Comments
Description
Transcript
2012 年 12 月
2012 年 12 月 大 阪 府 商 工 労 働 部 日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部 在 大 阪 フ ィ リ ピ ン 総 領 事 館 商 務 部 はじめに 本 報 告 書 は 、大 阪 府 が 主 催 し 、ジ ェ ト ロ 大 阪 本 部 と 在 大 阪 フ ィ リ ピ ン 総 領 事 館 商 務 部 が 共 催 し た「 も の づ く り 投 資 ・商 談 ミ ッ シ ョ ン in フ ィ リ ピ ン 」 ( 2012 年 10 月 23 日 ( 火 ) ~ 26 日 ( 金 )) に 関 す る 報 告 書 で す 。 2012 年 3 月 以 降 、 大 阪 で フ ィ リ ピ ン ・ セ ミ ナ ー 3 回 を 開 催 す る 中 で 、 VIP( ベ ト ナ ム 、 イ ン ド ネ シ ア 、 フ ィ リ ピ ン )の 一 国 と し て 、再 評 価 さ れ て い る フ ィ リ ピ ン へ の 関 心 が 高 い こ と を 確信し、ミッション派遣に至りました。 本ミッションでは、政府機関等によるブリーフィングや工業団地、日系企業、 外 資 系 企 業 視 察 な ど に 加 え 、現 地 企 業 お よ び 現 地 日 系 企 業 と の 商 談 会 も 開 催 い た しました。 フ ィ リ ピ ン は 、治 安 が 悪 い な ど ネ ガ テ ィ ブ な イ メ ー ジ が 先 行 し 、ま た 日 本 で フ ィ リ ピ ン の 情 報 も 不 足 し て い る た め 、正 確 な 情 報 を 得 る 機 会 が 少 な い 、い わ ば「 近 く て 遠 い 国 」で し た 。し か し な が ら 、ミ ッ シ ョ ン に 参 加 し た 在 阪 企 業 の イ メ ー ジ は 、 投 資 あ る い は 貿 易 対 象 と し て 非 常 に 有 望 な 国 と い う イ メ ー ジ に 180 度 変 わ りました。 本 ミ ッ シ ョ ン で は 、 フ ィ リ ピ ン 経 済 区 庁 ( PEZA)、 フ ィ リ ピ ン 商 工 会 議 所 ( PCCI)、フ ィ リ ピ ン 日 本 人 商 工 会 議 所 、在 フ ィ リ ピ ン 日 本 大 使 館 な ど 様 々 な 現 地 政 府 機 関 や 民 間 団 体 、民 間 企 業 の ご 協 力 を い た だ き ま し た 。こ こ に 厚 く 御 礼 を 申し上げます。 2012 年 12 月 目 次 Ⅰ ミッション概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 Ⅱ 現地活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 Ⅲ ア ン ケ ー ト 結 果・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 Ⅵ 記 録 写 真・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 16 Ⅰ ミッション概要 ■ 目 的:中 小 企 業 の 海 外 販 路 開 拓 支 援 の 一 環 と し て 、在 阪 企 業 関 係 者 が フ ィ リ ピ ン・ マニラ周辺を視察することにより、フィリピンの投資および貿易対象国としての 可能性を判断してもらうため、大阪府が企画・主催し、ジェトロ大阪本部、在大 阪フィリピン総領事館商務部が共催。 ■団長:小堤敏郎・大阪府商工労働部商工振興室アジア統括マネージャー 顧問:鈴木厚・ジェトロ大阪本部長 副団長:平亮一・㈱平創機代表取締役(大阪府グローバル研究会代表) ■ 総 数 : 26 名 ( 企 業 関 係 17 社 ・ 18 名 、 大 阪 府 3 名 、 ジ ェ ト ロ 大 阪 本 部 3 名 、 総 領 事 館 2 名 ) ■企業の内訳: 規模別:すべて中小企業 業 種 別 : 製 造 業 14 社 、 卸 売 ・ 貿 易 業 3 社 <ミッション参加者募集案内> 1 ■日程: 日 程 1 10/23 (火) 08: 00 08: 20 08: 50 09: 55 13: 05 14: 30 16: 30 17: 30 18: 30 19: 00 21: 00 2 10/24 (水) 07: 30 09: 30 12: 00 12: 15 12: 45 13: 00 14: 00 15: 30 16: 30 17: 00 18: 00 20: 00 3 4 10/25 (木) 09: 00 10/26 (金) 09: 00 09: 30 10: 00 12: 00 13: 00 14: 00 16: 00 18: 00 20: 00 10: 00 11: 00 11: 30 12: 30 14: 25 19: 20 内 容 関西国際空港 4階国際線出発ロビー集合 【結団式】 4階『かみがた』 終了後、出発ゲートへ移動 関 西 国 際 空 港 出 発 ( PR407) ニノイ・アキノ(マニラ)国際空港到着 (バスで移動) 【ブリーフィング】ジェトロ・マニラ事務所 終了後、バスで移動 ホテル到着 ホテル出発 (徒歩で移動) 夕 食 ( Fely J’s:フ ィ リ ピ ン 料 理 レ ス ト ラ ン ) 終了後、徒歩でホテルへ移動 【 New W orld Makati City 泊 】 ホテルロビー集合・出発 (バスで移動) Lima Technology Center 到 着 【 企 業 視 察 ① 】 SOHBI KOHGEI (Phils.), Inc. 