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原田寛明教授退職記念号に寄せて

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原田寛明教授退職記念号に寄せて
原田寛明教授退職記念号に寄せて
高崎経済大学長 石 川 弘 道
原田寛明教授が本年3月をもって定年退職されます。長い間、ご苦労様でした。
原田先生は、1996年4月の地域政策学部設置時に、建設省、
(財)住宅都市工学研究所を経て、
本学地域政策学部に教授として赴任されました。
爾来、就職委員長、地域政策研究センター長、評議員、図書館長の要職を歴任されました。所
属学部が異なるため、教授会等で頻繁にお目にかかることはありませんでしたが、評議会等でご
一緒した際、静かな語り口ではありますが、高い見識を持って、適切かつ的確な発言をされてお
られたことが印象に深く残っています。また、読書姿を電車やバスの中でよくお見かけし、常に
研鑽されている研究者であると認識しております。
先生は本学において都市計画学、都市開発論等の講義を担当されるとともに、学外においても
都市計画関連の各種委員会の委員や委員長を務めておられます。
また、ゼミナールでは、平成11年度より「たかさき活性剤本舗」の活動として、学生を中心
に高崎市の中心市街地活性化のための、調査・研究・提言を継続されて来られ、大きな地域貢献
となっています。
先生とのお別れに、氏名の(はらだひろあき)を織り込んだ歌をお贈りいたします。
恥ずべきは
乱開発の
大都会
広き視野にて
空き地を活かす
高崎経済大学地域政策学会が発刊する"APPROACH"において、先生は「まちづくりは人づくり
から」と述べ、
「21世紀をむかえて都市を巡る状況が大きく変わる中では、従来のような拡大成
長型の都市政策ではなく、凝集型で持続可能な都市政策が求められている」とされています。都
市開発が個別の開発の寄せ集めではなく、社会システムとして大所高所から検討されるべきとの
お考えではないかと、僭越ながら推察申し上げ、上のような歌を作成しました。
先生は定年退職後も非常勤講師として、本学地域政策学部において講義を担当されると伺って
おります。これからもよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、原田先生におかれましては、ご健康に留意され、ますますご活躍されます
ようご祈念申し上げます。
( ii )
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