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経営課題等に対するソリューション提供への
具体的取組みについて
本資料は、別途公表いたしました『金融円滑化に向けた取組みについて』にて紹介している「経営
課題等に対するソリューション提供への取組み」の具体的な内容をまとめたものです。
平成22年2月
(平成26年8月改訂)
目次
1. 独自の総合支援策
3. 再生支援プログラム
① セーフティネット支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
② 地域再生・活性化支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
組合支援 (コーポラティブ21)・・・・・・・・・11
創業・新事業進出支援・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
再生支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
海外展開支援 (オーバーシーズ21)・・20
環境対策支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
女性の社会進出・少子化対策支援・・・・ 23
財務リスクマネジメント・BCP支援・・・・・・・・・ 24
ものづくり支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
企業間連携支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
事業承継支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
地域資源活用支援・農商工連携支援・・・ 31
2. 成長・創業支援プログラム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
32
1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
4. 資金調達ニーズへの取組み
①
②
③
④
⑤
ABL (アセット・ベースト・レンディング)・・ 38
私募債業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
シンジケートローン業務・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
新金融商品の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
債権流動化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
5. 経営ニーズへの取組み
①
②
③
④
⑤
M&A・業務提携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
ビジネスパートナー紹介・・・・・・・・・・・・・・・・47
株式公開支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48
不動産有効活用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
各種情報提供・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
1.独自の総合支援策
≪① セーフティネット支援≫
●商工中金は、中小企業の皆さまとの日常的な取引を通じ
て、財務だけでなく、業務や技術の内容、経営者の手腕
や思いなど、経営の実態を熟知しながら、経営状態の一
時的な悪化にとらわれることなく、長期にわたる安定的
な取引スタンスを維持しつつ、企業のニーズに即した機
動的なサービスの提供に努めています。
●中小企業向けに唯一法定された指定金融機関として求め
られる役割の大きさを十分認識し、引き続き、危機対応
業務を含むセーフティネット機能の発揮に万全を期して
まいります。
2
1.独自の総合支援策
≪①セーフティネット支援≫ 危機対応業務の概要(1)
●危機対応業務は、内外の金融秩序の混乱や大規模な災害等の危機時に日本政策金融公庫の信
用供与等を受けて、指定金融機関(商工中金、日本政策投資銀行)が取引先の災害復旧等に
必要な資金を供給するもので、平成20年10月1日から取扱いを開始しています。
政
府
・出資
指定金融機関
・資金の貸付け
・申請する民間金融機関のうち、一定の
基準を満たすものを主務大臣が指定
(株)日本政策
金融公庫
協 定
・資金の貸付け
・リスクの一部補完
・主務大臣が危機を認定した場合には、
公庫からのリスク補完等を受けて、
貸付等の「危機対応業務」を実施
【危機対応円滑化業務勘定】
○危機対応円滑化業務
実施方針の策定・公表
○指定金融機関との協定
締結の上、リスク補完
等を実施
商
工
中
金
3
日
本
政
策
投
資
銀
行
○商工中金は日本政策金融公庫法により、
指定金融機関として定められています。
1.独自の総合支援策
≪①セーフティネット支援≫ 危機対応業務の概要(2)
①損害担保
政
府
出資金
貸付
利子補給金
日
本
政
策
金
融
公
庫
補償料
②ツーステップローン
③利子補給
①損害担保
商
工
中
金
危機対応業務
貸出
利子補給
中
小
企
業
等
の
皆
さ
ま
…日本政策金融公庫から一部補償(中小企業向けは元金の80%)を受けて中小
企業等の皆さまに融資する制度
②ツーステップローン …日本政策金融公庫からバックファイナンスを受けて中小企業等の皆さまに融資
する制度
③利子補給制度…日本政策金融公庫から受ける利子補給を原資として中小企業等の皆さまに利子
補給する制度
4
1.独自の総合支援策 ≪①セーフティネット支援≫
東日本大震災関連の危機対応業務
○中小企業等向け資金の概要
対象者
東日本大震災災害復旧資金
いわゆる「直接被害者」
いわゆる「間接被害者」
事業所、事業用資産、生産設備、在庫等 特定被災区域に事業所を有し、直接被
に被害を受けた方、原子力発電所事故に 害者と相応の取引(販売・仕入)があ
係る警戒区域等に事業所を有する方
り、その影響で売上が減少している方
東日本大震災セーフティネット資金
特定被災区域に事業所を有し、震災に
より売上の減少等の影響がある方
(風評被害等を受けたいわゆる「二次
被害者」)
・経営基盤の強化を図るために必要な
運転資金
・企業維持上緊急に必要な設備資金
資金使途
・既存事業設備の復旧等のために必要な設備資金
・在庫品の損壊・流失の補てん、生産・営業設備の補修等により必要となる運転
資金等
適用利率
短期資金:短期プライムレート
長期資金:基準利率
利子補給
(※1)
当初3年間(1億円まで):
当初3年間(3千万円まで):
▲1.4%(※2)
最大▲1.4%(※3)
最大▲0.5%(※4)
4年目以降または1億円超:
4年目以降または3千万円超:
▲0.5%(※2)
最大▲0.5%(※3)
同左
商工中金所定の利率
(据置期間)
設備:20年以内(据置5年以内)
運転:15年以内(据置5年以内)
貸出限度
(※5)
元高:20億円以内、残高:損害担保付貸出、ツーステップローン各3億円以内
(組合は元高20億円以内、残高9億円以内)
貸出期間
設備:15年以内(据置3年以内)
運転:15年以内(据置3年以内)
設備:15年以内(据置3年以内)
運転:8年以内(据置3年以内)
元高:20億円以内、残高:損害担保付貸出、
