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新病院建設基本構想資料ほか

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新病院建設基本構想資料ほか
新 病 院 建 設 基 本 構 想
策定検討委員会提言書
29
はじめに
新病院建設の実現をめざす新病院建設基本構想の策定にあたり、
私たちは市民や地域の医療関係者、団体の代表者としての立場で検
討委員会に加わり、延べ9回の会議や視察研修を重ねながら検討を
行なってきました。
医療は市民生活に一番密着した問題として、市民の命を守る重要
な施設である市民病院への想いは強く、その議論が尽きることはあ
りませんが、建設基本構想の策定という大きな節目を迎え、検討委
員会の役割はひとつの区切りになったと感じております。
検討委員会で出された意見や提案は、建設基本構想の中に反映し
た部分もありますが、様々な意見や提案はいずれも大切なものであ
り、この度の岡谷市新病院建設基本構想の策定に関して、検討委員
会としての提言書をまとめました。
市民病院が、安心と信頼に応えることのできる病院として、地域
住民に望まれる医療の提供を安定して続けていくことができる、そ
んな病院を作り上げてほしいと切に願います。
2
新病院建設基本構想策定検討委員会の提言
・市民病院の置かれている様々な環境や状況から、建替えの必要
性を理解した上で、建設は、建てることが目的ではなく、建てた
後の病院運営を第一に考えなければなりません。
魅力ある病院になるためには、
「思いやり」の理念、基本方針を
職員間で共有し、実行していくことが大切であり、人材の育成や
接遇の向上など、今からできる日々の積み重ねにより運営面を充
実し、患者本位のやさしい医療を続けてほしいと願います。
更に、医療を支えるのは人であり、高い医療水準を維持してい
くためにも、医師確保には最善を尽くしていただきたい。
・市民病院の健全経営も重要なことであり、病院建設を進めるた
めにも、岡谷市病院改革プランに基づく経営の健全化を果たすべ
く取り組みを進めていただきたい。
・出産から老後までの多様な医療需要に対応できる総合病院とし
て、地域の病院や診療所等との連携を進め、諏訪医療圏の中で市
民病院が担う役割と特徴を明確にする必要があります。高齢化が
進む地域の特性を考慮した療養病床やリハビリなどの医療と介護
の連携を強化し、早期発見、早期治療に向けた予防医療と健診の
充実を図っていただきたい。
・新病院の建設は、患者動線や待合など環境面の改善や、機能性
を高めることはもちろん、将来の市民負担にならない最低限の費
用となるように更なる事業費の抑制に努め、収入増を図り、健全
経営を保っていただきたい。
建設整備の手法は、早期に実現可能な文化センター跡地でのA
案を推す意見が多く出ましたが、建設に伴う経営計画をしっかり
と見通した上で、経営に関する外部評価などのチェック機能を充
実していただきたい。
なお、今後、建設を実行していくための計画には、現場の声を
十分に反映し、専門家の意見も取り入れていただきたい。
・市民への説明や周知に努め、市民にとって「自分たちの病院で
ある」という意識を高めていくことが大切と考えます。
3
【参 考】
新病院建設基本構想策定検討委員会で出された意見、要望等一覧
◆「第1章 医療を取り巻く環境の分析と課題の検証」関して
【社会構造】
・ 尐子高齢化で保険構造が変化している、先々を見通して考えることが重要。
【医師不足への対応】
・
・
・
・
病院を建設しても、必ずしも医師や患者は集まらない。
医師確保には給料面や居住条件などを改善することが必要
研修医は金銭ではなく、病院の魅力などのアピールが必要。
大学対応、人間関係、金銭面などを徹底的に押さえて医者を集めるのが院長の仕
事。
・ 医師確保の最優先はどこかと線引きし、先の事も含めて考えなければ管理者の言う救
急医療の充実につながらない。
・ 医師確保は院長だけが苦労するのではなく、市民も情報提供など協力できることをし
たほうが良い。
【健全経営】
市民病院は市民の命を守る最も大切な施設、未来永劫続けるためにも健全経営でな
ければいけない。
医療レベルの向上には常に勉強が必要。経営の健全化を頭に入れてほしい。
健全経営のための在院日数の短縮が目的なのかということも検討を。
安定して赤字にならないようにした方が長続きする良い先生も来るのでは。
新しい病院を建てても患者は集まらないので、まずは健全経営でなければいけない。
健全経営を図った上で建設を考えた方が良いと思う。
経営面が一番心配ということが根底にあると思う。丁寧な説明を続けてほしい。
建てることを考えるには経営が基本になる。
病院は良くなりつつある。理念や方針を全員に叩き込んで、建て替えに向かって経営
見込みを良くしていく。
建てることは反対ではないが経営は心配。
経営の見通しがあって、必要な医療を提供するための新しい病院を建設するという形
でないと、建てた瞬間に医師が辞め、病院が成り立たなくなる。そういうことを岡谷で再
現してはいけない。
1日も早く黒字転換し、新病院が効率よく出来るかと徹底的に追求する。
病院が儲かるとは誰も思っていない。市民のための病院が赤字であることやある程度
の税金投入は仕方ない。
建てるのは必要、その為にも是非とも経営が黒字の時点で建築する。
4
◆「第2章 新病院に向けた基本的な考え方」に関して
【運営面の充実】
中身(ソフト面)があって建設できると思う。病院建設にあたり運営面をしっかりつめる。
建てるだけでなく建てた後にどうしていくかが大切。
まずはソフト面の改善、充実、人材の教育だと思う。
医療技術の研鑽を積極的にして若い医師が集まれば信頼度も上がるのでは。
金を掛ければ出来る事と気持ちを変えれば出来る事がある。金を掛けることは他の病
院にない機能をつくる。気持ちのものは教育や勉強、患者対応、看護の対応などが出
来る。2つを別に考えないといけない。
総合病院への期待は医療水準の高さ、対応が良く、信頼できること。とにかく岡谷病
院へ行ってみようと思わせるようになってほしい。
良いものを作ったけれども中身が充実してないことは問題、中身をとにかく充実させる
ことが一番大事ではないか。
非常に評判が良くなっている。さらに合理的にやればもっと良い病院になる。新築する
だけでよくなるとは思わないので、ソフト面での合理化を具体的に示したらいい。
新築してもソフト面が良くなるのは別問題。待ち時間が3~4時間になるのはマイナス
になる。具体的に何をやっていくのかが必要。
【人材育成、組織の充実】
運営の両輪となる人材育成は、時間を掛けても着実に進歩していくことが大事。
病院の職員はこれだけやれば良いという考えでは病院は良くならない。奉仕の精神を
持ち、職員と医師のコミュニケーション、意思疎通を図ることで徐々によくなると思う。
人材育成は大事、プロの手を使ってでもやるべき。働きたいと思える病院にすれば、
不確定な要素があっても大丈夫だと思う。
救急と総合診療が一緒になった形で診ることが出来る人間を育てなければいけない。
人材育成には時間が掛かるが改善に向かっていると思う。
病院経営は難しくなってきているので、専門の経営者を置くことも必要では。
年間60億円もの事業では、院長と経営者は分けたほうがいい。
建設後も外部で経営をチェックできる会計士など専門家の入った機能が必要では。
【患者対応、接遇】
待ち時間にワンステップおけるような機能、施設があるといい。
コンシェルジェなど総合案内人が受付で患者さんを案内すれば、やさしさや分かりや
すさなどにつながると思う。
受診する科が分からない時に、総合診療科で振り分けをしてもらえればいい。
先生の顔を見るだけで気持ちが安らぐ。電話でなく直に接する体制で受けてほしい。
医師の対応、接遇は若干良くなっている。来た人に対する目配りが出来てきている。
【理念・基本方針】
この基本理念、基本方針のままやってもらえれば良い病院が出来ると思う。
親切で早くて安心できるような病院が出来ればいい。
5
岡谷病院は歴史のある病院で、何事にも代えられない財産。良くなってもらうために文
句を言うと思う。そこを活用することを理念で考える。
責務や果たすべき役割の考え方は平山先生が言っている部分、どれだけ働いている
職員が共有し、意識を持って患者を迎え入れることができるか、その先が大切。
実際に働く人が大事。先生、スタッフに魅力ある病院にしていくために、理念や基本方
針を働く人が身に付けていないといけない。これは建設前からやらないといけない。
4月からの管理者の考えが浸透してきていると思う。良くなったとの意見がある。
【医療圏での役割と連携】
諏訪日赤に負けない施設を作るのではなく、岡谷病院で対応できる範囲で充実し、患
者イメージを変えることが大切。
医療のこれからは広域で考え、役割分担が出来ればと思う。
機能分担により、手術後リハビリ段階に入ったら別の施設へ行くようになる、という医療
制度を患者や家族も理解しなければいけない。
在院日数の短縮や7対1看護基準はやっても日赤化する必要は無いと思う。
全て岡谷病院で受け入れられれば良いが限界はある。イメージでは諏訪日赤を中心
に周辺で補完していく立ち位置だと思う。
連携、ネットワークがきっちり出来ればいい。
岡谷病院で全てを揃え、全て一流で揃うのは不可能なので、それぞれの医療機関へ
振り分ける総合診療科が必要。
諏訪医療圏をしっかり考える。決定的に言えることは諏訪日赤があるということ。日赤と
同じものは要らない。岡谷病院としての役割を考え、本当に岡谷地域として必要なもの
を考えれば、総合病院にこだわらなくてもいい。医療圏の中で必要な順位があり、市
民が困らない科があるのか無いのかを議論しなければいけない。
諏訪日赤は急性期に特化している機能の病院、岡谷病院はちょっと違うと思う。
諏訪日赤に患者を送ることもあるが、岡谷は何ができるかを良く考え100%は無理でも
80%、90%でも達成できれば市民は必ず分かる。そこをどう努力するか。
諏訪日赤より優れた部分があれば生き残るというか発展する可能性が残っている。
市民病院としての役割を明確に、医療圏の中での役割分担は病院間での協議があっ
て構想に反映すべきでは。
ネットワークの問題は具体的になればいいが、日赤などが受け入れてくれるか疑問。
地域間の連携は、病病連携会議や院長会議もあり諏訪日赤を中心に連携は取れて
いると思う。
【市民病院の位置付け、役割】
総合診療と言うが特色の無い病院では、経営も成り立たず医師も集まらない。
病気の際に心配で信大や日赤に行くのではなく、岡谷病院で全部済むという安心感
がある病院であってほしい。
高齢化率の高い地域の特性、方向性をみて診療科目などに反映させていくべき。
高額検査をわざわざ遠方に受けに行く人もいる。
6
「救急医療の充実」「安全、安心な医療の提供」「開業医や医療機関との病診・病病連
携の推進」は何処でも3本柱。岡谷病院として優先順位をつけて考えないと、形が出
来ずにモヤッとしたものになってしまう。
急性期と慢性期のバランスを大きな問題として捉える。病院の一番の色付けは、どうい