【 企 業 視 察 ② 】 DAIHO (Phils.), Inc.LIMA Factory 終了後、バスで移動 昼 食 ( 同 Center 内 一 本 槍 : 和 食 レ ス ト ラ ン ) 終了 Lima Technology Center 出 発 (バスで移動) Calamba Premiere International Park 到 着 【 企 業 視 察 ③ 】 Claymount Assemblies Philippines,Inc. Calamba Premiere International Park 出 発 (バスで移動) ホテル到着 ホテルロビー集合・出発 (バスで移動) フ ィ リ ピ ン 経 済 区 長 ( PEZA) 到 着 【 レ セ プ シ ョ ン 】 PEZA 長 官 主 催 夕 食 交 流 会 終了後、バスでホテルへ移動 【 New W orld Makati City 泊 】 ホテルロビー集合後、ホテル内会議室へ移動 通訳との打合せ 【 ブ リ ー フ ィ ン グ 】 フ ィ リ ピ ン 商 工 会 議 所 ( PCCI) 【商談会①】フィリピンローカル企業との商談会 【レセプション】フィリピンローカル企業との昼食交流会 終了後、自由行動 【商談会②】日系企業との商談会 終了後、自由行動 【レセプション】現地日系企業等との夕食交流会 終了 【 New W orld Makati City 泊 】 チェックアウト後、ロビー集合・出発 (バスで移動) 【 市 内 市 場 視 察 】 Mall of Asia 昼食会兼解団式(同モール内中華レストラン) Mall of Asia 出 発 (バスで移動) ニノイ・アキノ(マニラ)空港到着 ニ ノ イ ・ ア キ ノ ( マ ニ ラ ) 空 港 出 発 ( PR408) 関西国際空港到着 2 Ⅱ 現地活動 【 10 月 23 日 】 1. ジ ェ ト ロ・マ ニ ラ 事 務 所 ブ リ ー フ ィ ン グ( ビ ジ ネ ス サ ポ ー ト セ ン タ ー 見 学 含 む ) 日 時 : 2012 年 10 月 23 日 ( 火 ) 14:30~ 16:30 会場:ジェトロ・マニラ事務所 次第: (1) 挨 拶 伊藤亮一 ジェトロ・マニラ事務所長 ・ ミ ッ シ ョ ン の 訪 問 を 歓 迎 す る 。 今 年 1~ 9 月 に 事 務 所 来 訪 者 数 は 前 年 同 期 比 25% 増 加 し た 。 ・最近では、相模原商工会議所ミッションも来訪した。 ・日 経 ビ ジ ネ ス 2012 年 10 月 22 日 号 で「“ ア ジ ア の 病 人 ”の 目 覚 め 」と い う レ ポートが掲載された。当事務所が取材に協力したものだが、フィリピンの変 化が分かるので、ご一読されたい。 (2) フ ィ リ ピ ン の 経 済 事 情 に つ い て の ブ リ ー フ ィ ン グ 辻一郎 ジェトロ・マニラ事務所 経済連携促進アドバイザー ・ フ ィ リ ピ ン 進 出 の 中 小 企 業 の 中 に は 大 手 随 伴 型 も 多 い 。 PEZA 入 居 企 業 も 多 く 、入 居 す る と 法 人 税 が 4~ 8 年 免 除 さ れ る こ と が 最 大 の 恩 典 。輸 入 関 税 、 VAT が 課 税 さ れ な い た め 、 ト ラ ブ ル が 少 な い 。 ・輸出型は問題ないが、内販型進出の場合、国内の取引先探しが難しい。 ・製造業だけでなく、オンライン英会話ビジネスに関する相談も多い。韓国が フィリピンの英語力を評価している。 ・オンライン英会話は現在過当競争となりつつあり、短期滞在型のフィリピン 留学が今後のトレンドである。 ・フィリピンの魅力は英語力。国民全てが英語を理解し、レベルが高いため技 術移転がスムーズであり、事業の立ち上げが他国よりも早くできる。 ・ PEZA と し て は 製 造 業 の 工 場 誘 致 に 積 極 的 で あ る 。 そ の 理 由 は 若 い 高 卒 レ ベ ルの雇用の受け皿として魅力的だからである。 ・ガイドブックに現れにくいメリットとして、最低資本金がない点、中古機 械の輸入が中国と比べてしやすい点などがある。 ・ 投 資 優 遇 政 策 の 継 続 は 1995 年 ぐ ら い よ り 議 論 に な っ て は い る が 、 毎 年 の 人 口増加率が2%と高く、労働者の受け皿として外資企業は必要という認識。 ・ストライキ、賃上げなどの労務関係の問題はほとんど起きていない。 労働争 議 は こ こ 5 年 間 で 1 件 あ る か な い か で あ る 。労 働 争 議 が 頻 発 し て い た の は 15 ~ 16 年 前 の 話 だ 。地 域 毎 の 委 員 会 が 最 低 賃 金 上 昇 率 を 決 定 し て い る が 、概 ね インフレ率以内で収まっている。 (3) コ ー デ ィ ネ ー タ ー リ テ イ ン 事 業 に つ い て 塚尾大輔 ジェトロ・マニラ事務所 所員 ・マ ニ ラ 事 務 所 に 農 林 水 産・食 品 、機 械・部 品 の コ ー デ ィ ネ ー タ ー が 配 置 さ れ 、 「 海 外 コ ー デ ィ ネ ー タ ー に よ る 輸 出 支 援 相 談 サ ー ビ ス 」の 業 務 を 行 っ て い る 。 ・機械・部品については、鈴木コーディネーターが担当。 3 ・海外出張者向けの「海外ブリーフィングサービス」もあるので、ご利用願い たい。 (4) 機 械 ・ 部 品 分 野 に 関 す る ブ リ ー フ ィ ン グ 鈴木翔三 ジェトロ・マニラ事務所 海外コーディネーター ・2011 年 4 月 か ら 2012 年 9 月 ま で の 1 年 半 に E-Mail 相 談 26 件 、ブ リ ー フ ィ ン グ 相 談 19 件 に 対 応 し た 。 E-Mail 相 談 の う ち 3 件 、 ブ リ ー フ ィ ン グ 相 談 の うち 6 件が具体化した。 ・フィリピンの製造業の中心は日系企業である。また、大手企業に随伴して部 品メーカーも進出している。これら企業とは競合する可能性があるが、差別 化を考えておけばフィリピンで成功するだろう。 ・ PEZA の 進 出 の 半 分 が 日 系 企 業 で あ る 。 ・日系企業は高品質でグローバルに売ることに関心がある。一方、現地で売る ためには、いかに安く売るかが重要になる。 ・日本の様に流通経路は複雑ではない。 ・ワ ーカー レベ ルの給 料は月 2 万円 ぐら い。また 、クリ スマ スにボ ーナス とし て プ ラ ス 1 ヵ 月 分 と な り 年 13 ヵ 月 の 給 与 体 系 と な る 。 (5) フ ィ リ ピ ン の 治 安 に つ い て 藤井伸夫 フィリピン日本人商工会議所 副会頭 ・当 地 の ビ ジ ネ ス ワ ー ル ド 紙 に 企 業 ラ ン キ ン グ が 載 り 、40 社 余 り の 日 系 企 業 が 200 位 以 内 に 入 っ た 。 ・フィリピン進出が一番古い企業は味の素である。 ・ビジネス街であるマカティや工業団地周辺では治安は全く問題ない。 ・消 費 者 は A~ E 層 に 分 か れ て お り 、A・B 層 は 月 収 20 万 円 以 上 で 総 人 口 の 2% 以 下 。 C 層 で 月 収 2 万 円 ほ ど と な り 、 D・ E 層 で 総 人 口 の 70% と な る の で 内 需を掘り起こすのはまだ難しい。 ・ た だ し 、 味 の 素 や P&G、 ユ ニ リ ー バ な ど は 1 回 分 の み 小 分 け 売 り し BOP ビ ジネスに成功している。 (6) ビ ジ ネ ス サ ポ ー ト セ ン タ ー 見 学 ・ 説 明 ・オフィススペース:2部屋(個室、2 人用) ・ 基 本 的 な ビ ジ ネ ス 設 備 : 机 、 椅 子 、 電 話 、 FAX、 プ リ ン タ ー 、 イ ン タ ー ネ ッ ト回線 ・共有利用設備:会議室、応接室、ライブラリー、コピー機利用可(共有) ・入居期間:最長2ヶ月 ・ 利 用 時 間 : 9: 00~ 17: 00( 土 、 日 、 祝 日 除 く ) ・ 料 金 ( 中 小 企 業 ): 一 般 21,000 円 、 ジ ェ ト ロ メ ン バ ー ズ 18,900 円 ・ 料 金 ( 中 小 企 業 以 外 ): 一 般 66,000 円 、 ジ ェ ト ロ メ ン バ ー ズ 59,400 円 4 (7) 質 疑 応 答 Q1. フ ィ リ ピ ン で 輸 出 加 工 を 行 う 場 合 、 保 税 措 置 は ど の よ う に 実 施 さ れ る か ? A1. PEZA ス テ ー タ ス を 持 つ 工 業 団 地 に 入 居 す る だ け で よ い 。 PEZA 全 体 が 保 税区である。 Q2. PEZA の デ メ リ ッ ト は 何 か ? A2 . PEZA 登 録 企 業 に な る た め に は 、 PEZA か ら 認 可 を 受 け た 工 業 団 地 に 入 居 す る 必 要 が あ る た め 、 進 出 地 区 が 限 ら れ る 。 ま た 、 国 内 販 売 は 30 % ま で し か 認 め ら れ な い 。 但 し 、 PEZA 登 録 企 業 間 の 取 引 は 輸 出 と み な さ れ る。 Q3. ビ ジ ネ ス サ ポ ー ト セ ン タ ー の 利 用 を 出 張 の 間 で あ る 2~ 3 日 や 短 時 間 で 利 用可能か? A3. 2 ヵ 月 単 位 で の 貸 し 出 し の み 行 っ て い る 。 Q4. 人 材 の 募 集 状 況 は ど う か ? A4. ワ ー カ ー レ ベ ル だ と 簡 単 に 集 ま る 。 募 集 方 法 は 工 場 や 工 業 団 地 の 門 の 前 に 紙 を 張 る だ け で い い 。10 人 定 員 の 募 集 に 200 人 く ら い の 応 募 は あ る だ ろ う 。 失 業 率 が 7% 、 非 正 規 雇 用 が 19% と い う 状 況 下 、 ま だ 人 材 需 給 は 供 給 の 方 が 強 い 。 