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請負業者賠償責任保険 のご案内
平成25年7月改定 請負業者賠償責任保険 のご案内 賠償責任保険普通保険約款 賠償責任保険追加条項 請負業者特約条項 他 まえがき 企業活動には常に種々様々な危険が存在します。第三者に対する賠償事故もそのうちの一つであり、事故 の態様、規模等によっては、思いもかけない巨額の賠償金請求を受けることとなります。特に、最近の権利 志向の向上により、被害者が損害賠償請求を行うことがあたりまえとされ、賠償金額の水準も高額化してお り、不測の事故が企業に大きな損害をもたらす危険性が高まっております。 また、万一事故が発生し、第三者に損害を与えた場合、被害者の損害をすみやかに賠償し、円満な解決を はかることは企業の信用を保つうえでも必要なことといわねばなりません。賠償責任保険は、このような第 三者への賠償事故に備えるための保険として、経営の安定をはかり企業の信用維持につとめるうえでなくて はならない保険であるといえましょう。 「請負業者賠償責任保険」もこのような賠償責任保険の一種であり、「請負工事に伴って生ずる工事中の 不測の事故によって、第三者の身体や財物を損傷したために、法律上の賠償責任を負担することによって支 払うべき損害賠償金・争訟費用等を補償する保険」です。 工事中に多い事故は…… 事故は、いつ、どこで、どのような形で発生するか予測が不可能であり、事故の原因、態様は多種多様であ りますが、工事中の事故として多いものをあげると次のとおりです。 ①工事用資材・機材等の飛散・落下による事故 もっとも多い事故であり、とくに市街地におけるビル建築工事は危険性が高いとされています。防護網・防 災シートの不備、つり上げ、つりおろしの際の事故が大部分を占めています。 ②仮設物(足場等)の倒壊による事故 組立、解体中に事故が発生しています。 ③建設機械類の倒壊による事故 クレーンによる事故が大部分を占めています。 ④第三者の作業場内の立入りによる事故 取引業者、子供等の第三者が作業場内に立ち入り、死傷事故が発生する例もあります。 −1− 請負業者賠償責任保険のあらまし 1. この保険は…… 工事遂行中に生じた偶然な事故によって通行人や周囲の住民等の第三者の身体に傷害を与えたり、その財物 に損害を与えたことにより法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を保険金としてお支払い する保険です。 被保険者(保険の補償を受けられる方)は…… 通常、工事の元請業者および下請業者をすべて一括して被保険者といたします。 ※請負工事の事業場における被保険者相互間の事故(例:元請業者が下請業者に与えた損害)については、 労災総合保険や建設工事保険で補償すべきリスクがほとんどであり、被保険者相互間の賠償は補償の対象外 となっています。 しかしながら、発注者の依頼により発注者を被保険者に含める場合等があり、この場合は例えば元請業者が 発注者に与えた損害も免責となってしまいます。そこで、以下に掲げるケースについては交差責任担保追加 条項をセットすることにより、被保険者相互間の賠償責任についても補償することができます。 <交差責任の種類> ①元請業者でご契約いただいた場合 ②下請業者でご契約いただいた場合 発注者グループ 発注者グループ 発注者 発注者 元請業者 元請業者 請負業者 グループ 請負業者 グループ 下請業者 下請業者 下請業者 下請業者 孫請業者 孫請業者 孫請業者 孫請業者 a.交差責任担保追加条項(One-Way) 発注者を被保険者に含め、かつ、請負業者グループと発注者グループ間の事故について、請負業者グループ を加害者とする場合に限定して補償します。 ※被保険者に発注者を含めない場合には請負業者グループと発注者グループの両者は他人とみなされるため、請負業者グループか ら発注者に対する賠償責任は補償されます。この追加条項は追加被保険者に発注者を加えることで、発注者グループと第三者(請 負業者グループとならない他の請負業者を含みます。 )との事故についても補償の対象となるものです。 b.交差責任担保追加条項(Both-Way) 交差責任担保追加条項(Both-Way)は、交差責任担保追加条項(One-Way)に加えて発注者から請負業者 グループに対する賠償責任についても補償します。元請−下請間、下請業者相互間の事故については補償の 対象外となります。 c.交差責任担保追加条項(Full-Way) 交差責任担保追加条項(Full-Way)は、交差責任担保追加条項(Both-Way)の補償に加えて請負業者グルー プ相互間の財物損壊を対象とします。身体障害事故(労災事故)については対象とならないためご注意くだ さい。 −2− 2. お支払いする保険金は… 事故のため被保険者が法律上の賠償責任を負担することによって被る次のような賠償金や費用損害が保険金 お支払いの対象となります。 ⑴ 被害者に支払うべき法律上の損害賠償金 具体的には ①身体賠償事故の場合 治療費 休業損失 慰謝料 など ②財物賠償事故の場合 財物の滅失の場合…滅失時の時価(同等の物を新たに建築または購入するのに必要な金額から使用 による消耗分を控除して算出した金額をいいます。以下同様とします。)