ツーステップローン各7億2千万円以内
(※1) 各資金の利子補給率は、法定中小企業の場合の数値を記載しております。ご返済日には適用利率に基づく金利をお支払いいただき、後日、日本政策金融公庫から商工中金に利子補給金
が入金された後、商工中金が利子補給金をお支払いすることとなります。利子補給の元高(貸出額の累計)限度は一部日本政策金融公庫、日本政策投資銀行等との合算運用となります。
(※2)利子補給にあたっては罹災証明書等が必要です。罹災証明書の発行手続きは最寄の市区町村にご確認ください。
(※3)当初3年間(3千万円まで)は0.9%が自動適用されます。さらに、売上高等減少の要件を満たす方は0.3%、雇用の維持・拡大の要件を満たす方は0.2%の利子補給となります。
利子補給にあたっては被害証明書が必要です。被害証明書は商工中金を受付窓口として各地の経済産業局で発行されます。
(※4)貸出期間や限度の範囲内で期間や金額の上限の定めなく、売上高等減少の要件を満たす方は0.3%、雇用の維持・拡大の要件を満たす方は0.2%の利子補給となります。
(※5) 元高とは貸出額の累計です。貸出限度額は日本政策投資銀行等との合算運用となります。
5
1.独自の総合支援策 ≪①セーフティネット支援≫
東日本大震災関連の危機対応業務(中堅企業向け制度)
対象者(※1)
資金使途(※1)
震災による被害を受けた方、または震災の影響を受け一時的に業況等が悪化した方
既存事業設備の復旧等のために必要な設備資金、事業上必要な運転資金(長期資金)
適用利率
商工中金所定の利率
(※2)最大▲0.5%の利子補給
貸出期間
設備資金:20年以内(据置期間3年以内)
運転資金:15年以内(据置期間3年以内)
貸出限度
定めなし(ただし損害担保付貸出については元高20億円以内(日本政策投資銀行等との合算))
(※1)対象者、資金使途については、5ページをご参照ください。
(※2)罹災証明書、被害証明書等がある方は、当初3年間0.5%の利子補給を受けることができます。
下請等関連産業が幅広い方又は下請等関連産業が幅広い国内企業の事業の継続に不可欠な方で売上高等減少の
要件を満たす方は当初3年間0.3%、雇用の維持・拡大の要件を満たす方は当初3年間0.2%の利子補給となります。
◎上記の貸付制度(東日本大震災関連貸付制度)に係る金銭消費貸借契約書等については、印紙税は非課税となります。
6
1.独自の総合支援策 ≪①セーフティネット支援≫
原材料高・デフレ関連の危機対応業務(中小企業等向け制度)
中小企業等向け危機対応業務
【経営環境変化対応資金(原材料高・デフレ)】
対象者
資金使途
原材料・エネルギーコスト高・デフレ等の社会的、経済的要因により、売上等が減少している方
経営基盤の強化を図るために必要な運転資金
企業維持上緊急に必要な設備資金
適用利率
商工中金所定の利率
利子補給
最大0.5% (※1)(※2)
貸出期間
(据置期間)
貸出限度
設備:15年以内 (据置3年以内)
運転:8年以内 (据置3年以内)
元高:20億円以内 (※3)
残高:7億2千万円以内
(※1) 各資金の利子補給率は、法定中小企業の場合の数値を記載しております。ご返済日には適用利率に基づく金利をお支払いいただき、後日、日本政策
金融公庫から商工中金に利子補給金が入金された後、商工中金が利子補給金をお支払いすることとなります。
(※2)運転資金については、貸出期間や限度の範囲内で期間や金額の上限の定めなく、商工中金または経営革新等支援機関の経営指導を受けて「経営改
善計画」を策定される方であって、一定の指標を満たす方は0.4%、雇用の維持・拡大の要件を満たす方は0.1%の利子補給があります。
(※3)元高とは貸出額の累計です。貸出限度額は日本政策投資銀行等との合算運用となります。
7
1.独自の総合支援策 ≪①セーフティネット支援≫
独自のセーフティネット貸付制度
背景
組織金融部(政策G)
現状
平成20年秋のリーマンショ
ックに端を発する経済・金融
危機以降、約16万1千件、
約9兆5千億円を超える危機
対応業務の取組実績
(平成26年3月までの累計)
中小企業を取り巻く厳しい状況
・大きな事業規模を占めた国際的な金融秩序の混乱
に対する危機対応業務の終了(平成23年3月末)
・未曾有の地震災害の発生
・円高、資源価格の高騰
・デフレの継続
独自のセーフティ
ネット貸付制度の
創設
独自のセーフティネット貸付制度
①売上・利益の減少、取引条件の悪化により、資金繰りに困難をきたしている方
特 徴
①経済・金融秩序の混乱等で、依然業況回復過程にある
方々の融資申込みに対して、中長期的な業況回復の見通
しを十分に検討した上で弾力的に対応
②平成23年3月末に終了した国際的な金融秩序の混乱に基
づく特別相談窓口の要件に合致する中小企業者等も対象
③デフレの進行に伴う実質金利の上昇により抑制されてい
る設備投資に取り組む中小企業者等の方に対して、融資
後2年間、最大0.5%の金利引下げ
②金融機関との取引条件の変化により、資金繰りに困難をきたしている方
対象者
③取引企業の倒産により、経営に困難をきたしている方
④円高・災害等(特別相談窓口の危機事象)により、経営に困難をきたしている方
⑤危機対応業務貸出の返済反復が必要な方
適用利率
貸出期間
貸出限度
商工中金所定の利率
設備資金:15年以内(据置期間:原則1年以内)
運転資金: 8年以内(据置期間:原則1年以内)
なし
8
1.独自の総合支援策
≪②地域再生・活性化支援 ≫
地域活性化支援プログラム

地域金融機関や地方公共団体等の関係各機関との連携・協調を一層深め、地域活性化支援に関す
る取組みを強化するため、平成26年4月1日付で「地域連携室」を設置しました。
 「地域連携室」を中心に、これまで以上に地域金融機関や地方公共団体等との連携・協調を深め
つつ、中小企業の金融円滑化を通じた地域活性化支援に取り組んでまいります。
地域活性化支援プログラムについて
■全国にある商工中金の支店では、地域に根差した
金融機関として、地方公共団体等と連携した「地域活
性化支援プログラム」を推進しています。
■地方公共団体等の施策に呼応し、後押しする「取
組みテーマ」を各支店が本部関与のもと策定していま
す。この取組みテーマに基づいて、全国中小企業団
体中央会、商工会議所、地域金融機関等とも連携し
て中小企業等を支援しております。
■平成26年6月に閣議決定された改訂日本再興戦
略においても、地域活性化は「鍵となる施策」として位
置付けられており、「地域」が果たす役割は非常に重
要なものとなっています。こうした状況を踏まえ、従来
に増してより一層の地域活性化支援に努めてまいり
ます。
地域経済の活性化、地域雇用の創造
地域企業
地域企業
地域企業
各地域の特性に沿った支援
(融資、情報提供、各種ソリューション、関係会社)
連携機関
連携
地方公共団体
中央会
経済産業局、農政局
商工会議所・商工会等
地域金融機関
9
・・・
1.独自の総合支援策
≪②地域再生・活性化支援 ≫
全国の取組状況
【農林水産業】
農林水産業が主力産業となっている地域
では、当金庫の全国ネットワークを活用
した6次産業化・農商工連携サポート等
を実施しています。
【復興支援】
盛岡・仙台・福島3店舗共同によるロ
ビー展、復興特区制度を活用した金融
支援等、様々な形で復興を後押しして
います。
【地域産業支援】
各地域における主幹産業を地方公共団体
等の関連機関とも連携を図りながら、金
融・情報・各種ソリューション提供と多
面的に支援しています。
【海外展開】
地方公共団体等と連携した制度融資によ
る金融支援や営業店に設置した海外展開
サポートデスクを活用した海外展開支援
を行っています。