うバランスで急性期と慢性期をやるか。がん治療はやらなければいけないが、全ては
診られない。ここまでという位置付けをきちんと考えればある程度の形が出来てくる。
今あるセンター機能は成人病。ある意味で成人病は岡谷病院が生き残る手であり、特
に高齢化社会で非常に必要な分野である。
高齢者はますます増える。高齢者に対する部分を充実させることは1つの生き方。
いつでも困った時に掛かれることが市民病院として希望されている。岡谷の中で市民
が何を求めているかという事をはっきりしておかないといけない。
建設するためにはどんな病院にするかの大枠は必要。急性期に行くのか慢性期に行
くのかという議論がもっと必要。現場の先生の意見を取り入れていった方が良い。
チーム医療、センター化とあるが、糖尿病センターには眼科医が必要で、パートになっ
てしまい手術も出来ない状況、果たして医療機能の柱になるのか不安になる。
【機能、規模】
建設は費用を掛ければできるが、働く職員が質の良いものをやらないといけない。病
院の機能を切らさないことが大前提。
女性専門外来があるとありがたい。
常勤麻酔医の確保ができていないことが一番弱い。管理者の言う救急医療の充実に
も外れてしまうのではないか。
夜間など緊急時に対応してもらえることはありがたい。小児科は近くにあってほしい。
入院患者、救急の受入れは全て受けるのは不可能。出来る限り受け入れるようにしな
いと現実的には無理。
岡谷の環境の中で、何床の病床が必要なのかということがなければいけない。
病病連携、病診連携の中で市民病院は何床必要で、ここは出来る、ここが出来ないと
いうことを明確にする必要が第1ではないか。
DPCにより在院日数が短縮するので病床数はもっと尐なくてもいいのではないか。
高齢化により急性期は減っていくと思う。療養は待ちの状態であるので療養の提供と、
もっとリハビリも提供してもらいたい。療養病床は42床でも尐ないと思う。
【予防医療、健診の充実】
人間ドックは採算的に良いしサービスにもつながる。力を入れていくと良いのでは。
総合診療と予防を充実してもらいたい。
救急医療、安全安心、開業医との連携のほかに、早期発見、早期治療のために健診
を充実してもらいたい。
尐数の会社は国保に加入していると思うので、そういう会社の40歳以上の方から特定
健診にアプローチしていくことが1つの道だと思う。
健診の充実、力を入れることは大切。
予防を第一にやってもらいたい。
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気軽に相談ができ、予防医療(人間ドック)が充実した病院を作ってほしい。
◆「第3章 建設整備の検証」に関して
【整備手法の検討】
新しい施設は癒され、スタッフも働きやすい環境だと感じた。建て替えは専門的なもの
を入れて整理すべき。
プライバシーの問題もあるので、患者動線と待合の配置など配慮してもらいたい。
日本でもここにしかないくらいの検査機器を導入し、全国から検査をしたい人を集める
のも1つのやり方ではないか。
新病院として出来上がったものの機能やアメニティが良くなければいけない。
C案では、完成すれば南側に広い空間がとれ開放感があると思う。費用と時間も大事
だが、出来た後の機能の問題、建設中の患者に対する負担も考慮してほしい。
A案にある立体駐車場の整備は、ここまで駐車場は要らないと思う。
個室が多くなることはありがたい。病室は狭くて圧迫感があるので4人部屋など環境が
良くなってほしい。
【建設費】
民間病院の建設は安価に出来ている。そういうケースも頭に入れて検討してほしい。
こんなに高い金額でないといけないかと思う。総合病院的に全て揃って、それだけ費
用を掛けてやる必要があるかどうかをはっきりしてからでないと意見は出せない。
建設は最大効率で最低限の費用で建設し、出来るだけ借金は尐なくする事が必要。
立体駐車場は無くても良いということであるが、建設費用は抑えてほしい。
統合による投資が無駄にならないように対応してほしい。
本当に317床いるのか。整備に1床3千万円掛かる事業は10床で3億円も違う。シビ
アにすべきではないか。
整備単価は市町村立が平均で1㎡当たり32.4千円と県立や国立、民間病院と比べ
て一番高いとされている。こういうことも考えてほしい。
【経営見通し】
病院建設の起債によって、経営がどのようになるのかきちんと示してほしい。
新しい機械や設備などを導入するために負担はある。市民も受ける側として費用や運
営費など認識することも大事だと思う。
病院経営の黒字が見えるなりにしてから建設してもらいたい。
建てる事によってどのくらい赤字になるのか、赤字が解消できるのかが一番心配。どう
いう建設をするという前に、集約、患者数が多くなって損益分岐点がどこにあって黒字
になるということをしっかり計画しないと、なかなか難しい。
病院経営も当然民間の経営感覚を取り入れないと、市民の理解は得られない。建設し
た後の再投資まで考えないといけない。経営計画をしっかりしなければ話が進まない。
基本的に岡谷にとって市民病院は必要だが、建設で多額の借金を次の世代に負わ
せるような形ではいけない。
外来患者数及び医師数に関しては今がピークだと思う。
8
建設により市民が税金をどのくらい投入するのかということが一番の問題になる。
建て替えは良いが、その後の支払いや市民の税金に負担が掛からないように。
資金が充足していれば良いという考えだけではなく、切羽詰った中でやってほしい。
建設による償却は大丈夫なのか、長期収支が気になる。
経営推計はあくまでシミュレーションであり、変動した時に考えていけばいいと思う。
建設により現金がショートしないか心配。
100億円近い投資、収支見通し、医師確保が狂った時に市の支援が出来るか心配。
【整備手法】
2期工事に分けた場合、内部機能が将来的な病院の機能として損なわれるかは大き
なポイント。最初にドンと作ったほうが動線も良い可能性があり検討をお願いしたい。
工事中に隣の病棟で寝ているということもある。結論的に言えばA案だが、真ん中に市
道があるので付け替えるなどして敷地の一体化をしたらどうかと思う。
C案はちょっと窮屈な感じがするのでAかBの形が良いと思う。職員の使い勝手の問題
があり意見を聞いてやってもらいたい。工期の関係もあるのでA案の方が良いと思う。
建て替えるのであればなるべく早く建てたほうがいいのでA案が良いと思う。
建設するということで塩嶺病院を集約したのだから、早く建てられるA案が良いと思う。
早く建てることは市民のため。そうでなければ患者が他へ行ってしまうと思う。せっかく
建てるのだから廊下が狭いなどの不平が出ないようにしてもらいたい。
ABCのメリットなどがよく分からず同じに見えるが、出来るのであればA案が良い。
B案は動線が長く、工事期間中の患者の動線などからは、はやりA案が良いと思う。
建設によって車椅子が2台通るなど中身を充実させる。早く作って、早く利用してもらう
ことが一番大事かと思う。こういう事を考えた場合A案がベターかと思う。
病院建設について市民感情の多くは健全経営の見通しがたってからという声が多い。
現在2病院の運営は非常にロスが多く、早く建設したほうが良いと思う。経営は心配だ
が作るなら効率的なA案が良いと思う。
現場の意見を入れてやってもらいたい。工事期間を短くして速やかに新病院へ移行し
てもらいたいので、そういう意味ではA案。
建てるなら早い方がいい、私たちにできることを協力していきたい。
前向きな話をしたい。建てることは良い。まちづくり集会での意見も聞いて考えたい。
喜ばれる病院でなければいけない。努力は大事である。収支の面で、基準は変動す
る要素を含んでいるので、最小限度に収めるように管理サークルをきちんと回してチェ
ック、アクションを行っていく。早く建てて早く活用する。喜ばれる病院に期待する。
◆「第4章 保健、福祉と医療の連携」に関して
高齢社会により保健、医療、福祉の連携は大変重要、病院と社会福祉施設等の連携
が非常に大事になってくるのではないか。
医療と福祉の連携で療養は残してほしい。
9
◆その他全般的な内容に関して
建設基本構想をまとめるには現場の職員の意見が一番大事と思う。その意見を踏まえ
た上で構想をまとめないと、実態と合わないような構想になったら意味がない。
自分たちの病院という意識を持ち、市民と病院がお互いにどうするか考えていきたい。
自分たちの病院であると心の底から思える病院であってほしいし、そういう病院作りに
協力しなければいけないと思う。
学会や研究発表の内容を市民に知らせることにより、安心感につながる気がする。
委員会の話し合いも大切であるが、一般市民の盛り上がりというか前へ進むような話が
なければ、借金財政の中で新病院建設の話が前に進んでいくことは大変だと思う。
決まったことはよく市民に説明して、理解を得られないといけない。良い方向でPRして
いくことをしなければいけない。
経営や今後の見通しは、岡谷市民全員に不安がないように説明してもらいたい。また
病院建設後も出来て終わりではなく、市民と病院と役所関係を含めて委員会などで話
してもらいたい。
一般の市民にどんどんPRして認知してもらうことを十分やってもらいたい。
整備の必要性と整備の基本方針は市民のコンセンサスが必要であり、必要性を踏まえ
た基本方針となるように。
市民のコンセンサスは皆が不安にならないようにPRしていくことが必要
◆建設基本構想(案)、検討委員会提言書(案)のまとめに関して
・ 様々な思いが入ったこの提言が提出されれば一区切りついたと思う。今後発生する見
えない部分、例えば新病院の機械器具の宣伝など、市民に伝えてほしい。管理者の
お考えがまだ一般市民に浸透していないと思う。時間があったら発表してほしい。今以
上にチェック機能を充実し、新病院に向って前向きに進んでもらいたい。
・ 今までのものは提言の文章にすべて盛り込まれている。この提言のすべてがきちんと
出来れば、大勢に賛同してもらえると思う。
・ 話し合ってきたことが提言に反映された。これを進めてもらい、引き続き医師確保の努
力をいただき、思いやりを実践するよう職員の教育をしっかりお願いしたい。
・ 今まで話し合ってきた内容なので申し上げることはないが、危惧する部分として、市民
病院が何でもできないといけないように見えてしまう。変更する必要はないが、現実的
にはかなりの負担なので、できるかぎり負担にならないように、市民病院の自由度を広
げる余地を残してもらいたい。
・ 提言には賛成。十分だと思う。
・ 構想案については特にない。提言の経営の部分には「資金ショートの危険」に心配と
いう市民の意見もあったので入れてもらいたい。
・ 基本的な構想ということで、これで結構だと思う。これまでの検討委員会で、詳しい資
料を提示いただき十分理解できた。箱物を建てた後の人材育成が重要になるので、
継続して取り組みを進めてほしい。人口が減っているなど構造の変化に柔軟に対応で
きるような形を考えて欲しい。
10
・ 私が思うほとんどのことが提言に入っていると思う。あとは専門家に任せたい。これまで
も言ってきたが、1つは健全経営に向って思い切ってやっていただきたい。もう1点は
