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1 2016 年度 IVR 学会第 2 回理事会

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1 2016 年度 IVR 学会第 2 回理事会
2016 年度 IVR 学会第 2 回理事会
日 時:2016 年 5 月 25 日(水) 19:00〜21:00
会 場:ウェスティンナゴヤキャッスル 3階
松竹の間
出席者:荒井保明(理事長)、吉川公彦、廣田省三(副理事長)、大須賀慶悟、金澤 右、清末一路、齋藤博哉
田島廣之、谷川 昇、中島康雄、中塚誠之、古井 滋、水沼仁孝、宮山士朗、山門亨一郎(以上理事)、
石口恒男、村上卓道(以上監事)、小笠原、大野(事務局)
欠席者:興梠征典
議事録案
審議に先立ち、第 45 回 IVR 学会総会石口大会長より挨拶。
1.前回理事会議事録確認
①議事録の最終確認。
②前回審議した事項の進捗状況についての補足。
a.技術教育セミナー小委員会の強化について(大須賀)
学会主催のセミナーとしてクオリティを担保するため、次の通り小委員会で審議・決定した。
・テーマの選定
専門医カリキュラムに基き、3 年間で一巡する目安で手技をベースに選定する。
対象はカリキュラムのランクに応じて初級、中上級とする。
・コーディネーターの選出と役割
専門分野項目を整備し、代議員へのアンケートを行う。アンケート結果と web 症例数、執筆論
文を参考に専門家集団のプーリングを行い、コーディネーターを選出する。
コーディネーターはセッションを構成し、講師を推薦する。
・講師の選定
コーディネーターのセッション案を小委員会と担当理事でチェックした後、理事会に提案す
る。承認後、講師に依頼をかける。
講師は IVR 専門医相当とする。非会員については小委員会と担当理事で適任であるか審
査する。
・小委員会の構成
メンバーは担当理事の責任において選出する。これまでは代議員の希望を基に重複を避け
て委員を決定していたが、場合によっては理事の判断で例外規定の適応も必要である。
b. ガイドラインの英文化について(谷川)
投稿する英文誌は JIVR 誌に決定した。IVR 診療に関するガイドラインが完成するので、投稿の準備
を進める。
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c. 広報・渉外委員会(興梠)
・卒前教育アンケートの公表について
5/27 の委員会で最終的に報告書を確定する予定。石口大会長が今回講演の中で取り上げ
るため、データの一部を提供した。秋季大会での発表について、中島大会長に相談中。
・IVR 名称普及率アンケート
委員会でアンケートの具体的な内容について担当者が報告する。
・IVR の歴史教育ビデオ作成
見積もり内容を委員会で検討する。
パワーポイントに、ナレーションと BGM のみで動画編集・・・30 万円~40 万円
ナレーションのみ・・・20 万円~
・HP の英文化
理事長と相談しながら進めている。
・学会の歴史、活動内容の掲載(吉川)
歴史に関する資料をまとめている。
・IVR 手技実施可能施設についての情報公開(中島)
IVR 学会員が大半を行っている手技と救急疾患に関する手技に絞って進めていく。
d. 薬事委員会
・ニーズ検討会のヒヤリング(荒井)
ラジオ波と凍結の適応拡大を申請した。ヒアリングも実施され作業が進んでいる。
・二酸化炭素の添付文書改訂の交渉(荒井)
想定以上に難題であり、引き続き交渉方法を調査中である。
e. 日医放会告の「IVR 放射線関連」の「IVR 領域」への文言変更提案(金澤)
日医放に対応を依頼する。
f. 日本医学会の申請却下に関する情報について
日本医学会の議事録で状況を確認し、検討する。(中島)
3.2019 年大会長応募について
興梠理事 1 名より応募があり、既に理事メール審議で大会長に決定している。明日開催の代議員会で報
告する。
4.2017~2019 代議員選挙について
①選挙管理委員が次の通り決定した。明日委員会を開催し、選挙に関する詳細を決定する。
地 区
選挙管理委員
北日本
作原 祐介
所 属
北海道大学病院
2
関東
委員長
中島 康雄
聖マリアンナ医科大学
中部
太田 豊裕
愛知医科大学
関西
山口 雅人
神戸大学
中国四国
馬場 康貴
広島大学
九州
池田 理
熊本大学
②代議員選挙、理事・監事選挙について日程を確認した。
5. 2016 年度定時代議員会開催について
日 時 : 2016 年 5 月 26 日(木) 18:00 ~ 19:00