10
1.独自の総合支援策
≪③組合支援 (コーポラティブ21)≫
●中小企業の皆さまが、わが国経済のダイナミズムの源泉として経済の活力を維持し、
一層の発展を遂げていくために、組織化によって力を合わせていくことは、様々な経
営課題を解決するための有効な手段となります。中小企業団体中央会などとも連携し
て、組織化に取り組む中小企業の皆さまに対して、積極的な支援を行いっています。
●商工中金は、将来的な組合全体の活性化を視野に入れ、全面的に組合の皆さまをバッ
クアップするため「コーポラティブ21」としてサポートしています。
(支援内容)
● 事業活性化融資支援
~商工中金の所属組合の方々の下記のような組合事業活性化ニーズに融資面からお応えします。
①組合経済事業活性化に必要な資金
②金融事業を実施するための資金
③新設組合が事業を展開していくために必要な資金
④経営革新・新事業創出・創業といったような中小企業を取り巻く新たな課題に取組むために必要な資金
● 事業活性化情報
~資金ニーズへの対応のみならず、組合の皆さまの多様なニーズにお応えします。
・新規事業提案
・各種補助金情報提供
・有効事例還元
・組合設立支援
等
11
1.独自の総合支援策
≪④創業・新事業進出支援≫
●新製品開発、新規事業進出、環境問題への積極的な対応な
どにより「革新」に挑戦する中小企業にとって、十分な資
金調達ができないことがあります。
●商工中金は、こうした中小企業の皆さまの実力と将来的な
見通しを見極め、融資を行うとともに、情報提供や経営の
アドバイスを行うことで、企業のもつ潜在力を十分に発揮
できるよう支援していきます。
●また、技術開発に取組む中小企業や大学などの技術研究成
果を活用して事業に取り組む中小企業に対し、産業技術総
合研究所や大学等との連携により、各機関への取次ぎなど
の各種情報提供、投融資を行います。
12
1.独自の総合支援策
≪⑤再生支援≫
●経営内容が悪化しているものの、経営改善によって将来へ
の見通しのある中小企業の皆さまへの支援や、過剰債務の
ため、本来存続・発展の可能性のある事業の円滑な継続に
支障を来たしている中小企業の皆さまに対して、商工中金
は再生支援を実施しています。
●具体的には、経営改善支援への早期着手と着実な実行を支援
する経営改善計画策定支援、中小企業再生支援協議会など外
部機関との連携やDDS、DIPファイナンスなど多様な再
生手法を活用した迅速な再生などに取り組んでいます。
13
1.独自の総合支援策
≪⑤再生支援≫ 地域金融機関との連携
【目的】
①ノウハウの共有・活用による取引先の「経営改善・事業再生」
②双方の有する「地域情報・地公体情報・地域ネットワーク」「全国情報・政策情報・全国ネットワーク」の共有
【協力イメージ】
地域金融機関
商工中金
関係先へ支援を要請
協調融資
出向者派遣
取引銀行
オフバランス化
貸し渋り・債権売却
取引先
支援表明
地方公共団体
等
資材確保
メーカー
資本参加
リファイナンスによる買戻
・サービサー
・ファンド 等
経営改善・事業再生の実現
14
主要仕入先
●リファイナンス事例
•C社は全国規模でもトップレベルの
専門工事業者ですが、過年度の投資
等に失敗し、過剰債務を抱え債務超
過に陥りました。そこでメイン行は
融資を打ち切り、債権売却を通知し
たため、金融取引は一層、厳しくな
りました。
•商工中金は、メイン行が売却する
債権をリファイナンスすることで、
早期再生が十分可能であると判断。
必要額の半分を保証協会の保証付貸
出で対応し、残額は地元金融機関と
協調融資をした結果、資金繰りが安
定化するとともに、多額の債務免除
益が実現し、再生は順調に進展して
います。
1.独自の総合支援策
≪⑤再生支援≫ 外部機関との連携(1)
【目的】
外部機関が有する機能を有効活用し、再生手続における透明性と公平性を確保しつつ、中小企業の迅速
な再生を実現します。
①中小企業再生支援協議会
協議会の専門家が、多様な中小企業の特性を踏まえ、再生に関する相談・経営改善計画の策定支援・金融
機関等との調整などをきめ細かく実施しています。
②株式会社地域経済活性化支援機構
地域経済を支える中堅・中小事業者の再生支援を行うことを目的に21年10月に株式会社企業再生支援機構
として設立され、25年3月に株式会社地域経済活性化支援機構に改組・機能拡充されました。
③整理回収機構(RCC)
RCC内部の「企業再生本部」「企業再生検討委員会」を中心として、再生業務に注力しています。RCC自身が
保有する債権に関する再生案件だけでなく、委託された再生案件を通じて、地域・中小金融機関に対する企
業再生支援にも積極的に取り組んでいます。
④地域再生ファンド
企業再生のアウトソーシングの受け皿的な役割として、「企業価値の適正な評価および公正中立な再生スキ
ームの構築」「関係者間の利害調整」などを行います。また「エクイティホルダー」としての機能も発揮し、中小
企業の迅速再生を実現します。
⑤事業再生ADR
事業再生の円滑化を目的に平成19年度に創設。過剰債務に悩む企業の問題解決にあたって、法的手続き
によらず民事上の紛争の解決をしようとする当事者のため、中立的な立場である事業再生実務家協会等が
関与し、事業再生を図ります。
15
1.独自の総合支援策
≪⑤再生支援≫ 外部機関との連携(2)
【連携イメージ】
中小企業再生支援協議会
地域金融機関
地域経済活性化支援機構、
RCC、事業再生ADR
商工中金
地域再生ファンド
※中小企業再生支援協議会との連携実績:商工中金が能動的に関与し、全行合意まで完了した案件は107件
でした。 (平成25年度実績)
16
1.独自の総合支援策
≪⑤再生支援≫ 多角的な再生手法
(DDS)(Debt debt swap)
DDSとは、中小企業の財務再構築のため、合
理的かつ実現可能性が高い経営改善計画に基
づき金融機関が保有する貸出金の一部を資本
的劣後ローンに振り替える再生手法の一つ。
20年10月金融検査マニュアルの改訂によ
り、従来の早期経営改善特例型DDSに加え
て、准資本型DDSが追加された。
(商工中金の取組実績(平成25年度)) 15件
DDS適用によるバランスシート改善と債務者区分
DDS実行前
資産
100
DDS実行
経営改善
計画策定
負債
200
債務超過
100
資産
100
債務超過
50
(=100-150)
負債
200
借入金
50
DDS
50
健全化で債務超過解消
計画実行
資産
(時価)
120
負債
110
借入金
50
資本10
(=120-110)
DDS
50
(=100-200)
(償還条件付DES)(Debt equity swap)
DESとは、企業の財務再構築のため、合理的
かつ実現可能性の高い経営改善計画に基づき、
貸出債権を株式(資本)に交換する再生手法
の一つ。
償還条件付DESは、会社の買受または利益に
よる償却が予定されている種類株式を取得す
ることにより、会社の債務超過が解消し配当
可能となった後に、償還を行うものです。
(商工中金の取組実績(平成25年度))1件
資本的劣後ローンへ転
換(DDS)を資本とみなす
DDSを通常の借入金
に戻しても資産超過
【取引先区分】
要注意先
(要管理先)
要注意先
(非要管理先)
正常先
【DESの取組事例】
過年度の事業の多角化投資により借入過多となり、売上低迷か
ら業績悪化。取引各行と協議を重ね、私的整理ガイドラインに
よる再生を検討。300億円を超える金融支援を検討する過程
で、商工中金は収支計画のアップサイドを見込み、償還条件付
DESの導入を提案。
メインや地元金融機関は、初めての償還条件付DESであったた
