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日本主導型グローバル臨床研究体制整備事業 現在の進捗について
厚生労働省 日本主導型 グローバル臨床研究体制整備事業 現在の進捗について 公益財団法人 先端医療振興財団 臨床研究情報センター'TRI( センター長 兼 研究事業統括 京都大学名誉教授 福島 雅典 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 1 本日の論点 1. 本事業の目的と背景 2. グローバル臨床試験企画コンセプトと 実施要件 3. 各臨床試験・臨床研究進捗状況 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 2 健康・医療戦略 平成 26 年7月 22 日 閣議決定 '健康・医療戦略本部ホームページより抜粋( 3(健康・医療に関する国際展開の促進 ア(国際医療協力の枠組みの適切な運用 ・ 健康・医療戦略推進本部のもとで開催されている「医療国際展開タスクフォース」等の場において、関係機関 '一般社団法人メディカルエクセレンスジャパン'MEJ(、独立行政法人国際協力機構'JICA(、国際協力銀行 'JBIC(、日本貿易振興機構'JETRO(、PMDA 等(と関係府省が一体となり、情報共有や PDCAの実施等を行い、 新興国・途上国等のニーズに応じて日本の医薬品、医療機器等及び医療技術並びに医療サービスの国際展 開を図る。 ・ 国際医療協力の枠組みの運営において、在外公館が JICA など関係政府機関と協力し、新興国・途上国等の 保健医療事情やニーズの把握に努めるとともに、相手国の保健当局等と連携・調整を行うなど、国際展開の具 体的な推進を図る。 イ(新興国等における保健基盤の構築 ○ 保健医療制度、技術標準、規制基準等の環境整備 ・ ASEAN 地域など新興国・途上国等での高齢化対策に係る保健・福祉分野等の政策形成支援、公的医療保険 制度の経験・知見の共有、人材教育システムの供与といった環境整備や先進国との認知症対策に係る協力を 行うことで、各地域を点'当該地域内の各国(と面'当該地域全体(でとらえた医療・介護サービス等の国際展 開を図る。 ・ 海外に拠点を持つ日系企業及び関係府省との協力のもと、官民一体となった交流を促進する。具体的には、 日本発の高品質の医薬品、医療機器等の国際展開を拡大することを念頭に、我が国の規制・基準等への理解 度向上に向けて、新興国、途上国を中心とした国・地域の規制当局等との対話を強化し、我が国の承認許可 制度の理解を促して、国レベルでの信頼関係の構築・強化を図る。 ・ 我が国の治験や薬事申請等に関する規制・基準等への理解度向上と国際整合化に向け、欧米アジア各国と の間で共同作業を行う。 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 3 健康・医療戦略 平成 26 年7月 22 日 閣議決定 '健康・医療戦略本部ホームページより抜粋( エ(顧みられない熱帯病'NTD(や栄養不良等に関する官民連携による支援等 ・ 日本の製薬産業の優れた研究開発力を生かして、NTD 等の途上国向けの医薬品の供給支援 等を官民連携で推進する。引き続き、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金'GHIT Fund) とも連携して進捗を図る。 ・ 日本発の革新的医薬品、医療機器等及び医療技術の創出と臨床における質の高いエビデンス の発信のため、国際共同臨床研究及び治験において、日本がリーダーシップを発揮できるよう、 国際的ネットワークの構築と国内の国際共同臨床研究及び治験参加機関の体制支援を行う日本 主導型グローバル臨床研究体制の整備を行う。 ・ 革新的な医薬品創出に向けた協働を進めるために、アジア全体の産学官創薬オープンイノベー ション・プラットフォームの発展に向けた、アジア製薬団体連携会議'APAC(の取組を支援する。 ・ 日本発の医薬品、医療機器等及び医療技術の国際展開にも資するよう、医薬品、医療機器等 及び医療技術の輸出入に係る手続きについて、輸出入・港湾関連情報処理システム'NACCS(に よる電子化等の効率化を進める。 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 4 トランスレーショナルリサーチ推進と グローバル展開 トランスレーショナルリサーチ事業の歴史 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2012年~ 厚労省 日本主導型グローバル臨床研究体制整備事業 2012年~ 文科省 橋渡し研究加速ネットワークプログラム 2011/2012年~ 厚労省 早期・探索的臨床試験拠点整備事業 臨床研究中核病院整備事業 2007~2011年 文科省 橋渡し研究支援推進プログラム 2004~2008年 文科省 がんTR事業 神戸市にTranslational Research 2014/9/11 Informatics Center を設置 第5回臨床研究・治験活性化協議会 5 <首相官邸ホームページ 健康・医療戦略室資料> 厚労省日本主導型グローバル 臨床研究体制整備事業 目標 わが国のアカデミア発シーズのグローバル臨床試験の 立上げと運営を支援し、当センターで独自に開発した 電子的データ収集'EDC(システム(eCB®)を利用しつつ、恒常的に 複数の国際共同研究が進行している状態を実現する。 アプローチ アカデミア発シーズのグローバル展開 • 治験案件 • 先進医療B案件 海外での承認販売 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 7 革新的医療技術創出拠点プロジェクト合同会議資料より 開発実績 文科省プログラム 黒字:第1期登録シーズ 青字:第1期登録シーズかつ第2期登録シーズ 赤字:第2期登録シーズ ★印は医師主導治験 *はライセンスアウト後の実績 'H19年8月~H26年8月11日( 平成19年度~平成23年度 文部科学省 橋渡し研究支援推進プログラム 平成24年度~ 文部科学省 橋渡し研究加速ネットワークプログラム 治験届提出(33)(★印は医師主導治験) 人工手関節 ★ 北海道 人工股関節 ★ 北海道 SVN-2B ペプチドワクチン 北海道 (PⅠ, PⅡ) ★ 自家骨髄間葉系幹細胞(脳梗塞) ★ 北海道 製造販売承認申請(7) 金マーカ刺入キット* 内視鏡手術ナビゲーター 北海道 北海道 X線治療装置用動体追跡装置* 北海道 頻脈症治療薬 東京 自家骨髄間葉系幹細胞(脊髄損傷) ★ Nアセチルノイラミン酸 ★ ボルテゾミブ ★ 体外衝撃波治療法 ★ 超音波血管新生療法 ★ バイポーラRFAシステム ★ HGF 胎児心電図装置 トレハロース* 頻脈症治療薬 小児補助人工心臓 ★ ヒト化抗CD26抗体(海外)* ボリノスタット ★ ch14.18/CHO ★ 人工真皮 ★ レプチン ★ 抗体(癌領域) ★ レザフィリンPDレーザ ★ WT1ペプチドワクチン* 筋芽細胞シート* マラリアワクチン ★ BK-UM ★* ラパマイシンゲル ★ HVJ-E ★ 細胞分離装置 ★ 膝関節軟骨再生 ★ PLGAナノ粒子 ★ ILMブルー ★ ピタバスタチン封入PLGAナノ粒子製剤 ★ レプチン* 上肢カッティングガイド* 上肢カスタムメイドプレート 京都 大阪 大阪 北海道 東北 東北 東北 東北 東北 東北 東北 東京 東京 東京 東京 名古屋 名古屋 京都 京都 京都 京都 大阪 大阪 大阪 大阪 大阪 大阪 財団 財団 九州 九州 九州 製造販売承認取得(7) 内視鏡手術ナビゲーター 金マーカ刺入キット* X線治療装置用動体追跡装置* 頻脈症治療薬 レプチン* 上肢カッティングガイド* 上肢カスタムメイドプレート 北海道 北海道 北海道 東京 京都 大阪 大阪 保険医療化(7) 内視鏡手術ナビゲーター 金マーカ刺入キット* X線治療装置用動体追跡装置* 頻脈症治療薬 レプチン* 上肢カッティングガイド* 上肢カスタムメイドプレート 北海道 北海道 北海道 東京 京都 大阪 大阪 8 難治性疾患克服研究事業での重点課題一覧 2014年6月30日現在 <STEP1(非臨床課題)> 開始 年度 終了 年度 東北大 24 26 大阪大 24 26 プリオン病 低分子シャペロン治療 岐阜大 薬 24 26 H24 一次 ミトコンドリア病 ピルビン酸ナトリウム 久留米大 24 26 5 H24 二次 家族性LCAT欠損症 LCAT遺伝子導入ヒト 前脂肪細胞 東邦大 (千葉大) 24 26 6 H24 二次 中性脂肪蓄積心筋 血管症 中鎖脂肪酸 大阪大 24 26 7 H24 二次 網膜色素変性症 経強膜ウノプロストン 徐放剤 東北大 24 26 8 H25 二次 眼難治疾患 VCP阻害剤 京都大 25 26 9 H25 二次 重症拡張型心筋症 新規オキシム誘導体 徐放剤 大阪大 25 26 10 H25 二次 遺伝的早老症 抗菌活性・創修復作性 大阪大 新規ペプチド 25 26 11 H25 二次 難治性潰瘍性大腸炎 アドレノメデュリン 宮崎大 25 26 12 H25 二次 小児期発症脊髄性 筋萎縮症 バルプロ酸ナトリウム 東京女子医 大 25 26 No 採択 1 H24 一次 筋萎縮性側索硬化症 2 H24 一次 小児重症拡張型心筋症 骨格筋芽細胞シート 3 H24 一次 4 2014/9/11 疾患 シーズ 肝細胞増殖因子 所属機関 第5回臨床研究・治験活性化協議会 治験/先進医療 実施 26年度 治験開始見込 26年3月 治験開始 26年6月30日 治験開始 9 難治性疾患克服研究事業での重点課題一覧 <STEP2 '治験等実施課題( > H24年度開始 2014年6月30日現在 開始 年度 終了 年度 新潟病院 24 26 25年3月6日 治験開始 精神・神経 医療研究 センター 24 26 24年10月26日 治験開始 結節性硬化症の皮膚病 シロリムス外用剤 変 大阪大 24 26 25年12月10日 治験開始 重症肺高血圧症 九州大 24 26 26年度 治験開始見込 24 26 24年6月29日 治験開始、 26年6月24日 薬事承認取得 川崎医大 24 26 25年10月3日 治験開始 低出力体外衝撃波 治療法 東北大 24 26 25年11月22日 治験開始 オクトレオチド持続 皮下注 大阪市立総合 医療センター 24 26 26年1月1日 先進医療開始 '公知申請( No 採択 1 H24 一次 神経・筋難病 下肢装着型補助 ロボット'HAL-HN01( 2 H24 一次 多発性硬化症 新規免疫修飾薬 3 H24 一次 4 H24 一次 5 H24 一次 リンパ脈管筋腫症 シロリムス 新潟大 6 H24 二次 ミトコンドリア脳筋症 タウリン 7 H24 二次 難治性潰瘍を伴う 強皮症 8 H24 二次 先天性高インスリン 血症 2014/9/11 疾患 シーズ ナノ医療製剤 所属機関 第5回臨床研究・治験活性化協議会 治験/先進医療 実施 10 難治性疾患克服研究事業での重点課題一覧 <STEP2'治験等実施課題(> H25年度開始 2014年6月30日現在 開始 年度 終了 年度 聖マリアンナ 医大 25 26 25年11月28日 治験開始 リツキシマブ 慶應大 25 26 26年1月20日 治験開始 視神経脊髄炎の再発 リツキシマブ 宇多野病院 25 26 26年6月30日 治験開始 H25 二次 遠位型ミオパチー N-アセチルノイラミン酸 東北大 25 26 25年10月17日 治験開始 H25 二次 重症多型滲出性 紅斑眼障害 新規医療器具 京都府立医大 25 26 26年6月4日 治験開始 No 採択 1 H25 二次 HAM 抗CCR4抗体 2 H25 二次 血栓性血小板減尐性 紫斑病 3 H25 二次 4 5 2014/9/11 疾患 シーズ 所属機関 第5回臨床研究・治験活性化協議会 治験/先進医療 実施 11 革新的医療技術創出拠点プロジェクト合同会議資料より 年度別医師主導治験開始数(15拠点合計) 2014年4月1日現在 60 50 47 48 40 30 26 20 17 10 見込み 実績 0 2014/9/11 2013 2014 2015 第5回臨床研究・治験活性化協議会 2016 12 革新的医療技術創出拠点プロジェクト合同会議資料より パイプライン概要(15拠点合計) A B C D E F G H I J K L M N O 合計 2014/9/11 シーズA 16 30 22 17 17 18 29 0 0 4 9 3 0 0 12 シーズB 19 24 19 20 14 16 14 5 7 9 6 4 2 0 18 シーズC 21 32 15 13 7 24 17 6 6 12 1 14 5 11 12 177 177 196 第5回臨床研究・治験活性化協議会 合計 56 86 56 50 38 58 60 11 13 25 16 21 7 11 42 550 13 革新的医療技術創出拠点プロジェクト合同会議資料より まとめと課題 革新的医療技術創出拠点プロジェクトとして、 – 各拠点の達成目標が設定され、国を挙げた臨床開発・評価の推進 体制が整いつつある。 – 2015年の医師主導治験とFIH試験の目標は達成可能であるが、承 認件数の目標設定を追加すべきである。 – 2020年度の目標達成には、シーズBの進捗促進と目標管理が必要 である。 – より強い特許を有する画期的なシーズ開発を目指し、開発につなが る基礎研究の強化策を講ずる必要がある。