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ダウンロード - あぶくま信用金庫
REPORT 2013 あぶくま信用金庫ディスクロージャー誌 平成24年4 月1日∼ 平成25年3月31日 あなたの街の親近バンク このディスクロージャーはFSC の基準に従って認証され、適切に 管理された森からの木材を含んだ用紙に、環境にやさしい植物油 インキを使用して印刷しています。 開示項目記載ページ一覧 このディスクロージャー資料は、信用金庫法第89条(銀行法第21条準用) に基づいて作成しており、 この規定における各項目は以下に記載しています。 単体ベースのディスクロージャー項目 (信用金庫法施行規則第132条における規定) ⑺金庫が貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書または損失金処理 計算書について会計監査人の監査を受けている場合にはその旨 …… 35 ⑻役職員の報酬体系に関する情報開示 ……………………………… 35 1.金庫の概況及び組織に関する事項 ⑴事業の組織………………………………………………………… 28 金融再生法に基づく開示項目 ⑵理事・監事の氏名及び役職名 …………………………………… 28 (金融再生法第7条における規定) ⑶事務所の名称及び所在地 ………………………………… 50∼51 資産の査定の公表 ……………………………………………… 14∼15 2.金庫の主要な事業の内容 …………………………………… 56∼60 3.金庫の主要な事業に関する事項 ⑴直近の事業年度における事業の概況 ……………………… 3・12 自己資本の充実の状況について金融庁長官が定める事項(告示) (バーゼルⅡ第3の柱に基づく開示) ⑵直近の5事業年度における主要な事業の状況を示す指標 …… 41 ①経常収益 ②経常利益、又は経常損失 単体ベースの開示 ……………………………………………… 43∼49 ⑴自己資本の構成に関する事項 …………………………………… 43 ③当期純利益、又は当期純損失 ⑵自己資本の充実度に関する事項 ………………………………… 44 ④出資総額及び出資総口数 ⑶オペレーショナル・リスクに関する事項 ……………………… 44 ⑤純資産額 ⑷信用リスクに関する事項 ⑥総資産額 (証券化エクスポージャーを除く) …………………… 45∼46 ⑦預金積金残高 ⑸信用リスク削減手法に関する事項 ……………………… 46∼47 ⑧貸出金残高 ⑹派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する ⑨有価証券残高 事項………………………………………………………………… 47 ⑩出資に対する配当率 ⑺証券化エクスポージャーに関する事項 ………………………… 48 ⑪出資に対する配当金 ⑻出資等エクスポージャーに関する事項 ………………… 48∼49 ⑫会員数 ⑼金利リスクに関する事項 ………………………………………… 49 ⑬職員数 ⑭単体自己資本比率 地域貢献に関する情報開示 ……………………………………… 2∼27 ⑶直近の2事業年度における事業の状況 1.全般に関する事項 ①主要な業務の状況を示す指標 2.預金に関する事項(地域からの資金調達の状況) ア.業務粗利益及び業務粗利益率……………………………… 40 3.貸出金に関する事項(地域への資金供給の状況) イ.資金運用収支、役務取引等収支、及びその他業務収支… 40 4.取引先への支援等(地域との繋がり) ウ.資金運用勘定並びに資金調達勘定の平均残高、 利息、 利回り 5.その他運用に関する事項 及び利鞘 …………………………………………… 40∼41 6.今期決算に関する事項(決算の概要) エ.受取利息及び支払利息の増減……………………………… 40 7.文化的・社会的貢献に関する事項 オ.総資産経常利益率 ………………………………………… 41 8.地域貢献の体制整備 カ.総資産当期純利益率………………………………………… 41 ②預金に関する指標 ……………………………………………… 36 ③貸出金等に関する指標 ………………………………… 37∼38 ④有価証券に関する指標 ………………………………… 38∼39 総代会等に関する情報開示 …………………………………… 22∼23 1.総代会の仕組み 2.総代候補者選考基準 3.総代の選任方法 4.金庫の事業運営に関する事項 4.総代会の決議事項等 ⑴リスク管理の体制 ………………………………………… 20∼21 5.総代の氏名 ⑵法令遵守の体制 …………………………………………………… 19 6.総代の年齢別構成比 ⑶金融ADR制度への対応 ………………………………… 26∼27 7.会員の法人・個人別構成比 5.金庫の直近の2事業年度における財産の状況 当金庫の概要 金 (平成25年3月31日現在) 創立年月日 昭和25年9月12日 所 在 地 福島県南相馬市原町区栄町二丁目4番地 丁 電 話 (0244) 23-5132(代表) 244)23- CONTENTS ごあいさつ ⑴貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書 ……… 30∼34 地域とともに …………………………………1 ……………………… 2∼11 ホームページ ームページ ーム ペー ペ ージ http://www.abukuma.co.jp/ tp://www.abukuma.co.j / ご質問にお答えします …………… 12∼27 出 資 金 10,763百万円 ,7 コーポレートデータ 会 員 数 13,829名 業績のご報告(資料編) ………… 29∼49 預 金 残 高 176,374百万円 76,37 貸出金残高 60,704百万円 店 舗 数 16店舗 常勤役職員数 営業のご案内 …………………… 28 …………………… 50∼60 開示項目記載ページ一覧 ……………… 61 ⑵貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額 …… 14∼15 ①破綻先債権に該当する貸出金 ②延滞債権に該当する貸出金 ③3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金 ④貸出条件緩和債権に該当する貸出金 ⑶自己資本の充実の状況について金融庁長官が 定める事項…………………………………………… 13・42∼49 ⑷次に掲げるものに関する取得価額または契約価額、時価及び ①有価証券 ②金銭の信託 112名(役員7名、職員105名) 1 7名、 ③規則第102条第1項第5号に掲げる取引 *本誌では、原則として単位未満切り捨てのうえ表示しております。 したがいまして、合計を表示している欄等との数値が一致しない場合があります。 ⑸貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ……………………… 37 写真:相馬野馬追(南相馬市) 表紙写真:相馬野馬追 (南相馬市) 評価損益…………………………………………………… 38∼39 あぶくま信用金庫 総合企画部 〒975-0003 福島県南相馬市原町区栄町2-4 編集・発行 (0244) 23-5132(代表) URL http://www.abukuma.co.jp/ ⑹貸出金償却の額 …………………………………………………… 37 61 ごあいさつ 「感謝の心で、地域とともに、 そして未来へ」をモットーに 地域の復旧・復興ならびに 地域経済の活性化に全力で 取組んでまいります。 ごあいさつ 平素は、 格別のご愛顧とお引き立てを賜り、 厚く御礼申し上げます。 本年もあぶくま信用金庫をより一層ご理解いただくために、ここに平成 24 年度の経営内容 と地域のかかわりについて取りまとめた 「レポート 2013」 を作成いたしましたので、ご高覧いた だければ幸いに存じます。 東日本大震災から早2年が経過しましたが、昨年発足した新政権にはこれまで以上に福島 第一原発事故の風評被害の払拭や復旧・復興に向けた取組みをスピードアップし、被災者へ の十分な支援を期待するものでございます。 県内の景況につきましては、円安、株高の影響により、幾分明るさが戻りつつあり、東日本大 震災による被災住宅の建替え、除染事業および震災復旧・復興関連工事を中心とした公共工 事の増加により、 着実に持ち直しの動きが見られます。 さて、当金庫の営業エリアの状況ですが、皆様もご承知のとおり、未だに帰還できない地域 が広範囲にわたっており、当金庫では、個々の被災者に寄り添った施策を講じるとともに、ふる さと帰還のための準備と、全ての避難者への支援とを一体的かつ相互に各種機関と連携を図 りながら実施し、 地域の復興・発展に向けた取組みを全力で進めております。 当金庫では、平成 24 年2月の 200 億円の資本支援により財務基盤の充実を図り、 「特定震 災特例経営強化計画」 に掲げた各施策を強力に推進し、かつ中期3ヵ年計画 「リンクパワーⅡ」 を経営方針とし地域密着型金融を深化させ、特に原発事故によりもたらされた様々な問題は、 同じ座標軸の問題と捉え、お客様と一緒に考え、その問題を解決する、課題解決型金融を実践 してまいります。 平成 24 年度の決算状況は、地域の復旧・復興へ向けた各施策の取組みにより、業績のご 報告のなかに記載しましたとおり、増収増益となりました。 また、健全性を示す自己資本比率が 41.91%と高水準を維持することができましたことは、 偏にお客様の温かいご支援、 ご協力の賜 と存じ、 心より厚く御礼を申し上げます。 当金庫は、皆様とともに力を合わせ、全役職員が一致団結し、協同組織金融機関としての社 会的使命を果たしてまいります。 どうぞ倍旧のご支援、 ご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、 ご挨拶といたします。 平成25年7月 あぶくま信用金庫 理事長 半 澤 恒 夫 1 基 本 方 針 ▼ 昭和25年設立当初から一貫して変わることのない「相 互扶助」の精神。地域のあらゆるニーズに応え、地域社会 のよりよい発展をかなえるために、私たちは今後も健全な 地域とともに 経営に取組んでまいります。 経 営 方 針 ▼ 平成25年度の経営方針 平成25年度は、中期3ヵ年計画「リンクパワーⅡ」の 確立 を実践し、協同組織金融機関としての社会的使命 2年目であり、重点課題の進捗状況の実績を評価・検討 を果たしてまいります。 しながら、より一層の業務推進を図る方針であります。 地域から信頼される金庫経営を確立するため、当金庫 そのため、地域の課題解決と持続的発展を目指し、 が保有する経営資源の有効活用を図り、強固な経営基盤 中期3ヵ年計画の基本方針である、 ❶課題解決型金融 の確立による経営体質の更なる強化を目指してまいりま の深化 ❷独自性のさらなる発揮 ❸永続性ある経営の す。 は、 「感謝の心で、地域とともに、そして未来へ」をモットーに 地域の復旧・復興ならびに地域経済の活性化に全力で取組んでまいります。 ∼平成25年度の経営課題∼ 2 課 題 課 題 経営体質の強化 課題解決型金融の深化 課 題 課 題 独自性のさらなる発揮 永続性ある経営の確立 平成24年度の事業の概況について ▼ Ⅰ.事業の方針 当金庫の営業エリアは、平成23年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第一原発事故により甚大な影 響を受け、6店舗が営業休止を余儀なくされました。その後、現在に至るまで、亘理支店およびいわき支店の2 成24年2月に200億円の資本支援を受けました。その際公表いたしました「特定震災特例経営強化計画」に掲 げた各施策を役職員一丸となって取組み、確実に推進することは勿論、中小規模の事業者に対する金融の円滑 地域とともに 店舗の新設と併せ、平成25年3月には小高支店を再オープンすることができました。このような中、当金庫は平 化、お客様への経営相談、地域における経済活性化や被災者の方々への支援など、復興に向け積極的に取組んで まいりました。 Ⅱ.金融経済環境 国内経済は、平成24年12月新たな政権へと交代し、円高とデフレからの脱却を実現するべく金融緩和の断行 を前面に打ち出したことにより、外国為替市場では円安が進行し、輸出関連企業の業績期待から株価も上昇に転 じており、幾分明るさを取り戻した感はあるものの、国内の成長期待や若年雇用の縮小、復興の遅延など、閉塞 感を払拭できない状況であります。また、福島第一原発事故に伴う避難区域の再編により、地域住民の帰還が望 まれ、今後の復興に向けた新たな一歩を踏み出したものと期待しております。 Ⅲ.業績 預金は、災害義援金や福島第一原発事故による補償金等の受入れおよび公金預金により要求性預金を中心に増 加し、前年度比362億円増加の1,763億円となりました。また、貸出金は復旧・復興関連融資商品の販売およ び地方公共団体向け貸出へ応需したことから、前年度比9億円増加の607億円となりました。収支面は、大幅な 預金の増加等に伴う資金利益の増加に加え、貸倒引当金戻入益の計上により経常利益は2,053百万円となり、最 終的な当期純利益は2,049百万円となりました。 社会的責任と貢献活動 貸出運営についての考え方 ▼ ▼ 信用金庫の社会的責任と地域への貢献を常に考え、 信用金庫は、地域の方々が利用者・会員になって互 お客様のニーズを第一によりよい金融サービスを提供 いに地域の繁栄を図る「相互扶助」を目的とした協同 し、地域社会の繁栄に貢献するとともに、各種行事、 組織の金融機関です。ゆえに主なお取引先が中小企業 祭りへの積極的参加、および清掃奉仕等を今後も継続 および個人です。 し、地域金融機関として皆様から愛される金庫となる 地域金融機関として、金融円滑化を図る融資相談の よう努力しております。 充実、迅速、適切な融資審査のもとに、地域の復興、 中小企業の発展、ならびに経営の安定に努めるととも に、地域の皆様の豊かな生活実現のためお役に立ちた いと考えております。 3 東日本大震災以降の当金庫の取組みについて ▼ 平成23年3月11日に発生しました東日本大震災、および東京電力㈱福島第一原子力発電所の事故の影響に より、福島県浜通り地区を中心とする当金庫営業エリアは、甚大な被害を受けました。 現在も5店舗が営業休止を余儀なくされておりますが、平成25年3月には小高支店の営業を再開するなど、 地域とともに 震災以降、当金庫では金融サービスの維持と地域経済の復興へ向けて、様々な取組みを行っております。 預金の代払い 福島県内の7信用金庫の協力を得まして、震災から4日後の平成23年3月15日から預金の代払いを行っており ます。平成23年3月25日からは全国の信用金庫、その後、全国の銀行からご協力をいただき、取扱いを拡大し、 預金代払いを継続しております。 預金代払いの取扱い(平成25年3月末現在) 3,297件 292百万円 移動相談会 福島県内におきまして移動相談会を開催し、避難されているお客様からの各種ご相談にお応えしております。 相談会の開催日時につきましては当金庫ホームページ(http://www.abukuma.co.jp/)でご確認いただ くか、 またはお客様サポート室へお問い合わせください。 「あぶくま信用金庫 お客様サポート室」 TEL(0244)23-5132 新築移転オープンおよび休止店舗の再開 平成24年3月5日に営業を開始した「いわき支店」は、仮店舗のため、駐車場・店舗内フロアーとも手狭であ った ことから、同年11月5日に、ゆったりした相談スペース・広い駐車場を備えた新店舗をいわき市自由ヶ丘に新築移転 オープンしております。 また、震災後営業を休止しておりました原発事故の避難指示解除準備区域にある「小高支店」について、帰還の 希望を持つ住民の後押しとするため、また、住民の皆様が一時帰宅したときに立ち寄れる場として、平成25年3月 27日に営業を再開いたしました。 (詳しくは、6ページをご覧ください。) 財務基盤の充実 当金庫では、被災地域のお客様に対して適切かつ積極的な金融仲介機能を提供し、地域の復旧・復興に継続的 に貢献していくためには十分な経営体力が必要であると判断し、改正金融機能強化法に基づき平成24年2月に信 用金庫の中央金融機関である信金中央金庫を通じ、200億円の公的資金を導入いたしました。 平成25年3月末の自己資本額は、前年度末比2,015百万円増加の25,192百万円となりました。 自己資本額は利益の積み上げにより増加しましたが、自己資本比率は、預金積金の増加に伴う、預け金・有価証 券の増加によりリスクアセットが増加したことから、前年度比0.51ポイント低下し、41.91%となりました。しかし ながら、国内基準の4%を上回っており、経営基盤の維持に向けて、十分な経営体力を備えております。 さらに今年度も財務基盤の充実が図られたこともあり、当金庫では「特定震災特例経営強化計画」に基づき、各 施策を推進してまいりました。今後も各施策を着実に実行していくことにより、地域密着型金融を深化させてまい ります。 4 特定震災特例経営強化計画の推進 ●営業店における相談機能の強化 二重ローン問題、事業再生等融資全般についてのご相談を法人、個人を問わず全日受け付けており、相馬支店 および東支店北原出張所「あぶくましんきんプラザ」においては、休日相談会も開催しております。 地域とともに 当金庫では、全店において、福島県内8信用金庫の共同企画「しんきんの復興・再生支援相談会」を開催し、 また、被災されたお取引先が本格的に事業や生活の再建を図っていくうえで、二重ローン問題が増加するこ とを勘案し、これまで以上の支援促進を図るため、平成24年9月から当金庫顧問弁護士による「債務問題に係 る相談会」を開催しております。 本部と営業店が一体となり、きめ細かい相談受付体制を敷いたことにより、東日本大震災以降、平成25年5 月末までの累計で2,654件の融資に関する相談を承っております。 ●被災されたお取引先に対する信用供与の実績 被災されたお取引先へのご融資にあたっては、担保となるべき資産が滅失しているなど通常の審査では対応 できない場合もあることから、東日本大震災以降、13種類のローン商品(プロパー無担保ローン3商品、利子 補給・低金利ローン2商品、保証会社保証付ローン6商品、保証協会保証付ローン2商品)を発売するなど、円 滑な信用供与に努めております。 ■被災者向けの新規融資の実行状況 (単位:先、百万円) 震災以降累計 先 数 うち条件変更先に対する新規融資 金 額 先 数 金 額 事業性ローン 405 10,488 110 4,096 うち運転資 金 282 6,282 80 2,895 うち設備資 金 123 4,206 30 1,201 住宅ローン 66 1,096 7 143 その他 46 68 2 3 517 11,652 119 4,242 合 計 ※震災以降累計は、平成25年3月末までの累計 主な復旧・復興支援商品のご案内 ※詳しくは、窓口または得意先担当者へお気軽にご相談ください。 5 あぶくま信用金庫のビジョン 地域とともに 地元の皆様に愛される金融機関を目指し、 幅広い活動を展開しております。 1 私たちは、お客様を大切にいたします。 いわき支店新店舗開店 平成 24 年 3 月 5 日にオープンいたしました「い わき支店」は、仮店舗で営業のため、店舗・駐車場 が狭い等々ご不便をおかけしておりましたが、平成 24 年 11 月 5 日、いわき市自由ヶ丘に新店舗を開店 いたしました。 新店舗は、ゆったりとした相談スペース、広い駐車 場も確保しております。 これからも、地域の皆様のお役に立てるよう、職 員一同、誠心誠意つとめてまいりますので、ご愛顧 のほどよろしくお願い申し上げます。 小高支店の営業再開 福島第一原発事故の影響により、営業を休止し ておりました 「小高支店」は、平成 25 年 3 月 27 日に、 避難指示解除準備区域内の金融機関としてはじめ て営業を再開いたしました。 これ からも、地 域の 皆 様 のお 役に立てるよう、 職 員一同、誠 心誠意つとめてまいりますので、ご 愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 移動相談会の実施 当金 庫では、営業休止 店舗のお客 様、ならびに 避難されているお客様からのご相談・お問い合わせ につきましては、本部内に設置しております「お客 様サポート室」にて承っております。また、各地移 動相談会を開催し、お客様のご要望にお応えできる よう努めております。 〈ご相談・お問い合わせ窓口〉 ○お客様サポート室 受付時間 平日 9:00 ∼ 17:30 連 絡 先 TEL(0244)23-5132 6 2 私たちは、自然や環境も大切にします。 企業の社会的責任(CSR)活動の一環として社会的な課題である環 境問題に寄与していくため、信用金庫業界は、平成25年4月から平成33 地域とともに ∼自然環境を大切にする企業を目指しております。 ∼ 年3月末までの8年間で、電気使用量の15%削減に取組んでまいります。 また、平成20年9月から事業所での二酸化炭素排出量の削減目標を 定めた「福島議定書」を締結しており、地球にやさしい ふくしま 宣言 を目指しております。 具体的には… ❶クールビズ・ウォームビズの 継続的な実施 ❷LED 照明の使用による 環境への配慮 当金庫では、平成20年度よりクールビズ・ 一部の店舗では、照明器具をすべてLEDと ウォームビズを継続的に実施しております。 し、電力使用量とCO 2の削減により、地球環境 へ配慮した店舗としております。 ❸エコカー購入のローンについて 金利優遇を行い、 エコカーの 普及に貢献しています。 地球環境にやさしいエコカー(ハイブリット ❹福島県と 「福島議定書」 を締結し、 節電・節水・事業ゴミの減量に 取組んでいます。 ON 車・電気自動車等)購入の方には、ローン金利 を最大0. 2%優遇しております。 OFF 3 私たちは、未来へつながる力も大切にします。 地域の将来を担う児童に「お金の大切さ」 「お金の正しい使い方」を学び、金融に関する健全な知 識を身につけてもらおうと、平成24年8月8日「あぶくましんきん・マネースクール」を開催いたし ました。 「上手にお金と付き合いましょう」をテーマに、クイズ形式で楽しみながら、お小遣いを題材にし、 貯蓄すること、物を大事にすること、働くことの大切さを分かりやすく説明いたしました。 7 お客様のご要望等に応え、改善に向けての具体的取組み事例 ▼ ▶店舗機能などの充実について ●東日本大震災や福島第一原発事故の影響により避難されているお客様、避難先からお戻りになられたお客様、新 たな場所で事業再開を目指すお客様等の支援体制強化のため、いわき支店をいわき市自由ヶ丘に移転新築オープ 地域とともに ンし、また、避難指示解除準備区域にある小高支店の営業を再開いたしました。これからも地域復興の先駆けと して皆様のお役にたてますよう努めてまいります。 平成24年11月5日 移転新築オープン いわき支店 小高支店 いわき支店 平成25年3月27日 営業再開 小高支店 最新のお知らせ 平成25年 東支店 北原出張所(あぶくましんきんプラザ) いわき支店 7月7日(日) →土日・祝日営業に加えて、預金業務のお取 →いわき地区におきましてサンデーバンキン 扱いを開始いたしました。 グを開始いたしました。 ▶機能サービスの充実 ●当金庫の普通預金通帳が、東北地区(26 金庫)・北海道地区(17 金 庫)・関東甲信越地区(57 地区) 、東海地区(38 金庫)、中国地区(14 AT M 金庫)の提携信用金庫の ATM で記帳できるようになりました。 その他の地域につきましては、順次拡大してまいります。 通帳の繰り越しは、当金庫本支店でのお取扱いとなります。 お取扱いできる信用金庫については、当金庫ホームページでご確認 ください。 ▶その他 活動の充実 ●毎年6月15日の「信用金庫の日」および10月に 住みよい地域づくりのため、福島県内信用金庫一 斉に清掃活動を行っております。 8 ●各種地域行事へも積極的に参加しております。 (写真は、相馬野馬追盆踊りパレードへの参加) 地域とともにあゆむ (平成24年4月∼平成25年3月) 地域の皆様に愛される金融機関を目指し、 活動しております。 平成24年 10月10日(水) 福島県内信用金庫一斉クリーン作戦の実施 地域貢献 活動 …………………………………………………………………… (しんきんキャピタル・ TKC合同) …………………………………………………………………… 6月4日(月) 小高区役所前出張所ATM再オープン (東京ドームにて) …………………………………………………………………… 6月15日(金) 福島県内信用金庫一斉クリーン作戦の実施 第62期 通常総代会 開催 11月1日(木) 日本を明るく 元気にする よい仕事おこし フェア 地域とともに 4月25日(水) M&A仲介業務の 提 携と勉 強 会 の 実施 地域貢献 活動 …………………………………………………………………… 11月3日(土) 福島県信用金庫協会主催 第3回ロールプレイング大会(郡山ユラックス熱海にて) 決議事項 …………………………………………………………………… 第1号議案 剰余金処分案承認の件 第2号議案 会員の法定脱退に関する件 第3号議案 定款一部変更の件 ⑴反社会的勢力の会員からの 11月5日(月) 預金量1,600億円突破 …………………………………………………………………… 排除の件 ⑵優先出資の消却の件 …………………………………………………………………… 地域貢献 活動 8月8日(水) マネースクール いわき支店 新店舗開店 (いわき市自由ヶ丘) (新地支店にて) …………………………………………………………………… …………………………………………………………………… 8月15日(水) 預金量1,500億円突破 11月8日(木) ビジネスマッチ東北 2012秋 (夢メッセみやぎ) …………………………………………………………………… …………………………………………………………………… 9月15日(土) 債務問題に係る相談会の開始 12月21日(金) 預金量1,700億円突破 (しんきんプラザにて毎月第3土曜日開催) …………………………………………………………………… 地域貢献 活動 10月6日(土) ボランティア活動 菜の花プロジェクト 参加 2月18日(月) でんさいネット取扱開始 …………………………………………………………………… …………………………………………………………………… 10月10日(水)∼11日(木) あぶくまくらぶ旅行の実施 人情娯楽時代劇&舞踊ショーと平泉の旅 平成25年 328名 参加 3月13日(水) 「のまたろ∼」 のぼり旗を 道の駅南相馬に寄贈 …………………………………………………………………… 3月27日(水) 小高支店 営業再開 9 │ア│ン│ケ│ ー│ト│調│査│結│果│ 「お客様からの声・ご意見・ご要望・ご相談に対し、 迅速かつ誠実にお応えしてまいります」 地域とともに 当金庫では、皆様に愛される金融機関を目指し、お客様のご満足度をお聞かせいただきた く、 「お客様アンケート」を実施いたしました。 皆様からお寄せいただきましたアンケートの結果を真摯に受け止め、 より一層の金融サー ビス向上に向け、役職員一同努力してまいりますので、今後も引き続きご支援・ご愛顧を 賜りますよう、 お願い申し上げます。 (1)お客様の満足度についてお伺いする「お客様アンケート」の調査結果について お客様が「あぶくま信用金庫」の活動や職員の対応に ご満足をいただいているか、また、今後どのようにお客様 の期待に応えていくべきか、改善の参考にさせていただく *調査対象:当金庫をご利用いただいている 個人のお客様 460 先 *実施時期:平成 25 年 3 月 ことを目的に実施いたしました。 アンケートの調査結果について 当金庫に対する印象はいかがですか? やや不満 当公庫の金融商品の品揃えはいかがですか? やや不満 2.2% 2.8% 不満 0.4% やや満足 23.5% やや満足 満足 38.0% 商品内容等の説明はいかがですか? やや不満 6.3% やや満足 30.7% 不満 0.2% 店舗内の設備・雰囲気・レイアウトはいかがですか? やや不満 2.2% やや満足 満足 62.8% 窓口では、明るい笑顔とぬくもりのある挨拶でお迎え していますか? やや不満 1.5% 不満 0.2% 10 満足 58.7% 74.3% 34.3% 満足 63.5% 当金庫職員は、ご相談・ご質問について誠意をもって 対応していますか? やや不満 1.3% やや満足 やや満足 18.7% 18.0% 不満 0.2% 満足 満足 79.6% 80.4% ご来店時の待ち時間はいかがですか? やや不満 3.0% 不満 震災後の当金庫の対応についてどう思いますか? 悪い 0.4% 0.2% わからない 4.8% 満足 69.3% 当金庫との今後のお取引についてどのようにお考え ですか? わからない 4.7% 縮小したい 1.3% 普通 たいへん良い 44.6% 50.4% 地域とともに やや満足 27.2% 今後、当金庫に期待する取組みは何ですか? 中小企業の実態に応じた 円滑・迅速な資金供給機能 その他 3.5% 経営相談、経営 指導機能の充実 10.7% 9.1% 増やしたい 23.2% 現状維持 地域に密着した金融機関としての役割 70.6% 76.7% お忙しいなか、本アンケートに ご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。 本当にありがとうございました。 (2)お客様のご意見・ご要望に対する取組み姿勢と具体的改善対応について お客様から頂戴いたしましたご意見・ご要望につきましては、各営業店で対応できること、または、本部での対応が 必要なものは、担当部署が責任を持って対応してまいります。 「お客様アンケート調査の実施」 (普段お聞かせいただけない潜在的なお客様の声) 「お客様の声」の収集整理 分析 ニ ズ調査 「お客様の声」の収集整理・分析・ニーズ調査 《具体的な改善への取組み・実践》 「お客様保護に対する対応」 「金融商品・サービスの改善」 「お客様への応対」 (説明・相談・苦情処理態勢) (商品・サービス・店舗管理) (接客・接遇) 11 Q u e s t i o n&A n s w e r ? 平成24年度の決算状況について教えてください。 Q1 A 預金残高は前年度に引き続き大幅に増加し、貸出金残高についても前年度より増加いた しました。収支面は、資金利益の増加に加え、貸倒引当金戻入益等の計上により、当期純 利益 2,049 百万円となりました。 業績について (単位:百万円) 預金残高は 大幅に増加いたしました。 