...

ダートマスのセイヤー工科大学院

by user

on
Category: Documents
3

views

Report

Comments

Transcript

ダートマスのセイヤー工科大学院
ケ ース ス タデ ィ
ダートマスのセイヤー工科大学院
SolidWorks ソフトウェアを使用したエンジニアリング教育と研究への情熱
SolidWorks ソフトウェアの使いや
すさを生かし、ダートマス大学で
は、楽しさにあふれたツイストカー
レースなど、学生プロジェクトの
数が増えています。
米国でエンジニアリングを専門とする最も古い専門校の 1 つ、ダートマス大学セイヤー
工科大学院には、エンジニアリングの才能を生かして重要な問題を解決を図るイノベー
タ教育を行ってきた歴史があります。
大学の教育目的を実現するため、教授陣は好奇心と技術力の向上、実践教育を一体化して、
学生がエンジニアリングに情熱を抱き、楽しく生産的でやりがいがあるものと感じられ
るよう努めています。この目的を実行するには、学びやすく使いやすい CAD ソフトウェ
アを使用することが必須であると、ダートマス大学工学準教授 Solomon G. Diamond 博士
は指摘します。
「ダートマス大学でエンジニアリングの学位を修得するには、CAD システムなどの技術を
使いこなす以上のものが必要です。」と、Diamond 博士は強調します。「本学の学生に
はエンジニアリング科学の基礎を学び、技術に習熟し、人間が直面している幅広い課題
への取り組みにおいて先導的な役割を果たしてほしいと考えています。CAD の授業では、
この大きなビジョンに基づいて問題を解決していく学習方法を採用しています。学生に
は、CAD 技術、エンジニアリング知識、および CNC 工作機械やラピッドプロトタイピン
グシステムなどの製造ツールを使用して、設計課題を創造的に解決する機会があります。
このように、学生は実際の現場であるような技術革新過程を経験します。問題解決と設
計に焦点を当てながら、学生がプロセスにできる限り短時間で積極的に参加できる CAD
システムを選定することが重要になります。」
Diamond 博士が ダートマス大学で、2007 ∼ 2008 年の学部生向けの講義として、固体力
学および高度なコンピュータ支援機械工学の設計クラスを開始したとき、まず着手した
仕事の 1 つは、学生がそれまで使用していた Pro/ENGINEER® CAD システムの適合性を評
価することでした。博士は、そのシステムを SolidWorks® の 3 次元 CAD ソフトウェアと
SolidWorks Simulation に移行することにし、200 名の学生が使用するために、50 ライセン
スを導入しました。これは、SolidWorks & Simulation ソフトウェアが使いやすく、学生
が CAD の学習に費やす時間が減り、その分エンジニアリングの学習に集中することがで
きるようにするためです。
課題 :
学部生がすばやくエンジニアリングの概
念を理解し、設計プロジェクトを実行でき
るようにする一方で、大学院と博士課程の
学生の研究ニーズをサポートできるような
3 次元 CAD 設計システムを実装する。
ソリューション :
ダートマス大学の機械工学課程および研究
で使用されている SolidWorks 3 次元 CAD
ソフトウェアおよび SolidWorks Simulation
解析ソフトウェアを採用。
結果 :
• CAD スキルの習得速度が向上
• プロジェクトの作業を効率よくサポート
• 大学院生に優れた CAD ツールを提供
• 重要な脳撮像および生物医学研究の前進
「私は、ハーバードの大学院生のとき助手として働きながら、両方の CAD システムを何
年か使用し、SolidWorks ソフトウェアがどれだけ便利で実用的であるかを実感しました。」
と、Diamond 博士は説明します。
「SolidWorks は短時間で習得できるため、エンジニアリン
グの学生と作業するには、SolidWorks の方が優れたソフトウェアであることを知ってい
ました。SolidWorks ソフトウェアは現在、ダートマス大学のすべてのエンジニアリング
課程および研究で標準ツールとなっています。」
学生が短時間で操作を習得
ダートマス大学ではエンジニアリングコースの入門課程で SolidWorks ソフトウェアを標
準ツールとして選定することによって学生は短時間で操作を習得し、その分、プロジェ
クトに時間をかけることが出来るようになり、結果として授業の効率化に成功しました。
プロジェクトの時間を確保できたことにより、学生はプロジェクト達成意欲をさらに高
め、取り組んだのです。
「SOLIDWORKS は短時間で習得できるため、
