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Untitled - 北海道大学 大学院獣医学研究科野生動物学教室

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Untitled - 北海道大学 大学院獣医学研究科野生動物学教室
目次
2009 年度メンバー紹介
・・・P2
生態学教室を任されて3年目
−2009 年度を振り返って 坪田敏男
・・・P3
教室員の随想
・・・P6
研究業績 2009
・・・P27
名簿
・・・P34
別添
2010.3.25 卒業式
1
2009年度メンバー
教授
坪田敏男
助教
下鶴倫人
博士研究員
郡山尚紀
D4
日名耕司
D4
飯渕るり子
D4
加味根あかり
D3
山中淳史
D1
Kyle Taylor
V6
藤本泰裕
V6
奥山みなみ
V6
吉本拓郎
V4
田沢陸
V4
長島愛希子
V4
平野沙衣子
研究生
太子夕佳
研究生
Jusun Hwang
技術補佐員
西澤次訓
事務補助員
古川まりあ
日本野生動物医学会事務局
西みゆき
2
生態学教室を任されて3年目−2009 年度を振り返って−
坪田敏男
早いもので生態学教室を任されて3年が経ちました。ようやく腰を落ち着けて教育と研
究に打ち込める環境が整ってきたなあと感じています。よく言われるように、教室の立ち
上げには3年くらいの時間がかかることを実感した月日でした。生態学教室の良き伝統を
受け継ぎたいとの思いもあったのですが、結果的には多くの部分を新しいカラーに変えて
しまったかもしれません。かつての生態学教室をご存知の方々には少し寂しい思いをさせ
ているかもしれませんが、ご容赦願いたいと思います。今後も時代に合った生態学教室を
目指して、下鶴倫人助教や教室員とともに日々研鑽して行きたいと思います。ぜひ忌憚の
ないご意見をお寄せください。
さて、2009 年度を振り返ってみますと、2008 年度から 2009 年度にまたがる時期に立て
続けに3つの研究費が決まり、年度始めに予算とともに研究計画を立てることができたの
がよかったと思います。それまでの2年間は、年度途中での予算確定でしたので、しっか
りとした計画を立てられない中での研究遂行ということで、とてもやりづらかったことを
思い出します。もう一つ大きかったと思うのは、標津町でのヒグマ生態調査が始まったこ
とです。元々NPO 法人南知床ヒグマ情報センターの藤本靖事務局長が発案されたプロジェ
クトで、
(株)NTT ドコモに携帯電話用アンテナ網で位置情報が得られる発信機を開発して
もらいました。首尾よくニトリとセブンイレブンの助成金も獲得でき、同センター、
(株)
NTT ドコモ、そしてわれわれ生態学教室の3者での共同研究が開始されました。結局計4
回のヒグマ捕獲に成功し、3頭の不動化とハンドリングを担当しました。今年度から2年
間この研究の継続が決まり、心新たに本研究に望もうとしているところです。
2年目となったグローバル COE プログラムでは、博士研究員1名を雇用できるようにな
りました。4月より郡山尚紀がその任にあたっています。彼は、山口大学農学部獣医学科
を卒業し、東京大学大学院農学生命科学科で博士課程を修了し、その後霊長類医科学研究
センターや日本モンキーセンターで研究員をしておりました。霊長類の専門家ですが、そ
の仕事を続けつつも国内外の野生動物の感染症研究に携わってもらっています。とくにザ
ンビアでのリーチュエの結核症が主課題となっています。
大学院生では、飯渕るり子が「ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)に
おける精巣機能の季節変化の制御機序に関する研究」の研究により、無事に博士の学位を
取得しました。この4月からは東京でテルモ株式会社の研究員として働き始めています。
昨年単位修得退学した中川恵美子も「北海道沿岸に生息するゼニガタアザラシとゴマフア
ザラシの頭蓋骨形態および遺伝学的比較(英文)」の研究により博士の学位を取得しまし
た。彼女は、引き続き人獣共通感染症リサーチセンターの特定専門職員として遠くザンビ
アの地で働いています。あと2人の4年生、加味根あかりと日名耕司はもうしばらく研究
3
活動を続けて、半年後または1年後の学位取得を目指します。3年生の山中淳史は、有害
捕獲されたツキノワグマの栄養状態と繁殖の関係について、初の国際会議での発表や
Proceedings への投稿など、着実に研究を進めています。1年生として新メンバーとなった
Kyle Taylor は、
米国のワシントン州立大学獣医学部を卒業して、
本教室にやってきました。
北海道の生物多様性とライム病感染との関係を研究していきます。彼は英語と日本語のバ
イリンガルなので、いろいろと助けてもらっています。
