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北三谷だより
子どもが喜んで登校し 生き生きと学ぶ学校めざして 足立区立北三谷小学校 校長 信田 恵介 北三谷だより 喜んで登校し 生き生きと学ぶ学校 2013/10/31 NO9 http:///www.adachi.ne.jp/users/adkisa/ 「自(おの)ずから」の大切さ 校長 信田 恵介 10月15日(火)に後期の始業式を行い、 子どもたちは新たな気持ちで学校生活をリ・ス タートさせました。始まって早々の10月16 日(水)は、台風26号の影響でいきなり休校 になりましたが、保護者の皆様、地域の皆様の おかげをもちまして、適切にご対応することが できました。本当にありがとうございました。 引き続き、本校の教育活動にご理解とご協力の 程、宜しくお願い申し上げます。 さて、生物学者であり、受験参考書の著者と しても著名な最首悟さんは、ある講演の中で、 若者に向けて以下のような質問を投げかけてい ます。 「自ら志望し選択をしようとする。すると、 『自(おの)ずから』にぶつかる。なぜだか わからないけど、どうしてもやりたい。その 強い欲求はどこから湧いてくるのでしょう。 自ずからとは何でしょう。」 子どもたちに「やってみたい!」「実行した い!」「成し遂げたい!」という強い欲求を もたせるためには、日常的に、自ら考え、判断 し、自分の思いや願い、進むべき方向性を明確 にさせる経験を多くさせることが大切です。 子どもたちの毎日の生活の中には、志望した り、選択したりするという場面はたくさんあり ます。しかし、大人は往々にして時間を気にし、 結果を求めるあまり、子どもたちの志望や選択 から「自ずから」を奪い去ってしまいます。 例えば、 ○「私の言う通りにしていれば何も心配ない から。」とか「私の言うことが聞けないの?」 とかいった言葉で、子どもを縛ってはいま せんか? ○子どもが何かをやりたいと言い出したとき、 「そんなのやっても無駄だ。」とか「どう せ長続きしない。」といった言葉を返して しまったことはありませんか? ○自分のほうから「AとBとどちらにする?」 と聞いておいて、子どもが「Aがいい。」 と答えているにも関わらず「Bにしなさい。」 と自分の意向を押しつけるようなことはな いでしょうか? このような環境の中では、子どもたちは、考 えることにも、判断することにも意義や重要性 を感じることはありません。人に言われたこと を、人から課されたことを、人に決めてもらっ たことをやっているだけですから、自主性も主 体性も責任感も、本当の意味では育ちません。 成功の喜びも、失敗の悔しさも希薄ですから、 経験が次に生かされることもありません。 最首悟さんは、こうも話されています。 「根源的で他に置き換えられない『いのち』 を私たちは今生きています。いのちにのっ とり、したいこと、しなくてはならないこ とを追求してください。」 子どもたちから「自ずから」を奪うことが、 どれだけ深刻な事態を招くか、私も、改めて考 えさせられました。子どもたち一人一人が、自 らの「いのちにのっとって」、本気で考え、判 断し、行動できるための素地を、学校でも、家 庭でもしっかりと育てていきましょう。 道徳授業地区公開講座 10月19日(土)、土曜授業参観と合わせ て道徳授業地区公開講座を開催しました。 この講座は、47都道府県で唯一、東京都だ けが行っており、学校の教育活動全般を通して 行われる道徳教育の核となる道徳の時間の授業 を保護者の皆様、地域の皆様に公開し、心の教 育の在り方について共に考えることを目的とし たものです。 当日は、第1校時に第4、5、 6学年の全学級が、第2校時には第1、2、3 学年の全学級が授業を公開しました。