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学校の近くの五龍山も雪で白く覆われています。山の白さには凛とした

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学校の近くの五龍山も雪で白く覆われています。山の白さには凛とした
第9号
平成26年2月7日発行
学校の近くの五龍山も雪で白く覆われています。山の白さには凛とした清々しさがあります。立
春は過ぎましたが,今日は,また冬に逆戻りしたような日です。3年生の生徒達は受験を目の前に
して,そして卒業を目の前にして,様々な思いで学校生活を過ごしていることと思います。
選抜Ⅰの入試が終わりました。
公立の高校入試は選抜Ⅰと選抜Ⅱ,そして選抜Ⅲとあります。選抜Ⅰは推薦
入試です。選抜Ⅱが多くの人が受ける一般入試です。選抜Ⅲは最後に特別に設
けられた入試です。
選抜Ⅰの入試の倍率等は1月24日に発表され,次の日に新聞に掲載されま
した。中学3年生になると誰もが通る道ですが,生徒にとってはプレッシャー
になるものだと思います。しかし,反対に考えれば,日本中の全てに近い生徒が,この機会に一斉
に机に向かい集中して勉強して力を伸ばしていくと考えれば,意欲や勇気が湧いてきませんか。入
試はプレシャーでもありますが,3年生の学力を大きく伸ばしてくれるチャンスでもあります。そ
のように,受験を消極的に受け止めるのでなく,積極的に受け止め,今,すべきことをどんどんや
っていく人になってもらいたいと思います。
1月27日(月)に甲田中学校区小中高連携事業「公開面接」学
習会を実施しました。
内容は,小学生に対しては中学校教諭が,中学生へは高等学校教
諭が,それぞれの質問を面接形式で行ない,
児童・生徒が答えるというものです。それを,
甲田中学校区の小学校6年生から中学校3年
生全員が一堂に会して聞き学習しました。
開会行事が始まりました。小学生,中学生
とも整然と聞いています。聞く人も自分が面
接をされていると思い,自分が聞かれたら,
どう答えるか考えながら参加しなさいと事前
に言われています。傾聴姿勢で,目も心も態
度も集中していました。
最初は小学生です。3校から各小学校2名,
6名が椅子にかけて斜め1列に並びます。
中学校の出張教諭と新谷教諭が次々に
質問します。集団面接です。小学生は緊
張の面持ちですが,ハキハキと答えます。
練習や事前の取組みの努力が見えます。
次は中学生です。1年生は下中瞭弥君,
中川瑞紀さん,2年生は河原脩斗君,上
田楓香さん,3年生は川本裕子さん,住
吉陸君です。後方に6人が並び,順番に
一人一人が前に出て質問に答える方式で
す。県立向原高校の先生が,どんどん質
問をされます。一つの質問に答えると,
それを,また深化して聞くという,方法
を取られます。最初の問いに対して,曖
昧に答えると,とんでもない方向に行っ
てしまいます。日常的に,深くものを考
えておくという習慣は大切だなあと考え
させられます。それでも,中学生は一生
懸命に正確に自分の考えを述べていきま
す。なかなか立派です。
全部の公開面接が終わり,高校の先生
から講評の講話をいただきました。大き
く4点の話をされました。①将来の夢や
目標をキチンと持ち,それを叶える努力
をしよう。小,中,高校と上の学校に行
くほど,現実が待っている。しかし,本
当に努力している人は実現させる。夢よ
り大きな結果は絶対に出ない。②上級学校の様子の予測と現実は,違うかも知れない,しかし,そ
の状況の中で必死で努力することが結果に繋がる。③身だしなみを大切にする。だらしない格好が
個性と勘違いしている人がいる。単に社会の厳しい現実を知らないだけである。④日頃から時間を
守ることが大切である。遅刻は絶対してはならない。遅刻する人としない人,何が違うか。その人
の信用が違う。最後にまとめとして,面接は受身でなく,自分を PR する場だと考え,能動的に対
応するべきだと結ばれました。
現実に高校入試が近づく中,リアルなお話を頂き,生徒も我がこととして真剣に聞き入っていま
した。面接のことだけでなく,日常の学校生活,もっと言えば生きるための構えのようなことを教
えていただいたと思います。頑張れ,受験生,そして,1年生も2年生も大きな教訓にしてもらい
たいと思います。
12月22日から12月26日まで,第22回 JOC オリンピックカップハンドボール大会(全
国大会)が福島県福島市で開催され,中国大会での成績により広島県女子が出場しました。
広島県代表の選手団は,3チームから構成されています。安芸高田市甲田中学校8名,広島市立