など 財物の汚損・損傷の場合…原状に回復するに要する修理費 修理不能のときは損失時の時価等 *法律上の賠償責任が生じないにもかかわらず、被害者に対し支払われた見舞金等は保険金のお支払対象となりません。 (ただし、 被害者対応費用担保追加条項等の見舞金を担保する特約がセットされている場合を除きます。 ) ⑵ 被害者に対する応急手当、緊急処置などの費用 ⑶ 訴訟になった場合の訴訟費用や弁護士報酬など(事前に損保ジャパンの承認が必要です。 ) など 3. 保険金をお支払いできない主な場合は…… 次の場合については、保険金のお支払いができません。 ⑴ 被保険者または保険契約者の故意によって生じた賠償責任 ⑵ 戦争、外国の武力行使、武装反乱その他これらに類似の事変または暴動などに起因する賠償責任 ⑶ 地震、噴火、洪水、津波またはこれらに類似の自然変象に起因する賠償責任 ⑷ 被保険者が所有、使用または管理する財物の損壊について、その財物に対し正当な権利を有する者に 対して負担する賠償責任(例えば他人から借りたクレーンを作業中に壊した場合において、クレーン 所有者に対する賠償金などは対象となりません。 )※詳細は「9.『管理財物』について」をご覧くだ さい。 ⑸ 被保険者と世帯を同じくする親族に対する賠償責任 ⑹ 被保険者の使用人が被保険者の業務に従業中に被った身体の障害によって生じた賠償責任 ⑺ 排水または排気(煙または蒸気を含みます。 )に起因する賠償責任 ⑻ 被保険者と被保険者以外の第三者との間に損害賠償に関する特別の約定があり、その約定により加重 された賠償責任 ⑼ 原子核反応または原子核の崩壊に起因する損害 ⑽ 石綿または石綿を含む製品の有害な特性に起因する損害 ⑾ 汚染物質の排出、流出、いっ出、分散、拡散、漏出等に起因する損害(ただし、汚染物質の排出が急 激かつ偶然に発生した場合を除きます。 ) ⑿ 医療行為、調剤、はり、きゅう、マッサージ、リハビリテーション等の専門資格を要する業務に起因 する事故 ⒀ 被保険者の下請負人およびその使用人の身体の障害に起因する賠償責任 ⒁ 被保険者またはその下請負人が行う地下工事、基礎工事または土地の掘削工事に伴う次の事由に起因 −3− する賠償責任 ア.土地の沈下、隆起、移動、振動もしくは土砂崩れに起因する土地の工作物、その収容物もしくは 付属物、植物または土地の損壊 イ.土地の軟弱化または土砂の流出もしくは流入に起因する地上の構築物(基礎および付属物を含み ます。)、その収容物もしくは土地の損壊 ウ.地下水の増減 ⒂ 施設の屋根、樋、扉、戸、窓、壁、通風筒等から入る雨、雪等による財物の損壊に起因する賠償責任 ⒃ 航空機または自動車(道路運送車両法(昭和26年法律第185号)によって定められる自動車および原 動機付自転車をいいます。 )の所有、使用もしくは管理(貨物の積み込みまたは積み下し作業を除き ます。)に起因する賠償責任(ただし、工事現場内における工作車は保険の対象となります。 ) ⒄ 仕事の終了後または仕事を放棄した後において、その仕事の結果に起因する賠償責任 ⒅ じんあいまたは騒音に起因する賠償責任 など 4. 保険期間 (保険のご契約期間) は…… 保険期間は工事期間(着工より引渡予定日まで)と一致させます。この保険期間中に生じた事故のみが保険 の対象となります。工事の遅れ等により工事の完成引渡日が予定より延びた場合は保険期間延長の手続きを とっていただきます。なおこのような場合、請負金額に変更がないかぎり、保険料の追加支払は不要です。 ※保険期間を1年間とし、年間に行う工事の全てを包括して1契約でお引受けすることも可能です。詳し くは、「8.包括契約のおすすめ」をご参照ください。 5. 保険金額 (保険金支払の限度額) は…… 身体賠償と財物賠償のそれぞれについて限度額を次のように定めていただきます。(下記の金額は標準的な ものです。) 身体賠償 財物賠償 被害者1名について5,000万円∼1億円 1事故について1億円∼10億円 1事故について5,000万円∼1億円 ご希望により金額を変更することができます。 なお、保険期間中に何回事故が起きても、その都度保険金額を限度として保険金をお支払いします。設定す る保険金額は、工事の種類、規模、周囲の状況等を勘案してお決めください。 6. 免責金額 (自己負担額) は…… 身体賠償、財物賠償のそれぞれについて1事故あたりの免責金額を定めていただきます。免責金額とは、事 故による損害額のうち被保険者に自己負担していただく金額をいい、損保ジャパンはあらかじめ約定した免 責金額を超える損害部分についてのみ保険金をお支払いすることになります。この免責金額は任意に定める ことができますが、これを高額に設定することにより、お支払いいただく保険料の割引ができます。 −4− 7. 保険料は…… 保険料は取扱代理店または損保ジャパンで計算のうえ、ご連絡いたしますので、次の事項をお知らせください。 ⑴ 工事請負金額(消費税込み) ⑵ 工事期間 ⑶ 工事名および工事の内容(できるだけ詳しく。例えば、地下鉄○号線第○工区○○街道直下延長250m 深さ20mシールド工法等) ⑷ 工事地区所在地 ⑸ 下請業者名 ⑹ 工事場所の周囲の状況(道路、鉄道、店舗工場等の施設等の状況) ⑺ 特殊な危険の有無(電話ケーブルの埋設、高圧線の近くでの工事、鉄道線路上の工事など、事故発生時 に大きな被害が予想される工事) ⑻ 希望される保険金額(身体:1名・1事故 財物:1事故) ⑼ 希望される免責金額(身体:1事故 財物:1事故) 8. 