガイダンス・ノート
BMAは、1969年バーミューダ金融庁の法律に基づき、バーミューダ諸島内において、またはバーミューダ
諸島内から事業を行っている金融機関を監督、規則および検査する責任を負っています。かかる趣旨において、
集団投資スキーム(Collective Investment Scheme)は、BMAの監督および検査権限に従う金融組織です。
BMA規則は、BMAが集団投資スキームを規制、監督および検査する枠組を定めており、個別具体的な場
面に応じた柔軟な手法を採用できるBMAの既存の方針および実務慣行の多くを法制化しています。これによ
り、BMAは、集団投資スキームについて、BMA規則に定められている規定または要件の全部または一部を
免除する権限を有します。これは、BMAにより、ファンドがBMA規則に含まれる特定の規則および規制の
遵守を免除されることを意味するものです。BMAはまた、集団投資スキームおよびそれに関係するサービ
ス・プロバイダーによるBMA規則の遵守を促進するため、随時ガイダンス・ノートを交付することができま
す。BMAは、(a)主として標準的な主要サービス・プロバイダーおよび法人向けスキームのための基準に関
する事項を含む、バーミューダ規則上の義務からの免除事項および(b)2000年分離アカウント会社法の規定に
基づいて設立される投資信託の分類のための申請に関するBMAの手法に関連する、BMAの現行の方針によ
る手法を記載したガイダンス・ノートを交付しています。BMAはまた、集団投資スキーム会社および分類申
請手続に関する不必要な遅延を防ぐという観点から、多くの取決めを定めたガイダンス・ノートも交付してい
ます。
②
BMAに対する承認の申請および承認の取消
集団投資スキームがバーミューダ標準スキーム、バーミューダ法人向けスキームまたはバーミューダ公認ス
キームとして分類されるためには、BMAに対し申請を行い、承認を受けなければなりません。BMAは、集
団投資スキームの承認を取消すことができますが、大蔵大臣に対し請願する権利を有します。BMA規則は、
各集団投資スキームがBMAに対し、BMAが指定する様式、方法および頻度により、BMAが要求する情報
を提供すること、さらにBMAの要求する期間および方法の範囲内で、BMAが集団投資スキームの業務、運
営もしくは活動を適切に理解するために、またはBMAが集団投資スキームの監督、規制もしくは検査につい
てその職務を遂行するために必要と思料するその他の情報をBMAに提出することを定めています。
③
BMAによる検査
ある集団投資スキームがBMAの要求する情報の提出を拒絶した場合、BMAは、かかる集団投資スキーム
の検査を実施することができます。BMA規則は、さらに、集団投資スキームの販売または買戻しの停止およ
びかかる停止の理由ならびに集団投資スキームの清算の意思および当該提案された清算の理由について、速や
かにBMAに通知しなければならない旨定めています。BMAは、集団投資スキームまたはそのサービス・プ
ロバイダーがBMAと誠実に協議を行うように要求することができ、かかる要求がある場合、集団投資スキー
ムまたはそのサービス・プロバイダーはかかる要求に応じなければなりません。BMAの事前の承認を得るこ
となく、集団投資スキームの目論見書に重大な変更を加えてはなりません。集団投資スキームは、BMAの書
面による特定のまたは包括的な認可を得ることなく、受益証券を発行し、またはこれを後日譲渡することがで
きません。
④
法令遵守、罰則
BMAは、集団投資スキームを監督、規制し、各集団投資スキームの受託会社または取締役に対して、当該
集団投資スキームがBMA規則を遵守していることを毎年証明し、遵守していない場合には一切の違反を明示
することを要求しています。
BMA規則に基づき承認された条項または条件に故意に違反する者は、犯罪行為として処罰を受けます。B
MAへの情報の提供、検査、BMAへの通知もしくは遵守の表明書のBMAへの提出に関してBMA規則に故
意に違反する者、または虚偽もしくは誤認を招く情報をBMAに提出する者は、犯罪行為として処罰を受けま
- 2 -
す。BMAに提出される遵守の表明書に署名した者は、かかる表明が特段軽微な虚偽にすぎない場合であって
も、虚偽であることを認識し、または合理的に認識し得た場合には、犯罪行為として処罰を受けます。さらに、
BMA規則に基づく違反が法人の取締役、管理職、秘書役またはこれらに類似の役員の同意もしくは黙示の承
諾を得て行われ、またはかかる違反が当該役員の故意による懈怠に起因する場合、当該取締役、管理職、秘書
役またはこれらに類似の役員は、その他の者に対して訴えを提起することに影響を及ぼすことなく、BMA規
則に違反する犯罪行為として処罰を受けます。
第2
1
手続等
申込(販売)手続等
(イ)海外における販売手続等
サブ・ファンドの受益証券は、2005年11月2日午前0時(東京時間)から2005年11月28日午後3時(東京時
間)(以下「募集期間」といいます。)まで募集されます。受益証券は、一口当たり100米ドル(「発行価
格」)で発行されますが、一口当たり純資産価格は、当初募集報酬等の影響により、設立日後直ちに、一口当
たり98米ドル以下になります。
申込書類は、販売会社により管理事務代行会社に対しファクシミリまたは電子通信により送付されますが、
