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11月09日 イエス様に仕える道 「マルコの福音書 5章25節～34節」 5:25
11月09日 イエス様に仕える道 「マルコの福音書 5章25節～34節」 5:25 ところで、十二年の間長血をわずらっている女がいた。 5:26 この女は多くの医者からひどいめに会わされて、自分の持ち物をみな使い果たしてしまっ たが、何のかいもなく、かえって悪くなる一方であった。 5:27 彼女は、イエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、うしろから、イエスの着物にさ わった。 5:28 「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と考えていたからである。 5:29 すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、からだに感じた。 5:30 イエスも、すぐに、自分のうちから力が外に出て行ったことに気づいて、群衆の中を振り 向いて、「だれがわたしの着物にさわったのですか。」と言われた。 5:31 そこで弟子たちはイエスに言った。「群衆があなたに押し迫っているのをご覧になってい て、それでも『だれがわたしにさわったのか。』とおっしゃるのですか。」 5:32 イエスは、それをした人を知ろうとして、見回しておられた。 5:33 女は恐れおののき、自分の身に起こった事を知り、イエスの前に出てひれ伏し、イエスに 真実を余すところなく打ち明けた。 5:34 そこで、イエスは彼女にこう言われた。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。 安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」 私が昔、佛光洞で教会を開拓していた時、ある人が私を訪ねて来て、悩み抜いたといっ た表情でこのような質問をしました。"私たちの神様がおられる住所を教えて下さい。神 様に手紙が出したいのです。牧師先生、住所を教えて下さい！" それは、神様の身近でも っと良くお仕えしたいと言う考えからでありました。イエス様が、この世に来られて、 『わたしを見た者は、父を見たのです。わたしが父におり、父がわたしにおられるとわた しが言うのを信じなさい。』（ヨハネの福音書 14章 9節～10節）と仰せられました。そ うです。イエス様が、神様の住所です。そしてイエス様は、私たちが祈り求める時、訪ね て来て下さるのです。 それでは、私たちがどうすれば、イエス様に正しくお仕えする事ができるでしょうか？ イエス様が、私たちの所に来て下さるようにするためには、どんな準備が必要でしょう か？ 第一、希望と福音 聖書を見ますと、12年の間長血を患って苦しんでいる女に関する話があります。この女 は、一日・二日でもなく、一年・二年でもない、十二年の間、それこそ、言いようもない 苦痛に会っていました。彼女は、数多くの医者を訪ね回り、色々と診療してもらいました が少しも良くならず、ついには自分の財産も使い尽くしてしまい、病気は悪くなる一方で ありました。 その上に、長血の病人はイスラエルでは不浄の病人とされていました。長血の病人が座 った所は不浄であり、触った品物も不浄であり、接触した人も不浄とされ、そういう人は 神様の前に出る事ができず、聖殿に入る事もできませんでした。それでこの女は、夫と子 供達とも別れ、父母兄弟からも離れて、一人わびしく、隔離されて暮らしていました。死 ぬ日だけを待っている、凄絶な絶望に陥っている病人でありました。 ところがある日、人が来て、彼女に嬉しい便りを伝えてくれました。全ユダヤとガリラ ヤ、サマリヤとエルサレムを巡りまわりながら福音を宣べ伝えておられるイエス・キリス トに会う人は、らい病患者も癒され、足なえも立ち上がり、死んだ人も生き返った、と伝 えてくれました。この話を聞くや、この女のたましいの中に「希望」の明かりが閃きまし た。