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平成25年9月発行
第29号 2013(H25).9月発行 回収された漂着ごみ 漂着ごみの分類 6月28日、龍郷町の嘉渡海岸において、龍北中学校と海上保安部は漂着ごみ調査活動「リ サーチきょら海岸」を実施しました。同活動は、環境保全の意識向上を図るため、毎年6∼7月に 実施しており、今年で13回目になります。生徒達は奄美海保職員とともに、海岸に漂着したごみ を拾い集め種類毎に分類しました。漂着ごみの中には、外国から流れてきたペットボトルなどもあ り、約1時間での漂着ごみの総量は、約150Kgにものぼりました。参加した生徒からは、「いろん なごみがあって驚いた」、「環境を守るため、積極的にごみ拾いをしていきたい」と話していました。 また、7月2日は同町内の円海岸において、円小学校の児童との合同による、清掃活動と漂着 ごみ調査が実施され、生徒からは、「ごみの量にびっくりした。きれいな海のために、ごみの量が 少なくなってほしい」などの感想が聞かれました。 第18回「海の日」式典が7月15日、市内ホテルにて関係官庁及び海事関係者約50名が出 席して開催されました。式典は、海難事故の犠牲者への黙祷を捧げたあと、海事功労者への 表彰が行われ、海上保安庁長官表彰をはじめ、海上保安協会会長表彰等が8名の受賞者へ 伝達されました。 受賞者(敬称略) ● 海上保安庁長官表彰、海上保安協会会長表彰(W受賞) 村上 慎一郎 平安 正盛 ● 海上保安協会南九州地方本部長表彰 叶 隆典 ● 奄美海上保安部長表彰 高岡 秀規 福島 英二 服部 淳一 原 純 正徳 義人 スタート風景 7月7日、2013奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻大会が、瀬戸内町大島海峡で開催され、 全国から218艇、341人が出場し、灼熱の太陽の日差しをうけながら、ゴールを目指し大島海峡 を疾走していました。古仁屋保安署の「巡視艇うけゆり」をはじめ計35隻が見守る中、事故等もな く成功裏に大会が運営されました。また、古仁屋保安署から職員2名がレースに参加し、それぞ れの部の上位でゴールしました。 出動式 7月23日、全国海難防止強調運動(7月16日∼7月31日)の一環として、巡視艇いそなみと安 全パトロール艇2隻による、名瀬港内及び周辺海域の合同パトロールを実施しました。 当日は、好天にめぐまれ波静かな港内周辺で操業中の漁船や停泊中の小型船舶乗員に、自己 救命策3つの基本(①救命胴衣の常時着用、②携帯電話等の連絡手段の確保、③もしもの時は1 18番)を呼びかけるとともに、海難防止のPRリーフレット等を手渡し安全運航をお願いしました。 救命胴衣着衣体験 地元FM局での呼びかけ 安全講習会 ライフセーバーとの意見交換 海浜での安全指導 サーフショップでの安全指導 夏季安全推進活動の一環として、ダイビングショップやサーフショップを訪問し、事故のない安 全なマリンレジャー活動をお願いするとともに、地元コミュニティFM局へ出演し、離岸流などの危 険箇所の周知を行い、マリンレジャーによる事故防止を広く呼びかけました。 市内幼稚園においては、園児、保護者を対象にした水上安全教室を開催し、離岸流の危険性 や落水時の対処法を説明した後、実際に身近な物を使用した救助体験や救命胴衣着用体験を 行いました。 また、奄美市の土盛海岸等で監視員として配置されるライフセーバーと意見交換を行い、事故 発生時の連携確認や危険箇所の再確認を行いました。 救命胴衣の着用説明 救命胴衣を着用して! スタート前の緊張の一瞬 監督会議での安全講習 警戒船での救助訓練 各艇ゴールを目指し 奄美群島最大の祭り「あまみ祭り」の舟こぎ競争が、8月3日、名瀬港佐大熊地区で開催されま した。炎天下の中、208チームが頂点を目指し、白熱したレースが展開されました。 今大会は、日本復帰60周年と今回で50回目の節目を迎える大会ということで、競技の使用艇 が17年ぶりに新調されるとともに、安全対策として救命胴衣の着用を義務化し、万全の体勢で競 技が実施されました。 大会に先立ち、7月8日にあまみ祭り事務局主催の舟こぎチームの監督会議が開催され、事務 局と奄美保安部で、今大会より導入される救命胴衣の使用方法と練習時における注意事項につ いての説明を実施しました。なお後日、海上警戒船担当者を対象とした海中転落者の救助方法 について、いそなみ潜水士を要救助者に見立てた訓練も実施しました。 8月16日、大島地区消防組合と奄美海上保安部との合同水難救助訓練を名瀬港長浜地区で 実施しました。 この救助訓練は、平成22年に「水難事故における相互協力に関する覚書」を締結して以来、4 回目の合同水難救助訓練で、ウェットスーツを着用した消防隊員が乗船しているゴムボートと巡 視艇いそなみ潜水士が協力して、海面からの捜索、揚収訓練、沖合いから砂浜への救助訓練 等を実施し、災害や水難事故発生時の連携強化に努めるとともに、互いの知識や技術の共有を 図りました。 また、8月29日には、大島地区消防組合からの要請を受け、巡視船いそなみ潜水士の指導に よる基礎潜水訓練も実施されました。 避難勧告広報を実施する巡視艇うけゆり 瀬戸内町災害対策本部 9月1日「防災の日」、瀬戸内町古仁屋において、「瀬戸内町総合防災訓練」が3年ぶりに実施 されました。 訓練には、瀬戸内町をはじめ関係官署及び自主防災組織など21の機関、団体、約400人が 参加、津波や土砂災害などを想定のもと、災害対策基本法及び瀬戸内町地域防災計画に基づ き、情報連絡伝達訓練、警戒・避難勧告広報訓練等を実施、防災関係機関の連携強化、防災体 制の確立を図ることができました。 うみまるとコクトくんの初コラボ 女性保安官を目指して、質問する女子高生! うみまる潜水士といそなみ潜水士の寸劇 大人気の制服試着コーナー“「敬礼」” 8月17日、奄美市通り会連合会主催の商店街夏祭りが、商店街AIAI広場を中心に開催されまし た。 奄美海上保安部では、海上保安業務の紹介、学生募集、制服試着とポラロドイド写真撮影など を行い、日頃は触れ合いの機会が少ない奄美市民へのサービスに奮闘しました。 当日は、あいにくの雨模様となりましたが、大勢の市民が集う中、海保キャラクター「うみまる」と 奄美市のご当地キャラクター「コクトくん」との初コラボが実現し、また、うみまる潜水士と巡視艇い そなみ潜水士による寸劇がはじまると、老若男女を問わず会場は笑いの渦につつまれ、多くの観 客に楽しんで頂き、商店街夏祭りに併せた海上保安展は無事終了しました。 奄美海上保安部 〒894−0034 鹿児島県奄美市名瀬入舟町22番1号 TEL・FAX 0997−52−5811