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合併号 - 群馬県産業支援機構

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合併号 - 群馬県産業支援機構
財団法人 群馬県産業支援機構
2011
7 8
合併号
INDEX
■特集 中小企業白書 2011 年版のポイント・・・・・・・・・・・ 1
■企業ルポ 末広産業株式会社・・・・・・・・・・・ 5
■ここに注目!! 地域のこの企業 丸三綿業株式会社・・・・・・・・・・・ 7
■ぐんま産業創造倶楽部 活動報告・・・・・・・・・・・ 8
■ 中小企業支援サイトのご案内( J - Net 21)・・・・・・・・・・・ 9
■【環境省】補助金のご案内・・・・・・・・・・・11
■お知らせ 群馬県からのご案内・・・・・・・・・・・12
▲
群馬デスティネーションキャンペーン
2011.7/1 9/30
■受・発注ニュース・・・・・・・・・・・13
特集
中小企業白書 2011 年版のポイント
~震災からの復興と成長制約の克服~
今回の特集は、経済産業省中小企業庁がとりまとめ、先ごろ公表した
「中小企業白書 2011 年版」のポイントをご紹介します。
第
1部
最近の中小企業の動向
中小企業の業況は、総じて持ち直しの動きが見られたが、東日本大震災の影響により大幅に悪化
している。また、円高の進行や原油価格の高騰等の先行きへのリスクがある。
第 1 章 ● 2010 年度の中小企業の動向
第1節 我が国経済の動向では、輸出・家計がリーマン・ショック後の景気回復を牽引したが、震災が発生した
2011 年 1-3 月期には、GDP 成長率は低下した。
○輸出は、2011 年初めにアジアを中心に前年同月比で大幅に増加したが、2010 年後半にかけてその伸び率が
緩やかに縮小し、2011 年 3 月には、震災の影響もあり減少に転じた。
○民間消費は、2010 年 7-9 月期に耐久財を中心に大幅に増加したが、2010 年 9 月にエコカー補助金が終了し
たことなどにより、2010 年 10-12 月期に減少に転じ、2011 年 1-3 月期も震災の影響による消費マインドの
低下等から、更に減少した。
第 2 節 中小企業の動向では、景況感は総じて持ち直しの動きが見られたが、震災が発生した 2011 年 3 月に大幅に
悪化した。地域別、業種別の影響 DI も、震災の影響により総じて悪化。特に東日本で大幅に悪化した。
◇生 産:
(
中小製造業)震災発生後、過去最大の下げ幅で低下。特に輸送機械工業の低下が著しい。
◇売上高・経常利益率:緩やかに改善していたが、今後の震災の影響が懸念される。
◇設 備 投 資:(
中小製造業)過去最大の減少率を記録した 2009 年度の実績から2割増加したが、その
内容は「更新、維持・補修」が最も多い。今後、復興に向けた投資も見込まれる。
◇資 金 繰 り:資金繰り DI は、リーマン・ショック前の水準以上に回復していたが、震災発生後大幅に悪化した。
◇倒 産 件 数:減少しつつあったが、2011 年 3 月以降、震災関係の倒産が見受けられる。
◇雇 用:中小企業の雇用の過剰感は緩やかに解消されつつあったが、完全失業率は依然として高
い水準が続く。新規求人数は、震災発生以降前年同月比での増加に小規模な企業が寄与
していたが、震災の影響もあり伸び率は縮小。2011 年 3 月、2012 年 3 月の大卒者では、
300 人未満の企業で求人が求職を上回る。
◇円 高 の 影 響:輸出を行う中小企業の約 6 割、輸出を行わない企業の約 2 割が、円高によりマイナスの
影響があると回答。急激な円高の進んだ 1995 年と比較すると、2010 年の方がマイナ
スの影響があると回答する割合が低い。
◇原油価格の高騰の影響:2010 年 9 月以降、
「原油・石油製品の価格高騰により収益が圧迫されている」と回答す
る中小企業の割合は総じて上昇傾向にある。2011 年には、為替相場の変動の影響のほか、
国内の消費低迷、販売不振、原材料価格、燃料コストの高騰等が不安視されており、こ
れに加えて震災の影響も懸念される。
2011年の不安要素
82.8
27.4
販
売
不
振
国
内
の
消
費
低
迷
燃
料
コ
ス
ト
の
高
騰
原
材
料
価
格
21.8
取
引
経先
営の
破経
綻営
不
安
21.8
海
外
生
産
進
展
取
引
先
の
21.4
為
替
相
場
の
変
動
20.7
サ
に海
よ外
る経
輸済
出の
減減
少速
17.6
人
材
の
不
足
育
成
難
資料(株)
日本政策金融公庫「2011年の中小企業景況見通し」
(2010年12月)
(注)1. 調査対象は、三大都市圏の
(株)
日本政策金融公庫の取引先。 2.複数回答であるため、合計は必ずしも100にならない。
1
2011 JUNE
15.0
金
利
上金
昇融
動
調向
達
難
)
ビ
ス製
価品
格
の
低
下
19.0
(
(%)
90.0
80.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
12.9
有
利
子
負
債
の
多
さ
8.7
ア
ジ
ア
企
業
の
台
頭
第 2 章 ●東日本大震災の中小企業への影響
東日本大震災では、地震、津波、原子力発電所事故、電力供給制約等の様々な事象が生じ、
これらが複合的に関連して中小企業に広範かつ甚大な影響が生じた。
●津波の影響を受けた地域には約8万社、地震の影響を受けた地域には約 74 万社、原子力発電所事故の避難区
域等には約8千社、東京電力管内都県には約 145 万社が存在。このほか、サプライチェーンを通じた影響や消
費マインドの低下による影響が全国的に拡大した。
●商工会が把握している会員企業の被災状況によると、建屋・家屋の被害は、沿岸部で全壊が約 5 割である一方、
内陸部で一部損壊が約 8 割と、津波の影響を受けた沿岸部でより大きな被害が発生。
◇津 波 の 影 響:津波により影響を受けた地域は、生活面、経済面双方から見て、小規模な都市雇用圏で
あるものが多い。これらの地域では、漁業及び漁業から派生する食品加工業等が主要産
業となっているが、津波により、 工場、店舗、港湾等の産業基盤や地域のコミュニティ
の基本的機能が壊滅的な被害を受けた。
◇地 震 の 影 響:津波の影響は受けていないが、地震により影響を受けた地域でも、①建物や設備の損壊、
