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事業報告書 - サカイオーベックス

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事業報告書 - サカイオーベックス
株主メモ
平成16年度
決 算 期
毎年3月31日
定時株主総会
毎年6月
株 主 確 定 日
定時株主総会、利益配当金 3月31日
中間配当金 9月30日
名義書換代理人
東京都港区芝三丁目33番1号
中央三井信託銀行株式会社
同事務取扱所
郵便物送付先
電話お問合せ先
東京都杉並区和泉二丁目8番4号 〒168-0063
中央三井信託銀行株式会社 証券代行部
電話(03)
3323-7111(代表)
同 取 次 所
中央三井信託銀行株式会社 全国各支店
日本証券代行株式会社 本店、全国各支店
上場証券取引所
東京証券取引所
公告掲載新聞
日本経済新聞、福井新聞
電磁的方法による決算公告のホームページアドレス
http://www.sakaiovex.co.jp/ir/kessan.html
本 社
福 井 市 花 堂 中 2 丁 目 1 5 - 1 〒918-8530 (0776)36-5800
東京営業所
東京都中央区日本橋本町1-9-4(日本橋大和ビル2F)〒103-0023 (03)3270-4310
大阪営業所
大阪市北区中之島2-3-18(新朝日ビル6F)〒530-0005 (06)6228-1251
URL http://www.sakaiovex.co.jp/
E-mail [email protected]
事業報告書
平成16年4月1日から平成17年3月31日まで
株主のみなさまへ
株主のみなさまには、ますますご清祥のこととお慶び申し上
げます。
当社、平成16年度連結(平成16年4月1日から平成17年3
月31日)の事業の概況についてご報告申しあげます。
当期の我が国経済は、前半は輸出や個人消費の堅調な拡大に後
押しされ、回復の勢いを強めてきたものの、後半は台風の上陸
や暖冬による冬物商品の販売不振の影響などから需要の伸び悩
みと在庫の積み上がりを背景に生産調整が続くなど、景気が停
滞局面にありました。
当社グループの基幹事業である繊維業界は、衣料分野を中心に
消費の低迷や繊維製品の輸入増加等により総じて低調に推移し
ました。一方、非衣料分野をみると、産業資材向けは自動車生産
の増加もあり繊維需要全体を支える柱の一つとなっております。
このような中にあって、当社は当期が最終年度となる「平成
17年3月期復配へ向けて」を基本コンセプトにした3ヵ年の中
期経営計画を引き続き推進し経営基盤の強化に努めてまいりま
した。これに基づく諸施策の効果が業績に着実に現れ、当期の
連結業績は増収増益となりました。
その牽引役として、染色加工事業及び織布事業において、こ
れまで行ってきた染色工場の移転統合、織布子会社の再編等、
業界規模に見合った一連の合理化策に加え生産コストの低減等
が功を奏し、当初の計画を上回ることができました。繊維販売
事業のアパレル販売でも、当社グループの織布−染色−縫製の
生産一貫機能及び中国オペレーションの機能の強化が収益確保
に寄与しました。
また、炭素繊維関連を将来の大きな事業に育てるべく、開繊
糸加工技術、開繊糸織物加工技術、樹脂を含浸させたプリプレ
グ技術の追求と商品開発を強力に推し進めてまいりました。
一方、固定資産の売却や総資産の見直しも積極的に行い有利
子負債の圧縮及び負の遺産整理等、財務体質の改善も進め当初
の計画は完了しました。
平成16年8月には炭素繊維関連等の新規事業展開拡充に向け
た設備投資資金の調達等を目的に、無担保転換社債型新株予約
権付社債10億円を発行しました。
これらの結果、当期の連結業績は、売上高は260億3千5百
万円と前年比2億7千9百万円の増収、営業利益は9億5千3百
万円と前年比1億4千万円の増益、経常利益については持分法投
資損失の影響があったものの6億4千万円と前年比1億7千5百
万円の増益、当期純利益も5億6千9百万円と前年比4億1千4
百万円の増益となりました。
