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4つの観点の関連を生かした算数科の授業

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4つの観点の関連を生かした算数科の授業
55
謹つの観点の残1連を生かした算数科の授業
4つの観点の関連を生かした算数科の授業
一一
¥成主義に立ち,「関心・意欲・態度」を中心として一
荒耀文雄(き蠣小学椥
算数韓紅おけるヂ算数への麗心・意欲・態度ノ数学的な考え方ゾ数量や緩形についての表現・
嬉運コ「数量や鱗形についての知識・運解」の評懸の観点は,その関連を十分に生かして振導されて
いるとは舞い難い。その原漿として,学習揚導において珪つの観点が適燐な認識論をもとにして設
定されていな静ことが挙げられる、1本論文では,購成主義の立場から,ド麗心・意欲・態度」を中心
として.淫つの疑点の麗達を鱗らか1こした.そして,それらを欝欝賊して,単元における求める子
浜縁を設駕した。それをもとに第6学年「覧べて表そう(比と銑の魑/」の授業を講懇した。垂つの
観点から子僕の学びを評慰し,支援していくことで,子僕は算数学習に楽しさを感凱算数科の馨
標をよ讐よく達成できるようになる。
〔キーワ一縷構銭主義開心・意欲・態度 4つの観点の関連観点の再権威
はじめに
i、新しい学力観と4観点
「算数への関心・意欲・態度」や「数学的な考え方」
という観点から評緬する場合が多難。面で燐む弱秘た
三角経の展醐穰を「数量や鱗形についての表幾・越運」
吉鱗成夫は,次のように逮べる。{董1
や「数量や誕形についての知識・蓬解」の観点から評
駕心・意欲・懸度ゴ「思考・覇翫「技能・表現盛及
癒し認めて瞬こうとする教麟は,まれである。その子
僕の思考力,麗心や意欲,態度は認めるが,籟識や技
び「知識・運解」は,新し恥学力観に立つ学力の中核
能の点からはよく評懸できないというわけである。
になる資質や能力であ参,それぞれ霧綴に傷くもので
3.構成主義と.4観点
はなく,常に深くかかわり合いながら働いてはじめて
以蕩に,庄認飽人男のゼ理解」論を下敷きに,観点
意義のあるものになるのである。
雛評懸の進め方1こついて論じたことがある。‘2体譲文
では,その考察を一歩進め,「算数への麗心・意欲・態
授業案の単元の震標もヲ4観点で記述されているこ
とが多くなった。燈観点からの欝標設定や評懸を進め
度逃と雛う観点を中心に罎観点の関連を明らかにする
る上で,大いに賛懸できる点である。
遷観点の獲1連を明らかにするに当たっては,中原忠
しかしながら, 嘆観点からの目標設定や評簸が子{業
男の「講成主議」の立場紅立って論を進めることにす
の資質や能力を十分に膏てて雛るかという点について
る。籍横1戒主義」とは,「矢嚢識の獲得が穣成紅あることゴ
ことを意麟して魏る。
は,まだまだ改善の余地があるといえるだろう。
を提起した諏識論である。麟
その大きな療翼のiつに,観点設定の握騎手である
数学的知識を子躾麹らが購成すると雛う立場に立つ
わ蕊われ教饒が,4観点の関連を子供の認識レベルで
ときに,4観点の麗連が聡らかになる。そして,子供
とらえて魏な騨ことが挙げられる。唾観点のiつずつを
が算数を好きにな今,算数の嚢擦を達成しようとする
バラバラに隣り離して振導しても,子僕の資質や能力
遺程を幾果的に支援することができると考えた。
を十分に育てることができないのではないだろうか。
2.算数科の観点罰評簸の問題点
i 算数科で求める子供の姿
現在,算数科の観点驚評懸の考え方は,教錘によっ
まず,諸調査や奉学綴のアンケート講査から,算数
て異な讐.必ずしも共通運解が麟られているとは舞い
捲導の実懇と課題をまとめ,算数科で求めた窮子僕濠
難鯵欝1がある。
を明ら力縛こする。
携えば,6痒「立体ゴで,「三角桂の展簾渓を調べよ
i.算数学習の実態
う」といった課題を追究する場合を考えてみたい。そ
(i/諸講壷の給桑から
こでは,辺で蟹聲)瞬くの力堂一綴麟であるが,嚢藝で窮蓼
欝A(蟹際教育到達度評懸字会/の羅鰹数学教育講査
廉く子僕もいるゆ教麟がそ蕊を認めていく場合には,
(簿経年)によれば,「羅本の生経は外国1のそれに比べ
56
福島大学教育実践藩究紛要第綴号
て,テストに関する成績はよいが,数学を霞定的なも
i勢6一蚤2
iする子僕
のとして受壷ナとめ,発展的なも4)としてみようとする
態度に欠ける繧陶がある」鱒ことが叢摘されている。懸
じ講査の第2璽(i§$軽∼82年〉でも,ジ葭}癬の講登と織
様,わが蟹の生徒の数学の成績は地蟹に比べて優れて
のよう淀とらえたゆ
H 構成主義に立つ算数教育
いることが示されたが,数学的な考え方や態度に開題
講成主義理論にもとづいて子僕の学びを考えていく
があることが依然として捲嫡さ轟ている。」嚇つま蓼,
必要性を遽べる。
数学の成績1まトップレベルだが,驚心・意欲・態護が
茎.中原患男の構成主義理論
抵輪のである。
構成主義とは,先垂こ弓!欝したよう毒こ,「矢嚢識の獲得毒童
翼本数学教育学会解調査したところ1こよると,算数
撰銭紅あること」を提起した認議譲である。
嫌雛赫増えているという結果が出て勧る。講
中原忠勇の整運姦こよれば,まず次の2点が重要で
平成元年縷:から5年闘にわたって麟立教育懸究霧の
ある⑰麟
特選醗究の一還として進められた,小中高校算数・数
学教育紀おける基礎学力をテーマとする晒究で1ま,算