液状化、②設備の保守・点検が専門家の不足で受けられないこと、③物流の停滞により
原材料の調達や商品の配送が行えないこと、などにより中小企業や商店街の事業活動に
大きな影響が生じた。
◇原子力発電所事故の影響:避難区域等では、農林漁業で約 12%、建設業で約 15%、製造業で約 21%、電気・ガス・熱供給・
水道業で約 2%が働いており、全国、福島県と比較すると、これらの業種で就業する者の割合が高
い傾向にある。また、原子力発電所事故の避難区域等では、化学部品、輸送機械部品、電子機器部
品等の特定の分野において高いシェアを有する企業が存在し、当該企業の事業活動の継続が困難と
なり、自動車やエレクトロニクス等のサプライチェーン全体に影響が波及したとも考えられる。
◇電力供給制約の影響:東京電力管内の企業数は、約 145 万社であり、その大半は中小企業である。帝国データ
バンクのデータでは、管内企業数と、管内企業と直接取引を行う管外企業数を合せると、
全国の約 5 割を占める。特に、製造業と卸売業では、管内企業と直接取引を行う管外企
業数が多く、全国的に影響が及ぶ可能性がある。
◇その他の全国的な影響
・サプライチェーンへの影響:被災地域における出荷額が大きく、産業に不可欠な品目を提供する企業との取引が
困難になることにより、サプライチェーンに影響が及んだケースもあった。
・消費マインド低下による影響:震災による消費マインドの低下により、小売業、旅館、ホテル等のサービス業
を中心に影響が拡大した。
第
2部
経済社会を支える中小企業
第 1 章 ●産業、生活の基盤たる中小企業
中小企業は、経済的、社会的に重要な存在である。東日本大震災でも、我が国の産業のサプライ
チェーンを担い、地域住民の生活を支えるなど、中小企業の重要性が再認識された。
①中小企業の位置付け
中小企業は、我が国の企業の 99.7%、雇用の約 7 割を占めており、その割合は、人口規模が小さい市区町村
で高い。企業数では建設業が 12%、製造業が 11%、小売業、飲食店、宿泊業、その他サービス業等が 70%、 従業者数では、建設業が 7%、製造業が 15%、小売業、飲食店、宿泊業、その他サービス業等が 37%を占める。
②産業を支える中小企業(中小製造業の位置付け)
中小製造業は、我が国の製造業付加価値額の約 5 割を生み出しており、特に食料品製造業、金属製品製造業、
生産用機械器具製造業では、中小企業が多くの付加価値額を生み出している。
輸送用機械器具製造業では、仕入数の大きい自動車を製造する大企業を数多くの自動車部分品、付随品を製造す
る中小企業が支えており、中には、多くの中小企業を取りまとめる企業や多種類の部品を製造する企業も存在する。
2011 JUNE
2
③生活を支える中小企業(中小小売業の位置付け)
中小小売店は、小売販売額の約 7 割を占め、人口規模が小さい市区町村では、その割合が高い。品目別には、
飲食料品や石油ガス類といった割合が高く、中小小売店が生活必需品の供給を担っている。
こうした地域消費を支える中小小売店の一つである商店街への来街者は、アンケートによれば、居住地から
30 分圏内の割合が高く、主な客層は主婦と高齢者の割合が高い。
④被災地域の経済を支える企業及び企業群
被災地域の経済も、中核的な役割を担う中小企業及び商店街により支えられている。
石巻市雇用圏を例に、企業の取引に着目して、取引関係が密な企業同士に分類すると、水産加工業、建設業、
漁業を営む企業群が存在し、各企業群には、地域の取引の中核的な役割を担う企業が存在することが見て取れる。
これらの上位3つの企業群で、石巻市雇用圏の企業数 748 社、雇用 1.7 万人、売上高 7,570 億円の 5~6 割
を占めており、企業群及び企業群の中核となる企業は、地域経済の中で大変重要な役割を果たしている。
自社が直面している課題(中小企業) 非製造業
製造業
(%)
80
60
40
20
0
0
景気低迷、円高、デフレ等に
よる売上の減少
原油、原材料高騰による
費用の増加
系列変化による取引の減少
や資金調達の困難化
技術革新等による商品、
サービス、技術の陳腐化
グローバル化の進展による
競争の激化
74.2
36.6
10.7
14.8
27.5
20
40
59.6
23.6
その他
(%)
80
60
製造業
40
今後取り組むべきこと
(中小企業)
20
0
56.1
系列内企業との取引拡大
16.9
11.9
系列外企業との連携
8.6
2.0
40.5
1.8
34.0
系列内企業との連携
13.1
系列内金融機関からの
資金調達
系列外金融機関からの
資金調達
輸出、海外展開
35.7
60.5
7.4
11.3
6.6
3.9
2.0
2.2
5.2
17.3
22.0
多様な人材の活用
2.9
その他
80
48.0
研究開発、技術開発
17.5
(%)
60
37.5
系列外企業との取引拡大
7.7
資料:中小企業庁委託「産業、生活を支える企業に関するアンケート調査」
(2010年11月、
(株)三菱総合研究所)
(注)複数回答であるため、合計は必ずしも100にならない。
40
新規需要の掘り起こし
13.5
4.5
非製造業
20
新事業の展開
38.2
26.0
0
既存事業の高付加価値化
9.5
人材確保の困難化
2.3
80
9.2
消費者ニーズの多様化
19.3
24.0
(%)
61.1
国内需要の減少
64.1
60
4.4
資料:中小企業庁委託「産業、生活を支える企業に関するアンケート調査」
(2010年11月、
(株)三菱総合研究所)
(注)複数回答であるため、合計は必ずしも100にならない。
第 2 章 ●中小企業の良さを守る取組
急速な景気後退や深刻化する構造的課題の中で、中小企業の良さをどのように守っていくのか。
①急速な景気後退への対応
東日本大震災以降、様々な中小企業対策が実施されているところであるが、リーマン・ショック後の急速
な景気後退にも、景気対策緊急保証制度が約 85 万社の中小企業に利用され、公的金融機関の貸付条件の変
更実績が約 120 万件となった。
2009 年 12 月の中小企業金融円滑化法の施行前後では、金融機関の約 9 割、中小企業の約 5 割が条件変
更への対応が積極化していると回答していた。
②構造的課題への対応(事業引継ぎ)
東日本大震災により、国内需要の収縮やグローバル競争の激化等の構造的課題が深刻化する中、展望が開
けない中小企業も存在することから、必要な施策を講じていく必要がある。近年、非上場企業間の事業間引