会 場 : 第 45 回 IVR 学会総会 第 5 会場 →第 2 会場に変更予定
ホテル ウェスティン ナゴヤ キャッスル 金の間→星雲の間(東)に変更予定
議事進行と担当を確認した。
理事長挨拶
議事進行:理事長
【議 題】
1)理事重任について(中島)
2)定款変更の確認と理事任期とについて(中島)
3)2015 年度事業報告について(中島))
4)2015 年度収支決算報告について(金澤)
5)監査報告(石口)
6)2016 年度事業計画について(中島)
7)2016 年度収支予算について(金澤)
8)代議員選挙について(中島)
9)第 48 回日本 IVR 学会総会(2019 年開催)会長について
10)代議員からの提案、質問事項、その他
提案・質問は届け出がなかった。
6.各委員会報告ならびに審議について
1)編集委員会(吉川)
①編集委員会報告
a.投稿論文の状況について
現在の状況
・AE査読中 1編(原著論文)
・再投稿待ち 1編(症例報告)
b. 和文誌について
3
・査読中 1編(症例報告)
ア)2016年の特集テーマが次の通り報告された。
2016(Vol.31)
No.1 IVR 医が知っておきたい動物実験の知識
No.2 ハイブリット手術室システムの臨床応用→「臨床」は不要との意見が附され、削除
することになった。
No.3 子宮筋腫の UAE Update
No.4 閉塞性動脈硬化症の IVR up-to-date
・今後和文誌は教育と情報提供の内容を充実していく。
新企画が次の通り報告された。
・学会便りの公募
・留学体験記を募集
・施設紹介
編集委員の在籍する修練施設から始める。2016 年 Vol.31No.3 より掲載予定。
単なるコマーシャルにならないように注意が必要である、との意見が附された。
・准会員向けの企画として、INE 試験問題解説掲載が提案され、メディカルスタッフ委員会で
検討する。(担当:齋藤)
イ)広告料金設定を変更し、掲載数の増加を目指す。
表4 270,000 円→200,000 円
本文
60,000 円→ 80,000 円
表2、3は 150000 円で変更なし
・和文誌が会員の情報交換の場となるため、広告掲載のメリットがある旨を記載した趣意書を作
成し、新規企業へ配布する。
c.優秀論文賞について
ア)2015年度の受賞者は次の通りである。
○応募論文(応募数 2 編)
高山 勝年(八尾総合病院)
Effect of pitavastatin on preventing ischemic complications with carotidartery stenting: a
multicenter prospective study--EPOCH-CAS study.
Cardiovascular and Interventional Radiology (CVIR) (37 巻 6 号, 1436-1443 頁, 2014 年)
○掲載論文(対象 2 編)
金森 大悟(関西労災病院)
組織欠損を有する重症下肢虚血に対する血管内治療の長期成績
Long-term outcomes following endovascular therapy for critical limbischemia with tissue loss .
IVR 会誌 29:382-386, 2014
イ)優秀論文賞に関する提案
4
・IVR 掲載論文は選考対象を 45 歳未満とすることが提案され、承認された。
・現在 IVR 会誌掲載論文から 1 編、IVR に関連した論文から 1 編を表彰している。Interventional
Radiology からも 1 編表彰してはどうか、との提案があり、承認された。
・現在富士製薬工業より 30 万円の共催を得て費用に充てていることから、増額を依頼する。
(担当:荒井)
・修練施設に案内して周知を図る。
②英文ジャーナル委員会報告
a. 投稿状況:現在までに 12 編の投稿があり、内 8 編が採用となっている。
b. J ステージへの登載が 2016 年 12 月以降なので、それまでに発行される号はジャーナル HP にて公
開する。
c. 次の提案があった。
【提案1】日本 IVR 学会で作成したガイドラインは、英訳して Interventional Radiology に掲載する。英訳費用
は学会で負担する。
→検討の結果、承認された。
【提案2】IVR 会誌に掲載された特集の中から、より広く読まれるべき内容の論文を英訳し、Interventional
Radiology に掲載する。英訳の費用は学会で負担する。
→法的倫理的問題について調査を行い、その結果を受け引き続き審議する。(担当:清末)
d. 一般企業の広告掲載について(田島)