ご質問にお答えします 平成24年3月末 平成25年3月末 年間増加額(増加率) 預 金 残 高 140,114 176,374 36,260(25.8%) 貸出金残高 59,791 60,704 913( 1.5%) 預金残高については、多くのお客様から義援金・補償金等の振込みを当金庫にご指定いただき、前年度に引き続き 大幅に増加いたしました。 貸出金残高については、復興支援融資および地方公共団体向け貸出の取組み等により、増加いたしました。 (百万円) (百万円) 70,000 200,000 預金 残高 176,374 180,000 160,000 60,000 貸出金 残高 140,114 59,791 60,704 平成24年3月末 平成25年3月末 50,000 140,000 120,000 40,000 100,000 30,000 80,000 20,000 60,000 40,000 10,000 20,000 0 0 平成24年3月末 平成25年3月末 収益について (単位:百万円) 当期純利益は、 2,049 百万円となりました。 平成24年3月末 平成25年3月末 年間増加額(増加率) 経 常 収 益 2,444 3,902 1,458( 59.6%) 6,974( 経 常 利 益 △4,921 2,053 コア業務純益 818 921 当期純利益 △5,655 2,049 ー ) 103( 12.5%) ー ) 7,704( 収支面は、大幅な預金の増加等に伴う資金利益の増加に加え、貸倒引当金戻入益等の計上により経常利益は 2,053 百 万円となり、最終的な当期純利益は 2,049 百万円となりました。 (百万円) (百万円) 経常 収益 経常利益 3,500 損益 2,053 コア業務純益 2,000 3,000 2,500 3,000 3,902 4,000 2,049 当期純利益 2,444 1,000 2,000 921 818 1,500 0 1,000 500 △6,000 0 平成24年3月末 12 平成25年3月末 △4,921 △5,655 平成24年3月末 平成25年3月末 Q u e s t i o n&A n s w e r ? Q2 健全性について教えてください。 A 自己資本比率は 41.91%となり、高い水準を維持することができました。 不良債権比率は、貸出先のランクアップ等により大幅に低下し、11.87%となりました。 今後とも、健全性を高め、経営体質を強化してまいります。 自己資本比率について 自己資本比率は、平成24年2月の公的資金 200 億円の導入および利益の積上げにより、41.91% (国内水準 4%) と高 い水準を維持することができました。 42.42 41.91 (%) 40.0 自己資本 自己資本比率 25,000 30.0 20,000 15,000 14.98 15.34 15.52 8,242 8,567 8,694 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 23,177 25,192 ご質問にお答えします ■自己資本推移 (百万円) 30,000 20.0 10,000 10.0 5,000 0 0 平成 23 年度 平成 24 年度 詳細につきましては、43ページをご覧ください。 不良債権比率について 不良債権比率は、東日本大震災および福島第一原発事故の影響により、前年度大幅に上昇いたしましたが、貸出先の事業 再開による債務者区分のランクアップや貸出金のご返済により、大幅に低下いたしました。 当金庫は、引き続き、 経営支援等により、不良債権比率の改善に努めてまいります。 ■不良債権推移 (百万円) 12,000 (%) 20.0 不良債権額 18.0 不良債権比率 18.01 10,000 16.0 14.0 8,000 12.0 6,000 11.87 7.60 7.51 6.83 10,821 8.0 4,000 7,238 2,000 4,444 4,530 10.0 6.0 4.0 4,127 2.0 0 0 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 詳細につきましては、14∼15ページをご覧ください。 13 Q u e s t i o n&A n s w e r A 平成 23 年度は、福島第一原子力発電所事故による避難指示区域内のご融資先のうち、 休業または収入が無いなど、事故の影響を大きく受け被災されたご融資先につきまして → ? Q3 開示債権の状況について教えてください。 信用金庫法に基づくリスク管理債権の状況 ■リスク管理債権の引当・保全状況 区 分 (単位:百万円) 残高Ⓐ 保全率 ご質問にお答えします Ⓑ+Ⓒ Ⓐ 平成 24年3月末 121 0 121 100.00% 平成 2 5年3月末 117 0 117 100.00% 平成 24年3月末 8,949 2,691 6,110 98.34% 平成 2 5年3月末 5,871 1,532 4,306 99.43% 3カ 月 以 上 平成 24年3月末 52 13 6 37.77% 延 滞 債 権 平成 2 5年3月末 36 14 3 50.46% 貸 出 条 件 平成 24年3月末 1,657 1,330 190 91.75% 緩 和 債 権 平成 2 5年3月末 1,177 832 124 81.28% 平成 24年3月末 10,781 4,035 6,428 97.05% 平成 2 5年3月末 7,203 2,378 4,552 96.23% 破綻先債権 延 滞 債 権 合 計 金融機関の健全性を推し量る指標で自己資本比率とともに重要 し、それらの債権の回収のために講じられている状況等で、資産内 なものはリスク管理債権で、各金融機関が統一基準で公表すること 容が健全かどうかを判断できる指標といえます。 が義務 づけられております。 リスク管理債権の合計額は7,203百万円となっております。この リスク管理債権は、金融機関の総資産に占める割合が最も大き 債権に対しては、担保・保証等による保全額Ⓑと貸倒引当金Ⓒによ い貸出金について、回収に懸念のあるものをその度合い(破綻先債 り96.23%がカバーされております。かつ、十分な自己資本を有し 権・延滞債権・3カ月以上延滞債権・貸出条件緩和債権) に応じて表 ておりますので問題ありません。 【破綻先債権】 元本または利息の支払の遅延が相当期間継続 していることやその他の事由により、元本または 利息の取立てまたは弁済の見込みがないものとして未収利息 を計上しなかった貸出金(未収利息不計上貸出金)のうち、 次のいずれかに該当する債務者に対する貸出金です。 ①会社更生法または金融機関等の更生手続の特例等に関する 法律の規定による更生手続開始の申立てがあった債務者 ②民事再生法の規定による再生手続開始の申立てがあった債務者 ③破産法の規定による破産手続開始の申立てがあった債務者 ④会社法の規定による特別清算開始の申立てがあった債務者 ⑤手形交換所による取引停止処分を受けた債務者 用語 解説 ※これらの開示額は、担保処分による回収見込額、保証による回収が可能と認めら れる額や既に引当てている個別貸倒引当金を控除する前の金額であり、全てが 損失となるものではありません。 ※ 「担保・保証」の額は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び 保証による回収が可能と認められる額の合計額です。 14 担保・保証Ⓑ 貸倒引当金Ⓒ 【延滞債権】 未収利息不計上貸出金のうち次の2つを除いた貸出金です。 ①左記「破綻先債権」に該当する貸出金 ②債務者の経営再建または支援を図ることを目的として利息の 支払を猶予した貸出金 【3 カ月以上延滞債権】 元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞し ている貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しない貸出金です。 【貸出条件緩和債権】 債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金利の 減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債 務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債 権及び3カ月以上延滞債権に該当しない貸出金です。 ※ 「貸倒引当金」については、リスク管理債権区分の各項目の貸出金に対して引当 てた金額を記載しており、貸借対照表の残高より少なくなっています。 ※ 「保全率」は、リスク管理債権ごとの残高に対し、担保・保証、貸倒引当金を設 定している割合です。 → は、ご融資金の返済が正常であっても実質破綻先と区分するなど、厳格な自己査定を行いました。 平成 24 年度も引き続き厳格な自己査定を行いましたが、被災されたご融資先の事業または勤務先再開によりラ ンクアップしたご融資先が多数にのぼり、また東京電力からの補償金による貸出金返済等も進んでおります。 その結果、信用金庫法上のリスク管理債権額、金融再生法上の不良債権額ともに前期を下回り、総与信に占める 開示債権比率も大幅に減少いたしました。 金融再生法に基づく開示債権の状況 ■金融再生法開示債権及び同債権に対する保全状況 (単位:百万円) 貸倒 引当金 Ⓓ 保全率 Ⓑ Ⓐ 引当率 Ⓓ Ⓐ -Ⓒ 10,821 10,501 4,037 6,464 97.04% 95.28% 不 良 債 権 平成25年3月末 7,238 6,964 2,379 4,584 96.21% 94.35% 破産更生債権 平成24年3月末 及 びこれらに 準 ず る 債 権 平成25年3月末 8,475 8,475 2,466 6,008 100.00% 100.00% 5,786 5,786 1,509 4,277 100.00% 100.00% 平成24年3月末 636 485 226 259 76.32% 63.25% 平成25年3月末 237 201 23 178 84.91% 83.26% 理 平成24年3月末 1,710 1,540 1,344 196 90.09% 53.69% 権 平成25年3月末 1,213 975 846 128 80.37% 35.06% 平成24年3月末 49,259 ー ー ー ー ー 平成25年3月末 53,761 ー ー ー ー ー 平成24年3月末 60,081 ー ー ー ー ー 平成25年3月末 60,999 ー ー ー ー ー 保全額 Ⓐ 金融再生法上の 平成24年3月末 危 険 債 権 要 債 管 正 常 債 権 合 計 「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」 ( 以下「金融 たものとなっております。 再生法」という)に基づく債権額及び保全状況は、上記のとおりと 平成25年3月末の金融再生法開示債権の合計額は60,999百 なっております。 万円です。その中で不良債権とされる合計額は7,238百万円と リスク管理債権は貸出金についての開示となっておりますが、情 なっております。この不良債権に対しては、担保・保証等による保全 報開示としての有用性を高め、開示基準の透明性を向上させると 額Ⓒと貸倒引当金Ⓓの合計額である保全額Ⓑにより96.21%が の観点から、金融再生法開示債権は貸出金に加え、債務保証見返、 カバーされております。かつ、十分な自己資本を有しておりますの 未収利息、仮払金等の自己査定による資産の査定結果からとらえ で問題ありません。 【破産更生債権及びこれらに準ずる債権】 破産、会社更生、再生手続等の事由により経 営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこ れらに準ずる債権です。 用語 解説 【危険債権】 債務者が経営破綻の状態には至っていないものの、財政状 態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及 び利息の受取りができない可能性の高い債権です。 ご質問にお答えします Ⓑ 担保・保証等 による回収 見込額Ⓒ 開示残高 区 分 【要管理債権】 「3カ月以上延滞債権」及び「貸出条件緩和債権」に該当す る貸出金をいいます。 【正常債権】 債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債権であ り、 「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」 、 「危険債権」 、 「要 管理債権」以外の債権をいいます。 ※ 「金融再生法上の不良債権」における「貸倒引当金」には、正常債権に対する 一般貸倒引当金を除いて計上しております。 15 Q u e s t i o n&A n s w e r ? Q4 中小企業の経営の改善及び地域活性化のための取組みの 状況について教えてください。 A 「地域密着型金融推進計画」および「特定震災特例経営強化計画」を連携させ、 地域の復旧・ 復興へ向けて、お取引先の経営の改善及び地域の活性化に積極的に取組んでおります。 中小企業の経営支援に関する取組み方針 当金庫は、地域の中小規模の事業者および個人のお取引先に必 トを行うことにより当該お取引先の健全化に向けて支援をしてまい 要な資金を安定的に供給し、地域経済の発展に寄与するため、地域 ります。また、お取引先からの資金需要や貸付条件の変更等のお申 ご質問にお答えします 金融の円滑化に全力を傾注して取組んでいく方針です。 込みがあった場合には、 これまでと同様、その解決に向けて真摯に そのために、経営支援に関する態勢を整備し、お取引先の抱えて 取組んでまいります。 いる問題を十分に把握したうえで、当金庫がアドバイス等のサポー 中小企業の経営支援に関する態勢整備の状況 《経営支援組織図・企業支援体制》 あぶくま信用金庫 経営支援組織図 理 事 会 常 務 会 経営支援会議 業務推進部 審査管理部 (経営支援課) 特別支援チーム 営業部店支援チーム ● 審査管理部役席者 ● 審査管理部長 ● 業務推進部長 ● 経営支援課長 営業部店 (経営支援責任者) あぶくま信用金庫 企業支援体制 事業計画書、 改善計画書の検証等 審査管理部 特別支援チーム 営業部店支援チーム 業務推進部 商品企画、 外部機関との提携等 営業部店 外部専門家グループ 外部支援機関 企 業 弁護士、 税理士(TKC 会計人等)、他 16 県再生支援協議会、 県産業振興センター、他 中小企業の経営支援に関する取り組み状況 創業・新規事業開拓の支援 ●平成24年10月、当金庫は、米国NGO「メーシーコープ」および国内NPO「プラネットファイナンスジャパン」と共同で「南相馬復 興トモダチ基金」を創設。同年11月より「南相馬復興トモダチ基金」は、東日本大震災により大きな被害を被った南相馬市の経 済復興と雇用の回復を目指し、同市において新規に起業する中小事業者への助成事業等を開始 ●平成25年3月から1年間の期間限定商品として、創業および事業再開等を検討されているお客様に対して、借入当初年間の金利 負担を抑えた固定金利商品 あぶくま「まちづくり応援資金」の販売を開始 成長段階における支援 ●平成24年3月に一般社団法人東北地区信用金庫協会等が主催した「ビジネスマッチ東北ハンズオン事業」の販路相談会におい て、当金庫お取引先2社の販路開拓支援が決定。NPO法人等のコーディネーターによる販売候補先への帯同訪問を実施 ●営業店と審査管理部および業務推進部が連携を図りながら経営支援先を選定し、債務者区分のランクアップの決定およびランク ダウン防止のため、当金庫のアドバイス等のサポートを実施 ●福島産業復興機構、宮城産業復興機構の活用によるお取引先の事業再生支援を実施 ●㈱東日本大震災事業者の活用によるお取引先の事業再生支援を実施 ご質問にお答えします 経営改善・事業再生・業種転換等の支援 ●福島県中小企業再生支援協議会との連携による事業再生支援を実施 ●お取引先の事業承継問題に積極的に取組むため、平成24年4月に、当金庫、信金キャピタル㈱および㈱日本M&Aセンターの3 者間で「M&A業務協定」を締結 ●被災地域で事業再生に取組む中小企業を支援することを目的とした復興支援ファンド「しんきんの絆」の活用による事業再生支 援の実施 ●平成24年9月から毎月第3土曜日に、弁護士による「債務問題に係る相談会」を開催 ●中小企業支援を行う支援事業の担い手の多様化・活性化を図るための「中小企業経営力強化支援法」の施行に伴い、経営革新等 支援機関の認定を取得 ■平成 24 年度経営改善支援先の取組み実績 債務者区分 期初 債務者数 (単位:先数、%) αのうち αのうち期末 うち 期末に に債務者区分 経営改善 支援取組先 債務者区分 が変化しな A α β かった先 γ αのうち 経営改善 計画を 策定した先 δ が上昇した先 経営改善 ランクアップ 経営改善 支援取組率 率 計画策定率 α/A β/α δ/α 正常先 440 2 ー ー ー 0.4% 0.0% 0.0% その他要注意先 431 11 1 10 6 2.5% 9.0% 54.5% 要管理先 36 3 ー 1 1 8.3% 0.0% 33.3% 破綻懸念先 16 1 ー ー 1 6.2% 0.0% 100.0% 実質破綻先 210 5 1 4 2 2.3% 20.0% 40.0% 1 ー ー ー ー ー ー ー 1,134 22 2 15 10 1.9% 9.0% 45.4% 破綻先 合 計 ・期初債務者数および債務者区分は平成24年4月当初時点で整理しています。 ・債務者数、経営改善支援取組先は、取引先企業(個人事業主を含む。)であり、個人ローン、住宅ローンのみの先を含みません。 ・βには、当期末の債務者区分が期初よりランクアップした先数を記載しています。なお、経営改善支援取組先で期中に完済した債務者はαに含めるも ののβに含みません。 ・期初の債務者区分が「要管理先」であった先が期末に債務者区分が「その他要注意先」にランクアップした場合はβに含めます。 ・期初に存在した債務者で期中に新たに「経営改善支援取組先」に選定した債務者については(仮に選定時の債務者区分が期初の債務者区分と異なっ ていたとしても)期初の債務者区分に従って整理しています。 ・期中に新たに取引を開始した取引先については本表に含みません。 ・γには、期末の債務者区分が期初と変化しなかった先数を記載しています。 ・みなし正常先については正常先の債務者数に計上しています。 地域活性化のための取組の状況 [あぶくま元気塾講演会] 平成25年5月に、エコノミストの嶋中雄二先生を迎え、あぶくま 元気塾講演会「内外景気の現状と今後の見通し」∼「アベノミクスは 日本経済を救えるか?」∼を開催しました。 17 Q u e s t i o n&A n s w e r ? 内部統制について教えてください。 Q5 A 経営方針に則り、業務の健全性・適切性を確保するための態勢整備に係る内部統制基本 方針を定め、有効に機能させることで適切な経営管理(ガバナンス)態勢を構築してまい ります。 業務の健全性・適切性を確保するための態勢 当金庫は、業務の有効性および効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守、資産保全の目的を達成す るため、信用金庫法第36条第5項第5号および同法施行規則第23条の規定に基づき「内部統制基本方針」を定め、その態 勢整備により 「業務の健全性・適切性を確保」することとし、本方針に従って継続的に整備を進め、その実効性確保に努めてま ご質問にお答えします いります。 内部統制基本方針 には以下の事項を定めております ❶理事および職員の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制 ❷理事の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制 ❸損失の危険の管理に関する規程その他の体制 ❹理事の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 ❺監事がその職務を補助すべき職員を置くことを求めた場合における当該職員に関する事項 ❻前号の職員の理事からの独立性に関する事項 ❼理事および職員が監事に報告をするための体制、その他の監事への報告に関する体制 ❽その他監事の監査が実効的に行われることを確保するための体制 経営管理態勢組織図 法令等遵守態勢 経営管理態勢 コンプライアンス統括部門 理 事 会 監 会 顧客説明管理部門 顧客サポート管理部門 反社会的勢力関連管理部門 理 事 長 内部監査部門 顧客情報統括部門 その他の部門 常 務 会 名寄せ担当部門 本人確認担当部門 事 顧客保護等管理態勢 外部委託管理部門 疑わしい取引担当部門 統合的リスク管理態勢 金融円滑化 管理態勢 信用リスク 管理態勢 自己資本 管理態勢 市場リスク 管理態勢 流動性リスク 管理態勢 オペレーショナル リスク管理態勢 風評リスク管理部門 有形資産リスク管理部門 人的リスク管理部門 法務リスク管理部門 システムリスク管理部門 門 事務リスク管理部門 部 資 金 繰 り 管 理 部 門 理 流動性リスク管理部門 管 門 市場リスク管理部門 信 部 自 己 資 本 管 理 部 門 与 査 問 題 債 権 管 理 部 門 審 償 却・引 当 管 理 部 門 自 己 査 定 管 理 部 門 金融円滑化管理部門 18 資産査定 管理態勢 Q u e s t i o n&A n s w e r ? Q6 コンプライアンス態勢について教えてください。 A 社会的責任と公共的使命を全うするための、全ての業務における共通の規範がコンプラ イアンスであると考え、役職員一人ひとりが高い倫理観を持って行動し、地域の皆様から 信頼され支持されるよう努めております。 コンプライアンス(法令等遵守)への取組みについて 当金庫は、地域金融機関としての社会的責任(CSR)と公共 おり、各部店内におけるコンプライアンスの周知徹底に努めてお 的使命を常に自覚し、金融取引における法令・ルール・社会的規 ります。 さらに、連続休暇・離席制度により休暇者・離席者の遵守状況 また、当金庫が今後とも将来にわたり、地域の皆様から信頼さ を第三者がチェックすることで不祥事件等の未然防止を図っている れ支持されていくためには、役職員一人ひとりが高い倫理観を持っ ほか、公益通報者保護法施行に伴い、不正行為等の早期発見と て行動しなければならないと認識しております。 是正を目的に内部通報制度に関する規程等を定め、コンプライア 組織的遵守体制としては、本部に統括部署を設置、さらには本部 ンス態勢を強化しております。 各部および営業部店に「コンプライアンス責任者」を配置し、日常 今後もより一層のコンプライアンスに基づく行動を徹底し、信頼 業務における法令等遵守のチェックならびに教育・指導を実施して され選ばれる金融機関として取組んでまいります。 ご質問にお答えします 範を遵守し、健全・堅実な業務運営に努めております。 コンプライアンス体制 理 事 会 賞罰委員会 理 事 長 監 事 監 査 部 常 務 会 顧問弁護士 総務部 コンプライアンス室 本 部 営 業 店 コンプライアンス責任者 本 部 各部次席者 コンプライアンス責任者 営業店 部 店 長 ※部店長が役員の場合は次席者 役 職 員 コ ンプライアンス・プログラム コンプライアンスに係る諸規程の整備、職員のコンプライアンス研修計画等、 コンプライアンスを実現させるための実践計画で、単年度更新されます。 ①各種研修会等の機会を通じ、 コンプライアンスの啓蒙に努めます。 ②臨店指導を実施し、法令等遵守状況等の検証をします。 ③原則として毎月1回以上勉強会を実施し、認識の強化を図ります。 ④本部関係部署と連携を密にし、年3回研修会等を実施します。 ⑦苦情・クレーム等の発生要因を分析し、結果をフィードバックし 再発防止を図ります。 ⑧年2回定期的に、 コンプライアンス定期チェックを実施します。 ⑨リーガル・チェックの徹底・強化を図ります。 ⑩優越的地位濫用防止の周知を図ります。 ⑤不正行為の防止を図るため、連続休暇取得状況等のチェックを実 施します。 ⑥コンプライアンス・オフィサー認定取得を推進します。 ⑪利益相反取引の周知を図ります。 ⑫コンプライアンス6ヶ条誓約カードを携帯し、遵法精神の涵養を 図ります。 19 Q u e s t i o n&A n s w e r ? Q7 リスク管理の取組みについて教えてください。 A 金融環境の変化に対応しリスク管理強化のため、リスクを統合的に管理しております。 さらに、資本を効率的に活用するため、各リスク部門へ資本配賦を行っております。 リスク管理態勢 金融の自由化、国際化の進展や規制緩和による金融技術の発展 け、規程、要領の整備を強化するとともに、様々なリスクに対して的 など環境の変化によって、金融機関の業務はますます多様化、複雑 確に対応できる管理態勢の構築を図るため統合的リスク管理統括 ご質問にお答えします 化しており、直面するリスクは量的にも質的にも大きく変容してい 部署として、 リスク管理委員会を設置し、経営の健全性の維持向上 ます。こうしたなか、当金庫では、 リスク管理を最重要課題と位置づ に努めております。 ■統合的リスク管理体制 組織図 理 事 会 監 事 会 常 務 会 ※ 印は各リスク部門の主管部署 (リスク管理統括部署) リスク管理委員会 事務局:総合企画部 信用リスク 市場リスク 流動性リスク オペレーショナル・リスク 事務リスク システムリスク 法務リスク 人的リスク 有形資産 リスク 風評リスク その他の リスク 本部各部室・営業店 監 査 部 (平成 25 年 6 月末日現在) ■対象とするリスク リスクカテ ゴリー 信 用 リ ス ク 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む)の価値が減少ないし消滅し、当金庫が損失を被 るリスクをいい ます。 市 場 リ ス ク 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債 (オフ・バランスを含む)の価値が変動し 損失を被るリスク、 資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクをいいます。 ●金利リスク 金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在している中で金利が変動するこ とにより、利益が低下ないし損失を被るリスク。 ●価格変動リスク 有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスク。 ●為替リスク 外国為替相場の変動によって、外貨建資産の円換算での資産価値が変動するリスク。 流 動 性リスク 流動性リスクとは、市場流動性リスクと資金繰りリスクをいいます。 ●市場流動性リスク 市場の混乱等により市場において取引ができなかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされ ることにより損失を被るリスクをいいます。 ●資金繰りリスク 当金庫の財務内容の悪化等により必要な資金が確保できなくなり、資金繰りがつかなくなる場合や、資金の確保に 通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスクをいいます。 オペレーショナル リ 20 リスク の 説 明 ス ク オペレーショナルリスクとは、信用リスク、市場リスクおよび流動性リスクに分類されない他の全てのリスクとし、様々な人為的または 技術的エラーによって生じる損失を被るリスクをいいます。 ●事務リスク 役職員が正確な事務を怠る、あるいは、事故・不正等を起こすことにより当金庫が損失を被るリスクをいいます。 ●システムリスク コンピュータシステムの障害または誤作動、 システムの不備、 不正利用等により当金庫が損失を被るリスクをいいます。 ●法務リスク 当金庫の経営や顧客との取引等において、 法令や庫内規程等に違反する行為ならびにその恐れのある行為が発生するこ とにより、 当金庫の信用失墜や法的責任追及を招き損失を被るリスクをいいます。 ●人的リスク 人事運営上の不公平・不公正 (報酬・手当・解雇等の問題) ・差別的行為 (セクシュアルハラスメント等) から生じる損失・損害を 被るリスクをいいます。 ●有形資産リスク 地震、 火災、 風水害 (台風・大雨・土砂崩れ・洪水) 等による災害が発生した場合に、 当金庫が保有する建物、 設備、 什器・ 備品などの有形資産が、 損害・損失を被るリスクをいいます。 ●風評リスク 当金庫の資産の健全性や収益力、 自己資本などのリスク耐久力、 規模、 成長性、 利便性など当金庫の評判を形成する内容 が劣化し、 顧客から見て当金庫への安心度、 親密度が損なわれることにより生じた風評や、 役職員自らの行為や第三者の行為により生じ た風評の流布等によって、 損失を被るリスクをいいます。 ●その他のリスク 上記区分に含まれない様々なリスク、 例えば犯罪等の偶発的に発生する事故・事件等をいいます。 統合的リスク管理 当金庫では、把握可能なリスクの計量化に努め、その合計である はかることを目的として、統合的なリスク管理を行っております。 統合リスク量が経営体力以内に収まるようリスクをコントロールす 計測手法は、信用リスクおよび市場リスクはVaR(バリュー・アッ ることで健全性を確保すること、および配分されたリスク資本と結 ト・リスク)、 オペレーショナルリスクはバーゼルⅡ基礎的手法を採用 果としてのリターンを対比し、資本の効率的活用や収益性の向上を しております。 【統合的なリスク管理における当金庫のリスク量算出方法】 2.市場リスク 1.信用リスク (保有期間1年、信頼区間99%、観測期間2年) (保有期間6カ月、信頼区間99%、観測期間5年) 下記のリスクによる資産価値の変動額を相関考慮しリスク量 としています。 うことにより算出しています。 《金利リスク》市場金利の変動による資産価値の変動リスク 3.オペレーショナルリスク (バーゼルⅡ基礎的手法) 《株価変動リスク》保有株式の時価変動による価格変動リスク 過去3年間の粗利益の平均値の15 %相当額をリスク量として 《為替リスク》為替レート変動による外貨建て資産の円換算価値 の変動リスク います。 ご質問にお答えします 倒産確率の高低と非保全額の大小(分布状況) を信用リスク量 に反映させるため、モンテカルロ・シミュレーションを10万回行 《その他リスク》貸出金以外の資産の信用リスク量を算出 【資本配賦の考え方】 当金庫の資本配賦の考え方は、自己資本額を TierⅠ (基本的項 バッファーは、計量化困難なリスク(風評リスク等)や 99% 目)のみとし、その範囲の中で、自己資本比率 4%を維持可能な VaR を超える想定外のリスクに対する備えとして確保しており TierⅠ額を算出し、 残りを配賦可能資本と位置づけております。 