当社単体の業績では、売上高は219億8千3百万円と前年比
9億7千2百万円の増収、営業利益は5億2千8百万円と前年比2
千9百万円の増益、経常利益は5億6千2百万円と前年比6千2
百万円の増益、当期純利益は5億4千9百万円と前年比1億8千
7百万円の増益となりました。
1
当期の利益配当金につきましては、「平成17年3月期復配へ
向けて」を基本コンセプトにした3ヵ年の中期経営計画に基づ
く諸施策を推進してまいりました結果、収益構造や財務体質が
改善され、連結業績も増収増益となりましたことにより、1株
あたり2円50銭に復配させていただきたく存じます。
今後の見通しにつきましては、総じて景気は停滞局面から徐
々に脱すると予想されますが、その一方で原油高・原材料費の
高騰、ドル安・円高の進行など景気を左右する不透明な要因が
存在し、当社グループを取り巻く環境は厳しい状況が続くもの
と思われます。
こうした状況の下で、当社グループといたしましては、『安定
配当体制の確立に向けて』を基本コンセプトとして「グループ
総合力の結集と強固な経営基盤構築」のため新中期経営3ヵ年
計画(平成17年4月∼平成20年3月)を策定し、諸施策を着
実に実施してまいります。
主力の染色加工事業においては、設備面や生産面でのより効
率的な工場経営を推し進めてまいります。繊維販売事業におい
ては、染色加工事業及び織布事業を含めたグループ連携を更に
強化するとともに、上海事務所の機能拡充による中国を中心と
したグローバル事業展開を推進し、当社グループ独自商品の積
極的販売により事業全体の拡大を目指します。
また、研究開発面での課題としましては、炭素繊維開繊糸織
物関連の早期事業化、新たな先端複合部材の創出等を中心に取
り組んでまいります。
さらに、連結経営においても物的資産や人的資産の共有化や
管理手法の統一化等を進めるとともに、水産増殖施設㈱の吸収
合併や電子機器事業の吸収分割や子会社の孫会社化等一部関係
会社の再編を行うことでグループ企業が相互に連携してシナジ
ー効果を生み出す事業展開を進めてまいります。
株主のみなさまにおかれましては、今後とも変わらぬご指導
ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成17年6月
代表取締役社長
2
営業の概況
染色加工事業
その他の事業
個人消費の低迷や繊維製品の輸入増加等によって、主力の婦
人衣料用ポリエステル織編物の加工数量の減少が続き、これま
で好調だった海外製品等との差別化が保たれている化繊織物等
も伸び悩む等、厳しい状況で推移しました。このような中にあ
っても、非衣料用途のカーシート用の人工皮革が大幅に伸び、
ワーキングユニフォーム及びスポーツ用ナイロン織物も堅調に
推移しました。また、工場集約等の一連の合理化効果の他、生
産コストの低減等によって原油価格の高騰によるエネルギー・
原材料コストの上昇も吸収し、厳しい環境ながら収支は大幅に
改善しました。
当事業の売上高は135億9千4百万円と前年比3億1千1百万
円の増収となりました。なお、当期より連結子法人等は新たに
2社を加え3社となっております。
電子機器関連は、繊維関連の中国向け染色メカトロ装置が大
幅に増加し、プレス機向け自動制御装置及びFA自動制御システ
ムも堅調に推移し増収となりました。
水産資材関連では、公共事業の緊縮予算と災害復旧への予算
流用により水産資材関連投資が大幅に減少する厳しい環境で推
移し、減収となりました。
建設不動産関連は、災害復旧関連事業の受注増もあり増収と
なりました。
上記以外の事業も含めたその他の事業全体での売上高は29億
8千7百万円と前年比8百万円の減収となりました。なお、当期
より連結子法人等は新たに1社を加え7社となっております。
繊維販売事業
【連結業績推移】
テキスタイル販売は、自動車、介護、寝装用等の非衣料用資
材は堅調だったものの、海外製品との競合によるスポーツ・ア
ウトドアウェア向け素材の価格ダウン、染色加工事業部門とタ
イアップしたコンバーティング事業における化繊織物等の減少
及びポリエステル中心の婦人衣料織物を絞り込んだことによっ
