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平成 26年度 中津川市地域保健医療計画推進協議会 次第

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平成 26年度 中津川市地域保健医療計画推進協議会 次第
平成 26年度
中津川市地域保健医療計画推進協議会 次第
平成26 年 10 月23 日 午後 2 時から
健康福祉会館3階 研修室
1.開会
2.委員委嘱
3.部長あいさつ
4.会長あいさつ
5.議事
1)資料①
第一次計画の最終評価結果
2)資料②
前回協議会からの第二次計画方針等の変更(案)
3)資料③
第二次中津川市地域保健医療計画(案)
6.その他
7.閉会
中津川市地域保健医療計画推進協議会委員名簿
(任期:平成 26 年 6 月 1 日~平成 28 年 5 月 31 日)
区
分
団体等の名称
恵那医師会中津川医会
恵那医師会恵北医会
中津川歯科医師会
氏
名(敬称略)
会長
会長
会長
会長
中川
俊郎
丹羽
一善
早川
重明
安藤
秀男
高山
哲夫
曽我
望武
神谷
玲子
医療の代表
中津川市民病院
院長
国民健康保険坂下病院
中津川市薬剤師会
院長
会長
中津川市民生委員
保健
児童委員協議会連合会
会長
中津川市社会福祉協議会
会長
副会長
加藤
出
福祉
介護の代表
特別養護老人ホーム延暦寺広済寮
寮長
須山
あさよ
中津川市健康推進員会
会長
樋田
三次
中津川市区長会連合会
代表
吉村
安彦
松田
正義
阿部
好正
市民の代表
中津川市老人クラブ連合会
有識者委員
アドバイザー
岐阜県恵那保健所
会長
所長
名古屋大学大学院
医学系研究科総合診療医学講座
教授
伴
信太郎
資料①
中津川市地域保健医療計画の最終評価結果
1.計画策定の経緯
現在、大都市と地方の地域格差が広がっており、医療分野でも国の医療制度改革、医療従事
者の不足と偏在により、全国的に地域医療が非常に厳しい状況に直面しています。また、保健
医療を取り巻く環境も少子高齢化の進行、生活習慣病や心の病の増加など大きく変化していま
す。
このような状況の中で、『健康で長生きしたい』『安全で安心して暮らしたい』という市民の
願いを医療の分野で実現するために、平成 20 年度に恵那医師会、中津川歯科医師会、中津川市
薬剤師会、市立2病院、恵那保健所、保健、福祉、介護、議会、市民の代表者からなる、計画
策定委員会を設置し、中津川市地域保健医療計画を策定しました。この計画の内容は、基本方
針として以下の 3 つの柱をあげ、市民、医療機関、介護機関、各種団体、行政等が連携、協力
して地域医療を守り、推進すべき取り組みと目標を示しています。
計画期間は、平成 21 年度から平成 25 年度としています。
◆地域保健医療計画基本方針◆
(1)市立病院・診療所間及び民間医療機関との効果的な役割分担と連携を進めます
(2)持続可能な地域格差の少ない地域医療体制を目指します
(3)保健、医療、福祉、介護等が連携した包括ケアの提供を推進します
2.最終評価の方法
今回、中津川市地域保健医療計画の最終評価にあたり、市立2病院・市立診療所、健康福祉
部関係課、その他関係部署等が、主な取り組みとしてあげた全232項目に対し、
「計画を達成
できた、ほぼ達成できた(◯)」、
「達成に向け、現在進行中(△)」、
「ほとんど達成されていな
い(×)」の3段階で評価をしました。また、
(○)を 2 ポイント、
(△)を 1 ポイント、(×)
を0ポイントとして達成率を計算しました。
(参考資料)
例) ◯×3 個(2 ポイント×3)+△×4 個(1ポイント×4)+××1 個(0ポイント×1)/総点数
(2ポイント×8 評価数)=62.5%(小数点第 2 位四捨五入)
3.最終評価結果
評
価
件
達成できた、ほぼ達成できた:「◯」
数
率
139件
59.9%
達成に向け、現在進行中
:「△」
70件
30.2%
ほとんど達成されていない
:「×」
23件
9.5%
232件
100.0%
計
※最終評価の方法にて、算出した結果、計画全体の達成率は75.0%でした。
【◯(2ポイント)×139件】+【△(1ポイント×70件】+【×(0ポイント)×23件】
/(2ポイント×232件)=75.0%(小数点第 2 位四捨五入)
1
◆基本方針1:市立病院・診療所間及び民間医療機関との効果的な役割分担と連携では、達成率7
3.6%です。
・懇談会や研修会の開催、かかりつけ医の定着化や地域連携クリティカルパスの運用等病診連携の
ための取り組みがされている。計画開始時からの市立2病院の紹介率・逆紹介率は、それぞれ 40%
前後、25%前後を移行している。
・両病院の経営企画業務は一部対応出来ているが強化にはいたっていない。
・経営面では、計画策定時の平成 20 年度に市民病院の経常収支は 7 億7千1百万円の赤字であっ
たが、平成 25 年度では 1 億 5 百万円に、坂下病院も経常収支は 1 億 9 千 6 百万円の赤字であっ
たが、1億 6 千 9 百万円まで改善している。
◆基本方針2:持続可能な地域格差の少ない地域医療体制では、達成率74.4%です。
・地域医療体制の充実には、医師・看護師不足という深刻な問題を抱えている。医師・看護師の確
保のため、医師確保奨学金制度(平成 25 年度まで 12 名に貸付)
・看護師修学金制度(平成 21 年
度から 25 年度まで、市民病院 53 名・坂下病院 10 名に貸付)を実施し、医師・看護師の確保に
努めている。
(表 1、表 2)
・市立2病院の医師・看護師の体制は、平成 25 年 4 月1日現在、市民病院では、医師 45 名、看護
師等 202 名、坂下病院では医師 11 名、看護師等 74 名で、いまだに医師・看護師不足の状態が続
いている。
(表 3)
・救急医療対策として医師会の協力を得て休日当番制、平日夜間当番制を実施し初期救急医療体制
の充実を図っている。休日当番医患者数は 4,000 人前後を推移している。
・市立2病院の救急医療体制の維持のため、救急車の適正利用やコンビニ受診の自粛など啓発活動
を実施し啓発の効果が徐々に浸透しつつある。(表 4)
・産科医師の派遣に向けた合意がなされ里帰り分娩制限の解除の見通しが出来た。
・公立診療所のある地域は高齢化率が高い。受診者数が年々減少傾向にあるが高齢者の受診動向の
現状についての把握は進んでいない。
◆基本方針3:保健・医療・介護等が連携した包括ケアの提供を推進では、達成率76.5%です。
・保健・医療・福祉関係者と行政が、介護サービス担当者会議・ケース会議等を実施し在宅療養を
支えている。
・在宅医療について退院調整のための会議等が行われているが相談窓口の整備や情報の集約につい
ては行われていない。
・認知症見守りの「わ」事業・地域支え合いマップなどの見守り体制は、出来上がりつつある。
・平成 23 年 4 月に地域総合医療センター設置、平成 24 年 3 月から名古屋大学の寄附講座の協力を
得て、地域包括ケアの推進、地域医療・ケアを担う医療従事者の育成、あわせて市民病院総合診
療科・坂下病院・川上診療所・阿木診療所の診療支援を行っている。
2
■表1
医師確保奨学基金事業の貸付者数
年度
医師確保奨学基金者数
平成20年度
3名
平成21年度
1名
平成22年度
3名
平成23年度
2名
平成24年度
2名
平成25年度
1名
■表2
備考
うち、2名卒業し、現在は研修医として勤務し
ており、1名が市民病院で研修している。
1名が卒業し、他の病院で研修医として勤務し
ている。
看護師修学金の貸付者数
項
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 24 年度
平成 23 年度
平成 25 年度
中津川市民病院
貸付者数(人)
5
8
10
14
10
1
2
2
1
4
国保坂下病院
貸付者数(人)
■表3
市立2病院の医師・看護師等(助産師・保健師を含む)数の推移(常勤)(4月1日現在)
項
平成 21 年
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
中津川市民病院
44
43
45
44
45
218
209
208
205
202
医師数(人)
15
14
14
13
11
看護師等数(人)
82
82
82
79
74
医師数(人)
看護師等数(人)
国保坂下病院
■表4
中津川市休日当番制及び平日夜間当番制の診療日数・患者数の推移
項
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
休日当番制
診療日数※1)(日数)
72 日
71 日
71 日
患者数合計(人)
3,959
3,962
4,163
4,190
4,421
患者数(昼間)(人)
3,506
3,804
3,965
3,876
4,168
患者数(夜間)(人)
453
158
198
314
253
診療日数(日数)
243
244
245
244
患者数(人)
528
520
541
533
72 日
71 日
平日夜間当番制
※1)この日数は、中津川医会(※1 の日数)
・恵北医会(※1 の日数)の各日数
中津川市地域保健医療計画の最終評価調査
基本方針1
●市立病院2病院の経営改革と魅力ある病院づくり(中津川市地域保健医療計画 P16~P28)
・地域医療連携の強化と質の高い医療の提供を通じて、患者、市民に信頼される病院づくりを行います。
・チーム医療体制を整え、職員の能力開発を図り、働きがいのある病院をつくります。
・中津川市民病院と国保坂下病院については、将来にわたり地域医療に必要な2病院として維持できるように経営改革を進めます。
頁
中
小
第
3
章
医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
携
の
推
進
7
.
市
立
病
院
・
市
立
診
療
所
3
.
患
者
細
市
民
に
信
頼
さ
れ
る
病
院
づ
く
り
取り組み
① 4疾患(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)・5事業
(救急医療、災害医療、へき地医療、小児(救急)医療、
周産期医療)に係る診療機能の充実・強化を図ります。
、
大
1
患者中心の安
全・安心の医療
提供を目指した
取り組みを行い
ます。
回答部署 最終評価 達成率
77.9%
(61項)
病院事業部
② 医療コンセルジュ※1の配置などによる患者サービスの充
実を図ります。
※1 医療コンシェルジュは、患者のエージェント(代理
人)として最適医療機関の選定やセカンドオピニオン的
病院事業部
なアドバイスを行うとともに、病院内を速やかにご案内す
ることで、待ち時間の短縮や効率的な受診を実現するも
のです。
○
○
③ 外来検査の充実など、外来機能の強化を図ります。
④ 入院患者に対して栄養指導、薬剤管理指導、口腔衛生
指導のサポートを積極的に行い、入院患者の状態改善
と早期退院に向けて支援します。
⑤ ソーシャルワーカー等により、在宅復帰に向けて、本人・
家族を含めた福祉サービス等の相談・援助を行います。
病院事業部
△
病院事業部
○
病院事業部
○
病院事業部
○
⑥ 医療事故には細心の注意を払い、安全に努めます。
P18
市
民
病
院
2
病診連携・病病
連携など地域医
療連携の推進を
目指した取り組
みを行います。
・更新時期を迎えた通常医療機器の整備や高度医療を行う高額な医療機器の整備を平成24年度より計 ・外来患者さまの数が多く、診察までお待たせする時間が長いため、病診連携や役割分担を進
画的に整備し外来における検査の充実を図ることができました。特殊外来では、禁煙外来、ものわすれ め、整備した医療機器を開業医の方からのご紹介により、より多くの重症度の高い患者さまに活
外来、糖尿病フットケアを開設しています。
用していく必要があります。
・栄養指導、薬剤管理指導、口腔衛生指導ともに組織的なサポートを積極的に行い、入院患者の状態改
善と早期退院に向けた支援を実施しています。
・退院後の在宅介護や施設入所、療養生活、家族、学校、職場での精神的な悩み、医療費の支払いな
ど経済的な不安など通院・入院中や退院後の生活について、本人・家族からの相談・援助を行うため、
“医療福祉相談室”を設置し、医療ソーシャルワーカーや退院調整看護師を配置しています。
・各部門関係者を集めた委員会、会議を行い、インシデント・アクシデントの防止対策等の情報交換・注 ・後継者の育成など、組織の充実が必要である。
意喚起に努めるとともに、医療安全向上のため、院外の方も含めた全職員を対象に研修会の実施や医
療安全ニュースを発行することで安全に努めます。
病院事業部
△
② 地域医療連携室の体制及び活動を強化し、地域の診療
所との緊密なコミュニケーションを行います。
病院事業部
○
・平成23年度から地域医療連携室の室長が看護師により専従化され、体制強化を図ることができまし
た。地元開業医の先生方への訪問も積極的に行い、症例検討会も行う中でより地域内でのつながりは
強化されたものと考えます。
・緊密なコミュニケーションの中から、患者紹介、逆紹介を充実し、病診連携の役割分担を強化し
ていくことが必要である。
・平成23年度から地域医療連携室の室長が看護師により専従化され、体制強化を図ることができまし
た。地元開業医の先生方への訪問も積極的に行い、症例検討会も行う中でより地域内でのつながりは
強化されたものと考えます。
・緊密なコミュニケーションの中から、患者紹介、逆紹介を充実し、病診連携の役割分担を強化し
ていくことが必要である。
③ 地域医療連携室の活動や市民への広報活動などを通じ
て、患者紹介率の向上を図り、待ち時間の減少や、より
円滑な医療の提供の実現に努力します。
病院事業部
○
④ 現在行っている医療機器の共同利用の運用状況を基
に、より円滑な共同利用体制を検討し、機器の有効活用
を図るとともに地域の診療所活動を支援します。
病院事業部
○
病院事業部
○
病院事業部
○
・出前医療講座を企画し、これまでに「がん」「生活習慣病」「小児の食物アレルギー」「認知症」「肝臓」を
テーマに市内各地で開催しており、疾病予防・啓発活動を実施しています。
② 院内で、糖尿病、腎臓病等の勉強会を開き、疾患の理解
病院事業部
等の啓発に努めます。
△
・糖尿病についての理解を深めていただけるよう、糖尿病教室において「入門シリーズ」では、基本的な ・現状は、糖尿病教室のみであるが、今後は、腎臓病等の勉強会を開講し、疾病の理解等の啓発
知識を「応用編」では、専門的な知識の理解を学べるよう開講しています。
が必要である。
③ 中津川市内外の病院、診療所、介護福祉施設等との間
で定期的な情報交換会を行い、相互理解を図り、地域の
医療水準、介護水準の一層の向上と地域連携の強化を 病院事業部
図ります。
④ 健診センターの機能と活動を強化し、生活習慣病の予防
を通じて、地域住民の健康づくりを支援します。
病院事業部
P19
・外来では“総合案内”、入院では“入院案内センター”、医療全般では、“医療なんでも相談室”を設置
し、それぞれ看護師を配置しています。その他、通院・入院や退院後の生活について、困ることや知りた
いことに対しより良い解決方法を見つける手伝いとして、“医療福祉相談室”に医療ソーシャルワーカー
を配置しています。
・地域連携クリティカルパスについては、大腿骨頸部骨折連携クリティカルパスや脳卒中連携クリティカ ・糖尿病に関わる常勤医師(内分泌内科)の確保が必要である。
ルパスの立ち上げができたものの、糖尿病地域連携クリティカルパスについては、恵那医師会の医療機
関と連携をとることで立ち上げができたが、当院の常勤医師が不在のため、総合診療科が糖尿病委員
会メンバー等と協力して糖尿病教育入院を始めています。
① 市民健康講座等の予防・啓発活動を積極的に支援しま
す。
保健、福祉分野
との連携強化を
目指した取り組
みを行います。
課題
① 医師会、歯科医師会、薬剤師会、栄養士会と連携し、糖
尿病の地域連携クリティカルパスに積極的に協力し、糖
尿病に関して標準的な医療の提供の実現を図ります。
⑤ 地域の医療従事者を対象とした症例研究会や研修会を
企画、運営し、地域の医療水準の向上と地域連携の強
化を図ります。
3
◯/40
△/15
×/6
実施内容
・特にこの地域に必要とされている、がん、脳卒中、急性心筋梗塞に対応するため、CT装置やデジタル
マンモグラフィ、MRI等の整備を行うとともに、災害拠点病院として医療機器、通信手段、医師派遣自動
車等の整備を各種補助金を活用して行ったほか、救急医療では、ドクターカーを配置し、周産期医療で
は、医療法人との間で産科医師の確保を行いました。
・MRI、CT装置において、1~2枠/日を開業医の先生方からのオーダー枠として設定し、月約40件その
ニーズに応えています。
・開業医の先生方を訪問するなかでご意見をいただいた、紹介患者報告会を開催し、1会議で4~8症例
を報告、検証しました。また、ケアマネージャー会と合同会議の他、救急症例検討会やCPCを行い、意
見交換を行いました。
・地域医師会等と医療懇談会を定期に開催し、研修会を通じて情報交換を行い、相互理解を深めていま
す。その他、ケアマネージャー会との意見交換会を実施しています。
○
○
・健康管理センターにおいて、人間ドック、能ドックのほか、肺がんドック、心臓ドックといったコースを設
け、予防を通じた健康づくりを支援しています。
・ボランティアによって、外来受付補助や敷地内の草刈作業、院内スペースの利活用等、積極的な活動
が行われています。
(4)病院ボランティア等を積極的に受け入れ、市民とともに病院づくりをしていきます。
病院事業部
○
(5)病院機関紙等を発行し、中津川市民病院のあり方や医療情報等について情報提
供を行います。
病院事業部
○
(6)最新治療が提供できるよう、スタッフの育成と最新設備の整備を図ります。
病院事業部
○
・院外報「そよかぜ」を年2回発行し、医療情報等の提供を行っているほか、「広報 なかつがわ」や地域
連携室便り「かけはし」により、地域の医療機関に対しても情報発信を行っています。また、「中日新聞
Linked(リンクト)」や公式ホームページ等により積極的に情報を発信しています。
・全職員を対象とする院内研修会を設定し、全体的な水準の向上を図るとともに、専門医、認定看護師、
有資格医療従事者などの専門性を高める支援を行っています。また、医療機器については、計画的な
整備計画を作成し整備を進めています。
頁
中
小
第
3
章
医
療
機
関
の
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割
分
担
と
連
携
の
推
進
7
市
民
病
院
・
市
立
診
療
所
3
患
者
細
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民
に
信
頼
さ
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る
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く
り
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1
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進
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民
病
院
市
民
病
院
P25
P19
・
P20
第
3
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医
療
機
関
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連
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の
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進
7
市
立
病
院
第
3
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医
療
機
関
の
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と
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携
の
推
進
7
市
立
病
院
市
立
診
療
所
。
坂
下
病
院
7
市
立
病
院
市
立
診
療
所
市
立
診
療
所
4
働
き
甲
斐
の
あ
る
病
院
づ
く
り
4
働
き
が
い
の
あ
る
病
院
づ
く
り
5
医
療
安
全
対
策
取り組み
① 地域における高齢者の増加に対応して、高齢者の医療
ニーズに対応した診療科の充実を図るとともに、在宅療
養支援に対応した診療体制の強化を図ります。
、
坂
下
病
院
大
1
患者中心の安
全・安心の医療
提供を目指した
取り組みを行い
ます。
病診連携・病病
連携など地域医
療連携の推進を
目指した取り組
みを行います。
保健、福祉分野
との連携強化を
目指した取り組
みを行います。
診療科別業務
目標の設定
回答部署 最終評価 達成率
77.9%
(61項)
実施内容
・市民の医療ニーズに応えるだけの医師・看護師の確保はできなかったが、訪問診療等在宅療養支援
に対応した。
課題
・医師・看護師不足により高齢者のニーズに対応した診療科(泌尿器科の常勤化等)の充実が必
要となる。
病院事業部
(坂下病院)
△
病院事業部
(坂下病院)
〇
・地域医療ニーズに応えるため24年度に透析装置の更新をした。
・夜間透析等の患者ニーズに対応するための看護師の確保が必要となる。
病院事業部
(坂下病院)
・今後、十分な指導を行うためには、人員の増員が必要である。
〇
・医師を中心に、薬剤師、栄養士、看護師、歯科衛生士などが連携し、入院患者へのサポートを行って
いる。
④ ソーシャルワーカー等により、在宅復帰に向けて、本人・
家族を含めた福祉サービス等の相談・援助を行います。
病院事業部
(坂下病院)
〇
① 恵那医師会が実施する糖尿病の地域連携クリティカル
パスの策定作業に積極的に取り組み、糖尿病に関して
標準的な医療の提供の実現を図ります。
病院事業部
(坂下病院)
△
病院事業部
(坂下病院)
〇
② 人工透析、訪問診療の強化を図ります。
③ 入院患者に対して栄養指導、薬剤管理指導、口腔衛生
指導等のサポートを積極的に行い、入院患者の状態改
善と早期退院に向けた支援をします。
② 訪問看護ステーション「ほほえみ」を中心に、地域におけ
る高齢者や要介護者の生活支援や在宅療養を支援する
ため、在宅看護、訪問リハビリテーション事業等の充実
を図ります。
③ 地域医療連携室の活動や広報活動などを通じて、患者
紹介率の向上を図り、待ち時間の減少や、より円滑な医
療提供の実現に努力します。 特に、国保坂下病院への
アクセスが比較的容易な、旧恵那郡北部地区の診療所
との連携を強化します。
① 市民健康講座等の予防・啓発活動を積極的に実施しま
す。
② 中津川市内外の病院、診療所、介護施設等との間で定
期的な情報交換会を行い、相互理解を図り、地域の医
療水準、介護水準の一層の向上と地域連携の強化を図
ります。
③ 健診・人間ドックなどの健診事業の充実を図り、生活習
慣病の予防を通じて、地域住民の健康づくりを支援しま
す。
① 中津川市民病院の年度運営方針に基づき、診療科別な
いし組織単位別に業務目標の設定を行い、半期ごとの
見直しと達成状況の確認作業を通じて、質の高い医療
提供や業務改善などを実現します。
2
院内職員同士
の円滑なコミュ
ニケーション
3
専門医、認定看
護師等の認定
取得の支援
4
研究活動・学会
活動などの支援
5
医師、看護師等の負担の軽減を図るとともに、メンタルを含めた職員の健康管
理に努めます。
1
診療科別業務
目標の設定
2
院内職員同士
の円滑なコミュ
ニケーション
3
専門医、認定看
護師等の認定
取得の支援
4
研究活動・学会
活動などの支援
1
医療事故防止対策の充実および医療事故発生時における迅速な対応、医療安
全管理体制の充実を図るため、医療安全対策委員会等の各委員会を設置しま
す。
① 職員の自己啓発活動を支援し、特に、専門医や認定看
護師、専門薬剤師等の認定取得のための活動について
は、業務上の配慮や資金面などで積極的な支援を行い
ます。
① 自主的な研究活動・学会活動に対して、業務上の配慮
や資金面などで積極的な支援を行います。
① 国保坂下病院の年度運営方針に基づき、診療科別ない
し組織単位別に業務目標の設定を行い、半期ごとの見
直しと達成状況の確認作業を通じて、良質な医療提供や
業務の高度化などを実現します。
① 病院内には、様々な職種の多くの職員が働いており、情
報の共有や相互の連携、一体感の醸成が必要です。委
員会体制の見直しや、電子カルテによる情報の共有、連
絡・報告方法の見直しなどを行い、コミュニケーションの
活発化を図り、チーム医療体制を整えます。
① 職員の自己啓発活動を支援し、特に、専門医や認定看
護師、専門薬剤師等の認定取得のための活動について
は、業務上の配慮や資金面などで積極的な支援を行い
ます。
① 自主的な研究活動・学会活動に対して、業務上の配慮
や資金面などで積極的な支援を行います。
退院調整室を中心に、患者様の在宅復帰に向け、本人・家族への相談・援助を積極的に行っている。
〇
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
○
○
病院事業部
○
病院事業部
○
病院事業部
△
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
(坂下病院)
・糖尿病の地域連携クリティカルパスの方は、試行運用まで行ったが、現在は糖尿病の地域連携クリ
ティカルパスの運用は停滞している状態である。
・今後運用に向け医師会・病院等の連携を強化していく必要がある。
・看護師不足の中、厳しい体制であるが、24時間体制を取り訪問看護業務を行っている。
・少ない職員で、24時間の訪問看護業務体制のため、職員の負担を軽減するため地域医療機関
とのさらなる連携が必要である。
・地域医療連携室よりホームページにて広報活動を実施し、待ち時間の減少や、より円滑な医療提供を
実現している。また、恵北地区の開業医とは連携が取れており、紹介率も年々向上している。
病院事業部
(坂下病院)
① 病院内には、様々な職種の多くの職員が働いており、情
報の共有や相互の連携、一体感の醸成が必要です。委
員会体制の見直しや、電子カルテによる情報の共有、連
絡・報告方法の見直しなどを行い、コミュニケーションの 病院事業部
活発化を図り、チーム医療体制を整えます。
◯/40
△/15
×/6
〇
・地域医療課が出前講座など取りまとめ、各地域に医師・保健師・理学療法士など講師派遣し予防の普
及啓発を行っている。
また、院長を中心とした職員の有志で疾病予防人形劇団を結成し、DVDを作成、講演会・ホームページ
を利用して疾病予防の普及啓発を行っている。
・いきいきネットワークに参加し、研究会を定期的に開催し、情報交換や研修を行い、相互理解を図り、
地域の医療水準、介護水準の一層の向上と地域連携の強化を図っている。
・人間ドック・健康診断などの健診を積極的に行い、保健指導などで、生活習慣病予防の普及啓発を
行っている。
・毎年度管理目標を設定し、目標設定ヒアリング、中間評価、最終評価を行い、質の高い医療提供に向
けて目標管理を行っています。
・院内に53の委員会があり、各職種、職場の代表者により様々な検討を行い、情報共有とコミュニケー ・法律の定めによる設置が必要な委員会が多いが絶対数が多いため、検討が必要である。
ションの円滑化に努めている。また、各委員会の方向性は病院会議で確認・決定され、病院連絡会議で
全職員に周知する体制を整えています。その他、電子カルテを平成25、26年度にバージョンアップする
等コミュニケーションツールを最新のものに整えています。院内報「こまんば」を発行し、職員同士のコ
ミュニケーションの一助となっているほか、職員互助会「むつみ会」の活動によるコミュニケーションの推
進を行っています。
・職員の自己啓発活動を支援するため、中津川市病院職員の資格取得支援に関する規程を定め、資金 ・病院が必要とする認定看護師の位置づけを計画的に行う必要があり、そこに自己啓発とのマッ
面等の配慮を行っています。また、認定看護師教育課程への派遣についても要綱を定め、業務上の配 チングを調整することが必要である。
慮や資金面の援助を行っています。
・研修旅費等の取扱を定め、弾力的に見直しを行うなかで、資金面の支援をしています。また病院長裁
量枠を設け、自主的な研究活動・学会活動を支援しています。
・医師負担軽減処遇改善委員会を設置し、ドクターズクラークの配置や診断書作成システムの導入によ ・職員の労働時間の把握から、長時間労働を軽減する対策が必要である。
り負担軽減に努めています。また、病棟看護助手の増員や薬剤師の病棟配置等により看護師の負担軽
減に努めています。その他、“勤怠管理システム”を導入し、職員の労働時間の把握に努めています。
・ISO9001品質管理を取得し、管理マニュアルに沿って各部署で業務目標を設定し、質の高い医療と
高いでサービスを提供するよう努めてる。
・各部署の責任者・管理者の決意決定・情報交換などの場とした院内運営委員会、各部へ連絡会議とし
て連絡調整会議を設け、情報共有を諮り、コミュニケーションの円滑化を図り、チーム医療体制を推進し
ている。
・看護師不足の中、認定看護師教育課程へ派遣し、認定看護師等の資格を取得させる余裕が無かっ
た。
・資格取得には、業務上の配慮や資金面などで積極的な支援には、医師・看護婦の確保が必要で
ある。
病院事業部
(坂下病院)
×
病院事業部
(坂下病院)
〇
・毎年、全国国保学会、岐阜県国保学会等研究などの学会への研究発表活動に積極的に支援してい
る。
病院事業部
○
・医療安全対策委員会は月1回開催し、医療事故防止に努めている。また、週1回の医療安全カンファレ ・今後も継続して事故を起こさない取り組みが必要。
ンスを開催し、インシデントに対し素早い対応をすることで事故を起こさない取り組みを行っている。
2
医療の安全を確保するため、医療事故報告書等を作成し、システムの改善や教
病院事業部
育・研修を行います。
○
・医療事故発生時は事故報告書の提出を義務化している。事故の再発防止のため職員に対し防止策の ・職員一人ひとりに、危機管理を持つ取り組みが必要。
周知を委員会、医療安全ニュース等を発行し行っている。
3
医療従事者個人の資質・技能の向上を図るため、計画的に教育・研修の機会を
設けます。
病院事業部
○
4
既に策定した再発防止のための改善策が、各部門において確実に実施され、
かつ安全対策として有効に機能しているかを点検・評価し、必要に応じて見直し
を図ります。
病院事業部
△
5
安全管理のために、安全対策マニュアルを周知、実践し、必要に応じて見直しを
病院事業部
行います。
○
・昨年は全職員対象の研修を3回行った。
・当日勤務者等の不参加者に対して何らかの方法で参加できる方法を考える必要がある。
・見直し、点検のラウンドを2回行った。
・定期的に開催する必要がある。
・全部署、全医師に医療安全対策マニュアルを配布し、適時見直し、変更、追加を行った。
・今後も継続して見直しを行っていく。
大
中
小
7
市
立
病
院
5
医
療
安
全
対
策
P25
推第
進3
章
医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
携
の
第
3
章
医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
携
の
推
進
。
坂
下
病
院
頁
市
立
診
療
所
7
市
立
病
院
市
立
診
療
所
細
取り組み
医療事故防止対策の充実および医療事故発生時における迅速な対応、医療安
1 全管理体制の充実を図るため、医療安全対策委員会等の各委員会を設置しま
す。
医療の安全を確保するため、医療事故報告書等を作成し、システムの改善や教
2
育・研修を行います。
医療従事者個人の資質・技能の向上を図るため、計画的に教育・研修の機会を
設けます。
既に策定した再発防止のための改善策が、各部門において確実に実施され、
4 かつ安全対策として有効に機能しているかを点検・評価し、必要に応じて見直し
を図ります。
安全管理のために、安全対策マニュアルを周知、実践し、必要に応じて見直しを
5
行います。
3
6
経
営
改
善
市
民
病
院
1
国保坂下病院
管理部門との組
織統合・一体化
の推進
2
医療機器管理
業務など診療サ
ポート業務の配
置体制の見直し
3
病院業務に精通
した事務職員の
育成
4
委託費等固定
費の見直し、合
理化
5
医薬品等の共
同購入・使用銘
柄の集約化
6
回答部署 最終評価 達成率
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
(坂下病院)
〇
病院事業部
(坂下病院)
〇
① 中津川市民病院、国保坂下病院は、安定的な経営基盤
を確立するため、管理部門を統合し、一つの組織の中の
二つの病院として、共通化、集約化による効率的な運営
に努めます。また、組織の一体化(配置人員の兼務化
病院事業部
等)の検討を行い、準備が整った業務より順次推進しま
す。これによって生み出された人材を、地域医療連携室
の充実や、両病院統一の経営企画業務の強化に充てま
す。
① 医療機器管理業務、看護補助業務など診療サポート業
務の配置体制の見直しを国保坂下病院と共同で行い、
病院事業部
人員配置の集約化や効率化を図ります。
① 管理部門職員ローテーションの長期化等により病院業務
に精通した事務職員を育成し、両病院統一の経営企画
病院事業部
業務等の強化に充てます。
① 国保坂下病院の外部委託事業者との一本化による委託
費用の効率化を検討、推進するとともに、医事業務など
業務委託内容の見直しを行います。
77.9%
(61項)
◯/40
△/15
×/6
実施内容
・人員不足のため、医療安全管理者の資格取得者を増員できなかったが、医療安全対策講習会を全職
場対象に2回行った。
・委託職員も含め全職員への年2回の講習会の実施。
・セーフティーマネージャーによる週2回の会議で、ヒヤリハットの分析等により対策をたて安全対策を実
施している。
・医療安全対策マニュアルを12月に改定した。
・管理部門の統合策として、委託業務等契約の一本化を実施しているほか、診療材料の共同購入に向
けた取り組みを始めているが、大幅な業務削減にはいたっておらず他部門の充実にはいたっていませ
ん。
P26
、
坂
下
病
院
7
市
立
病
院
6
経
営
改
善
・業務委託、診療材料、消耗品等を対象に効果を考慮し優先順位を定めて取り組む必要がある。
△
×
△
・看護業務軽減に向けて、看護助手の充実を図っているが、国保坂下病院と共同で行うまでにはいたっ ・人事交流を含め、人員配置の集約化や効率化を図る必要がある。
ていません。
・キーとなる職員については、異動の抑制や経験者の異動により、病院業務に精通した事務職員を充実 ・両病院統一の経営企画業務等の充実が必要である。
させました。しかし、両病院統一の経営企画業務の強化は一部対応できたものの強化にはいたっていま
せん。
・委託業務の効率化に向けて、外部委託事業者については協議を継続しています。電子カルテ保守業 ・業務規模、契約金額等を考慮して、優先順位を定めて計画的に取り組むことが必要である。
務や清掃業務については一本化を図ることができましたが、その他業務については大きな進展がありま
せんでした。
病院事業部
△
病院事業部
△
新規入院患者、救急患者の受入れ動向をふまえて、現在休床中の35床の活用
方法について検討します。
病院事業部
×
・新規入院患者や救急患者の受け入れについて方向性を見いだせず、平均在院日数の短縮や病床利 ・新規入院患者、救急患者の受け入れ動向について議論を始めているところではあるが、明確な
用率の低減により、現在の休床数は87床となっています。
方向性が見いだせていない。
7
経営体制の検証を定期的に行い、外部評価機能も積極的に取り入れるよう体
制を整えます。
病院事業部
△
・改革プランの検証として、外部評価を行ってきたところですが、評価期間終了後は、“中津川市公立病 ・目標および評価対象期間を設ける等、具体的な取り組みになるよう再設計が必要である。
院評価委員会”として、年1回外部委員を踏まえた評価を行っています。
8
先進医療施設の視察や取り組みを学び、経営改善に努めます。
病院事業部
△
① 国保坂下病院と共同で、医薬品や診療材料の共同購入
や銘柄の集約化を行い、スケールメリットを活かして購
入金額の低減を図ります。
・市民病院で導入していた物品管理システムを坂下病院でも導入し、医薬品や診療材料の共同購入に ・取り組みが始まったばかりで、スケールメリットを活かした共同購入までは至っていない。
向けて銘柄の集約化を始めています。
・先進医療施設に対する視察は継続的に行っています。
第
3
章
医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
携
の
推
進
課題
・医療安全対策委員会の月1回開催、セーフティーマネージャー会議の2週に1度の開催により、ヒヤリ
ハット、医療事故等を分析し、各職員に徹底している。
1
中津川市民病
院管理部門との
組織統合・一体
化の推進
2
医療機器管理
業務など診療サ
ポート業務の配
置体制の見直し
3
病院業務に精通
した事務職員の
育成
4
委託費等固定
費の見直し、合
理化
5
医薬品等の共
同購入・使用銘
柄の集約化
6
市
立
診
療
所
① 中津川市民病院、国保坂下病院は、安定的な経営基盤
を確立するため、管理部門を統合し、一つの組織の中の
二つの病院として、共通化、集約化による効率的な運営
に努めます。また、組織の一体化(配置人員の兼務化
等)の検討を行い、準備が整った業務より順次推進しま
す。これによって生み出された人材を、地域医療連携室
の充実や、両病院統一の経営企画業務の強化に充てま
す。
① 医療機器管理業務、看護補助業務など診療サポート業
務の配置体制の見直しを市民病院と共同で行い、人員
配置の集約化や効率化を図ります。
・視察を通して、取り組みは学んでいるが、企画経営の専従職員の確保をはじめ、計画に組み入
れていく形まで取り組む必要がある。
・現在、契約事務の効率化のため、一部契約事務を市民病院に一本化し業務に当たっている。
病院事業部
(坂下病院)
△
病院事業部
(坂下病院)
×
① 管理部門職員ローテーションの長期化等により病院業務
病院事業部
に精通した事務職員を育成し、両病院統一の経営企画
(坂下病院)
業務等の強化に充てます。
・両病院の診療サポート業務の配置体制の見直し、人員配置の集約化は進んでいない。
・医療安全の観点からも、両病院で配置すべき最低人員の確保が必要であり、集約化で安全で効
率的な運用が図れるかが課題である。