原本は管理事務代行会社に直ちに転送されます。管理事務代行会社は、ファクシミリまたは電子通信による申
込書類および支払要領を2005年11月28日午後6時(香港時間)までに受領することを要します。
募集の申込金額は、2005年11月30日午後6時(ニューヨーク時間)までに、ファンドのために管理事務代行
会社の口座に(清算資金で)入金されていなければなりません。同日までに申込金額を受領していない場合、
管理会社は、その裁量により、支払額を受け取って受益証券を発行するかまたは支払の受領および受益証券の
発行を拒絶することができます。
管理会社は、受益証券について4,000,000口を超える申込みを受け付けません。当該申込みは先着順で受け
付けられます。受益証券は、払込期日に発行され、端数ではない完全な受益証券のみが発行されます。
1981年バーミューダ会社法第28条に規定された事項の引当てのため受益証券の当初募集により調達されるこ
とを要する最低金額は、サブ・ファンドの受益証券について5,000,000米ドルです。かかる金額が払込期日ま
でに受領されていない場合、当該受益証券の割当てまたは発行は行われず、当該受益証券の申込人から受領さ
れたすべての資金は利息を付さずに返還されます。
すべての申込みは、その全部または一部について管理会社がその裁量により拒絶するかまたは受け付けるこ
とができます。受け付けられた申込みについて、受益証券への投資前、申込金額には利息を生じません。
各投資者の申込みは、最低300口(30,000米ドル)および1口(100米ドル)の整数倍とします。
受益証券を表章する券面は、受益者から書面で請求された場合には発行され、請求されない場合には、管理
会社によりまたは管理会社に代わり発行する必要はありません。券面が請求されない場合、受益者は、受益証
券について券面が発行されないことを請求したものとみなされます。管理会社は、当該受益証券を記名式での
み発行し、管理事務代行会社は、当該受益証券の発行に関する売買契約書を受益者に交付します。
管理会社は、募集期間に際して他の受益証券を発行しない予定です。募集期間後に受益証券を発行する場合、
補足信託証書が発行され、英文目論見書が刷新されます。
委託手数料(コミッション)
本書において開示されているものを除き、受益証券の発行または販売に関して、ファンドは、委託手数料
(コミッション)、割引、仲介手数料その他の特別の条件を付与していません。何人も、ファンドの受益証券
または借入資本を引き受けるオプションを有しておらず、また、かかるオプションの付与を受ける権利を有し
ていません。
マネー・ロンダリング規制
販売会社およびその受任者または代理人(販売取扱会社を含みます。)は、マネー・ローンダリングの防止
およびテロ対策資金に関する日本のすべての適用法令、規則および文書(以下「マネー・ローンダリング規
則」と総称します。)に従い、かつこれらを遵守しなければならず、マネー・ローンダリング規則に基づき要
求される措置を含め、実際の実質的所有者の身元および投資資金の源泉の確認について必要なすべての注意義
務を尽くします。販売会社およびその受任者または代理人(販売取扱会社を含みます。)は、受託会社もしく
は管理会社またはそれらの受任者に対し、これらがマネー・ローンダリングの防止およびテロ対策資金に関す
- 3 -
るバミューダのすべての法令を遵守するために合理的に要求する一切の情報および文書を提供することを要し
ます。
受益証券購入上の適格性
米国においてまたは米国から、ファンドへの投資の勧誘を行うことはできません。信託証書では、直接もし
くは間接に米国、その領土もしくは属領または米国の管轄権に服する地域における、または直接もしくは間接
に「米国人」(すなわち、米国、その領土もしくは属領または米国の管轄権に服する地域の市民もしくは居住
者、米国、その領土もしくは属領または米国の管轄権に服する地域の法律に基づき設立されたかまたは米国、
その領土もしくは属領または米国の管轄権に服する地域に存続するパートナーシップ、会社もしくはその他の
法主体、その所得が源泉地にかかわらず米国連邦所得税の課税対象となる財団もしくは信託、または(1)当該
法主体の受益権の合計10%以上を米国人が保有しているか、もしくは(2)参加者が米国人ではないためにマ
ネージング・ゼネラル・パートナーが米国商品先物取引委員会の規則のパート4の一定要件を免除されている
コモディティ・プールへの米国人による投資を促進することを主たる目的としているコモディティ・プール、
投資会社もしくはその他の類似機関等の主としてパッシブ投資を目的に設立された法主体(米国外で設立され、
米国外に主たる営業場所を置く法主体の従業員、役員もしくは本人のための年金プランを除きます。))に対
する受益証券の販売または譲渡を禁止しています。
受益証券の各申込人は、ファンドに対し、特に、受益証券は、直接または間接に米国人のためまたはその利
益のために取得されておらず、またいかなる時にも保有されない旨、証明しなければなりません。受益者は、
管理事務代行会社に対し、当該情報の変更について直ちに通知しなければなりません。
各受益者は、自らが米国人ではないことを証明する責任を負っています。
管理会社は、自己の裁量において、申込みの拒絶を手配することができます。
(ロ)日本における販売手続等
