Comments
Description
Transcript
経絡(正経十二経絡、奇経二経)
(社)JIR 協会 認定講義 「 ベ ー シ ッ ク 3 東 洋 医 学 テ ク ニ ッ ク 資 料 」 ■ 経絡(正経十二経絡、奇経二経) 肺経 大腸経 胃経 脾経 心経 小腸経 膀胱経 腎経 心包経 三焦経 胆経 肝経 督脈 任脈 (漢方医学の豆知識 HP より転用) 「評価」 <脈診> 全体性を見る 浮 沈 :病症の深さを診る 浅い→浮脈→陽脈→表証 深い→沈脈→陰脈→裏証 遅 数 :病症の寒熱をみる 1呼吸に3拍以下→遅脈→寒証 1呼吸に6拍以上→数脈→熱証 虚 実 :病症の虚実をみる 力強い脈→実脈 力細い脈→虚脈 <腹診> ・腹部の皮膚、硬さ、痛み、ハリ、力の無さ ・筋肉の硬さ ・内臓の硬さ、痛み などが診られる。 <経絡治療の基本> ・経絡の流れを良くしてあげる。アライメントとして、通り道を作って上げる。 ・虚実、寒熱での使い分けもあるが、 まず最初は流れ(頭側→四肢 or 四肢→頭側 )を意識 ・五行論、子午の関係、臓腑の関係も意識。井穴も緩めておく。 <子午の関係> <臓腑の関係> 臓(陰) 腑(陽) 肺 大腸 脾 胃 心 小腸 腎 膀胱 心包 三焦 肝 胆 ● 肺経の治療 (IAIR テクニック:小胸筋のリリース) ・小胸筋(烏口突起)を緩める。(中府) 烏口突起を軸に、肩関節の屈曲、内外転、内外旋を行う ・橈骨茎状突起のちょっと上をもち、母指を橈側外転、伸展して深呼吸。(大淵) ● 大腸経の治療 (IAIR テクニック:橈骨等の調整、上腕筋と上腕三頭筋のリリース) ・上腕筋、腕橈骨筋を緩める。(手五里、手三里) ポイントに指をあてがい、肘の屈曲伸展を行う。 ・手の母指内転筋(合谷)を押さえ、前腕回内、手関節尺屈する。 ● 胃経の治療 (IAIR テクニック:腓骨頭調整、股関節テクニック) ・股関節の緩みをつくる ・前脛骨筋の起始部を緩める。(足三里) 膝立て背臥位で、足三里を軽く圧擦。 ・足部を底屈(内外反)させながら、 足指を屈曲伸展していく。 ● 脾経の治療 (IAIR テクニック:下腿骨間膜の調整テクニック、足関節調整テクニック) ・股関節の緩みをつくる ・三陰交、血海を圧摩する ・母趾を屈曲、外反させる ● 心経、心包経の治療 (IAIR テクニック:胸骨リリース、肩甲上腕関節調整テクニック、前腕骨間膜、腕尺調整) ・肩甲上腕関節の緩みをつくる。肩関節外旋。 ・前腕回外、手関節背屈、小指伸展外転、 尺骨茎状突起(神門)を圧擦しながら行う。 ・内関、労宮も押しながら背屈。 ● 小腸経の治療 (IAIR テクニック:肩甲胸郭関節調整テクニック) ・肘屈曲、前腕回外、指屈曲 肩関節後下方(肩貞)を押しながら、 肩甲帯を引き出す。 頚部は反対側へ側屈しておく。 ● 膀胱経の治療 (IAIR テクニック:仙腸関節調整、脊柱の調整) ・仙腸関節を締める事が大事。側臥位∼出来るだけ腹臥位で。 ・内側ハムスト、外側ハムストの癒着を取る。大腿二頭筋(坐骨結節部)を緩める ● 腎経の治療 (IAIR テクニック:中足骨調整、内側ハムストと腓腹筋内側頭リリース) ・足の裏(湧泉)を押しながら、足関節背屈、股・膝関節屈曲、股関節内旋、膝関節伸展。 内側ハムストを伸ばすようにする。 足を降ろして、股関節中間位で外旋させて、体の前面の腎経を意識する。 ・踵を緩めるだけでも ok ● 胆経、三焦経の治療 ・側頭骨のリリース (IAIR テクニック:側頭骨リリース、僧帽筋リリース) 耳を根本からいろんな方向に引くようにする ・側臥位にて、頭部を耳から離すようにマッサージする。肩の後面まで持ってくる。 胸郭を上げる。大転子∼大腿外側を足先に向かって圧擦。 ・足部は、底屈・内反させる。 ● 肝経の治療 (IAIR テクニック:腸腰筋と内側広筋のリリース、内側ハムストと腓腹筋) ・腸腰筋と内側広筋のリリースをする ・下腿内側を圧擦しながら、足部を外反させていく。(陰陵泉、膝関、三陰交、大衝)