・職員異動については、結果的に退職等の職員もあり、長期的な人員配置とはならなかった。
・行政職員の配属長期化を推進し、両病院に精通した職員の養成が必要である。
×
① 国保坂下病院の外部委託事業者との一本化による委託
費用の効率化を検討、推進するとともに、医事業務など
業務委託内容の見直しを行います。
病院事業部
(坂下病院)
〇
① 国保坂下病院と共同で、医薬品や診療材料の共同購入
や銘柄の集約化を行い、スケールメリットを活かして購
入金額の低減を図ります。
病院事業部
(坂下病院)
△
新規入院患者、救急患者の受入れ動向をふまえて、現在休床中の39床の活用
方法について検討します。
病院事業部
(坂下病院)
×
・清掃業務の委託先の一本化、医事事務、検体検査委託等で共同で見積もりを取ることで、委託料の削 ・これ以上の削減は難しく、どの業務でスケールメリットが出来るかが今後の課題である。
減につながった。
・材料費削減については、診療材料の統一化、全国ベンチマーク比較により、一定の削減が図られた。 ・医薬品等の共同購入の行う場合は、統一システムの導入が必要である。
しかし、医薬品の一本化はなされていない。
・活用方法は検討したが、医師、看護師不足の中、有効な利用方法に至らなかった。
・現在休床中の病床の活用方法の検討は重要な課題であり、活用するには、医師・看護師の確保
が必要である。
●地域の医療機関の役割分担と連携の強化(中津川市地域保健医療計画 P9~P16)
・かかりつけ医制度を定着化させ、病院、診療所の役割分担を明確にします。 ・各医療機関が情報を共有し、地域連携クリティカルパスの実現に努力します。
・市立病院の地域医療連携室を充実させ、市内の医療機関相互の患者紹介、逆紹介を推進します。
頁
P10
3
民
間
医
療
機
関
と
市
立
病
院
の
役
割
分
担
と
連
携
連第
携3
の章
推 進医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
方4
連市
携立
病
院
進第
3
章
医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
携
の
推
連5
携 東
濃
地
域
細
小
取り組み
回答部署 最終評価 達成率
53.8%
1 民間医療機関と市立病院の役割分担を明確化していきます。
2
中津川市病院、国保坂下病院の地域医療連携室の機能強化をして、民間医療
機関と患者紹介・、逆紹介を推進します。
3 医師交流により、顔の見える関係づくりを行います。。
市
立
診
療
所
の
あ
り
、
P12
中
第
3
章
医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
携
の
推
進
、
P11
大
周
辺
地
域
と
の
役
割
分
担
と
病院事業部
△
病院事業部
△
病院事業部
△
(13項)
◯/3
△/8
×/2
実施内容
課題
・かかりつけ医制度”の普及や“平日夜間当番医制”の導入など、地元医師会の協力を得て、役割分担 ・“かかりつけ医制度”を充実させ、開業医の先生方からの紹介、開業医の先生方への逆紹介を
の推進に努めています。
進めていくことが必要である。
・平成23年度からは、地域医療連携室の室長が専従となり、体制が強化でき、研修会を開くなど民間医 ・患者の紹介、逆紹介を推進しているが、目標水準には届いておらず、さらなる努力が必要であ
療機関との連携を深めています。
る。
・地域医療連携室が中心となり、医療機関との情報交流を図っています。その中で、年1回医療懇談会
の開催、研修会や紹介患者報告会等の開催を通じて情報交換を行い、相互理解を深めています。
・民間医療機関との信頼関係をより一層深める必要がある。
医師会が進めている糖尿病など地域連携クリティカルパスの実現を目指しま
4
す。。
病院事業部
△
・地域連携クリティカルパスについては、大腿骨頸部骨折連携クリティカルパスや脳卒中連携クリティカ ・糖尿病に関わる常勤医師(内分泌内科)の確保が必要である。
ルパスの立ち上げができたものの、糖尿病地域連携クリティカルパスについては、恵那医師会の医療機
関と連携をとることで立ち上げができたが、当院の常勤医師が不在のため、総合診療科が糖尿病委員
会メンバーと協力して糖尿病教育入院を始めました。
5 医療情報の共有を図ります。
病院事業部
△
・勉強会や研修会により医療情報の共有は図っていますが、患者さまの基本情報等の医療情報の共有 ・今後、電子カルテを更新する段階で、患者さまの基本情報等の医療情報についても共有を図る
化まではいたっておりません。
必要がある。
・必要に応じ紹介を行っている。
1
各市立診療所は、専門医療を必要とする患者を中津川市民病院、国保坂下病
院等への適切な紹介に努めます。
市立診療所
○
2
電子カルテ、光ケーブル専用回線等の利用により患者、医療情報の共有を図り
ます。
病院事業部
×
・平成25年度に電子カルテのバージョンアップを行ったが、電子カルテ本体の整備が中心となり、患者、 ・次期電子カルテ更新時に向けて情報活用の具体な内容を検討する必要がある。
医療情報の共有化に向けた議論ができなかったため、回線的なインフラ整備はできませんでした。
3
病院・診療所の医師、看護師、医療従事者の交流、共同研修を進めます。
病院事業部
△
・市民病院総合診療科による阿木診療所、川上診療所への医師派遣や眼科、整形外科、小児科といっ ・看護師、医療従事者を含めた交流、共同研修の実施が必要である。
た分野で国保坂下病院との交流を行っています。
4
市立病院長、市立診療所長合同会議の定期開催を進めます。
病院事業部
×
1
民間医療機関、公立病院、県、保健所、市が連携し、協議会、検討会により地
域の問題点を把握し、対策を進めます。
健康医療課
△
2
東濃5市による「東濃地域医師確保奨学基金」などを充実し、広域的に医師、看
護師確保に取り組みます。
健康医療課
△
・実施できていません。
・今後、中津川市の医療政策を踏まえる中で必要性に応じた実施が必要である。
・個別の会議等はあっても、全関係機関が一同に集う機会がなくかった。
3
医師会等との情報交換会など交流活動に努めます。
病院事業部
○
4
国保坂下病院の医療圏である長野県、南木曽町、大桑村と定期的に医療懇談
会を開催します。
健康医療課
○
・東濃西部広域事務組合を中心に継続的かつ適切に事業展開している。
・医師等の情報交換・交流の場として“ガヤガヤ会議”を2ヶ月に1回開催しています。また、地元医師会
等とは年1回医療懇談会を開催し、研修会を通じて情報交換を行い、年2・3回紹介患者報告会の開催な
どにより相互理解を深めています。 ※ガヤガヤ会議:恵那医師会、恵那保健所、市立恵那病
院、市民病院、国保坂下病院、上矢作病院の会長、事務長、保健所長、課長のほか、4病院の病院長等
のメンバーで開催する情報交換の場。
・平成25年度に再協定の承諾を得て、当該医療圏の安定化に貢献できた。
・辞退者対策等の見直しを図る予定である。
基本方針2
持続可能な地域格差の少ない地域医療体制を目指します。
●医師・看護師の確保と育成(中津川市地域保健医療計画 P34~P35)
・医師・看護師など医療従事者が働きやすい職場環境を整えたり、奨学金制度を推進し、確保・育成に努めます。
・医師・看護師・薬剤師など医療従事者の育成・研修を充実させます。
頁
大
中
小
第
4
章
持
続
可
能
な
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
の
整
備
1
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
の
整
備
1
保
健
医
療
従
事
者
の
確
保
・
育
成
細
取り組み
かかりつけ医制度の啓発を行い、勤務医の労働環境の
改善を行います。
② 労働に見合った待遇面の改善を行います。
①
1
2
労働環境を改善
します。
広報活動を積極
的に行います。
3
教育、研修を充
実します。
①
4
P35
奨学金制度の
充実を図りま
す。
5
○
◯/9
△/4
×/0
病院事業部
△
・市民病院では、働きやすい環境に向けて、院内保育所を整備しています。
病院事業部
○
・看護大学、看護専門学校へは、毎年、就職勧誘活動を実施している他、、年4回臨床研修病院説明会
への参加や、名古屋大学ネットワーク会議に参加し、東海地区の医学生との情報交換を図っています。
教育、研修プログラムの充実および特徴のある取り組み
病院事業部
等を検討し、魅力ある職場づくりに努めます。
○
・臨床研修プログラムの見直しによる充実や認定看護師教育課程への研修要綱や中津川市病院職員
の資格取得支援に関する規定を制定し、魅力ある職場づくりにつながるよう実施をしています。
意欲的な研修会参加、資格取得に関し、経済的(出張
費、研修費など)な支援を行います。
病院事業部
○
・認定看護師教育課程への研修要綱や中津川市病院職員の資格取得支援に関する規定を制定し、支
援しているほか、研修旅費の病院長裁量枠を設け、意欲的な研修参加の支援をしています。
離職者(女性医師、看護師等)に対して復帰に向けた研
修機会を設け、復帰を支援します。
病院事業部
○
医師確保奨学金制度(東濃地域医師確保奨学資金貸付
健康医療課
制度等)を促進します。
○
看護学生への奨励金制度を促進します。
病院事業部
○
①
医師の派遣や看護師確保については、窓口を一本化
し、広報活動や採用および配属の総合管理を行います。 病院事業部
△
市にゆかりのある保健医療従事者を把握し、招へい活
動を行います。
病院事業部
○
平成22年4月に開設予定の中京学院大学看護学部の臨
床実習に協力ます。
病院事業部
○
病院事業部
△
・紹介患者の逆紹介を推進しているが、目標水準には届いておらず、さらなる努力が必要である。
・全職員を対象とした体系だった人材育成計画に沿った研修プログラムの作成が必要である。
・職場復帰を希望する看護師を対象とした説明会を実施しています。
・東濃西部広域事務組合を中心に継続的かつ適切に事業展開している。
②
②
・24時間保育、病後児保育等について要望があるが対応できていない。
病院事業部
大学、専門学校等へ就職勧誘の広報活動を行います。
課題
・さらなる改善に取り組むためには、経営の黒字化が必要である。
(13項)
保育所等を充実し、働きやすい環境を整備します。
③
実施内容
・かかりつけ医制度は、広報や出前医療講座等で普及啓発を行っていますが、実際には紹介患者、逆
紹介率の増加に結び付いておらず、勤務医の労働環境改善につながっておりません。
・近隣病院の職種別給与差の調査を行い、待遇面の改善に取り組んでいます。
△
①
②
84.6%
病院事業部
③
①
回答部署 最終評価 達成率
・辞退者対策等の見直しを図る予定である。
・医師奨学資金により毎年最低1名は採用となっています。また、中津川市看護職員修学資金貸付条例
や中津川市看護職員就職準備資金貸付条例を制定し、積極的な支援を行っています。
・医師派遣については、大学、医局の違いから各病院で行っています。また、看護師については、両病 ・両病院の機能分担等を整える中で配属の総合管理へ向けた考え方を取り入れる必要がある。
院で分担して看護大学、看護専門学校への訪問を行っています。
・その把握に努め、招へい活動を行っています。
・様々な面での魅力ある病院作りが必要である。
その他
③
④
医師等の人材バンクの活用を図ります。
・実習生の受け入れを行っています。
・活用はしているものの、採用実績は乏しいものになっています。
・給与処遇について、院内バランス調整が課題である。
●産科・小児科医師の確保と安心できる産出サポート体制づくり(中津川市地域保健医療計画 P42~P43)
2. 安全・安心な医療体制の整備
大
中
小
2
安
心
2
周
産
期
医
療
P42
慰第
労4
体章
制 の持
整続
備可
能
な
地
域
格
差
の
少
な
い
、
頁
安
全
な
医
療
体
制
の
整
備
細
取り組み
①
お産ネット東濃を活用し、市民への情報提供に努めま
す。
③ 妊婦健診の費用助成回数を増やし妊婦の経済的負担を
軽減し、未受診者の減少と早期にハイリスク妊婦の発見
に努めます。
②
④
回答部署 最終評価 達成率
東濃地域における周産期医療を考える会と連携し、産婦
人科医の確保と、周産期の課題などについて市民に啓
健康医療課
発をしていきます。
医師確保に向けた大学医局への要請を継続し、産科医
療スタッフの増員、また、施設の充実を図る努力をしま
す。
87.5%
○
健康医療課
△
健康医療課
○
病院事業部
○
(4項)
◯/3
△/1
×/0
実施内容
課題
・平成26年に民間事業者との産科医師派遣協定を締結し、当地域の周産期医療の安定化が実現可能
となった。
・お産ネット東濃は利用していないが、母子手帳交付時や妊婦教室などで情報提供を行っている。
・国の標準的な基準回数と内容に合わせて費用助成。H26年度助成回数14回、助成金額1人当たり
118,500円。
・財政の確保
・市長、病院長による大学医局への要請を継続する中で、平成27年4月に向けて民間医療法人との間で ・具体的な運用について詳細を詰めることが必要である。
産科医師の派遣に向けた合意がなされ、里帰り分娩や分娩制限の解除を行えるようになります。また、
施設の充実に向けて有利な財源を活用することにより整備を進めます。
●救急医療対策(中津川市地域保健医療計画 P40~P41)
・市内どの地域でも、安心して必要な救急医療を受けられる体制を確立しています。
・高度な専門的医療が必要な場合、素早く連携できる体制を整えます。
・夜間、休日の重症、小児救急対策の充実に取り組みます。
頁
中
小
第
4
章
持
続
可
能
な
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
の
整
備
2
安
全
1
救
急
医
療
、
P41
大
安
心
な
医
療
体
制
の
整
備
細
取り組み
①
②
かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の普
及と定着を図ります。また、休日夜間在宅当番医制の周
知を徹底し、初期救急医療体制を充実させ、安心できる
体制を整えます。
回答部署 最終評価 達成率
91.7%
(6項)
健康医療課
病院事業部
中津川市民病院、国保坂下病院のスタッフの充実、専門
知識の教育体制、施設整備など機能の充実を図り、救
病院事業部
急医療体制の充実を図ります。
中津川市民病院、国保坂下病院の救急医療体制が維
持できるよう、市民に対し、救急車の適正利用やコンビニ 健康医療課
受診の自粛などの理解を求める広報活動を行います。
④ 市民に対し、心肺蘇生等の応急手当の普及を図るととも
に、市立施設にAEDの設置を促進します。
○
◯/5
△/1
×/0
○
消防本部
⑤
⑥
△
◯
高度医療を必要とする患者に対し、高度救急医療機関と
連携していきます。
消防本部
・5年間で、約1,500回の講習を開催し、延べ約44,000人の市民に応急手当を学んでいただいた。
市施設へのAED設置計画と、全救急車への予備AED設置は完了した。
・一度の受講で身に付く手技ではないため、定期的な再受講を呼び掛けていく。
より確実に、大勢に体験していただく必要があるため、市内すべての小学生が、高学年になった
ら1回受講する体制を整える。
・AEDの耐用年数やランニングコストを踏まえ、効果的な配備を継続していく。
・5年間で6名の救急救命士を養成し、28名体制を確保した。
また、3名が気管内挿管、13名が薬剤投与の認定を受け、より高度な救命処置を実施できるように
なった。
・管理職昇進や退職により実働隊員から外れる救急救命士が現れても28名体制を確保し続ける
ためには、救急救命士の新規養成や新規採用を継続する必要がある。
・現在の資格維持のため、年間数回の病院実習や、資格更新講習の受講等が義務付けられ、消
防本部全体として人員的・予算的な負担を強いられている。また、処置範囲拡大として心肺機能停
止前の静脈路確保と輸液や、血糖測定と低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与の開始が決定
しており、実施可能な高度救命処置が追加され、さらに負担が増加することになる。
・高度医療を必要とする患者に対し、岐阜県のドクターヘリ・ドクターカー事業を積極的に利用することに
より、速やかに高度医療サービスを受けられる体制を確保した。
・平成25年度から試験運用が開始された、中津川市独自のドクターカー事業によって、さらに早期から
高度医療サービスを受けられるようになった。
・救急出場件数の増加や、医療の専門化・細分化に伴い、市内医療機関へ救急搬送出来ない事
案も散見されるため、岐阜県救急隊(消防隊)プロトコールに基づき、岐阜県下全域の医療機関と
の連携を深めていく。
また、現在の体制を維持するためには、中津川市民病院と連携してドクターカーの有効活用に努
める。
実施内容
課題
◯
高度救命処置のできる救急救命士の更なる養成を図り
ます。
消防本部
課題
・市民病院・坂下病院と協力して救急車の適正利用やコンビニ受診の自粛など啓発活動を行って、徐々 ・今後も、救急車の適正利用やコンビニ受診の自粛の啓発を継続していく必要がある。
に浸透してきている。
③
救急医療
実施内容
・地元医師会の協力を得ながら、夜間在宅・休日在宅当番医制度等を実施しており、初期救急医療体制 ・体制を維持するため、継続的に地元医師会との連携強化が必要である。
の充実により、安心できる体制が整っています。
・病院輪番制、夜間指定当番医制、夜間在宅・休日在宅当番制、平日夜間在宅当番制、歯科休日在宅
当番を実施。
・制度の定着に務め初期救急医療体制を適切に維持した。
・市民病院では、ドクターカーを導入し、救急医療に関する専門知識の教育体制も整い、その普及に努
めています。
◯
●地域医療の地域間格差対策(中津川市地域保健医療計画 P31~P39)
・医療機関への交通対策、情報化施策、相談窓口の設置、訪問指導等により、医療の地域間格差の軽減を図ります。
頁
P31
P36
P37
中
小
7
市
立
病
院
市
立
診
療
所
4
市
立
診
療
所
整格第
備差 4
の章
少 な持
い続
医可
療能
体な
制地
の域
体1
制地
の域
整格
備差
の
少
な
い
医
療
3
交
通
対
策
い第
医4
療章
体 制持
の続
整可
備能
な
地
域
格
差
の
少
な
1
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
の
整
備
4
情
報
ネ
1
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
の
整
備
細
取り組み
①
②
③
2
へ
き
地
医
療
①
②
③
④
ッ
診療所と2市立病院の交流を通して、医療スタッフの研
修、技術の向上を目指します。
市立診療所
×
・交流を通して、スタッフの研修・技術の向上を図る必要はあるが、研修等の具体的な計画はなく実施さ ・一次医療を担う市立診療所は、地域の大切な医療資源であり、現状の体制を維持する必要があ
れていない。
る。
高齢者を中心とした受診動向を調査し、問題の対策を検
討していきます。
市立診療所
×
・診療所のある蛭川、川上、阿木、加子母地域は、市内でも高齢化率の高い地域であり受診動向は、ど ・各診療所と健康福祉部の連携を図り、診療所を医療資源として活用し、計画の実行・進捗管理を
の診療所も年々受診者数が減少傾向にある。大切な医療資源を維持するためには地域の状況を把握 できる仕組みを構築する必要がある。
し、対策を講じる必要があるが実施されていない。
医療機関を利用しやすいコミニュティバスの運行を目指
します。
健康医療課
△
・コミニュティバスは、加子母・付知町・福岡・蛭川・坂下・落合・神坂・阿木地区の8地区で運行がなされ
ており、医療機関を利用しやすいように運行している。
往診、巡回診療、訪問看護など地域の実情にあった医
療体制を検討します。
健康医療課
○
・地域総合医療センターを設置し地域の診療所への医師派遣を行ってた。
・医師会による在宅医療連携推進事業による在宅医療の検討の場である会議が立ち上がった。
健康医療課
○
・健診後要指導者や市民の要望に応じて、保健師・管理栄養士などが健康相談や訪問を実施している。 ・各個人にあったきめ細やかな対応を行うには、マンパワーの確保が必要である。
健診後要指導者に対する訪問延べ人数は平成21年度754人、平成25年度1,179人と実績を上げている。
健康医療課
(坂下病院)
・在宅看護の体制は24時間の対応する事業所3か所あり、利用者へのサービスはほぼ充実してきてい
るが、在宅介護の方では、土・日・平日夜間の対応可能な事業所が少なく充分とはいえない。
・在宅ケアの充実を図るには、365日24時間の体制でケアできる体制が必要である。
△
健康医療課
△
・見守り体制を強化を図るため、モデル地域で「地域ささえ合いマップ」を作成している。
・今後は、市全地域に広めていく必要がある。
・各地域から市民病院、坂下病院へ直行する路線バス運行について、事業者と協議を行っている。
・直行バスを運行開始しても、利用者が少ないと運行を継続することができない。
定住推進課
○
平成23年度より、中津川市全体(面的及び多様な政策)を
捉えた公共交通網整備計画を、地域住民(利用者)、交通 定住推進課
事業者、行政の3者で新たに策定します。
・平成25年度末に、市の公共交通の基本となる中津川市地域公共交通総合連携計画を策定した。
・計画に基づき、各地域の交通あり方の検討を行う必要がある。
○
・坂下病院についてはコミュニティバスで対応しており、市民病院は要検査患者のみ、診療所からの移
送をシャトルバス対応している。
・平成22年度に光ファイバ網を全市域に整備し、情報通信基盤整備を完了している。
・医療機関による送迎は費用面、人員面など限界があり、すべての患者に対応するのは難しい。
62.5%
(16項)
保健師等による健康相談、訪問を実施します。
在宅介護・看護の充実に努めます。
①
平成21年度より、各地域から中核医療機関までの交通
機関の現状を把握し、乗継時間、ダイヤ等を検証し改善
点等をまとめて事業者へ要望を行います。
③
医療機関によるシャトルバスなどの導入を検討します。
定住推進課
△
①
平成22年度までに対象全地域に情報通信基盤整備を完
情報政策課
了します。
〇
事業の周知広報活動により、超高速情報通信サービス
への加入(ネットワークへの接続)を促進 し、市民のネッ
トワーク化率の向上を図ります。
情報政策課
△
情報政策課
△
②
ト
ワ
ク
○
地域住民のお互いの協力、見守り体制を強化します。
②
回答部署 最終評価 達成率
交通手段の一つとして、コミュティバス等を診療時間に合
わせた運行時間に調整し、受診しやすい体制の整備を
行います。また、通常の交通手段の利用も困難な患者な 市立診療所
ど、地域の特性に応じた送迎サービスを図ります。
⑤
ー
P39
大
携第
の3
推章
進医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
医第
療4
体章
制 の持
整続
備可
能
な
地
域
格
差
の
少
な
い
③
公的医療機関等の情報網への接続を促進します。
④
在宅での療養等を支援するサービスの導入を検討しま
す。
情報政策課
△
ネットワークを利用した、遠隔からの健康づくり指導等の
サービスの導入を検討します。
情報政策課
△
⑤
◯/6
△/8
×/2
・蛭川・加子母・阿木地区は、コミニティバス・巡回バスを運行しており、診療時間に合わせた運行時間に
調整している。また、川上地区については、送迎サービスの実施を行っている。
・平成25年度末現在、加入率は55.5%を達成している。(全国平均45.5%)
PCやタブレット等の教室を開催し、加入促進を図った。
・接続環境は整備を完了し、公的医療機関等の情報網に対する支援を行った。
・関係機関へ提供する情報の収集を行った。
・NTTによる「在宅ヘルスケアトライアル共同実験」を実施した。
・今後、全地域が網羅し、市民が医療機関を利用しやすい体制をつくる必要がある。
・情報通信環境は整っているが、主な対象者である高齢者への情報取得手段の普及を図ってい
かなければならない。
また、在宅ケア等で日常的に使うものを導入するのであれば、使用者が継続利用できるような仕
組みを検討する必要がある。
●市民・地域の「地域医療を守る」意識の向上(中津川市地域保健医療計画 P14)
・ 各関係者は、かかりつけ医を持つ重要性を住民に周知し、情報提供等により、市民や地域が行う「地域医療を守る」活動を支援します。
頁
P14
大
中
第
3
章
医
療
機
関
の
役
割
分
担
と
連
携
の
推
進
6
市
民
と
の
連
携
小
細
取り組み
①
②
③
④
かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の重
要性を医師会、薬剤師会と協力して市民に周知します。
回答部署 最終評価 達成率
健康医療課
△
市民や地域が、市立病院をサポートする活動に対して協
力をしていきます。
健康医療課
×
医療機関や関係団体は、市民へ適切な受診、地域医療
の紹介など積極的な情報提供を行います。
市民、医療機関、行政等が連携・協力した研修会、講演
会を開催します。
50.0%
(4項)
実施内容
・ホームページや広報、イベント等でのパンフレット配布などで周知を行った。
◯/1
△/2
×/1
課題
・かかりつけ医などを持つことの重要性について徐々に理解は深まっているが、継続した啓発が必
要
・機会がなく取り組んでいない。
病院事業部
△
健康医療課
○
・市立2病院では、ホームページや広報誌、新聞広告などを通じて診療科紹介や実績を掲載することで
病院の役割を啓発している。
・中津川市の各医療機関の役割や機能分担など医療提供体制について明確にする必要がある。
・恵那医師会や地域総合医療センターの協力のもと、地域保健医療福祉講演会等を実施。健康推進員 ・市民へ病気の知識を広めていくため、このように連携した活動を継続していくことが必要である。
主催で地域住民を対象に研修会実施。
基本方針3
保健、医療、福祉、介護の連携した包括ケアの提供を進めます。
●在宅療養支援体制の充実(中津川市地域保健医療計画 P48~P55)
・保健、医療、介護、福祉関係者と行政が連携し、訪問医療、訪問看護、訪問リハビリ、訪問介護など在宅療養を支える体制の充実を進めます。
頁
中
小
第
5
章
保
健
1
保
健
医
療
福
祉
地
域
ケ
ア
体
制
の
充
実
福
祉
介
護
の
連
携
推
進
、
大
、
福
祉
介
護
の
連
携
推
進
医
療
、
市民に対し在宅医療についての情報提供を行います。
、
⑤
⑥
、
推1
進保
健
、
福
祉
福
祉
介
護
の
連
携
推
進
、
医
療
シ
ン
の
充
実
④
5
介
護
サ
①
②
、
、
ビ
ス
の
充
実
介護保険室
○
高齢支援課
◯
高齢支援課
◯
・介護予防事業の一次予防事業として、市内13地区28教室であんきなくらぶを実施、また二次予防事業 ・1万3千人近くに生活機能調査を実施し2次予防事業対象者に該当しても、介護予防事業に繋が
として毎年度生活機能調査を実施し、該当される方に介護予防事業を実施した
る人が2%であり、費用対効果を考え、対象者把握の方法見直しが必要である
高齢支援課
◯
・高齢者等に係る総合相談の窓口としての地域包括支援センターと身近で相談できる窓口として13カ所
の地域の在宅介護支援センターを、そのブランチと位置づけ相談に対応した
高齢支援課
△
・病院退院後在宅支援時やカンファレンス時等に活用した
高齢支援課
△
・高齢者については、地域包括支援センター、在宅支援センターなどの総合相談の中で情報提供を行っ ・在宅医療についての情報が集約されていないのが課題である。
ている。
△
・退院して在宅へ復帰される場合は、市民病院は医療相談室、坂下病院では退院調整室が相談窓口と ・在宅医療は、在宅介護とあわせ総合的に体制を進めていく必要がある。
なり退院後の調整を行っている。
高齢支援課
〇
訪問看護ステーション、訪問リハビリテーション事業の充
実を図ります。
健康医療課
(坂下病院)
△
在宅療養支援診療所の充実方法について検討し、医療
機関への働きかけを行います。
健康医療課
×
情報提供書などを活用し、関係機関の連携を図ります。
高齢支援課
△
市民が生活習慣病や生活機能低下を予防するため、正
しい知識の普及啓発や健康教室・介護予防教室を開催
し、実践的な指導を行います。また、自主活動に取り組
めるよう支援します。
③ 各医療機関などさまざまな機関で行われているリハビリ
テーションを体系化し、身近な地域でリハビリテーション
が受けられるよう支援体制を整備します。
1
ケアマネジメント
を充実
③
、
2
居宅予防サービ
ス、居宅介護
サービスの促進
3
介護保険事業
計画に基づき介
護保険サービス
の基盤整備を充
実
①
4
介護と医療の関
係機関が連携で
きる体制を構築
・病院退院時のケース等連携が必要とされるケース等で病院主催の会議には出席して情報共有し連携 ・医療関係者が参加しやすくすることが課題である。
した。
・介護認定者については、サービス担当者会議を開催し、介護認定を受けていない困難事例について
は、包括支援センター(在宅介護支援センター含む)がコーデイネート役となり、関係者による地域での
ケース会議を実施した
・医師会に夜在宅医療連携推進事業で在宅医療を含めた包括ケアについての検討会が立ち上がった。
・現在は、訪問看護ステーションが6か所あり、訪問看護を実施しており、訪問看護については充実して
きている。しかし、訪問リハビリステーションは、この地域では1か所も整っていない。
・在宅療養支援診療所の設置及び整備は進んでいない。
・介護予防事業の運動実施時に必要応じ主治医よりの情報提供書をいただき、活用した
・情報提供書は地域リハビリテーションの充実につながる内容にはなっていない。
・市民が生活習慣病や生活機能低下を予防するため、介護予防事業として高齢者向けの介護予防教室 ・行政のみで、市民が満足する事業を展開することは費用面やマンパワー面で困難であり、参加
を地域毎に実施した
者が自主的な活動へ移行できるように支援することが必要である。
△
健康医療課
△
健康医療課
×
・リハビリテーション従事者は、職域団体、施設や独自の研修などで、知識・技術の資質の向上を図って ・現段階では支援の必要はない
いる。
◯
・市内の介護支援専門員によるケアマネ部会を月1回の開催し、研修会や事例検討、制度等の情報提
供等行う事でケアマネの実務に生かすことができるよう支援した
・多様化する事例への対応力の向上が必要である。
高齢支援課
〇
・医療機関や権利擁護等の専門機関との連携の中で、総合的な相談を行った
・高齢者虐待防止研修会を多職種連携の中で開催した
・成年後見制度巡回相談を毎月開催した
・高齢者の増加に伴う相談対応体制の充実が必要である。
高齢支援課
地域包括支援センター、在宅支援センターなどと連携
し、包括的、継続的なケア体制の構築を図ります。
高齢支援課
〇
居宅予防サービス、居宅介護サービスの利用を促進さ
せます。
介護保険室
○
介護保険室
○
介護保険室
○
介護保険室
○
リハビリテーション従事者の研修、技術的支援等に協力
し、資質の向上に努めます。
・機能訓練特化型デイサービスなど介護保険に関するサービスは増加している
介護支援専門員の資質向上を目指します。。
地域包括支援センターを中心に、高齢者の総合的な相
談や権利擁護のための支援を行うなど、高齢者に必要
な支援を包括的に提供していきます。
介護予防サービス・居宅サービスの基盤整備を図りま
す。
② 地域密着型サービスの基盤整備を図ります。
①
・情報提供書の活用方法の確立していないため、うまく連携に利用されていないの現状である。
高齢支援課
①
③
課題
△
在宅医療についての相談窓口の整備について検討しま
健康医療課
す。
(病院事業部)
地域ケア会議等を開催し、患者・家族、医療機関や保
健・福祉・介護サービス機関などの関係者の情報共有が
できる場をつくります。
◯/12
△/9
×/2
実施内容
・介護認定者については、サービス担当者会議を実施し関係者の情報共有を図り、認定者以外の困難 ・地域での会議の場合福祉関係者の割合が高い、医療関係者が参加しやすくすることが課題であ
ケース等は包括支援センターや在宅介護支援センターがコーディネート役となり、関係者による地域で る。
のケース会議を実施した。
・地域支援ネットワーク会議や認知症コーデイネーター会議、虐待防止ネットワーク会議など課題に応じ
たケア会議を実施した
・ケアマネ部会の中で、市民病院との意見交換会や成年後見センターによる研修会を開催するなど連携
づくりを行った。
・ケアマネ部会(毎月)・グループホーム部会(奇数月)を開催し、情報の共有と質の向上に努めた。
・第6期計画に向けて在宅サービスの充実と地域包括ケアシステムの体制づくりが課題になってく
る。
・地域支援ネットワーク会議や認知症のコーデイネーター会議 、地域で認知症高齢者を支援する事を目 ・地域での支え合いを実施する地区を増やしていく事、また地域で継続を持たせることが課題であ
的としたささえ合いマップづくり(H22 年度2地区、H23年度3地区H24年度2地区25年度2地区26年度2地 る。
区の実施)等を通して認知症を支えるネットワークづくりをすすめた
・認知症講演会の開催、みまもりガイド(地域資源マップ)の更新配布、認知症サポーター養成等普及啓
発を行った
・医師による無料の認知症もの忘れ相談を開催した
高齢支援課
②
ー
医
療
、
1
保
健
、
第
5
章
保
健
①
ョ
、
介
護
の
連
携
3
地
域
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
、
福
祉
、
、
医
療
介
護
情報提供書などを活用し、関係機関の連携を図ります。
④
(23項)
気軽に相談できる体制を整えます。
②
③
71.7%
保健事業・介護予防事業を推進します。
①
、
、
が第
連5
携章
し た保
包健
括
ケ医
ア療
の
提福
供祉
、
福
祉
、
医
療
介
護
が
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
P53
介護サービス提供事業者への研修を維持して開催しま
す。
③ 認知症みまもりの「わ」事業を進めます。
2
在
宅
医
療
の
充
実
回答部署 最終評価 達成率
地域ケア会議などを開催し、患者・家族、医療機関や福
祉サービス機関などの関係者の情報共有ができる場を
つくります。
②
⑤
1
保
健
介
護
が
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
供
取り組み
①
④
の第
提5
供章
保
健
P50
P52
、
、
介
護
が
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
供
、
、
P48
医
療
細
施設・居住系サービスの基盤整備を図ります。
中津川市内外の病院、診療所、介護福祉施設などの間
で、定期的な情報交換を行い、相互理解を図り、地域の
医療・介護水準の向上と地域連携の強化を図ります。
坂下病院
△
・地域リハビリテーションの整備には関係機関との調整が必要
・ケアマネ部会の中で、市民病院との意見交換会や成年後見センターによる研修会を開催するなど連携
づくりを行った。
・在宅介護支援センター連絡会を毎月行った。
・サービスを必要とする方が必要な時に利用できるようにホームページで紹介、介護のしおりや出前講
座で利用の促進
・平成27年度からの制度改正によるサービス利用の変化をホームページでの紹介、介護のしおり
や出前講座の充実を図ることが重要である。
・第5期介護保険事業計画に基づき、24年度にグループホーム1ユニット増床、小規模多機能1ヶ所開 ・第6期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(平成27~29年度)に従い整備していくことが必
設、有料老人ホーム1ヶ所開設。25年度特養70床増床予定。24年度公募により26年度までにグルー 要である。
プホーム2ヶ所、小規模多機能1ヶ所新設予定。
・旧恵北地域・南木曽町の医療・介護向上と地域連携の強化を図るため、坂下病院と地域周辺の介護・ ・いきいきネットワークのような情報交換や研修を行い、人と人や施設と施設の繋がりができる体
福祉・保健・消防の関係者・施設などが協力していきいきネットワーク協議会を開設して、定期的に情報 制を中津川市全地域で医療・介護・福祉の関係者・施設で実施することが必要である。
交換や研修会を行っている。
●健康づくり推進(中津川市地域保健医療計画 P48~P55)
・栄養、運動、休養、趣味、健診を5本柱として生涯にわたる健康づくりを進めます。
・健康づくりに取り組む仲間づくりや団体の育成を行います。
頁
中
小
第
5
章
保
健
2
健
康
づ
く
り
の
推
進
1
健
康
づ
く
り
、
大
、
医
療
細
取り組み
①
回答部署 最終評価 達成率
食生活改善推進員協議会などのボランティア団体と連携
して地域の食生活改善普及を目指します。
運動を実践している団体グループや健康推進員の活動
と連携して地域に歩く健康づくりや水中運動などを普及
するとともに、健康づくりができる環境の整備を行いま
す
③ こころの健康相談窓口の周知、趣味・生きがいづくりの
場や出番づくりを支援します。
55.5%
(45項)
健康医療課
○
健康医療課
△
健康医療課
○
健康医療課
△
・運動教室のOB会や健康推進員を中心に健康づくりのため、運動の普及は行っている。
②
、
福
祉
介
護
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
供
④
若年者、女性に喫煙をさせないために、働きかける場と
して学校教育現場と連携すると共に、薬剤師会などの専
門家との連携を推進します。
多量飲酒による健康障害などを予防するために、啓発
活動を行い、また、断酒会や家族会の自主サークルを支 健康医療課
援します。
⑥ 心、脳血管障害、慢性腎臓病予防のために、健康診査
の受診率を高め、保健指導実施率を高めることに努めま
す。また、その結果で各自にあった、生活改善支援と医
健康医療課
学的な知識に基づく情報提供を心がけます。
⑦
⑧
⑨
△
中津川市の死亡原因で多いがん(胃、大腸、気管支・
肺、子宮、乳)の早期発見予防のために、検診機会の充
実と受診啓発に努め、検診結果の事後指導により適切
な医療につなげます。
健康医療課
〇
市立病院の健診事業を充実させ、がん検診等の受診率
向上に努めます。
健康医療課
〇
生涯を通じた歯科保健意識の向上、歯周疾患予防を学
校保健、母子保健の機会をとらえて、健康教育及び相談 健康医療課
実施を行います。
健康づくりに取り組む関係機関・団体と連携し、資質向
上に努めます。また、市役所内の関係機関との連携を深 健康医療課
めます。
⑪ 正しい医療知識のもとに行動できるよう「健康情報」とし
て、広報の「市民安全ネットワーク」を活用した情報提供 健康医療課
をします。
⑫ 健康づくり活動を推進する拠点である、保健センター機
