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ANNUAL REPORT 2014 全文 (PDF:6.2MB/48頁)

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ANNUAL REPORT 2014 全文 (PDF:6.2MB/48頁)
全国大学生協共済生活協同組合連合会
設立趣意書
C O N T E N T S
1. ごあいさつ…
………………………………………… 1
2. 学生総合共済とは…
3. 学生総合共済・大学生協の保障制度のあゆみ…
4. 学生総合共済・学生賠償責任保険・
………………………………… 2
… 3
5. 学生自身が仲間どうしで
たすけあいの輪を広げています… ………………… 5
6. 1年間の学生総合共済の共済金の支払状況…
7. 病気に関する共済金の支払…
8. 事故・ケガに関する共済金の支払…
9. 加入者・父母・扶養者の死亡に関する
安全に大学生活をおくることができるように」
、
「もし
ものときは、経済的にも精神的にも支援ができるよう
に」
「給付を受けた人も、受けなかった人も、共済の
活動を通じて“たすけあいのこころ”を実感し社会に
扶養者死亡保障保険の保障概要… ………………… 4
大学生協の学生総合共済は、
「学生みんなが健康で
…… 6
……………………… 7
……………… 8
共済金の支払… ……………………………………… 9
10. 火災・借家人賠償・盗難に関する
共済金の支払… ……………………………………… 10
11. 1年間の学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険・
学業継続費用保険の支払状況… …………………… 11
巣立ってほしい」
「人の気持ちを思いやれる人間になっ
てほしい」という、全国の学生組合員や保護者、生協
の役職員の想いが形となり、1981年にスタートしまし
た。
創設当初の加入者は約3万人で保障内容も限られた
ものでしたが、給付を受けた学生からの「たすけあい
アンケート」等をもとに制度改善を重ねてきました。
現在の加入者は65万人を超え、全国の仲間からのお見
舞いの気持ちである給付を受けた学生は、発足から延
べ60万人となり、
大きな“たすけあい”の制度に成長し、
創立時の理念は今も大切に引き継がれています。
わたしたちは、大きく変わる情勢の中で、学生組合
員を中心にして、共済制度の充実・たすけあい活動・
啓発活動に今まで以上に積極的に取り組み、この大切
な事業を守り育てることをあらためて決意します。そ
して、2008年4月に施行された消費生活協同組合法の
12. 学生の健康に関する
もとで、これまで行ってきた共済活動を継承し発展さ
せ、あらたに全国大学生協共済生活協同組合連合会を
悩みや不安にこたえて… …………………… 12〜13
13. 扶養者を亡くした学生への援助
大学生協の「勉学援助制度」
………………… 14〜15
14.「健康・安全&事故防止」のとりくみ… …… 16〜17
15.「たすけあいアンケート」より……………… 18〜19
16. 学生総合共済事業状況… …………………………… 20
17. 大学関係者からのおすすめの言葉… ……………… 21
18. コンプライアンス・リスク管理… ………………… 22
19. 2014年度業務及び 財産の状況に関する説明書… ……………… 23〜45
設立します。ここに全国の大学生協に全国大学生協共
済生活協同組合連合会の設立への賛同と結集、出資を
呼びかけます。
わたしたちは、共済活動の4つの柱「加入」
「予防・
提案」
「給付」
「報告」を大切に、この“たすけあい”
の輪を広げていきます。すべての学生に加入を呼びか
け、学生の声をもとに病気や事故の実態を分析しなが
ら保障内容の改善、充実をすすめます。また、病気や
事故にあわないように日常的に予防活動や啓蒙活動に
取り組み、学生組合員や保護者の期待に応えられる制
度をつくりあげていきます。
わたしたちは、人間のいのちと尊厳をなによりも大
切にし、これまでつくりあげてきた共済事業、そして
これからつくりあげてゆく共済事業が、組合員の生活
本誌は、消費生活協同組合法第53条の2にもとづく、
全国大学生協共済生活協同組合連合会のディスクロー
ジャー資料です。
尚、本誌記載事項に修正が生じた場合は、当会ホーム
ページに修正後の資料を掲載します。
に支援しつづけ、大学と大学生協全体の発展に寄与し、
豊かな社会づくりに貢献することを目指します。
2010年6月7日
共済連合会設立発起人会
1
ごあいさつ
私たちの合言葉は、
“一人は万人のために 万人は一人のために”
私たちの先輩たちが苦労して築き上げてきた大学生協の学生総合共済は、1981年に創立し、今年34年目
を迎えました。
また、生協法の改正に伴い、大学生協共済連が全国大学生協連から分離し、共済契約を引継ぎ、事業開
始してから4年が経過し、順調に事業を推進しております。これもひとえに学生、教職員の皆様および大学・
生協関係者のご協力の賜物です。この場をお借りして、皆様のご尽力に深く敬意を表し、感謝申し上げます。
学生総合共済およびあわせて提案しております学生賠償責任保険、扶養者死亡保障保険、学業継続費用
保険は、学生生活で想定されるさまざまなリスクに対応できるよう改善を積み重ねてまいりました。もちろ
ん学生生活において、病気や事故にならないに越したことはありません。しかし、大学生の行動はますます
全国大学生協共済生活協同組合連合会
広がっており、避けられないアクシデントに遭うことも少なくありません。文明の進歩とともに生活上のリ
会長理事
スクも増加しており、学生にとって扶養者に何かあった場合のリスクも加わります。
自然災害、病気、事故という不慮の出来事が生じた時、個々の人間だけではどうにも対処できないことも
ありえます。長い歴史の中から、人々はこういう時にたすけあうことを学びました。
(北海道大学名誉教授)
2011年3月に起きた東日本大震災では、何百年に一度起きるかどうかの大規模災害がありうること、その
ことを伝え続けなければならないことを私たちはいやおうなく再認識しました。同時に、そうした時に、現代では孤立しがちな者どうし
がたすけあっていくことの大切さをも教えられたと思います。
学生総合共済では、この震災に対して、生命共済は、地震・津波による学生本人のケガや死亡および父母の方の死亡に対して共済金を
おくることができました。
また、大学生協連では、この大震災に際して、全国の大学生協どうしのたすけあいによって、救援活動を行い、新学期用品の不足を補
い合いました。被災地域への支援は、長期的な視点での支援が必要といえます。
また、被災した学生組合員に対して、実家が全壊した方、父母が亡くなられた方、さらに地震・津波に関連した原子力災害で避難を余
儀なくされた方あわせて1,900名以上の方々へ、お見舞金を全国の組合員の募金により、おおくりしました。ささやかなお見舞金ですが、
受け取られた学生のみなさんから感謝と励ましを受けたという多くの声がよせられ、経済的だけでなく精神的にもたすけあうことの必要
性をあらためて実感することができました。
共済の仕組みはきわめてシンプルですが、孤立化する現代社会へのアンチテーゼでもあります。共済事業はたすけあい、自分を含めた
“みんな”のための事業です。多くの加入者があればそれだけ事業は安定し、効率化し、より充実した制度へ改善が可能となります。だ
から私たちの合言葉は、
“一人は万人のために 万人は一人のために”です。多くの学生諸君に加入していただき、迅速・親切で加入者
により満足していただける制度、サービスの充実に努めていきたいと考えております。
引き続き学生、教職員、大学関係者をはじめ、広く学内外のみなさまからのご支援、ご協力をお願い申し上げます。
ごあいさつ 1
濱田 康行
全国大学生活協同組合連合会
学生委員長
中村 洋平
(奈良教育大学 卒業)
2014年度の新学期時期の加入活動は数値には繋がりきらなかったものの、着実に前進・発展しました。学生・
住まい担当などを含めて共済加入に関わる全員で意思統一したこと、加入案内冊子や申し込み用紙を新入生・保護者
の立場に立って改善したことにより、より多くの新入生や保護者へ大学生協と共済について知らせることが出来ました。
また、
2014年度は共済に関する日常的な取り組みも前進しました。共済に関する活動専用の掲示板「給付ボード」
の作成に取り組む学生委員会の数が増えるだけでなく、給付事例学習会と連動して継続的に取り組むケースも増加し
ています。
自転車事故防止活動や急性アルコール中毒による事故防止の啓発など、学生生活の中で不測の事態に遭遇しない学
生を育む取り組みも活発になってきています。
大学生協の共済の活動は、学生委員会・新入生サポートセンターのアドバイザーを中心に学生が活躍しています。
共済事業は、自分を含めたみんなへの想いやりを形にした事業です。加入者の声を大事にし、少しでも多くの学生の
学業継続を支えられるようになることが共済活動の使命です。各大学生協が一丸となって、関わる全ての人で共済の
活動をすすめ、大学生協の学生総合共済を広げていきましょう。
全国大学生協共済生活協同組合連合会 概要
■名称
全国大学生協共済生活協同組合連合会
(略称:大学生協共済連)
■代表
会長理事 濱田 康行
(はまだ やすゆき)
専務理事 毎田 伸一
(まいた しんいち)
■会員数
219会員(2014年9月30日現在)
内訳 203大学生協、6インターカレッジ
コープ、9事業連合、1連合会
■設立
2010年6月7日 創立総会
2010年6月22日登記完了
2010年10月1日事業開始
■機関
最高議決機関 総会
理事(2014年12月総会終了まで15人)
監事(2014年12月総会終了まで4人)
■会員組合員数
1,542,373人(2014年9月現在)
■会員から大学生協共済連への出資金額
54億6,960万円
(2014年度)
■経常収益(共済掛金等) 88億7,376万円
(2014年度)
■事業年度
10月1日~翌年9月30日
■関連会社
㈱大学生協保険サービス
大学生協高円寺会館 建物概要
住 所 東京都杉並区高円寺南1丁目12番4号
敷地面積 460.83㎡(139.39坪)
建物規模 鉄骨造 3階建
延床面積 902.34㎡
2014 ANNUAL REPORT
1
2
学生総合共済とは
学生総合共済は学生どうしのたすけあいを制度化したものです。
学生総合共済は、困ったときにお見舞をおくることを目的とし
てはじまった、学生どうしのたすけあいの制度です。全国の加入
者が掛金を出し合って協同の財産を準備し、加入者のケガ・病気・
事故や父母扶養者の万が一の際に、その財産から共済金を支払う
ことによって、加入者の経済的な損失を補い、生活の安定をはか
るしくみです。
学生総合共済は、「みんなが健康に安全に大学生活をおくるこ
とができるように。万が一の時に経済的にも精神的にも支援がで
きるように。そしてなによりも、共済金の支払を受けた人も受け
なかった人も、生協の共済を通じて “たすけあいのこころ” を実
※学生総合共済は、全国大学生協共済生活協同組合連合会(略称・
大学生協共済連)が、厚生労働大臣の認可のもとに、学生総合共
済の元受団体として実施しています。全国の大学生協は、大学生
協共済連と業務委託契約を結び、受託事業として共済事業を行っ
ています。
学生総合共済には「生命共済」と「火災共済」の2つの共済が
あります。
学生総合共済の特長
●大学生協の保障制度
学生総合共済を中心に、共済と保険の長所を組み合わせることにより
学生生活に必要な保障を、少ない掛金・保険料で実現しています。
保険
る す ) 保障 )
す保 険 でなどの費用障保険
険
保
済
ラグビーの
試合中
足首を
捻挫した
学生を取り巻く
様々なリスク
本人が
亡くなった
自
自分
アルバイト中
ケガをした
空巣が入り、
家財を
盗まれた
※自
宅外
生の
共済
任
共
のもしも
養者
生命
す
で
済
お
共
て
は
つ
せ
の2
水もれを
おこし、
大家さんから
賠償を
求められた
災
一人暮らしをする学生の借家人賠償責
任や家財の火災・盗難などを保障
海外旅行先で
病気に
かかった
身
の
リス
ク
火災共済
扶養者事
死亡特約故
扶養者が
不慮の事故で
亡くなった
扶
への賠償
学 生 本 人 の 病 気やケガで の 入 院や 手
術などを保障
自転車
事故で
他人にケガを
負わせた
償責
生命共済
保
死亡
扶
火
学 生 生 活 共 済 と 保 険で
丸 ごとカバーします
(生命共済・火災共済)
料
すは な (授 者
養
業
他者
学生総合共済
めく
あわ
生命共済、火災共済を中心に必要な保障を
保険も活用して総合的に提案しています。
(こ
●大学生協の保障制度
学生賠
学生総合共済とは
2
感して社会に巣立って欲しい。他人の気持ちを思いやれる人間に
なってほしい。」、このような想いから1981年にスタートし、現在、
たすけあいの輪は209大学生協・66.9万人まで広がっています。
イッキ飲みを
してしまい、
急性アルコール
中毒で入院した
み
学 生
総 合 共 済
学生賠償責任保険
正課中および日常生活における賠償事故
に備えた保 障 。国 内 の 賠 償 事 故は名 誉 毀
損事故等を除いて示談交渉サービス付き
総加入者数(人)
共済金の
(件)
支払件数
総加入者数
共済金の
(万円)
支払金額
扶養者死亡保障保険
30,287
50,795
259
586
77,644 135,390 195,321 237,176 265,176 319,011 399,180 480,740 537,288 588,827 628,100 647,798
2,002
2,569
5,956
7,754
9,683
12,182
14,402
1,000
3,540
19,197
25,518
50,042
66,302
71,826
92,888
102,613 125,795 161,004 202,592 209,392 237,675
16,854
21,058
23,297
24,429
27,929
開始
勉学援助制度の
実現
保障種目の充実
スポーツ施設の
利用開始
モーターサイクル
2014 ANNUAL REPORT
事故不担保
特約の開始
2
事故通院などの
保障実現
※学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険・学業継続費用保
険は、全国大学生協共済生活協同組合連合会が保険契約者と
なり共栄火災海上保険株式会社と締結する団体契約です。
病気 事・故入院の
保障を改善
扶 養 者 が 病 気 や ケ ガ で 仕 事 が で き なく
なったときの所得を保障
病気入院保障の
改善
学業継続費用保険
1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994
学生総合共済
開始
扶 養 者が病 気や事 故で亡くなられた後に
発生し、負担された学資費用を保障
3
学生総合共済・大学生協の保障制度のあゆみ
組合員の声をもとに制度を充実してきました。
制度改善のあゆみ
保険の共同購入を開始
1984
1985
新共済の討議開始
■共済事業を始めることを前提に学生のための保険の共同購入を開始
学生総合共済を開始
■7日以上の入院につき病気は1日目から750円、事故は1,000円保障
病気入院保障の改善
■入院日額の保障を750円から1,000円に改善
病気・事故入院保障を改善
■1口当たり1日目から2,000円保障(2口まで加入可)
卒業までの一括加入を開始
■共済事業第1次中期計画策定
■剰余金の割り戻しの実施
■健康保険法の改正による入院看護保障特約のとりやめ
1999
2000
■学生総合共済とあわせて、日常生活中や正課の講義・行事・実
習中での賠償事故を保障する学生賠償責任保険の推進が可能に
■加入者の自己申告による給付を、通院20日未満、入通院10日
未満の事故通院で開始
■「21世紀をめざして大学生協共済の推進計画」
(第4次共済中期計画)を策定
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
■学生生活を総合的に保障する新共済制度の討議を開始
事故通院などの保障実現
■事故通院・入院看護費用の保障、火災・借家人賠償責任の保障、扶養者事
故死亡の保障を開始。バイク事故急増のため卒業までの一括加入を中断
■第1回バイク事故防止活動交流会を開催
■全加入者向けに共済事業の報告を行う「共済からのお知らせ」の送付を開始
1986
1987
1988
1989
1990
1997
1998
バイク事故防止提案活動の開始
■バイク事故の保障について検討を開始
モーターサイクル事故不担保特約の開始
■後遺障害保障の改善実施。卒業までの一括加入を再開
■学生にむけて生活提案誌「共済メイト」を発行
■共済事業第2次中期計画を策定
■制度改善にむけて組合員討議をすすめる
■学生の福祉制度等の調査のために西ドイツのSTUDENTENWERKを訪問
■加入者の健康増進のためにスポーツ施設との法人契約を開始
法人会員利用料金でエグザス等のスポーツ施設が利用できるようになる
火災共済の借家人賠償責任保障の保障最高額を
700万円から1,000万円に増額し、自己負担額
(免責)を1万円から5千円に改善
■たすけあいビジョン(第5次中期計画の論議)の検討開始
盗難被害に対する保障を検討
■「共済事業第5次中期計画」策定
盗難保障付火災共済開始
■共済制度改善の討議
新入生対象に夏の「給付申請の呼びかけ」送付
■学生賠償責任保険の制度改定及び扶養者病気死亡保障保険の取
り扱い開始
全国を結ぶ共済新システムスタート
■学生賠償責任保険及び扶養者死亡保障保険の改定
新共済制度全国討議。全国で統一したおすすめ型へ
病気事故入院日額1万円、事故通院日額2,000円、後遺障害最大
で600万円に保障を充実し、1年を単位とする短期共済へ
新共済制度、厚生労働大臣より認可(9月)
■加入者の扶養者に対するアンケート調査を実施
10月より募集、2009年1月より保障開始
1991
保障種目の充実
1992
1993
1994
1995
1996
扶養者を病気で亡くした学生のための
勉学援助制度が実現
■ギプス等固定期間の保障、入院手術保障を新設、父母死亡見舞
金を病気その他へも拡大。扶養者事故死亡学業費用および火災・
借家人賠償責任の保障金額を増額
■共済事業第3次中期計画を策定
■申請書類の基準を変更して加入者の負担を軽減
■新共済制度の討議を開始
■学生生活無料健康相談テレホンを10月より24時間365日に
サービス拡充。こころの健康相談テレホンも開始
■入学前火災事故見舞金制度の開始
2010
2011
2012
全国大学生協共済生活協同組合連合会設立
8月、高円寺会館移転。10月より事業開始
■学生賠償責任保険の改定
2013
2014
経験料率の採用で保障の改善と掛金引き下げ
■病気の後遺障害の新設、入院日額、後遺障害保障、扶養者事故
死亡学業費用、父母死亡見舞金の増額をはじめ保障を充実
■扶養者死亡保障保険の改定
■異常災害見舞金制度の開始
■入学前火災事故見舞金制度の改定
共済制度改善の討議
新共済制度、厚生労働大臣より認可(7月)
■学生賠償責任保険、扶養者死亡保障保険の改定
共済金の支払金額
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
669,532
大学生協共済連
事業開始
2003 2004
新共済スタート
2002
盗難保障付
火災共済開始
火災共済の
保障内容の改善
学生生活無料健康
新共済スタート
相談テレホンを
開始
1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001
2009
「共済事業第6次中期計画」策定
学生生活無料健康相談テレホンを11月より開始
共済金の支払件数
3
学生総合共済・大学生協の保障制度のあゆみ 1980
1981
1982
1983
663,346
674,165
691,211
700,491
702,960
700,685
690,324
682,711
682,765
690,025
690,816
683,497
670,004
652,197
642,436
644,425 645,
120
646,012
659,066
27,922
28,853
29,554
30,407
28,950
29,181
28,549
27,387
28,076
26,931
26,985
35,917
34,660
32,834
31,413
36,884
39,125
41,476
42,266
41,546
237,320 280,556 311,971 313,178 299,926 297,042 290,251 277,359 264,831
247,198
256,961
253,648
239,456
224,597
218,875
236,392 273,947
301,217
328,055
322,762
※共済金の支払件数及び共済金の支払金額は、共済年度である4月∼翌年3月のもの。
(総加入者数は各年度の9月末の共済加入者数(生命共済加入者数+火災共済のみ加入者数))
※2006年度以降の共済金の支払件数は、今までの共済金の支払人数から共済金の支払事由別件数になっています。
2014 ANNUAL REPORT
3
4
学生総合共済・学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険の保障概要
(大学生協の学生組合員のみ加入できます。)
学生総合共済の保障内容
生命共済
保障種目
火災共済
GF型
RF型
KT型
自宅や持家から通学される方はご加入できません。
病気入院
日額
10,000円
日額
2,500円
事故入院
日額
10,000円
日額
2,500円
事故通院
日額 2,000円
日額
1,000円
(1日目から200日まで)
4
(1日目から200日まで)
学生総合共済・学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険の保障概要
(入院・通院合わせて5日以上の場合1日目から90日まで)
ギプス等固定具使用期間
2日で2,000円
(入院日を除いた固定具使用期間2日を通院1日とみなします)
手術費用
1回につき
5万円
2日で1,000円
1回につき
1万円
事故による後遺障害
600万円〜12万円
150万円〜3万円
病気による後遺障害
600万円〜540万円
150万円〜135万円
病気・事故による死亡
200万円
50万円
その他の死亡
100万円
25万円
父母扶養者死亡特約
10万円
10万円
扶養者事故死亡特約
卒業予定年の
満期日まで毎月 10万円
卒業予定年の
満期日まで毎月 10万円
(1級〜14級)
重度の場合(1級〜3級)
(病気・事故以外の原因による死亡)
(病気・事故を問わず保障)
(事故による死亡のみ保障)
家財の保障
200万円まで
火災・水ぬれ・風水害など
で加入者の持ち物が損害を
受けた場合保障します。
臨時費用見舞金(全焼・全壊のとき)
10万円
借家人賠償責任保障
賠償額が5,000円を
超える場合
1,000万円まで
(ただし5,000円は自己負担)
加入者の過失により火災や水もれ事故を起こし、
大家(貸主)
から損害賠償を請求された場合の保障です。
借用戸室での盗難保障
盗難家財
30万円まで
盗難現金
5万円まで
盗難借用戸室
修理費用
10万円まで
(ただし5,000円は自己負担)
※大学生協の学生総合共済には、バイクや自動車事故による対人・対物の賠償や車両に対する保障はありません。
元受団体:全国大学生協共済生活協同組合連合会
学生賠償責任保険および扶養者死亡保障保険は、全国大学生協共済生活協同組合連合会が保険契約者となり、その会員である大学生協の組合員を被保険者として、共栄火災海上保険株式会社と締結する
団体契約です。
学生賠償責任保険(14H)の保障内容
他人に対する
賠償責任 最高1事故1億円まで
(国内のみ)
日常生活における賠償事故 示談交渉サービス付き
●自転車で相手の車をキズつけた。
●下宿で水もれを起こして階下の人の家財に損害を与えた。
正課の講義・行事・実習における賠償事故
●実験・実習中に他人にケガをさせた。
●臨床実習中に誤って、自分の手に患者に使用した注射針を刺した。
10万円を法定相続人にお支払いします。
*ケガにより学生本人が亡くなられた場合、
