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No.16
◇きのうの影踏み ◆異類婚姻譚 本谷 有希子[著] 「ある日、自分の顔が旦那の顔と そっくりになっていることに気 が付いた。」――結婚 4 年の専業 主婦を主人公に、他人同士が一つ になる「夫婦」という形式の魔力 と違和を、軽妙なユーモアと毒を 込めて描く表題作ほか、「藁の 夫」など短編 3 篇を収録。大江健 三郎賞、三島由紀夫賞受賞作家の 2 年半ぶり、待望の最新作 ◆ブラックバイト- 学生が危ない 今野 晴貴【著】 社会問題化する「ブラックバ イト」 。学生を食い潰す、その 恐るべき実態とは。親・教師 に向けた対策も提示。 ◇人生の悩みは家庭科に聞け 堀内 かおる【著】 高校生たちが抱える悩みに,家庭 科のプロが生きるヒ ントをアドバイス.。 人生の決断を豊かに してくれる一冊。 ◇自分の顔が好きですか?「顔」の心理学 山口 真美【著】 コミュニケーション手段としての 顔、第一印象は大切か、覚えるコツ、 魅力的な顔とは?心理学でせまる! ◇のび太くん、もう少しだけがんばって ―ドラえもん名言集 藤子・F・不二雄[著]幅 允孝[選] ちいさいころから読んできたドラえもんの マンガに詰め込まれた、名言と名画の魅力 を再注目!悩んだとき、つらいとき、前に 進みたいとき…ドラえもんたちがそっと背 中に手を添えてくれます。その言葉の数々 に折れかけた心も元気になります。 ◆カラスの教科書 辻村 深月[著] 怪談には死者の“思い”が込められ ている。人の喪失に寄り添ってきた 文学に、辻村深月が心 血を注ぎ込んだ。失っ た“大切な誰か”を思 い出して読んでほしい と願いながら。 ◇ポイポイさま 1・2 松原 始[著] ゴミを漁り、カアカアとうるさがられるカ ラス。走る車にクルミの殻を割らせ、マヨネ ーズを好む。賢いと言われながらとかく忌み 嫌われがちな真っ黒けの鳥の生態 を観察すると、驚くことばかり。日々、 カラスを追いかける気鋭の動物行動 学者がこの愛すべき存在に迫る、目か らウロコのカラスの入門書! ◇暗幕のゲルニカ 村上たかし【作】 捨てる神あれば拾う神あり。ぽい 捨てされたゴミ。ぽい捨てされた ヒト。両者の出会いが織り成す、 やさしく、あたたかい…、 「再生 の奇跡」の物語──。懐かし の“ラジカセ"、不思議な“カ ーナビ"、親子の絆“ロボット フィギュア"。 …心ふるえる珠 玉の三編を収録。感涙! 人生 のリサイクルストーリー!! 原田 マハ[著] 一枚の絵が、戦争を止める。私は信じる、 絵画の力を。手に汗握るアートサスペン ス! 反戦のシンボルにして 20 世紀を 代表する絵画、ピカソの〈ゲルニカ〉 。国連本部のロビ ーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003 年のある日、突然姿を消した―― 誰が〈ゲルニカ〉を 隠したのか?現代のニューヨーク、スペインと大戦前の パリが交錯する、知的スリルにあふれた長編小説。 図書室公開も「読み聞かせ」も初めての企画でした。どうなるか心配で したが、想像・期待以上に賑わいました。 「読み聞かせ」の7人の委員と、 図書室の公開当番に来てくれた委員に感謝です。 壁新聞は、5企画で模造紙16枚分のサイズでした。クラスやクラブの 活動と重なりながら、全員が壁新聞を分担してくれた。先生から「おすす めの絵本」を集めてくれた委員とペット自慢の写真を集めてくれた委員に も感謝です。委員以外の生徒と先生が参加する展示も初めての試みでした。 図書委員会の中に九つの委員会・班を作り、それぞれが会議を開き、企 画を煮詰め、分担して準備をしました。4月22日の第一回企画会議以来、 試験期間以外は、毎日なんかの委員会や責任者会議をやっていたような気 がします。頑張ってくれた全ての図書委員に、心から感謝です。 (図書部 沖) 終わってしまいました。私たち三年生にとって最後となる北フ ェスが…。受験生の年=最後の年だと分かっていても、あともう ちょっとやりたかったなぁ、なんて思ってしまいます。