...

社 団 法 人 イ ン テ リ ア 産 業 協 会 平成23年度事業報告 Ⅰ 事業概要 1

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

社 団 法 人 イ ン テ リ ア 産 業 協 会 平成23年度事業報告 Ⅰ 事業概要 1
(定時総会 承認版)
社 団 法 人 イ ン テ リ ア 産 業 協 会
平成23年度事業報告
(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
Ⅰ
事業概要
1.事業活動
平成23年度は、従来からの継続事業に加え、公益社団法人の申請に伴って、新
たに一般生活者や若年層に向け、インテリア啓蒙普及活動等への取組みを開始しま
した。また「財政基盤の安定化」及び「協会事業活動の透明性の確保」を基本課題
に掲げ、会員企業、関連団体等の協力を得ながら各委員会及び各支部にて以下の事
業推進にあたりました。
(1)インテリアビジネス活性化事業、資格審査事業、インテリアコーディネーション
コンテスト事業など主要事業は内容の見直しをはかり、アウトソーシング活用等に
よる効果的かつ効率的な運営に努めました。しかしながら、若年層への啓蒙事
業については一部の実施にとどまったものの「アイデアコンテスト等」による
成果を次年度への事業化へつなげることとしました。
(2)トータルインテリアキャンペーン関連事業を軸としたIC・KS、インテリ
ア関連団体等とのコラボレーション活動は、本年度も各支部単位に積極的に取
組み、それぞれに独自性の高い事業を展開しました。
また、展示会事業では、有資格者、一般生活者の来場の利便性を重視した内
容を盛り込み、インテリアコーディネーションの普及、PRに努めました。
(3)スキルアップ研修に関する事業は、本年度も支部・各地域において実施し、
参加者の費用の一部負担制度を取り入れるなど効率的運営を図りました。
(4)情報・広報活動については、協会ホームページのコンテンツの充実を図るこ
とによって、上質でかつ魅力的でより公益性の高い情報提供が可能なように、
リニューアルを行いました。一方、メディア・雑誌等への広報活動の本格的取
り組みは次年度課題として取り組むこととしました。
なお、公益法人化への取組みについては、10月に申請手続きを行い、3月21日
付にて認定されました。
2.事業収支
特に財政基盤の安定化に向けて、従前からの支出計画、収支バランスを見直して、
資格試験事業の運営改善、各事業のコスト削減、管理経費削減等の対応を図り、当
初計画、昨年実績よりも収支は大幅に改善しました。
1
Ⅱ
個別事業
1.ICビジネス活性化事業
1-1.IC団体との連携強化とその活動の活性化支援(インテリアビジネス促進委
員会)
(1)ICビジネスに資するIC団体からの研究提案に対する支援
委員会において、IC団体等からの22年度研究提案内容について検討を行
った 結果 、23年度も同様の公募を行ったとしても効果が期待できないとの結
論に至り、従って、23年度は従来方式の研究テーマ公募を取りやめ、若年層へ
のインテリア啓蒙事業への取り組みのため「アイデア募集」を実施し、事業化へ
の検討を行いました。(3-3を参照)
(2)IC団体のIC会員拡大(組織化率向上)推進については十分な成果が見ら
れず、次年度以降も継続検討することとなりました。地域IC団体活動への支援
については、前記(1)に記述の「アイデア募集」の結果を分析し、次年度以降
の事業に反映させることとしました。
(3)ICリーダーの育成とPR活動
①
ウェブを活用したICの紹介とともに、「インテリアフェスティバル」、「日
経住まいのリフォーム博」等のイベントにおいて、IC資格や有資格者の活動
紹介等のPRを行いました。
②
NHK―Eテレの資格紹介番組「資格☆はばたく」への制作協力を行い、メ
イン講師、取材先会員企業の紹介等を通じて、IC資格のPRを推進しました。
番組名:「資格☆はばたく」
放映期間平成24年2月(各木曜日、全4回)
メイン講師:IC荒井詩万氏(CHIC INTERIOR PLANNING 代表)
