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日 本 語 - 新潟大学教育・学生支援機構
日 本 語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・学校,アルバイト,その他日常的な会話について,背 景知識がわかっている話題であれば理解できる。 ・明瞭で標準的な話し方であれば,自分がある程度知っ ている内容の大学の講義を理解することができる。 テレビやラジオのニュースがだいたい理解できる。 ・背景知識がわかっている話題であれば,方言の入った 会話であっても理解できる。 ・明瞭で標準的な話し方であれば,初めて聞く内容の講 義でもおおよそ理解することができる。 ・テレビの討論番組,ドラマや映画が理解できる。 ・大学の授業で使われる教科書や参考文献,新聞記事や 一般的な雑誌,インターネットなどの記事を,辞書を使 いながら読み,必要な情報を得ることができる。 ・現代文学の作品を,辞書を使いながら読むことができ る。 ・新聞や雑誌,インターネットなどの記事が,辞書なし でも楽に読める。 ・レポートを書くのに必要な専門書,論文などを,辞書 を使いながら読み,必要な情報を得ることができる。 ・大学の教員や事務の窓口,アルバイト先,友人同士な ど,相手や状況に応じて丁寧さを使い分けながら,母語 や り と り 話者と会話ができる。 ・電話で用事を適切に行うことができる。 ・授業中に自分の意見をわかりやすく述べることができ る。 ・日常の様々な場面において,相手との関係や距離,そ の場の状況に合わせた表現や談話構造を使い分け,適切 に会話ができる。 ・授業中に他の学生の意見を踏まえながら自分の意見を 述べて議論できる。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 ・十分な準備時間を与えられれば,授業で扱われた内 容,あるいは自分で設定したテーマに関して,ハンドア ウトを使いながら簡単な高等発表ができる。 ・スピーチ原稿を書いて練習すれば,スピーチをするこ とができる。 ・十分な準備時間が与えられれば,自分で設定したテー マに関して,複数の文献やアンケート調査などの情報を 踏まえた上で自分の考え方をまとめ,ハンドアウトなど を効果的に使いながら、わかりやすい口頭発表ができ る。 ・口頭発表のためのハンドアウトを,ワープロソフトを 使って作ることができる。 ・あるテーマについての自分の意見を,レポート文体や 語彙を使って,意見文として論理的に書くことができ る。 ・文献などから引用部分と自分の意見を,明示的に区別 して書くことができる。 ・フォーマルな手紙や履歴書が書ける。 ・口頭発表のためのハンドアウトを,文章,図表,写真 などを効果的に用いながら,ワープロソフトを使って作 ることができる。 ・あるテーマについての自分の意見を,文献や資料など を効果的に引用しながら,適切な文体や語彙,及びレ ポート形式で,論理的にわかりやすく書くことができ る。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 日本語能力試験(財団法人日本国際教育支援協会主催) 日本語を母語としない人のための試験で,日本各地及び世界46カ国(2005年現在)で年1回実施されている。 目標言語圏又は日 1級から4級までのレベル別の試験で,いずれのレベルも,文字・語彙・聴解,読解・文法から成るマークシー 本で実施されてい ト方式である。本学に入学する留学生は,入学時点で1級程度の能力を有している。 る公式語学検定試 験についての概要 中 国 語 聞 く こ と 1年次 到達度目標 ・教室における教師の指示(読め,書け,発音せよ…) の内容や,授業運営に関する情報(試験の方法,日時) などの要点を聞き取ることができる。 ・語や文の意味,言語的習慣や文化に関する教師の説明 が,限定された語彙と文型でもって,ゆっくり繰り返し 話されたものであるなら,大意を理解することができ る。 ・教科書で扱っている題材に対する教師の説明(=フ レームに関する文字的情報の援助がある説明)であれ ば,ゆっくり話してもらい,要点を強調してもらえば, その内容を理解することができる。 ・辞書の助けを借り,時間をかければ,口語的な文体で 書かれた小噺や故事逸話などの概要理解できる。 ・辞書の助けを借り,1時間1200字程度の速度で,文化や 社会,時事問題について書かれた現代語の文章の内容を 把握できる。 ・平易な現代語で書かれた,専門分野(歴史,経済,文 学,言語)に関する文献を,辞書の助けを借りつつ読み 進めることができる。 読 む こ と ・日常的な話題(姓名,年齢,居住地,家族構成,日 時,時間,距離,方向,数量,嗜好…)であれば,教師 や り と り から出された単文レベルの質問に対し,単文レベルの1 往復の受け答えができる。同様の質問を,他の学習者に 対して行うことができ,その答えを理解することができ 話 る。 ・特定の場面(教科書で既習の場面)であれば,話題に (会話への 関連する複数の語彙や表現を使って,2-3往復の会話を続 けられる。 す 参加) こ と 表 現 2年次 到達度目標 ・日常的な話題であれば,教師の助けを借りつつ,数往 復の会話を続けられる。 ・教科書の題材についてのやや抽象的な質問に対し,自 分の考えをまとめて答えることができる。また,他の学 習者に対し,教科書の題材などについて質問ができ,そ の回答を理解できる。 ・用意されたテンプレートに従って,事前に準備をすれ ば,簡単な自己紹介やそれに類する談話を構成すること ができる。 ・事前に練習をすれば,平易な文章の一節などを朗読し て,ネイティブ話者に理解させられる。 ・事前に準備をすれば,身辺の事情,自分の興味ある事 柄,与えられた課題などに対して短い談話を構成し,そ れを,他者に理解可能な発音でもって,プレゼンテー ションすることができる。 辞書の助けを借り,時間をかければ,文法上のまちが いや表 現の選択の不適切さはあるものの,自分や郷里 や家族についての情報,日常の体験などについて,口語 的な文体で,数文を連ねることができる。 ・与えられた課題(教科書で取り上げた題材に対する感 想など)に対して,辞書の助けを借りつつ,時間をかけ れば,文法上の誤りや,不適切な表現の選択,不自然な 文と文の連結は多く見られるものの,800字程度の報告を 書くことができる。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 日本■全般的なもの1.中国語検定試験─等級式,「英検」的。 2.中国語コミュニケーション能力試験─聴解,読解のみ。スコア式。問題は非公開。 ■特定の分野 1.通訳ガイド試験──難関。 目標言語圏又は日 2.ビジネス中国語検定──最近開発された。 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 中華人民共和国 1.HSK(漢語水平考試 Hanyu Shuiping Kaoshi) ──等級式。一定レベルまでは日本で受験できる。問題は非公開。 中華民国(台湾) 1.CPT(華語文能力測験 Chinese Proficiency Test) ──等級式。問題は非公開。日本では未実施。現在は,聴解・読解のみ。 朝 鮮 語 聞 く こ と 1年次 到達度目標 <授業で> ・明瞭にゆっくりと話されたら授業での課題や説明を理 解できる。 ・生活の基本的事柄の範囲であれば,説明を理解でき る。 <朝鮮語圏で> ・よく使われる日常的表現と基本的な言い回しを聞き取 れる。 2年次 到達度目標 <授業で> ・明瞭に話されたら授業に関する課題や説明を理解でき る。 ・社会や文化の基本的事柄の範囲であれば,教師の説明 や他の学生のプレゼンテーションを理解できる。 <朝鮮語圏で> ・個人や家族の情報,買い物,近所,仕事など自分に関 係のある領域でよく使われる語彙や表現を理解すること ができる。 ・生のメッセージやアナウンスの要点を聞き取るにはま だ困難が伴う。 相当レベル CEFR/A1 読 む こ と <授業・朝鮮語圏で> ・教科書用に編集された簡単なテクストなら,辞書を用 いて理解できる。 ・生のテクストのうち,漢字語が多く用いられた論理的 文章は,辞書を用いて理解できる。 ・生のテクストのうち,朝鮮語の固有語が多く用いられ た情緒的文章は,ごく簡単なものなら,誤解は多くと も,辞書を用いてゆっくり時間をかければ理解できる。 相当レベル CEFR/A2 <授業・朝鮮語圏で> ・短い簡単な具体的テーマについてのテクストならその 場で理解できる。 ・辞書を用いて時間をかければ,やや複雑なテーマにつ いての文章を理解できる。 ・広告やパンフレット,メニュー,予定表のような具体 的なテクストなら,その場で必要な情報を取り出すこと ができる。 ・簡単で短い個人的な手紙や説明文を理解できる。 ・小説など文学的文章を読むにはまだ困難が伴う。 相当レベル CEFR/A1 話 <授業・朝鮮語圏で> ・教師がゆっくり話し,繰り返しや言い換えをし,また や り と り 自分が表現するときに助けを出してくれるなら,必要に 迫られた事柄やごく身近な話題について,過去と未来の ことも含めて,簡単なやり取りをすることができる。 (会話への す 相当レベル CEFR/A2 <授業で> ・教師のリードがあれば,日常生活についての身近な話 題や活動,あるいは教科書の内容について,なんとか会 話を続けられる。 <朝鮮語圏で> ・通常の会話を続けていくだけの聴き取り力はまだない が,相手のリードによって日常生活の具体的なテーマや 場面についてはやり取りをすることができる。 参加) 相当レベル CEFR/A1 こ と 表 現 (一人で行う <授業・朝鮮語圏で> ・自分の住んでいる所や町,知っている人たちについ て,簡単な語句や文を使って説明できる。 ・自分の大学生活や日常生活の大まかな事柄について は,過去と未来のことも含めて,なんとか伝えることが できる。時間をかけて準備すれば小さいプレゼンテー ションをすることもできる。 相当レベル CEFR/A2 <授業・朝鮮語圏で> ・家族,周囲の人々,居住条件,学歴,職歴などについ て,簡単な一連の語句・イディオム・文などを使って説 明できる。 ・十分準備時間があれば,関心を持つテーマについて短 いプレゼンテーションを用意し行うことができる。 報告など) 相当レベル CEFR/A1 <授業・朝鮮語圏で> ・自分の趣味,関心事,週末や休暇中の出来事などに関 してなら,十分の時間をかければ,文法的誤りが多くて も,短い説明文や報告文を書くことができる。 書 く こ と 相当レベル CEFR/A2 <授業で> ・簡単な内容については,文法的誤りやテクスト構造上 の不適切さはあっても,その場で簡単な報告を書くこと ができる。 ・十分時間をかければ,教科書やビデオの内容要約を書 くことができる。 <朝鮮語圏で>・簡単な事柄についての短いメモやメッ セージ,あるいは礼状などの個人的な手紙を書くことが できる。 