学部生としては、6年生の3人(奥山みなみ、吉本拓郎、藤本泰裕)がそれぞれ卒業論
文を書き上げ、無事に卒業しました。が、残念ながら国家試験は全員合格といかず、また
しても浪人生を抱えることになりました。どうも生態学教室の合格率は低いようなので、
何か対策を考えなければならないと思い始めています。今年度5年生は所属なしというこ
とで、来年度は卒論が1回パスとなります。20 年ほど教員をやっていますが、こんな経験
は初めてで来年度は少し寂しい思いをすることになるかもしれません。代わって“若い力”
4年生が3人(田沢
陸、長島愛希子、平野沙衣子)入室してきました。彼らの今後の活
躍に期待したいと思います。また、6〜12 月の 6 ヶ月にわたってグローバル COE プログラ
ムの研修生として Jusun Hwang(韓国ソウル大学研究員)が本教室に籍を置き、さまざま
なトレーニングコースを受講しつつ、主にヒグマでの住血原虫であるハパトゾーン感染に
ついて研究を行いました。彼女は4月から大学院に進学し、本教室で感染症の研究を続け
ることになりました。なかなか大学には来られませんが、太子夕佳さんが継続して研究生
として在籍しました。
そして、いつもながら研究の下支えをしてくれているのが、研究補助員と事務員の方々
です。今年度も西澤次訓君が研究補助員として標本作りやフィールドワークなどを手伝っ
てくれました。また、事務員としては、4月をもって退職された須川なおこさんに代わっ
て5月から古川まりあさんに働いてもらっています。短い間でしたが、須川さんにはたい
へんお世話になりました。日本野生動物医学会事務は引き続き西さんに担当していただき
ました。
以上、獣医学博士の学位取得者2名、獣医学士取得者3名を輩出できたことを何よりの
喜びと感じております。研究面ではそれなりに論文発表も学会発表も行えましたが、まだ
まだ国際性という点では見劣りをすると思っています。世界に通用する研究を目指して、
さらに活発な研究を進める必要があります。一方で、新たな取り組みとして月に2度ほど
のバードウォッチングを始めました。フィールドガイドの経験をもつ西澤君の指導の元、
校内はもとより近郊の山や湖に出かけています。朝早いので参加者はそれほど多くはあり
ませんが、本教室の特徴ある活動として今後も継続したいと思っています。
最後に一つお知らせをしておきます。本教室の名称を“生態学教室 Wildlife Biology”か
ら“野生動物学教室 Wildlife Biology and Medicine”に変更します。長年の愛着ある「生
態」という名称が消えることを寂しく思われる方もおられると思いますが、本教室の今後
の進む道を考えて、最も適切な名前を選択したつもりです。今後は「野生動物」といった
4
呼び名が使われることと思います。今後ともご支援、ご協力のほどをよろしくお願い申し
上げます。末筆になりましたが、皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。
5
2009 年度研究業績
◯研究活動
学位
博士(獣医学)
1)中川惠美子「Skull morphology and genetic variation of the Kuril harbor seal
(Phoca vitulina stejnegeri) and the spotted seal (Phoca largha) around Hokkaido,
Japan(北海道沿岸に生息するゼニガタアザラシとゴマフアザラシの頭蓋骨形態および
遺伝学的比較)」(主査:坪田敏男)
2)飯渕るり子「ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)における精巣機
能の季節変化の制御機序に関する研究」(主査:坪田敏男)
学士(獣医学)
1)奥山みなみ「北海道の雄アライグマ(Procyon Lotor)における性成熟と季節繁殖
性に関する研究」(主査:坪田敏男)
2)吉本拓郎「ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)における冬眠中の
行動および体温変化の解析」(主査:坪田敏男)
3)藤本泰裕「北海道に来遊するゴマフアザラシ(Phoca largha)を対象とした衛星発
信器による追跡調査」(主査:坪田敏男)
原著論文
1)Nakamura, S., Nishii, N., Yamanaka, A., Kitagawa, H., Asano, M., Tsubota, T. &
Suzuki, M.: Leptin receptor (Ob-R) expression in the ovary and uterus of wild Japanese
black bears (Ursus thibetanus japonicus) J. Reprod. Dev. 55: 110-115, 2009.