また、第 3校時の時間帯には、東京都教育庁義務教育特 別支援教育指導課指導主事の秋田博昭先生にご 講演をいただき、学校と家庭が連携して心の教 育に取り組むことの大切さや、それぞれの果た すべき役割についてご指導いただきました。 午後に開催された「北三谷まつり」の準備の 関係で、参加者が少なかったのは残念でしたが、 非常に有意義な時間を過ごすことができました。 後期努力したいこと 後期の始業式で、全校児童を代表して話をし ました。 〇2年2組 桑原 英汰 2年生になって、前期は「先生の話をだまっ て聞く。 」というめあてにしました。でも、隣の 席の友だちに話しかけられると、話してしまい ました。だから後期は、隣の席の友だちに話し かけられても、話さないことをめあてにします。 今、なわとびは、二重跳びを一回か二回跳べ ます。だからたくさん練習をして、五回とべる ようになりたいです。 〇4年1組 井村 昂清 4年生はこれが最後の学芸会です。たくさん 練習して演じる自分も見ている人たちも楽しめ る学芸会にしたいと思います。 それが終わるとすぐに連合音楽会もあります。 ぼくはマラカスの担当になりました。タイミン グを合わせて、打ちたいです。4年生みなで息 を合わせて、すばらしい音楽会にしたいです。 <11 月の主な行事> 日 曜 主な行事内容 4 月 振替休日 脊柱側わん検診(5年) 5 火 卒業アルバム個人撮影 (6年) 6 水 クラブ(6校時) 11 月 安全指導 13 水 地区対あいさつ運動 学芸会準備(6校時) 14 木 ※1~5年生は5時間授業 15 金 学芸会(児童鑑賞日) 学芸会(保護者鑑賞日) 16 土 5時間授業 18 月 振替休業日 19 火 東京ガス出前授業(6年) 区小研 (B時程) 20 水 午前授業 21 木 奉仕活動〈ペンキぬり〉 (6年) 租税教室(6年) 22 金 奉仕活動〈ペンキぬり〉 (6年) 25 月 クラブ(5 校時) 小中連携(B 時程) 27 水 午前授業 28 木 個人面談始 29 金 連合音楽会(4年) ※避難訓練は、予告なしに行います。 【今月の生活目標】 「ものを 大切にしましょう!」 ・持ち物に名前をつける。 ・後始末をしっかりしましょう。 ◆「挨拶・返事・靴揃え・時間を守る」 多くの子は身についています。元気に明る い挨拶ができる、名前を呼ばれたら返事をす る、靴はきちんとそろえることなどは、社会 に出てからも大切な「基本」です。 「礼儀正しい北三谷の子」になれるよう、 ご家庭でも「後始末」とともにご指導をよろ しくお願いいたします。 10 月8日(火) 連合運動会 コスモスコンサート □運動会を終え、 短い練習期間の 中、6 年生は、自 己ベストを目指 して他の6校の 選手と力を競い 合いました。 他校の6年生と競技する中で、子どもたちは、 「緊張した」 「自分よりも速い人たちがたくさん いた」など、この運動会を通して感じることが できた様子でした。 競技を終えた子どもたちの多くは、自分の力 を精一杯出し切れたと、清々しい表情をしてい ました。 入賞した選手の紹介をします。結果は、以下 の通りです。 成 種目 記録 氏 名 績 女子 50m 9秒9 3 安西 美晏 ハードル走 男子 50m 9秒0 3 齋藤 大河 ハードル走 男子 50m 9秒2 5 綱川 寛 ハードル走 □春のアジサイコンサートは金管楽器のアンサ ンブルの鑑賞会でしたが、今回本校を訪れてく ださったのは、声楽アンサンブル「ヴォーチェ」 の皆さんでした。ソプラノ、アルトの女声、テ ノール、バリトンの男声、それにピアノのアン サンブルです。曲は有名なベートーヴェンの第 九交響曲より喜びの歌から始まり、日本の歌、 オペラ「トゥーランドット」のお話からソプラ ノとテノールの有名な歌を歌っていただきまし た。