簸識は,感覚を還してまたコミュニケーションに
数における「楽しいこととできることの関係」として,
よって,受動的に受け取られるものではない。知識
「算数が楽しい縁ど算数麟できる」「多くの麗心・意
は,認識主体によって,活動的鑓つく参あげられ,る
欲・態度が算数のできと関係している」などの調i査結
ものである。
果がまとめられているσ購
認識の機能は,憲葉の生梅学的な意味において,
織こ.算数が楽しいと感じて籍る懸ど算数ができる
遺癒的(認鍛t舞ε〉であり,適合性(盤〉や生存警
という実態は,重要である。
籠牲(V蓋然》盤ty〉鉦陶かうものである。
② 本学綴のアンケート講萱から
本学級のアンケート講養の結果では,算数が楽しい
さら毒こ,中1票忠男は,農琶の立場をヂ協定的賭銭主
と感¢ている子墾謹ま全体の婆害彗である。「やや楽しい3
義3と監置付けラ次のようにまとめている評i}
まで含めると全体の7害彗を鏤める。
しかしながら,ゼふつう」ヂやや楽しくな魏」ヂ楽しく
生存奪能な数学的無識は,集鐡において協定され,
ない藩と答えた子盤が,全館の3割も鵠ることに濫欝
準客観的な1矯識となる。
した雛。
数学的知識の藍否の趨辮は,協定に基づ鵠て準客
また,侮らかの形で「算数解髪活の綬に立つ」と考
観的毒こなされ,る。
えて鯵る子僕は,ド楽し鯵」ヂやや楽しい雌と答えた子
供をやや上緩って耽る。
2.算数科で求めたい子供の姿
この立場に立てば,子供は知識を与えられたまま受け
取るのではなく,嶽己の経験(知識}などをもとに窪
以上の実態から,算数を楽しく学ぶと鵠うことが,今
ら購成するということになる。しかも,無識は集覆麗
求められている課題であるととらえること撃できる。
の協定により,集懸討議を経て準客観髭される。ここ
算数科の目標は次の通りである。③
では,客観的な真運として,数学的知識をみなしてい
r藩糊灘雛ての基礎的な知識や技能を身、.1
な秘ことが重要である。
なお,中原忠男は,購威主義にもとづく算数・数学
I
I付け,欝欝の事象につ雛て見通しをもち籔遜を立てi
の授業構成を論むているが.本譲文では,購成主義淀
iて考える能鵬て砒も磁翻な麺理細
立つ婆観点の講成と関連を考えて恥く。鋤
1響 進 か する態囎i
l i
2.その飽の理論力、ら
鑑藩学は,「学び藩という点から,デューイのf経験」
とヴィゴツキーのド発達の最近接領域」の運講の再評
「算数科の霞標では,見通しをもち筋道を立てて考え
懸を試みて諮る。鋤
ること,数蓬弱なよさが分かること,算数を活濡するこ
デューイのいう「経験」は,ヂ学校で纏識される叢学
と,といった点が重規されて驕る藁鋤のである。
習経験毒を意味ゴして駆る。{聯そして,ヴィゴツキーの
しかしながら,算数科の重要議題である「楽し魏」
ヂ発達の鍛近接鑛域」は,「学習の活動的性格と関係的
と感じる子躾の姿については,羅標レベルで触れられ
運解を主張する機念」である。鰯
ていないのが残念である。
佐藤は.講者に共通するものとして.「学びとは,翫
そこで,本嚢究で求める子洪の姿を
与の難識や鼓能を受動的・能動的垂こ習籍することでは
1
算数を楽しく学び,算数科の熱漂を達成しようとi
なく,韓象であるモノや事梅や鮭会に饑きかけて周題
を購成し,遊興的愚考を展開して対象の意味を講成し
達っの観点の灘連を隻かした算数科の授業
5ア
鍵界を構成するという驚題解決醗思考凄と秘う学び
これらの「評懸の観点は教科§標と密接な関連をも
の活動的性格3郷}をもっことを指摘している。
って疑る」難というようにとらえられ,教科欝標の各
まさにこのことは,構成主義で秘う笑窪識の孝薄滅:垂こ地
藩分£鑓癒するものとして考えられて雛る。その意味
ならな鯵。
では,教科譲標を達成するため鐙観点といってもよい。
佐{轡1難は,「学習とは,認楚筆とか欝動と力職こ区辱彗でき
しかし,この部分的なとらえ方紀問題が潜んでいるの
ない,その入弱の全体牲に関わることなのだ」と主張
ではな雛だろうカ㌔
する。鱒蟹学ぶ遭と窺うことは,つね紅霞私解知る壽と
2,「離心・意欲・態度雌の鵜題点
雛う,このζ私蓄のレベルでの営みだと躰うこと謡な
鐙中欝治は,学校教育善こおける学力観を指導要録の
のである。鋤
観点をもとに整達して雛る。{鋤懸中は,指導要録のヂ縫
講成主義は,知識の獲響を構成としてとらえる点で,
心・態度謎について,躍関心・態度凄と蓼知識・運解雲
纒に着篭し,その子供のヂ全舞姓」を携懸に入れた運
とを置異板浬つま警邏立または捲魏の関係として擬え
論であると鵠える3
るのか,そ蕊とも匿知識・理解轟との連灘牲で罫関心・
3、基礎理論のまとめ
態度藷を擬えるのかという,i論点が隠されているので
これらの考察を通して,庫欝究の運譲的立場は,次
ある涯と指摘する。{鵠
のようにまとめられる。
ここで重要なのは,欝中が捲擁するように,「縫心・
意欲・態穫:」と「知識・鼕鼕解3摂〉「穫1連涯を豫題疑し
…磁る紛である・ゆえに灘へ解ブロー輝不i
購成主義紅立つ場合には,あくまでも知識の権威と
l驚欠になる。 i
いう立場力》ら, ド灘’む一意欲篭態度」 と難の観点との鼕鼕
1繍嫉与え猫紛でをく,鮒魏駅樹
I l
l l
i 構成された知識は,集種での共縁討議を経て,そl
iの準客観性を確立する。ゆえに,集懸での学饗の中i
ミ ヨ
なけれ感蓄ならないということである。
連を考察することができるのである。
3.ド麗心・意欲・態痴σ〉重役
膿響う変容して 察す矧
轡 「算数への麗心・意欲・態度」について