取材協力会員企業:アクタス、カリモク家具、リビングデザインセンター、
東急ホームズ、TOTO、三井ホーム、
三井デザインテック、ドムスデザイン、ハウジング
エージェンシー、町田ひろ子アカデミー、リカレント
1-2
ICビジネス関係に係る海外調査
海外のインテリア事情等に関する委託調査は行わず、会員企業が実施した関連
諸情報をWEB等で紹介しました。
2
1-3.ICビジネスクレジット事業(インテリアビジネス促進委員会)
昨年度導入した「ICビジネスクレジット制度」のPRを行いつつ引続き運用
した。ICへの告知、会員企業への説明等、担当委員会で参加推進を行ったが、
制度利用の拡大には至りませんでした。
(加盟会員7社、加盟IC80 名)
2.KS活性化事業(KS資格制度検討委員会)
委員会において、KS有資格者等からの22年度研究提案についてその内容の検
討を行った結果、23年度も同様の公募を行ったとしても効果が期待できなとの結
論に至り、従って23年度は従来方式の研究テーマ公募を取りやめ、新たに「キッ
チン空間コンテスト」を企画し、実施しました。(5-2を参照)
3.IC・KS育成事業
3-1 .資格審査事業
(1)IC資格審査事業
①
第29回(平成23年度)資格試験の実施
一次試験は、10月9日に全国14会場で実施、9,615名が受験しまし
た。(申請数10,922名)
試験委員会での判定の結果、第一次試験合格者は2,926名、合格率(受
験者比)は30.4%でした。
回数(年度)
申請者
数
受験者
数
出席率
合格者
数
合格率
(%)
25 回(H19 年度) 15,351
13,587
88.5%
3,605
26.5%
26 回(H20 年度) 14,532
12,824
88.2%
3,483
27.2%
27 回(H21 年度) 14,087
12,498
88.7%
3,513
28.1%
28 回(H22 年度) 11,972
10,492
87.6%
3,091
29.5%
29 回(H23 年度) 10,922
9,615
88.0%
2,926
30.4%
②
二次試験は、12月11日に全国13会場で実施し、4,114名が受験し
ました。(受験対象者4,822名)
試験委員会での判定の結果、2,472名が合格となりました。(二次試験
合格率51.3%)
③
ICの登録更新については、対象者10,956名に更新案内を郵送し、そ
のうち8,084名(更新率73.8%)が更新手続きを済ませました。(3
月末現在)
3
(2)KS資格審査事業
①
第24回(平成23年度)資格試験の実施
試験は12月4日に全国9会場で実施、934名(申請数1,196名)が
受験し、審査の結果388名が合格し、合格率(受験者比)は41.5%でし
た。
申
回数(年度)
総合
請
者
実技・
学科
数(人)
受験者数
(人)
受験率
合格者数
(人)
合格率
総数
20 回(H19 年度) 1,303
553
1,856
1,499
80.8%
580
38.7%
21 回(H20 年度) 1,613
538
2,151
1,760
81.8%
621
35.3%
22 回(H21 年度) 1,243
587
1,830
1,519
83.0%
582
38.3%
23 回(H22 年度)
973
477
1,450
1,174
81.0%
506
43.1%
24 回(H23 年度)
804
392
1,196
935
78.2%
388
41.5%
②
KSの登録更新については、対象者1,699名に更新案内を郵送し、
1,295名(76.2%)が更新手続きを済ませました。(3月末現在)
(3)試験運営については、受験申込のインターネット手続きの開始、試験監督
業務のアウトソーシングの採用による全会場運営の標準化と省力化などによ
り、経費を大幅に削減しました。
(4)登録更新研修には、従来に引き続きe―ラーニングを活用した研修を実施し
ました。
今回は更新研修教材の見直しをはかり、リフォーム関連の内容を新たに盛り
込んだ「IC、KS読本」を作成しました。この読本は、IC・KS登録更新者