継ぎ件数は、減少傾向にあり、事業の売却や譲渡先を見つけるのが難しいといった課題が存在。
こうした状況を踏まえて、政府では、これまで中小企業の親族間の事業引継ぎを支援しているところにあ
るが、親族外であっても、中小企業の経営資源を確実に引き継いでいくため、企業間のマッチングを支援す
る体制整備を行う。
第
3部
経済成長を実現する中小企業
第 1 章 ●経済成長の源泉たる中小企業
東日本大震災の影響により、多くの中小企業が倒産、廃業を余儀なくされ、エネルギー供給制約、
国内需要の収縮、グローバル競争の激化等の震災前からの課題がより深刻化することとなった。足
下の復興が喫緊の課題であることは言うまでもないが、我が国経済が持続的に成長するためには、
起業、転業により経済の新陳代謝を促進し、労働生産性の向上、国外からの事業機会の取り込みに
より、中小企業が成長していくことが重要である。
3
2011 JUNE
第1節 我が国の起業の実態
①我が国の起業の現状
我が国の開業率は、近年 2 ~ 5%で推移。廃業率は、1990 年半ばから上昇し、近年 5 ~ 7%で推移しており、
震災の影響により、今後更に上昇することが懸念される。業種別には、情報通信業や医療、福祉等において、
開業率が高い。
②起業の意義
・製造業では 2007 年に、1988 年以降に起業された事業所が約 45%を占める。
・新規企業の売上高は、創設後に既存企業と比べて高い成長を示す。
③起業の促進に向けた課題と取組
能動的な動機で起業したと回答する者が 8 割を占め、その動機・目的は、自己実現、裁量労働、社会貢献、
専門技術・知識活用が多い。
・最大の課題と認識されているのは、起業時は「資金調達」、起業後は「質の高い人材の確保」。
・資金調達先は「自己資金」
、人材確保は「知人や友人を採用」が最も多い。
第 2 節 我が国の転業の実態
①我が国の転業の現状
開廃業に比べて、他業種からの転出や転入による事業所数の変動幅は小さい。産業小分類ベースでは、毎年
2 ~ 3%の企業が業種転換を行っている。
第 2 章 ●中小企業の強みを伸ばす取組
第1節 労働生産性の向上
人口減少及び少子高齢化により、15 ~ 64 歳人口が、2030 年に 6,740 万人と、2009 年の 8,149 万人の約
83%の水準に減少することが見込まれることに加え、震災後に一層高まったエネルギー供給制約の中で、我が
国経済が持続的に成長していくためには、企業の労働生産性を向上させていくことが必要である。
第 2 節 国外からの事業機会の取り込み
東日本大震災の影響により、国内需要の収縮、グローバル競争の激化等が更に進行し、輸出や訪日外国
人の減少、外国企業や外資系企業の日本離れの動きが見られるなど、大変厳しい状況が続いているが、中
長期的には、国内需要の大幅な増加を見込むことは困難であるため、我が国の中小企業は、今後成長が見
込まれる国外からの事業機会を取り込んでいくことが必要である。
①中小企業の輸出及び直接投資の現状
・2008 年の中小製造業の輸出企業の割合は 2.4%。業種別には、加工組立型で高い。
・輸出企業の数は、2008 年には 5,606 社に増加し、いずれの業種も増加傾向だが、東日本大震災の影響によ
り今後の減少が懸念される。
②中小企業の国際化のための取組及び国際化に成功する中小企業の特徴
・アジア、欧米ともに、約 8 割の企業が日本と同じ財・サービスを販売・提供していると回答。
・その理由は、
「日本と同じ財・サービスであることが評価される」と認識している企業の割合が最も高く、 特にアジアではその傾向が強い。
③国内における事業機会の取り込み
・国外に自社の財・サービスを販売・提供している企業は、「海外からの輸入を行っている」、「外国企業や外
資系企業と関わりがある」と回答する割合が比較的高いが、国外に自社の財・サービスを販売・提供してい
ない企業でも、23.5%が「海外からの輸入を行っている」、9.1%が「外国企業や外資系企業と関わりがある」
と回答している。
2011 年版中小企業白書のまとめ
我が国の経済社会を支える中小企業の震災からの復興を早急に行うとともに、我が国経済が持続
的に成長するために、企業・転業、労働生産性の向上、国外からの事業機会の取り込みにより、中
小企業が更なる発展を遂げていく。(中小企業庁発行:中小企業白書 2011 年版より)
◇中小企業庁ホームページ:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
2011 JUNE
4
企業ルポ
No.189
末広産業株式会社
前橋市亀里町786
電 話/027-265-1295
資本金/3,000万円
社員数/70人
U R L/http://www.suehiro-sangyo.com/
音響道路開発の先駆者
代表取締役社長
足立 雅弘 氏
(開発中の「回復装置」と共に)
県内の観光地の道路をクルマで走っていると、どこからともなく童謡が聞こえてくる。そんな体験をした
人も少なくないだろう。走っている車のタイヤと道路に刻まれた溝との関係によって童謡が奏でられる仕組
みだ。このメロディーが流れる道路の仕掛け人が前橋市にある末広産業株式会社だ。同社がメロディーの流
れる道路を初めて施工したのは 2007 年 11 月のこと。大分県竹田市において大分県所縁(ゆかり)の作曲家
瀧廉太郎が作曲した「花(春のうららの隅田川)」が聞こえるようにした
工事だった。翌 2008 年には 3 月に大分県竹田市に 2 カ所目の音響道路を
施工、4 月高崎市榛名湖町、8 月草津町、11 月新潟県魚沼市と 4 カ所を
設置した。2009 年は静岡県裾野市と山梨県富士吉田市の 2 カ所に留まっ
たが 2010 年には 6 カ所を施工し、今年に入ってからはすでに前橋市と愛
媛県西宇和郡伊方町で施工を終えている。
居眠り運転防止や速度超過抑制、スリップ防止、観光気分の醸成に貢
献しており、話題つくり効果が期待できることから全国各地から引き合
いが来ている。同社では音響道路をすでに全国で 17 カ所に設置しており、
施工中の音響道路
群馬県内にはそのうち 10 カ所がある。
「イーシーフレーム工法」でも先駆者
末広産業が音響道路の施工に進出した背景には、長年コンクリート自動連続機械施工「イーシーフレーム工法」
で培ってきた技術がある。同社では 1974 年から米国ヒューロン社やパワーカーバー社製のコンクリート自動連続成