市民に私たちの病院であると思えるようPRをしてもらいたい。
・ 建替えの必要性は市民のコンセンサスが得られるようにと修正をお願いしたが、インパ
クトのある内容で上手くまとめてもらい感謝したい。提言は概ね7項目程度で構成され
ていると思うが、まちづくり集会での意見なども概ね入っていると思う。市民にあらゆる
機会を通じてPRし、機運の醸成に努めてもらいたい。医師確保の面でも魅力ある病
院にするため、市民、地域で何ができるかなども議論してほしい。
・ 提言はこれまでの意見がまとめられていて良い提言だと思う。病院は人があってのも
の、それが提言の最初に記載されて良かった。
・ 上手にまとめてもらい感謝している。これが単なる提言で終わらないように、特に病院
職員にはこの提言を勉強してもらいたい。
・ 構想は良くまとめてあると思う。これまで不安に思っていたものが分かりやすくなってい
る。96億円の事業費や病床を減らして面積を減らすなど見直された。建設後も健全経
営に向けて進めてもらいたい。提言は今までの流れをまとめていただいた。内容と気
持ちは同じである。
・ 提言は市民の会の考えに沿ったもので感謝している。市の方でも317床、96億円を
動かしてもらった。この事は、この会としての意義があったと思う。市当局にも感謝して
いる。今後は更に専門で精査していただき、市民が「これなら」と思えるような具体的な
手立てを持っていただきたい。市民がつくる、市民に愛される病院となるようお願いし
たい。
・ よくここまでまとめていただいた。「資金ショート」のことは、提言に「収入増を図ることは
もちろん」という文面を入れれば、意見に沿ったものになるのではないか。現場の声を
聞き、医師や看護師の努めやすい機能になるように十分に聴いてほしい。
・ 構想案、提言案は良くできたと感じている。これまで意見を言ってもモヤモヤしていた
ものが、構想案に反映され非常に満足している。
・ 今までの話を練り上げ、すっきりとまとめられていると思う。まちづくり集会で市から説明
されることは、有意義な会であったと思う。母として小児、産科の充実をお願いしたい。
岡谷に戻って来たいと思える病院、一生涯かけて住みたいと思えるまちにしてほしい。
・ この会の目的は建設基本構想の策定で建物に主眼が行きがちだが、それ以外のこと
も入っていて良いと思う。経営見通がこの通り行くことはかなり厳しいと思う。診療報酬
なども下がってくると思う。健全経営になるためには、保険請求で取れるものきちんと
漏れなく取り、無駄なことをしないで経費の抑制をする。病院職員はプロフェッショナル
になることが必要、育つには10年位はかかり、この辺の検討も必要だと思う。
・ 医療は特殊であり、職員の任期の問題などについて考慮してもらいたい。診療請求業
務は委託でやっているから良いということでなく、肝心な病院職員が理解できるように
してもらいたい。会の当初から委員の熱意が伝わってきた。意見などは十分反映して
きたと思う。問題はこれからだと思う。市民が関心を持つ、協力していく事が大切である
と思う。
11
岡谷市新病院建設基本構想策定検討委員会 委員名簿
(敬称略、あいうえお順)
氏
名
ふりがな
所
属
等
1
赤羽
花岡
晴夫
春義
あかはね
はるお
はなおか
はるよし
2
伊藤
綾子
いとう
あやこ
岡谷市連合婦人会
3
今井
郁乃
いまい
いくの
岡谷地区栄養士会
4
今井
富士子
いまい
ふじこ
長野県看護協会諏訪支部
5
小口
直彦
おぐち
なおひこ
岡谷市医師会
6
小口
雅子
おぐち
まさこ
岡谷市保健委員連合会
7
北原
正男
きたはら
8
倉田
修
くらた
睦巳
永作
朊巳
一彦
こばやし
小林
武居
駒村
10
吉川
9
たけい
岡谷市高齢者クラブ連合会
まさお
岡谷市連合壮年会
えいさく
よしかわ
かずひこ
4/15 から
4/14 まで
副委員長
岡谷下諏訪歯科医師会
むつみ
ともみ
考
一般公募
おさむ
こまむら
備
諏訪保健所
11 佐久間 茂雄
さくま
しげお
諏訪圏青年会議所岡谷部会
12 田中
健正
たなか
けんせい
一般公募
13 林
健一
はやし
けんいち
一般公募
14 堀田
貢
ほった
みつぐ
岡谷市区長会
15 堀内
勉
ほりうち
つとむ
新生岡谷病院の建設を考える
市民の会
16 宮坂
勝彦
みやさか
かつひこ
岡谷商工会議所
17 矢崎
光貞
やざき
みつさだ
岡谷薬剤師会
18 山田
優子
やまだ
ゆうこ
子育て世代主婦
19 山田
雄三
やまだ
ゆうぞう
岡谷市医師会
20 横内
良一
よこうち
りょういち
岡谷市地域福祉支援会議
21 米山
大
よねやま
だい
岡谷市医師会
オブザーバー
岡谷市病院事業管理者 病院事業職員
岡谷市企画課、福祉環境部職員
事務局
岡谷市企画政策部 新病院建設準備室
12
4/1 から
3/31 まで
4/1 から
3/31 まで
委員長
副委員長
新病院建設基本構想策定に関する取り組みの経過
項
目
第1回検討委員会
日時等
2月25日(木)
午後7時より
会場 605 会議室
出席委員 19 名
3月25日(木)
午後7時より
会場 605 会議室
出席委員 20 名
4月22日(木)
午前9時出発
公立福生病院
参加委員 10 名
主 な 内 容
・委嘱、正副委員長の選出
・構想の内容とスケジュール
・病院の沿革と統合の経過について
第3回検討委員会
5月20日(木)
午後7時より
会場 605 会議室
出席委員 20 名
・視察研修報告
・構想策定の進め方の確認
・市民病院の理念と基本方針
(平山事業管理者の想い)
・グループでの意見交換
市民病院
施設見学会
6月 5日(土)
6月10日(木)
午後2時より
参加委員 17 名
・検討委員会委員による実地見学会
市民講演会
6月20日(日)
午後2時より
テクノプラザおかや
参加者約 150 名
・市民病院の機能の紹介
循環器内科 翠川隆先生
・講演
「地域をつないであなたを守る
~進化する心疾患診療~」
信州大学医学部教授
池田宇一先生
第4回検討委員会
6月24日(木)
午後7時より
会場 603 会議室
出席委員 19 名
・市民病院の基本的な考え方
基本理念と基本方針
役割と機能
・グループでの意見交換
第5回検討委員会
7月29日(木)
午後7時より
会場 603 会議室
出席委員 19 名
・市民病院の基本的な考え方
・新病院の整備検証
第2回検討委員会
視察研修
・医療を取り巻く環境と地域医療の現状
・岡谷市病院改革プラン
・病院経営の状況
・東京都福生市公立福生病院への視察
・説明聴取、質疑応答
・施設見学
13
市民病院
シンポジウム
視察研修
8月7日(土)
午後2時より
テクノプラザおかや
参加者約 140 名
・基調講演
「地域医療崩壊に立ち向かう~大学病院
と地域の病院の役割~」
信州大学副学長、医学部長
久保惠嗣先生
・パネルディスカッション
テーマ
「病院完結から地域完結型医療へ」
「かかりつけ医から始まる医療連携」
「市民病院の使命と役割」
パネリスト
信州大学副学長医学部長久保惠嗣先生
長野県健康福祉部長
桑島昭文氏
岡谷市医師会長
辛 京碩先生
岡谷市病院事業管理者 平山二郎
コーディネーター
長野経済研究所上席研究員中村雅展氏
8月23日(月)
午後 1 時 30 分出発
安曇野赤十字病院
参加委員 7 名
第6回検討委員会 8月26日(木)
午後7時より
会場 603 会議室
出席委員 19 名
第7回検討委員会 9月30日(木)
午後7時より
会場 603 会議室
出席委員 18 名
第8回検討委員会 10月27日(水)
午後7時より
会場 603 会議室
出席委員 19 名
第9回検討委員会 11月30日(火)
午後7時より
会場 603 会議室
出席委員 20 名
市長と語るみんな 10月12日(火)
でまちづくり集会 ~11月26日(金)
市内21会場
・安曇野市 安曇野赤十字病院への視察
・説明聴取、質疑応答
・施設見学
・新病院の整備検証
・市民病院の経営見通し
・新病院建設基本構想(素案)について
・新病院建設基本構想(案)について
・新病院建設基本構想への提言について
・建設基本構想策定の取り組み状況
14
岡谷市新病院建設基本構想策定検討委員会設置要綱
(設置)
第1条 岡谷市新病院建設基本構想(以下「基本構想」という。)の策定に当たり、幅
広く市民及び地域医療関係者等の意見や考え方を反映させるため、岡谷市新病院建設
基本構想策定検討委員会(以下「検討委員会」という。)を設置する。
(所掌事項)
第2条 検討委員会は、次に掲げる事項を所掌する。
(1) 基本構想の策定に当たっての検討に関すること。
(2) その他必要な事項に関すること。
(組織)
第3条 検討委員会は、委員21人以内で組織する。
2 委員は、次に掲げる者のうちから、市長が委嘱又は任命する。
(1) 医療に関わる有識のある者
(2) 関係団体の代表者
(3) 公募による市民
(4) 前3号に掲げる者のほか、市長が必要と認める者
(任期)
第4条 委員の任期は、基本構想の策定までとする。ただし、補欠委員の任期は、前任
者の残任期間とする。
(委員長及び副委員長)
第5条 検討委員会に委員長及び副委員長2人を置き、委員の互選により定める。
2 委員長は、会務を総理し、検討委員会を代表する。
3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときは、その職務を代理する。
(会議)
第6条 検討委員会は、委員長が招集し、委員長が議長となる。
2 検討委員会は、委員の過半数の出席がなければ会議を開くことができない。
3 委員長は、必要に応じ、関係する者の参加を求めることができる。
(庶務)
第7条 検討委員会の庶務は、企画政策部新病院建設準備室が行う。
(補則)
第8条 この要綱に定めるもののほか、検討委員会の運営等について必要な事項は、市
長が別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この告示は、平成22年1月15日から施行する。
(有効期限)
2 この告示は、基本構想の策定が終了したとき、その効力を失う。
15
資料集 「目次」
1.諏訪保健医療圏の病院・医療機能の状況 ............................................ 1
2.建設整備費用の実例等の検証 ...................................................... 2
3.新病院の整備手法比較表 .......................................................... 4
4.建替検討図 ...................................................................... 5
5.平成 22 年度、平成 23 年度の経営状況について ...................................... 8
6.新病院建設パターンA(300 床)に係る経営の検証 ................................... 9
