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第 28 回東京国際映画祭記者会見報告レポート

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第 28 回東京国際映画祭記者会見報告レポート
2015.7.28
プレスリリース
第 28 回東京国際映画祭記者会見報告レポート
平素はお世話になっております。
10月22日(木)より開催の第28回東京国際映画祭の開催に先駆け、本日記者会見を行いました。
行定勲監督をはじめとするアジアの気鋭監督らをゲストに迎え、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェ
クト「アジア三面鏡」への意気込みなどを語って頂きました!
また、オープニング・クロージング作品や、特集上映作品、審査員長などが発表!!(下記にて詳細。)
つきましては、本日の記者会見の模様をまとめましたので、貴媒体での紹介をお願い致します。
オープニング作品、クロージング作品 紹介 予告映像は本日、本邦初公開!!
●オープニング作品 『ザ・ウォーク』
本年のオープニング作品は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給、ロバート・ゼメキス監督の
『ザ・ウォーク』です。
1974 年、当時世界一の高さを誇ったニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーを 1 本のロ
ープで結び、命綱なしの空中散歩に挑んだフィリップ・プティの驚愕の実話を、アカデミー賞監督ロバート・
ゼメキスが“集大成”にして“最高峰”の技術で完全映像化した話題作です。
© 2015 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation All Rights Reserved
●クロージング作品 『起終点駅 ターミナル』
クロージング作品は、東映配給、篠原哲雄監督の『起終点駅 ターミナル』です。
北海道・釧路を舞台に、人生の終わりへと向かっていたはずの男女が出会い、再び新たな人生へと踏み出す感
動の物語が誕生しました。2013 年「ホテルローヤル」で第 149 回直木賞を受賞した桜木紫乃の最高傑作を原作
に、日本を代表する名優・佐藤浩市、女優としての新境地に挑む本田翼や、尾野真千子、中村獅童、泉谷しげる
など実力派キャストが集結。篠原哲雄監督によって描かれる未来への一歩は、今を生きる全ての人々の始発駅
となる作品です。
©2015 桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会
【佐藤浩市コメント】
佐藤浩市です。僕は10年前の2005年、東京国際映画祭で根岸吉太郎監督『雪に願うこと』という映画で主演男優賞を頂きました。
ちょっと自分で言うのも口幅ったいですけれども(笑)。不思議なことに今回も『起終点駅 ターミナル』という映画の初日に現場に
入ったときに、本当に偶然なんですけれども、『雪に願うこと』の初日に現場で感じた、監督・スタッフ共に、この映画が何に向かっ
ていくのか、というみんなの意識の高さを感じました。それと同じ匂い、空気感を今回の『起終点駅 ターミナル』で感じたんです。
それが今回こういう形で東京国際映画祭のクロージング作品になったということが、僕にとっては本当に嬉しい驚きでいっぱいです。
ありがとうございます。
【本田翼コメント】
『起終点駅 ターミナル』に出演した本田翼です。『起終点駅 ターミナル』を、第28回東京国際映画祭のラストを飾るクロージング
作品に選んでいただき、本当に光栄です。この作品は、見終わった後に、少し幸せになれるようなあたたかい作品です。この秋お会い
できることを楽しみにしています。
【原作・桜木紫乃コメント】
映画『起終点駅 ターミナル』が、東京国際映画祭クロージング作品との報告を受け、大変嬉しく、光栄に思っております。ひとつの
物語が映画という新しい表現を得て、より広くみなさまに愛される作品となりましたこと、関わってくださったすべての方々に、心か
らお礼申し上げます。本作が、映画を愛するみなさまの、ちいさくともひとつの起点駅となりますように。
そしてすべての映画が、時代を求め、時代に求められ、愛される世の中でありますように。東京国際映画祭の成功を祈っております。
みなさま、ありがとうございます。
審査委員長の発表
今年のコンペティション審査委員長は、大胆な映像スタイルと描き込まれた人物造形、そして多作で知ら
れる脚本家、映画監督、プロデューサーのブライアン・シンガー氏に決定しました。
ブライアン・シンガー氏が大きく注目されるきっかけとなったのは、1995 年の犯罪映画である『ユージュアル・
サスペクツ』。同作はアカデミー賞を受賞しました。彼自身が手がけた大ヒット作品『X-MEN: フューチャー&
パスト』の続編となる『X-MEN: アポカリプス(原題)』を現在制作中です。
・ブライア¥ン・シンガー氏コメント
「まず何よりも東京を再び訪問できることに興奮しています。今回で 8 度目ですが、ずいぶん久しぶりの来日です。映画を愛する者として、フレ
ッシュで新しい作品を観られるということが一番の栄誉だと感じています。審査委員のひとり、さらには審査委員長の立場から、映画監督たちの
成長を手助けできることは、なお一層の栄誉です。私は商業映画も手がけてきましたが、キャリアの出発点は映画祭です。映画祭の重要性を心
から理解していますし、映画祭にまた参加できることをとても楽しみにしています。審査委員として、そしてほかでもないひとりの観客として。」
2015.7.28
プレスリリース
国際交流基金の取り組み
「アジア・オムニバス映画製作シリーズ『アジア三面鏡』」