離 職 率 は 年 5% 程 度 。 ま た 、 勤 務 体 系 に つ い て は 事 務 所 で は 土 ・ 日休みであるが、工場だと週 6 日動いている。 Q5. 近 年 、 撤 退 は 多 い の か ? A5. 本 社 の 方 針 で 閉 じ る こ と は あ る が 、 仕 事 が う ま く 行 か な い の で 撤 退 す る と いう話は聞かない。 Q6. フ ィ リ ピ ン の 建 設 需 要 は 大 き い か ? A6 . こ こ 5 ~ 6 年 間 ブ ー ム が 続 い て い る 。 リ ー マ ン ・ シ ョ ッ ク 後 も オ フ ィ ス 需要が高い。コールセンターは世界第 1 位であり、バック・オフィス を構える金融機関が多い。その他、商業モールや住宅、海外出稼ぎ労働者 向けの投資用マンションが売れている 2. 夕 食 会 団員の自己紹介、フィリピンとのビジネス見通し 等について情報交換を行った。 5 【 10 月 24 日 】 1. Lima Technology Center 訪 問 工業団地名 LIMA Technology Center 開発会社概要 会社名 Lima Land, Inc. 株 主 丸 紅 ㈱ (40%)、 Alson Land Corp.(60%) 設 立 1995 年 9 月 26 日 マニラ首都圏 高 速 道 路 に て 南 へ 65km( 約 65 分 ) からの距離 敷地面積 開 発 面 積 : 465ha インフラ関係 電 気:民 間 電 力 会 社 よ り 69kv の 高 圧 電 力 を Lima Land 社 所 有 の高圧線・変電所で受電し、入居企業に配電 給 水 : 20,000 ㎥ の 工 業 及 び 生 活 用 水 排 水 : 22,000 ㎥ / 日 ( 各 工 場 で 一 次 処 理 後 、 工 業 団 地 内の二次処理施設を経て放流) 通信:民間通信会社より回線(海外専用線・データ通信)を 供給 レンタル工場 区 画 : 30 区 画 ( う ち 20 区 画 が 操 業 中 、 10 区 画 が 建 設 中 で 順 次案内可能) 面 積 : 約 1,000 ㎡ ( 1 区 画 分 ) ~ 最 大 6,000 ㎡ 期間:最低 1 年 料 金:1 平 方 メ ー ト ル 当 た り 月 額 150 ペ ソ( 1 ペ ソ =約 1.8 円 ) その他 サービスアパートメント、戸建住宅の分譲・賃貸、日本食レ ス ト ラ ン 2 軒 、 人 材 派 遣 会 社 2 社 、 商 業 銀 行 ( 民 間 RCBC 銀 行 の 支 店 )、 PEZA リ マ 管 理 事 務 所 /税 関 事 務 所 進出インセン 労働組合が結成された入居企業はゼロ ティブ 生きた経営情報交換会を毎月開催 入居企業数 45 社 主な日系入居企業:セイコーエプソン㈱、ヤマハ発動機㈱、 日 立 電 線 ㈱ 、㈱ ジ ェ イ テ ク ト 、古 河 AS㈱ 、バ ン ダ イ ㈱ 、㈱ ミ ツバ、大宝工業㈱、矢崎総業㈱他 連絡先 Lima Land, Inc. 佐藤 TEL: 観(さとう かん) +63-917-859-5108 E-mail: [email protected] ○ フ ィ リ ピ ン の メ リ ッ ト と し て 、① 日 本 か ら 近 い ② 労 働 力 が 豊 富 ③ 輸 出 拠 点( リ スク分散)が挙げられる。 ○ フ ィ リ ピ ン の デ メ リ ッ ト と し て 、① 電 気 料 金 が 高 い ② 裾 野 産 業 が 未 成 熟 ③ ワ ー カーの離職が多いことが挙げられる。 ○ フ ィ リ ピ ン で は 正 社 員 に す る と 解 雇 は 難 し い の で 、6 ヵ 月 ご と に 契 約 を 結 ぶ こ とで労働者数を管理できる。 6 (1) SOHBI KOHGEI(Phils.),Inc.訪 問 訪問先 SOHBI KOHGEI(Phils.),Inc. 訪問日 2012 年 10 月 24 日 ( 水 ) 9:00~ 10:30 所在地 Special Economic Zone, LIMA Technology Center, Lipa City, Batangas 4217 Philippines 連絡先 TEL: +63-43-981-3830、 FAX+63-43-981-3829 ウェブサイト http://sohbi.com.ph/( 現 地 法 人 ) http://www.sohbikogei.jp/index.html ( 日 本 法 人 ) 応対者 片上稔也副社長、田中課長 企業概要 設 立 : 1999 年 7 月 、 操 業 開 始 2000 年 4 月 操 業 開 始 : 2000 年 4 月 資 本 金 : 3 億 3,623 万 ペ ソ ( 創 美 工 芸 75% 、 阪 和 興 業 25% ) 従 業 員 : 約 1,200 名 ( 日 本 人 3 名 ) 工 場 敷 地 : 20,281 ㎡ 、 建 物 面 積 10,299 ㎡ 生 産 品 目 : 金 属 加 工 業( プ リ ン タ ー ・ コ ピ ー 機 部 品 、 ATM 機 部 品) 親 会 社:大阪府八尾市の㈱創美工芸(タイ、中国・常熱市お よび蘇州市、ポーランドに進出済み) ○ 大 手 家 電 メ ー カ ー と の 取 引 が 縁 で フ ィ リ ピ ン に 進 出 し た 。