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ユーザーインターフェースの改善 - コダマコーポレーション株式会社

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ユーザーインターフェースの改善 - コダマコーポレーション株式会社
■ サポート関連作成資料
サポート関連作成資料 ■
No. SUSU-092
P - 1/20
発行 平成 17 年 8 月 8 日
サポートセンター
TOPsolid v6.6J
ユーザーインターフェースの改善
第1章
本資料について
TOPsolid v6.6J ではユーザーインターフェースを一新したことで操作性が大きく向上しました。
本資料は、v6.3J、2001J、v6.5J(以下旧バージョンと呼ぶ)から v6.6J にスムーズに移行していただくため、
次の項目について説明しています。本資料を是非ご活用ください。
第2章
v6.6J インターフェースの利点
第3章
旧バージョンとの相違点
第4章
v6.6J ユーザーインターフェースに関する FAQ(よくある質問と回答)
また、TOPsolid v6.6J のパッケージに同梱されているクイックリファレンスも合わせてご活用ください。
クイックリファレンスには、本資料に記載されているシステムバーやコンパスの操作方法に加え、TOPsolid
の全てのコマンドや、コンテキストバー、ワークバーに表示されるアイコンについて、また TOPsolid を使用
するための基礎知識、知っておくと便利な操作についても記載しております。
本資料とあわせてクイックリファレンスも是非ご活用ください。
尚、ユーザーインターフェース以外の機能強化と新機能の内容については次の資料で説明しております
のでこちらもご参照ください。
•
「はじめにお読みください」
スタートメニュー[プログラム]-[TOPsolid v6.6J]-[はじめにお読みください]からアプリケーションごと
の「はじめにお読みください」を開くことができます。
T:\3 技術\1 サポート\4 資料\SU-092.doc
TOPsolid v6.6J ユーザーインターフェースの改善
第2章
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v6.6J インターフェースの利点
1. アイコン選択の効率化
旧バージョンでは、ドロップダウン方式のアイコンバーだったため、ドロップダウンを展開してから目的のア
イコンを選択しなければいけませんでした。
これに対し v6.6J では「コンテキストバー」と「ワークバー」という 2 つのアイコンバーを採用することでドロップ
ダウン展開の操作を省き、ワークバーに表示されるアイコンを 1 クリックで選択することが可能になりました。
ワークバー
ワークバー
コンテキストバー
またコンテキストバーのアイコン選択にショートカットキーを設定することもできます。これによりコンテキスト
バーをクリックすることなく、ワークバーを切り替えることができますので、さらにすばやいコマンド選択が可
能です。
ショートカットキーの設定は、[ツール]-[オプション]の[ショートカット キー]で行ってください。
2. 直感的なビュー操作
画面の回転や移動、拡大縮小などのコントロールを容易にする機能「コンパス」を v6.6J で追加しました。ダ
イナミックローテーションやビュー方向の指示をマウスだけで行うことができます。また、要素やフレームに
コンパスをのせることができます。これによりビューを回転させる際の中心を指定することや、コンパスの位
置にフレームを作成することが可能です。
(1) 画面操作
① 平行移動(ダイナミックパンニング)
コンパスの軸部分を[B1]で選択してドラッグします。
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TOPsolid v6.6J ユーザーインターフェースの改善
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② 回転(ダイナミックローテーション)
矢印の先端部分を[B1]で選択してドラッグします。選択した矢印先
端部の向きで画面表示が制御されます。
③ 軸回転
軸同士をつなぐ円弧部分を[B1]で選択してドラッグします。円弧の向きと同方向にのみ回転し
ます。
X 軸固定
Y 軸固定
Z 軸固定
④ ビュー方向の指定
XYZ 各々の文字部分を[B1]でクリックします。選択する文字からの方向を正面に見るビューに
切り替わり、同時にフィット表示を行います。
X 軸基準(右側面)
Y 軸基準(背面)
