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平成26年度経営問題検討委員会第2回資料(PDF:4448KB)

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平成26年度経営問題検討委員会第2回資料(PDF:4448KB)
平成 26 年度第 2 回浜松市上下水道事業経営問題検討委員会
次
第
日時:平成 26 年 11 月 10 日(月)午後 2 時~
会場:上下水道部住吉庁舎 第 1・2 会議室
開
会
1 浜松市水道事業及び下水道事業管理者あいさつ
2
委員紹介【資料 1】
3
議事
(1) 西遠流域下水道の移管に伴う官民連携について【資料 2】
(2) 新浜松市上水道事業基本計画策定の考え方について【資料 3】
4
報告事項
(1) 平成 26 年度浜松市上下水道事業上半期決算について【資料 4】
(2) 海外研修生受入事業について【資料 5】
閉
会
平成26年度 第2回 浜松市上下水道事業経営問題検討委員会
席次
小柳 太郎 委員
(財務部長)
鈴木 勲 委員長
(管理者)
河合 勇始 委員
(都市整備部長)
入
口
廣田 祐司
専門委員
鈴木 学
専門委員
山下 純乃
専門委員
中村 欣央
専門委員
多賀 盈次
専門委員
宮原 高志
専門委員
高田
担当課長
濱崎
課長
猪又
専門監
入
口
齋藤
課長
高橋
G長
鈴木
松下
次長
坪井
課長
大石
岡野
課長
浅原
課長
奥家
副参事
亀田
刑部
部長
川崎
横田
参与
内山
課長
専門監
鈴木(道)
課長
鷹野
笠原
北嶋
専門監
徳増
G長
里見
G長
資料1
委員及び専門委員一覧
(平成 26 年 11 月 10 日現在)
所属・役職等
委員長
氏名
浜松市水道事業及び下水道事業管理者
委員
知識経験者
小柳
浜松市環境部長
長田
浜松市都市整備部長
河合
おさだ
かわい
すずき
龍谷大学経営学部教授
鈴木
静岡大学大学院工学研究科教授
宮原
地域企画部担当部長
浜松商工会議所 工業部会副部会長
利用者
こやなぎ
浜松市財務部長
株式会社日本政策投資銀行
専門委員
すずき
浜松ホテル旅館協同組合 女性部部長
浜松市自治会連合会 環境部会委員長
-1-
いさお
鈴木 勲
みやはら
なかむら
中村
ひろた
廣田
やました
山下
た
が
多賀
たろう
太郎
しげき
繁喜
ゆう じ
勇始
まなぶ
学
たかし
高志
よし お
欣央
ゆうじ
祐司
すみの
純乃
みつじ
盈次
事務局一覧
所属・役職等
氏名
おさかべ
上下水道部長
刑部
上下水道部参与兼次長
上下水道部次長兼上下水道総務課長
上下水道総務課 経営企画担当課長
お客さまサービス課長
よこた
横田
まつした
松下
たかだ
高田
うちやま
内山
の
料金課長
だ
野田
はまざき
水道工事課長
濱崎
つぼい
下水道工事課長
坪井
浄水課長
鈴木
すずき
あさはら
下水道施設課長
浅原
おかの
北部上下水道課長
岡野
さいとう
天竜上下水道課長
齋藤
-2-
はやと
勇人
としひろ
敏宏
すみはる
純治
かつひろ
勝弘
ゆきひさ
幸久
よしひと
好人
ゆうじ
雄士
ひでゆき
秀之
みちひこ
道彦
じゅういち
寿一
かずお
一夫
じゅんいち
順一
平成26年度 第2回 浜松市上下水道事業経営問題検討委員会(平成26年11月10日)
資料2
西遠流域下水道の移管に伴う
官民連携について
【目
次】
1 西遠流域下水道について
… 1
2 官民連携の必要性
①職員増員の抑制
… 2
②経費の削減
… 3
3 官民連携手法の検討
… 5
4 混合型コンセッション浜松方式
①コンセッション方式の課題への対応 … 7
②事業スキーム
… 8
③契約期間
… 9
④業務範囲
… 10
⑤資金調達
… 11
⑥下水道使用料の取扱い
… 12
⑦浜松方式のpoint(先進性)
… 13
⑧今後の検討課題
… 14
浜松市上下水道部
1 西遠流域下水道について
平成28年3月末に静岡県 ⇒ 浜松市に移管
本市下水道事業の6~7割を占める最大の処理区
浄化センター、中継ポンプ場、幹線管路等の資産が移管※
※ 枝線については既に浜松市が所有・管理を行っている。
○流域下水道とは
複数の市町村にまたがる下水道で、その管理を都道
府県が行うもの。
浜松市の場合、市町村合併に伴い流域が浜松市のみ
(合併前:浜松市、浜北市、天竜市、舞阪町、雄踏町)
となったため、合併特例法の適用により合併後10年後
(H27末)に県⇒市に移管されることとなっている。
区 分
浜松市全体
うち西遠処理区
割合
収益的収入
155.5億円