日本においては、2005年11月2日から同年11月28日まで、販売取扱会社により取扱いが行われます。
2
買戻し手続等
(イ)海外における買戻し手続等
サブ・ファンドの受益証券は、設定日以降2006年11月30日までの期間(以下「クローズド期間」といいま
す。)買戻しが制限されます。サブ・ファンドの最初の取引日は、2006年12月29日です。クローズド期間の終
了後、各取引日にファンドは、管理会社が必要と判断する場合、サブ・ファンドの保有する本社債の全部また
は一部を売却することにより、取引日と一致する評価日に算定される当該受益証券一口当たりの買戻価格で受
益証券を買い戻すことができます。2008年11月28日(元本確保日)以降は、毎営業日、買戻しを行うことがで
きます。
サブ・ファンドのほぼすべての資産は、BRICs通貨バスケットの上昇率に連動する元本確保型の本社債に投
資されます。管理会社は、買戻申請日に大量の買戻請求を受領した場合、その独自の裁量に基づき、当該買戻
請求が受領された買戻申請日以後における買戻申請日(翌買戻申請日であることは必要とされていません。)
にこれらの買戻請求が受領されたものとして取り扱うことができます。これに伴い、受益証券の買戻請求に基
づく取引および買戻代金の支払は延期されることがあります。管理会社は、受益証券の買戻請求に基づく取引
および決済を延期する場合、日本における販売会社に対して、その結果を書面にて通知し、日本における販売
会社は、当該延期を遅滞なく実質上の受益者に対して通知します。
各買戻申請日の直後の営業日以後可能な限り迅速に、管理事務代行会社は、以後の直近の取引日に関連し買
戻請求が受領されている受益証券の総口数について、速やかに管理会社に通知します。管理会社は、その後、
本社債発行会社に対し書面の通知を付与し、かかる通知には、取引日に買い戻される予定の本社債の額面金額
を記載することを要します。
サブ・ファンドの受益証券一口当たりの買戻価格は、取引日と一致する評価日現在計算される一口当たり純
資産価格に相当します。
買戻請求は、100口以上1口単位(ただし、保有するすべての受益証券を買い戻す場合は、1口以上1口単
位)で行うことを要します。管理会社は、その後、本社債発行会社に対し書面の通知を付与し、かかる通知に
は、取引日に買い戻される予定の本社債の額面金額を記載することを要します。
(a)受託会社が別途同意していない限り、受益者により適式に署名された支払申請書の原本を受託会社が受
領するまで、および(b)受益者の署名が受託会社の納得のいくように証明されるまで、受益証券の買戻しを請
- 4 -
求した受益者に対し、買戻代金は支払われません。
買戻代金は、電信送金により受益者の口座(管理事務代行会社に提供されています。)宛に支払われます。
当該買戻代金の支払に関連する銀行振込手数料は、サブ・ファンドが負担します。上記に従い、また関係口座
の詳細が提供されている限り、買戻代金は、通常、取引日の4営業日後の営業日までにサブ・ファンドの基準
通貨により電信送金により支払われます。
各取引日に、管理会社は、通常の状況において受益証券の買戻しが受益者の請求に基づいて実行できるよう
に、適切なレベルの流動性がサブ・ファンドに維持されるよう確保します。受益証券一口当たり買戻価格は投
資元本よりも高い場合も低い場合もあります。
元本確保日の2営業日前に当該受益証券が発行済みである場合に受益者からの特別な申し出がない限り、
ファンドは、元本確保日の直前の買戻申請日にその保有する全受益証券について買戻請求が受領されたものと
して、元本確保日と一致する評価日に決定される一口当たり純資産価格で買戻しを行います。受益者が管理会
社に対して、受益証券が元本確保日において買戻されないものとする旨を通知した場合においては、受益証券
は、元本確保日以降の取引日において買戻されるか、またはファンド償還日に償還されます。
特別買戻し
クローズド期間内であっても、管理会社は、以下の場合、毎月最終金曜日(当該日が営業日でない場合はそ
の直前の営業日)に、受益者またはその相続人の請求に基づき、毎月最終金曜日と一致する評価日に算定され
る一口当たり純資産価格で、受益者の受益証券の買戻しを行うことができます。
個人の受益者について
1.受益者が死亡した場合
2.受益者の資産の大部分が天災により失われた場合
3.受益者が破産を宣告された場合
4.受益者が病気により生計を維持できない場合、および
5.販売会社および/または販売取扱会社により提供される情報に基づき行為する管理会社が上記の1乃至
4に類似する事由(火事および失業等)が発生したと判断する場合
機関投資家または法人の受益者について
6.販売会社および/または販売取扱会社により提供される情報に基づき行為する管理会社が重大事由(破
産および債務不履行等)が発生したと判断する場合
この場合において、販売会社は、当該受益者またはその相続人に対し、当該事由を証する所定の書類の提出
を求めることができます。
(ロ)日本における買戻し手続等
サブ・ファンドの受益証券は、設定日以降2006年11月30日までの期間(以下「クローズド期間」といいま
す。)買戻しが制限されます。サブ・ファンドの最初の取引日は、2006年12月29日です。買戻請求は、買戻申
請日の午後3時(東京時間)までに日本における販売取扱会社が受領していることを要します。販売取扱会社