ます。 さらに自己資本比率 6%維持可能なバッファーを確保し、その ただし、本年度は公的資金を導入しているため、自己資本比率 余裕額を各リスク部門へ配賦しております。 28%維持可能なバッファーを確保しております。 ■資本配賦 (百万円) 25,000 2,404 自己資本比率 4%に 必要なTi e r Ⅰ額 20,000 バッファー 14,423 15,000 T i e r Ⅰ 24,863 オペレーショナルリスク 400 配賦可能資本 22,459 10,000 オペレーショナルリスク 332 市場リスク 4,000 5,000 市場リスク 2,863 信用リスク 3,636 3,114 平成25年度 配賦額 平成25年3月リスク量 信用リスク 0 平成25年3月 自己資本 ■VaRのイメージ 発生頻度 【VaR(バリュー・アット・リスク)】 将来の特定の期間内に、ある一定の確率の範囲内 で、ポートフォリオの現在価値がどの程度まで損失を被 るかを、過去のある一定期間毎のデータをもとに、理論 的に算出する手法をいいます。 用語 解説 確率99%で 起こり得る 損益額の範囲 【モンテカルロ・シミュレーション】 乱数を用いたシミュレーションを何度も行うことにより近似解を求 める計算手法。 確率1% 【バーゼルⅡ基礎的手法】 オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の計算方法及び算出結 果については、資料 44 ページを参照。 損 失 利 益 99%のVaR 21 Q u e s t i o n&A n s w e r ? 総代会制度について教えてください。 Q8 A 総代会は、重要事項を決議する最高意思決定機関です。会員一人ひとりの意見が当金 庫の経営に反映されるよう、会員の中から適正な手続きにより選任された総代により運営 されております。 ご質問にお答えします 信用金庫は、会員同士の「相互信頼」 と 「互恵」の精神を基本理念 この総代会は、決算、取扱業務の決定、理事・監事の選任等の重要 に、会員一人ひとりの意見を最大の価値とする協同組織金融機関 事項を決議する最高意思決定機関です。 したがって、 総代会は、 総会と です。 したがって、会員は出資口数に関係なく、1人1票の議決権を 同様に、 会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されるよう、 会 持ち、総会を通じて当金庫の経営に参加することになります。 しか 員の中から適正な手続きにより選任された総代により運営されます。 し、 当金庫では、 会員数がたいへん多く、 総会の開催は事実上不可能 また、当金庫では、総代会に限定することなく、 日常の事業活動を です。そこで、当金庫では、会員の総意を適正に反映し、充実した審 通じて、総代や会員とのコミュニケーションを大切にし、 さまざまな 議を確保するため、 総会に代えて総代会制度を採用しております。 経営改善に取り組んでおります。 会 員 選考委員 総代候補者 2 選考基準に基づき、 総代候補者を選考 3 1 理事長は、総代候補 者氏名を各営業店に 掲示し、所定の手続 きを経て、会員の代 表として総代を委嘱 理事会の議決に基づ き理事長が選考委員 を委嘱し、選考委員 の氏名を各営業店に 掲示 総 代 会 会員の総意を適正に 反映するための制度 理 事 会 総 代 決算に関する事項、 理事・監事の 選任等、重要事項の決定 総代とその選任方法 総代の任期・定数 ○総代の任期は3年です。 ○総代の定数は60人以上90人以内で、会員数に応じて各選任区域ごとに定められております。 なお、平成25年6月末日現在の総代数は87名で、 会員数は13,829名です。 総代の選任方法 総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映す る重要な役割を担っております。そこで総代の選考は、総代候補者 選考基準(注1) に基づき、次の3つの手続きを経て選任されます。 ❶会員の中から総代候補者選考委員を選任する。 (注2) ❷その総代候補者選考委員が総代候補者を選考する。 ❸その総代候補者を会員が信任する (異議があれば申し立てる) 。 22 (注1) 総代候補者の選考基準 1 総代候補者は当金庫の会員でなけれ ばならない。 (注2) 選考委員の選考基準 1 選考委員は、当金庫の会員でなけれ ばならない。 2 総代候補者の選考基準は次のとおり とする。 ①総代としてふさわしい見識を有し ている者 ②良識を持って正しい判断ができる者 ③人格に優れ、金庫の理念・使命を十 分理解している者 ④その他選考委員が適格と認めた者 2 選考委員の選考基準は次のとおりと する。 ①地域における信望が厚く、信用金 庫の使命を十分理解している者 ②地域の事情に明るく、人格、識見と もに優れている者 ③その他金庫が適格と認めた者 総代会の決議事項 ◎総代会 ●報告事項 平成25年6月17日、第63期通常総代会を開催し、 (1)第63期(平成24年4月1日から平成25年3月31日) 次の事項について報告ならびに付議され、それぞれ原 業務報告 、 貸借対照表および損益計算書内容報告の件 案のとおり承認されました。 (2)会計監査人の辞任の件 ●決議事項 第1号議案 剰余金処分案承認の件 第2号議案 会員の法定脱退に関する件 第3号議案 定款一部変更の件 (2) 「山元支店」廃止に伴う従たる事務所の所在地の削除の件 第4号議案 理事選任の件 第5号議案 監事選任の件 ご質問にお答えします (1)地区拡張(県北地域、県中地域の一部)の件 総代の氏名等 (平成25年6月末日現在) 区 総代数 1区 30名 区域別の 構成比(%) 10名 11.4 3区 13名 14.9 18名 5区 16名 合計 87名 20.6 18.3 本店営業部 23名 東 店 5名 井上光正・遠藤 修・鈴木規義・竹内雄一・田原義久 飯舘支店 2名 菅野 敬・濱田幸政 支 小 高 支 店 10名 板倉英明・菅野保夫・志賀正幸・佐藤研一・高野逸夫・橘 富昭 松井幸一・三浦邦夫・横川徳明・吉田和夫 浪 江 支 店 10名 朝田宗弘・石田慎一・泉田征慶・大橋 敏・叶 経道・下河邉行髙 新谷保基・前司昭一・松本英明・横山佳弘 双葉支店 3名 笠原義雄・佐々木清一・冨沢信一 富岡支店 7名 猪狩広安・坂本邦仁・佐藤益弘・鈴木多喜男・仲山陽一・早川恒久・藤沢徳義 広野支店 3名 大高 力・根本 博・吉田重光 久之浜支店 2名 佐藤勝郎・白圡哲也 夜の森支店 3名 髙野利男・山本育男・(福)福島県福祉事業協会 大熊支店 3名 井上文博・岩本久美・鈴木充男 相馬支店 8名 安藤光男・小野貞人・加藤三郎・菊地逸夫・小泉正人・菅原恒佳 平間武義・(福)相馬福祉会 新地支店 3名 加藤武彦・小賀坂廣征・森 一馬 山元支店 3名 齋藤忠良・佐々木勇・安田良生 亘理支店 2名 大條修也・根元誠一 100.0 ■総代の年齢別構成比 年 齢 (平成25年6月末日現在) 総代数(人) 1 1.1 40∼49歳 6 6.8 50∼59歳 18 20.6 60∼69歳 34 39.0 70歳以上 26 29.8 2 2.2 87 100.0 合 計 ■会員の法人・個人別構成比 構成比(%) 39歳未満 法人 (敬称略、五十音順) 石川俊幸・石田隆一・大石恵一・太田光秋・片山高明・鎌田淳一 河田修一郎・佐藤篤行・志賀吉延・渋佐克之・庄司岳洋・鈴木昌一 高橋隆助・千葉喜之助・中島照夫・星 良明・堀内信夫・松永紀男 武者浩幸・諸井秀一・門馬浩二・渡邉隆光・渡部武治 34.4 2区 4区 氏 名 会 員 数 (平成25年6月末日現在) 構成比(%) 法 人 1,346 9.7 個 人 12,483 90.2 合 計 13,829 100.0 23 Q u e s t i o n&A n s w e r ? 相談業務充実への具体的取組みについて教えてください。 Q9 A 最も相談しやすい「地元のしんきん」として、お客様からのご相談に、迅速・的確に、 わかりやすくお応えできるよう、人材の育成に力を入れています。 最も相談しやすい地域金融機関「地元のしんきん」 として、地域の皆様からのご相談に的確、かつきめ細やかにお応えし、厚い信頼をお寄せ いただけますよう、人材の育成について、通信講座受講、検定試験等、 自己啓発を図っております。 お客様相談業務実施について ご質問にお答えします しんきんプラザでの相談業務 サンデーバンキングの実施 南相馬市原町区北原 VIA フレスコ SC 内の、 「しんきん 相馬支店において、午前 9 時∼午後 3 時まで平日と同 プラザ」において実施。平日午前 10 時∼午後 6 時、また 土曜・日曜・祝日も午前 10 時∼午後 4 時まで、ローン 相談業務・年金相談業務等を行っております。 (年末休業日、1 月 1 日∼1 月 3 日は除きます。 ) あぶくま信用金庫 東支店北原出張所 (あぶくましんきんプラザ) フリーダイヤル(0120)635-313 時間帯で日曜日営業を実施しております。 (土曜日、12 月 31 日∼1 月 5 日の年末年始および 4 月・ 5 月のゴールデンウィーク中の日曜日は除きます。 ) あぶくま信用金庫 相馬支店 TEL(0244)36-5151 移動相談会の実施 債務問題に係る相談会の実施 東日本大震災および福島第一原発事故の影響により避 東日本大 震災で被災された方が本格的に事業や生活 難されているお客様のため、福島県内各地等におきまし の再建を図っていく中で、二重債務問題を抱える方が増 て、移動相談会を継続的に開催し預金・融資等の様々な 加すると予想されます。 ご相談をお受けしております。 当金庫では、被災された方へこれまで以上の支援促進 移動相談会の開催日時等につきましては、当金庫ホー を図るため相談窓口を広げ、平成 24 年 9 月から「債務 ムページでご確認いただくか、または 「お客様サポート室」 問題に係る相談会」 を開催しております。 へお問い合わせください。 二重債務問題についてのご相談を承りますので、どうぞ あぶくま信用金庫 お客様サポート室 TEL(0244)23-5132 お気軽にご相談ください。 なお、ご相談の対応は当金庫顧問弁護士であります 「新 開法律事務所」 の弁護士がお応えいたします。 日程:平成 25 年 4 月∼ 25 年 9 月 (合計 6 回) 毎月第 3 土曜日 午前 10 時∼午後 4 時 (※8 月のみ第 4 土曜日(24 日)) 場所: あぶくましんきんプラザ 場所:南相馬市原町区北原 VIA フレスコ SC 内 電話:(0244)25-3641 0120-635-313 人材の育成について 研修会の実施および派遣、 土曜自主勉強会の実施について 相談対応能力の向上による相談業務の充実を図るため、職員のレベルアップ・専門分野における人材育成を目的として、研 修会の実施や外部研修への派遣等を積極的に行っております。 通信教育の実施 教育訓練の一貫として、 「通信教育実施要領」に基づき、職員の自己啓発の動機づけと自学自習の習慣化を図り、職務遂行 能力の向上を図っております。 検定試験・資格取得について ファイナンシャル・プランナー(FP)等の資格取得や各種検定試験の受験による専門知識の習得により、職員のレベルアッ プと相談業務の充実を図っております。 24 Q u e s t i o n&A n s w e r ? 振り込め詐欺等への対応やキャッシュカードの セキュリティ対応について教えてください。 Q10 A 預金口座が不正行為の温床にならないよう、迅速、厳正、適切に対応しております。 また、疑わしい取引等の監視を定めた規程・要領の整備や、キャッシュカードを安心し てご利用いただけるよう、様々な対応を行っております。 振り込め詐欺等による「口座不正利用」への対応 近年、預金口座を不正に利用し、 「違法な取立」、 「振り込め詐欺」、 「架空料金請求詐欺」 、「融資保証金詐欺」等を行う悪質な事件が 切に対応するよう要請がありました。 当金庫では、この問題を重く受け止め、犯罪収益移転防止法、 組織的犯罪処罰法、預金規程等に従い、迅速かつ厳正な対応を こうした動きに対し、金融庁より金融機関に対して、預金口座が 下記の通り実施しています。 不正行為の温床にならないよう、法令等に則し、迅速、厳正、適 ●預金口座開設時に、お客様のご本人確認を徹底して ●普通預金規定に基づき、偽名口座、借名口座、口座の おります。 譲渡が明らかになった場合、また、預金口座が法令 や公序良俗に反する行為に利用され、もしくはその ●ATM 等で行われた取引について、不正取引のモニ ご質問にお答えします 多発し、大きな社会問題となっています。 恐れがあると認められた場合等には、預金取引停止 タリングを行っております。 または口座解約を迅速かつ適切に実施しております。 ●万が一、預金口座の動き等が「疑わしい取引」と判 断した場合は、迅速に監督官庁へ届け出ております。 ●携帯電話が還付金詐欺等に利用される事例が多発し ていることを受け、ATM コーナーでの携帯電話使用 ●警察、行政当局、ヤミ金融等被害者対策会議等に対し、 を制限させていただいております。 積極的に協力のうえ、対応しております。 ! もし万が一あなたが被害に遭われたときは… 平成20年6月21日、 「 犯罪利用預金口座等に係る 資金による被害回復分配金の支払等に関する法律」 (略称 振り込め詐欺救済法)が施行され、当金庫も被 害に遭われた方への対応の態勢を整備いたしました。 ●当金庫の問い合わせ窓口 事務部事務管理課 TEL(0244) 23-5132 受付時間 平日9:00∼17:00 被害に遭われた方は、警察に届け出を行うとともに、 お振込先の金融機関へご連絡ください。また、振り込め 詐欺等の振込先となった預金口座は、預金保険機構の ●預金保険機構 ホームページ http://www.dic.go.jp/ ホームページで順次公告されます。 キャッシュカード、ATM 等のセキュリティ対応について 「偽造キャッシュカード犯罪」が社会問題となっていますが、この犯罪への対応を当金庫が取組むべき最優先の経営課題の ひとつと位置づけ、次の施策を実施しており、お客様に安心してご利用いただけるように努めています。 ●キャッシュカードの磁気ストライプ上の暗証番号をクリア カード・通帳盗難紛失連絡先 ●窓口およびATMでのキャッシュカードの暗証番号変更受付 ●偽造キャッシュカードの被害に遭われた方に真摯な対応と説明を行う体制の構築 ●日常のキャッシュカード管理の厳格化等について、ポスター、ホームページ等による啓発 平日 ●平成18年2月5日から、1日あたりのATMによる引出限度額を50万円に一律引き下げ 9:00∼17:30 当金庫本支店 24時間受付 監視センター( 0120-793-714) ●キャッシュカードの暗証番号登録・変更時に「推測されやすい番号」を注意喚起するシス 土日・祝日 テムの導入 ●ATMによる 「異常な取引」をチェックする体制の構築 ●ATMに覗き見防止フィルムの貼付け ●ATMに暗証番号入力時、 テンキーナンバーのシャッフル化 ●後方確認ミラーの設置 24時間受付 監視センター( 0120-793-714) 正月三が日 24時間受付 監視センター( 0120-793-714) ※当金庫のATMコーナーからも直接監視センターにつな がります。 25 Q u e s t i o n&A n s w e r ? お客様からの苦情・紛争等の対応について教えてください。 Q11 A 当金庫は、お客様からの苦情等のお申し出に迅速・公平かつ適切に対応するため、以下 のとおり金融ADR制度も踏まえ、内部管理態勢等を整備して苦情等の解決を図り、もって 当金庫に対するお客様の信頼性の向上に努めております。 苦情処理の措置・紛争解決措置等の概要 当金庫は、お客様からの苦情・紛争・相談等(以下「苦情等」という)を営業店または総務部で受け付けています。 ご質問にお答えします 1. 苦情等のお申し出があった場合、その内容を十分に伺ったうえ、内部調査を行って事実関係の把握に 努めます。 2. 事実関係を把握したうえで、営業店、関係部署等とも連携を図り、迅速・公平にお申し出の解決に努 めます。 3. 苦情等のお申し出については記録・保存し、対応結果に基づく改善措置を徹底のうえ、再発防止や未 然防止に努めます。 苦情等は営業店または次の担当部署へお申し出ください。 あぶくま信用金庫 総務部 住 所:〒975-0003 福島県南相馬市原町区栄町二丁目4番地 受付時間:当金庫営業日 9:00∼17:00 TEL:(0244)23-5132 FAX:(0244)24-1601 受付媒体:電話、手紙、面談 ※お客様の個人情報は苦情等の解決を図るため、またお客様とのお取引を適切かつ円滑に行うために利用いたします。 4. 当金庫のほかに、一般社団法人全国信用金庫協会が運営する「全国しんきん 相談所」をはじめとす る他の機関でも苦情等のお申し出を受け付けています。詳しくは上記総務部にご相談ください。 全国しんきん相談所(一般社団法人全国信用金庫協会) 住 所:〒103-0028 東京都中央区八重洲1-3-7 受付時間:信用金庫営業日 9:00∼17:00 TEL:(03)3517-5825 受付媒体:電話、手紙、面談 5. 東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会(以下「東京三弁護士会」という)が設置運営 する仲裁センター等で紛争の解決を図ることも可能ですので、当金庫総務部または上記全国しんき ん相談所へお申し出ください。なお、各弁護士会に直接申し立てていただくことも可能です。 東京三弁護士会 名 称 住 所 東京弁護士会 紛争解決センター 第一東京弁護士会 仲裁センター 第二東京弁護士会 仲裁センター 〒100-0013 〒100-0013 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3 東京都千代田区霞が関1-1-3 東京都千代田区霞が関1-1-3 T E L (03)3581-0031 受付日 時 間 (03)3595-8588 (03)3581-2249 月∼金(祝日、 年末年始除く) 月∼金(祝日、 年末年始除く) 月∼金(祝日、 年末年始除く) 9:30∼12:00、 10:00∼12:00、 9:30∼12:00、 13:00∼15:00 13:00∼16:00 13:00∼17:00 6. 東京三弁護士会の仲裁センター等は、東京都以外の各地のお客様にもご利用いただけます。その際に は、⑴、⑵の方法により、お客様のアクセスに便利な東京以外の弁護士会の仲裁センターを利用するこ ともできます。なお、ご利用いただける弁護士会については、あらかじめ、東京三弁護士会、全国しん きん相談所または当金庫総務部にお尋ねいただくか、東京三弁護士会のホームページまたは当金庫 ホームページ(http://www.abukuma.co.jp/)をご覧ください。 26 ⑴ 現地調停 東京三弁護士会の調停人とそれ以外の弁護士会の調停人がテレビ会議システム等を用いて、共 同して紛争の解決にあたります。 例えば、お客様は、福島県弁護士会の仲裁センター等にお越しいただき、当該弁護士会の調停 人とは面談で、東京三弁護士会の調停人とはテレビ会議システム等を通じてお話いただくことによ り、手続きを進めることができます。 ⑵ 移管調停 当事者間の同意を得たうえで、東京以外の弁護士会に案件を移管します。 例えば、福島県弁護士会(や仙台弁護士会)の仲裁センター等に案件を移管し、当該弁護士会 の仲裁センター等で手続きを進めることができます。 7. 当金庫の苦情等の対応 ⑴ 営業店および各部署に責任者をおくとともに、総務部がお客様からの苦情等を一元的に管理し、 適切な対応に努めます。 ⑵ 苦情等のお申し出については事実関係を把握し、営業店、関係部署および総務部が連携したうえ、 速やかに解決を図るよう努めます。 ⑶ 苦情等の対応にあたっては、解決に向けた進捗管理を行うとともに、苦情等のお申し出のあったお 客様に対し、必要に応じて手続の進行に応じた適切な説明を総務部から行います。 ⑷ お客様からの苦情等のお申し出は、全国しんきん相談所をはじめとする他機関でも受け付けてい ますので、内容やご要望等に応じて適切な機関をご紹介いたします。 ⑸ 紛争解決を図るため、弁護士会が設置運営する仲裁センター等を利用することができます。その 際には、当該仲裁センター等の規則等も踏まえ、適切に協力します。 ⑹ お申し出のあった苦情等を記録・保存し、その対応結果に基づき、苦情等に対応する態勢のあり方 の検討・見直しを行います。 ⑺ 苦情等への対応が実効あるものとするため、内部監査部門が検証する態勢を整備しています。 ⑻ 苦情等に対応するため、関連規程等に基づき業務が運営されるよう、研修等により金庫内に周知・ 徹底します。 ⑼ お客様からの苦情等は、業務改善・再発防止等に必要な措置を講じることにより、今後の業務運営 に活かしていきます。 ⑽ 苦情等への取組体制 ご質問にお答えします 当金庫は、お客様からの苦情等のお申し出に迅速・公平かつ適切に対応するため、以下のとおり 金融ADR制度も踏まえ、内部管理態勢等を整備して苦情等の解決を図り、もって当金庫に対するお 客様の信頼性の向上に努めます。 お客様 苦情等の お申し出 苦情等の お申し出 話し合い 苦情等の お申し出 連携 営業店 適切な説明・ 他機関の紹介 連携 連携 検証 総務部(主管部署) 報告・連絡 検討・見直し 総務部長 紛争解決への 対応 紛争解決の 取り次ぎ依頼 監査部 報告・連絡 話し 合い 関係部署 紛争解決(現地 調停・移管調停) の申し立て 連携 (注1) 全国しんきん相談所 紛争解決の 取り次ぎ依頼 連携 地区しんきん相談所 (注2) 弁護士会仲裁センター等 (注 1)全国しんきん相談所 → (注2)東京弁護士会 紛争解決センター ・ 第一東京弁護士会 仲裁センター ・ 第二東京弁護士会 仲裁センター → 福島県弁護士会 仲裁センター等(現地調停・移管調停)・仙台弁護士会 仲裁センター等(移管調停) 27 コーポレートデータ あぶくま信用金庫組織図 組 織 図 (平成25年6月末日現在) 総 代 会 監 事 会 理 事 会 理 事 長 常勤監事 監 査 部 常 務 会 監 査 課 専務理事 常務理事 常勤理事 ス 総 ク 務 務 部 部 管 総合企画部 事 理 委 総 員 務 会 課 人 事 研 修 課 庶 務 管 財 課 コンプライアンス室 総 合 企 画 課 資 金 証 券 課 経営強化計画推進室 事 務 管 理 課 事 務 集 中 課 情報システム課 営 業 推 進 課 商 品 開 発 課 課 年 金 相 談 室 査 課 お客様サポート室 審 理 代 理 業 務 課 管 ペ イ オ フ 対 応 委 員 会 リ 部 情報システム部 業務推進部 審査管理部 資 産 査 定 課 経 営 支 援 課 コーポレートデータ 中小企業等金融円滑化推進委員会 本 本店営業部 本店営業部南出張所 富 岡 支 店 小 高 支 店 浪 江 支 店 店 相 馬 支 店 支 広 野 支 店 東 東支店北原出張所 飯 舘 支 店 新 地 支 店 山 元 支 店 久之浜支店 双 葉 支 店 夜の森支店 大 熊 支 店 亘 理 支 店 いわき支店 役員一覧・職員の状況等 ■役員 (平成25年6月末日現在) 理 事 長 半澤 恒夫 専務理事 太田 福裕 常務理事 渡邊 健一 常勤理事 野坂 豊樹 常勤理事 白岩 剛 常勤理事 吉野 雄二 非常勤理事 鈴木 市郎 非常勤理事 大原 弘道 常勤監事 五十嵐 章 非常勤監事 林 壽一 非常勤監事 平間 廣 ※非常勤監事 平間廣は、信用金庫法第32条 5項に定める員外監事です。 ■職員の状況および新卒者採用実績 (平成25年3月末日現在) 平成22年度 平成23年度 職員数 143人 112人 105人 男性 110人 86人 79人 女性 33人 26人 26人 平均年齢 39歳11月 40歳3月 40歳0月 平均勤続年数 17年10月 18年7月 18年3月 新卒者採用実績 28 平成24年度 9人 − 4人 後列 左より/吉野雄二 常勤理事、白岩剛 常勤理事、 野坂豊樹 常勤理事、太田福裕 専務理事、 渡邊健一 常務理事、五十嵐章 常勤監事 前列 左より/林壽一 非常勤監事、大原弘道 非常勤理事、 半澤恒夫 理事長、鈴木市郎 非常勤理事、 平間廣 非常勤監事 資料編 CONTENTS 業績のご報告 財務諸表 損益の状況 貸借対照表(資産の部) (負債及び純資産の部)………… 30 業務粗利益・業務粗利益率/ 貸借対照表注記事項 ………………………………… 31∼33 資金運用・調達勘定平均残高、利息、利回り/ 損益計算書/損益計算書注記事項/ 受取利息・支払利息の増減/ 剰余金処分計算書 …………………………………………… 34 最近 5 年間の主要な経営指標の推移……………… 40∼ 41 会計監査人の監査 …………………………………………… 35 役職員の報酬体系に関する情報開示 ……………………… 35 経営指標 財務諸表の正確性に係る内部監査の有効性を 利益率/利 /預貸率/預証率 …………………………… 41 確認した旨の代表者署名 …………………………………… 35 預金業務の状況 預金積金科目別残高 (期末残高)/預金・譲渡性預金残高 (平均残高) / 新しい自己資本比率規制 (バーゼルⅡ)について ……………………… 42 預金者別残高 (期末残高) /常勤役職員1人当たり預金残高 (期末残高) / 1 店舗当たり預金残高 (期末残高)………………………… 36 為替業務の状況 内国為替取扱高……………………………………………… 36 当金庫の自己資本の充実の状況等について (バーゼルⅡ 第3 の柱に基づく情報開示) 単体における事業年度の開示事項 (1)自己資本の構成に関する事項……………………… 43 (2)自己資本の充実度に関する事項…………………… 44 貸出金科目別残高 (期末残高) /貸出金科目別残高 (平均残高) / (3)オペレーショナル・リスクに関する事項 ………… 44 貸出金金利別残高 (期末残高) /貸出金償却の額/貸倒引当金の内訳/ (4)信用リスクに関する事項 (証券化エクスポージャーを除く)………… 45∼46 貸出金業種別・使途別内訳残高 (期末残高) / 業績のご報告 貸出業務の状況 (5)信用リスク削減手法に関する事項………… 46 ∼ 47 貸出金の担保別内訳 (期末残高) /債務保証見返の担保別内訳 (期末残高) / (6)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手の リスク管理債権、金融再生法に基づく開示債権 …… 37∼38 リスクに関する事項 ………………………………… 47 有価証券に関する状況 商品有価証券の種類別期末残高・平均残高/ (7)証券化エクスポージャーに関する事項 …………… 48 (8)出資等エクスポージャーに関する事項 …… 48∼ 49 (9)金利リスクに関する事項…………………………… 49 有価証券の種類別残高 (期末残高)/ 有価証券の種類別残高 (平均残高)/ 有価証券の残存期間別残高/有価証券の時価情報/ 金銭の信託の時価情報/デリバティブの時価情報…38∼39 29 業績のご報告 財務諸表 貸借対照表(資産の部) 貸借対照表(負債及び純資産の部) (単位:百万円) 科 目 現 預 け 平成23年度 (単位:百万円) 平成24年度 科 目 金 2,222 2,260 預 金 積 平成23年度 金 176,374 金 59,706 82,465 当 座 預 金 452 419 買 入 金 銭 債 権 486 1,444 普 通 預 金 56,137 80,631 金 託 200 200 貯 蓄 預 金 87 65 銭 有 の 価 信 証 券 54,764 65,148 定 期 預 金 79,655 90,640 債 6,648 7,276 定 期 積 金 3,409 4,146 債 7,097 8,737 そ の 他 の 預 金 371 471 社 債 29,813 36,506 株 式 656 836 そ の 他 の 証 券 10,549 11,791 国 地 貸 そ 方 金 59,791 60,704 割 引 出 手 形 58 41 手 形 貸 付 2,246 証 書 貸 付 55,641 当 座 貸 越 1,844 1,395 資 の 他 借 用 借 そ 入 の 他 負 金 8,336 5,681 金 8,336 5,681 債 429 492 80 111 用 233 233 3,134 給 付 補 塡 備 金 31 42 56,133 未 払 法 人 税 等 7 7 21 22 未 決 済 為 替 借 6 未 払 前 受 費 収 益 業績のご報告 産 858 907 払 戻 未 済 金 3 未 決 済 為 替 貸 27 30 払 戻 未 済 持 分 0 0 信金中金出資金 407 407 リ ー ス 債 務 9 11 未 42 56 益 379 411 そ の 他 の 資 産 43 58 有 形 固 定 資 産 1,063 収 収 そ の 他 の 負 債 賞 与 引 当 金 42 39 1,224 退 職 給 付 引 当 金 338 289 建 物 335 409 役員退職慰労引当金 67 82 土 地 581 630 睡眠預金払戻損失引当金 3 3 リ ー ス 資 産 9 11 偶 発 損 失 引 当 金 92 68 その他の有形固定資産 137 173 繰 延 税 金 負 債 17 269 無 形 固 定 資 産 10 16 証 187 202 債 務 保 ソ フ ト ウ ェ ア 2 8 負 債 の 部 合 計 その他の無形固定資産 8 7 出 債 務 保 証 見 返 187 202 貸 倒 引 当 金 (うち個別貸倒引当金) △ 6,726 (△6,267) △ 5,423 (△4,456) 資 利 149,627 183,503 金 10,768 10,763 普 通 出 資 金 768 763 優 先 出 資 金 資 10,000 10,000 金 10,000 10,000 資 本 準 備 金 本 剰 余 10,000 10,000 金 2,127 4,163 利 益 準 備 金 771 771 その他利益剰余金 1,355 3,392 特 別 積 立 金 6,660 益 剰 余 資 産 の 部 合 計 172,565 209,151 1,000 (経営安定特別積立金) (3,300) (300) (店舗整備積立金) (600) (600) (事務機械化積立金) (100) (100) 当期未処分剰余金又は 当期未処理損失金(△) 30 平成24年度 140,114 △ 5,304 2,392 処 分 未 済 持 分 △0 − 会 員 勘 定 合 計 22,896 24,926 721 その他有価証券評価差額金 42 評価・換算差額等合計 42 721 純 資 産 の 部 合 計 22,938 25,648 負債及び純資産の部合計 172,565 209,151 貸借対照表注記事項 業績のご報告 1.