相当レベル CEFR/A1 相当レベル CEFR/A2 1)「ハングル」能力検定:日本の「ハングル」能力検定協会が実施,全7段階 http://www.hangul.or.jp/ 2)韓国語能力試験:大韓民国政府韓国教育財団が実施,全6段階 目標言語圏又は日 http://www.kref.or.jp/html/m2_2_111.html 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 3)韓国語能力検定:大韓民国のハングル学会が実施,2種類の試験を実施 http://www.klpt.jp/about/index.php モンゴル語 1年次 到達度目標 <授業で> ・明瞭にゆっくりと話されたら授業での課題や説明を理 解することができる。 ・生活の基本的事柄の範囲であれば,説明を理解でき る。 2年次 到達度目標 <授業で> ・明瞭に話されたら,授業に関する課題や説明を理解で きる。 ・社会や文化の基本的事柄の範囲であれば,教師の説明 を理解できる。 聞 く こ と 相当レベル CEFR/A1 読 む こ と <授業で> ・教科書用に編集された簡単なテクストなら,辞書を用 いて理解できる。 ・生のテクストでも日常的テーマで短く簡単なものなら 辞書を用いて理解できる。 ・やや抽象性の高いテクストは,辞書を用いてゆっくり 時間をかければ理解できる。 相当レベル CEFR/A2 <授業で> ・短く簡単で具体的なテーマについてのテクストなら, その場で理解できる。 ・辞書を用いて時間をかければ,やや複雑なテーマにつ いても理解できる。 相当レベル CEFR/A1 話 <授業で> 教師がゆっくり話し,繰り返しや言い返をし,また自 や り と り 分が表現するときに助けを出してくれるなら必要に迫ら れた事柄やごく身近な話題について,過去と未来のこと も含めて,簡単なやり取りをすることができる。 相当レベル CEFR/A2 <授業で> 教師のリードがあれば,日常生活についての身近な話 題や活動,あるいは教科書の内容について,なんとか会 話を続けることができる。 (会話への す 参加) 相当レベル CEFR/A1 こ と 表 現 <授業で> ・自分の住んできる所や町,知っている人たちについ て,簡単な語句や文を使って説明できる。 ・自分の大学生活や日常生活の大まかな事柄について は,過去と未来のことも含めて,なんとか伝えることが できる。 相当レベル CEFR/A2 <授業で> 家族,周囲の人々,居住条件,学歴,職歴などについ て,簡単な一連の語句・イディオム・文などを使って説 明できる。 (一人で行う 報告など) 相当レベル CEFR/A1 <授業で> 自分の趣味・関心事,週末や休暇中の出来事などに関 してなら,十分時間をかければ,文法的誤りが多くて も,短い説明文や報告文を書くことができる。 書 く こ と 相当レベル CEFR/A2 <授業で> ・簡単な煮亜用については,文法的誤りやテクスト構造 上の不適切さはあっても,その場で簡単な報告を書くこ とができる。 ・十分時間をかければ,教科書の内容の要約を書くこと ができる。 相当レベル CEFR/A1 公式語学検定試験は行われていないので,特に記述する事柄はない。 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 相当レベル CEFR/A2 インドネシア語 1年次 到達度目標 ・はっきりとゆっくり話してもらえば,身の周りの具体 的なものに関する聞き慣れた語やごく基本的な表現を聞 き取れる。(例えば,簡単な自己紹介を理解できる。) 2年次 到達度目標 ・はっきり話してもらえば,身の回りの具体的なものに 関する語句や表現を聞き取れる。 ・身近な話題であれば,アナウンスやニュースの要点を 聞き取ることができる。 聞 く こ と 相当レベル CEFR/A1 ・身の回りの具体的な事柄に関する短い簡単な文章や個 人的な手紙を辞書の助けをかりて理解できる。 ・看板表示,標識広告に見られるよく知られた名前,単 語,単純な文を理解できる。 相当レベル CEFR/A2∼B1 ・身の回りの具体的な事柄に関する短い簡単な文章な ら,その場で理解できる。 ・やや複雑なテーマに関する文章でも,辞書を用いて時 間をかければ理解できる。 読 む こ と 相当レベル CEFR/A1 話 ・相手がゆっくり話し,繰り返しや言い換えをしてくれ るなら,必要な事柄や身近な話題についての簡単なやり や り と り とりができる。 ・宿泊・乗り物の予約や買い物ができる。自己紹介的な 内容を聞いたり答えたりできる。 相当レベル CEFR/A2∼B1 ・日常生活についての身近な話題や活動に関する内容に ついては,相手(教師)のリードによってやり取りする ことができる。 ・旅行中に起こる大抵の状況に対処できる。 (値段交渉ができる) (会話への す 参加) 相当レベル CEFR/A1∼A2 ・自分の住んでいる所,身近な人たち,日常生活の大ま かな事柄やスケジュールを何とか伝えることができる。 こ と 表 現 相当レベル CEFR/A2∼B1 ・家族,周囲の人々,居住条件,学歴,職歴などについ て,一連の語句や文を使って解説できる。 ・準備時間があれば,関心をもつテーマについて短いプ レゼンテーションができる。 (一人で行う 報告など) 相当レベル CEFR/A1 ・日常生活,休暇中の出来事,趣味などの身近な話題に ついて,短い文章を,多少の文法的な誤りがあっても書 くことができる。 ・礼状など短い個人的な手紙を書くことができる。 相当レベル CEFR/A2 簡単な身近な内容については,表現上の不適切さが多 少あっても,その場で簡単な文章を書くことができる。 書 く こ と 相当レベル CEFR/A1 相当レベル CEFR/A2∼B1 現在,インドネシアの団体が主催する外国人向けインドネシア語検定試験はない。日本で実施されるインドネシ ア語検定試験としては,インドネシア語検定協会の「インドネシア語技能検定試験」があげられる。 1992年より年に2回のペースで実施され,特A級(2001年より年1回実施),A級∼E級の全6段階が用意されてい 目標言語圏又は日 る。C,D,E級は1次試験の筆記試験のみ(リスニング含む)で評価されるが,B,A,特A級はさらに2次試験の面 本で実施されてい 接試験がプラスされる る公式語学検定試 験についての概要 筆記試験は,AからE級では,四者択一が中心で,さらにA級とB級は記述試験が加わる。特A級はすべて記述問題で ある。1年生はC級レベル,2年生はB級レベルに相当するだろう。 フィリピノ語 聞 く こ と 1年次 到達度目標 <授業で> ・明瞭にゆっくり話されれば、授業での課題や説明を理 解できる。 ・日常生活の事柄に関して、説明を理解できる。 <フィリピンで> ・日常生活の事柄に関して、具体的な説明などを聞き取 れる。 相当レベル CEFR/A1 読 む こ と <授業で> ・教科書用に編集された簡単なテクストなら、辞書を用 いて理解できる。 ・日常的テーマに即して書かれた短く簡単な文章を、辞 書を用いて理解できる。 <フィリピンで> ・宣伝,広告などに使われているよく知られた語句や、 単文などを理解できる。 相当レベル CEFR/A1 話 <授業・フィリピンで> ・速度の緩和、繰り返し、言い換え,キューの提示など や り と り 教師の補助により、必要に迫られた事柄や身近な話題に ついて、簡単なやり取りをすることができる。 ・過去あるいは未来の事柄に関して、簡単なやりとりが できる。 (会話への す と <授業で> ・社会や文化の基本的事柄に関して、教師や他の学生の 説明を理解できる。 <フィリピンで> ・仕事や買い物、家族、友人に関する一般的な表現を理 解することができる。 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業で>・複文の含まれる文章を、辞書を用いて理解 することができる。 ・複雑なテーマに関する文章を、辞書を用いて理解する ことができる。 ・具体的テーマに関する簡単なテクストを、その場で理 解することができる。 <フィリピンで>・広告やパンフレット、メニュー、予 定表のような具体的なテクストを、その場で理解し、必 要な情報を取り出すことができる。 ・簡単な手紙やメール、説明文を理解することができ る。 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業・フィリピンで> ・教師のリードによって、日常生活や身近な活動に関す る話題、あるいは教科書の内容について、会話を続ける ことができる。 <フィリピンで> ・通常の会話を続けるレベルには達していないが、相手 方のリードによって、日常生活に関する具体的なテーマ について、最小限のやり取りをすることができる。 参加) 相当レベル CEFR/A1 こ 2年次 到達度目標 表 現 (一人で行う <授業・フィリピンで> ・住んでいる所のまわりや知っている人、持ち物などに ついて、簡単な語句や単文を用いて表現できる。 ・大学生活や日常生活の概要について、過去と未来のこ とも含めて、伝えることができる。 ・時間をかけて準備すれば短いプレゼンテーションをす ることもできる。 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業・フィリピンで> ・家族や知人、身のまわりの環境、生い立ちなどについ て、複文や慣用的な表現を用いて説明することができ る。 ・十分準備時間があれば、関心を持つテーマについて、 短いプレゼンテーションを行うことができる。 報告など) 相当レベル CEFR/A1 <授業で> ・趣味,関心事、週末や休暇中の出来事などに関して、 時間がかっかたり、文法的誤りが散見されるものの、単 文を用いて短い説明文や報告文を書くことができる。 書 く こ と 相当レベル CEFR/A1 該当する試験は存在しない。 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業で> ・簡単なテーマに関して、複文や慣用的な表現を含んだ 簡単な文章を書くことができる。(但し文法的誤りやテ クスト構成上の不適切さが散見される) ・簡単なテーマに関して、複文や慣用的な表現を含んだ 簡単な文章を書くことができる。 ・十分時間をかければ、文章や映像資料などの内容を要 約することができる。 <フィリピンで> ・簡単なメモやメッセージ、あるいは礼状などを書くこ とができる。 相当レベル CEFR/A2-B1 タ イ 語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・タイ語の独自の音声に慣れ、有気音・無気音の違いや 声調の違い等のように、微妙に違う音声を聞き取ること が出来、区別することができる。 ・明瞭にゆっくりと話されるなら、簡単で単純な課題や 説明を理解することができる。 ・日常の出来事、身の回りの出来事について、分からな い語彙や表現が多少はあっても、ネイティブの教員がほ ぼ平常のスピードで話して、主な情報を把握することが できる。 ・タイ語の様々な種類の文字と符号の形態や組織を覚 え、音声との表象的な関係の決まりを身に付け、語句や 文を読むことが出来、辞書を引くことが出来る。 ・単純で簡単な内容のテキスト、また案内や注意の標識 等を読解することができる。 ・短くて簡単なテキストは、多少分からない語句や表現 があっても、主な内容を理解することができる。 ・やや長い文や少し複雑な文章でも辞書を引きながら時 間をかければ、また教員の説明や助けがあれば、その内 容を理解することができる。 ・簡単で短い個人的な手紙や商品の注意事項等を読んで 理解することが出来る。 ・簡単な日常的な出来事や事柄を、相手が簡単な言い回 しではっきり、そしてゆっくりと話す、また一度で理解 や り と り できない場合、繰り返したり、別の言い方をしたりする ならば理解し、会話をすることが出来る。 ・日常生活における身近な出来事について、表現が多少 不自然であっても、具体的なことならやりとりをするこ とが出来る。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 ・簡単な語句や文を使って、自分のこと、家族のこと、 身近なことを説明することができ、また単純な意思を伝 えることが出来る。 ・日常的な出来事、趣味、身の回りの出来事、等につい ては、簡単な語句、文を使ってその場で説明することが できる。また十分に準備の時間が与えられれば、関心を 持っているテーマについて短いプレゼンテーションを行 うことが出来る。 ・簡単な基本語句や日常的に使用頻度の高い語句を辞書 や教材を見ずに書くことが出来る。 ・多少の誤りはあっても、タイ語の独自の語順に配慮し ながら、基礎的な表現を使って、具体的で簡単な日常の 出来事・事柄について作文を書くことが出来る。 ・簡単な内容については、辞書を引きながらその場で簡 単な報告を書くことが出来る。 ・十分な時間を与えられれば、日常の出来事等のような 簡単な事柄、個人の手紙については、多少表現が不適切 または不自然であっても、書くことが出来、また日本語 をタイ語に翻訳することが出来る。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 ベトナム語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・明瞭にゆっくりと話してもらったら、ある程度まで授 業での課題や説明を理解できる。 ・生活の基本的事柄の範囲で、しかも決められた簡単な 文型を用いてもらうことが必要である。 ・6個の声調の区別がまだ難しいため、ゆっくりと繰り 返してもらわなければ誤解が多い。 ・ゆっくりと明瞭に話してもらったら、授業での課題や 説明を十分に理解できる。 ・簡単な文型を用いてもらったら、ある程度抽象度の高 い事柄でも理解できる。 ・6個の声調の区別には依然として困難が伴い、聞き返 すことが多い。 ・イントネーション(文調)にも注意が払えるようにな る。 ・辞書を用いたら昔話のような比較的抽象度の高い内容 のものでもかなり理解できる。 ・ベトナム語自身の性格や句読法の未発達のため、文の 切り方、掛け方に誤解が多く、そのために全体の意味を 理解できないことがある。 ・辞書を用いたら、抽象度の高い用語の多い新聞や雑誌 の記事などもある程度は読める。 ・文章の切り方、掛け方に依然として誤解が多く、大意 が取れないことがある。 ・聞くことに比べ話す方は、既習の単語を並べて短い文 句を作ることはある程度できる。 や り と り ・ごく限られた文型を用いれば、日常生活での簡単なや りとりは可能である。 ・やはり声調の区別に限界があり、相手に誤解を与える ことが多い。 ・簡単な文型を用いての会話への参加はある程度スムー ズになる。 ・自分の考え、意見を時間をかけて表現することが可能 である。 ・自己紹介や他人の紹介なども敬語や謙譲語を混えて行 うことができる。 ・やはり声調の区別が曖昧なため、相手に誤解を与える ことが多い。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 ・ゆっくり、はっきりと発音すれば、ごく簡単な文型を 用いて自分の意見を述べたり、簡単な報告をしたりする ことは可能である。 ・ベトナム語は語形変化がなく、それだけに語順や虚詞 の使用が重要であるが、まだこれらに不慣れなため、相 手に誤解を与えることがある。 ・簡単な文型を用いて、自分の考えや意見を、ゆっくり と時間をかけて表現することができる。 ・じっくり時間をかければ、準備した内容について簡単 なプレゼンテーションも可能である。 ・辞書を用いて、十分時間をかければ簡単な文型を用い て身のまわりのことや自分の関心事などを書くことがで きる。 ・やはり声調と語順、虚詞の使用に誤りが多く、読み手 に誤解を与えることがある。 ・簡単な文型を用いて、手紙やメッセージ、レポートな ど書くことができる。 ・語彙の選択、声調の区別、語順、虚詞の使用法等にも 進歩が見られるが、まだ誤りが多く、読む人に誤解を与 えることがある。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 ビ ル マ 語 <授業で> ・明瞭に話されれば、多少速くても授業に関する課題や 説明を理解できる。 ・社会や文化についての簡単な事柄であれば、教師の説 明を理解できる。 <ビルマ語文化圏で> ・個人や家族の情報、買い物などについての自分に関係 のある領域でよく使われる語彙や表現を理解することが できる。 ・ビルマ人同士の買い物などについての日常会話を聞き 取るにはまだ困難が伴う。 <授業で> ・教科書用に編集された簡単なテクストなら、辞書を用 いて理解できる。(口語文) ・生のテクストでも短く簡単なものなら辞書を用いて理 解できる。(口語文) <ビルマ語圏で> 標示、ポスター、カタログなどに書かれた単語や単純な 文などを理解できる。 (口語文) <授業で> ・短い簡単な具体的テーマについてのテクストならその 場で理解できる。(口語文・文語文) ・辞書を用いて時間をかければ、やや抽象的なテーマに ついての文章を理解できる。(口語文・文語文) <ビルマ語文化圏で> ・広告やパンフレットのような具体的内容のテクストな ら、その場で必要な情報を取り出すことができる。(口 語文・文語文) ・簡単で短い個人的な手紙や説明文を理解できる。(口 語文・文語文) <授業・ビルマ語圏で> ・話し相手(教師)がゆっくり話し、繰り返しや言い換 や り と り えをし、また自分が表現するときに助けを出してくれる なら、必要に迫られた事柄やごく身近な話題について、 簡単なやり取りをすることができる。 <授業で> 教師のリードがあれば、日常生活についての身近な話 題や活動、あるいは教科書の内容について、なんとか会 話を続けられる。 <ビルマ語文化圏で> 通常の会話を続けていくだけの聴解力はまだないが, 相手のリードによって日常生活の具体的なテーマや場面 についてはやり取りをすることができる。 読 む こ と (会話への す こ と 2年次 到達度目標 <授業で> ・明瞭にゆっくりと話されれば授業での課題や説明を理 解できる。 ・生活の基本的事柄の範囲であれば、教員の説明を理解 できる。 <ビルマ語圏で> ・日常生活の身近な事柄に関する基本的な語や表現、説 明を聞き取れる。 聞 く こ と 話 1年次 到達度目標 参加) 表 現 <授業・ビルマ語圏で> 自分の住んでいる所や町、知っている人たち、あるいは 自分の大学生活や日常生活について、簡単な語句や文を 使って説明できる。時間をかけて準備すればごく簡単な プレゼンテーションをすることもできる。 <授業・ビルマ語圏で> 時事問題などについての自分の考えを、簡単な語句や 文を使って説明できる。また、十分準備時間があれば、 関心を持つテーマについて短いプレゼンテーションを用 意し行うことができる。 <授業・ビルマ語圏で> 自分の住んでいる所や町、知っている人たち、あるいは 自分の大学生活や日常生活について、簡単な語句や文を 使って報告文を書くことができる。基本的な単語の綴り 字であれば間違えずに書くことができる。(口語文) <授業> ・簡単な内容については、文法的誤りはあっても、その 場で簡単な報告を書くことができる。(口語文) ・教科書として用いられているテクストの内容要約を書 くことができる。(口語文) <ビルマ語圏でで> ・簡単な事柄についての短いメモやメッセージ、あるい は礼状などの個人的な手紙を書くことができる。(口語 文) (一人で行う 報告など) 書 く こ と ビルマにおいても日本においても公式の語学検定試験は実施されていない。ビルマの大学教育において外国人に対 するビルマ語教育は始まったばかりであり、非母語話者に対するビルマ語教育という研究分野も確立していない。 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 ヒンディー語 聞 く こ と 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・インドのパブリックスクールの1、2年生程度の簡単 なテキストをゆっくりネイティブが読むのを聞いてほぼ 文意が理解できること。 ・ネイティブがゆっくりと話す、定型的な挨拶表現及び 日常に頻繁に用いられる会話表現を聞いて理解できるこ と ・一定のテーマについてネイティブがゆっくりとしかし 自由に話すことの大意を理解すること。 ・インドのパグリックスクールの3年生程度の簡単なテ キストを辞書の助けを借りて独力で読むこと。 ・インドのパブリックスクールの高学年の教科書(中学 後半から高校程度の内容)を辞書の助けを借りながら独 力で読めること。 ・定型的な挨拶とそれに準ずる日常的な会話表現を聞い てそれに答えること。 ・日常の定型的な会話表現をネイティブとほぼ支障なく 交わせること。 ・同様のテキストの一部、または簡単で短いお話、物語 の類を暗唱し、感情をこめて読み聞かせること。 ・あらかじめ一定のテーマで準備した文章を暗唱し感情 をこめて表現すること。 ・暗唱したヒンディー語文を正しく書くこと。また、暗 唱したテキストを元に一部を書き換えつつ作文をするこ と。 ・簡単で定型的な表現を多用した手紙文を書くこと。 ・簡単な手紙文をある程度用件に応じて書くこと。 ・一定のテーマについて準備をしたうえで、表現は簡単 なものであっても内容のある文章を書くこと。 読 む こ と やりとり 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 (一人で行う 報告など) 書 く こ と インド文部省が在外大使館を通じて実施している試験がありますが、一般的なものではありません。詳細について は、別途調査してお知らせします。 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 ウルドゥー語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・ゆっくりと話されれば、挨拶の言葉や日常的に用いら れる、ごく簡単な言葉を聞きとることができる。 ・自然な速さに近い速度で話されても、単純な内容であ れば理解することができる。 ・ごく簡単な文章であれば、辞書を用いて理解すること ができる。 ・辞書があれば簡単な文章を独力で理解することができ る。 ・教師の助けがあれば、やや複雑な文章でも読むことが できる。 ・ゆっくりと話されれば、挨拶の言葉や日常的に用いら れる、ごく簡単な言葉にかなりの程度まで対応すること や り と り ができる。 ・自然な速さに近い速度で話されても、単純な内容であ れば会話に参加することができる。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 ・簡単な自己紹介ができる。 ・教師の助けがあれば,単純な内容の短いスピーチを行 うことができる。 ・教師の助けがあれば,ごく簡単な文章を書くことがで きる。 ・教師の助けがあれば,単純な内容の短いエッセイを書 くことができる。 現 (一人で行う 報告など) 書 く こ と なし 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 アラビア語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 <授業で> ○ 基本的な慣用日常挨拶表現を理解できる。 ○ 明瞭でゆっくりと話されれば、授業の課題や説明を理 解できる。 ○ 基本語彙 (必ずしも生活語彙とは限らない) を使っ て、「AはBだ」構文が明瞭に話されれば、理解できる。 ○ 基本語彙 (必ずしも生活語彙とは限らない) を使っ て、「∼に∼がある (いる)」構文が明瞭に話されれば、 理解できる。 ○ すでに起こった事実に関する具体的で平易な説明が ゆっくり明瞭に話されれば、理解できる。 <授業で> ○ 多様な慣用日常挨拶表現を理解できる。 ○ 明瞭に話されれば、授業の課題や説明を理解できる。 ○ 基本語彙 (必ずしも生活語彙とは限らない) を使っ て、すでに起こった過去の事実、現在起こっている、あ るいは習慣的に起こっている現在の事象、将来起こるだ ろう未来の事象に関する内容や、命令・禁止の表現など を含む内容がゆっくり明瞭に話されれば、理解できる。 <授業で> ○教科書用に編集され、原則的にすでに起こった事実を 平易に述べるテキストなら、辞書を使って理解できる。 ○生のテキストでも、原則的にすでに起こった事実を簡 潔に平易に述べるテキスト (必ずしも日常的テーマを扱 うとは限らない) なら、辞書を使って理解できる。 <授業で> ○原則的にすでに起こった事実を平易に述べるテキスト なら、ほとんど辞書を使わず、その場で理解できる。 ○過去・現在・未来に関する言及や、命令・禁止の表現 などを含むやや複雑な内容のテキストも、辞書を使っ て、十分な時間をかければ理解できる。 <授業で> ○原則的にすでに起こった事実についてゆっくり明瞭 や り と り に、繰り返しや言いかえを交えて話されれば、やりとり をすることができる。 <授業で> ○教師の適切なリードがあれば、過去・現在・未来に言 及する平易なテーマ (必ずしも日常的なテーマとは限ら ない) や、テキストの内容に関して、一定時間、会話を 続けることができる。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す 参加) <授業で> ○自己紹介や家族の紹介など、平易なテーマ (必ずしも 日常的テーマとは限らない) に関してなら、「AはBだ」 こ 表 現 「∼に∼がある (いる)」などの簡単な構文を使って説明 することができる。 ○上記の平易なテーマや、原則的にすでに起こった事実 に関して、時間をかければ小規模だが、まとまったプレ (一人で行う ゼンテーションをすることもできる。 と <授業で> ○平易なテーマ (必ずしも日常的テーマとは限らない) については、過去・現在・未来に言及しながら、基本構 文を使って説明することができる。 ○十分な準備時間をかければ、特定のテーマについて、 内容的にまとまったプレゼンテーションをすることがで きる。 報告など) 書 く こ と <授業で> ○原則的にすでに起こった事実を述べる平易なテーマ (必ずしも日常的テーマとは限らない) について、十分な 時間をかければ、文法的に完全ではなくとも、「AはB だ」「∼に∼がある (いる)」などの簡単な構文を使っ て、簡単な説明文や報告文を書くことができる。 <授業で> ○平易な内容なら、文法的誤りや構文上の不適切さはあ るにせよ、その場で簡単な報告を書くことができる。 ○一定時間内にテキストの内容要約を書くことができ る。 ○ 現在のところ、日本国内にアラビア語検定試験制度は存在しない。 ○ 海外には (アラビア語圏・非アラビア語圏いずれも)、アラビア語検定試験制度が存在するようだが、どの程度 目標言語圏又は日 国際的に認知され、世界標準たり得ているかは明らかではない。 本で実施されてい る公式語学検定試 ○ 本学専攻語アラビア語は、平成17年度科学技術研究費補助金 (萌芽研究) を獲得し、研究課題「アラビア語学習 験についての概要 到達度評価システムの基礎研究」(研究代表者:竹田新) のもと、アラビア語学習到達度評価システムの完備を目指 して、アラビア語学習到達度評価基準を作成し、それに基づき、世界標準たり得る外国人学習者用アラビア語検定 制度を試案化するための基礎研究を実施中である。 ペルシア語 聞 く こ と 読 む こ と 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 <授業で> ・外国人教師等1年生程度の学生の聴解力をよく知る者 が、学生の理解できる単語を選んで話せば、授業内容の 要点をペルシア語のみで理解させることができる。 <イランで> ・ネイティブにゆっくりと明瞭に且つ単語を選んで話し てもらえれば、日常生活には支障がない程度に理解でき る。 <授業で> ・日常的な話題であれば、日本語や英語での補足説明が なくても、ペルシア語だけで理解できる。 <イランで> ・買い物等の日常的な事柄であれば、ゆっくり話しても らえれば理解できる。テレビのニュースなどは、トピッ クはある程度わかる。 <授業で> ・ペルシア語アルファベットが理解できる。(概ね6月 まで)・簡単な内容であれば、辞書を使用しつつ読むこ とができる。 ・子供向けの絵本程度であれば、辞書を使用しつつ読む ことができる。イランの小学校2年生の教科書が辞書を 使用しつつ読むことができる。 <授業で> ・簡単な物語や歴史に関するテキストを辞書を使用して 読むことができる。 <イランで> ・活字体であれば、町の店の看板等は読める。 ・空港など公共施設の案内や広告はペルシア語で概ね読 める。ただし、辞書を使うことはある。 <授業で> ・日常的な内容であれば、基本的な文法を意識しつつ も、比較的、なめらかにやりとりができる。 <イランで> ・友人等であれば、簡単な自分の意見等について、辞書 を使わずペルシア語でなんとか表現することができる。 やりとり 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 <授業で> ・事前に辞書を使っての準備が許されていれば、日常的 な事柄に関する報告ができる。文法的には、基本的な文 法規則を間違えない。状況によっては複文表現も使用す ることができる。 <授業で> ・事前に辞書を使って準備ができるのであれば、慣用的 な表現を用いながら、自分の意見を表現することができ る。 <授業で>・ペルシア語アルファベットを問題なく書く ことができる。(概ね6月まで) ・日常的な事柄であれば、辞書を使用しつつ文章で表現 することができる。例えば、日記程度であれば、意味の 通じる文章が書ける。 <イランで> ・辞書や参考書等を用いて、慣例に則った簡単な手紙を 書くことができる。ペルシア語作文の基本的な慣例や慣 用表現に則した文章が書ける。イランにおける日常生活 において困らない程度の作文能力がある。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 ト ル コ 語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・はっきりとゆっくりと話してもらえば、身の回りの具 体的なもの(例えば・りんごや動物などの名前,時候の あいさつ)に関する聞きなれた語や表現を聞き取れる。 ・直接自分につながりのある具体的な内容(例えば・職 業・身分・家族構成)のものを理解することができる。 ・具体的な内容であれば、ある程度の長さのテキストが 理解できる。 ・よく用いられる日常的な表現で書かれていれば比較的 長いテキストを理解することができる。 ・相手がゆっくり話し、繰り返したり、言い換えたりし てもらえれば、直接必要なことやごく身近な話題につい や り と り てのやりとりができる。 ・通常は会話を続けていくだけの理解力はないが、短い 社交的なやりとりをすることができる。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 ・自己紹介などを簡単な語句や文を使って表現できる。 ・簡単な方法で語句をつないで自分の考えを述べること ができる。 ・具体的な内容の簡単な文章を書くことができる。 ・具体的な内容の文章を長めのセンテンスを組み合わせ て書くことができる。 現 (一人で行う 報告など) 書 く こ と ・トルコにおいて公式の語学検定はないが、アンカラ大学付属トルコ語教育センターの卒業証書(各級あり)が事 実上の語学検定証として認められる。 目標言語圏又は日 ・日本で実施されているトルコ語検定はない。 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 スワヒリ語 1年次 到達度目標 ・簡単な日常的挨拶表現、日常生活の基本的な事柄につ いての説明が聞き取れる。 2年次 到達度目標 ・短い、はっきりとした簡単なメッセージやアナウンス であれば、繰り返されればその要点を聞き取ることがで きる。 聞 く こ と 相当レベル CEFR/A1 ・教科書用に編集された簡単なテクストなら、辞書を用 いて理解できる。 ・簡単な昔話などなら、辞書を用いて理解できる。 ・簡単で短い個人的な手紙(Eメールも含む)は理解でき る。 相当レベル CEFR/A2 ・広告や内容紹介のパンフレット、メニュー、予定表の ような具体的なテクストなら、その場で必要な情報を取 り出すことができる。 ・起こったこと、感情、希望が表現されている私信を理 解できる。 読 む こ と 相当レベル CEFR/A1-A2 やりとり ・ごく身近な話題について、過去と未来のことも含め て、簡単なやり取りをすることができる。 相当レベル CEFR/A2-B1 ・教師のリードがあれば、日常生活についての身近な話 題や活動、あるいは教科書の内容について、なんとか会 話を続けられる。 