ご注意ください
下記のような場合、
保険金は支払われません。
・自動車・バイク
(原付を含む)
による第三者への賠償責任
・スポーツ
(通常のルールの範囲)
における参加者間の賠償責任
(法律上の賠償責任自体が発生しない場合)
・
・など
・大学の管理責任下での賠償責任(法律上、学生個人に責任がない場合)・
●引受保険会社:共栄火災海上保険㈱(幹事保険会社)、三井住友海上火災保険㈱
●取扱代理店:㈱大学生協保険サービス
※保障内容は2015年1月時点のものです。
4
2014 ANNUAL REPORT
扶養者死亡保障保険(14W)の保障内容
扶養者の方が病気や事故により亡くなられた後に発生し、
負担された学資費用を保障します。
※事故で重度後遺障害を被った場合も含みます。
実際に負担された学資費用を
(1口加入の場合)
38.7万円まで保障
1年間最高
●扶養者の方がお亡くなりになられた場合は、
お亡くなりになられた日の翌日以降、
卒業までの学資費用について、
毎年度1口38.7万円を上限に保障します。
*最高9口まで加入できます。
<学資費用とは>
●在学期間中に大学に納付する授業料、
実験・実習費など
●大学の講義に必須である教科書、
教材などの購入費用
*ケガにより学生本人が亡くなられた場合、
10万円を法定相続人にお支払いします。
ご注意ください
下記のような場合、
保険金は支払われません。
・保障開始前に既に負担していた
(払込が終了した)
学資費用
・扶養者が病気、
事故で亡くなられる前に既に負担されていた学資費用
・扶養者が保険期間前に発病した病気や事故により亡くなられた場合 ・
・
・など
●引受保険会社:共栄火災海上保険㈱(幹事保険会社)、損保ジャパン日本興亜㈱、東京海上日動火災保険㈱
●取扱代理店:㈱大学生協保険サービス
5
学生自身が仲間どうしでたすけあいの輪を広げています
共済加入と給付を推進する活動
■学生総合共済への新規加入と大学院進学の方へ
の継続加入の案内
大学生協のあるキャンパスのすべての学生・院生・留学生を
対象に学生総合共済への加入をおすすめしています。生協のな
い他大学から編入や進学された方には、生協加入の際に学生総
合共済への加入をおすすめしています。
ムページなどで健康・安全や事故防止の情報をお知らせするこ
とで、共済に加入していることを確認していただき、万が一の
際には共済金を請求するよう呼びかけています。
5
学生自身が仲間どうしでたすけあいの輪を広げています
特に、近年、大学院への進学者は増加傾向にあり、学部から
大学院へ進学をする際に、引き続き共済への加入を続けてもら
う取り組みとして継続加入案内を毎年行っています。
また留学生に対しても、万が一に備えて安心して学生生活が
送れるよう、英語表記のパンフレットを作成し、大学関係者の
協力を得ながら学生総合共済への加入をおすすめしています。
■共済金の申請忘れをなくす呼びかけ
共済に加入していても、病気やケガなど、どういう時に共済
金を請求できるかを知らず、または申請手続きの方法がわから
ないために請求していないということを無くすとりくみを進め
ています。
たとえば、実際の給付事例を紹介するポスターを作成し、学
生が多く集まる食堂などに設置している『給付ボード』(給付
の事例、給付を受けた学生の声および予防提案などを知らせる
専用の掲示板)に掲示したり、『共済ニュース』などを組合員
に配布するなどで、一人でも多くの人に「たすけあい」の想い
を伝え広めています。
また、自身が共済に加入していることを知らない学生に対し
ては、「共済カード」を手渡したり、ポスターやチラシ、ホー
2014年度版
学生総合共済パンフ
2014年度版
留学生用パンフ
自転車事故防止
パンフレット
加入推進ポスター
共済活動の4本柱 ~加入・給付・報告・予防提案の4つのとりくみが学生生活を支える~
年間を通じて「学生
どうしのたすけあい」
を広げる活動です。病
気やケガなどの「もし
もの時」のための備え
の必要性、たすけあい
の大切さと共済の良さ
を伝えるなど、共済へ
の加入を推進し、たす
けあう仲間を増やして
います。
たすけあう仲間を
増やすための活動。
加入
共済金を適切に遅滞なく支払います。また、共
済金の請求忘れがないか、広く呼びかけています。
さらに、給付事例や受給者の声を分析し、学生が
どのようなときに困って、共済がどのように役に立っ
たのかなどを学び、制度改善に反映させています。
給付
新学期特設加入窓口
給付事例を分析して組
合員の実態を知る活動。
個人情報は守られています。
給付事例学習会
4本柱のつながり
加入・給付・報告・予防提案はそれぞれつながりがあります。
4つの柱が結び付き合って、共済は成り立っています。
組 合 員・ 大 学 に 共 済
について伝える活動。
給付ボード
報告
学生や大学に、
「給付ボード」や各種報
告書などを通して、加入状況や給付実績、
特徴的な事例などを報告し、身近な学生生
活の危険や共済の価値や学生にとって共済が身近な存在で
あることを伝えています。
※「給付ボード」とは、自分の大学の給付状況や病気・事
故の予防に関する情報などを掲載する共済専用の掲示板の
ことで、学生が多く集まる店舗前などに設置しています。
予防
提案
ケガや病気を未然に防
ぐ提案活動。
病気やケガをすることなく学生生活を送るこ
とが一番です。給付の活動と関連して、過去の
事例や最新の病気やケガなどの傾向を分析し、
自転車事故や飲酒事故の防止活動、健康チェッ
ク、食生活相談など、全国のキャンパスで様々
な予防提案活動が行われています。
健康チェック
2014 ANNUAL REPORT
5
6
1年間の学生総合共済の共済金の支払状況
(2013年10月~2014年9月)
●全国約65万人の加入者のおかげで、今年も41,546件、約32億2,762万円のお見舞金※(共済金)をおくることができ
事故通院
事故通院
(固定期間含む)
(固定期間含む)
ました。病気や事故、扶養者の死亡などで体も心も傷ついた全国の仲間へ、お見舞金(共済金)とともに、
「たすけあい」
病気手術
8億3065万円
病気手術
8億3065万円
の気持ちがおくられました。
病気入院
病気入院
2億438万円
2億438万円
7,477件
7,477件
※共済金をお支払いすることを、お見舞の気持ちを込めて、このように表現しています。
事故入院
事故入院
3億7672万円
3億7672万円
1年間で
約32億2,762万円、
41,546件の
支払がありました。
1年間の学生総合共済の共済金の支払状況
6
共済金の支払件数
共済金の支払金額
41,546件
事故後遺障害
事故後遺障害 117件
117件
32億2,762万円
盗難
(家財)
盗難
(家財)61件
61件
扶養者事故死亡
扶養者事故死亡 136件
136件
盗難
(現金)
盗難
(現金)52件
52件
本人死亡
本人死亡 141件
141件
盗難
(修理)
50件
盗難
(修理)
50件
火災
(家財)
火災
(家財)161件
161件
火災
(臨時費用)
火災
(臨時費用)8件
8件
借家人賠償
借家人賠償 430件
430件
病気後遺障害
病気後遺障害 6件
6件
父母扶養者死亡
父母扶養者死亡 1,307件
1,307件
病気後遺障害
病気後遺障害 3340万円
3340万円
火災
(家財)
火災
(家財)3547万円
3547万円
事故後遺障害
事故後遺障害 1億210万円
1億210万円
借家人賠償
借家人賠償 1億1007万円
1億1007万円
盗難
(家財)
盗難
(家財)521万円
521万円
盗難
(現金)
盗難
(現金)153万円
153万円
盗難
(修理)
盗難
(修理)126万円
126万円
火災
(臨時費用)
火災
(臨時費用)80万円
80万円
事故手術
事故手術
1億2819万円
1億2819万円
事故手術
事故手術 2,391件
2,391件
父母扶養者死亡
父母扶養者死亡
1億3070万円
1億3070万円
扶養者事故死亡
扶養者事故死亡
1億6247万円
1億6247万円
事故入院
事故入院
2,913件
2,913件
病気手術
病気手術
3,872件
3,872件
病気入院
病気入院
7,477件
7,477件
事故通院
事故通院
(固定期間含む)
(固定期間含む)
22,424件
22,424件
病気入院
病気入院
9億768万円
9億768万円
本人死亡
本人死亡
1億9700万円
1億9700万円
病気手術
病気手術
2億438万円
2億438万円
事故入院
事故入院
3億7672万円
3億7672万円
事故通院
事故通院
(固定期間含む)
(固定期間含む)
8億3065万円
8億3065万円
※6~10ページの共済金の支払状況のグラフ(件数および金額)は、共済金の支払データをもとに作成したものです。
6
2014 ANNUAL REPORT
7
病気に関する共済金の支払
(2013年10月~2014年9月)
病気による入院・手術の共済金の支払件数(11,349件)
急性アルコール中毒 84件
妊娠障害 36件
免疫・代謝障害 89件
血液・造血器の疾患 23件
損傷・中毒 102件
(病気入院7,477件、病気手術3,872件)
その他 6件
みなし病気 3件
症状・徴候・診断名不明 159件
消化器系の病気
周産期 1件
先天異常 197件
急性虫垂炎、親知らずの抜歯、胃腸炎など
皮膚・皮下組織の疾患 301件
精神障害 334件
呼吸器系の病気
消化器系の疾患
3,202件
感染症 506件
7
病気に関する共済金の支払 循環器系の疾患 436件
自然気胸、扁桃炎(急性・慢性)、鼻中隔
弯曲症など
泌尿器・生殖器系の疾患
645件
腫瘍
筋肉・骨格・関節の疾患
739件
卵巣の良性新生物など
呼吸器系の疾患
2,410件
神経・感覚器の障害 784件
入院+手術の件数
腫瘍(新生物)1,292件
2014年度に多かった病気
1
自然気胸
11
急性扁桃炎
2
急性虫垂炎
12
痔核
3
歯の発育および萌出異常
13
椎間板障害
4
不正咬合、歯、顎、顔面の異常
14
腸の血行不全
5
慢性扁桃炎
15
皮膚の良性新生物
6
裂肛および痔瘻
16
伝染性単核球症
7
卵巣の良性新生物
17
特発性直腸結腸炎
8
胃腸炎
18
そけい<鼠径>ヘルニア
9
網膜剥離および欠損
19
肺炎
鼻中隔弯曲症
20
双極性障害
10
病気に関する共済金の内容・特徴
●加入者が病気を理由に入院、手術、後遺障害となった場合、入院は1
日目から200日まで、手術費用も保障します。後遺障害は1級から3
共済金の支払を受けた方の声
病気
級の重度障害について保障します。
●病気入院の要因としては、昨年同様に消化器系と呼吸器系の疾患で半
数近くをしめています。病気入院で一番多い「自然気胸」は急に肺に
穴があき息苦しくなる呼吸器系疾患です。
消化器系疾患では「急性虫垂炎」
「親知らずの抜歯」
「胃腸炎」が顕著です。
●急性腸炎/入院3日
30,000円 給付
入学から半年が過ぎ一人暮らしにも慣れてくる頃、簿記の試験直前であった為、
寝食が不規則になったことが主な原因とのこと。
わずか3日間の入院とはいうものの、突然の出費には困りました。今回、共済金
という助けが受けられ心より感謝しています。
●大学生活の中でのいろいろな環境の変化やストレスにより精神的な病
気での入院が増加しています。大学生協共済連では24時間、365日
利用可能な「学生生活無料健康相談テレホン」を設置し、臨床心理士
などのカウンセラーが対応するメンタルヘルス相談の取り組みを行っ
ています。
●「こころの健康相談(メンタルヘルス相談)」では、周囲とのコミュ
ニケーションが取れず思い悩む傾向が見られ、学年別では、1年生は
病気
●双極性障害/入院200日
2,000,000円給付
4回生在学中、過眠と全身倦怠感が悪化し、通学・勉学が全くできなくなり、将
来に対する強い不安を感じ、自殺願望も抱くようになった。
このような重大な病気で長期入院するとは思わなかった。かなりの出費となる中、
共済金をいただけることとなり、大変ありがたく思っています。
新しい環境への不適応、2年生・3年生は、将来の漠然とした不安、
4年生は、就職活動の焦燥感などの傾向が見られます。
2014 ANNUAL REPORT
7
8
事故・ケガに関する共済金の支払
(2013年10月~2014年9月)
事故による入院・通院・固定具・手術での共済金の支払件数(27,728件)
感染症(一種・二種・三種)21件
(事故入院2,913件、通院16,278件、
その他 4件
固定具6,146、手術2,391件)
日常生活中の
事故
3,103件
交通事故
5,121件
事故・ケガに関する共済金の支払
8 スポーツ事故
19,479件
事故による
入院+通院+手術(固定具含む)
● 2014年度 事故による入院・通院・手術事由上位件数
① スポーツ事故
……単位:件
② 交通事故
③ 日常生活中の事故
1
サッカー・フットサル
3,508
1
自転車運転中
1,807
1
アルバイト中、就業中の事故
343
2
アメリカンフットボール
2,422
2
原付(運転中)
1,297
2
通学中の事故
263
3
ラグビー
2,133
3
自動二輪(運転中)
1,109
3
実験中、授業中の事故
173
4
バスケットボール
1,809
4
自動車(運転中)
470
4
料理中、食事中の事故
130
5
バレーボール
992
5
自動車(同乗中)
293
5
国内旅行中の事故
77
事故による後遺障害の共済金の支払件数(117件)
原付(運転中)
26
球技
9
自動二輪(運転中)
21
自動車(運転中)
8
自転車運転中
20
歩行中
3
自動車(同乗中)
14
その他
16
事故に関する共済金の内容・特徴
●加入者がケガをして、入院・通院・固定具使用・手術・後遺
障害となった場合に保障します。入院は1日目から200日ま
で、通院は通院のみの日数または入院と通院の合計日数が5
日以上の場合1日目から90日まで保障します。ケガによるギ
プスなど固定具使用期間は、入院を除いた固定期間2日を通
院1日として保障します。後遺障害は1級から14級までの後
遺障害について保障します。
●事故の件数ではスポーツ事故が昨年同様約7割をしめていま
す。特にサッカー・フットサルのケガは近年の競技人口の増
加にともない年々増えています。競技前の準備運動やテーピ
ングで予防できることもありますので、運動部への予防提案
活動を行っていくことが重要です。
●交通事故では、自転車事故が昨年同様多いです。大学への通学手段と
して手軽に利用できる反面、危険も多く潜んでいます。通学に利用す
る自転車整備不良は、事故に直結します。各大学生協では安全に通学
していただくため、無料で点検会や安全マップの作成などを行い日常
的な点検活動や予防活動を行っています。近年では、学生賠償責任保
険による高額支払い事例も出てきており、安全教育として交通ルール
(道交法・条例・マナー)を知らせる活動も併せて行っています。
●日常生活中の事故ではアルバイト中の事故が増加していま
す。飲食店での火傷や切り傷、滑って床に転倒してケガをす
るケースが顕著です。
8
2014 ANNUAL REPORT
共済金の支払を受けた方の声
ケガ
フットサル
入院15日・手術1回・通院22日・固定期間80日
324,000円給付
体育館でフットサルの試合をしている時、前に飛び出してきた人を避けようとし
て膝をひねり左膝十字靭帯を断裂。
正直、共済に加入した時には自分がケガをするとは思っていませんでした。ケガ
をして大変なこともありましたが、共済のおかげで非常にたすかりました。ありが
とうございます。
ケガ
留学中
入院5日・手術1回・通院7日・固定期間10日
124,000円給付
留学中のサンタバーバラ(アメリカ)の街のお店で、ダンスをしていて、ガラス
の破片が落ちていることに気がつかず破片を踏んでしまった。靴は履いていたが、
ガラスの破片が左足の裏にささり、血が止まらず救急車で運ばれた。切傷の部分を
縫合したが、その後、第2指が動かず、再手術を日本でして、切れていた腱をつな
ぐことができた。
まさかこのようなケガをすると思っていなかった。留学の際、保険には入ってい
たが、実際手術・入院・車椅子・松葉杖の生活の中で、不自由なことが多々あり、
タクシーを使うことも多かったため、出費が重なり、共済金は非常に有難い。あり
がとうございました。
9
加入者・父母・扶養者の死亡に関する共済金の支払
(2013年10月~2014年9月)
加入者の死亡による共済金の支払(141人)
日常生活中の事故 8人
交通事故 11人
日常生活中の事故 8人
病気 37人
日常生活中の事故 8人
交通事故 11人
病気 37人
その他
85人
扶養者事故死亡特約による共済金の支払(136人)
スポーツ事故 11人
スポーツ事故 11人
交通事故 スポーツ事故 11人
54人
交通事故 54人
交通事故 54人
交通事故 29人
感染症
(一種・二種・三種)
2人
感染症
(一種・二種・三種)
2人
日常生活中
69人
感染症
(一種
・二種・三種)
2人
交通事故 29人
スポーツ事故 6人
交通事故 29人
扶養者の事故による死亡
学 生 総 合 共 済 で は 、 扶 養 者 の 方 が 事 故 で 亡 く な ら れ た 場
合、G F型 で は 卒 業 予 定 年 の 満 期 日 ま で 毎 月10万 円 の 共
済 金 を お 支 払 い す る 扶 養 者 事 故 死 亡 特 約 が あ り ま す 。学 生
が卒業まで安心して学業に専念できるように総合的に支
援する特約です。
日常生活中
69人
日常生活中
69人
日常生活中 40人
感染症
(一種・二種・三種)
1人
父母扶養者死亡特約による共済金の支払(1,307人)
スポーツ事故 6人
9
その他
85人
病気 37人
スポーツ事故 6人
学生が病気や不慮の事故によって亡くなられた場合、GF型加
入者には200万円の共済金をお支払いしています(病気や不慮
の事故以外の原因により亡くなられた場合は100万円)。
死亡原因では、残念なことにその半数以上がその他の死亡(自
死)によるものです。新学期活動を中心とした仲間作りの取り
組み、共済加入者への「学生生活無料健康相談テレホン」のメ
ンタルヘルス相談の活用をさらに呼びかけるとともに、大学の
学生課や保健管理センター、行政を含めた総合的な学生支援の
取り組みが重要です。
加入者・父母・扶養者の死亡に関する共済金の支払 交通事故 11人
その他
85人
本人の死亡
日常生活中 40人
感染症
(一種・二種・三種)
1人
日常生活中 40人
感染症
(一種・二種・三種)
1人
病気 1,231人
病気 1,231人
病気 1,231人
父母・扶養者の死亡
学生総合共済では、在学中に父母・扶養者の方が亡くなられ
た場合、病気・事故を問わず共済金としてGF型では10万円を
お支払いしています。そのほとんどが病気によるものです。
学生総合共済とあわせておすすめしている「扶養者死亡保障
保険」は、保険期間中に扶養者が病気や事故により亡くなられ
た後に発生し、負担された学資費用を保障します。
(支払い状況については11ページをご覧ください)
もう一つのたすけあいである「勉学援助制度」は大学生協の
学生組合員を対象にした制度で、経済的に学業を続けることが
困難な学生を緊急に援助し、学業継続に少しでも役立ててもら
おうというものです。財政を支えるために一人でも多くの方に
寄付を募っています。
(勉学援助金の給付状況や制度への寄付の状況については14
ページをご覧ください)
2014 ANNUAL REPORT
9
10 火災・借家人賠償・盗難に関する共済金の支払
(2013年10月~2014年9月)
火災(水もれ・風水害)
・借家人賠償・盗難の共済金の支払件数(762件)
●火災共済は、下宿・アパート・寮などで一人暮らしをする学生の火災、水
もれ、風水害などによる家財の保障と盗難保障に加えて借家人賠償責任保
障もついた幅広い保障です。
盗難保障
163件
火災共済の支払件数の6割弱を占める借家人賠償責任保障は、加入者の過失
により火災、水もれ、破裂爆発を起こし貸主から損害賠償を請求された場
合の保障です。その原因の多くは給排水設備からの水もれが多いです。寒
冷地を中心とした凍結破裂事故の予防提案として大学の校内で予防ツール
借家人賠償
責任保障
430件
火災(家財)保障
161件
(チラシ・三角ポップ)などを活用した活動を行っています。外出前の点検
を呼びかけ、事故を予防していくことが必要です。
●盗難においては、窓壊しが多く凶悪化しています。未施錠被害は外出時に
気をつければ防げるものであり、水もれとあわせての注意喚起が必要です。
※他「臨時費用」8件
借家人賠償責任保障
火災(家財)保障
未旋錠
窓壊し 件
件
59
5
ストーカー
5
ドア壊し 件
強盗 件
11
件
13
その他
1
件
1
ピッキング 件
2
件
1
爆発
7
その他︵自己過失︶ 件
件
28
水もれ 件
失火
1
69
件
件
不明 件
爆発
1
凍結による破裂
件
7
盗難保障
181
その他︵外的要因︶ 件
落雷
11
211
凍結による破裂 件
件
17
給排水器具からの水もれ 件
失火
19
給排水器具からの水もれ 件
28
件
36
類焼
件
40
水ぬれ 件
台風・風水害
火災・借家人賠償・盗難に関する共済金の支払
10
共済金の支払事例
水もれ
洗濯機のホースが外れ水もれ事故/借家人賠償
156,818円給付
盗難/現金保障
50,000円給付
洗濯機のホースが外れているのを知らずに外出して洗濯機を使用してしまい、下
の部屋に水が落ちて、天井・壁・床・カーペットを汚してしまった。
自分にこのようなことが起きるとは思っていなかったので、今回共済に加入して
実家に帰っており、アパートに戻ったらかけたカギが開いており、ドアが少し開い
ていた。内に入ると下着や衣服が散らかっており、引き出しやクローゼットはすべて
開いて物色された後があった。窓ガラスは、割られていた。引き出しに入れていた現
いてよかったと感じました。ありがとうございました。
金がなくなっていた。また、ブレーカーも落ちており、冷蔵庫が動いていなかった。
1階に住んでおり窓を割られカギを開けて簡単に侵入されてしまった。雨戸は防犯の
凍結
破裂
水道管の凍結・破裂事故/借家人賠償
86,845円給付
水道管が凍結したことにより水道管が破損し、階下の部屋に水もれした。
共済金がなかったら、多額の修理費を負担しなければならないところです。私は
奨学金をかりて授業を受けている状況なので、大変助かります。本当にありがとう
ございます。
10
盗難
2014 ANNUAL REPORT
ためにも家を少しでも空けるときは閉める。また、窓に補助カギ(ロック)をつける。
自分の部屋が自分の部屋じゃないようで落ち着かなく怖い。引き出しやクローゼット、
窓を見ると犯人がこう入ってこう荒らしてという想像をしてしまい、一人でいるのが
辛かった。また、日が落ちてから外出したり、暗くなって帰宅すると、発見時のこと
が思い出されて、本当に怖い日々でした。
今回、共済のおかげで被害にあった援助を受けられると知り、大変救われる思いで
す。私と同じ思いをする人が二度と出ないように、自分の家は大丈夫とは思わずに、
補助カギをぜひつけて下さい。
11
1年間の学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険・
学業継続費用保険の支払状況
(2013年10月~ 2014年9月)
学生賠償責任保険の支払状況
学生賠償責任保険は、学生生活の賠償事故を卒業まで幅広く保障する学生専用の保険です。
支払合計件数 2,065件
支払合計金額 533,199,613 円
傷害見舞費用 9件
救援者費用 17件
傷害見舞費用 11万円
救援者費用 106万円
運動中の事故 537万円
歩行中の事故 680万円
歩行中の事故 28件
アルバイト中の事故
83万円
スキー・スノーボード事故 45件
その他の賠償事故
9894万円
受託品に対する事故
126万円
アルバイト中の事故 8件
自転車事故
1,193 件
受託品に対する事故 45件
正課の講義等の事故 53件
針刺し・感染事故 18件
11
スキー・スノーボード事故
2687万円
その他の賠償事故
321件
正課の講義等の事故
363万円
自転車事故
3億5363万円
針刺し・感染事故
32万円
水もれ等
住宅起因事故 250件
水もれ等
住宅起因事故
3432万円
※学生本人の事故死亡:19件 1,900,000円
国内の賠償事故には名誉毀損事故等を除き
安心の『示談交渉サービス』付き!