7.資金収支の算定について ......................................................... 10
8.整備手法の比較表(メリット&デメリット) ....................................... 11
30
諏訪保健医療圏の病院・医療機能の状況
4疾病
病床数
所在
名称
経営体
一般 精神科 療養 感染症
病床 病床 病床 病床
岡谷市
緩和
ケア
病床
回復
期リハ
ビリ病
床
計
がん
脳卒中
がん
診療
拠点
病院
脳血管
疾患リハ
急性期
又は回
救急医
復期
療病院
リハの届
出病院
急性心
糖尿病
筋梗塞
心臓カ
テーテ
ルによ
る24時
間治療
対応
5事業
周産期
医療
救急医療
療養病
◎連携
急性及
床又は
病院群
び慢性 救命救
回復期 高度周 強化病
輪番制
合併症 急セン
リハ病 産期医 院、
参加病
等治療
ター
棟を有 療機関 ○連携
院
病院
する病
病院
院
資料集 1
岡谷市民病院
(岡谷病院+塩嶺病院)
岡谷市
祐愛病院
医療法人
諏訪湖畔病院
医療法人
諏訪赤十字病院
日本赤十字社
上諏訪病院
医療法人
諏訪城東病院
医療法人
48
48
○
田中クリニック
医療法人
48
48
○
諏訪中央病院
組合立
(3市町村)
266
信濃整肢療護園
信濃医療福祉センター
社会福祉法人
127
127
諏訪マタニティクリニック
医療法人
33
33
諏訪共立病院
医療法人
56
JA長野厚生連
富士見高原病院
JA長野厚生
連
260
43
4
10
317
49
○
○
◎
○
49
60
267
327
425
30
455
77
77
小児
医療
○
○
○
○
◎
○
○
災害
医療
へき地
医療
災害
拠点
病院
へき地
を支援
する病
院
○
○
◎
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
諏訪市
茅野市
45
6
45
362
○
○
○
○
○
○
○
○
○
諏訪郡
43
149
1376
374
233
4
16
88
99
○
149
○
2091
○
◎
○
○
○
長野県公表資料より抜粋H22.4月現在
建設整備費用の事例等の検証
(1) 事業費
ア 建設費の傾向
公立病院経営改善事例集(総務省:平成22年1月)より、平成 11 年から平成 20
年まで整備された公立病院施設(230 病院)のデータをもとに集計し、1㎡あたりの
建築単価類型で比較してみました。
建築単価
(㎡/千円)
以上
未満
~ 200
200 ~ 300
300 ~ 400
400 ~ 500
500 ~ 600
600 ~ 700
700 ~
合計
施設数
平均
病床数
比率
5
33
87
74
24
9
6
238
2.1%
13.9%
36.6%
31.1%
10.1%
3.8%
2.5%
100%
地下階層 地上階層 延床面積 建築単価
(平均)
(平均)
(平均)
(平均)
64.8
85.8
173.9
257.1
301.8
210.4
402.7
207.1
0.4
0.2
0.4
0.5
0.5
0.4
1.3
0.4
3.2
3.4
4.8
5.5
5.4
5.4
7.7
4.9
6,487.8
6,729.7
13,561.1
20,131.8
25,230.8
15,203.8
30,757.0
16,180.7
144.2
263.7
354.7
441.5
547.2
642.7
720.8
404.2
1㎡あたりの平均建築単価は、404.2 千円(30 万円~40 万円)に集中しています。
40.0%
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
36.6%
31.1%
13.9%
10.1%
3.8%
2.5%
60万円台
70万円以上
2.1%
20万円未満
20万円台
30万円台
40万円台
50万円台
イ 公立病院の施設整備に対する財政措置
公立病院に関する財政措置の改正要綱(総務省自治財政局:平成 20 年 12 月)で
は、自治体病院の建設費に関して、以下のように規定されています。
「4.公立病院改革推進に係る措置」
病院建物に係る財政措置における建築単価の上限設定
今後の病院施設等の整備費について、病院建物の建築単価が1
㎡当たり 30 万円を上回る部分を、普通交付税措置対象となる
病院事業債の対象から除外することとし、平成 21 年度基本設
計分から適用する。
1㎡当たりの建築費が 30 万円を超える部分へは普通交付税での財政措置が受けら
れないことから、標準的な病院整備を考える上でひとつの目安になります。
ただし、個々の病院の状況や整備手法によって費用は異なり、この他に調査測量
費、解体、仮設費用等の対象にならない付帯的な費用も考慮する必要があります。
資料集 2
ウ 自治体病院の建築面積の傾向
近年の自治体病院の事業費、施設規模例によると、1床当たり面積(㎡/床)
は 77.8 ㎡となります。(全国自治体病院協議会誌より)
エ 医療機器の整備費
公立病院の医療機器整備費は、自治体病院協議会雑誌(1998~2010 竣工)のデー
タによると、75 施設の平均(平均病床数 315 床)では、1床当たり約 6,500 千円と
なります。
各病院の状況には、建物整備の手法や医療機器の移転対応などによって、初期調達
する機器の内容に違いがありますが、平均的な目安として参考になります。
資料集 3
新病院の整備手法比較表
行
項 目
A案(文化センター跡地新築)
B案(文化センター跡地2期分割工事)
C案(現病院敷地2期分割工事)
・文化センター跡地に新棟1棟を建設
・文化センター敷地に新棟2棟を段階的に建設
・現在地に新棟2棟を段階的に建設
・旧施設は順次取り壊し、病院駐車場等を整備
・旧施設は順次取り壊し、病院駐車場等を整備
・旧施設は順次取り壊し、病院駐車場等を整備
・蚕糸博物館、美術考古館、旧婦人の家建物を除却 ・蚕糸博物館、美術考古館、旧婦人の家建物を除却 ・蚕糸博物館、美術考古館、旧婦人の家建物を除却
・工事中の職員用駐車場等は近隣地で確保
1 整備の手法
2 敷地条件
敷地面積 建設地等:約07,500㎡(文化C)
駐車場等:約21,000㎡(現在地)
計等等等:約28,500㎡
敷地面積 建設地等:約07,500㎡(文化C)
駐車場等:約21,000㎡(現在地)
計等等等:約28,500㎡
敷地面積 建設地等:約07,500㎡(文化C)
駐車場等:約21,000㎡(現在地)
計等等等:約28,500㎡
3 規模、機能
・病床数:300床
・建築延床面積の想定:約21,000㎡
(1棟を1工期で整備)
・病床数:300床
・建築延床面積の想定:約21,000㎡
(2棟、第1期約8,000㎡、第2期約13,000㎡)
・病床数:300床
・建築延床面積の想定:約21,000㎡
(2棟、第1期約9,000㎡、第2期約12,000㎡)
・診療を継続した施設整備
・2病院機能分散の解消
・工事中の仮設建物を極力設けない
・使用可能な医療機械は移転使用
・病室は4人部屋の配置が可能な規模
概算経費
説 明
・診療を継続した施設整備
・2病院機能分散の解消
・工事中の仮設建物を極力設けない
・使用可能な医療機械は移転使用
・病室は4人部屋の配置が可能な規模
概算経費
説 明
・診療を継続した施設整備
・2病院機能分散の解消
・工事中の仮設建物を極力設けない
・使用可能な医療機械は移転使用
・病室は4人部屋の配置が可能な規模
概算経費
説 明
4 基本的事項
区 分
5
設計関係
6
建築工事費
整備費の想定 外構・解体費
7
医療機械
8
その他
9
計
設計準備
基本設計
290,000千円
実施設計
工事監理
(測量、現地踏査等)
(工事費の1.0%)
(工事費の2.0%)
(工事費の1.0%)
6,300,000千円 本体建築工事 (設定単価300千円/㎡)
660,000千円
外構工事
解体費
(設定単価15千円/㎡)
(設定@20~25千円/㎡)
1,000,000千円 医療器械整備 (移転不能機械等更新)
移転費
753,000千円 財産処分費
事務・人件費
9,003,000千円
施設整備
医療器械整備
(既存機械等移転)
(既存建物清算費用)
設計準備
基本設計
290,000千円
実施設計
工事監理
本体建築工事
6,350,000千円
渡り廊下整備
外構工事
678,000千円
解体費
(測量、現地踏査等)
(工事費の1.0%)
(工事費の2.0%)
(工事費の1.0%)
(設定単価300千円/㎡)
(概算50,000千円/式)
(設定単価15千円/㎡)
(設定@20~30千円/㎡)
設計準備
基本設計
293,000千円
実施設計
工事監理
本体建築工事
6,320,000千円
外来入口改修
外構工事
773,000千円
解体費
1,000,000千円 医療器械整備 (移転不能機械等更新)
移転費
797,000千円 財産処分費
事務・人件費
第1期工事
9,115,000千円
第2期工事
施設整備
7,817,000千円
医療器械整備
移転費
797,000千円 財産処分費
事務・人件費
第1期工事
9,183,000千円
第2期工事
施設整備
7,849,000千円
医療器械整備
(既存機械等移転)
(既存建物清算費用)
3,899,000千円
5,216,000千円
企業債
11
院費
549,000千円
594,000千円
612,000千円
12
市費
548,000千円
594,000千円
612,000千円
13
その他
110,000千円
110,000千円 病院建設基金
国・県補助金
110,000千円 病院建設基金
国・県補助金
14
計
9,003,000千円
病院建設基金
国・県補助金
(設定単価300千円/㎡)
(概算20,000千円/式)
(設定単価15千円/㎡)
(設定@20~30千円/㎡)
1,000,000千円 医療器械整備 (移転不能機械等更新)
10 財源想定
7,796,000千円
(測量、現地踏査等)
(工事費の1.0%)
(工事費の2.0%)
(工事費の1.0%)
9,115,000千円
(既存機械等移転)
(既存建物清算費用)
3,822,000千円
5,361,000千円
9,183,000千円
※各案の事業費は標準的な単価等により積み上げた概算費用であり、更なる事業費の抑制に努めます。
※上記事業費の他、関連する博物館等の移転、解体費用(約5,700万円)を見込んでいますが、病院施設の整備には含めず市の単独事業として別途対応します。
資料集 4
建替検討図A案
【1】蚕糸博物館機能の移転
【2】蚕糸博物館・旧婦人の家解体
蚕糸博物館の機能を移転
引越し期間 3ヶ月
工事期間3ヶ月
駐車場台数416台
駐車場
98台
駐車場
112台
駐車場
10台
北病棟
旧婦人の家
旧婦人の家
看護師宿舎
駐車場
駐車場
212台
(内病院91)
蚕糸
博物館
保健センター
駐車場
16台
保健センター
手術透析棟
駐車場
50台
新病院
駐車場
10台
北病棟
南病棟
外来診療棟
市立図書館
駐車場
56台
看護師宿舎
岡谷市役所
