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2014年トップセミナーを開催
組合活性化情報 毎月１日発行 平成26年12月１日 12 2014 Dec Vol.680 表紙写真説明 2014年トップセミナー （山口市湯田温泉「ホテルかめ福」） 特 集 新事業展開のヒントを！ 2014年トップセミナーを開催 ■ ―いま、これを伝えたい！― 山口県室内装飾事業協同組合 ■ 中小企業等協同組合法施行65周年及び中小企業団体 の組織に関する法律施行55周年記念式典が開催される ■ メールマガジン配信登録について ■ 平成26年度設立組合のご紹介 ■ 組合等ニュース ■ 景況動向 ■ やまぐちものづくり＆ビジネスフェア2014が山口市で開催 ■ 褒章・現代の名工・県選奨 おめでとうございます ■ 山口県特定（産業別）最低賃金の改正について 特 集 新事業展開のヒントを！ ２０１４年トップセミナーを開催 化社会対応、事業承継、経営革新な ど、地域や業界の課題解決に向けた 提案を行うなど、地域の中で貢献で きる組合等の振興を積極的に図って 運営等に役立つヒントがいただける 行くこととしております。本日のセ 本会では、 月 日㈬、山口市湯 田 温 泉﹁ ホ テ ル か め 福 ﹂ に お い て、 も の と 大 い に 期 待 し て お り ま す。﹂ ミナーでは、今後の企業経営や組合 会員組合の理事長や企業経営者など している中、山口県では、２年間で、 は、県内中小企業の設備投資が減少 て県内中小企業が行う新規設備投資 ての﹃ものづくり補助金﹄を活用し 行っている、国の中小企業対策とし 開会にあたり、本会伊藤会長より、 ﹁昨年から事業執行のための支援を テーマに、ご自身の経験されたプラ をなすべきか∼ヒントを探る∼﹂を 重 光 宏 氏 よ り、﹁ 中 小 企 業 は 今、 何 タ ー〟﹂ の 事 業 統 括 も 務 め ら れ た 倉 ラム〝やまぐちグリーン部材クラス ト﹁地域イノベーション戦略プログ 術センターで、国の大型プロジェク し て い ま す。 ま た、 本 会 と し て は、 ど、本県経済の活性化に大きく寄与 新たに１００人近い雇用に繋がるな 演をいただきました。 な中小企業の事例などを踏まえた講 業状況、地域が抱える課題、挑戦的 ズマテレビの取り組みや、県内の産 講師の倉重光宏氏 この中で、以前は約５年の研究開 組合制度を活用した連携組織化推進 総額 億 円 の 設 備 投 資 に 活 用 さ れ、 年トップセミナー﹂を開催しました。 続いて、高知工科大学大学院客員 教授で、本年３月まで山口県産業技 との挨拶を行いました。 19 約１２０名の参加により﹁２０１４ 11 を図り、女性の社会進出、少子高齢 挨拶をする伊藤会長 2 山口県の中小企業 （2014年12月号） 50 特 集 発で得られる利益期間は約 年あっ なっている。また、ものづくり指標 け れ ば、 ビ ジ ネ ス が 成 り 立 た な く 県 内 の 元 気 な 企 業 の 紹 介 等 を 交 え、 会岡本副会長が﹁倉重先生のお話は、 講演終了後には、倉重先生にもご 参加いただき、交流会を開催し、当 下 支 店 長 よ り、﹁ 商 工 中 金 と し て も 式会社商工組合中央金庫下関支店岩 のお言葉がありました。続いて、株 力 を 発 揮 し て 頂 き た い。﹂ と 励 ま し 演内容を糧に、国や県の施策を活用 からみる国際比較として、日本は非 私たちものづくり企業にとりまし 地域活性化に取り組んでおり、財務 くのでは、と講演を締めくくられま 常にバランスが取れており、手先の て、 た い へ ん に 参 考 に な り ま し た。 