て減収となりました。
アパレル販売は、中国オペレーションによるSCM(サプライ・
チェーン・マネジメント)体制を確立しており、小ロット、短
納期及び価格競争力の優位性を活かしたOEMによる事業展開を
行ってきました。当期はマタニティウェア、ホームウェアが好
調で増収となりました。
また、機能性スポ−ツウェアライン「PERSON’S active
wear(パーソンズ・アクティブ・ウエア)」の新ブランド立ち
上げや当社の濃染技術「アンジュールブラック」とSCM機能を
活かした婦人フォーマルウェアの自社ブランド「Fun Lemo (ファンレモ)」のパイロットショップ開設など、将来のSPA
事業(製造小売業)を見据えた事業展開を開始いたしました。
当事業の売上高は75億3千7百万円と前年比5千万円の減収
となりました。
区 分
売 上 高(百万円)
27,704
25,314
25,755
26,035
経常損益(百万円)
45
△ 199
464
640
当期純損益(百万円)
△ 1,730
101
154
569
1株当たり当期純損益(円) △ 28.42
1.10
2.01
8.20
総 資 産(百万円)
24,872
23,404
22,601
22,147
純 資 産(百万円)
6,477
6,871
6,987
8,221
【単体業績推移】
区 分
売 上 高(百万円)
経常利益(百万円)
当期純損益(百万円)
3
平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
21,141
20,486
21,011
21,983
93
194
499
562
△ 1,879
225
361
549
織布事業
1株当たり当期純損益(円) △ 30.86
3.64
5.79
8.52
衣料消費の低迷や繊維製品の輸入増加による競争激化が加速
する等、依然として厳しい環境で推移しましたが、これまでの
不採算品種の絞り込みや生産設備の見直し等の合理化策が奏功
し、黒字体質の確立等収支の改善は進みました。
当事業の売上高は19億1千6百万円と前年比2千8百万円の
増収となりました。なお、当期より連結子法人等は新たに3社
を加え4社となっております。
総 資 産(百万円)
18,911
18,780
18,517
18,779
純 資 産(百万円)
6,178
6,498
7,057
8,610
4
連結貸借対照表
〈平成17年3月31日現在〉
科 目
金 額
(単位:千円)
(単位:千円)
〈資産の部〉
22,147,165
科 目
〈負債の部〉
金 額
13,711,427
流動資産
8,669,962
流動負債
8,596,089
現金及び預金
1,412,753
支払手形及び買掛金
4,402,151
受取手形及び売掛金
4,651,373
短期借入金
2,629,133
有価証券
たな卸資産
999
2,102,866
繰延税金資産
99,573
未払法人税等
184,995
未払費用
569,392
賞与引当金
409,718
その他
406,735
繰延税金負債
貸倒引当金
△ 4,339
その他
固定資産
4,521
396,177
13,477,203
固定負債
5,115,338
4,373,035
有形固定資産
9,791,810
長期借入金
建物及び構築物
4,268,756
退職給付引当金
202,729
機械装置及び運搬具
2,682,191
役員等退職慰労引当金
378,343
土地
2,687,890
長期預り保証金
34,870
10,694
繰延税金負債
108,267
その他
142,275
連結調整勘定
18,093
無形固定資産
121,249
〈少数株主持分の部〉
214,561
少数株主持分
214,561
建設仮勘定
借地権その他
90,563
連結調整勘定
30,685
〈資本の部〉
8,221,176
投資その他の資産
3,564,143
資本金
4,655,044
投資有価証券
1,420,208
資本剰余金
2,030,812
出資金
1,503,494
利益剰余金
1,509,487
長期貸付金