正課の講義・行事・実習中事故、
医療関連実習中の針刺し・感染事故も毎年発生!
自転車賠償事故急増!!
●自転車賠償事故の保険金支払い事例
・ 信号のある交差点を自転車で直進中、途中で信号が青から赤に変わった
ので急いだが横断歩道の信号が青になり歩行者とぶつかってしまった。
・ 自転車で坂道を下っていた際、対向から自動車が来たためブレーキをか
けたが効かず、接触した。
水もれ事故は高額支払い!!
●水もれ事故の保険金支払い事例
・ 洗濯機と蛇口をつなぐホース部分が外れてしまい水もれしてしまい2階
と3階に被害を与えてしまった。
・ シャワーの水が出しっぱなしになっていて、排水溝が詰まっていたため、
階下に水もれした。階下店舗(居酒屋)の机とイスに被害。
●正課の講義・行事・実習中の保険金支払事例
・ 実験後の掃除中、机の上に置いていたガラス製の細い筒の実験器具が
転がり落ちてしまった。
・ 機械を作動するため変圧器の電源を入れたところ、専用のアダプター
を使用しなかったため、放射線測定器の電源部分が破損した。
●針刺し・感染事故の感染予防検査に対する保険金支払事例
・ 病院にて患者に使用したメスで誤って自分の指を切ってしまった。
・ 臨床実習で手術に参加していた際、縫合針で左手指を刺してしまった。
・ 外科の手術に参加中、誤って針を左手中指に刺してしまった。
扶養者死亡保障保険の支払状況
扶養者死亡保障保険は、扶養者の方が病気や事故で亡くなられた後に発生し、負担された学資費用(学生が在学期間中に大学に納
付する授業料・実験・実習費・大学の講義に必須である教科書・教材の購入費用など)を保障する保険です。
1年間の学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険・学業継続費用保険の支払状況 運動中の事故 78件
※契約口数1口あたり1年間に最高38.7万円を保険金の支払限度額として卒業予定年月まで毎年実際に負担された学資費用を保障します(14Wの場合)。
扶養者死亡に伴う学資費用支払合計件数 265件 支払合計金額 1億6936万円 ●病気死亡
243件
(構成比91.7%)
●事故死亡
22件
(構成比8.3%)
病気死亡による保険金支払いが多くを占めています。
※支払件数は2014年度(2013年10月~ 2014年9月)に「1回目」の保険金支払いが発生した方のみの件数です。
保険金支払金額は件数に対応するものではありません。
(※学生本人の事故死亡:6件 800,000円)
学業継続費用保険の支払状況
学業継続費用保険は、保護者の方が病気やケガにより入院・自宅療養されて仕事ができなくなったときの、所得を保障する保険です。
職業や年齢に関係なく、一か月あたり10万円×最長12か月(最高120万円)の保障です。
病気
事故
傷害
合計
支払合計件数
52
12
0
64
構成比
81.3%
18.7%
0.0%
100%
平均支払日数 63.7日 最長支払日数 360日
入院のみ
自宅療養のみ
入院+自宅療養
合計
支払合計件数
8
11
45
64
構成比
12.5%
17.2%
70.3%
100%
2014 ANNUAL REPORT
11
12 学生の健康に関する悩みや不安にこたえて 大学生協共済連では、学生総合共済の加入者の健康に関する相談や心の悩みにこたえるために『学
生生活無料健康相談テレホン』を設置しています。この1年間(2013年10月~ 2014年9月)
からだの 健 康 相 談
●からだの健康相談件数の動き
この1年の件数を平均すると、43.4件/月となります。
昨年度の55.8件/月と比べ、月間12.4件相談件数が減少して
います。
年間では4月、5月の入学・進級時や12月、1月のインフルエンザ
や嘔吐下痢症などの感染症が流行する時期に増加傾向が見られます。
れました。
大学院生は、社会生活に向けての対人関係の構築への不安や、睡眠
障害、慢性疾患を抱えながら勉学する方の相談が入りました。
またその他には、高校生で共済に加入している方からの相談や、親
御さんからご自身の更年期症状、検診結果についてや、配偶者の医療
相談、祖父母の介護、健康など多種にわたる相談が多く入りました。
月別の推移は下記の通りです。
学生の健康に関する悩みや不安にこたえて
12
100
62
30
0
10月
35
11月
48
12月
47
1月
32
2月
49
42
3月
4月
相談者の声
64
5月
6月
45
38
7月
8月
29
9月
●相談者の利用状況
今年度の男女別利用比率を見ると、男性24.0%:女性76.0%と
なっており昨年(男性25.3%:女性74.7%)と比べ男性の利用率
がやや減少し、女性の利用率が増加しました。
利用者の続柄別では、ご本人からの相談が50.0%、親御さんから
の 相 談 は46.1%と な っ て い ま す。 親 御 さ ん か ら の 利 用 が 昨 年
(41.0%)と比べ5.1ポイント増加しています。
新規利用と再利用の状況はそれぞれ59.1%と40.9%で、新規利
用は昨年(56.2%)から2.9ポイント増加しました。再利用は昨年
(43.8%)に比べ2.9ポイント減少しています。
学年別では3年生の利用率が最も高く25.1%で、次いで2年生の
19.8%、4年生の19.4%となっています。昨年利用率が高かった1
年生は16.1%で昨年より9.9ポイント減少しています。
住居状況については、一人暮らしの利用比率は61.6%となってお
り、昨年(67.0%)に比べ、5.4ポイント減少しています。
●時間帯別の利用状況
9時台、17時台の利用が最も多く、それぞれが全体の7.3%を占
めています。最も利用の少ない時間帯は、3時台、5時台でそれぞれ
0.6%となっています。8時台から21時台までの利用が75.2%を占
めています。講義の合間や、仕事や家事の合間を利用して相談され
ている様子がうかがえます。
●相談内容
『病気、ケガ等の疑問や不安(日常的な範囲)』が最も多く、全体
の37.8%を占めています。これは、昨年度(36.2%)と比べ、1.6
ポイント増加しています。ついで、『病気、ケガ等の疑問や不安(受
診中・受診後)』が29.6%となり、昨年(28.4%)と比べ、1.2ポ
イント増加しています。このことから、からだとこころに対する自
己管理の関心の高さと共に、急に病気になった時の受診の目安や応
急処置、医療機関へのかかり方など、インターネットなどでは得ら
れない、専門的なアドバイスを電話相談に求めていることがうかが
えます。
また、『心の悩み』が昨年度の4.8%に比べて今年度は2.9%と1.9
ポイント減少しています。健康相談には、病気の捉え方や薬の使い
方など、精神科領域の医療相談が多く入っており、音声ガイダンス
により、目的に適った相談窓口を、相談者が的確に選択しているこ
とがうかがわれます。
●学年毎の傾向
1年生は、大学生としての勉学の取り組みや学生生活、初めての一
人暮らしなど、環境の変化に起因する心身の不調などに関わる相談
が多い傾向にあります。また、初めての一人暮らしをさせる親御さ
んからの急な病気の対応についてや、医療機関の案内などの相談も
多く入りました。
2年生は、交通事故や部活動、アルバイト先での事故、一人暮らし
の食生活の改善など、生活環境の拡大による事故や体調の不安、健
康維持、改善に関する相談が多く見受けられました。
3年生は、就職活動や勉学などによるストレスで体調不良を感じた
り、体調を押して学業を優先させたために更なる体調の悪化を招く
など、心身ともに不調を訴える相談も見受けられました。
4年生は、海外留学後の体調不良や、今抱えている心身の不調、睡
眠時間の調整の相談など、社会生活に向けての相談が多く見受けら
12
2014 ANNUAL REPORT
<日常的な範囲内で病気やケガ等の疑問や不安>
●昨夜より微熱あり、様子を見ていたが、今38℃台ある。インフル
エンザが心配だが、検査は発熱後どのくらい経ってからできるか。
(2年生 20歳 女性)
●昨日、手首を火傷して水疱ができ市販薬で対応。朝からオープン
キャンパスで受診が出来ないが、対応は。
(1年生 18歳 女性の母親)
<受診中または受診後の病気やケガなどの疑問や不安>
●3日前から40℃の発熱があり受診し、2回インフルエンザの検査
では陰性だった。内服しても解熱せず、首の痛みもある。総合病
院に明日受診か。
(3年生 21歳 男性の母親)
●手荒れがひどく皮膚科でステロイド剤を処方されたが、それを使っ
ても治らない。薬を付けて、手袋をして寝ているが、痒くて掻いて
しまう。どう対応か。
(2年生 19歳 女性)
<健康づくり(食生活、運動、健診、予防接種)>
●1週間前から便秘。便秘症で食事や運動には気をつけているがど
う対処か?
(1年生 19歳 女性)
●学校の歯科検診で不正咬合を指摘。前歯が一本後ろに引っ込んで、
顔が左右対象ではないようだが、かかりつけ歯医者には、見た目に
問題ないので心配ないと言われた。矯正は必要か。
(3年生 21歳 男性の母親)
<性に関すること(性病・生理・セックスなどを含む)妊娠・出産>
●現在、妊娠12週。相手も学生のため、中絶してほしいといわれて
おり、自分も育てる自信はない。しかし、中絶したくない。どうし
たらよいか。
(5年生 23歳 女性)
●10日前に避妊をせず性交渉を持った。基礎体温はつけていないが、
毎月順調に35日周期で次の月経が来ている。予定日だが、まだ始
まらず、足の付け根の痛みや少量の出血がある。妊娠か。
(1年生 20歳 女性)
<心の悩み>
●10年前から双極性障害で治療中。原因は親の態度や周囲にあると
思うが、病気自体がどのようなもので、どのような経過で治ってい
くのか知りたい。
(3年生 22歳 女性)
●高校の時から、物忘れや状況説明がうまくできないなど違和感が
あった。対人関係に支障が若干出ているが、若年性健忘症に当て
はまるのではないかと心配。勉学は特に問題なく出来ているが、今
後、社会に出るにあたって医療機関を受診し相談したい。
(院2年生 25歳 男性)
<医療機関、施設等の案内>
●夕方から発熱と倦怠感。明日は休日だが、受診できる病院を知り
たい。
(院1年生 25歳 男性の母親)
●7年ほど前から赤面症と多汗症があり、心療内科で治療している。
多汗症については、ペインクリニックなどで外科的治療が可能と聞
いたが、医療機関を知りたい。
(4年生 21歳 女性)
●昨夜、胃痛で受診し症状継続している。胆石か十二指腸潰瘍の疑
いだが、本日受診できる医療機関を知りたい。
(4年生 22歳 男性の母親)
※個人が特定される可能性のある相談について、一部修正を加えてあります。
〜学生生活無料健康相談テレホンの報告
携帯電話からもかけられます。
年中無休 24時間365日
の相談件数は、からだの健康相談が521件、こころの健康相談が955件、計1,476件となりました。こころの
健康相談は全体の64.7%で、相談に占める割合が高い状態が続いています。
「学生生活無料健康相談テレホン からだとこころの健康相談2014年度報告書」より
こころの 健 康 相 談
●こころの健康相談件数の動き
この1年の件数を平均すると、79.6件/月となります。
月別の傾向としては、6月の件数が最も多くなっています。天候が
不順なことも影響してか、就職活動がうまくいかないので将来が不
安で怖い、連休が明けてから気分が落ち込んでやる気が起きない等、
心身の不調を訴える相談がありました。
大学院生は、研究が忙し過ぎて人と話す機会がないという状況から、
孤独になり精神的に追い込まれる傾向がみられます。
親御さんからは、学校に行けない一人暮らしの子どもさんの相談が
多く、中には親御さん自身が精神的な疾患を抱えているケースもみら
れます。
月別の推移は下記の通りです。
200
0
67
10月
77
79
82
11月
12月
1月
2月
91
3月
77
4月
84
5月
6月
12
相談者の声
100
75
64
65
7月
8月
9月
●相談者の利用状況
今年度の男女別利用比率を見ると、男性39.4%:女性60.6%と
なります。
利用者の続柄別では、ご本人からの相談が86.1%:親御さんから
の相談は13.7%でした。親御さんは母親からの電話が94.7%を占
めています。
新規利用と再利用の状況は、それぞれ17.1%と82.9%となって
おります。
学年別では3年生の利用率が最も高く35.5%、次いで4年生が
22.4%となりました。大学院生を含めた高学年の利用が多い状況が
続いています。
住 居 状 況 に つ い て は、 一 人 暮 ら し が72.4 %: 家 族 と 同 居 は
24.2%となっています。背景には、両親に心配をかけたくないので
相談できない、みんな忙しいので思うように相談できない、対面相
談ではうまく話せないなどの理由があるようです。
●時間帯別の利用状況
時間帯別の利用状況を見ると、夜の21時台の件数が最も多くなっ
ています。また、21時~ 0時の時間帯が相談件数のピークとなって
います。特に一人暮らしの夜は、孤独を感じて悲しくなったり寂し
くなったりするようです。
夜の時間帯では、不眠のため過量服薬をしたくなったときに相談
することで気持ちが晴れたケースがあります。また、リストカット
したくなったときに相談することで気持ちが落ち着いたケースもあ
ります。
●相談内容
不安、抑うつなどの精神症状や、不眠、疲労・倦怠・脱力感など
の身体症状を訴える傾向が強く、日常生活や学業に影響を与えてい
るケースが多く見られます。インターネットで、ご自身の精神疾患
の症状を調べた結果、精神的な病気なのではないか、病院に行った
方がよいかなどの問合せもあります。
昨今の特徴としては、親御さんが子どもさんの進学や就職活動に
ついて心配して相談するケースがみられます。中でも、一人暮らし
の子どもさんとのコミュニケーションの取り方についての相談が多
くみられました。
また、精神疾患を抱えながら、進学や就職活動を行うことに対す
る悩みもあります。相談窓口に毎日電話をかけ、相談員と話すこと
が日常生活においての精神安定剤になっているケースも多くみられ
ます。
●学年毎の傾向
1年生は、大学生活が始まったものの、サークル活動などで集団に
溶け込むことができない、初めての一人暮らしで不安など、期待に
対するギャップや、新しい環境への不適応でご相談いただくケース
が多くみられます。
2年生、3年生は、ご本人が精神疾患(発達障害、統合失調症、適
応障害など)を抱えながらの進学や就職活動に伴う将来の不安につ
いての相談が多く見られます。また、精神疾患により、留年、休学
されてしまう方もいるようです。
4年生は、社会人になるにあたって、初めて一人暮らしをすること、
ひとりで社会で生きていく自信がないことから不安を感じて相談い
ただくケースもあります。
<身体症状の悩み>
●昨年から過食だったが、悪化してきている。最近は上手く吐けな
くなってきているので、下剤を使っている。食べる姿が変だと思う
ので、外で食事を摂る事が出来ない。
(1年生 18歳 女性)
●倦怠感が強くやる気が出ない。気が付くと遅刻の時間になっていて、
何度か学校を休んでいる。睡眠が浅く、目が覚めたり、頭痛がした
りすることが何度もある。頭痛のときは、鎮痛剤を服用している。
(院2年生 24歳 男性)
<精神症状の悩み>
●先週、精神科を受診したところ発達障害と診断された。交換留学
を予定しているが、留学先の大学から発達障害はダメだと断られ
てしまうのではないかと不安になっている。
(3年生 21歳 女性)
●先ほど自傷行為をしてしまった。両親に電話をしたら、母親はそん
なことはしないで欲しいと怒ったので、自傷行為したことを後悔し
た。母親は通院も服薬も反対しているので、帰省するにも気が重い。
(1年生 19歳 女性)
●息子は性同一性障害で、現在は一人暮らしをしている。お金がな
くなった時だけ連絡がくる。周囲に適応できないのは、母親に押さ
えつけられて育ったせいだと息子は考えており、自殺をほのめかす。
(3年生 21歳 男性の母親)
<人間関係の悩み>
●大学内の恋愛関係のもつれで、元彼や同級生との関係がギクシャ
クした。虚しさで自棄酒をしたり、衝動買いをしたり、お酒の場で
声をかけられた男性について行ったりもした。このままでは自分で
自分を破滅に追い込みそうで怖い。
(1年生 20歳 女性)
●自分は発達障害ではないかと思う。人並みにコミュニケーションが取
れない。アルバイト先や研究室でも疎まれているように感じる。この
先、生きていけるのかな、生きていてもよいのかな、と思ってしまう。
(院1年生 24歳 男性)
<学業・進路の悩み>
●死にたい気持ちが強くなりパニックになって2週間ほど入院をして
いた。医者や家族、カウンセラーとも相談し、大学を退学した。休
学しようと思っていたが、今がどん底という気持ちもあり複雑だ。
(院2年生 30歳 男性)
●6月から大学に行っていない。理系の学部に所属しているが、研究
に縛られるのもいやだ。サークルも辞めてしまい、実家に戻ってパ
ソコンでゲームばかりしている。いままでは自分の気持ちを押し殺
してきた。
(1年生 19歳 男性)
●1年留年してしまった息子が「大学は辞める、もうだめだ」と言って
おり、何とか説得しようとしているが話を聞かない。先日は、勝手に
一人暮らしのアパートの解約手続きをして、帰って来ようとしていた。
(3年生 21歳 男性の母親)
<その他の悩み>
●今の大学とは別の大学の博士課程に進学が決まっていたが、その
研究室の教授が突然亡くなられた。基礎的な知識が違いすぎるた
め、ほかの研究室でうまくやっていけるか自信がない。
(院2年生 24歳 女性)
●相談者のプライバシーに関わる情報が研究室に流失した。相談者
は研究室内でパワハラにあった。大学のハラスメント窓口に相談を
したが、
「嫌なら辞めれば」という態度であり納得できない。
(院2年生 24歳 女性)
学生の健康に関する悩みや不安にこたえて 100
94
※個人が特定される可能性のある相談について、一部修正を加えてあります。
2014 ANNUAL REPORT
13
13 大学生協の「勉学援助制度」
扶養者を亡くした学生への援助
3,123名に5億1,800万円の援助ができました(1992年4月~ 2014年9月)
大学生協の「勉学援助制度」とは
扶養者を亡くした学生への援助 大学生協の「勉学援助制度」
13
学生総合共済(生命共済)では、扶養者が事故で亡くなっ
養者病気死亡保障保険を保険会社と団体契約し、共済とあわ
た場合、毎月10万円の保障が卒業まで受けられます(2015
せておすすめすることになりました。現在は病気死亡と事故
年度より一括払いは分割500万円に改定(AF型)
)が、病気
死亡、事故重度後遺障害の場合に学資を保障する扶養者死亡
の場合は10万円のみです。病気等で亡くなった場合の学業継
保障保険になっています。
続のために何かたすけあいができないだろうかと23年前に検
しかし、学生総合共済および扶養者死亡保障保険へ加入し
討した結果、1992年に学生、教職員などからの寄付をもと
ていない方もまだ多く、また、扶養者死亡保障保険でも保障
に緊急の援助として「勉学援助制度」が創設されました。そ
されないケースもあり、勉学援助制度独自の役割は引き続き
の後、何度か給付基準を見直しながら、現在は、返還不要の
大きいといえます。学生総合共済・学生賠償責任保険とあわ
援助金として、対象者には一人当たり10万円をお送りしてい
せて、多くの方に扶養者死亡保障保険へ加入していただくこ
ます。
とを呼びかけるとともに、
「勉学援助制度」の普及と寄付にお
2005年に、扶養者が病気死亡の場合の学資保障として扶
力添えをお願いいたします。
給付を受けた学生・保護者からの声
今年6月、主人が突然亡くなり、かなり生活が苦しくなっていましたが、この度の勉学援助金で娘の最後の授業料を納める
ことができました。ありがとうございます。たくさんの方々の温かいお気持ちに助けられたこと、決して忘れません。ほんの
わずかではございますが、私たちも同じ境遇の方のお力になれればと思い、振込みいたします。
(鹿児島大生協で給付を受けた方のお母様より、賛助会費4,000円の振込みとあわせてメッセージをいただきました。
)
●勉学に大切に使いたい
父が他界し、母もすでに他界しているのでどうしていいのか分からず兄の扶養に姉と私を入れてもらいました。兄も家庭が
あるし、姉は学生なので誰も頼れないと思っていたけど援助金のことを知り助かると思いました。アルバイトばかりになって
勉強が出来なくならないように援助金を大切に使いたいと思います。
(愛知教育大)
●心から感謝
父が突然死して家族はパニック状態、母の精神状態が不安定で心配でなりません。借金もあり相続放棄することになり経済
的にも先が見えず大学を続けてよいかとても悩みました。まさか自分がこのような窮地に立たされるとは思いませんでした。
今まで大学に行けることは当たり前のように思っていましたが何があるか分からない中、勉学援助制度は大変ありがたく、人
は支えあって生きていることを実感しています。心から感謝いたします。
(東邦大)
●神様からの贈り物
親が亡くなり多重債務がみつかり、法的な手続きにも費用がかかり家計は大変困窮した状態になり、何もかもが暗く沈んで
みえました。そんな中前向きになれたのは親が応援してくれた「教師になりたい」という想いが強かったからです。しかし「想
い」だけでは卒業できないので学業とアルバイトを両立して踏ん張っています。援助金は私にとって神様からの贈り物のよう
に思えます。本当に感謝しています。
(神戸親和女子大)
●素晴らしい制度
父が他界したことで一時は進学をやめて就職を考えましたが「大学を卒業しなさい」という父の思いを受けて援助金の助け
を受けながら絶対に卒業したいと思っています。大学生活を通して自分が今出来ることを体験し感謝しながら勉学に励みたい
と思います。苦しい状況にある学生の気持ちが、少しでも明るくなれるとても素晴らしい制度だと思います。
(岐阜大)
14
2014 ANNUAL REPORT
困っている学生の学業継続を助け、たすけあいの心が広がっています。
2014年度は186名に1,856万円を給付
1992年に開始以来、総計3,123名の学生に5億1,800万円を給付
勉学援助制度の応募者は、毎年300名余りで、財源の関係から、給付できるのはその約半数にとどまっています。より多くの方
へ給付するためには、なんといっても財源の拡大が必要です。この制度は、共済・保険の制度とは異なり、掛金等で運用する制度で
はないため、みなさんからの寄付が頼りです。
毎年多くの会員生協で卒業生からの寄付に取り組んでいただいており、2014年度は、全国の組合員および卒業生、大学関係者な
どから1,851万円の寄付が集まりました。また法人賛助会費が289万円集まり、合計2,140万円を給付のための財源とすることが
13
扶養者を亡くした学生への援助 大学生協の「勉学援助制度」
できました。引き続きより多くの寄付をお寄せいただくことで、より多くの応募者に給付できることをめざしています。
●2014年度の給付実績は(2013年10月~ 2014年9月)
2014年度
2013年度
応募人数
322 308
給付人数
186 151
給付金額
1,856万円
1,530万 円
寄付金額
2,140万円
1,620万円
応募
給付
勉学援助制度普及ポスター
イメージキャラクター より
●これまでに以下の大学生協の学生組合員に勉学援助金をおくりました。
給付
北海道大
北海学園大
酪農学園大
札幌学院大
北星学園
北海道教育大
札幌大
小樽商科大
室蘭工業大
帯広畜産大
北見工業大
釧路公立大
弘前大
岩手大
秋田大
東北大
東北学院大
東北工業大
宮城大
宮城教育大
山形大
福島大
尚絅学院大
盛岡大
宮城学院
弘前学院
みやぎインカレ
岩手県立大
29
18
16
17
13
6
24
5
13
6
11
2
20
24
16
36
42
4
5
3
35
12
3
14
7
1
2
1
給付
埼玉大
20
跡見学園女子大
6
東京外語大
11
お茶の水女子大
6
東京医科歯科大
2
武蔵学園
11
東京芸術大
5
日本女子大
9
東洋大
18
大東文化学園
20
十文字学園
2
淑徳大みずほ台
2
法政大
59
東京大
41
早稲田大
124
慶応義塾
41
東京理科大
23
東京電機大
16
工学院大 17
千葉大
35
千葉商科大
3
東邦大
9
東京海洋大
3
横浜国立大
26
横浜市立大
3
東京工業大
7
明治学院
31
首都大学東京
16
給付
日本社会事業大
東京農業大
芝浦工業大
神奈川大
昭和大
東京工芸大
東京工業高専
東京経済大
東京学芸大
東京農工大
電気通信大
東京薬科大
一橋大
津田塾大
白梅学園
和光学園
桜美林学園
麻布大
明治薬科大
群馬大
高崎経済大
宇都宮大
足利工業大
茨城大
茨城キリスト教学園
信州大
長野大
長野県短期大
3
27
25
48
6
11
1
26
26
11
7
12
10
9
1
6
14
5
5
11
18
7
5
18
5
34
7
3
給付
新潟大
山梨大
新潟県立大
