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見て 知って 参加する ための手引書

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見て 知って 参加する ための手引書
見て 知って 参加する ための手引書
~会津若松市議会白書 平成 25 年版~
見て 知って
くなんしょ
参加して
くなんしょ
会津若松市議会
は じ め に
会津若松市議会は、議会基本条例の前文で「多様な市民の多様な意見を多様
に代表できる、という合議機関としての特性を最大限に生かしていくために、
これまで以上に公平・公正・透明な議会運営や開かれた議会づくりを推進し、
情報の提供と共有化を図りながら、市民の積極的な参加を求めていくことが必
要である。」と規定しています。
この『見て 知って 参加する ための手引書 ~会津若松市議会白書 平
成 25 年版~』は、議会基本条例の趣旨を踏まえ、市民の皆さんに議会の活動
を見て、知っていただき、また、市民の皆さんに議会に参加していただくとと
もに、さらには、議会を活用していただくという、市民の皆さんの参加を得な
がら進めていく協働型議会を目指して、より一層の議会の「見える化」を図っ
ていくために作成するものです。
この手引書を市民の皆さんにご覧いただき、市議会をより身近に感じていた
だければ幸いです。
平成 25 年7月 会津若松市議会
議会ってなぁに? ・・・・・・・・・・・1
議会情報を見る 知る・・・・・・・・・・8
もくじ
議会に参加する・・・・・・・・・・・・11
市民とともに歩む議会・・・・・・・・・16
資料編・・・・・・・・・・・・・・・・23
議会ってなぁに?
会津若松市議会の目指す議会像
地方自治の制度は、首長(市長)
と地方議会(市議会議員)という
2種類の代表を住民(市民)が直
接選挙で選ぶ二元代表制という仕
組みになっています。
会津若松市議会は、市政に対する監視・
チェックする機能、政策提言・政策立案す
る機能とともに、議会への積極的な市民参
加機能を併せ持ち、それぞれの機能を向上
させることにより、市民の負託に応える議
会を目指しています。
※
国の政治の仕組みは、国民が
国会の議員を選び、国会が国会
議員の中から内閣総理大臣を
指名する議院内閣制と呼ばれ
ています。
協働型議会
∥
監視機能↑+政策立案機能↑+市民参加機能↑
市民
市民参加の促進
選挙
意見交換
選挙
行政サービス
情報共有
市民との協働
請願・陳情
要望・陳情
市民との対話
議案の提出
議決・調査・検査
議会
政策提言
市長
議事機関
善政競争
執行機関
☞
会津若松市議会は議事機関として、執行
機関である市長と対立関係ではなく、互い
に独立・対等な立場で切磋琢磨し、最終的
に市民生活・市民福祉の向上のために市政
を担っています。
1
議会の役割は?
市議会は、市としての意思を決定するところです。
私たちが住んでいる会津若松市を住みよいまちにしていくためには、道路、
下水道などの生活環境を整備したり、医療、福祉、教育などの公的サービス
の充実を図っていく必要があります。そのためには、財源の問題や実施体制、
ルールづくりといったさまざまな課題を解決していくことが必要です。
このような課題を解決していくためには、本来であれば、市民の皆さんが
集まり、話し合うことが大切ですが、現実的には、市民全員が集まって話し
合うことは大変困難ですので、市長と市議会議員を選挙で選び、その人たち
が市民に代わって住みよいまちにしていくための方策や課題について話し合
い、みんなの願いを実現しようとしています。
その話し合いが行われる大切な機関が、市議会です。
市議会は、市政を進めていく上での重要な事柄、つまり会津若松市の意思
を決定するところです。例えば、条例の新設や廃止、予算を定めること、決
算を認定することなどです。
このように議会が意思を決定することを議決といいます。
議会の権限は?
市議会は、市民を代表する機関として十分な活動ができるよう、地方自治法などに基
づき、次のような権限を持っています。
議会にはいろ
議決権
条例の制定や改廃、予算の決定、決算の認定、一
定額以上の契約の締結、市の重要な財産の取得ま
たは処分等の決定をします。
(地方自治法第 96 条)
選挙権
市議会の議長、副議長、選挙管理委員などの選挙
をします。
(地方自治法第 97 条、第 103 条、
第 118 条、第 182 条)
同意権
市長が副市長、監査委員、教育委員会委員などを
任命するとき議会の同意を与える権限です。
(地方自治法第 163 条、第 196 条第 1 項など)
いろな権限が
あります。
2
検査権及び
監査請求権
調査権
意見書
提出権
自律権
市の事務の執行状況について書類などにより検
査し、監査委員に監査を請求することができま
す。
(地方自治法第 98 条)
市の事務について調査することができ、必要に応
じて関係者の出頭や証言、記録の提出を請求する
ことができます。
(地方自治法第100条第 1 項~
同条第 11 項、第 100 条の 2)
市の公益に関する事務について、国会や関係行政
庁、県などに対して意見書を提出することができ
ます。(地方自治法第 99 条)
議会の独立性と自主性を確保するために議会内
部の事柄については、自ら決めることができま
す。
(地方自治法第 103 条~第 108 条、第 120
条、第 120 条~第137条など)
議会活動(会議)は?
議会では、市の意思を決定する本会議をはじめ、さまざまな会議が開かれます。
議会活動である会議は、法律に定められている本会議や委員会などがあり
ます。本会議には、定例会と必要な場合において招集される臨時会がありま
す。定例会は、毎年3月、6月、9月及び12月の年4回と定められていま
す。必要があるときは、前月に繰り上げ、または翌月に繰り下げることがで
きます。
そして、議案の審査や議会の運営に関する協議又は調整の場として、議員
全員協議会、各派代表者会、広報広聴委員会、政策討論会、市民との意見交
換会等がそれぞれの目的に応じて設置されています。これらの会議は、議員
全員で行うもの、30 人の議員が7人から8人ずつに分かれて行うものなど
さまざまな会議があります。
次のページで、
さまざまな会議
を紹介します。
議員は、会議に出席するばかりでなく、会
議に出席する前提として行う政策研究、政策
立案等をするための活動も行っています。
また市民要望、各種相談に応じる活動も議
員の大切な仕事です。
3
会議の種類は?
議会には、本会議や各委員会をはじめとするさまざまな会議があります。
■地方自治法に定められているもの
本会議
・本会議は、全議員で構成する会議です。
・市長や議員から提案された議案等を審議したり、市や議会の
最終意思を決定するところです。
・会議は議場で開かれます。
・常任委員会は、条例で5つ(総
常 任 委 員 会
務 8 人、文教厚生 8 人、産業経
総 務 委 員 会
文教厚生委員会
済 7 人、建設 7 人、予算決算 29
人)の委員会と定められており、
委員の任期は2年です。
産業経済委員会
(予算決算委員会は、平成 25 年
建 設 委 員 会
8月に新設されます。)
予算決算委員会
・議案は、通常、本会議での総括
質疑終了後、常任委員会で審査さ
れたのち本会議で議決されます。
議会運営委員会
・議会運営委員会は、議会の円滑な運営を図
るため、平成3年9月に条例により設置され
ました。
・会派(政策を中心とした同じ理念を持つ議
員のグループ(所属議員が3人以上))から8
人の委員を議長が会議に諮って指名します。
・委員の任期は2年と定められています。
・議会運営委員会は、定例会については原則
として招集日の 10 日前及び6日前に開催さ
れ、臨時会については招集日の7日前に開催
されます。
特 別 委 員 会
・特別委員会は、必要な場合に、議会の議決で
設置し、委員定数も議会の議決で決めます。
・委員の任期は審査が終了するまでです。
4
■地方自治法の規定に基づき会津若松市議会会議規則に定められているもの
議 員 全 員 協 議 会
・全議員で構成する会議です。
・議会の運営、市政の課題等について協議又は調整を図
るため、市長等からの説明及び報告並びに議員間の討議
を行うところです。
・会議は議場で開かれます。
各 派 代 表 者 会 議
・会派(所属議員が3人以上)の代表者で構成し、会派
間の調整及び協議を行うところです。
広 報 広 聴 委 員 会
・8人の委員で構成し、議会広報紙の編集、市民との意見
交換会等に関することを行うところです。
■会津若松市議会基本条例に定められているもの
政
策
討
論
会
(
全
体
会
)
・全体会は議員全員により、各分科会は常任委員
政策討論会第1分科会
会の委員により、議会制度検討委員会は会派(所
政策討論会第2分科会
属議員が 2 人以上)から選出された委員と公募に
よる市民委員2人により構成されています。
政策討論会第3分科会
・市政に関する重要な政策と課題について、共通
政策討論会第4分科会
認識と合意形成を図り、政策を立案し、市長等へ
政策提案及び政策提言を推進するための会議で
議会制度検討委員会
す。
・議会で行われた議案等の審議の経過と結果に
市民との意見交換会
ついて市民に報告するとともに、政策形成に関
地区別意見交換会
する意見交換を市民と行うために開催されま
す。
分野別意見交換会
■その他のもの
委
員
会
協
議
会
・各協議会は、各常任委員会の委員により構
総 務 委 員 会 協 議 会
成する会議です。
文教厚生委員会協議会
・市長等からの報告、説明を受け、聞き置く
産業経済委員会協議会
ためそれぞれ開催されます。
建 設 委 員 会 協 議 会
5
会議の流れは?
議会(定例会)における会議の流れについての概要は次のとおりです。
招集告示
・定例会が招集される場合は、市長が7日前までに告示をしま
す。
本会議
開
会
・議長の開会宣告により開会されます。これにより、法的に
議会が活動できる状態になります。
会期の決定
・定例会の会期は、定例会では2週間から 3 週間程度が一
般的です。
案件の上程
・会議の議題として審議の対象とすることです。
提案理由説明
・議案の提出者が議会に提案した理由を述べます。
一般質問
・一般質問とは、議員が、市の一般事務に対してその執行の
状況又は将来の方針、政策的提言や行政への批判等を直接質
問して確かめることです。
総括質疑
・議案に対する質疑です。ここでは、大綱(根本的なもの)
について質疑が行われます。
委員会付託
・議案などを詳細に審議するため、議案の内容により所管す
る常任委員会(総務・文教厚生・産業経済・建設・予算決算)
に送られます。
・委員会での流れは次のページのとおりです。
会議の流れは、次の
ページに続きます
6
議員個人
議案の事前調査・検討
委員会
課題・論点の洗い出し
委員間における論点抽出・整理
提出議案の内容説明
会津若松市議会は、網掛けの
ところ「課題・論点の洗い出
論点を踏まえた説明員への質疑
し」
「論点抽出・整理」
「論点
を踏まえた質疑」「論点の再
(争点があれば)論点
の再整理・委員間討議
討
論
表
決
整理・委員(議員)間討議」
に特徴があります。
本会議
委員長報告
委員長報告に対する質疑
・委員会で行われた審査又は調査の経過と結果につい
て、委員長が報告することです。
・委員長報告に対する疑義を、議員が質問して確かめ
ることです。
(争点があれば)
議員間討議
討
論
表
決
・議員が、表決の前に議案に対して賛成か反対の意見
を表すことです。
・議会の意思決定に個々の議員が参加することです。
・表決結果の議会の意思(可決、否決、同意等)を「議
決」といいます。
閉
会
・議会を閉じ、法的に活動能力のない状態にすること
をいいます。
7
議会情報を見る 知る
市議会ホームページ
ホームページでは、新着情報、議員紹介(会派別・委員会別名簿等)、議会日程、市民との
意見交換会などさまざまな情報を掲載しています。
検索エンジンに「会津若松市議会」と入力し、検索してください。
8
本会議・委員会の傍聴
本会議や委員会は一般に公開され、どなたでも傍聴できます。
本会議を傍聴される際に特別な手続きはありません。市役所本庁舎3階の議場傍聴
席に設置してある名簿に、住所・氏名を記入してください。また、委員会も同様の手
続きで傍聴が可能です。ぜひ本会議や委員会を傍聴においでください。
※本会議及び予算決算委員会は市役所本庁舎3階の
議場で、その他の委員会は本庁舎3階の第一委員会
室又は第二委員会で開かれます。
(議場までは、本庁舎正面入口階段から赤いライン
に沿ってお進みください。)
※開催日程は、議会広報紙(2月、5月、8月及び
11 月発行。全戸配布)又は市のホームページで確
認してください。
※傍聴に関し、不明な点は、議会事務局(電話 0242
-39-1323)にお問い合わせください。
議会広報紙(あいづわかまつ広報議会)
年4回(2月、5月、8月、11 月)、広報広聴委員会
自ら編集のもと「あいづわかまつ広報議会」を発行し、
全世帯に配布しています。
市議会定例会での会議の内容や議案等に
対する議員の賛否の状況、その他議会の活
動内容などをお知らせしています。
また平成 22 年度から音声データにて「
声の広報議会」を作成し、ホームページに
掲載などしています。
9
会議録検索システム
市議会のホームページから会議録検索ができます。
平成 19 年2月定例会分から、市議会のホームページより本会議の会議録が閲覧及
び検索ができます。
「会議録検索システム」は、会津若松市
ホームページ(トップページ)に「市議会」
がありますので、そこの「会議録検索シス
テム」から利用できます。
なお、製本した会議録は、議会事務局の
ほか、市政情報コーナー(本庁舎2階)、会
津図書館(生涯学習総合センター内)で閲
覧ができます。
議会映像配信システム
市議会のホームページから議会映像をご覧いただけます。
平成 24 年6月定例会より、本会議での議会映像をインターネットによりライブ中
継と録画中継で配信しています。
ライブ中継はユーストリームを活用し、また録画中継はユーチューブを活用してい
ます。どちらも市議会のホームページからアクセスし、視聴できます。
なお、議会映像を録画したブルーレイディスクの貸出を行っています。
ライブ
中継
録画
中継
10
議会に参加する
「選挙」で参加する
市議会の議員は、住民によって直接選挙で選ばれます。
選挙権は、日本国民で満 20 歳以上であり、引き続き3ヵ月以上、その市に住所のある人が
持っています。
被選挙権は、その選挙権があり、年齢が満 25 歳以上の人が持っています。
市議会の議員の任期は4年で、現在の議員の任期は平成 27 年8月6日までです。
「直接請求」ができます
条例制定、改廃請求には有権
者の 50 分の1以上の署名が
一定の条件を満たせば、地方自治法の規
定に基づき、市の条例制定や改正、廃止の
請求、市議会の解散の請求、市長・市議会
議員などの解職の請求をすることができま
す。
必要です。
(請求先
市長)
議会解散、市長・議員の解職
請求には有権者の3分の1以
上の署名が必要です。
(請求先
選挙管理委員会)
市の事務全般の監査請求には
有権者の 50 分の1以上の署名
が必要です。
(請求先
監査委
員)
議長へ審査の請求ができます
市民は、議員に政治倫理基準(会津若松市政治倫理条例第 4 条)又は法令若しくは条例に違
反行為があると認めるときは、証拠書類(伝聞、憶測、うわさなどの不確かなものは不可です。)
を添えて、選挙権を有する4人以上の連署とともに議長に対して審査の請求をすることができま
す。
11
「請願」・「陳情」ができます
市民の皆さんは、議会に市政に対する要望や意見又は国・県などに
対して要請してもらいたいことを「請願」・「陳情」という形で、文書で提
出することができます。
請願として提出する場合は、地方自治法の規定により、紹介議員が1人
以上必要です。
陳情として提出する場合は、紹介議員の必要はありません(陳情の提
出に法的根拠がないため)。
会津若松市議会では、陳情も請願に準じて取り扱っています。
陳 請
情 願
受理された請願(陳情)は、本会議に上程後、所管の委員会で審査され、本会議
で採択(趣旨に賛成)
・丌採択(趣旨に反対)かを決めます。
その結果は、請願(陳情)の提出者に通知され、採択された場合は、その旨を市
長または関係機関に「意見書」として送付されます。その定例会で結論が出ない場
合は、議会閉会中の継続審査となる場合もあります。
議会は、請願者(陳情者)の説明機会の確保に努めています。また議会は、請願
者(陳情者)にその内容について説明を求めることがあります。
※ 請願・陳情はいつでも受け付けていますが、定例会招集日の3日前までに受理
したものをその定例会で審査します。提出前に一度、議会事務局へご連絡ください。
【請願(陳情)書の書き方例】
提出者は、住
請願書は、紹
介議員がいれ
ば、どなたでも
提出できます。
陳情書は、市
民であれば、ど
なたでも提出す
所・氏名・電話番
請願(陳情)書
年
月
日
会津若松市議会議長
てください。
請願(陳情)者住所
(団体名)
氏名
㊞
連絡先(電話番号、担当者名)
紹介議員
氏名
ることができま
す。
市政について
だけ簡潔に書い
てください。
法人及び団体
の場合は、名称・
代表者の氏名を
書き押印してく
ださい。
○○○○について
(本文)
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・。下記のとおり、請願(陳情)いた
します。
の要望をできる
号を書き押印し
記
1 △△△△△△△について国等関係機関に要請す
ること。
2 □□□□□□□について早急に行うこと。
請願を提出す
る場合は、紹介議
員が1人以上必
要です。
請願の内容に
賛意を有する議
員の署名・押印を
もらってくださ
い。
用紙サイズ A4 縦
12
【請願(陳情)のながれ】
市長や関係
請願
(陳情)
議長が
本会議
の提出
受理
に上程
所管
採
本会議
委員会
で採決
に付託
択
機関へ送付
又は
(採択され
丌採択
たものを送
付します)
◆審査結果(平成 24 年1月から平成 24 年 12 月まで)
区
採
一
丌
継
取
審
部
採
採
続
り
議
審
下
未
分
択
択
択
査
げ
了
請
計
願
2
1
3
1
0
0
7
陳
情
計
6
1
5
1
1
0
14
4
0
2
0
1
0
7
◆採択された請願・陳情とその結果
請願・陳情名
結
果
福島県最低賃金の引き上げと早期発効につ
いて(請願)
(平成 24 年2月定例会)
採択され、福島労働局長へ意見書を提出し
ました。
消費税率引き上げ反対について(請願)
(平成 24 年2月定例会)
採択され、内閣総理大臣及び財務大臣へ意
見書を提出しました。
会津若松市公設地方卸売市場における市場
使用料等の引き下げについて(陳情)
(平成 24 年2月定例会)
採択され、市長へ採択された旨を通知しま
した。
平成 25 年2月市議会定例会に、市長から、
会津若松市公設地方卸売市場条例の一部を
改正する条例が提案され、審議の結果、市
場使用料は現行の4分の3に引き下げられ
ることが決定しました。
城西地区における河川工事の早期着工につ
いて(陳情)
(平成 24 年9月定例会)
採択され、市長へ採択された旨を通知しま
した。
飯盛山の白虎隊自刃の地への公衆トイレの
設置について(陳情)
(平成 24 年9月定例会)
採択され、市長へ採択された旨を通知しま
した。
平成 25 年2月市議会定例会に、市長から、
飯盛山公衆トイレ改修にかかる補助金が平
成 25 年度当初予算として提案され、審議の
結果、原案のとおり決定されました。
建設工事の発注平準化について(陳情)
(平成 24 年9月定例会)
採択され、市長へ採択された旨を通知しま
した。
13
議会と直接「意見交換」ができます
市民の皆さんのさまざまなご意見を伺うため、「市民との意見交換会」を開催しておりま
す。
会津若松市議会は、「市民との意見交換会」でいただいた市民意見の中から市政の問題