●アジア三面鏡とは・・
ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクトです。本企画は、アジアに生きる人々を 3 名の
アジアの気鋭監督がそれぞれの視点から描くことで、その向こうに浮かび上がるそれぞれの国の社会や文化を三面
鏡のように映し出し、アジアに生きる隣人としてお互いがお互いを知り、理解し、共感し、アジア人としてのアイデンティ
ティや生き方を模索する契機となることを目指します。撮影国はアジア限定。完成作を第 29 回東京国際映画祭にてワ
ールドプレミア上映されます。その後、世界の主要国際映画祭での上映、国内外での公開を予定しております。
・行定勲監督コメント
「まず、この二人と一つの作品に取り組めるのは、すごく刺激的なことです。そもそも僕自身がアジア映画に非常に影響を
受けてきました。しかし、違うそれぞれの国が一つの映画を作るのは自分達の映画を作るのに必死で、容易なことではない
と思います。早速、昨日の(アジア三面鏡の)会議でもすごくパワーがあり、情熱を感じました。
昨日の会議でも感じましたが、これまでにはない企画なので、是非皆さんに期待してほしいです。オムニバス映画への参加
は釜山映画祭ではありますが、それぞれの作品性が重要視されるプロジェクトはなかなかないので、何かそこで繋がりが
見つけられる様な、お互いの国が一つに繋がれればいいと思っています。
今までの経験でも、海外で撮るというのはトラブルはつきもので、お互いの思い通りにならないこともありますが、何か自分
の奥底にあるものを引き出してくれる。そういったものも期待しながらも体当たりして取り込みたいと思っています。
また、それぞれの国の情緒を持ったまま新しい角度で取り組みたいと思っています。そうすると、その国の事件や真実が見
えてくるんじゃないかと思っています。
・プリランテ・メンドーサ監督コメント (フィリピンから)
「「アジア三面鏡」企画に参加することができ、とても興奮してます。特に日本で撮影許可がもらえるかもしれないということ
にとても期待が高まっています。私が語ろうとしているストーリーには、もっともっとリサーチが必要ですが、3 人の作りあげ
たストーリーをリンクさせて皆様に観ていただいたときに 1 本の映画として見て頂けたら光栄です。アジア人の監督達が作
るということは、昔からの文化的な交流もあるので、様々なストーリーの可能性があり、本当に光栄なことだと思っていま
す。」
・ソト・クォーリーカー監督コメント (カンボジアから)
「このプロジェクトに参加させていただけることを光栄に思っています。とても感謝しています。
おろらくカンボジア映画がこのようなオムニバス映画に参加するのは恐らく初めではないでしょうか。2013年に日本に初め
て来たとき、日本の芸術や映画に対する愛に憧れを感じ、恋をしてしまいました。日本が我が家のように感じられました。
そして、気づいたことが日本とカンボジアは文化的なルーツが共通している点が多いなと感じました。なので、両国の文化
的なルーツを触れる様な作品を作りたいと思っていましたので、このプロジェクトに参加できるのはチャンスだと思っており
ます。」
プレスリリース
2015.7.28
開催会場の拡大
新宿地区
六本木エリアと「歌舞伎座」に加え、本年新たに新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHO シネマズ新宿他、新宿の映画館にて開
催いたします。アニメーションやクラシックなどの特集上映の拠点として上映を行う他、10 月 24 日には「第 36 回大新宿区まつり」
のひとつである「新宿芸術天国」とも連携し街ぐるみで映画祭の「お祭り」の部分での楽しみ方を多彩に行っていく予定です。
プログラミング・ディレクターの紹介
コンペティション部門 矢田部吉彦(やたべよしひこ)、アジアの未来部門 石坂健治(いしざかけんじ)、そして今年新設いたし
ました「Japan Now」部門のプログラミング・アドバイザーとして安藤鉱平(あんどうこうへい)を迎え、新たな布陣でセレクションを行
っています。ラインアップについては9月29日(火)に開催いたしますラインアップ記者会見にて発表させて頂く予定です。
特集上映作品について
① 追悼特集「高倉健と生きた時代」
昨年 11 月 10 日に逝去した名優・高倉健の没後 1 年を前に、初期の任侠物から円熟期の文芸作まで厳
選された作品を特集上映いたします。東京国際映画祭にも何度もご登壇頂いた国際派男優“ 健さん”の魅力を映画祭ならでは
の切り口で紹介いたします。
② 『乱』4K デジタル復元版 ジャパンプレミア
第 1 回東京国際映画祭が開かれたのは 1985 年、ちょうど 30 年前のことです。その記念すべき第 1 回のオープニングを飾った
のが巨匠・黒澤明の『乱』でした。そしてこの度 30 年を迎える節目の年にフランスの最新技術で4Kデジタルで蘇ります。『乱』ジャ
パンプレミア上映、ご期待ください。
■イベントタイトル:第 28 回東京国際映画祭
■開催期間:10 月 22 日(木)~10 月 31 日(土)
■会場:六本木ヒルズ(港区)、新宿バルト 9、新宿ピカデリー、TOHO シネマズ 新宿 他
■オフィシャル HP:http://www.tiff-jp.net
■併設マーケット:TIFFCOM2015(Japan Content Showcase 2015) 10 月 20 日(火)~10 月 22 日(木)
■チケット発売 :10 月10 日(土)より ticket board にて発売開始!
〈パブリシティ〉 東宝アド TEL 03-3519-3623
東京国際映画祭事務局 プロモーショングループ TEL 03-3553-4793
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