1こ磁匁・購の轍麟初て嘉ま講灘体釧
となって表れることが多鵠藩とした上で,「関心・意欲・
吉鱗成夫は,「関心,意欲と態度の3つめ要素は一律
縷確立って融るとと繍,つね垂磯識を鹹し翻
態度」の観点では,「たとえば,以下のような点から子
婆うる人糞の全体をとらえていくことが重要である。l
僕の学習状溌をとらえていくことができる」と逮べて
l l
i 一
欝 4観点の趣旨と「関心・意欲・態度」
いる。‘鋤
①算数への離心
以上のような運論的な立場に立つた場合,蓬観点の
緩しみをもつ 興味をもつ おもしろさを感じる
とらえ方はどのように変わるのか。以下1こ,「麗心・意
算数のよさを感じる 問題意識をもつ
欲・態嵐の観点を中心に考察する。
i.「算数科の観点の趣旨」について
∼をやってみたい ∼を試してみた鱗
「算数科の観点の趣冒」は,次の通りである。鋤
∼を解決してみたい
②算数への意欲
i …
③算数への態度
i欝数への麗心・意欲・態灘 i
探求的な態度(講べよう,求めようとする〉
l 数建釣な事象に関心をもつとともに,数遷的な越l
論瑳的な態度(根擁を墾らかにし,筋遠立てて考
i l
i動よさ紛織蹴鞠撫こ進んで甥
発展・統合の態農:(よ拳進めよう, まとめようと
iそうとするむ i
ヨ ミ
えようとする〉
i欝的な考崩 l
i 数量や籔形につ魏ての基礎的な知識と技能の習得l
する1
lや活羅を遷して,数学醜な考え方の墓漣を身に付け,i
l l
ここで注意した鵠ことは,〔算数への関心・意欲・態
i見通しをもち鰯遵を立てて考える。 i
度」の観点には,すで垂こ考察してきた「見通しをもち
ほ縫糎駿ついて頒現憾顔 i
籏道を立てて考えること,数運的なよさが分かること,
i数量櫃影に て蕨境や購こかかわる鶴
時衆醐ている・ 1
隊量禰総ついて騰識理鰯 l
l解禁轡 笠当
算数を活躍することゴといった算数科の羅標での重要
な点がすべて含まれて鵠ると騒うことである。
「見通しをもち籏遵を立てて考えること3は,「③算
数への態度メこ包含される。「数理的なよさが分かるこ
と」は,「①算数への縫心」と重なってくる。さらに,
「算数を活濡すること」は,①②③のすべてに闘連し
58
鰺9§一i2
福島大学教奢美銭摂究競要第縫弩
てくるのである。つまサ,「算数への縫心・意欲・態度」
とは,算数科の弩標全体1こかかわるものだと考えても
よいのではないだろうか。つま9,算数を学ぶ子僕の
14/「算数へ6〉開心・意欲・態蕊と「数学的な考え方雌
「考え方」と「態度」には,片構雪男が述べるように,
「数学的な知識・技能を支え.発動させる数学的考え
姿そのものを指しているのである。
方の育成3と「その育成のために,これを支え,これ
喰えに,「算数への関心・意欲・態度」では,どんな
を発動させるものとしての懇綾の育成藩を重捜する考
子供に育てたいのかと騨う,教麟が求める子供の学び
え方もある。(鱗
の姿を記述するべきであると考える。構威霊義の立場
また,中島健三が主張するように,ε算数なり数学に
では,数学的知識を構成する子僕の全体嫁を,知識の
ふさわしい麟造的な活動を体験させ,それを遇して麟
構成の仕方やその後の変容などの点から記述すること
造的に考察し甦遷する能力や態度荘を紳ばすようにす
になるだろう。灘}
るなどシ ド琴毒神的能力と態度の陶治の遜蔭でのねらい」と
②「算数への溺心・意欲・態痴と「無識・理解」
して「数学的な考え方」を重撹する考え方もあるので
窪薄地大男は,「知識・運解ゴと「隣心・意欲・態度」
ある。㈹
との縫係について,「不斑分であるにもかかわらず,離
子僕の学びの姿の中淀,これらの懸麺を晃秘だし,
者の穿質書を隠題記しないかぎ撃,その麗連はみえて
育てて恥くためにも,「算数への関心・意欲・・態度珪と
こない盛と捲摘して雛る。ζ鵠
「数学的な考え方」は,重要な役割を握っているとい
「知識・蓬解」の年賀3とは,「知識」が学習者の内部
える。ただし,「数学的な考え方」は,「表現・麺運盛
にどう野意味づけ」られているかということである。(瞬
や「知識・技能」などを獲得した参歩酒器した塗する
つま婆,子供餌飼1をどのように「運解ユしょうとして
過穣において身に鍾けられるものであることに留意す
いる力擁こかかわるものであると思われる。
る必要がある。
購成主義の立場垂こ1立つならば,子{共の「運解3とは
権威主義に立つ場合には,構成の遺程そのものを臨
子僕が知識を構成することであると考えられる.まさ
題にすべきであって,どう構成しているかを見取参,
に,子僕撃どのように知識を購成するのかを晃取るこ
それがどのような態度につながっていくかをとらえる
とが「蟻識・選1解離の「質」をとらえることに他ならな
ことが,「数学的な考え方」の重要な点であろう。そこ
い、それゆえ,「数量や醒形についての難識理解」で
で,「数学的な考え方ゴでは,知識の構成の遜程を記述
は,構成した知識の内容を,構成の建方とのかかわ塗で
するべきであると考える。
記述すべきであると考える。
膵 4観点の関連
③ 「算数へ砂関心・意欲・慧度」と「表現・魑理」
長麟栄三らは,算算数ぷ楽しいほど,算数ができるゴ
「多くの関心・意欲・態度が算数のできと驚捺してい
るゴことを輻善している。‘鵠また,多くの子僕たちが言
うように,「できな輪からきらい轟こなった」と恥うこと
もある。
以上の考察から,6隼「比べて表そうゴでの逢観点
の構成と達観点の心懸の欝§連を馨るための求める子{莫
嫁による観点の再構成について達べる。