⇒「量」とともに「質」のグ レードアップ – 承認取得製品の海外展開には、「日本主導型グローバル臨床研究 2014/9/11 体制整備事業」による支援が可能である。 14 本日の論点 1. 本事業の目的と背景 2. グローバル臨床試験企画コンセプト と実施要件 3. 各臨床試験・臨床研究進捗状況 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 15 グローバル臨床試験企画コンセプト ★ アカデミア発シーズの海外展開 ① 海外展開が可能なシーズの選別 - アカデミア発シーズの国際展開 '文科省橋渡し研究拠点シーズ、 厚労省難治性疾患克服研究事業シーズ、 厚労省早期・探索的臨床試験拠点シーズ等( ② 海外の医師の関心 ③ 海外での承認申請目的 ④ 企業の支援 海外での承認 保険医療化 ★ 企業シーズの国際共同治験 ★ 海外企業シーズの導入、共同開発 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 16 グローバル臨床試験実施要件 1. Global Trialにもちこめる開発シーズの同定と選別 2. 海外共同研究パートナーシップ強化 =研究者同士の人間関係構築 もの 人 グローバル開発実施体制整備 3. 共通IT技術基盤、EDCシステム もの 4. 資金調達/企業の協力 金 5. 情報…競合開発品・製品、臨床試験情報の包括的収集 6. 日本側の強力な研究体制の確立 - 特定機能病院ネットワーク - 疾患レジストリとアウトカム評価 - 各関連学会の協力 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 情報 All Japan Registry から Global Registry へ 17 eClinical Solution データ収集:EDC 収集データのモニタリング: CRF Management System TRIで内製したオリジナルEDCであり 臨床試験システムの構築期間短縮と試験 の再利用を可能とする画期的な臨床試験 の効率化モデルを搭載したシステムであ る。さらにグローバル試験に必須である、 下記の条件も対応している。 収集データの標準化:SDTM変換 SDTM-Mapper -多言語対応 - ICH‐GCP対応 - Part11対応'GAMP5開発・CSV( - CDISC標準 2014/9/11 いち早くCDISCをデータ標準に採 用 CDISC変数名ルールに則り開発、 SDTMへ変換も可能 2018年 PMDAはCDISCによる データ申請を義務化 第5回臨床研究・治験活性化協議会 18 FDAガイダンス 2014年2月ドラフト ガ イ ダ ン ス 3 本 柱 規制当局に対する電子形式でのデータ提出-標準化試験データ 2015年に確定される その2年後以降にFDAは義務化する ① Providing Regulatory Submissions in Electronic Format — Standardized Study Data ・略称:eStudy Data guidance ・「規制当局に対する電子形式で のデータ提出-標準化試験データ」 ・標準化試験データの中心となる ガイダンスであり、提出の為の要 求事項が記載されている。 ★拘束力のある内容を含むガイダンス ②Guidance for Industry Providing Regulatory Submissions in Electronic Format — Submissions Under Section 745A(a) of the Federal Food, Drug, and Cosmetic Act ・略称:745A Implementation Guidance ・「規制当局に対する電子形式でのデー タ提出 FD&C Actのセクション745A(a)下 での申請」 ・eStudy Data guidanceと重複する内容 が多いが、申請の法的根拠等について も記載されている。 ★拘束力のある内容を含むガイダンス ③STUDY DATA TECHNICAL CONFORMANCE GUIDE ・略称: TECHNICAL GUIDE ・「試験データ技術的な適合ガイ ド」 ・標準化試験データの仕様につい て推奨する内容が記載されている。 http://www.fda.gov/forindustry/datastandards/studydatastandards/default.htm 承認申請時の電子データ提出に関する 基本的考え方について '平成26年6月20日厚生労働省医薬食品局発出 薬食審査発0620第6号( 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方について に基づく運用に関する説明会 平成26年7月24日 メルパルクホール '独(医薬品医療機器総合機構 次世代審査等推進室 宇山 佳明氏発表資料より引用 3.電子データの提出方法とその種類 '1( 提出時のデータ標準 :CDISC標準 '2( 提出すべき電子データの種類 個別の試験データ • Study Data Tabulation Model (SDTM) を用い、変数等の定義ファイル 'Define.XML等(も提出。 • Analysis Data Model (ADaM)に基づく解析データセット、その定義ファイル 'Define.XML等(、ADaM作成用のプログラムを提出。 8.電子データの提出開始時期 提出開始時期:平成28年度以降の、別途通知で定める日 経過措置期間:2年程度を想定 出典:'独(医薬品医療機器総合機構ホームページ 20 http://www.pmda.go.jp/operations/shonin/info/iyaku/jisedai/file/setsumeikai20140724/shiryo2_Uyama.pdf 本日の論点 1. 本事業の目的と背景 2. グローバル臨床試験企画コンセプトと 実施要件 3. 各臨床試験・臨床研究進捗状況 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 21 H24 ロードマップ 国 際 共 同 臨 床 研 究 ・ 臨 床 試 験 ラ イ ン ア ッ プ マイルストン概略 H25 2012 シ ス テ ム 開 発 プ ロ ト コ ル 作 成 H26 2013 H27 2014 キ ッ ク オ フ H28 2015 2016 中 間 解 析 試 験 開 始 登 録 終 了 パートナー国研究者との打ち合わせ 当局との折衝 1. MCIコホート 論 文 作 成 総 括 報 告 書 ・ 申 請 企業との交渉・契約 登録終了'中国( /SDV 中国コホート症例 登録中 2. 