型機を導入して機械によるコンクリート工事を手掛けてきた。この工法は、従来なら手組の型枠を使用して施工して
いたコンクリート工事を、機械により自動連続成型施工してしまう
ため、省力化、工期の短縮、コスト削減などの効果が得られる。
施工先は国内に留まらずグァム島での実績もあり、2000 年にはこ
の
「イーシーフレーム工法」で
「ものづくり立県ぐんまの 1 社 1 技術」
に選定されている。
L型外渠、エプロン、護岸帯コンクリート工事、U字側溝、セ
ンターバリアーなど事業進出当時は高速道路関係工事が多かっ
たが、徐々に応用範囲を広げ、今では高規格道路や公園、一般
道の中央分離帯、エプロン(縁石すりつけ)、コンクリート舗装や
グァム島ホテル街での施工例
ヒューム管を巻き込んだL型外渠など幅広い構築物を手掛けるよ
5
2011 JUNE
うになっている。堤体ブロック(ダム)の施工実績も少なくな
い。変わったところでは、前橋グリーンドーム、福岡ドームの
自転車走路バンクコンクリート舗装も機械施工用型枠装置を
工夫して完成させている。
30 年以上の歳月の中で築き上げた技術蓄積があればこそ
2006 年に音響道路部を立ち上げ、音響道路の施工に応用展
開が可能だったのだろう。また長年の取引によって多くの大
手道路会社との間に築かれた信頼関係も音響道路の事業展
開を後押ししているようだ。
イーシーフレーム工法による円形水路の施工
祖業から大きく変わった業容
末広産業の創業は 1948 年。創業者の足立弘典氏は群馬県庁保健課に勤務する公務員だったが退職して自
転車 1 台で石油コンロの販売を始めた。その後プロパンガスの販売に手を広げ、さらにはガソリンスタンド
の経営にも乗り出し、事業の基盤を築いた。1960 年代後半には前橋市六供町に建設機械(主にコンクリー
トポンプ車)のサービス工場を開設し事業の多角化を図った。現在、IHI、極東開発工業の 2 大メーカー
のコンクリートポンプ車指定サービス工場としては国内最大シェアを持ち、カバー範囲は群馬、新潟、千葉、
長野、栃木、茨城、埼玉に及んでいる。コンクリート圧送管に関しては自社生産も行うようになっている。
1974 年には前述したコンクリート自動連続成型機による土木工事に進出し、今日の事業体制を整えている。
コンクリートポンプ車の修繕事業や建設機械土木工事の請負が増加するに伴い創業事業である石油コンロの
販売やプロパンガス販売、ガソリンスタンド経営からは撤退して
いる。この間 1984 年には放射能汚染対策を主眼とするシェルター
事業部を設立し、国内初の核シェルターを本社地下に建設し話題
を呼んだが、同事業部で培われた技術は、地下にパニックルーム
を設けた「サバイバル住宅」を主力商品とする建築事業部門に引
き継がれている。「サバイバル住宅」に標準装備されるパニック
ルームは、災害時の避難施設や防災品の備蓄場所、平時には地下
ならではの特性を生かしたホームシアターやオーディオルームと
して活用できるようになっており、建坪 10 坪からの設計が可能
末広産業本社外観
なユニーク商品である。
止まぬ先駆者としてのチャレンジ精神
現在進行中の第二東名高速道工事においては、全線に至るコンクリート舗装体の連結部を固定する金具「タ
イバーロック」を自社生産して大量納入している。これも長年高速道の建設に関わった経験と、建設機械の
修理やコンクリート圧送管を製造してきた技術があったればこそのことだろう。
また社長自身がライフワークとして掲げるのは、高速道路に採用されている通水性舗装の寿命を長期化す
るための「回復装置」の開発である(群馬県経営革新登録事業)。舗装の空隙内にゴミ、塵、砂などが入り
込んで隙間を埋めてしまい、通水性能が2~3年で消滅してしまうことが問題になっている。舗装面そのも
のに寿命がきている訳ではないので、通水性能を回復させればよいのであり、実現すれば新たな工事による
CO 2 の発生を防ぎ、公共投資負担も軽減できる。現在完成まで40%程度の進捗状況とのことだが、これ
が実用化されれば、道路関連工事における末広産業の優位性はさらに高まるものと思われる。
社長の言う「誰もがやっていないちょっとした工夫から」を合言葉に、末広産業の新たな挑戦が続く。
2011 JUNE
6
ここに注目!
! 地域のこの企業
—— 軽くて優しい快眠 「シルク布団」を商品化 ——
<企業概要>
事 業 者:丸三綿業(株)(代表取締役 富澤 順)
事業内容:寝具製造
従 業 員:28人
連 絡 先:高崎市剣崎町191-1
TEL 027-343-1433 FAX 027-344-0741
ホームページ: http://www.kaiminhouse.com
○特許製法でコストを低減
富澤 順社長
シルク布団の3点セット(上掛け・敷き布団・枕)
。
女性が手にするのがシルクフィル
Q.群馬のオリジナル蚕品種「ぐんま 200」を使ったシルクの布団を商品化したそうですね。
A.はい。伊勢丹さんやカタログ通販ライトアップショッピングクラブさんなどで扱っていただいています。
モニター販売を含め 100 点ほど販売しました。
Q.シルクというと、真綿(まわた)の布団ですか?
A.いえいえ、真綿は繭表面の糸にできない屑繭を引き伸ばしてつくった
綿 ( わた ) ですが、当社のシルク綿「シルクフィル」は大量の繭 1,500 ~
2,000 粒から繭糸の束をつくり、これを横方向に引き伸ばして綿にしま
す。独立行政法人農業生物資源研究所と共同で特許もとりました。 Q.何だかすごそうですね。
A.手作業だったシルク綿づくりを機械化できたので、コストをグッと抑
えることができました。真綿布団の3割以上安いと思います。一般財
団法人ボーケン品質評価機構の工場認定も受けましたので、ホルマリ
ン規制の厳しいベビー用布団の生産・提供もできます。
Q.価格は具体的にどれくらいですか。
A.そうですね真綿の布団だと1セット 40 万円程度しますが、当社のシル
ク布団は、中心価格帯の掛け布団(表生地:羽二重)が 16 万 8,000 円、
ベビー用は上掛け・敷き布団・枕の3点セットで6~ 10 万円です。
○欧州展開にらみフランスの展示会へ
Q.高級布団といえば、羽毛もありますね。
A.軽くて保温性の高い素材です。ただ、羽毛は吹き出しを防ぐため、生地の繊維をつぶす処理をするので通気性
が悪くなります。でもシルクフィルなら長繊維なので生地からの吹き出しが少なく、通気性を維持しながらドレー
プ感のある軽くて優しい暖かさがあります。
Q.今後の展開をどうお考えですか?