98.3億円
63.2%
収益的支出
148.8億円
96.6億円
64.9%
収支差引
6.7億円
1.7億円
25.4%
汚水処理水量
83,840千m3
50,991千m3
60.8%
現在排水面積
13,824ha
10,250ha
74.1%
現在排水人口
645,115人
461,321人
71.5%
3,467km
2,526km
72.9%
管きょ延長
※収支は税抜き。西遠処理区の収支は概算
※数値はH24決算より
1
2 官民連携の必要性 ①職員増員の抑制
移管に伴い20人工程度(直営部分)の増員が必要
民間活力を活用し、増員を抑制
官(公社含む)= 直営
民 = 委託
20人工
50人工
現 状
(県)
移管後
(市)
維持管理(運転管理)
総務
計画
工事
維持管理
(修繕・動力・薬品調達等)
定員適正化を推進している中で
20人工の
大幅な増員は困難
数人程度
官民連携により
職員増員を抑制
総務(予算等)
モニタリング
50+α人工
数人程度を残し、
可能な限り民へ
維持管理
計画
工事
総務(発注・契約等)
2
2 官民連携の必要性
②経費の削減 ~スケールメリットの活用~
財源(国庫補助金や交付税など)も
移管されます。
約56億円の事業が移管
スケールメリットを活かして経費を削減
現 状
(県)
単年度
契約
維持管理費
単年度
契約
18億円
工事費
元利償還金
28億円
10億円
工事費には本スキームの
対象外である幹線管路分
も含んでおります。
スケールメリットの活用
長期契約
一括契約(維持管理+工事等)
移管後
(市)
長期
契約
官民連携により
経費を削減
維持管理費+工事費
元利償還金
46億円-α
10億円
3
2 官民連携の必要性
②経費の削減 ~創意工夫の発揮~
官は様々な制約から柔軟性・効率性に欠ける
民の自由な発想による創意工夫の発揮により経費を削減
官
予算制度
契約・入札制度
・単年度主義
・事前議決
・単年度契約
・一般競争入札の原則
・公告期間の確保
法令等による規制
官は柔軟性・効率性に欠けるため
民
創意工夫の発揮
・柔軟な予算執行
・自由な調達
・設計~運用までの一括管理によるLCC※の最小化・平準化
経費の削減
※LCC(Life Cycle Cost(ライフサイクルコスト)) = 初期投資(イニシャルコスト)+維持管理費(ランニングコスト)
4
3 官民連携手法の検討①
手 法
包括的民間委託
従来型PFI(DBO※含む)
コンセッション
スキーム
民
官
・総務
・計画
・工事
・料金収受
・維持管理
官
・総務
・計画
・料金収受
資金
資金
・料金
・国費
・繰入金
・借入
・料金
・国費
・繰入金
・(借入)
民
・維持管理
・工事
資金
・借入
民
官
・総務
・維持管理
・工事
・計画
・料金収受
資金
・国費
・繰入金
資金
・借入
・料金
※下水道事業
特有のスキーム
維持管理
維持管理、工事
維持管理、工事、計画、料金収受
(総務部門の一部を除き全て民へ)
3~5年
20年程度
20~30年程度
資 金
全て官が収受
工事資金は民が借入(DBOの場合は官)
工事資金は民が借入、料金は民が収受
メリット
・導入に向けての課題が少ない
・導入に向けての課題が少ない
・包括委託に比べ増員抑制効果が大きい
・
〃
スケールメリットが大きい
・
〃
民の創意工夫の余地が大きい
・増員抑制効果が大きい
・スケールメリットが大きい
・民の創意工夫の余地が大きい
デメリット
・増員抑制効果が限定的
・スケールメリットが限定的
・民の創意工夫の余地が限定的
・コンセッションに比べ増員抑制効果が限定的
・
〃
民の創意工夫の余地が限定的
・導入に向けての課題が多い
国費の交付不足に対するリスク
減価償却に係る会計・税務上の課題(民)
民の業務範囲
契約期間
※DBO(Design Build Operate):公共が資金調達し、設計・建設・運営を民間に委託する方式。厳密には、民間による資金調達を前提としたPF I事業とは異なる。
5
3 官民連携手法の検討②
区
分
包括委託
従来型PFI
コンセッション
増員抑制
△
○
◎
スケールメリット
△
◎
◎
効
果
課
創意工夫
△
○
◎
題
◎
◎
△
総
効果 小
効果 大
課題 小
課題 大
括
コンセッション方式と
包括委託、従来型PFIの違い
○コンセッション方式
民が自ら料金徴収を行い、その料金
を使って、自由に施設を運営
(官の関与を極力排除)
○包括委託、従来型PFI
官の指示に従い、民が施設を運営
(官の関与大)
課題はあるものの、本市が求めているものに最も合致した手法
