Comments
Description
Transcript
ドラゴンボールの写真
他者からの評価とアイデンティティの揺 らぎ ~『コンプレクッス・エイジ』から~ 山口研究室 チャレンジゼミナール S-3 寶官 花 C-3 松岡 里紗 コンプレックス・エイジ とは 『モーニング』(講談社)にて、 連載された。 作者は佐久間 結衣 26歳コスプレイヤーの女性、 渚が主人公 趣味であるコスプレを通じて、 年齢や他者からの評価、現実 とのギャップを描く コスプレ とは コスチュームプレイを語源とする和製英語の略称 アニメやゲーム等の登場人物になりきる コスプレを行う人をコスプレイヤーと呼ぶ コスプレの例 ↑ ムサシとコジロウ 『ポケットモンスター』 (外国人) ↑ フリーザ 『ドラゴンボール』 ↑初音ミク(男性) 『サイボーグ009』 → 他者からの評価 一般の人からの評価 親しい人からの評価 同じ趣味を持つ人からの評価 一般の人からの評価 コスプレは一般的に理解されていない 一般的には浮いた趣味 うわべだけの興味 年齢、体形、外見を見て 普段とコスプレしている時のギャップ ばれたら趣味をやめる状況に追い込ま れる 一般の人からの評価 コスプレを趣味としてい たことが会社の同僚たち にばれたことがきっかけ で、コスプレをやめてしま う 他人の視線を気にして 趣味や仕事(営業)をや めてしまう→太ってしまう 葉山 親しい人からの評価 価値観の相違 趣味が理解されないこと (例)なぜコスプレがそんなに大事な のか 表面的には趣味を理解しているが、 本心では受け入れられない 趣味の自分と普段の自分のどちら を受け入れてほしいか 同じ趣味を持つ人からの評価 コスプレイベントで写真を撮 る際、メンバーの中にいたりう 完璧主義の渚にダメ出しされ てしまう りうは渚の前に再び現れる。 以前の渚と同様に完璧主義 のりう 同じ趣味を持つ人からの評価 同じ趣味の人と自分との比較 優越感に浸りたい 憧れの人に認められたい 自分よりレベルが低いのに、 憧れの人と仲良くしている人 の存在が許せない アイデンティティの揺らぎ 普段の自分と趣味を楽しむ自分のどちらかがかけても 自分は成り立たない どんなに親しい人でも、自分のアイデンティティを認め てくれなければアイデンティティが揺らぐ まとめ 3つの評価は断続的に行われているものではない 他人からの視線、評価に応答することが必要 私達は常に他者からの視線に晒され、評価されている 視線、評価を気にして生きていく 自分のアイデンティティが揺らぐ 適度に割りきることも必要