A.国内は百貨店や通販業者さんと秋冬物の商談の真っ最中です。まず、これに力を入れます。一方、海外へは
欧州への展開を考えています。
Q.欧州ですか。
A.ええ。欧州のベビー布団はエステル素材が多く、蒸れたりアトピーになりやすかったりするので、通気性に優
れたシルク布団のニーズはあると思います。来年1月フランスで開かれる
展示会へ出展しようと準備を進めているところです。
また、新たに木質パルプ素材(テンセル)の綿も開発しました。吸湿
性が綿の 1.5 倍で、ダニなども発生しない優れた素材ですが、ギシギシ
した感触が難点でした。そこで、群馬大学や県繊維工業試験場などと
共同研究に取り組み、フワフワ感のある綿を完成させました。シルク布
団は高級路線、パルプ素材を中綿とする布団はシルクの 10 分の1の価
格なので普及品として展開します。
シルクフィルの綿入れ作業
7
2011 JUNE
ぐんま産業創造倶楽部
活動報告
人気講師の講演に大勢が参加
全体会とフォーラム開催
県内の異業種で組織するぐんま産業
創造倶楽部(古賀義朗代表世話人)は 6
月9日、
前橋市大友町の前橋マーキュリー
ホテルで、平成 23 年度の事業計画など
を報告する全体会と、フォーラム 2011
を開催、倶楽部会員ら 100 人以上が参
加しました。
あいさつする古賀代表世話人
全体会はぐんま産業創造倶楽部の総会にあたるもので、古賀代表世話
人のあいさつに続いて、22 年度の事業報告・決算報告と、23 年度の事業
計画と予算計画について事務局より説明がありました。
フォーラム 2011 は、3月に発生した東日本大震災の影響などを踏まえ
事業の継続・発展の観点から「危機を乗り越える知恵と信念と情熱」をテー
マに掲げ、ベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者で理
念経営や中小企業論で知られる法政大学大学院政策創造研究科の坂本光司
教授と、伝統産業と見られていた鋳造業界に革新をもたらし世界企業へと
躍進した木村鋳造所(本社・静岡県)の木村博彦会長が講演しました。
「快進撃企業の根幹は正しい経営」坂本教授
坂本教授は「この会社はなぜ快進撃が続くのか」と題して講演。業績の
悪さを「景気や政策」など外的要因に求める経営者を、「誤解・錯覚・甘え」
と切り捨てたうえで、「(不況と言われながら)赤字になったことのない企
業が2割、売上高経常利益率が5%以下になったことのない企業が1割い
る」と指摘。“快進撃企業”の特徴として、感動のサービスやモチベーショ
ンの高さ、財務重視――など 10 項目を挙
げ、その根幹に協力会社も含めた社員と
その家族など、ステークホルダー5人の
法政大学大学院
政策創造研究科教授 坂本光司氏
幸せを基本に考える「正しい経営がある」
と強調しました。
「伝統は改革の連なり」木村会長
木村会長は「伝統は改革の連なりなり」と題して講演。フルモールド鋳造
法という新しい技術の導入・発展を原動力に、技術と経営の革新によって同
社を世界的な企業へと成長させた道のりを熱っぽく語りました。このあと、
講師や会員相互の交流を深める交流会を行いました。
木村鋳造所
代表取締役会長 木村博彦氏 2011 JUNE
8
中小企業支援サイトのご紹介
中小企業ビジネス支援サイト
J-Net21 は中小企業基盤整備機構が運営する、中小企業のためのポータルサイトです。公益機関
の支援情報を中心に、経営に関する Q&A や数多くの企業事例などを簡単に調べることが出来ます。
Q&A や企業事例以外にも、企業や製品情報などを PR する「にぎわい広場」、全国の中小企業向け
施策を毎日配信する「支援情報ヘッドライン」、
「中小企業ニュース」・・・ など、最新の情報が満載です。
また、
「資金調達ナビ」では、制度融資のみならず、その時募集中の補助金・助成金情報や資金調
達情報等さまざまな情報が検索できます。
企業を準備段階からサポートするマニュアル、ノウハウや事例を紹介したコラム、さまざまなシー
企業 ABC
ンで役立つ書類フォーマットなど、起業・創業、第二創業や独立、ベンチャービジネスの立ち上げを
志す方には必見です。
業種別
スタート
アップガイド
起業・開業にあたり、必要となる「市場調査手法」や「経営・開業計画の書き方」「販促手法」「法
にぎわい
企業の優れた技術、製品・サービス情報を探している利用者と、自社製品を PR したい中小企業を
広場
ビジネス
Q&A
9
2011 JUNE
律知識」
「経理・財務」などを項目ごとに準備段階から実際に起業・開業してからも使えるコンテン
ツとしてまとめています。
つなぐ「広場」を提供しています。
ビジネスにおける様々な場面に起こる疑問について専門家が回答します。 キーワードとカテゴリ
で検索可能。
施策活用
起業事例
ここに注目!
中小企業
支援施策
中小企業施策を活用して発展を遂げた企業の事例を紹介しています。全国にわたる企業の事例が、
施策の種類別、企業の業種別に検索ができます。
中小企業庁が提供するさまざまな支援施策の中から、特に注目の施策をピックアップし、利用方法
などについてわかりやすく紹介しています。
「資金調達ナビ」では、J-Net21 スタッフが全国の省庁や都道
資金調達
ナビ
府県庁、支援センターなどの公的機関のサイトに発表されてい
る WEB 情報を収集し、リンク情報として紹介しています。資
金制度、募集中の資金情報を資金調達の目的、方法、都道府県
別に検索できますので実施されている事業にあわせて情報を入
手することができます。
飲食品でヒット商品を作る
(あの人気商品はこうして開発された!)