能の充実と各保健事業推進のためマンパワー確保と活 健康医療課
用を図ります。
、
、
医
療
2
健
康
づ
く
り
の
推
進
2
生
活
習
慣
病
対
策
福
祉
介
護
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
供
④
○
×
若い年代に対する受診勧奨や事後指導を特に重点的に
行い、生活習慣改善の必要な人の支援を充実させま
す。
適正な体重を意識して、運動、食習慣を工夫する人を増
やします。
、
2
健
康
づ
く
り
の
推
進
3
歯
科
保
健
対
策
①
②
③
、
福
祉
介
護
連
携
し
④
⑤
各ライフステージ(妊産婦・乳幼児期、学齢期、成人期、
高齢期、要介護者、障がい(児)者)に合わせた歯科保健
対策を推進します。
・アルコール問題基本法の制定により市町村の施策の方向性を総合的に進めていく必要がある
・受診率向上のため、保健師による訪問・電話、郵送などで受診勧奨を行っている。また、健康推進員を
通じ、地域住民に対し健診の必要性及び健診の受診方法等について周知している。日曜日健診や早
朝、夕方健診など受けやすい体制の整備を行っている。
・受診者の個々の健診結果に基づき、自己の体の状態の理解と、生活改善支援のための保健指導、栄
養指導を実施している。指導方法は、訪問や来所相談、結果説明会など個々の状況に合わせて実施し
ている
・国のがん検診推進事業を利用し、特定の年齢を対象に受診勧奨と無料検診を実施。
・健診の重要性や受け方の周知など未受診者対策を実施してきたが、受診率向上に至っていない
現状がある。事業所健診受診者や治療中者に情報提供を依頼し、受診率向上をはかるためにも、
事業主や商工会、農協、医師会などとの連携を強化していく必要がある。
・土日曜日検診の実施、特定検診と同時実施、託児の実施。
・未受診者への受診勧奨
・禁煙教室等、禁煙への取組みを実施。
・受診率を向上させるため、がん検診に合わせてイベントをおこなうなど、検診を魅力あるものとす
る。
・継続して未受診者への受診勧奨の実施
・市民病院と坂下病院に、市の子宮・乳がん検診を委託し、年間を通じて実施。
・継続して実施
・母子保健、学校保健の場で
の健康教育、歯科保健指導を
実施した。
・継続して実施
・民間の団体・指導者と連携して健康づくり事業に取り組む中で資質の向上に取り組んでいる。
・引き続き、関係機関との連携を図り、健康づくり計画(健康なかつがわ21)を推進していく事が必
要である。
・「市民安全ネットワーク」は、熱中症、食中毒、インフルエンザ対策の啓発に活用している。計画時の
「健康情報」の配信は、一般の健康サイト情報の充実により、市が実施する必要性が薄れてきており実
施していない。
・健康づくりの拠点として4か所に職員を複数配置し、地域の実情に応じた活動を展開している。
・市独自で、健康情報サイトに取り組むことは労力を有する。市民の要望が強く必要があれば一般
の健康サイトを活用する方向で検討する。
・ライフステージに応じた市民の健康づくり支援のためには、マンパワーの確保が必要である。
健康医療課
○
健康医療課
△
・特定健診の受診者に対し、中津川市の受診勧奨判定値を設定。受診に繋げると共に、治療中者に対し ・治療中者に対する生活習慣改善(栄養・運動等)指導を実施する際、主治医の指示が不可欠で
ても継続受診や生活習慣改善に向けた指導を実施している。
あり、医療機関とのスムーズな連携体制の整備が必要である。
健康医療課
◯
健康医療課
◯
・市独自で30歳代健診を実施。受診率の低い若い世代、特に男性を中心に訪問等で受診勧奨を実施
・健診の重要性や、受け方などを周知し、未受診者対策を行っているが、「治療中である」、「仕事
し、同時に未受診理由についての調査を行い、主幹課である国民健康保険課で受けやすい体制の整備 が忙しい等」の理由で受診率が伸びず。今後は主幹課である国民健康保険課において健診項
(早朝健診、日曜日健診など)を行っている。
目、健診料金等の検討も行っていくことが必要である。
・特定健診の受診者に対し、適正体重を知り、自分の体に必要な栄養基準量が摂取できるよう保健指 ・健診の受診者のみでなく、学齢期からの生活習慣病の発症予防、高齢者への介護予防など、各
導、栄養指導を実施。生活習慣病改善のための運動習慣獲得のきっかけとして、水中運動教室、ウォーキ ライフステージに応じて各関係機関と連携し、健康づくりのための食習慣、運動習慣の普及、啓発
ング教室など運動の普及と共に習慣化を目指しOB会の立ち上げ支援も行っている。
を行う必要がある。
・広報・ホームページ・モバイルを利用して周知を行っている。
△
◯
健康医療課
○
平成21年度から節目成人歯科健診が歯科医療機関で
受診できるようにします。
健康医療課
○
「かかりつけ歯科医」を持つことの必要性を、普及、啓発
していきます。
健康医療課
△
健康医療課
○
歯科医療機関と医科医療機関の情報交換と連携体制の
健康医療課
整備を支援します。
×
介護予防における、口腔機能向上事業を実践します。
・酒害相談を月1回開催している。
・特定健診の受診者に対し、訪問、来所相談、結果説明会等を実施し、健診結果を返却。健診結果から ・継続して実施
体の状態が理解でき、生活改善に結び付くよう個別性を重視した保健指導、栄養指導を実施している。
・敵糖セミナー、水中運動教室の実施。二次検査の実施。
がん検診、健康診査を受けない人をなくすために、受診
機会を増やすようにし、広報による周知を徹底していきま 健康医療課
す。
⑥ 生活習慣病予防に関連した情報の提供を行い、予防、
啓発活動を行います。
健康医療課
た第
包5
括章
ケ ア保
の健
提
供医
療
・中津川市の現状を踏まえ、情報提供、連携を強化。
△
健診受診者への事後指導を充実します。生活習慣(栄
養・運動等)改善を重点に取り組みます。
医療機関や健診を実施する機関等と連携し、適正な治
療の継続を支援します。
・受動喫煙防止ポスターの作成を学校教育課、養護教諭に依頼。禁煙サポートにむけ、薬剤師会と連
携。
△
⑤
、
P69
②
③
、
P67
・
P68
①
・運動しやすい環境整備に関しては、関係機関と連携し情報提供を行っていく。
△
⑩
第
5
章
保
健
課題
・庁舎内外のこころの健康相談窓口を広報・ホームページなどで周知している。
⑤
P65
・
P66
◯/28
△/14
×/3
実施内容
・食生活改善推進員協議会と協働し、各地域において調理実習等を実施し、子どもへの食育推進活動 ・会員の高齢化等もあり会員が減少傾向にある。地域における食生活改善普及を行うために養成
を実施している。
講座等を開催し、会員の維持及び増加がさせることが必要である。
・生活習慣病を予防するために、地区における伝達活動(高血圧、糖尿病予防のための減塩やバランス
の良いメニューの調理実習)を実施している。
・市の事業(健康福祉まつり、離乳食教室等)で普及啓発をしている。
・広報などによる周知より受診者は増えているが、国が目標とする受診率にはほど遠い。受診率を
上げるため、その他の周知方法を考慮する必要がある。
・広報紙や、市ホームページに健康に関する情報掲載し、健康推進員を通じ、市の健康状況や生活習 ・ライフステージに応じた望ましい生活習慣の確立のために、教育委員会、職域団体、市民団体等
慣病予防に関する情報、各種健診の受診方法などを周知し、糖尿病予防、慢性腎臓病予防等の各種講 との連携のもと普及啓発を図る必要がある。
演会を実施し、知識の普及に努めている。
・関係機関との連携を図り、各年代に歯科保健教育を実施した。
・継続して実施していく。
・予定どおり実施できている。
・成人歯科健診受診率向上のため市民の意識を高める必要がある。
魅力ある健診内容の検討が必要。
・関係機関と連携した出前講座等で啓発を行った。
・継続してj実施いく。
・高齢者の集まり等で口腔機能向上の健康教育を実施した。
訪問指導を実施した。
・継続して実施していく。
・各歯科医療機関が独自で情報交換に努めている。
・医科、歯科連携し
情報の共有化と理解を深めていくシステムが必要。
頁
中
小
2
健
康
づ
く
り
の
推
進
4
精
神
保
健
対
策
、
大
た第
包5
括章
ケ ア保
の健
提
供医
療
、
P71
、
福
祉
介
護
連
携
し
、
供第
5
章
保
健
、
医
療
2
健
康
づ
く
り
の
推
進
5
母
子
保
健
対
策
、
、
⑥
⑦
6
青
少
年
保
健
対
策
福
祉
介
護
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
、
第
5
章
保
健
、
医
療
、
福
祉
P74
・
P75
介
護
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
供
①
②
③
、
P73
②
⑤
2
健
康
づ
く
り
の
推
進
回答部署 最終評価 達成率
2
健
康
づ
く
り
の
推
進
7
成
人
保
健
対
策
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
実施内容
・関係機関との連携を図り、個別ケースについて連絡調整をしている。
・役割分担の明確化する必要がある。
・アルコール問題で悩む方が、利用しやすいように月1回の酒害者回復クラブを実施し、日程について
は、広報等で周知している。
・酒害者クラブの参加者の減少と対応する人材の確保が必要である。
△
△
・作業所は、社会福祉協議会の方が把握しており、グループホームについては、この地域では入所する ・現状では、情報を周知することはない。
困難状況なため、情報の周知は行われていない。
健康医療課
○
・教育委員会と連携し、思春期教室で中学生を対象に「助産師講話」「乳幼児との交流」を継続実施して
いる
健康医療課
○
・母子健康手帳の交付時や妊婦教室で妊娠中の体の変化、胎児の成長など、栄養について相談、教育
を実施している。
健康医療課
〇
健康医療課
○
健康医療課
○
発達障がい児の早期発見・早期療育体制の確立を目指
します。
健康医療課
○
中津川市母子保健連絡協議会を中心に、定期的に中津
川市の母子保健施策の検討を行います。
健康医療課
○
基本的な食習慣を確立し、将来の生活習慣病の予防の
ために、正しい食習慣を身につけ、実行できる力を養い
ます。
学校教育課
健康医療課
○
学校教育課
○
教育委員会との連携のもと、思春期教育を実施します。
安全な妊娠・出産のための健康教育・健康相談を充実し
ます。
生活習慣病予防に視点において、栄養指導・歯科保健
指導の充実を目指します。
安全に関する意識を高め、自ら危険を回避できる力を養
えるような支援をします。
生命・性の尊さを実感する機会、健やかな母性・父性を
育てる体験学習の機会として思春期教室を継続します。
○
性・エイズ・喫煙・飲酒・薬物等に対する正しい知識の普
及に取り組みます。
学校教育課
○
健康医療課
○
健康医療課
△
休養・こころの健康づくり・・・相談窓口の周知、趣味・生き
健康医療課
がいづくりの場と出番づくりを支援します。
○
栄養・食生活・・・食習慣の改善で生活習慣病予防をしま
す。
身体活動・運動・・・運動の必要性の普及、環境条件の整
備をします。
たばこ・・・若年者、女性の喫煙させないために、働きか
ける場を学校教育と連携すると共に薬剤師会等専門家
との連携を推進します。
アルコール・・・多量飲酒による健康障害等の予防するた
めに、断酒会や家族会の自主サークルを支援します。
生活習慣病・・・肥満を適正体重に改善するとともに、心、
脳血管障害、慢性腎臓病の予防に努めます。
がん・・・中津川市の死亡原因で多いがん(胃、大腸、気
管支・肺、子宮、乳)予防のために検診機会の充実と受
診啓発、早期発見のための検診結果の事後支援に努め
ます。
課題
・精神保健相談・心の相談を必要な人が利用できるように、定期的に相談日を設定し、広報で周知して
いる。
×
学校教育課
④
○
55.5%
(45項)
◯/28
△/14
×/3
健康医療課
予防接種の接種率の向上をはかり、疾病予防を目指し
ます。
④ 訪問活動を積極的に取り入れた子育て支援をします。
、
医
療
①
広域的な視点で、グループホーム・作業所などの情報を
周知します。
③
介
護
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
提第
供5
章
保
健
取り組み
臨床心理士や精神カウンセラーなどの専門家による「心
の相談」を、必要な人が利用できるよう、精神保健相談・ 健康医療課
心の相談を、市民に周知します。
② 関係機関との連携を図ります。(恵那保健所保健師・各
医療機関医師・ケースワーカー・障害援護課・高齢支援 健康医療課
課)
③ アルコール問題で悩む方が、酒害者回復クラブなどの自
助クラブに参加者できるよう、酒害者回復クラブを周知
健康医療課
し、参加の拡大を図ります。
①
④
福
祉
P72
細
健康医療課
○
健康医療課
△
健康医療課
△
健康医療課
〇
・定期予防接種の実施と未接種者への接種勧奨の実施。
・継続して実施
保健師又は助産師による乳児全戸訪問を実施。要フォロー児や要支援妊産婦には継続して相談・訪問
を実施している。
・乳幼児健診や相談等で集団栄養指導、個別栄養相談の実施している。
・平成20年度より食の関係機関と食育推進会議を実施。平成24年度より歯みがき教室で個別食生活指
導、マタニティクッキングを実施している。
発達相談室を中心に「発達支援システム」を構築し、発達相談、関係機関会議など早期療育の開始と、
子どもにとって切れ目のない継続した支援を目指している。
年1回の協議会を開催し、委員から意見をいただき母子保健事業について見直しを行っている。
・学校給食においては、文部科学省の所要栄養基準、標準食品構成に合った栄養バランスのとれた献
立を提供し、学校給食を通して食育の推進を継続して行った。
・関係機関と連携し、食育会議を各年度実施
・家族を含めた基本的な食習慣の指導が必要である。
・市教育委員会として不審者情報の共有(メールの配信等)、防災教育講演会等を実施している。
・学校では、防災教育の一環として計画的に避難訓練、不審者対応訓練を実施している。
・各小中学校で「情報モラル教育」についての講話等を実施し推進に力を入れている。
・他機関との連携を強化していくことが必要である。
・子どもに安全で安心な生活できるように、市民・関係機関との連携を強化していくことが必要であ
る。
・獣医師による「小動物ふれあい環境指導事業」を小中学校、幼稚園、保育園で行っており、触れ合うこ ・計画的に継続して行っていくことが必要である。
とで命の大切さを学ぶことで啓発を図った。
・感染症(鳥インフルエンザ等)、衛生面での対応が必要である。
・各学校の生徒指導主事及び養護教諭、獣医師、保健師・助産師等による研修会を開催し、全ての学校 ・授業の一環として行う「命の教育」の時間の確保する必要である。
で授業の一環として「命の教育」を行い命の大切さを授業の一環として取り入れている。
・中学校に助産師講師を派遣し、「命のルーツ」、「二次性徴」、「避妊・性感染症・月経周期」の内容で、 ・授業の一環として行う「命の教育」の時間の確保が必要である。
思春期教室を開催している。
・すべての小中学校で「命の教育」のなかで、性・エイズ・喫煙・飲酒・薬物等に対する正しい知識を含め
普及を行っている。
・特定健診・保健指導(栄養指導)の実施、特に糖尿病ハイリスク者への訪問(個別)栄養指導を重点と
して実施している。
・運動教室における栄養指導を実施している。
・地域における栄養指導を実施している。(出前講座、健康推進員等)
広報なか がわ 市ホ
ジ ク クパ ド 健康
ピを掲載
る
・広報等により、運動の必要性を普及、ウォーキングコースに関しては市民団体が整備しており、連携し
て市民に対して情報提供を行っている。
・透析の導入者を予防するため、糖尿病等の生活習慣病の重症化予防のための栄養指導を続け
ることが重要である。又医療機関との連携も必要である。
・働き盛りの男性の肥満、食生活面での問題が大きいことから、将来の生活習慣病予防のため、
職域との連携強化が必要である。
・今後も、分かりやすい情報提供を含め、民間団体との連携の強化が必要である。
・庁舎内外のこころの健康相談窓口を広報・ホームページで周知している。
・学校に協力を依頼し禁煙ポスターの募集を行った。薬剤師会に働きかけ禁煙サポートのための研修会
が実施された。
・多量飲酒者に対し断酒会家族会を紹介し、参加に繋げている。
・アルコール問題基本法の制定より具体的な支援について検討する必要がある
・広報紙や、市ホームページに健康に関する情報掲載し、健康推進員を通じ、市の健康状況や生活習
慣病予防に関する情報提供を行っている。
・市民向けに慢性腎臓病予防、糖尿病予防等各種講演会を開催して知識の普及に努めている。
・心疾患、脳血管疾患や腎不全の死亡率、受療率は高く、特に透析導入者数は国や県と比較して
も、高い伸び率を示している。リスクとなる高血圧、糖尿病、慢性腎臓病の管理のため、要受診者
を適切な医療に繋げるなど、重症化予防の取り組みが必要である。
・国のがん検診推進事業を利用し、特定の年齢を対象に受診勧奨と無料検診を実施。
・土日曜日検診の実施、特定検診と同時実施、託児の実施。
・未受診者への受診勧奨
・禁煙教室等、禁煙への取組みを実施。
・受診率を向上させるため、がん検診に合わせてイベントをおこなうなど、検診を魅力あるものとす
る。
・継続して未受診者への受診勧奨の実施
(付)その他の取り組み
第3章 医療機関の役割分担と連携の推進(中津川市地域保健医療計画 P29~P33)
7. 市立病院・公立診療所
頁
P30
大
中
小
推役第
進割 3
分章
担医
と療
連機
携関
のの
病7
院市
立
病
院
・
効
率
坂
下
老
人
保
健
施
設
細
取り組み
①
②
介護福祉士養成校から実習生を受け入れ、資格取得者
の増員を図ります。
介護者養成研修(認知症専門介護福祉士養成講座)を
行い、認知症の方への関わり方の専門的知識・技術を
修得します。
回答部署 最終評価 達成率
実施内容
課題
・介護福祉士養成校(坂下高校)から、年間4名の実習生を受け入れや坂下高校に講師を派遣して介護 ・現在、介護福祉士、看護師が不足しており、施設の経営も大変厳しい状況であり、経営の改善の
(2項目) 福祉士の確保を図る
ためにも介護福祉士、看護師の確保が大きな課題である。
33.3%
病院事業部
△
病院事業部
×
◯/0
△/1
×/1
・認知症介護指導員を育て、施設内で介護者養成研修を実施して認知症専門介護福祉士の育成を図
る。
・専門的知識・技術の向上のためにも、介護者養成研修(認知症専門介護福祉士養成講座)を行
う必要があるが、介護福祉士の不足のため、現状の業務に追われ介護者養成研修(認知症専門
介護福祉士養成講座)を実施することが出来ない。
第4章 持続可能な地域格差の少ない医療体制の整備
1. 安全・安心な医療体制の整備
頁
中
小
第
4
章
持
続
可
能
な
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
の
整
備
2
安
全
3
災
害
医
療
、
P44
・
P45
大
安
心
な
医
療
体
制
の
整
備
細
取り組み
①
②
③
2
安
全
、
安
心
な
医
療
体
制
の
整
備
4
新
型
イ
ン
フ
ル
エ
ン
ザ
①
健康医療課
○
健康医療課
○
健康医療課
○
健康医療課
○
健康医療課
△
災害医療奉仕協力員を組織し、傷病者の救護活動を行
います。
健康医療課
×
中津川市新型インフルエンザ対策行動計画に基づき、
関係機関と連携をとり対策を推進します。
健康医療課
〇
(6項目)
健康医療課
〇
◯/4
△/1
×/1
中津川市民病院の医師、看護師などの人員の確保及び
施設設備の充実を図ります。また、災害派遣医療チーム
(DMAT)の専門的技術の向上を図ります。
◯/6
△/1
×/0
2
安
全
③
近隣市町村と協議し、整合性のとれた広域的な対策と
し、感染拡大防止及び医療の確保に努めます。
健康医療課
〇
講演会の開催や広報により、科学的な根拠に基づいた
正しい知識を習得できるよう、情報提供をします。
健康医療課
〇
発生時に速やかに対応できるよう、模擬訓練を行いま
す。
健康医療課
×
ライフラインを確保する体制や、社会機能を維持する体
制を整備します。
健康医療課
△
広報などにより、感染症に対する知識と予防対策の普及
を図ります。
健康医療課
〇
⑤
安
心
な
医
療
体
制
の
整
備
①
⑥
中学生、高校生に対して思春期教室等を通じて、エイズ
や性感染症に対する正しい知識の普及啓発を行いま
す。
・中津川市の医療機関医薬品、医療資材器材等の供給体制を整備することが今後の課題であ
る。
・救護所を設置訓練は、最近実施していないが、災害時のマニュアルを作成しており、マニュアルの周知 ・マニュアルの周知だけでなく、定期的に訓練を実施する必要がある。
に努めている。
・災害医療奉仕協力員研修会年1回実施予定は未実施。防災訓練も協力員として参加していない。
・災害医療奉仕協力員が高齢化し公募しても集まらない。協力員を廃止し、代わる日本看護協会
災害支援ナース、全国訪問ボランテイアナースを依頼し対応を図りたい。
・H21年新型インフルエンザ発生時は、県、恵那市と連携をとり市民への情報提供、感染予防啓発、予防
接種を実施
・H26年5月新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、中津川市新型インフルエンザ等対策行動
計画を策定
・新型インフルエンザ等対策特別措置法により、国、県、市の役割が定められ、市は国、県の指示
に基づき連携をとり対策を実施する。
・市の主な役割は、市民への情報提供、生活支援、要援護者への支援、住民接種であり、発生時
に的確に実施できるようにする必要がある。
・新型インフルエンザ予防、対策のチラシの配布、ポスターの掲示、街頭啓発及び市民安全情報ネット
ワークにより情報提供を実施
・新型インフルエンザは発生したため、現状で模擬訓練の必要ない。
・中津川市新型インフルエンザ対策マニュアルの見直し。
二種混合、日本脳炎第3期予防接種の個別接種(医療
機関委託)を進めます。
各機会、関係機関を通じて、多方面から未接種者への
健康医療課
接種勧奨を行います。
市民安全情報ネットワークを利用し、未接種者への接種
勧奨を行います。
③ 老人クラブに対して、結核の知識の普及と検診の受診勧
健康医療課
奨を行います。
福祉施設に対して、感染症対策の指導、相談を行いま
す。
⑤ 水痘、耳下腺炎の任意予防接種の接種勧奨を行いま
す。
・医師会と災害時の初動体制、救護所開設などの協議については不十分でマニュアルのみでなく
訓練を実施する必要がある。
・市立2病院は、定期的に災害時の対応の訓練を実施しており、災害時の仮訓練で職員の意識・技術も ・各病院では、災害時仮訓練を実施しているが、災害発生すると診療所を含む医療機関の連携が
向上している。
必要となり、市立病院・診療所の総合訓練も企画することも必要である。
・実施していない。
75.0%
②
④
課題
・防災訓練を継続して実施することが重要。災害時要援護者名簿、支援方法にういてなど防災計
画、福祉計画で策定予定。
・東日本大災害時には、市民病院のDMATチームは早急に災害地に出向き対応しており、日々の専門
的技術の向上を図っている。
75.0%
国及び県の行動計画に合わせて対策を推進します。
④
5
感
染
症
すみやかに救護所を設置し、運営するために、必要な情
報の収集と判断、指示、連絡及び市外からの派遣医療
職員の要請と受け入れなどの訓練を行います。
・恵那医師会・中津川市歯科医師会・中津川市薬剤師会と災害時対応の協定を結び、健康医療課・安
全防災課・恵那医会の協力で災害マニュアルの作成に取り組んでいる。
・中津川市薬剤会とは、災害時の医薬品、医療資器材等の供給などに関する協定を締結した。
②
⑥
、
P47
第
4
章
持
続
可
能
な
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
の
整
備
○
恵那医師会と、情報の伝達方法、救護所への医療救護
班の派遣体制、医師会員の診療所で行われる救護活動
との連携体制について協議します。
実施内容
・防災訓練を年1回防災の日に実施。図上訓練、救急法訓練、炊き出しを実施。災害時要援護者を確
(7項目) 認。自助、共助を強化。
92.9%
健康医療課
国保坂下病院は、中津川市民病院の補完病院としての
役割を担うと共に、周辺地域の傷病者の受け入れを行
います。
⑤ 中津川薬剤師会と「医薬品、医療資器材等の供給に関
する協定書」を締結し、医薬品、医療資材器材等の供給
体制を整備します。
⑦
P46
回答部署 最終評価 達成率
④
⑥
の第
整4
備章
持
続
可
能
な
地
域
格
差
の
少
な
い
医
療
体
制
防災訓練を通して、自主防災会との連携を強化し、傷病
者の早期発見と初期医療への結びつけ、災害弱者への
支援など、地域における自助・共助の力を強化します。
〇
(6項目)
◯/4
△/1
×/1
・幼、保育園入園時等に感染症予防のリーフレットを配布。
・県小児感染症流行状況のメール配信サービスの紹介。
・子育てマイページで流行感染症の注意喚起
・継続して実施
・H25年度から、ヒブ、小児肺炎球菌、ヒトパピローマウイルス感染症予防接種は、定期予防接種に追加 ・継続して実施
され個別接種で実施。
・H26年度から二種混合、日本脳炎を集団から個別接種に移行。
・ハガキ等により、未接種者への受診勧奨の実施
・老人クラブに対しては行なっていないが、広報等で結核検診の受診啓発を実施
・老人クラブのみに、検診の勧奨を実施することは現状では必要なく、一般的な広報でよい。
・感染症発生時は施設より連絡が入り、相談を受け対策を指導
・継続して実施
・継続して実施
×
健康医療課
〇
健康医療課
〇
・H26年10月から水痘は定期予防接種に追加されるため、対象者全員に個別に受診勧奨。
・幼、保育園の年少児に感染症予防・予防接種案内のリーフレット配布。
健康医療課
△
・中津川市学校教育課主体で「命の教育」計画として小学6年生を対象にエイズ・性感染症・性交につい ・学校教育課主催の「命の教育推進会議」で現状や課題について情報提供を行っていくことが必
ての授業を実施している。
要である。
第5章 保健、医療、福祉、介護の連携した包括ケアの提供
1. 保健、医療、福祉、介護の連携推進
頁
5
障
害
者
サ
福
祉
介
護
の
連
携
、
福
祉
福
祉
、
、
介
護
の
連
携
1
保
健
医
療
福
祉
福
祉
介
護
の
連
携
、
第
5
章
保
健
ビ
ス
の
充
実
細
取り組み
③
④
6
か
か
り
つ
け
薬
局
の
役
割
①
②
③
④
7
認
痴
症
対
策
①
②
③
、
⑤
⑥
医
療
福
祉
福
祉
介
護
の
連
携
、
1
保
健
、
、
①
②
、
、
、
介
護
が
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
供
医
療
8
発
達
障
害
対
策
③
福
祉
福
祉
介
護
の
連
携
医
療
、
◯/2
△/0
×/2
◯
①
②
×
・地域活動支援センターを整備しサービスの充実は図れていない、現状では1か所である。
※地域活動支援センターは、障がい者自立支援法での認可を取得して就労継続支援事務所の許可を
得る方向である。
各地域、学校への薬剤師による出前講座の開催の充実
を図ります。
健康医療課
△
かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師を
持つことの啓発を行っていきます。
健康医療課
○
保健、医療、福祉、介護の連携を図ることにより、市民へ
の必要な医薬品の適切な使用法の普及啓発と情報提供 健康医療課
に努めます。
○
患者の薬剤服用歴を記録し、医薬品の重複投与、相互
作用、副作用を未然に防止するため「お薬手帳」の普及
を図ります。
○
87.5%
・サービス管理者がいない。今後の運営方法の見直しが必要である。
・近年は講座の実績なし。
(4項目)
◯/3
△/1
×/0
・窓口・チラシなどで啓発を行っている。
・窓口・チラシなどで啓発を行っている。
・薬局窓口での説明、配布等普及啓発を実施した。
健康医療課
認知症に関する正しい知識の普及啓発を進めます。
91.7%
◯/5
△/1
×/0
・市全域対象とした認知症講演会を毎年度開催、また在宅介護支援センター単位の地域での認知症講 ・一般の市民がより関心を持って頂けるようにすることが必要である。
演会を開催
・広報中津川に特集記事でPR
・認知症みまもりガイドの作成配布
高齢支援課
◯
高齢支援課
◯
地域包括支援センター、在宅介護支援センターが中心に
なり、地域の関係者のみまもりネットワークを構築しま
高齢支援課
す。(認知症みまもりの「わ」事業)。
◯
「認知症家族の会」など認知症高齢者を抱える家族に対
する支援を行います。
高齢支援課
◯
成年後見制度についての啓発や利用支援をし、認知症
高齢者の権利擁護を推進します。
高齢支援課
◯
・成年後見センターと連携して、毎月巡回相談等を実施したり、日常の相談の中で権利擁護関連の相談 ・巡回相談への相談者が少ない。
を行ている
認知症について相談できる機会や場所を増やしていきま
高齢支援課
す。
△
・毎月物忘れ相談を実施。医師による無料もの忘れ相談の機会を年4回に増やした
・恵那医師会認定の認知症相談医や市民病院のもの忘れ外来の情報を紹介している
「キャラバンメイト」と「認知症サポーター」の養成を進め
ます。
県が早期診断の拠点医療機関として開設する、東濃圏
域の発達障がい専門外来(大湫病院)に連携して、発達
障がいの早期発見に努めます。
・毎年度養成講座を行っており、H25年度までの累計は、認知症サポーター4,460人、キャラバンメイト1 ・講座を開催する場所の拡大が課題
02人の養成をした
・高齢者が多く利用する金融機関窓口や、家庭での認知症理解につながるよう学校での開催箇所
の拡大を図っていく必要がある
・在宅介護支援センターごとに、相談協力員を委嘱し、地域のみまもりを依頼し実施している
・情報を共有しやすい関係づくりが必要である
・在宅介護支援センターを中心に地域毎の認知症家族の会を開催している
100%
障害援護課
◯
・発達支援センターで、障がい児の専門相談員を配置し、発達相談室を中心に、乳幼児期から学童期ま
でのライフステージに合わせた支援をしてる。
障害援護課
◯
・国保坂下病院の理学療法士、言語聴覚士、作業療法士等と連携して、発達障がいの支援を実施して
いる。
障害援護課
◯
障害援護課
◯
・法律の改正により、障がい児が、障害者福祉法から児童福祉法に変更になった。中津川市では、中津
川市の発達支援センター・発達相談室と東濃5市で協定を結んだ相談事業所のホ-リークロスセンター・
飛翔の里・恵那たんぽぽ作業所などに依頼している。
障害援護課
◯
・発達障がいについては、発達支援センターの職員配置の充実を図り、市民や関係機関の理解を深め
ている。
生活習慣病予防の啓発(健康教室、個別健康相談)を行
健康医療課
います。
◯
中津川市民病院と国保坂下病院の理学療法士、言語聴
覚士、作業療法士等と連携して、発達障がいの支援をし
ます。
発達障がいについて、市民や関係機関の理解を深める
活動を行います。
がん検診、特定健診の実施、健診後の指導の充実を図
ります。
健康医療課
◯/6
△/0
×/0
、
医療機関のホームページ等を活用し医療情報の提供や
疾病等の相談窓口の充実を図ります。
75.0%
(6項目)
・糖尿病発症予防のための教室や生活習慣病の発症や重症化予防のための教室開催、訪問を実施し ・生活習慣病発症予防・重症化予防を充実するためには、マンパワーの確保が必要である。
ている。訪問件数は年々増加している。
・5項目のがん検診(胃、大腸、前立腺、子宮、乳房)と肝炎検査を実施。特定健診は平成20年度から実
施。30歳代の健診、生活保護受給者の健診など市独自の健診も合わせて実施している。
・個々の健診結果に基づき、自己の体の状態の理解と、生活改善支援のための保健指導、栄養指導を
実施している。
・糖尿病連携クリティカルパスの計画及び調整会議を実施して試行を行った。
・主要疾患対策として、中津川市民病院は脳卒中、急性心筋梗塞などこの地域に特に必要な医療につ
いては、最新のCT装置を導入するなど強化に努めているが、他の疾病については進んでいない。
中津川市の人工透析患者は、県平均より高い状況にある。糖尿病の重症化を予防することが、透
析患者の発症率を低下させることにつながる。そのことからも、糖尿病の地域連携クリティカルパ
スを更に推進することが必要である。
・糖尿病、呼吸器内科など必要な常勤医がいないため、専門スタッフの育成と資質向上に至って
いない。
・情報を収集し相談に対応している。
・医療機関のホームページ等の利用まで至っていない。
・乳がん患者会「あけぼの岐阜」と連携し、乳がん講演会、検診時の衛生教育、相談事業を実施。健康
福祉まつりでは乳がん健診受診啓発を実施した。
・今後も患者団体との連携を継続し、啓発活動の実施することが必要である。
△
△
健康医療課
△
患者団体と連携し、検診や予防対策について啓発してい
健康医療課
きます。
◯
・今後、この地域で発達障がい児が増え、充分の支援が必要と考えると経験と意識のある理学療
法士、言語聴覚士、作業療法士の確保が課題になる。
・早期療育の拠点支援機関として、中津川市発達支援センター・発達相談室を中心に社会生活への適
応や自立の支援を行っている。
◯/3
△/3
×/0
◯
・認知症の専門医との連携が課題である。
・東濃圏域の発達障がい専門外来(大湫病院)と連携して発達障がいの早期発見に努めている。
◯
発達障がいについての相談窓口である発達相談室(つく
しんぼ)を中心に、乳幼児期から学童期までのライフス
テージに合わせた支援をします。
・参加者が減少、介護家族が参加しやすい環境づくりや新規参加者が参加したくなるような内容の
工夫が課題である
(6項目)
障害援護課
医師会、歯科医師会、薬剤師会、栄養士会、中津川市
民病院、国保坂下病院、行政が連携をして、糖尿病の地 健康医療課
域連携クリティカルパスを推進していきます。
④ 専門医、専門スタッフの育成と資質向上、施設設備の充
健康医療課
実等を図ります。
⑥
・発達障がい児等の通所児の増加に対応できる職員の体制の充実が必要である。
平成23年度 地域活動支援センターを整備しサービスの
充実を図ります。
障害援護課
③
⑤
・平成21年4月から旧町村地域に発達支援センターどんぐりを発足させることで、全市に児童デイサー
ビスによる発達支援体制を確立した。
・平成24年4月から法改正で障がい児通所支援施設の指定を受けた。
・平成23年度は、整備計画の3か所のケアホームは整備はできていないが、現在は、4か所のケアホー ・障がい者が自立して地域で生活が継続できるよう支援するため、施設の整備及び組織体制(人
ムで対応しているのが現状である。
員・教育など)の強化が必要となる。
・平成26年4月より制度改正により共同生活援護(グループホーム)に一本化されている。
早期療育の拠点支援機関としての東濃圏域発達支援セ
ンター(県立はなの木苑)に相談、療育支援の専門職を
確保し、社会生活への適応や自立を見越した支援をしま
す。
⑤ 岐阜県域の発達障害者支援センター(希望が丘学園)と
連携し、発達障がい者の生活支援、就労支援をします。
9
主
要
疾
病
対
策
課題
×
、
、
介
護
が
連
携
し
た
包
括
ケ
、
医
療
、
1
保
健
◯
④
⑥
ア第
の5
提章
供 保
健
平成23年度 共同生活介護(ケアホーム)を計3カ所整備
し、障がい者が自立して地域で生活が継続できるよう支 障害援護課
援します。
実施内容
・就労継続支援事業所として指定を受け、心身障がい者小規模授産所から就労継続支援事業所に移行
(4項目) できた。
50.0%
(6項目)
④
第
5
章
保
健
回答部署 最終評価 達成率
平成21年度より市内3カ所の心身障害者小規模授産所
を就労継続支援事業所(新体系サービス)として整備し
障害援護課
ます。
② 平成21年度より各発達支援センターを児童デイサービス
事業所(新体系サービス)へ移行し児童の発達支援を充
発達支援
実させます。
①
、
、
介
護
が
連
携
し
た
包
括
ケ
ア
の
提
供
医
療
、
、
P63
、
、
P60
、
医
療
介
護
が
P58
1
保
健
、
P57
連第
携5
し章
た 包保
括健
ケ
ア医
の療
提
供福
祉
、
、
介
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連
携
、
医
療
ー
小
1
保
健
、
中
、
P56
大
し第
た 5
包章
括 ケ保
ア健
の
提医
供療
前回協議会からの計画方針等の変更(案)について
■変更点1
資料②
前回資料「資料④の1」「資料④の4」
・医療法等の規定に基づく5疾病、5事業の概念により、基本方針②(第3章)へ「小
児医療対策」を追加しました。
5疾病
がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患
5事業
救急医療、災害時における医療、へき地の医療、周産期医療、
小児救急医療を含む小児医療(その他)
■変更点2
前回資料「資料④の1」「資料④の4」
・基本方針③(第4章)のうち、「5.認知症対策」を「5.認知症施策の推進」へ改
めました。
■変更点3
前回資料「資料④の4」
・第1章「計画の概要」から「4.計画の重点取組み」を削除しました。
■変更点4
前回資料「資料④の4」
・第2章のうち「かかりつけ制度の推進」を「かかりつけ医等の普及の推進」へ改めま
した。
以上
※前回資料
■第二次地域保健医療計画策定方針(変更案)
平成21年度~平成26年度 (5年計画+1年延長)
資料④の1
二次計画策定に向けた見直し
第一次地域保健医療計画
基本方針はそのままに…
基本方針
① 病・診の効果的な役割分担と連携
② 持続可能な地域格差の少ない医療提供体制
③ 包括ケア提供の推進
・
・
・
・
一次計画の中間評価・最終評価の結果を考慮
一次計画以降の時代変化を考慮
アンケート結果を考慮
総合計画との整合
平成27年度~平成32年度 (6年計画)
第二次地域保健医療計画
基本方針①
医療機関の役割分担と
連携の推進
基本方針②
安全・安心な地域格差の
少ない医療体制の整備
1.民間医療機関と公立病院の
役割分担と連携
1.救急医療対策
2.公立病院等のあり方・連携
3.災害医療対策
2.周産期医療対策
4.へき地医療対策
5.小児医療対策
基本方針③
保健・医療・福祉・介護が
連携した包括ケアの提供
1.地域ケア体制の充実
2.介護サービスの充実
3.発達障がい対策
4.障がい福祉サービスの充実
5.認知症対策施策の推進
6.主要疾病対策と健康づくり
※前回資料
■二次計画の体系(変更案)
資料④の4
第1章 計画の概要
1.中津川市の地域医療
2.計画策定の趣旨
3.計画の基本方針
4.計画の重点取り組み
4.計画の位置づけ
5.計画における医療圏
6.計画期間
第2章 医療機関の役割分担と連携の推進
