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浄化槽工事の基準と実績

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浄化槽工事の基準と実績
浄化槽工事の基準と実績報告書添付写真の撮り方について
補助金を受けるためには、下記の工事の基準を満たし、以下の方法で撮影
した写真を実績報告書に添付していただく必要があります。
・
「浄化槽法第4条第3項の規定による浄化槽工事の技術上の基準」に基づい
て工事を行うこと。
・労働安全衛生法を遵守し、工事中の安全を確保すること。
・コンクリートの打設は、所要の強度になるように適切な養生期間をとるこ
と。尚、品質及び施工方法については「国土交通省 公共建築工事標準仕
様書」等を参考とすること。
・浄化槽の基礎の仕様については、頁末に記す参考図に準じること。
・写真管理については、明確に撮影し、管理不足がないようにすること。
※写真に不備がある場合は、補助金が交付できないこともあります。
・測定値は、黒板に記入すること。
・ポンプアップを必要とする場合は2台以上設置し、交互に切替運転ができ
るようにするほか、運転中のポンプが故障した場合、他のポンプに自動的
に切替できる構造とすること。(写真管理もする。)
・浄化槽の上を駐車場にする場合は、各メーカーの施工要領書・仕様書・構
造図・配筋図等によるものとする。
・既成底版コンクリート(プレキャスト)を使用する場合は、申請時にセメ
ント試験成績表、骨材試験成績表、鋼材検査証明書、製品配筋図、試験荷
重計算書を提出し、実績報告時に製造番号等が確認できる写真又は出荷証
明書、納品書等を提出すること。
参考図
※基礎等の厚さ(全国合併処理浄化槽普及促進市町村協議会資料より)
・ 鉄筋(D10@200)
※
・ 底版コンクリート(150mm 以上)
※)
・ 捨てコンクリート(50mm 以上)
・ 切込み砂利又は切込み砕石(100mm 以上)
※底版コンクリートの設計基準強度は、18N/mm²以上、スランプは 18 ㎝以下とする。
1
着工前
(1) 浄化槽設備士が標識板を掲げ、設
置予定箇所を撮影する。なお周辺
状況(建物・背景・地面)
、標識板
を明確に撮影する。
40cm以上
浄化槽工事業者届出済票
氏 名 又 は 名 称
代 表 者 の 氏 名
35cm以上
届 出 番 号 知事(登 )第 号
届 出 年 月 日 年 月 日
浄化槽設備士の氏名
工事業者届出済票
浄化槽設置工事
設
置
者
設 置 者 住 所
工
種
浄化槽設備士の氏名
施 工 業 者
工事用黒板
※工事用黒板は、それぞれの工種ごとに撮影する。
(2)浄化槽及び機種名を撮影する。
床掘工
(1) スタッフにて掘削深を測定する。
※ G.L(計画高)からの、さがりで
管理する。
(床堀工~基礎工~埋戻
し工まで)
例
H
2
H=○○m
基礎工
(1) 切込み砂利又は切込み砕石を敷いて、十
分に転圧し締め固める。仕上がりを測定
する。
H
例
H=○○m
※切込み砂利又は切込み砕石は 100 ㎜
以上とすること。
(2) 浄化槽保護及び正しいレベルをとるた
めに捨てコンクリートを打設する。
養生後を測定する。
H
例 H=○○m
※捨てコンクリートは 50 ㎜以上とす
ること。
型枠工・配筋工
(1) 配筋を測定する。
※スペーサーを入れること。
※配筋は D10@200
3
底版コンクリート工
(1) コンクリート打設状況を撮影する。
※底版コンクリートは 150 ㎜以上と
すること。
(2) コンクリート養生後の寸法及び GL
からのさがりを測定する。
H
例 H=○○m
W=○○m
L
L =○○m
W
(1) 水張りをして槽本体を安定させ、水平
水張り
及び据付位置を確認した状況を撮影する。
埋戻し工
(1) 槽本体周辺の転圧状況を撮影する。
※槽本体保護のため、良質土にて周
辺を均等に埋戻して不等沈下のな
いように十分転圧をする。
H
例
4
H=○○m
配筋・上部スラブコンクリート工
(1) 切込み砕石を敷く。(厚さ 50 ㎜以上)
(2) コンクリート打設状況を撮影し、
同時に配筋を測定する。
※スペーサーを入れること。
※マンホール開口部の周りに
補強として斜め配筋を入れること。
斜め配筋:D10
その他の配筋:D10@200
※上部スラブコンクリートの厚
さは 10 ㎝以上とすること。
(1) コンクリート養生後の寸法及び嵩上げ
高さを測定する。
H1
※嵩上げ高さは、おおむね 30cm 以
L
内であること。
例
W
W=○○m
L=○○m
t1
10 ㎝以上
H1=○○m
t1=○○m
1
ブロワ設置
(1) 周辺とともにブロワの設置状況を撮影
する。
ブロワ拡大写真
(1) ブロワの型式と消費電力がわかるよ
うにブロワをアップで撮影する。
ブロワ型式
消費電力表示等
灯等
5
単独処理浄化槽・汲み取り槽撤去の写真
(掘り出し前)
※場所が特定できるように周辺状況(建物・背景・
地面)が写るよう撮影する(写真が複数枚になって
もよい。
)
。
○○邸
掘り出し前
(掘り出し後)
○○邸
掘り出し後
(撤去物)
○○邸
撤去物
コンクリートガラ
(廃棄物運搬車の表示義務が確認できる写真)
撤去物
環境省HPの「産業廃棄物収集運搬車への表
廃棄物収集運搬車
示・書面備え付け義務」を参照
会社名・許可番号
登録ナンバー
(中間処分場への搬入)
※処分場の看板が写るように撮影す
る。
○○処分場
6
(中間処分場内での荷下ろし)
中間処分場内
※浄化槽を処分場内で荷下ろしした
写真を撮影する。
単独処理浄化槽を雨水貯留槽へ転換する場合
(工事前)
○○邸
単独処理浄化槽
(清掃作業)
○○邸
清掃作業(引き抜き)
(清掃作業)
○○邸
消毒作業
7
(雨水管接続)
屋根に降った雨の1/4 以上を
雨水貯留槽に流入させること。
○○邸
雨水管接続状況
(散水ポンプの設置)
○○邸
散水ポンプ設置
(散水ポンプの使用状況)
○○邸
散水の様子
8
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