Z 軸基準(上面)
(2) 要素へのフッキング
コンパスの中心をドラッグ・アンド・ドロップすることで、要素にフックすることが可能です。フッキングによ
り、コンパスの位置が画面の回転中心となります。コンパスの軸方向は、[B3]
[B3]クリックで表示されるポップ
[B3]
アップメニューから[方向]を選択し、ダイアログボックスで変更することができます。
フッキングされたコンパスを元の位置に戻すには、
コンパスをダブルクリックするか、画面左下のカレ
ント座標の方向を示すマーク(カレント オリエンテ
ーションマーク)をクリックします。
(3) カレントフレームへのフッキング
コンパスはカレントフレームにフックすることが可能です。コンパス上で[B3]
[B3]クリックすると表示されるポッ
[B3]
プアップメニューから[カレントフレームにフック]を選択することでフッキングが実行されます。
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TOPsolid v6.6J ユーザーインターフェースの改善
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フッキングされたコンパスを元の位置に戻すには、
コンパスをダブルクリックするか、画面左下のカレン
ト オリエンテーションマークをクリックします。
(4) コンパスを利用したフレーム作成
フッキングを行った際に、コンパスの位置を原点にフレームを作成することができます。フレームを作成
する位置にコンパスをフックさせ、[B3]
[B3]クリックで表示されるポップアップメニューから[フレームを作成]を
[B3]
選択します。
(5) コンパスの表示/非表示
コンパスを[B3]
[B3]クリックし、表示されるポップアップメニューから[コンパスを表示]のチェックを解除するこ
[B3]
とで非表示となります。非表示中であれば、カレントオリエンテーションマークを[B3]
[B3]クリックし、ポップア
[B3]
ップメニューから[コンパスを表示]にチェックすることで表示させることができます。
3. 操作ステップの削減
旧バージョンで複数のステップにまたがって表示されていたオプションを 1 ステップにまとめることで操作ス
テップ数を削減しました。
例えば、[曲線]-[他の曲線]-[正多角形]の場合、旧バージョンでは 3 ステップ必要でしたが、v6.6J では最
短 1 ステップで作成できます。また[形状]-[面取り]の場合、旧バージョンの 5 ステップが v6.6J では 3 ステ
ップで面取りが作成できるようになりました。
4. 赤い矢印の操作性改善
曲線の方向やトリムの方向を決定する際に表示される赤い矢印の操作性をv6.6J で次のように改善するこ
とで、操作ステップが大幅に削減されました。
•
方向の確定操作の廃止
•
矢印を 1 クリックすることで方向を反転
•
形状が確定するまでは、いつでも反転可能
例えば、[形状]-[スイープ]でサーフェスを作成する場合、旧バージョンでは 11 クリック必要でしたが、v6.6J
では 6 クリックで作成ができます。
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5. 大規模アセンブリでの操作性向上
回転や移動、拡大縮小などのビュー操作時に形状の簡略表示をおこなう機能を追加しました。これによっ
て複雑な形状や大規模なアセンブリでもストレスのない画面操作が可能になりました。
この機能を有効にする場合は、[ファイル]-[プロパティ]の[表示設定]で「ダイナミック中に簡易表示」をチェ
ックしてください。
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第3章
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旧バージョンとの相違点
1. 画面構成とシステムメニュー アイコンの位置
(1) 画面構成
アイコンメニュー
システムメニュー
属性パレット
プロンプト領域
旧バージョンのユーザーインターフェース
システムバー
(システムメニュー)
ワークバー
(属性パレット)
プロンプト領域
コンテキストバー
コンパス
v6.6J のユーザーインターフェース
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(2) システムメニュー アイコンの位置
① モード
旧バージョン
v6.6J
レイヤモード
レイヤモード
自動更新モード
自動更新モード
② 再表示
旧バージョン
v6.6J
アイコンはありません。
v6.6J では画面の表示のロジックを改善し