話 (会話への す 参加) 相当レベル CEFR/A1 ・自分の住んでいる所や町、知っている人たちについ て,簡単な語句や文を使って説明できる。 こ と 表 現 相当レベル CEFR/A2 ・家族、周囲の人々、居住条件、学歴、職歴などについ て、簡単な一連の語句・イディオム・文などを使って説 明できる。 (一人で行う 報告など) 相当レベル CEFR/A1 相当レベル CEFR/A2 ・自分の趣味・関心事、週末や休暇中の出来事などに関し ・簡単な内容については、文法的誤りやテクスト構造上 の不適切さはあっても、簡単な報告を書くことができ てなら、十分の時間をかければ、文法的誤りが多くて る。 も、短い説明文や報告文を書くことができる。 ・例えば礼状などのような短い個人的な手紙なら書くこ とができる。 書 く こ と 相当レベル CEFR/A1 そのような検定試験は、目標言語圏でも日本でも行なわれていない。 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 相当レベル CEFR/A2 ロ シ ア 語 1年次 到達度目標 ・短いモノローグや会話を理解できる。 ・ロシアでの生活では、たとえば、電車内やバス内での アナウンスを聞き取ることができる。 聞 く こ と 相当レベル CEFR/A2 ・教材用に作成された、あまり長くない文章を読むこと ができる。 ・ロシアの生活では、たとえば、店舗の看板、遠足の案 内、映画の広告などの短い文章を理解できる。 読 む こ と 相当レベル CEFR/A2 ・短い会話に参加できるようにする。 ・ロシアでの生活では、たとえば、自分や家族について や り と り の簡単な質問に答えたり、店舗で簡単な買い物ができ る。 話 (会話への す と ・日常生活(挨拶、個人・家族の日常生活の情報のやり取 り、買物、食事、交通、医療等)や学校関係(授業や図 書館、事務室でのやり取り)、余暇(劇場、美術館、ス ポーツ等)での身近な話題について、明瞭で標準的な話 し方であれば、要点・相手の伝達意図を理解できる。 ・学業や仕事、その他の身近な社会生活、簡単な時事問 題や文化的情報について、明瞭な話し方で、比較的ゆっ くりとしたテンポであれば要点を理解することができ る。 相当レベル CEFR/B1 ・非常によく使われる日常言語で書かれたテクストや個 人の感情や希望が表現されている手紙文、新年の挨拶を 含むお祝いなどの表現、簡単な詩や歌、ジョークの類が 理解できる。 ・小説(散文−時に学習用に簡略化したもの)や商業上 の一般的な協定、観光ガイド文などは、文体の違いを認 識しながら、声に出してスラスラと読め、辞書の助けを 借りれば要点を理解し、内容について説明できる。 相当レベル CEFR/B1 ・日常生活(挨拶、個人・家族の日常生活の情報のやり取 り、買物、食事、交通、医療等)や学校関係(授業や図 書館、事務室でのやり取り)、余暇(劇場、美術館、ス ポーツ等)での身近な話題について適切に応答し、教師 や相手のリードがあれば自分の伝えたい内容(質問、情 報伝達、依頼・要求等)をゆっくりと表現することができ る。 参加) 相当レベル CEFR/A2 こ 2年次 到達度目標 表 現 ・教材用の文章や与えられたテーマについて自分の考え を簡単に述べることができる。たとえば、自分の生活に ついて、時間をかけても、また間違いがあっても、小さ いプレゼンテーションを行える。 (一人で行う 相当レベル CEFR/B1 ・個人的情報(履歴、将来の希望、家族関係、好みや余 暇の過ごし方、ふだんの生活)についてはや学業、仕事 については、限られた構文・語彙を使用してではあるが、 簡潔に表現することができる。 ・その他の身近な社会生活、簡単な時事問題や文化的情 報、本や映画のあらすじについて、時間をかけて準備を すれば小さいプレゼンテーションをすることもできる。 報告など) 相当レベル CEFR/A2 ・教材用の文章や与えられたテーマについて自分の考え を簡単に述べることができる。たとえば、自分の関心事 や自分の周囲で起こった出来事について、時間をかけて も、また間違いがあっても、まとまりのある文章を書く ことができる。 書 く こ と 相当レベル CEFR/A2 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 相当レベル CEFR/B1 ・個人的情報(履歴、将来の希望、家族関係、好みや余 暇の過ごし方、ふだんの生活)や学業関係、町や気候・天 気についての情報は、多少の文法的誤り、テクスト構造 上の不適切さはあってもまとまった文を書くことができ る。 ・学業や仕事、その他の身近な社会生活、簡単な時事問 題や文化的情報に関して、読んだり、聞いたりした内容 について、十分時間をかければ要約を書くことができ る。 相当レベル CEFR/B1 ハンガリー語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・ゆっくりと明瞭な話し方であれば、日常生活における 短い簡単な会話や指示、説明などを聞いて、理解するこ とができる。 ・明瞭で標準的な話し方であれば、比較的長い日常会話 や、個人や家族についての話の内容や要点を聞き取って 理解することができる。 ・歌の一部を聞き取って理解することができる。 ・語学教材用に編集された簡単な会話文や説明文を理解 することができる。 ・日常的なテーマの短く簡単な表現や文章を理解するこ とができる。 ・一般向けに書かれた短い読み物や詩、簡単な論説文な どを、辞書を使って理解することができる。 ・よく使われる慣用表現やことわざが理解できる。 ・状況に応じて適切なあいさつができる。 ・名前、年齢、職業、住んでいる場所、家族など、身近 や り と り な話題について簡単な質問や受け答えができる。 ・店で買い物をしたり、レストランで注文をするなど、 自分の希望を伝えることができる。 ・街中で道をたずねることができる。 ・趣味や関心のある事柄について会話をすることができ る。 ・電話で簡単な会話をすることができる。 ・食事に誘ったり、道案内するなど、命令や依頼、提案 や勧誘をすることができる。 ・仮定の話やていねいに物事を頼むことができる。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 ・簡単な自己紹介(名前、職業、住んでいるところ、家 族、国籍、話せる言葉、好きなこと、できることなど) ができる。 ・自分の一日の行動や週末や休暇中の出来事について簡 単に報告することができる。 ・病院などで自分の体調を表現できる。 ・自分の希望や要望をていねいに表現することができ る。 ・自分の趣味や関心のあることについて、人前でスピー チを行うことができる。 ・身近な日常的な話題(自分や家族、友達、一日の出来 事、旅行)について、短い文章を書くことができる(日 記、友人へのインフォーマルな電子メール、はがきな ど)。 ・自分の趣味や習慣についてある程度まとまった文章を 書くことができる。 ・礼状など、簡単な内容の親しい手紙とていねいな手紙 を書くことができる。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と ハンガリー語の検定試験にはハンガリー国内で実施されている以下の3つの公式試験がある。 1.外国語としてのハンガリー語の統一試験 外国語学習センター(エトヴェシュ・ロラーンド大学所属)による 目標言語圏又は日 ハンガリー語の検定試験。4段階あり,読解,聴解,会話,筆記(文法,作文)からなる。 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 2.ECL(European Consortium for the Certificate of Attainment in Modern Languages) ハンガリー語検定 試験 ECLによる検定試験。4段階あり,会話,筆記(文法,作文),読解,聴解からなる。 3.ブダペスト工科大学ハンガリー語検定試験 一般試験と技術専門試験がある。どれも同じような内容で,同じ ように公的な資格として認められている。あえて違いをあげれば,1と3に較べて,2はコミュニケーション能力 をより重視している。 デンマーク語 聞 く こ と 1年次 到達度目標 ・明瞭にゆっくりと話されたら授業での課題や説明を理 解できる。 ・明瞭にゆっくりと話されたら生活の基本的事柄の範囲 であれば、説明を理解できる。 ・明瞭にゆっくりと話されたら日常生活の具体的な事柄 に関する基本的な語や表現、説明を聞き取れる。 2年次 到達度目標 ・明瞭にゆっくりと話されたら,授業に関する課題や説 明を理解できる。 ・社会や文化のの基本的事柄の範囲であれば、教師の説 明や他の学生のプレゼンテーションを理解できる。 ・明瞭にゆっくりと話されたら,個人や家族の情報,買 い物,近所,仕事など自分に関係のある領域でよく使わ れる語彙や表現を理解することができる。 相当レベル CEFR/A1 読 む こ と ・教科書用に編集された簡単なテクストなら、辞書を用 いて理解できる。 ・生のテクストでも日常的テーマで短く簡単なものなら 辞書を用いて理解できる。 ・やや抽象性のの高いテクストは、辞書を用いてゆっく り時間をかければ理解できる。 ・標示やポスター,カタログなどに書かれた、よく知ら れた名前や単語,単純な文などを理解できる。 相当レベル CEFR/A2-B1 ・短い簡単な具体的テーマについてのテクストならその 場で理解できる。 ・辞書を用いて時間をかければ、やや複雑なテーマにつ いての文章を理解できる。 ・広告やパンフレット,メニュー,予定表のような具体 的なテクストなら、その場で必要な情報を取り出すこと ができる。 ・簡単で短い個人的な手紙や説明文を理解できる。 相当レベル CEFR/A1 話 ・教師がゆっくり話し,繰り返しや言い換えをし,また 自分が表現するときに助けを出してくれるなら,必要に や り と り 迫られた事柄やごく身近な話題について、過去と未来の ことも含めて、簡単なやり取りをすることができる。 ・デンマーク旅行の際に買い物や道順など簡単なセンテ ンスであればこなせる。 (会話への す 相当レベル CEFR/A2-B1 ・教師のリードがあれば、日常生活についての身近な話 題や活動、あるいは教科書の内容について、なんとか会 話を続けられる。 ・通常の会話を続けていくだけの聴き取り力はまだない が,相手のリードによって日常生活の具体的なテーマや 場面についてはやり取りをすることができる。 ・デンマーク旅行の際に,相手がゆっくりと話してくれ れば,簡単な会話を楽しむことができる。 参加) 相当レベル CEFR/A1 こ と 表 現 ・自分の住んでいる所や町,知っている人たちについ て,簡単な語句や文を使って説明できる。 ・自分の大学生活や日常生活の大まかな事柄について は、過去と未来のことも含めて、なんとか伝えることが できる。時間をかけて準備すれば小さいプレゼンテー ションをすることもできる。 