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
資産合計
5,925
株式等評価差額金
162,735
143,610
為替換算調整勘定
△ 127,398
544,386
自己株式
△ 9,505
△ 53,482
22,147,165
負債、少数株主持分及び資本合計
22,147,165
(注) 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しています。
5
6
連結損益計算書
自 平成16年4月 1日
至 平成17年3月31日
連結剰余金計算書
自 平成16年4月 1日
至 平成17年3月31日
(単位:千円)
科 目
金 額
(経常損益の部)
営業損益の部
売上高
売上原価
販売費及び一般管理費
26,035,441
22,386,984
2,694,963
営業利益
営業外損益の部
営業外収益
受取利息及び配当金
25,081,947
953,493
33,809
連結調整勘定償却額
8,260
その他の営業外収益
134,910
営業外費用
支払利息
164,916
持分法による投資損失
236,725
その他の営業外費用
(単位:千円)
88,091
経常利益
176,980
科 目
金 額
(資本剰余金の部)
資本剰余金期首残高
資本剰余金増加高
増資による新株の発行
資本剰余金期末残高
1,532,232 498,580 498,580 2,030,812 (利益剰余金の部)
利益剰余金期首残高
利益剰余金増加高
当期純利益
連結子会社増加に伴う増加高
利益剰余金減少高
役員賞与
(うち監査役賞与)
連結子会社増加に伴う減少高
利益剰余金期末残高
1,225,527 640,905 569,112 71,792 356,945 29,000 (500)
327,945 1,509,487 (注) 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しています。
489,734
640,739
連結キャッシュ・フロー計算書
自 平成16年4月 1日
至 平成17年3月31日
(単位:千円)
(特別損益の部)
特別利益
投資有価証券売却益
32,400
固定資産売却益
448,949
持分変動益
108,365
その他の特別利益
特別損失
投資有価証券評価損
3,595
499
6,104
固定資産除却損
294,517
貸倒損失
設備移設費用
その他の特別損失
355
140,946
23,217
450
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
593,311
固定資産売却損
貸倒引当金繰入損
科 目
466,090
767,960
180,286
金 額
Ⅰ. 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
売上債権の増加額
たな卸資産の増加額
仕入債務の増加額
その他
営業活動によるキャッシュ・フロー
767,960
795,826
△ 38,869
△ 214,920
269,877
△ 492,596
1,087,277
Ⅱ. 投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
長期貸付金の回収による収入
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,311,256
750,458
499,781
158,177
97,161
Ⅲ. 財務活動によるキャッシュ・フロー
借入金の増減
社債の発行による収入
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 2,338,451
1,000,000
△ 4,707
△ 1,343,158
13,917
4,644
当期純利益
(注) 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しています。
198,847
569,112
Ⅳ.
Ⅴ.
Ⅵ.
Ⅶ.