自動的に再表示されるようになりました。
手動で再表示をしたい場合は、[ウィンド
再表示
ウ]-[再表示]または[Ctrl]+[スペース]キ
ーを押すことで再表示が能です。
③ ズーム
旧バージョン
v6.6J
グローバル
ズーム
グローバル
ズーム
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④ 保存ビュー
旧バージョン
v6.6J
保存ビュー
保存ビュー
⑤ ビュー
旧バージョン
v6.6J
フレーム
フレーム
パースビュー
パースビュー
ビュー設定
ビュー設定
分割
分割
削除
削除
⑥ カレントフレーム
旧バージョン
v6.6J
カレント
フレーム
カレントフレーム
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TOPsolid v6.6J ユーザーインターフェースの改善
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⑦ 表示設定
旧バージョン
v6.6J
表示設定
表示設定
(フィルタ)
※表示設定の[表示]タブと[レンダリング]
タブの設定は[ファイル]-[プロパティ]の
[表示設定]および[表示オプション]にあり
ます。
⑧ 表示
旧バージョン
v6.6J
表示
表示
⑨ 選択
旧バージョン
v6.6J
選択
選択
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⑩ 検出
旧バージョン
v6.6J
検出
検出
⑪ パラメータ
旧バージョン
v6.6J
パラメータ
パラメータ
⑫ フレーム
旧バージョン
v6.6J
フレーム
フレーム
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⑬ ポイント
旧バージョン
v6.6J
ポイント
ポイント
2. システムメニュー
旧バージョンでは画面左端にあったシステムメニューは v6.6J では画面上部のシステムバー内に表示され
ます。
フレーム
カレントフレーム
(1)
パラメータ
ポイント
検出
選択
ズーム
ビュー
グローバルズーム
表示
モード
カレント フレーム
フレームのカレント指定を変更します。既に作成されているフレームをカレントに指定する場合は、その
座標軸を選択します。既存の座標軸を選択する代わりに要素のフェイスを選択すると、選択フェイス上
にフレームを作成すると同時に、そのフレームをカレントに指定することができます。
(2)
フレーム
新たなフレームの座標系を作成します。フレームを作成するオペレーション時のみ有効となります。
システムバーでアイコンを選択すると、ワークバーに以下のようなアイコン群が表示され、フレームの作
成条件を指定することができます。
①
ベーシック
座標系の xy 方向と座標原点を指定して、フレームを作成します。カレントフレームには拘束さ
れません。
②
ポイント
座標原点を指定して、カレントフレームの座標系と同じ向きのフレームを作成します。
③
3 ポイント
座標原点と、x 方向、y 方向を各々定義する 2 点の計 3 点指定でフレームを作成します。作成
したフレームは指定した 3 点に拘束されます。
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2軸
x 軸および y 軸となる 2 つの軸を指定してフレームを作成します。原点は選択した 2 軸の交点
に作成されます。
⑤
平面
指定したフェイス上にフレームを作成します。
3 平面
⑥
「xy 軸を定義する平面」「x 軸を定義する平面」「原点を定義する平面」の 3 平面を指定してフ
レームを作成します。
⑦
曲線
曲線または境界線上にフレームを作成します。座標系の原点位置を「モード=」で指定し、原
点位置での曲線の接線方向が z 軸となります。「指定点」モードでは曲線上の任意の位置を原
点に指定できます。
曲線とポイント
⑧
曲線または境界線上にフレームを作成します。フレームを作成する曲線を選択し、座標系の
原点の位置を指定します。原点位置での曲線の接線方向が z 軸になります。
⑨
フェイス
選択したフェイス上にフレームを作成します。フェイスの法線方向がフレームの z 軸になりま
す。
フェイスとポイント
⑩
選択したフェイス上の指定のポイントを原点としてフレームを作成します。フェイスを選択し、座
標系の原点位置を指定します。フェイスの法線方向がフレームの z 軸になります。
⑪
フェイスと寸法拘束
平面フェイスを選択し、フェイスのエッジからの距離を指定してフレームを作成します。センタリ
ング拘束での作成も可能です。
コピー
⑫