め、商工中金はノウハウを提供しつつ事業再生を円滑に進めた。
17
1.独自の総合支援策
≪⑤再生支援≫ DIPファイナンス(1)
【DIPファイナンスの概要】(Debtor In Possession(占有を継続する債務者))
種類
貸出対象
事業再生緊急支援資金
再生手続申立時点で商工中金と貸出取引のある再生事業者(再生手続開始決定~再生計画認可決定前)
(DIP緊急)
事業再生安定化支援資 ① 認可決定後の再生事業者(再生計画認可決定~再生手続終了)
金
② 私的整理ガイドライン成立事業者
(DIP安定化)
次に掲げる者から営業譲渡等により事業を承継する事業者
① 再生事業者など法的整理手続開始の申立てが行われた事業者
② 私的整理ガイドラインに沿って私的整理が成立した事業者
③ 合理的な再建計画に基づく債権放棄(法人税基本通達9-4-2の適用を受ける債権放棄)を受けたものであって、営
業譲渡等を行うことについて「詐害行為」とみなされるおそれのない事業者
④
株式会社地域経済活性化支援機構が再生支援を決定したものであって、同社の関与の下で事業の再生を行う事業
事業再生促進支援資金
(DIP促進)
者
⑤ 再生にあたり株式会社整理回収機構の協力が得られるものであって、再生可能と認められる事業者
⑥ 産業活力再生特別措置法に基づく中小企業再生支援協議会の関与の下で事業の再生を行う事業者
⑦ 法的・形式的な経営破綻の事実は発生していないものの、深刻な経営難の状態にあり、再建の見通しがない状況に
あると認められるなど実質的に経営破綻に陥っている事業者
⑧ 現在、経営難の状態にあり、当該事業を現状のまま維持することが困難と認められる事業者
事業再生円滑化保証制 特定認定紛争解決事業者又は中小企業再生支援協議会が関与する私的整理手続中の事業者に対し、信用保証協会、
度
中小企業基盤整備機構が保証を行う。
(DIP関連保証制度)
下記に該当する事業者に対し、信用保証協会が保証を行う。
① 再生事件又は更生事件が継続している事業者
② 監督委員又は管財人が選任されておらず、裁判所が民事再生手続終結の決定を行う事業者
事業再生保証制度
(DIP関連保証制度)
③ 再生計画の認可又は更生計画の認可の決定が確定した後3年を経過していない事業者
④ 金融機関及び取引先から取引の支援が得られており、事業の再建に合理的な見通しが認められ、かつ償還が見込
まれること
18
1.独自の総合支援策
≪⑤再生支援≫ DIPファイナンス(2)
取引先
業績悪化・貸し渋り
→民事再生申立
【取組事例】
●会社更生認可決定先。利益計画を
前倒しで達成する等業績回復順調に
推移し一層の成長機会がある中で、
「更生会社」の冠が人材雇用と資金
調達の阻害要因となっていた。
再生手続開始決定
再生計画認可
地域金融機関
負債
DIPファイナンス
資産
再生債権
資本
再生債権等の弁済
商工中金
負債
エグジット・ファイナンス
資産
再生債権
資本
再生手続の早期終結
早期事業再生の実現
正常化
負債
資産
資本
19
前倒し
で返済
●商工中金は支援姿勢を表明し、残存
更生債権の一括弁済を目的とした更
生手続き終結スキームを進展させ、
エグジット・ファイナンスの実行に
より更生手続きを終結させることが
出来た。メインおよび関係各行から
高い評価を得た案件。
1.独自の総合支援策
≪⑥海外展開支援(オーバーシーズ21)≫
●海外進出する際には、進出相手国の法律、税制、商慣行等、様々な面で国内投
資にはない課題に直面します。商工中金は、こういった課題への対応も含め、
海外進出に取組む事業者の皆さまを支援します。
支援対象者
海外進出を行う、または進出済の中小
企業の皆さま(海外現地法人も含む)
融資内容
海外進出に伴い必要となる設備資金・
運転資金(海外現地法人への貸付金、
出資金)海外現地法人の必要とする設
備資金・運転資金を融資します。
情報提供
現地金融に係る保証、親子間の資本
取引、貿易取引に加え、商工中金の海
外拠点などを活用した海外進出支援、
海外投資ガイド等による情報提供等も
行っています。
独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)、独
立行政法人日本貿易保険(NEXI)や中小企業基
盤整備機構等関係機関と連携し、中小企業の皆さま
の海外展開への幅広いサポートを行っていきます。
20
商工中金の海外ネットワーク
●ニューヨーク支店、上海・香港・バンコク駐在員
事務所
海外進出に際しての情報提供、現地での資金調達
などの各種ご相談に幅広くお応えしています。ま
た、業務提携機関に職員を派遣しております(バ
ンコク、ハノイ、ジャカルタ、大連、上海) 。
●海外金融機関との業務提携
スタンダード・チャータード銀行、バンコック銀
行(タイ)、交通銀行(中国)、香港上海銀行、
バンク・ネガラ・インドネシア(インドネシア)
と業務提携の覚書を締結しております。
中小企業の皆さまの海外展開支援体制を強化するた
め、商工中金の国内外の全拠点に「中小企業海外展
開サポートデスク」を設置しました。平成26年3
月まで累計11,002件のご相談をいただいております。
1.独自の総合支援策
≪⑦環境対策支援≫
●環境配慮に取り組む中小企業の皆さまに対し、環境問題に係る情報提供および環境配慮に
資する設備資金等の融資を積極的に実施しています。平成17年2月より、新たに「環境配
慮に取り組む事業者に対する総合支援策」を創設し、サポート体制を一層強化しています。
●第三者認証を取得した企業に対しては、商工中金独自の融資制度である「環境配慮型経営
支援貸付」等にて金融支援を行っています。
環境配慮型経営支援貸付の概要
項 目
貸付対象先
資金使途
変動貸出
(当初10年固定型)
10年固定貸出
下記の第三者認証を取得した企業
(1) 国際規格である「ISO14000S」
(2) 「エコアクション21」
(3) 「グリーン経営認証制度」
(4) 地公体等が創設した環境配慮に係る認証制度等
設備資金・運転資金
貸付形式
設備資金
証 書 貸 付
貸付期間
10年以内(据置3年以内)
20年以内(据置3年以内)
利率条件
10年間 固定金利
10年間固定金利
11年目以降、5年毎に見直し(5年固定金利)
21
1.独自の総合支援策
≪⑦環境対策支援≫
●商工中金では、平成24年7月から開始された国の「再生エネルギーの固定価格買取制
度」の趣旨を踏まえ、同制度の対象となる再生エネルギーによる発電事業者を支援する
「再生可能エネルギー推進支援貸付」を創設しました。
●商工中金は、「持続可能な社会」の実現に向けて、金融商品・サービスの提供を通じて、再生
可能エネルギーによる発電に取り組む事業者を積極的にサポートし、エネルギーの安定供給、
地球温暖化問題への対応、経済成長の柱となる環境関連産業の育成に貢献してまいります。
再生可能エネルギー推進支援貸付の概要
貸付対象先
発電設備について、適正に再生可能エネルギー源を用いて発電を行う設備であること等について
経済産業大臣の認定を受けた事業者
資金使途
再生可能エネルギー源を用いた発電に係る設備資金
売買事業等に係る運転資金
貸付形式
証書貸付
10年以内 (全期間固定金利・据置3年以内)
20年以内 (当初10年間固定、11年目以降5年毎見直し・据置3年以内)
※運転資金は10年以内となります。
10年以内:固定金利
10年超:当初10年は固定金利
11年目以降、5年毎に見直し(5年固定金利)
※都道府県中小企業団体中央会の推薦がある中小企業組合および組合員については、一定の優
遇措置を設けております。
貸付期間
利率条件
22
1.独自の総合支援策
≪⑧女性の社会進出・少子化対策支援≫