に加えて、これまで配布されていなかった新規資格取得者に対しても、登録時に
学習資料として配布し、登録者の更なる能力向上を促しました。
3-2.資格試験制度の見直し
(1)IC資格(IC資格制度検討委員会)
①
受験者の負担軽減を目的に、受験申請手続き」にインターネットを導入し、
これまでの有償であった願書を廃止しました。
これによって、受験料金はタイプにより350円若しくは500円の値上げ
となったものの、願書購入料金(1000円)、振込手数料、願書郵送費用等
4
が無料となり、結果的には受験者の受験料負担が軽減できました。
②
二次試験については論文とプレゼンテーションの二科目を一科目に一体化し
ました。この結果、試験時間が短縮化されたうえに、受験者にとって取り組み
やすい形式となり、また、試験運営、採点業務等についても省力化と効率化を
図ることができました。
③
現行のハンドブックについては、資格試験制度との関連性を踏まえつつ、次
年度以降できるだけ早くに改定することとし、ハンドブック改訂企画委員会を
設置して具体的方針を検討しました。
(2)KS資格(KS資格制度検討委員会)
制度見直しの検討に資するべく、資格更新者を対象に実施したアンケート調
査(5年分)の結果を整理・取り纏め、有資格者の課題、要望等の実態把握を
行いました。
3-3.インテリアコーディネーションの啓蒙・普及(インテリアビジネス促進委員会)
インテリアに関する啓蒙・普及を目的に、将来を託す若者向けに、新たな事業を
展開すべく企画等を検討しました。具体的事業は未着手となったが、アイデアコ
ンテストを実施し、次年度の事業化へ向けた準備を行いました。学校等へ向けた
セミナー開催は一部にとどまっております。
(1)学童を対象としたインテリア絵画コンテスト(東北支部主催)
名称:第9回「こんな部屋いいな
絵画コンテスト」
共催:宮城インテリアコーディネーター倶楽部、
デザインウィーク in せんだい実行委員会
募集対象:仙台市を中心とした宮城県下の小学生
募集テーマ:「こんな部屋いいな」
募集期間:平成23年8月末~平成23年10月18日
応募総数:2880点(99校)
※この絵画コンテストは地域、学校教育関係の協力のもと、市長賞、市教
育長賞の下付も得られ、恒例のコンテストとして根付き、高く評価され
ています。
(2)「知ろう、学ぼう、インテリア」アイデアコンテスト
募集対象:インテリアコーディネーター、一般生活者
募集内容:若年層に向けたインテリアに関する啓蒙教育のアイデアの募集
募集期間:平成23年9月~11月末
応募総数:105件
※優秀なアイデアは今後の事業に反映させるものとしました。
5
(3)第3回全国高等学校インテリア科インテリアデザインコンテスト
主
催:日本フリーランスインテリアコーディネーター協会
募集対象:高校生(全国高等学校インテリア科教育研究会参加校)
募集テーマ:「つながる住まい空間」
募集期間:平成23年11月~平成24年1月末
応募総数:30件
当協会は協賛として、協会会長賞を贈呈。
(4)学校関係へのセミナー等
名
称:「インテリア産業と資格制度の紹介」
対 象 者:千葉工業大学
インテリアデザイン科(3年生)
開 催 日:平成23年10月18日
※説明は協会事務局にて対応。次年度も継続予定
3-4 .IC・KS有資格者のスキルアップ研修事業
(各支部において実施)
新規資格登録者及び既有資格者を対象に、支部単位で実施しました。
なお、今年度から、原則、受講者から参加費(1000 円程度)を徴収しました。
4.通信教育事業
通信教育事業は従来通り産業能率大学との業務提携にて実施しました。
4-1.IC受験講座
基本講座(受講期間9ヶ月)、実技講座(受講期間 3 ヶ月)及び総合講座(受
講期間 12 ヶ月)の3コースについて実施し、延345名が受講しました。
受講講座の内容に関し、より試験に即したテキスト、内容構成に改定を行い、
平成24年度講座から運用することとしました。
4-2.KS受験講座
学科講座(受講期間 5 ヶ月)、実技講座(受講期間 3 ヶ月)及び総合講座(受
講期間 8 ヶ月)の3コースについて実施し、延162名が受講しました。