現 在 、当 工 業 団 地 内 に進出した大手プリンターメーカーとの取引が多い。 ○従業員の多くは契約社員で、6 ヵ月で更新している(6 ヵ月間雇用すると、労 働 法 上 、 正 社 員 に す る 義 務 が 発 生 す る )。 毎 月 100 名 程 度 採 用 。 同 一 人 物 は 1 年 間 経 た な い と 採 用 で き な い た め 、 2~ 3 社 を 回 っ て い る 。 1 日 8 時 間 労 働 で 322.5 ペ ソ 。 男 女 比 は 1: 3。 殆 ど が 高 卒 で 英 語 が 話 せ る 。 ○ 薄 板 か ら 厚 板 ま で 取 扱 可 能 。 946 図 版 、 3800 画 の 種 類 を 取 り 揃 え 、 プ レ ス 機 は 52 台 を 保 持 。 新 規 は 30 面 前 後 ま で 受 付 可 能 。 ○鋼材を日系商社から調達している。 ○ 女 性 従 業 員 が 多 く 安 全 重 視 の た め 、作 業 場 に お い て は パ レ ッ ト を 使 わ ず キ ャ ス ターで物品を移動させている。 ○ 従 業 員 の 管 理 と し て 帽 子 の 色 で 部 署 分 け 、ハ チ マ キ の 色 で 役 職 分 け を し て い る 。 ○ 1~ 2 人 の フ ィ リ ピ ン 人 を 日 本 へ 送 っ て 研 修 を さ せ て ワ ー カ ー の リ ー ダ ー と し て訓練している。 7 (2) DAIHO( PHILS.) ,Inc. LIMA Factory 訪 問 訪問先 DAIHO( PHILS.) ,Inc. LIMA Factory 訪問日 2012 年 10 月 24 日 ( 水 ) 10:30~ 12:00 所在地 Special Economic Zone, LIMA Technology Center, LIPA CITY, BATANGAS 4217 Philippines 電話 TEL:+63-43-981-4300、 FAX:+63-43-981-4249 ウェブサイト https://daiho.com.ph/( 現 地 法 人 ) http://www.daiho-hq.com/index.htm( 日 本 法 人 ) 応対者 籠島豊社長 企業概要 設 立 : 1998 年 4 月 操 業 開 始 : 1998 年 11 月 ラ グ ナ 工 場 、 2001 年 3 月 リ マ 工 場 資 本 金 : 9,500 万 ペ ソ 従 業 員 数 : 225 名 ラ グ ナ 工 場 ( 日 本 人 3 名 ) 239 名 リ マ 工 場 (日本人 5 名) 工 場 敷 地 : 10,189 ㎡ 、 建 物 面 積 8,711 ㎡ 工 場 敷 地 : 20,000 ㎡ 、 建 物 面 積 13,732 ㎡ ラグナ工場 リマ工場 生産品目:プラスチック射出成形(プリンター、自動車部品) 親 会 社:大 阪 府 守 口 市 の 大 宝 工 業 ㈱( タ イ 、マ レ ー シ ア 、シ ンガポール、インドネシア、チェコに進出済み) ○ 大 手 プ リ ン タ ー メ ー カ ー 進 出 に 対 応 し て 1998 年 9 月 ラ グ ナ 工 場 が 完 成 し 、同 年 11 月 稼 動 。 ○ そ の 後 需 要 拡 大 に よ り 、 2001 年 2 月 に リ マ 工 場 が 完 成 し 、 大 手 プ リ ン タ ー メ ーカー向け製品を全量リマ工場に移管。 ○主力はプリンター用プラスチック製筐体。 ○平面印刷は一般的だが、曲面印刷を得意とする。 ○ 2010 年 か ら 医 療 機 器 メ ー カ ー と の 取 引 が 始 ま り 、 医 療 用 プ ラ ス チ ッ ク 製 品 を 製造。 ○原材料は台湾、韓国、日本から調達。台湾・韓国は日本 に比べて 3 割安い。 ○ 創 業 者 の 一 流 を 目 指 す ス ロ ー ガ ン を 徹 底 し て お り 、人 差 し 指 を 立 て た 社 員 の あ い さ つ ( No.1 の 意 味 ) を 実 行 さ せ て い る 。 ○ 1.5 日 分 の 在 庫 を 常 に 維 持 で き る 様 に コ ン ピ ュ ー タ ー 管 理 さ れ て い る 。 ○ フ ィ リ ピ ン に 進 出 し た 大 手 プ リ ン タ ー メ ー カ ー 間 の 競 合 が あ り 、今 後 は 更 な る コスト削減を要求されると予想される。 (3) レ ン タ ル 工 場 訪 問 Lima Land 佐 藤 氏 の 案 内 で 、 2012 年 9 月 に 完 成 し た レ ン タ ル 工 場 を 見 学 し た 。 ○ 1,000 ㎡ ~ 3,000 ㎡ の 工 場 ・ 倉 庫 。 ま た 、 大 型 ト ラ ッ ク が 入 庫 で き る ヤ ー ド あ り。 ○ 耐 荷 重 2,100kg、 天 井 9~ 13m。 ク レ ー ン 、 中 2 階 を 設 置 可 能 。 ○ 契 約 期 間 は 5 年 間 を 希 望 。 レ ン タ ル 料 は 1,000 ㎡ + 400 ㎡ で 月 額 35 万 ペ ソ 。 