新潟青陵大・短期大
長野県看護大
松本大
山梨県立大
東京インカレ
静岡大
愛知大
名古屋大
愛知教育大
名古屋工業大
名古屋市立大
愛知県立大
日本福祉大
岐阜大
三重大
三重短期大
中京大
名城大
岐阜市立女子短大
金城学院
愛知県立芸術大
インカレ愛知
富山大
金沢大
福井大
40
8
2
1
1
2
1
36
42
35
32
19
4
3
6
20
12
23
3
58
3
1
9
2
2
17
21
14
給付
富山高専
2
京都大
37
同志社
63
立命館
104
京都府立大・府立医科大
6
龍谷大
54
京都教育大
10
京都工芸繊維大 12
滋賀県立大
3
滋賀大大津地区
7
滋賀大彦根地区
4
京都橘学園
8
奈良女子大
6
奈良教育大
5
奈良県立大
1
奈良工業高専
2
大阪樟蔭女子大
1
滋賀医科大
1
大阪インカレ
5
近畿大
57
大阪経済大
19
大阪教育大
16
大阪府立大
12
阪南大
7
大阪大
46
大阪電気通信大 14
和歌山大
11
大阪市立大
14
勉学援助制度をより充実させ、一人でも多くの学生を援助できるように賛助会員制度を設けています。
趣旨にご賛同いただき、ご登録いただけるようお願いいたします。
賛助会費は個人会員1口2,000円、法人会員1口10,000円です。いずれも1口以上でお願いします。
【振込先口座】
■郵便局から振り込む場合
ゆうちょ銀行 口座番号 東京 00180—2—562063
加入者名 「大学生協勉学援助制度口」
■他行から振込の場合
店名 「〇一九 店」
店番 019
フリガナ 「ゼロイチキユウ」
預金種目 2 当座預金
口座番号 0562063
賛助会員募集
「勉学援助制度」を支える賛助会員を募集しています
給付
大阪千代田短期大
高野山大
神戸大
関西学院大
神戸市外国語大
甲南大
兵庫県立大
神戸親和女子大
園田学園女子大
大手前大
甲南女子大
香川大
四国学院
高知大
高知県立大
松山大
愛媛大
広島大
広島修道大
徳島大
下関市立大
鳥取大
水産大学校
岡山大
山口大
梅光学院大
島根大
松山東雲女子大・短期大
2
1
36
40
5
19
17
9
6
10
6
24
11
20
5
28
38
44
26
39
10
22
3
28
22
3
9
1
給付
福岡インカレ
4
福岡教育大
4
九州工業大
29
北九州市立大
28
佐賀大
36
宮崎大
10
鹿児島大
38
琉球大
20
沖縄大
2
福岡女子大
3
九州大
35
西南学院大
10
長崎県立大学佐世保校 11
長崎大
17
熊本大
32
大分大
20
福岡県立大
5
純心大
4
南九州学園
6
九州国際大
5
長崎県立大学シーボルト校
1
立命館APU
8
熊本インカレ
1
西南女学院大
1
その他
53
合計
3,123
お問合せ先
166-8 5 3 2 東 京 都 杉 並 区 和 田 3 -30- 22
全国大学生活協同組合連合会
勉学援助制度推進委員会 事務局
Tel 03-5307-1166
FAX 03-5307-1129
2014 ANNUAL REPORT
15
14「健康・安全&事故防止」のとりくみ
学生と生協職員が協力し、保健管理センター等大学や行政の協力を得て企画を実施しています。
健康・安全を呼びかけるとりくみ
会員生協によってとりくみ内容は異なります。
健康チェック企画
学生の健康状態や生活習慣を見直すために、
体脂肪測定や肌チェック、アルコールパッチ
テストや毛髪チェックなどを行っています。
「健康・安全&事故防止」のとりくみ
14
メンタルヘルス
学生がひとりぼっちにならず、友達と共に
過ごす大学生活をおくるために、入学時の友
達づくり企画が新学期に行われています。
「学生生活無料健康相談テレホン」を大学
生協共済連で設置しています。
兵庫県立大生協:健康チェック
三重大生協:健康パオ
自転車・バイク点検
学生は自転車やバイク運転中に事故を起こ
すことが多く、また、土地柄によって自転車や
バイクで通学する大学もあります。自転車やバ
イクの事故防止のために、車両点検などが行
われています。
「学生生活無料健康相談テレホン」
ポスター
自転車事故防止ポスター
「イッキ飲み・アルハラ防止
キャンペーン」ポスター
防災のとりくみ
地震や、地域特有の生活対応(水道管の凍
結・破裂、集中豪雨、台風対策など)を先輩
の実体験を伝え、心構えや知識をつけてもら
うとりくみを行っています。
イッキ飲み・アルハラ防止
松山大生協:周辺交通マップ
東京電機大生協:交通安全フェスタ
(自転車シミュレーター)
滋賀大彦根生協:食生活相談会
阪南大生協:アルコールパッチテスト
札幌学院大生協:自転車点検
宮崎大生協:自転車点検
20歳になって初めてお酒を飲む機会に参
加します。アルコールに対する体質を判定す
る「アルコールパッチテスト」を行い、あわ
せてお酒の飲み方やアルコールでの事故防止
の啓発活動も行っております。
※未成年の飲酒は法律で禁止されています。
食生活相談会
食生活の状況をお聞きし、アドバイスする
ために、栄養士による食生活相談会を行って
います。あわせて、食事のとり方などの提案
も行っています。
スポーツ企画
大学生になると体を動かす機会が少なくな
ります。スポーツ企画や体力測定を通して健
康的な身体づくりのとりくみを行っています。
16
2014 ANNUAL REPORT
健康で安全な学生生活について考えるとりくみ
給付事例学習会
学習会では、実際の共済金の支払事例をと
り上げ、また「たすけあいアンケート」をも
とに、どのような予防提案を行うことができ
るのかを、学生と職員がともに考える場を定
期的に開催しています。
※共済金の支払いを受けた方の個人情報は守
られています。
富山大生協:給付事例学習会
「健康・安全&事故防止」のとりくみ
給付事例の報告
14
山形大生協:給付ボード
毎月の共済金の支払状況を報告すること
で、学生に多い病気やケガの実態を知らせ、
予防提案を呼びかけています。生協店舗に
「給
付ボード」を提示し、ポスターや冊子を作成
し配布をしたりして、共済金の申請忘れの防
止を呼びかけています。
※共済金の支払いを受けた方の個人情報は守
られています。
福井大生協:共済だより
共済活動について学びあうとりくみ
全国共済セミナー
第32回全国共済セミナーは、全国大学生協
連と共催で2014年8月に静岡県伊東市で開催
され、500名を超える全国の学生・生協職員
が集まりました。
学生どうしのたすけあいを制度化した「学生
総合共済」の理念を学び、学生の生活を考え、
学生生活の支援のために共済事業でできること
を学生、生協職員が一緒に考え、今後の実践に
向けて学び合いました。
全国共済セミナー
各地の共済セミナー
各地域でも共済について学びあうとりくみ
が広がっています。
共済活動の交流会を通じて、共済の4本柱
である『加入・給付・報告・予防提案』につ
いての学習や、給付を受けた学生の体験を聞
いて実態をリアルに感じ考えることで実践に
役立つセミナーとして位置づけています。
東京ブロック教職員委員会と協力し、
「第
3回大学生の健康と安全を考えるセミナー」
を大学教職員の方を対象に開催しました。
全国共済セミナー
東海ブロック共済セミナー
2014 ANNUAL REPORT
17
15 たすけあいアンケートより
たすけあいアンケートより 共済おすすめの言葉・感謝の言葉
学生総合共済の受給者の方に「たすけあいアンケート」を記入いただいています。
掲載を了承していただいている方々の声を紹介します。
病 気
たすけあいアンケートより
15
●病気がわかる数日前から胃の不調が続いた
のですが、ある日、夕食後に今まではなかっ
た胃の痛みと吐き気に襲われました。その翌
日に病院を受診し、先生の触診や様々な検査
の結果、虫垂炎だとわかりました。胃の不調
や痛みに隠れ、虫垂炎の下腹部の痛みの自覚
があまりなく、病院を早めに受診したことで
病状の悪化は防ぐことができました。
今回の手術・入院による費用は、家族で入っ
ている保険を加味しても一人暮らしの私に
とっては大きな負担でした。入学時は「保険(共
済)なんて加入しなくても……」と思ってい
ましたが、本当に何かあった時はとても心強
く、ありがたいものであることを実感しまし
た。みなさんの掛金のおかげで、一人暮らし
の私でも負担が軽くなりました。ありがとう
ございます。
(急性虫垂炎/入院5日・手術1回)
100,000円 給付
●昨年5月下旬、突然下血があり、痔かと思い
ましたが、鮮血が頻繁にあり、消化器科を受
診しました。直腸炎と診断されました。
今回の長期入院は予想外でした。初めは相部屋
でしたが、不眠症などに悩まされ、個室へ移動
しました。安心して入院できたのは共済に加入
していたからです。いざという時の為に、共済
加入は必要だと身をもって感じました。
(潰瘍性大腸炎/入院158日)
1,580,000円 給付
●大学に入ってからは、体の調子も大分良く
過ごしていたが、高熱・嘔吐発症。検査の負
担が大きかったのかもしれませんが、食事の
内容やストレスを持たないよう、今後も気を
つけていきたい。
他の保険に加入しておらず、大学入学時のご
案内で加入させていただき、本当に感謝いた
しております。
(クローン病/入院12日)
120,000円 給付
●大学入学時、サークル活動の際にマウスピー
スの作製が必要となり、その際に病気が判明。
母が事故による通院や賠償責任保険を念頭に
加入の手続きをとったとのことでしたが、こ
のような病気で手術・入院をする等思いもよ
りませんでした。共済金が支払われることに
気づき本当に感謝しております。ありがとう
ございました。
(顎変形症/入院16日・手術1回)
210,000円 給付
●近視のメガネを作り変えるために、眼科を
受診してわかりました。強く何かにぶつかっ
18
2014 ANNUAL REPORT
たなど思いあたることは何もありません。網
膜の薄い人が10人に一人の割合でいるそう
です。
もしもの為に共済に加入しましたが、まさか
病気になるとは思ってもいませんでした。加
入していて本当に良かったです。安心して治
療を受けることができました。
(網膜剥離/入院12日・手術1回)
170,000円 給付
●入学して2年目の始めから突然大学へほと
んど通えなくなった。大学生活にうまく適応
できなかったことが原因と思われます。
思ったよりお金がかかったので、共済金があっ
て助かりました。ありがとうございます。
(うつ病/入院88日)
880,000円 給付
●課題作成中、手指の痛みを感じ病院に行き
始める。腱鞘炎と思い治療していたが、良く
ならず、くわしく検査した結果、難病の多発
性筋炎と判明し、入院・治療を始める。
生協加入の際、気軽に一緒に加入したもので
したが、このような長い入院治療をすること
になり、入っていて本当に良かったと思いま
した。
(多発性筋炎/入院62日)
620,000円 給付
交通事故
●友達の家からバイクに乗って自宅に帰宅中、
車と接触し横転、左下腿多発骨折・左足関節
内果骨折・左腓骨骨幹部骨折。
お守りがわりと思って加入しましたが、まさ
か実際に利用させていただくとは思いません
でした。でも、やはり加入していたお陰で、
とても心強かったです。皆様の善意に支えら
れていることに深く感謝いたします。ありが
とうございます。
(バイク運転中の事故/入院18日・
手術1回・通院6日)
242,000円 給付
●バイク走行中、前方を走る左折車に巻き込
まれ転倒し、右足リスフラン関節脱臼骨折。
共済には絶対加入しておくべきです。大学の4
年間はいろいろなことにチャレンジしますし、
時には危険を冒すこともあるかもしれません。
共済に加入したからと言って、無茶をしては
いけませんが、何物にも変え難い安心が得ら
れます。是非加入して下さい。
(自動二輪運転中の事故/入院92日・
手術1回・通院36日)
1,042,000円 給付
●車で通学中、相手の車が一時停止せず自車
の左側にぶつかり横転し、右腕を窓ガラスで
裂傷し破片が混入。
自宅から離れた他県での事故だった為、又、
車の持ち主が父親だった為、本人以外の交通
費が支払われず、雑費として費用がかかって
も実費が負担となった。一人暮らしの為、右
手のケガは生活に支障があった。
加入する時は「本当に必要かな……」「お金が
もったいない」という思いがありましたが、
いざという時には少しでも助かり、ホッとし
た気持ちになりました。
(自動車運転中の事故/手術1回・通院13日)
76,000円 給付
●アルバイトからの帰り道、自転車の前輪に
何かがはさまって、自転車ごと一回転して、
右ほほに擦り傷、前歯が一本折れた。
自転車は免許などいらないので気軽に乗りが
ちだけど、ケガをすると結構ひどいケガをし
てしまうので、自動車と同じくらい気を引き
しめて乗らないといけないと思いました。
今まで病気やケガをほとんどと言っていいほ
どしたことがなかったので、「一応」という軽
い気持ちで加入しましたが、加入しておいて
本当によかったなと思います。
(自転車運転中の事故/通院10日)
20,000円 給付
●就職活動で道路を歩いている時、左折して
きた車と接触し転倒、左足首を骨折脱臼し靭
帯を損傷。
横断歩道上に停車していた車を避ける為、横
断歩道から外れた場所を歩いていて左折車に
はねられた。運転手の方も止まった車の陰に
なって私が見えなかったとの事だった。私が
きちんと横断歩道を渡っていれば事故は起こ
らなかったかもしれない。
就活中の事故でケガの具合もだが、何より中
断せざるを得なかった就活が気がかりだった。
幸い内定を頂いた時は、本当に嬉しくて入院
中のベッドの上で泣いてしまいました。自宅
から遠い場所での事故だったので、家族の交
通費などの負担が大きく、それをカバーして
くれる共済金には本当に感謝しています。
(歩行中の事故/入院61日・手術
1回・通院1日)
662,000円 給付
スポーツ事故
●スキー中、加速した状態で人口ウェーブに
進入、後傾してバランスを崩し背中を強打、
胸椎を圧迫骨折。
初めてのスキー合宿で、慣れてきたころに油
断をしてしまった。もっと慎重にしていれば
良かった。
予想もしない大事故で、本当に心配しました
が、無事退院し通院を終え、普通の生活がで
きるようになり、本当に良かったです。入院
費等、高額になり大変でしたが、共済に加入
していて本当に良かったです。
(スキー/入院26日・通院7日・
固定期間56日・後遺障害11級)
930,000円 給付
●サッカーの試合中、相手選手と接触して左
膝前十字靭帯断裂。
何事もなく、学生生活を送れることを願いつ
つ、もしもの時の安心のために加入しました。
ケガをしたことは、本人も家族にとっても大
変なことでしたが、加入していてほんとうに
助かりました。
(サッカー/入院12日・手術1回・
通院12日・固定期間48日)
242,000円 給付
●陸上部の練習中、走っている時に急にダッ
シュし、左膝関節捻挫。
お金がなくて治療に行くのを先延ばしにして
しまい、辛い思いをしましたが、共済金の存
在を知って安心して治療に通えました。あり
がとうございます。
(陸上/通院6日)
12,000円 給付
●旅行先でスノーボードをしていて転倒、右
肘を脱臼した。給付の手続きをするにも忙し
い時期と重なってしまい、行わないつもりで
したが、家族に促されて証明書を病院に提出
し、やっと手続きする事が出来ました。
共済は “お守り” のつもりで入りました。何か
あった時、とてもありがたいものです。今回
の件は家族に促されて、請求しましたが、加
入してお金を振り込んでくれているのも親で
すから感謝しています。全国の仲間と家族に
も感謝しています。
(スノーボード/通院10日・
固定期間24日)44,000円 給付
日常生活中の事故
●アルバイト先の厨房であたためられたコー
ヒーカップの入った鉄製の容器を選ぶ際に重
さに耐えられずバランスを崩し、素肌が出て
●通学中、電車に乗り遅れそうで走ったのが
原因で駅前の階段にて転倒、右足靭帯損傷・
左足挫創。
思いがけないケガで、治療費のみならずタク
シー代等、思わぬ出費でお守りがわりに入っ
ていた共済に助けられる事となりました。加
入していて本当に良かったです。
(通学中/通院6日・固定期間10日)
22,000円 給付
火災・借家人賠償・盗難事故
●洗濯機に洗濯物を入れすぎているのに気づ
かずそのまま洗濯をして外出したら、階下の
部屋に水漏れし、照明器具の交換・ハウスク
リーニングが必要になった。
洗濯物の入れすぎで水漏れという何ともまぬ
けな事故ですが、学生なら洗濯物をまとめて
洗うことが多いと思うので、気をつけていき
ましょう。救いの手をありがとうございます。
(洗濯機からの水もれ事故/借家人賠償)
10,681円 給付
●油の火の消し忘れ(揚げ物をしていてコン
ロの火を消し忘れ)によるもので、アパート
の一部および部屋の収容物が燃えました。
まさか自分がとは思っていましたが、今回の
一件、本当に助かりました。ありがとうござ
いました。
(火の消し忘れによる火災事故/
借家人賠償・家財)
640,250円 給付
●上階の部屋(空室)の給湯器が破損し、下
の階(自室)へと水漏れが発生し、本棚とイ
スが水を含んでしまい使用不能となった。ま
た、一部の家電製品が水につかり動作不良を
起こすようになった。本も十数冊水ぬれとなっ
てしまい、買い換えることとなった。
まさか自分がこういった形で給付を受けると
は思っていなかった。本当にありがとうござ
います。
(給湯器破損による水もれ/家財)
89,201円 給付
●焼損・水損・着色・煙による被害等。水に
より電化製品は全てダメになり衣類も洗って
はみたものの、汚れ・臭い共に落ちませんで
した。教科書類もすべてぬれて使えなくなり
ました。
まさか自分がお世話になるとは思っていませ
んでしたが、保険に入っていて良かったと思っ
ております。
(隣家からのもらい火/家財・見舞金)
2,100,000円 給付
●私は学校に行っていました。夕方、学校の外
が消防車の音で騒がしく、何気なく窓を見ると
私の家の方角から煙がでていました。胸騒ぎが
していそいで家に帰ると、アパートは燃え、人
だかりができていました。原因は階下の人が天
ぷらを揚げていて発火したそうです。
何もかもなくなってしまい絶望でした。テス
ト前にもかかわらず教科書もないありさまで、
学生寮に住まわせてもらいとても助かりまし
た。本当に感謝いたします。
(階下から失火/家財・見舞金)
1,193,000円 給付
●アパート隣の住宅から出火し、アパートが
半焼。
消火活動の際の放水により、家電製品に水が
かかってしまい、使えなくなってしまった。
また、服やかばんなども燃えてしまった。
このように共済金があるおかげで両親にかけ
る負担が減ったので本当に良かったです。あ
りがとうございます。
(隣家からの出火でアパート半焼/家財・見舞金)
873,280円 給付
15
たすけあいアンケートより ●ラグビーの練習中、タックルをする時に相
手の肘が自分の左肩に当たって、左肩を脱臼。
金銭的に余裕のある家ではないので、ケガに
よる手術・入院・通院の費用は部活の継続を
危ぶまれる事態となりましたが、この共済の
おかげでなんとかお金を工面していけそうで
す。「備えあれば憂いなし」という言葉があり
ますが、このような制度によって「備え」を
させていただき本当に感謝しています。
(ラグビー/入院7日・手術1回・
通院8日・固定期間2日)
138,000円 給付
いた腕で熱された容器を支えてしまい、手首
を火傷。
事故やケガで心身ともに不安になっている時、
お金の事にまで気をもむのはとても大変です。
生協の方は丁寧に対応して下さるので、一人
で悩まずに申請することをお勧めします。こ
うしたサポートがあるだけで精神的に救われ
ますよ。
(アルバイト中/通院5日)
10,000円 給付
●窓ガラスを割られ室内に侵入された。そし
てレターラック内に入れていた現金(2万6千
円)を盗まれた。
窓ガラスはちょうど鍵の所だけを割られ、鍵
を開けられ侵入されたため、2重ロックをかけ
ておけば防げたかもしれない。
事故発生が金曜日で気づいたのが夜だったた
め、窓ガラスの修理にすぐとりかかることが
できず、その日(金)と土曜日は割れた所に
ダンボールをはっての対応で不安で家から出
られなかった。
今回みなさんのおかげで共済金が給付される
ということで、とてもありがたく思っていま
す。同じようなことが起きないためにもでき
る限りの防犯対策を行うことをすすめます。
(盗難/現金・戸室修理)
45,150円 給付
●一週間弱の間、家を不在にしていたところ、
空き巣が侵入しており、家具・家電・貴重品
などが盗まれた。
私がしばらく留守であることを、犯人は知っ
ていたように思う。留守だと周囲に知られな
いような配慮をすれば、違ったかもしれない。
戸締りはしたはずですが、絶対の記憶ではな
いです。
合鍵を盗まれてしまったため、鍵交換を行い、
しばらく家にいることができなかった。パソ
コン・USBなどのデータがなくなった。家具・
家電が半分ほどないため、生活上で不便なこ
とが多々ある。
申し訳なさとありがたさでいっぱいです。あり
がとうございます。戸じまりは、無意識にでは
なく意識的に行ったほうがいいと感じました。
(盗難/家財・戸室修理)
310,750円 給付
2014 ANNUAL REPORT
19
16 学生総合共済事業状況
2014年度の学生総合共済事業状況
注)金額の端数は切り捨てて表示しています。
1. 年度末総加入者数※
669,532人
※「年度末総加入者数」は、生命共済加入者と火災共済のみの加入者数の合計です。
種目別では生命共済612,135人、火災共済331,864人となりました。
2. 保有契約高※
1兆8,866億円
※契約高とは、
保有している契約それぞれの基本契約(死亡共済金)の保障金額の合計額です。
火災共済については基本契約(家財の保障)の保障金額の合計額です。
種目別では生命共済1兆2,229億円、火災共済6,637億円となりました。
学生総合共済事業状況 16
3. 受入共済掛金
85億3,142万円
種目別では生命共済78億6,390万円、火災共済6億6,752万円となりました。
4. 共済金支払件数
41,546件
種目別では生命共済40,784件、火災共済762件となりました。
5. 共済金支払金額
32億2,762万円
種目別では生命共済30億7,329万円、火災共済1億5,433万円となりました。
加入者数の推移
(人)
年度
生命共済
火災共済
総加入者
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
685,342
675,796
673,194
678,244
675,286
664,348
645,541
620,078
601,724
596,914
596,492
594,080
604,894
612,135
354,943
353,296
353,557
358,768
359,638
356,932
350,239
343,293
338,636
336,069
332,613
327,702
329,365
331,864
690,324
682,711
682,765
690,025
690,816
683,497
670,004
652,197
642,436
644,425
645,120
646,012
659,066
669,532
●総加入者数
01年
02年
03年
04年
05年
06年
07年
08年
09年
10年
11年
12年
13年
14年
※総加入者数は、生命共済加入者数に火災共済のみの加入者数を加えた合計です。
●生命共済
01年
02年
02年
03年
03年
04年
04年
05年
05年
06年
06年
07年
07年
08年
08年
09年
09年
10年
10年
11年
11年
12年
12年
13年
13年
14年
14年
20
2014 ANNUAL REPORT
10
10
50
●火災共済
01年
0
0
50
60
70
(万人)
60
●共済取扱い生協数の推移
年度
08
09
10
11
12
13
14
増減
(万人)
0
70(万人)
5
20
30
40(万人)
会員数
216
214
217
212
212
210
209
△1
17 大学関係者からのおすすめの言葉
毎年新入生に向けて大学生協や学生総合共済への加入をすすめていただいています
(新入生向け加入案内より抜粋) ※お名前、肩書きは2014年4月現在
「大学生協」
「学生総合共済」への
加入をおすすめします
東京学芸大学 学長
出 口 利定
信等、詳しくは実際に利用して徐々に理解してください。そして、自
分流の生協活用術を見つけてください。私自身、学生時代は大変生協
のお世話になりました。特に親元を離れ一人での東京生活は、保護者
の方々にとっても心配です。生活上、困ったことがあったらいつでも
気楽に生協を訪ね相談してください。
「学生総合共済」「学生賠償責任保険」も、皆さん方の大学生生活を
経済的、精神的にサポートしてくれる制度です。大学生になると、こ
れまでとは違って飛躍的に活動範囲が広まります。それに伴い、いつ、