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 2.有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均 法による償却原価法、その他有価証券のうち時価のあるものに ついては原則として決算日の市場価格等に基づく時価法 (売却 原価は移動平均法により算定) 、ただし時価を把握することが 極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価 法または償却原価法により行っております。 なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直 入法により処理しております。 3.満期保有目的としている金銭の信託の評価は、移動平均法に よる原価法により行っております。 4.デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。 5.有形固定資産 (リース資産を除く)の減価償却は、定率法 (た だし、平成10年4月1日以後に取得した建物 (建物附属設備を 除く。)については定額法)を採用しております。 また、主な耐用年数は次のとおりであります。 建 物 6年∼ 39年 その他 3年∼ 20年 (会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更) 当金庫は、法人税法の改正に伴い、当事業年度より、平成 24年4月1日以後に取得した有形固定資産については、改正 後の法人税法に基づく減価償却の方法に変更しております。 これにより、従来の方法に比べて、当事業年度の経常利益及 び税引前当期純利益は、それぞれ5百万円増加しております。 6.無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法によ り償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについ ては、金庫内における利用可能期間(5年)に基づいて償却して おります。 7.所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る 「有形固定資 産」中のリース資産の減価償却は、リース期間を耐用年数とし た定額法により償却しております。なお残存価額については、 リース契約上に残価保証の取決めがあるものは当該残価保証額 とし、それ以外のものは零としております。 ただし、所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リー ス取引開始日が平成20年4月1日前に開始する事業年度に属 するものについては通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっ ております。 8.外貨建資産・負債は、決算日の為替相場による円換算額を付 しております。 9.貸倒引当金は、当金庫の定めている資産査定基準及び貸倒償 却・貸倒引当金の計上に関する基準により、次のとおり行って おります。 正常先債権及び要注意先債権に相当する債権 「銀行等金融機関の資産の自己査定に係る内部統制の検 証並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指 針」 ( 日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4 号)に規定する正常先債権及び要注意先債権に相当する債 権については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間に おける各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき 引き当てております。 破綻懸念先債権に相当する債権 破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から 担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控 除し、その残額のうち必要と認められる額を引き当ててお ります。 実質破綻先債権及び破綻先債権に相当する債権 実質破綻先債権及び破綻先債権に相当する債権について は、債権額から担保の処分可能見込額、保証による回収可 能見込額および清算配当等により回収が可能と認められる 部分を控除した残額を引き当てております。 すべての債権は、資産査定基準に基づき、営業関連部署の協 力のもとに資産査定部署が資産査定を実施しており、その査定 結果により、上記の引当を行っております。 (追加情報) なお、要注意先債権のうち、事業・給与収入等が無い債務者 で、福島第一原発事故に伴う東京電力株式会社からの損害賠償 金により元利金償還を続けている債権、また事業・給与収入等 を得ている債務者で、元利金償還を続けている 「津波により全 壊・半壊した住宅ローン債務者」に係る債権については、資産 査定基準及び貸倒償却・貸倒引当金の計上に関する基準に基づ く査定結果とは別にグルーピングの上、債権額から担保処分可 能見込額及び保証による回収見込み額を控除した残額を引き当 てております。この処理による貸倒引当金計上額は640百万円 です。 10.賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員 に対する賞与の支給見込額のうち当事業年度に帰属する額を計 上しております。 11.退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、退職給 付会計に関する実務指針 (中間報告) (日本公認会計士協会会計 制度委員会報告第13号)に定める簡便法(退職給付に係る期末 自己都合要支給額及び直近の年金財政計算上の数理債務の合計 額を退職給付債務とする方法)により、当事業年度末における 必要額を計上しております。 また、当金庫は、複数事業主 (信用金庫等)により設立された 企業年金制度 (総合設立型厚生年金基金) に加入しており、当金 庫の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することがで きないため、当該年金制度への拠出額を退職給付費用として処 理しております。 なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体 の拠出等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明 は次のとおりであります。 ⑴ 制度全体の積立状況に関する事項 (平成24年3月31日現在) ① 年金資産の額 1,386,363百万円 ② 年金財政計算上の給付債務の額 1,645,902百万円 ③ 差引額(①−②) △ 259,538百万円 ⑵ 制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合 (平成24年3月分) 0.0931% ⑶ 補足説明 上記⑴③の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去 勤務債務残高240,975百万円であります。本制度における 過去勤務債務の償却方法は期間16年10カ月の元利均等償却 であり、当金庫は、当事業年度の財務諸表上、特別掛金19 百万円を費用処理しております。 なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出 時の標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記⑵の 割合は当金庫の実際の負担割合とは一致しません。 12.役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備 えるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。 13.睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金につ いて、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に 応じて発生する損失を見積り必要と認める額を計上しておりま す。 14.偶発損失引当金は、信用保証協会の責任共有制度の貸出取 引等に関して偶発的に発生する損失に備えるため、将来発生す る可能性のある損失の見積額を計上しております。 15.消費税及び地方消費税の会計処理は、税込方式によってお ります。 16.理事および監事との間の取引による理事および監事に対す る金銭債権総額 6百万円 17.有形固定資産の減価償却累計額 2,183百万円 18.貸出金のうち、破綻先債権額は117百万円、延滞債権額は 5,871百万円であります。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期 間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立又 は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸 出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下、「未収利息不計上貸 出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号) 第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第 4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻 先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として 利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。 19.貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は36百万円でありま す。 なお、3ヵ月以上延滞債権額とは、元本又は利息の支払が約 定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で破綻先債 権及び延滞債権に該当しないものであります。 20.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は1,177百万円であり ます。 なお、貸出条件緩和債権とは、経済的困難に陥った債務者の 再建又は支援を図り、当該債権の回収を促進すること等を目的 として、債務者に有利な一定の譲歩を与える約定条件の改定等 を行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債 権に該当しないものであります。 21.破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額および 貸出条件緩和債権額の合計額は7,203百万円であります。 なお、上記18.から21.に掲げた債権額は、貸倒引当金控 除前の金額であります。 22.ローン・パーティシペーションで、平成7年6月1日付日 本公認会計士協会会計制度委員会報告第3号に基づいて、参加 者に売却したものとして会計処理した貸出金の元本の事業年度 末残高の総額は184百万円であります。 23.手形割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融取 引として処理しております。これにより受け入れた商業手形 は、売却又は (再)担保という方法で自由に処分できる権利を有 しておりますが、その額面金額は41百万円であります。 24.担保に供している資産は次のとおりであります。 担保に供している資産 預け金(定期預金) 6,000百万円 信金中金との借用金取引の担保 担保資産に対応する債務 借用金 4,500百万円 上記以外に担保に供している資産 預け金(定期預金) 8,000百万円 信金中金との為替決済取引等の担保 預け金(定期預金) 1,400百万円 信金中金とのしんきん長期固定金利 ローンサポート取引の担保 預け金(定期預金) 50百万円 地方公共団体指定金融機関保証金 有価証券(国債) 100百万円 日本銀行歳入代理店契約に基づく担保 有価証券(国債) 1,000百万円 日本銀行との相対型電子貸付取引の担保 その他資産(保証金) 0百万円 地方公共団体指定金融機関差入担保 25.出資1口当たりの純資産額 734円96銭 26.金融商品の状況に関する事項 ⑴ 金融商品に対する取組方針 当金庫は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの 金融業務を行っております。このため、金利変動による不利 な影響が生じないように、資産及び負債の総合的管理 (ALM) をしております。 ⑵ 金融商品の内容及びそのリスク 当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客 様に対する貸出金です。 また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、 31 業績のご報告 32 満期保有目的、純投資目的及び事業推進目的で保有しており ます。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変 動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。 一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動 性リスクに晒されております。 ⑶ 金融商品に係るリスク管理体制 ① 信用リスクの管理 当金庫は、与信業務の基本的な理念や手続き等を明示し た 「クレジットポリシー」を制定し、広く役職員に理解と遵 守を促すとともに、統合的リスク管理規程、信用リスクマ ニュアルに基づき、信用リスクを確実に認識する管理態勢 を構築しております。信用リスクの評価については、小口 多数取引の推進によるリスク分散の他、与信ポートフォリ オ管理として、信用格付別や自己査定による債務者区分別、 業種別、さらには与信集中によるリスクの抑制のため大口 与信先の管理など、さまざまな角度からの分析に注力して おります。個別案件の審査・与信管理にあたっては、審査 管理部門と営業推進部門を互いに分離し、相互に牽制が働 く体制としております。さらに、リスク管理委員会を定期 的に開催し、協議検討を行うとともに、必要に応じて常務 会、理事会といった経営陣に対する報告態勢を整備してお ります。さらに、与信管理の状況については、監査部が チェックしております。 有価証券の発行体の信用リスク及びデリバティブ取引の カウンターパーティーリスクに関しては、リスク管理委員 会において、信用情報や時価の把握を定期的に行うことで 管理しております。 ② 市場リスクの管理 金利リスクの管理 当金庫は、ALMによって金利の変動リスクを管理し ております。統合的リスク管理規程、市場リスクマニュ アルにおいて、リスク管理方法や手続等の詳細を明記し ており、リスク管理委員会において決定されたALMに 関する方針に基づき、常務会において実施状況の把握・ 確認、今後の対応等の協議を行っております。 日常的には市場管理部門において金融資産及び負債の 金利や期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感応 度分析等によりモニタリングを行い、月次ベースで常務 会に報告しております。 なお、ALMにより、金利の変動リスクをヘッジする ため、信金中央金庫と長期固定金利ローンサポート取引 も行っております。 為替リスクの管理 当金庫の外貨建運用資産は投資信託の一部のみとなっ ています。また、外国証券の利息部分に対し一部為替の 変動リスクが生じるものがあります。これらを定量的に 把握し為替の変動リスクを管理しております。 価格変動リスクの管理 有価証券を含む市場運用商品の保有については、市場 リスク管理方針に基づき、資産運用規程・細則に従い実 施され、リスク管理統括部において、バリュー・アット・ リスク(VaR)を用いてバンキング勘定全体の市場リス ク量が把握されるとともに、規程の遵守状況等が管理さ れております。 これらの運用状況は、定期的に常務会及び理事会に報 告されております。 デリバティブ取引 デリバティブ取引は行っておりません。 市場リスクに係る定量的情報 当金庫において、主要なリスク変数である金利リスク の影響を受ける主たる金融商品は、貸出金・有価証券・ 預け金・預金であります。当金庫は、これらの金融資産 及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的 な予想変動幅を用いた当面1年間の損益に与える影響額 を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に 利用しています。当該影響額の算定にあたっては、対象 の金融資産及び金融負債を固定金利群と変動金利群に分 けて、それぞれ金利期日に応じて適切な期間に残高を分 解し、期間ごとの金利変動幅を用いております。金利以 外のすべてのリスク変数が一定であることを仮定し、当 事業年度末現在、指標となる金利は50ベーシス・ポイ ント(0.50%)上昇したものと想定した場合には、税金 等調整前当期純利益が250百万円減少し、50ベーシス・ ポイント(0.50%)下落したものと想定した場合には、 250百万円増加するものと把握しております。当該影響 額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提として おり、金利とその他リスク変数との相関を考慮しており ません。また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動 が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性 があります。 ③ 資金調達に係る流動性リスクの管理 当金庫は、ALMを通して、適時に資金管理を行うほか、 資金調達手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バ ランスの調整などによって、流動性リスクを管理しており ます。 ⑷ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場 価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれており ます。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用し ているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異 なることもあります。 なお、金融商品のうち預け金・貸出金・預金積金・借用金 については、簡便な計算により算出した時価に代わる金額を 開示しております。 27.金融商品の時価等に関する事項 平成25年3月31日における貸借対照表計上額、時価及びこ れらの差額は、次のとおりであります (時価の算定方法につい ては(注1)参照) 。なお、時価を把握することが極めて困難と 認められる非上場株式等は、次表には含めておりません。 (注2) 参照)。 また、 重要性の乏しい科目については記載を省略しております。 (単位:百万円) ⑴預 け 金(*1) ⑵買 入 金 銭 債 権 ⑶有 価 証 券 ①売 買 目 的 有 価 証 券 ②満期保有目的の債券 ③そ の 他 有 価 証 券 ⑷貸 出 金(*1) 貸 倒 引 当 金(*2) 金 融 資 産 ⑴預 金 積 ⑵借 用 金 融 負 債 計 金(*1) 金(*1) 計 貸借対照表 計上額 82,465 1,444 65,136 − 21,772 43,364 60,704 △5,423 55,280 204,328 176,374 5,681 182,056 時 価 差 額 82,642 1,444 66,093 − 22,729 43,364 177 − 956 − 956 − 57,321 207,502 176,601 5,743 182,345 2,040 3,174 227 61 288 (*1)預け金、貸出金、預金積金、借用金の 「時価」には、 「簡便な計算 により算出した時価に代わる金額」を記載しております。 (*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し ております。 (注1)金融商品の時価等の算定方法 金融資産 ⑴ 預け金 満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似してい ることから、当該帳簿価額を時価としております。満期のある 預け金については、市場金利(スポットレート)で割り引いた現 在価値を時価に代わる金額として記載しております。 ⑵ 買入金銭債権 買入金銭債権は、取引所の価格又は取引金融機関から提示さ れた価格によっております。 ⑶ 有価証券 株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関 から提示された価格によっております。投資信託は、公表され ている基準価格によっております。 変動利付国債の時価については、合理的に算定された価額を もって貸借対照表計上額としております。これにより市場価格 をもって貸借対照表計上額とした場合に比べ、 「有価証券」は 10百万円増加、 「繰延税金負債」は2百万円増加、 「その他有価 証券評価差額金」は7百万円増加しております。 なお、変動利付国債の合理的に算定された価額は、情報ベン ダーより入手した理論価格を、適切性検証のうえ利用しており ます。当該理論価格は、変動利付国債から発生する将来キャッ シュ・フローを予想し、それを割り引いて現在価値を算定する 方法で計算された価格に、コンベクシティ調整およびブラック・ ショールズ型のオプション・モデルで計算したゼロフロアオプ ションの価値を考慮し算定されております。国債の利回りおよ びスワップションのボラティリティが主な価格決定変数であり ます。 また、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項につい ては27.から29.に記載しております。 ⑷ 貸出金 貸出金は、以下の①∼③の合計額から、貸出金に対応する一 般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除する方法により算定 し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。 ① 破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、将来 キャッシュ・フローの見積りが困難な債権については、貸借 対照表中の貸出金勘定に計上している額 (貸倒引当金控除前 の額。以下「貸出金計上額」という。) ② ①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額 ③ ①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の期間に基づ く区分ごとに、元利金の合計額を市場金利(スポットレート) で割り引いた価額 金融負債 ⑴ 預金積金 要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳 簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、 一定期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引 いて現在価値を算定し、その算出結果を時価に代わる金額とし て記載しております。その割引率は、市場金利 (スポットレー ト)から割引計算した割引現在価値を用いています。なお、残 存期間が短期(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似して いることから、当該帳簿価額を時価としております。 ⑵ 借用金 借用金のうち、変動金利によるものは、短期で市場金利を反 映し、また、当金庫の信用状態は実行後大きく異なっていない ことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、 当該帳簿価額を時価としております。固定金利によるものは、 一定期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を市場金 利(スポットレート)から割引計算した割引現在価値を算定し、 その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。な お、残存期間が短期(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近 似していることから、当該帳簿価額を時価としております。 (注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は 次のとおりであり、金融商品の時価情報には含まれており ません。 (単位:百万円) 貸借対照表計上額 11 内 容 その他有価証券 非上場株式 非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極め て困難と認められることから、時価開示の対象とはしておりません。 (注3) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日以後の償還予定額 1年以内 預 け 金(*) 28,006 有 価 証 券 4,526 満期保有目的の債券 − その他有価証券の 4,526 うち 満 期 が あるもの 貸 出 金(*) 8,582 合 計 41,114 (単位:百万円) 1年超 5年超 10年超 5年以内 10年以内 45,700 − − 17,813 20,423 19,508 2,402 4,594 14,774 15,410 15,828 4,733 21,786 85,299 14,317 34,740 11,528 31,036 (*)預け金、貸出金のうち、期間の定めのないものは含めておりません。 (注4)その他の有利子負債の決算日以後の返済予定額 1年以内 預 借 金 積 金(*) 58,247 用 金 4,608 合 計 62,856 (単位:百万円) 1年超 5年超 10年超 5年以内 10年以内 35,201 11 91 410 578 85 35,611 589 176 (*)預金積金のうち、要求払預金は含めておりません。 28.有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおり であります。 (単位:百万円) ⑴ 満期保有目的の債券 種 類 方 の 小 計 国 時価が貸借対 地 照表計上額を 社 超えないもの そ 方 の 小 計 合 計 債 債 債 他 債 債 債 他 時 価 差 額 2,099 3,750 12,719 1,832 20,402 − − 98 2,228 2,327 22,729 ⑵ その他有価証券 163 237 677 151 1,230 − − △1 △272 △273 956 (単位:百万円) 種 類 株 式 債 券 貸借対照表計上 国 債 額が取得原価を 地 方 債 社 債 超えるもの そ の 他 小 計 株 式 債 券 貸借対照表計上 国 債 額が取得原価を 地 方 債 社 債 超えないもの そ の 他 小 計 合 計 貸借対照表 計上額 663 33,556 5,340 5,125 23,090 4,461 38,681 172 1,373 − 99 1,273 3,148 4,694 43,375 取得原価 580 32,575 5,166 4,960 22,448 4,231 37,388 203 1,412 − 99 1,312 3,387 5,003 42,391 貸 借 対 照 表 計 上 額 時 価 差 額 うち時価が貸借対照表計上額を超えるもの うち時価が貸借対照表計上額を超えないもの (単位:百万円) 満期保有目的の 金銭の信託 200 200 0 0 − (注) 「うち時価が貸借対照表計上額を超えるもの」、 「うち時価が貸借 対照表計上額を超えないもの」はそれぞれ「差額」 の内訳であります。 31.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約 は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定 された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を 貸付けることを約する契約であります。 これらの契約に係る融資未実行残高は、17,687百万円であ ります。このうち契約残存期間が1年以内のものが2,303百万 円あります。 なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するも のであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫の将 来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。 これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全、その 他相当の事由があるときは、当金庫が実行申し込みを受けた融 資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が 付けられております。また、契約時において必要に応じて不動 産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め 定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に 応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。 