によっては、状況により、異なる買戻請求受付時間を定めることがあります。日本における販売会社は、その
後買戻請求を管理事務代行会社に転送します。かかる転送された買戻請求は、買戻申請日の午後6時(香港時
間)までに管理事務代行会社が受領していることを要します。買戻申請日の上記の各締切時間までに受領され
た受益証券の買戻請求は、買戻申請日の直後の取引日において、かかる取引日と一致する評価日に決定される
当該受益証券一口当たりの買戻価格で処理されます。当該時間以後に受領される買戻請求は拒絶され無効とな
ります。
買戻代金の支払は、販売会社より口座約款にしたがって円貨または米ドル貨で行われます。買戻しは、100
口以上1口単位(ただし、保有するすべての受益証券を買い戻す場合は、1口以上1口単位)で行うことがで
きます。
買戻代金は、(管理事務代行会社に提供されている)受益者の口座に電信送金により支払われます。上記に
従い、また関係口座の詳細が提供されている限り、買戻代金は、通常、取引日から起算して8営業日以内に電
信送金により支払われます。
日本における約定日とは、販売会社が海外における約定を確認した日(通常取引日の3営業日後の営業日)
をいい、買戻代金の支払は、日本における約定日から起算して4営業日以後に行われます。
- 5 -
特別買戻し
クローズド期間内であっても、管理会社は、以下の場合、クローズド期間内でなければ取引日であった日
(すなわち、毎月最終金曜日、または当該日が営業日でない場合はその直前の営業日)に、受益者またはその
相続人の請求に基づき、当該評価日に算定される一口当たり純資産価格で、受益者の受益証券をファンドに買
い戻させることができます。
個人の受益者について
1.受益者が死亡した場合
2.受益者の資産の大部分が天災により失われた場合
3.受益者が破産を宣告された場合
4.受益者が病気により生計を維持できない場合、および
5.販売会社および/または販売取扱会社により提供される情報に基づき行為する管理会社が上記の1乃至
4に類似する事由(火事および失業等)が発生したと判断する場合
機関投資家または法人の受益者について
6.管理会社が重大事由(破産および債務不履行等)が発生したと判断する場合
この場合において、販売会社は、当該受益者に対し、当該事由を証する所定の書類の提出を求めることがで
きます。
販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、東京支店川崎出張所において
は、電話による買戻請求のみを受付けます。インターネット取引では、買戻請求を取り扱いません。
元本確保日まで受益証券を保有している受益者は、受益者からの特別な申し出がない限り、元本確保日に自
己の保有する全受益証券について買戻請求を行ったものとみなされ、当該受益者は、買戻請求をする必要があ
りません。
3
乗換え手続等
受益証券は、別のサブ・ファンドの受益証券に転換することができず、他のサブ・ファンドの受益証券も、本
サブ・ファンドの受益証券に転換することができません。
- 6 -
第3
管理及び運営
1
資産管理等の概要
(1)資産の評価
(ⅰ)純資産価格の計算
各評価日における関係市場の取引終了時(および管理事務代行会社との協議の上で管理会社がその裁量に
より決定する他の時点)現在のサブ・ファンドの純資産価格は、管理会社による委託に基づき管理事務代行
会社が決定し、前払費用の償却を除いて、各々の場合サブ・ファンドのすべての現金と現金等価物およびそ
の他全資産の適正市場価格の合計額から全負債(手数料、報酬、費用等)を控除した額に相当します。一口
当たり純資産価格は、評価日現在のサブ・ファンドの純資産価格を当該評価日に発行済みの受益証券口数で
除して決定されます。サブ・ファンドの資産には、現金、本社債、サブ・ファンドのその他投資対象が含ま
れます。サブ・ファンドの負債には、手数料や報酬を含みますが、これらに限定されない発生済み負債が含
まれます。
管理会社は、受託会社の承諾を得て、サブ・ファンドの終了までに発生すると予想される費用(訴訟費用、
監査・会計費用および開示・公告費用を含みます。)について適切とみなされる準備金をサブ・ファンドに
設定させることができます。
本社債への投資は、ロンドンの市場における各評価日終了時現在、決定代理人が提示する本社債の価格で
評価されます。決定代理人により提供された当該本社債の価格は、管理会社、受託会社および管理事務代行
会社により確定的なものとして取り扱われ、当該価格につき独自の精査は行われません。ファンドの設立文
書に別途に規定されていない限り、ファンドによって保有されるその他すべての資産は以下の通り評価され
ます。
(1)公認の証券取引所で取引される有価証券は、その主要取引所で評価日に取引された場合、当該評価日の
最終取引価格で評価され、また評価日に取引されなかった場合、最直近の取引価格で評価されます。
(2)店頭で取引される有価証券は、評価日に取引された場合、当該評価日の最終取引価格で評価され、また
評価日に取引されなかった場合、最直近の取引価格で評価されます。
(3)市場相場が入手できないが、実際の売買または確実な売却価格を伴った第三者取引が行われた有価証券
は、当該取引に基づき評価されます。
(4)その他すべての有価証券は、管理会社またはその適式に指名された代理人の助言に基づき、またはこれ