入学式を終え、毎日が慌ただしく過ぎ去っていることと思います。こ
どんなときに病気や事故、災害に遭遇するか分かりません。自分だけ
れからの大学生生活が充実した、密度の濃いものであり、この大学で学
でなく、他人にケガを負わせてしまうこともあります。年度毎に、
「学
んでよかったと思えるような大学にすることを、学長としてめざしてい
生総合共済報告書」が発行されています。それを読みますと、いかに
ます。そのためには、まずは皆さんが健康であり無事で快適に過ごせる
多くの事故、病気による入院・通院・手術が本学において発生してい
ように大学として様々なサポート体制を充実させていきます。
るか驚かされます。そして共済金給付によって経済的・精神的負担が
そのなかで、大学生協は皆さんの生活を様々な面でサポートしてくれ
軽減されたという事例報告が多くあります。いざというときの安心の
る心強い組織です。食堂、購買部、書籍販売、事業活動、各種情報の発
ために、大学としても制度に加入されることをお勧めします。
生協の「学生総合共済」への
加入をおすすめします。
松山大学 学長
村 上 宏之
17
大学関係者からのおすすめの言葉
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
実りあるものにされることを願っています。
こうした事業と併せて、学生どうしの助け合い事業として「学生総
合共済」があります。この「学生総合共済」は、全国の学生諸君が少
額の負担をすることによってお互いに助け合う制度です。思いがけな
い事故や病気・災害に備え、皆で力を合わせて安心・安全な学生生活
を送ろう、という趣旨の事業です。昨今の学生生活では、スポーツや
バイク・自転車の事故、不規則な生活やストレスを原因とする病気な
ご父母の皆様、この度は、お子様の松山大学合格を私ども松山大学教
ど、予想以上に事故や病気が発生しています。「学生総合共済」には
職員一同心からお慶び申し上げます。
多くの学生が加入しており、事故や病気を防止する活動や万一のとき
松山大学では、友愛と互助の精神に基づき、学生と教職員が自主的に
の給付に取り組んでいます。
協同して、松山大学生活協同組合(以下、松山大学生協)を組織し運営
入学時の何かと出費の多い時ではありますが、
「学生総合共済」と「学
しています。松山大学生協は、教科書等の書籍・パソコン・勉学用品な
生賠償責任保険」へ加入され、ご卒業までお子様が安心して充実した
どの提供、旅行の手配や語学研修の提案、食堂による食事の提供、住ま
学生生活を送られるとともに、勉学に励むことができますようお祈り
いの紹介、さらに、最近は就職支援の事業として各種資格取得の講座に
申し上げます。
も力を入れて展開しています。新入生の皆さんが松山大学生協の組合員
として利用するとともに、その運営に参加することで、学生生活をより
よく動き、よく学べ
島根大学 理事(教育・学生担当副学長) 肥 後 功一
こうした社会からの要請に応えるため、島根大学ではさまざまな
「主体的に動いて学ぶ」学修プログラムが準備されています。留学、
国際交流、地域社会交流、山陰地方の自然・文化・歴史・産業体験、
就業体験(インターンシップ)、サークルやボランティア活動などな
どです。どうか積極的に参加して、4年後の自分の姿を今から自分
でプロデュースしてください。
こうした学内外の活動を不安なく思う存分行うのに必要なのは、
新入生のみなさん、保護者のみなさま、ご入学おめでとうございま
万一の事故、病気、あるいは他人に対する賠償責任への備えです。
す。心よりお祝い申し上げます。
島根大学生協は、全国的な学生のたすけあい制度として学生総合共
大学での勉学の基本は、みなさんが選んだ学部・学科の専門的学修
済、学生賠償責任保険などを取り扱っています。島根大学だけでも
プログラムを、きちんと学んで身につけていくことです。しかし一方、
昨年一年間で、168件1,131万円の共済金が給付されたとのこと
国内外の厳しい社会的・経済的情勢、価値観の多様化・グローバル化
です。学生総合共済には、全国で210の大学生協、64万人以上の
などから、ここ数年、社会に出ようとする大学生に求められる能力像
学生が加入しています。事業の運営は大学生協共済連が責任をもっ
は大きく変化しようとしています。
て行っていますので、安心して相談し給付を受けられる体制が整っ
習ったことをただ頭で知っているだけではなく、自らの主体的行動
ています。
や社会的体験を通じてどのくらい「身体で」知っているか。あるいは、
しっかりとした備えをした上で、よく動き、よく学び、充実した
これまでの知識や技術だけでは「答が出ない問題」に対して、どのく
大学生活を送ってください。
らい果敢に独自のアプローチができるか。そうしたことが問われてい
るのです。
2014 ANNUAL REPORT
21
18 コンプライアンス・リスク管理
コンプライアンス
■ コンプライアンスの取り組み
コンプライアンスは高い社会性・公共性を有する共済事業においては特に重視すべき事項です。大学生協共済連および共
済代理店(会員生協)は、すべての法令およびその精神を遵守することにとどまらず、社会規範等をはじめ、共済契約者や
コンプライアンス・リスク管理
18
社会から求められる倫理感、要請にお答えし、公平かつ公正な事業運営に取り組んでいます。
■ 学生総合共済の勧誘方針について
当会は、適切な共済の普及推進のために、「勧誘方針ー学生総合共済普及活動にあたってー」を定めています。会員生協
窓口への掲示と募集物への掲載を行うなど、勧誘方針の遵守の徹底を図っています。
■ 個人情報保護の取り組み
当会は、
「個人情報保護方針」および「個人情報保護規則」を定め、管理する個人情報の適正な利用と管理・保護の徹底に努
めています。具体的には、個人情報保護管理責任者および個人情報保護管理者を配置するとともに、役職員の教育訓練を適宜
実施しています。今後も当会の事業を組合員に安心して利用いただけるよう、個人情報保護の強化に取り組んでいきます。
■ 反社会的勢力への対応方針について
当会は、共済事業団体として社会的責任および被害防止の観点から、反社会的勢力との関係を遮断することの重要性を認
識し、
「反社会的勢力への対応方針」を定めています。反社会的勢力に対しては、○組織としての対応、○外部専門機関との
連携、○取引を含めた一切の関係遮断、○有事における民事および刑事の法的対応、○裏取引や資金提供の禁止を基本原則
とし、毅然とした姿勢で臨みます。
「勧誘方針」
、
「個人情報保護方針」
、
「反社会的勢力への対応方針」については大学生協共済連ホームページをご参照ください。
大学生協共済連ホームページ:http://kyosai.univcoop.or.jp
リスク管理
当会の基本的な使命は、①より良い学生総合共済制度を作り、②大学生協の組合員の皆様におすすめし、③加入者(契約
者)からお預かりした共済掛金を将来の支払いに備えて安全に管理・運用し、④共済事故が発生したときは、規約に沿って
速やかに共済金をお届けすることです。公共性・社会性の高い事業に携わる組織として、事業を取り巻くさまざまなリスク
を適切 に管理することは、共済事業の健全性を確保するための 重要課題であるといえます。
そこで、当会では、
「リスク管理規則」や「引受リスク管理方針」等を規定し、日常的にリスク情報の収集・モニタリン
グを行う体制を整備・運用するとともに、リスクが顕在化する可能性が高まったときには、速やかに対応策を講じて、早期
に回復するよう努めています。共済事業におけるリスクとしては、商品開発・共済引受リスク、資産運用リスク、事務リス
ク、システムリスク等があります。
22
2014 ANNUAL REPORT
【公衆縦覧開始日】2015年2月28日 【縦覧時期】2016年2月まで 全国大学生協共済生活協同組合連合会
資 料 編
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
(消費生活協同組合法第53条の2及び消費生活協同組合法施行規則第209条に規定する公衆縦覧書類)
〔 〕
2013年10月1日から
2014年9月30日まで
■ 大学生協共済連 業務組織図
会長理事
契約業務課
給付業務課
代理店課
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
サポート
ダイヤル課
会員支援部
勉学援助制度
事務局
(注)2014年10月16日付で組織変更を行っています。
■ 役員の氏名及び役職名
氏 名
地位・役割
氏 名
地位・役割
濱田 康行
会長理事(代表理事/員外)
渡邊 花
理事(学生等/員外)
小野寺 正純
専務理事(代表理事)
神田 斉宜
理事(会員代表)
井内 善臣
理事(学識経験者)
石幡 敬子
理事(会員代表)
江澤 雅彦
理事(学識経験者/員外)
岡田 憲明
理事(会員代表)
荻原 多加資
理事(学識経験者/員外)
福島 裕記
理事(大学生協連推薦者)
吉岡 充代子
理事(学生等)
太田 龍彦
監事(員外)
木津谷 甫
理事(学生等)
秋元 誠司
監事
中島 健太
理事(学生等)
野尻 郁智
監事
荒木 翔太
理事(学生等)
白取 義之
監事
伴田 龍之介
理事(学生等)
■ 主たる事務所の名称及び所在地
名 称:大学生協杉並会館 所在地:東京都杉並区和田3-30-22
■ 主要な業務の内容
1.会員の組合員の入通院、手術、後遺障害、死亡、火災・風水害その他生活の共済を図る事業に係る業務。
2.会員の育成指導、連絡及び調整に係る業務。
3.会員の組合員及び役職員並びにこの会の役職員に対する組合の事業に関する知識の向上を図る事業に係る業務。
4.以上の事業に附帯する事業に係る業務。
2014 ANNUAL REPORT
23
■ 直近の事業年度における事業の概況
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
【2014年度における事業の概要】
③2015年度からの共済制度の改定について、5月16日に
(1)事業方針
臨時総会を開催し、定款及び事業規約の改正を議決し、
第6次中期計画(2013〜2015年度)の2年目となりま
7月28日に厚生労働大臣より認可を受けることができま
す。2013年度に残した課題を克服しつつ、中期計画の基
した。2015年新学期からは新共済での募集を開始します。
本方針「1.学生の健康と安全と学業継続を支え、組合員ど
④昨年増加した凍結破裂などでの水もれ事故について、発
うしのたすけあいが広がるキャンパスの実現を目指しま
生件数の多かった会員生協とともに寒冷時の水抜き方法
す」「2.業務水準をさらに向上させ、健全な共済事業を推
を周知するなどの対策を行い、大幅に減少(726件から
進します」のもと、全国の大学生協共済事業の重点方針と
154件)させることができました。また、自転車事故防
して提起する、①新入生の過半数である15万人の新規加
止のとりくみについては、引き続き全国共済委員会を中
入、②日常活動を強化、③自転車事故の防止、④コンプラ
心に、会員生協・各ブロックとともに行いました。
イアンスの遵守を踏まえて事業計画を進めていきます。
⑤10月に共済連ホームページをリニューアルし、11月に
「共済アプリ」を開発しました。また、執行は2015年度
(2)経済及び事業環境
になりますが、予防提案活動の推進と共済認知度の向上
大学生の健康・安全にかかわるリスクは、自転車事故、
をめざして「全国共済月間」の検討・準備を、全国共済
こころの病・メンタルヘルス、食生活の乱れ、飲酒による
委員会を中心に進めてきました。❶ポスター等の掲示、
事故等があげられ、引き続き予防提案活動を進める必要が
「タヌチョコ」の販売、共済アプリのアップデートによ
あります。
る広範な共済の広報、❷予防提案活動、❸「たすけあい
一方、共済事業をとりまく情勢では、引き続き共済に関
川柳」の公募等を行います。
係する法改正が続いており、契約者保護やコンプライアン
⑥2014年度は、第6次中期計画課題の具体化として「代
スをこれまで以上にすすめる必要があります。また、学研
理店と共済連の日常業務の役割分担の明確化」政策を、
災付帯学生生活総合保険(付帯学総)をはじめとした競合
理事会の小委員会である「共済業務委託のあり方検討委
保険への対応が求められています。消費税の引き上げをは
員会」および全国共済委員会の小委員会である業務検討
じめとした、学生のくらしを厳しくする動きがあります。
委員会で検討をすすめてきました。今後、2016年度か
将来に目を向けると、2018年度から18歳人口の減少が
らの執行に向けて研修や規則等の整備を進めていきます。
予測されており、大学生数、組合員数への影響を想定して
⑦第32回共済セミナーは、昨年と同規模の117生協503
対応する必要があります。
名の学生・職員の参加によって熱心な学びあいが行われ
ました。また、セミナーの前後には各ブロックでの共済
(3)事業の状況
セミナーが行われ、学習・交流が進みました。
①2014年度新学期の新入生の共済加入は、ほぼ前年並み
⑧今年度の主な業務改善として、❶共済システムの日祝日
の135,057名に留まり、目標である15万名を達成でき
を含めた通年の稼働、❷「タヌローピザシステム」によ
ませんでした。要因として、会員生協では❶新学期準備
る新学期用の加入申込書作成システムの稼働、❸事故報
の計画が執行できなかったまたは執行の遅れがあったこ
告より6カ月間共済金申請のない方への案内ハガキの発
と、❷新入生(保護者)に、対面で共済を説明する機会
信、❹共済サポートダイヤルの受電率の向上(71.6%か
を十分に持てなかったこと、❸共済の学習が弱く、新入
ら73.1%)、苦情の減少(87件から59件)を実現しま
生(保護者)へ十分な説明ができなかったこと等があげ
した。
られます。また、支援するブロック・共済連では、集中
⑨昨年は共済連と代理店で個人情報の事故がありました
的に支援する会員で一定の成果をあげたものの、それ以
が、今年度大きな事故は発生しませんでした。昨年の発
外の会員への情報提供等のサポートが不十分であったこ
生要因に基づく共済連内での業務改善が行われたこと
と、があげられます。
と、会員生協では各種研修会において個人情報保護につ
②共済金の支払は、41,546件、32億2,762万円となり、
いて理解が進んだことが要因と言えます。しかし、共済
ほぼ前年と同じ規模で多くの仲間にたすけあいの共済金
連の作成する2014年度募集パンフレットにおいて誤記
をおくることができました。共済金請求忘れゼロに向け
載がありました。部内での点検体制を整備・強化するこ
た会員生協での給付ボードのとりくみや、会員生協と共
とで、再発を防ぐこととしています。
済連での共済金未請求者への連絡のとりくみが進みまし
た。生命共済では、自転車事故、急性アルコール中毒、
24
(4)業績
精神疾患の支払件数が若干減少しました。また、火災共
①会員数及び出資金
済では、昨年増加した凍結破裂などによる水もれ事故で
当期末の会員数は219会員で前期比1会員の減少です。
の借家人賠償事故の支払が大きく減少しました。
期中減少は法定脱退した高野山大学生活協同組合です。
2014 ANNUAL REPORT
当期末の出資金は1口減少し、54,694口、54億6,940
万円となりました。
②加入者数
当 期 末 の 契 約 件 数 は 、 生 命 共 済 で 前 年 比 + 1 . 2 % の
612,135件、 火 災 共 済 で 前 年 比+0.8%の331,864件
となりました。なお、今年度で長期共済の契約はなくな
りました。
③経常収益
経常収益は、157億5,838万円で、前年比+3.0%、予
算比+0.8%でした。受入共済掛金は、生命共済では新
規加入が減少したものの、自動更新、卒業継続が伸長し、
19
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
前年実績及び計画をわずかに上回りました。なお、今年
度で長期共済の契約がなくなり、共済契約準備金戻入額
のうちの共済掛金積立金戻入額がなくなりました。資産
運用収益は前年実績を下回りましたが、計画は達成しま
した。雑収入は、そのほとんどが全国保険制度の集金事
務費です(その他経常費用の雑損失で会員生協に配分し
ています)。
④経常費用
経常費用は、138億3,606万円で、前年比+3.0%、予
算比+0.2%でした。共済金等支払額は32億4,460万円
で、前年比△1.2%、予算比△5.3%でした。事業経費(人
件費、物件費、共済業務委託費の合計)は30億2,372
万円で、前年比+5.2%、予算比△0.2%となりました。
人件費は、今後の定年退職者の増加を見越しての人員確
保を計画していましたが、補充が進まず、予算未達成と
なっています。物件費は、減価償却費、調査研究費等で
は統制できましたが、消耗品費、広報費、租税公課等で
予算を超過しています。共済業務委託費は、全体の契約
者数が増加し、前年実績を上回りました。
⑤経常剰余金
経常剰余金は19億2,231万円で、前年比+3.3%、予算
比+5.7%となりました。
⑥当期剰余金
当期剰余金は12億2,988万円で、前年比+1.4%、予算
比+22.2%となりました。
2014 ANNUAL REPORT
25
■ 主要な業務の状況を示す指標
事業年度は10月1日から翌9月30日となっています。
2010年度は全国大学生協連合会より分離した初年度であり、2010年6月から2010年9月までの期間となっています。また、
2010年度は共済事業を行っていません。
■主要な業務の指標
(単位:千円)
2010年9月期(末) 2011年9月期(末) 2012年9月期(末) 2013年9月期(末) 2014年9月期(末)
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
26
343
7,282,480
8,519,198
8,698,061
8,873,768
経常剰余金額または損失金(△)
△13,431
1,360,492
2,044,340
1,860,209
1,922,318
当期剰余金額または損失金(△)
△13,669
809,169
1,297,733
1,212,782
1,229,881
1,025,300
6,351,800
5,470,100
5,469,700
5,469,600
10,253
63,518
54,701
54,697
54,696
(1)
経常収益額
(2)
(3)
(4)
出資金額
出資口数(単位:口)
(5)
純資産額
1,011,630
7,157,312
7,505,252
8,677,847
9,851,497
(6)
総資産額
1,016,924
18,938,044
19,897,103
21,642,276
23,258,837
(7)
責任準備金残高
ー
7,895,404
8,430,622
8,755,472
9,097,602
(8)
貸付金残高
ー
ー
372,684
156,183
282,776
(9)
有価証券残高
650,000
6,333,565
13,285,326
15,269,595
17,887,373
(10)
支払余力比率(単位:%)
ー
632.9
562.6
639.7
718.1
(11)
剰余金の配当金額
ー
ー
ー
ー
ー
(12)
職員数(単位:人)
3
35
37
42
43
(13)
正味収入共済掛金額
ー
6,535,716
7,869,363
8,300,340
8,454,305
2010年度は全国大学生協連合会より分離した最初の年であり、2010年6月から9月末までの期間についての数値です
2014 ANNUAL REPORT
■ 事業の状況を示す指標
【主要な業務に関する指標】
(1)新契約高および保有契約高
■新契約高
(単位:億円)
共済事業の種類
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
金 額
金 額
金 額
金 額
金 額
短期生命共済
ー
2,820
2,783
2,868
2,863
短期火災共済
ー
1,578
1,575
1,610
1,636
※長期共済制度は、新規募集していないため短期共済制度のみとなっています。
■保有契約高・保有契約高増加率
2010年度
2012年度
2011年度
契約高
増加率
契約高
増加率
短期生命共済
ー
ー
9,241
ー 11,663
長期生命共済
ー
ー
1,960
ー
契約高
生命共済計
ー
ー
11,202
短期火災共済
ー
ー
5,181
ー
長期火災共済
ー
ー
1,104
ー
火災共済計
合 計
ー
ー
6,284
ー
ー
ー
17,486
6,435
6,524
増加率
3.8%
契約高
2.8% 12,229
6,529
1.4%
6,637
1.7%
ー △100.0%
58 △34.8%
6,587
19
2.0%
2.0% 12,229
1.5%
6,637
0.8%
1.7% 18,866
1.2%
1.0%
4.9% 18,652
増加率
ー △100.0%
80 △50.3%
5.6% 12,065
24.2%
89 △91.9%
ー 18,348
契約高
26.2% 11,985
161 △91.8%
ー 11,824
2014年度
2013年度
増加率
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
共済事業の種類
(単位:億円)
(注)契約高とは、保有している契約それぞれの基本契約(死亡共済金)の保障金額の合計額です。
火災共済については基本契約(家財の保障)の保障金額の合計額です
(2)保障機能別保有契約高
(単位:百万円)
区分
死亡
死亡保障
扶養者事故死亡
父母・扶養者死亡
入院保障
障害保障
手術保障
入院
後遺障害
手術
共済事業の種類
2010年度
2012年度
2013年度
2014年度
短期生命共済
ー
2011年度
924,119
1,166,320
1,198,511
1,222,937
長期生命共済
ー
196,479
16,107
8,004
ー
合計
ー
1,120,599
1,182,427
1,206,515
1,222,937
短期生命共済
ー
1,297,443
1,389,268
1,421,095
1,435,573
長期生命共済
ー
100,505
12,421
3,089
ー
合計
ー
1,397,949
1,401,689
1,424,184
1,435,573
短期生命共済
ー
46,162
58,264
59,986
61,076
長期生命共済
ー
13,388
1,040
504
ー
合計
ー
59,551
59,304
60,490
61,076
短期生命共済
ー
4,620
5,832
5,993
6,115
長期生命共済
ー
744
59
28
ー
合計
ー
5,364
5,891
6,021
6,115
短期生命共済
ー
2,772,358
3,498,959
3,595,533
3,668,810
長期生命共済
ー
550,788
44,210
21,732
ー
合計
ー
3,323,147
3,543,169
3,617,265
3,668,810
短期生命共済
ー
23,101
29,156
29,961
30,607
長期生命共済
ー
5,507
442
217
ー
合計
ー
28,609
29,598
30,178
30,607
2014 ANNUAL REPORT
27
(3)支払共済金の状況(その1)
■共済金支払件数
共済事業の種類
短期生命共済
(単位:件)
共済事由
件数
件数
件数
病気入院
件数
ー
4,310
6,044
7,577
件数
7,397
事故入院
ー
1,399
2,012
2,602
病気手術
ー
1,989
2,840
3,538
事故手術
ー
1,078
1,577
事故通院
ー
9,447
13,377
前年比較
増減
率(%)
△180
△2.4
2,863
261
10.0
3,821
283
8.0
2,130
2,349
219
10.3
15,980
16,148
168
1.1
固定期間
ー
3,952
5,315
6,124
6,095
△29
△0.5
病気後遺障害
ー
2
1
1
6
5
500.0
事故後遺障害
ー
33
88
124
106
△18
△14.5
本人死亡
ー
86
126
153
140
△13
△8.5
扶養者事故死亡特約
ー
59
99
137
135
△2
△1.5
父母扶養者死亡特約
ー
858
1,158
1,328
1,295
△33
△2.5
ー
23,213
32,637
39,694
40,355
661
1.7
病気入院
ー
2,937
1,629
264
80
△184
△69.7
事故入院
ー
1,131
625
122
50
△72
△59.0
病気手術
ー
1,560
927
154
51
△103
△66.9
事故手術
ー
1,030
555
103
