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会議録(西気)(PDF文書)

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会議録(西気)(PDF文書)
地区名
西気地区
市民と市長の座談会 会議録(要点筆記)
日
時
平成26年5月1日(木)
会
場
西気地区公民館
午後7時30分~9時00分
出席者
31人(男29人、女2人)
発言者
4人(男 4人、女0人)
市出席者
中貝市長、真野副市長、齋藤副市長、石高教育長、杉本政策調整部長、
岸本地域コミュニティ振興部長、和藤日高支所長
発
言
要
旨
1 開会
2 出席者紹介
3 市長説明
4 意見交換
Q
人口問題を心配しています。西気小学校が廃校となりました。公民館が地域のコミュニティ
の核となるとの話。実際、子どもが減り、人口が減り、700~800 人減っています。具体策を聞
かせてください。結婚をどうするのですか。無料で家を貸与するとか、若い世代が増える取組
みが必要だと考えます。短期戦略と長期戦略が必要です。婚活パーティ、企業誘致、大学誘致
など、若い人が豊岡に来る取組みが必要です。どうお考えですか。
A
小学校を統合されたのは、賢明な、しかし地域にとってはつらい決断だったと思います。敬
意を表します。何をしていくか、何を実行していくか、それを考え実行するためにも新しいコ
ミュニティが必要だと考えます。
豊岡市は取組みを行いますが市全域が対象です。西気の人が、ほかの地区を出し抜いてでも、
といった気持ちが大切です。今回、まちづくりための支援員を竹野に配置しました。20 代の女
性が2人、国の制度ですが、定住し職を探すことが条件で、現在、竹野に定住するために仕事
を探しています。
空家バンクの実績は但東が順調です。地域の願いとして、取り組んでいる結果です。
コワーキングという新しい仕組みが西気で始まっています。元ペンションで行われています。
IT など一時期だけですが環境の良いところでオフィスを設置したい、といったニーズに部屋貸
しをする取組みが神鍋で始まっています。
企業を引っぱってくるというのも一つですが、暮らしぶりは変わってきています。若い人が
一時期だけも暮らして、この地域の暮らしを楽しみながら仕事をする、東京に居なくても仕事
ができるという事例の積み重ねも一例です。
結婚については、社協に頼んで取り組んでいます。マンツーマン指導や婚活パーティーを実
施しています。西気小学校でも婚活パーティーが行われています。よいスタートを切っている
と聞いています。今後も、社協と共に取り組んでまいります。
大交流に活路を見出していきます。定住人口を増やすことは難しいですが、来る人を 1,000
人増やすことは可能かもしれません。定住人口1人が落とすお金は年 125 万円。5万円を使う
1
お客さんが 25 人増えれば、定住人口1人と同じ。1人の人口減を大交流で補っていくつもりで
す。
大交流の中で、地域の良さが分かれば定住も増えるのではないでしょうか。
大学の誘致は難しいと思います。日本中が人口減、現行の大学も減。豊岡に県立大学の大学
院ができます。ここが成果を出せば、学部設置の可能性も出てくるでしょう。研究所、大学院、
学部、という通常とは逆の流れですが、時間はかかるかもしれないが取り組んでいきたいと考
えています。
この地域の危機意識は理解しています。観光協会等の多様な方々と力を合わせて行きます。
Q 日高インターがいよいよできます。名称に『神鍋高原』とぜひともお願いしたいと思います。
リニアの話があります。関西の盛り上げに乗っていかないといけないと考えます。
A 日高のインターには、
『日高神鍋高原』は入れたいと思います。ただ、決めるのは国です。
出石から、
『出石』を入れてほしいという話があります。気持ちは受け止めたいですが、少なく
とも『神鍋高原』は入れたいと思います。
リニアが実現すると、伊丹~羽田の空路が減ります。地方路線に活路があるのではないか。
議論として、リニアを但馬に持ってくるというよりも、但馬空港へ路線を持ってくるほうが現
実的でしょう。
山陰リニアができたら、途中の街は倒れていきます。リニア網ができることは全体としても
っと議論されるべきです。
Q
ここに生まれ育ちましたが、小学校がなくなったり、地域を出ていく人があったり、大きく
変わってきました。
「山野草を愛でる会」をしています。植物がなくなっています。1,000 種類の植物の写真を撮
ろうとしています。
最近、シカが増えており、シカが食べない植物のみが生えている状態です。
A
シカの駆除は徹底してやります。駆除は農業被害対策です。円山川右岸(出石、但東)側は
手遅れの状況になりつつあります。報償費 8,000 円を大幅アップすることも含め3年計画を立
てます。5月の半ばには全体像を市民に提示できます。
現在の植生を守るため、
「ノアの方舟作戦」を実施します。500 ㎡を 10 カ所選定し、囲ってし
まい植生を守ります。シカの駆除の効果が出て、そこの種子が広がれば将来の植生回復に役立
ち、拠点となります。現在は 10 カ所ですが、増やしていきたいと考えています。
国でも、鳥獣保護法が駆除から管理にシフトしています。夜間でも鉄砲が撃てるように改正
されます。駆除についての条件が整備されつつあります。
長期的には、森林の保全が大切です。可能性の一つとして、朝来に関電の子会社が発電所を
整備されます。その燃料は木材です。兵庫県の緑公社等が行いますが、但馬・丹波等の森林組
合と連携して供給することになります。この取組みがうまくいけば、間伐が進み森林保全につ
ながります。短期的には、柵で守る、ノアの方舟作戦や駆除で対応したいと思います。
Q
養父市が若手職人の育成をしています。市が奨学金を出しています。豊岡市ではしないので
すか。U ターンなど子育て世代の定住にメリットがあると思います。ぜひ、豊岡市も検討してほ
2
しいです。
A 豊岡でもいくつか行っています。農業スクールでは3人が学んでいます。市が月額 10 万円の
生活費を支給しています。1 期生は 23 歳。3人募集しましたが今年は 19 歳と 23 歳の2人です。
もっと受け入れたいのですが、自立していただくためには農地や農家が不足しています。10 年
続ければ 30 人の若い人の増加となります。
鞄のスクールがスタートしました。まちづくり会社が行っています。10 人を募集し6人が授
業料を払って受講しています。鞄の技術を学び、地場の鞄企業に勤めたりする予定です。
建設業界でも、今年度、国の制度を利用し、左官の職人育成をしています。豊岡市で行うこと
に意味があるものがあれば、ぜひ取り組みたいので提案してください。
5 閉会
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