1.本単元で汐〉4観点の構成
本単元では,比と比の値を学習する。
難ずれにしろ,算数を好き毒こさせることが「表現・
2つの数量の麗係を調べる場合畢こは,「打率誌「全体
甦運3の能力を傷めること善こつながるようである.ま
における離分の割合釜のように基準量とその害彗合に盛
た,「表現・鑓理コの能力を高めることは,子僕の学び
たる量が決められて魏る場合と,「長方形のたてと横の
の姿を高め,できる喜びを壕わわせることになる。
長さ」「2つの液体の混ぜ方」のように2つの量が対等
さら紀,「表現‘甦運」は,籍知識・選垂解ゴとの経連
に滋べられている場合がある。
を考えることが大切である。これについては,庄驚毯
奉単元では,2つの数量を越等にみて,籠単な整数
大男の「遅解」論を下敷きに,躍知識・遅解盛は,主
の懇み合わせとして比や比の値で表し,2つの数量の
として簿を量建解壽しているかと沁う倒懸である。置鼓
関係をとらえさせる。さらに,比や比の値のよさを生
能書は,堅目箋解毒したことをどのように表現しているか
かして2つの量の関係をとらえることができるよう
に関わる」と逮べたことがある。㈹
に,比を簡単にすることの意味を瑳解させ.その活溌
また,瞬建「遅解」でもド表現越還」(できる〉と
を懸ることがねらいであるσ
「嫁譏・運解」(分かる/では,その「還解」の延方に
そこで,紅関心・意欲・態度」の観点を次のように設
違秘があると考えられる。働
定する。
構成主義に立つ場合は.無識を購成する過程で,そ
轟らの違いに藝を海け,子僕の「楽しさ」を考えてい
2つの数量を対等にみて,その縫孫を比べて表す
く必要がある。準えに,「数量や騒形についての表現・
iこと繍もしろさや分赫やすさを総露営卿
越運ゴでは.購成した知識がどう表現されているかを,
…ろいろな場面で箆の考えを綾って調べようとする。
構成の仕方とのかかわ蓼で記達すべきである。
L.一
5§
塁つの観点の関連を生かした算数科の授業
子供たちに購成してほしい1矯識を「知識・建解ゴと
して,次のように設定した。
生きる喜び蝉こ満ちた子僕を育てるために,「数運を麟
サ上げ,生かす」姿を目指し,3つの子僕豫を設定し
て疑る。1鋤比と比の魑を学ぶ姿を次のド表しのように
比の表し方や比の纏の求め方とその慧殊が分かる、1
とらえた。
このような姿を求め,「鰻から発想する教材雛発」
子僕たちは,構成した餐i識をもとに,次のように表
鞭学び雄藩学び2〆こよる授業講想雌ザ偲に応じた旛
現するだろう。それを5表環・麺遅達として,次のよ
導遜程や学覆形態」ゼ魑に露じた評極と支幾」の4つの
うに設定した。
観点から授業を改善した。鵬
「
単元の震縫購懇は,「表2」の通りであるゆ
2つの数量を態単な比で表した讐,等しい比をで乍1
V 授業の実際と考察
つた参することができる。
購成主義に立って, 達観点を再購成した3つの子{業
子供たちは,比と比の髄の知識を次のように購威す
縁をもとにした6年F比べて表そう(比と比の値擁で
るのではないか.そ轟をF数学的な考え方3として,
の実践について,子僕の姿をもとに違べる。
次のように設定した。
蓋.講じ昧のドコーヒー牛乳」は?
先達したK男は,「割合は潟乱する雌と誉う。K男に
2つの数量の縫係を大小鑑較や警倍かで表す考えi
言わ量ればラヂどちらをどちらでわるのか」が分からな
を生か狐そ磯髄比枇罐で表すことのよi
くなってしまうのだそうだ。K男は,一方を基準とし
さや,比を簸単に表すことの意味をとらえることがi
i
てみることができず,2つの数量を対等にみているの
iできる・ i
2、4観点6〉再構成∼ギ求める子供の姿まめ設定
である.このような重く男の知識の権威の仕方が生かさ
れたとき,K男は楽しさを憾む,比の慧殊を瑳解する
こと毒§できるだろう。
本醗究では.先に逮べたように「算数を楽しく学ぶ」
そんなK男に,育てたい姿を次のよう吾こ設定した。
と雛うことが捲導の力点紅なって睡る。趨に穂1じた捲
r畿短を活躍して未知を鑓遷する子僕
導を展醐するために,子供の実態に合わせて蓬観点の
再!耀1成をして,{麩紅応じた子髪莫1象を設定することが大
窮になる。
i 難方を基準として数量の関係を割合で表す方法をi
i i
i活欝して,2つの量を対等にとらえ.比や比の魑をI
i験て諾を表妨灘よ獄傍に信泌姿 …
饑えば,K男の事例を考えてみたい。K男は,第5
学年「百分率とグラフ」の学習にお恥て,2つの数量
K男の考え方を生かしていくために,コーヒーと牛
A,Bのどちらを基準量とし, どちらを疑二較量とする
義の漉ぜ方を考えて,コーヒー牛貌を作らせるような
かにこだわっていた。S子たちが,「Aをもとにして,
教材を提示する。{鋤
βはAの擁倍かを比べる」ことを説塾するのだ滅な
かなか遷解できない.K男のこだわ参は,Aと露を対
コーヒー生i甕を作る。
等の関係とみたことカ》ら生じた。 2つの量の「大ノ墾妻髭
条件i:コーヒーよ警牛糞が多い。
較」にとらわれ,「BはAの簿鶴になっているか盛とい
っているかゴを講べてみたいと思ったとき,K男は変
コーヒー<牛甕
条件2:コーヒーは,カップ圭,2,3,蓬杯
牛甕は,カップ2ラ3,蓬,6杯のどれかで;
わっていった。
混ぜる。
う意識力婁十分でなかったのである。だから,稀薄焙紅な
2つの数量の麗係を対等にみるというK男の学び
一
コ
ヒ
一
麗孫で比に表す遺程で,この2つの見方から,比や比
牛
貌3
勇の学びを大饗にしたい。特£,2つの数量を蝿等の
i