2)Yanagawa, Y., Matsuura, Y., Suzuki, M., Saga, S., Okuyama, H., Fukui, D., Bandou,
G., Katagiri, S., Takahashi, Y. & Tsubota, T.: Fetal age estimation of Hokkaido Sika deer
(Cervus nippon yesoensis) using ultrasonography during early pregnancy. J. Reprod.
Dev. 55: 143-148, 2009.
3)Okano, T., Murase, T., Nakamaura, S., Komatsu, T., Tsubota, T., Asano, M. & Suzuki,
M.: Normal sperm morphology and changes of semen characteristics and abnormal
morphological spermatozoa among peri-mating seasons in captive Japanese black bears
(Ursus thibetanus japonicus). J. Reprod. Dev. 55: 194-199, 2009.
4)Iibuchi, R., Nakano, N., Nakamura, T., Urashima, T., Shimozuru, M., Murase, T. &
Tsubota, T.: Change in body weight of mothers and neonates and in milk composition
during denning period in captive Japanese black bears (Ursus thibetanus japonicus).
Jpn. J. Vet. Res. 57: 13-22, 2009.
27
5)Kubo, M., Okano, T., Tsubota, T., Sakai, H. & Yanai, T.: Muscular sarcocystosis in
wild carnivores in Honshu, Japan. Parasitol. Res. 106: 213-219, 2009.
6)Nakagawa, E., Kobayashi, M., Suzuki, M. & Tsubota, T.: Growth variation in skull
morphology of Kuril harbor seals (Phoca vitulina stejnegeri) and spotted seals (Phoca
largha) in Hokkaido, Japan. Jpn. J. Vet. Res. 57: 147-162, 2009.
7)Yamanaka, A., Asano, M., Suzuki, M., Mizoguchi, T., Shimozuru, M. & Tsubota, T.: Is
there any relationship between the number of nuisance-killed Japanese black bears
(Ursus thibetanus japonicus) and their nutritional condition? Biology of Bear
Intrusions: 48-51, 2009.
8)Tsubota, T., Nakamura, S., Suzuki, M., Kamine, A. & Shimozuru, M.: Physiological
and nedocrinological mechanism for body fat accumulation during the pre-hibernation
period in the captive Japanese black bear, Ursus thibetanus japonicus. Biology of Bear
Intrusions: 52-55, 2009.
9)Kooriyama,T., Inaba,A., Nishida,T. and Iwaki,T.: Case report of helminths and
lung mite infection in the red-tailed monkey, Cercopithecus ascanius schmidti, in
Mahale Mountains National Park, Tanzania. Primates, Published online(http://ww
w.springerlink.com/content/705l4451tn692543/) 8th, Jan 2010
10)Kooriyama,T.; The Death of a Newborn Chimpanzee at Mahale: Reactions of its
Mother and Other Individuals to the Body. Pan Africa News Vol.16, No.2:19,2009
著書
なし
その他
浅川満彦,佐々木基樹,坪田敏男:
【報告】1998 年以降の道内獣医大学における野生動
物医学教育の動向.北海道獣医師会雑誌 53: 179, 2009.