三菱東京 UFJ 信託銀行より会誌への広告とバナー広告依頼があり、掲載見本が提示された。
医療関連企業からの広告が減少する状況であることを踏まえ、一般企業の広告掲載受け入れについ
て検討した。まずは編集委員会で検討し、理事会へ報告することになった。(担当:吉川)
2)学術・教育委員会(大須賀理事)
①技術セミナー
・2016 年の概要が報告された
・2017 年技術セミナーテーマと講演内容が提案され、承認された。ハンズオンは行わず、動画等を
使った講義とする。シラバスは作成するが、広告は掲載しない。事務局より講師依頼を発送する。
②用語集について
各分野で完成間近であることが報告された。紙媒体での発行予定をいったん HP 掲載のみとしたが、
改めて学会誌付録での掲載が提案され、承認された。
3)ガイドライン委員会(谷川理事)
①ガイドライン作成に関する特集企画の提案
今後構造化アブストラクトのために膨大な論文を読む作業が発生する。学会員の協力が必要になるので、IVR 会
5
誌にガイドラインに関する特集を組み、学会員の理解を深めたいとの要望が出された。ガイドライン委員会で企画
担当委員と各論執筆者を決定し、事務局に報告することとした。
②ガイドラインの成果に関する調査実施が提案され、ガイドライン委員会で検討することになった。調査結果は総会
で取り上げることや、利用率等の調査によりガイドラインのチェックが進むといった意見が出された。
4)広報・渉外委員会(興梠・荒井代読)
・4 月 16 日開催の広報委員会議事録が提示された。
5)倫理委員会(齋藤理事)
今学会総会中に初めて倫理講習会を開催し、参加者には出席証明書を発行する。会員にはいずれ専門医
受験や更新に必要になる旨のアナウンスを事前に行った。
6)健保委員会(水沼理事)
①平成 28 年度診療報酬改定について次の通り報告された。
放射線科領域抜粋
○増点項目:
(点)
K615 血管塞栓術
1 止血術
2 選択的動脈化学塞栓術
3 その他
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術
19,260→23,110 (120%)
18,220→20,040 (110%)
16,930→18,620 (110%)
20,540→22,590 (110%)
* 一般病棟用の重症度、医療・看護必要度に係る評価票 C 手術等の医学的状況 22 救命等に係る
内科的治療(2 日間)①経皮的血管内治療に算定される
** ちなみに那須赤十字病院では K615,K616 で年間 250 万円増
○(新)検査・画像情報提供加算(診療情報を加算として評価)
提供側
イ 退院患者の場合
ロ その他の患者の場合
200 点
30
非提供側
電子的診療情報評価料
30
○材料関係:
リピオドール薬価の値上げ
\4947→\7421
②平成 30 年度改定に向けた要望項目アンケート依頼(案)と今後のスケジュール
平成 28 年
6 月 緊急要望提出
6
新設・改正・材料要望項目アンケートの依頼
新設 8 項目、改正 5 項目、材料 3 項目
新設を減らし改正を増やすべきという意見が出たため変更。
例年は新設 8 項目、改正 5 項目、材料 3 項目だった。
改正に関する追補
廃止は「廃止シート」に記入し、改正 5 項目にはカウントしない
新規特定保健医療材料等により新設される項目の点数の提案
平成 30 年改定まで既存項目を準用して算定する材料に関わる点数
11 月 30 日 新設・改正・材料要望項目アンケートの締切
平成 29 年
4 月上旬 新設・改正・材料 要望項目 要望書作成説明会
改正項目について、外保連試案 2016 のページ数を記入するよう変更される予定
4 月下旬 新設・改正・材料 要望項目 要望書締切
今回通らなかった TIPS、BRTO、血管奇形塞栓術について、ロードマップをきちんと決めるため資料
を作成し、薬事委員会に報告する(担当:水沼)。資料を基に情報収集を行う(担当:荒井)。
③副腎静脈サンプリング樹形図見直しについて
誤った解答を是正するため外保連実務委員会として疑義解釈文書を出す
④診療報酬改定歴史について
学会員に周知するために、簡単な説明をつけて IVR 会誌に掲載する。
⑤外保連報告
今年症例の全体集計を行う。IVR学会は 2015 年分の術式登録で手術時間、人数の解離がないか確認して
提出する。IVR 学会は web 登録を元に作業を行う。
7)薬事委員会(田島)
①浅大腿動脈ステントグラフトガイドラインの策定
バイアバーンが保健償還されるにあたり脈管学会から提案があり、承認した。
・管理委員会構成学会
日本血管外科学会、日本 IVR 学会、日本心血管インターベンション治療学会、