●商工中金は、女性起業家や女性の社会進出促進に貢献している方を支援するこ
とを目的に、平成17年2月に「女性の社会進出総合支援策」を創設しました。
近年女性による起業や女性の社会進出を促進するための各種施策が国や地方公共団体等により実施されている
一方で、女性起業家からは金融機関に対する相談窓口としての期待が高いという声も聞かれます。
商工中金ではこれまでも創業支援を広く行ってきましたが、こういった期待に応えるために、女性起業家にとっ
て、より一層利用しやすい金融機関を目指し、「女性の社会進出総合支援策」を推進していきます。また、創業支
援を行っている公的機関等との連携を深め、地域と一体となった支援をより強化していきます。
女性の社会進出総合支援策の概要
支援対象先
支援内容
・女性起業者の方(創業7年以内)
・「家事・育児関連分野」「自己啓発分野」「介護・福祉分野」の事業を行う事業者の方
・「女性従業員、男女雇用機会均等への配慮を行っている(注)」事業者の方
(注)「均等・両立推進企業表彰」等、第三者からの認定・表彰等を基準とします。
① 融資、金融相談
ご相談内容に応じ、各種融資制度等にて支援します。国や地方公共団体の制度融資も取り扱
っています。
② 補助金や融資制度等の各種施策情報を提供します。
(商工中金による金融相談に加えて、㈱商工中金経済研究所に「女性のための経営相談窓口」
を設置しました。)
23
1.独自の総合支援策
≪⑨財務リスクマネジメント・BCP支援≫
●商工中金では、財務リスクの軽減により経営の安定化を図る中小企業に対し、
企業ニーズに応じた財務リスクマネジメント(※)の提案を行っています
※財務リスクマネジメント
不測の事態が発生した際の財務面でのリスク(損失)を予め認識し、当該リスクを低減、回避、
切り離すことでコントロールすること。
財務リスクマネジメント支援の概要
企業ニーズ
支
援
内
容
バランスシート改善
○債権の流動化(「売切り方式プール型」「手形ファクタリング」等)
○不動産の有効活用
資金調達の多様化
○シンジケートローン
○ABL
○リース(商工中金リースの紹介)
○現地法人貸付・スタンドバイクレジット(海外現地法人の独自調達)
各種リスクヘッジ
○金利系/通貨系デリバティブ、為替予約
○天候/地震デリバティブ
○現地法人貸付・スタンドバイクレジット(為替変動リスク回避)
○取引信用保険
24
1.独自の総合支援策
≪⑨財務リスクマネジメント・BCP支援≫
●商工中金では、防災対策投資を行う中小企業に対する独自の貸付制度
(「防災対策支援貸付」)を創設し、自然災害による防災対策に取組
む事業者を積極的に応援しています。
これまでも、商工中金では自然災害発生時に、「特別相談窓口」を開設し、被
害を受けた中小企業者からの借入申込等に対して、災害復旧資金の円滑な供給を
はじめ、懇切・丁寧かつ個別の実情に応じた対応を行ってきました。
一方、度重なる自然災害を踏まえて、中小企業においても自然災害に対する事
前の策として防災対策投資の必要性が高まっていることから、中小企業庁では、
「中小企業BCP策定運用指針」を公表し、緊急時において中核となる事業を継
続あるいは早期復旧することで顧客からの信用と従業員の雇用を維持し、企業価
値を向上させるための準備を行っておく必要があることを促しています。
商工中金では、こうした企業の防災対策投資やBCP策定への取組みを前向き
に評価し金融面からの支援を行うことは、企業の防災対策を促し、また、中小企
業の「安定した経営基盤の整備」を通じ、「地域経済の安定化」にも繋がるもの
と考え、本制度を設けているものです。
25
1.独自の総合支援策
≪⑨財務リスクマネジメント・BCP支援≫
防災対策支援貸付の概要
貸付対象先
防災対策に取組む事業者
資金使途
防災対策に必要な設備資金または
中小企業庁BCP策定運用指針に基づき必要となる設備資金、運転資金
貸付形式
証書貸付
貸付期間
10年以内 (据置2年以内)
貸付利率
所定利率 (10年以内固定)
商工中金の災害関連の取組み
「自然災害発生前」
「自然災害発生後」
○「特別相談窓口」の開設
○ 預金・債券を保有するお客さまに対する預金等の
払い戻しの便宜的措置
○ 既往貸付金の返済猶予の弾力的運用
○「災害復旧融資」の適用
○「防災対策支援」融資制度
○ BCP策定指針の普及、促進
26
1.独自の総合支援策
≪⑨財務リスクマネジメント・BCP支援≫
●商工中金と一般社団法人全国石油協会は、災害時における石油製品の供給体制強化を目的
とした拠点整備等を行う揮発油販売業者に対する制度融資を新たに創設しました。
●本制度は、経済産業省の行う被災地域災害対応型中核給油所等整備事業等の補助金交付決定を
受けた事業者の方を対象とし、当該整備事業に係る融資を商工中金が行い、その債務保証と利
子補給を一般社団法人全国石油協会が行うものです。
災害対応型中核給油所等特別資金の概要
貸付対象先
被災5県(青森・岩手・宮城・福島・茨城)に給油所がある事業者のうち、
① 被災地域災害対応型中核給油所等整備支援事業
② 被災地域石油製品販売業再検討支援事業
の補助金交付決定を受けた揮発油販売事業者
資金使途
① 1企業:2億円以内、1SS:5千万円以内
② 1企業:2億円以内、1SS:1億円以内
利率条件
2% (一般社団法人全国石油協会が対象期間の利息について全額利子補給)
貸付期間
10年以内 (据置2年以内)
債務保証
保証料率
一般社団法人全国石油協会100%保証
保証料率0.4%
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1.独自の総合支援策
≪⑩ものづくり支援≫
●商工中金では、「中小ものづくり高度化法」に基づき政府がものづくり中小企業支援策
として措置した「戦略的基盤技術高度化支援事業」の採択者に対して、つなぎ資金制度
や様々なソリューション提供を通じて、わが国製造業の国際競争力を支えるものづくり
に取り組む中小企業の皆さまを支援しています。
貸付対象者
「戦略的基盤技術高度化支援事業」の採択を受けられた方
貸付限度
補助金、委託費の決定額の範囲内
資金使途
戦略的基盤技術高度化支援事業における研究開発委託金交付まで
に必要となるつなぎ資金
貸付形式
手形貸付
貸付期間
補助金、委託費交付予定日までの期間
貸付利率
短期プライムレート以上
その他
○委託費・補助金の入金口座を商工中金に開設、同資金の入金指定をしていただく必要があ
ります。
○融資に際しては、商工中金の審査が必要となります。審査の結果によってはご希望に添え
ない場合がございますので、予めご了承ください。
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1.独自の総合支援策
≪⑪企業間連携支援≫
●商工中金が組織金融機関として培ってきた企業のネットワーク化に関するノウハウを活用し、経営資源の
限られた中小企業が企業間連携を行うことによって、市場ニーズに迅速に対応することを支援します。
●新連携、有限責任事業組合(LLP)等多様な連携を試みる中小企業の取組みに対し必要となる
資金の融資や各種情報提供を行います。
新連携構築
新連携計画の策定
新連携ニーズの発掘
新連携計画の実現
商工中金の「新連携」支援施策パッケージ
●施策の広報・普及活動
・取引先向けWeb「商工中金情報ネットワー
ク」の活用
他
●「新連携計画」の策定支援
・「新連携計画書」策定アドバイス
●地域金融機関との連携
・商工中金の「業務協力メニュー(新アクショ
ンプログラム対応)」の一つとして、「新連
携」支援施策内容を紹介
●中小企業団体中央会と連携した連携体の構
築支援
・ 「新連携担当指導員」との連携によるシーズ
