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木地区一体型特定土地区画整理事業地内の67街区 及び70街区に係る

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木地区一体型特定土地区画整理事業地内の67街区 及び70街区に係る
木地区一体型特定土地区画整理事業地内の67街区
及び70街区に係るまちづくりガイドライン
平成 22 年 11 月
千葉県県土整備部
1.まちづくり誘導項目とレベル
まちづくり誘導項目ならびに誘導レベルについて、流山市景観計画や木地区地区計画等の内
容を踏まえながら、下記の一覧表のように設定する。
なお、まちづくり誘導項目の詳細について、4ページ以降において詳細事項をとりまとめる。
○まちづくり誘導項目・誘導レベルの考え方
必須:法的要件に基づく規制誘導内容及び遵守しなければならない項目。
協議:誘導項目の内容を基本とし、やむを得ずこれに従えない場合は開発事業者と協議を行な
う。
【まちづくり誘導項目と誘導レベルの一覧】
まちづくり誘導の考え方
条
誘導レベ
準拠する
ル
関連計画
必須
地区計画
必須
地区計画
件
○敷地制限
敷地面積・建築面積の最低限度
[67街区]
135 m2 以上
[70街区]
300 m2 以上
○用途制限
[67街区]
公衆浴場、畜舎、自動車車庫
[70街区]
自動車教習所、公衆浴場、畜舎、自動車車庫、ホテル又は旅館、
ボーリング場、スケート場、水泳場、スキー場、ゴルフ練習場、
バッティング練習場、カラオケボックス等、マージャン屋、
パチンコ屋、射的場、勝馬投票券発売所、場外車券売場
まちづくり誘導項目
1.機能
1-1.居住施設
必須
・多様な居住・居室タイプを設ける。
例:家族向けファミリータイプ、高齢者向けバリアフリー住宅
等
ワンルーム、メゾネット、フリープラン、コレクティブハウス
等
必須
・多目的な共有スペースを設ける。
例:集会、パーティー、ギャラリー、スタジオ等の多様な利用が可能な共有施設。
1-2.複合施設
[70街区]
・地区の利便性の向上を図る商業・業務・サービス機能を有する複合的な土地利用を基
必須
地区計画
本とする。街区を分割(最大 4 分割)する場合は、一体的な街区となるよう分割された
街区同士が連携すること。
2.施設配置
2-1.建築等の配置
・分棟型を基本とする。(大壁面を避ける)ただし、大壁面の圧迫感を軽減するため、
必須
景観計画
雁行形等とするとともに、緩衝空間を設け緑化した場合はこの限りではない。
・複合施設(商業系)と住居施設は分節し、間に緩衝帯(緑地)を設ける。
協議
・敷地内の適所(エントランス部等)に地域コミュニティを育むコモンスペース(小広
必須
場)を設ける。
・駐車場は周囲の道路から見えない位置に配置する。また、周囲に植栽を施すなど、車
が目立たないように修景する。
1
必須
景観計画
2-2.敷地内通路
・敷地内(67,70街区)を南北の軸線となる敷地内通路を設ける。ただし、街区分
必須
割の場合には、隣接地との連携で通路空間を確保する。
・67、70街区を分断しないよう、東西軸に面する1mのセットバック空間は歩道状
必須
空地とし、歩道と一体的な素材と色彩とする。
・敷地内には各住棟やコモンスペースをつなぐ緑道(歩行者動線)を設ける。ただし、
協議
街区分割の場合には、その限りではない。
2-3.敷地内緑化
・緑化はグリーンチェーン戦略における認定レベル2以上を満足することとする。
必須
・樹種については、用途や開花・紅葉時期、管理等を考慮して選定する。
協議
グリーンチェーン
参考樹種として以下を示す。
○並木:ケヤキ、モクレン、コブシ、ヤマボウシ
○シンボルツリー:クスノキ、エノキ
等
等
○生垣:ツゲ(流山市の木)、ツツジ(流山市の花)
等
協議
・建築物の屋上緑化に努める。
3.規模・形状
3-1.壁面位置
・敷地境界線から1m以上を基本とする。
ただし、各街区の北側等境界線については、5m以上とする。
必須
地区計画
