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「家電の節電対策でエコライフ」全頁 [PDF形式:1.47MB ]
■ 新宿区立新宿消費生活センター TEL. 03 − 5273 − 3834 ■ 消費生活相談室 TEL. 03 − 5273 − 3830 2013. 9 No. 220 oto im K. Ak 家庭の節電対策でエコライフ 〜コツコツ始めたい家庭電化製品の省エネ〜 まだまだ残暑がつづき、エアコンを放せない日々が続きそうです。 1 年中使用する冷蔵庫、照明器具、炊飯器など電化製品はそれぞれに多彩な機能がついていて、 私たちの生活を快適なものにしてくれますが、反面、使えば使うほど消費電力は右肩あがりに上がっ ていきます。電化製品を上手に効率よく使うことで、身近な節約術となります。 エアコン 夏に、家庭で一番電気を使うのはエアコンです。そ の消費電力の割合は、夏の日中で 50%以上。節電のた めには、ぜひ、使い方に工夫をしましょう ● 設定温度は、28℃を目安に(逆に冬は設定温度を下げ、 20℃を目安に)。暑いときは、扇風機を併用する。 ●「ドライ」より「冷房」のほうが、節電効果は大。風 量は自動設定にすると、効率よく運転してくれる。 ● 室 外機は風通しのいい場所に置く。物などを置いて、 排気を妨げてしまうと、冷房では 18%(暖房では 25%)ほど効率が落ちると言われる。 ● こまめにスイッチの入切を繰り返すと、かえって電力 を消費することに。エアコンの温度調節機能を利用す るなどして、スイッチの切り替えは最小限にする。 冷蔵庫 毎日稼働している冷蔵庫は、年間で家庭の電力量の 約 14%を占めます。上手に使って、節電しましょう。 ● 開閉をできるだけ減らす。冷たい飲み物は、氷と一緒 に水筒に入れておき、冷蔵庫を開ける回数を少なく。 ℃ 温度設定は 夏は 冬は 28℃ を目安に! 20℃ ● 庫内に物を詰め込みすぎず、熱いものは冷ましてから 入れる。 ● 庫内の冷却設定を「強」から「中」に変えると、1 日 当たりおよそ 110Wh の節電になる。 ● 放熱をスムーズにするために、冷蔵庫の両側は壁から 5cm ほど離し、上には物を置かないようにする。 1 照明器具 照明は、電球の種類によって消費電力が大きく違います。LED は蛍光灯、白熱 灯に比べ、値段は高いですが、寿命も長く、消費電力も圧倒的に少ないのが特長。 節電効果が大きいので、少しずつ買い換えるとよいでしょう。 その他、日常的に工夫できることは、 電 気 容 量 冷蔵庫 1,500W ● 照明器具の掃除をこまめにし、ホコリを払っておく。 ● 廊下、玄関などそれほど明るくする必要のないところは、ワット数の低い電球を取 り付ける。 ● 電気をつけっぱなしにしない。 温風 ファンヒーター などがあります。 1,500W テレビ 家にいるときはテレビをつけっぱなしにしている、という人も多いかもしれま せんが、節電のためには、時間を決めて見るようにしましょう。そのほか、気を つけたいことは、 ● 画面の明るさを落とす。こまめに画面の掃除をすることも忘れずに。 ● 音量をできるだけ低くする。 エアコン 1,300W 炊飯ジャー 1,300W ● 見ないときは、リモコンで消すだけでなく、主電源を切るか、コンセントを抜くと、 待機電力を使わずにすむ。 電気ポット 1,200W などといったことが挙げられます。毎日のことなので、ぜひ習慣にしたいも のです。 炊飯器 ドライヤー 1,200W 意外に多くの電力を消費する炊飯器。炊くときと、保温時、それぞれ節電でき る方法があります。 ● 一番電力を使うのは炊飯時なので、何度も炊くよりも、まとめてたくさん炊いたほ うが、消費電力を抑えられる。 ● 長時間の保温はムダのもと。朝炊いて夜まで保温するよりも、炊いたご飯を小分け にして冷凍し、食べるときに電子レンジで解凍したほうが節電できる。保温は原則、 4 時間までを目安にして。 ホットカーペット 1,200W 電子レンジ 1,000W ● 使わないときは、コンセントを抜き、待機電力をカットする。 掃除機 なんといっても使わないのが一番の節電。ほうきやモップで掃除するのがおす すめです。畳は乾燥させた茶がらをまき、ほうきで掃くときれいになりますし、 掃除機 1,000W フローリングは米のとぎ汁でぞうきんがけするとツヤが出ます。 掃除機を使うときには、 ● 紙パックの掃除をこまめにし、吸引力を落とさない。 ● スイッチを入れるときに一番電力を消費するため、スイッチのオンオフはなるべく 少なく。延長コードを活用して、中断せずに一気にかける。 などに注意しましょう。 一口 メモ 電気コタツ 600W 洗濯機 500W 電気ブレーカーの設定を見直してみては? 