子{薬たちは,次のような混ぜ方を選んだ。
﹁ii﹂一
や,基準量をもと1こ比較量をとらえるというS子やY
コーい牛貌
iコート嬢
里 §
1 2 3
の纏をとらえることができるようにする。
隼貌
牛乳
一
6
}
2 遵
ヒ
嘆
コーヒー牛糞
コ
て,醗点を再購成して,単元で求める子僕縁を設定す
ヒ
2
このような掻に対する毒導は,淫観点の関連を考え
コート隼貌
3 蓬
ることで酵能になる。「表i」のヂ羅知を活篤して未知
びが十分に生かされるようにした。
そこで,本校算数醗究部においては,野学ぶ楽しさ,
コーし牛鶉
3 6
}
』
6
ろう。∈鋤そこから,2つの数量を対等にみるK男の学
コ
を麟造する子僕」のような子機縁を設定する必要があ
可籠な混ぜ方は蟹》通りである.「茎と2」「iと淫」
縫
福島大学教畜実践欝究総要第3i号
鈴弱一捻
表董 蜜本単元にお縛るギ学ぶ楽もさ、生きる喜び謹に溝ちた子盤の姿》
畿知を活霧して未知を繕遷する子盤
縫方を基準として数量の縫係を麟合で表す方法を活矯して、2っの
量を鰐等紅とらえ、比や比の纏を驚いて離合を表す方法をよ拳よく身
に付ける姿
算数を楽しく学か予盤
2つの数量の関係を衰分な拳に講べた
馨、調べ方を議し合った箏して、2つの
数量の§§係を姥や箆の纏で表すことのお
もしろさや分か警やすさを雲感ずる姿
知識や技能、考λ方を確実に身に慰1ナる子盤
2つの数量を薄等にみて表し方を考え.姥
や箆の髄で表した警、表し方を理解した参す
ることで、箆を矯いて購題を解決し、無常の
いろいろな揚灘で活稽しょうとしている姿
表2《本単元4〉計醸 (聡時数 $時無§冷
縫
第
学習内容・活難 (⑨子儀の悪いや醸い)
授業敗善傍観滋熱ら
⑨ 2つ砂鑑の襲簾がどうなっているのかを
O K勇め学び勇姿からめ教耕器発
2量を多大小鷺較までとらえるK男の
講べてみたいな。
○ 葺一ヒーと隼貌の割合の表し方について
調べる活動を通して、幾習の割合の考え方
などをもとに、比の意糠と表し方を礫解す
本時では、密分の蘇みのコーヒー隼貌
る・ /i鋳馨3
を鐸警方を考えて、 『講じ駿かどうか墨
⑨ 羅O箆の懸には、どんなきま》があるの
Oダ学び筆墨による授業機窓
かな。
前時でのいろいろな方法をもと1こ、瞬
む欝係を表している銘について罫どんな
きま警があるか墨を調べさせることで、
よさを発揮させるために、2つの量を嚢
分で構成できるようにする。
という煮から、めあてをとらえさせる。
改
○ 鍵1で表された2量の購係を調べることを
通して、比の魑の愚昧や求め方を見いだす
とともに、銘で表された縫係を比の髄で表
すことのよさをとらえる。 〔董時鵜3
基準量をもとに縫係をとらえるS子の学
びを生かしていくようにする。
築
次
@ 箆で篤単に表してみたいな.
○ 等しい塊について調べる活動をもとに、
比で表された簡項に講じ・数をかけてもわっ
ても、箆の大きさは変わらないことをとら
え、簡単な鑑に表す。 〔2時闘3
0ポ学び嘩3による授業構想
手続きを中心に理解していく装男のよ
さを生かすために、電卓を購いて銘の纏
を計算し、それをもとに簡単な髭を繕威
していく方法を確実に身に付けさせるよ
うにする。
第
@ 箆を驚いていろいろな馨題を解決してみ
○ 比の盤質を活駕して総懸を解決する遍程
で、姥の権等関係に養護して麺理した弩、
全体の量を承された箆になるように分けた
O 碁勢の学びの姿からの教凝驚発
算数の学習と生活とのつなぷ警にこだ
わって学んでいる碁勢のよさを生かすた
めに、本校の愛童について、雛麹懸の人
数やアンケート講査などの結果を素馨と
参する。 〔2時簿賛
して開題を構成する。
@ 比の考えを硬って、身の癡夢の量の縫孫
0ギ学び2まによる授業構想
を講べてみたいな。
今』までの学習を生かし、震然事象や縫
○ 資轡から、身の懸警の馨然事象や縫会事
象の中の数量の縫係を箆で表す活動を通し
会事象の申で、銘で表して聡係をとらえ
ることができるような資料を提示して、
箆で表すことができるようにするむ
た碁な。
孜
第
露
次
て、学習したことをまとめる,、 〔2時闘撃
4つの観点の欝達を生かした算数秘の授業
6i
が鐵なかったのは,全館の量の多難混ぜ方を選ぶ子が
と恥うことで,履をもとにすると2は繕賠垂こなって雛
多かったためと考えられる。K男も,量の簸も多い緩
「隅じ昧のコーヒーはな雛かな」と匿麹》力擁するとう
るかを求めたのである。S子はシK男やY男たちのC
3やC護の考え方紅触れることで,かけ算でもできる
ことに気解偉いていく。逆に,K男やY勇たちは,S
次々にヂある」という声赫あ解る。K男もその中のi
子の考え方によって,比の値を知るのである.
人である。
S子は農分の考え方耀tの短を求めていることを加
懸じ錬としては,ヂ2と3」ヂ逢と6葺.「茎と3」ヂ2
撃,「比の{甕毒茸奪藝毛)だと,比も霞馨じこと毒こなるのだ3と
と6」,「iと2」「2と蓬」甚こまとめられた。
いうことに気付いて睡る。ここにには,基準量の簿接
その運由としてラ子僕たちは次のような比べ方など
かで考える露分のよさを生かして.知識を購成してい
を考えた。要約して示す。
くY子の姿を見ることができる。
み合わせ「4と6」を選んだ。
奉持では,その後,紅さ魏ころゲーム」によって,比
Ci コーヒーと年割の量を分数に表して,緯分した
参,逓分したウすればよ雛。
C2 コーヒーと牛糞のそれぞれの倍数ならば,こさ
は講じ。
C3 発現÷コーヒーの答えが瞬ごだと,こさは霧じ.
