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「日産センチュリー証券解雇事件」
「日産センチュリー証券解雇事件」 許されない「個人情報保護」に便乗した 労組潰し・不当解雇 求められる 解雇無効の公正判決!! 商品先物取引業者日本ユニコムの子会社 日産センチュリー証券が金子組合副委員長を不当解雇 日産センチュリー証券では、日本ユニコム(商品先物取引業)が親会社となってから、組合潰しを狙 って組合員の不当配転、団体交渉拒否などの数多くの不当労働行為を繰り返しています。こうした中、 日産センチュリー証券は、金子労組副委員長の不当配転撤回を求める都労委での審問の席上、組合側が 書証として提出しようとした金子君の「営業日誌のコピー1枚」が個人情報保護法に違反するとして、 一昨年 12 月 12 日、金子君を一方的に懲戒解雇しました。 会社側証人:金子君の懲戒解雇を決めた制裁審査会では,営業日誌のコピ ーがそもそも都労委での提出扱いとなっていない事実など,重大な事実 が審議されなかったと証言。しかも重大な損害発生を懲戒解雇理由にし ていたのに「具体的な顧客被害ない」と金融庁に報告 ところが東京地裁の審理で、会社側証人は,金子君の懲戒解雇を決定した同社の制裁審査会では「営 業日誌のコピーが個人情報保護法上の『個人データ』に該当するか、営業日誌のコピーが都労委に提出 の扱いになっていなかったことについては議論されなかった」と証言。「先に懲戒解雇の結論ありき」 の実態を明らかにしました。しかも会社は本件漏えいによって顧客・会社が重大な損害を受けたことを 懲戒解雇の大きな理由にしていましたが、金融庁には「顧客被害が及ばないとの判断のもと、公表は致 しません」と報告。金子副委員長解雇のデタラメさを示しました。 金子君の一日も早い職場復帰を 以上の経緯から明らかなように、金子君への懲戒解雇は、会社の不当労働行為意思に基づいて行われ た違法不当な懲戒解雇であることが明らかになっています。 法違反の濡れ衣を着せられ、社会的信用を失墜させられた挙句、職を奪われた金子君の生活は窮迫を 極めていることから、裁判所による公正な解雇無効の判決による事件の解決を求めます。 センチュリー証券労働組合 発行 2007 年 1 月 連絡先:全国証券労働組合協議会(全証労協) 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町 2 番1号 TEL3666-5450FAX3666-1651 「公正な判決を求める要請書」 全国から 2,600 団体を超える! 社前抗議行動には、300 名が結集! 東京地方裁判所宛の「公正な判決を求める要請書」は、全国から 2,600 団体を超えて集約されていま す。また、昨年 12 月 8 日の日産センチュリー証券社前抗議行動には、大阪から 50 名、新潟県労連の代 表も含め、約 300 名が参加しました。あまりにひどい日産センチュリー証券の不当労働行為の数々、そ して個人情報保護法に便乗した金子副委員長の不当解雇事件に対する支援が全国に広がっています。 日本ユニコムの子会社になり 商品先物取引流の手数料稼ぎが横行・・ 金融庁に日産センチュリー証券への監督・指導を要請 日産センチュリー証券では、日本ユニコムの傘下に入って以来、商品先物取引流のノルマ営業を強い られ、立会時間終了後に、翌日の株式の予約注文を勧誘する指導が強引に行われ、投資信託販売の手数 料を上げるために、顧客利益を害する乗換え販売を繰り返えさざるを得ない状況が蔓延しています。 センチュリー証券労働組合は金融庁に対して、日産センチュリー証券が、労使関係を正常化して顧客 に信頼され、社員が安心して働くことができるように、上記のような営業問題を改善し、金子副委員長 の不当解雇などの不当労働行為を止めるよう指導を要請しています。 金融商品取引法 商品先物取引などに付帯決議 昨年の金融商品取引法の成立により、自由化に対応した投資者保護の枠組みが構築されたといえます が、商品先物取引などの商品デリバティブが金融商品取引法に含まれていないなどの問題があります。 先物取引業者は執拗な勧誘によって個人投資家を取引に引き込み、回転売買を繰り返させることで莫 大な手数料を得てきましたが、こうしたやり方が、被害の多発を生み、市場の発展を阻害してきました。 こうした問題を受けて、衆議院財務委員会は全会一致で、付帯決議を付しています。 付帯決議 商品先物取引や海外商品先物取引、海外商品先物オプション取引については、取引の特徴やこれまで の被害の実態にかんがみ、実効性のある規制及び検査・監督体制を行うため、厳正な対応を可能とする 体制を整備すること