コンセッション方式
6
4 混合型コンセッション浜松方式
①コンセッション方式の課題への対応
コンセッション方式と従来型PFI(DB※1含む)の長所を活かした混合型※2
一般的なコンセッションの課題を克服した浜松独自の方式
一般的なコンセッションによる効果と課題
効 果
・職員増員の抑制
・経費の削減
課 題
・国費の交付不足に対するリスク
・会計、税務上の課題
長所を
活かす
いずれも 工事(改築更新)に
起因する課題
浜松市Original
課題を
克服
資金調達は
官が行う
コンセッション方式と従来型PFI(DB含む)を組み合わせた
混合型コンセッション浜松方式
工事(改築更新)だけを
組み合わせ
従来型PFI(DB含む)
で対応
※1)「DB(Design Build=設計、建設)」とは、公共が資金調達し、設計・建設を民間に委託する方式。 DBOの“O (Operation=運
営) ”は、コンセッション方式に含まれるため、DBのみ切り出し
※2)「混合型」とは、通常、運営権者が事業費を回収する方法(官と使用者双方から回収する場合)に使われるが、本スキーム
では、コンセッション方式と従来型PFI(DB含む)との混合という意味でも使用
7
4 混合型コンセッション浜松方式
②事業スキーム
使用者
下水道使用料
資金
・国費
・起債
・繰入金
浜松市
・認可取得
・モニタリング
・使用料収受※(償還財源分)
維持管理
改築更新
幹線管路
運営権実施契約
可能な限り業務を
民へ移管
運営権者
・維持管理
・改築更新工事
・計画立案
・利用料金収受
維持管理
改築更新
移管される施設
処理場・ポンプ場
下水道使用料のうち、浜
松市が収受する分を“下
水道使用料”といい、運営
権者が収受する分を“下
水道利用料金”という。
8
4 混合型コンセッション浜松方式
③契約期間
維持管理の期間は20年間
改築更新の期間は20年間。ただし、長寿命化計画に合わせ5年毎に見直し。
20年間を通じて、第三者機関によるモニタリングを実施
運営権者
維持管理(20年)
改築更新
(5年)
長寿命化計画
改築更新
(5年)
改築更新
(5年)
長寿命化計画
長寿命化計画
改築更新
(5年)
長寿命化計画
第三者
モニタリング
9
4 浜松版コンセッション方式
混合型コンセッション浜松方式
4
②事業
④業務範囲
スキーム
従来の維持管理業務に加え、新たに改築更新等まで業務範囲を拡大
維持管理業務の拡大
業務範囲全体の拡大
【従来の業務範囲】
維持管理
業務委託
・効率的な施設運営
・創意工夫の余地の拡大
維持管理
維持管理業務の
拡大による効率化
・長期契約
・性能発注 など
改築更新
コンセッション
【新たな業務範囲】
業務範囲全体の
拡大による効率化
設
計
計画立案~維持管理までの
一体的マネジメントによる効
率化(LCCの最小化・平準化)
計画立案
10
混合型コンセッション浜松方式
44浜松版コンセッション方式
②事業
⑤資金調達
スキーム
維持管理費の財源は、下水道利用料金(運営権者が収受)
元利償還金の財源は、下水道使用料+一般会計繰入金(浜松市が収受)
改築更新の財源は、国費+企業債(浜松市が収受し、運営権者に支払)
資金調達の流れ
区分
運営権者実施分(処理場・ポンプ場)
維持管理費
(コンセッション)
浜松市実施分(幹線管路・企業債償還等)
運営
権者
下水道
利用料金
下水道
使用料
元利償還金
(直営)
浜松市
浜松市
一般会計
繰入金※
国 費
改築更新
(従来型PFI)
下水道
使用料
浜松市
企業債
運営
権者
国 費
浜松市
企業債
※元利償還金に充てられる一般会計繰入金は、交付税算入額相当分
11
4 混合型コンセッション浜松方式
⑥下水道使用料の取扱い
水道事業者が水道料金と下水道使用料を一括徴収(現行どおり)
運営権者が収受する額は、概ね維持管理費相当額
下水道事業者が収受する額は、概ね企業債償還金等相当額
使用者(利用者)
水道事業者(浜松市)
下水道使用料
下水道利用料金
(企業債償還金等相当額) (維持管理費相当額)
下水道事業者
(浜松市)
・料金は市内一律
(西遠処理区だけを別料金にできない)
⇒料金の決定権は市に残る
・運営権者の業務は、西遠処理区の全てではない
(企業債償還や管渠部分に係る業務などは市に残る)
⇒料金の全てを運営権者に渡せない
運営権者
12
4 混合型コンセッション浜松方式
⑦浜松方式のpoint(先進性)
長期契約(20年)
これまでは… 3~5年の契約
維持管理+改築更新
これまでは… 維持管理のみ
創意工夫の発揮
これまでは… 創意工夫の余地が少ない
point!