らい病患者が癒されたとすれば、長血も癒される事ができるではないか？ そうなれ ば、健康を回復して、夫と子供たちの所に帰る事ができるではないか？ 自分も新しい生 活を始める事ができるではないか？ 彼女の心の中に「希望」の光が照り輝きました。 まさに、福音の御業です。福音は、絶望に瀕した人たちに驚くべき希望を与えます。罪 人には赦される希望を与え、捨てられた者には再び和解することができる希望を与え、病 人には癒される希望を与え、貧乏でぼろをまとい、挫折と絶望に陥っている者には祝福と お恵みを頂く事ができる希望を与え、死に瀕した者には、永遠なる天国と栄光を得る事が できると言う希望を与えるのが福音なのです。「希望」がない福音は、福音ではありませ ん。宗教は私たちに希望を与える事ができず、律法は私たちを益々束縛しますが、キリス トの福音は、私たちに希望を与えてくれるのです。 私は、フィリピンの人たちに福音を証ししながら、彼らがどれほど「希望」に渇いてい るか、をはっきり感じました。６・２５朝鮮戦争当時は、フィリピンは我が国より、はる かに豊かな国でありました。それが今は、完全に疲弊していました。国民所得が、700ド ルから800ドル程度に過ぎません。彼らに必要なのは「希望」でした。 私は、全力を傾注して彼らにイエス・キリストの福音を通して希望を与えようとし、希 望が与えられた人々は、水を得た魚のように喜び跳びはねるのを見ました。人は、希望を 失うとすべてに力を失ってしまいます。希望を失った人には、話す力もありません。 この長血を患っている女に、最も偉大で重要なのは「希望」でありました。その「希 望」は、信仰を通して得ることができるのです。聖書は、『信仰は聞く事から始まり、聞 く事は、キリストについての御言葉によるのです。』（ローマ人への手紙 10章17節）と 記しています。御言葉を聞く時、その御言葉が入って来て私たちの心の中の暗闇を明るく し、希望で満たしてくれます。 こんにち、私たちに最も必要なのは、キリストの福音です。福音が入って来てこそ、個 人も生き、家庭も生き、国家も生きるのです。政治が私たちを生かすように見えますが、 政治がどのようにして私たちを生かすことができますか？ 社会制度と改革がいくら良く できていても、人が変わらない以上は何の使い道もありません。 第二、希望と新しい夢 この絶望的な女の心に希望が入って来ました。自分自身に対する新しい夢を見るように なりました。人が夢を持つと言う事は、とても良い事です。夢がない民族は滅ぶと言われ ました。若い人が夢を失えば、不実で放蕩するようになります。一家の主人が夢を失えば、 家庭を顧みず、酔っ払いや博打(ばくち)打ちになって滅びます。一つの国家と民族が夢を 失ってしまうと、その国家と民族は滅亡してしまいます。常に希望に満ち溢れた夢を持つ ようにならなければならないのです。 この長血を患う女は、その福音を聞いてから心の中に希望を持ちました。彼女は立って も座っても、その心の中に夢を見ました。自分の病気が癒されて家族のもとに戻り、自由 にお互いに会って抱擁し合い、子供たちを胸に抱いて喜び、家庭を立て直して、みんな一 緒に食卓を取り囲んで食事をし、楽しく今まであった事を話し合い、団欒に暮らして行 く...、このような夢を心の中に持ち始めました。 イエス様が、『盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのため です。私が来たのは、羊がいのちを得、また、それを豊かに持つためです。』（ヨハネの 福音書 10章10節）と言われました。悪魔がこの女から夢を奪いましたが、ナザレのイエ ス・キリストを通して、彼女に夢が回復されました。 イエス様がこの世に来られたのは、私たちに宗教的「くびき」をかける為に来られたの ではありません。私たちに倫理と道徳で私たちを統制するために来られたのではありませ ん。主が来られたのは、私たちを死から救い出して、希望を与え、私たちに新しい夢を与 えるために来られたのです。イエス様が何故に、十字架に上られたのでしょうか？ イエ ス様が、十字架の上で体を裂き、血を流される事によって、私たちに新しい夢を与えて下 さる事ができるからです。