抗アルツハイマー薬 プロトコル作成 治験開始準備 /当局対応 3. 中性脂肪蓄積心筋血管症 プロトコル作成 登録開始 治験開始 日本コホート症例 登録開始 登録終了 中間解析 登録終了 プロトコル作成/ 登録開始 4. T-REX研究 5. プロブコール 登録終了'日本( 6. SJSに対する輪部支持HCL プロトコル作成 7. チタンブリッジ プロトコル作成 経過観察 治験開始/ 終了/解析 登録終了 解析'韓国・中国( 解析 解析 解析 解析'日本(/統合解析 薬事申請、海外展開 治験開始 終了/解析 治験開始 終了/解析 再生医療 2014/9/11 i) 鼓膜再生 プロトコル作成 ii) 角膜再生 プロトコル作成/ 先進医療申請 iii) 肝再生 プロトコル作成/ 先進医療申請 iv) 軟骨再生 治験開始 v) 脊髄損傷 プロトコル作成 試験開始準備/当局対応 当局対応/治験届 試験開始準備 試験開始準備 登録開始 ヒト幹細胞指針申請 登録終了 登録開始 試験開始準備/ 先進医療申請 解析 登録終了 解析 登録終了 解析 登録開始 22 CONFIDENTIAL 国際共同臨床試験に関する契約状況 Seeds Party Country Title Contents Effective day Expiry day Budget 2012 韓国 延世大学 Joint Research Agreement 国際共同臨床試験の実施体制構築 2013/3/1 2013/12/31 03_MCI-AD 中国 復旦大学付属崋山病院 Joint Research Agreement 「Shanghai Cohort Study on Mild Cognitive Impairment for the Early Detection of Alzheimer’s Disease」に係る共同研究 2013/12/1 2014/11/30 08_肝臓再生 韓国 延世大学 Joint Research Agreement 国際共同臨床試験の実施体制構築 2014/1/1 2015/3/31 08_肝臓再生 日本 フレゼニウスカービジャパン株式会社 Secrecy Agreement 日本・その他の国における臨床研究の実施のために開示する秘密情報の保護 2013/7/8 2021/3/31 ロシア 第二医科大学 Agreement on Academic Exchange and cooperation 教育・科学等における研究・教育に関する長期的協力関係の構築 2013/6/4 2018/6/4 ロシア ロシア連邦保健省管轄保健組織化及び情報化研究所 Agreement on Academic Exchange and Cooperation 教育・科学等における研究・教育に関する長期的協力関係の構築 2013/7/1 2018/7/1 ロシア ロシア連邦保健省管轄保健組織化及び情報化研究所 Secrecy Agreement 日本・ロシア連邦の医師が主導する共同臨床試験の協力のために開示する秘密情報の保護 2013/7/1 2018/7/1 ロシア ロシア医学アカデミーロシア連邦管轄公衆衛生研究所 Agreement on Academic Exchange and Cooperation 教育・科学等における研究・教育に関する長期的協力関係の構築 2013/7/1 2018/7/1 ロシア ロシア医学アカデミーロシア連邦管轄公衆衛生研究所 Secrecy Agreement 日本・ロシア連邦の医師が主導する共同臨床試験の協力のために開示する秘密情報の保護 2013/7/1 2018/7/1 ロシア ロシア女性医学協会 Agreement on Academic Exchange and Cooperation 教育・科学等における研究・教育に関する長期的協力関係の構築 2013/7/1 2018/7/1 ロシア ロシア女性医学協会 Secrecy Agreement 日本・ロシア連邦の医師が主導する共同臨床試験の協力のために開示する秘密情報の保護 2013/7/1 2018/7/1 ロシア OJSC"DIOD" Confidentiality and Non-Disclosure Agreement 日本・ロシア連邦の医師が主導する共同臨床試験の協力のために開示する秘密情報の保護 2013/5/17 2018/5/17 業務契約書 DHQはTRIに対して、『ロシア及び日本の連携による医師主導国際共同臨床試験の実施及びそのための協力体制の構築』に関して助言、 2013/8/1 相談、調査、同行及び来客対応の支援を行う 2014/3/31 デューク大学 Educational Program Agreement デューク大学から「訓練・教育・メンタリング'TEaM(:品質保証、臨床研究情報学及びリスクマネージメントに重点を置いた協働的教育プロ 2013/8/6 グラム」を受ける Around July 2014 08_肝臓再生 Budget 2013 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 11_アスコベルチン 糖尿病性網膜症 ロシア 株式会社DHQ --- アメリカ 09_脊髄損傷治療 ベトナム ダナン病院 Secrecy Agreement ベトナムにおける脊髄損傷治療の実施のために開示する秘密情報の保護 2013/7/1 2021/3/31 09_脊髄損傷治療 ベトナム 日本 ダナン病院 北野病院 Memorandum of Understanding ベトナムでの国際共同臨床試験に係る当事者の役割を協議するため 2014/2/28 Until Joint Research Agreement is concluded Inserm Transfert フランス INSERM TRANSFERT SA Confidentiality Agreement インサム及びTRIが提携するにあたり、その具体的交渉のために開示する情報の保護 2013/7/3 2014/7/3 Inserm Transfert フランス INSERM TRANSFERT SA INTERMEDIARY AGREEMENT インサム及びTRIが提携するにあたり、その具体的交渉のために開示する情報の保護 2013/7/3 2014/7/3 韓国 延世大学 Secrecy Agreement 培養口腔粘膜上皮シート移植術による難治性角結膜疾患での眼表面再建術に関連する技術及び特許に係り開示する秘密情報の保護 2013/7/13 2026/7/13 中国 復旦大学崋山病院 Shanghai ReMed Biotechnology, Co. Ltd. Secrecy Agreement 