3-2.建築の高さ、大きさ
・高さ:道路境界線から 20m以内の建築物は敷地からの高さ 20m以下とする。ただし、
協議
道路境界に緩衝空間を設け、緑化した場合にはその限りではない。
・大きさ:住棟の幅は 50m以下とし、大壁面を避ける。ただし、圧迫感を軽減するため、
必須
景観計画
・生垣又はこれに類する植栽を基本とする。
必須
地区計画
・集合住宅地にあっては、防犯を考慮した上で、ある一定幅の緑地帯を設けるものとす
必須
雁行形等とするとともに、緩衝空間を設け緑化した場合はこの限りではない。
3-3.敷地境界(塀・柵)の構造
る。
3-4.ファサード・意匠
・住居施設等については、素材の基調を揃える。
必須
・壁面に模様を付けるようなデザインは避ける。
協議
景観計画
3-5.付帯施設
・排水管、ダクト等の付帯施設は、道路から見えにくい位置に配置する。
・壁面と同系色とする等、目立ちにくい色彩を採用する。
必須
景観計画
必須
景観計画
必須
景観計画
・屋上に設置される各種施設は、フェンス等で覆うことで外から見えにくくする。
3-6.色彩
・流山市の景観計画に準拠する。
[外壁]○明度:全範囲
○彩度:6以下:R(赤)、YR(橙)、Y(黄)
4以下:GY(黄緑)、G(緑)
2以下:BG(青緑)、B(青)、PB(青紫)、P(紫) RP(赤紫)
[屋根]○明度:6以下
○彩度:6以下:R(赤)、YR(橙)、Y(黄)
4以下:GY(黄緑)、G(緑)
2以下:BG(青緑)、B(青)、PB(青紫)、P(紫) RP(赤紫)
3-7.バルコニー
・洗濯物や空調室外機が見えにくい形状とする。
3-8.外階段
2
・建築物と一体化させる。
・ルーバーやパンチングメタルで覆う等、外から目立ちにくくする。
必須
景観計画
必須
景観計画
必須
景観計画
必須
景観計画
4.その他
4-1.看板・広告物
・建築物に設置する看板や広告物は、屋上広告物、垂れ幕、過大な独立広告物などは
避け、形状と位置、色彩を限定して敷地内にまとめて設置する。
・施設の名称などをしめすための広告物は、袖看板や壁面看板等に限り、形状と位置、
色彩を限定して設置できるものとする。
・地上におく形式の看板、広告物は制限する。
4-2.照明
・住宅地及び住宅地に近接する場所では、落ち着いた景観や環境を損ねないよう、防犯
に必要な照明等を除き、不要な光が周辺に漏れないよう光の方向を工夫する。
・暖かみや落ち着きのある光源の使用や、落ち着いた夜間景観の演出効果が高い照明方
法を工夫する。
・サーチライト等、むやみに夜空に光を放す照明は行わない。
4-3.その他の設置物
・建築物又は工作物等の行為に伴う駐車場、駐輪場、ゴミ集積所その他の設置物等につ
いては、周囲から目立たない配置及び形態意匠とする。やむを得ない場合は、建築物
と同様の形態意匠及び素材によって囲むか、周囲の緑化等により修景に努める。
・自動販売機の設置については、道路に直接面して設置しないなど、周囲から目立たな
い配置及び形態意匠とする。
3
1.機
1-1
能
居住施設
(必須)
○ 多様な居住・居室タイプを設ける。
多様な居住タイプを設け、良質な居住環境を形成する。
《居住タイプ例》
・家族向けファミリー住宅
・高齢者向けバリアフリー住宅
等
《居室タイプ例》
・ワンルーム
・メゾネット
・フリープラン
・コレクティブハウス
(共同スペースを持つ高齢者向け)
等
■多様な居住・居室タイプを持つ集合住宅
[多摩ニュータウン内]
(必須)
○多目的な共有スペースを設ける。
《設置例》
・各棟単位の専用共用庭
・各棟単位の共用室(αルーム、プラス1住宅)
→集会、パーティー、ギャラリー、スタジオ等の多様な利用が可能な共有施設
・街区単位の多目的広場
→地域の祭り、イベント、各種行事等
■プラスワン住宅[多摩ニュータウン内]
4
1-2
複合施設
[70街区]
○地区の利便性を図る商業・業務・サービス機能を有する複合的な土地利用を基本とする。
街区を分割する(最大 4 分割)する場合は、一体的な街区となるよう分割された街区同
(必須)
士が連携すること。
■導入施設の例
商業系