1.民間医療機関と公立病院の役割分担と連携
(1)かかりつけ制度の推進かかりつけ医等の普及の推進
(2)病診連携の推進
2.公立病院等のあり方・連携
(1)総合病院 中津川市民病院
(2)国民健康保険 坂下病院
(3)地域総合医療センター
(4)公立診療所
第3章 安全・安心な地域格差の少ない医療体制の整備
1.救急医療対策
2.周産期医療対策
3.災害医療対策
4.へき地医療対策
5.小児医療対策
第4章 保健・医療・福祉・介護が連携した包括ケアの提供
1.地域ケア体制の充実
2.介護サービスの充実
3.発達障がい対策
4.障がい福祉サービスの充実
5.認知症対策施策の推進
6.主要疾病対策と健康づくり
第5章 計画の推進
1.計画推進体制と役割
2.計画の進行管理
3.計画の周知
資料
1.中津川市の保健医療の現況
2.中津川市第二次地域保健医療計画アンケート結果
3.計画策定体制および策定経過
事務局案①
第二次
中津川市地域保健医療計画
平成27年度~平成32年度
平成27年3月
中津川市
■目次
■
■
第1章
計画の概要
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1
1
中津川市の地域医療
2
計画策定の趣旨
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
3
計画の基本方針
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
4
計画の位置づけ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
5
計画における医療圏
6
計画期間
第2章
1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
医療機関の役割分担と連携の推進
民間医療機関等と公立病院の役割分担と連携
(1)かかりつけ医等の普及の推進
(2)病診連携の推進
2
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
7
・・・・・・・・・・・・・・・ 7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
公立病院等のあり方・連携
(1)中津川市民病院
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
(2)国民健康保険保坂下病院 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
(3)地域総合医療センター
(4)公立診療所
■
■
第3章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
安全・安心な地域格差の少ない医療体制の整備
1
救急医療対策
2
周産期医療対策
3
災害医療対策
4
へき地医療対策
5
小児医療対策
第4章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
■■■■■■■■■■■■■■■
27
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
保健、医療、福祉、介護が連携した包括ケアの提供
■■■■■■■■■■■
39
1
地域ケア体制の充実
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
2
介護サービスの充実
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
3
発達障がい支援
4
障がい福祉サービスの充実
5
認知症施策の推進
6
主要疾病対策と健康づくり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
■
■
第5章
計画の推進
1
計画推進体制と役割
2
計画の進行管理
3
計画の周知
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
資料
53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
55
1 中津川市の保健・医療の現況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
(1)人口構成・人口動態
(2)傷病の動向
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59
(3)保健、医療従事者の状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61
(4)公立病院の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63
(5)公立診療所の状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66
(6)国民健康保険の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 71
(7)介護保険の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75
2
アンケート結果
(1)一般市民
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
(2)民間医療機関
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82
(3)保健・介護・福祉事業所
(4)意見編:一般市民
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84
(5)意見編:民間医療機関
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 95
(6)意見編:保健・介護・福祉事業所
3
計画策定体制および策定経過
(1)計画策定委員名簿
(2)計画策定経過
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 98
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
(3)事務局・編集担当部署
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
■第1章
■第1章 計画の概要
1.中津川市の地域医療
中津川市は、岐阜県の東南端に位置し、東は長野県に接する中央アルプスなどの山脈に
囲まれたまちです。東西 28km、南北 49kmの市域のうち 80%を森林が占め、木曽川、
付知川などの清流が流れる豊かな自然に囲まれたまちに、人口 80,910 人(平成 22 年国勢
調査)が暮らしています。
中津川市民や近隣地域の住民が安心して健康に暮らしていくためには、地域医療が負う
責任はとても大きく、平成 26 年3月現在、公立、民間あわせて3つの病院と 91 の診療所、
33 の保険調剤薬局(表 1-1)がその役割を担っています。そのうち、公立の2病院は、東
濃東部や木曽地域の中核病院、拠点病院として機能することも期待されています。
地域医療を取り巻く状況は依然として厳しく、市内の公立病院の経営状況や医療従事者
不足、地域的偏在等、第一次計画を策定した平成 21 年以降においても厳しい状況が続いて
います。そして、国による社会制度改革、超高齢化社会の到来、生活習慣病や心の病の増
加など、時代の変化による新たな課題への対応も含め、喫緊の対策が求められています。
本計画の策定のために調査したアンケートによれば、中津川市全体の医療提供体制に安
心感を抱いている人は約 53%(「とても安心できる」
「安心できる」)、不安を抱いている人
は約 47%(「不安」
「やや不安」)でおよそ半々、そして重点的に取り組むべきとされたのは
救急医療、次いで産科医療、小児医療、在宅・終末医療という順でした。
(図 1-1、図 1-2)
これらの様々な課題を解決し、すべての市民が安心して暮らしてゆけるまちをつくって
いくために、医療、保健、介護、福祉が連携、協力して地域医療を守る取り組みをすすめ
ていくことがとても大切です。
■表 1-1 中津川市内の医療機関と保険調剤薬局数
区分
病院
一般診療所
歯科診療所
保険調剤薬局
民間
1
52
31
33
公立
2
7
1
-
合計
3
59
32
33
資料:平成 26 年 3 月現在 健康医療課・恵那保健所
診療所数には、事業所内診療所、保健センター内診療所を含む。
■図 1-1 市内の医療機関は安心できますか?
■図 1-2 重点的に取り組みべき医療対策
とても安心できる
3.6%
不安である
8.3%
やや不安である
38.4%
救 急 医 療
産 科 医 療
小 児 医 療
在宅・終末医療
へ き 地 医 療
災 害 医 療
歯 科 医 療
そ
の
他
安心できる
49.7%
資料:一般市民へのアンケート結果
1
※単位:ポイント(アンケート結
果の階層ごとに加点・集計)
2.計画策定の趣旨
市民が必要とする医療を将来にわたり安定的に提供し、市民が健康で安心して暮らして
いくことが、これからの市の発展のためには不可欠です。それには、依然として厳しい状
況下におかれている中で、いかにして地域医療を提供していくのか、様々な課題を解決し
ながらすすめていかなければなりません。公立病院改革や安定的な医療従事者の確保、病
病・病診連携の推進、地域包括ケアの推進など、公立・民間に関わらず医療機関や薬局、
福祉・介護施設も含めた相互協力と連携が必要です。さらには、高齢者のための交通対策
など、関連する分野も含めて対策していくことも重要です。
市のまちづくりの理念「人々がかがやくまち中津川」は、中津川市総合計画基本構想の
中に掲げられている基本理念のひとつです。本計画は、この総合計画を補完する詳細計画
としての役割も担っており、
「健康に暮らせるまち」
「温かい福祉のまち」という市民の願
いを医療・健康づくり・福祉の分野で実現し、こどもからお年寄りまでみんなが健康で必
要な医療・福祉サービスを受けることができ、安心していきいきと心豊かに暮らしていけ
るまちをめざしていきます。
この第二次計画は、今なお続く地域医療を取り巻く厳しい状況に対し、平成 21 年度に
策定した第一次計画に引き続き、計画的に取り組みをすすめていくために策定しました。
第一次計画では充分な結果を成し得なかったもの、見直しが必要なものなどの反省を活か
しながら、新たな時代ニーズへの対応も加え、改めて目標を明らかにしました。中津川市
の将来都市像を実現していくための市唯一の統一的保健医療計画として、関係機関が協
力・連携して取り組みをすすめていくための指標とするものです。
3.計画の基本方針
本計画の策定にあたり、つぎの3点を基本方針として定め、その達成に向け取り組んで
いきます。なお、基本方針は第一次計画を踏襲するものとし、引き続き目標の達成をめざ
していきます。
基本方針 1
医療機関の役割分担と連携の推進
基本方針 2
安全・安心な地域格差の少ない医療体制の整備
基本方針 3
保健・医療・福祉・介護が連携した包括ケアの提供
2
■第1章
4.計画の位置づけ
本計画は、地域医療の維持・発展と中津川市総合計画基本構想に掲げる理念の実現のた
めに、中津川市の医療のあり方を基本に、保健、福祉、介護との連携を図るものです。医
療以外の保健、福祉、介護については、それぞれ詳細計画が策定されているため、細部に
ついては各計画によるものとします。
なお、本計画は、医療法に基づく法定計画ではありません。
■図 1-3 市計画の位置づけイメージ(暫定)
■図 1-4 関連計画
27年度 28年度 29年度 30年度 31年度 32年度 33年度 34年度 35年度 36年度 37年度 38年度
中津川市総合計画基本構想
中津川市総合計画 前期事業実施計画
中津川市総合計画 中期事業実施計画
中津川市地域福祉計画
第二次 中津川市地域保健医療計画
健康なかつがわ21
母子保健事業計画
高齢者保健福祉計画計画
介護保険事業計画
中津川市障害者福祉計画
岐阜県保健医療計画
岐阜県医療費適正化計画
3
中津川市総合計画 後期事業実施計画
5.計画における医療圏
岐阜県では「第6期岐阜県保健医療計画」において、医療法に基づく医療圏を設定して
います。医療圏とは、医療機能の整備や医療機関の連携などを通じた医療提供体制を確立
するための区域のことをいいます。
1)一次医療圏(中津川市、周辺市町村単位)
身近な医療活動の実施単位として、住民が日常生活の中で診療を受ける圏域を指しま
す。
※長野県木曽郡 南木曽町及び大桑村は、国保坂下病院の利用状況から判断し、中津川市の医療圏に含め
るものとして計画します。
2)二次医療圏(岐阜、西濃、中濃、東濃、飛騨の5圏域)
入院治療を主体とした医療活動が概ね完結する区域であり、地域の中核となる病院を
中心に、救急医療、災害医療等の医療提供体制を整備する圏域を指します。
3)三次医療圏(県全域)
医療法に定める特殊な医療を提供する圏域を指します。
■表 1-2 東濃地域(二次医療圏)の医療機関
平成 24 年 10 月 1 日現在
病院
区分
施設数
総数
精神
病床数
一般
救急※
総数
精神
結核
感染症
療養
一般
中津川市
3
-
3
2
639
-
-
-
130
509
恵 那 市
2
-
2
2
255
-
10
-
63
182
瑞 浪 市
3
1
2
1
626
308
-
-
48
270
土 岐 市
3
1
2
1
701
291
-
-
60
350
多治見市
4
-
4
2
977
46
13
6
80
832
15
2
13
8
3,198
645
23
6
381
2,143
合
計
一般診療所
区分
総数
無床
有床
総数
病床数
療養
歯科
診療所
助産所
施術所
療養以外
中津川市
58
55
3
40
18
22
32
1
107
恵 那 市
42
36
6
86
28
58
20
2
64
瑞 浪 市
36
33
3
30
-
30
19
1
44
土 岐 市
34
32
2
20
18
2
26
-
82
多治見市
80
71
9
122
28
94
47
4
117
250
227
23
298
92
206
144
8
414
合
計
※救急指定病院の再掲。一般診療所数は、事業所内診療所および保健センター内診療所を含む。
資料:恵那保健所「恵那の公衆衛生 2013」、東濃保健所「東濃西部の公衆衛生 2013」
4
■第1章
6.計画期間
この第二次計画の期間は、第一次計画に引き続き、平成 27 年度から平成 32 年度(2015
~2020 年度)までの6年間です。
中津川市総合計画基本構想 12 年の半期6年とすることで、市が掲げる理念を実現するた
めの補完計画としての役割も兼ね備えます。
なお、計画策定後に生じた保健医療制度の動向、地域及び社会情勢の変化に対応するた
め、期間中であっても必要に応じて見直しを行います。
■図 1-5 計画期間相関図
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
H38
中津川市総合計画 基本構想 12年
理念① 人々がかがやくまち中津川「健康に暮らせるまち」「温かい福祉のまち」
実施計画(前期) 4年
実施計画(中期) 4年
実施計画(後期) 4年
重点事業(H27~H30)
重点事業(H31~H34)
重点事業(H35~H38)
第二次地域保健医療計画
6年(H27~H32)
未定
5
6
■第2章
■第2章
医療機関の役割分担と連携の推進
1.民間医療機関等と公立病院の役割分担と連携
平成 26 年4月現在、中津川市には民間医療機関(病院1、一般診療所 52、歯科診療所
31、保険調剤薬局 33)と市立医療機関(中津川市民病院、国保坂下病院、川上診療所、阿
木診療所、蛭川診療所、加子母歯科診療所)があります。地域的な偏りも見られますが、
少ない医療資源でこの地域の医療を担っています。
今後、高齢化の進展により医療に対する需要は、ますます増加するものと考えられます。
限られた医療資源のもと必要とされる医療を効率的に提供するためには、医療の役割分
担・連携、医療の適正利用や正しい知識の普及啓発が重要です。
市民の安心安全を支えていくには、病院や診療所が連携して個々の特徴を生かした役割
分担を行う病診連携・病病連携の推進が不可欠であり、また、かかりつけ医の普及・定着
をすすめ、日頃の診療のほか、患者へのアドバイスなどの健康管理や病気の予防、いざと
いうときには専門医を紹介してくれる身近な医師を持つことも重要です。
そして、切れ目のない包括的な医療・ケアを提供する仕組みを構築し、医療・保健・福
祉・介護・地域の役割分担と連携のもと、包括的な医療・ケア供給体制の構築を図ってい
きます。
1) かかりつけ医等の普及の推進
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
市民へのアンケート結果では、かかりつけ医等の役割をある程度理解している人、かか
りつけ医・歯科医を持っている人の割合はおおむね7割を超えています。(表 2-1)
しかしながら、今後、高齢化の進展とともに医療に対する需要がますます増えていくこ
とが予想され、生活習慣病の増加や公立病院や総合病院等への受診の集中が大きな課題と
なってきます。
医療資源を効率的に活用し、医療費を抑制しながら将来に渡り安心な医療供給体制を構
築していくためには、医師会や関係機関との連携により、かかりつけ医等の一層の普及・
定着を図り、医療機関の役割分担や市民の健康管理、病気の予防をすすめていく必要があ
ります。
■表 2-1 かかりつけ制度の普及状況
かかりつけ医と総合病院の役割分担を知っている
74.0%
かかりつけ医がある
70.3%
かかりつけ歯科医がある
79.9%
かかりつけ薬局がある
36.2%
資料:一般市民へのアンケート結果
7
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局を持つことを推進するために、行
政・関係機関が連携して市民への普及啓発をすすめます。
②医療の適正利用や正しい知識について、市民への普及啓発をすすめます。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
かかりつけ医等の推進が地域完結型医療*1の推進へとつながるよう、行政、医療機関、
医師会、歯科医師会、薬剤師会が連携して市民への啓発に努め、市民のかかりつけ医等に
対する理解度を向上させ、かかりつけ医・歯科医・薬局の普及率が計画期間中に8割以上
になるようめざします。
市担当課:健康医療課
*1:地域完結型医療とは、病院や診療所等が、それぞれの特長を活かしながら役割を分担し、検査、治療等を
行い、地域の医療機関全体で切れ目の無い医療を提供していこうというものです。
8
■第2章
2) 病診連携の推進
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
民間医療機関へのアンケート結果によれば、連携先の公立病院の所在地区等の条件にも
よりますが、多くが公立病院と連携ができていると答えています。(表 2-2)
しかし、地域の中核病院である中津川市民病院においては、民間医療機関との連携を表
す指標である平成 25 年度の紹介率(民間医療機関からの紹介)は 38.4%、逆紹介率(民間
医療機関への紹介)は 25.4%と低い状況にあります。
(表 2-3)
公立病院と民間医療機関のよりスムーズな連携関係を構築するためには、お互いの医師
等医療スタッフの顔の見える関係づくりすすめていくことが課題です。
■表 2-2 民間医療機関と公立病院の連携
市民病院との連携ができている
94.6%
坂下病院との連携ができている
61.2%
資料:民間医療機関へのアンケート結果
■表 2-3 紹介・逆紹介の状況
中津川
市民病院
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
7,532 人
8,020 人
8,158 人
8,108 人
8,010 人
31.0%
42.1%
39.5%
39.3%
38.4%
4,876 人
4,585 人
4,596 人
5,508 人
5,287 人
20.1%
24.1%
22.3%
26.7%
25.4%
紹介患者数
1,942 人
2,084 人
2,050 人
2,070 人
2,075 人
紹介率
22.35%
22.74%
22.75%
23.66%
24.45%
逆紹介患者数
1,029 人
1,165 人
1,257 人
1,214 人
1,088 人
11.4%
12.3%
13.5%
13.5%
12.4%
紹介患者数
紹介率
逆紹介患者数
逆紹介率
国保
坂下病院
逆紹介率
資料:中津川市民病院、国保坂下病院
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①顔の見える関係づくりを行うため、中津川市民病院・国保坂下病院と他の医療機関と
の間で紹介対象となった患者の症例報告会や医師会との医療懇談会の開催、公立病院
医師らによる民間医療機関訪問等を実施します。
②情報共有によるスムーズな病診連携により、継ぎ目のない診療を行うための地域連携
クリティカルパス*1(大腿骨頸部骨折クリティカルパス、糖尿病クリティカルパス)
を継続し充実を図ります。
*1:地域連携クリティカルパスとは、急性期病院から回復期病院を経て早期に自宅に帰れるよう診療計画を作
成し、治療を受ける全ての医療機関で共有して用いるもの。診療にあたる複数の医療機関が、役割分担を
含め、あらかじめ診療内容を患者に提示・説明することにより、患者が安心して医療を受けることができ
る。
9
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①医療機関や医師同士の連携に取り組み、患者情報の共有、継ぎ目のない治療やリハビ
リを行い、患者が安心できる医療を提供できるよう病診連携の構築を進めます。(図
2-1)
②「地域完結型医療」を実現するため、病診連携の推進を図り、地域医療支援病院を目
指した体制づくりをめざします。
③公立病院と民間医療機関との情報共有を図るため、医師間による症例検討会のほか、
緩和ケア、心臓リハビリテーション、認知症といったテーマごとに交流の機会を設け
るなど、医療スタッフ間の連携強化による情報共有の仕組みづくりをすすめます。
■図 2-1 病診連携イメージ
一次医療
初期治療・健康管理
かかりつけ医・歯科医・薬局
三次医療
特殊・先進的医療
二次医療
専門外来・入院
紹介
紹介
逆紹介
逆紹介
地域の中核病院
大規模病院
市担当課:健康医療課
10
■第2章
2.公立病院等のあり方・連携
中津川市の公立病院は、中津川市民病院と国民健康保険坂下病院があり、この地域の医
療を守る大きな役割を担っています。中津川市民病院は、東濃東部及び長野県木曽地域の
中核病院として、また、国民健康保険坂下病院は、坂下地区、山口地区をはじめ、市の北
部・東部地域や木曽南部地域に至る一次医療・二次医療を行う拠点病院としての役割を担
っています。医療確保が困難な地域には、3つの公立診療所を置き、地域住民の一次医療
を担っています。
そして、地域医療と地域ケアの活性化を図るため、名古屋大学医学部総合診療科との官
学連携により、平成 23 年に中津川市地域総合医療センターを開設しました。
将来にわたり地域医療を守りつづけていくには、各公立病院、公立診療所の役割分担と
医療連携が不可欠であり、いま最も推し進めていかなければならない最重要課題です。今
後、それぞれの医療機関の機能と果たすべき役割を明らかにし、限りある医療資源を最大
限に活かしながら、また同時に経営・運営の改革を推し進めていくことで、中津川市の地
域医療を守るための公立病院と公立診療所を維持・発展していきます。
11
1) 中津川市民病院
病床数
360 床(うち休止 87 床)
診療科
内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、
脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテー
ション科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科、精神科
健康管理センター(人間ドック、各種健診対応)
職員数
医師 44 名、看護師・准看護師 201 名、薬剤師 13 名、放射線技師・検査技
師 31 名、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 12 名、事務員 13 名、その
他 12 名
合計
326 名(平成 26 年 3 月末現在)
難病医療ネットワーク協力病院、第 2 次救急医療施設、小児科標榜病院、地域災害医療セ
ンター、DMAT 指定病院、周産期医療協力病院、救急医療・急性期リハビリテーション機
能病院、心臓カテーテル治療対応施設、糖尿病対策基幹的医療機能病院等
(財)日本医療機能評価機構認定病院
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①中津川市民病院は、がん、脳卒中、急性心筋梗塞といった急性期医療に対応する機能
を揃えた東濃東部地区の拠点病院として機能を果たしています。
②第2次救急医療施設や地域災害医療センター、周産期医療協力病院、小児科標榜病院
等として東濃東部地区の中核的病院としての役割も果たしています。
③地域の医療機関と連携・協力し、紹介があった患者の精密検査、手術、専門的な治療
を行い、病状が安定した時点で紹介元の医療機関へ再び戻っていけるよう地域医療連
携を推進しています。
④医師数は増減はあるものの、呼吸器内科、内分泌代謝内科などの内科の専門科や外科、
病理科などの診療科の充足が必要です。
⑤外来患者数は、ほぼ横ばいで推移し、入院患者数は、平均在院日数の短縮により減少
傾向にあります。病床の機能分化・強化により収益確保を図る必要があります。
(表 2-4)
12
■第2章
⑥医業収益では、入院収益、外来収益について増減がある中、経年劣化等による建物修
繕といった経費の占める割合が増加傾向にあります。(表 2-4)
⑦平成 25 年度には全国初となる病院前救急診療科を設置し、ドクターカー事業を開始し
ました。また、平成 27 年度からは医療法人と協定を結び、里帰り出産の再開や分娩制
限を解除するなど産科機能の充実を図る予定です。
■表 2-4 患者数・医師数・医業収益の推移
患者数の推移
外来
(日人数)※年:245 日
入院
(日人数)※年:365 日
患者数
(単位:人)
21 年度
210,016
(857)
95,442
(261)
305,458
22 年度
185,724
(758)
88,314
(242)
274,038
23 年度
200,407
(818)
87,090
(239)
287,497
24 年度
205,893
(840)
86,036
(236)
291,929
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
201,062
(821)
81,889
(224)
282,951
(年度末現在)(単位:人)
医師数の推移
医師数
47
40
42
25 年度
44
42
(単位:千円)
医業収益の推移
医業収益
外来収益
入院収益
その他医業収益
■
21 年度
6,180,485
1,926,608
3,983,367
270,510
22 年度
5,796,372
1,678,976
3,832,336
285,060
(2)あり方と果たすべき役割
23 年度
6,002,514
1,776,285
3,854,249
371,980
24 年度
6,282,720
1,853,107
4,045,508
384,105
25 年度
6,253,353
1,861,398
3,932,280
459,675
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
中津川市民病院は、東濃東部の中核病院として医師、看護師等医療スタッフの確保・充
実や高度医療危機の整備を進め、急性期医療、二次医療の役割を果たしていきます。
県指定の地域災害医療センターやDMAT指定病院として災害医療や周産期医療協力病
院として周産期医療に対する整備・充実を図り、東濃医療圏のその他の病院にない機能を
もった病院としての役割も果たしていきます。
そして、より専門性の高い医療を担うため、地域の医療機関と連携・協力し、紹介によ
る診療を中心としたかかりつけ制度の普及を図るほか、恵那医師会と連携し、休日・夜間
の救急医療に努めるなど地域医療連携を推進していきます。
臨床研修病院として、医師の臨床研修、看護師等の実習を通じて地域医療の担い手とな
る質の高い人材をこの地域で育成し、同時に地域の医療水準の向上に貢献することも重要
な役割です。
また、高齢化へ対応する生活支援型医療として、入院治療後の後方支援機能を充実させ
るために、
「地域包括ケア病棟」を整備し、一部の一般病床を療養病床へ転換します。
13
■
(3)医師、看護師など医療スタッフの確保
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
患者中心の安心かつ安全な地域医療を長期間にわたり安定的に提供し、魅力ある病院づ
くりをすすめていくためには、5疾病・5事業*1 を中心とした政策医療や不採算部門にたず
さわる医師と医師を支える看護師などの医療スタッフの確保が最重要課題となります。
①医師の確保
ア.将来の中津川市民病院の医師を確保するために、
「東濃地域医師確保奨学資金貸付
制度」に継続して参加し、積極的に若い世代の医師の育成支援に努めます。
イ.臨床研修病院説明会や名古屋大学ネットワーク会議に参加し、医学生との情報交
換に努めるとともに、医学生の方を対象に「中津川スキルアップセミナー」等を
通じて中津川市民病院の魅力を伝えます。
ウ.常勤・非常勤医師の確保のため、名古屋大学をはじめ、岐阜大学、名古屋市立大
学、藤田保健衛生大学、愛知医科大学といった近隣大学の医局訪問を継続的に行
います。
②看護師等医療スタッフの確保
ア.この地域の出身学生の方が、中津川市において勤務できるよう制定した「中津川
市看護職員修学資金貸付制度」や「中津川市看護職就職準備資金貸付制度」を活
用し、経済的な支援を行うことで積極的に若い世代の看護師の確保に努めます。
イ.看護学生のかかえる卒後の“看護実践への不安”や就職後の“疑問・知りたいこ
と”を同世代の先輩看護師から直に聞く機会としての「中津川市民病院看護師た
まごセミナー」等を通じて中津川市民病院の魅力を伝えます。
ウ.その他医療スタッフ確保では、機能に応じた人材の確保を図るため、積極的な実
習生の受け入れをすすめます。また、専門学校、大学への就職勧誘活動を行いま
す。
*1:5疾病・5事業とは、医療法に基づき政令に規定されている疾病及び同法に規定されている事業であり、
患者数が多く、かつ緊急性が高い疾病に対し、きめ細かな対応・医療機関の機能に応じた対応・連携が必
要なもの。
5疾病:がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患
5事業:救急医療・災害時における医療・へき地の医療・周産期医療・小児医療(小児救急医療を含む。)・
ほか知事が疾病の発生の状況等に照らして特に必要と認める医療
14
■第2章
■
(4)公立病院間の役割(機能)分担と連携強化
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
患者中心の安心かつ安全な医療提供体制の構築をすすめるため、市内に2つある公立病
院の役割を明確にし、
「地域完結型医療」の推進、地域医療を確保するための取り組みを行
います。
①公立病院の役割の明確化
「中津川市公立病院改革プラン」に位置づけられた、中津川市民病院が果たす役割、
国保坂下病院が果たす役割を踏まえ、その役割に合った医師、看護師等の医療スタッ
フの確保や医療機器の整備、必要に応じた施設整備を行い、呼吸器内科、内分泌代謝
内科等の診療科の充実、病棟再編成などに努めます。
②各関係機関との協力連携
地域完結型医療には、病院だけでなく、保健、福祉、介護分野との連携強化が必要
なことから、各関係機関との協力連携に努めます。
③地域完結型医療の実現
患者にとって身近な地域の中で、それぞれの医療機関などが、その特長を活かしな
がら役割を分担して病気の診断や治療、検査などを行い、急性期から回復期、在宅医
療に至るまで、一貫した地域格差の少ない、安心・安全に暮らせる医療提供体制の構
築に努めます。
■
(5)経営の健全化
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
中津川市民病院の果たす役割、国保坂下病院の果たす役割を示す実施計画を策定し、
“ヒ
ト”
“モノ”
“カネ”
“情報”をキーワードに経営の健全化に努めます。
①職員人事管理の徹底(ヒト)
業務量を正確に把握し、基準となる業務量から職種単位の定数を定めたうえで、職
員採用計画を策定し、計画に沿った採用と時代潮流を反映した採用を行います。
②医療機器等整備・管理の徹底(モノ)
2つの公立病院の役割に応じて必要性かつ適正な医療機器等整備を行い、運用に関
しても共通化、集約化による効率的な運用に努めます。
③一般会計繰入の適正化(カネ)
2つの公立病院の役割に応じた機能を明確にし、地方公営企業法に定められた一般
会計からの繰入金を、限られた資源の中で効率良い形になるよう努めます。
④患者情報等の有効活用(情報)
次期電子カルテシステムは、中津川市をひとつとしてとらえ、患者IDを統一する
など病院の枠を越えた整備を行っていきます。
市担当課:中津川市民病院
15
2) 国民健康保険 坂下病院
病床数
一般病床 149 床(うち休止 39 床)、療養病床 50 床 合計 199 床
診療科
内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、婦人
科、耳鼻咽喉科
訪問看護ステーション
職員数
医師 10 名、保健師・看護師・准看護師 78 名、薬剤師 5 名、放射線技師・検
査技師 13 名、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 11 名、事務職 9 名、看
護補助 18 名、その他 11 名
合計 155 名(平成 26 年 3 月末日現在)
救急告示病院、小児慢性疾患医療給付医療機関、生活保護指定医療機関、地域包括医療・
ケア認定施設等
〇ISO9001 認証取得施設
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①泌尿器科、脳神経外科、皮膚科、婦人科、耳鼻咽喉科は、非常勤医での対応となって
います。また、看護師の減少に対応して集中した看護体制をとるため、平成 19 年7月
から一般病床 39 床を休床していることから、医師や看護師等の確保が必要です。
②一般病床延入院患者は、平均在院日数の短縮化や 39 床を休床した影響で、平成 24~25
年度も減少しています。療養病床の延入院患者数は 17,500 人前後で推移しています。
③平成 14 年度末は 18 人いた常勤医師が、平成 25 年度末には 10 人まで減少したため、
外来患者数は減少傾向にあります。
④入院患者、外来患者とも、中津川市東北部と長野県木曽南部地域の住民で約 8 割を占
め、中津川市民病院との医療圏の重なりはわずかです。(表 2-5、表 2-6)
⑤救急搬送患者の約6割は市内の患者、約4割が長野県からの救急患者です。国保坂下
病院は、旧恵那郡北部地区や南木曽地域の二次救急拠点となっています。(表 2-5)
⑥患者数の減少により外来収益は減少し、入院収益も一部病床を閉鎖したため減少して
います。一方、費用面では、経費などの固定費負担が大きく、平成 13 年の新病院建設
以降赤字が続いています。そのため、固定費負担を抑え財政状態の改善が必要です。
16
■第2章
⑦地域包括医療・ケアを充実するため運動教室や健診業務、介護施設との連携もすすめ
高齢化時代に対応した医療を展開しています。
■表 2-5 国保坂下病院の地区・市町村別患者数
救急車搬送数
中津川市消防本部
木曽消防署
計
22 年度
393
64.5%
216
35.5%
609
100.0%
23 年度
367
63.7%
209
36.3%
576
100.0%
(単位:人)
24 年度
420
66.7%
210
33.3%
630
100.0%
時間外患者数
中津川市
恵那市
岐阜県合計
南木曽町
大桑村
長野県合計
その他の県
合計
22 年度
2,837
67.9%
23
0.6%
2,890
69.2%
849
20.3%
242
5.8%
1,122
26.8%
167
4.0%
4,179
100.0%
23 年度
2,666
68.0%
26
0.7%
2,721
69.4%
737
18.8%
256
6.5%
1,026
26.2%
171
4.4%
3,918
100.0%
24 年度
2,833
70.2%
24
0.6%
2,891
71.6%
725
18.0%
194
4.8%
950
23.5%
196
4.9%
4,037
100.0%
22 年度
83,841
66.5%
14,929
11.8%
41,504
32.9%
5,303
4.2%
1,697
1.3%
5,428
4.3%
4,289
3.4%
262
0.2%
10,429
8.3%
900
0.7%
85,326
67.6%
27,880
22.1%
11,333
9.0%
39,974
31.7%
831
0.7%
126,131
100.0%
23 年度
84,709
67.3%
15,186
12.1%
42,148
33.5%
5,035
4.0%
1,647
1.3%
5,337
4.2%
4,269
3.4%
304
0.2%
10,783
8.6%
870
0.7%
86,148
68.4%
26,687
21.2%
11,425
9.1%
38,984
31.0%
821
0.7%
125,953
100.0%
24 年度
83,492
67.9%
15,344
12.5%
41,573
33.8%
4,647
3.8%
1,596
1.3%
5,500
4.5%
4,115
3.3%
365
0.3%
10,352
8.4%
879
0.7%
85,039
69.2%
25,808
21.0%
10,540
8.6%
37,050
30.1%
848
0.7%
122,937
100.0%
22 年度
36,012
66.8%
7,269
13.5%
12,052
22.4%
2,226
4.1%
1,551
2.9%
5,381
10.0%
3,837
7.1%
339
0.6%
3,357
6.2%
597
1.1%
36,628
68.0%
11,343
21.0%
5,340
9.9%