南病棟
手術透析棟
駐車場
33台
駐車場
56台
駐車場
10台
北病棟
外来診療棟
市立図書館
駐車場 駐車場
112台 98台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
手術透析棟
外来診療棟
南病棟、中央材料室、医師住宅解体
新病院、図書館駐車場を再整備
解体期間6ヶ月 外構工事期間6ヶ月
駐車場台数236台・図書館50台
駐車場
98台
南病棟
医師住宅
手術透析棟
蚕糸
博物館
駐車場
10台
北病棟
南病棟
駐車場
33台
駐車場
112台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
【4】既存施設解体
工事期間24ヶ月
駐車場台数292台・図書館50台
駐車場
98台
駐車場
112台
岡谷市役所
駐車場
16台
市立図書館
【3】新病院建設
駐車場
50台
駐車場
56台
看護師宿舎
外来診療棟
市立図書館
新病院
看護師宿舎
駐車場
駐車場
172台
(内病院91)
【5】全面建替え終了時
駐車場台数526台・図書館50台
駐車場
112台
駐車場
98台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
一般駐車場
(約350台)
市立図書館
新病院
看護師宿舎
資料集 5
建替検討図B案
【1】蚕糸博物館美術考古館機能の移転
【2】蚕糸博物館美術考古館・旧婦人の家
医師住宅解体
工事期間3ヶ月
駐車場台数416台
蚕糸博物館美術考古館の機能を移転
引越し期間 3ヶ月
駐車場台数416台
駐車場
既存112台
駐車場
98台
駐車場
16台
駐車場
10台
駐車場
98台
駐車場
既存112台
岡谷市役所
北病棟
駐車場
33台
蚕糸博物館
美術考古館
駐車場
56台
婦人の家
看護師宿舎
駐車場
212台
(内病院91)
蚕糸博物館
美術考古館
駐車場
98台
駐車場
16台
駐車場
10台
駐車場
98台
北病棟
駐車場
10台
駐車場
10台
看護師宿舎
駐車場
50台
新病院 新病院
(Ⅱ期)(Ⅰ期)
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
保健センター
南病棟
手術透析棟
市立図書館
駐車場
98台
駐車場
112台
北病棟
南病棟
一般駐車場
(約170台)
【8】全面建替え終了時
駐車場台数526台・図書館50台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
看護師宿舎
駐車場 (Ⅰ期)
(約120台)
駐車場
98台
北病棟
手術透析棟
新病院
(Ⅰ期)
駐車場
(約120台)
駐車場
既存112台
外来診療棟
駐車場
50台
新病院
看護師宿舎
【7】既存施設解体
北病棟、南病棟、手術透析棟解体
解体期間6ヶ月
外構工事期間6ヶ月
駐車場台数356台・図書館50台
岡谷市役所
南病棟
駐車場
50台
市立図書館
駐車場
56台
新病院
(Ⅰ期)
看護師宿舎
駐車場
16台
保健センター
手術透析棟
駐車場
50台
駐車場
56台
保健センター
南病棟
駐車場
(約120台)
駐車場
既存112台
駐車場
10台
北病棟
外来診療棟
市立図書館
【6】新病院建設(第Ⅱ期)
工事期間18ヶ月
駐車場台数406台・図書館50台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
手術透析棟
駐車場
33台
岡谷市役所
南病棟
駐車場
172台
(内病院91)
【5】新病院(第Ⅰ期)建設後
駐車場台数526台・図書館50台
市立図書館
駐車場
10台
駐車場
98台
駐車場
112台
北病棟
外来診療棟
市立図書館
駐車場の確保
解体期間6ヶ月
外構工事期間6ヶ月
駐車場台数356台・図書館50台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
手術透析棟
外来診療棟
駐車場
既存112台
駐車場
98台
南病棟
医師住宅
手術透析棟
婦人の家
駐車場
既存112台
北病棟
南病棟
市立図書館
駐車場
10台
【4】外来診療棟解体
渡り廊下で新病棟と既存病棟を接続
工事期間18ヶ月
駐車場台数412台・図書館50台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
【3】新病院建設(第Ⅰ期)
一般駐車場
(約350台)
手術透析棟
一般駐車場
(約170台)
看護師宿舎
市立図書館
駐車場
50台
新病院 新病院
(Ⅱ期)(Ⅰ期)
一般駐車場
(約120台)
看護師宿舎
市立図書館
新病院 新病院
(Ⅱ期)(Ⅰ期)
看護師宿舎
資料集 6
建替検討図C案
【1】蚕糸博物館美術考古館機能の移転
【2】西側入口整備 、蚕糸博物館美術考古館 、
旧婦人の家、医師住宅解体
工事期間3ヶ月
駐車場台数416台
蚕糸博物館美術考古館の機能を移転
引越し期間 3ヶ月
駐車場台数416台
駐車場
112台
駐車場
98台
駐車場
駐車場 98台
112台
岡谷市役所
駐車場
16台
駐車場
10台
駐車場
10台
南病棟
婦人の家
駐車場
33台
駐車場
56台
婦人の家
看護師宿舎
駐車場
16台
岡谷市役所
駐車場
10台
北病棟
駐車場
16台
保健センター
駐車場
10台
北病棟
手術透析棟
市立図書館
市立図書館
新病院
(Ⅰ期)
看護師宿舎
駐車場
98台
駐車場
112台
駐車場
16台
保健センター
岡谷市役所
駐車場
10台
北病棟
新病院
(Ⅱ期)
手術透析棟
市立図書館
看護師宿舎
駐車場
112台
駐車場
98台
岡谷市役所
保健センター
保健センター
駐車場
310台
新病院
(Ⅱ期)
市立図書館
新病院
(Ⅰ期)
駐車場
400台
(内病院350)
看護師宿舎
【8】全面建替え終了時
駐車場台数520台
図書館等駐車場400台
南病棟
新病院
(Ⅰ期)
駐車場
400台
(内病院350)
駐車場
400台
(内病院350)
看護師宿舎
南病棟
手術透析棟
新病院
(Ⅰ期)
【7】既存施設解体
北病棟、南病棟、手術透析棟解体
解体期間6ヶ月
外構工事期間6ヶ月
駐車場台数586台
岡谷市役所
南病棟
駐車場
400台
一般駐車場
(内病院350)
駐車場
400台
(内病院350)
駐車場
98台
駐車場
112台
外来診療棟
市立図書館
新病院
(Ⅰ期)
【6】新病院建設(第Ⅱ期)
工事期間18ヶ月
駐車場台数586台
駐車場
98台
手術透析棟
駐車場
56台
看護師宿舎
保健センター
南病棟
外来診療棟
市立図書館
駐車場
172台
(内病院91)
【5】新病院(第Ⅰ期)建設後
駐車場台数586台
駐車場
10台
北病棟
手術透析棟
駐車場
33台
蚕糸博物館
美術考古館
駐車場
16台
保健センター
南病棟
外来診療棟
市立図書館
駐車場
212台
(内病院91)
駐車場
112台
駐車場
10台
岡谷市役所
北病棟
手術透析棟
外来診療棟
蚕糸博物館
美術考古館
駐車場
16台
保健センター
駐車場
駐車場 98台
112台
岡谷市役所
南病棟
手術透析棟
市立図書館
解体期間6ヶ月
外構工事期間6ヶ月
駐車場台数586台
駐車場
駐車場 98台
112台
北病棟
北病棟
【4】外来診療棟解体
外来入口移動改修 3ヶ月
工事期間18ヶ月
駐車場台数586台
岡谷市役所
駐車場
16台
保健センター
【3】新病院建設(第Ⅰ期)
看護師宿舎
新病院
(Ⅱ期)
新病院
(Ⅰ期)
図書館等駐車場
400台
看護師宿舎
資料集 7
平成22年度、平成23年度の経営状況について
1 入
2 外
3 入
4 外
院
来
院
来
5 職
患
患
診
診
者
者
療
療
単
単
員
数
数
価
価
数
平成22年度決算見込 平成23年度経営見通し
(9月実績ベース)
98,977人
100,362人
163,845人
165,582人
271
274
35,522円
36,289円
9,419円
9,426円
420人
403人
増減
1,385人
1,737人
768円
7円
△ 17人
(単位:千円)
6
7
8
9
10
11
12
13
14
病院事業収益
医業収益
入
院
収
外
来
収
そ の 他 医 業 収
医業外収益
一 般 会 計 負 担
特別利益
特
別
利
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
病院事業費用
医業費用
給
与
材
料
経
減
価
償
却
固 定 資 産 除 却
資
産
減
耗
研
究
研
修
医業外費用
支
払
利
繰 延 勘 定 償
貸
付
金
償
消
費
税
及
地
方
消
費
雑
支
特別損失
特
別
損
28
29
30
31
32 総
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
収
6,175,815
5,410,964
3,515,820
1,543,241
351,903
764,851
704,000
0
0
6,224,071
5,550,220
3,642,071
1,560,708
347,441
673,851
613,000
0
0
48,256
139,256
126,251
17,467
△ 4,462
△ 91,000
△ 91,000
0
6,257,058
6,008,901
3,773,024
1,033,125
715,259
462,084
7,000
2,500
15,909
236,027
64,232
133,306
27,100
6,212,727
5,987,018
3,662,189
1,060,946
796,388
431,356
16,240
2,500
17,399
213,579
52,825
119,761
29,300
△ 44,331
△ 21,883
△ 110,835
27,821
81,129
△ 30,728
9,240
0
1,490
△ 22,448
△ 11,407
△ 13,545
2,200
11,389
11,693
304
失
0
12,130
12,130
0
12,130
12,130
0
0
0
支
△81,243
11,344
92,587
299,366
558,956
259,590
144,800
150,000
0
4,566
305,000
251,000
0
2,956
160,200
101,000
0
△ 1,610
741,145
1,046,897
305,752
144,800
552,327
22,450
21,568
407,000
590,983
18,300
30,614
262,200
38,656
△ 4,150
9,046
6,175,815
6,224,071
48,256
629,490
462,084
7,000
133,306
27,100
596,657
431,356
16,240
119,761
29,300
△ 32,833
△ 30,728
9,240
△ 13,545
2,200
5,627,568
5,616,070