42
△61
△59.2
事故通院
ー
5,345
2,589
354
130
△224
△63.3
固定期間
ー
2,218
1,121
151
51
△100
△66.2
病気後遺障害
ー
2
2
2
ー
△2
△100.0
事故後遺障害
ー
65
51
25
11
△14
△56.0
本人死亡
ー
86
46
8
1
△7
△87.5
扶養者事故死亡特約
ー
42
43
2
1
△1
△50.0
父母扶養者死亡特約
ー
619
317
23
12
△11
△47.8
小計
ー
15,035
7,905
1,208
429
△779
△64.5
生命共済計
ー
38,248
40,542
40,902
40,784
△118
△0.3
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
小計
長期生命共済
短期火災共済
火災(家財)
ー
93
134
145
159
14
9.7
火災(見舞金)
ー
2
14
13
7
△6
△46.2
借家人賠償
ー
277
414
802
422
△380
△47.4
盗難(家財)
ー
67
80
69
61
△8
△11.6
盗難(現金)
ー
40
57
48
52
4
8.3
盗難(修理)
ー
46
50
49
50
1
2.0
ー
525
749
1,126
751
△375
△33.3
火災(家財)
ー
49
30
1
2
1
100.0
火災(見舞金)
ー
2
4
ー
1
1
ー
小計
長期火災共済
28
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
借家人賠償
ー
218
123
26
8
△18
△69.2
盗難(家財)
ー
31
15
ー
ー
ー
ー
盗難(現金)
ー
25
10
ー
ー
ー
ー
盗難(修理)
ー
27
3
2
ー
△2
△100.0
小計
ー
352
185
29
11
△18
△62.1
火災共済計
ー
877
934
1,155
762
△393
△34.0
合計
ー
39,125
41,476
42,057
41,546
△511
△1.2
2014 ANNUAL REPORT
(3)支払共済金の状況(その2)
■支払共済金額
共済事業の種類
短期生命共済
(単位:千円)
共済事由
病気入院
給付金額
ー
事故入院
病気手術
事故手術
ー
事故通院
ー
給付金額
給付金額
増減
率(%)
712,300
877,337
903,060
25,723
2.9
ー
201,288
261,652
347,300
372,943
25,643
7.4
ー
105,570
149,380
186,440
201,760
15,320
8.2
57,700
84,030
114,350
126,260
11,910
10.4
338,717
495,043
597,853
611,763
13,910
2.3
135,190
180,528
207,264
214,729
7,465
3.6
ー
11,400
6,000
6,000
33,400
27,400
456.7
事故後遺障害
ー
34,800
68,280
103,200
96,720
△6,480
△6.3
本人死亡
ー
135,000
185,000
214,500
196,000
△18,500
△8.6
扶養者事故死亡特約
ー
82,205
103,675
172,936
161,898
△11,038
△6.4
父母扶養者死亡特約
ー
△3,300
△2.5
88,052
3.0
病気入院
85,800 115,800 132,800 129,500
ー 1,704,968 2,361,688 2,959,981 3,048,033
ー 238,867 127,750
4,615
29,544
△24,929
△84.4
事故入院
ー
87,977
45,398
9,713
3,778
△5,935
△61.1
病気手術
ー
68,750
40,790
7,060
2,620
△4,440
△62.9
事故手術
ー
46,170
25,670
5,120
1,930
△3,190
△62.3
事故通院
ー
144,691
68,020
8,522
2,860
△5,662
△66.4
固定期間
ー
53,898
27,459
3,985
1,301
△2,684
△67.4
病気後遺障害
ー
8,000
10,000
5,700
ー
△5,700
△100.0
事故後遺障害
ー
41,760
32,886
22,080
5,380
△16,700
△75.6
本人死亡
ー
94,000
48,600
12,800
1,000
△11,800
△92.2
扶養者事故死亡特約
ー
68,979
25,100
3,220
570
△2,650
△82.3
父母扶養者死亡特約
ー
61,900
31,700
2,300
1,200
△1,100
△47.8
25,254
914,993 483,373 110,044
ー 2,619,961 2,845,062 3,070,025 3,073,287
ー
34,379
15,014
28,973
32,847
△84,790
△77.1
3,262
0.1
ー
1,532
4.7
火災(見舞金)
ー
200
1,400
1,300
700
△600
△46.2
火災(家財)
借家人賠償
ー
39,547
95,505
148,765
101,628
△47,137
△31.7
盗難(家財)
ー
5,644
5,432
4,902
5,208
306
6.2
盗難(現金)
ー
1,115
1,575
1,602
1,526
△76
△4.7
盗難(修理)
ー
979
1,066
1,085
1,264
179
16.5
ー
62,501
133,953
190,502
144,708
△45,794
△24.0
火災(家財)
ー
12,023
11,646
344
1,089
745
216.6
火災(見舞金)
ー
200
400
ー
100
100
ー
小計
借家人賠償
ー
40,830
19,328
4,019
8,438
4,419
110.0
盗難(家財)
ー
2,661
1,390
ー
ー
ー
ー
盗難(現金)
ー
759
234
ー
ー
ー
ー
盗難(修理)
ー
536
155
66
ー
△66
△100.0
小計
ー
57,011
33,155
4,430
9,627
5,197
117.3
火災共済計
ー
119,513
167,109
194,932
154,335
△40,597
△20.8
ー 2,739,474 3,012,171 3,264,958 3,227,623
△37,335
△1.1
合計
2014 ANNUAL REPORT
19
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
ー
小計
長期火災共済
給付金額
517,297
固定期間
生命共済計
短期火災共済
給付金額
前年比較
病気後遺障害
小計
長期生命共済
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
29
■直近2事業年度の支払余力比率【明細】
(単位:百万円/百万円未満切り捨て、%)
(=①+②+③+④+⑤+⑥+⑦−⑧)
(1)支払余力の総額
2013年度
13,826
2014年度
8,568
①純資産の部の合計(剰余金の処分として支出する金額、その他有価証券の評価差額金を除く。)
9,732
②価格変動準備金
50
62
③異常危険準備金
4,433
4,715
④一般貸倒引当金
⑤その他有価証券の評価差額(税効果控除前)の90%(負値の場合は100%)
⑥土地の含み損益の85%(負値の場合は100%)
(=(a)+(b)+(c))
⑦上記に準ずるものの額
(a)将来の共済金等の支払に備えて積み立てている準備金の一部
イ)共済掛金積立金(解約返戻金相当額超過部分)
ロ)契約者割戻準備金(翌期所要額超過分)
(b)将来利益
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
(c)税効果相当額
0
0
54
66
0
0
719
834
100
97
100
97
0
0
0
0
618
737
0
0
4,322
4,292
R1一般共済リスク相当額
2,534
2,576
R2巨大災害リスク相当額
1,695
1,623
⑧控除項目(−)
(= R12+(R3+R4)2+R2+R5)
(2)
リスクの合計額
R3予定利率リスク相当額
(=①+②+③+④+⑤)
R4財産運用リスク相当額
①価格変動リスク相当額
0
0
157
158
54
54
102
103
③子会社等リスク相当額
1
1
④デリバティブ取引リスク相当額
0
0
0
0
(a)再保険リスク相当額
0
0
(b)再保険回収リスク相当額
0
0
②信用リスク相当額
(=(a)+(b))
⑤上記に準ずるものの額
R5経営管理リスク相当額
(3)支払余力比率
(=(1)/((2)×1/2))
87
87
639.7%
718.1%
(注1)上記比率は、通常の予測を超えたリスクに対応できる「支払余力」を有しているかどうかの一指標です。
大学生協共済連では厚生労働省が定めている「消費生活協同組合法施行規則」に基づき算出しています。
厚生労働省によれば、上記比率は、200%以上必要とされています。
(注2)生命保険会社、損害保険会社のソルベンシーマージン比率とは単純に比較はできません。
■直近5事業年度の支払余力比率
2010年度
2011年度
ー
(単位:%)
2012年度
632.9
2013年度
562.6
2014年度
639.7
718.1
【共済契約に関する指標】
(1)新契約平均共済金額および保有契約平均共済金額
■新契約平均共済金額
共済事業の種類
(単位:円)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
金 額
金 額
金 額
金 額
金 額
短期生命共済
ー
1,996,570
1,995,365
1,994,326
1,993,754
短期火災共済
ー
2,000,000
2,000,000
2,000,000
2,000,000
※長期共済制度は、新規募集していないため短期共済のみとなっています。
※平均共済金額は、生命共済については各基本契約(死亡保障)の引受共済金額の平均値です。
火災共済については基本契約(家財の保障)の引受共済金の平均値です。
■保有契約平均共済金額
30
15,411
共済事業の種類
2014 ANNUAL REPORT
短期生命共済
(単位:円)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
金 額
金 額
金 額
金 額
金 額
1,998,342
1,998,276
1,997,976
1,997,822
ー
短期火災共済
ー
2,000,000
2,000,000
2,000,000
2,000,000
長期火災共済
ー
1,500,000
1,500,000
1,500,000
ー
■保有契約平均共済金額
共済事業の種類
(単位:円)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
金 額
金 額
金 額
金 額
金 額
短期生命共済
ー
1,998,342
1,998,276
1,997,976
1,997,822
長期生命共済
ー
1,465,813
1,545,696
1,588,247
ー
短期火災共済
ー
2,000,000
2,000,000
2,000,000
2,000,000
長期火災共済
ー
1,500,000
1,500,000
1,500,000
ー
(2)解約失効率
(単位:%)
共済事業の種類
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
解約失効率
解約失効率
解約失効率
解約失効率
解約失効率
短期生命共済
ー
0.69
0.73
0.80
0.60
短期火災共済
ー
1.39
1.56
1.82
1.76
※長期共済制度は、新規募集していないため短期共済のみ
(単位:%)
2010年度
共済事業の種類
(4)契約者割戻しの状況 解約失効率
該当する事項はありません。
短期生命共済
ー
短期火災共済
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
(3)月払契約の新契約平均共済掛金
該当する事項はありません。
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
解約失効率
解約失効率
解約失効率
解約失効率
0.69
0.73
0.80
0.60
1.39
1.56
1.82
1.76
ー
(5)再共済を引き受けた主要な者の数
該当する事項はありません。
(6)支払再共済掛金の上位を占める5社の割合
該当する事項はありません。
(7)格付区分ごとの支払再共済掛金の割合
該当する事項はありません。
(8)未収再共済金
該当する事項はありません。
【経理に関する指標】
(1)責任準備金の積立方式および積立金
項目
2010年度
積立方式
ー
積立率
ー
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
平準純共済掛金式 平準純共済掛金式 平準純共済掛金式 平準純共済掛金式
100%
100%
100%
100%
積立率は、(実際に積み立てている共済掛金積立金+未経過共済掛金)/
(平準純共済掛金による共済掛金積立金+未経過共済掛金)×100パーセントの値です
(2)共済の特性ごとの契約者割戻準備金明細
該当する事項はありません
(3)引当金明細表
(単位:千円)
項目
貸倒引当金
2010年度
2012年度
2013年度
2014年度
当期増減額
ー
ー
ー
ー
ー
ー
個別貸倒引当金
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
小計
諸引当金
2011年度
一般貸倒引当金
賞与引当金
ー
19,616
19,161
20,044
18,044
△2,000
退職給付引当金
ー
541,454
574,877
627,051
586,918
△40,133
役員退職慰労引当金
ー
1,166
2,250
3,250
4,250
1,000
小計
ー
562,236
596,289
650,345
609,213
△41,132
価格変動準備金
ー
30,543
39,543
50,543
62,543
12,000
合計
ー
592,779
635,831
700,889
671,756
△29,133
2014 ANNUAL REPORT
31
(4)法定準備金および任意積立金明細
(単位:千円)
区分
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
前期末残高
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
法定準備金
任意積立金
合計
法定準備金
任意積立金
合計
法定準備金
任意積立金
合計
法定準備金
任意積立金
合計
法定準備金
任意積立金
合計
2014年度
270,000
400,000
670,000
970,000
899,900
1,869,900
当期増加額
ー
ー
ー
ー
ー
ー
当期末残高
ー
ー
ー
ー
ー
ー
当期減少額
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
270,000
400,000
670,000
700,000
500,000
1,200,000
660,000
500,099
1,160,099
270,000
400,000
670,000
970,000
899,900
1,869,900
1,630,000
1,398,928
3,028,928
99
99
ー
1,071
1,071
(5)事業経費の明細
(単位:千円)
項目
2010年度
2011年度
構成比
金額
金額
人件費
7,117
52.6%
物件費
6,424
47.4% 1,229,097
共済委託手数料
合計
ー
434,132
ー
13,541
2012年度
構成比
17.2%
金額
2013年度
構成比
461,592
金額
488,305
17.1%
48.8% 1,197,371
2014年度
構成比
金額
512,722
17.0%
45.8% 1,421,660
47.0%
17.0%
44.3% 1,316,303
構成比
857,257
34.0% 1,042,704
38.6% 1,068,940
37.2% 1,089,345
36.0%
100.0% 2,520,486
100.0% 2,701,667
100.0% 2,873,548
100.0% 3,023,727
100.0%
【資産運用に関する指標】
(1)主要資産の区分ごとの平均残高および利回り
資産
現金・預貯金
2010年度
平均金額
171,526
金銭の信託
(単位:千円)
2011年度
利回り
0.003%
平均金額
2012年度
利回り
平均金額
2013年度
利回り
平均金額
680,286
0.03% 1,722,708
0.02% 2,168,881
2014年度
利回り
ー
平均金額
利回り
0.02% 3,060,784
ー
0.02%
ー
ー 10,011,494
1.91% 11,151,307
1.50%
ー
ー
有価証券
799,305
0.040% 5,356,117
0.33% 5,363,755
0.85% 15,436,346
0.00% 17,981,352
0.98%
譲渡性預金
799,305
0.040% 1,097,342
0.10% 1,544,535
0.10% 1,470,410
0.08% 2,070,410
0.04%
公社債
ー
ー 2,888,454
1.14% 2,354,912
0.54% 12,911,088
1.13% 14,733,760
0.97%
株式
ー
ー
投資信託受益証券
ー
ー 1,370,320
ー
ー
その他
合計
970,831
105,280
0.00%
105,280
0.00%
105,280
0.00%
△1.18% 1,359,027
2.29%
949,566
3.45% 1,071,901
3.03%
0.00%
105,280
1.20%
324,630
0.035% 16,477,809
451,837
1.84% 1,716,230
0.32%
761,008
0.29%
1.31% 18,689,608
1.18% 19,321,457
0.96% 21,803,145
0.82%
※利回りについては運用費用等の費用を差し引いて計算しています
(2)主要運用資産の構成および増減
■運用資産の構成1
資産
現金・預貯金
金銭の信託
2010年度
金額
95,161
構成比
2011年度
金額
12.8% 1,144,999
ー
0.0% 10,180,082
有価証券
650,000
87.2% 6,333,565
譲渡性預金
構成比
2012年度
金額
6.5% 4,878,472
57.6%
ー
35.9% 13,285,326
構成比
2013年度
金額
26.9% 4,960,475
0.0%
ー
73.1% 15,269,595
構成比
2014年度
金額
24.5% 3,695,989
0.0%
ー
75.5% 17,887,373
構成比 増減額
17.1% △1,264,486
0.0%
ー
82.9% 2,617,778
650,000
87.2% 1,000,000
5.7% 1,200,000
6.6% 1,800,000
8.9% 2,400,000
公社債
ー
0.0% 3,342,278
18.9% 11,055,190
60.9% 12,411,156
61.4% 14,308,208
株式
ー
0.0%
105,280
0.6%
105,280
0.6%
105,280
0.5%
105,280
0.5%
ー
その他の有価証券
ー
0.0% 1,886,004
10.7%
924,855
5.1%
953,158
4.7% 1,073,884
5.0%
120,726
745,161
100.0% 17,658,647
100.0% 20,230,071
100.0% 21,583,362
合計
32
(単位:千円)
2014 ANNUAL REPORT
100.0% 18,163,798
11.1%
600,000
66.3% 1,897,052
100.0% 1,353,291
■運用資産の構成2
資産
(単位:千円)
2010年度
金額
2011年度
構成比
金額
現金・預貯金・短期資産
95,161
12.8% 1,144,999
譲渡性預金
2012年度
構成比
金額
6.5% 4,878,472
2014年度
2013年度
構成比
金額
26.9% 4,960,475
構成比
金額
24.5% 3,695,989
650,000
87.2% 1,000,000
5.7% 1,200,000
6.6% 1,800,000
8.9% 2,400,000
公社債
ー
ー 12,694,401
71.9% 11,055,190
60.9% 12,411,156
61.4% 14,308,208
構成比 増減額
17.1% △1,264,486
11.1%
600,000
66.3% 1,897,052
株式
ー
ー
105,280
0.6%
105,280
0.6%
105,280
0.5%
105,280
0.5%
ー
外国債券
ー
ー
199,677
1.1%
ー
0.0%
ー
0.0%
ー
0.0%
ー
外国株式
ー
ー
ー
ー
ー
0.0%
ー
0.0%
ー
0.0%
ー
その他の有価証券
ー
ー 2,514,283
14.2%
924,855
5.1%
953,158
4.7% 1,073,884
5.0%
120,726
745,161
100.0% 17,658,647
100.0% 20,230,071
100.0% 21,583,362
合計
100.0% 18,163,798
100.0% 1,353,291
※運用資産の構成1の金銭の信託を個別資産別に分類しています
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
(3)資産運用収益明細
(単位:千円)
区分
2010年度
利息および配当金収益
343
金銭の信託運用益
有価証券運用売却益
合計
2012年度
2013年度
2014年度
46,819
41,314
206,010
194,222
ー
204,213
168,619
ー
ー
ー
ー
32,948
ー
ー
343
251,032
242,882
206,010
194,222
2011年度
(4)資産運用費用明細
(単位:千円)
区分
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
有価証券運用評価損
ー
22,396
ー
7,540
ー
金銭の信託運用費
ー
12,557
18,332
ー
ー
その他運用費用
ー
2,385
3,543
12,387
14,903
合計
ー
37,338
21,876
19,927
14,903
(5)利息および配当金収入明細
(単位:千円)
科目
預金利息
有価証券利息配当金
公社債利息
譲渡性預金利息
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
6
200
286
425
739
336
42,717
15,957
200,014
191,242
ー
33,068
12,639
166,091
157,876
336
1,064
1,586
1,191
854
投資信託受益証券配当金
ー
8,585
1,731
32,732
32,512
株式配当金
ー
ー
ー
ー
ー
外国証券等利息配当金
ー
ー
ー
ー
ー
貸付金利息
ー
ー
2,932
3,694
1,987
不動産賃貸利息
ー
ー
ー
ー
ー
その他の利息及び配当金
ー
3,899
5,391
1,877
253
2014 ANNUAL REPORT
33
(6)(7)有価証券の種類別・残存期間別残高
(単位:千円)
区 分
MMF
譲渡性預金
合同金銭信託
公社債
株式
投資信託受益証券
その他
合計
区 分
MMF
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
譲渡性預金
合同金銭信託
公社債
株式
投資信託受益証券
その他
合計
区 分
MMF
譲渡性預金
合同金銭信託
公社債
株式
投資信託受益証券
その他
合計
区 分
MMF
譲渡性預金
合同金銭信託
公社債
株式
投資信託受益証券
その他
合計
区 分
MMF
譲渡性預金
合同金銭信託
公社債
株式
投資信託受益証券
