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第三分野保険に係る責任準備金の積み立ての適切性の

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第三分野保険に係る責任準備金の積み立ての適切性の
MS&ADインシュアランス グループについて
三井住友海上の経営について
商品・サービス体制について
持続可能な社会に向けた活動
業績データ
会社概要
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第三分野保険に係る責任準備金の積み立ての適切性の確保
第三分野保険に係る責任準備金の
積み立ての適切性を確保するための考え方
保険会社では、保険契約に係る将来の債務の履行に備える
ため、責任準備金を積み立てています。その中で、終身医療
保険や介護費用保険等の第三分野保険については、医療
政策等の外的要因による影響を受けやすく、
かつ保険期間が
長期にわたる商品が多いことから、長期的な不確実性を有
しています。
これらの不確実性
(リスク)
を考慮した適切な責任準備金の
積立水準を確保するため、
「ストレステスト」
「負債十分性テ
スト」
により責任準備金の水準を確認し、
不足が認められた
場合には責任準備金を追加して積み立てることとしていま
す。
ストレステスト
ストレステストは、平成10年大蔵省告示第231号および
社内規定に従い、
保険期間が長期の第三分野保険を対象に、
責任準備金の基礎とした事故発生率がリスクをカバーして
いるかを契約区分ごとに確認するものです。
具体的には、保
険成績にもとづいて推定した将来の保険金と責任準備金
の基礎とした事故発生率にもとづく将来の保険金(予定
保険金)
とを比較して、
後者の方が小さければ、
危険準備金Ⅳ
(第三分野保険の保険リスクに備える危険準備金)を積み立
てるものです。
負債十分性テスト
負債十分性テストは、ストレステストの結果、責任準備金の
基礎とした事故発生率では、通常の予測の範囲内の保険金
支払ができない場合に、平成12年金融監督庁・大蔵省告示
第22号に従って責任準備金の水準を確認し、不足が認めら
れた場合には責任準備金(保険料積立金)を追加積立するも
のです。
テ
ストに使用する事故発生率等の
設定水準の合理性および妥当性
ストレステスト・負債十分性テストに使用する事故発生率・
事業費率・保険契約継続率などは当社の過去の実績をもと
に、保険数理の方法を用いて合理的かつ妥当なものとして
設定しています。
ストレステストにおける事故発生率については、事故発生
率が変動することによる保険金の増加を99%の確率でカ
バーする水準に対応したものとし、負債十分性テストの事
故発生率は97.7%の確率でカバーする水準に対応したも
のとして設定しています。
テストの結果
2015年度決算においてストレステストを実施した結果、
責任準備金の基礎とした事故発生率はリスクをカバーして
おり、責任準備金の水準に不足がないことを確認できたた
め、危険準備金Ⅳの積み立ておよび責任準備金(保険料積立
金)の追加積立は行っていません。
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