坪田敏男:北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室. 北海道獣医師会雑誌 53(7):
44-46, 2009.
山中淳史・坪田敏男:出没をめぐるツキノワグマの生理. 森林科学 57: 9-12, 2009.
郡山尚紀:チンパンジーのお腹のムシ(第2回),マハレ珍聞, 第14号 2009年冬
学会発表
1)中村幸子,岡野 司,柴田治樹,山中淳史,小松武志,浅野 玄,坪田敏男,鈴木
正嗣:ニホンツキノワグマにおける繁殖と母体栄養状態の関連性.第 147 回日本獣医学
会学術集会講演要旨集:193, 2009(栃木)
2)加味根あかり,中村幸子,飯渕るり子,山中淳史,柴田治樹,下鶴倫人,坪田敏男:
28
ニホンツキノワグマにおける冬眠前の脂肪蓄積に関する代謝メカニズムの解明.第 147
回日本獣医学会学術集会講演要旨集:193, 2009(栃木)
3)飯渕るり子,岩永敏彦,下鶴倫人,坪田敏男:ツキノワグマにおける精子形成の季
節変化とその制御機構.第 147 回日本獣医学会学術集会講演要旨集:194, 2009(栃木)
4)辻 一,柳井徳磨,坪田敏男,吾妻 健,宇仁茂彦,酒井洋樹,柵木利昭:野生ニ
ホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)におけるクマフィラリア(Dirofilaria
ursi)及びクマ回虫(Baylisascaris transfuga)の病理学的及び分子生物学的検索.
第 147 回日本獣医学会学術集会講演要旨集:195, 2009(栃木)
5)久保正仁,宇仁茂彦,吾妻 健,坪田敏男,佐々木基樹,酒井洋樹,柵木利昭,柳
井徳磨:Hapatozoon ursi:ツキノワグマにおける新種の住血原虫.第 147 回日本獣医
学会学術集会講演要旨集:195, 2009(栃木)
6)柳川洋二郎,宮澤千鶴,松浦友紀子,下鶴倫人,Melo de Sousa Noelita,Jean-Francis
Beckers,片桐成二,坪田敏男:エゾシカにおける PAG を用いた早期妊娠診断方法の検
討.日本獣医公衆衛生学会(北海道)講演要旨:487,2009
7)横山知里,佐々木基樹,坪田敏男,北村延夫:キタキツネ(Vulpes vulpes schrencki)
精巣の構造および機能に関する免疫組織化学的研究.日本獣医公衆衛生学会(北海道)
講演要旨:487,2009
8)足立樹,楠田哲士,永尾永史,平良由美子,淺野玄,坪田敏男,土井守:ツシマヤ
マネコ(Prionailurus bengalensis euptilurus)の繁殖内分泌モニタリングのための
糞中性ステロイドホルモン代謝物の定量と定性.The journal of Reproduction
and
Development:116,2009
9 ) Tsubota, T. & Onuma, M.: Future of Zoo and Wildlife Medicine in Asia
-Establishment of the Diploma system of the Asian College of Zoo and Wildlife
Medicine-.The 3rd international Workshop of Asian Society of Zoo and Wildlife
medicine & The 1st Meeting of Korean Society of Zoo and Wildlife Medicine: 14-15,
2009.
10)Tsubota,T., O,Toru., Yamazaki,K.: Conservation Process of Asia Bears by
Cooperation between Conservation Ecology and Conservation Medicine Subjects and
Future
Perspectives
on
Korea:Introduction. The 3
the
rd
Reintroduction
of
Asiatic
Black
Bears
in
international Workshop of Asian Society of Zoo and
st
Wildlife medicine & The 1 Meeting of Korean Society of Zoo and Wildlife Medicine:
54, 2009.