の纏を求める練習をしたむそれは,
iさいころを罎勧て,2と3鋸潮筋1
「2:33のように比を構成する。 1
}
2 友達とその比の値を電卓で計算し,その大きさ1
を比較する. i
C雀 牛鶉とコーヒー全体を考えて,分数を作る。
C3にかかわって,A子の考えを生かしきれなかっ
というゲームである.こ蕊は,後達するY子のために
たことから,多少強弱こまとめたような気もする碁,割
設定した活動である。
合が講じならこさも瞬Cというように1まとめられ,た。
羅じ比がたくさんあることから.第3蒔では,繕じ
その後,「2:3ほの表し方を学習する。
比の見つけ方を学習することになった。
K男はC2と瞬じ考えをもった。K男は,授業後の
3.岡む比σ〉見つけ方は?
懇懇に,「今嚢の授業は楽しかった」と書籍ている。K
男の知識の構域の仕方が生かされ,よく分かったため
第3鱒では,「§:§と韓じ大きさの比を見つけよ
う」 という課題で学習力豊進めらオtた。
であろう。
ここでは,欝分な琴の方法にこだわ蓼がちな至男毒こ
また争授業の邊程では.ゼ2:垂藩と「3:暮]が舞
育てたい姿を
じ害彗合かどうか藩閥題となった、K男もそこに潤題意
r一算数を楽しく学ぶ子僕 l
識をもち亨次鋳にお窮ては,この2つの比をもとにヂ比
i2甥縫の蘇縮舷鞭調べた今調べ剃
を議し合ったりしてラ2つの数量の麗係を比や比のl
の値」を学習したむ
i l
2.「2=尋」と「3:6」は羅蟹二か?
l鐙で表すことのおもしろさや分かりやすさを実感すl
第2時は,「2:蓬と3:{}は,講じ害奪合か謬萎べよう」
という課題で進められた。
iる姿 l
i i
ここでは,「Aをもとにして,8はAの何借かを比べ
るゴ考え方のS子に,「職を活駕して崇難を麟遣する
亙男は,比紅整数をかける方法で,「㌶:鰺」往8:
子僕」の姿を求めた。
2為……のように,比を織成して鵠つた。先抵どのS
子僕たちからは,次のような講べ方が発表された。
のように設定した。
子も懸じである。
露分な聡こ講べさせた後で,ゼ今見つけた比の中で数
C i
c2
C3
小数で考える。
字の小さい顯からペストSを発表しよう雌と添うよう
2:蓬触蓉、5
紅饑きかけた。落子や稲臼子,鷲男の発表によって,童
3:§→9.5
男は.「2:3」や騒:街の存在を知る。その後,
分数で考える。
そ轟らの箆を簿単に見つける方法を議し合った。この
. 1 i
学習の結果を達子は,「比の纏を見つけて,一番小さな
2.護→一 3、6→一
2 2
計算する。
2:嘆→2×3※2 蓬×3÷2→3 C淫
比を作蓼,どんどんかけて魏毒すばよい」とまとめてい
6
る。授業後,豆男は,学習を振塁返参,耀、さい比も葬
かけ算をする。
れることが分かった」と述べている。
2:塘→2×i.5:蓬×i、5→3、6
窮達蒔は,小数や分数で表された比を籠単な比で表
すことを学習した。
S子は,C iの考え方で取参懇んだ。S子は野整数
4.比を琴彗駕した問題と「ゲーム」
をかける考えだとできないから,ちょっとひねろう」
第5,6縛は,此を麟締した問題の解決に取参緩んだ。
62
簿騰一i2
掻島大学教蒼実践麟究紀要第3i号
Y子は,「算数毒童つまらない」と震う。知識や技倉慧は
鷹鱗て問題を解決し,
身に付躰ているのだが,飽の子僕の考えたことなどに
する姿
嚢常の雛ろいろな場面で活罵1
は隣心解低雛.しかし,パズルやゲームなど農分でじ
つくむ考えた参,露分がたっぷ今活動した拳できるも
のようにとらえた。
の}こは,進んで取拳緩む。
羅子は,5筆生のときに,割合の学習の発展として,
そんなY子に,「算数を楽しく学ぶ子供」の姿を難持
友だちのK子と一緒に露語辞典を離から鶴まで講べ,
した。
εあ」のつく書葉や「あ」行のつく言葉の割合を求め
第5鋳で,学級の男女比から,人数を求める問題を
た経験があった。
解決した。
そこで,比の学習の発展として歩「学び2」で,生活
第6鋳では,「お金を分けるゲームをしよう」と辱び
の中で克つ鯵た数量を比で表す活動を取拳入れること
かけた後で,次の問題を提示した。Y子のために,ゲ
にした。‘鋤
ームを活動の中心として,開題提示の方法を変えてみ
まず,いくつかの弼を提示する。
たのである.{鋤
鋸:綴 (僻句と短歌の文字数の比)
i i,8縫胃を2人で分けるのに,金額の比渉6二嚇こ“
なるようにしたいと思います。多い方の金額は簿湾’
驚2:蔦蓬 (ライアンと槙原の球速の比/
茎:縷 (空気中の酸素と窒素の比〉
iにすれ、ばよいでしょう毒㌔
一
クイズ形式で考えさせた後で,Fこのよう1こ,身の霞
ゲームのために分け方を考えるということで,Y子が
今からいろいろな数量を講べ,比に表してみようゴと
動き鐵した。
活動を凝した。
問題を解決した後で,練習麟題の代わ腕こ,次のよ
醗子は,漢字辞典から瞬じ趨首をもつ漢字の数を数
うなゲームに取参緩んだ。
え,それらを比に表す活動などに取り懇んだ。厳子が
1 …