日本脈管学会
・実務担当:吉川
②ニーズ検討会選定品目に係る要望学会の見解について
厚労省より次の 3 点についてニーズ選定取下げ確認の連絡があり、了承した。
・オリンパステルモバイオマテリアル株式会社の平成 19 年2月選定「骨粗鬆症性椎体圧迫骨折等に用い
7
る骨セメント:OSTEOPAL V」
・株式会社テルモ・クリニカル・サプライの平成 20 年7月選定「血管血栓用ビーズ」
・株式会社パイオラックスメディカルデバイスの平成 20 年7月選定「消化管狭窄に対するステント:
SX-ELLA Stent Pyloroduodenal/Colorectal (Enterella)」
③血管損傷に対する末梢血管用ステントグラフト VIABAHN の適正使用指針
前回理事会で確認した指針案に、関連学会からの意見を反映した最終案が提示された。現在、外傷学会、
心臓血管外科学会に確認中である。
8)専門医制度委員会(廣田副理事長)
①IVR 専門医試験について
試験実施日程
日 時:2016 年 11 月 13 日(日)
会 場:サンメンバーズ東京新宿 新宿ワシントンホテル
②IVR 専門医更新について
・2015 年度 専門医更新対象者 89 名
認定更新 88 名
猶予申請 1 名
・2014 年度更新猶予者 2 名 全員が認定更新
・2012 年度書類提出待ち 1 名 提出があり更新認定済み
③専門医受験資格について
2017 年度より修練施設での研修 2 年が必修化される。受験資格を満たさない会員については受験前に
申請してもらい、個別に検討する。
④症例 web 登録が新規修練施設認定でも利用できるように対応する。
⑤IVR 専門医更新単位認定について
2 件の研究会より申請があり、1 件が認定された。
9)国際委員会(山門)
① APSCVIR
a. APCCVIR2016 (12 回 APSCVIR meeting)
・4 月 21-24 日に蘇州で開催され、松井修先生が Gold-Medal を受賞された。
b. EC meeting(4 月 20 日)
シンガポールでの法人登録に際し、各参加国から 10 名の会員登録がされ組織編成が進んでいる。
会費の徴収も決定した。
役員
Past-president: Tan Bien Soo
President: Gao-Jun Teng
Present-elect: Andrew Holden
・JSIR より会計担当役員を出してほしいとの要請があった。APCCVIR2020 のプレジデントになる可能性
が高い。廣田、山門、荒井で検討の上指名し、8 月 27 日の新メンバー会議で報告することになった。
c.APSCVIR2018 (13 回 APSCVIR meeting)
8
2018 年 3 月 8-11 日 Auckland, New Zealand
d. Inaugural General Meeting
8 月 27 日 Malaysia
②SIRAP 10 月 28-30 日
ホームページが立ち上がり、IVR 学会 HP とリンクする。理事への協力要請があった。
③APCIO2017
2017 年 8 月 25~27 日 ニューデリーで開催される。大会長の要請で、ロゴの提供等の協力を行うことを承認
した。
10)防護・安全委員会(石口)
①医療放射線防護連絡協議会 理事推薦について
協議会の役員任期が終了となるが、古井理事が継続し、来年 IVR 学会の新理事が決まった段階で交
代する。
②IVR の DRL 調査の経緯
IVR 手技の被ばく量調査を他団体と連携して進めている。調査内容の詳細が説明された。実施時期は
未定。
③ポスター防護の要点
IAEA ポスターの和文版(患者用、医療従事者用)を作成し HP に掲載している。ダウンロードして利
用可能である。
7.その他
1)2017 年第 46 回 IVR 学会総会について(金澤大会長)
会 期:2017 年 5 月 18 日(木)~20 日(土)
会 場:岡山コンベンションセンター (JR 岡山駅隣接施設)
テーマ:「夢を力に」 ( Power of Dreams )
45 回学会総会中、会場内で案内ビデオを流す予定である。
2)JSIR&ISIR2018(第 47 回 IVR 学会総会)について(田島大会長)
会 期:2018 年 5 月 31 日(木)~6 月 2 日(土)
会 場:グランパシフィック LE DAIBA
ホテルの名称が変更になる予定。
8.次回理事会開催予定
7 月 22 日(金) 17:00~20:00 品川周辺を予定
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