1 1 ) Iibuchi,R., Kamine,A.,
Shimozuru,M. and Tsubota,T. :TPR profiles,and
plasma glucose and fat concentrationsof male Japanese black bears (Ursus
thibetanus japonicus)during hibernation. The 3rd international Workshop of Asian
Society of Zoo and Wildlife medicine & The 1st Meeting of Korean Society of Zoo
29
and Wildlife Medicine: 68, 2009.
1 2 ) Okuyama,M., Fukui,D., Takahashi,N., Nakamura,R., Shimozuru,M. and
Tsubota,T.: Changes in plasma testosterone concentration and spermatogenesis
around the mating season in juvenile and adult captive raccoons(Procyon lotor).
The 3rd international Workshop of Asian Society of Zoo and Wildlife medicine & The
1st Meeting of Korean Society of Zoo and Wildlife Medicine: 91, 2009.
13)Kooriyama,T., Iwaki,T., Nishida,T., Shimozuru,M. and Tsubota,T.: Parasite
Ecology of Primates in Mahale Mountains National Park, Tanzania. The 3rd
international Workshop of Asian Society of Zoo and Wildlife medicine & The 1st
Meeting of Korean Society of Zoo and Wildlife Medicine: Oral session-4, Non-human
primate, 91, 2009.
14)Tsubota,T., Nakamura,S., Iibuchi,R., Kamine,A., Shimozuru,M.:PHYSIOLOGICAL
AND ENDOCRINOLOGICAL MECHANISM FOR NUTRITIONAL CONDITION REPRODUCTION RELATED TO
HIBERNATION IN THE JAPANESE BLACK BEAR(URSUS THIBETANUS JAPONICUS) International
Symposium on Conservation of Asiatic Black Bear:23-24,2009
15)郡山尚紀,宮部貴子,渡邉朗野,兼子明久,西田利偵,坪田敏男:飼育下チンパ
ンジーにおける上部気道感染細菌の検索.第 15 回日本野生動物医学会大会講演要旨
集:45, 2009(富山)
16)横山知里,佐々木基樹,坪田敏男,北村延夫:キタキツネ(Vulpes vulpes schrencki)
における精巣の機能調節に関する免疫組織化学的研究.第 15 回日本野生動物医学会大
会講演要旨集:50, 2009(富山)
17)段麻優子,佐々木基樹,テグ ブディピトジョ,遠藤秀紀,木村順平,押田龍夫,
坪田敏男,北村延夫:リス科動物精巣の性ステロイドホルモンとレセプターに関する免
疫組織化学的研究.第 15 回日本野生動物医学会大会講演要旨集:50, 2009(富山)
18)石川恭平,佐々木基樹,田口美緒子,松石隆,坪田敏男,横山知里,早川大輔,
北村延夫:ネズミイルカ精巣の性ステロイドホルモン合成に関する免疫組織化学的研究.
第 15 回日本野生動物医学会大会講演要旨集:51, 2009(富山)
19)吉本拓郎,下鶴倫人,坪田敏男:ニホンツキノワグマにおける冬眠中の行動およ
び体温変化の解析.