△ 11,498
548,247
608,001
59,754
△441,779
106,468
△487,941
120,060
△ 46,162
13,592
益
益
益
金
益
費
費
費
費
費
費
費
息
却
却
び
税
出
資本的収入
企
業
債
他
会
計
負
担
金
固 定 資 産 売 却 代 金
長期貸付金及び負担金返還金
資本的支出
建
設
改
良
費
企
業
債
償
還
金
長 期 貸 付 金 及 び 負 担 金
退
職
給
与
金
43 現金収入( 病院事業収益 )
44 償却費 (現金の伴わない費用)
45
減
価
償
却
費
46
固 定 資 産 除 却 費
47
繰
延
償
却
費
48
貸
付
償
却
費
49 現金支出(病院事業費用-償却費)
50 償却前利益(現金収入-現金支出)
51 4条収支差額(資本的収入-資本的支出)
52 資金収支(キャッシュの増減)
資料集 8
新病院建設パターンA(病床数300床)に係る経営の検証
(単位:千円)
(1)
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度
10,000
計
準
備
70,000
本
設
計
140,000
施
設
計
28,000
28,000
14,000
事
監
理
1,890,000
2,520,000
1,890,000
事 ( 本 体 )
0
0
事 ( 立 駐 )
40,000
200,000
事 ( 外 構 )
420,000
体 費 ( 病 院 )
1,000,000
療
機
器
563,000
上
償
還
80,000
院
移
転
22,000
22,000
22,000
22,000
22,000
務 人 件 費
計
0
102,000
162,000
1,940,000
3,690,000
3,109,000
設
基
実
工
工
工
工
解
医
繰
病
事
(3)
(4)
平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度 平成33年度
98,977
163,845
271
607
35,522
9,419
100,362
165,582
274
609
36,289
9,426
100,088
164,442
274
609
36,290
9,485
100,088
165,012
274
609
36,290
9,480
100,088
163,873
274
609
36,768
9,491
102,200
164,442
279
609
37,498
9,485
101,913
165,012
279
609
37,498
9,480
101,913
165,012
279
609
37,498
9,480
101,913
163,303
279
609
37,498
9,497
102,200
165,582
279
609
37,498
9,474
101,913
164,442
279
609
37,498
9,485
101,913
164,442
279
609
37,498
9,485
職
護
の
数
師
師
他
420
33
250
137
403
33
242
128
399
33
242
124
395
33
242
120
389
33
242
114
380
33
242
105
380
33
242
105
380
33
242
105
380
33
242
105
380
33
242
105
380
33
242
105
380
33
242
105
員
医
看
そ
平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度 平成33年度
病
院 事
入
院
外
来
そ の 他
一 般 会
そ
業
収
収
収
医 業 収
計 負 担
の
益
益
益
益
金
他
6,175,815
3,515,820
1,543,241
351,903
704,000
60,851
6,224,071
3,642,071
1,560,708
347,441
613,000
60,851
6,176,864
3,632,215
1,559,797
350,000
574,000
60,851
6,098,319
3,632,215
1,564,253
351,000
490,000
60,851
6,178,223
3,680,030
1,555,342
351,000
531,000
60,851
6,602,705
3,832,077
1,559,797
279,000
871,000
60,831
6,147,563
3,821,479
1,564,253
279,000
422,000
60,831
6,221,563
3,821,479
1,564,253
279,000
496,000
60,831
6,081,197
3,821,479
1,550,887
279,000
369,000
60,831
6,052,616
3,832,077
1,568,708
279,000
312,000
60,831
6,054,108
3,821,479
1,559,797
279,000
333,000
60,831
6,006,108
3,821,479
1,559,797
279,000
285,000
60,831
病
院 事
給
材
経
減 価
支
払
そ
特
別
業
与
料
費
償
却
利
用
費
費
費
費
息
他
失
6,257,058
3,773,024
1,033,125
715,259
462,084
64,232
197,204
12,130
6,212,727
3,662,189
1,060,946
796,388
431,356
52,825
196,893
12,130
6,145,284
3,574,532
1,071,665
783,141
444,498
51,016
208,302
12,130
6,157,725
3,579,286
1,072,447
789,984
484,807
51,710
168,901
10,590
6,198,290
3,551,311
1,070,883
885,604
447,270
90,940
141,692
10,590
6,687,298
3,473,680
1,109,567
1,191,910
598,618
136,822
166,111
10,590
6,311,337
3,473,680
1,108,226
774,568
557,019
162,871
224,383
10,590
6,314,203
3,458,067
1,108,226
781,697
508,248
158,918
288,457
10,590
6,239,804
3,470,822
1,105,811
784,383
423,842
155,945
288,411
10,590
6,282,082
3,477,184
1,107,939
784,383
451,638
158,020
292,328
10,590
6,034,564
3,473,680
1,106,506
761,883
289,639
155,735
236,531
10,590
5,986,071
3,459,792
1,106,506
759,633
307,639
151,517
190,394
10,590
経
常
収
支
総
収
支
累積剰余・欠損(▲)額
▲ 69,113
▲ 81,243
▲ 935,146
23,474
11,344
▲ 923,802
43,710
31,580
▲ 892,222
▲ 48,816
▲ 59,406
▲ 951,628
▲ 9,477
▲ 20,067
▲ 971,695
▲ 74,003
▲ 84,593
▲ 1,056,288
▲ 153,184
▲ 163,774
▲ 1,220,062
▲ 82,050
▲ 92,640
▲ 1,312,702
▲ 148,017
▲ 158,607
▲ 1,471,309
▲ 218,876
▲ 229,466
▲ 1,700,775
30,134
19,544
▲ 1,681,231
30,627
20,037
▲ 1,661,194
支
106,468
120,060
382,425
350,865
85,012
▲ 180,653
▲ 31,627
461,501
262,364
227,360
318,725
278,361
★資
(6)
金
の
損
収
人
件
費
比
率
69.7
66.0
64.5
64.5
63.6
61.3
61.3
61.0
61.4
61.2
61.4
61.1
資
本
起
的
債
収
借
入
入
299,366
144,800
558,956
305,000
919,978
706,000
2,342,900
2,140,000
3,817,000
3,595,000
2,454,700
2,126,000
352,000
100,000
352,000
100,000
502,000
300,000
302,000
100,000
302,000
100,000
302,000
100,000
資
本
的
支
建 設 改 良
元 金 償 還
出
費
金
741,145
144,800
552,326
1,046,897
407,000
590,983
1,190,721
728,000
447,121
2,557,307
2,140,000
386,783
4,274,319
3,615,000
452,601
3,292,250
2,689,400
370,577
973,289
100,000
518,568
566,609
100,000
445,159
765,641
300,000
333,200
561,189
100,000
373,187
501,000
100,000
281,056
513,716
100,000
378,040
資 本 的 収 支 差 額
▲ 441,779
▲ 487,941
▲ 270,743
▲ 214,407
▲ 457,319
▲ 837,550
▲ 621,289
▲ 214,609
▲ 263,641
▲ 259,189
▲ 199,000
▲ 211,716
高
328,559
448,619
831,044
1,181,909
1,266,921
1,086,268
1,054,641
1,516,142
1,778,506
2,005,866
2,324,591
2,602,952
一 般 会 計 の 負 担 額
交付税を除く純負担額
854,000
248,000
864,000
301,000
785,000
265,000
690,000
190,000
751,000
151,000
1,197,700
665,700
672,000
164,000
746,000
187,000
569,000
166,000
512,000
135,000
533,000
146,000
485,000
120,000
設 計 、工 事 等
元金の返済
資 金 残 高
【収支見込作成にあたっての基本的な考え方】