自然から学ぶアイデアの源泉
ネイチャーテック
飲食品の企画・開発・販売をめぐるさまざまな話題をわかりやすく紹介
します。
完璧な自然の循環を科学の眼で見て、人間にとって必要なものをリ・デ
ザインすることによって、地球への負荷を小さくすることができる、まっ
たく新しいものつくりや暮らし方を提案します。
中小企業ニュース(官公庁ニュースや、中小企業経営に役立つ話題をお届けします)
J-Net 21 へのアクセスは
http://j-net21.smrj.go.jp/
です。
財団法人群馬県産業支援機構ホームページ(http://www.g-inf.or.jp)からもリンクしていますので
併せてご活用ください。
2011 JUNE
10
家庭・事業者向けエコ・リース促進事業補助金制度のご案内
< 環 境 省 補 助 事 業 >
補助金制度の概要
家庭、業務、運輸部門を中心とした地球温暖化対策を目的として、一定の基準を満たす、再生可能エネ
ルギー設備や産業用機械、業務用設備等の幅広い分野の低炭素機器をリースで導入した際に、リース料総
額の3%を補助する補助金制度がご利用頂けます。
一定の基準とは
●環境省が定める基準を満たす低炭素機器であること。
※補助金の対象機器の型番情報については低炭素投資促進機構のホームページの検索データべースで
公開しています。
(http://www.teitanso.or.jp/target_instrument/info)
なお、本制度の対象機器はリース信用保険の対象機器の部分集合となっている。
●家庭(個人)の対象機器は「太陽光発電設備」、「風力発電装置」、「太陽熱利用装置」、「地中熱利用装置」
及び「燃料電池設備」に限定。
●平成 23 年度中に借受証が発行される低炭素機器であること。ただし、その後の事情の変更により
年度内の借受証の発行が困難になった場合には、個別に ESCO 推進協議会に連絡のこと。
対象となるリース契約
●指定リース事業者との契約であること。
(指定リース事業者は ESCO ホームページでご確認下さい)
●リース期間中の途中解約又は解除が原則できない契約であること。
●所有権移転外リース取引であること(法人税法施行令第48条の2第5項第5号の規定による)
●リース期間が法定耐用年数の70%以上(10年以上は60%以上)の契約であること。
ただし、リース期間が3年以上の契約であること。
●日本国内に低炭素機器を設置する契約であること。
●中古品の低炭素機器をリースする契約でないこと。
●他に国による機器購入に係る補助金を受けた契約でないこと。
※経済産業省の低炭素リース信用保険制度(以下「リース信用保険」)との併用は可能。
●1リース契約の補助金の対象となる低炭素機器部分のリース料の総額が2億円以内、
かつ事業者は300万円以上、家庭(個人)は65万円以上であること。
補助金受付期間
●補助金申込書類の受付期間:平成 23 年6月15 日〜平成 24 年3月2日
補 助 金 予 算 額
● 20億円(平成 23 年度予算事業)
補助金・指定リース事業者の詳細情報は下記 URL にてご確認ください。
●一般財団法人 ESCO 推進協議会 エコ・リース促進事業部
URL:http://www.jaesco.or.jp/ecolease-promotion/
TEL:03 - 5212 - 1606 FAX:03 - 5212 - 1607
11
2011 JUNE
群馬県産業経済部からのお知らせ
平成 2 3 年度
グッドデザインぐんま商品を募 集します!
この事業は、県内の企業が製造または販売する商品で
デザインの優れたものを「グッドデザインぐんま商品」として選び、
その商品を推奨・宣伝することで、県内企業のデザイン開発を振興するものです。
この度、
「平成23年度グッドデザインぐんま商品」の募集を行います。
対象商品・応募要件
対象となる商品は、県内でデザインされた商品(またはパッケージ)で、県内で製造または販売
されている商品です。申請者はその商品の製造業者または販売業者になります。
応募方法・期限
応募は、所定の申請書によります。申請書は、県ホームページからダウンロードできます。
URL:http://www.pref.gunma.jp/06/g1610008.html
応募期限:平成 23 年9月 30 日(金)( 当日消印有効 )
選定審査
学識経験者やデザイン関係者で構成するグッドデザインぐんま推進委員会により審査を行います。
応募賞品について、良いデザインであることを前提に「外観」
・
「機能性」
・
「品質」
・
「安全性」
・
「経
済性」
・
「独自性」等のポイントを中心に審査します。
選定商品の推奨
選定された商品には「グッドデザインぐんまシンボルマーク」を使用することができ、カタログ
の作成、
グッドデザインぐんま商品展示会(平成 24 年1月下旬予定、出展料1点 5,000 円)への出品、
県ホームページへの掲載により、一般に広くPRを図ります。
昨年度の状況
昨年度は、商品部門、クラフト部門、パッケージ部門の合計で 138 点(82 社)の応募があり、
審査の結果、89 点(61 社)の商品が選定されました。
昨年度大賞作品
<商品部門> <パッケージ部門> イトマキシェード
想 い 出 B OX 株式会社彦部科学
光工芸有限会社
お申し込み・お問い合わせ先
群馬県産業デザイン振興協議会(群馬県産業経済部工業振興課技術開発係内)(担当:森下)
TEL:027-226-3352 FAX:027-221-3191
2011 JUNE
12
●協力企業や発注元をさがしている。
●部品加工、機械製作等で外注先をさがしている。
●遊休機械を有効活用したい。
あっせんに関する相談は、お気軽にお問合せください。
販路・産学連携グループ
TEL.027-255-6501
<お知らせ> 当機構では、東日本大震災対応県内中小製造業への受発注確保を目的とし、「受発注緊急特別相談窓口」を
設置いたしました。お気軽に、ご相談ください。 受付時間 8:30 ~ 17:15(月~金:祝日を除く)
受注したい
番号
1
New!