亀山中学校5名,メイプルレッツジュ
ニアが3名です。
半数が甲田中学校のメンバーでした。
混成チームなので,3ヶ月前から,
土日,甲田中学校で練習をしました。
その度に広島市から他の2チームは練
習にきてくれました。
福島までの道のりは,バスでの移動
です。なんと,15時間かけての移動
でした。
福島県は東北の最南端ですが,山々
には,白い雪が積もっていました。
22日の開会式を終え,23日が試合
でした。福島市国体記念体育館で第1
試合が始まりました。最初の相手は香
川県代表です。攻撃力,守備力とも力
のあるチームです。最初からシュート
を決めてきます。シュート力,走る力,
凄い力を持っています。キーパーもよ
くシュートを止めます。速攻もかけて
きます。最終的な得点は11対29で
敗退しました。次の試合は,地元福島
県です。点差は近くまで来ますが,最
後は離されました。さすがに全国大会
はレベルが高いです。しかし,この大
きな大会に出場でき,色々なことが学
べたことと思います。また,他の2チ
ームと練習,大会等で有意義な交流もできたことと思います。全国大会の舞台に立つということは,
誰もができることではありません。この経験を生かし,自分自身の成長に生かしていってもらいた
いと思います。そして,コーチ,先生,保護者,市,市教育委員会,協会,地域の方,色々な方々
の支援や協力があっての出場だったことを忘れないで欲しいと思います。
春の中学校ハンドボール選手権大会県予選は,1月11・12日(土・日)に呉市総合体育館で
開催されました。新チームになって初めての公式試合となりました。今回,男子は人数が少なく修
道中学校と合同チームで出場しました。
男子1回戦は,呉市立昭和北中学校と対戦です。最初から激戦となりました。シーソーゲームで
す。シュートが入ると,シュートを入れられ,最初から最後まで,手に汗握る試合となりました。
そして,最後に試合終了の笛が鳴ると,同点です。延長となりました。延長の10分,前半,後半
が終わっても,同点です。どこまで行っても勝負がつきません。そして,スローオフ(サッカーで
いう PK 合戦)です。なんと,それで
も27対27の同点です。その後はサ
ドンレスのスローオフ,1投ごとに,
悲鳴のような応援です。そして,最後
に昭和北中学校が外し,甲田・修道チ
ームが入れました。歓喜と失望のよう
などよめきが会場を包み込みます。し
びれるような試合でした。
準決勝は優勝候補の広島メイプルレ
ッツジュニアとの対戦です。さすがに
相手は強く,点差は離れて行きます。
試合終了,最終的には17対33で敗
退しました。県3位です。
女子は,シードで,広島市立己斐中
学校に勝った呉市立昭和北中学校との
対戦でした。さすがに,甲田中学校は
スピード,シュート力,チームワーク,
どこを取っても相手を上回っています。
どんどん,シュートを入れて行きます。
今年のチームは小柄なので,速攻もよ
くします。小気味よいほど,縦横無尽
に走ります。40対8,危なげなく勝
ち進みます。
そして,決勝は広島メイプルレッツ
ジュニアです。関係者の間では,今年
は,このチームが優勝候補だという前
評判でした。
確かに,総合力はあります。試合前の練習を観ても,迫力のあるいいチームです。このチームに
勝たないと全国大会には行かれません。
さあ,試合が始まりました。前評判どおり,次々にシュートを決めてきます。ディフェンスの間
を潜り抜け,ジャンプシュート,パス回しから,ゆさぶってシュート,終始リードされ続けます。
さすがに強い,折れそうな心になりそうですが,甲田中は必死でついて行きます。甲田中は粘りに
粘り,ついて行きました。ついに前半終了直前で同点としました。「おお~。」,両チーム,両ベン
チ,応援団とも,安堵と動揺,期待と無念,いろいろな思いが混ざった,ため息のような唸り声で
終了しました。
後半も一進一退ですが,甲田中学校の動きは鈍ることはありません。そろそろ疲れの出る頃です
が,必死で走ります。金川さん,中野さんのシュートも気持ちよく決まります。そして,なにより
キーパーの甲野さんが,相手のシュートをバンバン止めます。
「ナイスキーパー」という声が飛びます。そして,ついに逆転,ジリジリ相手を離し最後は,22
対17の5点差で勝利し,全国大会の切符を手にしました。相手の前評判が高いだけに,大きな重
圧だったと思います。新チームとして,2ヶ月半前から朝練も行ない地道な努力が実ったものと思
います。全国大会に向けて益々精進してください。応援しています。
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