の発掘・連携体の構築支援
・ 規約(秘密保持や役割分担等)作成ニーズ
に対し「個別専門指導事業」の活用を提案
・ 協同組合等の形態による事業化ニーズに対
し、設立から運営についてアドバイス
●施策実施機関等との情報交換
・各経済産業局
・中小企業基盤整備機構
(ハンズオン支援)
・中小企業団体中央会
・各地の中小企業支援センター
他
●TLO相談窓口の紹介
・新技術・新製品開発に係る大学の研究成
果の活用・技術相談
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●ハンズオン支援
・全国ネットワークを活用した取引先の紹介や商
品・サービスのPR
・コンサルタント(㈱商工中金経済研究所)の紹介
●融資
「新事業活動促進資金」
-設備資金・長期運転資金
-担保不足・短期資金への対応、多様な担保
の活用
●地域金融機関等と協調したシ・ローン組成
●VCファンド活用による投資
・ 「商中第2号投資事業組合」を通じた株式・新株
予約権付社債の引受
・ 資本政策の立案・株式上場準備支援
1.独自の総合支援策
≪⑫事業承継支援≫
●事業の円滑な承継に取組まれる方、悩んでおられる経営者の方を、 商工中金は事業
承継に係る様々な相談や事業承継支援貸付によりサポートしています。
【具体的な相談サポート内容】
①自社株や事業用資産を円滑に後継者に移転したい
○自社株評価の概算算定 ○外部機関等との連携による自社株移転対策等の立案
○自社株承継信託活用による移転スキーム提案
②同族以外の役員・従業員に株式を売却したい
○外部機関等との連携によるMBO(経営陣買収)スキーム提案
③M&A(合併・買収)で第三者に会社を売却したい
○お相手探し、企業評価、条件交渉、事務サポートほか各種アドバイス
④ホールディングカンパニー(持ち株会社)の設立やグループ企業の再編をしたい
○外部機関等との連携によるスキーム検討・提案
⑤事業承継に必要な資金を調達したい
全国各地でお取引先向けに事業
承継に関する講演会を開催し、
円滑な事業承継に対する理解促
進に取り組んでいます。
事業承継に関する個別の課題に
ついて、本部専門スタッフの同
行訪問、税理士やコンサルタン
ト等の紹介によりサポートおよ
びフォローを行っています。
事業承継支援貸付の対象資金イメージ
【事業承継支援貸付の対象となる資金】
①後継者として株式・事業の譲渡等を受け事業を承継するために必要な資金
②円滑な事業承継のために他の株主の方から株式を買受けるのに必要な
株主集約化のための資金。
③相続税納税のために必要な資金
④円滑な事業承継のため、役員退任に伴う退職金を支払うための資金
⑤円滑な事業承継のため、現経営者の方が所有する土地などの事業用資
産を会社が買取を行うために必要な資金
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④退職金支払資金
①後継資金
⑤オーナー資産買取資金
②株主集約化資金
③相続税等納税資金
事前の事業承継対策
事業承継対応
オーナー
ご退任等
1.独自の総合支援策
≪⑬地域資源活用支援・農商工連携支援≫
●政府においては、地域の基幹産業である商工業と農林水産業との連携を強化し、相乗効果
を発揮する取組みについて支援するため、「農商工連携支援」施策を展開しています。
●具体的には、農商工等連携促進法に基づく認定を取得するとさまざまな支援措置が講じら
れ、中小企業にとってメリットが大きいことから、商工中金では政府や支援機関と連携し
て法認定のための申請サポートを行いつつ、融資を実施しています。
国の支援メニュー
○ハンズオン支援事務局(専門家によるきめ細かなアドバイス)〈全国
10箇所中小機構等の支部内に設置〉
○食料産業クラスター協議会(農商工業者同士のマッチングを支援
設備投資減税
連携して新事業展開
に取組む中小企業者
と農林漁業者
当金庫の支援メニュー
事業計画
作成
中
小
機
構
を
窓
口
に
申
請
経
産
局
・
農
政
局
が
認
定
申請サポート
試作品開発
展示会出展等
補助金つなぎ資金
31
設備投資
生産・販売
経
営
の
改
善
設備資金・ビジネスマッチング等
2.成長・創業支援プログラム
●商工中金では、平成22年7月、社会経済情勢の変化により成長力の低下を余儀なくされ
ていて、今後、成長戦略分野での成長を目指す中小企業等の皆さまをサポートする「成長
戦略総合支援プログラム」を創設しました。
●「3年間で5,000億円」という目標を掲げ、成長を目指す中小企業等の皆さまのニー
ズに積極的にお応えした結果、平成25年2月までの約2年半で目標を達成することが
できました。
●今後も引き続き成長分野への取組みを支援するとともに、本プログラムを「成長・創業
支援プログラム」に改称し、代表者個人の保証を求めない制度(※)を創設したほか創
業や新分野進出に積極的に取り組む中小企業等の皆さまに対する支援の一層の拡充を行
いました。新たに1兆円の成長マネー供給を目標に掲げ、中小企業等の皆さまの持続的
成長をサポートしてまいります。
●また、設備投資減税など国の設備投資促進策に呼応して老朽設備の代替や先端設備の導
入など設備投資を検討する中小企業等の皆さまの設備資金にニーズに対して、金融面は
もとより、国や地公体の施策紹介や設備投資支援などについても積極的に行い、迅速か
つ弾力的に成長マネーの供給を行ってまいります。
(※)事前に定めた誓約事項(コベナンツ)に違反した場合以外には保証が発生しない仕
組み(「停止条件付連帯保証」)
32
2.成長・創業支援プログラムの概要
①新成長戦略計画
策定支援
○成長ニーズの発掘支援
○計画策定支援
②計画認定
③計画実行支援
○成長マネーの供給
○計画実効性を高めるための
ソリューション提供
●構想段階において、情報提供やお客さまとのリレーションを
図りながら、成長戦略計画策定の必要性やその基本的方
向について共通の認識を醸成していきます。
●具体的な計画策定段階において、資金計画など金融面で
のご相談のほか、本部ソリューション、各種コンサルティン
グによるサポート等を行ない、お客さまの立場に立った計画
策定支援を行います。
●中小企業等の方々が策定し、商工中金にご提出いただいた
計画について、外部有識者も関与した「成長戦略企業認定
委員会」等にて「新成長戦略計画」として認定を行います。
●「新成長戦略計画」を実施する上で必要となる資金について、
商工中金が創設した低利融資制度により金融面のサポート
を行います。
●計画実効性を高めるため、ビジネスマッチング、M&A、海
外展開支援などさまざまなソリューションを提供します。
33
2.成長・創業支援プログラムの支援フロー
34
2.新成長戦略支援制度の概要
●商工中金は、新成長戦略計画の認定企業の方に対して、「新成長戦略計画」上必要となる
資金について、日本銀行「成長基盤強化を支援するための資金供給」も活用し新成長戦略
支援制度などにより新たに1兆円の成長マネーを供給いたします。
貸付商品
成長戦略
支援制度①
(上限5億円以内)
成長戦略
支援制度②
(上限5億円以内)
その他
適用イメージ
貸付期間
貸付利率
主として土地・建物等償還期
設備 4年超15年以内
間の長い大型設備資金、増加
運転 4年超7年以内
運転資金
当初3年間
特別利率
3年経過後
長期プライムレート+α
主として動産 投資等償還 期間
が比較的短い設備資金、償還 5年以内
力のある企業が必要となる運
転資金
(固定金利)
商工中金が定める
円円スワップレート+α
をベースにしたレート
その他、償還期間の長い大型 設備 15年以内
設備資金で変動金利を希望さ 運転 7年以内