…ゲーム「お金を分けてみようゴ i
i (鞘 ろ・騨
ゆさいころを嘱振って,と樋の子と比を作る。i
ミ 調べたのは,次のような比である0
5:3
(ヂさんずい藩と「てへん3のつく漢字の数〉
3:工
i3鴇登臨搬多難難解芸論1
(ヂ鵠とへんゴと「たけかんむ集のつく漢字の数〉
1 霧]……というよう妾こi璽ごとに金額も多くして,i
習経験を生かして,福島漿の入籔の男女の比や,欝9§
き 醗子と仲のよいK子は,2入で活動して,社会の学
壁1墨熱風.コ
地の子僕たちも次のような量の関係を調べた。
Y子ぱッ電車を繕いて金額を購威した比で分ける活
3:7 (地球の陸地と海)
動に取り緩んだ。露分の分け前だけでなく,友達の分
2:i (乗馬車とオーートバイのタイヤの数〉
も計算した今,計算の縫方を教えた参するなど,意欲
G S男の鱗
的な皺む緩みがみられた。
(都道府察の灘積の比〉
次の欝の饗記には,「今嚢の算数はおもしろかった」
OY子の擁
と感想が述べられていた。こ轟が,算数のおもしろさ
尋:§(i年で習う漢字と§隼で習う漢字の数/
を感Cるきっかけになればよいと考えた。
O E子の鱗
蔦:8(マシュマロとクッキーの砂箱の量〉
5.生活の中の数量を比で表す活動ヂ比で表そうま
躍子は,「算数は軽きなんだけど,点数は取れないん
年と婚臆年の人臓の比などを講べた。
○躍男の擁
調べるのは苦労したようだが,M子は様々な量の縫
だよね」と覆う。授業への取合縷みも,やや意欲をな
係を比で表すことができるようになっていった。
くしているようである。しかし,操作や作業などは,
M子は,「楽しかった」と感想を述べ,さ嚇こ「最窮,
自分のペースで丁寧に最後まで取合緩む子僕である。
比を作るなんて蕎単かと思っていたけど,いざという
今までの学習でも,自分な蓼の考えをもって取り緩ん
ときにどう魏うことを比にしようかと迷った3と遽べ
できた。
ている。
そんな鱗子に求める姿を
r鷺や技能考肪を醸に躰観る強□
このように,露掌生活の串で此を灘赫て考察するこ
とは,子僕1ことって「楽しい」が,難しい面もある。
浮 数量を襟こみて表し方を駄姥や鷺
比の愚昧や表し方を確実挺身に付け,生活に比の考え
i値で表した今,表し方を理解したりすることで比を、
を生かしていくには,このような活動が必要なのでは
蓬つの観点の羅逢を生かした算数科の授業
ないカ》と思う。
V亜成果と課題
盤
でき,振導の重点イヒを麟ることオ童できた。
③ 構成主義に立つ観点σ〉再権威について
構成主義に立ち観点の麗連を霧確にして,テーマか
燧に規煮を当てながら.授業の実際につ雛て這べて
ら3つの子供隊を設定したことほ,懸紐感じて捲導を
きたがラ成果を鰻に難してまとめ,課題を逮べる。
進めていく上で大変効果的であった。
i.偲に耀した成果と課題
経紀対する見取箏と教樗解罧との接点に,子供濠を
緯 K男の舞について
据えて実践していくことで,育てたい資質や縫方を具
① K男が,2つの数量を対等にみる考え方を生かし
体的紅鍵翼こ応じて身垂こ付けさせることができた。
て,比で表すことの意味をとらえ楽しさを感じたこ
3.今後の課題
とは,K男が露分の内部でよりょく知識を構成した
韓 賭銭主義菰立つ峰観燕の麗達について
ことの美琵れであろう。
「思考・灘翫「鼓能・表現∫知識・蓬解」橿互の関
② 割合の考え方を比の考察にどのように生かして恥
連につ鵠ては,紙輻の離合上遠べきれなかった点があ
くかという場嚢で多少強引にまとめてしまったので,
る。今後とも藩究を深めていきたい。
その支援の在多方について考えていく必要がある。
(の 構成主義に立つ観点の再構成について
鋤 S子の撰について
① 薄等に混ぜ合わせた量について,講じ割合のも硲
観点を当てた綴紐は,欝標を達成することができた。
を探していくことで,縫方の侮接かという露分の考
資質や能力がi人ま人違うとすれば.再購成した子僕
えを生かすとともに,飽の考えのよいところに気が
像において,侮らかの形でi人i人の違鵠に対1癒する
つくなど,知識を構成する過程で学び合う楽しさを
ことが必要である。
しかし声単元の学習を通して,子僕が身に付けていく
感じることができた。
4.結 論
/3/¥子の麟について
以上の成果と課題から,次の結論を導き鐵すことが
① Y子は,翼題を解決することが,自分にとって必
できるだろう。
要なものとして感じることができたとともに,ゲー
ムを手がか参にして興練や閣心を嘉めたことによ
i l
i 数学的蟻識を子換窃ら講成するという立場に立つ1
り,比を矯籍て問題を解決していく有灘感を味わい,
…と猷蝦責蠣劒筋頻齢明ら繍な列
i I
②実際に比を濯魏て金額を分けるとむ巧活動の教育
難読讐露盤灘濤嚢網
的難i纏とゲームで感じた楽しさを算数を学ぶ楽しさ
iなる。それにより,子供が算数を好きにな猟算数1
にどうつなげていくかと雛う支援の1窪ウ方を吟味す
鱒擦を達成しようとする齪鋤購こ支援する!