パッケージ化
これらを
○長期契約により
その他のパッケージ内容
PFIでの改築更新
これまでのPFIは… 新築
大規模な施設
これまでは… 中小規模の施設
民が料金収受
これまでは… 官が収受
・安定した事業運営・雇用の実現〔民〕
・将来を見据えた効率的な改築更新、維持管理が
可能(LCCの最小化・平準化)
○維持管理+改築更新により
・事業費ロットの大型化により利益増の余地が拡大
〔民〕
・計画~維持管理までの一体的・包括的なマネジメ
ントの実現⇒効率化の実現
目指したのは、
①官民ともにメリットが享受できるスキーム
②他の自治体のモデルとなるスキーム
○創意工夫の発揮
・運営を全面的に民に委ねる(官の関わりを極力排
除する)ことにより、民が創意工夫を発揮しやすい
環境が整い、効率化が実現
13
4 混合型コンセッション浜松方式
⑧今後の検討課題
◆事業者選定方法
20年間の長期にわたり、多額の改築更新事業費を1者(運営
権者)に請け負わせることになるため、どのように競争性を担
保した事業者選定の仕組みを構築するか。
◆改築更新の仕組みづくり
20年間分及び5年毎の改築更新事業をどのように提案させ、
どのように評価していくか。
◆リスク分担
物価変動リスクやインフレ・デフレリスクなど不可抗力リスクを
官民でどのように分担するか。
14
平成26年度 第2回 浜松市上下水道事業経営問題検討委員会(平成26年11月10日)
資料3
新浜松市上水道事業基本計画策定
の考え方について
浜松市上下水道部
新浜松市上水道事業基本計画策定の経緯
現行「浜松市上水道事業基本計画(H18~H36)」
基本理念
あした
この計画は「水で潤い笑顔あふれ
る未来(あした)を目指して」を基本理
念とし、5つの目標と7つの基本方針
により、浜松市上水道事業の目指す
方向を示している。
「
水で潤い笑顔あふれる未来」
を目指して
現在の「浜松市上水道事業基本計
画」は、平成17年の12市町村合併
に合わせて策定し、計画目標年度は
平成36年度とした。
5つの目標
安全で
おいしい
水道
7つの基本方針
より安心できる水道
いつでも供給できる水道
いつでも
安定した
水道
市民とともに
つくる
水道
信頼され
続ける
水道
環境に
配慮した
水道
災害に強い水道
市民とともにつくる水道
健全な上水道事業の経営
水道技術の確保
環境に配慮した水道
1
新浜松市上水道事業基本計画策定の経緯
水道事業を取り巻く環境の変化により、基本計画を見直す必要に迫られている
【外部環境の変化①】 人口、給水量の減少と、料金収入の減少
現行 基本計画
【将来予測】
・行政区域内人口
H25→81万6千人
・有収水量
H25→24万8千 /日
・料金収入
H25→144億円
行政区域内人口(北遠地域を除く)
(千人)
実績
840
820
H31(ピーク)→81万9千人
800
780
H31 (ピーク) →25万2千
/日
現計画
801 805
816 818 818 818 818 819 819 818 817 816 815 814
811 813 815
809 810 810
804 807 807 805 804
800 798
798 801
760
740
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36
H31 (ピーク) →146億円
(千
現状
【H25実績】
・行政区域内人口
79万8千人
(計画との差1万8千人、2%減)
・有収水量
22万1千 /日 (計画との差2万7千 /日、11%減)
・料金収入
102億円/年 (計画との差42億円/年、29%減)
260
240
245 247 248
242 243
238 240
233 235
251 251 251 251 252 252 252 252 251 251 251
現計画
実績
220
232 231 231
229
225 227
222 222 221
200
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36
料金収入
(億円)
160
140
120
人口や給水量、料金収入の減少が見込まれる中で、水道施設の
ダウンサイジングの検討や、施設更新事業などにかかる財源確保
の検討が必要となっている。
有収水量
/日)
100
143 144 145 146 146 146 146 146 146 146 146 146 146
138 139 140 141 142
134 135
現計画
131 127
126
実績
118
111
106 103 103
102
80
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36
2
新浜松市上水道事業基本計画策定の経緯
【外部環境の変化②】 東日本大震災を教訓とした災害対策の必要性の増大
現行 基本計画
・取水施設、浄水施設、配水池については、老朽度や耐震性
を評価し、具体的な耐震計画を示している。
基幹管路耐震化事業計画
億円
50.0
事業費
耐震適合率
83.5
40.0
・管路については、主に液状化区域にある幹線管路を部分的
に耐震化する計画とした。
30.0
54.3 56.4
49.5 51.5
・平成23年に発生した東日本大震災を受け、国及び県の被害
想定が見直された。
この中では、南海トラフ巨大地震の想定が初めて示されたほ
か、今後30年以内に地震の発生する確率を60~70%とした。
・管路については新たな耐震化計画を策定し、破損した場合
には甚大な影響が予想される基幹管路の耐震化を最優先で
整備している。
水道施設の災害対策を推進するため、既に実施している基幹
管路耐震化事業を基本計画に盛り込み、他の施策に対する優