れる方
(変動金利)
TIBOR+α
長 期 プラ イムレ ート 、短期 プラ 原則として
イムレート等をベースにした商 設備 15年以内
品等
運転 10年以内
所定の利率
(一定の優遇を行う場
合あり)
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3.再生支援プログラム
●商工中金は、従来から中小企業等の再生支援に注力してまいりましたが、これまで培って
きた事業再生のノウハウをパッケージ化し、より一層積極的に、経営改善計画の策定か
らその達成まで、一貫した総合的なサポートを行なうべく、「再生支援プログラム」を
創設しました。中小企業再生支援協議会等の事業再生機関や地域金融機関と協調して実施す
る条件変更や新規融資に係る支援制度や、返済緩和による金融支援をした後に、経営改善努
力等により業績が改善し、金融取引の正常化(エグジット)に向けたリファイナンスの支援制度
を創設し、より一層積極的に対応してまいります。
①経営改善計画策定へ
の支援・認定
●経営改善計画の基本的な方向性について、お取引先と当金庫との共
通認識を醸成し、また、地域金融機関や事業再生支援機関等とも緊密
に連携・協調しつつ、中小企業の立場に立った計画策定支援を行いま
す。また、ご提出いただいた計画は「再生支援プログラム」の対象計画
として当金庫が認定を行います。
②計画着手(金融支援)
から計画実行支援
●経営改善計画の実行に必要となる金融支援は、お取引先の状況に応じ
て多様な再生手法も活用しながら、的確に取り組みます。特に地域金
融機関や事業再生支援機関と協調する条件変更や新規融資について
より一層積極的に対応し、あわせて、計画の実効性を高めるためビジネ
スマッチング、M&A等さまざまなソリューションを提供してまいります。
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3.再生支援プログラムの支援フロー
計画策定
計画着手
(金融支援)
◯計画策定支援
・計画作成の助言
・外部専門家の紹介
◯資金繰り支援
・条件変更・新規融資
・多様な再生手法の活用
◯外部機関との連携
・地域金融機関
・中小企業再生支援協議会等
◯新たな金融支援制度
・協調条件変更制度
・協調新規融資制度
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計画実行
◯計画フォロー
◯ソリューション提供
・ビジネスマッチング
・M&A
◯エグジットのための
リファイナンス制度
4.資金調達ニーズへの取組み
≪①ABL (アセット・ベースト・レンディング)≫
●ABL(アセット・ベースト・レン
ディング)は、「売掛金や在庫な
ど企業の保有する流動資産を担
保にした貸出」をいい、近時、
不動産担保や個人保証に過度に
依存しない融資スキームの一つ
として注目される金融手法です。
●借入企業の事業フロー、いわば
「事業のライフサイクル」を一
体として把握し、かつ、これの
みを貸付の主要な引当てとする
ものであり、債権譲渡担保や動
産譲渡担保をいわゆる「添え担
保」と捉えてきた従来型の融資
実務とは根本的に発想を異にす
る取組みです。
●ABLは再生過程にある事業者の資
金調達手段としても効果的です。
(商工中金の取組実績(平成25年度))
226件 組成額297.4億円
一体として担保取得→事業価値に着目
譲渡担保
譲渡担保
質権・相殺
動産 )
(在庫等
債権
(売掛金等)
流動資金
【取組事例①】
○老舗製造業者。本業以外の不振もあり多額の債務超過に陥った。
○地元メイン行が主導し、新分野開拓・人件費削減を中心とした収支改善策、メイン
行による債権放棄等を骨子とする再生計画を策定。その中で、新たな資金調達とし
てABLも課題とされた。
メイン行とはABLを協調で取り組んだ実績があり、本件でも円滑に、商工中金と
協調のシ・ローン型ABLを導入。今後の資金調達の安定化を図ることができた。
【取組事例②】
○大手メーカーの協力工場であったが、建設需要の低迷・販売単価下落により業績は悪
化。そこでリストラに着手したが、必要な運転資金の確保が新たな課題となった。
○販売先の需要に応えるためには、相応の在庫水準の維持が必要であり、構造的な運
転資金ニーズがあった。これまでは、回収手形の割引等を中心に調達してきたが、
限界があることから、新たな調達手段を検討。商工中金は「事業のライフサイクル
」を担保とするABLが最適であると判断し、地元金融機関との協調により実行(
シンジケート方式)。
38
4.資金調達ニーズへの取組み
≪②私募債業務≫
●商 工 中 金 で は 、 中 小 企 業 の 皆 さ ま
の資金調達ニーズの多様化や直接
金融への広がりを受けて、平成5
年4月に私募債の取扱を開始し、
中小企業の皆さまの私募債発行ニ
ーズに幅広く対応しています。
●私 募 債 は 適 債 基 準 を ク リ ア し た 企
業のみ発行可能となりますので、
長期安定資金の調達とともに企業
イメージアップとステイタスの向
上を図ることができます。
総額引受契約
社債発行
企業
(発行会社)
代わり金入金
商工中金保証付
私募債
(総額引受人)
商工中金
(発行代理人)
○商工中金が取り扱っている主な私募債
信用保証協会保
証付私募債
投資家
払込
(発行時)
(支払代理人)
・発行額の80%を信用保証
協会、20%を商工中金が保証
元利金支払
元利金支払
(回収時)
データ等
・中小企業が発行する特定の
無担保私募債について当金
庫が単独保証
商工中金
信用保証協会
(商工中金の取組実績(平成25年度))
716件 629億円
証券保管振替機構
39
保証
4.資金調達ニーズへの取組み
≪③シンジケートローン≫
●商工中金では、中小企業の皆さまの資
金ニーズに応えるために、シンジケー
トローンに関して自らアレンジャーと
して組成支援を行うとともに、参加金
融機関として融資を行っています。
●シンジケートローンにおいては、資金
調達交渉の窓口がアレンジャーに一本
化されることから、中小企業にとって
交渉負担が軽減されるとともに、取引
金融機関の協調・支援体制の明確化、
企業の信用力アピール(IR効果)な
どのメリットも見込まれます。
○シンジケートローンの主な商品
タームローン
コミットメント
ライン
コミット型
タームローン
一般の長期融資に該当
一定枠内での短期融資
一定枠内で融資を分割して
実行する長期融資
(商工中金の主幹事案件組成実績(平成25年度) )
103件 1,028億円
※シンジケートローンとは、複数の金融機関が1つのシンジケート
団となって同じ時期に同一条件で協調して融資をする手法です。
40
4.資金調達ニーズへの取組み
≪④新金融商品の開発≫
●商工中金では、中小企業の皆さまの様々なニーズに幅広く
対応するため、新たな金融商品の開発に積極的に取り組ん
でいます。
●例えば、過度に不動産担保・個人保証に依存しない新たな
金融手法や企業のリスクヘッジに対応するスワップやオプ
ションなどの金融派生商品の取扱いやそれを活用した貸出
商品が挙げられます。
●今後も中小企業の皆さまの多様な経営課題やニーズに対し
て、様々なスキームを開発し、資金調達の円滑化・多様化に
対応していきます。
41
4.資金調達ニーズへの取組み
≪④新金融商品の開発≫でんさい業務
●商工中金では、平成25年2月より、でんさいネットの窓口金融機関として「商
工中金でんさいサービス」を開始いたしました。
●具体的には、お取引先が商取引において発生させた金銭債権・債務の決済を「で
んさい」※で行う際に必要な各種お手続きの取次、および、お取引先がお持ちの
