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受け継がれる剣
●アクトトレーラー ▼コンストラクションにあたって GM は、アクトを開始するにあたって、まず以下のアクトトレー PC1:ディアボルス必須。前衛で攻撃を担う構成が望ましい。 本シナリオで使用するルールは PC2:PT全員をカバーできる防御能力を所持することが 以下の通りである。 ラーをプレイヤーに向けて読み上げること。 時は西方暦1069年。 ウニオン勢力圏に程近いヴァルテ村。 この村には龍殺しの魔剣の伝説と、その伝説をもとにした 祭りが脈々と受け継がれてきた。 しかし、王国から派遣された真教旧派の司教は、この祭り を異端として認定。 祭りの祭司を異端者として罰しようとする。 祭司たる少女を救うべく、運命に導かれた魔剣の担い手と、 聖痕者たちが立ち上がる。 ・基本ルール 望ましい。 PC3:PTの支援を行う構成が望ましい。また、何れかの アルカナにコロナが入っていることが望ましい。 『受け継がれる剣』 アルカナの刃よ、闇の鎖を打ち砕け! ■キャラクターの作成 ・ゲート・オブ・ブレイブ ・ランド・オブ・ザ・ギルティ ・サン・オブ・ダークネス PC4:魔法攻撃を行う構成が望ましい。また、何れかのア ・スレイヤーズ・オブ・レッドドラ ルカナにアクシスが入っていることが望ましい。 ゴン PC5:特に指定はない。他PCの足りない部分を補うよう に構成するのが望ましいだろう。 なお・・・ なお、この物語はフィクションで ▼注意 あり、実在する人物、地名、団体 ・PC1はシナリオの途中で魔剣を入手することになる。序 名などには一切かかわりがないこ 盤は魔剣をもっていないものとしてRPすることを推奨する。 とを明記する。 なお、魔剣のデータは《魔剣所有》および《魔鎧所有》に ブレイド・オブ・アルカナ ■レギュレーション また、一部描写、台詞に人種差 別を想起させるものがあるが、物 て指定した武器に準じる。 語上の演出であり、製作者の思想 ・PC1はシナリオ想定では《魔剣所有》を有しているとい とは関係ないことを重ねて明記す う前提で作成されている。《魔鎧所有》を所持したPC1は推 る。 奨されない。 もし《魔鎧所有》をPLが強く望む場合、適宜シナリオを 読み替えて進めること。 本シナリオは初期キャラクターを対象としている。また、キャ ・PC2は人情に厚い人物像であることが望ましい。 ラクターを作成せずにサンプルキャラクターを使用する場合、 ・PC1と共にPC2も主人公であるため、見方や演出によっ 以下のサンプルキャラクターを使用すること。 てはPC1よりも目立つ展開も予想される。 PC1:次なる勇者 もしPC1のPLがTRPGに不慣れである場合、PC② PC2:不破の騎士 はTRPGに慣れている人物がPLとなることが望ましい。 PC3:幸せの運び手 ・PC5はシナリオ想定シーンが少ないため、TRPGに慣 PC4:知の探究者 れている人物がPLとなることが望ましい。 PC5:驚異の射手 シナリオハンドアウト PC①用ハンドアウト PCには以下の設定がつく。 ○庇護/フィリス PC ① : 村の若者。 魔剣の巫女である少女と幼馴染 あなたは魔剣の伝説が残るこのヴァルテ村で生まれ育った。 幼い頃、幼馴染のフィリスとともに、大人たちの目を盗んでは 伝説の祠へと忍び込み、遊んだものだ。大人になった今では、フィ リスは祭りの祭司役となり、自分も奉納の舞の踊り手である。 しかし、今年の祭りを目前としたいま、教会から派遣されてき た司祭が祭りの取りやめを訴えてきた。さらには巫女であるフィ リスを異端者として罰するという。 なんということだ。フィリスを護らなくては! 君は固く決意した。 PC ② : 村出身の神聖騎士団見習い。 司祭の護衛として 村に戻ってくる。 PC②、 巫女の少女と幼馴染 PC ③ : 村の領主 PC ④ : 学徒。 貴重な祭りを見学、 および研究するために村を訪問 PC ⑤ : 黒騎士に仕える聖痕者 PC②用ハンドアウト PC③用ハンドアウト ○庇護/PC① ○遺志/魔剣ヴァルテフラン あなたは、かつて魔剣の伝説が残る村で育った騎士だ。 騎士に憧れ故郷を飛び出した今でも、かつての幼馴染や村の思 い出が心の支えとなっている。しかし、護衛対象として同行した 真教の司祭は、あろうことか村の祭りを潰すと言い出したのだ。 そして異端者として処刑を宣告されたのは、自分の幼馴染でもあ る少女だった。 かつて護ると誓った幼馴染たちの危機。だが、自分はいまは神 聖バルヴィエステ帝国の騎士。ああどうすればいいのだ!? あなたは村の領主だ。先日やってきた真教の司祭なのだが、代々 この村に伝わってきた祭りを異端と評し、祭司を審問にかけると 息巻いている。祭りには表向きの理由だけではなく、もう一つ大 切な意味があるのだが、大きな戦で疲弊した村だ。横車を押し通 すことなど、司祭にとっては容易いのだろう。 村の者たちの意 見もまとまってはいない。だが、村の娘を火炙りにするという主 張だけは、絶対に受け入れることはできない。 激しい怒りを胸 に秘めながら、君は司祭と交渉するために動き出した。 PC④用ハンドアウト PC⑤用ハンドアウト ○興味/龍殺しの魔剣 ◎興味/魔剣の担い手 あなたは天慧院所属の学徒である。 とある村に龍殺しの魔剣があり、その伝説をもとにした祭りが 伝えられているという。現代に存在する貴重なものだ。院への許 可をとりつけはるばる実地調査へとやってきた。 ところが、新しく派遣されてきた真教の司祭が、突然『異端ゆえ、 祭りを行うな』などといってきた。 とんでもない! これだから頭の固い坊主は嫌いだ! 君はなんとか祭りを調査すべく行動を開始した。 あなたは黒騎士に仕える聖痕者だ。 黒騎士より新たな指令がもたらされる。 『かつて龍を屠りし魔剣。その担い手が世に現れようとしている という啓示があった。その担い手を観察し、よきものであれば祝 福を与え、あしきものであれば誅すべし』とのことだ。 龍殺しの魔剣というものにも興味がある。そう思ったあなたは 件の村へと赴くのであった。 23