戦略や事業承継、域外需要の取り込 され新事業展開など積極果敢にチャ 器用さもあるし、論文も書ける。こ これからは、様々な分野の方々との み等、全国のネットワーク機能を活 した。 の 辺 り は 欧 米 に は な い 強 み で あ る。 交流を深めていただきたいと思いま かして、これからも金融支援に取り たが、今は、スピーディーに研究開 さらに、新聞報道を見ると、リチウ す。﹂との開会の挨拶を行いました。 レンジして、山口県の中小企業の底 ムイオン電池や液晶パネルの完成品 ただきました。引き続き、地方独立 発をし、スピーディーに利益を得な の国内企業のシェアは落ちてきてい 来賓の山口県商工労働部経営金融 課浅賀課長より、﹁本トップセミナー 行政法人山口県産業技術センター企 来賓挨拶される 浅賀経営金融課長 来賓挨拶される 岩下中金下関支店長 地 酒 の 振 興 に も 取 り 組 ん で い る が、 りが大事であると考えている。また、 携の話が始まるなどビジネスマッチ 活発な情報交換が行われ、新たな連 中締めは、当会木村寛喜理事︵山 口県生コンクリート工業組合理事 ングの場としても大いに盛り上がり り組みそのものではないでしょう 長︶が威勢良く﹃一本締め﹄の音頭 和醸良酒︵みんなが一緒になって頑 か。﹂とのご挨拶をいただきました。 を取られ、盛会のうちに終了となり ました。 交 流 会 で は、 会 員 組 合 役 員 を 始 め、 ました。 言葉があり、これこそ、中央会の取 ものづくり補助金採択企業等による 張 れ ば 良 い お 酒 が 出 来 る。︶ と い う の活性化には、産業づくり、人づく 感をもって取り組んでおり、山口県 みなぎる山口県を目指してスピード ﹁ 県 と し て は、 村 岡 知 事 の も と 活 力 終えて直ちに駆け付けていただき 山口県商工労働部木村部長に公務を 杯 が 行 わ れ ま し た。 開 会 直 後 に は、 業支援部木村部長のご発声による乾 組 ん で 参 り ま す。﹂ と の お 言 葉 を い ると言われているが、これらの部素 は県内中小企業の皆さんに刺激と活 力を入れてい頂く機会で、本日の講 材のシェアは残っている。これらか ら、今後、中小・小規模事業者が目 指 す べ き 方 向 性 の ヒ ン ト と し て は、 スピード感をもって、地域産業資源 の活用や特徴のある自社製品の開発 等の差別化がキーワードになってい 交流会風景 （2014年12月号） 山口県の中小企業 3 交流会で開会の挨拶をする 岡本副会長 来賓挨拶される 木村商工労働部長 中締めをする 木村理事 20 シリーズ ︱ いま、これを伝えたい ！ ︱ 月に、県内の内装業者 社により事 山口県室内装飾事業協同組合 周年を迎えた室内装飾の プロ集団 年間業界と地域貢献に寄与︼ 尽力されています。 ︻官公需適格組合の証明を取得︼ 平成 年３月には、全国の内装業 界では初めて、中国経済産業局から ﹁官公需適格組合﹂︵物品納入等︶の 証明を取得しました。この取得によ り、共同受注事業に積極的に取り組 求されており、防炎物品に対しては 日の信頼される組合組織に育てあげ 以来 年間、歴代の理事長を中心 に、組織の強化と拡充に励まれ、今 炎ラベル﹂の組合員への発給事業を ロ集団として、今後ますます活躍が 創立 周年を迎え、住空間の安心 安全を追求し続ける、室内装飾のプ む だ け で な く、﹁ 内 装 ﹂ と い う 職 種 ﹁防炎ラベル﹂を物品ごとに付する られることにとどまらず、地域貢献 中心に、一般消費者に防炎に関する を広く周知していくこととしていま ことが義務づけられています。また、 にも大きく寄与され、県内の室内装 期待されています。 