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第7章 計画の推進・進行管理
第7章 計画の推進・進行管理 第7章では、計画策定後の着実な推進、円滑な進行管理 を可能とするため、市民や事業者及び市が協働して計画 を推進・進行管理するための体制や役割、方策を明らかに しています。 7-1 推進体制 ................................................................ 56 7-2 進行管理 ................................................................ 58 - 55 - 第7章 計画の推進・進行管理 7-1 推進体制 計画の推進・進行管理は、上位計画である「沼津市環境基本計画」の推進・進行管理 の方法や体制との整合に留意し、ともに沼津市の環境行政の指針として一体的に推進・ 進行管理を行うことにより着実な推進、円滑な進行管理を図ります。 (1)市長の諮問機関 「沼津市環境保全審議会」 「沼津市環境保全基本条例」第 18 条で規定された機関で、学識経験者、市民、事業者、 公共的団体の代表者、行政機関の職員で構成されます。 「沼津市環境基本計画」の推進に関する審議を中心としつつ、本計画の推進に関して も審議を行います。 「省エネ推進ネットワークぬまづ※」 (2)パートナーシップによる推進組織 市民・事業者・行政の各主体のパートナー シップによる地球温暖化対策の推進母体と して、沼津市における地球温暖化対策推進法 ■活動内容 1. 省エネ活動を広く普及するための方策の 検討及び推進 に基づく地球温暖化対策地域協議会である 2. 省エネ活動に関する取組状況の把握及び 情報交換 「省エネ推進ネットワークぬまづ」と連携し、 3. 省エネ手法に関する情報の提供 同協議会の活動を通じて計画の効果的な推 4. その他目的を達成するために必要な活動 進に努めます。 (3)庁内の横断的な連携組織 「温暖化対策庁内連絡会」 本計画や沼津市環境基本計画に基づく環境施策を総合的かつ計画的に推進していくた め、庁内の各部局で構成する「温暖化対策庁内連絡会」を通じて各部局の環境保全や地 球温暖化対策に関連する計画や事業・施策との連携確保、実施状況の点検・評価及び取組 の見直し・改善など、全庁が一体となった取組の推進を図ります。 (4)地域における取組の先導 「沼津市地域エコリーダー」 地域におけるエコ活動を推進するため、市内の各地区連合自治会の推薦により市長が 委嘱します。各地域におけるエコ活動の推進・啓発、地域住民に対する省エネの普及・ 啓発等に取り組みます。 (5)静岡県、周辺自治体との連携・協力 本計画を推進するにあたり、市域を超えた広域的視点から検討が必要な対策について は、静岡県や周辺自治体と連携・協力して推進します。 - 56 - (6)地球温暖化防止活動推進員※、静岡県地球温暖化防止活動推進センターとの連携・協力 市は、地球温暖化対策推進法に基づいて任命されている地球温暖化防止活動推進員や、 県内の温暖化対策の推進拠点となる静岡県地球温暖化防止活動推進センターと連携し、 各主体への普及・啓発や地球温暖化対策に関する相談・助言、人材育成、調査・研究等 を推進します。 (7)学術・教育機関、NPO等との連携・協力 施策内容に応じて、学術・教育機関、NPO等との連携・協力により進めていきます。 (8)各種行政計画との連携・調整 この計画は、沼津市域からの温室効果ガス排出抑制に向けた中長期的な基本計画であ り、かつ「沼津市環境基本計画」に基づく地球環境分野の行動計画です。 よって、他の行政計画においても地球温暖化防止に関連する部分については、この計 画の基本的な方向に沿って策定・推進していく必要があります。必要に応じて連携・調整 及び見直しを図ることとします。 (9)財源確保及び市の財政負担の軽減 限られた財源の中で効率的かつ着実に計画を推進するため、必要な財政上の措置を講 ずるように努めます。 財政状況を踏まえ、以下に示す方策を検討するなどして財源確保及び市の財政負担軽 減を図り、円滑な計画推進を財政面から担保するように努めます。 ・ 市民等の参加と協働の仕組みづくり ・ 民間資本の有効活用(市民共同発電、市民出資、ESCO等) ・ 国・県等の補助・支援制度の活用 市民・事業者 市民 (日常生活での取組) 地域エコリーダー (地域における取組の先導) 沼 津 市 省エネ推進 ネットワークぬまづ 温暖化対策庁内連絡会 「地球温暖化対策地域協議会」 (庁内の横断的連携、全庁的取組推進) 報告 ・ 施策の協働実施 事務局(環境政策課) ・ 市、市民、事業者を つなぎ協働を促進 (計画の推進・進行管理のとりまとめ) 意見集約 連絡調整 事業者 各関係課 (事業活動での取組) (事業の実施、実施状況の自己評価) 連携・協力 ・静岡県、周辺自治体 ・静岡県地球温暖化防止活動推進センター ・静岡県地球温暖化防止活動推進員 ・学術・教育機関、NPO 等 - 57 - 意見 提言 沼 津 市 環 境 保 全 審 議 会 7-2 進行管理 本計画では、本市の環境マネジメントシステムの仕組みを取り入れて継続的改善を 図っていきます。 (1)点検・評価及び公表 市は、温暖化対策庁内連絡会において、毎年度の温室効果ガス排出状況や施策の進捗 状況・目標の達成状況の評価・分析等を行い、その結果等を沼津市環境保全審議会に報告 するとともに、年次報告書や広報ぬまづ、市ホームページ等を通じて市民に公表します。 寄せられた提案や意見は、温暖化対策庁内連絡会等において、次年度の実施計画や計 画見直しに反映を検討します。 (2)計画の見直し 本市を取り巻く環境や社会状況の変化等の必要に応じて、市民意見等を反映させなが ら、施策や目標などの見直しを行います。 また、将来の国の動向や対策技術の開発・普及などを踏まえ、適時適切に計画の見直 しを行います。 計画 PLAN ・ 施策・事業の年次計画立案 ・ 事業化・予算化 改善 ACTION ・ 施策や事業の進め方の改善 ・ 計画内容,実施内容の 見直しや改善 実行 DO 地球温暖化対策の・ 実効性の向上 ・ 年次計画に基づく施策や事業の実施 各主体の地球温暖化防止活動の展開 ・ 協働による取組の推進 【温暖化対策庁内連絡会】 評価 CHECK ・ 温室効果ガス排出状況や 施策進捗状況の点検及び評価・分析 【温暖化対策庁内連絡会】 ・ 沼津市環境保全審議会への報告、意見聴取 ・ 年次報告書などによる計画の進捗状況の公表、 市民・事業者からの意見募集 - 58 -