32. 繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内 訳は、それぞれ以下のとおりであります。 繰延税金資産 税務上の繰越欠損金 651百万円 貸倒引当金損金算入限度額超過額 433百万円 減価償却の償却超過額 97百万円 退職給付引当金損金算入限度額超過額 80百万円 土地減損損失損金否認 64百万円 役員退職慰労引当金繰入損金否認 23百万円 偶発損失引当金損金算入限度額超過 19百万円 賞与引当金超過額 13百万円 その他 30百万円 繰延税金資産小計 1,414百万円 評価性引当金 △ 1,414百万円 繰延税金資産合計 ―百万円 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 269百万円 繰延税金負債合計 269百万円 繰延税金負債の純額 269百万円 33.当金庫は、一部の店舗等について不動産賃貸借契約に基づ く原状回復に係る資産除去債務を有していますが、これらの契 約のほとんどは定期的に更新継続しており、現時点において将 来退去する予定もないことから、資産除去債務を合理的に見積 もることができません。そのため、当該債務に見合う資産除去 債務を計上しておりません。 業績のご報告 国 時価が貸借対 地 照表計上額を 社 超えるもの そ 貸借対照表 計上額 1,936 3,512 12,042 1,681 19,172 − − 100 2,500 2,600 21,772 30.満期保有目的の金銭信託 差 額 82 981 174 164 641 229 1,293 △30 △39 − △0 △39 △238 △309 984 なお、上記の評価差額984百万円から繰延税金負債267百万円を 差し引いた額716百万円および買入金銭債権の評価差額金4百万円を 加算した金額が 「その他有価証券評価差額金」として計上しておりま す。 また、当期においてその他有価証券で時価のあるものについて減損 処理を行ったものはありません。 (単位:百万円) 29.当事業年度中に売却したその他有価証券 売却額 株 債 そ 国 地 方 社 の 合 計 式 券 債 債 債 他 230 1,353 502 − 850 156 1,740 売却益の 合計額 16 1 0 − 1 10 27 売却損の 合計額 34 0 0 − − − 34 33 財務諸表 損益計算書注記事項 損益計算書 (単位:千円) 科 目 経 常 収 平成23年度 益 2,444,009 3,902,387 資 金 運 用 収 益 2,280,799 2,513,340 貸 出 金 利 息 1,372,039 1,367,927 預 け 金 利 息 221,954 267,231 有価証券利息配当金 666,731 857,508 その他の受入利息 20,073 20,673 役務取引等収益 140,555 154,421 上しております。 (地域) (主な用途) (種類) (減損損失) 宮城県亘理郡山元町 営業用店舗1カ所 土地・建物 16,134千円 67,354 75,819 73,200 78,601 営業店舗については、営業店(本店営業部、各支店) その他業務収益 13,437 33,024 国債等債券売却益 9,104 1,358 毎に継続的な収支の把握を行っていることから、各 国債等債券償還益 1,500 28,270 営業店をグルーピングの最小単位としております。 その他の業務収益 2,832 3,395 なお、遊休資産は各資産をグルーピングの最小単 その他経常収益 9,218 1,201,600 位としております。本部等については、独立した 貸倒引当金戻入益 − 1,138,967 キャッシュフローを生み出さないことから共用資産 株式等売却益 2,764 26,456 金銭の信託運用益 1,871 1,871 その他の経常収益 4,582 34,304 用 7,365,179 1,849,342 資 金 調 達 費 用 常 費 としております。 上記資産については、店舗の統廃合を計画してい るため、遊休資産として帳簿価格を回収可能価額ま 197,148 183,666 で減額し、当該減少額16,134千円を「減損損失」と 息 158,661 143,425 して特別損失に計上しております。 給付補塡備金繰入額 14,180 17,458 借 用 金 利 息 24,306 22,782 役務取引等費用 172,209 142,348 支払為替手数料 36,907 39,858 金 利 業績のご報告 その他の役務費用 135,302 102,490 その他業務費用 82,710 30,515 国債等債券売却損 81,666 250 国債等債券償還損 70 30,190 その他の業務費用 974 74 経 4.その他の経常収益には、偶発損失引当金戻入益 24,057千円、睡眠預金利益金7,494千円を含んで おります。 5.その他の経常費用には、責任共有制度負担金見積 額8,732千円を含んでおります。 費 1,248,579 1,439,304 人 件 費 708,300 822,287 6.その他の特別利益は、東京電力株式会社福島第一 物 件 費 528,199 600,660 原子力発電所の事故に伴う賠償金23,083千円です。 金 12,080 16,356 その他経常費用 5,664,531 53,507 貸倒引当金繰入額 5,492,064 − 貸 出 金 償 却 4,211 68 株式等売却損 − 34,464 株 式 等 償 却 35,100 − その他資産償却 − 2,380 税 その他の経常費用 経常利益、又は経常損失(△) 別 利 133,154 16,593 △ 4,921,169 2,053,044 益 252,075 23,083 固定資産処分益 185 − その他の特別利益 剰余金処分計算書 科 目 平成23年度 当期未処分剰余金又は △ 5,304,131,349 当期未処理損失金 (△) 積 立 金 取 崩 額 5,660,000,000 (単位:円) 平成24年度 251,889 23,083 失 541,924 18,813 固定資産処分損 3,652 2,678 538,272 16,134 △ 5,211,018 2,057,314 7,296 7,637 437,478 − 普通出資に対する配当金 (年1.00%) 7,683,937 (年3.00%)22,869,143 優先出資に対する配当金 (年0.25%) 5,616,438 (年0.20%)40,000,000 別 損 減 損 損 失 税引前当期純利益又は 税引前当期純損失(△) 法人税、住民税及び事業税 法 人 税 等 調 整 額 法 人 税 等 合 計 34 3.当期において、以下の資産について減損損失を計 受入為替手数料 預 特 2.出資1口当たり当期純利益金額 267円56銭 その他の役務収益 経 特 1.記載金額は千円未満を切捨てて表示しております。 平成24年度 444,775 7,637 当期純利益又は当期純損失(△) △ 5,655,794 2,049,677 繰 越 金( 当 期 首 残 高 ) 当期未処分剰余金又は 当期未処理損失金(△) 351,662 342,568 △ 5,304,131 2,392,245 2,392,245,739 − 経営安定特別積立金 3,000,000,000 無 目 的 積 立 金 2,660,000,000 − 剰 余 金 処 分 額 13,300,375 1,972,869,143 − 210,000,000 利 特 益 別 準 積 備 立 金 金 − (うち、無目的積立金) 繰 越 金( 当 期 末 残 高 ) − 1,700,000,000 (1,700,000,000) 342,568,276 419,376,596 会計監査人の監査 用金庫等の業務の運営又は財産の状況に重要な影 当金庫は、第63期事業年度の貸借対照表、損益計算 書及び剰余金処分計算書について、信用金庫法第38条 の2第3項の規程に基づき、会計監査人である九段監 査法人及び鈴木伸之公認会計士の会計監査を受けてお ります。 のを定める件」 ( 平成24年3月29日付金融庁告示 響を与えるものとして金融庁長官が別に定めるも 第22号)第3条第1項第3号及び第5号に該当す る事項はありませんでした。 2.対象職員等 当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象職 員等」は、当金庫の非常勤役員及び職員であって、対 役職員の報酬体系に関する情報開示 象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受け る者のうち、当金庫の業務及び財産の状況に重要な ●報酬体系について 影響を与える者をいいます。なお、平成24年度にお 1.対象役員 いて、対象職員等に該当する者はいませんでした。 当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象役 員」は、常勤理事及び常勤監事をいいます。対象役員 に対する報酬等は、職務執行の対価として支払う「基 本報酬」、在任期間中の職務執行及び特別功労の対価 として退任時に支払う 「退職慰労金」で構成されてお ります。 (注1)対象職員等には、期中に退任・退職した者も含めて おります。 (注2) 「同等額」は、平成24年度に対象役員に支払った報酬 等の平均額としております。 (注3)平成24年度において対象役員が受ける報酬等と同等 額以上の報酬等を受ける者はおりませんでした。 ⑴ 報酬体系の概要 【基本報酬】 非常勤を含む全役員の基本報酬につきましては、 総代会において、理事全員及び監事全員それぞれ の支払総額の最高限度額を決定しております。 は役位や在任年数等を勘案し、当金庫の理事会に おいて決定しております。また、各監事の基本報 財務諸表の正確性に係る内部監査の 有効性を確認した旨の代表者署名 業績のご報告 そのうえで、各理事の基本報酬額につきまして 酬額につきましては、監事の協議により決定して おります。 【退職慰労金】 退職慰労金につきましては、在任期間中に毎期 引当金を計上し、退任時に総代会で承認を得た後、 平成24年度における貸借対照表、損益計算書及 び剰余金処分計算書(以下、財務諸表という。)の適 正性、及び財務諸表作成に係る内部監査の有効性 を、確認しております。 平成25年6月18日 あぶくま信用金庫 理事長 支払っております。なお、当金庫では、全役員に 適用される退職慰労金の支払いに関して、次の事 項を定めております。 a. 決定方法 b. 決定時期と支払時期 ⑵ 平成24年度における対象役員に対する報酬等の 支払総額 (単位:百万円) 区 分 支払総額 対象役員に対する報酬等 72 (注1)対象役員に該当する理事は6名、監事は1名です。 (注2)上記の内訳は、 「基本報酬」 72百万円となっておりま す。 (注3)使用人兼務役員の使用人としての報酬等を含めてお ります。 ⑶ その他 「信用金庫法施行規則第132条第1項第6号等の 規定に基づき、報酬等に関する事項であって、信 35 預金業務の状況 預金積金科目別残高(期末残高) 預金・譲渡性預金残高(平均残高) (単位:百万円) (単位:百万円、%) 平成23年度 区 分 平成24年度 区 分 残 高 構成比 残 高 流 構成比 平成23年度 平成24年度 金 51,431 69,054 う ち 有 利 息 預 金 50,965 68,453 金 82,879 89,078 動 性 預 当 座 預 金 452 0.3 419 0.2 普 通 預 金 56,137 40.0 80,631 45.7 貯 蓄 預 金 87 0.0 65 0.0 うち固定金利定期預金 78,759 85,270 通 知 預 金 10 0.0 − − うち変動金利定期預金 38 19 別 段 預 金 361 0.2 471 0.2 234 282 定 期 預 金 79,655 56.8 90,640 51.3 134,545 158,416 うち固定金利定期預金 79,619 56.8 90,623 51.3 − − うち変動金利定期預金 35 0.0 16 0.0 134,545 158,416 3,409 2.4 4,146 2.3 100.0 176,374 100.0 定 期 積 金 合 計 140,114 (注) 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 業績のご報告 預金者別残高(期末残高) 定 期 そ 性 預 の 他 計 譲 渡 性 預 金 合 計 (注)1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 2.定期性預金=定期預金+定期積金 固定金利定期預金: 預入時に満期日までの利率が確定する定期預金 変動金利定期預金: 預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期預金 3.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 常勤役職員1人当たり預金残高(期末残高) (単位:百万円) (単位:百万円、%) 平成23年度 区 分 平成24年度 平成23年度 平成24年度 1,177 1,574 区 分 残 高 構成比 残 高 構成比 法 人 預 金 25,695 18.3 36,796 20.8 一般法人 17,718 12.6 23,911 13.5 金融機関 167 0.1 525 0.2 金 7,808 5.5 12,359 7.0 個 人 預 金 114,418 81.6 139,578 79.1 合 計 140,114 100.0 176,374 100.0 公 預 金 残 高 1店舗当たり預金残高(期末残高) (単位:百万円) 区 分 預 金 残 平成23年度 平成24年度 8,757 11,023 高 為替業務の状況 内国為替取扱高 (単位:百万円 ) 平成23年度 仕 為 向 為 平成24年度 件 数 金 額 件 数 金 額 替 76,392 55,584 97,861 79,004 替 211,652 91,011 172,223 115,860 替 1,868 1,848 832 941 替 855 942 1,154 1,109 替 被 仕 仕 向 向 為 為 代 金 取 立 被 36 仕 向 為 貸出業務の状況 貸出金科目別残高(期末残高) 貸出金科目別残高(平均残高) (単位:百万円、%) 平成23年度 区 分 残高 平成24年度 構成比 残高 構成比 (単位:百万円、%) 区 分 平成23年度 残高 平成24年度 構成比 残高 構成比 手 形 貸 付 2,246 3.7 3,134 5.1 手 形 貸 付 2,579 4.3 2,604 4.3 証 書 貸 付 55,641 93.0 56,133 92.4 証 書 貸 付 53,320 90.8 55,597 92.8 当 座 貸 越 1,844 3.0 1,395 2.2 当 座 貸 越 2,694 4.5 1,589 2.6 割 引 手 形 割 引 手 形 合 計 58 0.0 41 0.0 59,791 100.0 60,704 100.0 (注) 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 合 計 73 0.1 56 0.0 58,667 100.0 59,848 100.0 (注)国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 貸出金金利別残高(期末残高) 貸倒引当金の内訳 (単位:百万円) (単位: 百万円) 区 分 貸 出 平成23年度 平成24年度 金 59,791 60,704 変 動 金 利 26,017 23,553 固 定 金 利 33,773 37,151 貸出金償却の額 (単位:千円) 平成23年度 4,211 一般貸倒 平成23年度 引 当 金 平成24年度 目的 使用 その他 期末 残高 184 458 − 184 458 458 967 − 458 967 個別貸倒 平成23年度 1,111 6,267 引 当 金 平成24年度 6,267 4,456 163 6,104 4,456 平成23年度 1,295 6,726 61 1,234 6,726 平成24年度 6,726 5,423 163 6,562 5,423 合 計 平成24年度 68 当期 増加額 61 1,049 6,267 (注) 当金庫では、自己資本比率算定にあたり、偶発損失引当金を一般 貸倒引当金と同様のものとして取扱っておりますが、当該引当金 の金額は上記残高等に含めておりません。 貸出金業種別・使途別内訳残高(期末残高) 業績のご報告 貸 出 金 償 却 額 期首 残高 区 分 当期減少額 (単位:百万円、%) 区 分 業 別 種 使途別 製 造 業 農 業 、 林 業 漁 業 鉱業、採石業、砂利採取業 建 設 業 電気、ガス、熱供給、水道業 情 報 通 信 業 運 輸 業、 郵 便 業 卸 売 業、 小 売 業 金 融 業、 保 険 業 不 動 産 業 物 品 賃 貸 業 学術研究、専門・技術サービス業 宿 泊 業 飲 食 業 生活関連サービス業、娯楽業 教 育、 学 習 支 援 業 医 療 、 福 祉 そ の 他 の サ ー ビ ス 小 計 地 方 公 共 団 体 個 人 合 計 設 備 資 金 運 転 資 金 合 計 平成23年度 先 数 130 40 5 2 231 2 − 27 177 10 102 3 6 20 55 33 4 34 92 973 10 5,375 6,358 残 高 2,809 185 38 32 4,863 76 − 570 3,562 7,977 5,586 48 92 1,209 960 916 174 3,910 2,285 35,300 9,112 15,377 59,791 29,548 30,242 59,791 平成24年度 構成比 4.6 0.3 0.0 0.0 8.1 0.1 − 0.9 5.9 13.3 9.3 0.0 0.1 2.0 1.6 1.5 0.2 6.5 3.8 59.0 15.2 25.7 100.0 49.4 50.5 100.0 先 数 110 25 4 2 207 3 − 21 155 12 133 2 3 23 47 31 3 26 80 887 14 4,327 5,228 残 高 2,880 65 21 26 4,559 62 − 423 3,346 9,277 7,859 36 6 1,210 771 731 149 3,158 2,246 36,834 10,639 13,230 60,704 29,845 30,859 60,704 構成比 4.7 0.1 0.0 0.0 7.5 0.1 − 0.6 5.5 15.2 12.9 0.0 0.0 1.9 1.2 1.2 0.2 5.2 3.6 60.6 17.5 21.7 100.0 49.1 50.8 100.0 (注) 業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。 37 貸出業務の状況 貸出金の担保別内訳(期末残高) 債務保証見返の担保別内訳(期末残高) (単位:百万円、%) 平成23年度 区 分 残高 当金庫預金積金 有 価 証 券 動 産 不 動 産 そ の 他 計 信用保証協会・信用保険 保 証 信 用 合 計 654 − − 15,961 − 16,615 13,142 2,016 28,016 59,791 構成比 1.0 − − 26.6 − 27.7 21.9 3.3 46.8 100.0 (単位:百万円、%) 平成24年度 残高 区 分 構成比 463 − − 15,862 − 16,326 11,309 1,636 31,431 60,704 平成23年度 0.7 − − 26.1 − 26.8 18.6 2.6 51.7 100.0 残 高 当金庫預金積金 有 価 証 券 動 産 不 動 産 そ の 他 計 信用保証協会・信用保険 保 証 信 用 合 計 構成比 − − − 31 − 31 − 86 70 187 リスク管理債権、金融再生法に基づく開示債権 平成24年度 残 高 − − − 16.5 − 16.5 − 45.9 37.4 100.0 − − − 34 − 34 − 58 109 202 構成比 − − − 16.8 − 16.8 − 28.7 53.9 100.0 14 ∼ 15ページに掲載しております。 有価証券に関する状況 商品有価証券の種類別期末残高・平均残高 該当ございません。 有価証券の種類別残高(期末残高) 有価証券の種類別残高(平均残高) (単位:百万円、%) 業績のご報告 平成23年度 区 分 国 地 残高 債 方 構成比 6,648 (単位:百万円、%) 平成24年度 残高 12.1 平成23年度 区 分 構成比 7,276 11.1 国 残高 債 構成比 5,348 11.2 残高 7,285 構成比 11.7 債 7,097 12.9 8,737 13.4 地 債 4,714 9.8 8,028 12.9 社 債 29,813 54.4 36,506 56.0 社 債 26,259 55.1 33,931 54.9 株 式 656 1.1 836 1.2 株 式 684 1.4 771 1.2 外 国 証 券 8,361 15.2 9,607 14.7 外 国 証 券 8,007 16.8 9,298 15.0 その他の証券 2,188 3.9 2,184 3.3 その他の証券 2,609 5.4 2,482 4.0 54,764 100.0 65,148 100.0 47,624 100.0 61,797 100.0 合 計 (注) 上記の「その他の証券」は、投資信託です。 方 平成24年度 合 計 (注) 上記の「その他の証券」は、投資信託です。 有価証券の残存期間別残高 平成23年度 (単位:百万円) 区 分 国 1年以下 1年超 3年以下 3年超 5年以下 5年超 7年以下 7年超 10年以下 10年超 期間の定めの ないもの 合 計 債 − − 1,001 1,265 2,640 1,740 − 6,648 地 方 債 社 債 株 式 外 国 証 券 その他の証券 61 3,217 − 499 − 612 7,100 − 799 172 1,160 6,341 − 200 347 1,141 3,593 − 196 34 1,318 4,237 − 892 178 2,803 5,025 − 5,197 − − 298 656 576 1,455 7,097 29,813 656 8,361 2,188 合 計 3,777 8,685 9,051 6,231 9,266 14,766 2,985 54,764 1年超 3年以下 3年超 5年以下 5年超 7年以下 7年超 10年以下 (注) 上記の「その他の証券」は、投資信託です。 平成24年度 (単位:百万円) 区 分 国 1年以下 合 計 債 − − 1,239 943 3,357 1,737 − 7,276 地 方 債 社 債 株 式 外 国 証 券 その他の証券 402 3,537 − 500 85 511 7,436 − 700 260 1,274 6,077 − 207 105 1,384 4,455 − 500 − 1,853 6,860 − 993 74 3,310 8,139 − 6,320 − − − 836 383 1,657 8,737 36,506 836 9,607 2,184 合 計 4,526 8,908 8,904 7,283 13,139 19,508 2,877 65,148 (注) 上記の「その他の証券」は、投資信託です。 38 10年超 期間の定めの ないもの 有価証券に関する状況 有価証券の時価情報 1.売買目的有価証券 該当ございません。 2.満期保有目的の債券 (単位:百万円) 平成23年度 種 類 貸借対照表 計上額 国 地 時価が貸借対照表計上 社 額を超えるもの そ 方 の 小 計 国 地 時価が貸借対照表計上 社 額を超えないもの そ 方 の 小 計 合 計 時 価 平成24年度 差 額 貸借対照表 計上額 時 価 差 額 債 1,938 1,985 46 1,936 2,099 163 債 債 他 1,409 5,635 1,271 10,255 − 1,203 1,035 3,404 5,643 15,898 1,440 5,822 1,311 10,559 − 1,196 1,021 2,791 5,009 15,569 30 186 39 303 − △6 △ 13 △ 613 △ 633 △ 329 3,512 12,042 1,681 19,172 − − 100 2,500 2,600 21,772 3,750 12,719 1,832 20,402 − − 98 2,228 2,327 22,729 237 677 151 1,230 − − △1 △ 272 △ 273 956 債 債 債 他 (注) 1.時価は、期末日における市場価格等に基づいております。 2.上記の「その他」は、外国証券です。 3.その他有価証券 (単位:百万円) 平成23年度 種 類 株 貸借対照表計 上額 取得原価 平成24年度 差 額 貸借対照表 計上額 取得原価 差 額 137 119 18 663 580 82 26,879 3,208 3,787 19,883 1,064 28,081 506 5,456 1,501 696 3,257 4,810 10,773 38,854 26,220 3,171 3,701 19,347 1,032 27,372 611 5,511 1,503 699 3,308 5,308 11,431 38,804 658 36 86 535 31 708 △ 104 △ 55 △1 △2 △ 50 △ 498 △ 658 50 33,556 5,340 5,125 23,090 4,461 38,681 172 1,373 − 99 1,273 3,148 4,694 43,375 32,575 5,166 4,960 22,448 4,231 37,388 203 1,412 − 99 1,312 3,387 5,003 42,391 981 174 164 641 229 1,293 △ 30 △ 39 − △0 △ 39 △ 238 △ 309 984 業績のご報告 式 債 券 国 債 貸借対照表計上額が取 地 方 債 得原価を超えるもの 社 債 そ の 他 小 計 株 式 債 券 国 債 貸借対照表計上額が取 地 方 債 得原価を超えないもの 社 債 そ の 他 小 計 合 計 (注) 1.貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。 2.上記の「その他」は、外国証券及び投資信託等です。 3.評価差額は、償却原価法適用後の帳簿価額と時価の差額から、未受渡の売却損益を控除して、計上しております。 4.子会社・子法人等株式及び関連法人等株式で時価のあるもの 該当ございません。 5.時価評価されていない有価証券の主な内容及び貸借対照表計上額 (単位:百万円) 区 分 平成23年度 平成24年度 満 期 保 有 目 的 の 債 券 − − 子会社・子法人等株式及び関連法人等株式 − − その他有価証券 非上場株式 11 11 金銭の信託の時価情報 1.運用目的の金銭の信託 該当ございません。 2.満期保有目的の金銭の信託 (単位:百万円) 区 分 平成23年度 平成24年度 貸 借 対 照 表 計 上 額 200 200 時 価 199 200 差 額 △0 0 うち時価が貸借対照表計上額を超えるもの − 0 うち時価が貸借対照表計上額を超えないもの △0 − 3.その他の金銭の信託 該当ございません。 デリバティブの時価情報 1.金利関連取引 該当ございません。 2.通貨関連取引 該当ございません。 3.債券関連取引 該当ございません。 4.クレジットデリバティブ取引 該当ございません。 5.株式関連取引 該当ございません。 6.商品関連取引 該当ございません。 39 損益の状況 業務粗利益・業務粗利益率 (単位:千円) 区 分 資 金 運 用 平成23年度 平成24年度 収 支 2,083,910 2,329,894 資 金 運 用 収 益 2,280,799 2,513,340 資 金 調 達 費 用 196,888 183,446 収 支 △ 31,654 12,072 役 務 取 引 等 役 務 取 引 等 収 益 140,555 154,421 役 務 取 引 等 費 用 172,209 142,348 収 支 △ 69,273 2,508 そ の 他 業 務 そ の 他 業 務 収 益 13,437 33,024 そ の 他 業 務 費 用 82,710 30,515 益 1,982,983 2,344,475 率 1.32% 1.22% 業 務 業 務 粗 粗 利 利 益 (注)1.「資金調達費用」は、金銭の信託運用見合費用 (平成23年度260千円、平成24年度220千円)を控除して表示しております。 2.業務粗利益率=業務粗利益 / 資金運用勘定計平均残高×100 3.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 資金運用・調達勘定平均残高、利息、利回り 平均残高(百万円) 利息(千円) 利回り(%) 業績のご報告 区 分 平成23年度 資 金 運 用 勘 定 平成24年度 平成23年度 平成24年度 平成23年度 平成24年度 149,377 192,035 2,280,799 2,513,340 1.52 1.30 う ち 貸 出 金 58,667 59,848 1,372,039 1,367,927 2.33 2.28 う ち 預 け 金 42,105 68,994 221,954 267,231 0.52 0.38 う ち 有 価 証 券 47,624 61,797 666,731 857,508 1.39 1.38 資 金 調 達 勘 定 140,646 164,769 196,888 183,446 0.13 0.11 う ち 預 金 積 金 134,545 158,416 172,841 160,884 0.12 0.10 6,300 6,553 24,306 22,782 0.38 0.34 う ち 借 用 金 (注)1.資金調達勘定は金銭信託運用見合額の平均残高 (平成23年度200百万円、平成24年度200百万円)及び利息(平成23年度260千円、 平成24年度220千円)をそれぞれ控除して表示しております。 2.