8 2. Calamba Premiere International Park 訪 問 工業団地名 Calamba Premiere International Park 開発会社概要 会社名 マニラ首都圏 高 速 道 路 に て 南 へ 50km( 約 50 分 ) Starworld Corporation( フ ィ リ ピ ン ロ ー カ ル 企 業 ) からの距離 敷地面積 開 発 面 積 : 65.63ha 入居企業数 90 社 中小規模の公害汚染をしない技術系会社が多く進出 韓 国 の CJ グ ル ー プ 、 サ ム ス ン 電 子 も 入 居 主 な 日 系 入 居 企 業 : ㈱ 新 鋭 産 業 ( 部 品 成 型 製 造 /組 立 )、 富 士 機 械 製 造 ㈱ ( 電 子 部 品 組 立 機 )、 日 本 包 材 ㈱ ( 包 材 資 材 )、 豊 田 通 商 ㈱ ( 卸 /流 通 /貿 易 ) (1) Claymount Assemblies Philippines, Inc.訪 問 訪問先 Claymount Assemblies Philippines, Inc. 訪問日 2012 年 10 月 24 日 ( 水 ) 14:30~ 15:00 所在地 Calamba Premiere International Park , Special Economic Zone, Batino, Calamba City, 4027 Laguna, Philippines 電話 TEL:+63-49-5024-520、 FAX:+63-49-5024-500 ウェブサイト http://www.claymount.com/en/contact_asia_japan ( 現 地 法 人 ) http://www.claymount.com/en/ ( オ ラ ン ダ 法 人 ) 応対者 同社フィリピン人スタッフおよび工業団地担当者 企業概要 設 立 : 1984 年 4 月 ( フ ィ リ ピ ン 工 場 2003 年 ) 従 業 員 数 : 170 名 工 場 : レ ン タ ル 工 場 ( 月 額 180~ 220 ペ ソ /㎡ ) 生 産 品 目:医 療 、産 業 用 X 線 ケ ー ブ ル 高 圧 ケ ー ブ ル 、接 続 シ ス テ ム の製造(レントゲン用ケーブル) 親 会 社 : オ ラ ン ダ ・ デ ィ ン ク ス ペ ル ロ の Claymount ○ GE、 東 芝 、 シ ー メ ン ス 、 フ ィ リ ッ プ ス 、 島 津 製 作 所 と 取 引 あ り 。 ○同社は中国、スイス、イスラエル、米国に進出。 ○ フ ィ リ ピ ン 進 出 は 賃 金 が 安 い こ と 、8 年 間 の 法 人 税 免 除 等 の PEZA の 優 遇 措 置 、 高卒者でも英語が堪能であることが決め手。 ○ ワ ー カ ー は 殆 ど が 高 卒 。や や 高 度 な 開 発 担 当 は 大 卒 を 採 用 し て い る 。オ ラ ン ダ の本社へ送り研修をさせている。 ○ フ ィ リ ピ ン の 現 地 法 人 は 高 圧 ケ ー ブ ル 、電 線 の 組 立 製 造 を し て い る が 、販 売 は し て い な い 。 R&D は 本 社 で 実 施 し て い る 。 設 備 は オ ラ ン ダ 本 社 を 再 現 し て お り、品質も同等。 ○ 部 材 は 日 本 か ら 輸 入 し て い る 。金 属 は オ ラ ン ダ か 日 本 か ら 、包 装 材 は 地 場 か ら 調達している。 9 3. フ ィ リ ピ ン 経 済 区 庁 ( PEZA) 訪 問 日 時 : 2012 年 10 月 24 日 ( 水 ) 18:00~ 20:00 会 場 : フ ィ リ ピ ン 経 済 区 庁 ( PEZA) 5 階 出 席 者 : PEZA リリア・B・デリマ長官 フィリピン日本人商工会議所 ジェトロ・マニラ事務所 他数名 藤井副会頭 伊藤所長、辻アドバイザー、塚尾所員、マリア ン職員 フィリピン総領事館マンラピッグ特別通商代表 次第: (1) リ リ ア ・ B ・ デ リ マ 長 官 ブリーフィング ・ パ ワ ー ポ イ ン ト 資 料 に よ り 、 PEZA 進 出 の 優 位 性 、 優 遇 措 置 、 進 出 日 系 企 業 の現況を解説。 ・ フ ィ リ ピ ン に は 現 在 271 の 経 済 区 が あ り 、 直 近 で は キ ヤ ノ ン 、ブ ラ ザ ー 、 富 士フィルム、バンダイ、村田製作所などが進出をしている。 ・ 現 在 PEZA に 入 っ て い る 日 系 企 業 数 は 686 社 で あ る 。 ・日本は国別で見ると第 1 位の投資国である。 ・ PEZA は ビ ジ ネ ス の 自 由 化 、 投 資 手 続 き の 簡 素 化 な ど 企 業 の ビ ジ ネ ス サ ポ ー ト を 24 時 間 、 364 日 ( Good Friday: キ リ ス ト 教 の 祭 日 を 除 く ) 対 応 し て い る。 ・夕食会終了後、デリマ長官は団員全員を長官執務室に案内(日本政府から授 与された勲章、長官自身が描いた油絵が飾られていた) 10 【 10 月 25 日 】 1. フ ィ リ ピ ン 商 工 会 議 所 ( PCCI) ブ リ ー フ ィ ン グ 日 時 : 2012 年 10 月 25 日 ( 木 ) 10:00~ 10:30 会 場 : New Worl d Makati City 2F Ballroom 出 席 者 : フ ィ リ ピ ン 商 工 会 議 所 ( PCCI) ホ セ ・ S・ ア レ ハ ン ド ロ 副 会 頭 、 ク リ サ ン ト ・ S・ フ リ ア ネ ザ 事 務 総 長 ほ か セ ネ ン ・ M・ ペ ル ラ ダ 輸 出 振 興 局 課 長 フィリピン貿易産業省 ジェト ロ・マニラ 事務 所 伊 藤 所 長 、塚 尾 所 員 、エ ン ジ ェ ル 職 員 、 マ リ アン職員 フィリピン総領事館 2. マンラピッグ特別通商代表 フィリピンローカル企業との商談会および昼食交流会 日 時 : 2012 年 10 月 25 日 ( 木 ) 10:30~ 13:00( 12:00~ 13: 00 昼 食 交 流 会 ) 会 場 : New W orld Makati City 2F Ballroom 商談相手:フィリピンローカル企業 約 70 名 ○ PCCI に 参 加 企 業 の 集 客 を 依 頼 し 、 参 加 し た フ ィ リ ピ ン ロ ー カ ル 企 業 と ネ ッ ト ワーキング形式で、商談会を実施 ○ ミ ッ シ ョ ン 団 員 と 延 べ 109 件 の 商 談 を 行 っ た ○ NNA の 中 島 政 之 副 編 集 長 が 商 談 会 を 取 材 。 同 紙 フ ィ リ ピ ン 版 10 月 29 日 付 け の 1 面で「大阪府が初の経済ミッション」と報道された。 ○販売代理店に関する商談が中心。 ○ 17 社 中 13 社 が 商 談 を 継 続 中 。 ○ 帰 国 後 、カ タ ロ グ や 価 格 表 の 送 付・見 積 り 提 出 及 び 依 頼・販 売 代 理 店 候 補 と の 情報交換などを行っている。 ○A 社は、帰国後もフィリピンのアメリカ系企業と商談が進んでおり、年明け 早々に再度フィリピンに出張し商談を行う予定。 3. フィリピン進出日系企業との商談会 日 時 : 2012 年 10 月 25 日 ( 木 ) 14:00~ 16:00 会 場 : New World Makati City 2F Balcony 商 談 相 手 : フ ィ リ ピ ン 進 出 日 系 企 業 19 社 23 名 ○ジェトロ・マニラ事務所、フィリピン日本人商工会議所に集客協力を依頼し、 フィリピン進出日系企業とタイムテーブルを予め決めた商談会を実施 。 ○ ミ ッ シ ョ ン 団 員 と 延 べ 68 件 の 商 談 を 行 っ た 。 ○直接ビジネスに繋がる販売及び購買の内容が多いほか、進出支援企業も参加。 ○ 17 社 中 10 社 が 商 談 を 継 続 中 。 ○ B 社 は 12 月 に 再 度 フ ィ リ ピ ン を 訪 問 し 、 数 ヵ 所 の 工 業 団 地 を 見 学 の う え 、 進 出することを決定。 11 4. フィリピン進出日系企業との夕食交流会 日 時 : 2012 年 10 月 25 日 ( 木 ) 18:00~ 20:00 会 場 : New World Makati City 2F Balcony 参加者:是枝憲一郎・在フィリピン日本国大使館商務官、藤井伸夫・フィリピン 日本人商工会議所副会頭、伊藤亮一・ジェトロ・マニラ事務所長、フィ リピン進出日系企業関係者等 44 名 ○フィリピン日本人商工会議所幹部やフィリピン進出日系企業等と交流 。 ○マニラへの台風接近のため、日系企業関係者の一部は参加できず。 12 【 10 月 26 日 】 1. Mall of Asia 訪 問 日 時 : 2012 年 10 月 26 日 ( 金 ) 10:00~ 11:30 訪問先 Mall of Asia 訪問日 2012 年 10 月 26 日 ( 金 ) 10:30~ 11:30 所在地 SM Central Business Park Ⅰ , Island A, Bay City, 電話 +63-2-556-0680 ウェブサイト http://smmallofasia.com 概要 2006 年 5 月 オ ー プ ン Pasay City ASEAN 地 域 で 最 も 大 き な シ ョ ッ ピ ン グ モ ー ル の 一 つ 、 世 界 で も 8 番目の大きさといわれている。 マ ニ ラ 湾 を 見 渡 せ る 60ha の 広 大 な 敷 地 に 、約 600 の シ ョ ッ プ 、150 以 上 の レ ス ト ラ ン が あ り 、シ ネ マ コ ン プ レ ッ ク ス 、ア イ ス ス ケ ー ト リンクも併設している。 最 近 で は ユ ニ ク ロ が 2012 年 1 月 に フ ィ リ ピ ン に 販 売 会 社 を 設 立 し 、モ ー ル 内 に 出 店 。世 界 中 で も 売 上 高 が 非 常 に 高 い 店 舗 と な っ て いる。無印良品もモール内に出店済み。 2. 