す。 ﹁防炎ラベル﹂を付けることのでき 知識の啓発を図るとともに、防炎物 的に取り組んでいます。 術についての講習会や研修会に積極 そのために防炎物品の知識や施工技 品や製品の普及促進を図っています。 飾業界のリーダーとしての地位を築 り組む︼ また、地域貢献について一例を挙 げると、今年の２月に山口市秋穂二 島 の 障 害 者 支 援 施 設﹁ 山 口 秋 穂 園 ﹂ に﹁安全で、夏は涼しく、冬は暖か い﹂ガラスフィルム施工を寄贈し、 マスコミにも大きく取り上げられま した。 中小企業団体中央会青年部事業にも 積極的に参加され、後継者育成にも 【組合概要】 ○ 理 事 長：古野 訓章 ○ 組合員数：40名 ○ 組合住所：下松市青柳１−３−１ ○ ☎ 0833-44-4886 FAX 0833-44-0130 【組合の主な活動】 共同受注事業、共同購買事業、教育情報提 供事業ほか 40 山口県室内装飾事業協同組合 ︻ 組 合 員 へ の 経 営・ 技 術 の 向 上 に 取 る﹁防炎表示者﹂は消防庁の認定が 業協同組合を設立しました。 23 いてきました。 カーテン、どん帳等の内装品に対 して、消防法では、防炎性が強く要 ︻ !! 必要となります。 創立40周年記念式典で挨拶を される山口県木村商工労働部長 平成 年には青年部組織も整備さ れ、現在メンバーは 名で、親組合 19 の各種講習会を企画担当し、山口県 17 年５ 乾式講習会 4 山口県の中小企業 （2014年12月号） 11 当組合は、消防行政と連携した﹁防 「山口秋穂園」へのガラスフィルム施工寄贈 この防炎表示事業を共同化するた め、経済的地位の向上と業界の発展 を目指すことを目的に、昭和 49 40 40 40 特 集 国土交通大臣賞︵優良組合︶ 中小企業庁長官賞︵優良組合︶ 萩阿武建設協同組合 山口県中古自動車販売商工組合 ︵杉山 ︵木村 仁 理事長︶ 武 理事長︶ 中小企業等協同組合法施行 周年記念 中小企業団体の組織に関する 法律施行 周年記念 中小企業等協同組合法施行 周年及び中小企業団体の 組織に関する法律施行 周年記念式典が開催される 全国中央会は、 月 日㈫、ＡＮ Ａインターコンチネンタルホテル東 周年及び中小 京︵東京都港区︶において、中小企 業等協同組合法施行 企業団体の組織に関する法律施行 周年記念式典を開催しました。 式典には、６１１名が出席し、宮 沢経済産業大臣をはじめ各機関の代 表者から総代に対し表彰状が授与さ 65 全国中央会会長賞︵組合専従優良職員︶ （理事長 木村 武 氏） れました。 55 河 内 鈴 子 様 ︵ 柳井輸送コンビナート協同組合︶ 重 村 智 様 ︵山口県火災共済協同組合︶ 橋 本 浩 児 様 ︵山口県農業機械商工業協同組合︶ 波多野 俊 史 様 ︵山口県火災共済協同組合︶ 原 田 芳 人 様 ︵周南地区鉄工協同組合︶ 福 永 和 子 様 ︵長府商店街協同組合︶ 森 島 和 江 様 ︵山口県火災共済協同組合︶ 中小企業団体組織法施行55周年記念 中小企業庁長官賞（優良組合） 山口県中古自動車販売商工組合 25 山口県からの受賞者は次のとおり で す。 お め で と う ご ざ い ま す。︵ 五 十音順︶ 65 中小企業庁長官賞︵優良組合︶ 全国中央会会長賞︵組合専従優良職員︶ 長門大津建築協同組合 有 田 眞 弓 様 ︵小川 勇 理事長︶ ︵ 山口県中古自動車販売商工組合︶ 山口県北西部生コンクリート協同組合 牛 嶋 久 代 様 ︵黒瀬 ︵山口県電気工事工業組合︶ 治郎 理事長︶ 財 間 亜 矢 様 ︵山口県電気工事工業組合︶ 55 （2014年12月号） 山口県の中小企業 5 55 11 65 メールマガジン配信登録しませんか！ 