先度を明確にする必要がある。
13.5
11.0
10.0
59.1
12.4
62.2
66.2
24.7
18.8
20.0
現状
%
100.0
20.7
69.9
73.4
86.8
91.0
93.7
78.1
100.0
80.0
60.0
23.3 22.3
22.4 21.6
20.6
18.8
40.0
13.6 12.4
9.4
20.0
0.0
0.0
H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
【基幹管路】
導水管、送水管、配水本管(口径400㎜以上の配水幹線)
【耐震適合率】
基幹管路総延長の内、大規模地震時の被害が軽微であ
ると認められる管路(耐震適合管)延長の割合
【耐震適合管】
・耐震構造の継手を有するダクタイル鋳鉄管
・水道配水用ポリエチレン管
・良質地盤に埋設されているK形ダクタイル鋳鉄管
3
新浜松市上水道事業基本計画策定の経緯
【内部環境の変化①】 水道施設の老朽化に伴う更新需要の増大
現行 基本計画
現状
・H21 簡易的なアセットマネジメントを実施
管路の更新需要は今後増え続けることが明確になった。
H22~H36(15年間)の管路更新需要
延長約300㎞ 事業費総額約300億円(平均20億円
/年)と推定。(一律60年更新とした場合)
・アセットマネジメントによる管
路の更新需要予測は実施して
いない。
・老朽管路の更新事業は、H22
まで実施し、H23以降の計画は
策定していない。
・第1次老朽管更新事業は平成22年度に完了。
平成23年度からは第2次老朽管更新事業を実施中。
老朽管更新事業費
(億円)
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
管路更新には莫大な事業費
を要するため、効率的な実
施方法の検討が必要になっ
ている。
47.5
現計画
実績(H26以降は見込み)
簡易アセットマネジメントによる更新需要予測
31.2
27.9
26.1 27.3 26.5 26.7
12.0 12.6
14.3
12.2 10.6 10.6 10.6 11.4 11.9 11.8 11.6 12.4
9.1
5.3 5.6
13.2 12.1
3.1 2.7 2.6 4.6 4.5 4.7
12.3
11.5
9.7
5.3
10.1
5.3
5.0
5.7
6.6
6.4
6.3
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36
4
新浜松市上水道事業基本計画策定の経緯
【内部環境の変化②】 36の簡易水道事業を上水道事業へ経営統合(H28)
現行 基本計画
・上水道給水区域に隣接する3つの簡易水道事業を水道事業へ統
合する。
水 窪
現状
・平成19年2月、簡易水道事業統合計画を策定
「全ての簡易水道事業(39事業)を、平成28年度末までに水道事
業へ統合する」
佐久間
・現行基本計画の3つの簡易水道事業統合は平成26年度までに概
ね完了
事業費:約15億円
春 野
龍 山
・毎年度の施設整備費:約6億円
天 竜
・簡易水道事業は、毎年度実質約4億円の収支不足が生じており、
不足分を一般会計繰入金(税金)で賄っている状況
引 佐
・165の飲料水供給施設について、過疎化や住民の高齢化、施設
の老朽化などによる維持管理の困難さが顕著化
三ヶ日
浜 北
細 江
浜
名
小規模な簡易水道や飲料水供給施設の維持管理のため、効率的な施
設整備計画策定や、財政計画の見直しを迫られている。
湖
(雄踏)
(舞阪)
記 号
名 称
浜 松
上水道給水区域
簡易水道給水区域
飲料水供給施設給水区域
5
新浜松市上水道事業基本計画策定の経緯
新水道ビジョン(H25厚労省発表)における水道の理想像
■時代や環境の変化に対して的確に対応しつつ、水質基準に適合した水が、必要な量、
いつでも、どこでも、誰でも、合理的な対価をもって、持続的に受け取ることが可能な水道
〔安全な水道〕
安全
全ての国民が、いつでもどこ
でも、水をおいしく飲める水
道
水安全計画、飲料水供給施設対
策等
〔水道サービスの持続〕
〔強靱な水道〕
持続
強靱
給水人口や給水量が減少し
た状況においても、健全かつ
安定的な事業運営が可能な
水道
自然災害等による被災を最
小限にとどめ、被災した場合
であっても、迅速に復旧でき
るしなやかな水道
水道施設の再構築、アセットマネ
ジメント、PPP、広域化、技術力確
保、料金の適正化等
耐震化、停電対策、資機材等の
調達や備蓄、BCP、応援・受援対
策、住民連携等
6
新浜松市上水道事業基本計画の策定イメージ
(仮称)
新浜松市
上水道事業
基本計画
新水道
ビジョン
(厚労省)
20年
10年
水道事業
水道事業
ビジョン
ビジョン
目標実現のための
具体施策
施設整備
施設整備
計画
計画
水道施設の拡張、
改良・更新に関する
長期的・総合的計画
目標
設定
課題の抽出・
優先順位付
30年
将来像
中期財政計画
(8年~10年)
● 基本計画を基に、中期財政計画を立案
事業実施にかかる個別計画
(管路耐震化計画など)
実施計画
●●現状の評価と課題の抽出
現状の評価と課題の抽出
●●将来の事業環境予測
将来の事業環境予測
●●理想像と目標設定
理想像と目標設定
●●実現方策の設定
実現方策の設定
施設整備の状況把握と優先順位付け
●●施設整備の状況把握と優先順位付け
施設整備計画策定
●●施設整備計画策定
進捗管理が可能な数値目標を設定
進捗管理が可能な数値目標を設定
施設の統廃合やダウンサイズ、耐用年数の
施設の統廃合やダウンサイズ、耐用年数の見直
見直し等を検討
し等を検討
(15年)
財政計画
各プランの内容説明
● 基本計画・財政計画を基に、個別施策の