相当レベル CEFR/A2-B1 ・家族,周囲の人々,居住条件,学歴,職歴などについ て、簡単な一連の語句・熟語・文などを使って説明でき る。 ・十分準備時間があれば、関心を持つテーマについて短 いプレゼンテーションを用意し行うことができる。 (一人で行う 報告など) 相当レベル CEFR/A1 書 く こ と 相当レベル CEFR/A2-B1 ・自分の趣味・関心事、週末や休暇中の出来事などに関し ・簡単な内容については、文法的誤りやテクスト構造上 の不適切さはあっても、その場で簡単な報告を書くこと てなら、十分の時間をかければ、文法的誤りが多くて ができる。 も、短い説明文や報告文を書くことができる。 ・十分時間をかければ、教科書やビデオの内容要約を書 くことができる。 ・簡単な事柄についての短いメモやメッセージ、あるい は礼状などの個人的な手紙を書くことができる。 相当レベル CEFR/A1 相当レベル CEFR/A2-B1 DLTC (Danish Language Testing Consortium) 主催のデンマーク語検定 レベル1 (Prøve i Dansk 1):筆記(CEFR・A2に相当);会話(CEFR・B1に相当) 目標言語圏又は日 レベル2 (Prøve i Dansk 2):筆記(CEFR・B1に相当);会話(CEFR・B1とB2の中間に相当) 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 レベル3 (Prøve i Dansk 3):筆記(CEFR・B2に相当);会話(CEFR・B2に相当)最終レベル (Studieprøven i dansk som andetsprog for voksne udlændinge):筆記(CEFR・C1に相当);会話(CEFR・C1に相当) 各テストは13段階で評価され,6点以上が合格となる。因みに,デンマークの大学(国立)に北欧以外の外国人 が入学するための要件として,最終レベル (Studieprøven i dansk som andetsprog for voksne udlændinge)の6 点以上が設定されている(ただし,医学部と歯学部では8点以上が要求される)。 スウェーデン語 ・自然の速さで話されるスウェーデン語の質問や依頼, 相手方の主張などがほぼ理解できる。 ・日常生活における一般的な会話の大筋を,若干難関な 部分は別として,大方聞き取ることができる。 ・電話において自分が承知している分野に関して,相手 が明瞭に話している場合,その会話のポイントを聞き取 ることができる。 ・教科書のテキストが現代のスウェーデンの生活に即し た具体的な内容であれば,多少辞書を使えばほぼ完璧に 理解できる。 ・1年終了段階で辞書の助けのみで独自にAstrid Lindgrenの児童書がスウェーデン語の原文で読みこなせ る。 ・スウェーデン事情を扱った一般的なテキストであれ ば,辞書なしにおおよその大意がつかめ,辞書を用いれ ばほぼ正確に理解できる。 ・3,4年の後期課程における各分野へのゼミに進む前提 段階のレベルに相当する各専門領域の原典テキストなど は構文などを見抜きながら,多少時間はかかるものの, 辞書を用いてほぼその大意を把握できる。 ・自分がよく心得ている日常的な状況において相手方に 対して簡単な質問したり,その受け答えができる。 や り と り ・日常生活における基本的かつ具体的な状況に関係する 会話に部分的に加わることができる。 ・スウェーデン人とのコミュニケーションにおいてさし て大きな障害を起こさない程度の発音を身につけてい る。 ・一般的な事項に対して,比較的自由に質問ができる。 ・一般的な事項に関する会話に参加することができる。 ・自分が身近に感じている事柄について電話で会話でや り取りすることができる。 ・スウェーデン旅行中に遭遇する大方の状況(ホテルで の受け答え,買い物や駅での切符の購入など)を障害な く処理することができる。 読 む こ と (会話への す こ と 2年次 到達度目標 ・スウェーデン語が明瞭かつ自然な速度で発話される状 況において簡単な質問や依頼,相手方の主張などがだい たい理解できる。 ・日常生活における基本的かつ具体的な状況に関係する 会話を総体的に理解できる。 ・スウェーデンの映画を観て,挨拶などのなシーンで用 いられる日常的かつ基本的な言い回しがキャッチでき, それを反復できる。 聞 く こ と 話 1年次 到達度目標 参加) 表 現 ・日常的な事柄や自分に直接関係する事態や関心事項 を,誤りを臆せずにその場で相手が理解できるように基 本的な語彙や語句を用いて自分なりに簡単に表現でき る。 ・準備時間があれば基本語彙を用いて基礎的な文法上の 間違いを抑えた短いプレゼンができる。 ・同年代の友人宛のメールなどは辞書をあまり使うこと なく,意味の通る文面で表現することができる。 ・日常的な状況において自己の主張や考えを秩序立てて 説明できる。また最低限の自分の主張を相手に理解させ ることができる。 ・十分な時間をかければ日本の文化,料理,地誌などに ついてスウェーデン語で説明できる。 ・日常的な事柄や自分に直接関係する事態や関心事項 を,文法的な誤りが多少生じたとしても,辞書の助けな しに,相手に内容は十分理解してもらえる程度のレポー トを短い文で作成することができる。 ・複雑でない私的内容の電子メールを簡単なスウェーデ ン語で書くことができる・ ・やさしい読み物を読んで要約したり,自分が持ってい る語彙で復元したりすることができる。 ・準備時間が与えられれば,やや長めの文を用いて多少 込み入った内容を書くことができる。 ・留学などとの関連で接触する教育機関に自己の主張を 文章に表わすことができる。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 スウェーデン語には公式語学検定試験というものはないが,スウェーデンの大学で勉強する資格を得るための試 験はある。TISUSと呼ばれているもので,この試験に合格すれば,スウェーデンのどの大学にも入学する資格が得ら れる。これはスウェーデン語で行われる大学の授業に最低限フォローできるか否かを問う試験 ともいえる。外国人でスウェーデンの大学に入学しようとするものはこの資格を得ていなくてはならない。この試 験はスウェーデン本国はもちろん日本でも受験することができる。通例年に2回,日本で受験する場合は東京のス ウェーデン大使館が窓口となり,東京で行なわれる。近畿方面で応募者が多ければ本学の スウェーデン語専攻研究室に依頼が来ることもある。1回の受験料が日本円で2万5千円∼3万円と割高である。 本学のスウェーデン語専攻の学生たちも挑戦してきているが,学部在学中に合格したのは現在までに1名。卒業後 に合格したものは数名。合格者に共通していたのは,合わせて最低2年間のスウェーデン留学 を経験していたということが挙げられる。うち1回の挑戦で合格したものは2名。また卒業生たちの中には卒業後 スウェーデンに長期滞在し,現地で数回受験した後にようやく合格したという情報もある。さらに,詳しいこと は,合格者のアンケートをご参照ください。 ド イ ツ 語 聞 く こ と 1年次 到達度目標 <授業で> ①明瞭にゆっくりと話されたら授業での課題や説明を理 解できる。 ②生活の基本的事柄の範囲に関しては,簡単な語句によ る教師の説明を理解できる。 <ドイツ語圏で> ③日常生活の具体的な事柄に関する基本的な語や表現, 説明などのうち,良く親しんでいるものは理解できる。 相当レベル CEFR/A1 読 む こ と <授業で> ④新出単語が少ない文章なら理解可能な音読ができる。 ⑤教科書用に編集された文章や,日常的テーマをもつ簡 単な生の文章は、辞書を用いて理解できる。 ⑥やや抽象性の高いテクストは,辞書を用いてゆっくり 時間をかければ概要を理解できる。 <ドイツ語圏で> ⑦標示やポスター,カタログなどに書かれた,よく知ら れた名前や単語,単純な文などを理解できる。 相当レベル CEFR/A1 話 <授業・ドイツ語圏で> ⑧模範に基づいたミニダイアログを学生同士のペアー練 や り と り 習で行うことができる。 ⑨教師がゆっくり話し,繰り返しや言い換えをし,また 自分が表現するときに助けを出してくれるなら,身近な 話題や必要に迫られた事柄について,過去と未来のこと も含めて,教師と簡単なやり取りをすることができる。 (会話への す 2年次 到達度目標 <授業で> ①明瞭に話されたら,授業の課題や説明を理解できる。 ②学生同時のペアー練習で相手の発話が理解できる。 ③社会や文化に関しては,ごく基本的事柄の範囲で,簡 単な語句による教師の説明や他の学生のプレゼンテー ションを理解できる。 <ドイツ語圏で> ④ネイティブのナチュラルな発話の要点把握はまだ困難 だが、自分や家族,買い物,近所,仕事など身近な領域 で頻出する語彙や表現は理解することができる。 相当レベル CEFR/A2 <授業で> ⑤短い簡単な具体的テーマについてのテクストならその 場で音読または黙読し理解できる。 ⑥辞書を用いて時間をかければ,やや複雑な抽象度の高 いテーマについての文章をなんとか理解できる。 ⑦またそれを、理解可能な日本語に翻訳できる。 <ドイツ語圏で> ⑧広告やパンフレット,メニュー,予定表のような具体 的なテクストなら,その場で必要な情報を読み取ること ができる。 ⑨簡単で短い個人的な手紙や説明文を理解できる。 相当レベル CEFR/A2 <授業で> ⑩教師のリードがあれば,日常生活の中の身近な話題や 活動,あるいは教科書の内容について,なんとか会話を 続けられる。 <ドイツ語圏で> ⑪通常の会話を続けていくだけの聴解力・表現力はまだ まだ不十分だが,相手のリードによって日常生活の具体 的なテーマや状況についてやり取りを続けることができ る。 参加) 相当レベル CEFR/A1 <授業で。ドイツ語圏で> ⑩自分のこと,自分が住んでいる所や町,知っている人 たちについて,簡単な語句や文を使って説明できる。 こ 表 現 ⑪自分の大学生活や日常生活の大まかな事柄について, 過去と未来のことも含めて,なんとか伝えることができ る。 ⑫時間をかけて準備すれば,写真や図表などの視覚材料 (一人で行う を用いて,ごく短い(3分間程度)プレゼンテーションを と 用意し行うことができる。 相当レベル CEFR/A2 <授業で。ドイツ語圏で> ⑫家族,周囲の人々,住居の状件・事情,学歴,職歴な どについて,簡単な一連の語句・イディオム・文などを 使って説明できる ⑬十分準備時間をかければ,自分が関心を持つテーマに ついて短いプレゼンテーション(5分程度)を用意し行 うことができる。 報告など) CEFR/A1 書 く こ と <授業で> ⑬教科書の課題問題の文を筆記表記することができる。 ⑭自分の趣味・関心事,週末や休暇中の出来事など身近な テーマに関してなら,十分の時間をかければ,文法的誤 りが多くても理解可能な短い説明文や報告文を書くこと ができる。 