包括契約のおすすめ 損保ジャパンでは、土木建設工事はもちろん電気工事・管工事・空調工事・塗装工事・機械装置等据付工事 等比較的1工事の金額が少なく、工事数の多い業者の方には、契約手続が一度ですみ、保険の手配もれのな い年間包括契約をおすすめしています。この場合は、工事請負全額ではなく、完成工事高をご申告いただき ます。 (1)保険期間と保険責任期間 保険期間は1年であり、保険期間中に発生した賠償事故を対象とします。 (下図 太線部分) A工事 B工事 C工事 D工事 保険期間 (1年間) 工事期間 ※保険期間開始時における手持ち工事についても、保険期間内に発生した賠償事故であればこの保険の対象になります。 (2)概算保険料 概算保険料は取扱代理店または損保ジャパンで計算の上、ご連絡いたしますので次の事項をお知らせくださ い。 ①最近の会計年度1年間における完成工事高 ②最近の工事経歴書 ③希望される保険金額・免責金額 (3)保険料の精算 保険期間終了後、報告等にもとづき確定保険料を計算し、概算保険料との差額を精算させていただきます。 ※保険契約締結の時点で、この保険契約の保険料を確定する特約があります。ただし、一定の条件がありますので、詳しくは取扱 代理店または損保ジャパンまでご照会ください。 −5− 9.『管理財物』について ①『管理財物』の概要 賠償責任保険普通保険第4条(保険金を支払わない場合)④に定める「被保険者が所有、使用または管理す る財物」のことをいわゆる『管理財物』といいます。『管理財物』の損壊リスクは、賠償責任保険ではなく 物保険のリスクに近く、被保険者の管理実態や業務内容でリスクが大きく異なることも想定されるため、請 負業者賠償責任保険では補償の対象外としております。 『管理財物』 ⇒ 被保険者が所有、使用または管理する財物 賠償責任保険普通保険約款 第4条(抜粋) 第4条(保険金を支払わない場合) 当会社は、直接であると間接であるとを問わず、被保険者が次の①から⑧までに掲げる賠償責任を負担することによって 被る損害に対しては、保険金を支払いません。 ④ 被保険者が所有、使用または管理する財物の損壊について、その財物に対して正当な権利を有する者に対して負担す る賠償責任 ②請負賠償責任保険における『管理財物』の範囲 名 称 1 定 義 所有財物 被保険者が所有する財物 受託財物 次の①から④までに掲げる他人の財物 ① 借用財物 被保険者が借用(※1)している財物 ② 支給財物 次のA.またはB. A.作業(※2)に使用される材料または部品(※3) B.据え付け、もしくは組み立てられる装置もしくは設備(※4) 2 ③ 販売・保管・運送受託物 販売、保管、運送等を目的として明示的に受託した財物で①借 用財物および②支給財物以外のもの ④ 作業受託物 作業のために被保険者が所有、使用、または管理する施設内(※ 5)にある財物 3 作業対象物 作業の対象物であって、受託物以外の財物 (※1) 所有者・占有者からの借用許可の有無は問いません。 (※2) 被保険者によって、または被保険者のために別の者によって行われる作業をいい、加工、修理、 保守、点検、清掃および洗浄を含みます。 (※3) 既に使用された材料や部品も含みます。 (※4) 既に据え付けられた、または組み立てられた装置もしくは設備を含みます。 (※5) 仕事の通常の過程として一時的に施設外にある場合は、施設内にあるものとみなします。 管理財物であっても、 『作業対象物』については作業対象物担保追加条項を付帯することで、保険金支払 対象とすることが可能です。 −6− 10.主なオプション契約 この保険契約に付帯が可能な主なオプション契約は、以下のとおりです。詳細につきましては、損保ジャパ ンまたは取扱代理店までご連絡ください。 (1)リース・レンタル財物損壊補償 (リース・レンタル財物損壊担保追加条項(請負業者特約条項用) ) ① 補償内容の概要 保険証券記載の仕事を遂行するために工事場内および保険証券記載の施設内において使用または管理 するリース・レンタル財物の損壊※に起因して、被保険者がリース・レンタル財物について正当な権利 を有する者に対して法律上の賠償責任を負担することによって被る損害を補償します。 ※リース・レンタル財物の損壊とは、リース・レンタル財物の滅失、損傷または汚損をいい、盗取もしくは詐取されることまた は紛失を含みません。 ② 『リース・レンタル財物』の定義 被保険者がリース契約またはレンタル契約に基づき他人から借りている財物をいいます。 ③ 事故例 ・工事作業中に工事場内でレンタルの工具を破損させ使用できなくしてしまった。 ・建設工事中に工事場内でリースの建機を横転させて走行できなくしてしまった。 ④ 保険金をお支払いできない主な場合 以下に該当する場合については、保険金をお支払いできませんので注意ください。 ・リース・レンタル財物について正当な権利を有する者に引き渡された後に発見されたリース・レンタ ル財物の損壊に起因する賠償責任 ・リース・レンタル財物に対する保守、点検、修理、部品交換等の作業により生じたリース・レンタル 財物の損壊に起因する賠償責任 ・電気的または機械的な原因により生じたリース・レンタル財物の損壊に起因する賠償責任 ・傷、汚れ等の外観上のみの損壊でリース・レンタル財物が有する機能上の支障がない損壊に起因する 賠償責任 ・リース・レンタル財物の消耗品もしくは消耗材に単独に生じた損壊に起因する賠償責任 ・損壊したリース・レンタル財物の使用不能損害に起因する賠償責任 ・正当な取扱方法等に従わずに生じたリース・レンタル財物の損壊に起因する賠償責任など ⑤ ご注意点 ・事故発生時に、①リース契約またはレンタル契約が確認できる書類、②リース契約またはレンタル財 物の明細の提出が必要です。 ・ 『リース・レンタル財物の損壊補償』は、請負業者特約条項の財物の1事故の保険金額が5,000万円以 上の場合のみ付帯できます。 ⑥ 保険金額(支払限度額) ・自己負担額 ・支払限度額:500万円(1事故) ・自己負担額:5万円 『リース・レンタル財物の損壊補償』で保険金が支払われる場合は、上記保険金額(支払限度額)を 限度に保険金が支払われます。ただし、請負業者特約条項の他人の財物損壊が発生した場合に適用され る保険金額の内枠で支払われます。 (2)支給財物損壊補償 (支給財物損壊担保追加条項(請負業者特約条項用) ) −7− ① 補償内容の概要 支給財物の損壊※について、被保険者が支給財物について正当な権利を有する者に対して法律上の賠 償責任を負担することによって被る損害を補償します。 ※支給財物の損壊とは、支給財物の滅失、損傷または汚損をいい、盗取もしくは詐取されることまたは紛失を含みません。 ② 『支給財物』の定義 『支給財物』とは、業務遂行のために他人から被保険者が支給された資材および設置工事の目的物を いい、他人が所有する財物をいいます。 ③ 想定される『支給財物』の事例 ・道路工事 道路に設置する目的で被保険者に支給されたガードレールや橋脚などをいいます。 ・建設工事 A.建物に設置する目的で被保険者に支給された財物をいいます。 (電気設備・空調機器・給配水管 など) B.内装工事で室内に設置する目的で被保険者に支給された財物をいいます。 (電気設備・空調機器・ 家具・システムキッチン・ユニットバスなど) ・据付工事 被保険者に支給された据付工事の目的物をいいます。 ・管工事 被保険者に支給された給排水管などをいいます。 ・造園 植栽を設置する工事の場合、被保険者に設置するように支給された植栽などをいいます。 ④ 保険金をお支払いできない主な場合 以下に該当する場合については、保険金をお支払いできませんので注意してください。 ・発注者または『支給財物』について正当な権利を有する者に対して引き渡された後に発見された『支 給財物』の損壊に起因する賠償責任 ・他の財物に組み込まれた後に発見された『支給財物』の損壊に起因する賠償責任 ・損壊した『支給財物』の使用不能損害に起因する賠償責任など ⑤ ご注意点 ・事故発生時に、①『支給財物』が被保険者に対して支給されていたことを証明する書類、②『支給財 物』の明細およびその金額を証明する書類の提出が必要です。 ・『支給財物損壊補償』は、請負業者特約条項の財物の1事故の保険金額が5,000万円以上の場合のみ付 帯できます。 ⑥ 保険金額(支払限度額) ・自己負担額 ・支払限度額:500万円(1事故) ・自己負担額:5万円 『支給財物損壊補償』で保険金が支払われる場合は、上記保険金額(支払限度額)を限度に保険金が 支払われます。ただし、請負業者特約条項の他人の財物損壊が発生した場合に適用される保険金額の 内枠で支払われます。 (3)工事遅延損害補償 (身体障害および財物損壊発生時の工事遅延損害担保追加条項(請負業者特約条項用) ) ① 補償内容の概要 請負業者特約条項の補償対象となる身体障害事故または財物損壊事故が発生し保険金が支払われる場 −8− 合において、対象工事が履行期日の翌日から起算して6日以上遅延したことにより、被保険者が発注者 に対して法律上の遅延損害賠償金を負担することによって被る損害を補償します。 ② お支払いの対象とならない主な工事 以下の工事については、工事遅延が発生した場合であっても、保険金の支払い対象とならない工事と なります。 ・記名被保険者が単独で元請負人とならない工事 ・原因事故が生じた日の翌日から起算して31日以降に履行期日が到来する工事 ・記名被保険者と発注者との間の工事請負契約書において、工事請負契約の目的物を工事完成後に発注 者に引き渡すべき期日が定められていない工事 ・被保険者の下請業者が行なった工事 ③ 保険金をお支払いできない主な場合 以下に該当する場合については、工事遅延が発生した場合であっても、保険金をお支払いすることは できませんので注意してください。 ・請負業者特約条項の補償対象となる身体障害事故や財物損壊事故が生じていない工事が遅延した場合、 または請負業者特約条項の補償対象となる身体障害事故や財物損壊事故が発生していても、その身体 傷害や財物損壊について保険金が支払われない工事が遅延した場合 ・請負業者特約条項の補償対象となる身体傷害事故や財物損壊事故が発生した工事が遅延しているもの の、身体障害事故や財物損壊事故と工事の遅延との間に因果関係が認められない場合など ④ ご注意点 ・請負業者特約条項の補償対象となる事故が発生していない場合は、補償対象とはなりません。 ・請負業者特約条項の補償対象となる事故が発生していた場合であっても、工事の遅延と補償対象とな る事故に因果関係がない場合は、補償対象とはなりません。 ・事故発生時に、①工事請負契約書②対象工事が工事完了予定日よりも遅延したことが確認することが できる書類の提出が必要です。 ・『工事遅延損害補償』は、請負業者特約条項の財物の1事故の保険金額が5,000万円以上の場合のみ付 帯できます。 ⑤ 保険金額(支払限度額) ・自己負担額 ・支払限度額:500万円(1事故) ・自己負担額:なし ただし、遅延損害賠償金または500万円のいずれか低い額が限度となります。 『工事遅延損害補償』で保険金が支払われる場合は、上記保険金額(支払限度額)を限度に保険金が 支払われます。ただし、請負業者特約条項の他人の財物損壊が発生した場合に適用される保険金額の 内枠で支払われます。 (4)データ損壊補償 (データの損壊担保追加条項(請負業者特約条項用) ) ① 補償内容の概要 請負業者特約条項に規定する事故が発生し保険金が支払われる場合において、光ディスク等の情報機 器で直接処置を行える記録媒体に記録されている情報メディア(プログラムまたはデータ等)を削除し た場合等によって被保険者が法律上の賠償責任を負担することによって被る損害を補償します。 ② 事故例 電気メンテナンス工事中に誤って配線を切断し、接続先のサーバーをダウンさせ顧客データを損壊さ せてしまい、復旧するための費用を請求されてしまった。 −9− ③ 保険金をお支払いできない主な場合 以下に該当する場合については、保険金をお支払いできませんのでご注意ください。 ・被保険者の故意または他人に損害を与えることを予見しながら行った行為に起因する賠償責任 ・被保険者またはその使用人その他被保険者の業務の補助者の犯罪行為に起因する賠償責任 ・法令に違反することを被保険者が認識しながら行った行為に起因する賠償責任 ④ ご注意点 『データの損壊補償』は、請負業者特約条項の財物の1事故の保険金額が5,000万円以上の場合のみ付 帯できます。 ⑤ 保険金額(支払限度額) ・自己負担額 ・支払限度額:500万円(1事故) ・自己負担額:5万円 『データの損壊補償』で保険金が支払われる場合は、上記保険金額(支払限度額)を限度に保険金が 支払われます。ただし、請負業者特約条項の他人の財物損壊が発生した場合に適用される保険金額の 内枠で支払われます。 (5)『物理的損傷を伴わない財物の使用不能損害補償』 (物理的損傷を伴わない財物の使用不能損害担保追加条項) ① 補償内容の概要 この追加条項を付帯する請負業者特約条項に規定する急激かつ偶然な事故が生じ、他人の財物の物理 的損傷を伴わない使用不能損害が発生したことによって、被保険者が法律上の賠償責任を負担すること によって被る損害を担保します。 ② 事故例 工事現場でクレーンが倒れ近隣の店舗建物を損壊することなく入り口をふさいだ(他人の財物損壊は ない)。そのために店舗が営業することができず休業損害が発生してしまった。 ③ 保険金をお支払いできない主な場合 以下に該当する場合については、保険金をお支払いできませんのでご注意ください。 ・被保険者により、または被保険者のためになされた契約または合意の履行遅滞または履行不能に起因 する賠償責任 ・被保険者の生産物または仕事の結果が、被保険者が保証し、または表示した性能、品質、適格性もし くは耐久性の水準に達していないことに起因する賠償責任 ・被保険者が所有、使用または管理する財物の損壊に起因する賠償責任 ・生産物または仕事の目的物の損壊自体の賠償責任 ・不良完成品損害、不良製造品・加工品損害に起因する賠償責任 ④ ご注意点 『物理的損傷を伴わない財物の使用不能損害補償』は、付帯するすべての特約条項の財物1事故保険 金額が5,000万円以上の場合のみ付帯できます。 ⑤ 保険金額(支払限度額) ・自己負担額 ・支払限度額:500万円(1事故) ・自己負担額:基本補償の免責金額と同額 『物理的損傷を伴わない財物の使用不能損害補償』で保険金が支払われる場合は、上記保険金額(支 払限度額)を限度に保険金が支払われます。ただし、保険証券記載の原因事故に適用される特約条項 の他人の財物損壊が発生した場合に適用される保険金額の内枠で支払われます。 −10− 11. 事故が起きたら…… (1)事故発生時の処置 万一事故が発生した場合には、ただちに電話等により、以下の事項について損保ジャパンまたは取扱代理店 までご連絡ください。 事故発生の日時・場所 被害者の住所・氏名および被害物件 事故の原因・状況等 保険証券の番号 同時に事故現場・被害物件の写真をとっておいてください。 事故の円満な解決のために、取扱代理店または損保ジャパンより適切なアドバイスをいたします。 ※この保険では保険会社が被保険者(保険の補償を受けられる方)に代わって示談交渉を行うことはできません。 (2)事故解決 事故の解決は、最終的には被害者との間の協議(示談)によってなされますが、示談金額を決定する場合は 事前に損保ジャパンへご連絡ください。事前にご連絡をいただけない場合は、保険金の一部または全部につ いてお支払いができないことがあります。 (3)保険金請求の手続 保険金のご請求にあたっては、以下の書類のうち損保ジャパンが求めるものを提出していただきます。 