日本哺乳類学会 2009 年度台北大会プログラム・講演要旨集:98, 2009
座長・講演・シンポジウム等
1)坪田敏男(講師)
:野生動物保護セミナーin 札幌「道東野生動物保護センター設立
20 周年記念」
(2009 年 10 月 18 日、札幌)
2)坪田敏男(講演)
:第 1 回動物園水族館におよび野生種における動物医療の集い「北
海道獣医師会から」
(2009 年 11 月 7 日、札幌)
30
3)坪田敏男(講師・座長)
:2009 International Symposium for Successful Restoration
of the Asiatic Black Bear「Reproduction of the Japanese black bear」(2009 年 11
月 11 日、智異山:韓国)
4)坪田敏男(講師)
:2009 International Symposium on Conservation of Asiatic Black
Bear「Bear Physiology and Ethology」(2009 年 11 月 17~21 日、台北:台湾)
5)坪田敏男(講演)
:2009 年傷病野生鳥獣救護技術講習会「野生動物救護と生物多様
性保全」(2010 年 2 月 6 日、札幌)
6)坪田敏男(発表)
:第 3 回北海道のヒグマ研究を考えるワークショップ「北大獣医
生態で行っている最近の研究テーマの紹介」(2010 年 2 月 7 日、旭川)
7)山中淳史(発表)
:第 3 回北海道のヒグマ研究を考えるワークショップ「ツキノワ
グマの繁殖指標に関して」
(2010 年 2 月 7 日、旭川)
8)坪田敏男(講師):ヒグマ講演会―ヒグマについてよく知ろう―「クマの生態と人
里へ出没する原因」
(2010 年 3 月 5 日、標津)
9)坪田敏男(座長)
:第 149 回日本獣医学会学術集会-獣医学の新知性を拓く 日本
野生動物医学会 シンポジウム「獣医学における保全医学の展開―生物多様性と野生動
物感染症」
(2010 年 3 月 28 日)
10)Kooriyama,T. and Nishida,T.: Mahale style for chimpanzee conservation. Great
Ape Health Workshop 2009, Entebbe Uganda, 21st-24th August 2009.
◯研究費
文部科学省・日本学術振興会等
1)文部科学省グローバル COE プログラム「人獣共通感染症国際共同教育研究拠点の形
成」(坪田敏男「野生動物生態と感染症研究」:事業推進担当者)4,300 千円
2)日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)
「なぜクマは肥満でも脂肪肝にならないの
か?−冬眠前時期の体脂肪蓄積メカニズムの解明」
(坪田敏男:研究代表者)1,500 千円
受託研究
1)森林総合研究所より環境省公害防止等試験研究費「ツキノワグマの出没メカニズム
の解明と出没予測システムの開発」
(坪田敏男:研究分担者)1.322 千円
共同研究
1)NPO 法人ピッキオ「野生動物とヒトとの軋轢の軽減に関する研究」(坪田敏男:研
究代表者)80 千円
2)NPO 法人南知床ヒグマ情報センター「標津町におけるヒグマ ADPS プロジェクト」
(坪
田敏男:研究分担者)旅費・消耗品として約 500 千円
31
3)
(財)知床財団「ルシャ地区におけるヒグマ長期モニタリングの試み」
(坪田敏男・
下鶴倫人:研究分担者)消耗品として 100 千円
その他
1)(財)寿原記念財団研究助成金「北海道における野生動物資源の保全に関わる基礎
的研究−クマ、シカおよびアザラシにおける妊娠の成立機序と母体要因の解明−」(坪田
敏男:研究代表者)1,000 千円
2)三井物産環境基金助成金「生物多様性と感染症伝播様式との間に因果関係はあるの
か?−北海道の野生動物におけるライム病およびヘパトゾーンを感染症モデルとして−」
(坪田敏男:研究代表者)3,000 千円
◯教育・大学運営活動
講義・実習・演習
1)坪田敏男:全学共通教育「脊椎動物の生態と進化」(10 回担当)