5.コンテスト事業
5-1.住まいのインテリアコーディネーションコンテスト(インテリアビジネス促
進委員会)
本コンテストについては、インテリアコーディネーションの普及啓蒙を目的に実
施しており、応募の促進を図るため、課題の設定方法、表彰部門の種別と名称、応
6
募期間、募集活動、審査委員等、全般について見直しを検討しました。この結果、
事例分野として「新築」、「リフォーム」、「スタイリング」の三つの部門で、ジ
ャンル分けを行いました。特にインテリアのひとつのシーンでも応募できる「スタ
イリング」部門は、実務に携わるインテリアコーディネーターの仕事の実態に即し
て新設したものであります。
また、課題分野では二つのテーマ部門「私だけのインテリア空間」、「家族を紡
ぐ絆のインテリア」で募集を行い、今回から学生だけの課題部門を廃止してオープ
ンな募集形式に変更しました。
運営面では、デザイン系コンテスト専門のウェブを管理する企業に、委託事務局
の設置により、告知活動の推進とコンテスト業務の効率化を実現しました。
①募集時期
告知開始:平成 23 年 9 月初旬、
募集時期:平成 23 年 10 月 20 日~11 月 21 日
②応募状況
チラシ、コンテスト専門 WEB サイト(登竜門)、雑誌広告等により、インテ
リアコーディネーター資格者、会員企業、協会支部、大学、インテリア専門学
校等への告知を行いました。また、各インテリア業界マスコミ等の協力を得て
広報活動を行いました。応募作品数は、事例分野で91件、課題分野で538
件、合計629件の応募がありました。
③審
査
インテリアビジネス推進委員会において平成 23 年 11 月 25 日の一次審査を経
たのちに、本審査を平成 23 年 12 月 9 日に実施しました。その結果、経済産業
大臣賞 1 点、製造産業局長賞 1 点、会長賞 3 点、部門賞 9 点、特別賞 3 点、合
計 17 点が受賞作品として選定されました。
※
審査員は次に掲げるとおりです。(順不同、敬称略)
栗山
正也(日本インテリア学会理事)
山田
智稔(相模女子大学名誉教授)
小宮
豊治(日本パーソナルカラリスト協会専務理事)
山中
敏裕(日本ライティングコーディネート協会副会長)
塩谷
博子(スタイリングプロ名誉顧問)
土居
輝彦(インテリアマガジン
和田
清造(インテリア産業協会会長)
LORO編集長)
オブザーバー
渡邊
昇治(経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課長)
7
※
上位入賞作品及び受賞者は次表に掲げるとおりです。
賞
作品タイトル
経済産業
大臣賞
( 事 例 分 野 -リ フ ォ ー ム 部 門 )
製造産業
局長賞
( 課 題 分 野 -私 だ け の インテリア空 間 部 門 )
穏やかな空気の漂う終の住処
月見荘
( 事 例 分 野 -新 築 部 門 )
会長賞
( 課 題 分 野 -私 だ け の インテリア空 間 部 門 )
ひきだし□こうみんかん
( 課 題 分 野 -家 族 を 紡 ぐ 絆 の インテリア部 門 )
会長賞
所属等
矢田朝士
ATELIER-ASH
朝日隆市
トライデントデザイン
専門学校生
高田憲一郎
隠陽な家
会長賞
受賞者名
まゆだまはうす
K16DesignFactry
赤松佳奈
スペースデザインカレッ
ジ京都校学生
忠保美穂
三井デザインテ
ック(株)
5-2.キッチン空間アイデアコンテスト(KS資格制度検討委員会)
キッチンスペシャリスト育成事業の一環として、生活者のキッチン空間に対する
興味・関心を高めるために、使いやすい快適なキッチン空間のアイデア募集を実施
しました。応募のテーマは「こんな人に、こんなキッチンを伝えたい」として、A:
団らんキッチンと、B:地球に優しいキッチンとのキッチン空間についての提案を
求めました。
①
募集時期
②
応募状況
平成23年9月1日~平成23年11月30日
応募要項・チラシを作成し、会員企業、協会各支部、インテリア教育関係に
配布、KS・ICメルマガでの募集、また、協会ウェブサイトや公募情報サイト