昼 食 会 兼 解 団 式 Mall of Asia 内 中 華 レ ス ト ラ ン で 解 団 式 を 兼 ね た 昼 食 会 13 Ⅲ アンケート結果 「 大 変 役 に 立 っ た 」「 役 に 立 っ た 」 の 上 位 2 項 目 合 計 94.1% ・ 有 効 回 答 数 17 ・ 回 収 率 94.4% あまり 役に立たなかった 9.8% 役に立たなかった 0.0% 役に立った 35.3% 大変役に立った 58.8% <主なコメント> ・今回、初めてのフィリピン視察でしたのでフィリピン情勢を知る上では大変役に 立った。 ・フィリピンに初めて行き、経済の動向など自らの目で確認することができて良か った。 ・今までは海外販路開拓は紹介などにより自前で行ってきたが、今回のように大阪 府が入口をサポートして頂けると、時間とコストの短縮や節約になり、スピード 感のあるビジネス展開が図れた。 ・公的機関との交流や工業団地の企業視察等参考になる事がたくさんあった。今後 のグローバル化に役だった。 ・その国の印象は第一回目の訪問における見聞で決まると言うが、フィリ ピンは安 全・安心・優しさ・人懐っこさという言葉が当てはまる大変良い国でした。 ・フィリピンに対するイメージが変わりました。アセアン諸国に数多く進出してい る日本企業の実態が解りました。 ・フィリピンに良いイメージが無く、期待感も無く参加したが、投資先としては優 れ た 点 が 多 々 あ り 、参 加 す る 前 と 後 で は イ メ ー ジ が 180 度 変 わ っ た 。今 回 の ミ ッ ションに参加しなければ、フィリピンは、私の中で眠ったままであったと思う。 新たな可能性を感じ、ワクワクしている。 ・フィリピンへの投資が注目されている理由がよく分かりました。 ・海外工場を検討していたので、そのニーズに応えてくれるミッションだった。す べての面での配慮された企画だったと感謝している 。 ・企業視察よりも現地企業との商談が目的だったが、思ったより商談にきた企業が 14 少なく、弊社の商品に関係ない企業の面談で時間の無駄があった。 ・現地を訪問し、日本では得ることのできない生の情報が数多く入手できた。 ・ジェトロ・マニラ事務所をはじめ現地の定性的な情報を入手できた。 ・異業種交流により、日系中小企業の経営情報を入手できた。 ・現地の様子を肌で感じることができ、非常に良い経験になった。 ・ジェトロの資料が大変参考になった。ビジネス展開を考える上で貴重な経験をし た。 ・このミッションのお蔭で、フィリピンに対する今までの印象が一変した。今後の ビジネスに多いに役立つと思う。数ヵ月の内に再び訪問して、ビジネスを始めた い。 15 Ⅳ 記録写真 結団式(関西国際空港) マカティの風景 ジェトロ・マニラ事務所 ブリーフィング 同 同 辻アドバイザー 伊藤所長 鈴木コーディネーター 同 16 藤井フィリピン日本商工会議所 副会頭 SOHBI KOHGEI (Phils.),Inc. SOHBI KOHGEI (Phils.),Inc. 企業概要説明 SOHBI KOHGEI (Phils.),Inc. DAIHO(PHILS.),Inc. LIMA Factory 記念撮影 DAIHO(PHILS.),Inc. LIMA Factory 企業概要説明 DAIHO(PHILS.),Inc. LIMA Factory 記念撮影 17 Lima Technology Center Lima Technology Center レンタル工場外観 レンタル工場内部 Lima Technology Center レンタル工場オフィススペース Claymount Assemblies Philippines,Inc. Claymount Assemblies Philippines,Inc. Claymount Assemblies Philippines,Inc. 企業概要説明 記念撮影 18 フ ィ リ ピ ン 経 済 区 庁 ( PEZA) PEZA デ リ マ 長 官 PEZA ブ リ ー フ ィ ン グ PEZA 記 念 撮 影 フ ィ リ ピ ン 商 工 会 議 所 ( PCCI) フィリピンローカル企業との商談会 ブリーフィング 19 フィリピンローカル企業との商談会 フィリピンローカル企業との商談会 フィリピンローカル企業との商談会 フィリピン進出日系企業との商談会 フィリピン進出日系企業との商談会 フィリピン進出日系企業との商談会 20 フィリピン進出日系企業との夕食交流会 Mall of Asia 入 口 Mall of Asia 噴 水 Mall of Asia 2 階 Mall of Asia 1 階 店 舗 解団式 21 市内風景(マカティ) 市内風景(マカティ高層ビル) 市内風景(交通渋滞) 市内風景(バス車窓から) 市内風景(マニラ市へ向かう途中) 市内風景(高速出口付近) 22 「ものづくり投資・商談ミッション in フィリピン報告書」 発行 2012 年 12 月 大阪府商工労働部商工振興室経済交流促進課 大阪市住之江区南港北 1 丁目 14 番 16 号 咲洲庁舎 25 階 TEL:(06)6210-9503 FAX:(06)6210-9504 日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部 大阪市北区中之島 3 丁目 3 番地 3 号 中之島三井ビルディング 5 階 TEL:(06)6447-2317 FAX:(06)6447-2336 ©Osaka Prefecture ©JETRO(無断転載を禁じます)