詳細な事業計画を策定(概ね5年程度)
アセットマネジメント(資産管理)
水道事業を継続するために必要な「補修、更新などの施設管理とそのための財源」を算定し、長期的に管理・経営していくもの。
7
新浜松市上水道事業基本計画の構成(案)
1 1 水道事業ビジョン
水道事業ビジョン
①現状の評価と課題
・現基本計画の進捗状況確認
・新水道ビジョンで掲げられた施策の確認
・現状評価と課題の整理
②将来の事業環境予測
・外部環境の変化
将来の人口および給水量
水質汚染を含めた水源水質の状況
少雨化・降水量変動に伴う利水の安全性
・内部環境の変化
施設の老朽化
資金の確保
職員数の見通し
8
③理想像と目標設定
・理想像
新水道ビジョンの視点「安全」「強靭」「持続」を踏まえた上で、
市民に親しみやすい将来の理想像を設定。
・目標設定
理想像を具現化するため、 各施策に対する目標を設定。
目標は、目標数値や達成時期等を示す。
④実現方策の設定
目標を実現するための方策を設定する
「安全」
安全
通常時及び事故時の水質管理体制の構築等
「強靭」
強靭
施設の耐震化、災害時の応急活動体制の構築等
「持続」
持続
効率的な施設の配置と再構築、料金収入の確保、
人材の確保、水源の安定確保、官民連携等
9
新浜松市上水道事業基本計画の構成(案)
2 施設整備計画
2 施設整備計画
①施設整備の状況と優先順位付け
・水道施設の整備及び耐震化に関する計画と進捗状況
・施設の重要度や老朽度、耐震性能等を考慮した優先順位付け
②施設整備計画
1)施設の縮小・統廃合について
効率性・経済性確保の観点から、安定給水の確保を前提に、
更新時における能力縮小、統廃合について検討する
2)管路を除く施設整備について
・水量、水質を安定して確保できる効率的な水源計画
・耐震診断結果等に基づく今後の耐震化の方針
・アセットマネジメントに基づく老朽化施設の更新時期・費用
3)管路整備について
・配水ブロック化(配水区域を細分化し、震災時や大規模な漏水事故等の際の影響を
エリア内にとどめて、被害の軽減や復旧の迅速化を図る。)
・バックアップ管路
・アセットマネジメントに基づく管路の更新順位付け
10
資料4
平成 26 年度浜松市上下水道事業
上半期決算について(報告)
浜松市上下水道部
水道事業
1 収益的収支
(1)収支状況
公営企業会計制度見直しに伴い、減価償却費見合い分の長期前受金戻入の皆増によ
り収支が改善され、税抜の収支差引が前年度同期比 5 億 4,180 万 3 千円増の 10 億 4,028
万 9 千円となりました。
なお、平成 26 年 4 月の消費税の増税による影響額は、収益的収支で約 5,800 万円と
なりました。
(2)水道料金(税抜=給水収益)
水道事業の基幹収入である水道料金収入は、中部簡易水道の統合による増があった
ものの、昨年度に比べ猛暑日や真夏日が少なかったことにより水需要が減少し、前年
度同期比△9,518 万円、△1.8%減となりました。依然として水道料金、有収水量は減
少傾向であり、厳しい状況が続いています。
(3)供給単価
昨年度に比べ猛暑日や真夏日が少なかったことにより水需要が減少し、前年度同期
比△0.7 円/ 減の 126.2 円/ となりました。
(4)給水原価
減価償却費が前年度同期比 1 億 931 万 6 千円増となった影響が大きく、給水原価は
前年度同期比 2.3 円/ 増の 119.4 円/ となりました。
(単位:千円(税込))
平成26年度
当初予算 A
区 分
水道料金
収 長期前受金戻入
入 その他
収入合計
平成25年度
平成26年度
9月末現在 B 9月末現在 C
対前年増減
(C-B)
執行率
(C/A)
10,865,000
5,405,970
5,409,977
4,007
49.8
1,327,181
-
663,588
663,588
50.0
533,893
104,808
112,663
7,855
21.1
12,726,074
5,510,778
6,186,228
675,450
48.6
人件費
1,523,594
576,842
578,338
1,496
38.0
維持管理費
2,442,187
695,789
657,968
△ 37,821
26.9
受水費
2,551,331
1,245,461
1,267,382
21,921
49.7
減価償却費等
4,424,710
1,988,419
2,097,735
109,316
47.4
643,197
339,517
320,167
△ 19,350
49.8
11,585,019
4,846,028
4,921,590
75,562
42.5
収益的収支差引(税込)
1,141,055
664,750
1,264,638
599,888
110.8
収益的収支差引(税抜)
895,951
498,486
1,040,289
541,803
116.1
給水収益(税抜)
10,060,185
5,148,545
5,053,365
△ 95,180
50.2
給水費用(税抜)
10,967,713
4,749,089
4,782,764
33,675
43.6
80,615
40,561
40,046
△ 515
49.7
支
出
企業債利息
支出合計
有収水量(千
)
供給単価(円/
)
124.8
126.9
126.2
△ 0.7
101.1
給水原価(円/
)
136.1
117.1
119.4
2.3
87.8
1
2
資本的収支
(1)主な事業の実施状況
拡張事業については、配水管布設事業として、西ヶ崎幹線などの幹線布設、中瀬南
部土地区画整理、船明土地区画整理などに伴う配水管布設、給水要望に伴う未給水地
域への配水管布設工事を実施しています。