に告知をし、各報道機関の協力得て広く広報活動を行った。募集の結果、A:団
らんキッチンに251作品、B:地球に優しいキッチンに55作品と、全体では
306作品の応募がありました。そのうち、インテリア教育関係者の協力もあり、
226件が学生作品でありました。
③
審査
KS資格制度検討委員会において、平成23年12月16日午前に一次審査
を実施し、応募作品306点中、99点を、同日午後から開催した本審査にかけ、
8
最優秀賞1点、優秀賞5点、佳作10点を受賞作品として選定しました。
※
審査委員は次に掲げるとおりです。(順不同、敬称略)
上野
義雪 (千葉工業大学教授)
審査委員長
江藤
祐子 (インテリア産業協会 KS 資格制度検討委員会委員長)
樋口惠美子 (キッチン・バス工業会 キッチン技術専門委員会委員)
※
賞
西田
恭子 (三井のリフォーム住生活研究所所長)
和田
清造 (インテリア産業協会会長)
上位入賞作品及び受賞者は次表に掲げるとおりです。
作品タイトル
受賞者名
(団らんキッチン部門)
最優秀賞 DK ダイニングと庭を取り込んだ込んだキ
ッチンの空間の提案
優秀賞
優秀賞
優秀賞
優秀賞
優秀賞
(団らんキッチン部門)
HOME MAKING KICHIEN
(団らんキッチン部門)
Doma+
(地球にやさしいキッチン部門)
キッチンを中心に暮らしが回る
(地球にやさしいキッチン部門)
kitchen colosseum
(団らんキッチン部門)
3sedai Kitchen -3 世代×3 背台-
坂井和紀
所属等
千葉大学大学院生
成瀬雄太
中部大学生
西
優紀
大阪モード学園生
風間佳子
三井ホームリモデ
リング(株)
松尾祐弥
名古屋芸術大学生
和田紗絵加
神戸大学大学院生
5-3.表彰と告知活動
上記の二つのコンテスト表彰式を、平成24年1月20日に京王プラザホテルに
て開催し、会場にて入賞作品パネルの展示を行いました。入賞作品は協会ウェブ上
9
で紹介するとともに、作品パネルを各支部で実施するトータルインテリアキャンペ
ーンの会場等にて随時展示を行い、広く告知活動を実施しました。
6.トータルインテリア普及促進事業
6-1.「インテリアフェスティバル 2011」の開催
(フェスティバル実行委員会)
会
期
2011年11月9日(水)~11日(金)
会
場
東京ビッグサイト西展示ホール
3700㎡
同時開催 JAPANTEX2011
(1)開催テーマ「インテリアの記憶-Memories」
過去から未来へひきつがれる思い出の中のインテリアを考える。
(2)出展者数と来場者数
出展・協賛企業数:
49社(出展31+協賛18)
昨年51社(出展33+協賛18)
来場者総数:14,705名(昨年17,837名(17%減)
このうちIC資格者2541名(昨年2178名(17%増))
来場総数は減少したものの、関東1都3県のICへの招待状郵送効果も
あり、IC資格者の来場は増加しました。
(3)展示内容・関連企画
① インテリア関連企業出展
収納、内装材、家具等、IC・KSがアイデアを生かせる分野にポイントお
いて展示しました。
②
専門分野別に「照明とキッチン」の2つのコラボレーション展示
協賛企業による多種多様な関連商品を集積し空間構成の充実を図りました。
●
照明ゾーンコンセプトを「ベッドルーム+(プラス)」とし、家具、ファ
ブリックメーカーも出展参加して、「睡眠+α」空間を照明環境で演出しま
した。
●
キッチンゾーンコンセプトを「新しいキッチンスタイルとリビングコミュ
ニケーション」とし、日本の暮らしのポイントとなるキッチンのスタイルと
パーツ・素材の提案展示を行ないました。
●
③
「インテリアの記憶」をテーマとしたエネルギーゾーンを展示しました。
住宅メーカーによる提案展示
企業出展ゾーンのシンボル的位置づけとして、ライフスタイルを提案展示し
ました。(出展企業:積水ハウス㈱、トヨタホーム㈱、三井ホーム㈱/三井デザ
インテック㈱(二社共同))
④
IC・KS専用PRコーナー展示
●
全国のIC・KSの提案をパネル展示しました。
10
テーマは「IC(KS)と仕事」又は「インテリアの記憶」で47枚。