山口県中小企業団体中央会は会員サービスの一環として、会員の皆様へホットなお 役立ち情報をいち早くお届けするメールマガジンを配信しています。また、組合員企 業の皆様への直接配信も行います。配信をご希望の方は、中央会HPのメルマガ配信 フォームに必要事項をご入力頂き、ご登録下さい。登録は無料です。 ご登録はこちらから（http://axis.or.jp/mail-delivery） 設立組合のご紹介 平成26年度設立組合のご紹介 本会では、組合の設立支援を積極的に行っており、今年度11月末日現在で６組合が設立されましたのでご紹 介します。 組 合 名 企業組合尾津っこ 所 在 地：岩国市 組 合 員 数：27名 設立年月日：４月１日 ライフスタイル 協同組合 所 在 地：周南市 組 合 員 数：４名 （賛助会員１名） 設立年月日：５月26日 企業組合志舞 所 在 地：美祢市 組 合 員 数：４名 設立年月日：７月３日 企業組合燦・燦 所 在 地：防府市 組 合 員 数：４名 設立年月日：８月１日 美祢環境開発 協同組合 所 在 地：美祢市 組 合 員 数：７名 設立年月日：10月８日 企業組合エネルギー コミュニティー下関 所 在 地：下関市 組 合 員 数：11名 設立年月日：10月17日 （2014年12月号） 設立の目的・特徴 主な事業 岩国市尾津地区において、岩国レンコンを中心とし た地域資源である農産物等の生産、加工、販売を一体 化（６次産業化）することによる付加価値を創造する ことで、雇用と所得の向上を図り、地域の再生、活性 化を図ることを目的に設立。岩国錦帯橋空港開港１周 年の記念品に組合の乾燥レンコンが選ばれました。 農産物加工品等の 製造及び販売 21世紀のまちづくりの課題を解決するために、それ ぞれ専門知識を有する事業者がワークショップやマー ケティングやITの手法を駆使し、住民・行政・企業・ 教育機関等の望ましい つながり を構築することを 目的に組合を設立。山口県女性創業サポート事業「女 性創業セミナーWITTY」を運営しています。 組合員の取り扱う コンサルタント及 び各種マーケティ ングリサーチ、コ ンテンツ作成業務 等の共同受注 地域の米穀等を利用した米飯等を食堂で提供し、生 産方法にこだわった農産物等の直売所を運営すること で、安心・安全にこだわった一次産品等の生産者の販 路の一助とし、直売場のスペース等を教育、研修の場 として有効活用することにより、雇用と所得の向上を 図り、地域の再生、活性化を図ることを目的に設立。 新山口駅前に直営店舗をオープンし、おにぎりや弁 当、喫茶メニューを提供しています。 農産物及び農産加 工品等の製造及び 販売 防府地域では大人気の鍋ワングランプリで３連覇す るなど認知度も高く、イベントなどで大好評を得てい た女性グループを法人化することによって、雇用と所 得の向上及び地域の活性化を図ることを目的に設立。 12月５日㈮には、防府市池田牧場内に「ミルクキッ チン燦・燦」をオープンしました。 畜農水産物加工品 等の製造及び販売 美祢市内の建設業を行う事業者が結集し、残土処理 場の管理・運営事業を共同で推進することにより、各 組合員事業の円滑化と、より安定的な経営を図ること を目的に設立。 組合員の取り扱う 建設残土の共同処 理 安全で持続可能なエネルギーのあり方を模索し、地 元下関において、再生エネルギーをつくり、活用する 事業を行うことを目的に設立。 再生可能エネル ギーを用いて発電 された電気の売電 事業 山口県の中小企業 6 組合等ニュース ひらお特産品センター協同組合 道の駅むなかたへ視察研修！ 