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にっぽん丸船内にて記念撮影 9/13
「にっぽん丸」クルーズ体験記 ∼ 満腹と満足、贅沢な空間 ∼ モニター当選者 北見市 金野 正猛・京子 この度、「にっぽん丸」クルーズを体験する機会を得た。 体験するコースは、「網走港→礼文島→小樽港」の3日間の日程である。 参加者は、72歳の私と6?歳の妻である。豪華な船旅はかねてからの夢でもあったの で、この『クルーズモニター』の企画に感謝したい。 9月13日、網走へ向かう。 網走港第4埠頭に「にっぽん丸」の巨大な船体が 停泊していた。 未知の世界に期待と不安を抱きつつ、乗船する。 乗船口で、外国人スタッフが船室まで荷物を運んで くれる。とても親切で優しい感じの人で、好感が持 てた。この時からこの船に対して親近感が持てた。 9/13 にっぽん丸船内にて記念撮影 コンフォートステートの船室は、ツインベッドが備えられているが、その1つは2段ベ ッドにする事が可能で、3人を収容することができる。コンフォートステートとは、この 船では一般船室といったところであろうか。デスク・テレビ・冷蔵庫・洗面・トイレ・シ ャワーがあり、いわゆるビジネスホテルと同程度である。 出港前に東京農大網走校の応援団10数 名 によ る歓迎 ・送迎のイベント が行われた。船と 埠 頭の 船旅といえば、50年程前の青函連絡船 の記憶のある私は、船旅に対する認識を完 全に変えることになった。青函連絡船では 揺れのために真っ直ぐに歩くのは困難で、 間には 、色とりどりの紙テープが数千本も か けら れ、華やかな 雰囲気 の中で、太鼓のリズム に 合わ せて勇壮な“大根踊 り”が船客の目を楽し ま せて 船酔いの不安に付きまとわれていたが、今 くれた 。2階のデッキから見下ろすと 、見 送 りの 蟹の船旅は、かなりのスピードで航行して 人や演技者たちの姿がかなり小さく見えた。 いるが、揺れはほとんどなく、歩く時も、 座っている時も、身体が揺れる!など全く なく、快適な船旅を満喫できた。 さあ、これから船旅の始まり・・・ 船は静かに港を離れ、知床 の沿岸を通過 し なが ら知床岬へ向かう。7階のホライズンラウンジでは、ガイドによる「知床の自然」につい ての解説が行われていた。このラウンジでは、コーヒー・紅茶等の飲料水が無料で提供さ れ、何時でも自由に寛ぐことができる。 船は、知床岬から宗谷海峡・稚内方面に向きを変え、次の寄港地「礼文島」を目指す。 -1- 1日目の夕食は、魚・肉料理中心の9品目からなる洋食コースで、美味・豪華なメニュ ーに、ついつい胃が苦しくなる程に詰め込んでしまった。 また、随所に配置された外国人スタッフは、細やかで親切な気配りをしてくれ、リラック スした気分で食事を堪能できた。 船内には、喫茶・サロン・売店等の他、カジノや映画館もある。そして、コンサートや 各種イベントも開催され、退屈することはない。また、飲食やショッピングは、すべてキ ャッシュレスで行うことが出来るので、支払いの煩わしさから開放され、更に快適な船内 生活が送れる。 第 1日目の夕食後は、4・5階のドルフィンホ ール での 歌謡ショーを楽しんだ後、6階のマーメ イドシアター(観客席 は70前後)で映画を鑑賞 した。 私は船に乗船する前に、「船は閉じ込め られた世界なので、時間は“たっぷり”あ 第 2日目の夕食後は、6階ラウンジ 「海」でマ るに違いない。その時間を利用してゆっく ジックショーを楽しみ、演技者のマジックの腕も りと体と心を休め、リフレッシュしよう」 さることながら 、巧みな話術で、観客は爆笑 の連 と考えていた。が、しかし、そのような時 続となっていた 。その後、ドルフィンホール での 間は全くといっていいほどなかった。 「ビンゴゲーム 」に参加し、幸運にも賞品をゲッ 実に楽しく・充実した時間を過ごせた。 トできたのは、嬉しい限りであった。 愉しい時間を過ごした後、ベッドに横たわると、小刻みな振動と低いエンジン音が体に 伝わり、「眠れないかもしれない?」との不安を感じたものの、何と10分も経たないう ちに眠ってしまったらしい。 9/14 礼文島「猫岩・桃岩展望台」にて 9/14 利尻島「姫沼」にて ∼ オプショナルツアー ∼ まだまだ綴り足りないですが、紙面の関係上、今回はひとまずここまでとします。機会 がありましたら、続編を報告できれば・・・ とにもかくにも、この3日間は好天にも恵まれ、『満腹と満足』そして『贅沢な空間』 を堪能した船旅であった。 -2-