学び合う楽しさを感じること力量できた。
る必要がある。
織 麟子の鱗について
① 学んで得た知識や技能を活駕する場を設定したこ
とで.懲分の興味ある車糖の申に比の考え方を見い
こと毒茸できる。 I
I
おわ鞍に
だし,豊かに鷺識を構成していくこと赫できた。
署頭で逮べた「面で切り聡いた三角柱の展麗纒」を
② 自分な顎こ講べたことの中に数学的な懸値をどう
作った子僕の評麟の在り方を考えてみたい。穣成主義
見いださせていくかという支援の在り方が課題とし
に立つならば,難識の講成にかかわって,「関心・意欲・
て挙げられる。
態度」だけでなく,「籏識・運解」をはじめとする飽の
2.購成主義に立つ観点の構成と聞達について
観点との関連で評癒されなけ轟ばならない。
(重/構成主義に立つ「閣心・意欲・態度」のとらえ
嚢で窮蓼騨いた子僕溺,今までどんな考え方を身紅
権威主義に立ち,数学的知識の構成と恥う点から「関
付けてきたか,どんなことに興味をもってきたか。ど
心・意欲・態度」の観点を設定したことで,単元にお
んなことができたのか,どんなことが分かっていたの
ける育てた雛資質や能力がよ拳瞬らか1こなってきた。
かと鯵うことを,子僕の知識疆域の仕方を手がか鞍こ
また,「麗心・意欲・態嚢:漣によって,箋1識を購成し続
その学びの全体像を考えていくことが大燐である。
ける人聞の全体をとらえて,子鐵の学びの姿を見取る
奉論文では,観点を再構成して単元で求める子僕隊
ことができた。
を設定して指導を進めたが,購成主義に立ち醗点権互の
⑦ 購成主義に立つ4観煮の関連について
麗連を考えるならば,観点劉の評懸も十分毎籠である。
縫成主義に立ち,数学的知識の講成という点から「麗
辺で{謬り弱くことのよさを分かったま二で作ったな
心・意欲・態度」とのかかわ彗を聡確にして地の観点
ら,発展的に考えたことを認めてやるべきである。作
を設定したことで,それぞれの観点の趣曽がよ警購ら
ることが好きでたまたま面で窮り饑いて作ったのな
かになるとともに,纒の学びの姿を明確にすることが
ら,作り方の違いを認めてやるべきである。どうなる
6珪
i鱒§一i2
橿島大学教畜実践醗究紀要第雛号
のかなと懸って燐滲縫魏たのなら.新し輪ことを発見
銭壽 餐註{毒蟹≧罫ヂ学ぶ3ということの意稼善頁簿5 岩1裟書蓬彗
したことこそを認めてやるべきである。
i7§蚕
醗点鷲評懸の方法は,子僕の認識レベルで論じら耗
麟 瞬上 i簿∼露§頁
たときに,よ拳一麟霧確紅なる。本論文で擬案したこ
㈱ 文藻省ぎ小学校算数叢導資料 新し魏学力観に立つ
とも,そのiつ碁こすぎな魏のである。
算数科の学習指導の麟追書大藩本麟書 欝§3 鶴翼
最後になった麟,麟人醗究にご蓮解いただいた購羅
ただし,原文は,「小学校禿童指導要録 各教科の学習
小学校の庄舞弛大男校長先生,星憲縫譲校長先生はじ
の鑓録3
め諸先生方に厚くお礼賭し上げる。
鱒 購上
麟 鐙中耕治ゼ学校教育における 知育と徳鳶3醸本教
藝滋
奮方法学会籏密教膏方法緯 知畜・徳膏の購懇と盤活
繊 吉羅成炎輪謬新しい学力観に立つ算数科の学習揚導
科の毒導毒謄鱒 瞬治纒書 i5∼25頁鱗鞍
と評韓嚢著i§{捻 響窪治雲霧 麟 購上 22費
22至箋
嬢1 莚三驚鐘大男 藍羅文錐「子ども4)弩還解3を重;蔑し
製1 吉辮成夫「ノ罫学校算数科紅おける評{藤3水越懸∼行難
た算数授業の試み雌鑛島大学 薮蕎実践続要第2i号
纒番新学校教蕎会集貿 教官捲導の評懸オぎようせい
i囎2 83∼92頁霧霰
瀞§蔭駿雛∼至簿頁
餅 串原忠男「数学教春里こおける賭銭主義の展器皿急
鱒 前掲の蓬i講・荒嬢「子どもの匿遷解3を重複した算
進的購賊主義から歓会的幕議主義へ一貫黛本数学教
数授業の試み」で遽べた考え芳につ窮ては,茎茶的に
膏学会誌 第%巻 第猛暑 数学教育蘂一8暴§襲 2
は変わっていな篭㌔
∼鍛頁辨駁 3翼
㈱ 窪馨難大男「授業成立のメカニズムと酢新しい学力
紛 欝本数学教育学会藻罪新訂 算数教奮捲導繕語葬奥海
親書の課題」橿島大学 教育実践緋究紀要第2蓬号 鯵盤
鰺§2 新数縫 磁蚕
玉髄∼謄2頁
繕》 関嚢靖広ヂ量界と繕ぶ算数・数学教畜」露薄ま二藍馨本
麟 懸上 亙87蚕
数学教官学会誌 第77巻 第6・7号 載後鎗年の算
麟 畏麟纏欝掲書 欝填頁,驚7翼
数・数学の教官書欝偽 藤藪 欝董頁
㈱ 庄覇・荒灘1葡掲譲文 8凄頁
織 露本数学教畜学会興味講査特雛委葵全中懸籔告騰
鱒 R、盆.スケンプ事跡一栄訳籔新しい学習運論に
童の算数に録する意識講
もとづく算数教鳶護鰺盤 東洋館
鱒 畏麟栄三纏癒番算数の基礎学力をどうとらえるか毒
鱒 片撥重男罫数学的な考え方・態震とそみ捲導2 問
欝鱒 棄洋館 懲4∼膿8蚕
題解決と発穣1分癬壽鼕鼕治藝雑書 鰻護》3 《灘責
織 文藻省罫小学校捲導書 算数縞ま臆総 東洋館
鯵 中島健三群算数数学教官と数学朗な考え方 その進
麟 文藻省ζ小学校算数擦導資料,新し雛学力醗紅立つ
展のための考察誘金子書欝 昭灘56年 3§頁
算数科の学習毒導の麟追善大薮本騒叢 露盤 戯真
馨蟄 本実霧箋は共羅房事究鼻こもとづいてむ》るので,子盤峯象の
鯵 串繧表掲譲文 3頁
設定紅つ恥ては,以下の紀要を参難。
1欝 講上 §頁
橿鳥大学教官学蕪欝羅小学校騨学ぶ楽しさ,生きる喜
鱗 なお,購成主義的な数学認識講とその捲導方法は,
び」に溝ちた子繰の蕎戒題要第3§集凄欝弱 鎗∼5§頁
次の文藏績詳しく述べられて窮る。
鱒 羅上
串原憲男駐算数・数学教麿紅おける講繊的アプ嚢一チ
雛 岡上
の醗究蓋欝§5 墾文縫
縫 本実践は,愚こ着§した教誘灘発と問題提示の方法
麟盤藤学「学びの麟議醗実践へ謡盛儀欝纒讐びへの
という点から,以下の文献で幸愛盛}したこと力量ある。
誘躰謡欝勢 東京大学鐙叛会 鐙∼縫頁漸毅
薫難文錐「懇から発想する問題提示3瞬治纒書夢算数
麟 購土 5§糞
教奮薯晦銘§ 臆麗 §鴛号 総∼鱒賛新叡 8§頁参黙
絶縁上§2翼
㈱ 織上 87費参難
麟 縫上 §8頁
繍 講上 88頁参窯
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