17,050
31.6%
219
0.4%
53,897
100.0%
23 年度
39,446
72.1%
10,968
20.1%
11,718
21.4%
2,284
4.2%
1,681
3.1%
5,235
9.6%
3,370
6.2%
657
1.2%
3,533
6.5%
526
1.0%
40,106
73.3%
9,589
17.5%
4,370
8.0%
14,419
26.4%
163
0.3%
54,688
100.0%
24 年度
38,146
73.3%
9,696
18.6%
12,163
23.4%
2,162
4.2%
1,631
3.1%
4,988
9.6%
3,415
6.6%
662
1.3%
3,429
6.6%
433
0.8%
38,657
74.3%
8,993
17.3%
3,592
6.9%
12,990
25.0%
362
0.7%
52,009
100.0%
外来患者数
中津川市
旧中津川市
旧坂下町
旧川上村
旧加子母村
旧付知町
旧福岡町
旧蛭川村
旧山口村
恵那市
岐阜県合計
南木曽町
大桑村
長野県合計
その他の県
合計
入院患者数(退院抜き)
中津川市
旧中津川市
旧坂下町
旧川上村
旧加子母村
旧付知町
旧福岡町
旧蛭川村
旧山口村
恵那市
岐阜県合計
南木曽町
大桑村
長野県合計
その他の県
合計
17
■表 2-6 患者数・医師数・医業収益の推移
患者数の推移
外来
(日人数)※年:245 日
入院
(日人数)※年:365 日
合計患者数
21 年度
122,997
(508)
56,048
(154)
179,045
(単位:人)
22 年度
126,131
(519)
56,320
(154)
182,451
23 年度
125,953
(516)
57,092
(156)
183,045
24 年度
122,937
(502)
54,856
(150)
177,793
25 年度
118,529
(486)
52,824
(145)
171,353
(年度末現在)
(単位:人)
医師数の推移
医師数
21 年度
15
22 年度
14
23 年度
13
24 年度
12
25 年度
医業収益の推移
医業収益
外来収益
入院収益
その他医業収益
21 年度
2,663,674
967,153
1,488,265
208,256
22 年度
2,701,974
982,765
1,515,661
203,548
23 年度
2,714,928
981,113
1,525,695
208,120
24 年度
2,630,024
951,114
1,486,797
192,113
10
(単位:千円)
■
(2)あり方と果たすべき役割
25 年度
2,525,555
937,157
1,397,134
191,264
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
国保坂下病院は、坂下地区唯一の医療機関です。地域医療の拠点として、木曽南部も含
めた地域住民の初期医療、総合医療ニーズに対応するとともに、救急医療では中津川市民
病院の役割を補完し、市民の安全・安心な医療の実現に努めることが主な役割です。また、
療養病床を 50 床備えて、回復期患者のケアも行っています。
地域住民の高齢化に合わせ、在宅医療や人工透析医療など地域住民の求める医療を適切
に提供する体制を整備し、二次救急から医療必要度の高い慢性期までの幅広い患者の入院
医療を提供するなど、地域の多様な医療ニーズに応えます。
また、地域住民の健康を守る立場から、行政機関や地域の医療機関、介護施設などの協
力のもと地域包括医療・ケアをさらに充実させ、保健(健康づくり)医療、福祉・介護サ
ービスを一体的に提供していきます。
■
(3)医師、看護師など医療スタッフの確保
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
住み慣れた地域で安心して暮らしていける医療提供体制を構築する中で、魅力ある病院
づくりをすすめていくためには、政策医療や不採算部門といった部分を含めた医師と医師
を支える看護師などの医療スタッフの確保が最重要課題となります。
①医師の確保
ア.将来の坂下病院の医師を確保するために、
「東濃地域医師確保奨学資金貸付制度」
に継続して参加し、積極的に若い世代の医師の育成支援に努めます。
イ.臨床研修協力病院として愛知医科大学病院、中津川市民病院等連携先病院からの
短期間の研修医受け入れを積極的に行い坂下病院の魅力を伝えます。
ウ.常勤・非常勤医師の確保のため、愛知医科大学をはじめ、名古屋大学、岐阜大学
といった近隣大学の医局訪問を継続的に行います。
18
■第2章
エ.愛知医科大学病院との連携を強化し、継続的に医師が充足できる体制を作るため
の条件整備を積極的に行います。
②看護師等医療スタッフの確保
ア.この地域の出身学生が、中津川市において勤務できるよう制定した「中津川市看
護職員修学資金貸付制度」や「中津川市看護職就職準備資金貸付制度」を活用し、
経済的な支援を行うことで積極的に若い世代の看護師の確保に努めます。また、
修学資金貸付制度を周知するため、近隣の高等学校を訪問し制度の浸透を図りま
す。
イ.看護学生のかかえる卒後の“看護実践への不安”や就職後の“疑問・知りたいこ
と”を同世代の先輩看護師から直に聞く機会としての「坂下病院看護師たまごセ
ミナー」等を通じて坂下病院の魅力を伝えます。
ウ.その他医療スタッフ確保においては、機能に応じた人材の確保を図るため、積極
的な実習生の受け入れを進めます。また、専門学校、大学への就職勧誘活動を行
います。
■
(4)公立病院間の役割(機能)分担と連携強化
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
住み慣れた地域で安心して暮らしていける医療提供体制の構築を進めるため、市内に2
つある公立病院の役割を明確にし、「地域完結型医療」「地域包括医療・ケア」を推進し、
地域医療を確保する必要があります。
①公立病院の役割の明確化
「中津川市公立病院改革プラン」に位置づけられた、坂下病院が果たす役割、中津
川市民病院が果たす役割を踏まえ、その役割に合った医師、看護師などの医療スタッ
フの確保や医療機器の整備、必要に応じた施設整備を行い、診療科の充実、病棟再編
成などに努めます。
②各関係機関との協力連携
地域完結型医療には、病院だけでなく、保健、福祉、介護分野との連携強化が必要
なことから、各関係機関との協力連携し地域包括医療・ケア医療のさらなる発展に努
めにます。
③地域完結型医療、地域包括医療・ケアの実現
患者にとって身近な地域の中で、それぞれの医療機関等が、その特長を活かしなが
ら役割を分担し、医療にとどまらず疾病予防のための健康づくり、在宅ケア・リハビ
リテーション、福祉・介護サービスのすべてを包括する生活を視野に入れた全人的医
療の構築に努めます。
19
■
(5)経営の健全化
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
中津川市民病院が果たす役割、国保坂下病院が果たす役割を示す実施計画を策定し、
“ヒ
ト”
“モノ”
“カネ”
“情報”をキーワードに経営の健全化に努めます。
①職員人事管理の徹底(ヒト)
業務量を正確に把握し、基準となる業務量から職種単位の定数を定めたうえで、職
員採用計画を策定し、計画に沿った採用と時代潮流を反映した採用を行います。
②医療機器等整備・管理の徹底(モノ)
2つの公立病院の役割に応じて必要性かつ適正な医療機器等整備を行い、運用に関
しても共通化、集約化による効率的な運用に努めます。
③一般会計繰入金の適正化(カネ)
2つの公立病院の役割に応じた機能を明確にし、地方公営企業法に定められる一般
会計からの繰入を適正に活用するよう努めます。
④患者情報等の有効活用(情報)
次期電子カルテシステムは、中津川市をひとつとしてとらえ、患者情報を共有でき
るよう病院の枠を越えた整備を行っていきます。
市担当課:国保坂下病院
20
■第2章
3) 地域総合医療センター
■地域総合医療センターの目的
市と名古屋大学との官学連携により、保
健・医療・介護・福祉の各分野が連携し
た切れ目のないサービスで「信頼の医療
と安心のケア」を提供する体制づくりを
めざします。
中津川市
連 携
名古屋大学
右から、伴 名古屋大学教授、青山市長、安藤センター長(中津川市民病院長)
■活動内容
① 総合医による診療支援
・中津川市民病院総合診療科、国保坂下病院、国保川上診療所、阿木診療所への医師派遣。
② 地域包括ケアの推進
・保健・医療・介護・福祉の各サービスが切れ目なく一体的に提供できる地域包括ケアの
仕組みづくり。
③ 総合医の育成
・総合的な医療、ケアの実践と学習の場を設け、総合医育成の基盤づくりをすすめる。
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
近年の地域医療の危機的状況の背景には、地域の公立医療機関で働く医師の絶対的不足
が要因としてあり、今後、地域医療を再生するためには、地域で働く医師、総合医を確保
していくことが重要です。しかしながら、若手医師の都会の大病院志向と相まって、医局
の医師派遣機能が低下しつつあることから、地域での安定的な医師確保のためには、新た
な仕組みづくりをすすめなければいけません。
また、高齢化がすすむ中、地域で安心して生活をつづけていくためには、医療、保健、
介護、福祉の各分野が切れ目のないサービスを展開する医療・ケアシステムを構築する必
要があります。
そのため、市と名古屋大学大学院医学系研究科総合診療科が連携し、平成 23 年4月に中
津川市地域総合医療センターを設立しました。そして、市の寄附により同大学へ開設した
地域総合ヘルスケアシステム開発講座と併せ、新しい仕組みづくりのために、地域の中で
総合的な医療・ケアを実践し、地域医療・ケアを担う医療人を育成する活動をしています。
さらに、中津川市民病院総合診療科、国保坂下病院、川上診療所、阿木診療所へ医師を
派遣し、診療支援を行うことで地域の医療確保にも貢献しています。
しかし、市民アンケートの結果では、同センターからの派遣医師で運営している「中津
川市民病院の総合診療科を知っていたか?」の問いに約7割が「知らない」と答えており、
さらなる活動の充実と情報発信が必要です。(図 2-2)
21
■図 2-2 市民病院の総合診療科を知っていましたか?
資料:一般市民へのアンケート結果
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①関係機関と連携し、医師を育成するための受け入れ態勢の整備、実習プログラムを整
備します。
②地域医療ジャンボリーや地域保健医療福祉講演会をはじめ、未来の医師を育てるため
の小学生を対象とした医療体験イベント「メディカルキッズ」、高齢者の精神的・身体
的な元気度を高めるための「演劇ワークショップ」、生活習慣病患者を支援するピアサ
ポーターの養成などの実効性のある活動を実施します。
③市民への教育・PR活動のほか、全国の地域志向の医療人を呼び込むための情報発信
を行います。
④公立診療所への医師派遣による診療支援を継続して行い、地域医療の確保に努めます。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①医療、介護の関係機関と連携し、地域医療を目指す医師や学生の学べる場を提供する
ことで、地域志向の医療人育成の基盤づくりをすすめます。
②地域住民が安全安心に暮らしていけるまちづくりのために、医師派遣による診療支援
を継続し、地域医療の確保を継続します。
③市と名古屋大学、公立病院、公立診療所が連携し、保健・医療・介護・福祉の各施策
へ取り組み、実践を通じた効果的な地域医療・地域包括ケアの仕組みづくりをすすめ
ます。
市担当課:健康医療課
中津川市民病院
22
■第2章
4) 公立診療所
■国民健康保険 蛭川診療所
■国民健康保険 川上診療所
診療科
内科・外科・消化器科・皮膚科・肛
門科・泌尿器科・歯科・口腔外科
診療科
内科・小児科
診療日
月・水・金
診療日
月・火・水・金・土(午後休診)
職員数
医師3名、看護師・准看護師 3 名
職員数
医師 5 名、看護師・准看護師 3 名
■国民健康保険 加子母歯科診療所
■阿木診療所
診療科
歯科
診療科
内科・小児科
診療日
月・火・水・金・土
診療日
火・木・土(午前休診)
職員数
医師 1 名
職員数
医師3名、看護師・准看護師3名
※平成 26 年 6 月 1 日現在
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①公立診療所の役割は、総合病院とは異なり、一次医療の要の部分を大きく担うことで
地域住民の安全・安心の確保に貢献しています。また、今後、高齢化にともなう在宅
医療や介護が推し進められていく中で、公立診療所は地域の中で最も重要な役割を担
っていくはずです。
②市内の公立診療所には、国民健康保険で運営している蛭川診療所、川上診療所、加子
母歯科診療所及び阿木診療所の計4つの診療所があり、日々地域住民の医療確保のた
めに取り組んでいます。
23
③蛭川地区、川上地区、阿木地区には、医療機関が公立診療所しかなく、高齢者等の交
通弱者等にとって、身近な医療機関としての役割も担っています。
④公立診療所は、人口が少ない地域において、医療を含めた地域ケア等の幅広いニーズ
に応えなければならないため、その特性上、収支は赤字が続いています。今後、安定
して継続的に運営していくには、医師確保と経営健全化を図る必要があります。
⑤地域人口の減少や患者の病院志向などにより、診療所の受診者は減少傾向にあります。
(表 2-7、表 2-8)
⑥全国的な医師不足の中、診療所の医師確保は今後より一層困難な状況であり、もし医
師が確保できない場合は、運営の見直しを行う必要があります。
■表 2-7 年度別患者数推移
区分
蛭川診療所
(医科)
開診(日)
延べ患者数
1 日当たり患者数
蛭川診療所
(歯科)
開診(日)
延べ患者数
1 日当たり患者数
川上診療所
(医科)
開診(日)
延べ患者数
1 日当たり患者数
加子母診療所
(歯科)
開診(日)
延べ患者数
1 日当たり患者数
阿木診療所
(医科)
開診(日)
延べ患者数
1 日当たり患者数
平成 21 年度
240
9,316
38.8
190
3,876
20.4
119
3,127
26.3
222
6,826
30.7
84
2,119
25.2
平成 22 年度
239
8,958
37.5
194
4,318
22.3
120
2,317
19.3
221
6,466
29.3
83
1,994
24.0
平成 23 年度
242
8,476
35.0
241
5,253
21.8
147
3,029
20.6
218
5,981
27.4
124
2,174
17.5
平成 24 年度
240
8,340
34.8
234
5,264
22.5
142
3,082
21.7
216
6,062
28.1
135
2,138
15.8
平成 25 年度
238
7,715
32.4
230
5,061
22.0
138
2,931
21.2
220
6,158
28.0
135
2,363
17.5
■表 2-8 1 日当たり患者数推移
単位:人/日
24
■第2章
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①地域に根ざした医療機関として、
「わかりやすく、かかりやすく、信頼される医療機関」
である“かかりつけ医”を目指します。
ア.診療所と2つの公立病院の役割分担を明確にし、住民に対し“かかりつけ医”制
度の普及啓発を図ります。
イ.医療スタッフの研修や交流により、技術の向上を目指します。
②交通手段の一つとして、コミュティバス等を診療時間に合わせた運行時間に調整し、
受診しやすい体制の整備を行います。また、通常の交通手段の利用も困難な患者など、
地域の特性に応じた送迎サービスを図ります。
③高齢者を中心とした受診動向を調査し、患者のニーズに合った対策を検討するなど、
地域に密着した包括的な医療の提供を中心に運営を行います。
④中津川市地域総合医療センターと連携し医師確保に努めます。
⑤公立医療機関のあり方(役割分担)の中で、診療所のあり方について検討するととも
に、より一層の経営努力を行います。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①地域医療としての一次医療の役割をしっかり果たし、地域に密着した包括的な医療を
提供し、地域住民の安心・安全を担い、信頼される医療機関を目指します。
②地域住民の身近な医療機関としての交通手段対策、安心できる医療提供を継続するた
めの医師確保に努め、受診率向上と経営改善を図ります。
③中津川市民病院を中心とした公立医療機関のあり方(役割分担)を明確にし、診療所
運営の効率化を図りながら、地域での医療提供の継続をめざします。
市担当課:国保蛭川診療所
国保川上診療所
国保加子母歯科診療所
阿木診療所
中津川市民病院
健康医療課
25
26
■第3章
■第3章
安全・安心な地域格差の少ない
医療体制の整備
1.救急医療対策
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
救急医療の体制は、都道府県が作成する医療計画に基づき実施しています。救急患者の
容態別に初期(一次)救急*1、二次救急*2、三次救急*3に区分し、一次救急は、休日在宅
当番医制、平日夜間在宅当番医制、夜間指定当番医制、二次救急は、病院群輪番制(中津
川市・恵那市4病院)により市内の救急医療対応を担っています。
また、平成 25 年度に中津川市民病院へ県内唯一のドクターカーを導入し、医師 2 名、
看護師 4 名を配置することで、24 時間 365 日の体制で救命医療を提供しています。
(図 3-2、
表 3-1)
■図 3-1 救急患者の受診の流れ
救急
患者
初期(一次)救急*1
・休日在宅当番医制、平日
夜間当番医制(恵那医師
会)
・夜間指定当番医制(中津
川市民病院)
二次救急*2
病院郡輪番制(中
津川市民病院・国
保坂下病院他2)
■図 3-2 中津川市ドクターカー NEMAC
三次救急*3
県立多治見病院
■表 3-1 平成 26 年 ドクターカー出動回数
1 月~3 月
4 月~6 月
7 月~9 月
39 回
76 回
76 回
計 191 回(平均約 1 回/日)
*1:初期(一次)救急とは、主に独歩で来院する軽度の救急患者への夜間及び休日における外来診療を行うもの。
*2:二次救急とは、救急患者への初期診療と応急処置を行い、必要に応じて入院治療を行うもの。
*3:三次救急とは、重症及び複数の診療科領域に渡るすべての重篤な救急患者を 24 時間体制で受け入れ、高度
な専門的医療を総合的に実施するもの。
27
①平成 25 年の中津川市消防本部の医療機関
■図 3-3 平成 25 年 医療機関別救急搬送割合
別救急搬送件数をみると、中津川市民病院
への搬送件数が最も多くなっています。
(図 3-3)
②中津川市民病院、国保坂下病院は、救急医
療体制をとっていますが、救急車が重なる
県立下呂
温泉病院
2%
市立恵那
病院
5%
その他市
内外医療
機関
6%
時は、救急車の受け入れが困難な場合があ
ります。
③平成 25 年救急搬送患者件数の内訳をみる
国保坂下
病院
15%
と、いわゆるコンビニ受診などを含めた軽
中津川市
民病院
72%
症患者が約4割という多数を占めており、
このままでは重症患者等に対する二次・三
次救急医療対応に支障をきたす恐れがあ
資料:中津川市消防本部
ります。(図 3-4)
④救急患者の救命率向上のためには、現場に居合わせた市民が心肺蘇生法やAEDの操
作等の応急手当を早期に開始することが重要です。
⑤本計画市民アンケートによると、今後、重点的に取り組むべき対策として、救急医療
が最も重要となっており、安心できる救急医療対策が求められています。
(
頁グラフ
⑱)
⑥平成 26 年 3 月から稼動しているドクターカーの出場状況は、1 日平均 1 件であり、脳
卒中、心筋梗塞、交通外傷など多くの現場において救命医療を実施しています。(表
3-1)
■図 3-4 平成 25 年 救急搬送患者数(中津川市消防本部)
単位:人
資料:中津川市消防本部
28
■第3章
■
(2)課題への対応方針
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
関係機関の機能分担を図りながら、中津川市民病院及び国保坂下病院を中心とし、二次
医療圏において救急医療が完結できる体制の整備を促進します。
また、救急医療体制が円滑に運営できるよう、適切な救急医療の利用への市民の理解と
協力を得る啓発活動をしていきます。
①かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の普及と定着を図ります。
②中津川市民病院、国保坂下病院の救急医療体制が維持できるよう、市民へ休日や夜間
の在宅当番医制の周知を徹底するとともに、救急車の適正利用やコンビニ受診の自粛
などの理解を求める広報活動を行います。
③中津川市民病院、国保坂下病院のスタッフの充実、専門知識の教育体制の充実、施設
整備などを実施し、救急医療体制の推進を図ります。
④市民に対する応急手当講習会の継続開催をはじめ、新たに加わった救命入門コースや
救命体験コースも併せ、市民の初期救急医療に対する対応力の向上を図ります。
⑤AED設置の促進と、適正な維持管理を図ります。
⑥高度救命処置のできる救急救命士の更なる養成を図ります。
⑦高度救急医療機関や中津川市民病院のドクターカーと連携し、重篤患者に対する高度
医療サービスを早期に開始します。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①市内全域で、いつでも安心して必要な救急医療を受けられる体制を確立します。
②ドクターカーの実効性を最大限に活用し、また関係医療機関との連携を図ることで、
髙度な専門的医療を迅速に提供できる救急医療体制を整えます。
市担当課:中津川市消防本部
中津川市民病院
国保坂下病院
29
2.周産期医療対策
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①現在、恵那・中津川圏域の産科医療機関は、林メディカルクリニックと中津川市民病
院の2医療機関であり、年間約 800 件の出産をこの2施設で対応しています。
②地域産科医療機関(林メディカルクリニック)で対応困難と思われる 34 週以上のリス
クの可能性が高い妊婦に対しては、周産期医療協力病院として、中津川市民病院が対
応しています。34 週未満のハイリスク妊婦や、未熟児等は東濃地域周産期母子医療セ
ンターである県立多治見病院が対応しており、連携して地域の出産を守っています。
(図 3-5)
③産科医師、小児科医師、その他周産期医療に関わる保健医療従事者の不足は、地元で
安心して医療を受けられない状況をもたらしています。地域の出産を守るためにも、
保健医療従事者の増加を図る必要があります。
④中津川市民病院では、産科医師等の不足により、平成 19 年5月から里帰り出産の受け
入れを停止し、平成 24 年 10 月からは、1 日あたりの分娩数を制限しなければならな
い事態に陥りましたが、里帰り出産や国保坂下病院の産科再開など、産科医療に対し
多くの市民要望があることは、市民アンケート結果からも明らかです。(表 3-2)
■図 3-5 東濃地域周産期母子医療センター組織図
妊婦・新生児
地域産科医療機関
総合周産期
東濃地域周産期
林メディカルクリニック
母子医療センター
周産期医療協力病院
母子医療センター
岐阜県総合
県立多治見病院
医療センター
中津川市民病院
資料:岐阜県保健医療計画
■表 3-2 市民アンケートによる医療対策の取り組み優先度と主な意見
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
救急医療
産科医療
小児医療
へき地医療
在宅・終末医療
歯科医療
災害医療
その他
2516p
2086p
1552p
1068p
1423p
249p
691p
39p
・産科医師が少ない。
・産科が少なく選びようがない。
・分娩制限の廃止を。
・坂下病院の産婦人科の再開を。
・安心して子どもを産み育ててゆける環境を。
※数値は各優先度順位をポイント換算したものです。
資料:一般市民へのアンケート結果
30
■第3章
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
すべての妊婦さんが安心して出産できることを目指し、医師、医療スタッフの確保、施
設整備など、関係医療機関、近隣町村と連携し取り組みをすすめます。
①お産ネット東濃*1を活用し、市民への情報提供に努めます。
②妊婦健診の費用助成を継続することで妊婦の経済的負担を軽減し、未受診者の減少と
早期のハイリスク妊婦の発見に努めます。
③中津川市民病院の里帰り出産と分娩制
■図 3-6 医療法人との協定締結式の様子
限の再開、解除のために、平成 26 年に
医療法人と協定を締結し、24 時間 365
日、常時医師 2 名の産科診療体制を確保
することができました。今後、東濃東部
唯一の民間産婦人科医院である林メデ
ィカルクリニックとの一層の連携強化
も併せ、中津川市の周産期医療に取り組
んでいきます。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
今後も分娩や里帰り出産を安定的に受け入れ、地元で安心して妊娠、出産ができる体制
を確保していくために、医療法人や関係医療機関と継続的に連携し、安全安心な周産期医
療を提供しつづけていくことをめざします。
市担当課:中津川市民病院
*1:お産ネット東濃:東濃地域周産期母子医療センターの活動を紹介すると共に、地域の妊婦さんや医療関
係者との情報交流を行う。
31
3.災害医療対策
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①中津川市の地勢的条件から、異常気象による大雨や台風による水害の発生、東海地震・
東南海地震等の海溝型地震、阿寺断層帯等の内陸直下型地震の発生に対し、日ごろか
らの災害に対する備えが重要です。特に当市は、東海地震の地域防災対策強化地域に
指定されています。
南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海地震が連動等する南海トラフに沿った巨
大地震)における市内全域の被害想定は、家屋の全壊・半壊等が約 3,619 棟、死者 15
人、負傷者 621 人、避難者が 2,531 人、帰宅困難者 566 人と予想されており、関係機
関との協力体制を確立しておくことが必要です。
(資料:岐阜県東海地震等被害想定調
査 平成 25 年2月発表)
②市は、平成 17 年3月に恵那医師会と「災害時における医療救護活動に関する協定書」
締結し、平成 19 年 12 月には中津川歯科医師会と「災害時の歯科医療救護協定に関す
る覚書」を、また平成 24 年3月には中津川市薬剤師会と「災害時の医療救護活動に関
する覚書書」締結しています。今後、自主防災組織との連携も含め、より実践的な体
制を深めていく必要があります。
③中津川市民病院が災害拠点病院(地域災害医療センター)としての役割を担い、医療
支援できるよう体制を充実する必要があります。
④関係医療機関との広域的な連携を強化し、また、岐阜県との連携による恵那地域災害
医療コーディネートチームの一員として役割を担っていくことが重要です。
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
災害医療救護体制を確立させるために、災害時、市、医師会、歯科医師会、薬剤師会、
自主防災会、民生委員・児童委員などの関係機関が連携、協力して災害医療救護活動にあ
たり、傷病者の医療・救助・救護活動を迅速かつ効率的に行い、人命の安全を確保します。
①恵那地域災害医療コーディネートチーム*1活動体制を、恵那保健所を中心に確立しま
す。当市は、傷病者の状況、救護所の設置状況と医療活動状況、要援護者の支援、医
療需給状況の把握、傷病者の搬送状況の把握などの役割を担い、また、コーディネー
ターに情報の提供をするとともに、情報を共有し、コーディネーターの活動を支援し
ます。
②地域における自助・共助の力を強化するため、防災訓練等を通して、自主防災組織等
による自主救護の体制づくりをすすめます。
32
■第3章
③災害拠点病院となる中津川市民病院の医師、看護師などの人員の確保及び施設設備の
充実を図ります。また、災害派遣医療チーム(DMAT)*2の専門的技術の向上の継
続を図ります。
④国保坂下病院は、中津川市民病院を補完する病院としての役割を担うとともに、周辺
地域の傷病者の受け入れを行います。
⑤恵那地域災害医療コーディネートチーム活動体制確立のため、平時からの連絡会議へ
の参加、災害医療研修、情報伝達訓練、関係機関の実施する研修、訓練に参加します。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①地域における自助・共助の災害対応能力の向上を図り、自主防災組織が協力して傷病
者の早期発見と応急手当を実施し、迅速な初期医療に結びつけ、人命を守ることがで
きるよう普及啓発を図ります。
②市内医療機関、救護所を中心に医療救護活動を行うとともに、中津川市民病院を拠点
とする広域医療連携を強化し、傷病者の市外医療機関への効率的・適切な振り分け搬
送を行い円滑な医療を提供します。
市担当課:健康医療課
*1:恵那地域災害医療コーディネートチーム:県保健所単位に設置。災害医療が間断なく、偏在なく、効果的
に提供されるよう災害医療の調整を行う医療コーディネートチーム。平成 25 年度から体制検討中。
*2:災害派遣医療チーム(DMAT)
:災害時に被災地に駆けつけ医療活動を行う専門的訓練を受けたチーム。
33
4.へき地医療対策
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
中津川市のような中山間地域では、医療確保が困難なへき地地区への対策が必要不可欠
です。医療機関が近隣になく、更に公共交通が整備されていなければ、通院時間に多くの
時間がかかるなど利便性が悪く、高齢者にとっては容易に医療を受けることができません。
(図 3-7、図 3-8)
また、市内では、無医地区*1として唯一、福岡新田地区が県から指定を受けています。
そして、同地区の住民は、65 歳以上の高齢者が約半数を占めています。
■表 3-3 県内へき地医療体制
圏域
西濃
東濃
中津川市
恵那市
中濃
飛騨
無医地区人口
0
83
565
105
96
0
準無医地区人口
0
83
241
0
154
30
無歯科医地区人口
0
83
1,398
0
96
2,106
準無歯科医地区人口
0
83
32
0
154
30
へき地診療所*3数
1
7
10
3
5
24
へき地拠点病院数
1
1
2
0
2
4
医
科
歯
科
岐阜
資料:第 11 次岐阜県へき地保健医療計画(平成 22 年 10 月 31 日現在)
■図 3-7
病院等への交通手段
資料:一般市民へのアンケート結果
■図 3-8 通院時間
資料:一般市民へのアンケート結果
34
■第3章
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①公立診療所の運営効率化を図りながら、地域への医療提供を行います。
■表 3-4 公立診療所(へき地診療所)
医療機関名
診療科
国保川上診療所
診療日
内科・小児科
国保蛭川診療所
国保加子母歯科診療所
月・水・金
内科・外科・消化器科・皮膚科・肛門科泌尿器科
歯科・口腔外科
歯科
月・火・水
金・土(午前)
月・火・水
金・土
平成 26 年 3 月 31 日現在
②医療機関への通院がしやすくなるよう、コミュニティバス等の運行を充実させます。
ア.拠点地区と拠点病院(中津川市民病院、国保坂下病院)を乗り換えなしでつなぐ
直行バスの運行を拡充し、コミュニティバスの運行と併せ、公共交通サービスを
提供します。
■表 3-5 公立病院行き直行バス
行先病院名
路線数
中津川市民病院
3
国保坂下病院
3
既存路線
新規計画路線
主な運行地区
路線数
主な運行地区
恵那、坂本、中津川駅、
馬籠、神坂、落合、中津
加子母、付知、福岡
1
川駅
苗木
中津川駅、落合、馬籠山
1
田瀬、川上
口、川上
計画時期
未定
H27 運行開始
予定
資料:中津川市地域公共交通総合連携計画
イ.無医地区へのコミュニティバス運行を継続し、地区住民の医療受診に貢献します。
■表 3-6 無医地区コミュニティバス運行
無医地区名
既存路線名
運行内容
福岡新田地区
福岡地区
新田線
水曜・金曜(2便/日)
資料:中津川市地域公共交通総合連携計画
※1:無医(無歯科医)地区
医療機関(歯科医療機関)のない地域で、当該地区の中心的な場所を起点として、おおむね半径4km の区
域内に 50 人以上が居住している地区であって、かつ容易に医療機関(歯科医療機関)を利用することがで
きない地区。
※2:準無医(準無歯科医)地区
無医(無歯科医)地区には該当しないが、これに準じた医療(歯科医療)の確保が必要な地区と知事が判
断し、厚生労働大臣に協議し適当と認めた地区。
※3:へき地診療所
市町村等が開設した診療所で、同診療所を中心として、おおむね半径4km の区域内に他の医療機関がな
く、その区域内の人口が原則として 1,000 人以上であり、かつ同診療所から最寄りの医療機関まで通常の交
通機関を利用して 30 分以上を要するもの。市内のへき地診療所は、国保川上診療所、国保蛭川診療所、国
保加子母歯科診療所の3つをいう。
35
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
地域住民の安心・安全のために、年齢・居住地区に関係なく容易に医療が受けられる体
制を確保し、地域に密着した医療を提供しつづけることを目指します。
市担当課:健康医療課
定住推進課
36
■第3章
5.小児医療対策
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①公立病院では、小児科標榜病院として中津川市民病院、国保坂下病院が二次救急医療
機関としての役割を担っており、地域医療を守っています。
②少子化対策として導入された乳幼児等医療の助成制度が、いわゆる「コンビニ受診」
という安易な受診を助長させている側面もあり、小児科医の疲弊を招くひとつの要因
となっています。
③市民アンケートの結果から、今後重点的に取り組むべき医療対策の上位である「救急
医療」「産科医療」「小児医療」いずれの分野にも小児科が深く関わっていますが、全
国的な医師不足のなか、中津川市内においても小児科医は不足しています。
④小児科受診者の医療要求レベルが年々高くなっているため、より専門性の高い医療提
供が求められていますが、少数の小児科医で多くのニーズに応えていくのは困難な状
況です。
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①小さな子どもを持つ保護者が、休日・夜間の急
な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病
院の診療を受けたほうがよいのかなど、判断に
迷った時に小児科医師・看護師への電話相談が
できる“#8000”をPRし、限られた小児
資料:厚生労働省
医療資源の活用に努めます。
②民間医療機関を含めた役割分担を明確にし、地域全体での小児医療体制の確保に努め
るとともに、中津川市民病院においては、より専門性の高い小児医療を提供できるよ
う努めます。
③ “出前医療講座”の開催等の取り組みを通じ、適正な受診に対する市民の理解を高め
る啓発活動を継続し、地域全体で小児医療を守っていく活動に努めます。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①市民への適正な医療受診をPRし、限られた小児医療資源を有効に活用します。
②民間医療機関との連携を深め、地域の小児医療ニーズに応える医療提供体制づくりを
確立します。
市担当課:中津川市民病院
国保坂下病院
37
38
■第4章
保健・医療・福祉・介護が連携した
包括ケアの提供
■第4章
1.地域ケア体制の充実
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①中津川市において、平成 22 年に 12,232 人(15.1%)であった 75 歳以上の高齢者(後
期高齢者)は、平成 37 年には 15,148 人(21.8%)に増加することが予想され(国勢
調査に基づく国立社会保障・人口問題研究所による推計より)、医療・介護を必要とす
る高齢者が今後も増加すると思われます。また、単身や夫婦のみの高齢者世帯(老々
介護)や認知症高齢者が増加しています。
②75 歳以上の高齢者は、循環器疾患や糖尿病等生活習慣病、骨粗鬆症、がん等複数の疾
病にかかりやすく、要介護に至る割合も高い傾向にあります。また、認知症の発生率
が高い等の特徴も有しており、療養生活を支えるためには、退院支援、日常の療養支
援、急変時の対応、看取り等様々な局面で、医療と介護の両方を必要とし、多職種連
携による在宅医療の支援体制が必要です。
③団塊の世代(1947 年から 1949 年生まれ)がすべて 75 歳を迎える平成 37 年(2025 年)
までには、病を持ちつつもできる限り住み慣れた地域で、人生の最後まで尊厳をもっ
て自分らしい生活を送ることができるよう、介護のサービス基盤を整備していくと同
時に、医療・介護・住まい・生活支援・介護予防を一体的に提供し、地域全体で支え
る体制づくりが課題です。
■表 4-1 保険・介護・福祉分野事業所との連携ができていますか?
十分
できている
25.0%
まあまあ
できている
43.8%
できていない
まあまあ
できている
53.8%
できていない
市内の同種事業所間での連携
十分
できている
10.3%
30.8%
5.1%
市民病院・坂下病院との連携
15.7%
51.4%
22.9%
10.0%
市内のその他病院等との連携
12.9%
37.1%
34.3%
15.7%
16.0%
46.5%
27.5%
10.1%
民間医療機関へのアンケート結果
保険・介護・福祉事業所との連携
保険・介護・福祉事業所へのアンケート結果
平均
あまり
21.9%
できていない
9.4%
あまり
できていない
資料:民間医療機関、保険・介護・福祉事業所へのアンケート結果
■図 4-1 将来どこで
終末期医療を受けたいですか?
資料:一般市民への
アンケート結果
39
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①地域包括支援センターが中核となり、各地区の在宅介護支援センターとの相談支援体
制のネットワーク化を図り、連携体制を強化します。
②地域包括支援センターが地域ケア会議の開催体制づくりをすすめ、患者・家族、医療