現金及び現金同等物の減少額
現金及び現金同等物期首残高
新規連結による現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物期末残高
△ 158,719
1,318,373
109,794
1,269,448
(注) 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しています。
7
8
連結の範囲および持分法の適用に関する事項
1.連結子会社・・・・・・・・・・・㈱サカイナゴヤ、マルイテキスタイル㈱、
グループ会社
染 色
㈱サカイエルコム、㈱サカイ電子、
水産増殖施設㈱、サカイ建設不動産㈱、
■二日市興業株式会社
染色品の織編物の整理、包装、梱包、出荷事業
㈱ウェルサービス、㈲東部造園、 江合繊㈱
織田織物㈱、㈱サバエテックス、フクイ殖産㈱
■朝日包装株式会社
染色品の織編物の整理、包装、梱包、出荷事業
二日市興業㈱、朝日包装㈱
(連結の範囲について)
江合繊㈱、織田織物㈱、㈱サバエテックス、フクイ殖産㈱については
重要性が増加したため、また、二日市興業㈱、朝日包装㈱については支
配力基準により実質的に支配していると認められるため、当連結会計期
■株式会社サカイナゴヤ
各種織編物の染色整理加工及びボンディング加工
織 布
■マルイテキスタイル株式会社
合繊糸のサイジング、撚糸、合繊織物の製造、販売
■ 江合繊株式会社
合繊織物の製造、販売
間より連結の範囲に含めることとしました。
■織田織物株式会社
各種編物の製造、販売
2.持分法の適用会社・・・・・東麗酒伊織染(南通)有限公司
■株式会社サバエテックス
各種糸の撚糸の製造、販売
連結貸借対照表の注記事項
1.有形固定資産の減価償却累計額
電 子 機 器
23,042,048 千円
■株式会社サカイエルコム
各種機械器具の自動制御装置の設計、製造、販売
コンピュータ、周辺機器及びソフトウェアの開発、設
計、製造、販売
2.担保に供している資産
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
■株式会社サカイ電子
各種電子機器基板の設計、製造、販売
3,142,399 千円
18,313 千円
土 地
1,549,059 千円
投資有価証券
19,672 千円
3.受取手形割引高
82,200 千円
建 築 ・ 土 木
■有限会社東部造園
造園・剪定工事、樹木販売、土木工事
水 産 資 材
■水産増殖施設株式会社
魚介、海藻類育成及び増殖用の魚礁等水産資材並びに
水辺環境の保全・保護資材の設計、製造、販売
そ
■フクイ殖産株式会社
各種繊維製品の加工及び販売並びに各種請負業
連結損益計算書の注記事項
1.1株当たり当期純利益
8円20銭
■サカイ建設不動産株式会社
建築、土木等の設計、請負
不動産の売買及び斡旋
の
他
■株式会社ウェルサービス
各種商品の販売及び各種工事請負
海
9
外
■東麗酒伊織染(南通)有限公司〈中国〉
合繊織物の製造及び染色整理加工並びに販売
10
単体貸借対照表
〈平成17年3月31日現在〉
科 目
金 額
(単位:千円)
〈資産の部〉
流動資産
現金及び預金
受取手形
売掛金
製品
仕掛品
加工仕掛品
貯蔵品
販売用不動産
前払費用
短期貸付金
その他の流動資産
貸倒引当金
18,779,713
6,217,661
453,928
1,059,557
2,974,777
1,066,610
175,296
94,652
153,908
75,546
49,734
55,631
68,116
△ 10,100
固定資産
有形固定資産
建物
構築物
機械及び装置
車両及び運搬具
工具器具備品
土地
12,562,051
7,060,004
2,711,156
345,138
1,697,240
12,074
100,294
2,194,099
無形固定資産
借地権
その他の無形固定資産
71,989
49,377
22,612
(単位:千円)
科 目
〈負債の部〉
5,430,058
1,357,827
732,521
3,046,384
176,525
23,644
208,743
△ 115,587
資産合計
18,779,713
10,169,201
流動負債
6,261,969
支払手形
1,045,977
買掛金
1,647,774
短期借入金
1,784,720
未払金
未払法人税等
389,782
36,007
未払費用
466,563
賞与引当金
197,917
預り金
688,441
その他の流動負債
4,785
固定負債
3,907,232
長期借入金
3,491,170
長期預り保証金
16,220
退職給付引当金
141,969
役員等退職慰労引当金