2)坪田敏男:全学共通教育「地球未来学」(1回担当)
3)坪田敏男:専門教育「保全生態・野生動物医学」
(15 回担当)
4)坪田敏男・下鶴倫人:専門教育「基礎獣医学演習」
5)坪田敏男・下鶴倫人:専門教育「」
6)坪田敏男・下鶴倫人:大学院「環境獣医科学特論」(10 時間担当)
委員会委員
1)坪田敏男:獣医学部標本施設運営委員会委員長
2)坪田敏男:獣医学部入試委員会
3)坪田敏男:情報基盤センター協議会
4)坪田敏男:観光学センター運営委員会
5)坪田敏男:ハラスメント委員会
◯社会活動
兼業
1)坪田敏男:北海道獣医師会より野生動物部会委員(委員長)
2)坪田敏男:北海道獣医師会より学術部会委員
3)坪田敏男:社団法人エゾシカ協会よりエゾシカ肉推奨検討委員
4)坪田敏男:
(財)畜産生物科学安全研究所より難分解性・高濃縮性化学物質に係る
鳥類毒性試験検討調査に関する検討委員会委員
32
5)坪田敏男:財団法人秋山記念生命科学振興財団選考委員
学会・研究会等
1)坪田敏男:日本獣医学会・評議員
2)坪田敏男:日本繁殖生物学会・評議員・学会誌編集委員
3)坪田敏男:日本野生動物医学会・事務局長・学会誌編集委員
4)坪田敏男:野生生物保護学会・学会誌編集委員
5)坪田敏男:日本哺乳類学会・クマ保護管理作業部会委員
6)坪田敏男:ヒトと動物の関係学会・評議員
7)坪田敏男:日本応用動物行動学会・評議員
8)坪田敏男:日本クマネットワーク・クマ基金委員会委員長・地球環境基金事業推進
担当者
9)坪田敏男:ヒグマの会・事務局長
○ 新聞、雑誌、マスコミ報道
1)中日新聞(岐阜版)
:
「人工林の樹皮はぎエサに『クマハギ』被害拡大
腐朽や枯死
も」(2009 年 4 月 23 日)
2)北海道新聞:
「道新野生生物基金」(2009 年 4 月 25 日)
3)Yamakei JOY/special:
「第 6 回クマの森通信 クマはどうして骨粗しょう症になら
ないの!?」
(2009 年 5 月 Number73;写真提供)
4)北海道新聞:
「標津のヒグマ GPS 追跡 国内初、NPO 来月から 携帯防犯システム
活用 行動把握、共存模索」
(2009 年 5 月 25 日)
5)朝日新聞:
「携帯の GPS ヒグマに 位置情報、瞬時に把握 標津の NPO など追跡調
査」(2009 年 6 月 6 日
6)北海道獣医師会雑誌:
「
【私の職場紹介(16)】北海道大学大学院獣医学研究科環境
獣医学科学講座生態学教室の紹介」
(2009 年 7 月 1 日:第 7 号)
7)北海道新聞:
「GPS 追跡目指す NPO、ヒグマ 1 頭捕獲 発信器取り付け」(2009 年 8
月 11 日)
8)北海道新聞:
「受難牛
9)朝日新聞:
「知床ヒグマ
クマ襲撃相次ぐ」(2009 年 8 月 26 日)
生態解明進む」(2009 年 10 月 16 日)
10)STV ラジオ:
「ときめきワイド」(2010 年 1 月 20 日中継;コメント)
11)北海道新聞:
「標津のクマ知床を悠々、発信器で追跡調査」
(2009 年 1 月 23 日)
12)北海道新聞:
「道東ワイド
ハンターら100人が生態などに耳傾ける
ヒグマ講演会」
(2010 年 3 月 7 日)
33
標津で
新聞・雑誌・マスコミ報道
その他
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
平成 22 年 4 月 15 日 讀賣新聞 夕刊
47
平成 21 年 5 月 25 日 北海道新聞
48
平成 21 年 6 月 6 日 朝日新聞
49
平成 21 年 8 月 11 日 北海道新聞
50
平成 22 年 1 月 23 日 北海道新聞 夕刊
51
平成 21 年 10 月 16 日 朝日新聞
52
平成 21 年 4 月 23 日 中日新聞
53
平成 21 年 8 月 26 日 北海道新聞
54
平成 22 年 4 月 2 日 朝日新聞
55
yamakei JOY/special クマの森通信第 6 回
平成 21 年 5 月 Number 73
56
57
58
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