主は、私たちを愛されたので、私たちに新しい夢を持たせる為 に、私たちが夢見る事ができる原因を提供する為に、十字架に釘付けられたのです。 キリストが、十字架に釘付けになられる事によって、罪深い私たちが、罪を赦して頂き、 義とされる事ができると言う夢を得ました。私たちのような罪人がどのようにして義とさ れることができるでしょうか？ 見る、聞く、話す事すべてが罪でありました。イエス様 は、この罪人たちに夢を与えて下さるために、十字架に上られて私たちのすべての罪をご 自分が背負われ、体を裂き、血を流して、すべてを清算してしまわれました。そうして罪 人たちに、もう罪が赦され、神様の御前に義とされる事ができる、と言う夢を持たせて下 さったのです。 イエス様が十字架の上で体を裂き、血を流して下さったので、神様と私たちの間の「隔 ての壁」が崩されました。イエス様が来られて十字架に釘付けられ、体を裂き、血を流さ れた事によって、私たちは追い出された神様の懐の中に再び行けるようになったのです。 閉ざされたエデンの門が、イエス・キリストによって開かれて、私たちは神様の子になり ました。私たちは、神様が選ばれた種族になり、王である祭司になり、聖なる国民、神様 の所有とされる民になれる夢を持つ事ができるで、私たちがイエス様を信じて出る時、神 様の御前に私たちの心の夢が大きくふくらむのです。 キリストが、私たちの痛みを親しく担われ、私たちの病を負って行かれたので、そして ご自分の打ち傷によって私たちに癒しを与えて下さったので、イエス様にあって私たちは 夢を得る事ができるのです。たとえ、今は苦痛であり、悩ましく、絶望的であっても、私 たちは夢を成就することができます。 私はフィリピンのリバイバル聖会で、そのような場面をたくさん見ました。ある若い姉 妹が全身にガンが広がって絶望に陥っていました。もう生きる道がありませんでした。し かし、聖会の噂を聞いて出て来て福音を聞くや、そのたましいの中に新しい夢と希望が生 じました。彼女は御言葉を聞いて、"主よ。何も得ずに帰るようにしないで下さい。"と叫 び求め祈るところへ、聖霊の火が落ちました。絶えず体が痛く苦しかったのですが、その ガンがきれいに消えてしまったのです。 また、その聖会の最後の日に、私は一人の老婦人の証しを聞きました。夫が直腸ガンで 座っている事ができず、苦痛と絶望の中にいましたが、聖会の噂を聞いて、その婦人が夫 を連れて出て来たのです。祈りの時間に患部に手を置いて、イエス様の御名によって熱く 切なる祈りを捧げてから家に帰りました。翌日の朝、何も知らずに起きましたが、そのガ ンの塊（かたまり）が跡形もなく消えてしまっていた、と言うのです。神様の驚くべき御 力が臨んで癒して下さった、とその老婦人が夫に代わって講壇に出て証しをしました。本 当に喜んでいました。その笑顔には希望が溢れ、夢に満ちていました。 第三、希望と解放 人が希望を得、新しい夢を持つと言う事はどんなに嬉しいことかわかりません。私がフ ィリピンで最も強調した事は、イエス様を信じれば呪いから解放され、貧乏から解放と自 由を得る事ができる、と言う事でありました。余りにも貧しく希望がないので、彼らには 絶対に夢が必要でありました。天と地のすべての権勢をみな持っておられるイエス様が、 何故マリヤの体から生まれられ、身を置く所も無く、飼い葉桶に寝かされ、33年余の間、 何故苦しい生活をなされたでしょうか？ 『イエス・キリストが貧しくなられたのは、キ リストの貧しさによって私たちを富む者にしようとする、主のご計画でありました。』 （コリント人への手紙 第二 8章 9節参照） また、私たちに希望を与える為であり、夢を与えるが為でありました。聖書は、『キリ ストは、私たちのためにのろわれたものとなって、私たちを律法ののろいから贖い出して くださいました。なぜなら、「木にかけられる者はすべてのろわれたものである。」と書 いてあるからです。このことは、アブラハムへの祝福が、キリスト・イエスによって異邦 人に及ぶためであり、その結果、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるためなので す。』