電力会社と契約している基本アンペア数、あなたの家ではどれくらいですか? 契 約アンペア数によって料金は違います。世帯の人数が少ない、日中ほとんど家にいな いなど、あまり電気を使わないのであれば、アンペア数を下げて、節電しましょう。 大型テレビ 300W 電気機器のアンペアの目安は、インバータエアコン(10 畳用)が 5.8 ~ 6.6A、 電子レンジ、アイロン、ドライヤー、炊飯器が約 12 ~ 15A、 冷蔵庫(450L)が約 2.5A です。自宅の家電のアンペア数を確認して計算し、契約アンペア数が減らせるようで パソコン 300W あれば、電力会社に連絡して変えてもらいましょう。 2 ※数値は目安 s で個々の機器によって 数値は変わりますので注意 講座・イベント情報 新宿区内の消費者団体の講座・イベントです。みなさまのご参加をお待ちしています。 講座・イベント名・講師 日 時 費 用 主催・申込み・問合せ 暮らしを考える会 ①9月学習会 9 月 19 日(木) 「住宅地等における農薬使用の現状と課題」 13:30 ~ 15:30 講 師:反農薬東京グループ 代表 辻 真千子氏 ② 10 月学習会 「若者に集中する貧困と過酷労働を考える」 10 月 23 日(水) 講 師:昭和女子大学現代教養学科 特任教授 木下 武男氏 新宿消費生活モニター OB 会 ③手作りみそ教室 申込み 暮らしを考える会事務局 500 円 電話及びFAX3203-2951 (資料代) (小林) ①、②とも 13:30 ~ 15:30 10 月 18 日(金) 13:30 ~ 15:30 1,400 円 11 月 8 日(金) ④手打ちそば教室 10:30 ~ 13:30 800 円 往復はがきで10月4日 (必着) まで 抽選で20名 区広報9/15掲載 往復はがきで10月25日 (必着) まで 抽選で16名 区広報10/5掲載 ③、④の申し込み:往復はがきに「講座名・氏名・住所・電話番号」を記入のうえ下記へ。 〒169-0075 新宿区高田馬場 1-32-10 新宿消費生活センター分館内 新宿区消費生活モニター OB 会あて ※会場はすべて新宿消費生活センター分館です。(高田馬場 1-32-10) 新宿区消費者団体連絡会 参加イベント イベント名 日 程 会 場 ① 3R 推進キャンペーンイベント 3R でスマートライフ 10 月 13 日(日) 新宿駅西口広場イベントコーナー ②新宿区ふれあいフェスタ 2013 10 月 20 日(日) 戸山公園 ③東京都消費者月間交流フェスタ 10 月 25 日(金) 26 日(土) 新宿駅西口広場イベントコーナー 第 36 回 新宿区くらしを守る消費生活展 「 安心して住み続けられるまちへ ~消費者市民社会をめざして~ 」 消費者団体・グループの日頃の活動成果を発表する場として、隔年で開催しています。 12 月 13 日(金) 午前 11 時~午後 6 時 14 日(土) 午前 10 時〜午後 4 時 日 時 平成 25 年 会 場 新宿駅西口広場イベントコーナー 参加・協賛団体 36 団体(予定) 展示内容 パネル展示、展示のしおり配布、その他資料配布、 関連物品、試売品等の展示 など イベント ステージイベント、クイズラリー など 3 から 相談室 消費生活 平成 24 年度のまとめ 1 相談受付件数(図1) 平成 24 年度の相談受付件数は 3,216 件で、前年度比 112 件(3.4%)の微 減となりました。 また、相談を「商品」と「サービス(役務) 」に分けると、 「商品」に関する 相談が 950 件(29.5%) 「 、役務(サービス) 」に関する相談が 2,177 件(67.7%) 、 「他の相談」が 89 件(2.8%)となっており、 「商品」と比べ「サービス(役務) 」 の相談が圧倒的に多い傾向は変わりません。 相談方法別にみると、電話によるものが 2,782 件(86.5%) 、来所によるも のが 431 件( 13.4%) 、文書によるものが 3 件(0.1%)でした。 内容は、苦情が 2,679 件(83.3%)でした。 2 相談者の年代別内訳(図2) [相談受付件数の推移] (受付件数) 6,000 5,804 件 5,500 5,000 4,500 4,009 件 4,142 件 4,000 3,790 件 3,500 3,000 3,596 件 相談内容のトップ 10 を見ると、5 位までの順位は昨年度と変わりません。1 位は「運輸・通信サービス」の 626 件(22.1%)で、昨年度と同様 1 位であり、 全体の 4 分の 1 近くを占めています。 