山口新町商店街協同組合 ﹁けやき通りマルシェ﹂ を開催 山口県理容生活衛生同業組合 亀山八幡宮で毛髪供養祭 ︵角野悦雄理事長︶ 月 日㈪、同生活衛生同業組合 が、 ﹁床屋発祥之地﹂の記念碑が建つ ︵川上雄司理事長︶ 同協同組合は、 月 日㈭、本会 の組 合 等 活 性 化 支 援 事 業 を 活 用し 下関市の亀山八幡宮で、毛髪供養祭 ︵松尾康弘理事長︶ て、 福 岡 県﹁ 道の駅むなかた ﹂への 人が参 列しまし 参 列 者は集めていた利 用 客の頭 髪 を奉 納、 供 養し、お客 様に日 頃の感 用したことも 秘 訣 ﹂とのことで、 参 円を 突 破した。マスコミを う ま く 活 屋発祥の地記念碑﹂を参拝しました。 願しました。また、 敷地内にある﹁床 設けられた床の間があり、 いつしか ﹁床 学んだ武 士が店を 開き、 店に祭 壇が 同協同組合は、 月２日㈰から３ 日㈪まで、地域商店街活性化事業を 屋 ﹂ と 呼 ばれるよ うになったことか 下 関 市は、 鎌 倉 時 代に髪 結いの技を に活かそうと 様々な 質 問が投 げかけ られていました。 活用し、山口市中心商店街の新町商 ら床屋発祥の地とされています。 店舗出店したほか、一の坂 ﹁せときらら﹂の紙芝居とパンの試 高橋教授による新品種山口産小麦 の限定オープン、山口大学農学部の や広瀬シェフによるケヤキキッチン 川に架かる橋の上でのジャズライブ ゴンが 黄葉した並木通り周辺には、パン やお菓子、雑貨、有機野菜などのワ ルシェ﹂を開きました。 食とアートイベント﹁けやき通りマ 店街で、収穫祭をコンセプトとした 加した組 合 員からは自 分たちの活 動 品揃えを重視した結果、売上は 農作物は出荷者の自主性を尊重して た。 を行い、 組 合 員 約 24 視察研修を行いました。 11 謝とご多幸を願い災厄を除くよう祈 ご講 話いただいた同 館 長の山 崎 宏 幸氏によると、 ﹁魚の鮮度にこだわり、 13 億 11 食などがあり、多くの家族連れで賑 ゆう太、 ゆう子が切手に 湯田温泉旅館協同組合 ︵宮川力理事長︶ 日本郵便より、同協同組合マスコッ トキャラクターのオリジナルフレーム 月 日㈫に、﹁西の雅常 切 手﹃ゆう 太・ゆう 子 山口の四季 シリ ー ズ﹄が発 売となりました。こ れに伴い、 盤 ﹂にて、 宮川理 事 長をはじめ、ゆ う太くん、ゆう子ちゃんが出席して、 贈呈式が行われました。 フレーム切 手は 円切 手が 枚が １シートで、 山口市 内の郵 便 局で限 定販売されます。 10 35 わいました。 18 82 17 （2014年12月号） 山口県の中小企業 7 11 50 11 景況動向 月次景況調査結果 平成26年10月期 ※DI値（前年同月比） ＝増加・好転組合割合−減少・悪化組合割合 （表については、情報連絡員60名の他に、中央会が聞き取り等で集めた20組合のデータが加算されています。 ） 業種別の景況 業 種 10月は、景況感が改善し受注や売上が増加し ているという報告が、一般機器、輸送機器、サー ビス業及び運輸業の一部から寄せられている。一 製 → 業 → 木 材 ･ 木 製 品 → 窯 業 ･ 土 石 製 品 → 一 般 機 器 売上げが減少するなど一進一退の状況にある。 輸 送 機 器 → 景気の回復感がある一方で、消費の低迷によ 卸 売 業 小 売 業 → 店 街 → る収益の悪化を懸念する声があり、依然として先 非 製 商 造 DI値 30以上 …………… 10以上30未満 …… −10以上10未満 … 業 サ −30以上−10未満 … −50以上−30未満 … −50未満 ………… ー ビ ス 業 建 設 業 運 輸 業 → 行きが不透明な状況である。 → や消費税増税後の消費の落込み等による受注や 業 → 刷 製品、卸売業、小売業、商店街からは、端境期 印 工 → 維 → 造 品 繊 料 対前月比 → 方で、繊維、木材・木製品、印刷、窯業・土石 食 10月期 地 域 別 の 景 況 製 造 業 非製造業 萩・長門地域 製 造 業 非製造業 下関地域 岩国・柳井 地域 防府・山口地域 周南地域 宇部・山陽小野田 地域 製 造 業 非製造業 （2014年12月号） 製 造 業 非製造業 製 造 業 非製造業 製 造 業 非製造業 山口県の中小企業 8 景況動向 情報連絡員報告 平成26年10月期 地区・業種を代表する県内組合の役職員60名の方から、毎月、業界の景気動向等に関する情報を収集・分析し、行 政・関係機関に情報提供しています。 また、中央会ホームページ（http://axis.or.jp/）の「月次景況調査」にも掲載していますのでご活用下さい。 食 料 品 繊 維 工 業 製 木 木 材 製 造 印 ・ 品 刷 窯 業 ・ 土 石 製品 業 一般 機 器 輸送機器 売 業 小 売 業 商 店 街 非 卸 製 造 サービス業 業 9 建 設 業 運 輸 業 山口県の中小企業 ○ 最低賃金が上昇。パートに頼ることが多い組合員は負担増。 （パン・菓子製造業） ○ 10／23時点で前年同月比＋10％と依然高水準の売上。 （水産食料品製造業） ○ 以前にも増して経営が厳しい。繊維関係の製造は国内から海外移転が定着し、 国内企業は今後も縮小の傾向が一層進みそうである。 （下着類製造業） ○ ９月までの受注の状況は良かったが、10月に入り端境期となり、店舗の商品の 動きも鈍い模様で、仕事が減少気味である。 （外衣・シャツ製造業） ○ 例年であれば、秋の需要で売上高も増える時期であるが、消費税増税前の駈 込み需要の反動がまだ続いているのか、売上高も全体的に減少している。 （下関市） ○ 消費税増税直後の４月∼６月は何とか持ちこたえたが、７月以降は引き合いが 減っているように感じる。 （印刷） ○ 全体的に出荷数量は減っている。東部の採石業者が倒産して、今は中部で仕 事を請け負っているが、運搬距離があるため、売上はあまり期待できない模様。 こういった中でも仕事のある組合員は、積極的に雇用をしている模様。 （砕石製造業） ○ 自動車関連は来年の新規車種開発計画を受けて既に受注活動を始めている模 様。雇用は相変らず求人難だが、全体で、年内はプラス面が多い。 （一般機械器具製造業） ○ 10月の設備操業度は９月に比べ上昇。マシニングセンターが主流だが、放電加 工機・ワイヤー加工機も稼動が上がって来ている。 （特殊産業用機械製造業） ○ 鉄道車両部門は先月の積み残しもあり作業量が増加している。精密加工部門は まだ上昇の気配はなく様子見であるが、見通しは明るくなってきている。産業プラ ント部門は生産が軌道に乗り数ケ月間繁忙が続く見込み。 （鉄道車両・同部品製造業） ○ ガソリン価格が約５円程度値下がりし経費削減となっている。建築関係の卸で は、消費税駈込み需要等の工事がほとんど終わり出荷減。 （各種商品卸売業） ○ 消費税増税後、前年と比べ６か月間連続して売上高が減少している。偏に販売 不振に加えて台風・雨・日照不足等の天候不順も影響している。 （生鮮・魚介卸売業） ○ 個人消費は当地方でもかなり低迷の度合いを増してきている。９月は前年同月 比で1.9％のみのプラスで、10月はマイナスとなる見込み。 （各種商品小売業） ○ 既存店ベースでは、ほぼ前年並みだが、全体売上・来店客数にすると、かな り下回る状況。 （各種商品小売業） ○ 平日の客数は少ないが、休日には家族連れなども多くみられ、９月よりは客数 と売上が少しばかり良かった。11月はイベントもあり期待できそう。 （山口市） ○ 生鮮食品の仕入れ単価は多少上がっているが、販売価格に反映できないのが 実情。