その他
合計
2010年度
1年以下
ー
1年超3年以下 3年超5年以下 5年超7年以下 7年超10年以下 10年超15年以下 期間のないもの
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
650,000
ー
ー
ー
ー
ー
650,000
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1年超3年以下 3年超5年以下 5年超7年以下 7年超10年以下 10年超15年以下 期間のないもの
800,000
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
2,743,307
2,264,752
2,299,914
2,179,480
3,406,628
1,000,000
ー
ー
ー
ー
ー
ー
4,543,307
2,264,752
合 計
ー
650,000
ー
ー
ー
ー
ー
650,000
ー
ー
ー
2,299,914
ー
ー
ー
2,179,480
ー
ー
ー
3,406,628
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
605,292
合 計
605,292
ー 1,000,000
ー
800,000
ー 12,894,081
105,280
105,280
1,035,658
1,035,658
73,333
73,333
1,819,563
16,513,644
2012年度
1年以下
ー
1年超3年以下 3年超5年以下 5年超7年以下 7年超10年以下 10年超15年以下 期間のないもの
1,200,000
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1,128,202
2,235,430
2,287,485
2,201,113
206,822
617,512
ー
ー
ー
ー
3,202,960
2,328,202
2,442,252
2,904,998
2,201,113
1年以下
1年超3年以下 3年超5年以下 5年超7年以下 7年超10年以下 10年超15年以下 期間のないもの
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
合 計
ー
ー
ー
ー
11,055,191
105,280
105,280
ー
ー
ー
100,520
ー
ー
ー
3,202,960
100,520
105,280
ー
1,200,000
ー
924,855
ー
13,285,326
2013年度
ー
1,800,000
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1,340,061
2,305,020
2,387,975
2,410,261
445,558
415,140
ー
ー
ー
ー
3,967,838
3,140,061
2,750,578
2,803,115
2,410,261
1年以下
1年超3年以下 3年超5年以下 5年超7年以下 7年超10年以下 10年超15年以下 期間のないもの
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
92,460
ー
4,060,298
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
合 計
ー
ー
ー
ー
12,411,156
105,280
105,280
ー
ー
105,280
ー
1,800,000
ー
953,158
ー
15,269,595
2014年度
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
2,098,888
2,689,695
3,114,319
2,712,896
3,692,408
864,134
ー
ー
ー
3,553,829
3,114,319
ー
2,400,000
ー
ー
ー
4,498,888
(9)(10)(11)貸付金関連
該当する金額はありません
(12)外貨建資産
該当する金額はありません
2014 ANNUAL REPORT
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
2011年度
1年以下
(8)業種別保有株式の額
該当する金額はありません
34
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
2,712,896
ー
209,750
ー
3,902,158
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
105,280
合 計
ー
2,400,000
ー
14,308,208
105,280
ー
ー
1,073,884
105,280
17,887,373
ー
(13)外国証券の海外投資地域別構成
(単位:千円)
外国証券
区分
金額
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
ー
北米
ー
ー
ー
ー
199,677
ー
ー
ー
公社債
株式等
占率
金額
占率
ー
ー
ー
100.0% 199,677 100.0%
ー
0.0%
0.0%
ー
0.0%
0.0%
ー
0.0%
0.0%
金額
ー
ー
ー
ー
ー
占率
ー
ー
ー
ー
ー
(14)海外投資運用利回り
区分
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
ー
海外投資運用利回り
1.41%
1.42%
ー
ー
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
※上記利回りについては運用費用を控除せずに計算しています。
※2012年度内に外国債券が償還となったため残高は0ですが、運用利回りは算出しました。
【その他の指標】
(1)業務用固定資産残高
(単位:千円)
年 度
区 分
有形
固定資産
2010
年度
種 類
建物及び附属設備
器具備品
計
ソフトウェア
無形
その他無形固定資産
固定資産
計
合 計
年 度
区 分
有形
固定資産
2011
年度
種 類
建物及び附属設備
器具備品
計
ソフトウェア
無形
その他無形固定資産
固定資産
計
合 計
年 度
区 分
有形
固定資産
2012
年度
年 度
器具備品
計
当期償却額
当期末帳簿価額 減価償却累計額
期末取得原価
期首帳簿価額
当期増加額
当期減少額
当期償却額
当期末帳簿価額 減価償却累計額
期末取得原価
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
565,158
期首帳簿価額
ー
8,372
ー
当期増加額
当期減少額
当期償却額
14,328
8
565,166
6,140
ー
33,876
4,235
4,235
無形
その他無形固定資産
固定資産
計
412,330
合 計
412,330
区 分
種 類
建物及び附属設備
器具備品
計
ソフトウェア
無形
その他無形固定資産
固定資産
計
区 分
種 類
建物及び附属設備
期首帳簿価額
8,372
79,278
87,651
403,957
8
ー
161,209
403,957
167,164
412,330
当期末帳簿価額 減価償却累計額
443
6,140
9,822
28,191
20,356
48,548
20,800
54,689
4,235
150,883
488,992
3,348
33,889
3,348
455,102
90,161
455,102
488,992
ー
6
6
ー
当期償却額
ー
当期末帳簿価額 減価償却累計額
4,712
1,428
6,140
14,580
16,953
3,479
51,662
36,138
57,803
15,566
21,665
164,684
380,579
90,161
164,684
380,579
93,510
6
180,251
402,244
当期増加額
16,953
2,824
計
21,665
8,160
380,579
102,216
141,505
380,579
243,721
402,244
251,881
当期減少額
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
期末取得原価
985
ー
ー
ー
ー
期末取得原価
5,697
231,780
当期減少額
ー
443
455,102
器具備品
合 計
5,955
161,200
140,617
28,191
ー
87,651
191,763
5,335
無形
その他無形固定資産
固定資産
計
79,278
33,889
4,712
ソフトウェア
8,372
5,955
455,102
当期増加額
ー
ー
ー
ー
10,265
ー
ー
ー
ー
ー
140,617
ー
期首帳簿価額
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
5,697
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
579,495
14,328
40,017
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
191,763
有形
固定資産
2014
年度
当期減少額
8,372
合 計
年 度
当期増加額
403,957
ソフトウェア
有形
固定資産
2013
年度
種 類
建物及び附属設備
期首帳簿価額
ー
当期償却額
ー
当期末帳簿価額 減価償却累計額
期末取得原価
1,509
8,537
2,938
11,476
8,926
10,851
43,636
54,487
10,436
19,388
46,574
65,963
165,165
317,629
ー
141,505
165,165
459,134
175,602
478,523
2014 ANNUAL REPORT
35
■ 契約年度別責任準備金残高および予定利率
責任準備金残高
契約年度
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
(単位:円)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
予定利率
∼1980年度
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1981年度∼1985年度
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1986年度∼1990年度
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1991年度∼1995年度
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1996年度∼2000年度
ー
ー
ー
ー
ー
ー
2001年度∼2005年度
ー
ー
ー
ー
ー
2006年度
ー
30,294
ー
ー
ー
1.00%
2007年度
ー
35,311,153
34,895,745
ー
ー
1.00%
2008年度
ー
79,175,634
78,593,181
ー
ー
1.00%
2009年度
ー
631,502
1,533,106
ー
ー
1.00%
2010年度
ー
617,924
493,621
ー
ー
1.00%
2011年度
ー
458,431
586,702
ー
ー
1.00%
2012年度
ー
ー
122,583
ー
ー
1.00%
2013年度
ー
ー
ー
ー
ー
1.00%
2014年度
ー
ー
ー
ー
ー
1.00%
ー
※上記の数値は長期生命共済、長期火災共済の数値に基づき集計しています。
※2010年度は初年度であり、共済事業は行っていません。従って大学生協共済連としての数値はありません。
■ リスク管理体制及び法令遵守の体制
【大学生協共済生活協同組合連合会 リスク管理(コンプライアンス、危機管理を含む)体制図】
平成25年12月1日現在
理事会
会長理事( )
会計監査人
監事(会)
監事会事務局
共済計理人
専務理事( )
「組合員の声」検証会議
業務本部長( )
企画部長
会員支援部長
業務部長
総務部長
以下省略
以下省略
以下省略
資産運用
管理者
役員室長
内部監査
室長
(株)大学生協
保険サービス・部長
以下省略
コンプライアンス
推進課
リスク管理課
以下省略
●リスク管理委員会が対象とする主なリスク事案、事象は次に該当し、事業運営に重大な支障が出る恐れのあるもの
1財務の健全性
2新商品開発、引受の適切性
3資産運用の健全性・安全性、資金の流動性
4事務管理、事務の進捗状況、委託先管理の適切性、システムの安全管理等
5法令・内部規則等の遵守
6風評、反社会的勢力による不法な攻撃、会の社会的信頼の失墜
7自然災害、感染症、テロ、戦争等
●リスク管理委員会を年4回以上開催し、理事会に対して事故防止とリスク管理状況を報告する。
●発生した事象、事案の解決に緊急対応が必要な場合は、「対策委員会」を設置し、早期解決に当たる。
●別途組織した「組合員の声」検証会議に提起されたコンプラ関連の重大事案については、ほぼ同じメンバーなので原則として同会議の場で解決している。
36
2014 ANNUAL REPORT
大学生協共済連の内部統制整備に関する基本方針
大学生協共済連は、会員と会員の組合員、及び社会的な負託に応え、「設立趣意書」や「事業計画」に基づいて事業・活動を行
います。この前提として、当会は「業務の有効性及び効率性」「財務報告の信頼性」「事業活動に関わる法令等の遵守」「資産の保
全」の4つの目的を達成するために必要な内部統制の整備に関する基本方針(以下「基本方針」)を次のとおり定めます。
1 理事・委員及び職員の職務の執行が、法令・定款などに適合することを確保します
2 理事・委員及び職員の職務執行に関わる情報の保存及び管理を適正に行います
3 損失の危険の管理を行います
4 財務報告を適正に作成します
5 理事・委員及び職員の職務の執行が効率的に行われるようにします
6 子会社等における業務の適性を確保します
7 監事監査がいっそう有効に行われるための環境を整備します
(2010年10月16日理事会で制定)
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
大学生協共済連の内部統制上の2014年度課題
2013年11月15日 専務理事 小野寺 正純
1 理事・委員及び職員の職務の執行が、法令・定款などに適合することを確保します
ア 理事会・代表理事は、法令や定款の遵守が重要であり、経済的利益に優先することを自覚して、常にこの立場で意思決定・
業務執行に当たります。
イ 理事会は、各委員・職員等に、法令や定款の遵守が重要であることを「役職員の行動指針」で示します。
ウ 専務理事や業務を分担して執行する理事は、着任・採用・任命した理事・委員・職員等(以下「役職員」という。)に「役
職員の行動指針」を渡すとともに、年に1回この重要性を役職員に発信し続けます。また、掲示等により周知に努めます。
エ 役職員が「法令等に違反しているかどうか確認したい」と考えたとき等に相談できる窓口(ヘルプライン)を企画部法
令コンプライアンス担当とし、この活用を役職員に周知します。
オ 全部署に法令担当を配置し、その部署の業務で法令等に関する事項のチェックを法令担当が行うしくみを整えます。
カ 企画部に法令コンプライアンス担当(ただしオと兼任しない)を配置し、会全体での各種規程の作成、契約、理事会へ
の起案等の際に、この担当によるチェックを位置づけます。この部署が起案を行うときは、企画部で直接起案等に係わ
らない職員がチェックすることにします。
キ 共済連や代理店、子会社等が、法令に違反する員外利用を起こさないようにします。ホームページでの表示等に関し、
定期的に確認します。
ク 反社会的勢力への対応方針を遵守します。
2 理事・委員及び職員の職務執行に関わる情報の保存及び管理を適正に行います
ア 理事会は、総会・理事会の議事録や法令・定款に定められた規則等をルールに則って作成し、適切に保存・管理します。
イ 代表理事・職員等は「文書管理規則」・「情報開示規則」に基づき文書を適正に取り扱います。
ウ 代表理事が行った重要な意思決定については、
「提案への承認、不承認」
・
「メールの紙へのコピー」等により記録して「意
思決定書綴り」に5年間記録し、各理事が任意に閲覧して監督します。
3 損失の危険の管理を行います ア 専務理事は、想定される代表的な危機に適切に備えることを念頭に、自らの職務上の重点や役職員の分担等を適切に定め、
これを固定化させず必要に応じて変更します。
イ 特に、「個人情報事故」や「資産運用におけるリスクのとりすぎ」を発生させると会員や会員の組合員にも大きな損害が
及ぶことを自覚し、理事会において専務理事からこのことへの対処状況の報告を受け、確認します。
ウ 利用者情報の保護管理については、「個人情報保護規則」に基づく統制に努めるとともに、各部署で特有の個人情報保護
目標を作成し日常業務での強化を進めます。
エ 取引先と契約書を交わすときは、その取引先との間で定めておくべきこと、将来事故や対立点等が生じたときの解決に
資する内容等を個別に想定して契約を交わすようにします。
オ 理事会は、共済代理店が法令を遵守し適正に業務を行うことが責務でもあることを自覚し、共済代理店の業務の管理、
点検、改善態勢の向上に努めます。
4 財務報告を適正に作成します
ア 理事会は、
「適正な財務報告を作成することが理事会の責務」と確認し、財務報告の作成に関する業務水準の改善・向上に努めます。
イ 法令に基づき会計監査人・共済計理人の十分な関与を得て、これを適正な財務報告作りに生かします。
2014 ANNUAL REPORT
37
5 理事・委員及び職員の職務の執行が効率的に行われるようにします
ア 理事・委員・職員は、中期的な行動計画に沿って事業・活動を行うことでより高い成果を上げられることを確信し、系
統的・目的意識的に努力を重ねるよう努めます。
イ 理事会は、理事会規則に基づき年4回程度開催し、必要な事項を文書または口頭で簡潔に報告し、理事会で議決すべき
事項をもれなく決するほか、そのときどきの状況に応じた重要な事項について時間をとって協議し必要な意思決定を行
います。
ウ 理事会において、代表理事とともに業務を分担して執行する理事や執行役員を任命し「理事会で決する事項」「代表理
事が決定する事項」「その理事等に決定を委任する事項」等を理事会規則または理事会における申し合わせ等で適切に
定め、意思決定・業務執行を機動的に行います。
エ 専務理事は、業務の管理と執行力を高めるため、役割と権限、責任を明確にして部課長を適切に配置するとともに、重
点と効率を踏まえた経営組織体制強化や変更を進めます。
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
6 子会社等における業務の適正を確保します
ア 理事会は、子会社等が法令を遵守し適正に業務を行うことが当理事会の責務でもあることを自覚し、子会社等に対する
重要な方針や事項は、子会社等の取締役会の前後に、理事会で協議し決定します。
イ 当生協の専務理事または理事会で確認する役職員が子会社等の取締役を兼務し、子会社等の取締役会を通じて子会社等
の業務執行を監督します。
7 監事監査がいっそう有効に行われるための環境を整備します
ア 理事会は、生協の健全な運営と社会的信頼確保のために、監事監査の環境整備が重要かつ必須であることを認識し、そ
のための措置を着実に前進させます。
イ 専務理事は、監事会に出席するなどして監事と定期的に協議し、相互認識を深めます。
ウ 監事会事務局を配置し、その職員はその業務に関して理事会の指揮を離れ監事の命を受けて業務にあたります。
エ 代表理事・業務を分担して執行する理事等は、重大な法令・定款違反、重大な不正行為、生協に著しい損害を及ぼすお
それのある事実を発見したときは、直ちに理事だけでなく監事にも報告します。
オ 専務理事は、行政庁・監査法人等から重要な指摘・指導・勧告等を受け取ったときは、理事とともに監事にも報告します。
カ 事業報告書・決算関係書類およびこれらの附属明細書を適切に分担して計画的に作成し、必要な点検も行って、完成度
の高い各書類等を所定の時期に監事に提供します。
<内部統制の有効性を確保するために>
ア 理事会は、内部統制を適切に整備することが会員の付託に応える上で重要であると確信して、継続的に内部統制の改善
向上を図ります。そのために、専務理事のもとに会の内部統制の整備を総合的に推進する職員を置きます。
イ 内部統制の個別課題(個人情報の適切な取扱いや各文書の管理等)を担当する職員等を決め、整備の進行状況を理事会
に報告します。
ウ 専務理事は内部監査方針を定めて執行します。
以上
38
2014 ANNUAL REPORT
■貸借対照表
科目
(単位:千円)
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
(資産の部)
現金及び預金
現金
預貯金
金銭の信託
有価証券
譲渡性預金
科目
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
(負債の部)
95,161 1,144,999 4,878,472 4,960,475 3,695,989 共済契約準備金
ー
1,165
1,606
1,831
1,660
95,161 1,143,833 4,876,865 4,958,643 3,694,328
ー 10,180,082
ー
ー
ー 10,127,773 10,752,203 11,317,724 11,877,298
支払備金
ー 2,232,368 2,321,580 2,562,252 2,779,695
責任準備金
ー 7,895,404 8,430,622 8,755,472 9,097,602
ー 業務委託勘定
650,000 6,333,565 13,285,326 15,269,595 17,887,373 その他共済負債
650,000 1,000,000 1,200,000 1,800,000 2,400,000 未払費用
ー
ー
6,853
6,914
ー
ー
65,383
31,226
16,843
4,944
987
13,498
13,755
16,605
17,413
4,306
981,295
951,979
905,450
835,927
4,070
256,809
214,266
180,876
169,019
地方債
ー 1,298,878 5,845,402 6,166,708 6,665,904
未払金
社債
ー 1,543,205 2,074,603 3,639,363 4,238,388
未払法人税等
235
673,263
723,514
705,586
648,017
株式
ー
105,280
105,280
105,280
保険預り金
ー
6,498
4,089
5,021
5,321
投資信託受益証券
ー 1,886,005
924,855
953,158 1,073,884
預り金
ー
34,737
448
8
14
ー
ー
372,684
156,183
282,776
その他の負債
ー
9,986
9,661
13,957
13,554
282,776 引当金
貸付金
500,195 3,135,185 2,605,085 3,403,915 その他負債
105,280
ー
ー
372,684
156,183
業務委託勘定
ー
37,748
19,303
21,732
22,525
その他の貸付金
ー
562,237
596,289
650,345
609,213
賞与引当金
ー
19,616
19,161
20,044
18,044
業務受託勘定
ー
ー
ー
ー
ー
退職給付引当金
ー
541,454
574,877
627,051
586,918
その他共済資産
ー
236
ー
ー
ー
役員退職慰労引当金
ー
1,166
2,250
3,250
4,250
前払費用
ー
15,825
11,869
7,912
ー
30,543
39,543
50,543
62,543
未収収益
ー
14,928
25,642
29,983
29,382
261,752
264,492
289,194
214,174
304,278
その他資産
未収金
差入保証金
ー
40,956
82,819
61,259
261,450
209,210
181,820
129,530
3,956 価格変動準備金
負債合計
5,294 11,780,732 12,391,850 12,964,428 13,407,340
40,361 (純資産の部)
234,110 会員資本