機関や保健・福祉・介護サービス機関などの関係者の情報共有ができる場を提供しま
す。
③介護保険事業計画に基づき、訪問介護・通所介護の予防給付対象サービスから介護予
防・日常生活支援総合事業への円滑な移行と介護保険サービスの充実に取り組みます。
④地域の支え合いの体制を実現できるよう、老人クラブ、ボランテイア、NPO等多様
な主体が参画し、多様な生活支援サービスの開発や充実する取り組みを支援します。
⑤24 時間対応できる多職種の在宅医療提供チームを構築することを目的に、岐阜県が主
体となり、恵那医師会が推進していく、
「地域在宅医療連携推進事業」を基に関係機関
との連携強化に取り組みます。
⑥名古屋大学との官学連携による中津川市地域総合医療センター及び同大学へ開設した
地域ヘルスケアシステム開発寄附講座をはじめ、医師会等関係機関との連携により、
地域包括ケアの仕組みづくりを推進します。
■図 4-2 中津川市地域ケア体制イメージ
住まいの確保
地域密着型施設
特養・老健施設等
権利擁護
・成年後見制度
・高齢者虐待防止
連携の核(コーディネーター)
地域包括支援センター
有料老人ホーム等
生活支援サービス
・見守り、声かけ
・配食サービス
在宅生活の場
介護支援専門員
(ケアマネジャー)
在宅介護支援センター
(市内13か所)
みまもり
・住民、自治会
・ボランティア
・認知症サポーター
居宅での生活を
支えるサービス
の充実
連 携
・救急患者の受け入れ
・専門医療への紹介
早期の地域復帰
連 携
保 健
・健康診査
・介護予防
・健康づくり
連 携
いつまでも元気に暮らす
生活支援・介護予防
老人クラブ・自治会・ボ
ランティア・NPO 等
医療系サービス
・かかりつけ医
・訪問看護
介護保険サービス
・訪問介護
・通所介護等
病院・診療所
医師派遣
地域総合医療センター
・地域医療を担う医師の確保
・地域包括ケアの研究と推進
・総合医の育成
連 携
40
名古屋大学医学部
総合診療科
■第4章
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①保健・医療・福祉・介護の連携サービスを推進し、高齢者等の自宅で安定的に在宅サ
ービスが提供できるようにします。
②生活サービス・介護サービスの充実と質の向上を推進し、誰もが住みなれた地域、自
宅で、必要な医療・介護サービスを受け生活を継続することができるようにします。
市担当課:高齢支援課
介護保険室
健康医療課
41
2.介護サービスの充実
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①介護保険がスタートして 15 年目を迎え、制度が定着したことに伴い、創設時に比べ給
付費は倍増し、保険料の高額化を招いています。中津川市で 65 歳以上人口は 1.21 倍、
認定者数は 2.01 倍、サービス給付費は 2.60 倍に増えています。(表 4-2)
■表 4-2 介護保険制度創設からの推移
65歳以上人口
中津川市(人)
認定者数(第1号・第2号)
全国(万人)
中津川市(人)
全国(万人)
平成 12 年
19,379
2,165
2,032
平成 25 年
23,363
3,103
4,087
564
121%
143%
(4月1日現在)
201%
259%
(3月末現在)
伸び率
218
サービス給付費
中津川市(千円)
全国(兆円)
平成 12 年度
2,431
3.6
平成 25 年度
6,327
10.0
伸び率
260%
278%
資料:住民基本台帳
厚生労働省資料
介護保険室資料
②1年以内に介護老人福祉施設へ入所を希望する申込者が 801 人にのぼるなど、施設サ
ービスが不足しています。
③医療行為を必要とする要介護者が増え、介護サービスのみの対応が困難となっていま
す。そのため、医療との連携等、サービスを利用しやすい体制づくりが求められてい
ます。
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、最終的な受け皿としての施設・居住
系サービスの基盤整備を進めるとともに、真に必要な人が利用できるよう、適正利用を進
めていきます。また、在宅サービスにおいては、適切なサービスの組み合わせと医療との
連携により、重症化を防ぎ、在宅での生活を継続できるよう支援します。
①ケアマネジメントを充実します。
ア.介護支援専門員の資質向上をめざします。
イ.地域包括支援センターを中心に、高齢者の総合的な相談や権利擁護のための支援
を行うなど、高齢者に必要な支援を包括的に提供していきます。
ウ.地域包括支援センター、在宅支援センター等と連携し、包括的、継続的なケア体
制の構築を図ります。
42
■第4章
②居宅サービスの利用を促進します。
③介護保険事業計画に基づき介護保険サービスの基盤整備を充実します。
ア.居宅サービスの基盤整備を図ります。
イ.地域密着型サービスの基盤整備を図ります。
ウ.施設・居住系サービスの基盤整備を図ります。
④医療と介護の関係機関が連携できる体制を構築します。
■表 4-3 施設整備の整備状況
区
~平成 23 年度
整備済
分
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
(※計画)
計
整備施設
施設数
定員
(人)
施設数
定員
(人)
施設数
定員
(人)
施設数
定員
(人)
施設数
定員
(人)
通所介護・通所
リハビリ施設
32
746
6
70
2
20
2
30
42
866
グループホーム
11
144
-
-
1
18
1
9
13
171
1
80
-
-
1
50
-
-
2
130
6
386
-
-
0
50
0
20
6
456
特定施設
(有料老人ホーム等)
介護老人福祉施設
(増床)
(増床)
資料:介護保険室
※計画:平成 26 年 10 月現在
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①一人ひとりにあった介護サービスの充実を図ります。
②施設サービス、在宅サービスの充実を図ります。
市担当課:介護保険室
高齢支援課
43
3.発達障がい支援
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①発達障がい*1の相談希望者が急増している状況です。相談窓口等の充実を図る必要が
あります。
②市内に小児精神科の専門医がなく、遠隔地の病院にかからざるを得ないため、
診断を受けるまでに長時間待たされる現状があります。
③平成 19 年度に発達相談室を開設し、発達相談・発達検査・園(学校)訪問を実施して
います。相談者数は、平成 24 年度は 713 人、平成 25 年度は 732 人です。
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①発達障がいについての相談窓口である発達相談室を中心に、乳幼児期から学童期まで
のライフステージに合わせた支援をします。
②中津川市民病院や国保坂下病院の理学療法士、言語聴覚士、作業療法士等と連携して、
発達障がいの支援をします。
③県が早期診断の拠点医療機関として開設する、東濃圏域の発達障がい専門外来(大湫
病院)と連携して、発達障がいの早期発見に努めます。
④早期療育の拠点支援機関としての東濃圏域発達支援センター(県立はなの木苑)と連
携し関係職員の質の向上に努めます。
⑤岐阜県域の発達障害者支援センター(希望が丘学園)と連携し、発達障がい者の生活
支援、就労支援をします。
⑥発達障がいについて、市民や関係機関の理解を深める活動を行います。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①発達障がいのある人が、住み慣れた地域でそれぞれのライフステージ(年齢)にあっ
た生活を実現します。
②ノーマライゼーションの考えに沿った「共生社会」を実現します。
*1:発達障がい:自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など。
*2:ノーマライゼーション:障がい者と健常者が同様の生活・権利などが保障され、分け隔てなく共存でき
る社会をめざす理念
44
■第4章
■図 4-3 発達障がい児早期支援体制
中津川市
(一次)
東
濃
圏
域
(二次)
発達相談室・発達支援センター(つく
しんぼ、どんぐり)
・保健センター・子育
て支援センター等
早期診断機能
(大湫病院)
発達障がい専門外来
診療促進
中 津 川
市民病院・
国保坂下
病院
幼稚園・保育園・
小学校・中学校
早期療育機能
(県立はなの木苑)
特別支援
学 校
地域療育
生活総合支援
連携
高
校
連携
連携
希望が丘学園
岐
阜
県
域
(三次)
発達障害者支援センター「のぞみ」
(早期療育機能)
医 療 部
(早期診断機能)
資料:岐阜県健康福祉部障害福祉課
発達相談室
市担当課:発達相談室
45
4.障がい福祉サービスの充実
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①市内の障がい者数は年々増加しています。障がい者の地域生活を支えていくため、障
害者総合支援法*1に基づく障がい福祉サービスを提供するとともに、障がい者への理
解と、住み慣れた地域で生活していくことができる体制整備が重要です。(表 4-4)
②身近な生活の場としてグループホーム*2への入居希望者が増えています。グループホ
ームの確保と生活を支える環境づくりが必要になっています。
③全国的に障がい者が施設から地域移行及び精神障がい者の退院促進がすすめられてい
ます。障がい者が安心して地域で暮らしていくため、日中活動系サービス*3や訪問系
サービス*4を充実する必要があります。
④発達支援の必要な障がい児が増加しています。身近なところで支援を受けられる体制
を充実していく必要があります。
⑤現在、医療的ケアが必要な重度障がい者が利用できる事業所が不足しています。在宅
で介護する人の疲弊を防ぐために、一時的な休息(レスパイト)が可能となるような
環境整備が必要です。
⑥障がい者が住み慣れた地域で、それぞれのライフステージにあった生活を実現できる
よう、平成 27 年3月に第4期中津川市障害者福祉計画を策定しました。
■表 4-4 中津川市の障がい者数(平成 25 年度末)
障害者手帳所持者数
身体障がい者
知的障がい者
精神障がい者
3,832 人
592 人
435 人
合
計
4,859 人
資料:障害援護課
*1:障害者総合支援法:障がい者等が自立した生活を営むことができるよう、障害福祉サービスを一元化し自
立に向けた支援をする法律。(正式名:障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)
*2:グループホーム:夜間や休日に共同生活により、相談や日常生活上の支援のほか介護の必要な障がい者に
対して、共同生活の場所で入浴や排せつ、食事の介護が受けられる住居。
*3:日中活動系サービス:通所施設で昼間の活動を支援するサービス。
*4:訪問系サービス:在宅で訪問を受けて利用するサービス。
*5:就労系サービス:生産活動の機会を提供することで就労に向けた訓練や生活能力向上等を目指すサービス。
*6:放課後等デイサービス:放課後や休日に生活能力向上や社会参加促進の支援をするサービス。
46
■第4章
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①障がい者の地域生活を支えるため、次のようなサービス提供体制の整備を推進します。
ア.施設入所者や入院中の身体障がい者や精神障がい者が地域生活に移行するための
グループホーム等の整備
イ.身体障がい者や精神障がい者の自立支援のための就労系サービス*5事業所の整備
ウ.障がい児の療育及び放課後等の居場所の確保のための放課後等デイサービス*6や
日中一時支援事業所等の整備
②身体障がい者や精神障がい者が、在宅においてできるだけ自立した生活を送れるよう
な訪問系サービスの提供体制の整備を推進します。
③発達の遅れがみられる子どもや障がいのある子どもに対して、発達支援センター「つ
くしんぼ」と「どんぐり」で早期療育を実施し、「育ち」を支援します。
④在宅の重症心身障害児者が利用可能な医療型の短期入所事業所の整備を医療機関と連
携して推進します。
⑤地域の相談支援の拠点として、基幹相談支援センターの整備に向けて取り組みます。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①発達支援センター(つくしんぼ・どんぐり)と関係機関の連携を強化し、障がい児の
「育つ・学ぶ」を支援していきます。
②障がい者一人一人の能力にあった適切な就労を図れるよう、一般企業等での就労に向
けた支援を行うとともに、就労の場を確保し、「働く」を支援します。
③住み慣れた地域で「障がい者の暮らしの場」を大切にするために、各種サービス、医
療、教育など総合的に支援していきます。
④障がい者が安心して適切なサービスの選択ができ、サービス量の確保だけではなく質
の向上のため、相談支援事業の充実など利用者本位の障がい福祉サービスの提供に向
けて取り組みます。
市担当課:障害援護課
発達支援センター
47
5.認知症施策の推進
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①高齢化に伴い、認知症高齢者*1は 65 歳以上人口の1割を占め、年々増加傾向にありま
す。
②独居世帯、高齢世帯が増加し、認知症患者が見守りや支援の少ない状態で生活を送っ
ています。
■表 4-5 独居・高齢者世帯
独居世帯
高齢者世帯
平成 22 年度
3,223 世帯
11.1%
3,232 世帯
11.1%
平成 26 年度
3,834 世帯
12.9%
3,687 世帯
12.4%
資料:住民基本台帳・各 4 月 1 日現在
③認知症になる代表的な病気としてはアルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性認知
症等がありますが、脳の機能維持のためには脳血管や脳細胞の状態を健康に保つこと
が重要であり、ライフステージを通じた生活習慣病の予防が必要です。
④認知症は症状の理解が難しく、介護者の負担も大きいことから、高齢者虐待に至る恐
れ*2があり、認知症への対応の理解とともに、介護者を支援する対策が必要です。
⑤認知症に対する誤解や偏見によって、地域で孤立する事態に陥りやすいことから、認
知症に対する理解を深めるとともに、地域全体で支え合う体制づくりが必要です。
⑥認知症高齢者は、理解や判断力の低下があるため、生活の保障や財産を守ることなど、
権利擁護のための対応が必要です。
⑦認知症に対する理解不足や、相談窓口、治療に関する情報不足によって対応が遅れる
ことが多く、早期診断、早期対応がとれる体制づくりが必要です。
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らしていくことができるよう、認知症
の普及啓発と共に、認知症の人や家族を支える仕組みをつくります。
ア.認知症講演会等の開催や、認知症みまもりガイドの活用
など認知症に関する正しい知識の普及啓発を行います。
イ.認知症患者やその家族を支えるため、
「キャラバンメイト
*3
」と「認知症サポーター*4」の養成を推進します。
ウ.認知症患者や家族を支えるため、地域の関係者を巻き
込んだ見守りネットワークを構築します。
認知症みまもりの「わ」事業
のシンボルマーク
エ.認知症患者を介護する家族を支援するための「認知症家族の会」を実施します。
48
■第4章
オ.地域の状況に応じた総合的な認知症対策の推進を図るために、
「認知症地域支援推
進員」を設置します。
②認知症予防のため、各ライフステージを通じた生活習慣病予防に取り組むとともに、
認知機能維持をはかるための活動を推進します。
ア.ライフステージを通じた生活習慣病予防を行うと共に、
「脳トレ教室」の開催や「介
護予防教室」等において脳の機能維持のための活動を行います。
③早期から相談、診断、治療等が受けられるよう、相談体制の確保や医療との連携づく
りを推進します。
ア.「もの忘れ相談」など認知症の相談窓口の確保や、相談先の周知を行うとともに、
早期から専門的な支援が受けられるよう「認知症初期支援チーム」の設置に向け
た取り組みを行います。
④認知症患者の権利擁護のための取り組みを推進します。
ア.成年後見制度についての啓発や利用支援をし、認知症高齢者の権利擁護を推進し
ます。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①認知症患者とその家族を支えるため、認知症支援を実施する地域資源をネットワーク
化し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指します。
②認知症高齢者の尊厳のある暮らしを支える地域づくりをすすめます。
■図 4-4 ネットワーク図
13
連携
資料:高齢支援課
市担当課:高齢支援課
*1:認知症高齢者:要介護認定者のうち「認知症高齢者の日常生活自立度」がⅡ以上の方。
*2:高齢者虐待の恐れ:被虐待者のうち認知症を伴う方は 65%(H25 年度実績)
*3:キャラバンメイト:認知症サポーターを育成するためのボランティア組織。
*4:認知症サポーター:認知症に関する正しい知識についての講座を受けられた方。
49
6.主要疾病対策と健康づくり
■
(1)現状と課題
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①平成 24 年度の中津川市の死亡原因は、1位:悪性新生物、2位:心疾患、3位:脳血
管疾患であり、人口 10 万人で対比すると脳血管疾患は国、県より高い状況です。主な
原因は、高齢化率が高いためと考えられます。(表 4-6)
②がんの死亡率は男女とも減少傾向にありますが、がんの種類別では、男性の大腸がん、
女性の肺がんが国、県と比較して高く、女性の肺がんと乳がんは増加傾向にあります。
(健康なかつがわ 21(第二次)より)
③人工透析者が著しく増加しており、新たに透析導入になる人の約4割が糖尿病による
腎障害が原因となっているため、糖尿病性腎症を防ぐ取り組みが必要です。
④喫煙率は国より低く推移していますが、若い年代の喫煙率が高く、30 歳代女性では国
の平均を上回っています。
⑤高年齢期には、さまざまな原因により外出の頻度が少なくなり、閉じこもりになりが
ちです。このような社会参加の減少が、高齢化よる生活機能の低下と相まって、要介
護状態への要因となる恐れがあります。高齢者の生きがいづくり、栄養改善、生活機
能の改善、認知症予防などの予防事業への取り組みが重要です。
⑥健康づくりの主役は市民一人ひとりであり、自ら進んで健康づくりに取り組むことが
必要です。市民が健康づくりへの関心を高め行動するためには、正しい健康情報の提
供と、健康づくりに取り組む仲間づくりや団体の育成、市民団体や関係機関との連携
すすめていかなければいけません。
■表 4-6 平成 22 年~24 年における主要疾患の死亡率(人口 10 万対)の比較
悪性新生物
中津川市
単位:人
心疾患
県
国
中津川市
脳血管疾患
県
国
中津川市
県
国
平成 22 年
331.2
270.2
279.7
166.9
159.9
149.8
111.2
100.5
97.7
平成 23 年
318.1
284.1
283.2
206.3
177.7
154.5
98.2
100
98.2
平成 24 年
298.8
286
286.6
177.5
180.2
157.9
151.3
99.7
96.5
資料:恵那保健所「恵那の公衆衛生」
50
■第4章
■
(2)課題への対応策
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
市では、乳幼児期から高齢期まで、ライフステージに応じた健康増進の取り組みを推進
するため、平成 25 年3月に健康増進計画「健康なかつがわ 21(第二次)」を策定しました。
また、平成 27 年度より健康づくり推進事業「8万人のヘルスアップの推進(仮称)
」を積
極的に展開していくことを方針に掲げ、
「中津川市健康づくり推進条例(仮称)」を平成
月に制定、「中津川市健康都市宣言(仮称)」を平成
年
年
月に行い、これらに基づき、主
要疾病対策と健康づくりを積極的に推進していきます。
中津川市健康都市宣言(仮称)
①健康づくり条例、健康都市宣言に基づき、市民が自主的に健康づくりに取り組める仕
組みづくりを進めます。また、市民の健康づくりを社会全体で支えます。
②検診や健康づくり事業に参加することで特典を得られる健康マイレージ制度を開始し、
自主的な健康づくり活動を促進するための動機付けを行います。
③地域の健康づくりリーダーを育成し、身近な地域で健康づくりに取り組める仕組みを
つくります。
④生活習慣病の発症及び重症化予防のため、知識の普及啓発及び疾病管理支援を行いま
す。
⑤生活習慣病や生活機能の低下予防のための健康教室、介護予防教室を開催し、実践的
な指導及び自主活動のための支援を行います。
⑥生きがいづくり、健康づくり、仲間づくりに取り組む老人クラブ等の活動を支援しま
す。
⑦がん検診の機会の充実と啓発に努め、要精密検査受診者に対し確実に受診勧奨を行い
ます。
⑧特定健康診査の結果、特定保健指導、その他の保健指導を行います。
⑨関係機関と連携し、ライフステージに応じた食育を推進していきます。
⑩運動習慣を向上するため、関係機関と連携し、運動しやすい環境を整備します。
51
⑪飲酒のリスクに関する教育・啓発を推進するとともに、飲酒による生活習慣病の予防
を推進します。また、断酒会や家族会の自主サークルを支援します。
⑫若年者、女性の防煙教育のため、学校教育現場と連携するとともに、禁煙支援・受動
喫煙防止を薬剤師会などの専門家と連携し推進します。
⑬生涯を通じた歯科保健意識の向上を目指し、歯周疾患予防を学校保健、母子保健の機
会をとらえて、健康教育及び相談の実施に努めます。
⑭こころの健康相談窓口の周知、支援をします。
⑮関係機関・団体と連携し、健康づくりに取り組みやすい地域づくりを進めます。
⑯ホームページを充実し、正しい知識のもとに行動できるよう「健康情報」を提供しま
す。
■
(3)目標
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①「中津川市健康都市宣言(仮称)」に掲げた理念を実現し、生涯にわたる健康づくりを
すすめ、「長く健康でいたい」という市民の願いを叶えます。
②がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の予防を促進し、健康寿命の延伸を図ります。
③保健、医療、福祉、介護が連携し、生涯にわたる健康づくりのための安心できる支援
を行います。
市担当課:健康医療課
52
■第5章
■第5章 計画の推進
1.計画推進体制と役割
計画を推進し、実効性を高めていくためには、市、市民、地域、医療機関、保健・医療・
福祉団体等が目標と情報を共有し、それぞれの役割に取り組むとともに、相互に連携する
体制をとっていく必要があります。
(1)市
①医療機関等との連携
②医師会、歯科医師会、薬剤師会等との連携
③県、近隣市町村と連携
④保健、医療、福祉、介護の各連携、取り組みの支援
⑤超高齢化社会への対応等の新たな課題に対する情報収集、研究
⑥かかりつけ制度や健康増進等に関する市民・地域等への情報提供と啓発
⑦計画の総合的進捗管理
(2)市民
①自己管理による健康的な生活習慣づくり
②積極的な健診受診
③かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の活用
④正しい健康知識、医療知識の習得による適正な医療機関受診
⑤地域医療を守る取り組みへの理解、協力
(3)地域
①地域の中での健康づくり等の活動
②地域の中での要介護者、独居老人等の見守り、緊急時の支援体制の構築
③地域と医療機関が連携した地域医療を守る活動
(4)医療機関
①市民・患者の立場に立った医療の提供と患者との信頼関係の構築
②市民が安心して受診できる医療の提供
③医療従事者の確保と資質向上への取り組み
④病院改革と医療機関の役割分担と連携の推進
⑤地域包括ケア推進のための保健、福祉、介護関係機関との連携・協力の強化
⑥市民等への適切な情報提供
(5)保健・医療・福祉団体等
①医師会、歯科医師会、薬剤師会、保健、福祉、介護関係団体等の相互連携
②各種事業への積極的な参加と協力
53
2.計画の進行管理
一次計画に引き続き、中津川市地域保健医療計画推進協議会が計画の進行管理を行いま
す。
計画を着実に実現するために、継続的に達成度を評価し、計画の進捗状況を確認します。
また、関連する制度変更や状況変化、新たな課題や市民ニーズなどによって、必要に応
じて随時計画を見直します。
市担当課:健康医療課
3.計画の周知
計画に対する市民、関係者の理解と協力を得るため、市公式ホームページや広報誌への
掲載、計画書の配布等を行い、計画内容、進捗状況等の情報提供に努めます。
市担当課:健康医療課
54
資
料
55
56
■資料
■資料
1.中津川市の保健・医療の現状
1) 人口構成・人口動態
■
(1)人口の推移と今後の予測
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
市の平成 22 年(国勢調査)の人口は 80,910 人で、平成 17 年からの5年間に 3,000 人以
上が減少しています。今後、さらに人口減少は進み、平成 37 年(2025 年)には、約7万人
まで減少すると推測されています。
年齢別人口をみると、14 歳以下及び 15~64 歳の人口が減り続ける一方で、65 歳以上の
人口は増加し続け、高齢化が進んでいくと予想されます。
高齢化率(65 歳以上の人口割合)は、団塊の世代が 65 歳を迎える平成 27 年(2015 年)
には 31.6%、75 歳を迎える平成 37 年(2025 年)には 35.4%になると推測され、平成2年
と比べると2倍以上の割合となります。
■図 1 中津川市の年齢別人口と高齢化率の推移
市の人口
実績値(人)
推計値(人)
平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 27 年 平成 32 年 平成 37 年
84,410
85,387
85,004
84,080
80,910
77,600
74,102
70,285
資料:実績値「国勢調査」
、推計値「国立社会保障・人口問題研究所」
57
■
(2)出生数出生率
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
市の平成 22 年の出生数は 666 人で、平成 17 年からの5年間に約 50 人減少しています。
その後、増減はありますが、ほぼ横ばい状態です。
■表 1 出生数・出生率の推移
区分
中津川市出生数(人)
全国
出生率
岐阜県
(人口千対)
中津川市
平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年
808
792
717
666
636
662
9.6
9.5
8.3
8.5
8.3
8.2
9.6
9.6
8.4
8.3
8.3
8.1
9.5
9.3
8.5
8.2
7.9
8.3
資料:恵那保健所「恵那の公衆衛生」
■
(3)平均寿命
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
市の平成 22 年の平均寿命は、男性 80.6 歳、女性 86.2 歳で、全国及び県と比べ男性は高
くなっていますが、女性は低くなっています。
平成 17 年と比べ、男性は 1.5 歳伸びていますが、女性は 0.1 歳短くなっています。
■表 2 平均寿命の推移
平均寿命
(歳)
全国
岐阜県
中津川市
平成 12 年
男
女
77.7
84.6
78.1
84.3
78.5
85.0
平成 17 年
男
女
78.8
85.8
79.0
85.6
79.1
86.3
平成 22 年
男
女
79.6
86.4
79.9
86.3
80.6
86.2
資料:厚生労働省「市町村別生命表」
58
■資料
2) 疾病の動向
■
(1)死亡数、死亡率及び死亡原因
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
市の平成 24 年の死亡率(千人あたり)は、40~64 歳で 3.0 人、65~74 歳で 10.8 人、75
歳以上で 60.6 人と年齢が高いほど高くなっており、平成 18 年と比べ 75 歳以上で亡くなる
方が多くなっています。
40 歳以上の死亡原因をみると、40~64 歳、65 歳~74 歳、75 歳以上のいずれの年齢層に
おいても三大生活習慣病といわれる「悪性新生物」「心疾患」「脳血管疾患」が上位3位を
占めています。特に 40~64 歳、65 歳~74 歳ではこれらによる死亡が全体の 60%を占めて
います。
■図 2 死亡数及び死亡率(平成 24 年)
(人)
資料:死亡数 恵那保健所「恵那の公衆衛生 2013」
死亡率は平成 24 年 10 月 1 日現在推計人口(岐阜県統計課)を用いて算出した値
■表 3 死亡原因(平成 24 年)
1位
2位
3位
4位
5位
40~64歳
悪性新生物
32人
40.5%
心疾患
8人
10.1%
脳血管疾患
7人
8.9%
自殺
6人
7.6%
不慮の事故
5人
6.3%
肺炎
5人
6.3%
1位
2位
3位
4位
65~74歳
悪性新生物
50人
45.9%
心疾患
9人
8.3%
脳血管疾患
9人
8.3%
不慮の事故
7人
6.4%
自殺
4人
3.7%
*肺炎
4人
3.7%
1位
2位
3位
4位
5位
6位
75歳以上
悪性新生物
154人
20.1%
心疾患
123人
16.1%
脳血管疾患
105人
13.7%
老衰
102人
13.3%
肺炎
43人
5.6%
肺炎
43人
5.6%
※表の「人」は死亡数、
「%」は年齢別死亡数全体に占める割合
資料:恵那保健所「恵那の公衆衛生 2013」
59
■
(2)受診率及び疾病分類別受診件数
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
受診件数を年齢階層別でみると、60 歳~64 歳より上昇傾向が顕著になり、後期高齢者医
療の 75 歳~79 歳をピークに件数は下降傾向を示しています。
いずれの年齢層においても「循環器系の疾患」「歯及び歯の支持組織の障害」「内分泌、
栄養及び代謝疾患」が上位に入っています。60 歳以上では、
「筋骨格系及び結合組織の疾患」
、
「目及び付属器の疾患」の受診件数が上昇傾向を示しています。
■図 3 年齢階層別受診件数
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
40-44歳 45-49歳 50-54歳 55-59歳 60-64歳 65-69歳 70-74歳 75-79歳 80-84歳 85-歳
資料:岐阜県疾病分類別統計表(国保・後期)平成 25 年 5 月受診分
※65-69 歳、70-74 歳の階層は、国保及び後期分の合算
■表 4 年齢階層別受診状況
1位
45~59 歳
歯及び歯の支持
組織の疾患
60~74 歳
567 件
2位
循環器系の疾患
368 件
3位
内分泌、栄養及
び代謝疾患
256 件
4位
呼吸器系の疾患
154 件
5位
筋骨格系及び結
合組織の疾患
142 件
循環器系の疾患
歯及び歯の支持
組織の疾患
内分泌、栄養及び
代謝疾患
筋骨格系及び結
合組織の疾患
眼及び付属器の
疾患
75 歳~
3,672 件
2,605 件
1,973 件
1,035 件
816 件
循環器系の疾患
歯及び歯の支持
組織の疾患
内分泌、栄養及び
代謝疾患
筋骨格系及び結
合組織の疾患
眼及び付属器の
疾患
7,550 件
2,104 件
1,765 件
1,715 件
1,305 件
資料:岐阜県疾病分類別統計表(国保・後期)平成 25 年 5 月受診分
※60-74 歳の階層は、国保及び後期分の合算
60
■資料
3) 保健、医療従事者の状況
■
(1)中津川市の医療従事者数
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
市の平成 24 年の医療従事者数は、平成 18 年と比べ看護師数は増えていますが、他の職
種は横ばいです。人口 10 万あたりで県と比較すると、医師、歯科医師、看護師は少ない状
況です。
■図 4 中津川市の医療従事者
(人)
資料:恵那保健所「恵那の公衆衛生 2008・2012」
■図 5 人口 10 万人あたりの従事者数の比較
中津川市
岐阜県
調査日
医師
歯科医師
薬剤師
保健師
助産師
看護師
准看護師
歯科
衛生士
H18.12.31
126.7
52.6
138.6
39.4
20.3
460.2
313.2
98.0
H24.12.31
136.3
52.5
142.5
52.5
33.8
585.0
326.3
122.5
H22.12.31
189.0
74.5
135.5
41.3
25.5
656.4
304.1
104.6
資料:恵那保健所「恵那の公衆衛生 2008・2012」
第6期岐阜県保健医療計画
61
■表 5 東濃地域の医療従事者数(平成 24 年 12 月 31 日現在)
医師数
区分
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
歯科医師数
総数
(人)
109
52
88
92
253
人 口
10 万対
136.3
98.4
222.2
154.3
226.8
区分
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
薬剤師数
区分
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
総数
(人)
114
55
57
83
229
人 口
10 万対
142.5
104.1
143.9
139.2
205.3
総数
(人)
27
3
5
1
39
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
総数
(人)
261
148
183
257
346
総数
(人)
42
25
19
18
42
人 口
10 万対
52.5
47.3
48.0
30.2
37.6
総数
(人)
468
259
358
384
966
人 口
10 万対
585.0
490.0
904.0
644.0
865.9
区分
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
就業看護師数
人 口
10 万対
33.8
5.7
12.6
1.7
35.0
区分
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
就業准看護師数
区分
人 口
10 万対
52.5
58.6
65.7
53.7
61.8
就業保健師数
就業助産師数
区分
総数
(人)
42
31
26
32
69
就業歯科衛生士数
人 口
10 万対
326.3
280.0
462.1
431.0
310.1
区分
中津川市
恵 那 市
瑞 浪 市
土 岐 市
多治見市
総数
(人)
98
55
35
40
70
人 口
10 万対
122.5
104.1
88.4
67.1
62.7
資料:恵那保健所「恵那の公衆衛生 2013」
東濃保健所「東濃西部の公衆衛生 2013」
62
■資料
4) 公立病院の状況
■
(1)一般会計からの繰入金の推移
■図6 中津川市民病院
■図7 国保坂下病院
1,000,000
440,000
800,000
600,000
400,000
420,000
400,000
380,000
200,000
0
360,000
(千円)
■
(千円)
(2)医業収支比率の推移
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■図8 中津川市民病院
■図9 国保坂下病院
100.0
85.0
100.0
98.0
96.0
94.0
92.0
90.0
(%)
(%)
95.0
90.0
■
(3)患者の推移
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■図10 中津川市民病院
入院患者数(人)
250,000
200,000
150,000
100,000
50,000
0
■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(4)医業収益の推移
■図11 国保坂下病院
入院患者数(人)
150,000
100,000
50,000
0
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■図12 中津川市民病院
入院収益(千円)
5,000,000
4,000,000
3,000,000
2,000,000
1,000,000
0
外来患者数(人)
■図13 国保坂下病院
外来収益(千円)
2,000,000
1,500,000
1,000,000
500,000
0
63
入院収益(千円)
外来収益(千円)
■表 6 中津川市民病院決算額推移
総収益
入院収益
外来収益
繰入金
その他収益
その他医業収益
他会計負担金
その他医業収益
医業外収益
受取利息及び配当金
国庫補助金
県補助金
他会計補助金
他会計負担金
その他医業外収益
総費用
職員給与費
材料費
減価償却費
医業外費用
経費その他
医業収支
経常収支
特別利益
その他
特別損失
その他
純利益
前年度繰越利益剰余金
当年度未処分利益剰余金
資本的収入計
企業債
他会計出資金
他会計負担金
他会計借入金
他会計補助金
固定資産売却代金
国庫補助金
県補助金
工事負担金
その他
資本的支出計
建設改良費
企業債償還金
その他
収支差引額
流動資産
現金及び預金
未収金
貯蔵品
その他流動資産
流動負債
一時借入金
未払金
その他
運転資本
現金預金増減額
単位:千円
20 年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
6,278,141
3,646,371
1,851,491
344,585
435,694
509,017
118,361
390,656
271,262
32
11,519
1,140
108,742
117,482
32,079
7,048,893
3,339,778
1,350,075
480,082
345,182
1,533,776
-696,832
-770,752
700,000
0
0
0
-70,752
-4,189,193
-4,259,945
1,183,319
656,300
227,019
199,000
0
0
0
0
100,000
1,000
0
1,355,532
956,067
387,745
11,720
-172,213
1,359,509
128,252
1,141,788
89,469
0