既存のフレームをコピーして新たなフレームを作成します。
⑬
ビュー方向
指定点を原点とし、表示中のビューで正面となる平面を xy 平面と定義してフレームを作成しま
す。
(3)
ポイント
新たにポイントを作成します。ポイント指定が可能なオペレーション時のみ有効となります。
システムバーでアイコンを選択すると、ワークバーに以下のようなアイコン群が表示され、ポイントの作成
条件を指定することができます。
①
キーポイント
キーポイントを作成します。座標の入力、またはマウスによる指定で作成します。
作成したポイントは、カレントのフレームに固定されます。
②
ベーシック
グローバルポイントを作成します。座標入力またはマウスによる指定で作成します。
作成したポイントは、グローバル座標に固定されます。
③
ローカル座標
カレントフレームに拘束されるポイントを作成します。
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デカルト座標
基準点からの x、y、z 各々の座標を指定してポイントを作成します。
⑤
極座標
基準点からの長さと角度の指定でポイントを作成します。
⑥
オフセット
基準点からのオフセット方向と距離の指定でポイントを作成します。
⑦
中点
指定した 2 点の中点にポイントを作成します。
⑧
中心点
要素の中心点にポイントを作成します。
⑨
重心点
形状の質量を考慮した重心点にポイントを作成します。
⑩
投影点
参照点から指定した要素への投影位置にポイントを作成します。
⑪
端点
曲線の端点にポイントを作成します。閉曲線の場合でも、曲線の始点位置に作成されます。
⑫
極点
形状の極点(指定した方向で最端になる点)を作成します。
⑬
2 曲線の交点
2 曲線の交点にポイントを作成します。
⑭
曲線とフェイスの交点
曲線または境界線を含む線分とフェイスの交点にポイントを作成します。
⑮
曲線
曲線上にポイントを作成します。「~モード=」でポイントを作成する曲線上の位置を指定します。
モードには、指定点、始点、中点、終点、距離指定点があります。
⑯
タンジェント
曲線の端点から指定距離分、タンジェント方向へ移動した位置にポイントを作成します。
⑰
フェイス
フェイス上でピックした点にポイントを作成します。
⑱
コピー
既存のポイントをコピーします。
(4)
パラメータ
パラメータを作成します。他の要素情報の利用が可能なオペレーション時のみ有効となります。必要に
応じて、作成と同時にパラメータ名を付けることもできます。
システムバーでアイコンを選択すると、ワークバーに以下のようなアイコン群が表示され、パラメータの値
とする条件を指定することができます。
①
角度
2 軸または 2 つの方向を定義する要素を指定し、2 ベクトル間の角度パラメータを作成します。
②
距離
2 要素間の距離パラメータを作成します。
③
方向距離
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参照方向に投影した 2 点間の距離パラメータを作成します。
④
半径
円または円弧の半径パラメータを作成します。
⑤
直径
円または円弧の直径パラメータを作成します。
⑥
長さ
曲線の長さパラメータを作成します。
⑦
面積
要素のフェイス、または曲線で囲まれた面積のパラメータを作成します。曲線が開曲線の場合、
曲線の開いている箇所を直線で結んだ面積になります。
⑧
体積
形状の体積のパラメータを作成します。フェイスを選択した場合、体積は 0 となります。
⑨
質量
形状の質量パラメータを作成します。質量は要素の材質属性に依存します。
⑩
慣性モーメント
要素の慣性モーメントパラメータを作成します。
⑪
コンポーネント
配置されたコンポーネントが持つパラメータ([アセンブリ]-[コンポーネントの定義]-[補助パラ
メータの定義]がされたパラメータ)を抽出して作成します。
⑫
寸法
作成されている寸法をパラメータにします。
⑬
外部
パラメータ変更時に、他のパラメータを参照して変更する場合に使用します。
⑭
コピー
作成されたパラメータの値をコピーし、新規にパラメータを作成します。作成されたパラメータ
は複製元のパラメータにリンクします。
(5)
選択
コマンドの実行対象に複数の要素を指定する場合に利用します。[B1]
[B1]による複数要素の個別指定、
[B1]
[B2]による要素を対角
2 点の矩形で囲む一括選択、条件指定による選択などが行えます。
[B2]
システムバーでアイコンを選択すると、ワークバーに以下のようなアイコン群が表示され、条件指定の際
に使用することができます。
①
和
論理演算子を使って一連の選択を結合することができます。初期値に指定されている論理演