「でんさい」の割引などを行なっております。
※「でんさい」とは、株式会社
全銀電子債権ネットワーク
(でんさいネット)を電子記
録債権機関とする電子記録債
権です。
「でんさい」は、手形と同様
に取引の安全を確保するため
の措置が講じられており、企
業間取引などで発生した債権
の決済に活用することができ
ます。また、インターネット
などにより電子記録をするこ
とで、迅速・簡易に発生・譲
渡等を行うことができます。
42
4.資金調達ニーズへの取組み
≪⑤債権流動化≫でんさいの買取業務
●商工中金では、株式会社
全銀電子債権ネットワー
ク(でんさいネット)を
電子債権記録機関とする
「でんさいネット」に参
加しているお取引先が保
有するでんさいのうち、
一定の条件を満たす債権
についての買取(期日前
資金化)を通じて、お取
引先の資金調達をサポー
トしています。
でんさいネット
窓口金融機関
(商工中金他)
①発生記録
納入先
(支払人)
窓口金融機関
(商工中金)
②通知
④譲渡記録
(保証無)
お取引先
(受取人)
③申込
商工中金
⑥資金交付
⑦口座間送金決済
43
⑤通知
4.資金調達ニーズへの取組み
≪⑤債権流動化≫
●商工中金では、中小企業
の皆さまが保有する売掛
債権(手形、売掛金な
ど)の早期資金化ニーズ
にお応えするため、流動
化スキームの構築並びに
投資家として流動化証券
を取得し、資金の提供を
しています。
(商工中金の取組実績(平成25年度))
552件 947億円
44
4.資金調達ニーズへの取組み
≪⑤債権流動化≫電子記録債権(電子手形)の買取業務
●商工中金では、日本電子
債権機構株式会社を電子
債権記録機関とする「電
手決済サービス」に参加
しているお取引先が保有
する電子記録債権※のう
ち、一定の条件を満たす
債権についての買取(期
日前資金化)を通じて、
お取引先の資金調達をサ
ポートしています。
※電子記録債権とは、電子債権記録機関の記録
原簿への電子記録をその発生・譲渡等の要
件とする、既存の指名債権・手形債権とは
異なる新たな金銭債権です。
45
5.経営ニーズへの取組み
≪①M&A・業務提携≫
●今日、中小企業を取り巻く経済環境は激しく変化しており、さらなる成長、あるいは生き残りの
ための事業戦略の一つとしてM&A・企業再編を検討するお客さまが多くなってきています。
●商工中金は、M&A・企業再編の活用を検討するお客さまに対し、お相手探しから概算企業評価の算
定、スキームの検討、諸条件の調整、事務手続サポートなど、全面的にバックアップしています。
商工中金M&A業務
5つのストロングポイント
広域エリア対応
充実の全国ネットワーク
全国の商工中金の
お取引先を活用し最適な
お相手を紹介しています。
全国に100店舗を有し、
全都道府県の
ご相談に対応しています。
地域金融機関等の
外部機関との連携
M&A専門の弁護士・会計士
等とも連携しています。
豊富な実績
専門セクションを中心に
毎年多数のご相談を
サポートしています。
フルサポート機能
M&Aのご相談から
契約締結・譲渡引渡まで
フルサポートしています。
商工中金が提供するサービス
①お相手探し ②全体スケジュールの立案 ③M&A・企業再編ス
キームの検討 ④企業評価に関するアドバイス ⑤譲渡に関わ
る諸条件の調整、交渉 ⑥各種書類(基本合意書・契約書)の作
成サポート ⑥各種事務手続に係るアドバイス
46
5.経営ニーズへの取組み
≪②ビジネスパートナー紹介≫
●商工中金は、全国ネットワークを活用し、仕入先・販売先、技術・業
務提携先などのお客さまの事業ニーズに最適なビジネスパートナーを
ご紹介するビジネスマッチングを推進しています。 ●営業店の担当者がお取引先
販売先等の紹介
全国ネットを活用
を依頼
ご面談
御 社
商工中金
全国ネットワークを活用してマッチング先企業
を探しだし、御社にご紹介いたします。
御 社
ご面談
マッチング先
47
のニーズを的確に把握し、
データベース等を活用して
支店間で連携、情報を積極
的に還流させる仕組みを構
築し、お取引先の幅広いニ
ーズに対応しています。
●お取引先同士のビジネス交
流会の実施、機関紙「商工ジ
ャーナル」でのビジネスマッ
チングニーズの紹介等により
お取引先同士のマッチングを
サポートしています。
【ビジネスパートナーご紹介例】
●商品・製品の新たな販売
先・仕入先、生産・加工に
関する受発注企業
●事業強化のための業務
提携先
●FCの加盟先募集 など
5.経営ニーズへの取組み
≪③株式公開支援≫
●商工中金では、株式公開を検討し
ているベンチャー企業・中堅中小
企業に対し、資本政策のご提案、
株式引受、上場支援機関のご紹介
などを積極的に行っています。
<株式引受スキーム>
商工中金
商工中金経
済研究所
○主な支援メニュー
本部専門スタッフの同行によ
資本政策の
ご提案
株式引受
る中立的な立場での上場・事
業計画や資本政策に対するア
ドバイス
商中第2号投資事業組合
監査法人
による監査
*発行済み株数の10%以内でのお引受となります
商中第2号投資事業組合(※)
を通じての株式引受
上場支援機関の 監査法人、証券会社等上場
ご紹介
に必要な機関の紹介
商工中金
各営業店に
よるサポート
※商中第2号投資事業組合
商工中金と㈱商工中金経済研究所の2社で
組成しているベンチャー企業等を対象とし
た投資ファンド
(平成17年2月設立 組成金額20億円)
株式公開を志向する
ベンチャー企業・中堅中小企業
株式上場
48
5.経営ニーズへの取組み
≪④不動産有効活用≫
●商工中金は、遊休地の有効活用や所有不動産を生かした事業の多角化をご検討されている企
業に対し、フランチャイザーや不動産デベロッパーのご紹介などの取組みを行っております。
【具体的なサポート内容】
①不動産情報の提供
・商工中金では、全国の取引先や不動産情報交換先として提携している外部企業からの不動産
関連情報をもとに、不動産の有効活用ニーズのある企業への情報提供を行っています。
②フランチャイザーの紹介
・不動産の有効活用による事業多角化の手段として、コンビニエンスストアなどのフランチャ
イザーのご紹介を行っております。
③不動産デベロッパーの紹介
・遊休地の有効活用として賃貸物件や社宅などの建築を検討されている企業に対し、様々な建
築工事に対応する不動産デベロッパーのご紹介を行っております。
④信託銀行の紹介
・遊休資産の有効活用への総合的なコンサルティングを行う信託銀行のご紹介を行っています。
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5.経営ニーズへの取組み
≪⑤各種情報提供≫
●商工中金は、中小企業施策や各種補助金情報等、中小企業ならびに協同組合の経営に役
立つ各種情報提供を行っています。
【具体的な取組内容】
①各営業店からの各種情報提供
・各営業店に配置しております営業窓口を通じて、各企業のニーズに適した各種情報の提供を
行います。
②インターネットによる各種情報提供
・取引先である協同組合ならびにその構成員などを対象に、インターネットを通じて、各種情
報提供を行うサービス(無料)を実施しています。
・主な掲載情報のジャンルは以下の通りです。
各種経営ニーズ情報
補助金・施策情報、財務戦略・資金調達、M&A・事業承継、企業間連携・
ビジネスマッチング、環境問題への対応、海外進出、経営相談 他
金利・マーケット情報
市場動向、月間経済情勢 他
協同組合関連情報
協同組合に関する施策情報、先進的な活動を行う協同組合事例 他
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