でも図書 委員のほうでもバザーの方でも私は私ができることをやれまし た。沢山の人が面白いと言ってくれて、見に来て楽しんでもらえ ました。後悔がないわけではないですが、やったかいがあったな と満足できるのは本当に幸せだと思います。 ほとんどの部活が引退をしました。七月考査も目の前に迫って きています。こっからは本気でやらなきゃいけない時期です。 頑張るぞ三年生! (PN:目指せ第一志望校) 今年写真部は「撮影所」を行いました。初めての試みでどれくらいの人 が来てくれるのか、など不安はありましたが、先輩方のおかげで無事に 終える事が出来ました。2年次はクラス演劇が終わってすぐ衣装のまま で記念撮影に来てくれた人もいました。また、兄弟やお母さんと来てく れた人や、友達同士で来てくれた人もいました。すごく忙しかったです が、すごく楽しかったです。 二日間で本当に多くの人が来て下さって、たくさんの笑顔を写真に収 めプレゼントする事が出来ました。先輩方は引退してしまいますが、来 年もぜひ「撮影所」を行いたいです!撮影所に来てくださったたくさん の方々、本当にありがとうございました!!来年もお待ちしています! (PN:くま大臣) 今年、審査員に高く評価され再演に選ばれた3組と5組は、楽 しく元気に歌い踊る…、 ショーのような仕上がりの作品を作り上 げた。ほとんどの生徒はこの2作品を鑑賞してその良さ、楽しさ を感じてくれたと思います。しかし、再演クラス以外の4クラス が、 実は再演クラスとはかなり別の道を目指していたことを知る 人は、学年を除けばそんなに多くないと思います。 ◇4組は、勇者軍と魔王軍のバトルショー? 最初は、 「なにこ れ!?」 、と思っていたが、よくよく観ていくと、経済問題、労 働問題 (ブラックバイトとか非正規とか) を描こうとしていた。 社会に対する目を感じたし、軽いタッチもよかった。 ◇世界のしゃがみ方 ヨコタ村上孝之【著】 和式/洋式という二項対立的な呼び 方のせいで、西洋のトイレはすべて洋 式と日本人は思いがちだ。しかし、ロ シア(旧ソ連)各地や東欧圏では和式 (しゃがみ式)トイレが主流であり、 西欧においても農村などでは同様のト イレが散見される。 「和式トイレ」の観 察・分析を柱に、世界各地のトイレの 背景にある社会的・文化的事情を読む。 第34回北高フェスティバルが終わりました。 家庭用のビデオ カメラが一般に出回り、 学校の備品として備えられるようになっ てからずっと、劇を録画してきました。今年もビデオカメラを構 えて、緊張するけど楽しい3時間を過ごしました。 クラス演劇について、観る側として何を求めるか、 演じる側として何を表現するか。色々な考えや思い や好みがあるのだなあと、その多様性をあらためて 実感しました。 え ッ せ イ 集 ◇2組は、よくあれだけ長いセリフを覚えきったも のだと、感心するぐらい長いセリフのやり取り で話を展開した。最後に二人のセリフとわずか な動きだけで演じた場面は、静かで感動的だ った。テーマは、 「生きる意味」に挑戦。 ◇6組は、家族の会話を奪い、人と人が「生」の声で直接向き合 うことを奪った現代技術に警鐘をならすという挑戦をした。 不 便さが生活を充実させる。 「むかし」を表現するのに、高校生 に学ランを着せたことにも感心した。 ◇1組 苦しく困ったときに、 誰しも何か超自然的なものに頼り たくなる。他力で手に入れた成果に居心地の悪さを感じ、自力 で頑張ることの重要性に気づく若者を描いた。 二人の生徒で一 つの役を演じることで、 「他力に頼る自分」 、 「自力で立つ自 分」 、そして、 「どちらも同じ自分」と演じ分けたのか? 簡単にまとめすぎて、 実際に観ていない人には何を言っている かわからないかもしれません。私が言いたいのは、再演に選ばれ なかったクラスも、それぞれの挑戦をしたとい うことです。欲を言えば、準備期間が短くて難 しいですが、テーマへの切り込みや観客への伝 え方など、あと少し追及すればもっと素晴らし い劇になったと思う。 (文責:図書部 沖)