点を発見し、課題を設定し、課題解決に向けた分析・調査研究を行い、さらに、「市民との
意見交換会」での意見交換を通して、政策立案、政策提言につなげることにより、市民意
見に応えられるように取り組んでいます。
平成 20 年8月より毎年2回(5月と 11
月)、「地区別意見交換会」を市内 15 か所
で開催しております。
地区別意見交換会
意
見
交
換
会
市
民
と
の
市政に関する意見や各地区の課題などを
お聞かせください。どなたでも参加できま
すので、多くの皆様のご参加をお待ちして
おります。
開催日程は、広報議会(5月及び 11 月
に発行。全戸配布)又は市ホームページで
確認してください。
気軽に来て
くなんしょ。
「市民との意見交換会」で出された意見等
により行った課題分析・研究の事例
●市の財政状況を分析
⇒財政調整基金の少なさを指摘しました。
☞H23 年度末基金残高が約 24 億円までになりました。
●議会・議員活動、議員報酬、議員定数等のあり方を研究
⇒一定の考え方を取りまとめました。
☞議会の「見える化」を図るため、平成 25 年7月に議会
白書を発行しました。今後毎年、議会白書の作成に取り
組みます。
●鶴ヶ城周辺公共施設利活用構想素案の調査研究
⇒素案の見直しを決議しました。
☞鶴城小学校の建替事業が始まりました。
●湊地区水資源問題の検討
⇒湊地区水資源問題に係る検討委員会を設置し、議会とし
ての考えを取りまとめました。
14
分野別意見交換会
行財政
教育
環境
分野別意見交換会
都市
計画
産業
福祉
☞ 分野別意見交換会は、議会内における政策
立案の必要性に応じて開催するほか、各種市
民団体等の要請に応じて開催する意見交換
会です。
開催を希望する場合は、議長あてに文書で
依頼をしてください。内容を精査、確認し、
ご連絡します。
これまでの開催実績 ( )内は開催趣旨
●幼稚園協会・保育所連合会
(幼稚園、保育園の現状把握)
●障がい者地域自立支援協議会
(障がい者の現状把握・理解)
●障害者の明日を考える会
(障がい者の日常生活の現状を理解)
●会津・図書館を考える会
(図書館の果たす役割)
【平成 22 年2月 会津・図書館を考える会との分野別意見交換会】
15
市民とともに歩む議会
議会改革の取り組み
市議会は、議会改革に取り組んでいます。
会津若松市議会は、平成 20 年6月定例会において賛成
総員で可決、制定された議会基本条例をツールとして、市
民参加型政策形成サイクルの実践など議会改革を進めてき
ました。
改 議
革 会
しかしながら、条例の目的にある「地方自治の本旨に基
づく市民の負託に的確に応え、市民福祉の向上と公正で民
主的な市政の発展に寄与すること」の実現は、まだまだ途
上の段階であり、これからも継続して議会改革に取り組み、
真に市民から信頼され、市民生活の向上に役立つ議会づく
りを目指していきます。
そのため、
「市民の負託に応えうる合議体たる議会づくり~市民に信頼され、
市民に役立つ真の議会を目指して~」を新たな基本理念とし、新たな事項を
加味しながら議会改革に取り組んでいます。
なお、以下の5つの基本方向に基づく具体化方策及び検討事項については、
36 ページをご覧ください。
【基本理念を実現する基本方向】
1 公平・公正・透明な議会運営
2 市民本位の政策決定、政策監視及び評価の推進
3 開かれた議会運営の実現
4 政策提言と政策立案の強化
5 継続的な議会改革への取り組み
16
市民意見を起点とした政策形成への取り組み
~あなたの意見で政策づくり~
会津若松市議会では、
「市民との意見交換会」での意見を起点として、市民意見・要望に
応えていこうという取り組みを行っています。
そのプロセスは、「市民との意見交換会」で市民意見を聴取し、そこから、「問題発見」、
「課題設定」し、設定された課題を政策討論会で「問題分析」、
「調査研究」を進めながら、
政策立案・政策提言等に結びつけていこうというものです。
こうしたことにより、個別に寄せられた市民意見・要望に応え、議会の政策立案機能、
監視機能の向上を図り、最終的にはまちづくりへの貢献を目指すというものです。
このサイクルを会津若松市議会では、「政策形成サイクル」と呼んでいます。
以下に「政策形成サイクルにおける意見交換会の位置づけ」
(図1)及び「市民との意見
交換会での意見、提言、要望等の分類イメージ」(図 2)をお示しします。
図1
政策形成サイクルにおける意見交換会の位置づけ
会津若松市議会の政策形成ツール
意見交換会 【意見の聴取】
広報広聴委員会【意見整理→問題発見】
一般的な政策形成サイクル
問題発見
広報広聴委員会【課題の設定】
課題設定
各派代表者会議【課題の設定(決定)】
意見交換会【設定課題の報告・意見交換】
政策討論会【重要性等の分析】
意見交換会【問題所在等の意見交換】
問題分析
政策討論会・常任委員会など【政策づくり】
意見交換会【パブリックインボルブメント等】
政策立案
意見交換会【パブリックコメント等】
本会議・委員会【議案審議・議決】
政策決定
(執行機関の執行)
政策執行
予算・決算審査【政策の事前評価・事後評価】
一般質問【執行状況等の監視・評価)
意見交換会【議会の評価に関する意見交換】
17
政策評価
政
策
研
究
図2
市民との意見交換会での意見、提言、要望等の分類イメージ
市民から出されたさまざまな意見等
質問等
未
回
答
の
も
の
る査後
。し日
、、
回担
答当
処班
理が
す調
意見・提言・要望事項
そ
の
場
で
回
答
済
の
も
の
議会に関するもの
キーワード分類
キーワード分類
再分類
再分類
終了
広報広聴委
員会による
終了
市政に関するもの
再整理
送事市
付項民
すとか
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市要
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重
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も受事
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止と
の検課議
討題会
すと自
るしら
もての
終了
終了
今後の対応を検討
緊急性のある地域課題に議会と
しての対応が必要なもの
政策討論会全体会
政策討論会分科会
政策討論会議会制度検討委員会
で検討
議会としての対応協議
組織等は各派代表者会議で検討
市民との意見交換会へ報告
任意の検討組織による検討
議会の対応 = 政策立案・政策提言・執行状況の監視評価
18
(参考)平成23年の一般選挙後に設定した課題は以下のとおりです。
現在、このテーマに基づき、政策討論会各分科会等で調査研究を行って
います。
大分類
テーマ
検討主体
A 議会
1
議会制度検討委員会
議会活動と議員定数等との
関連性及びそれらのあり方に
ついて
B 行財政
2
本市財政の持続可能性と事
第 1 分科会
業・サービスとの調和について
~市民が事業・サービスを選択
しうる舞台づくり
3
行政サービス提供機能のあ
第1分科会
り方と庁舎等整備の方向性に
ついて
C 生活・環境
4
民間委託のあり方について
全体会
5
防災などの地域の諸問題解
第2分科会
決に向けた地域と行政機関等
第4分科会
との連携による新たな地域社
会システムの構築について
6
第2分科会
高齢社会及び少子化社会に
第2分科会
D 健康・医療・福祉 7
地域環境の保全について
おける社会保障サービスとそ
の負担のあり方について
E 産業経済
8
地域経済活性化と持続可能
第3分科会
な地域産業の維持・育成につい
て
F 建設・都市計画
9
都市計画の基本的方向性に
第4分科会
ついて
G 教育・文化
10
教育・学習環境の整備につい 第2分科会
て
19
議会活動の成果
1 会津若松市議会からの政策提言
平成23年2月15日に行われた市議会政策討論会全体会において、市議会の政策に関
する提言がまとまり、同年2月24日に市長に対して政策提言を行いました。
その内容は、以下のとおりです。
なお、具体的内容については、65 ページから 70 ページをご覧ください。
⑴ 財政に関して提言すべき事項
⑵ ごみ減量化に関して提言すべき事項
⑶ いっ水対策に関して提言すべき事項
⑷
市営住宅に関して提言すべき事項
2 請願・陳情の具現化された内容
平成24年中に採択された請願・陳情について、13 ページのとおり具現化が図られま
した。
3 決算審査と予算審査の充実に向けた取り組み
平成24年9月定例会における決算審査は、議長を除く議員全員により決算特別委員会
が設置され審査が行われ、執行機関の作成した平成23年度行政評価結果報告書を参考に、
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策に対し、4つの各分科会において評価を
行いました。
評価結果及び要望的意見等については、執行機関へ送付するとともに議会としては次年
度の予算審査などを通してそのチェックを行い、政策課題の解決に結びつけていきます。
また、最終本会議では、第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策に対し、その
評価に関する決議が提案され、いずれも賛成多数により議決されました。
なお、評価、要望的意見及び決議の具体的内容については、71 ページから 79 ページ
をご覧ください。
【平成 24 年 10 月 第6次会津若
松市長期総合計画に掲げる基本施
策に対し、市長に提言しました。
】
20
議会の評価をいただいています
会津若松市議会の議会活動に対して、さまざまな評価をいただ
いています。
○ 日経グローカル「議会改革度」
日本経済新聞社産業地域研究所では、2010 年、2012 年と、
全国市区議会を対象に、議会の情報公開、議会への住民参加、
議会の運営方法などについて調査し、ランキングにしています。
会津若松市議会は、2010 年が9位、2012 年が 12 位と高
い評価をいただいています。
評 議
価 会
○ 早稲田大学マニフェスト研究所「議会改革度調査」
早稲田大学マニフェスト研究所では、地方議会の現状を把握するため、
「議会改革度調査」
を 2010 年から行っています。
会津若松市議会は、各都道府県・市区町村を含めた中で、2010 年が2位、2011 年が
5 位、2012 年は3位という高い評価をいただいています。
○マニフェスト大賞(委員長:早稲田大学大学院 北川正恭教授)
第4回「最優秀成果賞」(平成 21 年)
議会基本条例の制定後、直ちに広報広聴委員会を設置し、市民との意見交換会を定
期的に開催して市民の意見を議会内で政策に結びつける、生きた政策形成サイクルが
評価されました。
第5回「優秀議会改革賞」(平成 22 年)
市民参加を基軸とした政策形成サイクルの拡張と精緻化に挑み、専門的知見活用や
議員間討議の成果による議会決議によって鶴ケ城周辺公共施設利活用構想(素案)が
見直され、二元代表制の一方の代表機関である議会の総合力を示すとともに、政策形
成サイクルの新たな可能性を実証したと評価されました。
第6回「優秀成果賞」(平成 23 年)
市民との意見交換会を起点とし、住民と歩む議会の実践の取り組みが評価されまし
た。具体的には、
「議会活動と議員定数等との関連性およびそのあり方」の検討におい
て、議会制度検討委員会に、議員だけではなく公募市民が入っていること、さらには、
不透明で理論化されていなかった議会・議員活動を概念化し、それとの関連で議員報
酬・定数を導き出したことが評価されたものです。
また、この政策サイクルは、財政運営、ごみの減量化などさまざまなテーマで実践
されている点も評価されました。
21
資料編
も く じ
資料1 議会構成 ページ
議員数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
会派・党派別議員数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
年齢別議員構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
会津若松市議会議員名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
資料2 本会議
議会日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
一般質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
総括質疑者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
本会議開会状況と議決結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
議決事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
資料3 委員会
常任委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
特別委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
議会運営委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
広報広聴委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
委員会等開会状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
協議会開会状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
資料4 議会改革の取り組み経過等
平成 19 年度以降の主な議会改革の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
政策討論会開催状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
今後の議会改革について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
会津若松市議会基本条例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
会津若松市議会議員政治倫理条例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
政策形成サイクル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52
市民との意見交換会における意見等の整理結果報告抜粋(第7回~第9回)・・・・・・・・55
会津若松市議会からの政策提言 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「良質な住宅環境を提供する」
の評価に関する決議 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「地域情報化を推進する」
の評価に関する決議 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「ボランティア・NPOなどの
活動を振興する」 の評価に関する決議等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75
平成 23 年度決算審査に係る各分科会の評価及び要望的意見・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77
資料5 議会費等
議会費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80
報酬・費用弁償等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80
平成 24 年度政務調査費会派別支出状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81
平成 24 年度政務調査費使途基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81
資料6 行政調査受け入れ状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
23
資料1 議会構成
資料1 議会構成
◆ 会派・党派別議員数(平成 25 年 7 月 1 日現在)
議 員 数
● 条例定数 30 人(平成 15 年 1 月 1 日適用)
● 現
員 30 人(平成 23 年 8 月 7 日現在)
本市の第1回市会議員選挙は明治 32 年 6 月に行わ
れたが、当時の選挙権は納税額により一級、二級、三
級と区分され、議員定数はそれぞれ 10 名の計 30 名で
あった。その後、大正 11 年には一級、二級の区分に
改正され、それぞれ 15 名の定数 30 名となり、昭和 5
年の選挙から 25 歳以上の者に被選挙権が与えられる
普通選挙となり、級別は廃止された。
昭和 22 年には現行の地方自治制度が発足し、本市
の定数は 36 名となった。
昭和 30 年 4 月 30 日に行われた合併最初の市議会議
員選挙は、定数 36 名に対し 91 名と多くの立候補者が
立ち、その結果新人議員 22 名が当選した。このこと
は定数の 3 分の 2 近くを占めたことになる。また、同
選挙において初の女性議員が誕生した。
その後、昭和 60 年 9 月 20 日に「会津若松市議会議
員定数条例」が公布され、定数が 32 名となり、平成
10 年 12 月 25 日に「会津若松市議会議員定数条例の一
部を改正する条例」が公布され、11 年 4 月一般選挙か
ら定数が 30 名となった。
さらに、平成 15 年 1 月 1 日に地方自治法第 91 条第
1 項の規定に基づき「会津若松市議会議員の定数を定
める条例」(定数 30 名)が公布された。
平成 16 年 11 月 1 日には北会津村との合併により北
会津村議会から 15 名の議員が、また平成 17 年 11 月1
日には河東町と合併し、河東町議員 18 名が会津若松
市の議員となり、途中、欠員等を経て、改選前の議員
は 57 名であった。 平成 19 年 4 月の統一地方選によ
り、新たな 30 名が選出された。
平成 23 年 4 月の統一地方選挙は、「平成 23 年東北
地方太平洋沖地震に伴う地方公共団体の議会議員及び
長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」により、平
成 23 年統一地方選挙の期日においては選挙を適正に
行うことが困難と認められる市町村(第2次指定分)
として指定を受けたため、選挙期日が平成 23 年 8 月 7
日に延期された。
平成 23 年 5 月 2 日には地方自治法の一部改正によ
り、議員定数の人口段階別上限数に係る制限が廃止さ
れた。
なお、昭和 22 年以降、本市における市議会議員の
最年少当選者は 26 歳で、連続当選の最高は 9 回と
なっている。
党派
会派名
自
民
社
民
民
主
公
明
共
産
市民クラブ
社会民主党
・市民連合
3
(1)
新政会津
計
6
6
1
4
(1)
1
4
(1) (1)
3
きずなの会
4
公 明 党
3
4
3
2
(1)
日本共産党
会津若松市議団
2
(1)
2
2
(1) (1)
公志会
自民クラブ
無
所
属
1
2
諸派連合
2
2
無会派
1
1
計
1
1
3
(1)
3
3
2
18 30
(1) (2) (4)
※( )内は女性議員数
※議長は、中立公正な立場で議会運営にあたるため、
会派に属してないことから、無会派に記載した。
※党派名の略称は次のとおり 自民⇒自由民主党、