業務系
食料品
一般事務所
飲食店
保険会社
ファッション・雑貨
警備会社
文房具・書籍
旅行会社
CD・DVD
銀行
生花
郵便局
美容室・理髪店
保育施設
化粧品
写真スタジオ
英会話教室
携帯電話ショップ
料理教室
レンタルスペース
医療系
内科
外科
歯科
眼科
耳鼻咽喉科
5
2.施設配置
2-1
建築等の配置
○分棟型を基本とした配置とする。(大壁面を避ける)ただし、大壁面のボリューム感を
軽減するため、雁行形等にするとともに緑化をして緩衝帯を設けた場合はこの限りではな
(必須)
い。
○複合施設(商業系)と住居施設は分節し、間に緩衝帯(緑地、バックヤード、駐車場)
(協議)
を設ける。
住居施
■住居配置:並列型(短冊配置)
■住居配置:囲い型(千鳥配置)
住居施
緩衝帯
複合施
■住居配置:雁行形等の例
○敷地内の適所(エントランス部等)に地域コミュニティを育むコモンスペース(小広場)、
(必須)
を設ける。
コモンスペース
■並列型(短冊配置)+コモンスペース
■コモンスペースは、エントランス部以外にも
■囲い型(千鳥配置)+コモンスペース
各棟と関連付けて配置する。
6
○駐車場、駐輪場は、周囲の道路から見えない位置に配置する。
また、周囲に植栽を施すなど、車が目立たないように修景する。
駐車場
■駐車場を植栽や盛土で外から見えないように隠す。
■駐車場を敷地縁辺部に分散配置する。(配置例)→
縁辺部を盛土+緑化とすることで、敷地外からの
目立ちにくくする。
■囲い込みの内部に駐車場を配置した例
7
(必須)
2-2
敷地内通路
○敷地内(67,70街区)を南北の軸線となる敷地内通路を設ける。ただし、街区分割
の場合には隣接地との連携で通路空間を確保する。
(必須)
○67,70街区を分断しないよう、東西軸に面する1mのセットバック空間は
(B)
歩道状空地とし、歩道と一体的な素材と色彩とし、街区間の連続性を意識させる。
南北軸
駐車場への進入動線
東西軸
街区分割の場合は南北軸
を連携して設置
複合施設用の進入動線
○敷地内には各住棟やコモンスペースをつなぐ緑道(歩行者動線)を設ける。 (協議)
ただし、街区分割の場合にはその限りではない。
■緑に包まれた敷地内歩行者動線のイメージ
8
2-3
敷地内緑化
○緑化はグリーンチェーン戦略における認定レベル2以上を満足することとする。(必須)
・敷地縁辺部および敷地内南北軸に並木植栽を行なう。
・67,70街区の空間を分断しないよう、東西軸沿道
には並木植栽は行なわない。
※ただし、東西軸の連続性を確保するために、連続的な
低木植栽や部分的な高木植栽を行なう。
東西軸は並木を行なわない
○樹種については、用途や開花・紅葉時期、管理等を考慮して選定する。
(協議)
《参考樹種》
[並木]
ケヤキ、モクレン、コブシ、ヤマボウシ
等
[シンボルツリー]
クスノキ、エノキ
等
[生垣]
ツゲ、ツツジ
等
■市の花:ツツジ
■市の木:ツゲ
(協議)
○建築物の屋上緑化に努める。
・建築物の屋上緑化に努める。
・各戸のバルコニーに緑化スペースとして使用可能な
スペースを設ける等緑化を工夫する。
■建築物低層部の屋上緑化イメージ
9
3.規模・形状
3-1
壁面位置
○敷地境界線から1m以上を基本とする。
(必須)
ただし、各街区の北側等境界線については、5m以上とする。(参考図参照)
1.0m
■参考図:セットバック5mの範囲(破線の範囲)
10
3-2
建築の高さ、大きさ
[高さ]
・道路境界線から 20m以内の建築物は敷地からの高さ 20m以下とする。
(協議)
(建物の高さは、出来る限り揃える。)
ただし、道路境界に緩衝空間を設け、緑化した場合はこの限りではない。
[大きさ]
・住棟の幅は 50m以下とし、大壁面を避ける。
(必須)
ただし、圧迫感を軽減するため、雁行形等とするとともに、緩衝空間を設け緑化
した場合にはこの限りではない。
11
3-3
敷地境界(塀・柵)
○生垣又はこれに類する植栽を基本とする。
(必須)
○集合住宅地にあっては、防犯を考慮した上で道路境界からある一定幅の緑地帯を
(必須)
設けるものとする。