らが誠実に合理的な決定をする期日および方法により各適正価格で提供する価格に基づき管理事務代行会
社により評価されます。
上記にかかわらず、管理会社は、受託会社の承諾を得て、ファンドが保有する資産の価格をより公正に表
示する上で修正が望ましいと誠実に判断する場合、評価を修正することができます。管理会社は、かかる修
正について管理事務代行会社に通知します。
サブ・ファンドの純資産価格および一口当たり純資産価格は、管理事務代行会社が評価日の午後6時(ロ
ンドン時間)までにサブ・ファンドが保有する本社債の価格を受領する場合、当該評価日の2営業日後の営
業日の午後5時(香港時間)までにファクシミリまたは電子通信により日本の販売会社および代行協会員に
対し管理事務代行会社が伝えます。
各会計年度末に、ファンドの財務諸表は、管理事務代行会社により作成され、ファンドの監査人により監
査されます。各会計年度の半期末終了後、5月の最終営業日までの期間について作成される未監査の半期財
務諸表は、管理事務代行会社により作成されます。
(ⅱ)純資産価格の計算の停止
管理会社または受託会社が受益者の利益を顧慮した上でサブ・ファンドの純資産価格の決定の停止が好ま
しくかつ十分な理由があると判断する場合、管理会社は、いつでも、受託会社の事前の同意を得て停止する
ことができます。管理会社または受託会社は、以下の場合、サブ・ファンドの純資産価格の決定を停止する
予定です。
(1)サブ・ファンドの投資対象の相当部分が取引される市場が(通常の休日以外に)閉鎖されまたは当該市
場の取引が制限もしくは停止される期間。
(2)受託会社または管理会社が、サブ・ファンドによる投資対象の処分が合理的に実行できないか、または
受益者の利益を深刻に損なうことなく実行することができないと判断する事態が存続する期間。
- 7 -
(3)サブ・ファンドの持分の価格もしくは評価額またはサブ・ファンドの純資産価格の決定に際して通常使
用する通信手段が故障している期間、または何らかの理由により、かかる持分の価格もしくは評価額また
はサブ・ファンドの純資産価額が迅速かつ正確に確定できない期間。
(4)受託会社または管理会社がかかる持分の換金または取得に関する資金の振替を通常の為替レートで実行
できないと判断する期間。
管理会社の意見によればかかる停止が2週間以上継続する可能性のある場合、当該停止は、可能な限り速
やかに管理事務代行会社により各受益者に通知されます。サブ・ファンドの純資産価格の計算が停止されて
いる間、受益証券を買戻しまたは譲渡することはできません。
(2)保管
受益証券が販売される海外においては、受益証券の確認書は受益者の責任において保管されます。
日本の投資者に販売される受益証券の確認書は、日本における販売会社の保管者名義で保管され、日本の
受益者に対しては、販売取扱会社から受益証券の取引残高証明書が定期的に交付されます。
(3)信託期間
サブ・ファンドは、管理会社によりサブ・ファンドの存続期間が延長されない限り、ファンド償還日まで
存続するものとして設定されます。サブ・ファンドのすべての発行済受益証券は、2008年12月10日のファン
ド償還日(またはファンドが延長されるこれより遅い日)に償還されます。
(4)計算期間
ファンドおよびサブ・ファンドの決算期は毎年11月30日です。
(5)その他
(イ)発行限度額
受益証券の発行金額は、4億米ドルを上限とします。
(ロ)ファンドの解散
サブ・ファンドは、2008年12月10日(当該日が営業日ではない場合、その直後の営業日)までの約3年間
存続します。サブ・ファンドの存続期間は、管理会社が絶対的裁量により決定する目的および状況において
延長されることがあります。管理会社がサブ・ファンドの存続期間の延長を決定する場合、管理会社は、各
受益者(日本においては販売会社)に対し満期日の90日前までに当該趣旨について書面で通知を行い、かか
る時点で各受益者(日本においては販売会社)は、サブ・ファンドの存続期間の延長について知られたる受
益者に遅滞なく通知します。ただし、サブ・ファンドは、信託証書に従いその存続期間末までのいつでも解
散することができます。サブ・ファンドは、(ⅰ)特別受益者集会において発行済サブ・ファンドに係る受益
証券の受益者の議決権総数の4分の3以上を構成する多数の決議により、(ⅱ)バーミューダ標準スキームと
してのファンドの認可が取り消された場合、(ⅲ)サブ・ファンドが保有する本社債のすべての繰上償還が行
われる場合、または(ⅳ)サブ・ファンドの純資産価額が募集価格と払込期日に発行された受益証券口数の積
を超えている場合で、管理会社が、その単独裁量により、サブ・ファンドの継続が実務的でないか、推奨で
きないか、またはサブ・ファンドの受益者の利益に反するものと判断した場合、終了することができます。
ファンドは、信託証書の日付から100年で終了することがあります。
ファンドが満期前に終了することになった場合、管理会社は、すべての知られたる受益者に対し、かかる
意向および適用法により要求されるその他の情報を終了予定日の60日前までに公告する(もしくは日本にお
ける販売会社に公告させる)かまたは通知する(もしくは日本における販売会社に通知させる)ことを要す
るとともに、信託証書が解約される場合には、管理会社は、当該解約予定日前に日本の金融庁長官にかかる
解約予定に関する届出を提出しなければなりません。