企業特徴等
経験年数
主要設備
邑楽郡・3
異形物の切削加工得意です。丸最大φ800、 30
単品、量産対応可能。納期厳守。
2
大 泉・18
NC 旋盤,マシニング加工全般。試作、多品 48
種 少 量 ~ 量 産 対 応 可 能。ISO9001:2008,
14001:2004 認証取得済
3
甘 楽・13
当社はコネクター部品メーカーとして認められ
ております。コネクター部品の切削からケーブ
ル Assy まで一貫として、お客様の要望にお応
えします。
50
自動旋盤(富士、ミヤノ)25台、NC自動旋盤(スター3台、ミヤ
ノ2台、江黒1台)
、卓上旋盤7台、フライス5台、二次加工機15台、
コード自動加工機(小寺)1台、コード加工機(シュロニガー)2台、
卓上プレス6台、自動コード試験機(三和)2台、フットプレス5台
4
前 橋・1
単品から量産まで、省力化機械部品、プレス金
型加工などマシニング加工全般。納期厳守。
38
5
富 岡・4
切削加工、パイプ加工。試作品、多品種小ロット対応
します。材料:鉄、SS、45C、アルミ、SUS等
45
マシニングセンター(MCV-500(1000×500×500)1台、MC
V-630(1200×600×600)1台)、縦フライス盤(YZ-8)2台、
横フライス盤(HF型)1台、2次元CAD・CAM 1台、ホイスト1台
立型マシニング(400×500)
1台、
NC旋盤
(φ100×100)
1台、
カム式自動盤7台、ボール盤3台、溶接機1台、バレル研磨機1台
6
高 崎・4
小ロット、短納期が得意です。
30
7
太 田・2
プレス金型の部品加工(セクショナルダイ・カ
ム・プレート)
、製缶加工 最大値W 1200 *
L 2500 *H 1000
10
8
伊勢崎・5
切削加工、マシニング加工全般。試作・多種
少量品から量産加工まで対応可能です。
55
9
藤 岡・3
樹脂材の旋盤、穴明け加工。丸物最大φ600、 34
φ300 ~φ400得意。
10
玉 村・5
精密切削加工、自動化・省力化各種専用機部品。 46
試作、多品種少ロット対応可能です。
11
甘 楽・4
少ロット、短納期製品への対応を得意としてい
ます。材料アルミ、45C、SUS、真鍮等
29
12
富 岡・4
複合自動旋盤加工により、小物部品加工を中心
に、多品種小ロット・短納期にも対応します。
最大25φ~最小3φ、長さ最大 50 mm。
51
NC複合自動旋盤・6、NC自動盤・4、プロコン付き精密自動盤、
ベンチレース、タッピング盤、投影機、工具顕微鏡、ピンゲージ(5
φ~ 10 φ)
1
New!
太 田・5
金型製作から試作・量産まで対応可能。鉄・ス
テン・アルミ・銅などの材料調達から加工・納
品まで一貫体制にて対応。ヘラ絞り加工につい
てもご相談ください。
50
順送プレス ( ダブルクランク 200t)1 台、順送プレス ( シングル 150t)1 台、
順送プレス ( シングル 80t)1 台、順送プレス ( シングル 60t)1 台、単発プレ
ス (C 型シングルプレス 110t)2 台、単発プレス (C 型シングルプレス 80t)3 台、
単発プレス (C 型シングルプレス 35t)1 台、シャーリング 1 台、旋盤 1 台
2
太 田・5
300 巾レベラー、110 tプレスのプログレ、80 t 2 台、45 t 2 台、
シャーリング、φ 14 パイスピン、多軸タップ等
3
桐 生・3
複写機などの精密部品、金型設計製作、プレス・ 35
バレル、スポット、ハイスピンカシメ、表面処
理等一貫生産。小回りのきく生産をめざします。
0.8 mm深絞り加工から5mmコンパンドブラ 18
ンク加工まで対応しています。小物部品が得意
です。
4
桐 生・23
プレス加工、プレス金型・樹脂金型・組立加工
金型作成から組立まで一貫生産 ISO9001
47
プレス 22 t~ 200 t(19 台)
、金型加工設備一式、組立用具一式
5
伊勢崎・3
各種溶接、組立加工。外構フェンス、道路用フ
ェンス、各種門扉、引戸門扉等の製作
39
バンドソー(H 300 *W 600)
、
シャーリング(1800 mm、
厚3mm)
、
ボール盤(13 mm)
、半自動溶接機・4、単発プレス機(50t、30t)
1
高崎・24
電気・自動車・医療・アミューズメント部品等 39
の半田付組立、検査。小ロット・試作対応可能。
自動半田付ロボット 5 台、リード線自動半田付装置 2 台、半田コテ、
半田槽、静電気対策用アース A 種完備、ホークリフト 1 t 1 台、コ
ンプレッサー 30/20/15/5PS 各 1 台
切 削
プレス板金
組立
13
地区・従業員(人)
(平成 23 年 6 月21日現在)
2011 JUNE
NC旋盤φ770×1500、φ650×900、複合機φ460
×750(回転工具付)
、ラジアルボール盤1500、1300、各々
1台
NC 旋盤 7 台(回転工具付 3 台含)
、ローター付平行 2 軸 NC 旋盤 10
台(回転工具付 2 台含)
、回転工具付対向 2 軸 NC 旋盤 2 台、立型
MC8 台(2APC 付 6 台含)
、横型 MC10 台(2APC 付 4 台,8APC
付 1 台,9APC 付 3 台,10APC 付 1 台,11APC 付 1 台)
マシニングセンター(40V)
・2、マシニングセンター(5V)、NC
フライス盤(2#)
、ワイヤーカット放電加工機、フライス盤(2#・
4#)
、平面研削盤 、汎用旋盤
高速5面加工機(テーブルサイズ 2500 * 1200)
、立型マシニン
グセンター5番(600 * 1200)
、ベッド型立フライス5番(600
* 1500)
、3番(500 * 1000)
、ベッド型横フライス3番(400
* 1000)
、横型フライス2番
縦型マシニングセンター(40 #・2パレット)
、NC旋盤(8インチ・
2SP・ガントリー付)
、NC旋盤ガントリー付(6インチ、8インチ)
、
NC旋盤ロボット付(10 インチ、8インチ・4)
、NC旋盤、ボール盤
NC旋盤(φ 550 × 1100)
、旋盤6尺(φ 600)
、ベンチレース・
2、ボール盤・2(φ 25、φ 13)
縦型マシンイングセンター(500 × 1000 mm)
(400 × 800 mm)、NCフ
ライス盤(400 × 800 mm)、縦型フライス盤(300 × 700 mm)、横型フ
ライス盤(300 ×700 mm)、成形研削盤(200 × 400 mm)、TIG溶接機
マシニングセンター(3#ファナック製)
・2、
(浜井4#)
、
(池貝
4#)
・2、NCフライス盤(300 × 700、4#)
、汎用フライス盤
プレス機(オートメ 150 t(ダイクッション付・DH 400 ~ 300
mm)
、ワシノ 110 t(ダイクッション付・DH 390 ~ 290 mm)
、
ワシノ 45 t(ダイクッション付・DH 290 ~ 230 mm)