153,404
繰延税金負債
104,469
〈資本の部〉
8,610,512
資本金
4,655,044
資本剰余金
2,030,812
資本準備金
1,536,986
その他資本剰余金
投資その他の資産
投資有価証券
子会社株式
出資金
長期貸付金
退職手当引当基金
その他の投資
貸倒引当金
金 額
資本準備金減少差益
493,825
493,825
利益剰余金
1,776,968
任意積立金
1,200,000
別途積立金
1,200,000
当期未処分利益
576,968
株式等評価差額金
153,925
自己株式
△ 6,239
負債及び資本合計
18,779,713
(注) 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しています。
11
12
単体損益計算書
利益処分
自 平成16年4月 1日
至 平成17年3月31日
(単位:千円)
科 目
金 額
(単位:円)
科 目
(経常損益の部)
金 額
当期未処分利益
576,968,470
利益配当金(1株につき2円50銭)
170,789,763
次期繰越利益
406,178,707
営業損益の部
営業収益
売上高
21,983,721
営業費用
売上原価
販売費及び一般管理費
19,921,338
1,533,727
営業利益
21,455,065
528,656
営業外損益の部
営業外収益
1.子会社に対する短期金銭債権
受取利息及び配当金
102,581
その他の営業外収益
139,459
242,040
営業外費用
支払利息
その他の営業外費用
単体貸借対照表の注記事項
経常利益
26,400千円
子会社に対する短期金銭債務
1,283,621千円
子会社に対する長期金銭債務
130,279
77,911
750,141千円
子会社に対する長期金銭債権
208,190
2.有形固定資産の減価償却累計額
562,507
3.リース契約により使用する固定資産
100,000千円
16,765,960千円
貸借対照表に計上した固定資産のほか、自家発電設備、電算機、
(特別損益の部)
情報通信機器一式については、リース契約により使用しています。
特別利益
投資有価証券売却益
4.担保に供している資産
32,400
固定資産売却益
410,795
貸倒引当金繰戻益
24,694
467,890
特別損失
投資有価証券評価損
2,337,810千円
土 地
1,193,286千円
投資有価証券
10,072千円
5.役員等退職慰労引当金は、商法施行規則第43条に規定する引
499
固定資産売却損
2,062
固定資産除却損
274,454
千円であります。
貸倒損失
140,946
6.保証債務
設備移設費用
14,778
設備移転補償金
40,000
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
当期純利益
前期繰越利益
当期未処分利益
(注) 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しています。
当金であり、この内、役員に対する退職慰労引当金は128,347
472,742
557,654
1,145,857千円
7.商法施行規則第124条第3号に規定する資産に時価を付したこ
とにより増加した純資産額は、153,925千円であります。
7,907
549,747
27,220
単体損益計算書の注記事項
576,968
1.子会社との取引高 売上高
1,951,409千円
仕入高
4,616,110千円
営業取引以外の取引高
2.1株当たり当期純利益
13
建 物
440,838千円
8円52銭
14
株式状況
会社の概要
創 業
明治24年(1891年)
設 立
昭和9年10月3日(1934年)
資 本 金
4,655,044,289円
事業の内容
1.各種繊維品の染色、仕上加工
◆株主の状況
(平成17年3月31日現在)
(1)会社が発行する株式の総数 224,000,000株
(2)発行済株式総数 68,362,587株
2.各種繊維品の製造、販売
(3)株 主 数 8,464名
3.魚礁等の製造、販売
(4)大株主の状況
4.植生基盤材、侵食防止材、人工浮島等の製造、販売
株 主 名
5.消臭剤等日用雑貨品の製造、販売
出資比率
6.各種機械器具の自動制御装置の製造、販売
4,645千株
6.79%
7.コンピューター等による情報処理並びに
日本証券金融株式会社
4,419
6.46
情報処理提供サービス業
平成会
2,332
3.41
8.倉庫、運送業
サカイオーベックス従業員持株会
1,992
2.91
株式会社福井銀行
1,650
2.41
明治安田生命保険相互会社