算子は「和」で、あらかじめ選択された要素に、次に選択した要素を単純に追加します。
「和」は次のように定義されます。
「C=A∪B」
「C は、条件 A または条件 B を満たすもの」
②
積
「C=A∩B」
「C は、条件 A と条件 B の両方満たすもの」
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差
「C=A-B」
「C は、条件 A を満たし、条件 B を満たさないもの」
すべての要素
④
カレントドキュメントのすべての要素を選択します。
表示要素
⑤
表示されている要素をすべて選択します。
⑥
ブランク要素
表示されているブランク要素のみを選択します。
⑦
物質情報
物質情報を利用して選択します。アイコンを選択するとプロンプト領域に<長さ><面積><体積
><質量>が表示されます。利用する物質情報を選択し、パラメータ数値を入力します。
<入力値 以上> 入力値以上のパラメータ値を物質情報として持っている要素が選択されま
す。
<入力値 以下> 入力値以下のパラメータ値を物質情報として持っている要素が選択されま
す。
フリー要素
⑧
他の要素を拘束していないフリー要素を選択します。
⑨
ウィンドウ
対角 2 点で指定した矩形範囲内の要素を選択します。
要素タイプ
⑩
選択対象の要素タイプを指定します。アイコンを選択すると、カレントドキュメントに存在する要
素のタイプがダイアログボックスに表示されます。要素タイプをフィールドから選択するか、選
択するタイプの要素のひとつをグラフィック領域から直接指定します。
レイヤ
⑪
レイヤを指定することで、レイヤに含まれる表示要素を選択します。
「要素を選択/レイヤ番号を入力:」で指定するレイヤに含まれる要素を選択するか、レイヤ番
号を入力します。
⑫
色
指定した色の要素を選択します。
点種
⑬
指定した点種の点を選択します。
⑭
線種
指定した線種の要素を選択します。
ハッチング パターン
⑮
指定したハッチングパターンの要素を選択します。
(6) 検出
①
要素の検出
合成要素の構成要素を選択します。
②
フェイスの検出
合成要素からフェイスを検出して選択します。
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エッジの検出
合成要素からエッジを検出して選択します。
④
セグメントの検出
合成要素からセグメントを検出して選択します。
(7) ズーム
ビューを拡縮または移動させます。
ズームイン
①
任意の 2 点を対角とする範囲が拡大表示されます。数値入力により拡大率を指定して拡大表
示することもできます。また、[B2]
[B2]で指定したビューを
2 分の 1 に縮小表示することもできます。
[B2]
<現ズームを保存>
あるズーム状態のビューに名前を付けておき、名前を指定することでそのズーム状態に表示を
切り換える機能です。
②
ズームアウト
任意の 2 点を対角とする範囲に縮小表示されます。数値入力により縮小率を指定して縮小表
示することもできます。また、[B2]
[B2]で指定したビューを
2 倍に拡大表示することもできます。
[B2]
要素ズーム
③
選択した要素をビュー全体に拡大表示します。選択した要素のあるビューのみフィット表示さ
れます。要素ズームを終了するには、<終了>を選択します。
(8)
グローバルズーム
ドキュメントの全体像を表示するフィット表示を行います。要素がカレントのフレームよりも小さい場合に
は、カレントフレームのサイズでフィット表示されます。
ビューを分割している場合、ビューを指定すると該当ビューのみフィット表示されます。<すべてのビュー
>の選択で、すべてのビューに対してフィット表示を行うこともできます。
(9) ビュー
①
フレーム
選択したビューをカレントフレームの xy 平面を正面とするビュー方向に変更します。
②
パースビュー
選択したビューをパース ビューに変更します。
③
保存ビュー
あらかじめ登録されているビューの設定で画面の表示を変更します。アイコン選択時またはグ
ラフィック領域との境界位置で[B3]
[B3]クリックした際に表示されるポップアップメニューから、ビュ
[B3]
ー名を選択します。登録ビューは独自に作成することができます。
④
ビュー設定
ビューの指定方向をダイアログボックスから選択します。
⑤
分割
[B1]クリックでビューを分割します。水平境界線近くでは垂直に、垂直境界線の近くでは水平
[B1]
に分割されます。<終了>でコマンドを終了します。
⑥
削除
分割したビューを削除します。削除するビューの境界線近くで[B1]
[B1]クリックします。
[B1]
⑦
左右に並べて表示