●
「未来に向けて・東北ICからのメッセージ(東北ICコーナー)」をテ
ーマに、東日本大震災からの復興を願い、東北のIC団体が合同で地元のイ
ンテリアエレメントによるインテリアシーンの提案展示を行いました。
東北ICによる熱心な接客もあり、来場者の評価は高かった。
⑤
「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト 2011」入賞作品展示
⑥
協会インフォーメーションコーナー設置
IC・KSの資格制度等、協会事業の紹介や情報発信を行いました。
(4)セミナー・講演会の開催
会場内にセミオープンとクローズ形式の2箇所の会場を設定し、種々のセミ
ナーを開催しました。総数27回の講座には約1600名もの聴講があり、この
セミナー聴講を来場目的にした入場者も多くいました。
(5)交流の集い
出展企業、会員ならびにIC・KS有資格者の交流会を会場内レストランに
て開催しました。
参加者213名(出展者の30社と、IC・KS有資格者が約120名)
6-2.地域IC・KSとの連携の強化
東北支部の学童を対象としたインテリア絵画展など支部が実施する展示・セミ
ナー等の活動へ、IC・KSの積極的な参加を促し、連携強化を行いました。
6-3.地域インテリア産業界の活性化を促すキャンペーン活動の推進
各支部において「トータルインテリア・キャンペーン」及び「スキルアップセ
ミナー」を実施しました。
■北海道支部
TIC プロジェクト
「豊かな眼心を育てるインテリア」トータルインテリアキャンペーン 2012in 北
海道
日
時:平成24年3月21日(水)
会
場:ロイトン札幌
内
容:
①セミナー:「庭はもう一つのリビング」~暮らしを楽しくする庭づくり~
「英国の庭とインテリア」
講
師:上野砂由紀氏(上野ファームガーデナー/植栽デザイ
ナー)
②会員、IC団体によるセミナー等(6団体、2会員)
11
③インテリア提案ブース(会員企業)
④住まいのインテリアコーディネーションコンテスト&キッチン空間アイデアコンテスト入賞作品展示
⑤ウェルカムパーティー
■東北支部
「トータルインテリアキャンペーン 2011 in せんだい」
日
時:平成23年12月10日(土)~11日(日)
会
場:せんだいメディアテーク
内
容:
①「第9回こんな部屋いいな絵画コンテスト」
②仙台市長賞等作品展示
応募校:仙台市内71校
沿岸部28校
応募作品数:仙台市内2464点
仙台市長賞をはじめとし
③表彰式(12月10日
計99校
沿岸部416点
計2880点
55点入選
午後6時
仙台市民会館小ホール)
また、本部主催『インテリアフェスティバル2011』(平成23年11月9
日~11日)にて 特別展示『未来に向けて
東北の IC からのメッセージ』として
東北の IC6団体が出展を行ないました。
■関東甲信越支部
IC向けスキルアップセミナーを会員企業等の協力により年間17講座を実施し
ました。
日
時:平成23年7月20日(水)~平成24年3月28日(水)
(各月 1~2回水曜日午後に実施)
会
場:協会本部会議室
内
容:
CGパース、フリーハンドスケッチ、照明計画、カラー計画、コンサルティ
ング、家具、壁紙、子供のインテリア、デジタルカメラ手法、アート壁画等
協力企業:
メガソフト(株)、セキスイインテリア(株)、(株)ダニエル、(株)サン
ゲツ、関西ペイント販売(株)、
講師協力者:河原武義氏、網村真弓氏、林
柳江氏、前畑順子氏、清水将司氏、はやしまりこ氏
受講総数:268名
12
■中部支部
TICインテリアフェスティバル2011
日
時:平成24年2月28日(火)
会
場:名古屋観光ホテル
内
容:
①セミナー:「英国の庭とインテリア」
講
師:吉谷桂子氏(園芸研究家・ガーデンデザイナー)
②インテリアコーディネーターフェア
・IC主体の会員企業サポートによる情報交流フェア
(IC6 団体のプレゼンテーション、テーマディスプレイ等)
・住まいのインテリアコーディネーションコンテスト&キッチン空間アイデアコンテスト
入賞作品展示
・IC/KS新人オリエンテーション