培養口腔粘膜上皮シート移植術による難治性角結膜疾患での眼表面再建術に関連する技術及び特許に係り開示する秘密情報の保護 2014/3/1 2022/3/31 03_MCI-AD 中国 Rundo International Pharmaceutical Research & Development Co., Ltd. Secrecy Agreement ”Shanghai Cohort Study on Mild Cognitive Impairment for the Early Detection of Alzheimer’s Disease”に関して開示する情報の保護 2014/7/27 2020/7/30 03_MCI-AD 中国 Shanghai Bestudy Medical Technology Co., Ltd. Secrecy Agreement ”Shanghai Cohort Study on Mild Cognitive Impairment for the Early Detection of Alzheimer’s Disease”に関して開示する情報の保護 2014/7/27 2020/7/30 03_MCI-AD 中国 CMIC Beigin Secrecy Agreement ”Shanghai Cohort Study on Mild Cognitive Impairment for the Early Detection of Alzheimer’s Disease”に関して開示する情報の保護 2014/7/27 2020/7/30 03_MCI-AD 中国 Shanghai Bestudy Medical Technology Co., Ltd. Service Agreement Bestudy provides the SDV service to TRI on the ”Shanghai Cohort Study on Mild Cognitive Impairment for the Early Detection of Alzheimer’s Disease” 2014/8/11 (SDV ends on Sept 5) Completion of the payment ReMed 中国 Shanghai ReMed Biotechnology, Co. Ltd. Secrecy Agreement 医薬品、医療機器、又は再生医療に係るシーズ情報の保護 2014/7/3 2027/3/31 ReMed 中国 Shanghai ReMed Biotechnology, Co. Ltd. パートナーシップ合意書 中国開発における戦略的なパートナーシップの構築 under discussion 2017/3/31 05_角膜再生 05_角膜再生 Budget 2014 中性脂肪蓄積心筋症の 国際レジストリ構築 主任研究者:大阪大学大学院医学系研究科 平野賢一講師 イギリス ・ ドイツ フランス ・ オーストリア イタリア ・ オランダ N ENGL J MED 2008;359:2396-2398. アメリカ カナダ 中国 2013年4月19日:「Meeting for International Registry for Neutral Lipid Storage Disease/Triglyceride Deposit Cardiomyovasculopathy」 国際会議を大阪にて開催。 2013年8月:平野賢一先生が訪欧し、施設数拡大と本試験の説明 2014年3月3日:症例登録開始 2014年3月以降:世界各国各施設のIRB承認後に症例登録開始予定。 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 24 結腸癌における至適切離腸管長と中枢方向の郭清度に関する国際的前方視的観察コホート研究 固形癌の治療成績は手術の質、特にリンパ節郭清の内容に強く影響されるが、結腸癌の至適なリンパ節郭清範囲 は国際的に確立されていない。 →腸管および支配血管周囲の転移リンパ節の分布を明らかにし、至適切離腸管長と中枢方向のリンパ節郭清度を 決定するための信頼性の高い根拠を得、世界的な標準基準を設定する (1) Clinical and Pathological Data (2) Prognostic Data Data will be sent to the central T-REX database Form (1) End of 2014/2015 Form (2) After 5-years follow-up T-REX study MANAGEMENT: Hideki Ueno, MD, PhD Dept of Surg, National Defense Medical College 3-2, Namiki, Tokorozawa, Saitama 359-8513 JAPAN TEL +81-(0)4-2995-1637; FAX +81-(0)4-2996-5205 Email: [email protected] PLANNED STUDY START PLANNED DATE OF LAST PATIENT ENROLMENT NUMBER OF PATIENT ENROLLED January 2014 31 December 2015 3000 (Japan) + 1000 (other countries) 26 日中共同研究プロジェクト 課題名 研究内容 進捗 軽度認知障害'MCI( プロスペクティブ コホート研究 コホート研究 MCIに対する シロスタゾール 臨床試験 2014/9/11 医師主導治験 /臨床試験開始 中国(復旦大学):401例登録完了'2014年6 月15日( 登録後1年追跡調査 150例で実施 日本:参加施設について協議中 日本:薬事戦略相談事前面談済 医師主導治験準備中'11施設( 2015年開始予定 中国:試験開始に向け復旦大学崋山病院 神経内科学教室Hong教授と協議し たが、企業開発上の理由で断念した。 第5回臨床研究・治験活性化協議会 27 MCIに対するシロスタゾール臨床試験 選択基準 1(55歳以上84歳までの患者 2(原則として在宅で生活し、介護者を伴っていること 3(MCI患者'NIA/AA新診断基準( 4(書面によるインフォームドコンセントが得られている 登録・ランダム化 試験治療群'100症例( 効 果 判 定 (登 録 後 24 ヶ 月 ) シロスタゾール50 mg 1日2回経口 投薬 期間 24ヶ月 対照治療群'100症例( プラセボ治療 主要評価項目: MMSEスコア 副次評価項目: Clinical Dementia Rating – Sum of Boxes(CDR-SB), MCIから「あらゆる原因による認知症」への移行までの時間, ADAS-Jcog,頭部MRIによる脳萎縮'optional) 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 28 日中韓共同研究プロジェクト 課題名/ シーズ名 研究内容 進捗 プロブコール 臨床試験 日本 臨床試験 韓国・中国 企業主導治験 ・'日本(14年2月症例登録完了 ・'韓国(12年7月症例登録完了、追跡中'~15年6月( ・'中国(13年1月症例登録完了、追跡中'~15年12月( SJSに対する 日本 輪部支持HCL 医師主導治験 治験 韓国・中国 医師主導治験 ・'日本(医師主導治験14年6月症例登録開始、12月追 跡完了、15年3月解析完了、5月薬事申請予定。 ・'中国(販売提携先企業選定中 ・'韓国(延世大学にて薬事申請後に共通プロトコルに よる治験開始 日本 先進医療B 韓国 臨床試験 中国 第三類臨床試 験 ・'日本(先進医療B実施中 ・'韓国(延世大学でのXeno-Feeder細胞に対する薬事 上の取り扱い確認'7/13(、臨床試験・技術移転に対す る協議'3/14-15( ・'中国(上海復旦大学への技術紹介'2/19(、引き受 け企業とのNDA締結'3/3(、戦略的パートナーシップ合 意書締結見込み'9月( 難治性角結 膜疾患に対 する角膜再 生療法 'COMET( 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 29 冠動脈疾患既往のある高LDL-C血症患者 に対するプロブコール臨床試験 JPN PROSPECTIVE Group : A: Control (n=430) B: Probucol (n=430) KOR & CHN IMPACT on IMT Group : A: Control (n= 114) B: Probucol (n= 114) C: Probucol + Cilostazol (n=114) End points : 1st : Incidence of events 2nd : Change in mean IMT 2012.9 2013.4 2014.4 症例登録 End points : 1st : Change in mean IMT 2nd : Incidence of events 2015.4 2016.4 2017.4 論文 出版 追跡期間 解析・総括報告書 追跡期間 解析・総括報告書 症例登録 論文 出版 統合解析 追跡期間 解析・総括報告書 2014/9/11 30 Impact Study Sites PI: 葛均波 , SubI: 李遠方 ( 上海中山医院 ) 2014/9/11 PI: Byung-Hee Oh, SubI: Hyun-Jae Kang ( Seoul National University Hospital ) 第5回臨床研究・治験活性化協議会 31 角膜再生/輪部支持HCL 開発ロードマップ 2010-2012 2013.4 製造 試作品製作 治験 先行臨床研究 2013.9 2014.4 2014.9 2015.4 2017.4 2016.4 試験物製造、供給 解析・結果まとめ プロトコル開発 2014/5 解析・総括報告書 医師主導治験 2013/9 科研費 採択 治験体制整備 契約 2015/5 オーファン申請 承認 申請 2015/3ISO13485適合 QMS体制構築完了予定 CE取得、連携先への国際展開 輪部支持HCL Global 先進医療申請 先進医療B 日本→企業と共同開発中、治験移行予定 治験準備 保険 医療化 企業主 導治験 ICH-GCP臨床試験'韓国( 角膜再生'COMET( 第三類医療技術臨床試験'中国( 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 32 日米韓共同研究プロジェクト 課題名/ シーズ名 研究内容 進捗 痙攣性発声 障害 'Spasmodic Dysphonia)に 対する甲状 軟骨形成2型 手術に用い るチタンブ リッジ開発 日本 医師主導治験 米国 医師主導治験 韓国 医師主導治験 ・'日本(医師主導治験15年1月治験届、2月症例登録 開始、16年12月追跡完了、17年3月解析完了、以後引 受企業による薬事申請予定。 ・'米国(ウィスコンシン大学での共通プロトコルによる 治験準備中。 ・'韓国(延世大学での共通プロトコルによる治験準備 中。 Isshiki N et al, Ann Otol Rhinol Laryngol 2000 Isshiki N & Sanuki T, Acta Otolaryngol 2010 甲状軟骨 チタンブリッジはめ込みによる 声門開大維持 切開 2014/9/11 前交連開大幅2~6mm 第5回臨床研究・治験活性化協議会 33 痙攣性発声障害'Spasmodic Dysphonia)に対する甲状軟骨形成 2型手術に用いるチタンブリッジ開発 開発ロードマップ 2013.4 2010-2012 製造 治験 2013.9 試作品製作 先行臨床研究 2014.9 2014.4 2015.4 2017.4 試験物製造、供給 2017/3 ISO13485適合 QMS体制構築完了予定 プロトコル開発 解析・結果まとめ 2015/2 Kumamoto University Dr. Tetsuji Sanuki 2013/8 対面助言終了 科研費 採択 解析・総括報告書 2015/5 オーファン申請 承認 申請 CE取得、連携先への国際展開 Yonsei University Prof. Choi Hong Shik 2014/11 日米韓コンセンサス ミーティング'熊本( University of Wisconsin Prof. Timothy M McCulloch 引受企業'ノーベルファーマ社( 「チタンブリッジ」の薬事承認申請 オーファンデバイス申請 医師主導治験 治験体制整備 難治性疾患実用化研究事業 2014/9/11 2016.4 ICH-GCP治験 '米国・韓国( 内転型痙攣性発声障害の治療法確立と Global展開 第5回臨床研究・治験活性化協議会 34 日韓共同研究プロジェクト 課題名/ シーズ名 研究内容 進捗 鼓膜穿孔に 対する鼓膜 再生療法 医師主導治験 医師主導治験準備中'日本3施設、韓国1施設( ・特許拒絶対応し、特許成立 2013/11/1 ・引受企業との共同開発契約の締結 2013/11/28 ・対面助談の実施 7/8 ・治験薬提供会社との契約交渉中 日越共同研究プロジェクト 課題名/ シーズ名 研究内容 脊髄損傷に対 日本 する自己骨髄 先進医療B 由来単核球細 胞療法 ベトナム 臨床試験 2014/9/11 進捗 ・先行試験の総括報告書完成 2013/10/2 ・先行試験の論文化2014/7 ・ヒト幹細胞指針大臣承認2014/8/6 ・Da Nang病院、北野病院、先端医療との臨床試験整 備支援に関するMOU締結2014/2/28 ・ベトナム保健局承認、保健省の承認審査中 第5回臨床研究・治験活性化協議会 35 鼓膜再生療法 ロードマップ 2013.4 2012.9 2014.4 2015.4 2016.4 医師主導治験 臨床研究 医師主導治験準備 先端医療振興財団、 京都大、慶應大 2017.4 製造 販売承認 規制当局との面談、折衝、 対面助言 2014年7月8日実施 Foundation for Biomedical Research and Innovation Dr. Shin-ichi Kanemaru データセンター Set up ICH-GCP臨床試験 '韓国( 契約 製造 販売承認 規制当局との折衝 Yonsei University Prof. Won-Sang Lee 日本・韓国→パートナー企業との連携 Yonsei University Dr. In Seok Moon 第5回臨床研究・治験活性化協議会 36 脊髄損傷治療 ロードマップ 2012.9 2014.4 2013.4 2015.4 臨床試験 先行臨床試験 2016.4 先進医療B 2017.4 保険 医療化 ヒト幹細胞指針 大臣承認 2014年8月6日 先進医療Bへの申請 規制当局との面談、折衝 Kitano hospital Dr. Yoshihisa Suzuki データセンター・Set up 臨床試験プロトコル '先行試験と同じ( 契約 保険 医療化 規制当局との折衝 Danang Hospital Dr. Nguyen Ngoc Ba 2014/9/11 MOU締結 規制当局 審査中 第5回臨床研究・治験活性化協議会 37 日韓台共同研究プロジェクト 課題名/ シーズ名 研究内容 進捗 肝硬変症に 対する自己 骨髄細胞投 与療法 日本 先進医療B ・先進医療B承認 2013/6/1 ・先進医療B臨床試験開始 2013/8/5 韓国 臨床試験 ・2013年度契約締結 2013/3/1 ・2014年度契約締結 2013/12/10 ・実施体制確立: コアデータセンター設立、プロトコル の作成、スタッフ雇用、eCB®導入済み。 台湾 臨床試験 ・高雄医学大学の余教授から台湾大学医学部で 肝硬変症の臨床試験に興味のある研究者に連絡し ており、今後研究者との打合せを計画中。 ・<拠点整備> 中央研究院の副院長らと共同臨床研究・試験開始 に向けて協議した。 来春日本でシンポジウムの開催を予定。現在準備中。 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 38 肝再生療法のロードマップ 2013.4 2012.4 規制当局との折衝 2016.4 2017.4 保険 医療化 先進医療B 2013/6/1 先進医療B承認 Yamaguchi University Prof. Isao Sakaida 2015.4 2014.4 血液成分分離装置 COM.TECに骨髄 分離の適応追加検討中 ICH-GCP臨床試験'韓国( 保険 医療化 コアデータセンター設立 プロトコルの作成、スタッフ雇用、 eCB® *導入済 Yonsei University Prof. Kwang-Hyub Han 2014/9/11 2013/3/1 Core Data Center MSA締結 2013/12/10 開発契約 締結 *eCB®: eClinical Base、TRIが開発した Electronic Data Capture 'EDC(システム 第5回臨床研究・治験活性化協議会 39 軟骨再生製品の開発'CPCを利用する細胞加工製品( コラーゲンマトリックス中 に軟骨細胞を播種・培養 IK-01 : 自己軟骨細胞含有コラーゲンマトリックス 対象疾患 限局性膝関節軟骨損傷 欧州において2,500例以上の臨床実績'製造・販売元:AK社( 主要原料 ・被験者由来軟骨細胞&血清 ・ラット尻尾腱由来 I 型コラーゲン 移植手術 ・適度な硬度があるため、フィブリン糊で接着・固定可能 健常部位から 軟骨組織片採取 患部 IK-01の治療概念図 IK-01医師主導治験 先端医療振興財団と神戸大学医学部附属病院により医師主導治験実施中'全10例予定( 治験開始 3例 '製造施設 AK社CPC( 2012年 PMDA薬事戦略相談 審査部 製造施設変更'AK社CPC → 財団CPC( 2013年 PMDA薬事戦略相談 品質管理部 施設調査'書面&実地調査: 治験薬GMP準拠状況( 2013年 治験再開 5例 '5例製造、4例移植( '製造施設 財団CPC ( 2013年&2014年 ゲルをフィブリン糊 で患部に固定 シンガポール規制当局'HSA(と接触'質問・面談( IK-01検証的共同治験実施の可能性について面談実施'2014年1月( ⇒ 財団CPCを製造施設として、シンガポールの病院を多施設の一施設とする 共同治験を実施することは可能、検証的治験の場合には治験薬GMP証明書が必要 2014/9/11 National University Health System 病院整形外科と接触 第5回臨床研究・治験活性化協議会 40 IK-01開発スケジュール 2014.4 2013.4 2012.4 医師主導治験実施 製造施設 変更 2015.4 2016.4 医師主導治験実施 検証的治験 相談&申請 コラーゲン製造技術移管 2017.4 IK-01検証的治験 'グローバル共同治験( コラーゲン申請 治験薬GMP体制の整備 GMP体制の整備 企業への製造販売権譲渡&技術移管'共同開発( シンガポール当局・ 研究者との折衝 ・2012年4月~ ・2013年3~11月 ・2013年11月 ・2012年~2013年 ・2014年 ・2014年 ・2015年~2016年 ・2016年 2014/9/11 シンガポール 臨床試験申請 医師主導'探索的(治験実施 治験製造施設'場所(変更&治験薬GMP体制整備 医師主導治験再開 ⇒ 2014年12月終了予定'LPI( コラーゲン製造技術移管 企業への開発権'製造販売権(譲渡 コラーゲン申請 IK-01検証的治験 相談&申請 IK-01企業治験開始'日本&シンガポール( 第5回臨床研究・治験活性化協議会 41 日仏共同研究プロジェクト 課題名/ シーズ名 研究内容 進捗 TRIのウェブサイトでフランス国⽴ 保健医学研究所'INSERM)が 有する技術移転可能な特許情報を公開済。 特許の紹介活動実施中。 