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 受取利息・支払利息の増減 (単位:千円) 平成23年度 平成24年度 区 分 残高による増減 受 支 取 純増減 残高による増減 純増減 323,057 △ 610,762 △ 287,705 651,334 △ 418,793 232,541 う ち 貸 出 金 △ 70,300 △ 237,762 △ 308,062 27,620 △ 31,732 △ 4,112 う ち 預 け 金 134,636 △ 117,234 17,402 141,744 △ 96,467 45,277 うち有価証券 38,301 △ 34,561 3,740 198,421 △ 7,644 190,777 息 35,255 △ 158,116 △ 122,861 33,769 △ 47,211 △ 13,442 うち預金積金 22,287 △ 148,523 △ 126,236 30,665 △ 42,622 △ 11,957 う ち 借 用 金 62,528 △ 59,153 3,375 976 △ 2,500 △ 1,524 利 (注)1.残高及び利率の増減要因が重なる部分については、利率による増減要因に含めております。 2.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 40 利率による増減 息 払 利 利率による増減 損益の状況 最近5年間の主要な経営指標の推移 区 分 経 常 平成21年度 平成22年度 経 常 利 益、 又 は 経 常 損 失 (△) (千円) 173,353 394,965 321,771 △ 4,921,169 2,053,044 当期純利益、又は当期純損失 (△) (千円) 46,263 253,801 157,575 △ 5,655,794 2,049,677 額(百万円) 735 756 771 10,768 10,763 普通出資(百万円) 735 756 771 768 763 優先出資(百万円) − − − 10,000 10,000 普 通 出 資(千口) 7,350 7,561 7,715 7,686 7,630 優 先 出 資(千口) − − − 2,000 2,000 出 資 総 総 口 数 2,886,452 平成24年度 2,878,084 資 2,913,936 平成23年度 益(千円) 出 収 平成20年度 2,444,009 3,902,387 純 資 産 額(百万円) 7,468 8,736 8,744 22,938 25,648 総 資 産 額(百万円) 127,163 133,078 137,993 172,565 209,151 残 高(百万円) 117,511 121,304 123,895 140,114 176,374 預 金 貸 積 高(百万円) 58,257 60,102 60,197 59,791 60,704 残 高(百万円) 42,436 46,341 45,409 54,764 65,148 普 通 出 資 (%) 4.00 4.00 1.00 1.00 3.00 優 先 出 資 (%) − − − 0.25 0.20 (円) 出資に対する配当金 普 通 出 資 (出資1口当たり) 優 先 出 資 (円) 3.99 3.92 0.99 0.99 2.99 − − − 2.80 20.00 10 10 11 11 11 有 出 金 価 金 残 証 券 出資に対する配当率 員 うち常勤役員数 (人) 6 6 7 7 7 会 員 数 (人) 13,265 14,110 14,146 13,949 13,829 職 員 数 (人) 140 140 143 112 105 率 (%) 14.98 15.34 15.52 42.42 41.91 単 体 自 己 数 (人) 資 本 比 業績のご報告 役 (注)1.単体自己資本比率は、 「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保 有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当かどうかを判断するための基準 (平成18年金融庁告示第21号) 」に基づき算出しております。 なお、当金庫は国内基準を採用しております。 2.職員数は期末人員(期末日付退職者を除く) を記載しております。 3.優先出資の配当率は、発行価額に対する配当率を表記しております。 経営指標 利益率 利 鞘 (単位:%) 区 分 平成23年度 平成24年度 総資産経常利益率 △ 3.21 1.08 総資産当期純利益率 △ 3.69 1.08 経常(当期純)利益 (注)総資産経常(当期純)利益率 = 総資産(債務保証見返を除く)平均残高 × 100 (単位:%) 区 分 平成23年度 平成24年度 資 金 運 用 利 回 1.52 1.30 資 金 調 達 原 価 率 1.01 0.97 総 0.51 0.33 資 金 利 鞘 (注) 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 預貸率 預証率 (単位:%) 区 分 (単位:%) 平成23年度 平成24年度 率 42.67 34.41 期 期 中 平 均 預 貸 率 43.60 37.77 期 末 預 貸 (注)1.預貸率 = 貸出金 預金積金+譲渡性預金 × 100 2.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 区 分 平成23年度 平成24年度 率 39.08 36.93 期 中 平 均 預 証 率 35.39 39.00 末 預 証 (注)1.預証率 = 有価証券 預金積金+譲渡性預金 × 100 2.国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 41 新しい自己資本比率規制 (バーゼルⅡ) について 【バーゼルⅡとは】 バーゼルⅡ (新BIS規制)は、平成19年3月末から適用開始となった金融機関の新しい自己資本比率規制の ことです。 従来のBIS規制(バーゼルⅠ)は平成4年3月末より適用されてきましたが、近年の金融機関のリスク管 理実務の進展や金融技術の高度化等を踏まえ、金融機関の直面するリスクをより精緻に評価すると同時に、 金融機関のリスク管理能力向上を促すことを目指し、平成19年3月末より新しい自己資本比率規制(バーゼ ルⅡ)が開始されました。 バーゼルⅡは3つの柱から成り立っております。 「第1の柱」では、最低所要自己 自 己 資 本 資本比率を定めており、自己資本 比率を算定するにあたり、分母とな 第1の柱 最低所要 自己資本比率 るリスクの計算方法を従来よりも 精緻化するという点が最も大きな 特徴です。 ≧4% 信用リスク・アセット合計額 + オペレーショナル・リスク相当額の 合計額を8%で除して得た額 具体的には、信用リスク (貸倒リ スク)の計測の精緻化に加え、オペ (国内基準適用金融機関) レーショナル・ リスク (事務ミス等による事故や不正行為等により金融機関が損失を被 るリスク)の計測が新たに自己資本比率の算定に導入されました。 業績のご報告 「第2の柱」では、 「第1の柱」の対象となっていないリスク (銀行勘定の金利リスクや 第2の柱 信用集中リスク等) も含め、金融機関自らがリスクを適切に管理し、 リスクに見合う適正 金融機関の 自己管理と 監督上の検証 な自己資本を維持するという 「自己管理型」のリスク管理と自己資本の充実への取り組 みを期待されております。また、その取り組みについて監督庁は、各金融機関が自発的 に創意工夫をしたリスク管理の方法について検証・評価を行い、必要に応じて適切な監 督上の措置を講ずること等が求められております。 第3の柱 市場規律 「第3の柱」では、情報開示の充実を通じて市場規律の実効性を高めること とされ、自己資本比率とその内訳、各リスクのリスク量とその計算方法等に ついての情報開示が求められております。 当ディスクロージャー誌におけるバーゼルⅡの開示は、この第3の柱に対応するものです。 開示の詳細につきましては、43∼49ページをご覧ください。 【BIS規制】 BIS規制とは、国際業務を行う銀行の自己資本 比率に関する国際統一基準のことで、バーゼル合 意ともいいます。BIS規制では、日本を含むG10 諸国を対象に、自己資本比率の算出方法や、最低基準などが 定められており、国際間における金融システムの安定化や、銀 行間競争の不平等を是正することなどを目的として、1993年 3月から適用されました。 用語 解説 【バーゼル銀行監督委員会】 バーゼル銀行監督委員会は、G10諸国の中央銀行総裁会議 によって、1975年に設立されました。通称、バーゼル委員会と 呼ばれています。 42 バーゼル銀行監督委員会は現在、日本、アメリカ、イギリス、 ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、ベルギー、オランダ、スイス、 スウェーデン、ルクセンブルグ、スペインの銀行監督当局と中央 銀行の上席代表者により構成されています。 【国際決済銀行(BIS:Bank for International Settlements) 】 国際決済銀行(BIS)は、各国の中央銀行が出資する国際機 関で、スイスのバーゼルに本部があります。第一次世界大戦後 のドイツの賠償処理を円滑に行うために1930年に設立されま したが、第二次大戦後は、中央銀行間の国際金融政策の協調の 場として活躍しています。 BISでは、G10諸国の中央銀行総裁会議や年次総会を定期 的に開催しています。 当金庫の自己資本の充実の状況等について(バーゼルⅡ 第3の柱に基づく情報開示) Ⅰ . 単体における事業年度の開示事項 (1) 自己資本の構成に関する事項 (単位:百万円) 平成23年度 平成24年度 10,768 10,000 − 10,000 − 771 1,000 342 − 0 − − − − − 10,763 10,000 − 10,000 − 981 2,700 419 − − − − − − − − − − − 22,882 24,863 − − 464 − − − 122 341 23,224 971 − − − 595 375 25,239 1,384 884 − − 977 477 − − − − 1,337 47 23,177 837 47 25,192 50,099 448 4,081 − − 54,629 41.88% 42.42% 55,455 492 4,156 − − 60,104 41.36% 41.91% 業績のご報告 項 目 ( 自 己 資 本 ) 出 資 金 う ち 非 累 積 的 永 久 優 先 出 資 優 先 出 資 申 込 証 拠 金 資 本 準 備 金 そ の 他 資 本 剰 余 金 利 益 準 備 金 特 別 積 立 金 繰 越 金( 当 期 末 残 高 ) そ の 他 処 分 未 済 持 分 (△) 自 己 優 先 出 資 (△) 自 己 優 先 出 資 申 込 証 拠 金 そ の 他 有 価 証 券 の 評 価 差 損(△) 営 業 権 相 当 額 (△) の れ ん 相 当 額 (△) 企 業 結 合 に よ り 計 上 さ れ る 無 形 固 定 資 産 相 当 額(△) 証 券 化 取 引 に よ り 増 加 し た 自 己 資 本 に 相 当 す る 額(△) 基 本 的 項 目 (A) 土地の再評価額と再評価の直前の 帳 簿 価 額 の 差 額 の45%に 相 当 す る 額 一 般 貸 倒 引 当 金 負 債 性 資 本 調 達 手 段 等 負 債 性 資 本 調 達 手 段 期限付劣後債務及び期限付優先出資 補 完 的 項 目 不 算 入 額(△) 補 完 的 項 目 (B) 自 己 資 本 総 額[(A)+(B)] (C) 他 の 金 融 機 関 の 資 本 調 達 手 段 の 意 図 的 な 保 有 相 当 額 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの 期 限 付 劣 後 債 務 及 び 期 限 付 優 先 出 資 並 び に こ れ ら に 準 ず る も の 非同時決済取引に係る控除額及び 信用リス ク削 減手 法として用いる保 証 又はクレジッ ト・ デ リ バ テ ィ ブ の 免 責 額 に 係 る 控 除 額 基本的項目からの控除分を除く、自己資本控除とされる 証券化エクスポージャー及び信用補完機能を持つI/O ストリップス(告示第247条を準用する場合を含む。) 控 除 項 目 不 算 入 額(△) 控 除 項 目 計 (D) 自 己 資 本 額[ (C)−(D)](E) ( リ ス ク ・ ア セ ッ ト 等 ) 資 産( オ ン ・ バ ラ ン ス 項 目 ) オ フ ・ バ ラ ン ス 取 引 等 項 目 オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額 信 用 リ ス ク ・ ア セ ッ ト 調 整 額 オ ペ レ ー シ ョ ナ ル・リ ス ク 相 当 額 調 整 額 リ ス ク ・ ア セ ッ ト 等 計(F) 単 体 T i e r Ⅰ 比 率(A/F) 単 体 自 己 資 本 比 率(E/F) (注)信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資 本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)」に基づき算出しております。なお、当金庫は国内基準 を採用しております。 【自己資本調達手段の概要について】 自己資本は、主に基本的項目(TierⅠ)と補完的項目(TierⅡ)で構成されています。 基本的項目では、当金庫が積み立てているもの以外のものは、優先出資金および地域のお客様からお預かりしている出資金が該当します。 【リスク・アセット】 リスクを有する資産(貸出金や有価証券など)を、 リスクの大きさに応じて掛け目を乗じ、再評価し た資産金額。 【TierⅠ(基本的項目)】 自己資本比率規制の中で使われる概念。自己資 本の中の基本的項目であり、出資金・資本剰余金・利益剰余金 などから構成されます。 【TierⅡ(補完的項目)】 自己資本比率規制の中で使われる概念。自己資本の中の補完 的項目であり、一般貸倒引当金・土地再評価差額金の45%相 当額・負債性資本調達手段などから構成されます。 43 (2) 自己資本の充実度に関する事項 (単位:百万円) 項 目 業績のご報告 イ.信用リスクアセット・所要自己資本の額合計 ①標準的手法が適用されるポート フォリオごとのエクスポージャー 現 金 我が国の中央政府及び中央銀行向け 外国の中央政府及び中央銀行向け 国 際 決 済 銀 行 等 向 け 我 が 国 の 地 方 公 共 団 体 向 け 外国の中央政府等以外の公共部門向け 国 際 開 発 銀 行 向 け 地 方 公 共 団 体 金 融 機 構 向 け 我 が 国 の 政 府 関 係 機 関 向 け 地 方 三 公 社 向 け 金融機関及び第一種金融商品取引業者向け 法 人 等 向 け 中 小 企 業 等 向 け 及 び 個 人 向 け 抵 当 権 付 住 宅 ロ ー ン 不 動 産 取 得 等 事 業 向 け 三 月 以 上 延 滞 等 取 立 未 済 手 形 信 用 保 証 協 会 等 に よ る 保 証 付 株式会社地域経済活性化支援機構等による保証付 出 資 等 上 記 以 外 ② 証 券 化 エ ク ス ポ ー ジ ャ ー 証 券 化( オ リ ジ ネ ー タ ー) ( う ち 再 証 券 化 ) 証 券 化( オ リ ジ ネ ー タ ー 以 外 ) ( う ち 再 証 券 化 ) ③複数の資産を裏付とする資産(所謂ファン ド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産 ロ. オ ペ レ ー シ ョ ナ ル・ リ ス ク ハ. 単 体 総 所 要 自 己 資 本 額( イ+ロ ) 平成23年度 リスク・アセット 所要自己資本額 50,548 2,021 平成24年度 リスク・アセット 所要自己資本額 55,948 2,237 49,874 1,994 55,253 2,210 − − 0 − − 28 0 − 577 19 22,268 10,362 6,072 2,114 3,713 772 5 287 − 2,249 1,402 225 − − 225 − − − 0 − − 1 0 − 23 0 890 414 242 84 148 30 0 11 − 89 56 9 − − 9 − − − 2 − − 26 0 − 779 19 25,237 10,616 5,109 1,883 7,094 293 6 221 − 2,341 1,619 201 − − 201 − − − 0 − − 1 0 − 31 0 1,009 424 204 75 283 11 0 8 − 93 64 8 − − 8 − − − − − 4,081 54,629 163 2,185 4,156 60,104 166 2,404 (注)1.所要自己資本の額=リスク・アセット×4% 2.「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフバランス取引及び派生商品取引の与信相当額等のことです。 3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「我が国の中 央政府及び中央銀行向け」から 「法人等向け」 ( 「国際決済銀行等向け」を除く)においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのこ とです。 4.単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額×4% 【自己資本の充実度に関する評価方法の概要について】 自己資本の充実度に関しまして、自己資本比率はもちろんのことTierⅠ比率の状況についても、国内基準である4%を上回っており、経 営の健全性・安全性を充分保っております。また、当金庫は、各エクスポージャーが一分野に集中することなく、リスク分散が図られてい ると評価しております。 【抵当権付住宅ローン】 バーゼルⅡにおいては、住宅ローンの中で、代表的なものとして、抵当権が第1順位かつ担保評価額が十分に満 たされているものを指します。 【証券化エクスポージャー】 金融機関が保有するローン債権や企業が保有する不動産など、それらの資産価値を裏付けに証券として組み替え、 第三者に売却して流動化をする資産。 (3)オペレーショナル・リスクに関する事項 【オペレーショナル・リスク管理の方針及び手続の概要について】 当金庫では、オペレーショナル・リスクを、 「信用リスク・市場リスクおよび流動性リスクに分類されない他の全てのリスクとし、様々 な人為的または技術的エラーによって生じる損失を被るリスク」と定義しています。 当金庫はオペレーショナル・リスクについて、事務リスク、システムリスク、法務リスク、人的リスク、有形資産リスク、風評リスク を含む幅広いリスクと考え、管理体制や管理方法に関するリスク管理の基本方針をそれぞれのリスクについて定め、確実にリスクを認識し、 評価しております。 リスクの計測に関しましては、基礎的手法を採用することとし、態勢を整備しております。 また、これらリスクに関しましては、リスク管理委員会、ペイオフ対応委員会におきまして、協議・検討するとともに、必要に応じて 経営陣による、常務会、理事会等において、報告する態勢を整備しております。 【オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称】 当金庫は「基礎的手法」を採用しております。 【オペレーショナル・リスク (基礎的手法) の計算方法及び算出結果】 <計算式> <オペレーショナル・リスク> 粗利益(直近3ヵ年のうち正の値の合計額)×15% 直近3ヵ年のうち粗利益が正の値であった年数 ÷ 8% <直近3ヵ年の粗利益> (単位:千円) 44 平成22年度 平成23年度 平成24年度 3ヵ年合計 2,250,873 2,054,114 2,345,287 6,650,276 6,650百万円×15% 3 ÷ 8% = 4,156百万円 ・事務リスク ・システムリスク ・法務リ スク ・人的リスク ・有形資産リスク ・風評リスク 20ページ参照 (4)信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く) イ.信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高 <地域別・業種別・残存期間別> 信用リスクエクスポージャー期末残高 貸出金、コミットメント 及びその他のデリバティブ 債 券 以外のオフ・バランス取引 エクスポー ジャー区分 地域区分 業種区分 期間区分 国 国 内 外 地区別合計 製 造 業 農 業、 林 業 漁 業 鉱業、採石業、砂利採取業 建 設 業 電気・ガス・熱供給・水道業 情 報 通 信 業 運 輸 業、 郵 便 業 卸 売 業、 小 売 業 金 融 業・ 保 険 業 24年度 203,588 9,607 213,195 4,854 65 21 127 4,812 2,580 412 2,041 3,819 29,030 8,499 36 6 1,210 872 731 149 3,259 2,321 45,574 13,230 89,547 213,195 27,751 18,145 15,714 12,858 19,303 24,709 94,715 213,195 23年度 59,978 − 59,978 2,809 185 38 32 4,863 76 − 570 3,562 7,977 5,586 48 92 1,209 960 916 174 3,910 2,285 9,112 15,377 187 59,978 21,381 9,730 4,799 4,338 5,333 4,786 9,607 59,978 24年度 60,906 − 60,906 2,880 65 21 26 4,559 62 − 423 3,346 9,277 7,859 36 6 1,210 771 731 149 3,158 2,246 10,639 13,230 202 60,906 23,225 9,237 6,810 5,575 6,164 5,201 4,691 60,906 23年度 45,747 8,361 54,108 1,831 − − 103 205 1,993 310 1,535 607 20,532 416 − − − − − − 99 70 24,212 − 2,188 54,108 3,777 8,685 9,051 6,231 9,266 14,766 2,329 54,108 24年度 54,705 9,607 64,312 1,638 − − 101 204 2,379 412 1,535 411 19,620 615 − − − 101 − − 101 70 34,935 − 2,184 64,312 4,526 8,908 8,904 7,283 13,139 19,508 2,041 64,312 デリバティブ取引 23年度 296 − 296 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 296 296 − − − − − − 296 296 24年度 272 − 272 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 272 272 − − − − − − 272 272 三月以上延滞 エクスポージャー 23年度 3,887 − 3,887 368 27 0 − 477 21 − 6 791 − 370 − − 13 158 209 − 204 422 − 813 − 3,887 24年度 2,315 − 2,315 3 − 0 − 391 − − − 578 − 266 − − − 158 192 − − 377 − 345 − 2,315 業績のご報告 不 動 産 業 物 品 賃 貸 業 学術研究、専門、技術サービス業 宿 泊 業 飲 食 業 生活関連サービス業、娯楽業 教育、学習支援業 医 療、 福 祉 その他のサービス 国・地方公共団体等 個 人 そ の 他 業種別合計 1 年 以 下 1年超3年以下 3年超5年以下 5年超7年以下 7 年 超10年 以 下 10 年 超 期間の定めのないもの 残存期間別合計 23年度 170,114 8,361 178,475 4,959 185 38 135 5,086 2,196 310 2,171 4,198 28,597 6,002 48 92 1,209 960 916 174 4,009 2,360 33,324 15,377 66,129 178,475 25,158 18,415 13,850 10,569 14,599 19,552 76,332 178,475 (単位:百万円) (注)1.オフ・バランス取引は、デリバティブ取引を除く。 2. 「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー のことです。 3.上記の 「その他」は、裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等および業種区分に分類することが困難なエクス ポージャーです。具体的には現金、預け金、買入金銭債権、その他の銀行勘定等が含まれます。 4.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。 ※当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、「地域別」の区分は省略しております。 ロ.一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ※本開示は37ページを参照願います。 【信用リスク管理の方針及び手続の概要について】 信用リスクとは、取引先の倒産や財務状況の悪化などにより、当金庫が損失を受けるリスクをいいます。当金庫では、信用リスクを当金 庫が管理すべき最重要のリスクであるとの認識の上、与信業務の基本的な理念や手続等を明示した「クレジットポリシー」 を制定し、広く役 職員に理解と遵守を促すとともに、信用リスクを確実に認識する管理態勢を構築しております。 信用リスクの評価につきましては、小口多数取引の推進によるリスク分散の他、与信ポートフォリオ管理として、信用格付別や自己査定 による債務者区分別、業種別、さらには与信集中によるリスクの抑制のため大口与信先の管理などさまざまな角度からの分析に注力してお ります。 また、信用リスクの計測にあたっては、信用VaRを採用しております。信用VaRは、モンテカルロ・シュミレーションを10万回行うこと により期待損失 (EL) 及び非期待損失 (UL) を算出しております。 個別案件の審査・与信管理にあたりましては、審査管理部門と業務推進部門を互いに分離し、相互に牽制が働く体制としております。さ らに、リスク管理委員会を定期的に開催し、協議検討を行うとともに、必要に応じて理事会、常務会といった、経営陣に対する報告態勢を 整備しております。 貸倒引当金は、 「資産査定基準」 及び 「貸倒償却および貸倒引当金の計上に関する基準」 に基づき、自己査定における債務者区分ごとに算出 しております。一般貸倒引当金にあたる、正常先、その他要注意先、要管理先については、債務者区分ごとの債権額にそれぞれ貸倒実績率 に基づいた予想損失率を乗じて算出しております。また、個別貸倒引当金に関しては、破綻懸念先、実質破綻先及び破綻先ともに、優良担保・ 優良保証および一般担保・一般保証を除いた未保全額に対して貸倒実績率に基づいた予想損失率を乗じて算出しております。なお、それぞ れの結果につきましては、監査法人の監査を受けるなど適正な計上に努めております。 【デリバティブ取引】 株式、金利、為替などの原資産に対し、これ らから派生して生まれたいわゆる「派生商品」を 対象とする、先渡取引、先物取引、オプション 取引、スワップ取引およびこれらに類似する取 引のことです。商品を原資産とする商品先物などもあるものの、 一般的には金融派生商品を指します。 【クレジットポリシー】 与信業務の基本的な理念や手続等を明示したもの。 【信用VaR】 VaR (バリュー・アット・リスク) とは、今後、将来の特定の期間 内に、ある一定の確率の範囲内 (信頼水準) で、ポートフォリオの現 在価値がどの程度まで損失を被るかを、過去のある一定期間のデー タをもとに、理論的に算出する値のことをいいます。 信用VaRは、この計測手法を使用し、貸出金のリスク量を算出 する手法です。 【モンテカルロ・シミュレーション】 乱数を用いたシミュレーションを何度も行なうことにより近 似解を求める計算手法。確率ゲームを含むカジノで有名なモナ コのモンテカルロからその名を付けられました。 【期待損失(Expected Loss)】 一定の保有期間において発生が予想される損失の平均値。一 般貸倒引当金でカバーすべき損失と捉えています。 【非期待損失(Unexpected Loss)】 現在の貸出の全体構造や経済環境を前提とした時、一定の前 提で生じる最大損失額から、期待損失を差し引いた額。自己資 本でカバーすべき損失と捉えています。 45 ハ.業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等 期首残高 製 造 業 農 業、 林 業 漁 業 鉱業、採石業、砂利採取業 建 設 業 電気・ガス・熱供給・水道業 情 報 通 信 業 運 輸 業、 郵 便 業 卸 売 業、 小 売 業 金 融 業・ 保 険 業 不 動 産 業 物 品 賃 貸 業 学術研究、専門、技術サービス業 宿 泊 業 飲 食 業 生活関連サービス業、娯楽業 教育、学習支援業 医 療、 福 祉 その他のサービス 国・地方公共団体等 個 人 合 計 23年度 24年度 92 416 − 53 1 63 21 − 114 782 − 21 − − 0 4 288 918 − − 177 475 − − − − 27 494 26 199 294 271 − − 11 622 8 651 − − 47 1,291 1,111 6,267 (単位:百万円) 個 別 貸 倒 引 当 金 当期減少額 貸出金償却 当期増加額 期末残高 目的使用 その他 23年度 24年度 23年度 24年度 23年度 24年度 23年度 24年度 23年度 24年度 416 352 − 14 92 402 416 352 0 − 53 17 − − 0 1 53 17 0 − 63 9 − − 1 24 63 9 − − − − 19 − 1 − − − − − 782 730 10 3 104 779 782 730 0 − 21 − − − − 21 21 − 0 − − − − − − − − − − − 4 − − − 0 4 4 − − − 918 799 11 37 277 910 918 799 0 − − − − − − − − − − − 475 250 − 89 177 386 475 250 0 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 494 310 − − 27 466 494 310 0 − 199 206 − − 26 199 199 206 0 − 271 192 − − 178 271 271 192 0 − − − − − − − − − − − 622 320 11 − − 622 622 320 0 − 651 621 3 1 120 649 651 621 0 0 − − − − − − − − − − 1,291 645 5 17 41 1,357 1,291 645 2 0 6,267 4,456 61 163 1,049 6,098 6,267 4,456 4 0 (注)1.