(ガラテヤ人への手紙 3章13節～14節)と記しています。それで私は、フィリピンの 人たちに、"希望を持ちなさい。夢を持ちなさい。イエス様を仰ぎ見て下さい。環境を見 てはなりません。イエス様のうちにあって神様の祝福が満ち溢れます。現実に捕らわれて はなりません。夢を持って下さい！"と、重ね重ねて大きく、叫びました。 私たちが何処から夢を得る事ができるでしょうか？ イエス様の十字架からです。イエ ス様が十字架の上で私たちの代わりに死んで下さり、葬られてから、三日目によみがえら れる事によって、死の陰の谷を明るいよみがえりの光で照らして置かれましたので、イエ ス様にあって夢を見る事ができるのです。もしも肉の幕屋、地上の幕屋がこわれても、人 の手によらない、天にある永遠の家が私たちにある、と言う夢を持つ事ができるのです。 『あなたがたは、心を騒がしてはなりません。神を信じ、また、私を信じなさい。私の父 の家には、住まいがたくさんあります。』（ヨハネの福音書 14章 1節～2節）と言われた 夢を見る事ができるのです。涙も心配も嘆きも離別も、乞い求める事も患う事も無い、よ みがえりの永遠なる新しいいのちの夢を、イエス・キリストにあって見る事ができるので す。 長血を患う女が、キリストによって新しい夢を持ったように、私たちもキリストの十字 架の下に出て来て、古い人を忘れてしまい、過去を忘れてしまって、新しい夢を見るよう にならなければなりません。もう、キリストにあって新しい人になったのです。誰でもキ リストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者であり、古いものは過ぎ去って、す べたが新しくなったのです。私たちは、新しい夢を持たなければなりません。 聖霊さまは夢を通して、神様の御力を現して下さいます。この長血を患う女は、彼女が 新しくなる夢を見ていましたが、夢が信仰に変わりました。もう彼女の心の中に巌（いわ お）のような信仰が入って来ました。目には何の徴も見えず、耳には何の声も聞こえず、 手には触れるものが何もなくても、自分が主にお会いして、その着物の裾にでも手を触れ たら癒される、と言う確固たる信仰が入って来たのです。 夢は信仰の母です。私たちに信仰が無いのではなく、夢を見ないから信仰が無いのです。 心の中に夢を持てば、夢は聖霊さまのみわざによって信仰を生み出すのです。私たちが心 の中に夢を抱いて早天の祈りをし、心の中に夢を抱いて徹夜祈祷を捧げ、心の中に夢を抱 いて祈祷院に行って祈り、夢を抱いて家庭で、職場で、何処ででも祈れば、聖霊さまは夢 を抱いて祈る人の中に信仰で満たして下さるのです。 夢はまさに、信仰を盛り入れる器です。器が無くては何も盛り入れる事ができません。 いくら雨が降っても、甕（かめ）のふたを覆っておくと、雨水は一滴も中に入りません。 まさに信仰を入れておく器が夢なのです。聖霊さまが信仰を与えようとしても、夢がない のでは、何処に信仰を入れて上げることができるでしょうか。それで、夢の無い民は滅ぶ のです。 この長血の女は、心の中が信仰で充満になりました。自分がその方の着物に手を触れる だけでも救われる、すべての苦痛は消えて無くなる、と言う確信を持つようになりました。 それで、イエス様がその長血を患っている女の家の方に近づいて来られました。 彼女は長い間の病人であり、弱り切って力がなかったので、主を訪ねて行く事ができま せんでした。訪ねて行く程の旅費もありませんでした。彼女を導いてくれる人もいません でした。しかし、この長血を患う女のように、希望を持ち、夢を持って、信仰を告白する 人には、イエス様が訪ねて来られるのです。 イエス様の住所は何処でしょうか？ イエス様の住所はまさしく私たちの胸の中です。 私たちが希望を捨てる事なく、私たちが夢を持ち、信仰を持って、口で信仰を告白すれば、 イエス様が訪ねて来られる事ができる道を造っておく事になるのです。イエス様が訪ねて 来られる事ができる道も造っておかずに、"イエス様は何処におられますか？"と叫び、イ エス様にお会いしようとするのは、無駄な事です。