http://patent.tri-kobe.org/ 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 42 提携スキーム INSERM Transfert TRI Japanese companies 業務提携契約 秘密性のない情報の提供 Insermがライセンスアウトしたい特許の情 報をウェブサイトに掲載する 秘密情報の開示請求 Channel 1 閲覧及び秘密情報の開示請求 OR Channel 3 紹介・斡旋活動 Channel 2 特許の紹介及び協議 研究相談の申込み 秘密情報の開示請求 秘密情報の開示に係る3者間CDA 秘密情報を提供する 秘密情報を受領し日本企業との協議をサポートする 科学的 & 特許に関連した協議 2者間ライセンス契約 契約'ライセンサーとして( ライセンス料 2014/9/11 契約'ライセンシーとして( 支払い 支払い 特許の検討を行う ライセンス料 手数料'ライセンス契約金の5%を上限( 第5回臨床研究・治験活性化協議会 43 国立精神・神経医療研究センターに対する支援 EDCシステム'eCB(の導入とそれを利用したグローバル開発の始動 eClinical Base導入サポート CSV・DM運用 TRIによる臨床研究開発サポート NCNPによるEDCによる試験開発 eClinical Baseを利用し 国内外の臨床試験を 運用する体制構築 支援開始:平成26年5月 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 44 まとめ:提携拠点 平成26年8月27日現在 Russia France Kobe 第二医科大学 Moscow Inserm Transfert Korea 延世大学 China 復旦大学 Shanghai Singapore Taiwan US Duke大学 North Carolina Vietnam …提携拠点'データセンター設置済( …提携拠点'駐在顧問設置済( …提携拠点'共同臨床試験施設( …技術移転連携 …ARO連携拠点 第5回臨床研究・治験活性化協議会 45 Our GOAL: ご清聴ありがとうございました。 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 46 Appendix 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 47 問題 以下の各記述の正否や如何? 1. 日本では新規医薬品・医療機器開発はうまくいっていない 特に日本の再生医療開発・機器開発は遅れている 2. その原因の一つとして、日本の法律・制度に問題がある 3. わが国の研究開発予算は尐なすぎる 4. そもそも大学での新規医薬品・医療機器開発治験は無理 大学からのイノベーション創出はムリである 5. アカデミア発シーズは市場規模の小さいニッチばかりで、 ブロックバスター級は到底望めない 2014/9/11 48 日本アカデミア発4大発見・発明 -創薬から学ばねばならないこと 2014年7月3日 1. 拠点に限らず多くの大学には重要な発見・発明が在る。 2. 当該大学法人はそれを把握して、その価値を正しく評価し、 知財権の確保と管理を的確に責任をもって行うようにする。 3. 大学法人は重要な発見・発明を同定し、その開発を 責任をもって支援し推進できるようにする。 → 大学にある発見・発明を新たな治療戦略として、新しい visionを想像・創造して、開発を進める。 4. 日本の企業は、大学研究者による発見・発明の意義、 その発展性を正しく評価して、見抜く能力を備えるようにする。 5. 3.と同じく、国としてのそれを行えるようにする。 2014/9/11 ⇒'独(日本医療研究開発機構の責務 49 医学・医療革命 1. アカデミア分子標的薬・抗体医薬 開発状況一覧 As of Jan. 21, 2014 一般名 クリゾチニブ モガムリズマブ トラメチニブ * ニボルマブ * 開発者 間野博行 上田龍三 酒井敏行 本庶佑 所属大学 東京大学 愛知医科大学 京都府立医科大学 京都大学 商品名 ザーコリ ポテリジオ Mekinist Nivolumab 対象疾患 EML4-ALK変異遺伝子 を持つ非小細胞肺がん 再発または難治性のCCR4 陽 性ATL'成人T 細胞白血病リン パ腫・90%で強陽性( BRAF V600Eまたは V600K 遺 伝子変異陽性の切除不能また は転移性メラノーマ 非小細胞肺がん、メラ ノーマ、腎細胞癌 薬理作用 EML4-ALK 遺伝子のう ち、ALKを選択的に阻害 がん細胞のCCR4 分子と抗体 が特異的に結合し、NK 細胞を 引き寄せてATL 細胞を破壊 細胞増殖シグナル伝達経路に 存在するリン酸化酵素MEKの 阻害 がん細胞活性化直後の シグナル伝達経路の脱リ ン酸化'抗PD-1抗体( 開発着手年 2007年 1999年'作成は1996年から。 2004年強活性抗CCR4抗体( 2000年 1992年 特許 特許4303303 '2008( 他 特再公表2003-72134 特許4163738'2006( 特許4913768'2008( 特開2012-72155 WO 2004072286 A1 特願2005-504930他 IND申請 2008年 2007年 2009年 2006年 NDA申請 2011年 2011年 2012年 '2012年Fast track( 承認 2011年 2012年 2013年 2013年 提携企業 ファイザー 協和発酵キリン GSK'2006年JTから導出( ブリストルマイヤーズ/小 野 販売国 USA 日本'USA:I-IIa試験終了( USA 備考 2014/9/11 14/1Dabrafenibとの併用承認 *Drug Discovery of the Year 2013. BPS 第5回臨床研究・治験活性化協議会 日本:メラノーマ申請中 *Breakthrough of the Year 2013 Science 50 2013: Dec.20 2014.5.13'火( 日本経済新聞朝刊 抜粋 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 51 日本アカデミア発画期的分子標的抗体薬 臨床開発状況 ClinicalTrials.govより検索、集計 2014.6.2 Crizotinib Mogamulizumab Trametinib Nivolumab Total Japan only 2 5 4 1 12 Include Japan ITN 3 1 1 1 6 36 2 57 19 114 4 3 15 17 39 45 11 77 38 171 Health Authority Only United States ITN Total 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 52 新世代のがん分子標的療法 戦略シンポジウム 2014年12月6日'土(開催予定 2014/9/11 第5回臨床研究・治験活性化協議会 53