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自作地図の作成(カシミール3D&ウォッちず編)

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自作地図の作成(カシミール3D&ウォッちず編)
自作地図の作成(カシミール3D&ウォッちず編)
「GoGo!ハイク」は携帯電波の届かない地域でも、GPS測位のみによるナビゲーションを行
えるよう自作地図を使用します。自作地図は地図画像(.jpg)と地図情報テキスト(.txt)の
2つファイルで構成されます。
自作地図は市販の地図閲覧ソフトの地図データ切り出し機能を使用して作成することも出
来ます。また、登山用紙地図をスキャナで取り込んで使用することも出来ます(経度、緯度
線が入っている 紙地図をお勧めします)。
ここでは、フリーソフト「カシミール3D」を使用させて頂き、国土地理院の「ウォッちず」
を参照しながら「ハイキングルート作成」「地図画像切り出し」「地図情報テキスト作成」
及び「GPXファイル作成」を説明しています。
「GPXファイル」は計画ルートとして地図上に
ルートやグラフを表示するデータファイルです。
カシミール3D のホームページ
http://www.kashmir3d.com/
国土地理院の地図閲覧サービスのホームページ
http://watchizu.gsi.go.jp/
1.カシミール3Dのインストール
上記ホームページよりダウンロードし、インストールして下さい。
2.カシミールの起動
インストールが終了しましたら、カシミールを起動して下さい。
- 1 -
3.国土地理院の地図「ウォッちず」を表示します。
<ファイル><地図を開く>『ウォッちず』25000 を選択し「OK」をクリックして下さい。
- 2 -
4.ハイキングルート作成
地図「ウォッちず」が表示されます。ルート作成が不要の場合は6.地図の切り出しへ進ん
で下さい。
スタート地点で右クリックし、<新規作成><ルート>を選択します。
地図上のルートを参考にし、マウスでクリックしてルートを進めます。
間違ってクリックした場合は、右クリックして「1つもどる」をクリックして下さい。
終点までクリックしたら、右クリックして「確定」をクリックします。
- 3 -
5.ルートの仕上げ
ルート作成の終点で右クリックし「確定」を選択すると、ルートデータプロパティが開き
ます。タイトルエリアにルート名を入力して下さい。
作成したルートが表示されます。
次に、各ポイントアイコンを見えないようにします。
<編集><GPSデータ編集>をクリックしてください。
- 4 -
GPSデータエディタが開きます。
左側ペインで「ルート」名をクリックして下さい。(この場合「宝永山」)
右側ペインの空白部分をマウスでクリックしアクティブにします。
<Ctrl>+<A>ボタンを同時に押して全てのポイントを選択状態にします。
ポイントの反転している部分で右クリックし<プロパティ>クリックします。
ウェイポイントのプロパティが開きます。
「アイコン変更」をチェックし「アイコン選択」
をクリックして「ポイント」選択し「OK」をクリックします。ルート上のアイコンが見
えなくなります。これでルート作成は終了です。
- 5 -
6.地図の切り出し
地図を範囲指定して切り出します。
最初に切り出し範囲の左上と右下にウェイポイントを作成します。
切り出し予定エリアの左上で右クリックし、<新規作成><ウェイポイント作成>をクリック
して下さい。
ウェイポイントのプロパティが
開きます。
名前のエリアに名前を入力して
下さい。
(例は「宝永山 左上」)
プロパティ内の緯度と経度をメ
モしておいて下さい。
切り出し範囲の右下も同様に指
定して下さい。
※緯度経度が度分秒の場合、枠の
右のボタンをクリックし度表示
に切り替えてください。
- 6 -
<編集><選択範囲を緯度経度で指定する>をクリックして下さい。
緯度経度の指定が開きます。
左上の「参照」ボタンをクリックします。地名/ウェイポイントの参照が開きます。
地名/ウェイポイント欄を「WPTのみ」にして下さい。
下ペインに先ほど作成したウェイポイントがリスト表示されます。ウェイポイントを選択
し「OK」をクリックします。
右下も同様に指示して下さい。緯度経度の指定「OK」をクリックして下さい。
範囲指定は完了です。
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選択範囲が表示されます。表示されない場合は<編集><選択範囲を表示する>をチェック
して下さい。選択範囲が表示されます。
地図を使用したい縮尺にします。(この縮尺で保存されます。)
<ファイル><表示画像を保存><選択範囲を保存>クリックして下さい。
保存先を指定して保存して下さい。
ビットマップ形式で保存されますので、ペイントソフト等でJPEG形式に保存し直してくだ
さい。その際にルート情報等も記入しましょう。
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7.切り出した地図の加工
カシミール3Dからはビットマップ形式で切り出されます。ペイントソフト等でJPEG形式に
変更して保存し直してください。その際にハイキング計画の情報等も記入しておきましょ
う。
今回は、「宝永山,jpg」と言う名前で保存しました。
- 9 -
8.テキストファイルの作成
地図の経度、緯度情報を記入したテキストファイルを作成します。
カシミール3Dで地図切り出し時に指定したウェイポイントの経度緯度メモを以下のように
記入します。
1行目:地図名(1行目はファイル検索等に使用します。操作説明書参照。)
2行目:左上の経度
3行目:左上の緯度
4行目:右下の経度
5行目:右下の緯度
この情報は「GoGo!ハイク」の地図アドレスマッピングに使用します。
テキストファイルの保存時「文字コード」を「UTF-8」に指定して保存して下さい。
他のコードを使用しますと、文字化けが発生する場合があります。
拡張子より前の部分は地図画像と必ず同じにしてください。
これで地図の準備は終了です。androidのSDカードの「gogohike」-「mapFails」フォルダ
に地図画像と地図情報テキストをコピーして使用してください
つづいて、地図上に表示する計画ルート、計画グラフ用のデータファイル、GPXファイルの
作成方法を紹介します。
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9.GPXファイルの作成
前項で作成しました宝永山の計画ルートをGPXファイルとして出力します。
・カシミール3Dのメニュー<編集><GPSデータ編集>をクリックしてください。
・GPSデータエディタが開きます。
・左側ペインで「ルート」名をクリックして下さい。(この場合「宝永山」)
・右側ペインの各ポイントの標高を確認してください。
・左側ペインの宝永山を右クリックし、「ファイルへの書き出し」を選択してください。
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・次のダイアログが表示されます。
・保存名を入力し、保存する場所を決めて、保存ボタンをクリックしてください。
(ファイル名の先頭は地図情報テキスト1行目の2文字と合わせてください。)
・GPXファイルが出力されます。
・スマホの計画ルート用フォルダ、
「planFailes」へコピーしてご使用ください。
・GPXファイルの作成はこれで完了です。
※『ウォッちず』には標高データが含まれていないようです。上記の方法で出力したGPXフ
ァイルを「GoGo! ハイク」に読み込んだ場合、グラフは平らになります。
『ウォッちず』
の代わりに「カシミール3D」の解説本等に付属の地図データを使用しGPXファイルを出
力しますと、地形に沿ったグラフ表示が出来る様になります。
以上です。お疲れ様でした。
。。
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