消費税率10％への改定は、絶対反対。転嫁もできず、消費も落ち込む。 （萩市） ○ ９・10月は売上の少ない時期だが、それ以上に縮小傾向。消費税増税等の不 安要素が沢山あるため、必要不可欠以外の出費が引き締められている。（美容業） ○ 消費税増税前の駈込み需要の反動で４∼9月の車検台数が対前年比で５％減 少。売上の約５割を占める車検の売上減少は影響が大きい。 （自動車整備業） ○ 夏場の天候不順等で出しそびれた等、この時期にはあまり出ないクリーニング （布団や冬物衣料）も集まり、かなりいい収益を見込めそう。 （普通洗濯業） ○ 技能者不足から、躯体業者（型枠大工／鉄筋）の受注単価は改善されつつあ るが、仕上業者の回復は鈍い。また、工程の遅れが仕上業者の負担となっている。 （左官業） ○ 組合員の業況は好転していない。講習会等の出席協力が中々得られないが、財 政上、余裕がないのだろうと推測している。 （土木工事業） ○ 国内輸送、輸出とも横ばいの傾向で、鉄鋼素材の輸送も一段落の感がある。 長距離ドライバーは依然として不足。 （一般貨物自動車運送業） ○ 運送業務も安定受注の中、倉庫業の案件が非常に増え、自社倉庫が溢れて外 部倉庫を賃借して対応する程かなりの利益が出ている。（一般貨物自動車運送業） ○ 10月１日∼20日分は＋2.8％。消費税込みの金額なので、税抜きの金額では、 ほぼ前年同額の売上。前年同月は△7.1％と大幅な減少だったが、今後増加に転 ずるかどうかは、まだまだ予断を許さない。 （一般旅客自動車運送業） （2014年12月号） 中央会ＰＲ やまぐちものづくり＆ ビジネスフェア2014が山口市で開催 商工労働施策を総合的に普及啓発すると ともに、将来の本県産業を支える人材の育 成、県内企業の情報発信、企業間取引の活 性化、技能の振興及び物産観光の振興等を 目的とした総合産業イベント「やまぐちも のづくり＆ビジネスフェア2014」が、11月 ３日㈪、４日㈫の２日間、山口市の「維新 百年記念公園 スポーツ文化センター」で 開催されました。 昨年度まで別々に開催していた「ものづ （開会挨拶をされる村岡知事） くりフェスタ」及び「やまぐち総合ビジネ スメッセ」を発展的に解消し、ものづくり イベントとビジネスイベントを統合することにより、県商工労働部全体の総合イベントとして初めて開 催されました。 展示会では、県内企業等の優れた製品及びサービスの利用促進及び販路拡大を図るため、167企業及び 団体が176ブースを設け展示を行いました。また、「ものづくり体験フェア」では、技能士会による体験・ 実演・作品展示が17の団体が参加して行われました。 本会も、「産学公連携機関等（支援機関）」エリアにブースを出展し、事業協同組合、企業組合制度や 活動している組合の事例やガイドブック等を展示・配布するほか、中小企業ＢＣＰ（事業継続計画）制 度の冊子等について紹介をするとともに、本会の事業内容や補助金等について相談に応じました。また、 同ブースにて、本会会員の企業組合岩国尾津っこ、企業組合うずしお母さんの店加工部、企業組合小行 司健康グループ、企業組合とくぢ健康茶、企業組合志舞、里の厨事業協同組合の農産加工品の展示・販 売も行いました。 さらに、本会青年部も「生活文化」エリアに３ブース出展し、22の組合青年部が参加して自らの組合 員企業の製品の展示やサービスの体験コーナーを設置して多くの来場者で賑わいました。 また、本会会員の企業組合のぞみ会、企業組合みんと村、協同組合田布施地域交流館、企業組合がん ね栗の里、長門産ネットワーク協同組合の ５組合ほか株式会社木原製作所、岡本産業 株式会社、有限会社しもせりんご村、株式 会社原田食品も単独で出展し、農産加工品 等の商品の展示・試食・販売を行いました。 