相当レベル CEFR/A1 相当レベル CEFR/A2 <授業で> ⑭文法的誤りやテクスト構造上の不適切さが多くても, 身近な事柄について,その場で簡単な文章が書ける。 ⑮十分時間をかければ,教科書やビデオのテクストの要 約を書くことができる。また身近な社会的文化的テーマ についてある程度まとまった文章を書くことができる。 <ドイツ語圏で> ⑯簡単な事柄についてのメモやメッセージ,あるいは礼 状などの個人的葉書やE-メールを書くことができる。 相当レベル CEFR/A2 日本で受験可能なドイツ語検定試験としては,①日本の財団法人ドイツ語学文学振興会主催の「ドイツ語技能検定 試験(独検)」(基礎・4級から上級・1級までの4レベル),②ドイツの ゲーテ・インスティトゥートが実施す る「ドイツ語検定試験」(基礎レベルから教授資格レベルまでの6段階),③「オーストリア政府公認ドイツ語 検定試験(OESD)」(初級から上級までの4レベル)の3つがあり、どの検定試験もほぼ年に2回実施される。詳細 目標言語圏又は日 はインターネットで参照のこと。 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 英 語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 ・仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題につ いて、明瞭で標準的な話し方の会話なら大部分を理解で きる。 ・話し方が比較的ゆっくり、はっきりとしているなら、 時事問題や、個人的もしくは仕事上の問題についても、 テレビやラジオ番組の要点を理解できる。 ・長い会話や講義を理解することができる。また、もし 話題がある程度身近な範囲であれば、議論の流れが複雑 であっても理解できる。 ・テレビやラジオのニュースや時事問題の番組の大筋を 理解できる。 ・筆者の姿勢や視点が出ている現代の問題についての記 事や報告を、多少複雑な構文を含むものであってもあま り苦労することなく読める。 ・大抵の現代文学の散文作品をあまり苦労することなく 読める。 ・筆者の姿勢や視点が出ている現代の問題についての記 事や報告を、複雑な構文を含むものであっても容易に読 める。 ・大抵の現代文学の散文作品を容易に読める。 ・英語圏を旅行中に最も起こりやすい大抵の状況に対処 することができる。例えば、家族や趣味、仕事、旅行、 や り と り 最近の出来事など、日常生活に直接関係のあることや個 人的な関心ごとについて会話に入ることができる。 ・身近な話題であれば、ある程度流暢に自然に会話をす ることができ、母語話者と普通にやり取りできる。 ・身近なコンテクストの議論に積極的に参加し、自分の 意見を述べ、弁明できる。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 ・一定の準備時間があれば次のような行為を英語らしい 表現を使って行える。 ・自分の経験や出来事、夢や希望を語ること。 ・本や映画のあらすじを話したり、感想を述べる。 ・一定の準備時間があれば次のような行為を英語らしい 表現を使って行える。 ・自分の興味・関心のある分野に関連する限り、明瞭で 詳細な説明をする。 ・時事問題について、色々な可能性の長所、短所を示し て自己の見解を説明する。 ・身近で個人的に関心のある話題について、つながりの あるテクストを書くことができる。 ・私信で経験や印象を書くことができる。 ・興味・関心のある分野内なら、幅広く色々な話題につ いて、明瞭で詳細な説明文を書くことができる。 ・エッセイやレポートで情報を伝え、一定の視点に対す る支持や反対の理由を書くことができる。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 英検:日本英語検定協会「英検は、「聞く・話す・読む・書く」の4技能を、基礎知識から運用能力まで総合的に 測るように構成されていますから、英検が検定する英語は、「状況などに応じて適切にコミュニケーションができ る、一般的・総合的な英語」と言えます。」 TOEIC (Test of English for International Communication):国際ビジネスコミュニケーション協会 目標言語圏又は日 「Listening と Reading という受動的な能力を客観的に測定することにより、Speaking と Writing という能動的 本で実施されてい な能力までも含めた、英語によるコミュニケーション能力を総合的に評価できるように設計されています。」 る公式語学検定試 験についての概要 TOEFL (Test of English as a Foreign Language):English Testing Service 「米国非営利教育団体The College Board および The Graduate Record Examinations Board の委託で、米国、カ ナダの大学に留学を希望する外国人学生が大学での授業についていける英語力を有しているかを評価 するため、1964年に同じく米国非営利教育団体である Educational Testing Service (ETS) が開発しました。」 フランス語 聞 く こ と 1年次 到達度目標 <授業で> ・明瞭にゆっくりと話されたら授業での課題や説明を理 解できる。 ・生活の基本的事柄の範囲であれば、説明を理解でき る。 <フランスで> ・日常生活の具体的な事柄に関する基本的な語や表現、 説明を聞き取れる。 相当レベル CEFR/A1 読 む こ と <授業で> ・教科書用に編集された簡単なテクストなら、理解でき る。 ・生のテクストでも日常的テーマで短く簡単なものなら 辞書を用いて理解できる。 ・やや抽象性のの高いテクストは、辞書を用いてゆっく り時間をかければ理解できる。 <フランスで> ・標示やポスター,カタログなどに書かれた、よく知ら れた名前や単語,単純な文などを理解できる 相当レベル CEFR/A1 話 <授業・フランスで> 教師がゆっくり話し,繰り返しや言い換えをし,また や り と り 自分が表現するときに助けを出してくれるなら,必要に 迫られた事柄やごく身近な話題について、過去と未来の ことも含めて、簡単なやり取りをすることができる。 (会話への す と <授業で> ・明瞭に話されたら、授業に関する課題や説明を理解で きる ・社会や文化の基本的事柄の範囲であれば、教師の説明 や他の学生のプレゼンテーションを理解できる。 <フランスで> ・個人や家族の情報,買い物,近所,仕事など自分に関 係のある領域でよく使われる語彙や表現を理解すること ができる。 ・生のメッセージやアナウンスの要点を聞き取るにはま だ困難が伴う。 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業で> ・短い簡単な具体的テーマについてのテクストならその 場で理解できる。 ・辞書を用いて時間をかければ、やや複雑なテーマにつ いての文章を理解できる。 <フランスで> ・広告やパンフレット,メニュー,予定表のような具体 的なテクストなら、その場で必要な情報を取り出すこと ができる。 ・簡単で短い個人的な手紙や説明文を理解できる。 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業で> 教師のリードがあれば、日常生活についての身近な話 題や活動、あるいは教科書の内容について、なんとか会 話を続けられる。 <フランスで> 日常生活の具体的なテーマや場面についてであれば、 会話の流れが滞ることがあってもやり取りをすることが できる。 参加) 相当レベル CEFR/A1 こ 2年次 到達度目標 表 現 (一人で行う <授業・フランスで> ・自分の住んでいる所や町,知っている人たちについ て,簡単な語句や文を使って説明できる。 ・自分の大学生活や日常生活の大まかな事柄について は、過去と未来のことも含めて、なんとか伝えることが できる。時間をかけて準備すれば小さいプレゼンテー ションをすることもできる。 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業、フランスで> ・家族,周囲の人々,居住条件,学歴,職歴などについ て、簡単な一連の語句。 ・イディオム・文などを使って説明できる。 ・十分準備時間があれば、関心を持つテーマについて短 いプレゼンテーションを用意し行うことができる。 報告など) 相当レベル CEFR/A1 <授業で> 自分の趣味・関心事、週末や休暇中の出来事などに関 してなら、十分の時間をかければ、少々の文法的誤りが 会っても、短い説明文や報告文を書くことができる。 書 く こ と 相当レベル CEFR/A1 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 相当レベル CEFR/A2-B1 <授業で> ・簡単な内容については、語彙の選択などに不適切さは あっても、その場で簡単な報告を書くことができる。 ・十分時間をかければ、教科書やビデオの内容要約を書 くことができる。 <フランスで>簡単な事柄についての短いメモやメッ セージ、あるいは礼状などの個人的な手紙を書くことが できる 相当レベル CEFR/A2-B1 イタリア語 1年次 到達度目標 2年次 到達度目標 <授業で> ・日常的な簡単な指示、要求を聞いて理解できること。 ・ゆっくりと話された授業での課題や説明を理解でき る。 <イタリアで> ・日常生活に関する基本的な単語や表現を聞きとること ができる。 <授業で・イタリアで> ・一般的なニュースの概要、身の周りの日常会話を理解 することができる。 <授業・イタリアで> ・辞書を使いながら、実用的な説明文、掲示を理解する ことができる。 ・辞書を用いながら、簡単な報道記事、簡単な短編小説 などを読むことができる。 <授業・イタリアで> ・新聞・インターネットにおける一般的な記事を辞書を 使いながら理解することができる。 ・自分の興味のある専門分野の文章を、辞書を使いなが らある程度理解することができる。 <授業・イタリアで> ・ゆっくりと話される会話のなかで、言い換えや語句の や り と り 訂正などのサポートを教師から受けながら、自分または 第三者の日常的な経験、要求を言語で伝達できること。 <授業・イタリアで> ・教師のサポートをえながら、簡単な実用的説明を伝達 できる。 ・日常的な指示・要求に対して適切な応答ができる。 聞 く こ と 読 む こ と 話 (会話への す こ と 参加) 表 現 <授業・イタリアで> ・自分や家族、生活環境などについて、簡単な紹介を行 うことができる。 <授業・イタリアで> ・自分の日常生活の簡単な出来事について、適切な動詞 の時制と活用を使いながら表現することができる。 ・十分な時間があれば、特定の社会的・文化的テーマに ついて、簡単なプレゼンテーションを行うことができ る。 <授業で> ・自分または第三者の日常的な経験、要求について書く ことができる。 <授業・イタリアで> ・簡単な実用的な説明を文章化できる。 ・十分な時間をかければ、自分の思考内容を文章化する ことができる。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と イタリア本国で行われているイタリア語能力検定試験として公認されているものが4つある。それは,ペルー ジャ外国人大学のCELI,シエナ外国人大学のCILS,ローマ第3大学のIT,そしてダンテ・アリギエーリ協会のPLIDA である。CEFのレベルとの対応は次のようになっている。 初級(A1) PLIDA A1 (A2) CELI 1, pre-CILS(予定), PLIDA A2 目標言語圏又は日 中級(B1) CELI 2, CILS 1, PLIDA B1 (B2) CELI 3, CILS 2, PLIDA B2 本で実施されてい 上級(C1) CELI 4, CILS 3, PLIDA C1 (C2) CELI 5, CILS 3, PLIDA C2, IT る公式語学検定試 験についての概要 以上の他に商業イタリア語に特化した CICI (conoscenza dell italiano commerciale intermdio: ペルージャ 外国人大学)があり,CEFのB1に相当するとされている。 また,日本国内ではイタリア語検定協会が運営する検定試験が年2回実施されている。こちらはイタリア語を学習 したばかりの生徒でも受験可能なレベル設定となっている。1年生で4級の検定試験を受けることが可能。2年生から 4年生でそれぞれ3級、2級、1級の検定試験を受けることができる。 スペイン語 <授業で> ・明瞭に話されたら、授業に関する課題や説明を理解で きる。 ・社会・文化に関する基本的事柄で、専門用語が用いら れないものであれば、教師の説明や他の学生のプレゼン テーションを理解できる。 <スペイン語圏で> ・日常生活のあらゆる場でよく使われる語彙や表現を理 解することができる。 ・生のメッセージやアナウンスの要点を聞き取るにはま だ困難が伴う。 <授業で> ・教科書用に編集された簡単なテクストなら、辞書と文 法的知識をもとに理解できる。 ・生のテクストでも日常的テーマで短く簡単なものなら 辞書を用いて理解できる。 ・やや抽象性のの高いテクストは、辞書を用いてゆっく り時間をかければ理解できる。 <スペイン語圏で> ・生活に必要な標示に書かれた言葉、よく知られた名前 や単語,単純な文などを理解できる。 <授業で> ・短い簡単な具体的テーマについてのテクストなら辞書 を使わなくても理解できる。 ・辞書を用いて時間をかければ、やや複雑なテーマにつ いての長い文章を理解できる。 <スペイン語圏で> ・掲示物、パンフレット、メニュー、予定表などの具体 的なテクストならその場で必要な情報を取り出すことが できる。 ・手紙、簡単で短い説明文、「好き・嫌い」などの単純 な意見・感情を述べた文章を理解できる。 <授業で> ・最低限、教師が学習済みの語彙をゆっくり発話すれば や り と り それを正確なスペルで記述できる。 ・繰り返しや言い換えをし,また自分が表現するときに 助けを出してくれるなら,必要に迫られた事柄やごく身 近な話題について、過去と未来のことも含めて、簡単な やり取りをすることができる. <授業で> 教師のリードがあれば、日常生活についての身近な話題 や活動、あるいは教科書の内容について、なんとか会話 を続けられる。 <スペイン語圏で> 通常の会話を続けていくだけの聴き取り力はまだない が,相手のリードによって日常生活の具体的なテーマや 場面についてはやり取りをすることができる。 読 む こ と (会話への す こ と 2年次 到達度目標 <授業で> ・挨拶など儀礼的な発話を場面に応じて理解できる。明 瞭にゆっくりと話されたら授業での課題や説明を理解で きる ・生活の基本的事柄の範囲であれば、説明を理解でき る。 <スペイン語圏で> ・挨拶など儀礼的な発話を場面に応じて理解できる。日 常生活の具体的な事柄に関する基本的な語や表現、説明 を聞き取れる。 聞 く こ と 話 1年次 到達度目標 参加) 表 現 (一人で行う <授業・スペイン語圏で> ・自分の住んでいる所や町,知っている人たちについ て,簡単な語句や文を使って説明できる。 ・自分の大学生活や日常生活の大まかな事柄について は、過去と未来のことも含めて、なんとか伝えることが できる。時間をかけて準備すれば小さいプレゼンテー ションをすることもできる。 <授業・スペイン語圏で> ・自分自身や家族、周囲の人々について、簡単な語句や 文を使って説明できる。 ・時間をかけて準備すれば小さいプレゼンテーションを することもできる。 <授業で> ・日本語の短文なら、条件文など複雑な構造のものも含 め、辞書を用いて正確なスペイン語に訳すことができ る。 ・自分の趣味・関心事、週末や休暇中の出来事などに関し て、十分の時間をかければ、文法的誤りが多くても、短 い説明文や報告文を書くことができる。 <授業で> 自分の趣味・関心事、週末や休暇中の出来事などに関して なら、十分の時間をかければ、文法的誤りが多くても、 短い説明文や報告文を書くことができる。 報告など) 書 く こ と 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 ・1D.E.L.E(Diploma de Español Lengua Extranjera):スペイン教育文部省より授与される公認資格検定。初級 (初歩的なコミュニケーションが必要な場面で対応できるレベル)、中級(専門用語の出てこない日常生活レベル の場面で対応できるレベル)、上級(高度なスペイン語運用力とスペイン文化に関する知識が必 要とされる場面で対応できるレベル)の3レベルに分けられている。 ・ スペイン語技能検定:日本スペイン協会が主催する文部科学省認定の技能検定。6級(基礎的な短い文章の読み 書きができるレベル)、5級(平易な文章の読み書きができるレベル)。4級(簡単な日常会話がで きるレベル)、3級(新聞などが理解でき、一般ガイドに不自由しないレベル)、2級(ラジオ、テレビが理解で き、一般通訳ができるレベル)、1級(会議通訳、文学翻訳、専門ガイドができるレベル)の6レベルに分けられ ている。 ポルトガル語 <授業で> ・平易な語彙と表現が使われ、発音が明瞭で、あるなら ば、説明や課題を理解できる。 ・社会や文化に関する基本的事柄であれば、教師の説明 や他の学生の発表を理解することができる。 <ポルトガル語圏で> ・日常生活や自分に関係のある領域でよく使われる語 彙、表現を理解することができる。 ・雑音のない環境であれば、明瞭に発音された生のアナ ウンスの要点を聞き取ることができる。 <授業で> ・外国人学習者用に編集された簡単なテキストを、辞書 を用いて理解できる。 ・一般のテキストでも日常的なテーマで短く簡単なもの なら、辞書を用いて理解できる。 ・抽象的な内容のテキストの場合、辞書を用いて時間を かければおおよその理解ができる。 <ポルトガル語圏で> ・身近なものやサービスの宣伝・広告などに書かれた、 一般によく使われる単語、単純な文などを理解できる。 <授業で> ・身近な具体的テーマについての短いテキストならその 場で理解できる。 ・専門的な内容のテキストでも、辞書を用いて時間をか ければ、大筋を理解できる。 <ポルトガル語圏で> ・平易な語彙と表現によって構成された具体的な内容の テキストなら、その場で読み取り、必要な情報を得るこ とができる。 ・日常的な内容の資料や説明の文章を理解できる。 <授業・ポルトガル語圏で> ・教師が繰り返しや言い換えを交えてゆっくりと話しを や り と り すれば、日常生活に必要な事柄やごく身近な話題につい て、過去と未来のことも含めて、簡単な語彙と表現で最 低限のやりとりはできる。 <授業で> 身近な話題や、教科書の内容について、教師の補助が あれば、やりとりを続けることができる。 <ポルトガル語圏で> 通常の会話をすることは困難だが、身近な話題で、相 手が平易な語彙と表現を使用した場合、やりとりを続け ていくことができる。 読 む こ と (会話への す こ と 2年次 到達度目標 <授業で> ・簡単な語彙と表現で明瞭にゆっくりと話されたら、説 明や課題を理解できる。 ・身の回りの事柄の範囲であれば、説明を理解できる。 <ポルトガル語圏で> ・日常生活の具体的な事柄に関する基本的な語や表現を 聞きとり、説明を理解することができる。 聞 く こ と 話 1年次 到達度目標 参加) 表 現 <授業・ポルトガル語圏> ・自分の住んでいる所や、知っている人たちについて、 簡単な語と表現を使って説明できる。 ・自分の学校生活や日常生活の大まかな事柄について は、過去と未来のことも含めて伝えることができる。時 間をかけて準備すれば簡単な発表もできる。 <授業・ポルトガル語圏> ・家庭や身の回りの状況、出来事などについて、平易な 語彙・表現を使って説明できる。 ・十分時間をかけて準備すれば、関心を持つテーマにつ いて発表をすることができる。 <授業で> 自分の関心事や、休暇中の出来事などに関してなら、 時間をかければ、語彙や表現に誤りが多くても、短い説 明文や報告文を書くことができる。 <授業で> ・具体的な内容であれば、文法的誤りや語彙の不適切さ はあっても、その場で簡単な文章を書くことができる。 ・時間をかければ、抽象的な内容のテキストであっても その要約文を書くことができる。 <ポルトガル語圏で>日常の身近な事柄について、メモ や電子メールを書くことができる。 (一人で行う 報告など) 書 く こ と 目標言語圏又は日 本で実施されてい る公式語学検定試 験についての概要 ブラジル教育省による外国人向けポルトガル語能力検定セウピ・ブラス セウピ・ブラス(CELPE-Bras)は、ブラジルの教育省(MEC)が実施している外国人向けのポルトガル語能力検定 (Certificado de Proficiência em Língua Potuguesa para Estrangeiros)である。 この能力検定では、試験によって、中級(Intermediário)、中上級(Intermediário Superior)、上級(Avançado)、 最上級(Avançado Superior)の4つのレベルが認定される。なお、中級が最も低い認定レベルである。試験は筆記・ 聴解試験と口頭試験の2部から構成される。 国際ポルトガル語検定試験(Centro de Avaliação do Português Língua Estrangeira - CAPLE) CAPLEは、ポルトガル外務省、文部省、カモンイス院の後援を受け、リスボン大学が1993年以降実施している「外 国語としてのポルトガル語能力を評価する検定試験」である。 CIPLE(入門レベル)、DEPLE(初級レベル)、DIPLE(中級レベル)、DAPLE(上級レベル)、DUPLE(大学レベ ル)の5段階に分かれている。試験は、筆記試験・聴解試験から構成される。