1,011,630 7,147,299 7,487,111 8,633,852 9,797,997
長期前払消費税等
ー
14,325
21,430
20,109
26,866
その他の資産
302
ー
3,124
3,275
2,940
業務用固定資産
ー
412,330
488,992
402,244
478,523
法定準備金
ー
ー
270,000
970,000 1,630,000
減価償却資産
ー
8,372
33,889
21,665
19,388
任意積立金
ー
ー
400,000
899,900 1,398,928
出資金
1,025,300 6,351,800 5,470,100 5,469,700 5,469,600
剰余金または損失金(△) △13,669
795,499 2,017,011 3,164,152 4,328,397
ー
403,957
455,102
380,579
459,134
異常災害見舞金積立金
ー
ー
200,000
480,000
780,000
関係団体等出資金
10,011
10,011
10,011
10,011
10,011
システム開発準備金積立金
ー
ー
200,000
400,000
600,000
関係団体出資金
10,011
11
11
11
11
入学前火災事故見舞金積立金
ー
ー
ー
19,900
18,928
子会社等株式
ー
10,000
10,000
10,000
10,000
当期未処分剰余金または損失金(△)
△13,669
795,499 1,347,011 1,294,252 1,299,469
繰延税金資産
ー
523,824
515,606
569,962
544,021
(うち当期剰余金または損失金(△))
△13,669
809,169 1,297,733 1,212,782 1,229,881
無形固定資産
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
純資産合計
資産合計
19
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
国債
ー
1,016,924 18,938,044 19,897,103 21,642,276 23,258,837
負債・純資産合計
ー
10,012
18,141
43,995
53,499
ー
10,012
18,141
43,995
53,499
1,011,630 7,157,312 7,505,252 8,677,847 9,851,497
1,016,924 18,938,044 19,897,103 21,642,276 23,258,837
2014 ANNUAL REPORT
39
■損益計算書
(単位:千円)
科目
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
343
7,282,480
8,519,198
8,698,061
8,873,768
ー
6,505,173
8,155,868
8,369,128
8,531,420
ー
6,505,173
8,155,868
8,369,128
8,531,420
共済契約準備金戻入額
ー
419,376
ー
ー
ー
責任準備金戻入額
ー
419,376
ー
ー
ー
ー
251,032
242,882
206,010
194,222
経常収益
共済掛金等収入
受入共済掛金
資産運用収益
利息及び配当金等収益
ー
46,819
41,314
206,010
194,222
金銭の信託運用益
ー
204,213
168,619
ー
ー
有価証券売却益
その他経常収益
ー
32,948
ー
ー
106,897
120,447
122,922
148,125
受取出資配当金
ー
21
35
23
23
ー
106,876
120,411
122,899
148,101
343
ー
ー
ー
ー
13,774
5,921,988
6,474,858
6,837,852
6,951,450
共済金等支払額
ーー
2,759,948
3,032,458
3,283,897
3,244,608
支払共済金
ーー
2,739,474
3,012,171
3,264,958
3,227,623
支払返戻金
ー
20,473
20,287
18,938
16,984
ー
519,018
624,430
565,521
559,573
ー
519,018
89,212
240,671
217,443
経常費用
共済契約準備金繰入額
支払備金繰入額
ー
ー
535,218
324,849
342,130
ー
37,338
21,876
19,927
14,903
金銭の信託運用費
ー
12,557
18,332
ー
ー
有価証券評価損
ー
22,396
ー
7,540
ー
責任準備金繰入額
資産運用費用
その他の運用費用
事業経費
ー
13,541
2,385
3,543
12,387
14,903
2,520,488
2,701,667
2,873,549
3,023,729
人件費
7,117
434,132
461,592
488,305
512,722
物件費
6,424
1,229,097
1,197,371
1,316,303
1,421,660
ーー
857,257
1,042,704
1,068,940
1,089,345
232
85,194
94,424
94,957
108,635
232
85,194
94,424
94,907
103,635
共済委託手数料
その他経常費用
その他の経常費用
寄付金
経常剰余金
特別損益
特別利益
その他の特別利益
特別損失
価格変動準備金繰入
その他特別損失
税引前当期剰余金または損失金(△)
法人税等
ー
ー
ー
50
5,000
△13,431
1,360,492
2,044,340
1,860,209
1,922,318
ー
ー
31,363
ー
ー
ー
ー
ー
31,363
ー
ー
ー
50,605
13,235
11,006
12,000
ー
11,200
9,000
11,000
12,000
ー
39,405
4,235
6
ー
△13,431
1,309,886
2,062,468
1,849,202
1,910,318
237
677,633
758,974
700,765
658,177
ー
△176,916
5,761
△64,345
22,259
△13,669
809,169
1,297,733
1,212,782
1,229,881
当期首繰越剰余金または損失金(△)
ー
ー
△13,669
49,278
81,370
68,516
入学前火災事故見舞金積立金取崩額
ー
ー
ー
99
1,071
△13,669
795,499
1,347,011
1,294,252
1,299,469
法人税等調整額
当期剰余金または損失金(△)
当期未処分剰余金または損失金(△)
40
ー
343
その他の経常収益
受取利息
経常損益
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
2010年度
2014 ANNUAL REPORT
■共済事業 部門別損益計算書(自 2013年10月1日 至 2014年9月30日)
項目
短期共済事業
長期共済事業
生命共済 火災共済
経常収益
(単位:千円)
合計
生命共済 火災共済
合計
部門外
勘定
合計
151
25
177
7,936,798
673,697
8,610,495
263,095
8,873,768
ー
ー
ー
7,863,896
667,523
8,531,420
ー
8,531,420
受入共済掛金
ー
ー
ー
7,863,896
667,523
8,531,420
ー
8,531,420
共済契約準備金戻入額
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
責任準備金戻入額
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
151
25
177
72,842
6,169
79,012
115,033
194,222
151
25
177
72,842
6,169
79,012
115,033
194,222
共済掛金等収入
資産運用収益
利息及び配当金等収益
0
0
0
58
4
63
148,061
148,125
受取出資配当金
0
0
0
21
1
23
ー
23
その他の経常収益
0
0
0
36
3
39
148,061
148,101
その他経常収益
672
△86,956
6,513,663
407,281
6,920,944
117,462
6,951,450
25,332
9,640
34,973
3,061,296
148,338
3,209,635
ー
3,244,608
支払共済金
25,254
9,627
34,882
3,048,033
144,708
3,192,741
ー
3,227,623
支払返戻金
78
12
91
13,263
3,630
16,893
ー
16,984
△116,844
△9,624 △126,469
638,257
47,784
686,042
ー
559,573
△100,594
△6,875 △107,470
305,393
19,520
324,913
ー
217,443
△16,249
△2,749
△18,998
332,864
28,264
361,129
ー
342,130
11
1
13
5,589
473
6,062
8,826
14,903
経常損益
共済契約準備金繰入額
支払備金繰入額
責任準備金繰入額
資産運用費用
11
1
13
5,589
473
6,062
8,826
14,903
3,870
654
4,525
2,808,519
210,684
3,019,203
ー
3,023,729
人件費
980
165
1,146
471,632
39,943
511,576
ー
512,722
物件費
2,719
460
3,179
1,307,727
110,753
1,418,480
ー
1,421,660
170
28
199
1,029,159
59,986
1,089,146
ー
1,089,345
その他経常費用
ー
ー
ー
ー
ー
ー
108,635
108,635
寄付金
ー
ー
ー
ー
ー
ー
5,000
5,000
その他の運用費用
事業経費
共済委託手数料
ー
ー
ー
ー
ー
ー
103,635
103,635
87,781
△646
87,134
1,423,134
266,416
1,689,551
145,632
1,922,318
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
9
1
10
4,500
381
4,881
7,107
12,000
9
1
10
4,500
381
4,881
7,107
12,000
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
税引前当期剰余金
87,771
△648
87,123
1,418,633
266,035
1,684,669
138,525
1,910,318
法人税等
30,240
△223
30,017
488,773
91,659
580,432
47,727
658,177
その他の経常費用
経常剰余金
特別損益
特別利益
その他の特別利益
特別損失
価格変動準備金繰入
その他の特別損失
法人税等調整額
当期剰余金
1,022
△7
1,015
16,530
3,099
19,630
1,614
22,259
56,508
△417
56,090
913,330
171,276
1,084,606
89,183
1,229,881
■剰余金処分または損失処理計算書
科目
(単位:千円)
2010年度
2012年度
2013年度
2014年度
△13,669
795,499
1,347,011
1,294,252
1,299,469
Ⅱ 剰余金処分額
ー
746,221
1,265,641
1,225,736
1,216,706
法定準備金
ー
207,000
700,000
660,000
730,000
Ⅰ 当期未処分剰余金または損失金(△)
19
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
△87,629
共済金等支払額
経常費用
2011年度
出資配当金
ー
76,221
65,641
65,636
65,635
任意積立金
ー
400,000
500,000
50,099
421,071
異常災害見舞金積立金
ー
200,000
280,000
300,000
220,000
システム開発準備金積立金
ー
200,000
200,000
200,000
200,000
入学前火災事故見舞金積立金
ー
ー
20,000
99
1,071
Ⅲ 次期繰越剰余金または損失金(△)
△13,669
49,278
81,370
68,516
82,762
2014 ANNUAL REPORT
41
■ 貸付金
2010年、2011年、2012年、2013年、2014年度ともに以下の状況です
(1)破綻先債権
該当する金額はありません。
(2)延滞債権
該当する金額はありません。
(3)3ヶ月以上延滞債権
該当する金額はありません。
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
(4)貸付条件緩和債権
該当する金額はありません。
■債権者区分による債権の状況
(単位:千円)
区分
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
(1)破産更生債権及びこれらに準ずる債権
ー
ー
ー
ー
ー
(2)危険債権
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
302
93,868
500,450
269,159
375,045
(3)要管理債権
(4)正常債権
■ 有価証券等の時価情報及び評価損益
(1)有価証券の時価情報
(単位:千円)
区分
2010年9月末
2013年9月末
2012年9月末
2011年9月末
2014年9月末
帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益
650,000
合同金銭信託
ー
ー
ー
800,000
800,000
ー
ー
国債
ー
ー
ー
500,195
513,850
13,654 3,135,185 3,256,622
121,437 2,605,085 2,701,620
96,534 3,403,915 3,496,770
92,855
地方債
ー
ー
ー 1,298,878 1,315,078
16,199 5,845,402 6,115,192
269,790 6,166,708 6,394,901
228,192 6,665,904 6,900,160
234,256
社債
ー
ー
ー 1,543,205 1,541,371 △1,834 2,074,603 2,128,498
53,894 3,639,363 3,703,496
64,132 4,238,388 4,344,025
105,637
株式
ー
ー
ー
105,280
105,280
ー
105,280
105,280
ー
105,280
105,280
ー
105,280
ー
投資信託
ー
ー
ー
480,712
480,712
ー
924,855
924,855
ー
953,158
953,158
ー 1,073,884 1,073,884
ー
650,000
650,000
445,121 15,269,595 15,658,455
388,860 17,887,373 18,320,120
432,748
合計
ー
ー
605,292
ー
ー
ー 1,200,000 1,200,000
ー 1,000,000 1,000,000
ー 6,333,565 6,361,584
ー
ー
ー
ー
ー 1,800,000 1,800,000
ー
28,018 13,285,326 13,730,448
ー
ー
ー
650,000
MMF
605,292
ー
ー
譲渡性預金
ー
ー
ー
ー
ー
ー 2,400,000 2,400,000
ー
ー
ー
105,280
(2)金銭の信託の時価情報
(単位:千円)
区分
2010年9月末
2013年9月末
2014年9月末
国債
ー
ー
ー 2,634,647 2,727,042
92,394
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
地方債
ー
ー
ー 4,544,972 4,759,354 214,381
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
政府保証債
ー
ー
ー
51,955
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
976,968 1,028,923
社債
ー
ー
ー 1,395,213 1,381,470 △13,742
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
投資信託
ー
ー
ー
554,946
554,946
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
その他
ー
ー
ー
73,333
73,333
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
合計
ー
ー
ー 10,180,082 10,525,071 344,988
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
(3)デリバティブ取引情報
該当する金額はありません。
42
2012年9月末
2011年9月末
帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益 帳簿価格 時 価 差損益
2014 ANNUAL REPORT
■ 貸倒引当金・貸付金償却等
2010年、2011年、2012年、2013年、2014年度ともに以下の状況です
イ)貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
該当する数値はありません。
2010年、2011年、2012年、2013年、2014年度ともに以下の状況です
ロ)貸付金償却の額
該当する金額はありません。
■ 子会社
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
■子会社の概況
名 称
事務所所在地
資本金
株式会社大学生協保険サービス
東京都杉並区高円寺南1−12−4 10,000千円
損害保険代理業
事業の内容
生命保険代理業
福利厚生事務、共済事務、保険事務の受託処理業務
集金代行業務
設立年月日
この会の議決権割合
2010年7月23日
100%
■貸借対照表
(2014年9月30日現在)
科目
(単位:円)
金額
(資産の部)
科目
流動資産
159,467,274
流動負債計
現金及び預金
131,778,020
未払金
未収金
固定資産
27,689,254
2,706,921
33,547
4,072,900
未払費用
2,040,653
429,300
預り金
429,300
賞与引当金
2,277,621
ソフトウェア
2,277,621
負債合計
38,473,412
2,963,906
107,308,733
(純資産の部)
株主資本合計
54,865,462
資本金
10,000,000
利益剰余金
44,865,462
当期未処分利益
44,865,462
(うち当期利益)
純資産合計
162,174,195
59,724,315
未払消費税等
器具備品
無形固定資産
107,308,733
未払法人税等
有形固定資産
資産合計
金額
(負債の部)
負債・純資産合計
(10,727,860)
54,865,462
162,174,195
2014 ANNUAL REPORT
43
■損益計算書
(自2013年10月1日 至2014年9月30日)
(単位:円)
金額
科目
利用収入
456,112,294
事業総利益
456,112,294
販売費及び一般管理費
436,007,215
営業利益
20,105,079
営業外収益
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
19
受取利息
29,096
雑収入
71,085
100,181
営業外費用
ー
経常利益
20,205,260
税引前当期純利益
法人税等
20,205,260
9,477,400
9,477,400
当期純利益
10,727,860
■株主資本等変動計算書
(自2013年10月1日 至2014年9月30日)
(単位:円)
株主資本
利益剰余金
資本金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
当期首残高
10,000,000
利益剰余金合計
純資産合計
34,137,602
34,137,602
44,137,602
44,137,602
ー
10,727,860
10,727,860
10,727,860
10,727,860
ー
10,727,860
10,727,860
10,727,860
10,727,860
44,865,462
44,865,462
54,865,462
54,865,462
当期変動額
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
10,000,000
■連結貸借対照表
(2014年9月30日現在)
科目
(単位:千円)
金額
科目
(資産の部)
現金及び預金
有価証券
貸付金
前払費用 未収収益
17,887,373
22,525
3,956
29,382
共済契約準備金
業務委託勘定
その他共済負債
未払費用
その他負債
引当金
その他資産
291,608
価格変動準備金
業務用固定資産
481,230
負債合計
関係団体等出資金
繰延税金資産
11
544,021
2014 ANNUAL REPORT
23,370,652
11,877,298
4,944
19,454
897,871
25,258
586,918
62,543
13,474,289
(純資産の部)
会員資本
9,842,863
出資金
5,469,600
剰余金
4,373,263
評価・換算差額等
53,499
その他有価証券評価差額金
53,499
純資産合計
資産合計
金額
(負債の部)
3,827,767
282,776
業務委託勘定
44
株主資本合計
負債・純資産合計
9,896,362
23,370,652
■連結損益計算書
(自 2013年10月1日 至 2014年9月30日)
(単位:千円)
科目
経常収益
共済掛金等収入
金額
9,307,781
8,531,420
資産運用収益
194,222
その他経常収益
582,137
経常費用
共済金等支払額
共済契約準備金繰入額
資産運用費用
事業経費
その他経常費用
特別損失
税金等調整前当期剰余金
法人税等
法人税等調整額
当期剰余金
3,244,608
559,573
14,903
3,437,536
108,635
19
1,942,523
12,000
1,930,523
667,654
22,259
1,240,609
■連結純資産変動計算書
(自2013年10月1日 至2014年9月30日)
(単位:千円)
会員資本
出資金
当期首残高
2014年度業務及び財産の状況に関する説明書
経常剰余金
7,365,257
剰余金
5,469,700
評価・換算差額等
会員資本合計
3,198,290
8,667,990
その他有価証券 評価・換算差額等
評価差額金
合計
純資産合計
43,995
8,711,985
43,995
当期変動額
会員出資金の増資
会員出資金の減資
ー
△100
ー
ー
ー
ー
△100
ー
ー
ー
ー
△100
出資配当
ー
△65,636
△65,636
ー
ー
△65,636
当期剰余金
ー
1,240,609
1,240,609
ー
ー
1,240,609
会員資本以外の項目の当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
ー
ー
ー
9,504
9,504
9,504
△100
1,174,972
1,174,872
9,504
9,504
1,184,377
5,469,600
4,373,263
9,842,863
53,499
53,499
9,896,362
2014 ANNUAL REPORT
45
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