当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、「地域別」の区分は省略しております。 2.業種別区分は、日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。 ニ.リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円) 業績のご報告 エクスポージャーの額 告示で定めるリスク・ウェイト区分(%) 0% 平成23年度 格付有り 格付無し 1,458 39,132 平成24年度 格付有り 格付無し 2,989 54,554 10% − 10,518 1,000 10,548 20% 2,309 75,210 2,814 92,584 35% − 5,668 − 5,070 50% 6,047 1,651 5,008 1,336 75% − 7,147 − 6,158 100% 1,093 20,838 1,899 23,600 150% − 279 − 102 350% − − − − 自 己 資 本 控 除 − 47 − 47 合 計 171,402 207,715 (注)1.格付は適格格付機関が付与しているものに限ります。 2.エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しています。 【リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関について】 リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の4つの機関を採用しています。なお、エクスポージャーの種類毎に適格格付機関の 使い分けは行っておりません。 ・㈱格付投資情報センター (R&I) ・㈱日本格付研究所 (JCR) ・ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク (Moody s) ・スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ (S&P) 【適格格付機関】 バーゼルⅡにおいて、金融機関がリスクを算出するに当たって、用いることが出来る格付を付与する格付機関の ことです。金融庁長官は、適格性の基準に照らして適格と認められる格付機関を適格格付機関に定めています。 【リスク・ウェイト】 債権の危険度を表す指標。自己資本比率規制で総資産を算出する際に、保有資産毎に分類して用います。 (5) 信用リスク削減手法に関する事項 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー (単位:百万円) 適格金融資産担保 信用リスク削減手法 ポートフォリオ法 23年度 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー (注)当金庫は、適格金融資産担保について簡便手法を用いています。 46 677 24年度 486 保 証 23年度 4,224 クレジット・デリバティブ 24年度 3,219 23年度 24年度 − − 【信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要について】 信用リスク削減手法とは、金庫が抱えている信用リスクを軽減化するための措置をいい、具体的には、預金担保、有価証券担保、保証な どが該当します。当金庫では、融資の取り上げに際し、資金使途、返済原資、財務内容、事業環境、経営者の資質など、さまざまな角度か ら可否の判断をしており、担保や保証による保全措置は、あくまでも補完的な位置付けとして認識しております。したがって、担保又は保 証に過度に依存しないような融資の取上げ姿勢に徹しております。ただし、与信審査の結果、担保又は保証が必要な場合には、お客様への 十分な説明とご理解を頂いた上で、ご契約頂くなど適切な取扱いに努めております。 バーゼルⅡにおける信用リスク削減手法として、当金庫が扱う主要な担保には、預金積金や上場株式等があり、担保に関する手続につい ては、金庫が定める 「融資事務取扱規程・要領」 等により、適切な事務取扱い並びに適正な評価・管理を行っております。 一方、当金庫が扱う主要な保証には、信用保証協会、住宅融資保険やしんきん保証基金があります。信用度の評価としましては、信用保 証協会や住宅融資保険付保証は政府保証と同様の評価とし、しんきん保証基金は適格格付機関が付与している格付による評価をしています。 また、お客様が期限の利益を失われた場合には、すべての与信取引の範囲において、預金相殺等をする場合がありますが、金庫が定める 「融資事務取扱規程・要領」 等により、適切な取扱いに努めております。 なお、信用リスク削減手法の適用に伴う信用リスクの集中に関しては、特に業種やエクスポージャーの種類に偏ることなく分散されてお ります。 (6)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 (単位:百万円) 平成23年度 平成24年度 カレントエクスポージャー方式 カレントエクスポージャー方式 額 − − グロス再構築コストの額及びグロスのアドオン 合計額から担保による信用リスク削減手法の効 果を勘案する前の与信相当額を差し引いた額 − − 担保による信用 リスク削減手法の効果を勘案する 前の与信相当額 担保による信用 リスク削減手法の効果を勘案した 後の与信相当額 平成23年度 平成24年度 平成23年度 与 信 相 当 額 の 算 出 に 用 い る 方 式 グ ロ ス 再 構 築 コ ス ト の 区 分 派 取 引 合 計 5,137 9,212 4,579 280 関 連 取 引 429 731 6 16 引 4,500 7,200 4,500 241 引 − − − − 引 208 79 73 4 (ⅴ)貴 金 属 ( 金 を 除 く )関 連 取 引 − − − − (ⅵ)そ の 他 コ モ デ ィ テ ィ 関 連 取 引 − − − − (ⅶ)ク レ ジ ッ ト・ デ リ バ テ ィ ブ − 1,200 − 18 ② − − − − 5,137 9,212 4,579 280 (ⅰ)外 生 国 (ⅱ)金 為 利 (ⅲ)金 品 替 関 関 (ⅳ)株 長 商 式 期 決 連 連 関 済 取 取 連 期 合 計 取 間 取 引 業績のご報告 ① 平成24年度 【派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要について】 派生商品取引には、市場の変動により損失を受ける可能性のある市場リスクや、取引相手方が支払い不能になることにより損失を受け る可能性のある信用リスクが内包されております。 当金庫では、直接的に派生商品取引を取扱ってはおりませんが、投資信託の一部について、派生商品取引を含んでいる商品を保有して おります。投資信託については、 「資産運用規程」 「資産運用細則」で定めている保有限度額の範囲内で適正に管理しております。なお、リ スク管理態勢の高度化として、金庫全体のリスク許容限度内で配賦されたリスク資本による統合的なリスク管理を行っております。 また、長期決済期間取引は該当ありません。 【カレント・エクスポージャー】 派生商品取引の取引先の倒産時における損失予想額を算出する方式。契約時から現在までのマーケット変動等を考慮し て、現在と同等のデリバティブ契約を再度構築するのに必要なコスト金額と、そのコスト金額の将来変動見込額を合算し たものを損失予想額としています。 【再構築コスト】 現在と同等の派生商品取引を再度構築するのに必要なコスト金額。 【アドオン】 評価時点以降に発生する可能性のある潜在的なリスク。 【与信相当額】 再構築コスト + アドオン 【派生商品取引】 (=デリバティブ取引) 有価証券や通貨、金といった金融資産 (原資産) の取引から派生し、原資産の現物価格によってその価格が決定さ れる商品をいいます。具体例としては、先物、先渡し、スワップ、オプション等が挙げられます。 47 (7)証券化エクスポージャーに関する事項 <オリジネーターの場合> 該当ございません。 <投資家の場合> イ.保有する証券化エクスポージャーの額及び主 な原資産の種類別の内訳 a.証券化エクスポージャー(再証券化エクス (単位:百万円) ポージャーを除く) 区 分 平成23年度 証券化エクスポージャーの額 (ⅰ)住 宅 (ⅱ)貸 ロ 付 ー 債 平成24年度 936 2,070 ン 342 244 権 214 1,070 (ⅲ)消 費 者 ロ ー ン − − (ⅳ)商 業 用 不 動 産 179 354 (ⅴ)そ 200 400 の 他 b.再証券化エクスポージャー ロ.保有する証券化エクスポージャーの適切な数 のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要 自己資本の額等 a.証券化エクスポージャー(再証券化エクス (単位:百万円) ポージャーを除く) 告示で定めるリスク・ エクスポージャー残高 所要自己資本の額 ウェイト区分(%) 平成23年度 平成24年度 平成23年度 平成24年度 10% 20% 50% 100% 350% 自 己 資 本 控 除 (ⅰ)住 宅 ロ ー ン (ⅱ)貸 付 債 権 (ⅲ)消費者ローン − 506 249 181 − − − − − 1,000 515 200 354 − − − − − − 20 9 7 − − − − − 40 20 8 14 − − − − − (注)1.所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスクウェイト×4% 2.(ⅰ)∼(ⅲ)は、自己資本から控除した証券化エクスポージャー の原資産の種類別の内訳 該当ございません。 b.再証券化エクスポージャー 該当ございません ハ.保有する再証券化エクスポージャーに対する 信用リスク削減手法の適用の有無 信用リスク削減手法の適用の有無 無 二.証券化エクスポージャーに関する経過措置の 適用により算出される信用リスク・アセットの額 該当ございません 業績のご報告 【証券化エクスポージャーに関するリスク管理の方針及びリスク特性の概要について】 証券化取引とは、貸出債権等の原資産に係る信用リスクを優先劣後構造の関係にある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部 又は全部を第三者に移転する性質を有する取引をいい、証券化エクスポージャーとは証券化取引に係るエクスポージャーをいいます。【ま た、再証券化取引とは、証券化取引のうち、原資産の一部又は全部が証券化エクスポージャーである証券化取引をいい、再証券化エクスポー ジャーとはそのエクスポージャーをいいます。 】 一般的には証券の裏付けとなる原資産の保有者であるオリジネーターと、証券を購入する側である投資家に大きく分類されますが、当 金庫においては、有価証券投資の一環として購入したものが大半を占めており、オリジネーターに該当するものはございません。 当金庫が保有する証券化エクスポージャー【 (再証券化エクスポージャーを含む。以下本項において同じ。 ) 】 については、信用リスク及 び市場リスクが内包されておりますが、 「資産運用細則」 、 「市場リスクマニュアル」で定める保有限度枠内で取り扱うとともに、投資対象 を一定の信用力を有するものとするなど、適正な運用・管理を行っております。 【自己資本比率告示第249条第4項第3号から第6号までに規定する体制の整備及びその運用状況の概要】 証券化エクスポージャーへの投資の可否については、市場環境、証券化エクスポージャーおよびその裏付資産に係る市場の状況等、当 該証券化エクスポージャーに関するデューデリジェンスやモニタリングに必要な各種情報が投資期間を通じて継続的又は適時に入手可能 であることを総合企画部門において事前に確認するとともに、当該証券化エクスポージャーの裏付資産の状況、パフォーマンス、当該証 券化商品に内包されるリスクおよび構造上の特性等の分析を行い、リスク管理統括部署の審査を経たうえで、担当役員の決裁により最終 決定することとしております。 また、保有している証券化エクスポージャーについては、総合企画部門において当該証券化エクスポージャー及びその裏付資産に係る 情報を証券会社等から四半期ごとおよび適時に収集し、必要に応じて個別案件ごとに信用補完の十分性やスキーム維持の蓋然性等の検証 を行うこととしております。 【なお、再証券化エクスポージャーについても、証券化エクスポージャーと同様の対応を行っております。 】 【信用リスク削減手法として証券化取引を用いる場合の方針】 当金庫は、信用リスク削減手法として証券化取引及び再証券化取引を用いておりません。 【証券化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額の算出に使用する方式の名称】 当金庫は、標準的手法により証券化エクスポージャーの信用リスク・アセットの額を算出しております。 【証券化取引に関する会計方針】 証券化取引に関する金融資産及び金融負債の発生及び消滅の認識、その評価及び会計処理については、企業会計基準委員会「金融商品に 関する会計基準」 等に準拠しており、時価を把握することが極めて困難と認められる場合を除き、市場価格及びこれに準じるものとして合 理的に算定された価額 (ブローカー又は情報ベンダーから入手する価格等) による評価を実施しております。 【証券化エクスポージャーの種類毎のリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称】 証券化エクスポージャーのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の4つの機関を採用しています。なお、証券化エク スポージャーの種類毎に使用する適格格付機関を分類はしておりません。 ・㈱格付投資情報センター(R&I) ・㈱日本格付研究所 (JCR) ・ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク (Moody s) ・スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシズ (S&P) (8) 出資等エクスポージャーに関する事項 イ.貸借対照表計上額及び時価 平成23年度 区 分 (単位:百万円) 平成24年度 貸借対照表 計上額 時 価 上場株式等 1,292 1,292 955 955 非上場株式等 421 421 420 420 1,714 1,714 1,376 1,376 合 計 貸借対照表 計上額 時 価 (注)上場株式等には、投資信託の裏付資産のうち 「出資等エクスポー ジャー」に該当するものを一括計上しております。 48 ロ.出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴 (単位:百万円) う損益の額 平成23年度 平成24年度 売 却 益 2 26 売 却 損 − 34 却 35 2 償 ハ.貸借対照表で認識され、かつ、損益計算書で (単位:百万円) 認識されない評価損益の額 平成23年度 平成24年度 △ 175 73 評 価 損 益 ニ.貸借対照表及び損益計算書で認識されない評 価損益の額 該当ございません。 【銀行勘定における出資その他これに類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要について】 上場株式、株式関連投資信託にかかるリスクの認識については、時価評価及び最大予想損失額 (VaR) によりリスク計測によって把握すると ともに、当金庫の抱える市場リスクの状況や、設定されたリスク限度枠、損失限度枠の遵守状況をリスク管理担当役員に報告するとともに、 ストレステストなど複合的なリスクの分析を実施し、定期的にリスク管理委員会や経営陣による、常務会、理事会等において報告しています。 一方、非上場株式、信金中金出資金、その他出資金に関しては、当金庫が定める 「資産査定基準」 に準じた適正な運用・管理を行っておりま す。また、リスクの状況は、財務諸表や運用報告を基にした評価による定期的なモニタリングを実施するとともに、その状況については、適宜、 経営陣へ報告を行うなど、適切なリスク管理に努めております。 なお、当該取引にかかる会計処理については、当金庫が定める 「資産運用細則」 及び日本公認会計士協会の 「金融商品会計に関する実務指針」 に従った、適正な処理を行っております。 (9) 金利リスクに関する事項 (単位:百万円) 運 用 勘 定 調 達 勘 定 金利リスク量 金利リスク量 区 分 区 分 平成23年度 貸 有 出 価 証 券 平成24年度 1,147 1,250 定 期 性 預 金 △ 392 △ 378 等 1,618 2,122 要 求 払 預 金 △ 310 △ 427 409 そ 他 △ 58 △ 38 3,475 調 達 勘 定 合 計 △ 731 △ 844 平成23年度 2,554 平成24年度 3,224 け 金 225 そ の 他 7 運 用 勘 定 合 計 2,739 銀 行 勘 定 の の 6 金 利 リ ス ク (注)1.銀行勘定における金利リスクは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの(例えば、貸出金、有価証券、預金等) が、 金利ショックにより発生するリスク量を見るものです。 2.銀行勘定の金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。但し、相殺後の金利リスク量は、「金利 リスク・株式変動リスク・為替リスク・その他リスク」を相関考慮しているため、単純相殺値とリスク量は必ずしも一致いたしません。 業績のご報告 平成24年度 金 預 平成23年度 【銀行勘定における市場リスク管理の方針及び手続の概要について】 金利リスクとは市場金利の変動によって受ける資産価値の変動や、将来の収益性に対する影響を指しますが、当金庫においては、双方 ともに定期的な評価・計測を行ない、対策を講じる態勢としております。 具体的には、将来の特定の期間内に、ある一定の確率の範囲内で、ポートフォリオの現在価値がどの程度まで損失を被るかを、過去の ある一定期間毎のデータをもとに、理論的に算出するVaR(バリュー・アット・リスク) の計測や、金利更改を勘案した期間収益シミュレー ションによる収益への影響度、さらには新商品等の導入による影響など、ALM管理システムや証券管理システムにより定期的に計測を行 ない、リスク管理委員会で協議検討をするとともに、必要に応じて経営陣へ報告を行うなど、資産・負債の最適化に向けたリスク・コントロー ルに努めております。 【内部管理上使用した銀行勘定における金利リスクの算定手法の概要について】 金利リスク算定の前提は、以下の定義に基づいて算定しております。 計 測 手 VaR(バリュー・アット・リスク) 法 {金利観測期間5年、信頼区間99%、保有期間6カ月} 計 測 対 象 コ 満 ア 預 金 期 リスク計測の頻度 資産運用及び調達勘定 対 象 流動性預金全般 (当座、普通、貯蓄等) 算定方法 1.過去5年の最低残高 2.過去5年の最大年間流出量を現在残高から差引いた残高 3.現残高の50%相当額 1 ∼ 3のうち最少の額を上限とする。 24年度は3.の現残高の50%相当額が最小となりました。 2.5年にコア預金が全額あると想定 月次ベース 【VaR(バリュー・アット・リスク)】 将来の特定の期間内に、ある一定の確率の範囲内で、ポートフォリオの現在価値がどの程度まで損失を被るかを、 過去のある一定期間毎のデータをもとに、理論的に算出する手法をいいます。 【コア預金】 明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金のうち、引き出されることなく長 時間金融機関に滞留する預金をコア預金と定義しています。 【ALM】 ALM(Asset Liability Management)は、資産・負債の総合管理といい、主に金融機関において活用されているバランスシートの リスク管理方法をいいます。 49 営業店舗のご案内 ❶本部 ❷本店営業部 ❼広野支店 至原町 至仙台 至 市 役 所 ア ●イ ● 原一小 ア イ 役 場 国 道 6 号 線 ● し ら ゆ り ● ニューさいとう 中広 学野 校 国 道 原 ノ 町 駅 旭公園 至いわき 至上野 〒975-0003 福島県南相馬市原町区栄町二丁目4番地 ❶TEL(0244)23-5132 FAX(0244)24-1601 ❷TEL(0244)23-5131 FAX(0244)23-0469 〒979-0403 福島県双葉郡広野町大字下浅見川字築地22番地1 TEL(0240)27-2121 FAX(0240)27-3330 ❽東支店 ❸富岡支店 至仙台 県道原町川俣線 ● ● 号線 国道6 常 磐 線 ● ● ● ● セブン ● イレブン ● 保 健 所 富 岡 駅 GS 大原本店 至 市 役 所 至仙台 GS 南相馬市立総合病院 東京電力 エネルギー館 警察署 国 道 6 号 線 合同 庁舎 原ノ町 駅 至いわき 至いわき 〒975-0031 福島県南相馬市原町区錦町一丁目55番地 TEL(0244)24-3175 FAX(0244)24-1647 〒979-1112 福島県双葉郡富岡町中央一丁目33番地 TEL(0240)22-3161 FAX(0240)22-1174 ❾飯舘支店 ❹小高支店 至原町 至仙台 草野小学校 ダイユーエイト 小高 小高 神社 区役所前 南 出張所 (ATM) 小相 高馬 ● 病市 ● 貴船神社 院立 旧 国 道 ● ● 至 川 俣 ● 小高区役所 飯舘駐在所 G S 商工会 ● ● Aコープ ● 至 原 消防署 ● 公民館 県道原町 町 川俣線 営業のご案内 飯 舘 中 学 校 GS 国 道 6 号 線 小 高 駅 小高 ● 商業高校 役場 至いわき 〒960-1801 福島県相馬郡飯舘村草野字大師堂74番2 TEL(0244)42-1575 FAX(0244)42-1574 〒979-2111 福島県南相馬市小高区仲町一丁目35 番地 TEL(0244)44-2151 FAX(0244)44-5805 新地支店 ❺浪江支店 至小高 セブンイレブン ● 至仙台 至仙台 国道114号線 セブンイレブン ● 役場 国 道 6 号 線 浪 江 駅 G S 役場 ● 郵 便 局 GS ● 小新 学地 校 セ● ブ国 ン道 イ6 レ号 ブ線 ン 〒979-1521 福島県双葉郡浪江町大字権現堂字新町33番地 TEL(0240)35-2171 FAX(0240)34-5526 ❻相馬支店 ● 消防署 至いわき 至いわき 〒979-2702 福島県相馬郡新地町谷地小屋字新地24番地 TEL(0244)62-3431 FAX(0244)62-3433 山元支店 至仙台 至仙台 国 道 6 号 線 15号線 国道1 至 福 島 〒976-0042 福島県相馬市中村字錦町2番地8 TEL(0244)36-5151 FAX(0244)36-6180 旧国道 ● 相福 馬島 ︵ 営交 ︶通 ︵ ●株 相 ︶ 馬 駅 税務署 50 広 野 駅 旧 池 至 相 馬 港 国 道 6 号 線 至相馬 県道吉田 浜山元線 池 浜 吉 田 駅 山下第一 小学校 ※平成25年7月16日、山元支店は亘理支店に統合いたしました (但し、ATMは引き続きご利用いただけます)。山元支店のご愛 顧、長い間ありがとうございました。引き続き、亘理支店をどうぞ よろしくお願い申し上げます。 〒989-2207 宮城県亘理郡山元町八手庭字新道北1番2 TEL(0223)37-2313 FAX(0223)37-2207 久之浜支店 いわき支店 セブン 至広野 イレブン ● 久 之 浜 駅 号線 アンジェロ● 道 ・平野球場 ・いわき陸上競技場 ・いわき市立総合体育館 県道 ●福島高専 国 あべ クリニック ● 道 旧 ● 厚生堂薬局 県 上荒川公園 明治団地 いわき市 久 之 浜 大久支所 久之浜 方面→ 国道6号線(陸前浜街道) 鹿島街道 国 道 6 号 線 至 小 久 至いわき駅 平消防署● ←湯本方面 県道久之浜停車場線 26 ●ゲオ ) パス ガスト● イ 磐バ (常 線 6号 国道 至いわき 〒979-0333 福島県いわき市久之浜町久之浜字九反坪10 番 TEL(0246)82-4100 FAX(0246)82-2780 〒970-8033 いわき市自由ヶ丘37番地8 TEL(0246)38-8261 FAX(0246)28-6001 東支店 北原出張所(あぶくましんきんプラザ) 双葉支店 至仙台 至浪江 体 国道288号線 旧 秋葉神社 国 道 6 号 線 前 田 川 国 道 光善寺 県道原町川俣線 ● ● 国 道 6 号 線 町駅 原ノ 双 葉 駅 国 道 2 8 8 号 線 GS 至仙台 至 市 役 所 育 館 イセ レブ ブン ン 県 道 小 浜 字 町 線 ● ● GS 南相馬市立 総合病院 ヴィアフレスコ ショッピングセンター内 双葉高校 至郡山 至いわき 至いわき 〒975-0037 福島県南相馬市原町区北原字境堀164番地の1 TEL(0244)25-3641 FAX(0244)25-3645 〒979-1472 福島県双葉郡双葉町大字新山字本町2番地3 TEL(0240)33-4611 FAX(0240)33-4666 夜の森支店 本店営業部 南出張所 至原町 富岡自動車学校 ● 桜通り 病院 日産 プリンス ● 夜 丿 森 駅 ● 新夜の森団地 ● みよし ヨーク ベニマル 原町第三 小学校 国 道 6 号 線 夜の森公園 ● ● 雲雀ヶ丘病院 ● 原町第一 中学校 ● ● ● 富岡消防署 ● 至いわき 〒979-1151 福島県双葉郡富岡町大字本岡字新夜ノ森84番地の5 TEL(0240)22-6321 FAX(0240)21-0186 〒975-0015 福島県南相馬市原町区国見町一丁目35番地 TEL(0244)25-3765 FAX(0244)25-2730 営業のご案内 ヨークベニマル (原町西店) キャッシュサービスコーナーのご案内(平成25年6月末日現在) 大熊支店 大野駅 国道6号線 至双葉町 大熊町役場 ● 三角屋交差点 ● セブンイレブン 至富岡町 〒979-1305 福島県双葉郡大熊町大字熊字新町500番地2 TEL(0240)32-7300 FAX(0240)32-7303 亘理支店 至岩沼市 薬王堂 亘 理 駅 ● ● ● 平 日 ❷本店営業部 ❹小高支店 ❻相馬支店 ❼広野支店 ❽東支店 ❾飯舘支店 新地支店 山元支店 久之浜支店 亘理支店 いわき支店 ●南相馬市役所出張所 ●国見町出張所 ●フレスコキクチ東原町店出張所 ●小高区役所前出張所 東支店北原出張所 ❸富岡支店 ❺浪江支店 双葉支店 夜の森支店 大熊支店 8:00 ∼ 19:00 土曜日 日曜・祝日 定期作成 通帳繰越 8:00 ∼ 19:00 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 10:00∼18:00 ● 東京電力(株)福島第一原子力発電所事故の 影響により現在稼動しておりません。 