1,645
2.40
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
1,610
2.35
日本興亜損害保険株式会社
1,529
2.23
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
1,320
1.93
ニッセイ同和損害保険株式会社
1,005
1.47
9.不動産の売買、賃貸借及びその仲介
主要な事業所 持株数
東レ株式会社
本社 福井
営業所・事務所 東京・大阪・上海(中国)
研究開発拠点 テクニカルセンター・ハイパークロス事業場
(いずれも福井)
物流センター 福井
工場 花堂工場・合繊工場・二日市事業場
(注)平成会は、取引先企業を対象とした持株会です。
(いずれも福井)
従 業 員 数
584名(平成17年3月31日現在)
◆株式所有比率
個人・その他
49.58%
役 員
代表取締役社長
三田村 庄 一
常 務 取 締 役
佐 藤 和 義
常 務 取 締 役
河 野 和 昭
常 務 取 締 役
松 木 伸太郎
取 締 役
小 林 賢 二
取 締 役
大河原 秀 康
取 締 役
多 田 達 夫
取 締 役
木 村 正 広
取 締 役
尾 芳 輝
常 勤 監 査 役
坂 井 幸 雄
監 査 役
田 中 從 之
監 査 役
松 葉 光 司
(平成17年6月24日現在)
15
(平成17年3月31日現在)
金融機関
25.31%
その他国内法人 外国人
14.90% 1.43%
証券会社
8.78%
◆株価の推移
(単位:円)
350
317
300
294
255
257
250
236
200
307
207
228
216
254
252
2
3
239
224
214
202
188
165
198
172
184
180
198
178
178
8
9
10
11
12
150
平成 16/4
5
6
7
17/1
(注)東京証券取引所における月別の高値・安値を表示しております。
16
TO P I C S
当社はテクニカルセンターを研究開発の拠点に、
機能性素材の開発に取り組み、花粉症対策や防蚊、
スキンケアなど、さまざまなニーズに応える機能を付加した
繊維素材を提供しています。
平成16年11月には、高機能性繊維の研究開発拠点
当社はSPA(製造小売)事業へのステップアップを目指し、機能性
スポーツウェアライン『PERSON'S active wear(パーソンズ・アクティブ・
ウェア)』、
フォーマルウェアブランド『Fun
Lemo (ファンレモ)』の店舗展
開を推進しています。お客様の生の声を聞くことで商品の高品質化・
高感度化を図ることはもちろん、店舗運営のノウハウを蓄積し、今
後もお客様のニーズに的確かつスピーディに対応してまいります。
R
「ハイパークロス事業場」を新設。
同事業場を核として研究開発をさらに進め、
繊維の新たな可能性を追求してまいります。
ハイパークロス事業場
平成17年3月、だるまや西武7F(福井市)、大
津西武4F(滋賀県)で『PERSON'S active
wear(パーソンズ・アクティブ・ウェア)』フィットネスウェ
ア、スイムフィットネスウェア、
トレーニングウェ
アの販売を開始しました。平成17年5月末日
現 在 、全 国 の
フィットネスク
ラブ など4 5
店舗で販売中
です。
平成17年3月10日に、パワーシティ鯖江ワイプラザ(福井県
Lemo 』を開設いた
しました。
『Fun Lemo (ファ
ンレモ)』は、当社 の 深みと
発色に優れた濃染技術(ア
ンジュールブラック)および
制電・抗菌・マイナスイオ
ンなどの機能性加工技術
から生まれた婦人フォーマ
ルウェアブランドです。
炭素繊維
ポ ル テ クト
繊維にヒトの細胞膜と似た構造を
持つリン脂質ポリマーを固着させ
ることにより、繊維に肌をバリアす
る機能を持たせました。快適で肌
にやさしい加工です。
繊維表面に花粉が付着しにくい性
質を持った皮膜を形成することで、
花粉が付きにくく、付着した花粉
も落ちやすくします。
皮膚から発汗された湿気を吸収し、
すばやく拡散する吸放湿性能によっ
て熱を奪い、不快な「ムレ・ベトつ
き感」を解消。優れた清涼感を実
現しています。
繊維上にマイクロカプセル化した
忌避剤を耐久固着することで、繊
維上に蚊を寄せつけなくする加工
です。繰り返しの洗濯でも性能を
維持します。
鯖江市)に直営のパイロットショップ『Fun
R
17
他の機能性加工は、ホームページをご覧ください。 URL http://www.sakaiovex.co.jp
18
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