社民⇒社会民主党、民主⇒民主党、公明⇒公明党、
共産⇒日本共産党 ◆ 年齢別議員構成 (平成 25 年 4 月 1 日現在)
年 齢
人 数 (人)
34 歳以下
0
35~39 歳
0
40~44 歳
1
45~49 歳
2
50~54 歳
5
55~59 歳
7
60~64 歳
11
65~69 歳
4
70 歳以上
0
○ 最 年 少 43 歳 ○ 最 年 長 66 歳
○ 平均年齢 58 歳
25
会津若松市議会議員名簿
(平成25年4月1日現在)
No
氏 名
住 所
電 話
所属会派
1
丸 山 さよ子 白虎町217番地
22-2042 社会民主党・市民連合
2
成 田 眞 一 北会津町下米塚703番地
58-3050 無会派(自民クラブ)
3
古 川 雄 一 東山町大字湯本字川向222番地
29-8708 新政会津
4
中 島 好 路 花見ヶ丘一丁目4番20号
26-5763 きずなの会
5
阿 部 光 正 湊町大字静潟字切ノ草173番地の1
93-2621 無会派(諸派連合)
6
鈴 木 陽 門田町大字黒岩字石高57番地の23
29-2074 きずなの会
7
大 竹 俊 哉 表町7番54号
27-9527 きずなの会
8
樋 川 誠 門田町大字中野字大道西23番地の10
28-3886 公明党
9
清 川 雅 史 蚕養町1番15号
22-1867 市民クラブ
10
佐 野 和 枝 幕内東町6番8号
26-0942 無会派(公志会)
11
横 山 淳 南千石町4番27号
28-9940 無会派(公志会)
12
渡 部 優 生 河東町金田字塩庭199番地
75-2684 新政会津
13
伊 東 く に 真宮新町南二丁目183番地
58-2898 無会派(日本共産党会津若松市議団)
14
松 崎 新 門田町大字徳久字竹之元1081番地の15
28-1427 社会民主党・市民連合
15
渡 部 認 米代一丁目3番2号
27-3993 きずなの会
16
土 屋 隆 神指町東神指78番地
25-3800 公明党
17
斎 藤 基 雄 湊町大字共和字上馬渡140番地
93-2644 無会派(日本共産党会津若松市議団)
18
渡 部 誠一郎 町北町大字上荒久田字石尻130番地
22-4900 市民クラブ
19
戸 川 稔 朗 城南町1番36号
27-1638 市民クラブ
20
近 藤 信 行 堤町10番27号 24-5516 公明党
21
坂 内 和 彦 北会津町舘1番地
58-2812 新政会津
22
小 林 作 一 北会津町十二所1091番地
58-2258 市民クラブ
23
目 黒 章三郎 東千石一丁目5番2号
28-4245 無会派
24
石 田 典 男 天神町27番66号
36-6168 無会派(自民クラブ)
25
木 村 政 司 東千石一丁目6番36号
27-6315 社会民主党・市民連合
26
田 澤 豊 彦 西七日町8番31号
24-6316 市民クラブ
27
成 田 芳 雄 天神町24番15号
27-4586 無会派(諸派連合)
28
長谷川 光 雄 河東町岡田字方便154番地
75-4307 社会民主党・市民連合
29
佐 藤 義 之 神指町西城戸62番地
25-2335 市民クラブ
30
本 田 礼 子 門田町大字御山字村上9番地
27-6213 新政会津
※名簿は、№1丸山さよ子議員から当選回数順に記載しています。当選回数の計算は、北会津村議会議員、
河東町議会議員の当選回数を考慮しています。当選回数が同じ場合は、在職年数、年齢を考慮しています。
26
資料2 本会議
資料2 本会議
(2) 質問形態
代表質問(12 月定例会のみ)と個人質問(3
月・6 月・9 月・12 月)がある。
(3) 質問順序
代表質問、個人質問の順に行うが、代表質問
は所属議員数の多い会派から行い、個人質問は
会派の輪番制となっている。
(4) 質問時間
代表質問は答弁を除き一人 25 分以内で発言回
数 5 回以内、個人質問は答弁を除き一人 20 分以
内で発言回数 5 回以内と時間及び回数について
制限を設けている。 なお、質問件数の制限は
設けていない。
(5) 発言
1 回目は登壇して発言し、2 回目以降は自席で
発言する。(関連質問は認めていない)
議 会 日 程
◆定例会の流れ
日程
会
議
1
招集日・本会議(提案理由説明)
2
休会(議案等調査)
3
休会(議案等調査)
4
継続本会議(一般質問・代表)※1
5
継続本会議(一般質問・個人)
6
継続本会議(一般質問・個人)
7
継続本会議(議案等に対する総括質疑)※2
8
常任委員会(2 委員会同時開会)
9
常任委員会(2 委員会同時開会)
10
事務整理
11
事務整理
12
最終継続本会議(委員会審査報告~採決)
総 括 質 疑
※1 12 月定例会については、代表質問が 1 日加
わり、一般質問は 3 日間となる。
※2 3 月定例会においては、総括質疑は 2 日間と
なる。
上記が定例会の日程であるが、これに土曜、日曜
が入るため実際は 14~15 日間くらいの日程をとるの
が例である。
なお、3 月定例会は、当初予算審議のために委員
会審査に日数(各常任委員会ともに 3 日間開会)を
要するため、20 日間を超える会期となる。
◆定例会別総括質疑者数(平成 24 年)
◆臨時会
一 般 質 問
◆定例会別一般質問者数(平成 24 年)
一般質問者数
2 月定例会
17 人
6 月定例会
19 人
9 月定例会
18 人
12 月定例会
18 人
合 計
72 人
質疑者数
2 月定例会
11 人
6 月定例会
6人
9 月定例会
5人
12 月定例会
9人
合 計
31 人
(1) 通告
質疑者は、招集日本会議終了後から同日午後
3 時までに質疑件名を議長に通告する。
(2) 質疑順序
届出順による。
(3) 質疑件数及び時間
質疑件数は一人 3 件以内、質疑時間は答弁を
除き一人 15 分以内とし、発言回数の制限は設け
ていない。
(4) 発言方法
すべて自席で行う。
臨時会は、議案等の委員会付託を行わず、通常、
会期は1日間としているが、議案等の内容により、
委員会付託をする場合がある。
区 分
区 分
(1) 通告
質問者は、定例会招集日の 7 日前の午後 3 時
までに題名と具体的な質問項目を議長に通告す
る。
27
本会議開会状況と議決結果
◆平成 24 年
区 分
会
期
市長提出議案等
会議
日数
会 議 時 間
可
決
2 月定例会
2/23~3/16 23 日間
6日
29 時間 14 分
45
6 月定例会
6/14~6/27 14 日間
5日
23 時間 54 分
9
9 月定例会
9/6~9/28 23 日間
5日
25 時間 29 分
21
12/6~12/20 15 日間 6 日
75 日間 22 日
5/18
1 日間
1日
1 日間
1日
7/18
26 時間 30 分
34
105 時間 7 分
109
4 時間 42 分
1 時間 26 分
1
12 月定例会
計
5 月臨時会
7 月臨時会
修正
可決
否
決
継続
審査
認
定
議員提出議案等
承
認
同
意
可
決
1
2 日間
2日
6 時間 8 分
3
合 計
77 日間
24 日 111 時間 15 分
112
計
46
9
14
2
1
14
1
2
1
38
5
40
7
133
7
8
2
計
否
決
2
7
14
8
10
2
7
143
※報告・請願・陳情・選挙・選任・推薦・諮問及び許可を除く
議 決 事 項
◆平成 24 年 1 月 1 日~12 月 31 日
件 名
議案番号
2 月定例会
議決結果
議案第 1 号
各委員会調査付託について
可決
議案第 2 号
平成 24 年度会津若松市一般会計予算
原案可決
議案第 3 号
平成 24 年度会津若松市水道事業会計予算
原案可決
議案第 4 号
平成 24 年度会津若松市国民健康保険特別会計予算
原案可決
議案第 5 号
平成 24 年度会津若松市湊町簡易水道事業特別会計予算
原案可決
議案第 6 号
平成 24 年度会津若松市西田面簡易水道事業特別会計予算
原案可決
議案第 7 号
平成 24 年度会津若松市観光施設事業特別会計予算
原案可決
議案第 8 号
平成 24 年度会津若松市下水道事業特別会計予算
原案可決
議案第 9 号
平成 24 年度会津若松市地方卸売市場事業特別会計予算
原案可決
議案第 10 号
平成 24 年度会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計予算
原案可決
議案第 11 号
平成 24 年度会津若松市農業集落排水事業特別会計予算
原案可決
議案第 12 号
平成 24 年度会津若松市介護保険特別会計予算
原案可決
議案第 13 号
平成 24 年度会津若松市個別生活排水事業特別会計予算
原案可決
議案第 14 号
平成 24 年度会津若松市三本松地区宅地整備事業特別会計予算
原案可決
議案第 15 号
平成 24 年度会津若松市後期高齢者医療特別会計予算
原案可決
議案第 16 号
平成 23 年度会津若松市一般会計補正予算(第 11 号)
原案可決
議案第 17 号
平成 23 年度会津若松市水道事業会計補正予算(第4号)
原案可決
議案第 18 号
平成 23 年度会津若松市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
原案可決
議案第 19 号
平成 23 年度会津若松市湊町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)
原案可決
議案第 20 号
平成 23 年度会津若松市観光施設事業特別会計補正予算(第4号)
原案可決
議案第 21 号
平成 23 年度会津若松市下水道事業特別会計補正予算(第7号)
原案可決
議案第 22 号
平成 23 年度会津若松市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第5号)
原案可決
28
議案番号
件 名
議決結果
議案第 23 号
平成 23 年度会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第6号)
原案可決
議案第 24 号
平成 23 年度会津若松市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)
原案可決
議案第 25 号
平成 23 年度会津若松市介護保険特別会計補正予算(第4号)
原案可決
議案第 26 号
平成 23 年度会津若松市個別生活排水事業特別会計補正予算(第4号)
原案可決
議案第 27 号
平成 23 年度会津若松市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
原案可決
議案第 28 号
会津若松市復興基金条例
原案可決
議案第 29 号
議案第 30 号
議案第 31 号
会津若松市税条例の一部を改正する条例
会津若松市企業立地の促進等のための市税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例
会津若松市暴力団排除条例
原案可決
原案可決
原案可決
議案第 32 号
会津若松市地域生活支援事業の利用料に関する条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 33 号
会津若松市介護保険条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 34 号
会津若松市国民健康保険条例及び会津若松市子ども医療費の助成に関する条例の一
部を改正する条例
原案可決
議案第 35 号
会津若松市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 36 号
会津若松市立小学校及び中学校設置条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 37 号
会津若松市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 38 号
会津若松市公民館条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 39 号
会津若松市立会津図書館条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 40 号
会津若松市企業立地促進条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 41 号
会津若松市下水道条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 42 号
会津若松市改良住宅条例及び会津若松市市営住宅管理条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 43 号
福島県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増減及び福島県市町村
総合事務組合規約の変更について
可決
議案第 44 号
会津総合運動公園陸上競技場フィールド・トラック整備工事請負契約の締結について
可決
議案第 45 号
平成 24 年度会津若松市一般会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 46 号
平成 23 年度会津若松市一般会計補正予算(第 12 号)
原案可決
決議案第 1 号
TPP参加方針の撤回について
原案可決
決議案第 2 号
福島復興再生特別措置法案の支援措置の拡充及び早期成立について
原案可決
決議案第 3 号
決議案第 4 号
号
5 月臨時会
福島県最低賃金の引き上げと早期発効について
原案可決
消費税率引き上げ反対について
原案可決
議案第 47 号
平成 24 年度会津若松市一般会計補正予算(第2号)
原案可決
承認第 1 号
平成 23 年度会津若松市一般会計補正予算(第 13 号)の専決処分について
承認
承認第 2 号
平成 23 年度会津若松市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の専決処分について
承認
承認第 3 号
平成 23 年度会津若松市下水道事業特別会計補正予算(第8号)の専決処分について
承認
承認第 4 号
平成 23 年度会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第7号)の専決
処分について
承認
承認第 5 号
平成 23 年度会津若松市農業集落排水事業特別会計補正予算(第6号)の専決処分について
承認
承認第 6 号
平成 23 年度会津若松市個別生活排水事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分について
承認
承認第 7 号
決議案第 5 号
会津若松市税条例の一部を改正する条例の専決処分について
承認
東北地方の高速道路無料措置の再開について
原案可決
決議案第 6 号
阿部光正議員に対する問責決議について
原案可決
29
議案番号
件 名
議決結果
6 月定例会
議案第 48 号
平成 24 年度会津若松市一般会計補正予算(第3号)
原案可決
議案第 49 号
平成 24 年度会津若松市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 50 号
会津若松市税条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 51 号
会津若松市手数料条例及び会津若松市印鑑条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 52 号
会津若松市高齢者等世話付住宅生活援助員派遣事業費用徴収条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 53 号
会津若松市国民健康保険条例及び会津若松市子ども医療費の助成に関する条例の一
部を改正する条例
原案可決
議案第 54 号
会津若松市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 55 号
損害賠償の額の決定及び和解について
可決
議案第 56 号
福島県後期高齢者医療広域連合規約の変更について
可決
決議案 7 号
地方財政の充実・強化について
原案可決
決議案 8 号
関西電力大飯原子力発電所3号機と4号機の再稼動反対について
原案可決
議案第 57 号
平成 24 年度会津若松市一般会計補正予算(第4号)
原案可決
議案第 58 号
平成 24 年度会津若松市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
9 月定例会
議案第 59 号
議員の派遣について
議案第 60 号
平成 24 年度会津若松市一般会計補正予算(第5号)
可決
原案可決
議案第 61 号
平成 24 年度会津若松市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
原案可決
議案第 62 号
平成 24 年度会津若松市湊町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 63 号
平成 24 年度会津若松市西田面簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 64 号
平成 24 年度会津若松市観光施設事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 65 号
平成 24 年度会津若松市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 66 号
平成 24 年度会津若松市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)
原案可決
議案第 67 号
平成 24 年度会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 68 号
平成 24 年度会津若松市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 69 号
平成 24 年度会津若松市介護保険特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 70 号
平成 24 年度会津若松市個別生活排水事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 71 号
平成 24 年度会津若松市三本松地区宅地整備事業特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 72 号
平成 24 年度会津若松市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 73 号
会津若松市東日本大震災復興交付金基金条例
原案可決
議案第 74 号
会津若松市税条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 75 号
会津若松市復興産業集積区域における市税の課税免除に関する条例
原案可決
議案第 76 号
会津若松市企業立地促進条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 77 号
住民表示をする区域及び方法について
可決
議案第 78 号
市道の認定について
可決
議案第 79 号
市道の廃止について
可決
議案第 80 号
市道の変更について
可決
承認第 8 号
平成 23 年度会津若松市一般会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 9 号