エ ン ジ ニ ア リ ン グ の 学 生 と 作 業 す る に は、
SOLIDWORKS の方が優れたソフトウェアで
あることを知っていました。SOLIDWORKS ソ
フトウェアは現在、ダートマス大学のすべての
エンジニアリング課程および研究で標準ツール
となっています。」
Solomon G. Diamond 博士
Assistant Professor of Engineering
「教育機関として、学生の能力を引き出し、有能なエンジニアとして育てていくのは我々
の責任です。」と、Diamond 博士は指摘します。「楽しくエキサイティングな経験と、
簡 単 に 学 べる ツー ルを提供 す るこ と が 重 要 です。 入 門 クラ スでは、最 初 の 20 分 で
SolidWorks チュートリアルを実行します。学生にやってもらうのはそれだけです。その
後は、SolidWorks の設計ソフトウェアと SolidCAM の加工ソフトウェアを実行し、課題
とプロジェクトに合わせて、より高度なスキルを習得します。」
ツイストカー、傾斜迷路、
および橋破壊
SolidWorks を短時間で習得できるようになったため、ダートマス大学では学生が 3 次元
CAD を使ったプロジェクトの数が増えました。学生は、Formula One Hybrid Racing
(www.formula-hybrid.org) やさまざまな業界がスポンサーとなって資金を提供するキャッ
プストーンプロジェクトに加え、ツイストカーレースから傾斜迷路設計や橋破壊コンテ
ストに至るまで幅広いプロジェクトに授業で参加します。
「これらのどのプロジェクトでも、学生は一通りのエンジニアリングプロセスを経験す
ることができます。検証とテストによる概念設計とモデル化から始まって、製造と文書化、
コンペティションでの最終リリースへと至ります。」と、Diamond 博士は指摘します。「現
場の仕様に合わせて設計、加工、解析の各ツールを使用することは学生にとって貴重な
経験です。また、楽しみながら学習するため、好奇心や学習意欲も高まります。」
脳撮像および生物医学研究の前進
SolidWorks ソ フト ウ ェア は、Diamond 博 士 と 博 士 課 程 の 学 生 が、ダー トマ ス 大学 の
Multimodal Neuroimaging Laboratory で行っている画期的な研究も支援しています。大学
院生は、研究所で人間の脳機能の非侵襲的検査を行うために、SolidWorks 3 次元 CAD ソ
フトウェアおよび SolidWorks Simulation を使用して磁気遮蔽室を作成しました。この遮
蔽室は、脳内の神経作用から生じるごく小さな磁場を測定するために必要です。脳血液
酸素濃度の非侵襲的測定で生体磁場を同時に監視し、近赤外線を使用して神経血管生理を
評価します ( 退行性脳障害に関する革新的研究の一環です )。
「生物医学研究では SolidWorks Simulation を利用する機会が豊富にあると考えていま
す。」と、Diamond 博士は言います。「3 次元の解剖学的データのメッシュ作成と処理は、
将来の効果的なイメージング、トモグラフィー、および治療技術を開発するのに欠かせ
ません。」
Thayer School of Engineering
at Dartmouth
800 Cummings Hall
Hanover, NH 03755 USA
Phone: +1 603 646 2230
engineering.dartmouth.edu
ダートマス大学の学生は、SolidWorks 3 次
元 CAD ソ フ ト ウ ェ ア お よ び SolidWorks
Simulation を 使 用 し て、 学 内 の Formula
One Hybrid Racing に参加し、ハイブリッ
ドのレースカーを設計および製造します。
本社
日本本社
Dassault Systèmes SolidWorks Corp.
300 Baker Avenue
Concord, MA 01742 USA
Phone: +1-978-371-5011
Email: [email protected]
Phone: +81-3-5442-4001
Email: [email protected]
SolidWorks は、
Dassault Systèmes SolidWorks Corp. の登録商標です。
その他の会社名および製品名は、
各社の商標または登録商標です。
©2011 Dassault Systèmes. All rights reserved. MKDARTCSJPN1011
大阪オフィス
Phone : +81-6-7730-2702
Email: [email protected]
Fly UP