解散に際し、受託会社は、サブ・ファンドの投資証券、財産およびその他の資産を換金し、適切に支払わ
れるべき一切の負債を支払うかまたはかかる負債につき適切な引当てを行い、かつ解散費用の引当てを行っ
た後、当該換金による手取金をサブ・ファンドの受益者および管理会社に対し、サブ・ファンドの解散が決
定された日現在のサブ・ファンドにおける各々の持分に比例して(各々の受領権について受託会社が合理的
に請求する証拠(もしあれば)の各々による提出後)分配します。
- 8 -
支払開始日から12か月経過後に受託会社の保有している未請求の手取金またはその他の現金(未請求分配
支払額を含みます。)は、供託され、サブ・ファンドのために留保されます。
(ハ)信託証書の変更
ファンドは、バーミューダ諸島の法律に基づき、管理会社と受託会社の間で締結される信託証書により、
設定されました。
信託証書は、一定の場合における当事者の補償および責任からの免除の規定を有します。受益者および投
資者となろうとする者は、信託証書の条項について助言を受けることが望ましいです。本書と信託証書の間
で相反がある場合には、信託証書の規定が優先されます。
当該時において有効な信託証書の写しは、管理会社および受託会社の営業所において、通常の営業時間中
無料で閲覧することができます。
受益者または影響を受けるすべてのサブ・ファンドの受益者の最善の利益となると考えられる態様および
限度において、受託会社および管理会社は、信託証書の補遺に基づき、信託証書の規定に修正、改訂、変更
または追加をする権限を有します。
(ニ)関係法人との契約の更改等に関する手続
管理事務代行契約
管理事務代行契約および同契約に基づく管理事務代行会社の任命は、管理会社または管理事務代行会社が
相手方当事者に対し、少なくとも90日前(または、両当事者が合意する、より短い通知期間)までに書面に
より通知しない限り、有効に存続します。
同契約は、バーミューダ諸島の法に準拠し、これに従って解釈されるものとします。
代行協会員契約書
代行協会員契約は、一当事者が他の当事者に対し、3か月前に書面による通知をすることにより終了され
ます。
同契約は、日本国の法律に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更することができま
す。
受益証券販売・買戻契約書
受益証券販売・買戻契約は、一当事者が他の当事者に対し、3か月前に書面による通知をすることにより
終了されます。
同契約は、日本国の法律に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更することができま
す。
2
開示制度の概要
A.バーミューダ諸島における開示
①
監督官庁に対する開示
1981年バーミューダ会社法第3部および第35条は、目論見書および募集について定めています。目論見書
は、ミューチュアル・ファンドの取締役、またはユニット・トラストの場合には、ユニット・トラストの受
託会社もしくは管理会社による受益証券の募集を構成します。パートナーシップには1981年バーミューダ会
社法の規定の適用はありません。従って、集団投資スキームにより作成された目論見書または募集説明書は、
ユニット・トラストまたはミューチュアル・ファンドを設定するためのBMAへの申請の一部を形成します。
ファンド証券はバーミューダ諸島で設立された管理会社により募集されるため、英文目論見書がバーミュー
ダ会社登記官へ提出されています。また、英文目論見書は、BMAにより承認され、重要な変更については
BMAの承認を要します。
目論見書は、1981年バーミューダ会社法第27(1)条ならびにBMA規則パートB第28(3)条および第44条の
要件を遵守しなければならず、目論見書が1981年バーミューダ会社法を遵守している旨を証明する弁護士に
よりバーミューダ会社登記官に提出しなければなりません。受益証券の継続募集について、目論見書の記載
中重大な事項について真正でなくなる場合、補足目論見書をバーミューダ会社登記官に届け出なければなり
ません。
1981年バーミューダ会社法は、目論見書は、(a)1981年バーミューダ会社法に規定されている事項を含ん
でいなければならず、または(b)バーミューダ諸島外の一定の任命された証券取引所もしくは監督官庁によ
り受領または受諾しなければならない旨規定されています。
- 9 -
ファンドはBMAが承認した監査人を選任しなければなりません。
ファンドの監査人は、アーンスト・アンド・ヤング(Ernst & Young)の香港事務所です。ファンドの会
計監査は、国際会計基準に基づいて行われます。
②
受益者に対する開示
監査済年次報告書および未監査半期報告書は、決算日から4か月以内および半期終了時から2か月以内に、
それぞれ受益者に送付され、管理会社の登記上の事務所において、閲覧または入手可能です。
ファンドの会計年度は、毎年11月30日に終了します。サブ・ファンドの第一期の年次報告書は、2006年11
月30日に終了する期間に対して作成され、最初の半期報告書は、2006年5月31日に終了する期間に対して作
成されます。
B.日本における開示
①
監督官庁に対する開示
(ⅰ)証券取引法上の開示
管理会社は日本における1億円以上の受益証券の募集をする場合、有価証券届出書にファンドの信託証