開いているウィンドウが 2 つ以上ある場合に、左右に整列表示します。
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TOPsolid v6.6J ユーザーインターフェースの改善
⑧
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上下に並べて表示
開いているウィンドウが 2 つ以上ある場合に、上下に整列表示します。
(10) モード
①
ブランク/アンブランク
選択要素の表示(アンブランク)/非表示(ブランク)属性を切り換えます。
②
レイヤモード
アクティブレイヤ機能の有効/無効を切り換えます。有効時(アイコンが押された状態)では、ア
クティブに設定されたレイヤ以外は非表示となります。モードを解除することで元の表示状態
に戻すことができます。アクティブレイヤの設定は、[属性]-[レイヤ]コマンドまたはシンボリッ
ク コンストラクション ツリー(ツリー)で行うことができます。
指定形状のみ表示
③
[属性]-[ブランク/アンブランク]の<指定形状のみ表示>で表示要素が限定されている状態と、
通常の表示状態とを切り換えます。有効状態では、<指定形状のみ表示>で指定された形状
のみが表示されます。
④
フィルタ
要素の表示/非表示属性を要素タイプごとに設定します。
自動更新
⑤
[自動更新]機能の有効/無効を切り換えます。初期状態では有効モードに設定されており、モ
デルに対する変更操作を行うと、結果がダイナミックに反映されます。解除された状態では、フ
ィレット、テーパ等のフィーチャに対する変更は、コマンド実行時点ではモデルに反映されなく
なります。
(11) 表示
表示モードを設定します。設定する表示方法を選択し、設定するビューを[B1]
[B1]クリックするか、<すべて
[B1]
のビュー>で分割されたすべてのビューを設定します。
①
ワイヤフレーム
形状をワイヤフレームで表示します。初期設定はこの状態です。
②
隠線消去
ワイヤフレームで表示し、形状の裏側に隠れたエッジ、境界線は表示しません。
③
隠線破線
ワイヤフレームで表示し、形状の裏側に隠れたエッジ、境界線を破線で表示します。
④
隠線ハーフトーン
ワイヤフレームで表示し、形状の裏側に隠れたエッジ、境界線をハーフトーン表示します。
⑤
シェーディング
形状をシェーディング表示します。
⑥
シェーディングとエッジ
シェーディングと形状のエッジを同時に表示します。
⑦
シェ-ディングと隠線消去とワイヤフレーム
シェーディングとワイヤフレームを同時に表示し、隠線は消去します。
⑧
シェーディングとワイヤフレーム
シェーディングとワイヤフレームを同時に表示します。
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TOPsolid v6.6J ユーザーインターフェースの改善
⑨
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シェ-ディングと隠線消去とエッジとワイヤフレーム
シェーディングと形状のエッジとワイヤフレームを同時に表示しますが、隠線は消去します。
⑩
シェ-ディングとエッジとワイヤフレーム
シェーディングと形状のエッジとワイヤフレームを同時に表示します。
⑪
シェ-ディングと隠線消去と隠エッジ破線とワイヤフレーム
シェーディングとワイヤフレームを同時に表示し、隠線は消去しますが、隠エッジは破線表示
します。
⑫
シェーディングと隠エッジ破線とワイヤフレーム
シェーディングとワイヤフレームを同時に表示し、隠エッジを破線表示します。
⑬
レンダリング
テクスチャを設定し、設定状態でアイコンを表示します。
⑭
レンダリングとエッジ
レンダリング表示と同時にエッジを表示します。形状以外の要素(曲線等)は表示されません。
⑮
高速隠線消去
表示状態は隠線消去と同じですが、表示の簡易化により表示処理速度が向上します。また、
ダイナミックローテーション等のダイナミック表示処理速度も同じく向上します。
⑯
ダイナミック セクション
要素を切断表示します。
3. 属性パレット
旧バージョンで画面左端にあった色、点種、線種、ハッチングパターンを設定するための属性パレットは画
面上部のシステムバー内に表示されます。
色
点種
線種
ハッチングパターンタイプ
4. プロンプト領域
旧バージョンで作業領域の下に配置されていたプロンプト領域は v6.6J では作業領域の上に表示されるよ
うになりました。アイコンバーの近くに配置されたことで、マウスの移動距離が短くなりました。
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第4章
1.
