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電器店員 D32307 どんな職業か 電器店で家庭用の電気機器の販売や

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電器店員 D32307 どんな職業か 電器店で家庭用の電気機器の販売や
電器店員 D323­07
ど
んな職業か
電器店で家庭用の電気機器の販売やアフターサービスなどを行う。
テレビやオーディオ、冷蔵庫、エアコン、パソコン、ゲーム機器など、電気製品は日常生活に欠かすことができない
ものとなっており、電器店では、そうした様々な家庭用の電気機器を販売している。
販売担当の店員は、店に届いた商品を店頭に並べて、お客が来店したら相談にのりながら応対する。お客の質問に対
して、特徴や性能などをわかりやすく説明しながら製品を勧め、商品の購入が決まったら支払いなどを済ませて保証書
を記入し、持ち帰り品をこん包する。設置工事や配送が必要なものはその手続を行う。
配送に行く場合は、お客の指定した日時に商品を配送し、必要に応じて取付工事を行う。アフターサービスで修理な
どに行く場合は、必要部品を揃え、テスター、ドライバー、ペンチなどの工具を使って修理・補修を行う。
売れる商品を上手に仕入れることも重要な仕事である。仕入れ担当の店員は、人気商品や新製品の動向、在庫状況な
どをよくつかんで、販売計画を立てる。仕入れする商品やその数量を決め、その計画に従って家電メーカーの販売部員
と折衝を行う。最終的に仕入れ商品、数量、仕入れ値が決まると、書類にまとめて発注し、入庫を確認する。
また、お客を店頭に呼び込むためのチラシの作成も行うことがある。
大手量販店では、仕入れ、販促、販売、設置、修理などを担当別に行うが、中小小売店では、仕入れから販促、販売
、設置、修理までをすべて一人の店員で行うことも多い。
就
くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。小売店や企
業に就職後、適性や希望によって販売、事務、技術の各部門に配属
される。
採用は、大手量販店では学校や公共職業安定所に求人を出して定
期的に行っている。中小小売店では新聞広告、求人チラシ、縁故な
どにより必要があれば補充するという形で採用しているケースが多
い。
入職後は、先輩について販売、接客、修理技術を覚える。修理・
サービスを行う場合は、設置、取付などの電気工事をするため、「
電気工事士」の資格が必要となる。資格を持っていると技術者とし
ての待遇を受け、給与面でも有利となる。他に関連する資格として
、「販売士」、「家電製品エンジニア」、「家電製品アドバイザー
」などがある。
お客の相談に対応できるよう、商品や電気についての知識、特に
最近ではパソコンやAV(オーディオ・ビジュアル)機器のソフト
、ハードについての知識が必要となる。また、人あたりの良さやサ
ービス精神、商品を買ってもらうための説得力も求められる。
主任、店長などへ昇進の可能性があるほか、本部機能を持つ大手
量販店などでは、本人の能力により店長を経て本部へ人事異動が行
われることもある。小規模小売店に勤務した場合は、独立の機会を
得られることもある。
労
働条件の特徴
店の規模は従業員20人以下の電器店がほとんどで、その7割は電器メーカーの系列店といわれている。最近では、
豊富な品揃えと低価格が人気の大手量販店が急成長しており、東京の「秋葉原」や大阪の「日本橋」には家電量販店が
集中している。また、郊外に大きな売場面積をもつ家電量販店やパソコン専門店も増加している。
就業者は若い男性が多いが、大手量販店では女性店員も増えている。
日曜・祝日はお客が多いため、水曜日または木曜日を休日とするところが多い。
最近は取り扱う商品が増える一方で、お客の知識、要望も専門化、多様化しているため、販売や修理に際して、お客
の相談に的確に応じられるコンサルティング能力が必要となっており、より専門的な電気の知識が求められている。
労働需要は、量販店間の競争激化の中でリストラが進む法人がある一方で、大手量販店では新規出店に伴う採用も多
く、法人により格差が大きいといえる。
参
考情報
関連団体
関連資格
全国電機商業組合連合会
http://www.zds.or.jp/
電気工事士 販売士(小売商検定) 家電製品エンジニア 家電製品アドバイザー
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