書および主要な関係法人との契約書の写し等を添付して、関東財務局長に提出しなければなりません。投
資者およびその他希望する者は、財務省関東財務局の閲覧室またはEDINETにおいて、これを閲覧す
ることができます。
受益証券の販売取扱会社は、有価証券届出書第一部および第二部と実質的に同一の内容を記載した目論
見書(交付目論見書)を投資者に交付します。また、投資者から請求があった場合は、有価証券届出書の
第三部と実質的に同一の内容を記載した目論見書(請求目論見書)を交付します。管理会社は、その財務
状況等を開示するために、各事業年度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、各半期終了後3か月
以内に半期報告書を、さらに、サブ・ファンドに関する重要な事項について変更があった場合にはそのつ
ど臨時報告書を、それぞれ関東財務局長に提出します。投資者およびその他希望する者は、これらの書類
を財務省関東財務局の閲覧室またはEDINETにおいて閲覧することができます。
(ⅱ)投資信託及び投資法人に関する法律上の届出等
管理会社は、ファンド受益証券の募集の取扱等を行う場合、あらかじめ、投資信託及び投資法人に関す
る法律(昭和26年法律第198号)(以下「投信法」といいます。)に従い、サブ・ファンドにかかる一定
の事項を金融庁長官に届け出なければなりません。また、ファンドの信託証書を変更しようとするときは、
あらかじめ、その旨およびその内容を金融庁長官に届け出なければなりません。さらに、管理会社は、サ
ブ・ファンドの資産について、サブ・ファンドの各計算期間終了後遅滞なく、投信法に従って、一定の事
項につき運用報告書を作成し、金融庁長官に提出しなければなりません。
②
日本の受益者に対する開示
管理会社は、信託証書を変更しようとする場合、その変更の内容が重大なものである場合は、あらかじめ、
変更しようとする旨およびその内容を変更30日前に公告し、かつこれらの事項を記載した書面を日本の知ら
れたる受益者に交付しなければなりません。ただし、かかる書面をすべての日本の受益者に交付したときは、
公告することを要しません。
管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は販売取扱会社を通じて日本の受益者に
通知されます。
上記のサブ・ファンドの運用報告書は、日本の知られたる受益者に交付されます。
- 10 -
3
受益者の権利等
(1)受益者の権利等
受益者が管理会社および受託会社に対し受益権を直接行使するためには、ファンド証券名義人として、登
録されていなければなりません。従って販売取扱会社にファンド証券の保管を委託している日本の受益者は
ファンド証券の登録名義人でないため、自ら管理会社および受託会社に対し直接受益権を行使することはで
きません。これら日本の受益者は販売取扱会社との間の口座約款に基づき販売取扱会社をして受益権を自己
のために行使させることができます。
ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託しない日本の受益者は、本人の責任において権利行使を行いま
す。
受益者の有する主な権利は次のとおりです。
(ⅰ)分配金請求権
受益者は、受託会社の決定した分配金を、持分に応じて受託会社に請求する権利を有します。
(ⅱ)買戻請求権
受益者は、2006年12月1日以降、ファンド証券の買戻しを、管理会社に請求する権利を有します。
(ⅲ)残余財産分配請求権
ファンドおよびサブ・ファンドが解散された場合、受益者は受託会社に対し、その持分に応じて残余財
産の分配を請求する権利を有します。
(ⅳ)損害賠償請求権
受益者は、管理会社および受託会社に対し、信託証書に定められた義務の不履行に基づく損害賠償を請
求する権利を有します。
(ⅴ)議決権
受託会社または管理会社は、その適切と考える場所および日時において、サブ・ファンドに関する受益
証券の受益者集会を招集することができ、また、受託会社は、当該サブ・ファンドの発行済み受益証券の
総額の10分の1以上を保有する登録受益者の書面による請求があった場合、これを招集するものとします。
受益者集会の14日前までに、集会の場所、日時および提案される決議事項を記載した招集通知が、関連
する受益者に対して付与されます。
受益者集会における定足数は、サブ・ファンドに関する当該時点で発行済みの受益証券の総額の10分の
1を有する本人または代理人の出席とします。受益者集会において採決に付されたすべての議案は、投票
の要求がない限り、挙手によって決定されます。挙手においては、自然人の受益者で本人として出席して
いる者または法人の受益者により適式に授権された代表者として出席している者は、すべて一議決権を有
します。投票においては、上記の受益者は、保有する受益証券一口につき一議決権を有します。
ファンドの議案が承認されるためには、議案が提案された受益者集会において受益者本人または代理人
により投じられた議決権の4分の3以上の多数を必要とします。
当該変更がいずれの受益者または受益者になろうとする者に対しても重大な損害を与えるものではない
と受託会社および管理会社が書面により合意した場合を除き、本書に記載された投資方針または投資目的
の記述は、受益者集会において受益者本人または代理人により投じられた議決権の4分の3以上の多数で