○患者数及び診療単価は平成22年9月末現在実績を基に算定した。
○医師は現員数を基本とし、看護師は7:1看護基準が算定できる人員
数(242人)を維持するものとして固定した。そのほか事務及び労務員、
医療技術員は退職職員の補充を行わないこととして、全体で概ね380
人を目指して減じることとした。
○医師の増員は見込まない。(改革プランの考え方に準じて)
○新病院開院後(H27~)は、新たな施設として1日患者を5名増とし、
ハイケアユニット入院医療管理料等を算定することを見込んだ。
○資金残高は、財政健全化法施行令第16条「資金不足比率の算定に
用いる資金の不足額」に基づく計算方法により算定された額。
○今後、本年度の各月実績を踏まえ、時点修正を行っていく。
数
数
数
数
価
価
解体、移転
減 価 償 却
利息の支払
新病院借入
(含:通常分)
(2)
入
院
患
者
外
来
患
者
1日あたり入院患者
1日あたり外来患者
入 院 診 療 単
外 来 診 療 単
(5)
新
病
院
建
設
計
10,000
70,000
140,000
70,000
6,300,000
0
240,000
420,000
1,000,000
563,000
80,000
110,000
9,003,000
資
金
残
資料集 9
資金収支の算定について
「資金」とは
・ 貸借対照表における「流動資産(1年以内に現金化される資産)」から「流動負債(1年以内に費用化される負債)」を除いた現金、または現金同等物。
・ 流動資産の額を流動負債の額が上回る状態は、費用に対する現金が不足し、支払ができない状態を意味する。(=不良債務の発生)
・ 減価償却費などの執行を通じて内部に留保され、「新たな投資などの財源」となる。
・ その収支は、現金ベースによる収入と支出を対比することで明らかになる。
資料集
資金収支のイメージ
90,000
10
80,000
70,000
資金の留保分
非現金支出
20,000
損益計算では、収入70,000円に対し、支出80,000円により、10,000円の赤字。
しかし、現金だけの出入りを計算すると、現金収入70,000円に対し、現金支出
60,000円により、10,000円の資金収支黒字。
特に、大規模な建設改良を行い、大きな減価償却等を抱えている病院では、損
益計算上では「赤字」でも資金収支は「黒字」という例も少なくない。
60,000
○他院の例
○病院事業会計における非現金科目
50,000
【伊那中央病院 21年度末】
累積欠損の額 △25億8,300万円
資金の額
29億5,200万円
【支出】
・減価償却費
・固定資産除却費
・繰延勘定償却費
・看護師養成貸付金償却費
40,000
30,000
現金収入
70,000
現金支出
60,000
20,000
【飯田市立病院 21年度末】
累積欠損の額 △18億6,300万円
資金の額
33億5,200万円
【諏訪中央病院 21年度末】
累積欠損の額 △12億円
資金の額
20億5,200万円
10,000
0
収入
支出
整備手法の比較表(メリット&デメリット)
行
項目
B案(文化センター跡地2期分割工事)
・建設地の区画、面積に一定の制限はあるが1棟単体の
建物配置から設計の自由度が高い
・玄関入口のロータリー等の配置は敷地内のスペースで
整備し病院駐車場は現在地で確保
◎
・2棟の建物を段階的に建てるため敷地利用上の制約が
増し、配置は既存施設との接続にも考慮が必要
・玄関入口のロータリー等の配置は敷地内のスペースで
整備し病院駐車場は現在地で確保
○
・1棟建てにより効率的な施設構造となる
・2棟建築により部材や面積、構造的ロスが生じる
2
3
建物構造 建物構造
◎
△
・工事期間中における熱源、供給設備、排水処理、ゴミ処
・1期完成から2期完成まで、熱源、供給設備、排水処
理等は、移転期間の重複はあるが、移転後は一元管理
理、ゴミ処理等の管理が新旧施設で重複しコストのロス
熱源、供給 ができるため、管理の重複も少なく運営コストのロスも少 が大きい
ない。
5
6
C案(現病院敷地2期分割工事)
・現在地の空きスペースから段階的に2棟を建てるため、
敷地内で建物の配置が限定される
・建設区画と同一敷地内で玄関ロータリーと病院駐車場
等の整備確保が可能
○
・2棟を建築するため、外来、検査、手術と病棟の連続性
・2棟を建築するため、外来、検査、手術と病棟の連続性
・建築が1棟で済み、外来、検査、手術と病棟の連続性や
や効率性に劣る
や効率性に劣る
効率性に優れた配置設計が可能
・敷地の制約から1期の建床面積が最も小さく、診療部門
外来、検
・診療部門(外来、検査系)は低層階への集積が可能だ
・診療部門(外来、検査等)は低層階に集積可能
(外来、検査系)は中層階(3階~4階)まで配置する必要
査、病棟等
が各建物は建床面積が小さく配置上の制約が増す
・病棟部門は1フロアー2看護単位やナースステーション
がある
の配置
・病棟部門は1棟ごとの看護単位となり、ナースステー
等で配置の自由度が高い
・病棟部門は1棟ごとの看護単位となり、ナースステー
ション等も別々に配置が必要
ション等も別々に配置が必要
◎
○
△
・工期中は新旧の両施設を利用した運営となり、施設間 ・工期中は新旧の両施設を利用した運営となり、施設間
の距離、連続性、効率性はA案に劣る
の距離、連続性、効率性はA案に劣る
・1棟の中で機能的、効率的な動線の確保が可能
・完成後は新施設単独で運営できるが、建物間の動線は ・完成後は新施設単独で運営できるが、建物間の動線は
建物の動線 ・縦方向に動線が集積し、移動の軽減が可能
1棟建ての機能性に比べて劣る
1棟建ての機能性に比べて劣る
・縦方向に動線が集積し、移動の軽減は可能だが、各棟 ・・縦方向に動線が集積し、移動の軽減は可能だが、各
で階段、エレベーター等の共用部門が重複する
棟で階段、エレベーター等の共用部門が重複する
◎
△
△
◎
○
△
設計の合理
1
配置計画 敷地利用
性
4
A案(文化センター跡地新築)
敷地利用
駐車場
接道条件
7
8
将来性
9
周辺環境
◎
◎
・工事中不足する駐車場は近隣地で確保
・病院建物と駐車場は別敷地となる
(病院用最大約520台、図書館用約50台)
△
・2棟建築により部材や面積、構造的ロスが生じる
△
・1期完成から2期完成まで、熱源、供給設備、排水処
理、ゴミ処理等の管理が新旧施設で重複しコストのロス
が大きい
・1期の建床面積が敷地の制約から小さくなり、設備関係
の面積の確保が難しくなる
△
△
・工事中は文化センター跡地を駐車場で利用
・同じ敷地内に建物と駐車場を設けることができる
(敷地内で最大約520台)
◎
△
△
・工事の段階に合わせて敷地内で駐車場を確保できる
・病院建物と駐車場は別敷地となる
(病院用最大約520台、図書館用約50台)
○
・区画を挟む市道の安全対策(工事中は渡り廊下で往来
・区画を挟む市道の安全対策を講じた上で、県道からの
・現在の玄関先に建物を配置するため、県道入口部は通
可能)を講じた上で、県道からの進入は3系統を確保(文
進入は3系統を確保(文化センター側、市道、現在地入
路等の配置が困難なため、西側市道と市役所側からの2
化センター側、市道、現在地入口)、市役所側の進入も可
口)、市役所側の進入も可能、現入口は駐車場用となる
系統の入口になる
能、現入口は駐車場用となる
◎
◎
○
○
○
○
・敷地北側に広い面積が取れ完成後の増築が可能。
・建物の占有率が高く完成後の増築は難しい
・建物の占有率が高く完成後の増築は難しい
・次の建替えは同一敷地での対応が可能となり、文化セ
・次の建替えには駐車場敷地の活用が可能
・次の建替えには駐車場敷地の活用が可能
ンター跡地の病院以外の活用が見込める
○
○
◎
・建物の高層化に対する周辺住宅地や図書館への日陰 ・建物の高層化に対する周辺住宅地や図書館への日陰 ・敷地北側に空間があり建物の高層化には大きな問題が
規制等の配慮が必要
規制等の配慮が必要
ない
・図書館用の駐車場確保が必要(対応可能)
・図書館用の駐車場確保が必要(対応可能)
・図書館用の駐車場は現状のままで対応が可能
○
○
◎
資料集 11
整備手法の比較表(メリット&デメリット)
行
項目
A案(文化センター跡地新築)
B案(文化センター跡地2期分割工事)
C案(現病院敷地2期分割工事)
安全対策
・工事区域が離れるため一般的な安全対策で対応できる ・新旧建物の接続工事や2期工事は工事区域が近く、安 ・建設工事が既存建物に最も近く、安全対策には細心の
工事の合理
安全管理、
・防音管
・工事中の騒音、振動等の影響が少ない
全対策には細心の注意が必要
注意が必要
性
防音対策
理
・接続工事や2期工事では騒音、振動等の影響が大きい ・騒音、振動等の影響が最も大きい
◎
○
△
・1期工事中は既存の入口、完成後は新棟側の入口に変 ・工事の段階に合せて入口を数回変更するため混乱が
11
工事中入口 ・既存施設のままで対応ができる
更するが、2期工事中は距離も長く利便性が低い
生じる
◎
△
△
◎
○
△
10
12
附帯工事
・新旧施設の接続工事が不要である
・博物館、旧婦人の家の解体(移転)が必要
◎
13
工期設定
・工事が一回で済むため期間が短い(約4.5年)
◎
14
運営・経営
診療環境
面の妥当性
・工事中の診療(受診、入院)が分散せず影響が少ない
◎
15
維持管理経費
・建物1棟で効率的に運営できる
◎
16
費用負担
・新旧施設を接続する渡り廊下(約50m)が必要
・博物館、旧婦人の家の解体(移転)が必要
○
・1期の完成は早いが、全体では期間が長い(約6.5年)
○
・2期工事の完成まで新旧施設で運営するため、各部門
の分散による診療(受診、入院)への影響が見込まれる
○
一般会計負担
18
機能分散の解消
総合比較
○
・1期の完成は早いが、全体では期間が長い(約6.5年)
○
・2期工事完成まで新旧施設で運営するため、各部門の
分散による診療(受診、入院)への影響が見込まれる
・工事中の入口変更や救急外来の変更など患者への負
担が大きい
△
・建物2棟の重複部分(エレベーターの複数配置、廊下等 ・建物2棟の重複部分(エレベーターの複数配置、廊下等
共用部分)が多く、維持費が増加し管理が複雑になる
共用部分)が多く、維持費が増加し管理が複雑になる
△
△
・1回の建築工事で施設と医療器械に関わる借入金の計
・工事を分けることで、将来負担も分散するが、間隔を空
・工事を分けることで、将来負担も分散するが、間隔を空
画的な返済が可能
けないとA案と同じ負担になる
けないとA案と同じ負担になる
・新旧建物の接続工事や安全、防音対策等の費用の増
・工事中の仮設入口工事で負担が増加
・新旧建物の接続工事費で負担が増加
加を見込む必要がなく経済性に優れる
・既存施設が新棟に近く解体費が増加
◎
17
・新旧施設の接続、入口の変更が必要
・考古館、旧婦人の家は解体としているが残すことも可能
○
・事業費の財源は企業債を充て、残る経費を繰出基準に
・事業費の財源は企業債を充て、残る経費を繰出基準に
より2分の1市の負担としているが、企業債が充たらない
より2分の1市の負担としているが、他案での附帯工事や