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v6.6J ユーザーインターフェースに関するFAQ
[カレントフレーム]アイコンはどこにありますか?
下図の位置にあります。
2. 旧バージョンのシステムメニュー(ポイント、フレーム、パラメータ、選択、
検出)は v6.6J ではどこにありますか?
下図の位置にあります。
3. 旧バージョンのシステムメニューにあった[ビューの自動切換え]は v6.6J で
はどこにありますか?
システムバーの[モード]ドロップダウンリストの中に移動しました。
4. アイコンのサイズを変更できませんか?
ワークバーやコンテキストバーのアイコンサイズは変更できません。24×24 pixel で固定されています。
システムバーのアイコンサイズは画面の解像度によっては自動決定されます。
例
•
1280x1024 の解像度では 24×24 pixel
•
1152x864 の解像度では 19×19 pixel
•
1024x768 の解像度では 16×16 pixel
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•
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800x600 の解像度では 16×16 pixel
なお TOP.CFG に「U_BIGSYSTEMICONS 0」を記述するとアイコンの最大サイズが 19×19 pixel に制限
されます。
例
•
1280x1024 の解像度では 19×19 pixel
•
1152x864 の解像度では 19×19 pixel
•
1024x768 の解像度では 16×16 pixel
•
800x600 の解像度では 16×16 pixel
なお、旧バージョンの TOP.CFG のキーワード「U_ICONS_SIZE」は v6.6J では使用されません。
5. システムバーの[ポイント]や[フレーム]を選択したときにワークバーの一番左
に表示される[ピン]というアイコンはどのような場合に使用するのですか?
[ピン]アイコンはワークバーの表示を固定したい場合に使用します。
システムバーの[ポイント]、[フレーム]を選択したときにワークバーに表示されるアイコンは他のコマンドの実
行途中で使用される割り込みコマンドです。そのためワークバーのアイコンを選択すると、ワークバーは元
の表示状態に自動的に戻ります。しかしこの[ピン]アイコンを選択しておくことで、自動で元に戻らなくなり
ます。割り込みコマンドを連続して使用したい場合に便利です。
6. アイコンのカスタマイズをしたい
[ツール]-[ユーザー設定]でカスタマイズをすることができます。詳細はオンラインヘルプ[TOPsolid メニュ
ー]-[ツール]-[ユーザー設定]を参照してください。
7. v6.6J の[ツール]-[ユーザー設定]でアイコンメニューのカスタマイズをする
際に、システムバーに配置できないアイコンがあるのですが?
システムバーに配置できるアイコンは[ファイル]や[編集]関連のアイコンだけです。[曲線]や[形状]、[アセ
ンブリ]などのアイコンはシステムバーに配置できませんので、ご了承ください。
なおシステムバーに配置できるようにする機能は改善要望(QA24127)となっています。
8. プロンプト領域を旧バージョンと同じように作業領域の下に配置したい
TOP.CFG のキーワード「U_QUESBAR_TOP」の値を”0”に変更してください。
以 上
コダマコーポレーション株式会社
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