平成 23 年度会津若松市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 10 号
平成 23 年度会津若松市湊町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
7 月臨時会
30
議案番号
件 名
議決結果
承認第 11 号
平成 23 年度会津若松市西田面簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 12 号
平成 23 年度会津若松市観光施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 13 号
平成 23 年度会津若松市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 14 号
平成 23 年度会津若松市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 15 号
平成 23 年度会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 16 号
平成 23 年度会津若松市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 17 号
平成 23 年度会津若松市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 18 号
平成 23 年度会津若松市個別生活排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 19 号
平成 23 年度会津若松市三本松地区宅地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 20 号
平成 23 年度会津若松市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
承認第 21 号
平成 23 年度会津若松市水道事業会計決算の認定並びに剰余金処分について
認定
承認第 22 号
教育委員会委員の任命について
同意
承認第 23 号
公平委員会委員の選任について
同意
決議案9号
地球温暖化対策に関する地方財源を確保・充実する仕組みの構築について
原案可決
決議案 10 号
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「良質な住宅環境を提供する」の
評価に関する決議
原案可決
決議案 11 号
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「地域情報化を推進する」の評価
に関する決議
原案可決
決議案 12 号
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「ボランティア・NPOなどの活
動を振興する」の評価に関する決議
原案可決
会津若松市議会委員会条例の一部を改正する条例
原案可決
12 月定例会
議案第 81 号
議案第 82 号
会津若松市議会会議規則の一部を改正する規則
原案可決
議案第 83 号
会津若松市議会参考人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 84 号
平成 24 年度会津若松市一般会計補正予算(第7号)
原案可決
議案第 85 号
平成 24 年度会津若松市水道事業会計補正予算(第1号)
原案可決
議案第 86 号
平成 24 年度会津若松市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
原案可決
議案第 87 号
平成 24 年度会津若松市観光施設事業特別会計補正予算(第2号)
原案可決
議案第 88 号
平成 24 年度会津若松市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
原案可決
議案第 89 号
平成 24 年度会津若松市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第3号)
原案可決
議案第 90 号
平成 24 年度会津若松市扇町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)
原案可決
議案第 91 号
平成 24 年度会津若松市介護保険特別会計補正予算(第2号)
原案可決
議案第 92 号
平成 24 年度会津若松市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
会津若松市税条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 93 号
議案第 94 号
会津若松市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例
原案可決
原案可決
議案第 95 号
特別職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
原案可決
議案第 96 号
会津若松市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 97 号
議案第 98 号
会津若松市介護保険条例の一部を改正する条例
原案可決
原案可決
議案第 99 号
会津若松市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準
を定める条例
会津若松市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指
定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関す
る基準を定める条例
31
原案可決
議案番号
件 名
議決結果
議案第 100 号
会津若松市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 101 号
会津若松市給水施設等の布設及び管理に関する条例
原案可決
議案第 102 号
会津若松市都市公園条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 103 号
会津若松市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例
原案可決
議案第 104 号
会津若松市下水道条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 105 号
会津若松市公共下水道施設の構造及び維持管理の基準に関する条例
原案可決
議案第 106 号
会津若松市市道の構造の技術的基準を定める条例
原案可決
議案第 107 号
会津若松市市道に設ける道路標識の寸法を定める条例
原案可決
議案第 108 号
会津若松市移動等円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定める条例
原案可決
議案第 109 号
会津若松市準用河川に係る河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例
原案可決
議案第 110 号
会津若松市市営住宅等の整備基準を定める条例
原案可決
議案第 111 号
会津若松市市営住宅管理条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 112 号
会津若松市改良住宅条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 113 号
布設工事監督者が監督業務を行う水道の布設工事、布設工事監督者の資格及び
水道技術管理者の資格を定める条例
原案可決
議案第 114 号
会津若松市城南コミュニティセンターの指定管理者の指定について
可決
議案第 115 号
会津若松市湊しらとり保育園の指定管理者の指定について
可決
議案第 116 号
訴訟上の和解について
可決
議案第 117 号
会津若松市河東浄化センター増設工事委託協定の一部変更について
可決
議案第 118 号
会津若松市議会基本条例の一部を改正する条例
原案可決
議案第 119 号
会津若松市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例
原案可決
承認第 24 号
平成 24 年度会津若松市一般会計補正予算(第6号)の専決処分について
決議案 13 号
学級編制基準の改善と教育予算の拡充について
32
承認
原案可決
資料3 委員会
資料3 委員会
◆開会
常 任 委 員 会
議会運営委員会は、臨時会については招集日の 7 日
前、定例会については招集日の 10 日前及び 6 日前に
開会される。
◆構成
委員会は、条例で 5 委員会と定めている。また、
条例により委員の任期は 2 年と定められている。
広 報 広 聴 委 員 会
◆名称と所管事項
名 称
所
◆設置
管
事
項
定数
総 務
企画政策部、財務部、総務部、会
計課、議会、選挙管理委員会、監
査委員、公平委員会、一般会計の
歳入、他の常任委員会に属さない
事項
8人
文教
厚生
市民部、健康福祉部、教育委員会
8人
産業
経済
観光商工部、農政部、農業委員会
7人
建 設
建設部、水道部
会津若松市議会基本条例が平成 20 年 6 月に可決し
したことに伴い設置された。任期は 2 年、定数は 8
人と定めている。
議会の広報広聴機能を充実させるため、「広報議
会」の編集・発行や、市民との意見交換会に関する
ことなどに携わる。
委 員 会 等 開 会 状 況
◆平成 24 年 1 月 1 日~ 12 月 31 日
7人
予算 予算に関すること。
29 人
決算 決算に関すること。
※平成 25 年 6 月定例会にて予算決算委員会の設置が
決定された。
特 別 委 員 会
◆設置
特別委員会は、必要な場合に、議会の議決で設置
し、委員定数も議会の議決で決めることができる。
・委員の任期は審査が終了するまでである。
委 員 会 名
開会日数
実 時 間
総 務 委 員 会
8日
41 時間 35 分
文教厚生委員会
6日
41 時間 54 分
産業経済委員会
7日
35 時間 48 分
建 設 委 員 会
5日
31 時間 22 分
議会運営委員会
49 日
47 時間 41 分
決算特別委員会
2日
4 時間 1 分
各派代表者会議
22 日
11 時間 24 分
広報広聴委員会
21 日
24 時間 50 分
協 議 会 開 会 状 況
◆平成 24 年 1 月 1 日~ 12 月 31 日
議 会 運 営 委 員 会
◆構成
議会の円滑な運営を図るため、平成 3 年 9 月から条
例により議会運営委員会を設けている。 条例により
委員の任期は 2 年、定数は 8 人と定めている。
委員は議長が会議に諮って指名推選する。 具体的
には、3 人以上の会派から、その所属議員の人数に
応じて按分している。
33
委 員 会 名
開会日数
実 時 間
総 務 委 員 会
7日
4 時間 48 分
文教厚生委員会
8日
9 時間 46 分
産業経済委員会
7日
4 時間 42 分
建 設 委 員 会
10 日
6 時間 12 分
議 員 全 員
5日
3 時間 55 分
資料4 議会改革の取り組み経過等
資料4 議会改革の取り組み経過等
平成 19 年度以降の主な議会改革の動き
年 度
主な出来事
平成 19 年度 市議会議員選挙
(19.4.22)
組織設置等
議会制度検討委員会の設置
(19.7.19~20.5.30)
具体的事例等
○日額費用弁償を廃止
(19.4.1)
○会議録検索システムの導入
(19 年 2 月定例会分~)
(19.5 月から稼働)
平成 20 年度
広報広聴委員会の設置
(20.6.23~現在)
○議会基本条例、議員政治倫理条例の
2条例の公布施行
(20.6.23)
第 1 回市民との意見交換会開
催(20.8.25~20.9.1)
○市民との意見交換会開催要領策定
(20.7.1)
第 2 期議会制度検討委員会の
設置
○政策討論会に関する規定の策定
(21.1.23~22.11.30)
(20.12.1)
○議長選挙・副議長選挙に係る所信表
明会に関する実施要領の策定
(21.3.31)
平成 21 年度 「市民と議員の条
例づくり交流会議
in 会津~変わる
議会・会津から」
の開催
(21.6.6~7)
鶴ケ城周辺公共施設利活用構 ○政務調査費を一人当たり月額
想(素案)に係る検討委員会 45,000 円を 35,000 円へ減額
の設置
(21.4.1)
(21.5.20~21.12.10)
○議長選挙・副議長選挙に係る所信表
明会の実施
(21.5.19)
第 4 回マニフェス
ト大賞「最優秀成
果賞」の受賞
(21.11.6)
○議員間討議について、6 月定例会で
試行後、「常任委員会における委員間
の討議について」の内容を議会運営委
員会で確認
(21.9 月定例会より実施~現在)
○視察対応に議員も対応(任意登録)
(21.7 月~現在)
○一般質問に係る情報交換会の開催
(21.8.7~現在)
○鶴ケ城周辺公共施設利活用構想(素
案)の再考に関する決議を賛成多数で
可決(21 年 12 月定例会)
○福島大学と相互有効協力協定の締結
(22.1.27)
34
平成 22 年度 第 5 回マニフェス
ト大賞「優秀議会
改革賞」の受賞
(22.11.5)
○「議会活動と議員定数等との関連性
及びそれらのあり方」最終報告を行う
(22.12.2)
○政策討論会各分科会の研究成果(最
終報告)公表及び市長へ政策提言
(23.2.24)
○議会基本条例の一部を改正
(23.3.28)
平成 23 年度 市議会議員選挙
(23.8.7)
第 3 期議会制度検討委員会の ○議長選挙・副議長選挙に係る所信表
設置
明会の実施
(23.10.7~現在)
(23.8.23)
第 6 回マニフェス
ト大賞「優秀成果
賞」の受賞
(23.11.4)
平成 24 年度 ○今後の議会改革について(方向性)
を決定
(23.11.30)
決算評価準備会の設置
(24.6.27~24.9.12)
○議会映像配信(6 月定例会試行、9
月定例会より本格導入)
湊地区水資源に係る検討委員 ○行政評価を活用した基本施策の評価
会の設置
及び決算審査の導入(24.6 月~9 月)
(24.7.17~25.5.30)
○市議会災害対策本部設置規程の策定
決算特別委員会の設置
(24.6.26 施行)
(24.9.12~24.9.28)
☞25.1.27~25.3.27 対策本部設置
予算審査準備会の設置
(24.12.27~25.3.6)
○決算審査と連動した予算審査に向け
た論点抽出及び予算審査を導入
(24.12 月~25.3 月)
予算特別委員会の設置
(25.3.6~25.3.25)
平成 25 年度
予算決算委員会の設置
(25.8.23 施行)
○湊地区における給水施設未整備地区
の早期解消に関する決議を全会一致で
可決(25 年6月定例会)
○「見て 知って 参加する ための手
引書 ~会津若松市議会白書 平成
25 年版~」(25.7 月発行)
政策討論会開催状況
◆平成
24 年 1 月 1 日~ 12 月 31 日
会議の名称
開会日数
政策討論会全体会
2日
政策討論会第1分科会
9日
政策討論会第2分科会
12 日
政策討論会第3分科会
12 日
政策討論会第4分科会
11 日
議会制度検討委員会
11 日
35
今後の議会改革について
平成 23 年 11 月・会津若松市議会
Ⅰ 基本的考え
会津若松市議会は、平成 20 年6月定例会において賛成総員で可決、制定された議会
基本条例をツールとして、市民参加型政策形成サイクルの実践など議会改革を進めてき
た。しかしながら、条例の目的にある「地方自治の本旨に基づく市民の負託に的確に応
え、市民福祉の向上と公正で民主的な市政の発展に寄与すること」の実現には、まだま
だ途上の段階であり、これからも継続して議会改革に取り組み、真に市民から信頼され、
市民生活の向上に役立つ議会づくりを目指さなければならない。
そのためには、前議会での議会改革についての基本理念、基本理念を実現する基本方
向を継承しながら、これまでの基本方向を踏まえた具体的方策及び検討事項については、
新たな取り組み事項を加味しながら定めていく。
Ⅱ 基本理念
新議会においても、先議会改革の基本理念を継承し、さらに推進することを目指し、
基本理念を「市民の負託に応えうる合議体たる議会づくり~市民に信頼され、市民に役
立つ真の議会を目指して~」とする。
Ⅲ 基本理念を実現する基本方向
基本理念を実現する基本方向については、前議会で確認された5つの基本方向を継承
する。
1 公平・公正・透明な議会運営
議会基本条例のもと、合議制の機関たる議会において、市民の負託に応えうる自由
闊達な議論が行えるよう、公平・公正・透明な議会運営に引き続き取り組む。
また、議会を構成する議員一人一人が市民から揺るぎない信頼を得ながら、市民全
体の奉仕者として誇りと自信をもって活動できる仕組みである議会議員政治倫理条例
の適切な運用に努める。
2 市民本位の政策決定、政策監視及び評価の推進
二元代表制の一方の代表者としての地位と権能を踏まえ、市民本位の立場から、政
策決定並びに監視・評価を適切に行う。そのため、執行機関との間に適切かつ緊張感
ある関係を築くとともに、本会議及び委員会における議会活動を通じて、議決責任を
踏まえた政策決定と政策決定に係る議論を行う。また、市民に対して問題点や課題が
明らかにできるような政策の監視・評価を行っていく。
3 開かれた議会運営の実現
市民の代表機関である議会の活動が、市民にわかりやすく、かつ、市民が参加しや
すい、開かれた議会運営を実現する。そのため、さまざまな媒体を活用した公開・広
報の充実、議会傍聴促進などに取り組む。
36
4 政策提言と政策立案の強化
執行機関から提出された議案の審議・審査はもとより、市民本位の立場から、合議
体たる議会全体として取り組むことを基本として、議会独自の政策提言や条例案など
の政策提案に取り組む。そのため、市民全体の代表者であり、合議体たる議会として
の政策提言力の向上、議決責任等の当事者責任を踏まえた政策立案力の向上を図る。
5 継続的な議会改革への取り組み
議会が一丸となり、市民本位の立場から、適切な政策決定、政策提言、政策提案が
行えるよう、継続的な議会改革に取り組む。そのため、議会改革に係る調査研究・研
修等の推進、事務局による議会活動支援事務の充実を図る。
Ⅳ 基本方向を踏まえた具体化方策及び検討事項
1 公平・公正・透明な議会運営
⑴ 公平・公正な議会運営の推進
① 会津若松市議会基本条例等の適切な運用
公平・公正で民主的な議会運営や市民と議会との確固たる信頼関係の構築を図
るため、議会基本条例及び議会議員政治倫理条例等の適切な運用を図る。
⑵ 透明性の高い議会づくり
① 政務調査費の透明性の向上
平成 19 年度に領収書添付の義務化及び公開への制度改正を行うなど、一定の
取り組みを行ってきた。今後も政務調査費の透明性を確保するとともに、判例や
他自治体の監査の事例などを考慮しながら、政務調査費の使途について研究を継
続していく。
2 市民本位の政策決定、政策監視及び評価の推進
⑴ 議決機関としての適切な政策決定
① 執行機関との緊張感ある関係構築
法令等に特別の規定等のある場合を除き、これまでも執行機関の附属機関など
からは委員の辞退等を行っており、今後も継続して徹底する。
② 二元代表制を踏まえた一般質問のあり方の確認
・ 二元代表制を踏まえた一般質問のあり方の確認
一般質問については、平成 21 年8月から、合議体である議会が政策面でま
とまって執行機関に対峙していくため、議員の発言に対する権利保障を前提と
しながら、個々の議員間の一般質問の重複に関して、事前に会派間の情報交換
を行うとともに、毎定例会ごとに一般質問等についての総括を行っており、今
後とも継続して取り組んでいく。