携帯電話やパソコンを使った架空・不当請求の相談の他にも、SNS で知り合っ た人(サクラ)から有料サイトに誘導されたり、 「お金がもらえる」とメール で勧誘されて必要な手数料を請求されたりするなど、手口が巧妙、悪質化して います。また、Wi-Fi ルータやモバイルデータ通信端末と通信契約のセット販 売やオンラインゲームなど、通信関係の相談が入りました。 2 位は「土地・建物・設備」で、518 件(18.3%)となっており、昨年度と 同様、賃貸アパートの敷金返還や修繕費等に関する相談が多くなっています。 3 位は「金融・保険サービス」の 308 件(10.9%)で、これは昨年度とほ ぼ同数です。多重債務に関する相談は減少傾向にありますが、 CO2 排出権取引、 医療機関債、匿名組合への出資など投資関連の相談が多く入りました。 4 位は「教養・娯楽品」で、295 件(10.4%) 、携帯電話(スマートフォン を含む) 、パソコン、新聞の相談などが入りました。 5 位は「他の役務」で、242 件(8.6%)と続きます。 「他の役務」としては、 未公開株で損失を出した人への被害回復と称しての二次被害や、興信所、結婚 相手紹介サービス等が該当します。 3,294 件 3,216 件 2,500 2,725 件 2,000 13 度 年 14 度 度 年 年 15 16 度 年 17 度 年 18 度 度 年 年 19 20 度 年 21 度 年 22 度 年 総数 593 件 600 500 439 件 485 件 300 24 度 年 図2 女性 417 件 360 件 312 件 度 年 男性 285 件 271件 200 100 54 件 0 代 歳 10 20 代 歳 30 代 歳 40 代 歳 50 代 歳 60 代 歳 上 明 以 歳 70 不 [相談内容トップ10] 運輸・通信サービス 土地・建物・設備 金融・保険サービス 教養娯楽品 他の役務 教養・娯楽サービス 被服品 住居品 保健・福祉サービス 食料品 308 件 295 件 242 件 206 件 201 件 161 件 156 件 116 件 0 200 400 体 団 図3 626 件 518 件 600 800 (件数) おわりに ありません。悪質業者は契約後時間が経つと連絡が取れなくなることも 24 年度は再度減少となりました。ここ 4 年間の年間相談受付件数はほ が喫緊の課題と言えます。 各年代の相談件数が減る中、70 代以上の高齢者の相談が増えており、 者を取り囲む周囲者からの通報相談の協力をお願いしておりますが、社 関債、CO2 排出権取引、匿名組合への出資など、今まで投資経験のない ムヘルパー、訪問看護師、民生委員の方々から通報いただき、被害の回 ま出資し、 損失を出している例が散見されます。また、 一度被害に遭うと、 をすることが困難な高齢者宅へ訪問する「訪問相談」も行っており、被 相談件数は、昨年度は 3 年連続の減少から微増に転じましたが、平成 ぼ 3,300 件前後で推移しています。 高齢者が悪質商法のターゲットになっていることがわかります。医療機 高齢者が「必ず儲かる」との業者の言葉を信じて契約内容がわからぬま その被害を取り戻すために、二次被害、3 次被害に遭うケースも少なく 多く、被害の未然防止、被害に遭った場合の周囲の気づき、早目の相談 新宿区においては、 「悪質商法被害防止ネットワーク」として、高齢 会福祉法人、高齢者総合相談センター、保健師、ケアマネージャー、ホー 復及び、未然防止に効果をあげています。他にも、電話や来所での相談 害の回復及び防止に努めているところです。 商品の購入・契約などのトラブルでお困りの区民の皆様のために 消費生活相談室 4 23 [年代別受付件数] (件数) 700 400 3 相談内容と特徴(図 3) 3,301件 3,328 件 2,845 件 1,500 相談者の性別割合は、 男性が 1,446 件(45.0%) 、 女性が 1,499 件(46.6%) 、 団体が 271 件(8.4%)となっており、全体では女性の相談件数が、男性の相 談件数を上回っています。 年代別相談件数では、30 代が最も多く 593 件(18.4%) 、次に 40 代が 485 件(15.1%) 、20 代 が 439 件(13.7%) 、50 代 が 360 件(11.2%) と 続いています。昨年度と比較すると、20 代、30 代、40 代、50 代、60 代の 相談が総じて減少したのに対して、70 代で増加していることが特徴づけられます。 図1 電話番号 03 ー 5273 ー 3830 所 在 地 新宿区新宿 5 ー 18 ー 21 第二分庁舎 相 談 日 月〜金曜日(祝休日はお休みです) ▶電話相談=午前 9 時〜午後 5 時 ▶来所相談=午前 9 時〜午後 4 時 30 分