改良事業については、管路耐震化事業として、南部幹線など基幹管路の耐震化工事、
施設耐震化事業として、堀谷配水池、平山送水ポンプ場の耐震化工事などを進めてい
ます。
また、老朽管更新事業として、老朽化した配水管の布設替えにより漏水、赤水及び
出水不良の解消を図っています。
(2)企業債残高
将来世代に負担を回さないよう企業債残高の削減に取り組んでいる結果、26 年度上
半期末残高は、前年度同期比△3 億 6,522 万 7 千円減の 222 億 5,518 万 3 千円となりま
した。
(単位:千円(税込))
区 分
平成26年度
当初予算 A
平成25年度
平成26年度
9月末現在 B 9月末現在 C
対前年増減
(C-B)
執行率
(C/A)
企業債
570,000
0
0
0
0.0
収 工事負担金
109,229
43,959
52,658
8,699
48.2
加入金
280,191
128,393
121,619
△ 6,774
43.4
入 その他
117,398
6,842
8,375
1,533
7.1
1,076,818
179,194
182,652
3,458
17.0
拡張費
780,784
154,054
158,536
4,482
20.3
支 改良費
3,190,685
142,873
133,189
△ 9,684
4.2
1,693,188
791,305
838,800
47,495
49.5
620,128
5,783
45,814
40,031
7.4
6,284,785
1,094,015
1,176,339
82,324
18.7
資本的収支不足補てん額
5,207,967
914,821
993,687
78,866
19.1
企 業 債 残 高
23,093,983
22,620,410
22,255,183
△ 365,227
96.4
収入合計
企業債償還金
出 その他
支出合計
2
下水道事業
1 収益的収支
(1)収支状況
公営企業会計制度見直しに伴うみなし償却の廃止などにより、減価償却費が 17 億
3,991 万 8 千円増加した一方、減価償却費見合い分の長期前受金戻入の皆増により、収
入・支出ともに規模が大きくなっていますが、収支差引には大きな影響を及ぼしてお
らず、税抜では前年度同期比 6,405 万 3 千円増の 12 億 3,666 万 3 千円となりました。
なお、平成 26 年 4 月の消費税の増税による影響額は、収支合計で約 6,000 万円と
なっています。
(2)下水道使用料(税抜)
下水道事業の基幹収入である下水道使用料は、普及率や水洗化率が向上しているも
のの、水道事業と同様、昨年度に比べ猛暑日や真夏日が少なかったことなどが影響し、
前年度同期比△1 億 1,253 万 5 千円、△2.2%減と引き続き厳しい状況が続いています。
(3)使用料単価
昨年度に比べ猛暑日や真夏日が少なかったことなどよる有収水量の減により、前年
度同期比△0.6 円/ 減の 138.6 円/ となりました。
(4)処理原価
実質減価償却費(減価償却費から長期前受金戻入を控除したもの)が 1 億 3,958 万
8 千円減少したことに伴い汚水処理費が△1 億 723 万 1 千円の減となり、その結果、処
理原価は、前年度同期比△1.0 円/ 減の 108.3 円/ となりました。
(単位:千円(税込))
平成26年度
平成25年度
平成26年度
区 分
当初予算 A 9月末現在 B 9月末現在 C
下水道使用料
10,800,000
5,397,813
5,382,597
5,660,501
2,881,000
2,880,000
収 他会計負担金
長期前受金戻入
3,759,012
1,879,506
入 その他
77,059
27,873
39,607
収入合計
20,296,572
8,306,686
10,181,710
人件費
695,626
254,673
252,908
維持管理費
2,337,726
539,601
617,407
支
1,985,076
967,734
992,538
西遠流域負担金
減価償却費等
10,065,684
3,269,086
5,009,004
出
企業債利息
3,722,207
1,916,082
1,832,586
支出合計
18,806,319
6,947,176
8,704,443
収益的収支差引(税込)
1,490,253
1,359,510
1,477,267
収益的収支差引(税抜)
1,166,036
1,172,610
1,236,663
使用料収入(税抜)
汚水処理費(税抜)
有収水量(千 )
使用料単価(円/ )
処理原価(円/ )
10,000,000
9,034,489
72,443
138.0
124.7
5,140,776
4,035,771
36,923
139.2
109.3
3
5,028,241
3,928,540
36,289
138.6
108.3
対前年増減
執行率
(C-B)
(C/A)
△ 15,216
49.8
△ 1,000
50.9
1,879,506
50.0
11,734
51.4
1,875,024
50.2
△ 1,765
36.4
77,806
26.4
24,804
50.0
1,739,918
49.8
△ 83,496
49.2
1,757,267
46.3
117,757
99.1
64,053
106.1
△ 112,535
△ 107,231
△ 634
△ 0.6
△ 1.0
50.3
43.5
50.1
100.4
86.8
2
資本的収支
(1)主な事業の実施状況
公共下水道事業については、管きょ整備事業として、西遠処理区、三ヶ日処理区、
細江処理区の未普及解消事業、中央浅田幹線管きょ築造工事の合流式下水道改善事業、