挑戦コーナーでは「腹式呼吸」に挑戦して お腹や背中も使っての呼吸方法を教えていただ き、児童も一生懸命取り組んでいました。そし て、校歌の斉唱ではいつにも増して大きな声が 体育館に響き渡 りました。その後 に、おなじみの曲 が声楽の四重唱 で披露されて、児 童たちはうっと りと聞き惚れて いました。 女子 100m走 16 秒2 3 片山 千尋 女子 100m走 16 秒6 6 石田 乃愛 男子 100m走 15 秒 9 6 知久 隼也 3 分5秒 800m走 3 木下 涼香 75 1 分 57 秒 06 第4位 対抗 石田 乃愛 榎本 いづみ リレー 渡邉 みちる 熊谷 七海 (女子) 佐川 桃子 木下涼香 1 分 55 秒 06 第7位 対抗 佐竹 俊祐 松岡 大樹 リレー 齋藤 大河 仲出 悠介 (男子) 仁坂 駿太 知久 隼也 4年生 社会科見学へ 10 月 4 日(金) 、4 年生は社会科見学で有明清 掃工場と虹の下水道館に行きました。 清掃工場の見学では、大型クレーンでごみを 焼却炉に運ぶ様子に驚きの声を上げ、灰を活用 して道路の舗装材に使われること等を学びまし た。 授業で学習したことを、実際に目で見て確か めることができました。ごみに対する意識も高 まり、 「家でごみをきちんと分別しよう」 「ごみ を減らす努力をしよう」という感想も聞かれま 青少年対策綾瀬地区委員会健生標語 □親子で考える健全育成の標語コンクール。本校か らは次の 3 点が選ばれました。 ◆最優秀作品 家族でも 小さな親切 「ありがとう」 (6年1組 佐竹 俊祐) ◆優秀作品 どうしたの やさしいきもち たすけあい (1年2組 石橋 夏姫) いただきます 楽しく食べれば 心も元気 (3年3組 若杉 航太) 青少年対策綾瀬地区委員会善行少年表彰 □綾瀬地区委員会で善行少年として表彰されま した。 ◆代表委員会;募金活動や各種集会での活動 ◆6 年生;一年を通しての「あいさつ運動」 ◆その他に、各子供会からの推薦がありました。 した。 虹の下水道館は、映画や、ワークショップで 下水道の仕組みや水の汚れの調べ方などを学び ました。 下水の透明な模型で、家から出た排水の流れ や、下水道管の太さを確認することができまし た。 3年生 芋ほり体験学習 10 月 22 日、中川農園でサツマイモの収穫を行 いました。5 月に植えた苗は大きく育ち、たくさ んのおいもがとれました。その重さ、なんと 159 キログラム!! 苗植えのご指導や、水や りなどのお世話を長期間、 丁寧にやってくださった 野菜ボランティアの皆様 のおかげです。本当にあり がとうございました。 つるがとても長かったのでびっくりしました。 土をほったら虫がたくさん出てきたので、ちょ っとおどろきました。あと、ボランティアさん が教えてくれたおかげで、いもをいっぱいほる ことができました。 学校にもどって来てから、さつまいものつる でリースを作りました。かざりつけをして、き れいなリースができてほしいです。 (3年1組 坂元鈴菜) □ぼくは、夏はと ても暑かったので、 あんまりいもはで きていないと思い ました。だけど、 とても大きないも をたくさんとるこ とができました。さつまいものお世話をしてく ださったボランティアの人に感しゃしています。 みんなもたくさんとれたからよかったです。 今の2年生も、来年はたくさんとってほしい です。 (3年2組 谷昂太郎) □5月にサツマイモのなえをうえました。その 時は、秋がとても楽しみでした。けれど、毎日 中川のう園に行くことはできないので、ボラン ティアの人達が10月22日までそだててくれ ました。そのおかげで10月22日のいもほり では、大きなおいもがいっぱいとれました。わ たしは、一生けんめいにおいもをほって、きゅ う食に自分たちのほったサツマイモが出るので 楽しみでしかたがないです。 (3年3組 田島愛)