③交流パーティー
④インテリア見学会:名古屋観光ホテル貴賓室
ロイヤルスウィート
■関西支部
トータルインテリアキャンペーン(TIC)2012 インテリアジョイントフェスティ
バル
日
時:平成24年3月14日(水)
会
場:ホテルニューオータニ大阪
内
容:
①ホテル見学会
②TICフォーラム
テーマ: 今を考える
講
-今をデザインする-
師:野井成正氏(空間デザイナー)
③ビジネスタイム
協賛会員企業によるニュートレンド商品の説明、最新情報紹介コーナー
「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト 2012」入賞者紹介
「キッチン空間アイデアコンテスト 2011」入賞者紹介
④パーティータイム
■中国支部
TIC 住文化フォーラム
日
時:平成23年10月19日(水)
会
場:広島市民交流プラザ
13
内
容:①セミナー:「現代の生活者潮流から見る住文化のゆくえ」
~私たちの価値観を」変えた震災~
講
師:北野
尚人氏((株)中国博報堂執行役員)
TIC ビジネスフォーラム
日
時:平成24年3月21日(水)
会
場:メルパルク広島
内
容:①セミナー:「インテリアコーディネーターの仕事とは」
~IC のブランディング手法~
講
師:荒井
詩万氏(CHIC INTERIOR
PLANNING 主宰)
■四国支部
トータルインテリアキャンペーン2011
日
時:平成23年7月13日(水)
会
場:かがわ国際会議場およびALICE IN TAKAMATSU
内
容:①講
演:「私は夢中で夢を見た」
-夢を叶える仕事と人生
講
27年の歩み-
師:石村由起子氏(くるみの木
オーナー)
②パーティー
■九州支部
トータルインテリアキャンペーン 2012
日
時:平成 24 年 3 月 14 日(水)
会
場:西鉄グランドホテル
内
容:
①
九州各県IC協会との協議会
②講
演:「話さず決める!プレゼン」視覚に訴えて、相手を動かす~
講
③ビジネスマッチング
師:天野
暢子氏(プレゼンコンサルタント)
参加企業
24 社
福岡県室内装飾組合協会による実演(省エネ・創エネ商品)
④交流会
・住まいのインテリアコーディネーションコンテスト&キッチン空間アイデアコンテスト
入賞作品展示
・新IC/KS合格者紹介
・抽選会(マッチング参加企業よりプレゼント)
14
6-4.支部活動の強化対策
支部予算策定、事業運営について本部より指導を行い、より効率的事業運営に
努めました。
公益社団法人への移行に向けて、支部組織・予算等の在り方を検討し、次年度
以降の支部体制の整備を行いました。
7.交流活動促進事業
トータルインテリアの普及のため以下の活動を実施しました。
7- 1 . 日経 住 ま いの リフ ォ ー ム博 2 0 11 への 参 画 (イ ン テ リア ビジ ネ ス 促進
委員会)
昨年に引き続き、日本経済新聞社から、一般生活者を対象とした「日経住まい
のリフォーム博2011」の主催者展示企画への協力依頼がありました。このリ
フォーム博には一般生活者の来場が多く見込まれ、インテリアコーディネーショ
ンの普及促進及びICの職能への理解が期待できることから、これに積極的に参
画しました。
本年度は委員会に WG を設置して「食空間のJOY」をメインテーマに、プラ
ン担当ICに浜田真樹子氏(東急ホームズ)、三ヶ島真弓氏(三井デザインテッ
ク)、及び展示構成、全体のサポートに有城貞子氏(ゼロファーストデザイン)
の協力を得て、ICによるインテリアとリフォームのアイデアを4つのシーン展
開にて紹介しました。
日
時:平成23年10月28日(金)~30日(日)
会
場:東京ビッグサイト西ホール(約108㎡)
テーマ:「食空間のJOY」
~家族がつながる!楽しいインテリアの試み~
展示実施にあたっては、会員企業等20社より資材等の協賛と、キッチンバス
工業会より「台所お風呂の川柳」展示協力を得、また、日経新聞社主催の会場内
セミナーに当協会より講師協力を行いました。
協力セミナー
①10/28:河原武儀氏(ライティングコーディネーター)
「こうすれば効果的!