また、議会の監視能力や政策提言能力等を高めるとともに、議員の一般質問
37
に対する認識を深めるため、議員同士による合評会について研究していく。
・ 質問方式の再確認
一問一答方式の導入については、平成 20 年8月5日の議会運営委員会にお
いて、政策論議の論点の明確化という当該方式のメリットを十分享受できるよ
う、議員の質問内容のあり方とそのチェック機能強化を図ることが確認され、
当面は、その導入を見合わせることとされたところであることから、引き続き、
質問内容のあり方等を検討する中で、導入について研究していく。
・ 答弁方法の再確認
平成 16 年 10 月に申し合わせで確認した答弁方法(最初の答弁に部長等を加
え、当局の組織順に答弁する方法)については、平成 23 年9月定例会から、
質問の大項目単位での市長答弁を行うことが確認され、今後も順次見直しを
行うこととされており、今後も随時、議会側としての再確認を行う。
⑵ 市民の代表としての適切な監視・評価
① 自治法改正を踏まえた本会議や常任委員会のあり方の検討
地方自治法の一部改正により、常任委員の複数就任が是認されるようになった
が、今後、予算決算常任委員会や会期のあり方を検討するとともに、現在の常任
委員会の再編成の必要性、委員会中心主義と本会議における総括質疑との関係の
総括等も行いながら、そのあり方を見定めていく。
3 開かれた議会運営の実現
⑴ 市民にわかりやすい議会運営の推進
① 本会議の中継、会議録の公開
・ 議会中継システムの運営
・ 会議録検索システムの運用の拡充
・ インターネットを活用した議会映像配信システムの導入
② 市議会ウェブサイトの充実
⑵ 市民が参加しやすい議会運営の推進
① 市民の議会への直接参加
市民との意見交換会について、地区別・地域別の開催パターンのほか、関係団
体などとの分野別の開催など、多様な場を積極的に設定し開催する。
② 議会傍聴の促進
・ 傍聴者への配布資料の検討
・ 傍聴者アンケートの検討
4 政策提言と政策立案の強化
執行機関たる市長から提出された議案を審議するだけではなく、市民本位の立場か
ら、合議体たる議会全体として、独自の政策立案に取り組む。
38
※ なお、合議体たる議会全体とは、議会全体がまとまり、政策提言を行うこと
で、執行機関への対峙力や影響力を大きくすることに趣旨があり、議員としての
活動や提案権を否定するものではない。
⑴ 合議体たる議会としての政策提言・政策立案能力の向上
① 政策討論会(全体会、分科会、議会制度検討委員会)の充実
政策討論会については、前期の議会の各分科会において学識経験者等を招聘す
るなど調査研究を実施し成果を収めているが、今後とも引き続き、市民生活の向
上に結びつくよう、政策討論会の充実を図っていく。
② 緊急時等における政策提言のあり方の検討
緊急時や災害時、また庁内横断的な重要事項など、迅速に議会として対応でき
るような政策提言のあり方についての検討を行っていく。
⑵ 議決責任を踏まえた政策立案の推進
① 議員等(議員、委員会、会派)提出条例による政策立案の取り組み
議決責任など、当事者としての責任を整理・確認しながら、議員提出条例によ
る政策立案に取り組む。
5 継続的な議会改革への取り組み
⑴ 議会改革に係る調査研究の推進
① 情報収集・蓄積・提供の充実
議員からの依頼調査は、依頼議員だけではなく誰もが活用できるよう、調査結
果資料を蓄積し、議会図書室等に備え付け、閲覧に供する。
② 議会改革に係る調査研究・研修等の推進
議会改革に係る調査研究については、議会運営委員会先進地調査、各会派の先
進地調査、事務レベルでの情報収集・分析をはじめ、学識経験者の専門的知見の
活用を図りながら、今後の議会改革等とあわせて調査研究・研修等を推進する。
③ 議員個人の能力向上への支援
政務調査費等も活用しながら、議員の調査研修の充実を図る。
⑵ 事務局による議会活動支援事務の充実
政策決定、政策提言及び政策立案を充実させるための、議会や議員の支援事務を
充実させる。
① 議会事務局の能力向上
政策提案等の議会活動がより円滑に進められるよう議会事務局の能力向上に取
り組む。
39
基本理念「市民の負託に応えうる合議体たる議会づくり」
~ 市民に信頼さ れ、市民に役立つ真の議会を目 指して~
基本理念を実現する基本方向
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40
会津若松市議会基本条例
平成20年6月23日
会津若松市条例第19号
平成12年4月に施行されたいわゆる地方分権一括法による機関委任事務の廃
止によって、地方自治体(以下「自治体」という。)は自らの責任において、
自治体のすべての事務を決定することとなり、これらの事務に対して、議会の
審議権、議決権、調査権、検査権が及ぶなど、その権限が強化された結果、議
会の担うべき役割や責任も大きくなった。
このような中、地方議会を担う者が、その責務を果たしていくためには、二元
代表制の趣旨を踏まえ、首長と相互の抑制と均衡を図りながら、自治体の自立
に対応できる議会へと自らを改革していかなければならない。
この自己変革に当たっては、議事機関たる議会はまず、多様な市民の多様な意
見を多様に代表できる、という合議機関としての特性を最大限に生かしていく
ために、これまで以上に公平・公正・透明な議会運営や開かれた議会づくりを
推進し、情報の提供と共有化を図りながら、市民の積極的な参加を求めていく
ことが必要である。
他方で議会は、このような市民参加を礎として、市民との活発な意見交換を図
り、そこで得られた意見を大切にしながら、議員同士が自由闊達な議論をたた
かわせ、そのような中から、論点や課題を明らかにしたり、意見を集約してい
くことが必要である。そして、市民本位の立場をもって、より適切に政策を決
定するとともに、その執行を監視し、さらには、政策提言や政策立案を積極的
に行っていかなければならないのである。
このような認識のもと、会津若松市議会は、これまで連綿と続いている、活発
な議論を重んじる伝統と個々を尊重しあう民主的な政治風土をしっかりと受け
継ぎつつ、未来に向けた新たな価値の創造に向けて、不断の努力を重ねるとと
もに、市民の多様な意見を反映しうる合議体としての議会づくりを通じ、市民
の負託にこたえていくことを決意するものである。
ここに、会津若松市議会及び構成員である議員が活動していくに当たって、最
も根幹となる支柱として、また、そのよって立つ基盤として、この条例を制定
する。
(目的)
41
第1条 この条例は、二元代表制の下、合議制の機関である議会の役割を明ら
かにするとともに、議会及び議員の活動原則等の議会に関する基本的事項を定
めることにより、地方自治の本旨に基づく市民の負託に的確にこたえ、もって
市民福祉の向上と公正で民主的な市政の発展に寄与することを目的とする。
(議会の活動原則)
第2条 議会は、次に掲げる原則に基づき活動しなければならない。
(1) 公正性及び透明性を確保するとともに、市民に開かれた議会を目指すこ
と。
(2) 市民の多様な意見を把握し、政策形成に適切に反映できるよう、市民参
加の機会の拡充に努めること。
(3) 把握した市民の多様な意見をもとに政策提言、政策立案等の強化に努め
ること。
(4) 市民本位の立場から、適正な市政運営が行われているかを監視し、評価
すること。
(5) 議会運営は、市民の傍聴の意欲が高まるよう、分かりやすい視点、方法
等で行うこと。
(議員の活動原則)
第3条 議員は、次に掲げる原則に基づき活動しなければならない。
(1) 議会が言論の場であること及び合議制の機関であることを認識し、議員
間の自由な討議を重んじること。
(2) 市政の課題全般について市民の意見を的確に把握するとともに、自己の
資質を高める不断の研さんによって、市民全体の奉仕者、代表者としてふさ
わしい活動をすること。
(3) 議会の構成員として、一部団体及び地域の代表にとどまらず、市民全体
の福祉の向上を目指して活動すること。
(会派)
第4条 議員は、議会活動を行うに当たり、会派を結成するものとする。
2 会派は、政策を中心とした同一の理念を共有する議員で構成する。
3 会派は、政策決定、政策提言、政策立案等に際して、会派間で調整を行い、
合意形成に努めるものとする。
4 議長は、必要があると認めるときは、会派の代表者の会議を開催する。
42
5 会派の代表者の会議に関し必要な事項は、別に定める。
(市民と議会との関係)
第5条 議会は、市民に対し積極的にその有する情報を発信し、情報の共有を
推進するとともに、説明責任を十分に果たさなければならない。
2 議会は、本会議、常任委員会のほか、すべての会議を原則公開とする。
3 議会は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第100条の2に規定する学識経
験者等による専門的調査の活用並びに同法第115条の2(同法第109条第5項に
おいて準用する場合を含む。)に規定する公聴会制度及び参考人制度を活用し
て市民等の意見等を聴き、議会の政策形成に反映させるよう努めるものとする。
4 議会は、請願及び陳情を市民からの政策提案として受け止め、審議等に当
たっては請願者及び陳情者の説明機会の確保に努めるとともに、審議等に必要
がある場合は当該請願者及び陳情者の意見を聴くものとする。
5 議会は、市民の多様な意見を把握し、反映しうる合議体としての特色を最
大限に生かし、市民参加の推進に努めるとともに、市民との意見交換の場を多
様に設けるものとする。
6 議会は、市民に対し、議会で行われた議案等の審議の経過及び結果につい
て報告するとともに、政策形成に関する意見交換を行うため、市民との意見交
換会を開催しなければならない。
7 市民との意見交換会に関し必要な事項は、別に定める。
(広報広聴委員会)
第6条 議会は、広報広聴機能の充実のため、議員で構成する広報広聴委員会
を設置する。
2 広報広聴委員会に関し必要な事項は、別に定める。
(附属機関の設置)
第7条 議会は、審査、諮問又は調査のため必要があると認めるときは、別に
条例で定めるところにより、附属機関を設置することができる。
(議決責任等)
第8条 議会は、議決責任を深く認識するとともに、議案等を議決し、自治体
としての意思決定又は政策決定をしたときは、市民に対して説明する責務を有
する。
2 議会は、議会運営に関し、市民に対して説明する責務を有する。
43
(市長等との関係の基本原則)
第9条 議会審議における議員と市長その他の執行機関及びその補助職員(以
下「市長等」という。)との関係は、次に掲げるところにより、緊張関係の保
持に努めるものとする。
(1) 本会議における議員と市長等との質疑応答は、論点及び争点を明確にし
て行うものとする。
(2) 議長から本会議及び委員会に出席を要請された市長等は、議長又は委員
長の許可を得て、議員の質問に対して反問することができる。
(3) 議会は、市長等との立場及び権能の違いを踏まえ、議会活動を行わなけ
ればならない。
(4) 議会は、市長が提案する重要な政策については、議会審議を通じて政策
水準の一層の向上を図るため、市長に対し、必要な情報を明らかにするよう
求めるものとする。
(監視及び評価)
第10条 議会は、市長等の事務の執行について、事前又は事後に監視する責務
を有する。
2 議会は、本会議における審議、議決等を通じて、市民に対して市長等の事
務の執行についての評価を明らかにする責務を有する。
(政策立案、政策提案及び政策提言)
第11条 議会は、市の政策水準の向上を図るため、政策立案機能の強化に努め、
もって条例の提案、議案の修正、決議等の政策提案を行うとともに、市長等に
対し、政策提言を行う。
(議員間の討議による合意形成)
第12条 議会は、言論の場であることを十分に認識し、議員相互間の自由な討
議を中心に運営されなければならない。
2 議会は、本会議及び委員会において、議案の審議及び審査に当たり結論を
出す場合にあっては、合意形成に向けて議員相互間の議論を尽くすよう努める
ものとする。
(政策討論会)
第13条 議会は、市政に関する重要な政策及び課題に対して、共通認識及び合
意形成を図り、もって政策立案、政策提案及び政策提言を推進するため、政策
44
討論会を開催するものとする。
2 政策討論会に関し必要な事項は、別に定める。
(常任委員会)
第14条 常任委員会は、議会における政策立案及び政策提案を積極的に行うも
のとする。
(議会による研修)
第15条 議会は、政策提言及び政策立案能力の向上を図るため、研修を実施す
る。
2 議会は、研修の充実強化に当たり、広く各分野の専門家、市民等との研修
会を開催するものとする。
(議員による研修及び調査研究)
第16条 議員は、政策提言及び政策立案能力の向上のため、研修及び調査研究
に努めるものとする。
(議会図書室)
第17条 議会は、議員の調査研究に資するため、議会図書室の充実に努めるも
のとする。
(議会事務局)
第18条 議会は、議会の政策立案能力を向上させ、議会活動を円滑かつ効率的
に行うため、議会事務局の調査及び法制機能の充実を図るものとする。
(議員の政治倫理)
第19条 議員は、高い倫理的義務が課せられていることを深く自覚し、会津若
松市議会議員政治倫理条例(平成20年会津若松市条例第20号)を遵守し、品位
の保持に努めなければならない。
(政務活動費)
第20条 会派の代表者は、会津若松市議会政務活動費の交付に関する条例(平
成13年会津若松市条例第1号)第2条の規定により調査研究その他の活動に資
するために政務活動費の交付を受けたときは、会計帳簿、領収書等を整理し、
その使途の透明性を確保するものとする。
2 会派の代表者は、政務活動費の収支報告書について、自ら説明責任を果た
すよう努めるものとする。
(予算の確保)
45
第21条 議会は、二元代表制の趣旨を踏まえ、議事機関としての機能を確保す
るとともに、より円滑な議会運営を実現するため、必要な予算の確保に努める
ものとする。
(継続的な検討)
第22条 この条例の施行後、議会は、常に市民の意見、社会情勢の変化等を勘
案して、議会運営に係る不断の評価と改善を行い、必要があると認めるときは、
この条例の規定について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずる
ものとする。
2 議会は、この条例を改正するに当たっては、議員全員が賛同する場合であ
っても、本会議において改正の理由を説明しなければならない。
附
則
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平成23年3月28日条例第9号)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平成24年12月25日条例第49号)
この条例中第5条第3項の改正規定は公布の日から、第20条の改正規定は地方
自治法の一部を改正する法律(平成24年法律第72号)附則第1条ただし書に規
定する規定の施行の日から施行する。
46
会津若松市議会議員政治倫理条例
平成20年6月23日
会津若松市条例第20号
会津若松市議会が目指している市民参加を礎とした新たな議会づくりは、議員
に対する市民の揺るぎない信頼があって初めて実現できるものである。
そのためには、議員は公職者としての高い倫理観と深い見識により、自ら考え
る明確な政治倫理基準に基づき、誇りと自信をもって市政を担いつつ、説明責
任を果たしていくことが必要である。
ここに、議員と市民との信頼関係を築く基盤として、この条例を制定する。
(目的)
第1条 この条例は、議会を構成する議員が、市民全体の代表者として、また、
市民全体の奉仕者として議員活動を行う際に遵守すべき行動基準(以下「政治
倫理基準」という。)について定めるとともに、市民が議員活動について説明
を求める機会を保障することにより、議員が市民から信頼を得る基盤を作り、
もって公正で民主的な市政の発展に寄与することを目的とする。
(議員の責務)
第2条 議員は、市政にかかわる権能と責務を深く自覚し、第4条に規定する
政治倫理基準を遵守して活動しなければならない。
2 議員は、自ら研さんを積み、資質を高めるとともに、市民の信頼に値する
倫理性を自覚し、その品位の保持に努めなければならない。
3 議員は、法令及び条例を遵守し、公正な職務執行を妨げるいかなる不当な
要求にも屈しない。
4 議員は、市民からの求めの有無にかかわらず、自ら率先して説明責任を果
たさなければならない。
(市民の役割)
第3条 市民は、議員の活動及び政治姿勢に注目し、必要に応じ、議員に説明
責任を果たすことを求めるものとする。
(政治倫理基準)
第4条 議員は、市長その他の執行機関及びその補助職員並びに市が資本金、
基本金その他これに準ずるものを出資し、又は拠出している公益法人(以下「出
資団体」という。)及び指定管理者(会津若松市公の施設の指定管理者の指定
47
手続等に関する条例(平成17年会津若松市条例第10号)第5条の規定により指
定されたものをいう。)の役職員(以下「職員等」という。)に対し、その権
限又は地位を利用することにより、次に掲げる行為によって、公正な職務の執
行を妨げ、又は妨げるような働きかけをしてはならない。
(1) 公共工事の請負等のあっせん
(2) 公共施設の入居に関しての推薦
(3) 職員等の採用、異動、昇任その他の人事への関与
(4) 許認可、補助金その他の給付の決定への関与
(5) 前4号に掲げるもののほか公正な職務執行を妨げる行為
2 議員は、その地位を利用して、いかなる金品も受領してはならない。
3 議員は、その地位を利用して嫌がらせをし、強制し、又は圧力をかける行
為をしてはならない。また、いかなる場合であっても、セクシャル・ハラスメ
ント(他の者が不快に感じる性的な言動又は行為をいう。)その他人権侵害の
おそれのある行為をしてはならない。
4 議員は、飲食物の供与等社会通念上疑惑を持たれるおそれのある行為をし
てはならない。
(就業等の報告義務)
第5条 議員は、自ら事業を営んでいる場合又は次の各号のいずれかに該当す
る法人その他の団体(出資団体を除く。以下「法人等」という。)の無限責任
社員、取締役、執行役若しくは監査役若しくはこれらに準ずべき者、支配人及
び清算人に就いている場合は、速やかに議長に報告しなければならない。事業
を休止したとき又は職を辞したときも同様とする。
(1) 収益事業を営む法人等
(2) 市の許認可が必要な事業を営む法人等
(3) 市から補助金等を受け、又は受けようとする法人等
(議員の依頼等に対する記録)
第6条 議長は、議員が行う職員等に対する口頭による要請に対して、日時、
要請内容、対応等を記録した文書を作成することを当該職員等の任命権者等に
求めるものとする。
(職務関連犯罪による逮捕後の説明会)
第7条 議員は、刑法(明治40年法律第45号)第197条から第197条の4までの
48
各条及び第198条に定める贈収賄罪並びに公職にある者等のあっせん行為によ
る利得等の処罰に関する法律(平成12年法律第130号)第1条の罪(以下「職
務関連犯罪」という。)による逮捕後、なお引き続きその職にとどまろうとす
るときは、議長に、市民に対する説明会の開催を求めることができる。
(職務関連犯罪による起訴後の説明会)
第8条 議員は、職務関連犯罪により起訴され、なお引き続きその職にとどま
ろうとするときは、議長に、市民に対する説明会の開催を求めることができる。
この場合において、当該議員は説明会に出席し、釈明しなければならない。
2 市民は、前項の規定による説明会が開催されないときは、起訴の日から30
日以内に当該議員に説明会の開催を請求することができる。
(職務関連犯罪の有罪判決後の説明会)
第9条 議員が職務関連犯罪の罪により有罪判決の宣告を受け、なお引き続き
その職にとどまろうとするときの説明会の開催等については、前条の規定を準
用する。ただし、開催請求の期間は、判決の日から14日を経過した日以後20
日以内とする。
(職務関連犯罪の有罪確定後の措置)
第10条 議員は、職務関連犯罪の罪により有罪判決の宣告を受け、その刑が確
