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マルハチのふるさと紀行①
マルハチのふるさと紀行 ① クライストチャーチ ヨーロッパの香り漂う 美しい花と緑の町 日 本 か ら 飛 行 機 で 約 時 間。 丸 八 グ ループのラムファー加工工場 G.L.ボー 都市クライストチャーチにあります。 遠く離れたニュージーランド南島最大の (子羊の毛皮)。そのルーツは、日本から 丸八真綿の人気シリーズ「ファートン」 には欠かせない上質な天然ラムファー ガーデンシティを訪ねて。 New Zealand 年 月のこと。東北地方太平洋 沖 地 震 が 起 こ る 数 週 間 前 の こ と で し た。 そんな美しい街が震災に襲われたのは ンチックな街並も魅力の一つです。 ても知られ、ヨーロッパの風情漂うロマ リス入植時代の名残を色濃く残す街とし ます。ニュージーランドのなかでもイギ 彩り、訪れる人々の目を楽しませてくれ り四季折々に色とりどりの花と緑が街を の名で親しまれる美しい街。その名の通 ロン社のあるこの街は、「ガーデンシティ」 11 戻せる日まで「ともに乗り越えましょう」 るそうです。再び街に笑顔と活気を取り ですが確実に復興の一歩を踏み出してい 現地スタッフによれば街はいま少しずつ 2 と、あたたかいメッセージも届きました。 「2011 年 10 月 17 日 日本で恐ろしい地震と津波の被 害に遭われた方に、心からのお 悔やみを申し上げます。私の心 と祈りは、この災害で苦しまれ ているすべての人と共にありま す。みなさんが再び手を取り立 ち上がり、かつての町の姿を取 り戻されることを願っています。 タラ・バード」 い ま 再 び 美 し い 花 を 咲 か せる た め に 。 42 43 2 0 1 1 現地ボーロンのスタッフが寄せた日本へのメッ セージカード。「あの恐ろしい震災から一日も 早く立ち直れることを心から祈っています」 1枚1枚温かいメッセージが綴られています。 震 災 を 乗 り 越 えて、 ム ー ト ン を 販 売 す る 丸 八 グ ル ー プ の G.L. ボ ー ロ ン 社。 創 業 1872 年というニュージーランドでも老舗の羊毛皮加工を手 がける会社です。工場内はいつも笑顔の絶えない明るいムー ド。熟練のスタッフはみな「うちのファーに敵うものは世界 中探してもないはずさ!」と誇らしげに胸を張ります。 ニュージーランド 街のシンボルだったクライストチャーチ大聖堂。地震に より倒壊し、 いまは再建を検討中。 写真は倒壊前のもの。