今回は、初めて「ものづくりフェスタ」 と「やまぐち総合ビジネスメッセ」の合同 イベントを２日間にわたり開催され、会場 の外では、飲食のコーナーも設けられ、１ 日目は一般来場者向け、２日目は企業向け に イ ベ ン ト が 企 画 さ れ、 ２ 日 間 で、 約 16,000人の方が会場を訪れました。 （2014年12月号） （中央会ブース） 山口県の中小企業 10 お知らせ 株式会社黒磯製作所 黄綬褒章受章 おめでとうございます ︵日立笠戸協同組合 組合員︶ 橋 本 進 様 溶接・加工作業長 海峡ビューしものせき 卓越した技能者︵現代の名工︶受賞 おめでとうございます ︵下関旅館ホテル協同組合 組合員︶ 藤 原 康 孝 様 日本料理調理人 県選奨受賞 おめでとうございます ︻保健衛生・環境功労︼ 宮 川 力 様 山口県旅館ホテル生活衛生同業組合 理事長 山口県の最低賃金が改正されました 必ずチェック最低賃金！使用者も！労働者も 最低賃金の名称 山口県最低賃金 最低賃金の名称 特定︵産業別︶最低賃金 鉄鋼業、 非鉄金属製錬・精製業、 非鉄金属・同合金圧延業、 非鉄金属素形材製造業 電子部品・デバイス・ 電子回路、電気機械器具、 情報通信機械器具製造業 最低賃金額 効 力 発生の日 １時間 715円 最低賃金額 効 力 発生の日 １時間 850円 776円 輸 送 用 機 械 器 具 製 造 業 822円 百貨店、総合スーパー 737円 11 山口県の中小企業 26.10.1 ○山口県最低賃金は、山口県内の事業場で働くすべての労働者に適 用されます。 ○下記の産業で働く労働者にはそれぞれの特定（産業別）最低賃金 が適用されます。 特定（産業別）最低賃金から適用除外され、 山口県最低賃金が適用されるもの 適用除外業種 ○高炉による製鉄業 ○非鉄金属素形材製造業のうちの非鉄金属鍛造品製造業 ○自動車用ワイヤハーネス製造業 ○民生用電気機械器具製造業 26.12.15 ○医療用計測器製造業（ただし、心電計製造業は同左の特定（産業別） 最低賃金の適用があります。） ○航空機・同附属品製造業 ○産業用運搬車両・同部分品・附属品製造業 ○その他の輸送用機械器具製造業（ただし、自転車・同部分品製造 業は同左の特定（産業別）最低賃金の適用があります。） （2014年12月号） 今月の さわやかレター 2014 Dec 協同組合田布施地域交流館のみなさん 組合のサブマネージャーとして、頑張っておられる久保満枝さん（後列： 右端）に話を伺いました。 趣味をお聞きしたところ、「ドライブと旅行」。最近では、９月に黒部・ 立山、11月には、久住・阿蘇に行かれたそうです。 好きな言葉は、「一生懸命」と「一期一会」。田布施地域交流館で働いて、 尊敬する守田理事長、明るく元気なスタッフ、前向きな組合員の方々に出 会って日々勉強中ですとのこと。 お客様に新鮮で美味しい手作りの田布施産品をたくさん買っていただけ るように野菜の研修会や従業員のための研修会を積極的に行い、更なるレ ベルアップをいつも心がけています。 組合のPRをお願いしたところ、「「安全・安心」な新鮮野菜、ピチピチの 取れたての鮮魚、全て手作りのお弁当、米粉パンのお菓子等田布施の特産 品の盛りだくさんの直売所です。是非、お越しください。」と笑顔で答えて いただきました。 表紙写真 2014年トップセミナー （山口市湯田温泉「ホテルかめ福」） 編集・発行 山口県中小企業団体中央会 〒753-0074 山口市中央４丁目５番16号 山口県商工会館６階 ☎ 083-922-2606 Fax 083-925-1860 http://axis.or.jp/ 印刷製本 株式会社 桜プリント社