LED照明をかしこく使うコツ」
②10/30:浜田真樹子氏、三ヶ島真由美氏
「家族がつながる!
楽しいインテリアの試み」
※インテリアコーディネーターによるトークセッション
来場者数は3日間で 31,038 人
(前年対比
▲11.6%)でした。
コーディネートされたインテリアシーンの展示は当協会のみであり、来場した
生活者からは好評を得ました。
15
7-2関連団体への参加等
(1)交流団体
以下の関係諸団体に、引き続き会員として継続加盟しています。
日本建材・設備住宅産業協会(団体連絡会参加)
住宅リフォーム推進協議会(広報研修委員会参加)
キッチンバス工業会(コンテストへの協賛、協会会長賞の提供)
8.会員入会の促進
展示会、イベント等を通じ入会促進を行い、インテリア関連他団体との相互入会
を勧め、KS関連事業推進のためキッチン関連企業の入会促進を実施しました。
9.調査研究
本年度は特にテーマを設けた調査研究を行いませんでした。
10.情報・広報活動事業
(情報・広報委員会)
10-1.IT環境の整備
公益法人化に向けて、本部ウェブサイトのメインターゲットを「一般生活者」
とし、一般生活者向けコンテンツの充実を図り、会員やIC・KSステークホル
ダにより対応できるように変更を行いました。
10-2.IT情報を活用したビジネス支援の拡充対策の実施
①
本部・支部ウェブサイトの役割を切分け、コンテンツの機能の重複を減ら
した。
②
生活専用ページをインテリアへの興味喚起を図る内容に一新し、支部と協力
し情報ネットワーク強化及びICの活用拡大をはかった。
③
KSコンテンツにイベントを取上げ、メールマガジンで月2回情報発信をし
た。
④会員からの海外情報をウェブサイトに掲載した。
⑤本部ウェブサイトのデザインやシステムを統一し、ユーザビリティを高めた。
10-3
広報活動の推進
インテリア関連専門新聞雑誌等メディアとの交流を推進した。次年度も引き続
き課題として検討実施することとなりました。
16
10-4
個人情報の取扱い
KS・IC登録情報等、個人情報の保護については適正な運用に努めました。
11.資料頒布事業
IC、KSともにハンドブック、関連書籍の販売促進に努めました。
ICハンドブックについては、改訂から7~8年を経過しており、販売が減少
しました。
12.公益法人への移行
会員各位のご支援の下、10月に移行申請を行い、3月21日付にて総理大臣
から認定されました。
これに伴い平成24年4月1日より、新たに公益社団法人として事業活動を展
開することとなりました。
13.委員会活動の活性化
委員会活動の一層の活性化を図るべく、平成23年4月1日付けで「委員会規
程」の変更を行いましたった。業種バランス等を考慮しつつ、委員長、委員を新
たに委嘱し、延年間39回の委員会を開催するなど活発な活動がなされました。
事業活動内容やその方針等に会員の英知を積極的に取り入れた「会員主導の目に
見える運営」が実現しつつあり、今後、更なる事業充実が期待できます。
14.その他
東北支部は、岩手、宮城、福島の各IC団体からの要請に応じて、東日本大震
災で被害を受けた小中学校への支援活動を行いました。
支援内容は、各県教育委員会の協力のもと、岩手県と宮城県では仮校舎の暑さ
をしのぐためにカーテンの取付け、また、福島県では小中学生が避難している地
域の放射能除染に必要な高圧洗浄機を寄付しました。
また、これらの支援活動にあたっては、会員各社、関係者等から心温まる義援
金が寄せられ、東北支部を通じて当該IC団体にお渡しいたしました。
被災地のできるだけ早い復興を願っております。
以上
17
Fly UP