定したときは、公職選挙法(昭和25年法律第100号)第11条第1項の規定によ
り失職する場合を除き、市民全体の代表者としての品位と名誉を守り、市政に
対する市民の信頼を回復するため、辞職手続きをとるものとする。
(審査の請求)
第11条 市民は、議員に第4条に規定する政治倫理基準又は法令若しくは条例
(以下「政治倫理基準等」という。)に違反する行為があると認めるときは、
当該違反する行為を証する書類を添え、会津若松市議会議員の選挙権を有する
者4人以上の者の連署とともに、議長に対し審査の請求をすることができる。
(政治倫理審査会の設置)
第12条 議会に、会津若松市政治倫理審査会(以下「審査会」という。)を置
く。
2 審査会は、前条に規定する審査の請求があった場合において、議長の求め
に応じ、当該請求の事案を調査審議し、その結果を報告する。
3 審査会は、前項の調査審議を行うほか、政治倫理に関して議長に意見を述
49
べることができる。
(審査会の組織等)
第13条 審査会は、議長が委嘱する委員5人以内をもって組織する。
2 議長は、必要があると認めるときは、議員を委員として委嘱することがで
きる。
3 委員の任期は、審査会が結論を出す日までとする。
4 委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、
また、同様とする。
(審査会の委員)
第14条 審査会に委員長及び副委員長を置き、委員の互選により定める。
2 委員長は、会務を総理し、審査会を代表する。
3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるとき又は委員長が欠けた
ときは、その職務を代理する。
(審査会の会議)
第15条 審査会は、委員長が招集する。
2 審査会は、委員の半数以上の出席がなければ、会議を開くことができない。
3 審査会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、委員長の
決するところによる。
(審査会の調査)
第16条 審査会は、調査審議を行うに当たり、審査の請求の対象とされた議員
(以下「被請求議員」という。)又は関係人に対し、事情聴取、資料の請求等
の必要な行為を行うことができる。
(被請求議員等の義務)
第17条 被請求議員及び関係人は、審査会から、資料の提供や審査会への出席
を求められたときは、これに応じなければならない。
2 被請求議員及び関係人は、審査会において、口頭又は文書により意見を述
べることができる。
(結果の報告)
第18条 議長は、第12条第2項の規定による結果の報告を受けたときは、審査
の請求をした者及び被請求議員に対し、その内容を文書で通知するとともに、
その概要を公表するものとする。この場合において、次項の弁明書の提出があ
50
ったときは、当該弁明書と併せて公表するものとする。
2 被請求議員は、前項の文書を受け取った日から14日以内に限り、弁明書を
議長に提出することができる。
(議会の措置)
第19条 議会は、審査会の報告を尊重するものとする。
2 議会は、被請求議員が政治倫理基準等に違反したものと認められるときは、
市民の信頼を回復するために必要な措置を講ずるものとする。
附
則
(施行期日)
1 この条例は、公布の日から施行する。
(適用区分)
2 第7条から第9条までの規定は、この条例の施行の日(以下「施行日」と
いう。)以後に逮捕され、起訴され、又は有罪判決の宣告を受けた議員につい
て適用する。
3 第11条に規定する審査の請求は、施行日以後に行われた議員の行為につい
て適用する。
51
政策形成サイクル
1 政策形成サイクルの基本フレーム
政策形成サイクルは、市民との意見交換会を起点とし、そこで頂戴した意見については、議会
が有するさまざまな個別の意思を一般化・統合化していくという機能を踏まえ、数多くの意見か
ら帰納法的に課題を設定し、市民意見・要望に応えようとするモデルである。(図表1)
図表1 政策形成サイクルにおける主要ツールの位置付け
会津若松市議会の政策形成ツール
意見交換会 【意見の聴取】
広報広聴委員会【意見整理→問題発見】
一般的な政策形成サイクル
問題発見
広報広聴委員会【課題の設定】
各派代表者会議【課題の設定(決定)】
課題設定
政
策
研
究
意見交換会【設定課題の報告・意見交換】
政策討論会【重要性等の分析】
意見交換会【問題所在等の意見交換】
政策討論会・常任委員会など【政策づくり】
意見交換会【パブリックインボルブメント等】
意見交換会【パブリックコメント等】
問題分析
政策立案
政策決定
本会議・委員会【議案審議・議決】
(執行機関の執行)
政策執行
予算・決算審査【政策の事前評価・事後評価】
一般質問【執行状況等の監視・評価)
政策評価
意見交換会【議会の評価に関する意見交換】
2 政策形成サイクルの段階別概要
⑴ 政策研究
◎ 問題発見 ⇒ 課題設定 ⇒ 問題分析
→ 市民との意見交換会で市民から「意見を聴取」する。
→ 多様、多数の「意見を整理」し、「問題を発見」する。
→ 発見した問題を一般化、抽象化することで、「課題設定」を行う。
→ 設定された課題については、優先順位、重要性、緊急性等を考察・評価する
「問題分析」を行う。
52
⑵ 政策立案・政策決定・政策評価
◎ 上記の政策研究を行った上で、政策討論会などを通して、調査研究(インプット)を行い、
具体的な政策(条例立案・議案修正・政策提言)として、立案・決定(アウトプット)に結
び付けていく。また、あわせて、政策執行による地域振興と市民福祉向上への成果(アウト
カム)を市議会全体の評価尺度で評価し、説明・報告する。
※ 政策研究は、サイクルの起点として極めて重要な位置を占める。
※ いただいた市民意見を、市長に伝達するだけでは議会は単なる「使者」にすぎず、その意
味では、市民との意見交換会を「議会活動」として認識することはできない。いただいた意
見は、少なくとも議会内にも「政策情報」として蓄積することが議会活動というための必要
条件となる。 3 意見整理から問題発見、課題設定までの具体例
⑴ 問題発見を行うための意見整理プロセス ① 市民意見の整理
→ 政策サイクルの問題発見の前提。
② 問題発見とは
→ 現在の状態と実現したい姿とのギャップの把握と定義。
③ 市民意見の分類
→ 市民意見を中分類~大分類に分類する。
④ 課題設定につなげる
→ 分類した意見を分析し、問題発見に取り組む。
⑵ 課題設定の具体的方法
① 課題設定の意義
→ 問題発見の段階で問題を把握した後、市民ニーズを把握し、特に取り上げて解決すべき
もの、実現すべき問題をテーマとして設定することと定義。
② 課題設定の重要性
→ 会津若松市議会としての認識。
ⅰ)課題設定が済めば、その後のサイクルが機能する。
ⅱ)議員個々の課題設定との調和。
③ 課題設定の基本視点
→ 市民ニーズに照らしての重要性だけでなく、議事機関としての機能や執行機関との機能
的相違などを踏まえ、設定する。
ⅰ)さまざまな市民意見を分析しながら、市民ニーズを見出す。
ⅱ)議会としては、可能な限り、市民視点での横割り的・総合的な課題を設定する。
ⅲ)課題は、何らかな方策によって議会内の合意形成が図られたり、解決できたりする性質
のものに限らず設定する。
④ 設定した課題(政策課題)及び検討主体の振り分け
→ 図表2のとおり。課題を調査研究・議論する主体は、政策討論会(全体会、分科会、議
会制度検討委員会)に振り分けている。
53
図表2 設定した政策課題
大分類
テーマ
政策討論会
A 議会
1
議会活動と議員定数等との関連性及
びそれらのあり方について
全体会
(議会制度検討委
員会へ)
B 行・財政
2 本市財政の持続可能性と事業・サービ
スとの調和について~ 市民が事業・
サービスを選択しうる舞台づくり
分科会
(第1分科会へ)
3 行政サービス提供機能のあり方と庁舎
等整備の方向性について
分科会
(第1分科会へ)
4 民間委託のあり方について
全体会へ
C 生活・環境
5 防災などの地域の諸問題解決に向けた、 分科会
地域と行政機関等との連携による新た (第2、第4分科
な地域社会システムの構築について
会へ)
6 地域環境の保全について
分科会
(第2分科会へ)
D 健康・福祉・ 7 高齢社会及び少子化社会における社会
医療
保障サービスとその負担のあり方につ
いて
分科会
(第2分科会へ)
E 産業経済
分科会
(第3分科会へ)
8 地域経済活性化と持続可能な地域産業
の維持・育成について
F 建設・都市計 9 都市計画の基本的方向性について
画
分科会
(第4分科会へ)
G 教育・文化
分科会
(第2分科会へ)
10 教育・学習環境の整備について
⑶ 課題設定から問題分析までの具体例
① 問題分析の意義
→ 問題分析とは、課題設定により設定されたテーマについて、何がどのように問題なのか
を具体的に明らかにすることと定義。
② 政策討論会での問題分析
→ 主に政策討論会分科会で行う。設定テーマは抽象化されており、ダイレクトに政策立案
に結びつかない。何が問題か、どこに問題があるかなど、事実の洗い出し作業といった分
析を行う。
54
第7回市民との意見交換会における意見等の整理結果報告抜粋
(平成 23 年 11 月 25 日広報広聴委員会委員長から議長へ報告)
第 7 回市民との意見交換会について
7 回目の市民との意見交換会は、平成 23 年 11 月 6 日から 15 日まで市内 15 会場で
行われました。
今回は、9 月定例会について報告したほか、今後の議会改革、政策課題への取り組
みについてをテーマに、市政全般についても市民の皆様から意見、要望、質問などを
いただいたところです。参加者数は、15 会場合計で延べ 191 人と前回の 187 人に比べ
4 人の増、市民の皆様からいただいた意見、要望、質問の延べ件数は、283 件と前回
の 276 件と比べ、7 件の増とほぼ横ばいの状況となっています。意見等については、
別紙報告書のとおりですが、主な内容は下記のとおりです。
記
1.9月定例会報告について
延べ 78 件の意見等がありました。
【主な意見】
⇒ 放射線の除染について
・今回の補正事業にかかる市からの説明への不満
・放射線量の結果の公表
・除染後の土砂の処理方法
⇒ 市長給料 50%減額について
・賛否の理由
・議員報酬の削減
⇒ 八重の桜プロジェクト事業について
・取り組みを強化してほしい
【意見等の取り扱い】
⇒ 放射線関係については、多くの質問、意見が出されたところであり、これか
らも継続していく問題です。議会としては、これからの状況を注視する必要が
ありますので、それぞれの所管において、行政のチェック、監視を継続されま
すようお願いします。
2.今後の議会改革(案)について
延べ 31 件の意見等がありました。
【主な意見】
⇒ 議会活動について
55
・議会改革は市民の役に立っているのか。市民としては全く感じていない。単
なる議員の自己満足ではないのか。
・行政があるわけだから、すべて議会が対応する必要はないと思う。
⇒ 議員報酬・定数について
・市長の半分でも 3 分の 1 でも良いから議員の報酬を引き下げて事業を進める
ことが大事だ。
・30 名は多いのではないか。なぜ 30 名なのか。削減すべき。
⇒ インターネットによる議会中継について
・全ての人が閲覧できるわけではない。特に高齢者に配慮すべき。
・開かれた議会をつくるために、ぜひ進めてほしい。
【意見等の取り扱い】
⇒ 上記のような意見等がありましたが、報告説明した今後の議会改革(案)そ
のものについて、内容の変更にかかわるものはありませんでした。
3.政策課題・市政全般について
延べ 162 件の意見等がありました。
意見等の集約結果は別紙のとおりです。
【今後の方向性】
⇒ 今回集約した意見等については、これまで設定した 10 の政策課題の中に包
含されるものであり、新たな政策課題設定になるものはありませんでしたので、
今回の意見等については、テーマ別・分科会別に集計したものを所管委員会(分
科会)、市当局へ参考意見として送付されますようお願いします。
・なお、今回の意見交換会を通じて、緊急性も含め、何らかの対応が必要と思
われるものとして、特に除雪問題(私道への除雪〔背景には高齢世帯のため
自力でできない等〕、除雪対応への不満の声など)、原発事故問題(放射線対
策への不満・不安の声)への多くの意見がありました。
【後日回答または対応をした(約束した)主なもの】
(1班:城西地区)
・小学校周辺の線量の高い場所の除染(教育委員会に伝える)
・私所有の鉛管改修(水道施設は行政がすべきもの。検討する)
・西若松駅の屋外トイレの設置(所管課に伝える)
・除雪の苦情・要望(所管課に伝える)
・除雪による損壊(所管課より業者に対する指導をさせる)
(1班:北会津地区)
・北会津町下米塚の下水道工事の実施(所管課より説明させる)
(2班:神指地区)
56
・神指城の屋外トイレの設置(所管課に伝える)
(3班:行仁地区)
・寺町付近の側溝問題(調査し回答する)
(3班:鶴城地区)
・バス路線変更に伴う歩道除雪箇所(議会として対応する)
(4班:大戸地区)
・線量低減支援事業の説明会での内容(所管課に確認する)
・桑原~舟子の市道(所管課に伝える)
・国道 121 号と県道会津高田上三寄線の段差(調査する)
・桑原の跨線橋の街路灯(所管課に伝える)
・舟子~芦ノ牧の冬期通行(所管課に伝える)
・意見交換会での意見と回答(区長に連絡する)
(4班:東山地区)
・院内御廟の駐車場・トイレ(所管課に伝える)
(4班:門田地区)
・排水側溝の修理(現場確認し回答する)
(5班:一箕地区)
・県立博物館駐車場の開放(観光課経由で提言する)
・国道 49 号線~会津大学の道路(所管課に確認し後日回答する)
(5班:河東地区)
・市道の漏水(現地確認のうえ所管課に伝える)
・会津大学付近の高速道路下の道路(調査して後日回答する)
・河東学園の冬期間送迎バス(所管課に確認し後日回答する)
・六丁交差点の信号機設置(所管課に確認し後日回答する)
(5班:湊地区)
・赤井小学校ほかの解体撤去(所管課に確認し後日回答する)
【今後の方向性】
⇒ これらについては、各班において責任をもって対応していくものと確認しま
した。
4.市民との意見交換会の運営等について
延べ 12 件の意見等がありましたので、今後、広報広聴委員会の中で検討してま
いります。
⇒ 運営について
・参加人数が尐ない。もう尐し周知方法を検討すべき。
・区長会長さんから各区長さんへもうちょっと働きかけがあっても良いのでは
ないか。
57
・意見交換会の時間延長を要望する。
・前回の回答は持って望んでいただきたい。
・出た意見に対しては、スピード良く対応していただきたい。
・意見交換会の内容を出席者以外の人にもわかるように対処してもらいたい。
・意見交換会の開催場所ごとの回答が必要ではないか。個人的に回答されたの
では、発言しても改善されないと判断して、参加する人がいなくなってしま
うと思う。
・今回の意見交換会で出た意見と回答の報告を、区長会長を通してお願いした
い。
58
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59
2.テーマ別意見(政策課題・地区の課題)について
延べ 184 件の意見等がありました。
【今後の方向性】
⇒ 今回集約した意見等については、これまで設定した 10 の政策課題の中に包
含されるものであり、新たな政策課題設定になるものはありませんでしたので、
今回の意見等については、テーマ別・分科会別に集計したものを所管委員会(分
科会)、市当局へ参考意見として送付されますようお願いします。
なお、地区から多く出されていた意見を参考に、今回から、予め地区の課題
について問題とされる内容を抽出し、課題設定。分科会の研究内容と関連づけ
ながら、今後の方向性について意見交換する手法を試みました。
今回の意見交換会では、緊急性も含め、市の対応が必要と思われる地区の身
近な生活環境(除雪・原発事故・飲料水・西若松駅周辺整備)問題について多
くの意見が出されました。
特に、湊地区の飲料水、西若松駅周辺の環境整備には、意見交換会で約3年
以上にわたり、強く出されている意見でありながら、今日までその現状に変わ
りがなく、具体的方向性も示されないままであることから、議会として何らか
の検証を行っていく必要性・緊急性を認識したところです。
【後日回答または対応をした(約束した)主なもの】
(2班:城西地区)
・西若松駅前広場の管理者(調査する)
・住吉神社脇の通学路の夜間の安全(調査する)
(3班:神指地区)
・ゼオライトの処理と市補助金(調査し回答する)
(3班:城北地区)
・側溝への落下・危険箇所(調査する)
・雪を流すのに戸ノ口堰の水を流せないか(担当課に確認する)
・大町中央公園の落ち葉の処理(調査し報告書で回答)
(4班:町北高野地区)
・高野町道路の舗装化(調査する)
・パールライン~大江戸温泉交差点道路補修(調査する)
・浜崎高野会津若松線~森台東側案内標識設置(調査する)
・アメシロ防除(調査する)
・アピオ交差点の迂回路(調査する)
・道路の防火用水マス設置箇所の舗装(調査する)
(4班:鶴城地区)
・鶴城小学校建て替え工事の工程表(後日持参)
・防犯灯の補助額の減の理由(調査する)
60
(4班:行仁地区)
・八ツ橋設備前の水路の砂除去(区長さんと現場確認する)
(5班:東山地区)
・東山~花見ケ丘道路の舗装と水路整備(現地確認する)
・御薬園東側道路街路灯設置(現地確認する)
・新奥の細道の看板(現地確認する)
・通学路車両通行の時間制限の設定(現地確認する)
・武家屋敷裏のお墓の整備(現地確認する)
・飯盛街道のバス停の移動(現地確認する)
(5班:大戸地区)
・桑原地区内道路地盤弱い全体の補修必要(現地確認する)
(5班:門田地区)
・鶴ヶ城本丸内東屋とトイレの改修(現地確認する)
【今後の方向性】
⇒ これらについては、各班において責任をもって対応していくものと確認しま
した。
3.次回にむけた課題、申し送り事項等について
延べ 35 件の意見等がありましたので、今後、広報広聴委員会の中で検討してま
いります。
⇒ 運営について
・参加者が尐ない。周知方法の検討。
・女性は平日の昼間だと参加しやすい。
・意見交換会の時間延長を要望する。
・参加人数が増減幅が地区によって大きかった。
・懸案事項を抽出しての話し合いが良かった。
・前回の意見交換会で出た意見と回答を文書にまとめ今回会場で配布したこと
に理解が示された。
61
第9回市民との意見交換会における意見等の整理結果報告抜粋
(平成 24 年 12 月7日広報広聴委員会委員長から議長へ報告)
第9回市民との意見交換会について
9回目の市民との意見交換会は、平成24 年 11 月7日から 16 日まで市内 15 会場で
行われました。
今回は、9月定例会について報告したほか、政策討論会各分科会等の調査経過と各
地区の課題の方向性についてをテーマに、市政全般についても市民の皆様から意見、
要望、質問などをいただいたところです。参加者数は、15 会場合計で延べ 204 人と前
回の 205 人に比べ 1 人の減、市民の皆様からいただいた意見、要望、質問の延べ件数
は、228 件と前回の 248 件と比べ、20 件の減となっています。意見等については、各
班提出の報告書のとおりですが、主な内容は下記のとおりです。
記
1.9月定例会報告・市政全般について
延べ 65 件の意見等がありました。
【主な意見】
⇒ 防災のまちづくりについて
・防災計画について
・自分の避難所、避難場所がわからない
⇒ 飯盛山トイレ設置の陳情について
・客引きの行為
⇒ 懲罰について
【意見等の取り扱い】
⇒ 平成 23 年度決算に関する質問、意見も出されたところです。当市の財政状
況について心配される声もあり、これからも継続していく問題です。議会とし
ては、今後、予算決算委員会等により、限られた財源の状況を注視する必要が
ありますので、行政のチェック、監視を継続されますようお願いします。
2.テーマ別意見(政策課題・地区の課題)について