仮設費用(渡り廊下)の増加分一般会計の負担が増加す
解体費用の単価増を見込む必要がない
る
◎
○
・1期工事の完成(約3.5年)によりA案より早く機能集積が
・工事完成(約4.5年)に合わせて機能集積が可能
可能
○
◎
△
・事業費の財源は企業債を充て、残る経費を繰出基準に
より2分の1市の負担としているが、企業債が充たらない
仮設費用(入口工事)や、既存建物に近い解体費用の増
加分一般会計負担が更に増加する
△
・1期工事の完成(約3.5年)によりA案より早く機能集積が
可能
◎
◎
・設計の自由度が他案より高い
・1棟の建物建築で完結するため、構造的なロスが少な
く、施設機能の連続性や効率性に優れた配置が可能で
ある
・完成までの工事期間が他案より短く済み、早期に建設
を進めることができる(約4.5年)
・工事中の安全管理が複雑化しない
△
・現在地での2棟の建物建築は、設計上の制約が最も多
く、廊下等の重複部分もあり、維持費の増加や管理が複
雑化する
・1期の完成はA案より早いが、全体では期間がかかる
(約6.5年)
・工事中は診療が分散し、各部門、機能が複雑化するな
どA案に比べて診療環境への影響が大きく運営効率も劣
る
・建築工事が既存建物に近く、工事中の安全確保や騒音
など診療環境面への影響が最も大きい
・A案での経営見通しが立つ場合は、工事を2期に分け
期間を長くする手法は優位性が低い
○
・2棟の建物建築は設計上の制約が増え、廊下等の重複
部分もあり、維持費の増加や管理が複雑化する
・1期の完成はA案より早いが、全体では期間がかかる
(約6.5年)
・工事中は診療が分散し、各部門、機能が複雑化するな
どA案に比べて診療環境への影響が大きく運営効率も劣
る
・A案での経営見通しが立つ場合は、工事を2期に分け
期間を長くする手法は優位性が低い
資料集 12
用
語
説
31
明
用語説明
用 語
新臨床研修医制度
説
明
医師国家試験合格者が病院の現場で行う法定研修で、
2 平成 15 年から新たな運用が始まった制度。これまで
必ず出身大学医学部で研修していたことを改め、任意の
医療機関で研修が出来るようになった。
*2
P2
4疾病5事業
平成 19 年に改正された医療法により、地域の中で保
健福祉医療サービスが完結できるよう、主要な4疾病
(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)5事業(救急、
災害、へき地、周産期、小児救急を含む小児)ごとに数
値目標を設定し、適切な医療サービスを切れ目なく提供
するための連携体制が構築された。
*3
P2
第 5 次長野県保健医療計画
県の「中期総合計画」における「安全・安心な暮らし
をつくる長野県」の具現化に向けて、医療法に基づき平
成 20 年 3 月に策定された県の保健、医療に関わる総合
的な計画。
*4
P2
医療費適正化計画
平成 18 年の医療改革により、将来の医療費の伸びを
抑えるため国と都道府県が策定する医療費の抑制計画。
*5
P3
地域医療支援病院
平成 9 年に改正された医療法により制度化された医
療機関の機能別区分のひとつ。地域の病院、診療所など
の後方支援を目的に創設された。二次医療圏当たり1つ
以上が望ましいとされている。
*6
P3
プライマリケア
すべての患者が最初にかかる門戸として働く保健医
療従事者による保健医療活動を指す。プライマリケアは
全ての医師に必要な能力とされるが、これを専門に担う
医師は、各専門診療科の専門医と区別して、「総合医」
と呼ばれる。初期診療とも訳され、自身や家族の健康状
態をよく把握している「かかりつけ医」、
「家庭医」
、
「総
合内科医」とも呼ばれる。
*7
P3
救命救急センター
三次救急を行う医療施設。重症及び複数の診療科領域
にわたる重篤な救急患者に対し、高度な救急医療を 24
時間体制で提供できる機能を有する。
*8
P3
地域災害拠点病院
阪神淡路大震災を教訓に、平成 8 年に制定された「災
害拠点病院整備事業実施要綱」により定められた病院。
原則として都道府県に1ヶ所設置するものとした「基幹
災害医療センター」と、原則として二次医療圏に1カ所
設置するものとした「地域災害医療センター(地域災害
拠点病院)
」の2種類に分類されている。
*1
P2
用語説明 1
用
語
説
明
Stroke Care Unit の略。脳卒中集中治療室。脳卒中
診療に関する専門知識を有する関連各科の医師、看護ス
タッフ、リハビリテーションスタッフなどが、総合的な
診療にあたる治療室のこと。
*9
P3
SCU
*10
P3
ICU
Intensive Care Unit の略。重症患者を収容・管理し、
集中的に治療を行う部門。集中治療室のこと。
*11
P3
CCU
*12
P3
感染症病床
Coronary Care Unit の略。冠疾患集中治療室。主に
急性心筋梗塞等の冠状動脈疾患の急性危機状態の患者
を収容し、厳重な監視モニター下で持続的に管理する治
療室のこと。
医療法第 7 条第 2 項第 2 号に規定する病床で、感染症
の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に
規定する感染症の患者並びに新感染症の所見がある者
を入院させるための病床。岡谷市民病院は第 2 種感染症
指定医療機関に指定されている。
*13
P3
PICU
Pediatric Intensive Care Unit の略。小児集中治療
室、小児集中治療管理室などという。小児の大けがや緊
急を要する脳・内臓などの疾患に対応できる設備と医療
スタッフを備えた集中治療室のこと。
*14
P3
NICU
Neonatal Intensive Care Unit の略。新生児特定集
中治療室。新生児の治療に必要な保育器、人工呼吸器等
を備え 24 時間体制で集中治療が必要な新生児のための
治療室。
*15
P4
地方公営企業法全部適用
地方公営企業は、地方公共団体が経営する企業であ
り、住民生活に必要な公共的サービスを提供し、料金収
入により原則として独立採算で運営されるもので、法の
一部適用企業(病院事業のみ適用されている)と全部適
用企業の2つの形態がある。全部適用企業は、地方公営
企業法第 2 条第 3 項の規定により病院事業に対して、同
法の一部である財務規定のみならず全ての規定が適用
されるもの。これにより事業管理者に対して人事、予算
等に係る権限が付与されることとなる。
*16
P4
病院改革プラン
平成 19 年 12 月に国から公表された公立病院改革ガイ
ドラインにおいて、病院事業を設置する地方公共団体
は、平成 20 年度内に公立病院改革プランを策定し、病
院事業経営の改革に総合的に取り組むこととされた。改
革プランにおいては、「病院の果たすべき役割と一般会
計負担の考え方」、
「経営の効率化」、
「再編・ネットワー
ク化」、
「経営形態の見直し」を記載するものとしている。
用語説明 2
用 語
看護基準7:1
説
明
医療法によって定められている患者の人数に対する
看護師(看護師・准看護師)の人数のこと。看護師が平
均して患者 7 人に対し 1 人配置されていることを意味し
ている。
*18
P13
回復期リハビリ病棟
食事、更衣、排泄、移動、会話などの日常生活動作の
能力向上による家庭復帰と寝たきり防止を目的とした
リハビリテーションを集中的に行うための病棟。
*19
P15
地域連携パス
各患者の病気を治療していく上で必要な治療・検査や
ケアなど、治療開始から終了までの全体的な治療計画
で、地域の医療機関等で共有するもの。地域完結型の一
貫した医療サービス提供(急性期病院から回復期病院を
経て自宅に戻り、かかりつけ医にかかる等)を目的とし
ている。
*20
P16
救急告示病院
救急隊が搬送する傷病者を受け入れる医療機関で、医
療機関からの協力の申出を受けて都道府県知事が認定、
告示したもの。岡谷市民病院は第二次救急医療機関であ
る。
*21
P16
病院群輪番制参加病院
地域(二次医療圏)の病院が輪番制方式(公平に分担)
により休日夜間の入院治療を必要とする患者を受け入
れる診療体制に参加している病院。
*22
P16
岡谷市夜間成人急病センター
成人(16 歳以上)の夜間救急医療体制において、初
期救急医療を提供することにより、市民の生命と健康を
守り、二次救急医療との機能分担を明確にする目的で岡
谷市医師会との共同により岡谷市民病院へ開設したも
の。
*23
P16
岡谷市地域防災計画
災害対策基本法に基づき、各地方自治体においてそれ
ぞれの防災会議に諮り防災のために処理すべき業務な
どを具体的に定めた計画。
*24
P18
バリアフリー
高齢者や障害者が社会生活に参加する上で、生活の支
障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くため
の施策、若しくは具体的に取り除いた状態。
*25
P18
ユニバーサルデザイン
文化や言語、年齢、性別を問わずに利用することがで
きるような社会の構築に向けた施設や製品設計等の考
え方。
*17
P6
用語説明 3
用 語
ライフサイクルコスト
説
明
製品や構造物などの企画や設計に始まり、運用などを
経て、修繕や耐用年数の経過により解体処分するまでの
全期間に要する費用。
*27
P20
普通交付税
日本の財政制度のひとつである地方交付税の種類。普
通交付税と特別交付税の 2 種類ある。一般的な財政需要
(日々の行政運営に必要な経費)に対する財源不足額に
見合いの額として算定され、地方交付税総額の 94%が
普通交付税として交付されている。
*28
P23
ハイケアユニット入院医療管
理料
国の診療報酬の算定方法の規定に基づき、基本診療科
の施設基準等に交付された内の1つの施設基準。ハイケ
アユニット入院医療管理を行うにあたり必要な医師が
常時配置されているなど、全 8 項目にわたる施設基準を
達成し得ることができる特定入院料。
*29
P23
療養環境加算
1 床当たりの平均床面積が 8 ㎡以上であり、都道府県
に届け出た病室に入院している患者さんの治療費に加
算するもの。
*30
P27
社会保険病院のあり方
平成 14 年の医療制度改革により、社会保険病院等の
整理理化が進められ、社会保険病院への保険料を財源と
した施設整備は平成 15 年をもって廃止された。
平成 16 年の年金制度改革以降の取り組みの中で、社
会保険庁の整理合理化に合わせて、全国の社会保険病院
は国では保有できなくなり、年金福祉施設等の譲渡及び
廃止の業務を行う、独立行政法人年金・健康保険福祉施
設整理機構(RFO)に財産が出資され、現在財産等に
関する協議を進めている。
〔社会保険庁改革〕
年金問題等を背景にした社会保険制度の抜本的な改
革により、社会保険庁の組織は健康保険事業を運営する
「全国健康保険協会」と公的年金業務を運営する「日本
年金機構」の新たな 2 法人(非公務員型)に整理解体さ
れ、社会保険庁は平成 21 年 12 月をもって解散となって
いる。
*26
P18
用語説明 4
Fly UP