中沢幹線管きょ改築工事などの地震対策、安間川左岸排水区雨水幹線管きょ築造工事
ほかの雨水排水対策事業、その他老朽管更新などの事業を進めています。また、施設
整備事業として、中部浄化センター第2ポンプ場自家発電機設備改築などの老朽施設
の改築を進めています。
特定環境保全公共下水道事業については、管きょ整備事業として、西遠処理区、城
西処理区、井伊谷処理区などの未普及解消事業を進めています。また、施設整備事業
として、湖東浄化センター設備改築などの老朽施設の改築を進めています。
(2)企業債残高
建設投資の抑制により引き続き企業債残高の削減に取り組んでいる結果、26 年度上
半期末残高は、前年度同期比△49 億 658 万円減の 1,699 億 3,285 万 3 千円となりまし
た。
(単位:千円(税込))
区 分
企業債
平成26年度
当初予算 A
平成25年度
平成26年度
9月末現在 B 9月末現在 C
対前年増減
(C-B)
執行率
(C/A)
6,669,200
2,458,600
2,608,000
149,400
39.1
824,042
0
0
0
0.0
2,338,497
0
0
0
0.0
281,374
271,930
124,459
△ 147,471
44.2
8,300
0
0
0
0.0
10,121,413
2,730,530
2,732,459
1,929
27.0
建設改良費
5,999,828
339,612
366,458
26,846
6.1
支 流域整備事業費
出 企業債償還金
1,092,500
0
0
0
0.0
10,749,365
5,101,119
5,305,848
204,729
49.4
17,841,693
5,440,731
5,672,306
231,575
31.8
7,720,280
2,710,201
2,939,847
229,646
38.1
177,481,952
174,839,433
169,932,853 △ 4,906,580
95.7
収 出資金
国庫支出金
受益者負担金
入
工事負担金
収入合計
支出合計
資本的収支不足補てん額
企 業 債 残 高
4
資料5
海外研修生受入事業について(報告)
~上水道無収水量管理対策(漏水防止対策)~
浜松市上下水道部
浜松市上下水道部では国際貢献事業の一環として、JICA事業である「上水道無収水量
管理対策(漏水防止対策)」に参画し、10月6日(月)から10日(金)の5日間にかけて、
10か国11名の海外研修生を受入れ、研修を行いました。
1
事業概要
開発途上国から行政官や技術者、研究者等を研修員として日本に招き、上水道の漏水防
止対策(漏水調査・修繕等)に関する研修を実施。
2
実施主体等
実施主体はJICA中部であり、浜松市、名古屋市、豊橋市、三重県が参画し、具体的
な実地研修を担当。
3
事業期間
平成26年度~28年度(3年間)
4
浜松市受入期間(平成26年度分)
10月6日(月)~10日(金)
5日間
※研修全体は、9月23日(火)(来日)から11月1日(土)(離日)まで
5
受入国、人数等
10か国、11名
(モロッコ、ナイジェリア、南スーダン、マラウイ、パレスチナ、ブータン、フィリピ
ン、バングラデシュ、東ティモール、ブラジル)
6
研修内容
日
程
10/ 6(月)
内
容
・浜松市及び浜松市水道事業の概要
(研修生とのディスカッション)
会
場
上下水道部住吉庁舎
(以下「住吉庁舎」という。)
・浜松市の漏水対策の取組み
・市長への表敬
秘書課応接室
・給水装置の概要説明と工事の実演
住吉庁舎・庁舎内研修施設
10/ 7(火)
・漏水探知実地訓練と視察
住吉庁舎内研修施設、市内
10/ 8(水)
・漏水修繕の実地と現場視察
住吉庁舎内研修施設、市内
10/ 9(木)
・簡易ろ過装置設置現場の概要説明と視察
春野上下水道室
10/10(金)
・浄水場施設の視察
大原浄水場
・研修の振り返り(意見交換会)
住吉庁舎
・海外研修生への日本文化(書道)の紹介、 浜松学院高等学校
学生との交流
1
平成 26 年度 JICA 海外研修生受入事業 10.6~10.10
10 月 6 日(月)
10 月 6 日(月)
研修生(11 名)の市長表敬
浜松市の漏水対策の取組紹介(講義)
10 月 6 日(月)上下水道協同組合、
10 月 6 日(月)
ものづくりマイスター西宮氏による実演
漏水事故のない給水装置の実演
10 月 7 日(火)浜松市の紹介
10 月 7 日
横笛のパフォーマンス
漏水探知実地訓練
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庁内研修施設
平成 26 年度 JICA 海外研修生受入事業 10.6~10.10
10 月 7 日
漏水探知現場視察(蜆塚町)
10 月 7 日
漏水探知現場視察(蜆塚町)
漏水探知機を使った実技
漏水探知機を使った実技
10 月 8 日(水)庁内研修施設
10 月 8 日(水)庁内研修施設
漏水修繕の実地
漏水修繕の実地
10 月 8 日(水)
10 月 8 日(水)
漏水修繕現場の視察(蜆塚町)
漏水修繕現場の視察(蜆塚町)
3
平成 26 年度 JICA 海外研修生受入事業 10.6~10.10
10 月 9 日(木)
春野上下水道室
10 月 9 日(木)
春野上下水道室
簡易ろ過装置モデルを使っての説明
実際の簡易ろ過装置の見学
10 月 10 日(金)大原浄水場
10 月 10 日(金)
場内施設の視察
グループ別ディスカッション
10 月 10 日(金)
市民交流(浜松学院高校)
浜松学院高校書道部
10 月 10 日(金)
研修終了
4
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