延べ 163 件の意見等がありました。
【今後の方向性】
⇒ 今回集約した意見等については、これまで設定した 10 の政策課題の中に包
含されるものであり、新たな政策課題設定になるものはありませんでしたので、
今回の意見等については、テーマ別・分科会別に集計したものを所管委員会(分
62
科会)、市当局へ参考意見として送付されますようお願いします。
なお、地区から多く出されていた意見を参考に、第8回から試みました予め
地区の課題について問題とされる内容を抽出し、課題設定、分科会の研究内容
と関連づけながら、今後の方向性について意見交換する手法を今回も取り入れ
て実施しました。
今回の意見交換会では、緊急性も含め、市の対応が必要と思われる地区の身
近な生活環境(下水道及び合併浄化槽関連・側溝・除雪)問題について多くの
意見が出されました。
また、湊地区の飲料水の問題に対し、議会として検証を行う委員会が設置さ
れたことへの反響が大きく、市全体で湊地区の現状について理解を深めていた
だく機会になったと認識したところです。
【後日回答または対応をした(約束した)主なもの】
(1 班:東山地区)
・放射線対策の金額(後日回答する)
(2班:湊地区)
・汲み取り料金の人数割り(調査し回答する)
(3班:城西地区)
・請願・陳情の着工率(報告書で回答する)
・丑渕町内会フェンス修理(報告書で回答する)
・マンホール蓋の周り剥離(報告書で回答する)
・消火栓ポールの設置(報告書で回答する)
(3班:日新地区)
・側溝整備(調査し報告書で回答する)
・市長との対話集会要望を議会にも知ってほしい(調査する)
(4班:城北地区)
・合併の事業進捗は(事業計画の進捗状況を後日報告する)
・大町道路工事計画状況(事業計画の進捗状況を後日報告する)
・通学路危険箇所。側溝の蓋がけ(現地確認、担当課に伝える)
・末広、老人町間側溝の蓋かけ(現地確認、担当課に伝える)
・踏み切りの拡幅工事(確認する)
(4班:謹教地区)
・平成 22 年税未集金額(資料後日持参)
(4班:神指地区)
・農業補助金の対象から外れた理由(調査し後日報告する)
(5班:町北・高野地区)
・幹Ⅰ-2号線道路早期着工を(現場確認し報告する)
・幹Ⅰ-1号線道路早期着工を(現場確認し報告する)
63
・アメシロ防除(確認し報告書で回答する)
・借用アメシロ防除機械の整備(確認し報告書で回答する)
・第2沼川雤水対策計画(現地確認する)
・及川街道に防犯灯設置(現地確認する)
(5班:鶴城地区)
・神明通りアーケード内自転車通行(確認し報告書で回答)
・鶴城小学校旧校舎周辺防犯対策(報告書に残し担当に促す)
・防犯灯LED化契約変更手続き(確認し報告書で回答)
・除雪の制限緩めこまめな除雪を(確認し報告書で回答)
・城前団地除雪担当課の一元化と除雪(確認し報告書で回答)
(5班:行仁地区)
・東部公園側溝のグレーチング(確認し報告書で回答)
・行仁小区間と八ツ橋設備前カラー舗装(確認し報告書で回答)
・市長公舎前通りに道路標識設置(確認し報告書で回答)
・すずらん寮解体と跡地利用(確認し報告書で回答)
・旭町の側溝(確認し報告書で回答)
・融雪対策への補助(確認し報告書で回答)
【今後の方向性】
⇒ これらについては、各班において責任をもって対応していくものと確認しま
した。
3.次回にむけた課題、申し送り事項等について
延べ 36 件の意見等がありましたので、今後、広報広聴委員会の中で検討してま
いります。
⇒ 運営について
・テーマを抽出しての話し合いが良かった。
・落ち着いた意見交換ができた。
・住民同士が具体的事例を教えあうなどの情報交換ができた。
・前回の意見交換会で出た意見と回答を文書にまとめ配布したこと、また終了
後1カ月を目安に報告書を会場に設置することに理解が示された。
64
22 会若議第 1463 号 平成 23 年2月 24 日 会津若松市長 菅 家 一 郎 様
会津若松市議会議長 田 澤 豊 彦 会津若松市議会からの政策提言について(通知)
標記の件について、平成 23 年2月 15 日に行われた本市議会政策討論会全体会において、
本市議会の政策に関する提言が下記のとおりまとまりましたので通知いたします。
つきましては、当該提言の趣旨、内容等を御賢察いただき、政策形成への反映について
特段の御配慮を賜りますようお願い申し上げます。
なお、全体会において議決された当該提言に係る最終報告書を添付いたしますので、御
参照願います。
記
1 財政に関して提言すべき事項 ~ 財政民主主義の観点からの適切対応の継続
市議会での政策研究を通じた持続可能との判断は、「現行の中期財政見通しの財政
フレームの枠内」が前提となっているため、今後の財政運営において、仮に、当該フ
レームを大きく逸脱する必要性が生じることが予測できる場合の基本的な対応方針が
重要になる。
そのような場合は、「その旨・内容等」を議会はもとより市民に「事前に説明し、
ともに議論する」という手続きをとる必要があると考えられる。これは、財政状態に
係る情報共有を通じ、議会はもとより市民も含めて財政を監視する、いわゆる、財政
民主主義を機能させることでもある。
本市では、このような状況が生じた場合は、例えば、行財政再建プログラムや中期
65
財政見通しの提示などにより、一定の適切な対応が図られてきた経過にあるが、財政
民主主義の観点から、今後とも引き続きこのような適切な対応が継続されるよう、執
行機関に要請・提言するものである。
2 ごみの減量化に関して提言すべき事項
⑴ ごみ減量化に向けた意識啓発の充実・強化
① 分別収集の周知・徹底を促進すること
少しの手間で大きな効果を得られやすい生ごみの水切り徹底やたい肥化の推進、
雑がみの分別徹底など、ごみの分別方法はもちろん、その意義や目的など根本的な
部分も含めて市民へ周知、徹底を図ることが必要である。その周知方法としては、
出前講座など直接対面形式で行う双方向型の情報提供に積極的に取り組む必要があ
る。
② 環境教育の充実・強化を図ること
ごみ問題を既存の行政の枠組みの中だけでなく全庁的な問題としてとらえ、市民
一人ひとりが自発的かつ継続的に実践したり、大人と子供が相互に協力しあいなが
ら取り組めたりするような環境教育のあり方を構築、推進していく必要がある。 ③ 組織横断的な取り組みの推進を図ること
ごみ減量化に取り組む組織体制として、子供たちへの教育であれば教育委員会と
の連携が、高齢者や障がい者のごみ問題であれば健康福祉部との連携が必須である。
担当部署だけの限定的な取り組みはもはや限界であり、全庁横断的な取り組みとし
て推進することが必要である。
④ 5Rの実践を普及すること
リフューズ(断る)、リデュース(排出抑制)、リユース(再使用)、リペア
(直す)、リサイクル(再資源化)の5Rの実践を市民に広く普及、推進していく
ことが必要である。特にごみは発生さないことが第一であることから、マイバッ
ク・マイ箸運動や食事を食べ残さないなどリフューズ、リデュースを支える行動を
積極的かつ重点的に推進していくことが必要である。
66
⑤ インセンティブ等を効果的に付与すること
ごみの減量化の取り組みに対してインセンティブを効果的に付与するしくみをつ
くり、市民が減量化に取り組みやすい土壌の形成を図る必要がある。
⑥ 協働による取り組みを推進すること
市民・行政・事業者・NPOなどが連携してそれぞれ役割分担し、共通の意識の
もと、協働によるごみ減量化の推進に取り組んでいくことが重要であり、必要であ
る。
⑦ 情報の積極的な公開を図ること
本市が抱えるごみをめぐる問題について、その費用も含めて詳細かつ積極的に市
民へ公表し、説明責任を果たしながら市民のごみに対する意識の高揚を図ることが
必要である。
⑵ ごみの有料化についての継続的な調査研究
ごみの有料化については、全国において半数以上の自治体が導入しその効果が実証
されているものの、本市においては経済状況の悪化やごみの排出量が減少しているな
どから時期尚早との判断に至った。しかしながら、会津若松地方広域市町村圏整備組
合における焼却施設の更新をはじめ新たな最終処分場の確保など、100 億円を超える
巨額の建設費用(ごみ焼却処理施設及び最終処分場の建設費)を要するごみ処理施設
整備問題を抱える本市にとって、ごみの減量化とごみ処理経費の削減は喫緊の課題で
あり、費用対効果の面から考えてもごみの有料化は避けては通れない問題である。
よってごみの有料化については、経済状況等を十分に踏まえながら、ごみの減量化
によって生み出された削減費用を施設整備のために基金化することも含め、導入時期
や導入手法等も含めて継続的に調査研究を進めていくべきと考える。
3 いっ水対策に関して提言すべき事項
⑴ 排水依存の政策から総合的政策への転換
ゲリラ豪雨の増加傾向が続く現状にあっては、雨水幹線整備や水路改修などの排水
対策だけでは不十分であり、排水依存の政策から貯留や浸透などの各種対策を含めた
67
総合的政策に転換する必要がある。
⑵ 地域住民との協働の重要性
いっ水対策を進めるに当たっては、実際に被害を受けている地域住民の意見や要望
などを十分に聴取し、情報の共有を含めて住民との協働によるいっ水対策を丁寧に進
める必要がある。
⑶ 庁内横断的な整備の推進
市の縦割り組織では、いっ水被害を防ぐことは極めて困難な状況であり、雨水貯留
タンクや地下浸透ます等の整備拡大など、単独組織に偏ることなく、組織の垣根を越
えた庁内横断的な最善の策を進める必要がある。
⑷ いっ水対策の公共施設での率先導入
雨水貯水や地下浸透などの時間差流下の手法や雨水利用については、民間における
導入促進を図る前に、新設する公共施設でそのシステムを採用・検証し、行政みずか
らがその効果を市民に周知する必要がある。また、既存施設の改築にあっても、雨水
貯水や地下浸透、雨水利用などを十分に活用する必要がある。なお、その際の設備等
については、本市が積雪寒冷地であることを考慮し、凍結などに耐えられる仕様とす
る必要がある。
⑸ 助成等による政策誘導の実施
前記3の⑷の時間差流下の検証結果に基づき、市民に対して雨水貯留や地下浸透、
雨水利用などに理解と協力を求め、必要に応じて助成等により政策的に誘導すること
が必要である。また、民間事業者が整備する駐車場やビルの陸屋根などを有効に活用
し、時間差流下に供する施設や設備の工夫が求められるが、事業者みずからが対応で
きるよう、助成等で政策的に誘導しながら、協力を得ていくことも必要である。
⑹ 開発許可の行政指導に基づく対策
民間事業者への開発許可や建築指導にあっては、時間差流下の考え方に基づく開発
などの行政指導を行う必要がある。
⑺ 雨水に対する関心高揚への働きかけ
雨水ますなどによる地下水かん養の成果を生かし、市民が雨水利用に関心を深めら
68
れるよう、水の循環に関する啓発にも努める必要がある。
⑻ (仮称)総合治水対策基本計画の策定
以上の3の⑴から⑺までの7つの事項を具現化するため、その考えを盛り込んだ
(仮称)総合治水対策基本計画を策定する必要がある。その策定の際には、市民の広
範な意見が十分反映されるよう努める必要がある。
4 市営住宅に関して提言すべき事項
⑴ 関係当事者の意見聴取
住宅の建て替えに当たっては、計画策定の早い段階から地域性を生かしたさまざま
な手法を用い、入居者の意見や要望などを丁寧に取り入れ、生活空間としての整備を
図る必要がある。その建て替えの際には、入居者ができるだけ1回の引っ越しで済む
ような工区の設定を行うなどの配慮も必要である。
⑵ 庁内横断的な整備の推進
市営住宅の建設は、単に建物の建築だけの事業ではなく、地域づくりという大きな
命題がある。したがって、基本コンセプトを作成する段階から、単独組織に偏ること
なく、組織の垣根を越えて庁内横断的に住民にとっての最良の策を検討する必要があ
る。その検討によって、市営住宅が地域づくりの核となれるよう、公園や福祉施設、
集会所などとの一体的な面的整備に努める必要がある。
⑶ 無縁社会を防止する多世代居住の促進
近年、地域とのかかわりを持たない人が増加しているとされている中で、市営住宅
には一人暮らしの高齢者が多く入居するなどの課題も多い。入居者一人ひとりが孤立
化することなく、地域の中で日常的に、そして世代を超えて住民間の交流が生まれる
よう、ハード・ソフト両面の環境づくりに配慮する必要がある。また、住宅全体が一
斉に高齢化を迎え、互助の精神が発揮できなくならないよう、幅広い世代が居住でき
る施設整備を段階的に進める必要がある。なお、その前提としては、家族構成の変化
を見据えながら、入居者の住み替えを促進できる施設整備の考え方も必要である。
69
⑷ ユニバーサルデザインでの整備
ユニバーサルデザインの理念に基づき、入居者のみならず、だれにとってもやさし
い設計に十分配慮する必要がある。その設計の際には、入居者の意見などを聴取し、
具体的な入居者像を想定・分析する必要がある。
⑸ 歴史的な地域特性の反映
町並みのアメニティーと個性を育てる視点は、魅力的な居住環境をつくり、生活に
ゆとりや美しさ、活気を与える。このことから、住宅の立地する地域の歴史的な特性
を理解し、計画に反映させることが必要である。
⑹ 環境にも配慮したいっ水対策の積極的な導入
市営住宅の新設や改修に当たっては、特に下流部に対してのいっ水防止の観点から
市民の模範となるよう、前記「3 いっ水対策に関して提言すべき事項」でまとめた
8つの提言すべき事項に加え、透水性舗装や環境緑化に供する施設なども整備し、可
能な限り大規模にいっ水対策を推進する必要がある。
⑺ ライフサイクルコストに基づく運用
整備が完了した市営住宅に対しては、適切な維持管理に努め、その都度、施設の長
寿命化に向けた定期的な補修を行う必要がある。なお、建物を企画、建設、維持管理、
解体までのライフサイクルコストを推計の上、スケルトン・インフィルの手法を用い
るなどして運用する必要がある。
⑻ 計画見直しへの提言の反映
以上の4の⑴から⑺までの7つの事項について、今後見直しが予定されている公営
住宅基本計画や城前団地建替計画に十分反映させる必要がある。
70
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「良
質な住宅環境を提供する」の評価に関する決議
平 成 24 年 9 月 定 例 会 に 上 程 さ れ た 承 認 第 8 号
平 成 23 年 度 会 津 若
松 市 一 般 会 計 歳 入 歳 出 決 算 の 認 定 に つ い て の 審 査 の 中 で 、 平 成 23 年
度行政評価結果報告書等を参考とし、基本施策「良質な住宅環境を
提供する」への評価を行った。評価に当たっては、当該基本施策の
事務事業の中から「公営住宅大規模改善事業」及び「城前団地建替
事業」について論点を抽出して審査を行ったところである。
公営住宅は住宅に困窮する低額所得者に低廉な家賃で供給する目
的から、住宅のセーフティネットとしての役割を担っており、経年
により施設の老朽化が進んでいる住宅については、大規模な設備等
の改善や建て替え等により、住宅環境の改善を図っているところで
ある。
公 営 住 宅 大 規 模 改 善 事 業 に つ い て は 、 平 成 23 年 度 に 年 貢 町 団 地 の
大規模改善工事が実施され、施設の長寿命化という点では一定の効
果があったものと評価するが、当該事業の対象となる住宅は年々増
加しており、今後はより一層計画的かつ効果的に事業を推進すると
ともに、民間活力の導入についても検討を進めていくべきである。
次 に 、 城 前 団 地 建 替 事 業 に つ い て は 、 平 成 23 年 度 に 城 前 団 地 建 替
計画が策定された。この計画は、住棟や道路の配置計画、建て替え
順序や入居者の移転計画など、事業を実施する上で必要となる基本
的な事項について、入居者の意向等を確認しながら策定されたもの
であり、今後この計画に基づき実施設計、さらには長期にわたる建
71
設工事が実施されることとなる。計画の内容については、城前団地
の整備方針を一定満たしているものと評価するところであり、基本
的にこの計画に沿って事業が進められることについてはおおむね賛
同できるが、高齢者の居場所づくりに欠かせない集会所の位置や団
地内の道路整備のあり方、良好なコミュニティーづくりに配慮した
住棟のあり方などについては、さらなる改善が必要であると認識す
るところであり、今後は可能な範囲で計画を見直すなどの柔軟な対
応が求められる。
よって、基本施策「良質な住宅環境を提供する」については、民
間活力の導入も視野に入れ、公営住宅の計画的かつ効果的な住宅環
境の整備を図るとともに、長期にわたる城前団地建替事業について
は、可能な範囲で計画の見直しを実施するなど、今後は市民の目線
に立ち返り、全庁的に関係各課の連携を深め、まちづくりの視点か
ら事業を進める必要がある旨、ここに決議する。
平 成 24 年 9 月 28 日
会
72
津
若
松
市
議
会
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「地
域情報化を推進する」の評価に関する決議
平 成 24 年 9 月 定 例 会 に 上 程 さ れ た 承 認 第 8 号
平 成 23 年 度 会 津 若
松市一般会計歳入歳出決算の認定についての審査の中で、決算特別
委 員 会 第 1 分 科 会 で は 、 平 成 23 年 度 行 政 評 価 結 果 報 告 書 等 を 参 考 と
し、基本施策「地域情報化を推進する」への評価を行った。評価に
当たっては、当該基本施策を構成する2つの事務事業「地域情報化
推進事業」及び「地域情報化推進事業(市民ICTスキルアップセ
ミナー)」が一定の効果を挙げてきたのか、を主な論点に審査した
ところである。
審 査 の 中 で は 、 平 成 24 年 度 ま で を 計 画 期 間 と す る 第 4 次 会 津 若 松
市地域情報化基本計画に基づく、さまざまな事業が行われており、
十分とは言えないまでも、「情報化を担う人材の育成」を柱に情報
化が進められてきた。しかしながら、現行の情報化は、会津若松市
全体の情報化政策の「あるべき姿」を描くことなく、手段である各
種情報化事業を展開することにとどまっており、情報化政策をどこ
がつくり、全体的な進行管理をどのように進めているのか、その責
任の所在が整理されていないことが明らかになった。
よって、基本施策「地域情報化を推進する」については、市民が
情報化の恩恵を十分に享受できるとともに、将来を見据えた先見性
ある情報化を進めていく核の組織が必要であり、会津若松市全体の
情報化政策に関して責任ある推進体制づくりが必要である旨、ここ
に決議する。
73
平 成 24 年 9 月 28 日
会
74
津
若
松
市
議
会
第6次会津若松市長期総合計画に掲げる基本施策「ボ
ランティア・NPOなどの活動を振興する」の評価に
関する決議
平 成 24 年 9 月 定 例 会 に 上 程 さ れ た 承 認 第 8 号
平 成 23 年 度 会 津 若
松市一般会計歳入歳出決算の認定についての審査の中で、決算特別
委 員 会 第 1 分 科 会 で は 、 平 成 23 年 度 行 政 評 価 結 果 報 告 書 等 を 参 考 と
し、基本施策「ボランティア・NPOなどの活動を振興する」への
評価を行った。施策評価に当たっては、その事務事業「市民活動支
援事業」を対象に、他の基本施策「効率的で効果的な行政運営を行
う」の中の事務事業「自治基本条例調査・研究事業」を関連させな
がら、論点を抽出して審査したところである。
審査の中では、より一層の住民自治を推進するとともに、自己決
定と自己責任に基づく自治体運営を行うため、市民との協働による
自治基本条例制定の必要性については、共通認識に立っていること
が確認されたものの、条例の構成やスケジュール概要など、具現化
に向けた内容は明らかにならなかった。
自治基本条例は、自治体の憲法とも言われ、住民自治による自治
体運営の基本原則を定めたものであり、自治を担う市民、市長、議
会がそれぞれ役割を分担しながら、よりよいまちづくりを進めてい
く礎となるものである。
よって、基本施策「ボランティア・NPOなどの活動を振興する