御言葉を聞き、希望を持って、夢の中 に暮らし、心の中に信仰を抱いて、口で信仰告白をすれば、イエス様が訪ねて来られるの です。 第四、希望と信仰 長血を患っている女に、噂が聞こえて来ました。イエス様が、目の前の道を通って行か れると言う事でありました。イエス様がそこを通って行かれる理由は、この女が、その信 仰を実践する事ができる機会を与えるためでありました。この女は飛ぶが如くに外に出て 行きました。数多い群衆がイエス様を取り囲んでいました。その群衆の中をかき分けて、 イエス様の着物の裾でも触ろうして入って行きましたが、群衆に押されて倒れては立ち上 がり、立ち上がっては倒れました。それでも彼女は気落ちせずに、また立ち上がりました。 逐に彼女は、手を差し伸べて、イエス様の着物の裾に触りました。そうするや、稲妻のよ うに神様の御力が臨んで、瞬く間に長血の病が癒されました。 イエス様が、長血を患っている女がいる所を通って行かれながら、信仰を実践する事が できる機会を与えられたように、私たちも心の中に信仰を持てば、主が訪ねてきて下さい ます。フィリピン滞在中に、一人の姉妹が訪ねて来ました。"牧師先生、私は体が余りに も痛く苦しいので、韓国に訪ねて行こうとしました。しかし、韓国に行けるお金もなく、 体の苦痛は堪らなく甚だしいので、私はずーっと祈って参りました...。"と自己紹介しま した。長血を患っている女のように、この姉妹さんは切なる希望を持ち、夢を持っていま した。私を通して、イエス様に会う事ができると言う夢と、揺るがされない信仰を持って いました。 その姉妹は、"一回だけ、私に手を当てて下さい。"と願いました。それで手をおいて祈 って上げました。その瞬間、聖霊の火が落ちて来ました。彼女は病気がきれいに治ってし まいました。神様の奇跡が現れました。 このように、私たちが心に準備ができていれば、イエス様は訪ねて来られるのです。市 場の中にも訪ねて来られ、山の頂上にも訪ねて来られ、事務所にも、教会にも、一人でい る時も、主は訪ねて来られるのです。問題は、この長血を患っていた女のように、御言葉 を聞き、イエス・キリストの十字架を見上げて、心の中に希望と夢を持つ事です。 過去の失敗・挫折・苦難を考える必要はありません。それらをすべて脱ぎ捨ててしまっ て、十字架を通して新しい人生を受け入れて下さい。新しい夢を見て下さい。そして新し い信仰を持って下さい。新しく口の告白をして下さい。そうする時、イエス様は皆様の所 に訪ねて来られます。そこが即ち、イエス様の住所なのです。イエス様が来られたら、暗 闇は明るくなり、無秩序が秩序に、死が生命に変わります。悲しみが変わって喜びになり、 感謝になります。 長血を患っていた女は、イエス様に会う事ができて喜び踊りながら、彼女を待っている 夫と愛する子供達の所へ帰りました。失望から希望に、悲しみから喜びの世界に帰って行 きました。これが主の御心です。『愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているよ うにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。』（ヨハネの手紙 第三 1章 2節）と言われました。これが、私たちの主イエス様がが皆様に対する切実な望みな のです。 祈 祷 愛であられる、私たちの父なる神様！ 私たちの主イエス様は私たちを救い出して、希 望を与えて下さり、夢と信仰を与えて下さり、力と、勝利を与えて下さるために、十字架 も恐れず、厭わずに上られて、体を裂き、血を流されました。我が父なる神様。心からお 祈り申し上げます。キリストの福音を聞く人々が皆、希望を捨てる事がないように助けて 下さい。肯定的、積極的、創造的な希望を持って、新しい夢を見るように助けて下さい。 新しい夢を胸にいっぱい抱いて暮らすように助けて下さい。聖徒に、信仰が満ち溢れるよ うにして下さり、口の告白が、信仰の告白になるようにして下さい。そうして、イエス様 と同行しながら奇跡を体験するようにして下さい。イエス様の御名によってお祈り申し上 げます。ア－メン。