コメリ 自動機器設置状況 亘理町役場 ● 8:00 ∼ 19:00 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● フレスコキクチ 種類 ATM 〒989-2351 宮城県亘理郡亘理町字狐塚122番1 TEL(0223)32-2081 FAX(0223)32-2084 設置台数 (平成 25 年 6 月末日現在) 店舗内 26台(うち稼働20台) 20台(うち稼働14台) 店舗外 6台(全て稼働) 店舗外ATM ●南相馬市 南相馬市役所出張所/国見町出張所 サービス フレスコキクチ東原町店出張所 コーナー 小高区役所前出張所/東支店北原出張所 51 福島信用金庫 あぶくま信用金庫 営業のご案内 52 営業のご案内 53 あぶくま信用金庫のあゆみ 昭和 20年∼ 昭和 30年∼ 昭和25年9月12日 原町信用組合として発足 昭和28年6月11日 原町信用金庫に改組 昭和28年12月24日 富岡支店 開設 昭和31年9月1日 小高支店 開設 昭和37年11月4日 本店営業部 新築移転開店 平成 元年 ∼ 平成 平成3年7月 預金量700億円突破 平成6年12月 預金量800億円突破 平成7年11月13日 広野支店 新築移転開店 平成9年12月 預金量900億円突破 平成10年5月18日 夜の森支店 開設 平成10年11月18日 南相馬市役所出張所 10年∼ 店外ATM稼動開始 昭和 40年∼ 昭和 50年∼ 営業のご案内 昭和 60年∼ 平成 元年 ∼ 平成10年11月20日 国見町出張所 店外ATM稼動開始 平成11年10月1日 インターネットホームページ開設 平成12年3月27日 日本銀行との当座預金取引開始 平成12年8月26日 創立50周年記念式典挙行 昭和40年10月4日 浪江支店 開設 昭和44年10月13日 相馬支店 開設 昭和49年3月11日 広野支店 開設 昭和49年12月 預金量100億円突破 昭和53年 6月 預金量200億円突破 平成12年12月 昭和54年1月29日 東支店 開設 平成13年6月26日 昭和56年7月 預金量300億円突破 昭和57年10月4日 飯舘支店 開設 監査法人太田昭和センチュリ− (7月1日新日本監査法人に名称変 更) および公認会計士鈴木伸之氏と 会計監査契約締結 昭和58年12月6日 新地支店 開設 平成13年10月1日 日本銀行歳入代理店として取扱業 昭和59年9月1日 あぶくま信用金庫に名称変更 昭和59年9月 預金量400億円突破 昭和60年11月5日 山元支店 開設 昭和61年11月11日 久之浜支店 開設 昭和62年7月 預金量500億円突破 昭和63年6月20日 双葉支店 開設 昭和63年7月18日 本部・本店営業部用地取得 平成元年12月 預金量600億円突破 平成3年1月17日 本部 新築落成 金庫ロゴの変更 預金量1,000億円突破 務開始(本店営業部のみ) 平成 15年∼ 平成14年10月1日 生命保険窓口販売業務取扱開始 平成15年3月12日 個人向け国債等の募集業務 取扱開始 平成15年12月16日 国民生活金融公庫 業務連携・協力に関する覚書締結 平成16年11月25日 フレスコキクチ東原町店出張所 店外ATM稼働開始 平成17年11月15日 中小企業金融公庫 業務委託 契約締結 平成17年12月20日 農林漁業金融公庫 業務連携・協力 に関する覚書締結 ∼ 平成18年2月 預金量1,100億円突破 平成18年3月15日 ㈱ゆめサポート南相馬 業務連携・ 協力に関する覚書締結 54 平成 15年∼ 平成19年5月13日 東支店 北原出張所(あぶくましん きんプラザ) 営業開始 平成 20年∼ 平成22年6月18日 創立60周年記念式典挙行 平成22年9月12日 金庫創立60周年 平成22年10月12日 大熊支店 開設 平成 20年∼ 平成19年6月17日 相馬支店 サンデーバンキング 営業開始 平成19年10月17日 県信用金庫協会と福島大学、産学 連携協力協定を締結 平成20年8月26日 本店営業部 南出張所(南相馬市 原町区国見町) オープン 平成23年5月 預金量1,300億円突破 平成23年12月15日 営業地区をいわき市全域へ拡張 平成21年4月1日 本店営業部に女性渉外担当 「さわやかレディー」2名配属 預金量1,200億円突破 平成21年6月17日 九段監査法人、公認会計士鈴木伸 之氏と会計監査契約締結 平成21年11月4日 小高区役所前出張所 店外ATM稼動開始 (通帳繰越機能、定期預金作成機能、 ATM室内での携帯電話使用制限) 預金量1,400億円突破 平成24年2月20日 改正金融機能強化法に基づき、 公的資金200億円を導入 平成24年3月5日 いわき支店 開設 平成24年3月27日 亘理支店 開設 平成24年6月4日 小高区役所前ATM再開 平成24年8月 預金量1,500億円突破 平成24年11月 預金量1,600億円突破 営業のご案内 平成21年6月 平成24年2月 平成24年11月5日 いわき支店 新店舗開店 (いわき市自由ヶ丘) 平成21年11月10日 全ATMに定期預金作成機能追加 平成22年3月23日 新富岡支店 移転営業開始 平成24年12月 預金量1,700億円突破 平成25年2月18日 でん さいネット取扱開始 平成25年3月27日 小高支店営業再開 55 営業のご案内 ご 預 金 (平成25年6月末日現在) 種 類 容 ・ 特 色 当 座 預 金 小切手、 手形などをご利用いただく預金です。出し入れの多い商 店、 会社の商用に最適です。 普 通 預 金 サイフ替わりに、 家計簿替わりにお気軽にご利用いただけます。 公共料金、クレジット代金等の自動振替、年金、給与自動受取、 ATM(現金自動預払機) の口座としても便利です。 決済用普通預金 お利息はつきません。預金保険法により全額保護されます。公 共料金、 クレジット等の自動振替、 年金、 給与自動受取、 ATM(現 金自動預払機) の口座としてもご利用いただけます。 定期性総合口座 「ためる・使う・借りる」を一冊にした通帳。イザという時には、 定期預金、スーパー定期積金としてお預かりの90%以内、最高 500万円まで自動的にご融資させていただきます。 お預け入れ額 期 間 1円以上 出し入れ自由 原則として 1円以上 出し入れ自由 (普通預金) 1円以上 出し入れ自由 (定期性預金) 100円以上 自動継続定期 貯 蓄 預 金 定期預金よりも便利に自由に使え、 30万円型と10万円型の2 タイプから計画に合わせてお選びください。使いながら上手に 殖やせます。 1円以上 出し入れ自由 通 知 預 金 お預け入れは5千円からで7日以上お預けいただき、ご入用の2 日前にお知らせいただきます。 5,000円以上 7日以上 定 期 預 金 一番確かで有利な利率の預金です。まとまったお金を大きく育 てる、 長期計画の財産づくりに最適です。 営業のご案内 大口定期預金 自由金利型定期預金 まとまった資金の有利な運用に最適です。 スーパー定期預金 自由金利型定期預金 1,000万円以上 1ヵ月以上 5年以内 分散している預金、まとめませんか。証書式と通帳式の2つの方 式があります。総合口座定期、通帳式はATM(現金自動預払機) でお預入れが可能です。 100円以上 1ヵ月以上 5年以内 期日指定定期預金 1年複利で最長3年の預金です。1年たてば1 ヵ月前のご連絡 でお引き出し自由。一部だけお引き出しもできます。 (個人の方 のみ) 100円以上 300万円未満 変動金利定期預金 6ヵ月毎に適用利率が変更になります。半年複利型(個人の方 のみ)は、半年毎のお利息がそのまま複利運用され満期時にま とめてお受取いただけます。 100円以上 1ヵ月以上 3年以内 積立定期預金 積立期間中は、 おいくらでも何回でも積立できます。 しかもスーパー定期の利率が適用されます。 100円以上 据置期間1ヵ月を 含めて6ヵ月以上 15年以内 消費税専用積立 楽らく納税 「納くん」 消費税納入のお手伝い。 1ヵ月何回でもご入金ができ、 お利息は 定期預金利率が適用されます。 10,000円以上 10,000円単位 据置期間1ヵ月を 含めて6ヵ月以上 1年以内 当金庫に年金自動振込のご契約をしていただいているお客様を 対象にスーパー定期1年ものの金利に0.3%を上乗せした定期 預金です。 お一人様1,000万円までとなっております。 (1年物自動継続) 100円以上 1,000万円以内 定 期 積 金 ス ー パ ー 積 金 毎月一定日に一定額をお積立。着実にプランを育てる未来への 近道です。 はじめませんか、 未来への第一歩。 1,000円以上 子育て応援定期積金 フ ァ ミ た ん しんきん定期積金 「福島県子育て応援パスポート事業」に協賛し、店頭表示金利に +0.50%でご契約いただけます。 「ファミたんカード」をご提示くだ さい。ただし、毎月の積立金は1世帯50,000円が限度となります。 10,000円以上 50,000円以内 あぶしん年金 定期預金 56 内 最長3年 最初の1年は据置 1年 6ヵ月以上 5年以内 3年以上 5年以内 ご 融 資 (平成25年6月末日現在) 種 類 お住いの夢とこれからの﹁ゆとり﹂ のために 新変動金利型(新短プラ連動) 中古住宅専用「り・らいと」 ご融資限度額 期 間 住宅の新築増改築、住宅用の土地購入など お使いみち 5,000万円 30年以内 不動産担保 保証人1名以上 中古住宅購入およびそれに伴う付帯工事など 3,000万円 20年以内 不動産担保 保証人1名以上 3,000万円 借換住宅ローンの融資期間 から、最長10年延長可 (ただし、昭和58年4月1日以降の登記物件) 住宅ローン 借換専用「り・らいふ」 住宅ローンの借換 しんきん保証基金付 住宅の新築増改築、中古住宅購入、住宅ローンの 借換、住宅用の土地購入など 8,000万円 1年以上35年以内 全国保証(株)付 住宅の新築増改築、中古住宅購入、住宅ローンの 借換、住宅用の土地購入など 6,000万円 35年以内 無担保住宅借換ローン 住宅ローンの借換 リフォームプラン プロテクトリフォームローン 担保・保証人 不動産担保 保証人1名以上 不動産担保 一般社団法人しんきん保証基金の保証 不動産担保 全国保証(株)の保証 無担保 原則、保証人不要 (株)ジャックスの保証 目的自由 50万円∼1,000万円 1∼15年以内 (対象ローンの残高まで) (対象ローンの残存期間まで) 増改築、修繕およびそれに伴うインテリア購入など 1,000万円 3ヵ月∼15年以内 一般社団法人しんきん保証基金の保証 増改築、修繕、借換資金など 1,000万円 6ヵ月∼20年以内 (株)ジャックスの保証 エコリフォームローン エコ、省エネ、 クリーンエネルギー関連工事など 1,000万円 6ヵ月∼20年以内 (株)ジャックスの保証 個人ローン 健康で文化的な生活を営むために必要な消費資金 500万円 3ヵ月以上8年以内 一般社団法人しんきん保証基金の保証 フリーローンファイト君モア 健康で文化的な生活を営むために必要な消費資金 10万円∼300万円 1年∼7年以内 (株)オリエントコーポレーションの保証 シルバーライフローン 健康で文化的な生活を営むために必要な消費資金 (満60∼69歳の方) 福祉 今すぐ夢を叶えるために マイカー 教育 その他 事業資金 1年∼5年以内 (株)オリエントコーポレーションの保証 車(新車・中古車)購入、 ローンの借換など 500万円 3ヵ月以上8年以内 一般社団法人しんきん保証基金の保証 マイカーローン・ホップ・ステップ 車(新車・中古車)購入、 ローンの借換など 10万円∼500万円 1年∼7年以内 マイカーローン・モア 車(新車・中古車)購入、 ローンの借換など 10万円∼500万円 8年以内 ふれあいマイカーローンⅡ 車(新車・中古車)購入、 ローンの借換など 10万円∼500万円 10年以内 福祉プラン 介護用機器の購入設置、老人ホーム入居一時金 500万円 3ヵ月以上8年以内 一般社団法人しんきん保証基金の保証 子育て応援プラン 出産・子育て・小学校入学準備に必要な資金 100万円 3ヵ月以上5年以内 一般社団法人しんきん保証基金の保証 教育プラン 学校納付金その他教育に必要な資金 500万円 3ヵ月以上10年以内 一般社団法人しんきん保証基金の保証 教育カードローン 子弟・孫・被扶養親族の就学にかかる学校等への 納付金および就学にかかる付帯費用 50万円∼300万円 (10万円単位) 極度型教育ローン 「学資応援団」 子弟の学校生活・教育に必要な資金、 教育資金に関する借換など 100万円∼500万円 ドリームズ シンプルローンモア 学校納付金その他教育に必要な資金 教育資金、 リフォーム資金、軽自動車購入資金 リバイバルローン 多重債務解消または健康で文化的な生活を営む ために必要な資金 MYポケット 自由(事業資金・旧債決済資金は除く) ポケットMate 自由(事業資金は除く) 10万円∼300万円 しんきんきゃっする 自由(事業資金は除く) 50万円∼300万円 3年以内(自動更新あり) 信金ギャランティ(株)の保証 あぶくまVIPゴールド カードローン 自由(事業資金・旧債決済資金は除く) 極度額200万円コース (満30歳以上の方) 極度額100万円コース 3年以内(自動更新あり) 不要 カードローンファイト君モア 自由(事業資金は除く) 10万円∼100万円 2年以内(自動更新あり) (株)オリエントコーポレーションの保証 あぶくまサポート5000 事業資金(運転・設備資金) 5, 000万円 あぶくまサポート2000 事業資金(運転・設備資金) 2, 000万円 あぶくまエクスプレス3000 事業資金(運転資金) 3,000万円 7年以内 あぶくまエクスプレス800 事業資金(運転資金) 800万円 5年以内 あぶくまサポートⅢ 創業者支援(運転・設備資金) 500万円 運転資金5年以内 設備資金7年以内 あぶくまパワーサポートⅠ 事業資金カードローン 5, 000万円 カードローン期間5年 証書貸付切替後7年以内 (50万円単位) 500万円 100万円 (株)ジャックスの保証 (株)オリエントコーポレーションの保証 保証人1名以上 カードローン期間4年9ヵ月以内 証書貸付切替後3ヵ月以上10年 一般社団法人しんきん保証基金の保証 以内(卒業後) 3年以内(自動更新あり) (株)オリエントコーポレーションの保証 7年以内(据置期間を含め12年以内) 保証人1名以上 5年以内 (株)オリエントコーポレーションの保証 保証人 2名以上 不動産担保(200万円以上の場合) 100万円∼500万円 1∼10年以内 10万円∼100万円 3年以内(自動更新あり) 一般社団法人しんきん保証基金の保証 3年以内(自動更新あり) SMBCコンシューマーファイナンス (株)の保証 (10万円単位) (10万円単位) (10万円単位) (10・30・50・70・90・100万円) 10年以内 福島県信用保証協会の保証 保証人 法人の場合 代表者 個人の場合は事業承継者 宮城県信用保証協会の保証 保証人 法人の場合 代表者 個人の場合は事業承継者 保証人2名以上 保証人 法人の場合 代表者 個人の場合は法定相続人 (3,000万円超は原則不動産担保) 震災関係 あぶくまTKC経営者ローン 事業資金(運転資金) 1, 000万円 5年以内 保証人条件 あぶくま ビジネスローン1000 事業資金(運転・設備資金) 1, 000万円 5年以内 保証人 法人の場合 代表者 個人の場合は事業承継者 スモール ビジネスローン500 事業資金(運転・設備資金) 500万円 5年以内 原則、保証人不要 ㈱オリエントコーポレーションの保証 農業・農家支援ローン 「農活力500」 農業者支援資金(運転・設備・消費・住宅資金) 500万円 10年以内 農業・農家支援ローン 「農活力5000」 農業者支援資金(運転・設備資金) 100万円 ∼5,000万円 1年以上7年以内 300万円 10年以内 1億円 1年以内 東日本大震災にともなう 緊急融資「パートナー」 東日本大震災により各種被害を受けられた 個人の方の救済を図るための資金 あぶくま応援団 震災特別融資 事業資金 災害復旧ローン 生活再建にかかる次の資金、住宅の補修・修繕、車の修 理・買換、家具・家電等の修理・買換など 営業のご案内 カードローン 安心・便利なカード 10万円∼100万円 カーライフプラン 保証人 法人の場合 代表者 個人の場合 配偶者または後継者 保証人 法人の場合 代表者 個人の場合 配偶者または後継者 (日本政策金融公庫の補償承諾) 保証人1名以上 保証人 法人の場合 代表者 個人事業主の場合 法定相続人1名 (取扱期間 平成26年3月31日まで) あぶくま「まちづくり応援資金」 創業資金、第二創業資金、設備資金 500万円 3カ月以上10年以内 2,000万円 5年以上12年以内 一般社団法人しんきん保証基金の保証 (取扱期間 平成25年9月30日まで) 保証人 法人の場合 代表者 個人の場合は法定相続人1名 (取扱期間 平成26年3月31日まで) 融資ご利用に際しての留意事項 1.資金のご用立てにあたりましては、必要な資金を無理なく返済できるようアドバイスをいたしておりますが、ご利用の際は、計画的なご利用をおすすめいたします。 2.お申込みに際しては、当金庫所定の審査をさせていただきます。なお、審査の結果、ご希望に添えない場合もございますので、ご了承願います。 ※詳しくは、当金庫の窓口または得意先係へお尋ねください。お客様の夢の実現のために、さまざまなご提案をさせていただきます。 57 各種手数料 その他手数料 為替手数料 (平成25年6月末日現在 消費税込) (平成25年6月末日現在 消費税込) 内 容 区 分 会員 店内振込 非会員 会員 非会員 会員 当金庫 本支店宛 非会員 会員 非会員 金 額 3万円未満 105円 3万円以上 315円 内 容 区 分 当金庫カード 3万円未満 210円 3万円以上 420円 ATM 利用手数料 平日以外 105円 電信扱 通常 105円 時間延長時 210円 通常 無 料 時間延長時 105円 小函(年額) 12,600円 大函(年額) 25,200円 (1 件につき) 他行カード 525円 3万円未満 (1件につき) 無 料 通常 時間延長時 会員 振込手数料 金 額 全国の 非会員 630円 会員 735円 3万円以上 非会員 840円 会員 420円 信金カード 東支店 貸金庫 北原出張所 利用手数料 設置 他行宛 3万円未満 文書扱 非会員 525円 会員 630円 都度発行 残高証明 自動発行 発行手数料 預金・借入金 (1 通につき) (住宅取得控除用含む) 非会員 店内 営業のご案内 3万円未満 105円 3万円以上 315円 支払利息 1 通につき 証明書 発行手数料 3万円未満 420円 3万円以上 630円 再発行手数料 他行宛 (1件につき) 当金庫宛 送金手数料 (1件につき) 無 料 当金庫本支店宛 インターネット バンキング 振込手数料 735円 1,050円 都度発行 420円 自動発行 210円 所定様式以外 テレホン バンキング モバイル バンキング 210円 所定様式以外 3万円以上 ATM 420円 420円 普通扱 630円 電信扱 840円 1,050円 1,050円 通帳・証書・カード・出資証券 1通につき 1 冊(50 枚) 1,680円 小切手帳代 1 冊(50 枚) 1,680円 約束手形帳代 個人情報 開示請求 手数料 1 件につき 1,050円 (郵送料別途) 他行宛 手数料 当金庫本支店宛 代金取立手数料 (1通につき) 振込・送金 組戻手数料 取立手形小切手 組戻手数料 不渡手形 返却料 58 420円 普通扱 630円 電信扱 840円 他行宛 当金庫宛 無 料 しんきん ATM 0円 ゼロネットサービス しんきんキャッシュカードがあれば、全国ゼロネット加盟の 他行宛 1件につき 1,050円 当金庫宛 無 料 他行宛 1通につき 1,050円 当金庫宛 無 料 他行宛 1通につき 1,050円 しんきんATMで、平日・土曜のご利用手数料が無料です。 ゼロネットサービスタイム ●平日…8:45∼18:00 ●土曜…9:00∼14:00 融資関係手数料 (平成25年6月末日現在 消費税込) 内 容 区 分 金 額 抵当権/根抵当権の設定額 5 千万円未満 1 設定 10,500円 抵当権/根抵当権の設定額 5 千万円以上 1 設定 21,000円 抵当権/根抵当権の設定額 1 億円以上 1 設定 31,500円 抵当権/根抵当権の追加担保設定 1 設定 10,500円 根抵当権の極度増額・減額変更登記 1 設定 10,500円 抵当権/根担保権の一部解除 1 設定 5,250円 一括繰上完済手数料 1件 5,250円 一部繰上償還手数料(期間短縮) 1回 5,250円 金利変更手数料(金利引き下げの場合) 1回 5,250円 固定金利特約期間延長手数料 1回 5,250円 手形貸付手数料 1件 525円 証書貸付手数料 1件 1,050円 他所僚店 1通 420円 他所他行 1通 840円 不動産担保調査手数料 (道路等として公的機関に譲渡するための場合は除く) 証書貸付諸事務手数料 割引手形取立手数料 両替機利用手数料 (平成25年6月末日現在 消費税込) 区 分 1∼100枚 金 額 無料 (ご希望金種の合計枚数) (平成25年6月末日現在 消費税込) 区 分 1∼100枚 金 額 無料 101∼300枚 105円 101∼300枚 100円 301∼500枚 210円 301∼500枚 200円 501枚∼1,000枚 315円 501枚∼1,000枚 300円 1,001∼2,000枚 630円 1,001∼2,000枚 600円 2,001枚以上 1,000枚ごとに315円加算 2,001枚以上 営業のご案内 窓口両替手数料 1,000枚ごとに300円加算 ※両替機は本店営業部のみ設置 59 機能サービス (平成25年6月末日現在) 種 類 内 為 替 容 ・ 特 色 当金庫本支店をはじめ、オンラインによって全国各地の金融機関と結ばれていますので、 迅速にお振 込・ご送金・手形・小切手のお取立ができます。 当金庫のキャッシュサービスコーナー(ATM:自動現金預払機)をはじめ、全国の信用金庫、銀行、 ゆうちょ銀行等でご利用になれます。 キャッシュカード 当金庫キャッシュサービスコーナーにつきましては、 東京電力福島第一原子力発電所事故の影響によ り一部稼動を休止しております。詳しくは、51ページをご覧ください。 ※キャッシュカードの暗証番号はATMでも変更ができます。 ※1日あたりの出金可能額は個人、法人とも50万円です。 しんきんATM ゼロネットサービス 各種自動支払サービス 電気料・電話料金等の公共料金やお子様の学費等お客様の口座から自動的にお支払い。 手続きは簡単です。 給与振込サービス お給料やボーナスが会社から直接お客様の口座に振込まれます。 給料日が出張や休暇と重なった場合 でも全国の「しんきんキャッシュサービスコーナー」等でお引き出しができます。 年金自動受取サービス 国民年金・厚生年金・共済年金等各種年金のお受取日に、お客様の預金口座へ自動的にお振込いたし ます。 外 海外旅行の際等の外国通貨 (US $ 等)の両替を取扱っております。 貨 両 替 貸 金 庫 サ ー ビ ス (東支店北原出張所に設置) 夜間金庫サービス (本店営業部・夜の森支店に設置) 営業のご案内 60 しんきんキャッシュカードがあれば、全国ゼロネット加盟のしんきんATMで、平日・土曜のご利用 手数料が無料となっております。お得で便利にお使いいただけます。 平日/ 8:45 ∼ 18:00 土曜/ 9:00 ∼ 14:00 上記以外の時間帯および日曜・祝休日のATM利用には所定の手数料が必要です。 お客様にとって大切なものを安全に保管していただくためにご利用ください。 お客様ご本人の当座預金・普通預金・その他の預金に窓口営業時間外に入金するためにご利用いただ けます。 ATM振 込 サ ー ビ ス ご指定振込先口座にATMを利用し、お振込ができるサービスです。 定期預金 ATM預入取扱 ATMにて定期預金のお預入れができます。店頭表示金利に+0.1%の金利優遇にて取扱い中です。 取扱期間等、 詳細につきましては窓口までお問い合わせください。 デ ビ ッ ト カ ー ド 全国のJ-Debit加盟店でお手持ちのキャッシュカードでお買い物。現金いらずでスピーディー。 小銭の煩わしさもありません。 インターネット バンキングサービス 携帯電話・パソコンで手軽にご利用できます。法人の方もご利用になれます。 テレホンバンキング サービス いつでもどこでも電話1本でOK! 残高やお取引明細の照会、 振込・振替ができます。 しんきん携帯電子マネー チャージサービス 携帯電話から簡単操作。お客様の預金口座から電子マネー「Edy」を入金(チャージ)ができます。 Edyチャージャー(現金入金機)やお店のレジまで行く手間が省けます。 スポーツ振興くじ(toto) 払戻業務 Jリーグの勝敗を予想してみませんか? 当せん金の払い戻しをお取扱しております。 (取扱店:本店営業部) 国 債 の 窓 口 販 売 2年・5年・10年と中期・長期で着実に殖やす、安全確実な「国債」。 これからの資産運用にお役立てください。 個人向け国債の窓口販売 1万円から購入できる10年満期 変動金利型と、5年満期・3年満期 固定金利の国債で、半年ごとに 利子が受け取れます。安心・手軽な「個人向け国債」、あなたもはじめてみませんか? 地方債の窓口販売 うつくしま県民債(期間5年 固定金利)は安全性が確保された地方債です。住民参加型市場公募地方債 を資産運用にお役立てください。 投資信託の窓口販売 多彩なラインナップからお選びいただける投資信託。お客様にぴったりのファンドをお選びください。 保 険 窓 口 販 売 住宅ローン関連の長期火災保険・債務返済支援保険・シニアクラブ (年金受給口座開設者向け)普通傷 害保険と生命保険「個人年金保険、一時払終身保険」や医療保険を全店で取扱っております。 開示項目記載ページ一覧 このディスクロージャー資料は、信用金庫法第89条(銀行法第21条準用) に基づいて作成しており、 この規定における各項目は以下に記載しています。 単体ベースのディスクロージャー項目 (信用金庫法施行規則第132条における規定) ⑺金庫が貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書または損失金処理 計算書について会計監査人の監査を受けている場合にはその旨 …… 35 ⑻役職員の報酬体系に関する情報開示 ……………………………… 35 1.金庫の概況及び組織に関する事項 ⑴事業の組織………………………………………………………… 28 金融再生法に基づく開示項目 ⑵理事・監事の氏名及び役職名 …………………………………… 28 (金融再生法第7条における規定) ⑶事務所の名称及び所在地 ………………………………… 50∼51 資産の査定の公表 ……………………………………………… 14∼15 2.金庫の主要な事業の内容 …………………………………… 56∼60 3.金庫の主要な事業に関する事項 ⑴直近の事業年度における事業の概況 ……………………… 3・12 自己資本の充実の状況について金融庁長官が定める事項(告示) (バーゼルⅡ第3の柱に基づく開示) ⑵直近の5事業年度における主要な事業の状況を示す指標 …… 41 ①経常収益 ②経常利益、又は経常損失 単体ベースの開示 ……………………………………………… 43∼49 ⑴自己資本の構成に関する事項 …………………………………… 43 ③当期純利益、又は当期純損失 ⑵自己資本の充実度に関する事項 ………………………………… 44 ④出資総額及び出資総口数 ⑶オペレーショナル・リスクに関する事項 ……………………… 44 ⑤純資産額 ⑷信用リスクに関する事項 ⑥総資産額 (証券化エクスポージャーを除く) …………………… 45∼46 ⑦預金積金残高 ⑸信用リスク削減手法に関する事項 ……………………… 46∼47 ⑧貸出金残高 ⑹派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する ⑨有価証券残高 事項………………………………………………………………… 47 ⑩出資に対する配当率 ⑺証券化エクスポージャーに関する事項 ………………………… 48 ⑪出資に対する配当金 ⑻出資等エクスポージャーに関する事項 ………………… 48∼49 ⑫会員数 ⑼金利リスクに関する事項 ………………………………………… 49 ⑬職員数 ⑭単体自己資本比率 地域貢献に関する情報開示 ……………………………………… 2∼27 ⑶直近の2事業年度における事業の状況 1.全般に関する事項 ①主要な業務の状況を示す指標 2.預金に関する事項(地域からの資金調達の状況) ア.業務粗利益及び業務粗利益率……………………………… 40 3.貸出金に関する事項(地域への資金供給の状況) イ.資金運用収支、役務取引等収支、及びその他業務収支… 40 4.取引先への支援等(地域との繋がり) ウ.資金運用勘定並びに資金調達勘定の平均残高、 利息、 利回り 5.その他運用に関する事項 及び利鞘 …………………………………………… 40∼41 6.今期決算に関する事項(決算の概要) エ.受取利息及び支払利息の増減……………………………… 40 7.文化的・社会的貢献に関する事項 オ.総資産経常利益率 ………………………………………… 41 8.地域貢献の体制整備 カ.総資産当期純利益率………………………………………… 41 ②預金に関する指標 ……………………………………………… 36 ③貸出金等に関する指標 ………………………………… 37∼38 ④有価証券に関する指標 ………………………………… 38∼39 総代会等に関する情報開示 …………………………………… 22∼23 1.総代会の仕組み 2.総代候補者選考基準 3.総代の選任方法 4.金庫の事業運営に関する事項 4.総代会の決議事項等 ⑴リスク管理の体制 ………………………………………… 20∼21 5.総代の氏名 ⑵法令遵守の体制 …………………………………………………… 19 6.総代の年齢別構成比 ⑶金融ADR制度への対応 ………………………………… 26∼27 7.会員の法人・個人別構成比 5.金庫の直近の2事業年度における財産の状況 当金庫の概要 金 (平成25年3月31日現在) 創立年月日 昭和25年9月12日 所 在 地 福島県南相馬市原町区栄町二丁目4番地 丁 電 話 (0244) 23-5132(代表) 244)23- CONTENTS ごあいさつ ⑴貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書 ……… 30∼34 地域とともに …………………………………1 ……………………… 2∼11 ホームページ ームページ ーム ペー ペ ージ http://www.abukuma.co.jp/ tp://www.abukuma.co.j / ご質問にお答えします …………… 12∼27 出 資 金 10,763百万円 ,7 コーポレートデータ 会 員 数 13,829名 業績のご報告(資料編) ………… 29∼49 預 金 残 高 176,374百万円 76,37 貸出金残高 60,704百万円 店 舗 数 16店舗 常勤役職員数 営業のご案内 …………………… 28 …………………… 50∼60 開示項目記載ページ一覧 ……………… 61 ⑵貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額 …… 14∼15 ①破綻先債権に該当する貸出金 ②延滞債権に該当する貸出金 ③3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金 ④貸出条件緩和債権に該当する貸出金 ⑶自己資本の充実の状況について金融庁長官が 定める事項…………………………………………… 13・42∼49 ⑷次に掲げるものに関する取得価額または契約価額、時価及び ①有価証券 ②金銭の信託 112名(役員7名、職員105名) 1 7名、 ③規則第102条第1項第5号に掲げる取引 *本誌では、原則として単位未満切り捨てのうえ表示しております。 したがいまして、合計を表示している欄等との数値が一致しない場合があります。 ⑸貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ……………………… 37 写真:相馬野馬追(南相馬市) 表紙写真:相馬野馬追 (南相馬市) 評価損益…………………………………………………… 38∼39 あぶくま信用金庫 総合企画部 〒975-0003 福島県南相馬市原町区栄町2-4 編集・発行 (0244) 23-5132(代表) URL http://www.abukuma.co.jp/ ⑹貸出金償却の額 …………………………………………………… 37 61 REPORT 2013 あぶくま信用金庫ディスクロージャー誌 平成24年4 月1日∼ 平成25年3月31日 あなたの街の親近バンク このディスクロージャーはFSC の基準に従って認証され、適切に 管理された森からの木材を含んだ用紙に、環境にやさしい植物油 インキを使用して印刷しています。