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「『奥河内くろまろの郷』の魅力発信について」(PDF:2.8MB)
『奥河内くろまろの郷』の 魅力発信について 平成27年 8月 1日 まちづくり地域デビュー講座 河内長野市農業の現状 現状 ○市内農業者の内、ほとんどの農家が、自給的農家、兼業農 家である。 ○平均耕作面積0.3haと、小規模経営の農家が多い。 ○水稲をはじめ野菜、果樹、花きと多岐にわたる生産がある。 ○多くの農家が、一作物を大量に耕作するのではなく、少量 多品目栽培を行っている。 河内長野市農業の課題 課題 ○農家の高齢化や新規就農の減少により、担い手が不足して いる。 ○人手不足による遊休農地(荒廃農地)が増加している。 ○イノシシ、アライグマ等の有害鳥獣による被害が増大して いる。 ○農地の多くは山間や谷間に散在、狭小で傾斜も比較的急な ため耕作条件は決して良くない。 対応策の検討 現状 ○自給的農家、兼業農家がほとんどを占め、小規模経営農家が多い ○水稲をはじめ野菜、果樹、花きと多岐にわたる生産 少量多品目栽培 課題 ○農家の高齢化や担い手不足、それに伴う遊休農地の増加、有害鳥獣による被害 ○耕作条件も決して良くない農地が多い ⇒『安定的・持続的な農業の発展』のため、 ①安定的な出荷供給が可能な販売農家の育成 ②地産地消の推進 ③地域の活性化につながる集落営農・協業化の促進 を目指す。 農産物直売所 の設立への気運が高まる 「農の拠点」としてスタート ■「道の駅」制度スタート ○平成5年に、「休憩施設」「情報提供機能」「地域連携機能」の3つの機能を備え ていることを要件に制度スタート。 ■近隣の「道の駅」登録の状況 ○平成5年 千早赤坂村「ちはやあかさか」 ○平成18年 羽曳野市 「しらとりの郷」 ○平成20年 和泉市 「いずみ山愛の里」 ○平成23年 岸和田市「愛彩ランド」 ■本市の状況 ○平成7年度市議会より「道の駅」整備の要望が高まる。 ⇒ 「農の拠点」整備事業として事業着手 「農の拠点」から 「地域活性・交流」拠点へ 市政取組 7つのK 基本的政策 協働のK 危機管理のK 教育のK 経済のK 環境のK 健康のK 観光のK 「農の拠点」整備事業から、「地域活性・交流拠点」整備事業へ 農業をはじめとする 地域産業の振興 地域資源・既存施設の活用等による 学びの場の創出 特色ある場づくりにおける 交流人口の拡大 主要3駅周辺に続く まちの魅力を高める「第4の拠点」 農業をはじめとする産業の活性化だけでなく 奥河内の玄関口 エネルギーの地産地消等による 環境との共生 「地域活性・交流拠点」整備事業 のエリアイメージ 奥河内くろまろの郷 石川河川敷 高木・高向ほ場整備事業地 くろまろ館 花の文化園 木根館 「地域活性・交流拠点」整備事業 これまでの経過① ■平成20年度 地域産業振興計画基礎調査の実施 ・農家団体へのアンケート調査結果 ・農を活かしたまちづくりの方向性の検討⇒ ①地産地消の推進、②交流型農業、③農商工連携 ・「農業者や市民が交流・向上する全市的な拠点づくり(農の拠点)」を提起。 ■平成21年度 「農の拠点」整備に係る課題整理 ・「農の拠点」への施設整備に関わる法制度(主として都市計画法)の整理 ・地区計画の活用及び河内長野市都市計画マスタープランの見直し等 ■平成22年度 「農の拠点」整備に係る出店交渉等 ・JA大阪南と出店交渉 ・事業化に向けた国庫補助の情報収集 ・「農の拠点」用地取得に向けた地権者説明会 ■平成23・24年度 「農の拠点」整備基本計画の策定、及び事業化の手続き ・「農の拠点」整備基本計画の策定 ・国庫補助事業の導入等、事業化手法の検討 ・用地取得の実施 ・河内長野市都市計画マスタープランの改定作業を行い、地区計画を策定 「地域活性・交流拠点」整備事業 これまでの経過② ■平成25年度 整備事業の実施 ・整備工事の着手 ・大阪南農業協同組合と、営農振興に関する基本協定の締結 ・施設の管理、運営を担う指定管理者を公募し、 「センコー・電通・アッティーヴォ共同連合体」を選定し議決を得る。 ■平成26年度 ・指定管理者と基本協定を締結し開業準備を開始 ・農産物直売所と奥河内ビジターセンター、駐車場等が完成し、 「奥河内くろまろの郷」として11月29日にオープンを迎える。 ・地産地消レストランの建設工事開始 ■平成27年度 ・7月18日(土)地産地消レストランの完成によりグランドオープン 「奥河内くろまろの郷」の愛称について ■愛称を公募し、皆さんの投票で決定 ・河内長野市と大阪南東部の山麓エリアを「奥河内」と位置づけ、 「ちかくて、ふかい奥河内」をキャッチフレーズに観光PRを展開中 ・608年に遣隋使として中国に渡り、 帰国後、国博士に任命され活躍した 「高向玄理(たかむこのくろまろ)」の出身地 「奥河内くろまろの郷」の愛称について ○ちかくて、ふかい奥河内 「奥河内くろまろの郷」の愛称について ○「高向玄理」 「奥河内くろまろの郷」の概要 奥河内ビュッフェ レストラン「TERRA」 JA大阪南農産物直売所 あすかてくるで河内長野店 奥河内 ビジターセンター バスロータリー 駐車場 普通車 300台 大型車 6台 身障者用 5台 ゆずりあい区画 2台 「奥河内くろまろの郷」の概要 ■農産物直売所「あすかてくるで河内長野店」 JA大阪南が運営する農産物直売所 営業時間 定休日 売場面積 9:30~18:00 木曜日 637㎡ 精肉販売やイートインスペースを備える 店内に試食コーナーを設置 「奥河内くろまろの郷」の概要 ■奥河内ビジターセンター パン・ジュース工房とイートインスペース、 市内特産品販売コーナー、多目的スペースを 備えた交流施設で観光情報の発信も行う。 「奥河内くろまろの郷」の概要 ■地産地消レストラン「TERRA(テラ)」 ・平成27年7月18日(土)オープン ・地元の農産物中心のビュッフェスタイル ・アイランド型のオープンキッチン ・市の食育計画や地元加工組合と 連携したメニューを提供 「奥河内くろまろの郷」の概要 ■その他 ・交流農園 (花の文化園前の駐車場内にて開催) ・周辺施設と連携したプログラムの実施 4施設 連携 「奥河内くろまろの郷」の役割 ■防災の拠点事業 ・大規模災害時の拠点としての役割 ・かまどベンチ、マンホールトイレ、災害時対応自販機の設置 ・JA大阪南との災害時協定の締結 「奥河内くろまろの郷」の役割 ■協働の拠点事業 ・地元と協働したイベントを実施 2月 福祉委員会主催の落語会 8月 くろまろ盆踊り大会 10月 地車パレード ・市民ボランティアグループによる 花壇の維持管理 「奥河内くろまろの郷」の役割 ■学習の拠点事業 ・校外学習などの拠点としての役割 ■環境の拠点事業 ・太陽光発電設備(奥河内ビジターセンター:災害時用蓄電) ・薪ストーブ(地産地消レストラン) ソフト事業の展開 ■交流農園プロジェクト ・くろまろファーム 「奥河内くろまろの郷」に隣接地で実施する収穫体験型農園 (開催日) 10月末~11月末の間の土日祝日開催 (内 容) 今秋は、さつまいも掘りからスタート 次年度以降は他の作物にもとりかかる ソフト事業の展開 ■おみやげ開発プロジェクト ①大阪芸術大学とコラボレーションしたおみやげ開発 ・プロダクトデザインコースの学生と共同で開発 ・学生が「おおさか河内材」を活用したおみやげを企画 ・優秀な作品を企業とマッチングさせ 「奥河内くろまろの郷」をはじめ市内各所での販売を目指す。 ②市民参加によるおみやげ開発 ・市民が買いたい、持って行きたいと感じるおみやげの開発を行う。 例)既存商品のリノベーション商品など ・市民の意見を取り入れるために、商品発掘等を行うワークショップ を実施し、その意見を踏まえたおみやげ開発を行う。 ソフト事業の展開 ■奥河内魅力発信プロジェクト ①自転車の取りくみ 自転車で市内を訪れる方や、 市内を満喫する手段に自転車を 使う人にやさしい環境づくりを行う。 ・河内材の自転車ラックの製作と設置 ・散走フォーラムの開催 自転車で“まち”を楽しむことを地域と共に考えるワークショップ 自転車愛好家だけでなく、自転車に乗らない人の視点も入れ、 市の良いところを発見する。 ・サイクリングマップの作成 自転車ラックの設置場所や、散走フォーラムの意見を反映した サイクリングマップを作成する。 ソフト事業の展開 ■奥河内魅力発信プロジェクト ②第1回奥河内ロゲイニング大会 ロゲイニングとは・・・ ・主催者から提示された地図をもとに、時間内にチェックポイント を回り、得点を集めるスポーツです。 ・今年度はモデル実施(参加料:1,000円、子ども500円) ・次年度以降は参加料で運営を賄う仕組みを構築する。 ・自然、歴史の名所旧跡、グルメやスイーツ店など、観光気分、 まちあるき気分で河内長野を堪能できるイベント (開催日)12月6日(日) 参加者募集は9月1日~開始 (会 場)奥河内くろまろの郷をスタート・ゴールに設定 (定 員)100チーム(300人程度) 今後の取り組み ■JA大阪南と本市(農林課)が協力しながら、本市 農業の活性化を図り、魅力的な農産物直売所作りを 推進する。 ■指定管理者、周辺施設とも連携しながら、このエリアに 人々が集う仕組みづくりを進める。 ■施設案内や更なる集客を図るためにも、24時間開設 のための対策を講じ、地域の理解を得た上で「道の駅」 への登録を行う。 最後に・・・ ご清聴ありがとうございました!