869,450
400,000
439,099
30,351
490,059
12,334
6,504,788
3,983,367
1,926,608
361,039
233,774
270,510
75,119
195,391
324,303
0
6,102
1,464
121,874
164,046
30,817
7,106,576
3,443,271
1,385,915
574,477
342,300
1,360,613
-583,791
-601,788
0
0
0
0
-601,788
-4,259,945
-4,861,733
1,355,219
926,300
219,375
200,908
0
0
0
0
6,776
0
1,860
1,514,463
342,331
1,159,672
12,460
-159,244
1,198,397
128,881
974,929
94,587
0
871,751
200,000
642,441
29,310
326,646
629
6,168,617
3,832,336
1,678,976
409,984
247,321
285,060
77,496
207,564
372,245
0
7,797
2,691
180,193
152,295
29,269
6,540,821
3,212,114
1,199,925
546,245
287,571
1,294,966
-456,877
-372,204
0
0
0
0
-372,204
-4,861,733
-5,233,937
368,055
418,000
289,645
35,970
0
0
0
0
0
0
640
569,784
73,031
476,613
20,140
-201,729
1,138,457
89,895
948,859
99,703
0
816,324
450,000
338,772
27,552
322,133
-38,986
6,505,652
3,854,249
1,776,285
591,395
283,723
371,980
122,485
249,495
503,138
0
2,462
2,028
219,781
249,129
29,738
6,632,067
3,241,825
1,139,380
511,045
277,891
1,461,926
-351,662
-126,415
0
0
0
0
-126,415
-5,233,937
-5,360,352
404,857
84,400
319,185
0
0
0
0
0
432
0
840
648,067
115,974
507,553
24,540
-243,210
1,186,845
164,939
929,189
92,717
0
698,497
250,000
421,185
27,312
488,348
36,058
6,768,771
4,045,508
1,853,107
556,290
313,866
384,105
112,636
271,469
486,051
140
0
7,527
208,600
235,054
34,870
6,714,604
3,262,940
1,178,453
488,057
275,193
1,509,961
-156,691
54,167
0
0
0
0
54,167
-5,360,352
-5,306,185
481,121
44,300
346,595
10,196
0
0
0
0
78,350
0
1,680
748,187
199,349
518,858
29,980
-267,066
1,385,196
202,127
1,056,224
84,845
42,000
599,757
0
571,379
28,378
785,439
37,188
6,725,040
3,932,280
1,861,398
540,422
390,940
459,675
109,449
350,226
471,687
9
0
7,185
199,773
231,200
33,529
6,830,190
3,269,034
1,175,429
483,449
277,972
1,624,306
-298,865
-105,150
0
0
0
0
-105,150
-5,306,185
-5,411,335
757,622
271,800
390,046
33,046
0
0
0
0
61,230
0
1,500
1,074,142
490,879
542,563
40,700
-316,520
1,546,111
511,722
974,799
86,590
0
658,989
0
632,274
26,715
887,122
309,595
64
25 年度
-20 年度
446,899
285,909
9,907
195,837
-44,754
-49,342
-8,912
-40,430
200,425
-23
-11,519
6,045
91,031
113,718
1,450
-218,703
-70,744
-174,646
3,367
-67,210
90,530
397,967
665,602
-700,000
0
0
0
-34,398
-1,116,992
-1,151,390
-425,697
-384,500
163,027
-165,954
0
0
0
0
-38,770
-1,000
1,500
-281,390
-465,188
154,818
28,980
-144,307
186,602
383,470
-166,989
-2,879
0
-210,461
-400,000
193,175
-3,636
397,063
297,261
■資料
■表 7 坂下病院決算額推移
総収益
入院収益
外来収益
繰入金
その他収益
その他医業収益
他会計負担金
その他医業収益
医業外収益
受取利息及び配当金
国庫補助金
県補助金
他会計補助金
他会計負担金
その他医業外収益
総費用
職員給与費
材料費
減価償却費
医業外費用
経費その他
医業収支
経常収支
特別利益
その他
特別損失
その他
純利益
前年度繰越利益剰余金
当年度未処分利益剰余金
資本的収入計
企業債
他会計出資金
他会計負担金
他会計借入金
他会計補助金
固定資産売却代金
国庫補助金
県補助金
工事負担金
その他
資本的支出計
建設改良費
企業債償還金
その他
収支差引額
流動資産
現金及び預金
未収金
貯蔵品
その他流動資産
流動負債
一時借入金
未払金
その他
運転資本
現金預金増減額
単位:千円
20 年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
2,673,091
1,336,180
936,572
201,464
198,875
196,805
58,963
137,842
203,534
0
0
395
52,970
89,531
60,638
2,868,593
1,379,517
439,572
224,920
216,132
608,452
-182,904
-195,502
0
0
0
0
-195,502
-2,078,538
-2,274,040
530,305
245,000
160,405
74,900
0
0
0
0
50,000
0
0
661,477
382,170
279,307
0
-131,172
558,670
107,415
399,851
51,404
2,862,010
1,488,265
967,153
199,044
207,548
208,256
60,299
147,957
198,336
0
0
395
49,535
89,210
59,196
2,930,381
1,412,384
452,095
257,274
211,345
597,283
-55,362
-68,371
0
0
0
0
-68,371
-2,274,040
-2,342,411
253,876
66,100
187,646
130
0
0
0
0
0
0
0
369,422
49,811
317,931
1,680
-115,546
551,628
128,266
367,452
55,910
2,909,222
1,515,661
982,765
197,362
213,434
203,548
55,129
148,419
207,248
0
0
212
69,501
72,732
64,803
2,931,127
1,413,235
433,428
252,229
206,730
625,505
-22,423
-21,905
0
0
0
0
-21,905
-2,342,411
-2,364,316
298,138
78,900
216,598
2,640
0
0
0
0
0
0
0
437,426
118,248
313,898
5,280
-139,288
569,246
122,806
393,497
52,943
2,931,031
1,525,695
981,113
212,348
211,875
208,120
54,445
153,675
216,103
0
0
0
88,375
69,528
58,200
2,991,778
1,475,876
439,698
253,739
204,846
617,619
-72,004
-60,747
0
0
0
0
-60,747
-2,364,316
-2,425,063
263,981
60,000
199,221
4,200
0
0
0
0
0
0
560
393,039
82,451
303,438
7,150
-129,058
727,921
268,032
406,713
53,176
2,832,779
1,486,797
951,114
195,990
198,878
192,113
40,247
151,866
202,755
236
0
0
80,900
74,843
46,776
3,013,293
1,508,672
418,642
244,594
195,356
646,029
-187,913
-180,514
0
0
0
0
-180,514
-2,425,063
-2,605,577
293,154
83,700
205,985
600
0
0
0
0
929
0
1,940
420,720
88,597
323,283
8,840
-127,566
708,365
283,568
371,628
53,169
2,723,003
1,397,134
937,157
190,729
197,983
191,264
41,043
150,221
197,448
0
0
219
76,864
72,822
47,543
2,891,518
1,406,680
390,851
247,727
193,063
653,197
-172,900
-168,515
0
0
0
0
-168,515
-2,605,577
-2,774,092
351,291
126,600
218,045
2,756
0
0
0
0
2,400
0
1,490
493,828
158,143
324,685
11,000
-142,537
699,185
285,123
361,569
52,493
357,368
200,000
145,297
12,071
201,302
253,995
100,000
142,439
11,556
297,633
20,851
152,946
0
141,560
11,386
416,300
-5,460
223,757
0
212,608
11,149
504,164
145,226
244,374
0
217,604
26,770
463,991
15,536
267,182
0
254,526
12,656
432,003
1,555
25 年度
-20 年度
49,912
60,954
585
-5,541
-17,920
12,379
-6,086
0
0
-176
23,894
-16,709
-13,095
22,925
27,163
-48,721
22,807
-23,069
44,745
10,004
26,987
0
0
0
0
26,987
-527,039
-500,052
-179,014
-118,400
57,640
-72,144
0
0
0
0
-47,600
0
1,490
-167,649
-224,027
45,378
11,000
-11,365
140,515
177,708
-38,282
1,089
0
-90,186
-200,000
109,229
585
230,701
177,708
資料:中津川市民病院・国保坂下病院
65
5) 公立診療所の状況
■表 8 公立診療所の概要
中津川市国民健康保険
蛭川診療所
名称区分
中津川市国民健康保険
川上診療所
中津川市国民健康保険
加子母歯科診療所
中津川市阿木診療所
内科、小児科
歯科
内科
0
0
0
0
1,586.12 ㎡
292.58 ㎡
224.20 ㎡
141.50 ㎡
鉄筋造2階建
木造1階建
木造1階建
鉄筋造2階建
昭和54年3月
平成13年3月
平成13年3月
昭和58年3月
有
有
無
無
内科、外科、消化器科
診療科
皮膚科、肛門科、泌尿
器科、歯科、口腔外科
病床数
延床面積
構造
築年月
医師住宅
医療機器数(台)
スパイロメーター
1
胸部X線診断装置
1
1
自動現像器
1
眼底カメラ
1
オージオメーター
1
手術台
1
超音波診断装置
1
ファイバースコープ
1
X線CT
1
1
患者輸送車
医療従事者(人)
1
1
常勤
非常勤
医師
1
2
歯科医師
1
1
看護師
2
准看護師
1
常勤
1
非常勤
常勤
非常勤
常勤
3
非常勤
1
1
2
1
1
2
薬剤師
2
診療放射線技師
1
歯科衛生士
2
歯科助手
2
2
1
1
1
2
事務職員
1
その他
1
1
10
7
計
1
1
1
3
5
4
3
0
7
最寄の医療機関
病院
市立恵那病院(14 ㎞)
一般診療所
さか整形外科(9 ㎞)
国保坂下病院(7 ㎞)
中津川市民病院(34 ㎞) 中津川市民病院(20 ㎞)
河村医院(2.5 ㎞)
66
国保岩村診療所(10 ㎞)
■資料
■表 9 蛭川診療所 年度別決算額
区
分
医業収益
単位:千円
実績
23 年度
予算
24 年度
25 年度
26 年度
96,611
94,787
94,008
88,907
93,950
92,323
90,966
86,104
86,237
86,050
85,562
81,423
7,713
6,273
5,404
4,681
425
373
464
415
2,236
2,091
2,578
2,388
131,011
114,802
117,287
130,045
110,126
95,861
99,654
106,543
67,795
51,046
52,660
55,048
12,317
13,093
13,477
42,331
32,498
33,901
38,018
20,885
18,941
17,633
23,502
-34,400
-20,015
-23,279
-41,138
52,941
33,968
32,124
23,868
52,941
33,968
32,124
23,868
一般会計繰入金
46,004
27,101
25,298
17,499
事業勘定繰入金
6,937
6,867
6,826
6,369
2,959
2,778
2,594
2,408
2,959
2,778
2,594
2,408
15,582
11,175
6,251
-19,678
1,470
0
0
1,080
診療収入
外来収入
その他診療収入
使用料及び手数料
諸収入
医業費用
総務費
総務費(医科常勤人件費)
総務費(歯科常勤人件費)
総務費(除く人件費)
医業費
医業利益
医業外収益
繰入金
医業外費用
公債費利子支払分
経常利益
資本的収入
地方債
県支出金
資本的支出
1,470
11,443
1,080
11,623
施設整備費
公債費元本償還
資本的収支
現金収支
16,627
11,995
4,819
11,443
11,623
11,808
11,995
-9,973
-11,623
-16,627
-10,915
5,609
-448
-10,376
-30,593
67
■表 10 川上診療所 年度別決算額
区
分
医業収益
単位:千円
実績
23 年度
予算
24 年度
25 年度
26 年度
27,392
26,897
26,250
26,897
27,212
26,603
25,994
26,740
24,539
24,286
23,613
24,964
2,673
2,317
2,381
1,776
25
83
98
24
155
211
158
133
49,227
52,047
51,511
60,206
35,108
39,209
39,696
46,039
35,083
39,191
39,674
45,915
13,862
23,685
22,825
23,651
25
18
22
124
14,119
12,838
11,815
14,167
医療用器械器具費
1,650
1,246
1,001
510
医療用消耗機材費
438
323
302
378
医薬品衛生材料費
12,031
11,269
10,512
13,279
-21,835
-25,150
-25,261
-33,309
32,766
32,594
23,536
18,187
32,766
32,594
23,536
18,187
一般会計繰入金
27,597
28,081
18,973
13,687
事業勘定繰入金
5,169
4,513
4,563
4,500
454
310
198
183
454
310
198
183
10,477
7,134
-1,923
-15,305
435
425
0
0
435
425
8,978
9,122
1,032
1,033
8,978
9,122
1,032
1,033
-8,543
-8,697
-1,032
-1,033
1,934
-1,563
-2,955
-16,338
診療収入
外来収入
その他診療収入
使用料及び手数料
諸収入
医業費用
総務費
総務費管理費
うち給料・手当・共済費
研究研修費
医業費
医業利益
医業外収益
繰入金
医業外費用
公債費利子支払分
経常利益
資本的収入
地方債
県支出金
資本的支出
公債費元本償還
諸支出金
資本的収支
現金収支
68
■資料
■表 11 加子母歯科診療所 年度別決算額
区
分
医業収益
診療収入
外来収入
その他診療収入
単位:千円
実績
23 年度
予算
24 年度
25 年度
26 年度
48,561
51,783
52,176
51,746
47,818
51,073
51,467
51,003
47,185
50,629
50,790
50,603
633
444
677
400
使用料及び手数料
諸収入
2
743
710
709
741
52,691
54,291
56,575
65,205
38,503
39,095
42,157
45,668
38,384
39,015
42,058
45,577
12,107
11,875
14,975
15,403
119
80
99
91
14,188
15,196
14,418
19,537
医療用器械器具費
2,351
1,780
801
4,929
医療用消耗機材費
1,660
2,005
2,206
2,318
医薬品衛生材料費
10,177
11,411
11,411
12,290
-4,130
-2,508
-4,399
-13,459
0
1,891
5,645
13,458
0
1,891
5,645
13,458
1,891
3,417
9,908
2,228
3,550
医業費用
総務費
総務費管理費
うち給料・手当・共済費
研究研修費
医業費
医業利益
医業外収益
繰入金
一般会計繰入金
事業勘定繰入金
医業外費用
0
0
0
0
-4,130
-617
1,246
-1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-4,130
-617
1,246
-1
公債費利子支払分
経常利益
資本的収入
地方債
県支出金
資本的支出
公債費元本償還
諸支出金
資本的収支
現金収支
69
■表 12 3診療所比較
区
分
単位
診療収入
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
25 年度
千円
83,626
84,435
93,950
92,323
90,965
人
13,192
13,276
13,729
13,604
12,776
医科
人
9,316
8,958
8,476
8,340
7,715
歯科
人
3,876
4,318
5,253
5,264
5,061
人
59.2
59.8
56.8
57.3
54.4
医科
人
38.8
37.5
35.0
34.8
32.4
歯科
人
20.4
22.3
21.8
22.5
22.0
円/人
6,339
6,360
6,843
6,786
7,120
人
3,709
3,648
3,602
3,585
3,526
千円
26,929
26,126
27,213
26,603
25,994
延外来患者数
人
3,127
2,317
3,029
3,082
2,931
1日当たり患者数
人
26.3
19.3
20.6
21.7
21.2
円/人
8,612
11,276
8,984
8,632
8,869
982
932
909
905
899
千円
54,478
53,802
47,818
51,073
51,467
延外来患者数
人
6,826
6,466
5,981
6,062
6,158
1日当たり患者数
人
30.7
29.3
27.4
28.1
28.0
円/人
7,981
8,321
7,995
8,425
8,358
人
3,297
3,248
3,250
3,192
3,119
延外来患者数
蛭川診療所
1日当たり患者数
診療収入単価
蛭川地区人口推移
診療収入
川上診療所
診療収入単価
川上地区人口推移
加子母歯科診療所
診療収入
診療収入単価
加子母地区人口推移
人
資料:国保蛭川診療所
国保川上診療所
国保加子母歯科診療所
中津川市民病院
70
■資料
6) 国民健康保険の状況
■
(1)国民健康保険
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■図 14 国民健康保険被保険者数、世帯数の状況
被保険者数
人
国保加入率
%
国保世帯数
世帯
21,500
25.5
11,800
21,000
25.0
11,700
20,500
24.5
20,000
加入率
%
41.0
40.5
40.0
11,600
39.5
39.0
11,500
24.0
19,500
23.5
19,000
18,500
23.0
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
38.5
11,400
38.0
11,300
37.5
11,200
37.0
H21年度
H25年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
資料:国民健康保険課
■表 13 医療費の状況
単位:千円
H21 年度
4,445,515
40,109
471,181
53,710
5,010,515
療養給付費
療養費
高額療養費
その他
計
H22 年度
4,537,027
43,285
469,500
58,676
5,108,488
H23 年度
4,535,377
47,043
472,057
57,240
5,111,716
H24 年度
4,645,581
47,118
514,608
61,082
5,268,389
H25 年度
4,637,709
41,381
518,493
52,796
5,250,379
資料:国民健康保険課
■表 14 保険料率の状況
区分
医療分
後期高
齢者支
援金分
介護分
種類
H21 年度
H22 年度
H23 年度
H24 年度
H25 年度
所得割
4.43%
4.58%
4.95%
5.35%
5.78%
資産割
25.50%
26.00%
28.00%
30.24%
32.66%
均等割
19,500 円
19,800 円
21,300 円
23,000 円
24,800 円
平等割
18,700 円
19,300 円
20,800 円
22,400 円
24,100 円
所得割
0.87%
0.90%
0.97%
1.05%
1.14%
資産割
4.90%
5.05%
5.45%
5.89%
6.37%
均等割
3,900 円
4,000 円
4,300 円
4,600 円
4,900 円
平等割
3,600 円
3,700 円
3,900 円
4,200 円
4,500 円
所得割
1.21%
1.25%
1.35%
1.46%
1.58%
資産割
6.84%
7.05%
7.61%
8.22%
8.88%
均等割
7,100 円
7,200 円
7,700 円
8,300 円
8,900 円
平等割
4,800 円
5,000 円
5,400 円
5,800 円
6,200 円
71
■表 15 収納率の状況
区分
H21 年度
H22 年度
H23 年度
H24 年度
H25 年度
現年分
92.36%
93.64%
93.83%
93.65%
93.12%
滞納繰越分
10.62%
12.22%
10.53%
10.87%
11.65%
■表 16 疾病分類別(生活習慣病関連)受診率の状況 (H25.5 診療分)
高血圧
心疾患
高血圧を除く
脳血管障害
糖尿病
悪性新生物
69.7
7.1
7.0
5.3
7.8
3.1
岐阜県
72.6
6.2
7.0
3.6
7.5
3.1
(
)
)
受診率(%)
(件数/被保険者数)
(
全体
歯科を除く
中津川市
疾病分類別
資料:岐阜県疾病分類別統計表
■表 17 疾病大分類別統計表(受診率上位 10 件)(H25.5 診療分)
順位
件数
疾病分類
男
女
合計
受診率(%)
1位
循環器系の疾患
1,984
1,983
3,967
19.7
2位
歯及び歯の支持組織の疾患
1,632
2,182
3,814
18.9
3位
内分泌、栄養及び代謝疾患
981
1,297
2,278
11.3
4位
筋骨格系及び結合組織の疾患
476
791
1,267
6.3
5位
呼吸器系の疾患
599
638
1,237
6.1
6位
眼及び付属器の疾患
378
693
1,071
5.3
7位
新生物
406
300
706
3.5
8位
精神及び行動の障害
264
284
548
2.7
8位
皮膚及び皮下組織の疾患
243
297
540
2.7
10 位
消化器系の疾患
199
291
490
2.4
資料:岐阜県疾病分類別統計表
72
■資料
■
(2)後期高齢者医療保険
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■図 15 後期高齢者医療保険被保険者数の状況
被保険者数
人
加入率
%
16.2
16.0
15.8
15.6
15.4
15.2
15.0
14.8
14.6
14.4
14.2
13,200
13,000
12,800
12,600
12,400
12,200
12,000
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
資料:国民健康保険課
■表 18 医療費の状況
療養給付費
療養費
高額療養費
計
単位:千円
H21 年度
7,942,706
42,039
191,218
8,175,963
H22 年度
8,328,774
44,783
200,978
8,574,535
H23 年度
8,672,527
47,612
200,448
8,920,587
H24 年度
8,725,474
53,291
211,502
8,990,267
H25 年度
9,019,500
51,874
228,435
9,299,809
資料:国民健康保険課
■表 19 保険料率の状況
種類
H21 年度
均等割
39,310 円
所得割
7.39%
限度額
500,000 円
H22 年度
39,310 円
7.39%
500,000 円
H23 年度
39,310 円
7.39%
500,000 円
H24 年度
40,670 円
7.83%
550,000 円
H25 年度
40,670 円
7.83%
550,000 円
資料:国民健康保険課
■表 20 収納率の状況
区分
現年分
滞納繰越分
徴収方法
特徴
普徴
普徴
H21 年度
100%
98.50%
82.84%
H22 年度
100%
98.91%
80.49%
H23 年度
100%
99.04%
71.62%
H24 年度
100%
98.66%
76.34%
H25 年度
100%
97.30%
53.17%
資料:国民健康保険課
73
■表 21 疾病分類別(生活習慣病関連)受診率の状況 (H25.5 診療分)
高血圧
心疾患
高血圧を除く
脳血管障害
糖尿病
悪性新生物
127.6
10.2
25.1
22.7
10.5
8.9
岐阜県
135.8
10.1
25.9
18.8
10.5
9.5
(
(
)
受診率(%)
(件数/被保険者数)
)
全体
歯科を除く
中津川市
疾病分類別
資料:岐阜県疾病分類別統計表
■表 22 疾病大分類別統計表(受診率上位 10 件)(H25.5 診療分)
順位
疾病分類
1位
循環器系の疾患
2位
件数
女
男
合計
受診率(%)
2,893
4,800
7,693
58.6
歯及び歯の支持組織の疾患
945
1,202
2,147
16.4
3位
内分泌、栄養及び代謝疾患
677
1,121
1,798
13.7
4位
筋骨格系及び結合組織の疾患
547
1,189
1,736
13.2
5位
眼及び付属器の疾患
468
848
1,316
10.0
6位
新生物
791
419
1,210
9.2
7位
消化器系の疾患
192
325
517
3.9
8位
神経系の疾患
138
334
472
3.6
9位
呼吸器系の疾患
181
184
365
2.8
10 位
損傷、中毒及びその他の外因の影響
85
240
325
2.5
資料:岐阜県疾病分類別統計表
74
■資料
7) 介護保険の状況
■
(1)要介護(要支援)認定状況
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■表 23 要介護・要支援認定状況
単位:人)
要支援
1
要支援
2
要介護
1
要介護
2
要介護
3
要介護
4
要介護
5
460
421
869
736
574
500
483
4,043
25
42
75
49
52
29
39
311
435
379
794
687
522
471
444
3,732
8
10
23
26
11
7
12
97
実 数
468
431
892
762
585
507
495
4,140
構成比(%)
11.3
10.5
21.5
18.4
14.1
12.2
12.0
100.0
区
分
第1号被保険者
65 歳以上 75 歳未満
75 歳以上
第2号被保険者
総数
(平成 26 年 3 月末現在
計
■図 16 第 1 号被保険者における認定者数の推移
認定者数
6,000人
15.7%
5,000人
16.7%
16.5%
15.8%
15.5%
認定率
20.0%
17.1%
16.9%
15.0%
4,000人
3,000人
10.0%
2,000人
3,120
3,732
3,675
3,479
3,410
3,255
3,157
5.0%
1,000人
人
373
342
351
321
312
319
311
19年度末
20年度末
21年度末
22年度末
23年度末
24年度末
25年度末
後期高齢者(75歳以上)
前期高齢者(65歳以上75歳未満)
0.0%
認定率
■図 17 第2号被保険者における認定者数の推移
認定者数
100人
98
90人
80人
88
87
20年度末
21年度末
97
93
90
82
70人
19年度末
22年度末
23年度末
24年度末
25年度末
資料:介護保険月報
75
■
(2)介護サービス受給者の状況
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■表 24 居宅介護(介護予防)サービス受給者数
(平成 26 年 1 月利用分
単位:人)
要支援
1
要支援
2
要介護
1
要介護
2
要介護
3
要介護
4
要介護
5
第1号被保険者
298
315
617
562
386
256
201
2,635
第2号被保険者
2
3
16
20
9
6
11
67
実数
300
318
633
582
395
262
212
2,702
構成比(%)
11.1
11.8
23.4
21.5
14.6
9.7
7.9
100.0
区分
総数
■表 25 地域密着型(介護予防)サービス受給者数
(平成 26 年 1 月利用分
計
単位:人)
要支援
1
要支援
2
要介護
1
要介護
2
要介護
3
要介護
4
要介護
5
第1号被保険者
0
0
27
37
38
34
22
158
第2号被保険者
0
0
1
1
1
0
0
3
0
0
28
38
39
34
22
161
0.0
0.0
17.4
23.6
24.2
21.1
13.7
100.0
区分
実数
総数
構成比(%)
■表 26 施設介護サービス受給者数
区分
(平成 26 年 1 月利用分
介護老人福祉施設
介護老人保健施設
計
単位:人)
介護療養型医療施設
計
第1号被保険者
482
249
18
749
第2号被保険者
6
4
4
14
実数
488
253
(注)22
754
構成比(%)
63.9
33.2
2.9
100.0
総数
(注)実利用人数のため、各施設利用人数の合計とは一致しない。
■
(3)介護サービス給付費の状況
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■表 27 介護サービス給付費の状況
区分
居宅介護
サービス給付費
施設介護
サービス給付費
介護予防
サービス給付費
高額介護
サービス費
特定入所者介護
サービス費
審
査
合計
費
単位:千円
平成
19 年度
平成
20 年度
平成
21 年度
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
2,398,729
2,437,810
2,656,236
2,914,586
3,097,464
3,282,009
3,462,821
1,989,283
2,032,834
2,131,097
2,130,389
2,178,001
2,207,544
2,239,931
212,909
216,351
230,973
211,673
207,163
222,493
238,998
65,024
71,189
75,349
92,786
94,604
104,548
106,102
224,168
239,280
258,677
264,023
263,359
269,390
270,310
7,739
7,888
8,214
8,623
9,001
8,339
8,705
4,897,852
5,005,352
5,360,546
5,622,080
5,849,592
6,094,323
6,326,867
76
■資料
■
(4)保険料の状況
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■表 28 保険料の納付状況
区分
単位:千円
対象者数(人)
調定(円)
収納(円)
収納率(%)
特別徴収(年金天引)
22,391
1,201,790,330
1,204,409,300
100.22
普通徴収(年金天引以外)
3,378
127,384,770
111,837,035
87.79
計
25,769
1,329,175,100
1,316,246,335
99.03
資料:
■表 29 第5期(平成 24~26 年度)介護保険料
単位:円
基準月額
段階別保険料年額
特例
4,700 円
(参考)
県平均 4,749 円
国平均 4,972 円
特例
第1段階
第2段階
第3段階
第3段階
第4段階
第4段階
第5段階
第6段階
第7段階
料率 0.45
0.5
0.6
0.7
0.85
基準 1.00
1.25
1.5
1.6
25,380
28,200
33,840
39,480
47,940
56,400
70,500
84,600
90,240
※第3段階(本人及び世帯全員市民税非課税)のうち、特例として課税年金収入額と所得の合計が 80 万円を超え 120 万円以下の
人に対し、軽減措置を実施している。
※第4段階(本人市民税非課税、世帯課税)のうち、特例として課税年金収入額と所得の合計が 80 万円以下の人に対し、軽減措
置を実施している。
資料:
■
(5)介護保険関係事業者数、定員等の状況
■表 30 保険料の納付状況
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(中津川市内
種類
平成 26 年 4 月 1 日現在)
事業所・施設数
定員
在宅介護支援センター
13
―
居宅介護支援事業所(包括支援センターを含む)
23
―
訪問介護(ホームヘルパー)
9
―
訪問入浴
2
―
訪問看護ステーション
6
―
訪問リハビリ
1
―
居宅サービス
地域密着型
サービス
施設サービス
通所介護(デイサービス)
36
714
通所リハビリ(デイケア)
6
120
短期入所(ショートステイ)
15
180
グループホーム
12
162
認知対応型デイサービス
1
3
小規模多機能型居宅介護
2
50
介護老人福祉施設(特養)
6
456
介護老人保健施設(老健)
3
290
介護療養型医療施設
1
20
有料老人ホーム
2
130
資料:
77
2.アンケート調査結果
対
象
一般市民、民間医療機関、保健・介護・福祉事業所
調査期間
一般市民:平成 25 年 6 月 1 日~7 月 12 日
民間医療機関:平成 25 年 6 月 1 日~6 月末日
保健・介護・福祉事業所:平成 25 年 6 月 1 日~6 月末日
調査方法
配 布 数
1,419
回 収 数
841
■表
■
健康推進員による配布、窓口配布、郵送
(回収率 59%)
アンケート調査概要
調査対象
配布数
回収数
回収率
一般市民
1,257
726
58%
民間医療機関
65
37
57%
保健・介護・福祉事業所
97
78
80%
計
1,419
841
59%
1)一般市民へのアンケート結果
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①回答者の居住地区
(単位:人)
91
69
34
62
39
34
60
52
61
64
58
43
24
23
7
5
その他
蛭川
福岡
付知
加子母
川上
坂下
山口
神坂
阿木
落合
坂本
苗木
中津西
中津南
中津東
②性別
③年代
女
67.7%
男
32.3%
223
163
(単位:人)
115
91
57
34
30
11
10代
30代
78
50代
70代
■資料
④かかりつけ医と総合病院が役割分担して
いることを知ってましたか?