可決された場合にのみ、変更することができます。
投資者は受益証券の法的権利者ではありませんが、受益者は、投票に際しては当該各受益証券の投資者
により指示されたところに従い各受益証券について議決権を行使し、挙手に際してはかかる投資者の多数
(受益証券口数を基準とします。)により指示されたところに従い議決権を行使する意図を有しています。
当該時点で発行済みのいずれかの受益証券について付与された特別の権利の全部または一部は、(当該
サブ・ファンドの受益証券の発行要項において別途規定される場合を除き)当該受益証券の個別的な受益
者集会における4分の3以上の多数(本人または代理人による投票)により可決された承認決議により、
変更または放棄することができます。かかる目的上、受託会社または管理会社は、審議対象の議案がすべ
ての受益証券に対し同様に影響を及ぼすものと考える場合には、受益証券の全サブ・ファンドが一サブ・
ファンドを形成するものとして取扱うことができますが、その他の場合には、個別のサブ・ファンドとし
て取扱うものとします。
(2)為替管理上の取扱い
- 11 -
日本の受益者に対するファンドの受益証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、バーミューダ諸島にお
ける外国為替管理上の制限はありません。
(3)本邦における代理人
森・濱田松本法律事務所
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
上記代理人は、管理会社から日本国内において、
(ⅰ)管理会社またはファンドおよびサブ・ファンドに対する、法律上の問題および日本証券業協会の規則上
の問題について一切の通信、請求、訴状、その他の訴訟関係書類を受領する権限、
(ⅱ)日本におけるファンド証券の募集販売および買戻しの取引に関する一切の紛争、見解の相違に関する一
切の裁判上、裁判外の行為を行う権限を委任されています。なお、関東財務局長に対するファンド証券の
募集、継続開示等に関する届出代理人および金融庁長官に対する届出代理人は、
弁護士
中野
春芽
同
品川
広志
東京都千代田区丸の内一丁目6番5号
丸の内北口ビル
森・濱田松本法律事務所
です。
(4)裁判管轄等
上記(3)(ⅱ)の取引に関連して日本の投資者が提起する訴訟に限って、その裁判管轄権は下記の裁判所が
有し、適用法は日本法であることを管理会社は承認しています。判決の執行手続は、日本法に従って行われ
ます。
東京地方裁判所
東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
- 12 -
第4
1
ファンドの経理状況
財務諸表
サブ・ファンドの期末は毎年11月30日ですが、第一会計年度は2006年11月30日に終了します。従って、未だ第
一会計年度に関する財務諸表は作成されていません。ファンドの会計監査は、アーンスト・アンド・ヤングの香
港事務所が行います。
(1)貸借対照表
該当事項はありません。
(2)損益計算書
該当事項はありません。
(3)投資有価証券明細表等
該当事項はありません。
2
ファンドの現況
ファンドは、2005年11月30日に運用を開始する予定ですので、該当事項はありません。
第5
販売及び買戻しの実績
該当事項はありません。
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投資信託はシティバンクまたはシティグループの債務ではなく、それらによる保証もありません。投
資信託は銀行預金ではなく、預金保険の対象にはなりません。また、投資者保護基金の支払の対象
ではありません。投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、元本および利息の支払の保証はありま
せん。また、過去の運用実績は将来の運用結果を約束するものではありません。投資信託には、表
示通貨が外貨建てであるときにおける基準価額(1口当たり純資産価格)を円貨換算するときの為
替リスク、投資する株式、公社債などの証券の値動きの影響を受ける価格変動リスクおよびこれら
の投資対象の通貨が投資信託の表示通貨と異なる場合の投資対象と表示通貨との為替リスクがあ
り、これらの為替リスクおよび価格変動リスクにより、投資信託の基準価額が変動し、投資元本を割
り込むことがあります。また組入れた株式や債券の発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに
関する外部評価の変化その他の信用状況の変化等により、投資元本を割り込むことがあります。こ
れら運用に伴うリスクおよび損益はお客様ご自身のご負担となります。投資信託の取得のお申込み
をされる場合には、目論見書をあらかじめ、または同時にお渡しいたしますので、必ずお受け取り
の上、詳細は目論見書をご覧ください。また、米国連邦税制上の米国市民、米国居住者またはグリ
ーンカードホルダーは居住・非居住にかかわらず投資信託の取引申込ができません。
●新たに訂正事項分が出た場合は、訂正差込最終ページにある
PRO-BBR
0511151
上記7桁の数字が シティバンクの目論見書コード です
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