一定幅
敷地境界線
■敷地境界部に盛土を行ない、その上に高木・低木等の植栽を行なう。
■盛土の上に並木と灌木を植栽
■灌木と中木による1階部分の遮蔽
12
3-4
ファサード・意匠
○住居施設等については、素材の基調を揃える。
(必須)
○壁面に模様を付けるようなデザインは避ける。
(協議)
■色違いのタイルのみで構成された均質感が
■色違いのタイルによる模様が煩雑感を
感じられるシンプルな意匠。
3-5
感じさせる。
付帯施設
○排水管、ダクト等の付帯施設は、道路から見えにくい位置に配置する。
(必須)
○壁面と同系色とする等、目立ちにくい色彩を採用する。
(必須)
(必須)
○屋上に設置される各種施設は、フェンス等で覆うことで外から見えにくくする。
■道路の反対側に排水管を配置し、
■屋上施設の周りを壁面と同系色のフェンスで
さらに壁面と同系色の塗装を施している。
覆い、目立ちにくくしている。
13
3-6
色彩
○建築物外壁の色彩は、流山市景観計画に準拠する。
(必須)
外壁
明度
屋根
彩度
明度
彩度
R(赤)、YR(橙)
Y(黄)
6以下
GY(黄緑)、G(緑)
BG(青緑)、B(青)
4以下
全範囲
PB(青紫)、P(紫)
2以下
6以下
6以下
4以下
2以下
RP(赤紫)
N(無彩色)
3-7
バルコニー
○洗濯物や空調室外機が見えにくい形状とする。
(必須)
■壁を立てることで室外機を隠す。
(左図)
左図
右図
■柵の内側に物干しを設置する。(右図)
14
3-8
外階段
○建築物と一体化させる。
(必須)
階段を建物と一体化させる
■外階段を建物の一部に見せる。
○ルーバーやパンチングメタルで覆う等、外から目立ちにくくする。
■階段をパンチングメタルで覆い、
外部から目立ちにくくしている。
15
(必須)
4.その他
4-1
看板・広告物
○建築物に設置する看板や広告物は、屋上広告物、垂れ幕、過大な独立広告物などは
(必須)
避け、形状と位置、色彩を限定して敷地内にまとめて設置する。
○施設の名称などをしめすための広告物は、袖看板や壁面看板等に限り、形状
と位置、色彩を限定して設置できるものとする。
(必須)
○地上におく形式の看板、広告物は制限する。
[看板・広告物のルールのイメージ]
《突出広告物》
《広告帯》
《独立広告物》
《屋上広告物》
《壁面広告物》
《のぼり》
《壁面広告物》
施設の名称などを示すための広告物は、袖看板や
地上に置く形式の看板、広告
物は制限する。
壁面看板に限り、形状と位置、色彩を限定して
設置できるものとする。
建築物に設置する看板や広告物は、
屋上広告物、垂れ幕、過大な独立広
告物などは避け、形状と位置、色彩
を限定して敷地内にまとめて設置す
る。
16
4-2
照明
○住宅地及び住宅地に近接する場所では、落ち着いた景観や環境を損ねないよう、防犯に
必要な照明等を除き、不要な光が周辺に漏れないよう光の方向を工夫する。
(必須)
○暖かみや落ち着きのある光源の使用や、落ち着いた夜間景観の演出効果が高い照明方法
(必須)
を工夫する。
○サーチライト等、むやみに夜空に光を放す照明は行わない。
4-3
(必須)
その他の設置物
○建築物又は工作物等の行為に伴う駐車場、駐輪場、ゴミ集積所その他の設置物等につい
ては、周囲から目立たない配置及び形態意匠とする。やむを得ない場合は、建築物と同
様の形態意匠及び素材によって囲むか、周囲の緑化等により修景に努める。
(必須)
○自動販売機の設置については、道路に直接面して設置しないなど、周囲から目立たない
(必須)
配置及び形態意匠とする。
■植栽帯と一体的にデザインしたごみ置き場の例
17
発
行
者
千葉県県土整備部 都市整備課
問合わせ先
千葉県県土整備部都市整備課 つくばエクスプレス沿線整備室(柏分室)
Tel04-7167-1231
Fax04-7167-1239
流山市都市整備部まちづくり推進課
Tel04-7150-6090
Fax04-7158-9777
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