」については、分権時代における本市の住民自治を一層推進してい
くため、市民との協働による自治基本条例の早期制定に努める必要
75
がある旨、ここに決議する。
平 成 24 年 9 月 28 日
会
76
津
若
松
市
議
会
平成23年度決算審査に係る各分科会の評価及び要望的意見
平成24年9月25日 決算特別委員会配布資料
【決算特別委員会第2分科会】
基本施策名
基本施策に対する評価及び要望的意見
【評価】
共働き世帯や核家族の増加、就労形態の多様化により、さまざまな子育て支援を求め
るニーズは高まっており、一時保育・延長保育等の特別保育サ-ビスなど質的充実とと
もに、市街地においては実施箇所などその量的拡充が求められていると認識するもので
あるが、施策を構成する事務事業を検証した上では、現状として、そのニーズの十分な
把握がされていないものと考えられ、また、今後の課題として公立保育所の管理運営に
おける問題を整理し、その機能と役割について、民間保育所との分担と差別化を行うな
ど地域の福祉の向上につながるよう十分な検討が必要な現状にあると考えるところであ
る。
このことから、本施策の目的が達成されるためには、子育て世帯の実態の把握をしな
がら、そのニーズに即した子育て支援サービスの一層の充実と拠点施設のあり方の検
討が図られるべきものと評価したところである。
【要望的意見】
1-1-1
第1に短時間利用者向け保育サービス、早朝・夜間・休日保育サービス、病児病後児
少子化対策を推 保育サービス、一時預かりサービスなど、さまざまな子育て支援を求めるニーズは高ま
進する
っており、出産後の就労継続や子育て世帯の負担軽減を考えれば、とりわけゼロ歳児か
ら2歳児保育、延長保育の拡充は極めて重要であり、また、保育事業から児童健全育成
事業への移行期において、預かり時間や対象年齢の制限が大きな支障となることから、
事業間のサービスの継続性を踏まえた切れ目のない子育て支援を充実することが求め
られており、子育て世帯の実態の把握をしながら、特別保育の実施や切れ目のない子
育て支援の実施など市民のニーズを踏まえた子育て環境の一層の充実・強化を図るこ
とを要請するものである。
第2に公立の保育所や児童館の一部施設においては老朽化が進んでおり、建てかえ
や補修など今後の方針が検討される時期にあると考えられるが、その前提として公立の
施設の管理運営における問題を整理し、その機能と役割について、民間との分担と差別
化を行うなど地域福祉の向上につながるような、そのあり方について十分な検討をする
ことを要請するものである。
【評価】
第6次長期総合計画策定時からの状況の変化として、平成18年の教育基本法の改正
があり、今後の生涯学習政策においては、学習機会の提供という生涯学習支援に留ま
らず、まちづくりにおける学習成果の活用を軸に、個人の発展と社会の発展をいかに結
びつけていくかが大きなテーマとなっていると認識するが、施策を構成する事務事業を
検証した上では、生涯学習総合センターが、生涯学習課、中央公民館、会津図書館で行
っていた事業を整理統合した、これまでに準じた事業展開を行っており、当該施策にお
ける目標達成の方針である「社会教育団体への支援をはじめとする推進体制の強化」「
地域の活性化につながる社会教育活動の推進」に寄与する効果的な事業展開が十分
には図られてはいないものと考えられる。
このことから、当該施策の目標の達成のためには、市民の声に即した利用しやすい施
設の管理運営体制の検証と学習成果が社会で活用されるよう事業設計のあり方を検討
することが必要であると評価したところである。
2-1-1
生涯学習活動を
支援・促進する 【要望的意見】
第1に生涯学習総合センターが、生涯学習推進のための拠点施設として地区公民館と
連携しながら学習者への総合的な支援ができるようそのあり方の検討と学習者の声に
即した利用しやすい施設の管理運営体制の検証を要請するものである。
第2に今後の生涯学習政策においては、生涯学習を推進する条件を整備、拡充するこ
とにより、学習者が自己実現を達成し、まちづくりにおいてその成果を発揮することがで
きる環境づくりに努めながら、地域全体の教育力の醸成と地域における福祉の向上を目
標にすることが求められていると考えるところであり、平成18年の教育基本法の改正を
踏まえながら、今後の生涯学習政策のあり方を検討し、施策と事務事業の再構築が望
まれるところである。まずは、学習成果が社会で活用されるよう事業設計のあり方を検
討することを要請するものである。
77
【評価】
今後の地域社会のあり方を考えれば、地域コミュニティーを活性化し、自治体が地域
住民や自治組織と密接に連携を図りながら、地域課題の解決に協働で取り組むことが
必要になると考えるところであるが、施策を構成する事務事業を検証した上では、町内
会活動は、地域コミュニティーの活性化に向けた一層の取り組みが必要な現状にあり、
6-3-2
また、コミュニティセンターは、地域における問題解決活動について有効に寄与している
地域コミュニティ とは言えない状況にあると認識するものであり、本施策の目的の達成に向かっては、地
域コミュニティーの活性化と自治力の強化に結びつく一定の行政の関わり合いが必要な
を活性化する
段階にあると考えられる。
このことから、まずは、地域の実体把握に努め、地域の自主性と主体性について考慮
しながらも地域コミュニティーの活性化が図れるようその支援のあり方について検討す
べきものと評価したところである。
【決算特別委員会第3分科会】
基本施策名
基本施策に対する評価及び要望的意見
【評価】
本市と会津若松観光物産協会における戦略の共有、役割分担等により、官民の協力
体制がより図られるべきであり、また、誘客受け入れ体制の充実に資する便益施設整備
については、ハード面の整備や民間施設との連携によるソフト面の体制整備など、効果
3-1-1
誘客宣伝活動と 的な手法を検討し、限られた財源の有効活用により、さらなる充実を図る必要があると
考えられる。
誘客受け入れ体 このようなことから、基本施策「誘客宣伝活動と誘客受け入れ体制を充実する」につい
制を充実する
ては、多様化する観光ニーズを的確に捉え、中長期的な戦略のもと官民がそれぞれの
役割を認識・実行できる体制のあり方について、今後さらなる検討が図られるべきである
と評価したところである。
【評価】
地域産業を担う既存の企業においては、運営資金の確保やマーケティング力の向上、
販路拡大、人材育成等様々な課題を有しており、これらに対する適切な支援策を提供す
ることが重要であるが、会津漆器協同組合融資制度預託金など、十分に活用されていな
い事業も見られることから、企業ニーズに対応した支援のあり方を検討する必要がある
と考えられる。
3-2-1
また、地場産業等既存産業を持続的に発展させるためには、担い手となりうる後継者
地場産業をはじ の育成が不可欠であるが、会津漆器技術後継者の育成及び自立支援事業補助金等の
めとする既存産 検証においては、訓練校卒業後の就業やさらなる技術支援の場の提供、販路開拓支援
業を振興する
など、後継者が生業として地場産業に定着できるような支援がより充実されるべきである
と考えられる。
このようなことから、基本施策「地場産業をはじめとする既存産業を振興する」について
は、企業ニーズに対応した支援策及び、人材育成の充実についてさらなる検討が図られ
るべきであると評価したところである。
【評価】
本施策を構成する事務事業である地産地消運動推進事業においては、地産地消への
認識は拡大しているものの、実際に地元農産物の消費拡大につながっているのかとい
った検証が必要であり、本運動の意義、必要性を消費者自身が継続的な取り組みを通
して深く理解できるよう、消費者参加型の地産地消運動がより充実されるべきであると考
えられる。
3-5-1
消費者の視点に また、食の安全性確保については、今般の原子力発電所事故の影響への対応など新
たな要素が中心を占め、定期的なモニタリング検査の実施や、その情報提供等一定の
立った安全な食 取り組みがなされたと認識しているが、今後はこれらの取り組みを継続しながらも、多様
料の安定供給を 化している流通経路の透明性確保など、従来からの課題である食の安全安心への取り
図る
組みが必要であると考えられる。
このようなことから、基本施策「消費者の視点に立った安全な食料の安定供給を図る」
については、消費者への地産地消運動のさらなる波及と、多様化するニーズを踏まえた
食の安全性確保のあり方についてさらなる検討が図られるべきであると評価したところ
である。
78
【決算特別委員会第4分科会】
基本施策名
基本施策に対する評価及び要望的意見
【評価】
公営住宅大規模改善事業については、施設の長寿命化という点では一定の効果があ
るものと評価するが、当該事業の対象となる住宅は年々増加しており、今後はより一層
計画的かつ効果的に事業を推進するとともに、民間活力の導入についても検討を進め
ていくべきである。
次に、城前団地建替計画については、入居者の意向等を確認しながら策定されたもの
であり、城前団地の整備方針を一定満たしているものと評価するが、集会所の位置や団
5-4-1
地内の道路整備のあり方、良好なコミュニティーづくりに配慮した住棟のあり方などにつ
良質な住宅環境 いては、さらなる改善が必要であると認識するところである。今後この計画に基づき実施
設計、さらには長期にわたる建設工事が実施されることから、可能な範囲で計画を見直
を提供する
すなどの柔軟な対応が求められる。
以上のことから、基本施策「良質な住宅環境を提供する」については、民間活力の導入
も視野に入れ、公営住宅の計画的かつ効果的な住宅環境の整備を図るとともに、長期
にわたる城前団地建替事業については、可能な範囲で計画の見直しを実施するなど、
市民の目線に立ち返り、全庁的に関係各課の連携を深め、まちづくりの視点から事業を
進める必要があると評価したところである。
79
資料5 議会費等
資料5 議会費等
◆費用弁償
議 会 費
○本会議に出席したとき、または常任委員会、特
別委員会及び議会運営委員会に委員として出席し
たときは、次の区分により費用を弁償していたが
平成 19 年度から廃止とした 。
・ 居住地から片道 8㎞未満 1日につき 1,500 円
・ 居住地から片道 8㎞以上 1日につき 1,750 円
○当該会議又は委員会終了時刻の延長、その他や
むを得ない事情により宿泊したときは、居住地か
ら片道 8km 以上の場合、宿泊料の実費を支給する
こととしていたが、平成 20 年 9 月から廃止とした。
◆過去 3 年間の当初予算 (単位:千円)
区 分
平成 25 年度 平成 24 年度 平成 23 年度
報酬
162,116
174,408
174,088
給料
45,755
46,832
49,772
職員手当等
77,657
80,423
81,660
共済費
99,224
115,695
165,238
報償費
1,142
1,703
1,772
旅費
4,729
4,041
4,918
交際費
1,200
1,200
1,200
需用費
5,952
5,558
5,217
◆旅費等(平成 2 年 10 月 1 日適用)
役務費
1,057
1,087
1,129
委託料
8,321
7,801
7,087
使用料及び賃借料
1,096
2,290
2,290
○ 日当 3,000 円 (県内については 1,500 円)
※ 平成 15 年 4 月 1 日適用
○ 宿泊料
507
388
200
13,705
13,644
13,825
51
40
40
422,512
455,110
508,436
1.03%
1.16%
備品購入費
負担金補助及び交付金
公課費
合 計
一般会計に占める割合
宿泊料
甲地方の地域
14,800 円
乙地方の地域
13,300 円
報酬・費用弁償等
◆議員報酬の推移
(単位:千円)
553
582
550
副議長
477
513
540
510
議 員
447
481
506
478
◆特別職等の給与の推移
甲地方以外の地域
報酬月額と報酬月額の 20%の合計額に下記の割
合を乗じた額を支給する。
○ 6 月 ……140%○ 12 月 ……150%
区 分 平成 25 年 平成 16 年 平成 8 年 平成 6 年
1月1日
1 月 1 日 4 月 1 日 10 月 1 日
514
さいたま市、千葉市、東京都特別
区、横浜市、川崎市、名古屋市、
京都市、大阪市、堺市、神戸市、
福岡市、広島市
◆期末手当(平成 23 年 4 月 1 日適用)
改 正 年 月 日
議 長
地 域
◆行政調査等旅費(平成 22 年 4 月 1 日適用)
従前は年一人当たり 90,000 円 の予算であったが、
平成 21 年度より年一人約 90,000 円の予算の範囲内で
各委員会(分科会)毎に講師謝礼・講師の費用弁償及
び行政調査の旅費に振り分け、調査費用としている。
(単位:千円)
改 正 年 月 日
区 分 平成 25 年 平成 16 年 平成 15 年 平成 15 年
1月1日 1月1日 7月1日 4月1日
市 長
937
1,008
1,043
1,159
※副市長
752
809
809
899
常勤の
監査委員
575
619
619
688
教 育 長
668
719
719
799
水道事業
管理者
668
719
719
799
◆市議会政務調査費
「会津若松市議会政務調査費の交付に関する条
例」(平成 13 年 4 月 1 日施行)に基づき、1 カ月一人
当たり 35,000 円に所属する議員数を乗じた額を、
毎年度 4 月(4 月~9 月分)と 10 月(10 月~3 月分)に
各会派に対し交付する。条例制定時は月 50,000 円、
平成 17 年度より月 45,000 円、平成 21 年度からは
現在の額に改正された。
地方自治法の改正により、名称が平成 25 年3月
から政務活動費に改められた。
※平成 19 年 3 月 31 日までの職名は、助役。
80
平成24年度政務調査費会派別支出状況
会派名
項 目
(単位:円)
日本共産党
社会民主党
市民クラブ ・市民連合 新政会津 きずなの会 公明党 会津若松市 公志会 自民クラブ 諸派連合
(6人) (4人) (4人) (4人) (3人) 議団 (2人) (2人) (2人)
(2人)
会派への交付額
2,520,000 1,680,000 1,680,000 1,680,000 1,260,000
(A)
研究研修費
617,090
778,155
調 査 旅 費 1,634,480
663,080
資料作成費
支
出 資料購入費
内 広 報 費
訳
広 聴 費
11,100
無会派
(1人)
840,000
840,000
840,000
840,000
420,000
0
229,960
209,420
277,920
0
140,680
58,150
952,000 1,001,140
301,170
0
160,080
600,540
214,240
198,800
3,038
0
0
0
0
0
8,505
100,800
0
0
211,835
78,915
119,819
2,730
123,898
24,020
169,250
0
0
64,896
0
0
362,912
570,000
0
297,570
347,070
150,000
399,000
125,685
0
2,520
0
0
0
0
0
0
0
0
人 件 費
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
事 務 費
63,000
78,166
16,111
55,653
43,967
23,454
0
490
62,037
0
2,529,443 1,600,836 1,461,942 1,629,523
698,995
554,464
962,825
851,830
815,957
447,531
▲11,830
24,043
▲27,531
0
24,043
0
支出合計 (B)
差し引き額
(A-B)
市への返還額
▲9,443
79,164
218,058
50,477
561,005
285,536 ▲122,825
0
79,164
218,058
50,477
561,005
285,536
0
※交付額(A)を超える支出(B)については各会派での負担となります。
※交付額は1人当たり月35,000円。
平成24年度政務調査費使途基準
項
目
内 容
(1) 研究会及び研修会の開催に要する経費
(2) 会派に所属する議員が他の団体の開催する研究会及び研修会に参加するために要
研 究 研 修 費 する経費
(例 会場費、講師謝金及び講師賄い代、出席者負担金及び会費、旅費、宿泊費等)
調 査 旅 費 調査研究活動のために必要な先進地調査及び現地調査に要する経費
(例 交通費、旅費、宿泊費等)
資 料 作 成 費 調査研究活動のために必要な資料の作成に要する経費
(例 印刷製本代、翻訳料、リース代等)
資 料 購 入 費 調査研究活動のために必要な図書、資料等の購入に要する経費
調査研究活動、議会活動及び市の政策について市民に報告し、広告宣伝するために要す
広 報 費 る経費
(例 広報紙・報告書印刷費、送料、会場費等)
市民からの市政、会派の政策等に対する要望及び意見を聴取するための会議等に要する
広 聴 費 経費
(例 会場費、印刷費、茶菓子代等)
人 件 費 調査研究活動を補助する者を臨時に雇用するために要する経費
事 務 費 会派が行う調査研究活動のために必要な事務経費
(例 維持管理費、消耗品費、リース代、郵券代、電話料、運搬料等)
81
資料6 行政視察受け入れ状況
◆行政視察受け入れ件数(来訪した市の数)及び人数
平成24年度
区分
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合計
件数
6
9
2
18
10
1
17
18
0
6
10
3
100
人数
70
91
23
140
75
16
146
147
0
35
87
21
851
平成23年度
件数
0
3
5
18
7
0
20
25
4
6
7
2
97
人数
0
26
30
116
54
0
176
281
31
47
29
19
809
◆行政視察対応に係る説明内容(平成24年度)
対応した者
件数
議員・議会事務局
76
観光課
10
内 容
議会基本条例、政策形成サイクル、議会改革、議員間
討議
まちなか観光、極上の会津、フィルムコミッション、
会津まつり、風評被害
あいづっこ育成推進室
8
青少年の心を育てる市民行動プラン、あいづっこ宣言
水道部
5
水道事業の民間委託
都市計画課
3
景観形成地区、七日町通りのまちづくり
健康増進課
2
放射線対策(市民の健康管理)
、防災対策、被災者受け
入れ
東日本対策室
2
被災者受け入れ、防災対策
企画調整課
1
地域活力の再生に向けた取り組み
人事課
1
行政改革
商工課
1
七日町通りのまちづくり
教育総務課
1
教育行政推進プラン
学校教育課
1
放射線教育
合 計
111
※上記行政視察受け入れ件数と行政視察対応に係る説明内容の件数に差があるのは、一件の行政視
察で複数の内容を説明した場合があったためである。
82
会津若松市議会
〒965-8601 福島県会津若松市東栄町3番 46 号
□電話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0242-39-1323
□FAX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0242-39-1470
□E-mail・・・・・・[email protected]
□ホームページ・・・・・http//www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp
見て 知って 参加する ための手引書
~会津若松市議会白書 平成 25 年版~
発行:平成 25 年7月 /会津若松市議会
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