⑤かかりつけ医の有無
⑥かかりつけ歯科医の有無
⑦かかりつけ薬局の有無
⑧市民病院の総合診療科を
知っていましたか?
⑨病院等への片道の通院時間
⑩病院等への交通手段
79
⑪市民病院の医療は安心できますか?
⑬坂下病院の医療は安心できますか?
⑫市民病院の医療は、どの点で安心できますか?
⑭坂下病院の医療は、どの点で安心できますか?
80
■資料
⑮市内の医療機関(市民・坂下病院を除く)
の医療は安心できますか?
⑯市内の医療機関(市民・坂下病院を除く)
の医療は、どの点で安心できますか?
健康等の気軽な相
談の可否
その他
医療設備
他病院等との連携
とても安心できる
やや不安である
⑰将来どこで終末期医療を受けたいですか?
⑱今後重点的に取り組むべき医療対策
81
安心できる
不安である
■
2)民間医療機関アンケート
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①所在地区
②診療科
③市民病院と連携できていますか?
④坂下病院と連携できていますか?
対する調査)
⑤保健・介護・福祉分野の事業所と連携できていますか?
82
■資料
■
3)保健・介護・福祉事業所アンケート
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①所在地区
②施設の種類
③市内の保健・介護・福祉分野の事業所同士
で交流が・連携ができていますか?
⑤市内の医療機関(市民病院・坂下病院除く)
と連携ができていますか?
83
④市民病院・坂下病院と
連携ができていますか?
■
4)意見編:一般市民アンケート
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(1)市民病院に対する意見
①意見の傾向
その他 良いという意見
5.8%
15.4%
悪いという意見
(苦情・改善要望など)
78.8%
②意見の分類
③医師・看護師等の患者対応に関する意見
その他
3.3%
良いという意見
16.7%
悪いという意見
80.0%
■意見の例
●良い
・適切な連携と処置を受けることができた。
・医師の説明が丁寧で信頼できる。
・笑顔での対応、看護師の立ち居振る舞いも大変好感が
持てた。
●悪い
・医師がパソコンばかり見ていて患者の様子を見ていな
い。
・医師、看護師、窓口等のスタッフの言動で嫌な思いを
することがある。
・看護師がバタバタしていて安心感がない。
・待ち時間が長い。
④医師不足・看護師不足に関する意見
その他
3.7%
■意見の例
●悪い
・担当医の異動が早すぎて不安。
・若い医師が多く不安。
・実力のある専門医の定着を。
・長期的安心感がない。
悪いという意見
96.3%
84
■資料
⑤他の医療機関との連携に関する意見
■意見の例
●良い
・連携に問題はなかった。(診療科による)
・総合診療課は良い。
●悪い
・小さな市で2つの病院の充実はできない。
・紹介状がないと初診で診てもらえない。
・連携の体制が不備。
その他 良いという意見
7.1%
14.3%
悪いという意見
78.6%
⑥他の医療機関との連携に関する意見
悪いという意見
60.0%
意見の例
●良い
・安心して入院できた。
・症状が早く改善した。
●悪い
・医療事故や医師不足など悪いことばかりで良い話が聞
こえてこない。
良いという意見
40.0%
85
(2)坂下病院に対する意見
①意見の傾向
その他
15.3%
悪いという意見
30.5%
良いという意見
54.2%
②意見の分類
良いという意見
悪いという意見
その他
患者市民に信用される病院づくり(医師等の対応)
患者市民に信用される病院づくり(その他)
保健医療従事者の確保・育成
市立病院・診療所のあり方・連携
交通対策
周産期医療
患者市民に信用される病院づくり(医療設備)
情報ネットワーク
地域ケア体制の充実
件
5件
10件
15件
20件
25件
30件
③医師・看護師等の患者対応に関する意見
意見の例
●良い
・スタッフ全員がとても親切で、それだけで安心。
・親切、丁寧で親身に相談にのってくれる。
・対応に落ち着きがある。
・説明がわかりやすい。上手。
●悪い
・医師がパソコンばかり見ていて患者の様子を見ていな
い。
・医師の患者対応。
その他
悪いという意見
3.8%
11.5%
良いという意見
84.6%
④その他(患者・市民に信用される病院づくり)
その他
10.0%
悪いという意見
30.0%
意見の例
●良い
・地域に密着していて雰囲気が落ち着いている。
・夜間でも快く診てもらえて安心。
・独自の努力が見受けられる。
●悪い
・医療事故や医師不足、財政難。
良いという意見
60.0%
86
■資料
⑤医師不足・看護師不足に関する意見
良いという意見
11.1%
意見の例
●悪い
・産婦人科がない。
・常勤医が少ない。
・病床が少ない。
・救急の際の専門医の有無。
・脳血管疾患の専門医がいない。
悪いという意見
88.9%
87
(3)市内の医療機関(市民病院・坂下病院を除く)に対する意見
①意見の傾向
その他
24.7%
良いという意見
28.6%
悪いという意見
46.8%
②意見の分類
良いという意見
悪いという意見
その他
医師等の対応
その他
医療技術
医師・医療機関不足
他病院等との連携
交通手段
医療設備
10件
件
20件
30件
③医師・看護師等の患者対応に関する意見
意見の例
●良い
・気軽に相談できるので安心。
・小さなことでも親身に相談にのってもらえる。
・パソコンばかり見ず、患者の顔をみて話してもらえる。
・わかりやすく説明してもらえる。
●悪い
・横柄、不親切、誠意のない医師がいる。
・他院の診療を受けることを快く思わない。
・他院の診療に不満をいう。
・パソコンばかり見て患者を見ない。
・機械的な診察。
その他
2.9%
悪いという意見
38.2%
良いという意見
58.8%
④その他
意見の例
●悪い
・夜間や休日の診療がない。
・総合病院との診察代金に差がある。
●その他
・専門外の診療科に関する対応。
・どの医院をかかりつけ医にしたら良いか分からない。
・遠い。
悪いという意見
33.3%
その他
66.7%
88
■資料
⑤医療技術
意見の例
●良い
・腕がよく安心。
●悪い
・専門性に欠ける。
・技術面で不安。
・薬の乱用、多すぎる。
・待ち時間が長い。
・予約できない医院が多い。
良いという意見
14.3%
悪いという意見
85.7%
89
(4)自由意見「中津川市の地域医療を良くするために」
①意見の傾向
良いという意見
4.3%
その他
13.0%
悪いという意見
82.6%
②意見の分類
良いという意見 悪いという意見 その他
その他
医療従事者の確保・育成
連携の推進
医療従事者の質の向上
周産期医療対策
市民病院等のあり方
待ち時間
医療機関の確保
交通手段の確保
救急医療対策
高齢化対策
終末期医療対策
在宅医療
件
③その他
その他
50.0%
悪いという意見
50.0%
5件
10件
15件
20件
25件
30件
意見の例
●悪い
・医療機関、医師を広報等で紹介し、選択に迷わないよ
うして欲しい。
・地域住民の検診、健康データを保管し、予防医療をす
すめて欲しい。
・以前は保健師が地区にいたが、今は遠い存在になった。
・患者目線、患者に寄り添ったガン対策・医療体制を整
えて欲しい。
●その他
・市民病院が頼りです。
・多くの市民が勉強して人命救助ができるように。
・患者に満足度アンケートをしたらどうか。
・医療コンシェルジュを置いたらどうか。
・市民の声を取り入れ実行を。
④医療従事者の確保・育成
意見の例
●悪い
・医師不足等の問題があるため、多治見・名古屋の病院
を利用している。
・医師が替わりすぎ。
・医師、看護師の確保を。
・往診専門医師の確保を。
・総合医の育成を。
悪いという意見
100.0%
90
■資料
⑤連携の推進
意見の例
●悪い
・かかりつけ制度の普及を。
・総合診療課に回されて迷惑した。
・総合診療課の役割が市民に伝わっていない。
・紹介状がいるので市民病院には行かない。
・総合病院と開業医の連携。たらい回しにされた。
●その他
・総合診療課の利用マニュアルを配布して欲しい。
・役割分担と民営化の検討を。
⑥医療従事者の質の向上
意見の例
●良い
・市民病院の医師の対応が大変良く元気付けられた。
・坂下病院の医師のように地域事情が分かる医師が増え
ると安心。
●悪い
・当番医の態度が不親切だった。
・市民病院の医師は、病人への対応を心がけて欲しい。
・市民病院の医師の態度の悪さが目に付く。
・病人のための医師を。
・優秀な専門医に関し、市民病院には不安を感じる。
・ろくに患者の顔を見ない医師の教育を。
・驕ることなく、一人一人の患者と向き合って欲しい。
・医師の資質向上を。
・市民病院の医師、看護師には優しさがない。
・小児科が市民病院以外で頼れるところがない。
・専門医が少ない。
・薬を出し過ぎ。
⑦周産期医療対策
意見の例
●悪い
・産科医師が少ない。
・安心して子供を産み育てていける環境を。
・坂下病院の産婦人科の復活を。
・産科が少なく選びようがない。
⑧市民病院等のあり方
意見の例
●悪い
・市民病院に関し、誰のための病院で何を頼ればよいの
か悲しくなる。
・経営の安定化へ積極的対応を。
・包括的医療体制づくり。
・入院に関し、納得いくまで治療を受けられないのか。
・市民病院より近隣他病院の方が何事にも優れていると
聞く。
・空き病棟を療養型病棟等へ。
その他
15.4%
悪いという意見
84.6%
91
(5)自由意見「公立病院・公立診療所を良くするために」
①意見の傾向
②意見の分類
③市民病院等のあり方
意見の例
●良い
・市民病院は頼りになるので失くさないように。
・坂下病院は椅子がたくさんあり落ち着く。市民病院は
疲れる。
●悪い
・診療所の充実。
・市民病院が長期入院不可なため、療養病院を作って欲
しい。
・午後の診察を。
・内科、産科の診療制限の廃止。
・健康診断を大切に、予防治療の推進を。
・病院の都合を優先させる対応が目立つ。
・小さな市に大きな病院は2つ要らない。
・病院経営の合理化を。
・川上、阿木、蛭川診療所は必要か?
・市民病院と坂下病院の分業を。
・市民病院と坂下病院の統合を。
・がんの相談窓口を作って欲しい。
92
■資料
④医療従事者の質の向上
意見の例
●良い
・公立診療所の医師等が親切でよくやっている。
●悪い
・信頼できる誠意ある医師の確保を。
・市民病院の医師、看護師の接客、態度、言葉づかいが
悪い。
・医師がパソコンばかりで患者の目を見て話さない。
・医師、看護師の質の向上を。
・坂下病院は診療中に他者へ会話がまる聞こえ。
・市職員の働きが悪くなった。
・市民病院はよくない話を聞くので恵那病院へ行く人が
多い。
・薬を出しすぎる公立診療所がある。
⑤医療従事者の確保・育成
意見の例
●良い
・最近は医師が定着し、受診・相談しやすくなった。
●悪い
・医師、看護師不足の解消。
・専門医の確保。
・短い期間に医師が替わっては安心して受診できない。
・某診療所は医師の都合で休診が多い。
④医療機関の確保
意見の例
●良い
・病院、診療所があってありがたい。
●悪い
・予約が必要な総合病院にはあまり期待していない。
・耳鼻科専門の開業医を増やして欲しい。
・阿木に充実した診療所の建設を。
・歯科の診療サイクルの増加。
・坂下病院にも総合診療課を。
●その他
・全てが必要な施設なので存続を。
⑤連携の推進
意見の例
●悪い
・紹介状がなく総合病院にかかれず、発見が送れ病気が
進行した。
・総合病院と連携し、へき地医療の確立を。
・具合が悪くなった時でもすぐに入院できない。
・診療所と総合病院がうまく連携を。
●その他
・病院、診療所の情報の共有ができ市民はとても頼りに
している。
93
⑥その他
意見の例
●その他
・どんなことでも相談できる関係を医師と築いていくべ
き。
・市民が健康な体づくりに取り組めるよう指導に力を入
れて欲しい。
※「意見編」に掲載した内容は、アンケートに記入があった多くの意見を分類・集約したものであり、
必ずしも個々の意見を正確に表しているものではありません。
94
■資料
■
5)意見編:民間医療機関アンケート
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(1)
「中津川市民病院との連携」に関する意見
①「十分できている」と答えた方の意見の例
・いつも問題なくできている。
・連携先医師とのカンファレンス、意見交換、研修等を行っている。
・予約方法が明確で迅速。
・地域連携パスの運用や情報提供のやりとりができている。
・診療科によっては良好。
②「まあまあできている」と答えた方の意見の例
・内科、外科は電話でも患者依頼可能だが、他科は地域医療連携室を通す必要がある。
・診療情報提供は十分。退院後の連携も満足。
・患者に冷たく、看護師が横柄と聞いている。
・やりとり、受け入れが迅速でよい。
・診療科によってまちまち。
③「あまりできていない」と答えた方の意見の例
・近くの患者でも本人の希望や市民病院の受け入れ拒否で、遠方の他病院を紹介すること
がある。
④「できていない」と答えた方の意見の例
・少しは連携できている。
(2)
「坂下病院との連携」に関する意見
①「十分できている」と答えた方の意見の例
・いつも患者を受け入れてもらえている。
・医師との交流も十分で連携できている。
②「まあまあできている」と答えた方の意見の例
・問題なく受け入れてもらえている。
・診療科によりまちまち。
・小児科の受け入れが悪い。
・入院期間が不必要に長い印象がある。
95
③「あまりできていない」と答えた方の意見の例
・逆紹介がほとんどできていない。
・内科医の専門性が十分でない。
・距離が遠く連携事例がない。
④「できていない」と答えた方の意見の例
・遠路につき特に連携する必要がない。
・連携すべき診療科がない。
(3)
「保健・介護・福祉分野の各機関との連携」に関する意見
①「十分できている」と答えた方の意見の例
・よく対応してもらえている。
・坂下病院のいきいきネットワークに参加し各方面と連携をとっている。
・情報交換は十分できている。
②「まあまあできている」と答えた方の意見の例
・担当者会議で職種間のコミュニケーションは良好。
・ケアマネージャーとのコミュニケーションが取れている。
・嘱託医として関わっている事業所とは良好。
③「あまりできていない」と答えた方の意見の例
・介護に関しケアマネージャーの顔がほとんど見えない。
・交流が必要。
・要請がなければ積極的には連携していない。
・共有できる情報が希薄。
④「できていない」と答えた方の意見の例
・(地区により)特定の医療機関と施設の関係性があり、新しい機関は関係が深まるどこ
ろか、ほとんど関係がない。
・現在は連携を必要とする患者がいない。
96
■資料
(4)自由意見「中津川市の地域医療について」
・当番医に伴う、医師、看護師、薬局職員等の勤務時間が長い。
・市民教育(自己の体、病に関心を持つこと)
・地域医療の問題解決には、最低でも中津川市、恵那市をひとつの地域と捉え取り組むこ
とが必要。
・医師不足の原因を明らかにし、広い視点から医師が定住しやすい環境を整備すること。
・医師確保は、特定の大学ばかりに頼るべきではない。
・要介護老人の入所施設が足りない。
・休日や夜間の救急医療体制ができてきた。
・今後、療養型病床、慢性期病床等が一層必要になってくる。
・診療科の充実が必要(とくに内科)
・今以上の高度医療化は非効率。
※「意見編」に掲載した内容は、アンケートに記入があった多くの意見を分類・集約したものであり、
必ずしも個々の意見を正確に表しているものではありません。
97
■
6)意見編:保健・介護・福祉事業所アンケート
■■■■■■■■■■■■■■
(1)
「市内の同職種事業所との交流・連携」に関する意見
①「十分できている」と答えた方の意見の例
・ケアマネージャー部会(1回/月)等を通して連携できている。
・自主的にグループホーム部会を実施している。(助成は県のみであり、他にも活用して
活動を高めたい。)
・管理者間の交流はできている。
・老人福祉施設協議会等にて情報交換、研修会等を実施している。
②「まあまあできている」と答えた方の意見の例
・会議、交流会等を実施している。
・ケアマネージャー部会等の各種会議、協議会の機会が多くなり、情報交換の場となって
いる。
・会議は実施しているが、スタッフ間の連携には欠けている。
・スタッフ、入所者ともに施設間の交流が刺激になり、資質向上につながる。
・電話での問い合わせなど、細かな相談にも応じてもらえている。
③「あまりできていない」と答えた方の意見の例
・ケアマネージャー部会で話をする程度で連携までは至っていない。
・ケアマネージャーは個人で活動するので、同職種間の交流、連携はしづらい。
・他事業所と交流するきっかけが欲しい。
・交流の機会が少ない。
・交流したいが、うまくできない。
・横の組織的連携がない。
・交流はできているが、連携はできていない。
・時間がなく、なかなか会議等に参加できない。
・以前は市が主体の会合があったが、今はなく市の情報が入ってこない。
④「できていない」と答えた方の意見の例
・事業所が増えすぎている。
・古くからの事業所同士は交流できている。
・交流したいと思うに留まっている。
98
■資料
(2)
「市民病院・坂下病院との連携」に関する意見
①「十分できている」と答えた方の意見の例
・退院調整看護師、ケースワーカーが機能している。
・提携医との連携ができている。
・ケアマネージャーを通じて連絡が取れている。
・病院主催の会議、研究会等へ参加している。
・坂下病院とは連携が取れている。
②「まあまあできている」と答えた方の意見の例
・退院調整看護師との連携は取れているが、主治医との連携が取りにくい。
・退院調整看護師や医療ソーシャルワーカーによる相談窓口ができている。
・坂下病院とは連携が取れている。
・坂下病院のいきいきネット研修会で情報交換できている。市も参加して欲しい。
・両病院ともに退院時共同指導の会議をもっている。
・地域医療連携室との連携で助かっている。
・情報提供、情報交換できている。
・会議等で病院職員との面談機会が多くなった。
・市民病院からの情報発信が最近多くなり、以前より連携しやすくなった。
・スムーズに連携できているが、介護保険の申請手続きの連絡が遅いことが多々ある。
・ケアマネージャーを通じ情報をもらえている。
③「あまりできていない」と答えた方の意見の例
・交流がないので機会が欲しい。
・市民病院には必要なときでも罹ることができない。
・情報提供は受けているが連携はできていない。
・入院時の連携のみできている。
・ケアマネージャーから連絡があるが、病院と直接連携が取れている実感はない。
・緊急時や時間外にスムーズに受け入れてもらえない。
④「できていない」と答えた方の意見の例
・直接病院へ連絡することはない。
・救急時の対応のみ。
99
(3)
「市内の医療機関(市民病院・坂下病院を除く)との連携」に関する意見
①「十分できている」と答えた方の意見の例
・嘱託医の定期的な往診、連絡を取り合うなど連携できている。
②「まあまあできている」と答えた方の意見の例
・嘱託医と連絡、書面等で連携をとっている。
・連絡は取れているが、まだまだ敷居が高い。
・夜間、緊急時用に医師の携帯番号を聞いている。
・医師の指示書が必要など、スムーズでない場合がある。
・利用者の通院に同行している。
・ケアマネージャー、カンファレンスを通じて連携できている。
③「あまりできていない」と答えた方の意見の例
・時々連携する程度。
・相談に乗ってもらえる医療機関が限られる。
・連携の機会がない。
・他者を信用しない医師もいて、相談をあきらめている。
・医師個人の考えが強く難しい。
・医療機関優位という昔ながらの形式により一方的に言われるのが現状。
・一方通行。
・一部に不勉強、やる気のない方がいる。
④「できていない」と答えた方の意見の例
・医師に要望や意見がうまく伝わらず難しい。
・救急、個別受診以外は連携はない。
100
■資料
(4)自由意見「中津川市の地域医療について」
・高齢者が在宅での生活を維持できるよう、きちんと入院、治療、退院できる体制を作っ
て欲しい。
・人工透析患者の増加に対し、対応可能な病院が少なく、交通手段の体制、仕組みづくり
が必要。
・認知症への理解を広め、ご家族、本人への支援が柔軟にできることが大切。
・介護施設はどんどん建設されるが、看護師等の担い手が不足している。
・在宅医療ができておらず、特にガンの場合は最後まで家で過ごせない。
・医師、看護師、ケースワーカーらが、在宅医療のために様々な支援をまとめるよう図っ
てくれている。
・費用面で入所できない方が多いため、申し込みをする前に金銭面について確認して欲し
い。
・他市に比べて中津川市は動いてもらえる。
・医療ケアを必要とする基準を、受入施設で決めて良いものか。
・地域医療に関する合同会議があると相談しやすい。
・本人、家族、地域の力を上げ、医療と介護が連携を目指したい。
・県病院、周辺の総合病院、精神科対応病院との関係作り、連携が必要。
・医師との交流の場が欲しい。
・訪問看護の体制整備が必要。
・医療関係者が上と考えている人がまだいるが、一緒に考えていける環境になることを願
う。
・公立診療所の医師の発言や行動に住民が振まわされることが多々ある。
・公立病院の看護師の対応について、患者、家族への対応を今一度考え直して欲しい。
・市街地経由で公立病院へ乗り換えなしでいける交通体系の構築が必要。
・認知症患者や家族に対する際の配慮に欠け、多くの場面で問題がある。
・医療機関は民間のサービス業を見習って対応すべき。
・医療、福祉、行政は対等であるべきであるが、目に見えない上下関係があり連携どころ
ではない。
・どう連携を取るべきか、前例やフローを提示していただきたい。
・福祉の現場から見れば、あまりにお役所仕事的であり利用者の立場に立っていない。
・公立診療所は、毎日の診療をして欲しい。
・公立診療所の医師の異動が頻繁である。
・救急受入機関を増やして欲しい。
・入院の紹介状をもった患者が救急窓口で断られ、翌日に救急搬送され入院に至った事例
がある。
※「意見編」に掲載した内容は、アンケートに記入があった多くの意見を分類・集約したものであり、
必ずしも個々の意見を正確に表しているものではありません。
101
3.計画策定体制および策定経過
■
1)中津川市地域保健医療計画策定委員
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
任期:平成 26 年 6 月 1 日~平成 28 年 5 月 31 日
区
分
敬称略
団体等の名称・役職
氏名(会役職)
会長
中川 俊郎
恵那医師会中津川医会
会長
恵那医師会恵北医会
会長
丹羽
一善
中津川歯科医師会
会長
早川
重明
中津川市薬剤師会
会長
曽我
望武
中津川市民病院
院長
安藤
秀男
国保坂下病院
院長
高山
哲夫
中津川市民生委員
児童委員協議会連合会
会長
神谷 玲子
中津川市社会福祉協議会
会長
特別養護老人ホーム延暦寺広済寮
寮長
須山あさよ
中津川市健康推進員会
会長
樋田
三次
中津川市区長会連合会
代表
吉村
安彦
中津川市老人クラブ連合会
会長
松田
正義
有識者委員
岐阜県恵那保健所
所長
木戸内
アドバイザー
名古屋大学大学院
医学系研究科総合診療医学講座
教授
伴
医療の代表
保健
福祉
介護の代表
副会長
加藤
出
市民の代表
事務局
102
清
信太郎
健康福祉部・病院事業部
■資料
■
2)中津川市地域保健医療計画策定経過
平成25年 6~7月
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
アンケート調査(一般市民、民間医療機関、保健・介護・福祉事
業所)
10月
一次計画中間評価
11月
中津川市地域保健医療計画推進協議会
6月
中津川市地域保健医療計画推進協議会
7月
二次計画策定会議
7月
一次計画最終評価
平成26年
10月
中津川市地域保健医療計画推進協議会
11月
パブリックコメント募集
平成27年
■
1月
中津川市地域保健医療計画推進協議会
3)事務局・編集担当部署
事務局
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健康福祉部・病院事業部
高齢支援課
介護保険室
健康福祉部
障害援護課
健康医療課
国民健康保険課
国保診療所(蛭川診療所、川上診療所、加子母歯科診療所)
定住推進部
病院事業部
消防本部
定住推進課
中津川市民病院 総務人事課
国民健康保険坂下病院 総務課
救急課
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第二次 中津川市地域保健医療計画
発
行
日
編集・発行
平成27年3月
中津川市 健康福祉部 健康医療課
〒508-8501 中津川市かやの木町2番1号
TEL 0573-66-1111
FAX 0573-62-0058
MAIL [email protected]
HP
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp
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