必要となる書類 ① ② 保険金請求書および保険金請求権者が確 認できる書類 必要書類の例 保険金請求書、戸籍謄本、印鑑証明書、委任状、住民票 等 事故日時・事故原因および事故状況等が 事故状況説明書、罹災証明書、請負契約書(写) 、メーカー 確認できる書類 や修理業者などからの原因調査報告書 等 ①他人の財物に損害を与えた等の賠償事故の場合 修理見積書、写真、領収証、図面(写) 、被害品明細書、 復旧通知書、賃貸借契約書、売上高等営業状況を示す 保険の対象の時価額、損害の額、損害の ③ 程度および損害の範囲、復旧の程度等が 確認できる書類 帳簿 等 ②被保険者の身体の傷害に関する事故、他人の身体の障害 に関する賠償事故の場合 診断書、入院通院申告書、治療費領収証、休業損害証 明書、源泉徴収票、災害補償規定、補償金受領書、所 得を証明する書類 等 ④ ⑤ ⑥ 保険の対象であることが確認できる書類 公の機関や関係先などへの調査のために 必要な書類 登記簿謄本、売買契約書、登記事項等証明書 等 同意書 等 被保険者の損害賠償責任の負担を確認で 示談書、判決書、調停調書、和解調書、被害者からの領収 きる書類 証、承諾書 等 (注1)事故の内容および損害の額等に応じ、上記以外の書類もしくは証拠の提出または調査等にご協力いただくことがあります。 (注2)被保険者に保険金を請求できない事情がある場合は、ご親族のうち損保ジャパン所定の条件を満たす方が、代理人として 保険金を請求できることがあります。詳しい内容につきましては、損保ジャパンまたは取扱代理店までお問い合わせくだ さい。 −11− ― MEMO ― 万一事故にあわれたら 万一事故が発生した場合は、以下の対応を行ってください。保険契約者または被保険者が正当な理由なく以下の対応を行わなかった場合は、 保険金の一部を差し引いてお支払いする場合があります。 1.以下の事項を遅滞なく書面で通知してください <1>事故発生の日時、場所、事故の状況、被害者の住所・氏名・名称 <2>上記<1>について証人となる者がある場合は、その者の住所および氏名または名称 <3>損害賠償の請求の内容 2.他人に損害賠償の請求をすることができる場合は、その権利の保全または行使に必要な手続をしてください。 3.損害の発生および拡大の防止に努めてください。 4.損害賠償の請求を受けた場合は、あらかじめ損保ジャパンの承認を得ないで、その全部または一部を承認しないようにしてください。 ただし、被害者に対する応急手当または護送その他の緊急措置を行うことを除きます。 5.損害賠償の請求についての訴訟を提起し、または提起された場合は、遅滞なく損保ジャパンに通知してください。 6.他の保険契約や共済契約の有無および契約内容について、遅滞なく通知してください。 7.上記の1.∼6.のほか、損保ジャパンが特に必要とする書類または証拠となるものを求めた場合は、遅滞なく、これを提出し、損保 ジャパンの損害の調査に協力をお願いします。 ●示談交渉は必ず損保ジャパンとご相談いただきながらおすすめください。事前に損保ジャパンの承認を得ることなく損害賠償責任を認め たり、賠償金等をお支払いになった場合は、その一部または全部について保険金をお支払いできなくなる場合がありますので、ご注意く ださい。 ●損保ジャパンは、被保険者が保険金請求の手続を完了した日から原則、30日以内に保険金をお支払いします。ただし、次の場合は、30 日超の日数を要することがあります。 ①公的機関による捜査や調査結果の照会 ②専門機関による鑑定結果の照会 ●事故が起こった場合 ③災害救助法が適用された災害の被災地域での調査 事故が起こった場合は、ただちに損保ジャパンま ④日本国外での調査 たは取扱代理店までご連絡ください。平日夜間、 土日祝日の場合は、下記窓口へご連絡ください。 ⑤損害賠償請求の内容や根拠が特殊である場合 上記の①から⑤の場合、さらに照会や調査が必要となった場合、被保険者との協議のうえ、 【窓口:事故サポートデスク】 保険金支払の期間を延長することがあります。 0120-727-110 ●保険契約者や被保険者が正当な理由なく、損保ジャパンの確認を妨げたり、応じなかった おかけ間違いにご注意ください。 場合は、上記の期間内に保険金が支払われない場合がありますのでご注意ください。 <受付時間> ●賠償責任保険の保険金に質権を設定することはできません。 平日 :午後5時∼翌日午前9時 ●被害者が保険金を請求する場合、被害者は保険金請求権に関して、損保ジャパンから直接、 土日祝日:24時間(12月31日∼1月3日を含みます。) ※上記受付時間外は、損保ジャパンまたは取扱代 保険金を受領することが可能な場合があります。詳細につきましては取扱代理店までお問 理店までご連絡ください。 い合わせください。 ご注意 ●賠償責任保険は、保険種類に応じた特約条項および追加条項等に よって構成されています。特約条項および追加条項等の詳細につ きましては、取扱代理店にご照会ください。 ●この保険契約の保険適用地域は日本国内となります。 ●この保険契約について、損害賠償請求が訴訟により提起された場 合、損保ジャパンは日本国内の裁判所に提起された訴訟による損 害のみを補償します。 ●保険金額(お支払いする保険金の限度額)や免責金額(自己負担 額)等を外貨建とされる場合、保険金の支払い時における外国為 替相場により、本邦通貨に換算した保険金の額が、保険契約締結 時における外国為替相場により、本邦通貨に換算した保険金の額 を下回る場合がありますので、ご注意願います。 ●保険料算出の基礎となる請負金額、完成工事高等の、お客さまの 保険料算出に特に関係する事項につきましては、保険契約申込書 の記載事項が事実と異なっていないか、十分にご確認いただき、 相違がある場合は、必ず訂正や変更をお願いします。 ●保険契約申込書の記載内容が正しいか十分にご確認ください。 ●保険契約にご加入いただく際には、ご加入される方ご本人が署名 または記名捺印ください。 ●保険証券は大切に保管してください。なお、ご契約のお申し込み 日から1か月を経過しても保険証券が届かない場合は、損保ジャ パンまでお問い合わせください。 ●クーリングオフ(ご契約のお申込みの撤回等)について 営業または事業のためのご契約はクーリングオフの対象とはなり ません。 クーリングオフとはご契約のお申込み後であってもお客さまがご 契約を申し込まれた日からその日を含めて8日以内であれば、ご 契約のお申し込みの撤回をすることができることをいいます。 なお、次のご契約はクーリングオフのお申し出ができませんので ご注意ください。 ①保険期間が1年以内のご契約 ②営業または事業のためのご契約 ③法人または社団・財団等が締結し たご契約 ④保険金請求権等が担保として第三 者に譲渡されたご契約 詳しい内容につきましては、取扱代理店または損保ジャパンまでお 問い合わせください。 ●複数の保険会社による共同保険契約を締結される場合は、幹事保 険会社が他の引受保険会社を代理・代行して保険料の領収、保険 証券の発行、保険金支払その他の業務または事務を行います。引 受保険会社は、各々の引受割合に応じて、連帯することなく単独 別個に保険契約上の責任を負います。 ●実際にご契約いただくお客さまの保険料につきましては、保険契 約申込書にてご確認ください。 ●保険料の払込方式は、ご契約と同時に全額をお支払いいただく一 時払と、複数の回数に分けてお支払いいただく分割払があります。 分割払で保険料をお支払いいただく場合は、所定の条件を満たす 必要があります。払込方式についての詳しい内容につきましては、 取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。 ●保険料は、初回保険料の口座振替に関する特約条項などの特定の 特約条項をセットした場合を除いて、ご契約と同時にお支払いく ださい。保険期間が始まった後であっても、取扱代理店または損 保ジャパンが保険料を領収する前に生じた事故による損害につい ては保険金をお支払いできません。 ●分割払の場合には、保険料の額、払込方法等により、保険料が割 増となる場合があります。 ●分割払の場合の第2回目以降の分割保険料は、所定の払込期日ま でにお支払いください。払込期日までに分割保険料のお支払いが ない場合には、その払込期日後に生じた事故による損害に対して は、保険金をお支払いすることができなかったり、保険契約が解 除される場合があります。 ●保険料をお支払いの際は、特定の特約条項をセットした場合を除 き、損保ジャパン所定の保険料領収証を発行することにしており ますので、お確かめください。 ●この保険の最低保険料(注)は保険契約申込書に記載しておりま すので、ご契約の際にご確認ください。 (注)最低保険料とは、この保険を解約した場合、または、概算保険料方式で ご契約いただいた場合の確定精算時に、最低限お支払いいただく保険料 をいいます。 ●ご契約を解約される場合には、取扱代理店または損保ジャパンま でお申し出ください。解約の条件によっては、損保ジャパンの定 めるところにより保険料を返還、または未払保険料を請求させて いただくことがあります。詳しくは取扱代理店または損保ジャパ ンまでお問い合わせください。 ●告知義務(ご契約締結時における注意事項) ⑴保険契約者または被保険者の方には、保険契約締結の際、告知事項 について、損保ジャパンに事実を正確に告げていただく義務(告知 義務)があります。 ①被保険者が個人(注)のお客さまの場合 (注) 個人事業主のお客さま(法人以外の組合等のお客さまも含みます。)は、 個人に含みます。また、被保険者が複数存在する場合、例えば、法人と 個人の両方が被保険者となる保険の場合は、 「①被保険者が個人のお客さ まの場合」に含まれません。 <告知事項> 保険契約申込書に★印がある項目 ②被保険者が上記①以外のお客さまの場合 <告知事項> 保険契約申込書および付属書類の記載事項すべて ⑵保険契約締結の際、告知事項のうち危険に関する重要な事項(注)に ついて、故意または重大な過失によって事実を告げなかった場合ま たは事実と異なることを告げた場合には、ご契約が解除されたり、 保険金をお支払いできないことがあります。 (注) 告知事項のうち危険に関する重要な事項とは、保険契約申込書の①記名被保 険者欄(追加被保険者を設定する場合は、追加被保険者を含みます。) ②業 務内容欄 ③損保ジャパンが保険契約申込書以外の書面で告知を求めた事項 をいいます。 ●通知義務(ご契約締結後における注意事項) ⑴保険契約締結後、告知事項に変更が発生する場合、取扱代理店また は損保ジャパンまでご通知ください。ただし、その事実がなくなっ た場合は、ご通知いただく必要はありません。 ①被保険者が個人(※)のお客さまの場合 <通知事項> 告知事項に変更が発生する場合、遅滞なくご通知ください。 ただし、他の保険契約等に関する事実を除きます。 (※) 個人事業主のお客さま(法人以外の組合等のお客さまも含みます。)は、個 人に含みます。 ②被保険者が上記①以外のお客さまの場合 次のような場合には、あらかじめ(※)取扱代理店または損保ジャ パンまでご通知ください。 <通知事項> 保険契約申込書および付属書類の記載事項に変更が発生する場合 ただし、他の保険契約等に関する事実を除きます。 (※) 保険契約申込書等に記載された事実の内容に変更を生じさせる事実が発生し た場合で、その事実の発生が被保険者に原因がある場合は、あらかじめ取扱 代理店または損保ジャパンにご通知ください。その事実の発生が被保険者の 原因でない場合は、 その事実を知った後、遅滞なく取扱代理店または損保ジャ パンにご通知が必要となります。 ⑵以下の事項に変更があった場合にも、取扱代理店または損保ジャパ ンまでご通知ください。ご通知いただかないと、損保ジャパンから の重要なご連絡ができないことがあります。 ご契約者の住所などを変更される場合 ⑶ご通知やご通知に基づく追加保険料のお支払いがないまま事故が発 生した場合、保険金をお支払いできないことやご契約が解除される ことがあります。ただし、変更後の保険料が変更前の保険料より高 くならなかったときを除きます。 ●引受保険会社が経営破綻した場合または引受保険会社の業務もしく は財産の状況に照らして事業の継続が困難となり、法令に定める手 続きに基づき契約条件の変更が行われた場合は、ご契約時にお約束 した保険金・解約返れい金等のお支払いが一定期間凍結されたり、 金額が削減されることがあります。 ●この保険については、ご契約者が個人、小規模法人(引受保険会社 の経営破綻時に常時使用する従業員等の数が20名以下である法人 をいいます。 )またはマンション管理組合である場合にかぎり、損 害保険契約者保護機構の補償対象となります。 補償対象となる保険契約については、引受保険会社が経営破綻した ★このパンフレットは概要を説明したものです。詳細につきましては、普通保険約款、特約条項、追加条項 等をご確認ください。また、ご不明な点については、取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせく ださい。 ★ご契約者と被保険者(保険の補償を受けられる方)が異なる場合は、被保険者となる方にもこのパンフレ ットに記載した内容をお伝えください。 場合は、保険金・解約返れい金等の8割まで(ただし、破綻時から 3か月までに発生した事故による保険金は全額)が補償されます。 損害保険契約者保護機構の詳細につきましては、取扱代理店または 損保ジャパンまでお問い合わせください。 ●概算保険料方式のご契約については、保険期間終了後に、確定した 保険期間中の完成工事高等に基づき算出した保険料との差額を確定 精算として精算します。確定精算時の精算保険料算出の基礎数字と なる完成工事高等については、正確にご申告をいただきますようお 願いします。 ●「保険料の確定に関する追加条項」をセットする確定保険料方式の ご契約については、保険料をお客さまの最近の会計年度における完 成工事高等により算出します。確定保険料方式でご加入いただく場 合、保険料算出の基礎数字となる最近の会計年度の完成工事高等に ついては、正確にご申告をいただきますようお願いします。 ●概算保険料方式でご契約いただいた場合で、かつ、保険料が最低保 険料となっているご契約について、確定保険料が最低保険料を下 回った場合は、保険料返れいは行いません。 ●取扱代理店は損保ジャパンとの委託契約に基づき、お客さまからの 告知の受領、保険契約の締結、保険料の領収、保険料領収証の交付、 契約の管理業務等の代理業務を行っております。したがいまして、 取扱代理店とご締結いただいて有効に成立したご契約につきまして は、損保ジャパンと直接契約されたものとなります。 ●個人情報の取扱いについて 損保ジャパンは、保険契約に関する個人情報を、保険契約の履行、 損害保険等損保ジャパンの取り扱う商品・各種サービスの案内・提 供、等を行うために取得・利用し、業務委託先、再保険会社、等に 提供を行います。なお、保健医療等の特別な非公開情報(センシティ ブ情報)については、保険業法施行規則により限定された目的以外 の目的に利用しません。詳細につきましては、損保ジャパンのホー ムページ(http://www.sompo-japan.co.jp)に掲載の個人情報保護 宣言をご覧くださるか、取扱代理店または損保ジャパン営業店まで お問い合わせ願います。 ●損保ジャパンへの相談・苦情・お問い合わせ ご契約内容の詳細や事故に関するお問い合わせは、取扱代理店・ 営業店・サービスセンターへお取次ぎさせていただく場合がござ います。 【窓口:㈱損害保険ジャパン】 0120-888-089 <受付時間> 平日 :午前9時∼午後8時 土日祝日:午前9時∼午後5時 (12月31日∼1月3日は休業) <インターネットホームページアドレス> http://www.sompo-japan.co.jp ●保険会社との間で問題を解決できない場合(指定紛 争解決機関) 損保ジャパンは、保険業法に基づく金融庁長官の指定を受けた指 定紛争解決機関である一般社団法人日本損害保険協会と手続実施 基本契約を締結しています。損保ジャパンとの間で問題を解決で きない場合は、一般社団法人日本損害保険協会に解決の申し立て を行うことができます。 【窓口:日本損害保険協会「そんぽADRセンター」】 0570 022808 <通話料有料> PHS・IP電話からは03 - 4332 - 5241 <受付時間> 平日:午前9時15分∼午後5時 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