、ワシノ
45t(DH290~230mm)
、ピンクラッチ・2台 )
番号
そ の 他
企業特徴等
経験年数
1
地区・従業員(人)
藤 岡・3
スポンジの様な軟質から、ABS,PPの様な
硬質なウレタンで成形可能
33
主要設備
2
前 橋・3
C A D ソ フ ト(ANDES Prowin,One Space D D(ME-10)
,
Ideas,MICRO CADAM Helix,Auto CAD(DXF変換)
)
3
伊勢崎・43
4
昭 和・2
多機種にわたって計画から部品図まで経験あり。 38
リサイクラー(ポリプロピレン等)
、電子部品
乾燥装置
一般金属塗装(カチオン電着、静電、粉体)全 43
て可能。ISO9001:2008 取得。カチオン最
大被塗物L= 2.2m、H= 1.5m、W= 0.6m。
プラスチック加工、真空成型
13
5
前 橋・22
47
キュポラ・2、AMFⅡ型(枠サイズ 450 × 550mm)
、AMFⅣ
型
6
伊勢崎・2
銑鉄鋳物製造 FC 150 ~ 280、ロット 5 個
~3万個/月、単重 0.05 ~ 5.0kg、納期5~
10 日(シェル使用は 10 日)
機械設備及び修理・溶接、製缶加工
40
7
館 林・ 8
8
桐 生・ 16
パイプ曲げ、レーザー加工、溶接、旋盤、研磨他、 30
金属加工社内にて一貫生産が可能です。
スポット溶接の試作・量産治工具の製作、材料 16
の調達~製造・出荷まで一貫した受注に対応し
ます。スポット溶接をキーとした開発課題にフ
レキシブルにお応えします。
シャーリング
(6.5 t× 2000 mm)
ベンダー
(100 t× 2000 mm)
、
バンドソー(H 300 ×W 650)
、プラズマ切断機、CO2溶接機、
天井クレーン(2.8 t)
、ボール盤
NCベンダ・3(φ8~φ 89.1)
、レーザー加工機、溶接ロボット、
プラズマロボット、溶接機・5、研磨機・4、旋盤
コンデンサ型スポット溶接機・10、インバータ溶接機、NC旋盤・8
9
玉 村・ 5
難易度の高い中小物冷間鍛造品を得意とします。 30
油圧プレス 1600 t、ナックルプレス、油圧複動プレス、油圧プレ
ス、クランクプレス、潤滑(ボンデ)処理装置
10
伊勢崎・25
セラミック・金属コーティング(表面改質)
。 20
世界初のセラミックコーティング技術
自社開発皮膜形成装置(CASP)
、HVOF溶射装置、プラズマ溶
射装置、ガス溶射装置、マシニングセンター、NC旋盤
高圧シリンダー型2成分注入機
自動静電塗装機1基、手吹静電塗装機4基、手吹粉体塗装機4基、
カチオン電着塗装自動ライン1式
真空成型機(1200 × 1600)
、NCルーター加工機(X 1300、Y
2000、Z 450
売 り ま す
買 い ま す
①チェーンブロック4台(㈱キトーES2-474(2t)、㈱キトーES3B-182(1t)
、
①NC旋盤(オークマLB15~20、2000年以降製、付属部品)
㈱キトーES3B-813(0.5t)、㈱キトーM-5(0.5t))
②NC旋盤
(ファナック ロクテイ以上 チャック10~12以上)
②三次元測定器(㈱ミツトヨBH303、設備サイズ800×800×1900mm、
③ローレット転造盤(SK120 久保田 転造駒付き)
ステージX325・Y300・Z300、手動、CCDカメラ付、
④卓上旋盤(5~8号 曙 押しコック付き)
データ処理MICROPAK700 91年製)
受・発注ニュース(速報版)
(財)群馬県産業支援機構では、情報誌『企業サポートぐんま』発行後に掲載申し込みがあった受発注案
件についてメールマガジン「G-BOSS ネット」内に「受・発注ニュース(速報版)」として概要をご紹介
していますので、併せてご活用ください。
http://www.g-inf.or.jp/mailmagazine/index.html(メルマガ登録はこちらをご覧下さい。)
BIZ MATCH STATION(ビジネス・マッチング・ステーション)をご利用ください!!
(財)全国中小企業取引振興協会では、中小企業の皆様方の取引拡大やビジネスパートナー探しをお手伝
いするサイトを運営しています。全国の企業から寄せられた、受発注情報をはじめとした様々な情報が掲
載されておりますので、是非ご利用ください。
http://biz-match-station.zenkyo.or.jp/(詳しくはホームページをご覧下さい。)
下請取引あっせんのご案内
群馬県産業支援機構では、県内外からの受注及び発注の申し出に対して、当機構へ登録されている企業の
なかから設備や技術などが適正な企業を紹介いたします。
取引のあっせんは、県内企業に限らず、広域的な取引のあっせんに努めます。
取引あっせんの流れ
発注企業
受注企業
登録申込
申出
登録
企業の登録は無料です!
登録企業
(約4,000社)
あっせん
成 立
結 果
不成立
報 告
不成立の時 再あっせん
2011 JUNE
14
出展企業募集
ものづくり技術展示商談会
inぐんま 2012
ぐんまの「期待できる企業」の出展を募集します!
新規取引先の開拓
提案力のレベルアップ
開催日:2012 年2月 8 日(水)10:00 〜 17:00(予定)
会 場:群馬産業技術センター(前橋市亀里町884−1)
内 容:出展企業による展示・プレゼンテーション
前回開催実績
来場者:大手中堅メーカーの社員など700人
(H23.2.9)
主 催:群馬県
来場者:786人
商談件数:3,035件
募集期間 7月20日(水)〜8月31日(水)
対象企業 県内に生産拠点を有する企業で、自社の技術力により技術提案ができる企業
※応募多数の場合は、これまで県が実施する展示商談会に出展したことのない企業を優先します。
出展費用 約 2 万円程度(後日請求します) 申 込 先 県庁工業振興課販路支援係 TEL 027−226−3359(担当:小柏、後藤)
メールにて「出展申込書」を提出ください。([email protected])
申込後、
「技術提案シート」を作成いただきます。
作成については、下記支援機関でご相談に応じます。
お問合わせ先
財 団 法 人 群 馬 県 産 業 支 援 機 構 TEL 027−255−6501
特定非営利活動法人北関東産官学研究会 TEL 0277−46−1061
特定非営利活動法人群馬県ものづくり研究会 TEL 027−290−3341
県 庁 工 業 振 興 課 販 路 支 援 係 TEL 027−226−3359
第 32 巻第 3 号 平成23 年 7 月26 日
発行所/
(財)
群馬県産業支援機構 〒 371 − 0854 群馬県前橋市大渡町 1− 10− 7 群馬県公社総合ビル2階
TEL.027 − 255 − 6500 URL. http://www.g-inf.or.jp/
印刷所/上毎印刷工業株式会社 TEL.027 − 224 − 6245
Fly UP